JP2003284099A - 映像情報信号記録媒体及び映像表示装置 - Google Patents

映像情報信号記録媒体及び映像表示装置

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JP2003284099A
JP2003284099A JP2002082000A JP2002082000A JP2003284099A JP 2003284099 A JP2003284099 A JP 2003284099A JP 2002082000 A JP2002082000 A JP 2002082000A JP 2002082000 A JP2002082000 A JP 2002082000A JP 2003284099 A JP2003284099 A JP 2003284099A
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video
eye
image signal
video signal
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JP2002082000A
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Taro Endo
太郎 遠藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザーがなんら設定をすることなしに、記録
媒体に記録された映像信号に対応した正しい3次元映像
を表示可能な映像表示装置を提供する。 【解決手段】右眼用画像信号と前記左眼用画像信号の任
意の位置に、それぞれ画像上の表示位置が異なるように
識別用映像信号を配置した3次元映像信号から、識別用
映像信号を検出する検出手段(輝度比較回路23)と、
検出された識別用映像信号に基づいて、右眼用画像信号
と左眼用画像信号とを判別する判別手段(演算処理回路
24)と、この判別手段での判別結果に基づいて、右眼
用画像信号を右眼に対応した表示装置に表示し、左眼用
画像信号を左眼に対応した表示装置に表示するように、
映像表示を設定する映像表示設定手段(映像表示設定装
置25)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像情報信号記録
媒体及び映像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本国内の規格であるEIAJ CPR
−1204では、NTSC映像信号における輝度信号の
垂直ブランキング期間(Vertical Blanking Interval:
VBI)(図9参照)の特定ラインの有効映像部分に、
70IREのレファレンス信号(Ref)と振幅70I
RE又は0IREで表わされる20ビットのデジタル信
号を配置し、この20ビットのデジタル信号を識別信号
としてコード化して伝送するようになっている。図10
(a)はこのような識別信号の波形を示している。
【0003】また、上記識別信号のコードの割り付けは
以下のようにして行なわれる。すなわち、20ビットの
デジタル信号は、図10(b)に示すように、WORD 0 =
2ビット、WORD 1 =4ビット、WORD 2 =8ビット、CR
CC=6ビット、で構成される。WORD 0 にはアスペク
ト比に関する情報が記録され、WORD 1 はWORD 2 で伝送
する16種類の情報を示すヘッダーになっている。ま
た、WORD 2にはWORD 1で指定された項目の情報が記録
される。
【0004】WORD 1 の4ビットが“0100”になっ
ている場合には、WORD 2は3次元情報であることを示
し、この場合のデータ形式は図11に示すごとく決めら
れている。図11に示すように、ビット7,8,9の3
ビットの“0”、“1”の組み合わせにより、種々の3
次元信号形式が定められている。
【0005】ビット14は同期のためのビットであり、
信号形式がフィールド順次であるときには、フレーム毎
に“0”と“1”を繰り返す。
【0006】このように、EIAJ CPR−1204
では、輝度信号の垂直ブランキング期間に重畳された3
次元情報に基づいてL、Rの情報を区別し、Lの信号は
L側の映像表示に表示し、Rの信号はR側の表示装置に
表示するようになっている。
【0007】また、特開平7−13544号公報は、入
力された映像信号の垂直ブランキング期間に対応する信
号の所定ラインを取り出し、コンパレータにより所定パ
ルスの付加の有無を検出して二次元映像信号と三次元映
像信号とを判別することを開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、国内外
の現状の3次元映像ソフトは、偶数フィールドにL側の
信号、奇数フィールドにR側の信号が配置されているも
のと、それとは逆に偶数フィールドにR側の信号、奇数
フィールドにL側の信号が配置されているものとが混在
している。
【0009】また、国内外の市場に存在する映像再生装
置のなかには、記録媒体に記録された奇数フィールドの
映像信号を偶数フィールドに、偶数フィールドの映像信
号を奇数フィールドに誤って配置して出力するものが存
在している。
【0010】これらの状況により、3次元映像を表示す
る装置においては、たとえEIAJCPR−1204で
規定された方式の3次元情報を利用していたとしても、
正しくLの信号をL側の表示装置に表示し、Rの信号を
R側の表示装置に表示することが困難になっている。
【0011】また、供給される信号によらず、2Dと3
次元の動作モードの切り替えと、偶数フィールドと奇数
フィールドの映像を左右に配置された表示装置のどちら
に表示させるかの設定を、スイッチで行う方式が提案・
商品化されている。しかし、これでは設定をユーザーの
判断で行うことになり、正しい表示を行う保証がされな
い。
【0012】また、供給される信号によらず、2Dと3
次元の動作モードの切り替えと、偶数フィールドと奇数
フィールドの映像を左右に配置された表示装置のどちら
に表示させるかの設定を、基板上に配置されたジャンパ
ー線の設定で行う方式が提案、商品化されているが、こ
のような装置ではユーザーが設定を変更することができ
ない。
【0013】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、ユーザーが
なんら設定をすることなしに、記録媒体に記録された映
像信号に対応した正しい3次元映像を表示可能な映像情
報信号記録媒体及び映像表示装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は映像情報信号記録媒体であって、3
次元映像信号中の右眼用画像信号と左眼用画像信号の任
意の場所に、それぞれ画像上の表示位置が異なる様に識
別用映像信号が配置される。
【0015】また、第2の発明は、右眼画像信号と左眼
画像信号とを含む3次元映像信号を表示する映像表示装
置であって、前記右眼用画像信号と前記左眼用画像信号
の任意の位置に、それぞれ画像上の表示位置が異なるよ
うに識別用映像信号を配置した3次元映像信号から、前
記識別用映像信号を検出する検出手段と、検出された前
記識別用映像信号に基づいて、右眼用画像信号と左眼用
画像信号とを判別する判別手段と、この判別手段での判
別結果に基づいて、前記右眼用画像信号を右眼に対応し
た表示装置に表示し、前記左眼用画像信号を左眼に対応
した表示装置に表示するように、映像表示を設定する映
像表示設定手段とを具備する。
【0016】また、第3の発明は、第2の発明におい
て、前記映像表示装置が、インターレース映像信号を利
用したフィールド順次方式の3次元映像を表示するもの
であり、入力された3次元映像信号の輝度レベルを検出
する輝度検出回路と、奇数フィールドと偶数フィールド
それぞれの水平同期信号と、各フィールドにおける前記
輝度検出回路からの出力信号との間の時間を計測するタ
イミング測定回路とを具備し、前記タイミング測定回路
によるタイミング測定は、装置起動後の一定の期間、前
記3次元映像信号が入力された後の一定の期間、前記3
次元映像信号の同期信号の状態が特定のある条件を満た
したことを検出した後の一定期間、あるいはユーザーに
よって指定される期間において、各フィールド内におけ
る、設定された指定の水平同期期間について実行され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、本実施形態の映像表示装置
の概略を説明する。本実施形態では、インターレース映
像信号を利用したフィールド順次式3次元映像を表示す
る頭部装着型表示装置において、表示装置に入力された
映像信号が2次元映像信号であるか3次元映像信号であ
るかの判別と、入力された映像信号が3次元信号である
場合において、奇数フィールドの信号と偶数フィールド
の信号が、それぞれ左右どちらの映像に対応したもので
あるかを判別し、自動的に正しい3次元映像を左右2つ
の表示装置に表示させるものである。このような方法に
より、ユーザーがなんら設定をすることなしに、記録媒
体に記録された映像信号に対応した正しい3次元映像を
表示することができる。
【0018】以下、図面を参照して、本発明の実施形態
を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の映像表示装置が適用され
る頭部装着型映像表示装置104により表示される映像
信号を供給可能な映像再生装置として、携帯型パーソナ
ルコンピュータ100、携帯型DVDプレーヤ101、
ゲーム機102、DVDプレーヤ103が選択的に接続
されることを示すシステム構成図である。携帯型パーソ
ナルコンピュータ100により再生される映像信号を記
録する記録媒体としてHDDやPCカード、小型メモリ
カードがある。また、携帯型DVDプレーヤ101によ
り再生される映像信号を記録する記録媒体としてDVD
ディスクがある。また、ゲーム機102により再生され
る映像信号を記録する記録媒体としてディスクがある。
また、DVDプレーヤ103により再生される映像信号
を記録する記録媒体としてビデオテープやDVDデッキ
がある。
【0020】また、図示しないが、携帯電話やデジタル
カメラに内蔵された小型のメモリに格納された動画像を
再生して表示することも可能である。さらに、映像表示
装置(図1では頭部装着型映像表示装置104)単体が
再生機能を備え、小型メモリカードや内蔵メモリに格納
された映像信号を再生する構成も考えられる。
【0021】また、映像表示装置として、図1に示すよ
うな頭部装着型の映像表示装置104に限定されず、図
2に示すような双眼鏡型の映像表示装置105であって
もよい。
【0022】以下に、上記したような記録媒体に記憶さ
れる本実施形態の3次元映像信号の作成方法について説
明する。概して映像信号は、輝度の低い黒い映像の情報
は低い電圧で、輝度の高い白い映像の情報は高い電圧で
記録されるが、本実施形態では、奇数フィールドと偶数
フィールドそれぞれに、人間の目の左右の視差量に対応
した輝度差のある映像信号を識別用映像信号として記録
するようにする。すなわち、例えば図3(a)に示すよ
うに、黒い背景10の直前に配置された白い物体11の
映像信号位置は、左眼に表示するべき映像信号と、右眼
に表示するべき映像信号のそれぞれが、2つの表示装置
の中心方向にずれた状態で記録される。従って、この場
合の人間の左眼及び右眼に対応する画像はそれぞれ図3
(b)に示すようになり、その信号波形は、図3(c)
に示すようになる。
【0023】このように、本実施形態では、右眼用画像
信号と前記左眼用画像信号の任意の位置に、それぞれ画
像上の表示位置が異なるように識別用映像信号が配置さ
れる。
【0024】図4は、図1で説明した映像表示装置10
4の内部構成を示すブロック図である。例えば、携帯型
DVDプレーヤ101が接続されている場合、図3
(b)、(c)による3次元映像信号が記録されたDV
Dディスクであり、これに記録された映像信号は、携帯
型DVDプレーヤ101によりインターレース映像信号
に変換され、映像信号伝送ケーブルを介して映像表示装
置104に入力される。
【0025】入力された映像信号は、ビデオバッファ2
0により分配され、Y/C分離回路21と、同期分離/
フィールド判別回路22と、LCDドライバ回路26に
入力される。
【0026】LCDドライバ回路26は、後述する演算
処理回路24の制御のもとに、入力されたインターレー
ス映像信号を、LCD表示装置で表示可能な信号に変換
し、左右に対応する2つのLCD表示装置(右眼用LC
D27、左眼用LCD28)への出力を行う。このと
き、インターレース映像信号に重畳して表示すべき文字
データ(OSD)を演算処理回路24から受け取ってい
るときには、同様にして右眼用LCD27、左眼用LC
D28に出力する。
【0027】また、LCDドライバ回路26は、入力さ
れたインターレース映像信号の奇数フィールドの表示開
始タイミング信号(VST)と偶数フィールドの表示開
始タイミング信号(XVST)を映像表示設定装置25
に出力する。
【0028】映像表示設定装置25は、図5に示すよう
に、2つのマルチプレクサ回路25−1,25−2で構
成され、LCDドライバ回路26より出力される奇数フ
ィールドの表示開始タイミング信号(VST)と偶数フ
ィールドの表示開始タイミング信号(XVST)とが入
力される。そして、後述する演算処理回路24より供給
される2bitの制御信号(SEL0,SEL1)に基
づいて、2つのLCD表示装置(右眼用LCD27、左
眼用LCD28)へ送信する表示タイミング信号(VS
L,VST R)の切り替えを行う。
【0029】図6は、映像表示設定装置25に入力され
る2つの制御信号(SEL0,SEL1)と、2つのL
CD表示装置(右眼用LCD27、左眼用LCD28)
へ出力される表示開始タイミング信号(VST L,V
ST R)との関係を表で表わしたものである。
【0030】また、Y/C分離回路21は、入力された
インターレース映像信号を輝度信号(Y)と色信号
(C)に分離して、このうち輝度信号(Y)を輝度比較
回路(識別用映像信号検出手段)23に出力する。
【0031】輝度比較回路23は信号比較器23−1か
ら構成され、入力された輝度信号と基準電圧(Vre
f)の比較を行い、比較結果を出力する。ここで基準電
圧(Vref)は、通常、黒の映像信号レベルに対して
は十分大きく、白の映像信号レベルに対しては低い値に
設定されている。したがって、白100%に近い信号が
表示されるタイミングで信号比較器23−1の出力信号
(CO)が演算処理回路(右眼用/左眼用画像信号判別
手段)24に出力される。
【0032】また、同期分離/フィールド判別回路22
は、入力されたインターレース映像信号から垂直同期信
号(VD)と、水平同期信号(HD)とを分離するとと
もに、入力されたインターレース映像信号の奇数フィー
ルドと偶数フィールドそれぞれの期間を判別したフィー
ルド判別信号(FD)を演算処理回路24へ出力する。
【0033】なお、輝度比較回路23と演算処理回路2
4とは映像信号判別回路30を構成する。
【0034】以下に、図4及び図7を参照して、検出さ
れた映像信号が2つのLCD表示装置(右眼用LCD2
7、左眼用LCD28)に表示されるまでの手順を説明
する。演算処理回路24では、例えば携帯型DVDプレ
ーヤ101により再生が開始されたDVDディスクの映
像信号が検出されると(ステップS1)、最初の垂直同
期信号(VD)の検出から所定の時間を計測するまで待
機し(ステップS2)、その後、タイミング測定を開始
する(ステップS3)。
【0035】ここでのタイミング測定は、装置起動後の
一定の期間、映像信号が入力された後の一定の期間、映
像信号の同期信号の状態が特定のある条件を満たしたこ
とを検出した後の一定期間、あるいはユーザーによって
指定される期間において、奇数と偶数それぞれのフィー
ルド内における、設定された指定の水平同期期間につい
て実行される。このように、信号の状態が安定したこと
が確実になった後に、タイミング測定を開始することに
より、より正確な測定結果が得られる。
【0036】ユーザーによるタイミング測定の期間の指
定は、例えば、図4に示すスイッチ29を操作して行な
うことができる。
【0037】演算処理回路24は、指定したnラインに
おける奇数フィールドの映像信号の水平同期信号から、
同じフィールド中に存在する最初の輝度比較回路出力パ
ルスまでの時間(To)と、指定したn+1ラインにお
ける偶数フィールドの映像信号の水平同期信号から、同
じフィールド中に存在する最初の輝度比較回路出力パル
スまでの時間(Te)を計測する。
【0038】次に、演算処理回路24は、Toの値が安
定しているかどうかを判断し(ステップS4)、まだ安
定していない場合にはステップS2に戻り、安定してい
ると判断された場合にステップS5に進む。ステップS
5において演算処理回路24は、計測したToとTeを
用いて下記の演算を行う。
【0039】T=To−Te 次に演算処理回路24は、上記演算により得られたTの
値の大小を判別し(ステップS6)、その結果に応じて
以下の処理を行なう。すなわち、Tが正の値a以上の場
合には、奇数フィールドに記録された信号が左眼に表示
されるべき信号で、偶数フィールドに記録された信号が
右眼に表示されるべき3次元映像信号であると判定す
る。この場合には、VST_L=VST、VST_R=
XVSTとし(ステップS9)、2つの制御信号(SE
L0,SEL1)をSEL0=1,SEL1=0に設定
して、映像表示設定装置25へ出力する。
【0040】映像表示設定装置25では、制御信号SE
L0、SEL1により設定されるVST R,VST
Lの信号を右眼用LCD27と左眼用LCD28に出力
する。これにより、奇数フィールドに記録された映像信
号が左眼に、偶数フィールドに記録された映像信号が右
眼に3次元表示される(ステップS10)。
【0041】また、演算処理回路24での演算におい
て、Tが負の値b以下の場合には、奇数フィールドに記
録された信号が右眼に表示されるべき信号で、偶数フィ
ールドに記録された信号が左眼に表示されるべき3次元
映像信号であると判定する。この場合には、VST_L
=XVST、VST_R=VSTとし(ステップS
7)、2つの制御信号(SEL0,SEL1)をSEL
0=0,SEL1=1に設定して、映像表示設定装置2
5へ出力する。
【0042】映像表示設定装置25では、制御信号SE
L1、SEL2により設定されるVST R,VST
Lの信号を右眼用LCD27と左眼用LCD28に出力
する。これにより、奇数フィールドに記録された信号が
右眼に、偶数フィールドに記録された信号が左眼に3次
元表示される(ステップS8)。
【0043】また、演算処理回路24での演算におい
て、Tがaよりも小さくbよりも大きい場合には、入力
された映像信号は2D映像の信号であると判定する。こ
の場合には、VST_L=VST、VST_R=VST
とし(ステップS11)、2つの制御信号(SEL0,
SEL1)をSEL0=0,SEL1=0に設定して、
映像表示設定装置25へ出力する。
【0044】映像表示設定装置25では、制御信号SE
L1、SEL2により設定されるVST R,VST
Lの信号を右眼用LCD27と左眼用LCD28に出力
する。これにより、通常の2Dインターレース映像が右
眼用LCD27と左眼用LCD28に2次元表示される
(ステップS12)。
【0045】上記の映像信号の自動判別機能は、映像信
号が入力される間、指定された周期で実行され、演算処
理回路24にて演算されたTの値が一定期間安定して変
化した場合には、再度映像信号の判定を行い、その結果
を制御信号として出力する。また、演算処理回路24に
より計測されたToあるいはTeの値が測定できない
か、安定しない場合には、演算処理回路24から出力さ
れる制御信号の変更を行わず、DVD初期画面にて設定
した表示制御状態を保持する。
【0046】図8は、各フィールドに配置される映像信
号の信号タイミングについて説明するための図である。
ここでは、図8(a)に示すように、奇数フィールドに
左眼用映像、偶数フィールドに右眼用映像が配置される
場合について説明する。演算処理回路24は、輝度信号
(図8(b))が検出されると、指定したnラインにお
ける奇数フィールド(図8(e))の映像信号の水平同
期信号(HD)(図8(d))から、同じフィールド中
に存在する最初の輝度比較回路出力パルス(図8
(c))までの時間(To)と、指定したn+1ライン
における偶数フィールド(図8(e))の映像信号の水
平同期信号(HD)(図8(d))から、同じフィール
ド中に存在する最初の輝度比較回路出力パルス(図8
(c))までの時間(Te)を計測する。
【0047】図8に示すような信号タイミングの場合に
は、T=To−Teは、T≧aを満たすので、奇数フィ
ールドに記録された映像信号が左眼に、偶数フィールド
に記録された映像信号が右眼に3次元表示される。
【0048】なお、上記した実施形態から以下のような
構成の発明を抽出することができる。
【0049】1. 左右眼に対応した2つの表示装置を
持つ、インターレース映像信号を利用したフィールド順
次方式3次元映像を表示することが可能な映像表示装置
において、入力された映像信号の輝度レベルが、設定さ
れたレベルよりも大きくなることを検出する輝度比較回
路と、上記輝度比較回路を用いて、奇数フィールドと偶
数フィールドそれぞれの水平同期信号と、それぞれのフ
ィールドの輝度比較回路からの出力信号との間の時間を
計測するタイミング測定手段と、上記タイミング測定手
段により計測される、奇数と偶数それぞれのフィールド
の水平同期信号と輝度比較回路からの出力信号との間の
時間の演算を行い、この2つの時間のどちらが長いか、
あるいはほぼ等しいかの判定を行い、結果を2bitの
制御信号として出力する演算処理回路からなる左右映像
信号判定回路と、上記演算処理回路より出力される制御
信号により、左右2つの表示装置の表示タイミングを制
御する信号を切り替え、奇数フィールドと偶数フィール
ドから成る1つのフレームの画像を2つの表示装置に同
じタイミングで表示させる2Dモードと、奇数フィール
ド画像を左眼に対応した表示装置に表示し、かつ偶数フ
ィールドを右眼に対応した表示装置に表示させる3次元
モードと、奇数フィールド画像を右眼に対応した表示装
置に表示し、かつ偶数フィールドを左眼に対応した表示
装置に表示させる3次元モードの3つの表示モードに切
り替える映像表示設定装置によって構成される、ことを
特徴とする映像表示装置。
【0050】2.上記映像表示装置に映像信号を供給す
る映像再生装置に使用する、映像信号を記録した光ディ
スクや磁気テープなどの記録媒体であり、映像信号とし
て任意の時間位置に、奇数フィールドと偶数フィールド
それぞれに人の右眼と左眼の視差量に対応した輝度差の
ある映像を配置した信号が記録されたことを特徴とする
記録媒体。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザーがなんら設定
をすることなしに、記録媒体に記録された映像信号に対
応した正しい3次元映像を表示することが可能になる。
【0052】また、本発明によれば、信号の状態が安定
したことが確実になった後に、タイミング測定を開始す
るようにしたので、より正確な測定結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像表示装置が適用される頭部装着型
映像表示装置と、これに選択的に接続可能な種々の映像
再生装置とを含むシステム構成図である。
【図2】映像表示装置の変形例としての双眼鏡型の映像
表示装置を示す図である。
【図3】本実施形態の3次元映像信号の作成方法につい
て説明するための図である。
【図4】図1で説明した映像表示装置104の内部構成
を示すブロック図である。
【図5】図4に示す映像表示設定装置25の構成を示す
図である。
【図6】映像表示設定装置25に入力される2つの制御
信号(SEL0,SEL1)と、2つのLCD表示装置
(右眼用LCD27、左眼用LCD28)へ出力される
表示開始タイミング信号(VST L,VST R)と
の関係を表で表わした図である。
【図7】検出された映像信号が2つのLCD表示装置
(右眼用LCD27、左眼用LCD28)に表示される
までの手順を示すフローチャートである。
【図8】各フィールドに配置される映像信号の信号タイ
ミングについて説明するための図である。
【図9】NTSC映像信号における垂直ブランキング期
間を示す図である。
【図10】CPR−1204による識別信号に関する資
料であり、(a)は識別信号の波形を示す図であり、
(b)は識別信号のコード割り付けについて説明するた
めの図である。
【図11】CPR 1204による3次元情報の詳細を
示す図である。
【符号の説明】
20 ビデオバッファ 21 Y/C分離回路 22 同期分離/フィールド判別回路 23 輝度比較回路 23−1 信号比較器 24 演算処理回路 25 映像表示設定装置 26 LCDドライバ回路 27 右眼用LCD 28 左眼用LCD 29 スイッチ(SW) 30 映像信号判別回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元映像信号中の右眼用画像信号と左
    眼用画像信号の任意の場所に、それぞれ画像上の表示位
    置が異なる様に識別用映像信号が配置されたことを特徴
    とする映像情報信号記録媒体。
  2. 【請求項2】 右眼画像信号と左眼画像信号とを含む3
    次元映像信号を表示する映像表示装置であって、 前記右眼用画像信号と前記左眼用画像信号の任意の位置
    に、それぞれ画像上の表示位置が異なるように識別用映
    像信号を配置した3次元映像信号から、前記識別用映像
    信号を検出する検出手段と、 検出された前記識別用映像信号に基づいて、右眼用画像
    信号と左眼用画像信号とを判別する判別手段と、 この判別手段での判別結果に基づいて、前記右眼用画像
    信号を右眼に対応した表示装置に表示し、前記左眼用画
    像信号を左眼に対応した表示装置に表示するように、映
    像表示を設定する映像表示設定手段と、 を具備することを特徴とする映像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記映像表示装置は、インターレース映
    像信号を利用したフィールド順次方式の3次元映像を表
    示するものであり、 入力された3次元映像信号の輝度レベルを検出する輝度
    検出回路と、 奇数フィールドと偶数フィールドそれぞれの水平同期信
    号と、各フィールドにおける前記輝度検出回路からの出
    力信号との間の時間を計測するタイミング測定回路と、 を具備し、 前記タイミング測定回路によるタイミング測定は、装置
    起動後の一定の期間、前記3次元映像信号が入力された
    後の一定の期間、前記3次元映像信号の同期信号の状態
    が特定のある条件を満たしたことを検出した後の一定期
    間、あるいはユーザーによって指定される期間におい
    て、各フィールド内における、設定された指定の水平同
    期期間について実行されることを特徴とする請求項2記
    載の映像表示装置。
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