JP2003278596A - 水冷多気筒エンジンのシリンダ同士間水冷装置 - Google Patents

水冷多気筒エンジンのシリンダ同士間水冷装置

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JP2003278596A JP2002085773A JP2002085773A JP2003278596A JP 2003278596 A JP2003278596 A JP 2003278596A JP 2002085773 A JP2002085773 A JP 2002085773A JP 2002085773 A JP2002085773 A JP 2002085773A JP 2003278596 A JP2003278596 A JP 2003278596A
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倫祥 坂野
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昭彦 甲斐
Yukimasa Kabe
幸正 可部
Koichi Funaki
耕一 舩木
Hideyuki Goto
英之 後藤
Kazutoshi Okamoto
一利 岡本
Tadashi Nakano
正 中野
Hozumi Ishida
穂積 石田
Tomokazu Murakami
智教 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱負荷の特に高い横断水路上壁部分は、その
平均厚さを薄くして冷却性能を高める。横断水路部分の
水路天井面の鋳物砂落とし作業を容易にできるようにす
る。 【解決手段】 横断水路部分4の水路天井面13は、左
右一対のヘッドボルトボス7・7のボス下端面16に対
して高く凹入させる。前後のシリンダ3・3の両シリン
ダ軸心3S・3Sを通るシリンダ軸心面9を想定する。
水路天井面13のうちの、シリンダ軸心面9よりも鋳物
砂落とし操作口14に近い側に位置する操作口側天井面
部分17のボス下端面16からの立上り面部分18を、
緩やかな上り凹曲状に形成する。これに対し、鋳物砂落
とし操作口14から遠い側に位置する反操作口側天井面
部分19のボス下端面16からの立上り面部分20を、
急な上り凹曲状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷多気筒エンジ
ンのシリンダ同士間水冷装置に関する。
【0002】
【前提構成】本発明の水冷多気筒エンジンのシリンダ同
士間水冷装置は、例えば図1・図2、図3、図4(本発
明)、または図5(従来技術)に示すように、次の前提
構成を有するものを対象とする。
【0003】図1・図2は本発明の水冷多気筒エンジン
のシリンダ同士間水冷装置の実施形態1を示す。図1
(A)は水冷多気筒縦形ディーゼルエンジンのシリンダ
ブロックのシリンダ同士間水冷装置の縦断正面図、図1
(B)は図1(A)のB−B線断面図。図2は水冷多気
筒縦形ディーゼルエンジンの強制水冷装置の縦断右側面
図である。
【0004】図3は本発明の実施形態2を示す、水冷多
気筒縦形ディーゼルエンジンのシリンダブロックのシリ
ンダ同士間水冷装置の縦断正面図である。図4は本発明
の実施形態3を示す、水冷多気筒縦形ディーゼルエンジ
ンのシリンダブロックのシリンダ同士間水冷装置の縦断
正面図である。図5は従来技術の水冷多気筒エンジンの
シリンダ同士間水冷装置を示す、縦断正面図である。
【0005】水冷多気筒エンジンのシリンダ同士間水冷
装置のシリンダブロック(1)内にシリンダジャケット
(2)を形成する。前後方向に直列する複数本の各シリン
ダ(3)(3)同士間にシリンダジャケット(2)の横断水路
部分(4)を横断させる。
【0006】シリンダブロック(1)の上壁(5)のうち、
前後の両シリンダ(3)(3)同士間に位置する横断水路上
壁部分(6)の左右両側部に、左右一対の各ヘッドボルト
ボス(7)(7)を前後の両シリンダ(3)(3)と連続させて
形成する。両ヘッドボルトボス(7)(7)間で、横断水路
上壁部分(6)に上り冷却水路(8)を上向きに貫通させ
る。
【0007】ウオータポンプ(10)によりシリンダジャケ
ット(2)内に圧送されてきた冷却水の一部を、横断水路
部分(4)および上り冷却水路(8)を順に通過させて、シ
リンダヘッド(11)内のヘッドジャケット(12)内に流入さ
せるように構成する。シリンダブロック(1)の砂型鋳造
後に横断水路部分(4)の水路天井面(13)に付着した鋳物
砂を落とすための鋳物砂落とし操作口(14)を、シリンダ
ジャケット(2)の横側壁(15)に開口したものである。
【0008】
【従来の技術】上記前提構成において、横断水路上壁部
分(6)を冷却するための構成として、従来技術では図5
に示すものがある。図5は従来技術の水冷多気筒エンジ
ンのシリンダ同士間水冷装置を示す、縦断正面図であ
る。前記横断水路部分(4)の水路天井面(13)は、前記左
右一対のヘッドボルトボス(7)(7)のボス下端面(16)に
対して、同じ高さで横一直線状に形成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、次
の問題がある。 [ イ. 熱負荷の特に高い横断水路上壁部分(6)は、
その平均厚さが厚い分だけ冷却性能が悪く、エンジンの
高負荷連続運転時の過熱を抑制し難い。 ]
【0010】横断水路上壁部分(6)は、周知のとおり、
前後の両シリンダ(3)(3)内の両燃焼室から高温高圧の
燃焼熱を受けるため、熱負荷が特に高く、エンジンの高
負荷連続運転時に過熱され易い。
【0011】横断水路上壁部分(6)の平均厚さは、ヘッ
ドボルトボス(7)の長さと比べて、同じ寸法の厚いもの
となる。このため、熱負荷の特に高い横断水路上壁部分
(6)は、その平均厚さが厚い分だけ冷却性能が悪く、エ
ンジンの高負荷連続運転時の過熱を抑制し難い。
【0012】本発明の課題は、次のようにすることにあ
る。 (イ).熱負荷の特に高い横断水路上壁部分は、その平
均厚さを薄くして冷却性能を高めることにより、エンジ
ンの高負荷連続運転時の過熱を抑制できるようにする。 (ロ).横断水路部分の水路天井面の鋳物砂落とし作業
を容易にできるようにする。
【0013】(ハ).熱負荷の最も高い横断水路上壁部
分の中央肉壁部分は、「 上り冷却水路内を流れる冷
却水で直接強力に冷却する事」と、「 水路下端入口
部に冷却水が流れ込み易くして、上り冷却水路内の冷却
水量を多くする事」との相乗効果により、強力に冷却し
て、エンジンの高負荷連続運転時の過熱の抑制効果を、
さらに向上させるようにする。
【0014】(ニ).「 シリンダ内の燃焼高圧ガス
のヘッドガスケット接当面から外部への漏れ出しを防止
する事」と、「 シリンダ内の燃焼高圧ガスのヘッド
ガスケット接当面から上り冷却水路への漏れ出しを防止
する事」とを、両立させる。 (ホ).横断水路部分内の上部空間内を流れる冷却水を
上り冷却水路へ案内することにより、熱負荷の特に高い
上り冷却水路(8)内を流れる冷却水量を多くして、横断
水路上壁部分冷却性能を一層向上させる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の水冷多気筒エン
ジンのシリンダ同士間水冷装置は、上記前提構成におい
て、上記課題を解決するために、例えば図1・図2、図
3、または図4に示すように、横断水路上壁部分(6)を
冷却するための構成として、次の特徴構成を追加したこ
とを特徴とする。
【0016】図1・図2は本発明の水冷多気筒エンジン
のシリンダ同士間水冷装置の実施形態1を示す。図1
(A)は水冷多気筒縦形ディーゼルエンジンのシリンダ
ブロックのシリンダ同士間水冷装置の縦断正面図、図1
(B)は図1(A)のB−B線断面図。図2は水冷多気
筒縦形ディーゼルエンジンの強制水冷装置の縦断右側面
図である。
【0017】図3は本発明の実施形態2を示す、水冷多
気筒縦形ディーゼルエンジンのシリンダブロックのシリ
ンダ同士間水冷装置の縦断正面図である。図4は本発明
の実施形態3を示す、水冷多気筒縦形ディーゼルエンジ
ンのシリンダブロックのシリンダ同士間水冷装置の縦断
正面図である。
【0018】○ 発明1. 請求項1. 図1・図2、
図3、または図4参照. 前記横断水路部分(4)の水路天井面(13)は、前記左右一
対のヘッドボルトボス(7)(7)のボス下端面(16)に対し
て高く凹入させる。
【0019】前後のシリンダ(3)(3)の両シリンダ軸心
(3S)(3S)を通るシリンダ軸心面(9)を想定する。前
記水路天井面(13)のうちの、シリンダ軸心面(9)よりも
鋳物砂落とし操作口(14)に近い側に位置する操作口側天
井面部分(17)のボス下端面(16)からの立上り面部分(18)
を緩やかな上り凹曲状または緩やかな上り傾斜状に形成
する。これに対し、鋳物砂落とし操作口(14)から遠い側
に位置する反操作口側天井面部分(19)のボス下端面(16)
からの立上り面部分(20)を急な上り凹曲状または急な上
り傾斜状に形成して構成したことを特徴とする。
【0020】○ 発明2. 請求項2. 図1参照. この発明2は、上記発明1において、次の特徴構成を追
加したことを特徴とする。
【0021】前記横断水路上壁部分(6)に貫通させた上
り冷却水路(8)は、シリンダ軸心面(9)を貫通する斜め
横上向きに方向づけ、この斜め横上向きの上り冷却水路
(8)の水路下端入口部(21)は前記反操作口側天井面部分
(19)に開口させる。これに対し、その水路上端出口部(2
2)は前記横断上壁部分(6)の上面のうちの前記シリンダ
軸心面(9)よりも前記鋳物砂落とし操作口(14)に近い側
の上面部分に開口させて構成したことを特徴する。
【0022】○ 発明3. 請求項3. 図1参照. この発明3は、上記発明2において、次の特徴構成を追
加したことを特徴とする。
【0023】前記シリンダ軸心面(9)を起点として、鋳
物砂落とし操作口(14)から遠い側のヘッドボルトボス
(7)の偏心寸法(L1)を短く設定するのに対して、鋳物
砂落とし操作口(14)に近い側のヘッドボルトボス(7)の
偏心寸法(L2)を長く設定したことを特徴とする。
【0024】○ 発明4. 請求項4. 図1参照. この発明4は、上記発明2または3において、次の特徴
構成を追加したことを特徴とする。前記横断水路部分
(4)内において、冷却水(23)が鋳物砂落とし操作口(14)
に近い側から遠い側に向かって流れるように構成したこ
とを特徴とする。
【0025】
【発明の効果】本発明の水冷多気筒エンジンのシリンダ
同士間水冷装置は、つぎの効果を奏する。 ○ 発明1. 請求項1. 図1・図2参照.[ イ.
熱負荷の特に高い横断水路上壁部分(6)は、その平均
厚さが薄くなった分だけ冷却性能が高まり、エンジンの
高負荷連続運転時の過熱を抑制することができる。 ]
【0026】横断水路上壁部分(6)は、周知のとおり、
前後の両シリンダ(3)(3)内の両燃焼室から高温高圧の
燃焼熱を受けるため、熱負荷が特に高く、エンジンの高
負荷連続運転時に過熱され易い。
【0027】この問題に対処するために、本発明1では
つぎのように構成する。前記横断水路部分(4)の水路天
井面(13)は、前記左右一対のヘッドボルトボス(7)(7)
のボス下端面(16)に対して高く凹入させる。
【0028】前後のシリンダ(3)(3)の両シリンダ軸心
(3S)(3S)を通るシリンダ軸心面(9)を想定する。前
記水路天井面(13)のうちの、シリンダ軸心面(9)よりも
鋳物砂落とし操作口(14)に近い側に位置する操作口側天
井面部分(17)のボス下端面(16)からの立上り面部分(18)
を、緩やかな上り凹曲状または緩やかな上り傾斜状に形
成する。これ対し、鋳物砂落とし操作口(14)から遠い側
に位置する反操作口側天井面部分(19)のボス下端面(16)
からの立上り面部分(20)を、急な上り凹曲状または急な
上り傾斜状に形成する。
【0029】この構成から、横断水路上壁部分(6)の平
均厚さはヘッドボルトボス(7)の長さと比べて、水路天
井面(13)を凹入させた分だけ薄くなるうえ、反操作口側
天井面部分(19)のボス下端面からの立上り面部分(20)を
急な上り形状にした分だけ更に薄くなる。
【0030】このため、熱負荷の特に高い横断水路上壁
部分(6)は、その平均厚さが薄くなった分だけ、冷却性
能が高まり、エンジンの高負荷連続運転時の過熱を抑制
することができる。
【0031】[ ロ. 操作口側天井面部分(17)は、そ
の上り角度が緩やかになった分だけ、ショットブラスト
などの噴射流がヘッドボルトボス(7)のボス下端面(16)
に邪魔される度合いが小さくなり、その鋳物砂落とし作
業が容易になる。 ]
【0032】上記効果[イ.横断水路上壁部分(6)の冷
却性能が高めること]を得るための手段として、水路天
井面(13)はヘッドボルトボス(7)のボス下端面(16)に対
して高く凹入させることが必要である。
【0033】この場合、水路天井面(13)の中でも操作口
側天井面部分(17)は、鋳造後の鋳物砂落とし時に、鋳物
砂落とし操作口(14)からのショットブラストなどの噴射
流が、ヘッドボルトボス(7)のボス下端面(16)に邪魔さ
れ易いため、その鋳物砂落とし作業が困難になる。
【0034】本発明1では、操作口側天井面部分(17)の
ボス下端面(16)からの立上り面部分(18)の上り角度を緩
やかに形成した。
【0035】この構成から、操作口側天井面部分(17)
は、その上り角度が緩やかになった分だけ、ショットブ
ラストなどの噴射流がヘッドボルトボス(7)のボス下端
面(16)に邪魔される度合いが小さくなり、その鋳物砂落
とし作業が容易になる。 ○ 発明2. 請求項2. 図1参照. この発明2は、上記発明1の効果[イ]・[ロ]に加え
て、つぎの効果を奏する。
【0036】[ ハ. 熱負荷の最も高い横断水路上壁
部分(6)の中央肉壁部分は、「上り冷却水路(8)内を
流れる冷却水で直接強力に冷却される事」と、「 水
路下端入口部(21)に冷却水が流れ込み易くなって、上り
冷却水路(8)内の冷却水量が多くなる事」との、相乗効
果により強力に冷却されるため、エンジンの高負荷連続
運転時の過熱の抑制効果を、さらに向上させることがで
きる。 ]
【0037】周知のとおり、横断水路上壁部分(6)の中
でも、その左右方向の中央肉壁部分は、これの左右両側
の肉壁部分よりも薄くなっている分だけ、熱負荷が最も
高くなる。
【0038】この問題を解決するために、本発明2では
次のように構成した。前記横断水路上壁部分(6)に貫通
させた上り冷却水路(8)は、シリンダ軸心面(9)を貫通
する斜め横上向きに方向づける。この斜め横上向きの上
り冷却水路(8)の水路下端入口部(21)は、前記反操作口
側天井面部分(19)に開口させる。これに対し、その水路
上端出口部(22)は前記横断上壁部分(6)の上面のうちの
前記シリンダ軸心面(9)よりも前記鋳物砂落とし操作口
(14)に近い側の上面部分に開口させる。
【0039】この構成から、 この熱負荷の最も高
い横断水路上壁部分(6)の中央肉壁部分は、その肉壁内
に上り冷却水路(8)が斜め横上向きに横断しており、そ
の上り冷却水路(8)内を流れる冷却水で直接強力に冷却
される。
【0040】 しかも、斜め上向きの上り傾斜水路
(8)の水路下端入口部(21)は、高くて広い反操作口側天
井面部分(19)に開口しているので、冷却水が流れ込み易
くなる。これにより、上り傾斜水路(8)内を流れる冷却
水の水量が多くなる分だけ、横断水路上壁部分(6)の中
央肉壁部分の冷却性能が更に高まる。
【0041】 以上のように、熱負荷の最も高い横断
水路上壁部分(6)の中央肉壁部分は、上記「 上り冷
却水路(8)内を流れる冷却水で直接強力に冷却される
事」と、上記「 水路下端入口部(21)に冷却水が流れ
込み易くなって、上り冷却水路(8)内の冷却水量が多く
なる事」との、相乗効果により強力に冷却される。この
ため、エンジンの高負荷連続運転時の過熱の抑制効果
を、さらに向上させることができる。
【0042】○ 発明3. 請求項3. 図1参照. この発明3は、上記発明1の効果[イ]・[ロ]、およ
び発明2の効果[ハ]に加えて、つぎの効果を奏する。 [ ニ. 「 シリンダ(3)内の燃焼高圧ガスのヘッ
ドガスケット接当面から外部への漏れ出しを防止する
事」と、「 シリンダ(3)内の燃焼高圧ガスのヘッド
ガスケット接当面から上り冷却水路(8)への漏れ出しを
防止する事」とを、両立させる。 ]
【0043】 本発明3では、前記シリンダ軸心面
(9)を起点として、鋳物砂落とし操作口(14)から遠い側
のヘッドボルトボス(7)の偏心寸法(L1)を短く設定す
る。
【0044】この構成から、ヘッドボルトボス(7)がシ
リンダ(3)の内周面に近づいた分だけ、シリンダ(3)と
シリンダヘッド(11)とのヘッドガスケットを挟んでのヘ
ッドボルトの締め付け力による封止力が高まる。このた
め、シリンダ(3)内での燃焼高圧ガスが、ヘッドガスケ
ットの接当面から外部へ漏れ出すことを、強力に防止す
ることができる。
【0045】 また、本発明3では、鋳物砂落とし操
作口(14)に近い側のヘッドボルトボス(7)の偏心寸法
(L2)を長く設定した。この構成から、ヘッドボルトボ
ス(7)がシリンダ(3)の内周面から遠くなる分だけ、シ
リンダブロック(1)の上端面における、上り冷却水路
(8)の水路上端出口部(22)が開口する部分での、前後両
シリンダ(3)(3)同士間の肉壁幅が大きくなる。このた
め、シリンダ(3)内の燃焼高圧ガスが、ヘッドガスケッ
トの接当面から上り冷却水路(8)へ漏れ出すことを、強
力に防止することができる。
【0046】 以上のように、上記「 シリンダ
(3)内の燃焼高圧ガスのヘッドガスケット接当面から外
部への漏れ出しを防止する事」と、上記「 シリンダ
(3)内の燃焼高圧ガスのヘッドガスケット接当面から上
り冷却水路(8)への漏れ出しを防止する事」とを、両立
させることができる。
【0047】○ 発明4. 請求項4. 図1参照. この発明4は、上記発明1の効果[イ]・[ロ]、およ
び発明2の効果[ハ]に加えて、つぎの効果を奏する。 [ ホ. 横断水路部分(4)内の上部空間内を流れる冷
却水は、水路天井面(13)下の凹入空間に入り、反操作口
側天井面部分(19)の急な上り形状の立上り面部分(20)で
受け止められて、上り冷却水路(8)へ案内されて行くた
め、熱負荷の特に高い上り冷却水路(8)内を流れる冷却
水量が多くなり、横断水路上壁部分(6)の冷却性能が一
層向上する。 ]
【0048】本発明4では、前記横断水路部分(4)内に
おいて、冷却水(23)が鋳物砂落とし操作口(14)に近い側
から遠い側に向かって流れるように構成した。
【0049】この構成から、横断水路部分(4)内の上部
空間内を流れる冷却水は、水路天井面(13)下の凹入空間
に入り、反操作口側天井面部分(19)の急な上り形状の立
上り面部分(20)で受け止められて、上り冷却水路(8)へ
案内されて行く。このため、熱負荷の特に高い上り冷却
水路(8)内を流れる冷却水量が多くなり、横断水路上壁
部分(6)の冷却性能が一層向上する。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水冷多気筒エンジ
ンのシリンダ同士間水冷装置の実施の形態を、図面に基
づき説明する。
【0051】○ 実施形態1. 請求項1・2・3・
4. 図1・図2参照. 図1・図2は本発明の水冷多気筒エンジンのシリンダ同
士間水冷装置の実施形態1を示す。図1(A)は水冷多
気筒縦形ディーゼルエンジンのシリンダブロックのシリ
ンダ同士間水冷装置の縦断正面図、図1(B)は図1
(A)のB−B線断面図。図2は水冷多気筒縦形ディー
ゼルエンジンの強制水冷装置の縦断右側面図である。
【0052】図2において、符号(1)はシリンダブロッ
ク、(11)はシリンダヘッド、(31)はピストン、(32)はク
ランク軸である。符号(33)はオイルパン、(34)はヘッド
カバー、(35)はラジエータ、(35)はラジエータファンで
ある。
【0053】シリンダブロック(1)内のシリンダジャケ
ット(2)内の冷却水は、ウオーターポンプ(10)の送水作
用により、シリンダジャケット(2)から、昇水孔(40)・
シリンダヘッド(11)内のヘッドジャケット(12)・サーモ
スタット(37)・温水ホース(38)・ラジエータ(35)・冷水
ホース(39)・ウオーターポンプ(10)を順に通って、シリ
ンダジャケット(2)内に戻されて循環する。
【0054】図1に示すように、水冷多気筒エンジンの
シリンダ同士間水冷装置のシリンダブロック(1)内にシ
リンダジャケット(2)を形成する。前後方向に直列する
複数本の各シリンダ(3)(3)同士間に、シリンダジャケ
ット(2)の横断水路部分(4)を横断させる。
【0055】シリンダブロック(1)の上壁(5)のうち、
前後の両シリンダ(3)(3)同士間に位置する横断水路上
壁部分(6)の左右両側部に、左右一対の各ヘッドボルト
ボス(7)(7)を前後の両シリンダ(3)(3)と連続させて
形成する。両ヘッドボルトボス(7)(7)間で、横断水路
上壁部分(6)に上り冷却水路(8)を上向きに貫通させ
る。
【0056】ウオータポンプ(10)によりシリンダジャケ
ット(2)内に圧送されてきた冷却水の一部を、横断水路
部分(4)および上り冷却水路(8)を順に通過させて、シ
リンダヘッド(11)内のヘッドジャケット(12)内に流入さ
せるように構成する。シリンダブロック(1)の砂型鋳造
後に、横断水路部分(4)の水路天井面(13)に付着した鋳
物砂を落とすための鋳物砂落とし操作口(14)を、シリン
ダジャケット(2)の横側壁(15)に開口する。
【0057】前記横断水路部分(4)の水路天井面(13)
は、前記左右一対のヘッドボルトボス(7)(7)のボス下
端面(16)に対して高く凹入させる。
【0058】前後のシリンダ(3)(3)の両シリンダ軸心
(3S)(3S)を通るシリンダ軸心面(9)を想定する。前
記水路天井面(13)のうちの、シリンダ軸心面(9)よりも
鋳物砂落とし操作口(14)に近い側に位置する操作口側天
井面部分(17)のボス下端面(16)からの立上り面部分(18)
を緩やかな上り凹曲状に形成する。これに対し、鋳物砂
落とし操作口(14)から遠い側に位置する反操作口側天井
面部分(19)のボス下端面(16)からの立上り面部分(20)を
急な上り凹曲状に形成する。
【0059】前記横断水路上壁部分(6)に貫通させた上
り冷却水路(8)は、シリンダ軸心面(9)を貫通する斜め
横上向きに方向づける。この斜め横上向きの上り冷却水
路(8)の水路下端入口部(21)は前記反操作口側天井面部
分(19)に開口させる。これに対し、その水路上端出口部
(22)は前記横断上壁部分(6)の上面のうちの前記シリン
ダ軸心面(9)よりも前記鋳物砂落とし操作口(14)に近い
側の上面部分に開口させる。
【0060】前記シリンダ軸心面(9)を起点として、鋳
物砂落とし操作口(14)から遠い側のヘッドボルトボス
(7)の偏心寸法(L1)を短く設定するのに対して、鋳物
砂落とし操作口(14)に近い側のヘッドボルトボス(7)の
偏心寸法(L2)を長く設定しする。前記横断水路部分
(4)内において、冷却水(23)が鋳物砂落とし操作口(14)
に近い側から遠い側に向かって流れるように構成したも
のである。
【0061】○ 実施形態2. 請求項1. 図3参
照. この実施形態2は、上記実施形態1の構成において、そ
の一部を次のように変更したものである。図3は本発明
の実施形態2を示す、水冷多気筒縦形ディーゼルエンジ
ンのシリンダブロックのシリンダ同士間水冷装置の縦断
正面図である。
【0062】前記上り冷却水路(8)は、上記実施形態1
の図1に示す斜め上向きに方向づけた1本の上り冷却水
路(8)に代えて、図3に示すように真上向きに方向づけ
た左右に並列する3本の上り冷却水路(8)…に変更した
ものである。
【0063】○ 実施形態3. 請求項1. 図4参
照. この実施形態3は、上記実施形態1の構成において、そ
の一部を次のように変更したものである。図4は本発明
の実施形態3を示す、水冷多気筒縦形ディーゼルエンジ
ンのシリンダブロックのシリンダ同士間水冷装置の縦断
正面図である。
【0064】前記上り冷却水路(8)は、上記実施形態1
の図1に示す斜め上向きに方向づけた1本の上り冷却水
路(8)に代えて、図に示すように真上向きに方向づけた
左右に並列する2本の上り冷却水路(8)…に変更したも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1・図2は本発明の水冷多気筒エンジンのシ
リンダ同士間水冷装置の実施形態1を示す。図1(A)
は水冷多気筒縦形ディーゼルエンジンのシリンダブロッ
クのシリンダ同士間水冷装置の縦断正面図。図1(B)
は図1(A)のB−B線断面図。
【図2】水冷多気筒縦形ディーゼルエンジンの強制水冷
装置の縦断右側面図。
【図3】本発明の実施形態2を示す、水冷多気筒縦形デ
ィーゼルエンジンのシリンダブロックのシリンダ同士間
水冷装置の縦断正面図。
【図4】本発明の実施形態3を示す、水冷多気筒縦形デ
ィーゼルエンジンのシリンダブロックのシリンダ同士間
水冷装置の縦断正面図。
【図5】従来技術の水冷多気筒エンジンのシリンダ同士
間水冷装置を示す縦断正面図。
【符号の説明】
1…シリンダブロック、 2…シリンダジャケット、
3…シリンダ、 3S…シリンダ軸心、 4…横断水路
部分、 5…1の上壁、 6…横断水路上壁部分、 7
…ヘッドボルトボス、 8…上り冷却水路、 9…シリ
ンダ軸心面、10…ウオータポンプ、 11…シリンダ
ヘッド、 12…ヘッドジャケット、13…水路天井
面、 14…鋳物砂落とし操作口、 15…横側壁、
16…ボス下端面、 17…操作口側天井面部分、 1
8…立上り面部分、 19…反操作口側天井面部分、
20…立上り面部分、 21…水路下端入口部、 22
…水路上端出口部、 23…冷却水、 L1・L2…偏
心寸法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲斐 昭彦 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 (72)発明者 可部 幸正 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 (72)発明者 舩木 耕一 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 (72)発明者 後藤 英之 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 (72)発明者 岡本 一利 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 (72)発明者 中野 正 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 (72)発明者 石田 穂積 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 (72)発明者 村上 智教 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 Fターム(参考) 3G024 AA29 CA03 CA05 CA26 DA18 GA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水冷多気筒エンジンのシリンダ同士間水
    冷装置のシリンダブロック(1)内にシリンダジャケット
    (2)を形成し、前後方向に直列する複数本の各シリンダ
    (3)(3)同士間にシリンダジャケット(2)の横断水路部
    分(4)を横断させ、 シリンダブロック(1)の上壁(5)のうち、前後の両シリ
    ンダ(3)(3)同士間に位置する横断水路上壁部分(6)の
    左右両側部に、左右一対の各ヘッドボルトボス(7)(7)
    を前後の両シリンダ(3)(3)と連続させて形成し、両ヘ
    ッドボルトボス(7)(7)間で、横断水路上壁部分(6)に
    上り冷却水路(8)を上向きに貫通させ、 ウオータポンプ(10)によりシリンダジャケット(2)内に
    圧送されてきた冷却水の一部を、横断水路部分(4)およ
    び上り冷却水路(8)を順に通過させて、シリンダヘッド
    (11)内のヘッドジャケット(12)内に流入させるように構
    成し、 シリンダブロック(1)の砂型鋳造後に横断水路部分(4)
    の水路天井面(13)に付着した鋳物砂を落とすための鋳物
    砂落とし操作口(14)をシリンダジャケット(2)の横側壁
    (15)に開口し、 て構成した水冷多気筒エンジンのシリンダ同士間水冷装
    置において、 前記横断水路部分(4)の水路天井面(13)は、前記左右一
    対のヘッドボルトボス(7)(7)のボス下端面(16)に対し
    て高く凹入させ、 前後のシリンダ(3)(3)の両シリンダ軸心(3S)(3S)
    を通るシリンダ軸心面(9)を想定し、前記水路天井面(1
    3)のうちの、シリンダ軸心面(9)よりも鋳物砂落とし操
    作口(14)に近い側に位置する操作口側天井面部分(17)の
    ボス下端面(16)からの立上り面部分(18)を緩やかな上り
    凹曲状または緩やかな上り傾斜状に形成するのに対し、
    鋳物砂落とし操作口(14)から遠い側に位置する反操作口
    側天井面部分(19)のボス下端面(16)からの立上り面部分
    (20)を急な上り凹曲状または急な上り傾斜状に形成し、 て構成したことを特徴とする水冷多気筒エンジンのシリ
    ンダ同士間水冷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の水冷多気筒エンジンの
    シリンダ同士間水冷装置において、 前記横断水路上壁部分(6)に貫通させた上り冷却水路
    (8)は、シリンダ軸心面(9)を貫通する斜め横上向きに
    方向づけ、この斜め横上向きの上り冷却水路(8)の水路
    下端入口部(21)は前記反操作口側天井面部分(19)に開口
    させるのに対し、その水路上端出口部(22)は前記横断上
    壁部分(6)の上面のうちの前記シリンダ軸心面(9)より
    も前記鋳物砂落とし操作口(14)に近い側の上面部分に開
    口させ、て構成したことを特徴するもの。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の水冷多気筒エンジンの
    シリンダ同士間水冷装置において、 前記シリンダ軸心面(9)を起点として、鋳物砂落とし操
    作口(14)から遠い側のヘッドボルトボス(7)の偏心寸法
    (L1)を短く設定するのに対して、鋳物砂落とし操作口
    (14)に近い側のヘッドボルトボス(7)の偏心寸法(L2)
    を長く設定した、 ことを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の水冷多気筒エ
    ンジンのシリンダ同士間水冷装置において、 前記横断水路部分(4)内において、冷却水(23)が鋳物砂
    落とし操作口(14)に近い側から遠い側に向かって流れる
    ように構成した、 ことを特徴とするもの。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019173677A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 マツダ株式会社 エンジンのシリンダブロック構造

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