JP2003276055A - 射出成形用金型と射出成形品の製造方法 - Google Patents

射出成形用金型と射出成形品の製造方法

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JP2003276055A
JP2003276055A JP2002083016A JP2002083016A JP2003276055A JP 2003276055 A JP2003276055 A JP 2003276055A JP 2002083016 A JP2002083016 A JP 2002083016A JP 2002083016 A JP2002083016 A JP 2002083016A JP 2003276055 A JP2003276055 A JP 2003276055A
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JP
Japan
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injection
mold
die
molding
movable
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JP2002083016A
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Koji Hamano
濱野浩二
Isao Yamamoto
山本功
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンドユーザーのデザイン指定により断面曲
線部の深さDが大の傾向になったり、曲率半径と可動型
抜き勾配Aが小の傾向になったりしても、転写材にしわ
が発生したり、転写層にクラックが発生したりしない射
出成形用金型を提供する。 【解決手段】 断面曲線の落ち込み端部形成面6が形成
された可動型1と固定型2との間に加飾材を配置し、可
動型1と固定型2との型閉めにより形成した成形用空間
内に成形樹脂を注入して落ち込み端部を有する射出成形
品を形成すると同時に、少なくとも射出成形品の表面に
加飾材を一体化接着させるための射出成形用金型におい
て、落ち込み端部形成面6の落ち込み幅Dが0.3〜
8.0mm、曲率半径が0.3〜8.0mm、可動型抜
き勾配Aが5〜45°であることを特徴とする射出成形
用金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯通話機器の
上蓋や下蓋などの外装部品、電子応用玩具の表面部品や
外装部品、炊飯器入力部パネルや自動車内外装パネル、
パチンコ台の外枠などを加飾するための射出成形用金型
と射出成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話の上蓋として落ち込み端
部を有する射出成形品(図4参照)の需要があり、この
射出成形品に文字や図形を形成する場合に、射出成形法
が用いられている。この成形法において用いられる射出
成形用金型は、次のような構成をしている。断面曲線の
落ち込み端部形成面が形成された可動型と固定型との間
に基体シート上に転写層を備えた転写材を配置し、可動
型と固定型との型閉めにより形成した成形用空間内に成
形樹脂を注入して落ち込み端部を有する射出成形品を形
成すると同時に、少なくとも射出成形品の表面に転写層
を一体化接着させるための射出成形用金型である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術は、次のような課題があった。従来の射出成形用金型
では、エンドユーザーのデザイン指定が変るごとに、落
ち込み端部形成面の落ち込み幅D、曲率半径、可動型抜
き勾配Aの各要素のバランスを調節しなければならず、
調節に失敗した場合には、次のような問題が発生してい
た。エンドユーザーのデザイン指定が、落ち込み端部形
成面の落ち込み幅Dが大の傾向にあるときや、曲率半径
と可動型抜き勾配Aが小の傾向にあるときは、転写材に
しわが発生したり、転写層にクラックが発生したり、可
動型と転写層の絵柄等との位置ずれが発生したりといっ
た不具合が発生していた。これは、可動型から真空吸引
しても、落ち込み端部形成面には転写材が完全には密着
せずにわずかに浮き上がった状態となってしまうことが
原因である。つまり、この浮き上がった転写材を成形樹
脂によって無理に押し込むので、転写層が無理に引き伸
ばされ、この結果、上記した不具合が発生するのであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するためにつぎのようにした。つまり、この発明の
射出成形用金型は、断面曲線の落ち込み端部形成面が形
成された可動型と固定型との間に加飾材を配置し、可動
型と固定型との型閉めにより形成した成形用空間内に成
形樹脂を注入して落ち込み端部を有する射出成形品を形
成すると同時に、少なくとも射出成形品の表面に加飾材
を一体化接着させるための射出成形用金型において、落
ち込み端部形成面の落ち込み幅Dが0.3〜8.0m
m、曲率半径が0.3〜8.0mm、可動型抜き勾配A
が5〜45°であることを特徴とする。この発明の射出
成形用金型は、断面曲線の落ち込み端部形成面が形成さ
れた可動型と固定型との間に加飾材を配置し、可動型と
固定型との型閉めにより形成した成形用空間内に成形樹
脂を注入して落ち込み端部を有する射出成形品を形成す
ると同時に、少なくとも射出成形品の表面に加飾材を一
体化接着させるための射出成形用金型において、落ち込
み端部形成面の落ち込み幅をD(mm)、曲率半径をR
(mm)、可動型抜き勾配をAとしたとき、R=D、A
=0の条件を満たすことを特徴とする。上記した射出成
形用金型は、射出成形品の落ち込み端部が、最下端面に
おいて曲率半径80mm以上の膨らみを有する射出成形
品を成形するものであってもよい。上記した射出成形用
金型は、可動型の横端面形成面の面積が固定型の最下端
面形成面に近づくにつれて徐々に小さくなるようにパー
ティングラインが形成され、得られる射出成形品の横端
面内にはパーティングラインが形成され、最下端面内に
はパーティングラインが形成されないようにしたもので
あってもよい。この発明の射出成形品の製造方法は、上
記した射出成形用金型を用いる製造方法であって、ま
ず、固定型と可動型との間に加飾材を配置し、次に、可
動型と固定型との型閉めにより形成した成形用空間内に
成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に、射
出成形品の表面に加飾材を一体化接着させ、次に、可動
型と固定型とを型開きして、射出成形品を可動型および
固定型から脱型することを特徴とする。上記した射出成
形品の製造方法は、上記した射出成形用金型を用いて、
横端面内にはパーティングラインが形成され、最下端面
内にはパーティングラインが形成されない射出成形品を
得るようにしたものであってもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の射出成形用金型の説明
をする。
【0006】この発明の射出成形用金型は、断面曲線の
落ち込み端部形成面が形成された可動型と固定型との間
に加飾材を配置し、可動型と固定型との型閉めにより形
成した成形用空間内に成形樹脂を注入して落ち込み端部
を有する射出成形品を形成すると同時に、少なくとも射
出成形品の表面に加飾材を一体化接着させるための射出
成形用金型において、落ち込み端部形成面の落ち込み幅
Dが0.3〜8.0mm、落ち込み端部形成面の曲率半
径が0.3〜8.0mm、可動型抜き勾配Aが5〜45
°であるものである。なお、深さとは、型閉めした時に
おける可動型1の型底12から固定型2の最下端面形成
面9までの深さのことをいう(図2参照)。また、曲率
半径とは、落ち込み端部形成面6における曲率半径のこ
とをいう(図1参照)。可動型抜き勾配とは、可動型と
固定型との開閉方向に対する落ち込み端部形成面6の最
下部近傍におけるストレート部の傾きのことをいう(図
1参照)。なお、ストレート部が存在しない場合は、落
ち込み端部形成面6の最下部における接線の勾配のこと
をいう。
【0007】可動型1は、断面曲線の落ち込み端部形成
面6が形成されたものである。固定型2は、可動型1の
落ち込み端部形成面6の表面形状に一定間隔で沿った表
面形状を有する断面曲線の部分を有するものがある(図
1〜図3参照)。この場合は、得られる射出成形品5
は、落ち込み端部4を含めて均一な厚みの製品となる
(図4参照)。固定型2には射出口14が形成されてい
る。射出口14は、可動型1と固定型2とを型閉めする
ことにより形成された成形用空間15内に、溶融された
成形樹脂を注入する口である。成形樹脂の射出により、
両金型間に配置された加飾材に圧力をかけて可動型1の
落ち込み端部形成面6および横端面形成面8に確実に加
飾材を密着させるようにする。
【0008】この発明の射出成形用金型としては、凹部
13を有する可動型1と凹部13を有する固定型2とを
備えたものであり、上記凹部13どうしを向かい合わせ
にして可動型1と固定型2とを型閉めして成形用空間1
5を形成する金型、つまり、いわゆる中間パートを形成
するタイプの金型を用いることもできる。この場合、可
動型1の横端面形成面8の面積が固定型2の最下端面形
成面9に近づくにつれて徐々に小さくなるようにパーテ
ィングライン11が形成され、得られる射出成形品の横
端面14内にはパーティングライン11が形成され、最
下端面17内にはパーティングラインが形成されないよ
うにした射出成形用金型としてもよい(図1〜図3)。
図2は、加飾材として転写材3、つまり、基体シート上
に転写層を備えたものを可動型1と固定型2との間に配
置して、可動型1と固定型2とを型閉めした直後の状態
を示す。この図面に示された射出成形用金型は中間パー
トを形成するタイプの射出成形用金型であるため、真空
吸引や成形樹脂の圧力により転写材3が可動型1に密着
するまでは、転写材3は宙に浮いた状態となって示され
ている。図3、図7は、転写材3を可動型1の落ち込み
端部形成面6に密着させた状態を示す。可動型1の横端
面形成面8の面積が固定型2の最下端面形成面9に近づ
くにつれて徐々に小さくなるようにパーティングライン
11を形成することにより、3次元曲面などの無理な形
状に転写材3を変形させることを極力避けることがで
き、2次元曲面に近い状態で変形させることができるた
め、可動型1の落ち込み端部形成面6に転写材3をしわ
を発生させることなく密着させることができる。また、
転写層18が最下端面9内に形成されてしまうことを防
ぐことができる。この射出成形用金型を用いると、横端
面16に形成された転写層の面積が最下端面17に近づ
くにつれて徐々に小さくなっている射出成形品5を得る
ことができる(図5参照)。図7は、パーティングライ
ン11が最下端面形成面9よりも下方にのびて滑らかな
曲線を呈している(「延長パート」ともいう。)。この
ようにすることによって、最下端面形成面9と落ち込み
端部形成面6との交線において転写材3が屈曲する(図
3参照)必要がないので、転写材3が落ち込み端部形成
面6に沿い易くなる。
【0009】可動型1の落ち込み端部形成面6の落ち込
み幅D、曲率半径、可動型抜き勾配Aの各数値範囲の説
明をする。落ち込み幅Dは、0.3〜8.0mmであ
る。0.3mmより小さくすると、曲率半径Rや可動型
抜き勾配Aを形成すること自体が困難となるからであ
る。8.0mmより大きくすると、転写材3が可動型1
に沿いきれないため、転写層18にクラックが発生した
り、転写材3に破れが発生したりする。また、成形樹脂
の樹脂圧にて引き伸ばされる量が大きくなるため、転写
層18にクラックが発生したり、転写材3にシワが発生
したり、転写層の絵柄が位置ずれしやすくなったりする
からである。また、転写材3が曲率半径は、0.3〜
8.0mmである。0.3mmより小さくすると、転写
材3の延伸量が大きくなり、転写層18にクラックが発
生したり、転写材3にしわが発生したり、可動型1との
位置ずれが発生したりするからである。8.0mmより
大きくすると、ストレート部が小さくなり、転写層18
が切れにくくなり、転写層18の破片が飛散しやすくな
るからである。可動型抜き勾配Aは、5〜45°であ
る。5°より小さくすると、転写材3が落ち込み端部形
成面6に完全に密着しきれずに浮き上がった状態となっ
てしまう。このため、浮き上がった転写材を成形樹脂に
よって無理に押し込むことになり、転写材が無理に引き
伸ばされて、転写材3にしわが発生したり、転写層18
にクラックが発生したり、可動型1との位置ずれが発生
したりするからである。45°より大きくすると、成形
樹脂による樹脂圧が不足し、転写材3と成形樹脂との密
着不良が発生する。また、落ち込み端部形成面6と最下
端面形成面9とが同一平面に近くなるため、転写材3の
屈曲が弱く、転写材3の基体シートを剥離する際に転写
層18がきれいに切れにくくなる。特に好ましい数値は
10°である。なお、可動型抜き勾配Aが0となっても
よい(図7参照)。この場合は、断面曲線部の深さをD
(mm)、曲率半径をR(mm)としたとき、R=Dと
なり、断面曲線が円周を1/4に切り取った形状である
円弧形状となるが、転写層18のインキクラックや転写
材3のしわや破れは発生しない。
【0010】また、可動型1としては、射出成形品5の
落ち込み端部4が最下端面17において曲率半径が50
mm以上の膨らみ7を有するものを成形できるものでも
よい(図6参照)。膨らみ7の曲率半径が50mmより
小さいと落ち込み端部形成面8が球面のような形状に近
づくため、転写材3にしわを発生させることなく落ち込
み端部形成面8に密着させることが困難となる。具体的
には、落ち込み端部形成面6の落ち込み幅Dが3.0m
m、落ち込み端部形成面6の曲率半径が3.0mm、可
動型抜き勾配Aが15°である場合には、膨らみ7の曲
率半径は100mmとするとよい。
【0011】つぎに、この発明の射出成形用金型を用い
た射出成形品5の製造方法を説明する。
【0012】まず、可動型1と固定型2の間に加飾材を
配置する。加飾材としては、基体シート上に図柄層、接
着層などが順次積層されて、射出成形品の表面に加飾材
を一体化接着させた後に基体シートを剥離しない、いわ
ゆるインサート材と、基体シート上に図柄層、接着層な
どが転写層18として積層されて、射出成形品の表面に
加飾材を一体化接着させた後に基体シートを剥離する、
いわゆる転写材とがある。転写材3の基本的な層構成の
具体例としては、基体シート、離型層、剥離層、図柄
層、接着層が順次積層されたものがあり、剥離層、図柄
層、接着層の積層物が転写層18となる。基体シートの
材質としては、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂な
どの樹脂シートがある。以下の説明では、加飾材として
転写材を用いて説明する。転写材3は、可動型1と固定
型2とで適切な位置で挟み込まれるように配置する。枚
葉の転写材3を1枚づつ送り込んで配置してもよいし、
長尺の転写材3のまま切り取らずに必要部分のみを間欠
的に連続して送り込んで配置してもよい。長尺の転写材
3を切り取らずに使用する場合、位置決め機構を有する
送り装置を使用して、転写材3と射出成形用金型との見
当が一致するようにするとよい。また、転写材3を間欠
的に送り込む際に、転写材3の位置をセンサーで検出し
た後に転写材3を可動型1と固定型2とで固定するよう
にすれば、常に同じ位置で転写材3を固定することがで
き、転写材3の位置ずれが生じないので有利である。位
置決めが完了した転写材3は、必要により加熱され、真
空吸引されて、可動型1の落ち込み端部形成面6に密着
させることもできる(図3参照)。枚葉の転写材3を1
枚づつ送り込む場合は、射出成形用金型内に送り込まれ
る前に可動型1の落ち込み端部形成面6に沿う形状に変
形させてから、射出成形用金型内に送り込み、可動型1
の落ち込み端部形成面6に嵌め込んで配置することもで
きる。予備成形は、転写材3を真空成形、プレス成形な
どにより立体形状に変形させることにより行なうとよ
い。
【0013】次に、型閉めにより成形用空間15を形成
し、成形用空間15内に成形樹脂を注入して射出成形品
5を形成すると同時に射出成形品5の表面に転写材3の
転写層側を一体化接着させる。形成される成形用空間1
5としては、落ち込み端部4を含めて均一な厚みの射出
成形品5が得られる空間であってもよい。厚みの例とし
ては0.5〜3.0mmである。
【0014】次に、可動型1と固定型2とを型開きし
て、射出成形品5を可動型1および固定型2から脱型す
る際または脱型した後に、転写材3から基体シートを剥
離する。
【0015】成形樹脂としては、アクリル樹脂、ABS
樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポ
リ乳酸樹脂、ポリカーボネート樹脂とABS樹脂とのポ
リマーアロイなどがある。成形樹脂は透光性を有してい
てもよい。
【0016】
【発明の効果】この発明の射出成形用金型は、断面曲線
の落ち込み端部形成面が形成された可動型と固定型との
間に基体シート上に転写層を備えた転写材を配置し、可
動型と固定型との型閉めにより形成した成形用空間内に
成形樹脂を注入して落ち込み端部を有する射出成形品を
形成すると同時に、少なくとも射出成形品の表面に転写
層を一体化接着させるための射出成形用金型において、
落ち込み端部形成面の落ち込み幅Dが0.3〜8.0m
m、落ち込み端部形成面の曲率半径が0.3〜8.0m
m、可動型抜き勾配Aが5〜45°であることを特徴と
する。また、この発明の射出成形品の製造方法は、上記
射出成形用金型を用いる製造方法であって、まず、可動
型と固定型との間に基体シート上に転写層を備えた転写
材を配置し、次に、可動型と固定型との型閉めにより形
成した成形用空間内に成形樹脂を注入して射出成形品を
形成すると同時に射出成形品の表面に転写材の転写層側
を一体化接着させ、次に、可動型と固定型とを型開き
し、射出成形品を可動型および固定型から脱型する際ま
たは脱型した後に転写材から基体シートを剥離すること
を特徴とする。
【0017】したがって、落ち込み端部形成面の落ち込
み幅D、曲率半径、可動型抜き勾配Aの各要素のバラン
スが、既に調節されているため、エンドユーザーのデザ
イン指定により断面曲線部の深さDが大の傾向になった
り、曲率半径と可動型抜き勾配Aが小の傾向になったり
しても、転写材にしわが発生したり、転写層にクラック
が発生したり、可動型との位置ずれが発生したりしな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の射出成形用金型の一例を示す断面図
である。
【図2】この発明の射出成形用金型の一例を示す断面図
である。
【図3】この発明の射出成形用金型の一例を示す断面図
である。
【図4】この発明の射出成形品の製造方法によって得ら
れる射出成形品の一例を示す斜視図である。
【図5】この発明の射出成形品の製造方法によって得ら
れる射出成形品の一例を示す一部切欠要部斜視図であ
る。
【図6】 この発明の射出成形品の製造方法によって得
られる射出成形品の一例を示す平面図である。
【図7】この発明の射出成形用金型の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 可動型 2 固定型 3 転写材 4 落ち込み端部 5 射出成形品 6 落ち込み端部形成面 7 膨らみ 8 横端面形成面 9 最下端面形成面 11 パーティングライン 12 型底 13 凹部 14 射出口 15 成形用空間 16 横端面 17 最下端面 18 転写層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AD08 AD10 AH17 AH42 AH81 AR07 AR12 CA11 CB01 CB13 CB19 CK06 CK12 CK83 CQ01 4F206 AD08 AD10 AH17 AH42 AH81 AR07 AR12 JA07 JB13 JB19 JF05 JF23 JQ81

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面曲線の落ち込み端部形成面が形成され
    た可動型と固定型との間に加飾材を配置し、可動型と固
    定型との型閉めにより形成した成形用空間内に成形樹脂
    を注入して落ち込み端部を有する射出成形品を形成する
    と同時に、少なくとも射出成形品の表面に加飾材を一体
    化接着させるための射出成形用金型において、落ち込み
    端部形成面の落ち込み幅Dが0.3〜8.0mm、曲率
    半径が0.3〜8.0mm、可動型抜き勾配Aが5〜4
    5°であることを特徴とする射出成形用金型。
  2. 【請求項2】断面曲線の落ち込み端部形成面が形成され
    た可動型と固定型との間に加飾材を配置し、可動型と固
    定型との型閉めにより形成した成形用空間内に成形樹脂
    を注入して落ち込み端部を有する射出成形品を形成する
    と同時に、少なくとも射出成形品の表面に加飾材を一体
    化接着させるための射出成形用金型において、落ち込み
    端部形成面の落ち込み幅をD(mm)、曲率半径をR
    (mm)、可動型抜き勾配をAとしたとき、R=D、A
    =0の条件を満たすことを特徴とする射出成形用金型。
  3. 【請求項3】射出成形品の落ち込み端部が、最下端面に
    おいて曲率半径80mm以上の膨らみを有する射出成形
    品を成形する請求項1または2に記載の射出成形用金
    型。
  4. 【請求項4】可動型の横端面形成面の面積が固定型の最
    下端面形成面に近づくにつれて徐々に小さくなるように
    パーティングラインが形成され、得られる射出成形品の
    横端面内にはパーティングラインが形成され、最下端面
    内にはパーティングラインが形成されないようにした請
    求項1〜3のいずれかに記載の射出成形用金型。
  5. 【請求項5】請求項1〜3に記載の射出成形用金型を用
    いる製造方法であって、まず、固定型と可動型との間に
    加飾材を配置し、次に、可動型と固定型との型閉めによ
    り形成した成形用空間内に成形樹脂を注入して射出成形
    品を形成すると同時に、射出成形品の表面に加飾材を一
    体化接着させ、次に、可動型と固定型とを型開きして、
    射出成形品を可動型および固定型から脱型することを特
    徴とする射出成形品の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の射出成形用金型を用い
    て、横端面内にはパーティングラインが形成され、最下
    端面内にはパーティングラインが形成されない射出成形
    品を得る請求項4に記載の射出成形品の製造方法。
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