JP2003265679A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2003265679A
JP2003265679A JP2002069607A JP2002069607A JP2003265679A JP 2003265679 A JP2003265679 A JP 2003265679A JP 2002069607 A JP2002069607 A JP 2002069607A JP 2002069607 A JP2002069607 A JP 2002069607A JP 2003265679 A JP2003265679 A JP 2003265679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前扉の裏面に裏面ユニットを備えたスロット
マシンにおいて、裏面ユニット等のメンテナンスを容易
にする。 【解決手段】 スロットマシン10は、筐体20と前扉30と
裏面ユニット60とロック部材110とを備える。前扉30
は、扉用ヒンジ90を中心に回動し、筐体20の開口部を開
閉する。裏面ユニット60は、裏面ユニット用ヒンジ100
を中心に回動し、前扉30の裏面の所定位置に収まり、又
は所定位置から裏方向へ揺振する。ロック部材110は、
前扉30が閉まるのを阻止する位置である阻止位置、又は
前扉30を閉めることが可能となる位置である解除位置へ
移動する。前扉30を開け、かつ、裏面ユニット60を揺振
させると、ロック部材110が解除位置から阻止位置へ移
動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンに
関し、更に詳しくは、前扉を開け、かつ、前扉の裏面に
取り付けられている裏面ユニットを揺振させると、前扉
が閉まらないようにロックされるように形成したスロッ
トマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、スタートスイッチを操作する
と、3個すべての回転リールの回転が開始し、ストップ
スイッチを操作すると、当該ストップスイッチに対応し
た回転リールの回転が停止するとともに、3個すべての
回転リールの回転が停止したときに、所定の図柄が所定
の入賞ライン上に揃うと、所定の利益が付与されるスロ
ットマシンが提供されている。
【0003】また、最近では、回転リールの前方に、液
晶パネルや透明ELパネルなどの画像表示パネルを設け
て、この画像表示パネルを通して各回転リールを視認す
るように形成するとともに、この画像表示パネルに、例
えば、入賞ラインや演出図柄などを表示することによ
り、入賞か否かをわかりやすくしたり、あるいは遊技性
を高めているスロットマシンも提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前扉の裏面
に、画像表示パネルのような裏面ユニットを取り付ける
と、この裏面ユニットのメンテナンスが必要となるが、
従来のスロットマシンでは、前扉の裏面から裏面ユニッ
トを取り外して、そのメンテナンスを行っていた。
【0005】しかし、メンテナンスの度に裏面ユニット
を取り外すのは面倒である。そこで、本発明は、裏面ユ
ニット用ヒンジを介して裏面ユニットを取り付けて、裏
面ユニットが裏面ユニット用ヒンジを中心に回動するよ
うに形成することにより、前扉の裏面から裏面ユニット
を取り外さなくても、裏面ユニット及び裏面ユニットの
近辺のメンテナンスができるようにしたスロットマシン
を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、裏面ユニットを揺振させ
る動きに連動して、前扉がロック部材によってロックさ
れるように形成することにより、裏面ユニット及び裏面
ユニットの近辺のメンテナンス中に前扉が誤って閉じて
しまうことがないようにしたスロットマシンを提供する
ことを目的とする。また、本発明は、裏面ユニットを揺
振させると、フック止めがフックから外れて、ロック部
材がバネの力によって阻止位置へ移動するように形成す
ることにより、裏面ユニットを揺振させると前扉が確実
にロックされるようにしたスロットマシンを提供するこ
とを目的とする。
【0007】更に、本発明は、裏面ユニットが揺振し、
かつ、ロック部材が阻止位置にある状態では、フックの
先端が当接板に当接して、裏面ユニットが所定位置に収
まらなくなるように形成することにより、裏面ユニット
を一旦揺振させると、ロックを解除しない限り、裏面ユ
ニットが揺振したままの状態になるようにしたスロット
マシンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(請求項1)請求項1記
載の発明は、前面に開口部を有する箱型の筐体(20)
と、筐体(20)の開口部を開閉可能に塞ぐための前扉
(30)と、前扉(30)の裏面に取り付けられる裏面ユニ
ット(60)と、開いている前扉(30)が閉まるのを阻止
するためのロック部材(110)とを備えたスロットマシ
ン(10)であって、前記前扉(30)は、扉用ヒンジ(9
0)を介して筐体(20)に取り付けられ、かつ、扉用ヒ
ンジ(90)を中心に回動することにより、筐体(20)の
開口部を開閉可能に形成され、前記裏面ユニット(60)
は、その上部を、回転軸(101)が水平となっている裏
面ユニット用ヒンジ(100)を介して前扉(30)の裏面
に取り付けられ、かつ、裏面ユニット用ヒンジ(100)
を中心に回動することにより、前扉(30)の裏面の所定
位置に収まり、又は所定位置から裏方向へ揺振するよう
に形成され、前記ロック部材(110)は、前扉(30)の
裏面に摺動可能に取り付けられ、かつ、前扉(30)の裏
面に沿って摺動することにより、前扉(30)が閉まるの
を阻止する位置である阻止位置、又は前扉(30)を閉め
ることが可能となる位置である解除位置へ移動可能に形
成され、前記前扉(30)を開け、かつ、前記裏面ユニッ
ト(60)を所定位置から裏方向へ揺振させると、前記ロ
ック部材(110)が解除位置から阻止位置へ移動するよ
うに形成されていることを特徴とする。
【0009】ここで、「裏面ユニット(60)」は、前扉
(30)の裏面に取り付けられるものである。裏面ユニッ
ト(60)としては、例えば、回転リール(40)の前方に
設けられる画像表示装置(61)や、スロットマシン(1
0)を制御するための制御装置などがある。また、裏面
ユニット(60)は、裏面ユニット用ヒンジ(100)を介
して、前扉(30)の裏面に取り付けられる。また、裏面
ユニット(60)は、裏面ユニット用ヒンジ(100)を中
心に回動することにより、前扉(30)の裏面の所定位置
に収まり、又は所定位置から裏方向へ揺振する。
【0010】また、「裏面ユニット用ヒンジ(100)」
は、裏面ユニット(60)を前扉(30)の裏面に取り付け
るためのものである。裏面ユニット用ヒンジ(100)
は、裏面ユニット(60)の上部に取り付けられる。ま
た、裏面ユニット用ヒンジ(100)の回転軸(101)は、
水平となっている。これにより、裏面ユニット(60)
は、その下部を手前側に持ち上げられるようにして、裏
面ユニット用ヒンジ(100)を中心に回動することとな
る。
【0011】また、「ロック部材(110)」は、開いて
いる前扉(30)が閉まるのを阻止するためのものであ
る。ロック部材(110)は、前扉(30)の裏面に摺動可
能に取り付けられる。また、ロック部材(110)は、前
扉(30)の裏面に沿って摺動することにより、前扉(3
0)が閉まるのを阻止する位置である阻止位置、又は前
扉(30)を閉めることが可能となる位置である解除位置
へ移動可能に形成されている。また、「阻止位置」と
は、開いている前扉(30)が閉まるのを阻止する位置を
いい、また、「解除位置」とは、開いている前扉(30)
を閉めることが可能となる位置をいう。すなわち、ロッ
ク部材(110)が阻止位置にあると、開いている前扉(3
0)が閉まらなくなり、一方、ロック部材(110)が解除
位置にあると、開いている前扉(30)が閉まるようにな
るのである。
【0012】例えば、ロック部材(110)が前扉(30)
の裏面に沿って摺動することにより、その一部を扉用ヒ
ンジ(90)の筐体側部材(91)と前扉側部材(95)との
間に入り込ませたり、逆に、筐体側部材(91)と前扉側
部材(95)との間から完全に退避したりするように形成
することができる。また、ロック部材(110)の一部が
筐体側部材(91)と前扉側部材(95)との間に入り込む
と、開いている前扉(30)が閉まらなくなり、一方、ロ
ック部材(110)が筐体側部材(91)と前扉側部材(9
5)との間から完全に退避すると、開いている前扉(3
0)を閉めることが可能となるように形成することがで
きる。この場合、ロック部材(110)がその一部を筐体
側部材(91)と前扉側部材(95)との間に入り込ませる
位置が阻止位置となり、一方、ロック部材(110)が筐
体側部材(91)と前扉側部材(95)との間から完全に退
避する位置が解除位置となる。
【0013】また、例えば、ロック部材(110)が前扉
(30)の裏面に沿って摺動することにより、その一部を
筐体(20)と前扉(30)との間に入り込ませたり、逆
に、筐体(20)と前扉(30)との間から完全に退避した
りするように形成することができる。また、ロック部材
(110)の一部が筐体(20)と前扉(30)との間に入り
込むと、開いている前扉(30)が閉まらなくなり、一
方、ロック部材(110)が筐体(20)と前扉(30)との
間から完全に退避すると、開いている前扉(30)を閉め
ることが可能となるように形成することができる。この
場合、ロック部材(110)がその一部を筐体(20)と前
扉(30)との間に入り込ませる位置が阻止位置となり、
一方、ロック部材(110)が筐体(20)と前扉(30)と
の間から完全に退避する位置が解除位置となる。
【0014】更に、前扉(30)を開け、かつ、裏面ユニ
ット(60)を所定位置から裏方向へ揺振させると、ロッ
ク部材(110)は、解除位置から阻止位置へ移動する。
すなわち、裏面ユニット(60)を揺振させる動きに連動
して、前扉(30)がロック部材(110)によってロック
されるのである。例えば、ロック部材(110)を阻止位
置方向へ向けて付勢するバネ(140)を設ける。また、
ロック部材(110)の所定位置にはフック(112)を設け
るとともに、裏面ユニット(60)の所定位置にはフック
(112)を係止するためのフック止め(150)を設ける。
更に、裏面ユニット(60)を前扉(30)の裏面の所定位
置に収めた状態では、フック(112)がフック止め(15
0)に係止されて、ロック部材(110)が解除位置に留ま
るように形成する。そして、裏面ユニット(60)を揺振
させると、フック止め(150)がフック(112)から外れ
て、ロック部材(110)がバネ(140)の力によって阻止
位置へ移動するように形成する。そうすると、裏面ユニ
ット(60)を揺振させる動きに連動して、前扉(30)が
ロック部材(110)によってロックされるようにするこ
とができる。
【0015】また、例えば、裏面ユニット(60)を揺振
させると、裏面ユニット(60)がロック部材(110)を
押すことにより、ロック部材(110)が解除位置から阻
止位置へ移動するように形成してもよい。このように、
裏面ユニット(60)が裏面ユニット用ヒンジ(100)を
中心に回動することから、前扉(30)の裏面から裏面ユ
ニット(60)を取り外さなくても、裏面ユニット(60)
及び裏面ユニット(60)の近辺のメンテナンスができ
る。
【0016】更に、裏面ユニット(60)を揺振させる動
きに連動して、前扉(30)がロック部材(110)によっ
てロックされることから、裏面ユニット(60)及び裏面
ユニット(60)の近辺のメンテナンス中に前扉(30)が
誤って閉まることがない。また、前扉(30)がロックさ
れることから、メンテナンスの作業性をより一層向上さ
せることができ、更には、裏面ユニット(60)が持ち上
げられたまま前扉(30)が閉じてしまうことに起因して
裏面ユニット(60)や回転リール(40)等が破損等して
しまうおそれもないのである。
【0017】(請求項2)また、請求項2記載の発明
は、請求項1記載の発明の特徴に加えて、前記ロック部
材(110)は、バネ(140)によって常時阻止位置方向へ
向けて付勢され、前記ロック部材(110)の所定位置に
はフック(112)が設けられているとともに、前記裏面
ユニット(60)の所定位置にはフック(112)を係止す
るためのフック止め(150)が設けられ、前記裏面ユニ
ット(60)を前扉(30)の裏面の所定位置に収めた状態
では、ロック部材(110)に設けたフック(112)が裏面
ユニット(60)に設けたフック止め(150)に係止され
ることにより、ロック部材(110)が解除位置に留まる
ように形成され、前記裏面ユニット(60)を所定位置か
ら裏方向へ揺振させると、フック止め(150)がフック
(112)から外れて、ロック部材(110)がバネ(140)
の力によって解除位置から阻止位置へ移動するように形
成されていることを特徴とする。
【0018】このように、裏面ユニット(60)を揺振さ
せると、フック止め(150)がフック(112)から外れ
て、ロック部材(110)がバネ(140)の力によって阻止
位置へ移動するように形成することにより、裏面ユニッ
ト(60)を揺振させた際に前扉(30)が確実にロックさ
れるようにすることができるのである。(請求項3)更
に、請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の特徴
に加えて、前記裏面ユニット(60)の所定位置には、ロ
ック部材(110)が阻止位置にあるときにフック(112)
の先端が当接する当接板(160)が設けられ、前記裏面
ユニット(60)が裏方向に揺振し、かつ、ロック部材
(110)が阻止位置にある状態では、フック(112)の先
端が裏面ユニット(60)の当接板(160)に当接して、
裏面ユニット(60)が前扉(30)の裏面の所定位置に収
まらないように形成されていることを特徴とする。
【0019】このように、裏面ユニット(60)が揺振
し、かつ、ロック部材(110)が阻止位置にある状態で
は、フック(112)の先端が当接板(160)に当接して、
裏面ユニット(60)が所定位置に収まらなくなるように
形成することにより、裏面ユニット(60)を一旦揺振さ
せると、ロックを解除しない限り、裏面ユニット(60)
が揺振したままの状態になるようにすることができるの
である。
【0020】そして、ロックを解除しない限り、裏面ユ
ニット(60)が揺振したままの状態になるようにするこ
とにより、スロットマシン(10)のメンテナンスの作業
性をより一層向上させることができるのである。
【0021】
【発明の実施の形態】(図面の説明)図1ないし図11
は、本発明の実施の形態を示すものである。図1は、ス
ロットマシン10の外観正面図、図2は、スロットマシン
10の側断面図、図3は、スロットマシン10の外観斜視図
(前扉30が閉じた状態)、図4は、スロットマシン10の
外観斜視図(前扉30が開いた状態)、図5は、スロット
マシン10の外観斜視図(前扉30が開き、かつ、裏面ユニ
ット60としての画像表示装置61が揺振した状態)、図6
は、裏面ユニット60としての画像表示装置61の外観斜視
図、図7(A)は、扉用ヒンジ90及びロック部材110の
上面図(前扉30が閉じ、かつ、裏面ユニット60としての
画像表示装置61が所定位置に収まった状態)、図7
(B)は、扉用ヒンジ90及びロック部材110の側面図
(前扉30が閉じ、かつ、裏面ユニット60としての画像表
示装置61が所定位置に収まった状態)、図8(A)は、
扉用ヒンジ90及びロック部材110の上面図(前扉30が開
き、かつ、裏面ユニット60としての画像表示装置61が所
定位置に収まった状態)、図8(B)は、扉用ヒンジ90
及びロック部材110の正面図(前扉30が開き、かつ、裏
面ユニット60としての画像表示装置61が所定位置に収ま
った状態)、図9(A)は、扉用ヒンジ90及びロック部
材110の側面図(前扉30が開き、かつ、裏面ユニット60
としての画像表示装置61が揺振した状態)、図9(B)
は、扉用ヒンジ90及びロック部材110の正面図(前扉30
が開き、かつ、裏面ユニット60としての画像表示装置61
が揺振した状態)、図10は、扉用ヒンジ90及びロック
部材110の斜視図(前扉30が開き、かつ、裏面ユニット6
0としての画像表示装置61が所定位置に収まった状
態)、図11は、扉用ヒンジ90及びロック部材110の斜
視図(前扉30が開き、かつ、裏面ユニット60としての画
像表示装置61が揺振した状態)である。
【0022】(スロットマシン10)本実施の形態に係る
スロットマシン10は、図1ないし図5に示すように、前
面に開口部を有する箱型の筐体20と、この筐体20の開口
部を開閉可能に塞ぐための前扉30と、開いている前扉30
が閉まるのを阻止するためのロック部材110とを備えて
いる。
【0023】また、筐体20の内部には、3個の回転リー
ル40が横並びに設けられ、また、前扉30のほぼ中央に
は、図柄表示窓50が設けられ、また、各回転リール40と
図柄表示窓50との間には、裏面ユニット60としての画像
表示装置61が設けられている。また、画像表示装置61
は、光透過性を有する画像表示パネル70と、この画像表
示パネル70を支持するためのパネルフレーム80とを備え
ている。
【0024】すなわち、このスロットマシン10は、各回
転リール40の前方に光透過性を有する画像表示パネル70
を備えており、遊技者が画像表示パネル70を通して各回
転リール40を視認するように形成されているものであ
る。また、画像表示装置61は、裏面ユニット用ヒンジ10
0を介して前扉30の裏面に取り付けられている。
【0025】また、画像表示装置61は、裏面ユニット用
ヒンジ100を中心に回動することにより、前扉30の裏面
の所定位置に収まり、又は所定位置から裏方向へ揺振す
る。また、ロック部材110は、前扉30の裏面に摺動可能
に取り付けられている。また、ロック部材110は、前扉3
0の裏面に沿って摺動することにより、前扉30が閉まる
のを阻止する位置である阻止位置、又は前扉30を閉める
ことが可能となる位置である解除位置へ移動可能に形成
されている。
【0026】更に、前扉30を開け、かつ、画像表示装置
61を所定位置から裏方向へ揺振させると、ロック部材11
0が、解除位置から阻止位置へ移動する。すなわち、こ
のスロットマシン10は、前扉30を開け、かつ、画像表示
装置61を揺振させると、前扉30が閉まらないようにロッ
ク部材110によってロックされるように形成されている
ものである。
【0027】また、図柄表示窓50の下方には、クレジッ
トされているメダルを投入するためのベットスイッチ32
や、クレジットされているメダルを払い出すためのキャ
ンセルスイッチ33や、回転リール40の回転を開始させる
ためのスタートスイッチ34や、回転リール40の回転を停
止させるためのストップスイッチ35などが設けられてい
る。
【0028】また、前扉30の下部には、メダルを払い出
すための払出口36が設けられ、また、払出口36の下方に
は、払出口36から払い出されたメダルを受け止めるため
の受け皿37が設けられている。また、筐体20の内部に
は、スロットマシン10を制御するための制御装置が設け
られている。
【0029】そして、このスロットマシン10は、スター
トスイッチ34を操作すると、3個すべての回転リール40
の回転が開始し、ストップスイッチ35を操作すると、当
該ストップスイッチ35に対応した回転リール40の回転が
停止し、3個すべての回転リール40の回転が停止したと
きに、所定の図柄が所定の入賞ライン上に揃うと、遊技
者に対して所定の利益を付与するように形成されている
ものである。
【0030】(制御装置)制御装置は、スロットマシン
10を制御するためのものである。この制御装置は、CP
U、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えている。ま
た、この制御装置の入力手段には、ベットスイッチ32、
キャンセルスイッチ33、スタートスイッチ34、及びスト
ップスイッチ35などが接続されている。
【0031】また、この制御装置の出力手段には、3個
の回転リール40を備えたリールユニット、メダルを払い
出すためのホッパーユニット、演出用ランプ、スピー
カ、及び画像表示装置61などが接続されている。そし
て、この制御装置は、CPUがROMに記憶されたプロ
グラムを実行することにより、スロットマシン10での遊
技を制御するための遊技制御手段、及び画像表示装置61
に表示させる画像を制御するための画像制御手段などと
して機能する。
【0032】(図柄表示窓50)図柄表示窓50は、各回転
リール40を視認するためのものである。この図柄表示窓
50は、図1ないし図3に示すように、前扉30のほぼ中央
に設けられている。また、この図柄表示窓50は、透明な
窓パネル51と、この窓パネル51を支持するための窓枠53
とを備えている。
【0033】また、窓パネル51は、四角板状に形成され
ており、そのほぼ中央には、遊技者側が凹面となり、か
つ、回転リール40側が凸面となる台形状の窪み部52が設
けられている。また、この窓パネル51は、透明なPMM
A樹脂を用いて、射出成形によって一体的に形成されて
いる。
【0034】また、窓枠53は、窓パネル51の窪み部52の
周囲の形状にあわせて、四角枠型に形成されている。ま
た、この窓枠53の裏面上部には、2つの軸受部102が横
並びに設けられている。これらの軸受部102は、裏面ユ
ニット用ヒンジ110を構成するものである。また、この
窓枠53は、2つの軸受部102とともに、黒色のABS樹
脂を用いて、射出成形によって一体的に形成されてい
る。
【0035】(画像表示装置61)画像表示装置61は、画
像を表示するためのものである。この画像表示装置61
は、各回転リール40の前方に設けられている。また、こ
の画像表示装置61は、図2、図4及び図5に示すよう
に、裏面ユニット用ヒンジ100を介して前扉30の裏面に
取り付けられている。
【0036】また、裏面ユニット用ヒンジ100は、画像
表示装置61の上部に取り付けられており、また、裏面ユ
ニット用ヒンジ100の回転軸102は、水平となっている。
そして、この画像表示装置61は、裏面ユニット用ヒンジ
100を中心に回動することにより、図4及び図5に示す
ように、前扉30の裏面の所定位置に収まり、又は所定位
置から裏方向へ揺振する。
【0037】すなわち、本実施の形態に係るスロットマ
シン10では、この画像表示装置61が、裏面ユニット60に
相当するものである。また、この画像表示装置61は、光
透過性を有する3枚の画像表示パネル70と、これらの画
像表示パネル70を支持するためのパネルフレーム80とを
備えている。また、パネルフレーム80は、図6に示すよ
うに、枠型に形成されており、3つの窓部81を横並びに
有している。
【0038】また、3枚の画像表示パネル70は、パネル
フレーム80が有する3つの窓部81にそれぞれ嵌め込まれ
るようにして、パネルフレーム80に支持されている。 (画像表示パネル70)画像表示パネル70は、画像を表示
するためのものであって、かつ、光透過性を有するもの
である。
【0039】このような光透過性を有する画像表示パネ
ル70として、本実施の形態に係るスロットマシン10で
は、透明ELパネルを用いている。また、各画像表示パ
ネル70は、図6に示すように、それぞれ、その下側部分
に、所定の画像を常時表示するための常時表示領域71を
有している。また、各常時表示領域71は、それぞれ、横
長の帯状に形成されている。
【0040】また、各画像表示パネル70は、それぞれ、
常時表示領域71に、例えば、クレジットされているメダ
ルの枚数などを表示可能に形成されているとともに、常
時表示領域以外の領域には、例えば、入賞ラインや演出
図柄などを表示可能に形成されている。また、常時表示
領域71に表示される画像は、制御装置が有する画像制御
手段によって制御されることとなっている。すなわち、
常時表示領域71のどの位置に、どのようなパターンの画
像を、どのようなタイミングで表示するかについては、
いわゆるソフト的な処理によって制御されることとなっ
ているのである。常時表示領域以外の領域についても同
様である。
【0041】また、常時表示領域71と、それ以外の領域
とは、物理的な構造等の相違によって区別されているの
ではなく、いわゆるソフト的な処理によって区別されて
いる。すなわち、画像表示パネル70のどの部分を常時表
示領域71とし、どの部分をそれ以外の領域とするかにつ
いては、いわゆるソフト的な処理によって制御されてい
るのである。
【0042】(パネルフレーム80)パネルフレーム80
は、画像表示パネル70を支持するためのものである。こ
のパネルフレーム80は、図6に示すように、枠型に形成
されており、3つの窓部81を横並びに有している。具体
的には、このパネルフレーム80は、図6に示すように、
四角枠型の外枠82と、この外枠82の内側に設けた2本の
仕切枠83とを有している。
【0043】また、外枠82は、上側横枠84と、この上側
横枠84の右端から下方へ延びる右側縦枠86と、この右側
縦枠86の下端から左方へ延びる下側横枠85と、この下側
横枠85の左端から上方へ延びる左側縦枠87とを有してい
る。また、上側横枠84の左端と左側縦枠87の上端とは互
いに連設され、また、上側横枠84と下側横枠85とは互い
に平行に設けられ、また、右側縦枠86と左側縦枠87とは
互いに平行に設けられている。
【0044】また、2本の仕切枠83は、所定間隔をあけ
て互いに平行に設けられており、また、右側縦枠86及び
左側縦枠87とも平行に設けられている。また、2本の仕
切枠83は、それぞれ、その上端を上側横枠84の所定位置
に連設されているとともに、その下端を下側横枠85の所
定位置に連設されている。これにより、このパネルフレ
ーム80は、3つの窓部81を横並びに有することとなって
いる。
【0045】また、各窓部81の下側部分には、それぞ
れ、横長の四角板状のマスキング板88が設けられてい
る。また、各マスキング板88は、それぞれ、光透過性を
有さないように形成され、また、各マスキング板88の前
面には、それぞれ、半艶仕上げが施され、更に、各マス
キング板88の下部は、それぞれ、下側横枠85の上部に連
設されている。
【0046】そして、パネルフレーム80の各窓部81にそ
れぞれ画像表示パネル70が嵌め込まれると、各画像表示
パネル70の各常時表示領域71の裏面には、マスキング板
88が位置することとなっている。また、上側横枠84の前
面上部には、2つの回転軸101が横並びに設けられてい
る。これらの回転軸101は、裏面ユニット用ヒンジ100を
構成するものである。
【0047】また、左側縦枠87の左上部には、ロック部
材110のフック112を係止するためのフック止め150が設
けられているとともに、このフック止め150の上方に
は、ロック部材110が阻止位置にあるときにフック112の
先端113が当接する板状の当接板160が設けられている。
また、このパネルフレーム80は、マスキング板88、回転
軸101、フック止め150及び当接板160とともに、黒色の
ABS樹脂を用いて、射出成形によって一体的に形成さ
れている。
【0048】(扉用ヒンジ90)扉用ヒンジ90は、前扉30
を筐体20に取り付けるためのものである。この扉用ヒン
ジ90は、図7ないし図11に示すように、筐体20に固定
される部材である筐体側部材91と、前扉30に固定される
部材である前扉側部材95とを有している。
【0049】また、筐体側部材91は、筐体20の所定位置
に固定される筐体固定部92と、回転軸93と、筐体固定部
92と回転軸93とを連結するためのアーム部94とを有して
いる。また、アーム部94は、図7ないし図11に示すよ
うに、断面「コ」の字形に形成されている。
【0050】また、前扉側部材95は、前扉30の所定位置
に固定される前扉固定部96と、回転軸93を支持するため
の軸受部97と、アーム部94を収めるためのアーム収納部
98とを有している。すなわち、筐体側部材91は、筐体20
の所定位置に固定され、また、前扉側部材95は、前扉30
の所定位置に固定される。また、筐体側部材91の回転軸
93は、前扉側部材95の軸受部97によって支持される。そ
して、回転軸93を中心として前扉側部材95が回動するこ
とにより、前扉30が開閉するのである。更に、前扉30が
閉まるときには、筐体側部材91のアーム部94が、前扉側
部材95のアーム収納部98内に収まるようになっており、
これにより、筐体側部材91と前扉側部材95とが接触しな
いようにしているのである。
【0051】(裏面ユニット用ヒンジ100)裏面ユニッ
ト用ヒンジ100は、裏面ユニット60を前扉30の裏面に取
り付けるためのものである。この裏面ユニット用ヒンジ
100は、図2、図4及び図5に示すように、パネルフレ
ーム80の前面上部に設けた2つの回転軸101と、窓枠53
の裏面上部に設けた2つの軸受部102とによって構成さ
れている。
【0052】また、2つの回転軸101は、裏面ユニット6
0としての画像表示装置61を前扉30の裏面に取り付けた
際には、水平となるように形成されている。そして、各
回転軸101を各軸受部102にそれぞれ支持させることによ
り、裏面ユニット60としての画像表示装置61が前扉30の
裏面に取り付けられる。更に、裏面ユニット60としての
画像表示装置61は、図4及び図5に示すように、この裏
面ユニット用ヒンジ100を中心に回動することにより、
前扉30の裏面の所定位置に収まり、又は所定位置から裏
方向へ揺振するのである。
【0053】(ロック部材110)ロック部材110は、開い
ている前扉30が閉まるのを阻止するためのものである。
このロック部材110は、前扉30の裏面に摺動可能に取り
付けられている。また、このロック部材110は、前扉30
の裏面に沿って摺動することにより、前扉30が閉まるの
を阻止する位置である阻止位置、又は前扉30を閉めるこ
とが可能となる位置である解除位置へ移動可能に形成さ
れている。
【0054】ここで、阻止位置とは、開いている前扉30
が閉まるのを阻止する位置をいい、また、解除位置と
は、開いている前扉30を閉めることが可能となる位置を
いう。すなわち、このロック部材110が阻止位置にある
と、開いている前扉30が閉まらなくなり、一方、このロ
ック部材110が解除位置にあると、開いている前扉30が
閉まるようになるのである。
【0055】更に、前扉30を開け、かつ、裏面ユニット
60としての画像表示装置61を所定位置から裏方向へ揺振
させると、このロック部材110は、解除位置から阻止位
置へ移動する。以下、ロック部材110について詳述す
る。図4及び図5に示すように、ロック部材110は、前
扉30の裏面であって、かつ、扉用ヒンジ90の近辺に取り
付けられている。
【0056】また、図7ないし図11に示すように、ロ
ック部材110は、縦長の棒状に形成され、また、ロック
部材110の上部には、前扉30が閉まるのを阻止するため
の阻止部111が設けられ、また、ロック部材110の下部に
は、フック止め150に係止されるフック112が設けられて
いる。また、ロック部材110の中央には、縦長の長穴115
が設けられているとともに、この長穴115の上端付近に
は、ロック部材110を下方へ押し下げるための押下片114
が設けられている。
【0057】また、図7ないし図11に示すように、前
扉30の裏面であって、かつ、扉用ヒンジ90の近辺には、
ロック部材110を取り付けるためのレール120が設けられ
ている。このレール120は、扉用ヒンジ90の前扉側部材9
1と一体的に形成されており、扉用ヒンジ90の前扉側部
材91の長手方向に沿って延びるように形成されている。
すなわち、このレール120は、スロットマシン10の上下
方向に延びるように形成されているのである。
【0058】そして、ロック部材110は、このレール120
上を摺動するように形成されており、更には、長穴115
を通したネジ130によって、このレール120から外れない
ようになっている。また、図7及び図9に示すように、
ロック部材110の内部には、ロック部材110を常時上方へ
向けて付勢するためのバネ140が設けられている。すな
わち、ロック部材110は、このバネ140によって常時上方
へ向けて付勢されているのである。
【0059】また、図7及び図8に示すように、ロック
部材110がその摺動範囲の下側に位置しているときに
は、ロック部材110の上部に設けた阻止部111は、扉用ヒ
ンジ90のアーム収納部98よりも下方に位置することとな
る。これにより、扉用ヒンジ90のアーム部94がアーム収
納部98内に収まるようになり、開いている前扉30を閉め
ることが可能となる。
【0060】すなわち、ロック部材110がその摺動範囲
の下側位置にあると、開いている前扉30を閉めることが
可能となるのである。つまり、ロック部材110の摺動範
囲の下側位置が、開いている前扉30を閉めることが可能
となる位置である解除位置となるのである。また、図9
に示すように、ロック部材110がその摺動範囲の上側に
位置しているときには、ロック部材110の上部に設けた
阻止部111は、扉用ヒンジ90のアーム収納部98内に位置
することとなる。これにより、扉用ヒンジ90のアーム部
94がアーム収納部98内に収まらなくなり、開いている前
扉30を閉めることができなくなる。
【0061】すなわち、ロック部材110がその摺動範囲
の上側位置にあると、開いている前扉30を閉めることが
できなくなるのである。つまり、ロック部材110の摺動
範囲の上側位置が、開いている前扉30が閉まるのを阻止
する位置である阻止位置となるのである。次に、図7な
いし図11に基づいて、ロック部材110の動きを説明す
る。
【0062】図7に示すように、裏面ユニット60として
の画像表示装置61を前扉30の裏面の所定位置に収め、か
つ、前扉30を閉じた状態では、ロック部材110の下部に
設けたフック112は、裏面ユニット60としての画像表示
装置61に設けたフック止め150に係止されている。これ
により、ロック部材110は、バネ140によって上方へ向け
て付勢されているものの、解除位置に留まることとなっ
ている。この状態では、ロック部材110の上部に設けた
阻止部111が、扉用ヒンジ90のアーム収納部98よりも下
方に位置しているため、扉用ヒンジ90のアーム部94がア
ーム収納部98内に収まるので、前扉30の開閉は可能であ
る。
【0063】また、図8又は図10に示すように、前扉
30を開けても、裏面ユニット60としての画像表示装置61
を前扉30の裏面の所定位置から裏方向へ揺振させなけれ
ば、フック112はフック止め150に係止されたままとな
る。すなわち、ロック部材110は、解除位置に位置した
ままとなる。このため、前扉30を開けても、裏面ユニッ
ト60としての画像表示装置61を前扉30の裏面の所定位置
に収めた状態であれば、前扉30の開閉は可能である。
【0064】また、図9又は図11に示すように、前扉
30を開け、かつ、裏面ユニット60としての画像表示装置
61を所定位置から裏方向へ揺振させると、フック止め15
0がフック112から外れる。また、ロック部材110は、バ
ネ140によって常時上方へ向けて付勢されている。この
ため、フック止め150がフック112から外れると、ロック
部材110は、バネ140の力によって上方へ、すなわち、阻
止位置へ移動することとなる。更に、ロック部材110が
阻止位置へ移動すると、ロック部材110の阻止部111が、
扉用ヒンジ90のアーム収納部98内に入り込む。これによ
り、開いている前扉30を閉めようとしても、アーム部94
がアーム収納部98内に収まるのを阻止部111によって阻
まれるので、開いた前扉30が閉まらなくなるのである。
【0065】また、ロック部材110が阻止位置へ移動す
ると、フック112の先端113が、画像表示装置61の当接板
160に当接するようになる。これにより、画像表示装置6
1は、前扉30の裏面の所定位置に収まらなくなる。ま
た、画像表示装置61を前扉30の裏面の所定位置に収める
には、以下に示すように操作する。
【0066】まず、バネ140の力に抗して、ロック部材1
10を下方へ押し下げる。すなわち、ロック部材110を解
除位置へ移動させる。これにより、ロック部材110の阻
止部111が、扉用ヒンジ90のアーム収納部98から退避す
ることとなる。また、ロック部材110を解除位置へ移動
させたら、今度は画像表示装置61を前扉30の裏面の所定
位置に収める。そうすると、フック112がフック止め150
に係止され、これにより、ロック部材110が解除位置に
留まることとなる。
【0067】このように、本実施の形態に係るスロット
マシン10は、裏面ユニット60が裏面ユニット用ヒンジ10
0を中心として回動する。このため、前扉30の裏面から
裏面ユニット60を取り外さなくても、裏面ユニット60及
び裏面ユニット60の近辺のメンテナンスができるのであ
る。また、本実施の形態に係るスロットマシン10は、裏
面ユニット60を揺振させる動きに連動して、前扉30がロ
ック部材110によってロックされる。このため、裏面ユ
ニット60及び裏面ユニット60の近辺のメンテナンス中に
前扉30が誤って閉じてしまうことがないのである。ま
た、前扉30がロックされることから、メンテナンスの作
業性をより一層向上させることができ、更には、裏面ユ
ニット60が持ち上げられたまま前扉30が閉じてしまうこ
とに起因して裏面ユニット60や回転リール40等が破損等
してしまうおそれもないのである。
【0068】また、本実施の形態に係るスロットマシン
10は、裏面ユニット60を揺振させると、フック止め150
がフック112から外れて、ロック部材110がバネ140の力
によって阻止位置へ移動する。このため、裏面ユニット
60を揺振させると前扉30が確実にロックされるのであ
る。更に、本実施の形態に係るスロットマシン10は、裏
面ユニット60が揺振し、かつ、ロック部材110が阻止位
置にある状態では、フック112の先端が当接板160に当接
して、裏面ユニット60が所定位置に収まらなくなる。こ
のため、裏面ユニット60を一旦揺振させると、ロックを
解除しない限り、裏面ユニット60が揺振したままの状態
になるのである。
【0069】そして、ロックを解除しない限り、裏面ユ
ニット60が揺振したままの状態になるようにすることに
より、スロットマシン10のメンテナンスの作業性をより
一層向上させることができるのである。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、裏面ユニットが裏面ユ
ニット用ヒンジを中心として回動することから、前扉の
裏面から裏面ユニットを取り外さなくても、裏面ユニッ
ト及び裏面ユニットの近辺のメンテナンスができるスロ
ットマシンを提供することができるのである。
【0071】また、本発明によれば、裏面ユニットを揺
振させる動きに連動して、前扉がロック部材によってロ
ックされることから、裏面ユニット及び裏面ユニットの
近辺のメンテナンス中に前扉が誤って閉じてしまうこと
がないスロットマシンを提供することができるのであ
る。また、本発明によれば、裏面ユニットを揺振させる
と、フック止めがフックから外れて、ロック部材がバネ
の力によって阻止位置へ移動することから、裏面ユニッ
トを揺振させると前扉が確実にロックされるスロットマ
シンを提供することができるのである。
【0072】更に、本発明によれば、裏面ユニットが揺
振し、かつ、ロック部材が阻止位置にある状態では、フ
ックの先端が当接板に当接して、裏面ユニットが所定位
置に収まらなくなることから、裏面ユニットを一旦揺振
させると、ロックを解除しない限り、裏面ユニットが揺
振したままの状態になるスロットマシンを提供すること
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るスロットマシンの外観正面
図。
【図2】本実施の形態に係るスロットマシンの側断面
図。
【図3】本実施の形態に係るスロットマシンの外観斜視
図(前扉が閉じた状態)。
【図4】本実施の形態に係るスロットマシンの外観斜視
図(前扉が開いた状態)。
【図5】本実施の形態に係るスロットマシンの外観斜視
図(前扉が開き、かつ、裏面ユニットとしての画像表示
装置が揺振した状態)。
【図6】本実施の形態に係るスロットマシンが備える裏
面ユニットの外観斜視図。
【図7】本実施の形態に係るスロットマシンが備える扉
用ヒンジ及びロック部材の上面図並びに側面図(前扉が
閉じ、かつ、裏面ユニットとしての画像表示装置が所定
位置に収まった状態)。
【図8】本実施の形態に係るスロットマシンが備える扉
用ヒンジ及びロック部材の上面図並びに正面図(前扉が
開き、かつ、裏面ユニットとしての画像表示装置が所定
位置に収まった状態)。
【図9】本実施の形態に係るスロットマシンが備える扉
用ヒンジ及びロック部材の側面図並びに正面図(前扉が
開き、かつ、裏面ユニットとしての画像表示装置が揺振
した状態)。
【図10】本実施の形態に係るスロットマシンが備える
扉用ヒンジ及びロック部材の斜視図(前扉が開き、か
つ、裏面ユニットとしての画像表示装置が所定位置に収
まった状態)。
【図11】本実施の形態に係るスロットマシンが備える
扉用ヒンジ及びロック部材の斜視図(前扉が開き、か
つ、裏面ユニットとしての画像表示装置が揺振した状
態)。
【符号の説明】
10 スロットマシン 20 筐体 30 前扉 32 ベットスイ
ッチ 33 キャンセルスイッチ 34 スタートス
イッチ 35 ストップスイッチ 36 払出口 37 受け皿 40 回転リール 50 図柄表示窓 51 窓パネル 52 窪み部 53 窓枠 60 裏面ユニット 61 画像表示装
置 70 画像表示パネル 71 常時表示領
域 80 パネルフレーム 81 窓部 82 外枠 83 仕切枠 84 上側横枠 85 下側横枠 86 右側縦枠 87 左側縦枠 88 マスキング板 90 扉用ヒンジ 91 筐体側部材 92 筐体固定部 93 回転軸 94 アーム部 95 前扉側部材 96 前扉固定部 97 軸受部 98 アーム収納
部 100 裏面ユニット用ヒンジ 101 回転軸 102 軸受部 110 ロック部
材 111 阻止部 112 フック 113 フックの先端 114 押下片 115 長穴 120 レール 130 ネジ 140 バネ 150 フック止め 160 当接板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口部を有する箱型の筐体と、筐
    体の開口部を開閉可能に塞ぐための前扉と、前扉の裏面
    に取り付けられる裏面ユニットと、開いている前扉が閉
    まるのを阻止するためのロック部材とを備えたスロット
    マシンであって、 前記前扉は、扉用ヒンジを介して筐体に取り付けられ、
    かつ、扉用ヒンジを中心に回動することにより、筐体の
    開口部を開閉可能に形成され、 前記裏面ユニットは、その上部を、回転軸が水平となっ
    ている裏面ユニット用ヒンジを介して前扉の裏面に取り
    付けられ、かつ、裏面ユニット用ヒンジを中心に回動す
    ることにより、前扉の裏面の所定位置に収まり、又は所
    定位置から裏方向へ揺振するように形成され、 前記ロック部材は、前扉の裏面に摺動可能に取り付けら
    れ、かつ、前扉の裏面に沿って摺動することにより、前
    扉が閉まるのを阻止する位置である阻止位置、又は前扉
    を閉めることが可能となる位置である解除位置へ移動可
    能に形成され、 前記前扉を開け、かつ、前記裏面ユニットを所定位置か
    ら裏方向へ揺振させると、前記ロック部材が解除位置か
    ら阻止位置へ移動するように形成されていることを特徴
    とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記ロック部材は、バネによって常時阻
    止位置方向へ向けて付勢され、 前記ロック部材の所定位置にはフックが設けられている
    とともに、前記裏面ユニットの所定位置にはフックを係
    止するためのフック止めが設けられ、 前記裏面ユニットを前扉の裏面の所定位置に収めた状態
    では、ロック部材に設けたフックが裏面ユニットに設け
    たフック止めに係止されることにより、ロック部材が解
    除位置に留まるように形成され、 前記裏面ユニットを所定位置から裏方向へ揺振させる
    と、フック止めがフックから外れて、ロック部材がバネ
    の力によって解除位置から阻止位置へ移動するように形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のスロット
    マシン。
  3. 【請求項3】 前記裏面ユニットの所定位置には、ロッ
    ク部材が阻止位置にあるときにフックの先端が当接する
    当接板が設けられ、 前記裏面ユニットが裏方向に揺振し、かつ、ロック部材
    が阻止位置にある状態では、フックの先端が裏面ユニッ
    トの当接板に当接して、裏面ユニットが前扉の裏面の所
    定位置に収まらないように形成されていることを特徴と
    する請求項2記載のスロットマシン。
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