JP5913555B1 - 遊技機用ユニットの固定構造及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前扉ベースに設けられた開口部に後方から嵌め込まれた遊技機用ユニットを、前扉ベースの後面側からの作業のみで容易に固定することのできる遊技機用ユニットの固定構造を提供する。【解決手段】遊技機10の前扉ベース41に設けられた開口部41aに後方から嵌め込まれた遊技機用ユニット30を前扉ベース41に対して固定するための遊技機用ユニット30の固定構造において、遊技機用ユニット30の外方に突き出ない非突出位置から外方に突き出る突出位置まで移動させることが可能な固定用可動体50を遊技機用ユニット30の後面側に設け、遊技機用ユニット30を開口部41aに後方から嵌め込む際には、固定用可動体50を非突出位置に移動させ、遊技機用ユニット30を開口部41aに嵌め込んだ後には、固定用可動体50を突出位置に移動させて前扉ベース41の後面に当接させることができるようにした。【選択図】図5

Description

本発明は、前扉ベースに設けられた開口部に後方から嵌め込まれた遊技機用ユニットを前扉ベースに対して固定するための遊技機用ユニットの固定構造と、この固定構造を用いた遊技機とに関する。
回胴式遊技機やパチンコ遊技機等の遊技機では、遊技の進行等に応じて各種演出が行われる。遊技機で行われる演出としては、液晶ディスプレイ等の画像表示装置を用いた映像演出や、スピーカー等の音声発生装置を用いた音声演出や、照明装置を用いた照明演出が代表的であるが、その他にも、可動体を用いた可動体演出も一般的である。遊技機の可動体演出は、近年、多様化してきており、画像表示装置における画像表示部の前面側にシャッターを配し、そのシャッターの開閉状態を切り替えることで、画像表示部の見え方を変化させる機種も登場している。
このようなシャッターを用いた可動体演出を行うためには、シャッターやそれを駆動するための駆動手段等を備えたシャッターユニットを画像表示装置の前面側(通常、遊技機筺体の前扉を構成する前扉ベースに設けられた画像表示用開口部の前側)に固定する必要がある。しかも、この種のシャッターユニットは、前扉ベースの後側から固定する必要がある。というのも、前扉ベースの前側(シャッターユニットよりもさらに前側)には、意匠が施された化粧パネル等、前扉ベースから取り外すことが困難な部材が取り付けられることが一般的であるところ、シャッターユニットを前扉ベースの前側から固定してしまうと、故障によりシャッターユニットを交換する必要が生じた場合等に、シャッターユニットだけでなく、化粧パネル等も取り外さなければならず、作業が煩わしくなるからである。
ところが、シャッターユニットの縁部には、シャッターを駆動する駆動手段を収容するためのスペースや、開いたシャッターを退避させるためのスペース等を設ける必要があるため、シャッターユニットの縁部を、前扉ベースの前面側における画像表示用開口部に重ならない位置(前後方向に重ならない位置)に配さなければならない場合もある。そもそも、シャッターユニットが、画像表示用開口部より大きい場合もある。このような場合において、シャッターユニットを画像表示用開口部に対して後方から嵌め込もうとすると、前扉ベースの前面側における画像表示用開口部に重ならない位置に配されるシャッターユニットの縁部(以下、「食み出し縁部」と呼ぶことがある。)が前方に位置するようにシャッターユニットを傾けた状態で、シャッターユニットを画像表示用開口部に対して後方から挿し込み、シャッターユニットの食み出し縁部を前扉ベースの前面側に位置させた後、シャッターユニットを徐々に真っ直ぐな状態として画像表示用開口部に嵌め込む必要がある。
しかし、上記のように、シャッターユニットを傾けて画像表示用開口部の後方から画像表示用開口部内へ挿し込むことにより、シャッターユニットを画像表示用開口部に嵌め込むようにした場合には、前扉ベースの後側からの作業のみでは、シャッターユニット(特に、シャッターユニットにおける食み出し縁部が設けられた側)を前扉ベースに対してガタつきの無い状態でしっかりと固定することは必ずしも容易ではなかった。
例えば、特許文献1の図2及び図6には、前扉ベースにシャッターユニットを固定するためのものではないものの、前面枠2の後面側に設けられた遊技盤取付枠3に着脱自在に装着される遊技盤4と、遊技盤4の後面側に装着される機構板9とを備えてなるパチンコ遊技機において、機構板9に固定部10を設けるとともに、遊技盤押え部15と機構板押え部17とを有する固定具12を、遊技盤取付枠3の後面に回動自在に軸支し、固定具10を、遊技盤4のみを押え固定する第一位置と、機構板9の固定部10を押え固定することで遊技盤4を押え固定する第二位置との間で回動させることができるようにしたものが提案されている。特許文献1には、1つの固定具12を回動させるだけで、遊技盤取付枠3に対する遊技盤4及び機構板9の固定を行うことができる旨が記載されている。
しかし、特許文献1に記載された固定構造は、上述したように、画像表示用開口部よりも大きく食み出し縁部を有するシャッターユニットを前扉ベースに固定する際には採用することができない。というのも、このようなシャッターユニットに特許文献1に記載された固定構造を採用しようとすると、同文献における固定部9に相当する突片部をシャッターユニットの縁部から外方へ突出させて設ける必要があるところ、シャッターユニットを画像表示用開口部に挿し込む際に、その突片部が、画像表示用開口部の縁部に干渉し、シャッターユニットを目的の箇所にセットすることができないからである。また、特許文献1に記載された固定構造を採用する場合には、各部材間にクリアランスのための隙間を設ける必要がある。具体的には、固定具12の固定部10の後面と機構板押え部17の前面との間や、機構板9の前面と遊技盤取付枠3の後面との間や、機構板9の前面と遊技盤4の後面との間に、隙間を設ける必要がある。このため、特許文献1に記載された固定構造では、これらの部材のガタつきを抑えることができない。
特開平09−276507号公報
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、前扉ベースに設けられた開口部に後方から嵌め込まれた遊技機用ユニットを、前扉ベースの後面側からの作業のみで容易に固定することのできる遊技機用ユニットの固定構造を提供するものである。また、遊技機用ユニットを前扉ベースに対してガタつきの無い状態でしっかりと固定することのできる遊技機用ユニットの固定構造を提供することも本発明の目的である。さらに、これらの遊技機用ユニットの固定構造を用いて遊技機用ユニットを前扉ベースに対して固定した遊技機を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
遊技機の前扉ベース(単一の部材で構成されたものだけでなく、複数の部材を組み合わせて構成されたものも含む。以下同じ。)に設けられた開口部に後方から嵌め込まれた遊技機用ユニットを前扉ベースに対して固定するための遊技機用ユニットの固定構造であって、
遊技機用ユニットが、それを傾けた状態で前記開口部に挿し込まなければ、前記開口部に後方から嵌め込むことができない形態を有するものとされるとともに、
遊技機用ユニットの外方に突き出ない非突出位置から外方に突き出る突出位置まで移動させることが可能な固定用可動体が、遊技機用ユニットの後面側における、遊技機用ユニットを傾けて前記開口部に挿し込んだ際に前扉ベースよりも前側となる箇所に設けられることによって
遊技機用ユニットを前記開口部に後方から嵌め込む際には、固定用可動体を非突出位置に移動させて前記開口部の縁部に干渉しない状態としながらも
遊技機用ユニットを前記開口部に嵌め込んで前記傾きを解消した後には、固定用可動体を突出位置に移動させて前扉ベースの後面に当接させて固定することができるようにした
ことを特徴とする遊技機用ユニットの固定構造(以下、「本発明の固定構造」と表記することがある。)
を提供することによって解決される。
本発明の固定構造では、遊技機用ユニットに固定用可動体を設けたことで、遊技機用ユニットを前記開口部に後方から嵌め込む際には、固定用可動体を非突出位置に移動させておくことで、固定用可動体が前記開口部の縁部に干渉しないようにしながらも、遊技機用ユニットを前記開口部に嵌め込んだ後には、固定用可動体を突出位置に移動させることで、固定用可動体を前扉ベースの後面に対して固定することができるようになっている。このため、前記開口部に後方から嵌め込まれた遊技機用ユニットを、前扉ベースの後面側からの作業のみで容易に固定することが可能となっている。
本発明の固定構造においては、遊技機用ユニットを前記開口部に嵌め込んだ後に、突出位置に移動されて前扉ベースの後面に当接された固定用可動体を、前扉ベースに対して後方から固定するための固定具を設けることも好ましい。この固定具としては、ビスやボルト等が例示される。これにより、前扉ベースの後面に当接された固定用可動体を、前扉ベースに対して動かないようにより確実に固定することが可能になる。
本発明の固定構造において、固定用可動体は、非突出位置から突出位置へ移動できるものであれば、その機構を特に限定されない。固定用可動体は、例えば、非突出位置から突出位置までスライドするものとすることもできるが、非突出位置から突出位置まで回動するものであると好ましい。この場合、固定用可動体の回動方向は、特に限定されないが、前後方向に対して略垂直な軸回りに回動させることが可能な状態で遊技機用ユニットの後面側に軸支されたものとするとより好ましい。これにより、前扉ベースに固定された遊技機用ユニットが固定用可動体によって後方へ引っ張られるようになり、遊技機用ユニットの後面(食み出し縁部の後面)が前扉ベースにおける前記開口部周辺の前面に押し付けられた状態となりやすいため、遊技機用ユニットのガタつきを抑えることが可能になる。また、以下の構成を採用することも可能になる。
すなわち、遊技機用ユニットを、その上部を前方に傾けた状態で前記開口部に挿し込まなければ、前記開口部に後方から嵌め込むことができない形態を有するものとするとともに、固定用可動体を、略左右方向の軸回りに回動させることが可能な状態で遊技機用ユニットの後面側上部に軸支し、突出位置に移動した固定用可動体を前扉ベースの後面側における前記開口部よりも上側に設けられた仮止め用被係止部に係止して仮止めするための仮止め用係止部を、固定用可動体に設ける構成である。これにより、遊技機用ユニットを前記開口部に嵌め込んだ状態にあっては、固定具等を用いて固定用可動体を前扉ベースに完全に固定する前の状態であっても、固定用可動体を突出位置まで回動させ、固定用可動体の仮止め用係止部を前扉ベースの仮止用非係止部に係止させることで、遊技機用ユニットを仮止めすることが可能になる。このため、固定具等を用いて固定用可動体を前扉ベースに対して固定する際に、片方の手で遊技機用ユニットを掴む等しなくても、遊技機用ユニットが動かないようにすることが可能になる。したがって、固定具等を用いて固定用可動体を前扉ベースに対して固定する作業を、1人の作業者が両手で行うことも可能になり、より容易に行うことが可能になる。
本発明の固定構造において、遊技機用ユニットは、遊技機の前扉ベースに設けられた開口部周辺に固定されるものであれば、その形態を特に限定されないが、それを傾けた状態で前記開口部に挿し込まなければ、前記開口部に後方から嵌め込むことができない形態を有するものであると好ましい。このような形態を有する遊技機用ユニットは、前扉ベースの後面側からの作業では、前扉ベースに対してガタつきの無い状態でしっかりと固定することが容易ではないところ、本発明の固定構造では、このような形態を有する遊技機用ユニットであっても、前扉ベースの後面側からの作業によって、前扉ベースに対してガタつきの無い状態でしっかりと固定することが可能であり、本発明の固定構造を採用する意義が高まるからである。
本発明の固定構造において、遊技機用ユニットは、その機能や種類を特に限定されるものではないが、例えば、遊技機用ユニットをセットする開口部を、前扉ベースの後面側に取り付けられる画像表示装置の画像表示部を前扉ベースの前面側から視認できるようにするための画像表示用開口部とし、遊技機用ユニットを、画像表示部の前面側で可動体による演出を行うための演出ユニットとする場合等が挙げられる。ここで云う演出ユニットとしては、可動式役物(後述するシャッターを含む。)と、それを駆動する駆動手段を備えたもの等が例示される。特に、画像表示部の開閉を行うためのシャッターと、シャッターを駆動するための駆動手段とを有するシャッターユニットは、前扉ベースの画像表示用開口部よりも大きな寸法であることが一般的であり、それを傾けた状態で画像表示用開口部に挿し込まなければ、画像表示用開口部に後方から嵌め込むことができない形態を有することが多いため、本発明の固定構造を採用する意義が高い。
以上で述べた本発明の固定構造は、遊技機(回胴式遊技機又はパチンコ遊技機等)の前扉ベースの開口部周辺に遊技機用ユニットを固定する各種用途に採用することができる。
以上のように、本発明によって、前扉ベースに設けられた開口部に後方から嵌め込まれた遊技機用ユニットを、前扉ベースの後面側からの作業のみで容易に固定することのできる遊技機用ユニットの固定構造を提供することが可能になる。また、遊技機用ユニットを前扉ベースに対してガタつきの無い状態でしっかりと固定することのできる遊技機用ユニットの固定構造を提供することも可能になる。さらに、これらの遊技機用ユニットの固定構造を用いて遊技機用ユニットを前扉ベースに対して固定した遊技機を提供することも可能になる。
シャッターが開いた状態の回胴式遊技機を前面側から見た正面図である。 シャッターが完全閉塞状態にあるシャッターユニット(遊技機用ユニット)を示した前方斜視図である。 シャッターが完全開放状態にあるシャッターユニット(遊技機用ユニット)を示した前方斜視図である。 回胴式遊技機における前扉ベース、シャッターユニット(遊技機用ユニット)及び液晶ディスプレイの位置関係を示した側面図である。 シャッターユニット(遊技機用ユニット)を前扉ベースの後方に配した状態を、前扉ベースの後面側から見た後方斜視図である。 図5に示す状態からシャッターユニット(遊技機用ユニット)を傾けて、その上部を画像表示用開口部に挿し込んだ状態を、前扉ベースの後面側から見た後方斜視図である。 図6に示す状態からシャッターユニット(遊技機用ユニット)を真っ直ぐな状態に戻しながら上方に持ち上げている途中の状態を、前扉ベースの後面側から見た後方斜視図である。 シャッターユニット(遊技機用ユニット)を画像表示用開口部にセットし終えた状態を、前扉ベースの後面側から見た後方斜視図である。 固定用可動体が非突出位置にあるときのシャッターユニット(遊技機用ユニット)における固定用可動体の周辺を、y−z面に平行で固定用可動体の中心を通る平面で切断した状態を示した拡大断面図である。 固定用可動体が突出位置にあるときのシャッターユニット(遊技機用ユニット)における固定用可動体の周辺を、y−z面に平行で固定用可動体の中心を通る平面で切断した状態を示した拡大断面図である。 図9に示す状態から固定用可動体を突出位置に移動させた状態を、前扉ベースの後面側から見た後方斜視図である。
本発明の固定構造の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、回胴式遊技機の前扉の支持躯体である前扉ベースに設けられた画像表示用開口部に、上記の遊技機用ユニットとしてシャッターユニットを固定する場合を例に挙げて説明する、
[回胴式遊技機]
図1は、シャッターが開いた状態の回胴式遊技機10を前面側から見た正面図である。図1に示す回胴式遊技機10は、メダルを投入するためのメダル投入口11と、メダルを払い出すためのメダル払出口12と、その外周面に図柄が描かれた3本のリール13,14,15と、映像演出を行うための液晶ディスプレイ(画像表示装置)16と、照明演出を行うための発光ランプ(図示省略)と、音声演出を行うためのスピ−カー17等を備えたものとなっており、操作部として、1遊技当たりの最大枚数(通常3枚)のメダルをベットするためのマックスベットボタン18と、ベットするメダルを1枚ずつ増加するためのシングルベットボタン19と、リール13,14,15の回転を開始するためのスタートレバー20と、リール13,14,15の回転をそれぞれ停止するための3個のストップボタン21,22,23と、演出を切り替えるためのチャンスボタン24と、クレジットされたメダルを払い戻すための払戻しボタン25等を有するものとなっている。
この回胴式遊技機10では、メダルのクレジット枚数が所定枚数以上となった状態でスタートレバー20が操作されると、役抽選が実行されるとともにリール13,14,15が一斉に回転を開始し、ストップボタン21,22,23がそれぞれ操作されると、操作されたストップボタン21,22,23に対応するリール13,14,15の回転が停止していき、全てのリール13,14,15が停止したときにリール窓10aの有効ライン上に表示される図柄の組み合わせが役抽選で当選した役に対応したものとなっていた場合(入賞した場合)に、その役に応じた枚数のメダルが払い出され、メダルのクレジット枚数が上限値に達しているときには、筺体内のメダルホッパー(図示省略)から送出されたメダルがメダル払出口12を通じて払い出されるようになっている。メダルのクレジット枚数は、メダルのクレジット枚数が上限値に達していないときに、メダル投入口11にメダルが投入される、又は、入賞によってメダルが払い出されると増加するようになっている。
また、この回胴式遊技機10では、遊技の進行等に応じて、液晶ディスプレイ16を用いた映像演出や、スピーカー17を用いた音声演出や、発光ランプを用いた照明演出が行われるほか、図2及び図3に示すシャッターユニット30を液晶ディスプレイの画像表示部の前面側に配し、当該画像表示部の前面側でシャッター35を開閉する可動体演出も行われるようになっている。図2は、シャッター35が完全閉塞状態にあるシャッターユニット30を示した前方斜視図である。図3は、シャッター35が完全開放状態にあるシャッターユニット30を示した前方斜視図である。このシャッターユニット30は、上側フレームユニット31と左側フレームユニット32と右側フレームユニット33と下側フレーム34(図5を参照)とで構成された枠の内側に、第一シャッター35aと第二シャッター35bと第三シャッター35cと第四シャッター35dとが、スライド又は回動可能な状態で配されたものとなっている。
第一シャッター35a、第二シャッター35b及び第三シャッター35cは、それぞれの両端部を左側フレームユニット32及び右側フレームユニット33に対して上下方向にスライド可能な状態で支持されており、図2に示す閉塞位置から図3に示す開放位置までスライドさせることができるようになっている。加えて、第一シャッター35a、第二シャッター35b及び第三シャッター35cは、図2のx軸回りに回動させることも可能となっており、略鉛直に起立した起立姿勢(閉塞位置)から、略水平に倒伏した倒伏姿勢となるまで回動させることができるようになっており、ブラインドシャッターのように複数のスリット状の開口を出現させることも可能となっている。一方、第四シャッター35dは、その両端部を左側フレームユニット32及び右側フレームユニット33に対して回動可能な状態で支持されており、図2における略鉛直に起立した起立姿勢から図3における略水平に倒伏した倒伏姿勢となるまで回動させることができるようになっている。
すなわち、このシャッターユニット30では、第一シャッター35a、第二シャッター35b及び第三シャッター35cが閉塞位置で起立姿勢をとるとともに第四シャッター35dも起立姿勢をとる完全閉塞状態(図2)と、第一シャッター35a、第二シャッター35b及び第三シャッター35cが開放位置にスライドするとともに第四シャッター35dが倒伏姿勢をとる完全開放状態(図3)と、第一シャッター35a、第二シャッター35b及び第三シャッター35cがそれぞれの閉塞位置で倒伏姿勢をとるとともに第四シャッター35dも倒伏姿勢をとる部分閉塞状態(上述したブラインドシャッターの状態)とを切り替えることができるようになっている。完全閉塞状態と完全開放状態と部分閉塞状態との切替えは、遊技の進行等に応じて行われる。例えば、通常遊技においては、シャッターユニット30を完全開放状態としながらも、役抽選で特定の役に当選したことや、入賞判定で特定の役に入賞したことや、遊技数が所定の数に達したこと等を契機に、完全閉塞状態や部分閉塞状態が発現するようにすることができる。
シャッターユニット30における各部のうち、上側フレームユニット31には、第一シャッター35a、第二シャッター35b及び第三シャッター35cを回動させるためのモーター31aや、第一シャッター35a、第二シャッター35b及び第三シャッター35cを上下方向にスライドさせるためのモーター31bや、シャッターユニット30を制御するための制御基板(図示省略)等の部材が設けられているほか、閉塞位置に移動してきたシャッター35a,35b,35cを退避させるためのスペースが設けられている。また、左側フレームユニット32には、モーター31aの駆動力を第一シャッター35a、第二シャッター35b及び第三シャッター35cに伝達するためのギア(図示省略)や無端ベルト(図示省略)等の動力伝達機構や、第一シャッター35a、第二シャッター35b及び第三シャッター35cを上下方向に案内するためのガイドレール(図示省略)等の部材が設けられている。さらに、右側フレームユニット33には、モーター31bの駆動力を第一シャッター35a、第二シャッター35b及び第三シャッター35cに伝達するためのギア(図示省略)や無端ベルト(図示省略)等の動力伝達機構や、第一シャッター35a、第二シャッター35b及び第三シャッター35cを上下方向に案内するためのガイドレール(図示省略)等の部材に加えて、第四シャッター35dを回動させるためのモーター33aが設けられている。
図4は、回胴式遊技機10における前扉ベース41、シャッターユニット30及び液晶ディスプレイ16の位置関係を示した側面図である。図4においては、化粧パネル42及び筺体本体70を一点鎖線で示している。シャッターユニット30は、図4に示すように、前扉40の前扉ベース41における画像表示用開口部(同図の前扉ベース41における網掛けハッチングで示したA部の左右方向(x軸方向)中央部に設けられた開口部。図5における画像表示用開口部41aを参照。)に嵌め込まれた状態で固定される。ただし、シャッターユニット30は、液晶ディスプレイ16の画像表示部の開閉を行うという機能的な要請から、液晶ディスプレイ16の画像表示部の前面側に配する必要があり、加えて、スペース的な制約から、少なくともその一部(図4における破線部B)を前扉ベース41の前面側に配する必要がある。しかし、既に述べたように、前扉ベース41の前面側には、化粧パネル42等、前扉ベース41から取り外すことが困難な部材が取り付けられているため、シャッターユニット30は、前扉ベース41の後面側からの作業のみで前扉ベース41に対して固定できるようにする必要がある。ところが、前扉ベース41に設けられる画像表示用開口部41aは、前扉ベース41の強度を維持しながらも、液晶ディスプレイの表示範囲をできるだけ広く確保する等の観点から、液晶ディスプレイ16の画像表示部と略同一な寸法とされるのが一般的である。このため、シャッターユニット30の上側フレームユニット31は、前扉ベース41の前面側における画像表示用開口部41aの上端縁よりもさらに上側に配されるようになる。また、シャッターユニット30の高さは、上側フレームユニット31及びモーター33aを有する分だけ、画像表示用開口部41aの縦幅(高さ方向の幅)よりも大きくなっている。
したがって、図2に示すシャッターユニット30を、図4に示すように前扉ベース41の画像表示用開口部41aに嵌め込むためには、図5に示すように、シャッターユニット30を前扉ベース41の後方に配した状態から、図6に示すように、シャッターユニット30の上部を前方に傾けた状態で、シャッターユニット30を画像表示用開口部41aに後方から挿し込んで、図7に示すように、シャッターユニット30を真っ直ぐな状態に戻しながら上方に持ち上げていき、図8に示す状態とする必要がある。ここで、図5は、シャッターユニット30を前扉ベース41の後方に配した状態を、図6は、図5に示す状態からシャッターユニット30を傾けて、その上部(上側フレームユニット31)を画像表示用開口部41aに挿し込んだ状態を、図7は、図6に示す状態からシャッターユニット30を真っ直ぐな状態に戻しながら上方に持ち上げている途中の状態を、図8は、シャッターユニット30を画像表示用開口部41aにセットし終えた状態を、それぞれ前扉ベース41の後面側から見た後方斜視図である。
このように、シャッターユニット30を傾けて画像表示用開口部41aの後方から画像表示用開口部41a内へ挿し込むことにより、シャッターユニット30を画像表示用開口部41aに嵌め込むようにした場合には、前扉ベース41の後側からの作業のみでは、シャッターユニット30の上部を前扉ベース41に対してガタつきの無い状態でしっかりと固定することは容易ではないところ、本実施態様の回胴式遊技機10では、以下の固定構造を採用することによって、シャッターユニット30の固定を容易に行うことができるようにしている。
[シャッターユニット(遊技機用ユニット)の固定構造]
すなわち、図5に示すように、シャッターユニット30の後面側上部に、固定用可動体50を設けている。この固定用可動体50は、左右方向(x軸方向)の軸回りに回動させることが可能な状態で、シャッターユニット30における上側フレームユニット31の後面側上縁部に軸支されており、図9に示すように、その先端部(軸支されていない側の端部。以下同じ。)が上方に突き出ない非突出位置と、図10に示すように、その先端部が上方に突き出る突出位置との間で回動させることができるようになっている。図9及び図10は、シャッターユニット30(遊技機用ユニット)における固定用可動体50の周辺を、y−z面に平行で固定用可動体50の中心を通る平面で切断した状態を示した拡大断面図であって、図9は、固定用可動体50が非突出位置にあるときを、図10は、固定用可動体50が突出位置にあるときを示したものである。
このように、シャッターユニット30に対して可動な固定用可動体50を設けたことにより、固定用可動体50を図9に示す非突出位置としておけば、シャッターユニット30を図5に示す状態から図6及び図7に示す状態を経て図8に示す状態とするまでの間に、固定用可動体50が前扉ベース41の上側ステー41bに干渉しないようになっている。一方、画像表示用開口部41aに対するシャッターユニット30の嵌め込みが完了した図8に示す状態にあっては、シャッターユニット30の後面側で、固定用可動体50を図9に示す突出位置から図10に示す非突出位置へ回動させることで、固定用可動体50の先端部を前側ベース41の上側ステー41bの後面に当接させることができるようになっている。固定用可動体50は、必要な強度を有するものであればその素材を特に限定されるものではないが、通常、金属によって形成される。
前扉ベース41に対して固定用可動体50を支持させる機構は、特に限定されないが、本実施態様の固定構造においては、以下のようにしている。すなわち、図11に示すように、固定用可動体50を、帯板状を為す可動体本体51と、可動体本体51の基端部(軸支される側の端部。以下同じ。)に設けられた左右一対の可動体側軸受52とで構成するとともに、シャッターユニット30の後面側に左右一対のユニット側軸受36を設け、それぞれの可動体側軸受52に形成された軸受孔52aと、それぞれのユニット側軸受36に形成された軸受孔36aとが左右方向(x軸方向)に重なるように配置した後、これらの軸受孔52aと軸受孔36aとに支軸37を挿通することによって、前扉ベース41に対して固定用可動体50を支持させている。図11は、図9に示す状態から固定用可動体50を突出位置に移動させた状態を、前扉ベース41の後面側から見た後方斜視図である。支軸37の両端部には、抜け止めのための抜け止めフランジ38を固定している。
ただし、ここで述べた機構は、飽くまで一例に過ぎず、前扉ベース41に対して固定用可動体50を支持させるための機構には、様々なバリエーションが考えられる。例えば、固定用可動体50の基端部の両側から左右に突出する円柱状凸部を設けるとともに、左右一対のユニット側軸受36のそれぞれの対向面に円柱状凹部を設け、それぞれの円柱状凹部にそれぞれの円柱状凸部を嵌合させる構造等が挙げられる。
固定用可動体50の可動体本体51は、それを突出位置に移動させた際に前扉ベース41の後面に当接させることができるのであれば、その形態を特に限定されず、例えば平板状に形成してもよいが、図9に示すように、仮止め用係止部51aを有する屈曲帯板状に形成すると好ましい。この場合には、前扉ベース41の後面側上部(上側ステー41bの後面側)に、仮止め用被係止部41cが設けられる。これにより、シャッターユニット30を画像表示用開口部41aに嵌め込んだ状態にあっては、固定具60(図11を参照)を用いて固定用可動体50を前扉ベース41に固定する前の状態であっても、図10に示すように、固定用可動体50を突出位置まで回動させ、固定用可動体50の仮止め用係止部51aを上側ステー41b(前扉ベース41)の仮止用非係止部41cに係止させることで、シャッターユニット30を上側ステー41bに仮止めすることが可能になる。このため、固定具60を用いて固定用可動体50を前扉ベース41に固定する作業を容易に行うことが可能になる。可動体本体51の先端部には、固定具60を挿通するための固定具挿通孔51bを設けている。固定具60の種類は、特に限定されないが、本実施態様の固定構造においては、ビスを用いている。
固定用可動体50に設ける仮止め用係止部51aや、前扉ベース41に設ける仮止め用被係止部41cの形態は、それらを互いに係止した際に、シャッターユニット30が仮止めされるのであれば、特に限定されない。本実施態様の固定構造においては、図9に示すように、可動体本体51における長手方向中間部を鉛直断面「コ」の字状に屈曲させることによって形成された凹溝を仮止め用係止部51aとしている。一方、上側ステー41bの後面側下縁部を後方に突出させることによって形成された凸条を仮止め用被係止部41cとしている。仮止め用被係止部41c(凸条)は、上側ステー41bの強度を増大させるための補強リブとしても機能するようになっている。
このとき、仮止め用被係止部41c(凸条)は、仮止め用係止部51a(凹溝)内に嵌め込むことができる形態に形成される。ただし、仮止め用被係止部41c(凸条)の縦幅W(図9を参照)は、仮止め用係止部51a(凹溝)の縦幅W(図9を参照)よりも狭く形成する必要はなく、縦幅Wと同じか僅かに広く形成することもできる。この場合であっても、可動体本体51を金属板等、弾性変形可能な素材で形成しておけば、仮止め用被係止部41c(凸条)を仮止め用係止部51a(凹溝)内に嵌め込むことが可能であるし、仮止め用被係止部41c(凸条)の上面及び下面が仮止め用係止部51a(凹溝)によって挟持された状態となり、仮止めが外れにくくすることも可能だからである。
縦幅Wや縦幅Wの具体的な値は、特に限定されないが、縦幅Wを狭くしすぎると、仮止め用被係止部41c(凸条)の強度を維持することが困難になるおそれがあるし、縦幅Wを狭くしすぎると、仮止め用被係止部41c(凸条)を仮止め用係止部51a(凹溝)内に嵌め込みにくくなるおそれがある。このため、縦幅Wは、通常、1mm以上とされ、好ましくは、3mm以上とされ、より好ましくは、5mm以上とされる。また、縦幅Wは、通常、5mm以上とされ、好ましくは、10mm以上とされる。一方、縦幅Wや縦幅Wの上限は、特に制限されるものではないが、仮止め用被係止部41c(凸条)を上側ステー41bの上下幅の範囲内でレイアウトすることや、固定用可動体50の全体寸法等を考慮すると、縦幅Wや縦幅Wは、100mm程度までである。
また、仮止め用係止部51a(凹溝)に対する仮止め用被係止部41c(凸条)の限界嵌め込み深さ(仮止め用係止部51a(凹溝)に対して仮止め用被係止部41c(凸条)を限界まで嵌め込んだ場合における、仮止め用係止部51a(凹溝)が仮止め用被係止部41c(凸条)を飲み込む深さ。図10におけるDを参照。)も、特に限定されないが、浅くしすぎると、仮止め用被係止部41c(凸条)が仮止め用係止部51a(凹溝)から外れやすくなるおそれがある。このため、限界嵌め込み深さDは、通常、5mm以上とされ、好ましくは、10mm以上とされる。一方、限界嵌め込み深さDを深くしすぎると、仮止め用被係止部41c(凸条)の縦幅Wを仮止め用係止部51a(凹溝)の縦幅Wよりもかなり狭く設定しなければ、仮止め用被係止部41c(凸条)を仮止め用係止部51a(凹溝)に嵌め込むことができなくなるだけでなく、仮止め用被係止部41c(凸条)や仮止め用係止部51a(凹溝)が回胴式遊技機の筺体内における他の機器に干渉するおそれもある。このため、限界嵌め込み深さDは、通常、70mm以下とされ、好ましくは、50mm以下とされ、より好ましくは、30mm以下とされる。
固定用可動体50の可動体本体51におけるいずれの箇所に仮止め用係止部51a(凹溝)を設けるかは、特に限定されないが、可動体本体51における固定具60によって固定される部分(本実施態様の固定構造においては、固定具挿通孔51bが設けられた箇所。)よりも基端側(軸支される側)に設けると好ましい。これにより、図11に示すように、固定具60を固定具挿通孔51bに挿通し、固定具60を上側ステー41bに螺合する際に、仮止め用被係止部41c(凸条)が支点となって、可動体本体51がシャッターユニット30の上縁部を後方に引っ張るようになり、シャッターユニット30の後面側上縁部が前扉ベース41の前面側に押し付けられて、シャッターユニット30をさらにガタつきにくくすることが可能になる。
ところで、仮止め用係止部51a及び仮止め用被係止部41cにおける凹溝と凸条との関係は、逆にすることもできる。すなわち、ここまでは、可動体本体51に設ける仮止め用係止部51aを凹溝とし、上側ステー41b(前扉ベース41)に設ける仮止め用被係止部41cを凸条とする場合について述べたが、可動体本体51に設ける仮止め用係止部51aを凸部とし、上側ステー41b(前扉ベース41)に設ける仮止め用被係止部41cを凹溝としてもよい。
また、固定用可動体50は、シャッターユニット30における1箇所のみに設けてもよいが、複数箇所に設けると好ましい。これにより、シャッターユニット30を前扉ベース41に対してより強固に取り付けることが可能になる。固定用可動体50を複数箇所に設ける場合には、それぞれの固定用可動体50を、シャッターユニット30の重心に対して略左右対象となる箇所に設けると好ましい。これにより、シャッターユニット30を前扉ベース41に対してバランス良く固定するだけでなく、シャッターユニット30を前扉ベース41に対して仮止めした際に、シャッターユニット30をぐらつかないように安定させることも可能になる。本実施態様の固定構造においては、シャッターユニット30の後面側上縁部における略左右対称な2箇所に固定用可動体50を設けている。
以上で述べたシャッターユニット30の固定構造では、シャッターユニット30を前扉ベース41の画像表示用開口部41aに嵌め込む際、すなわち、図5に示す状態から図6及び図7に示す状態を経て図8に示す状態とするまでの間は、固定用可動体50を非突出位置としておく。画像表示用開口部41aに対するシャッターユニット30の嵌め込みが完了する(図8に示す状態になる)と、図9及び図10に示すように、固定用可動体50を回動させて上側ステー41bの後面に当接させる。続いて、図11に示すように、固定用可動体50の固定具挿通孔51bに固定具60を挿通して固定具60の先端部を上側ステー41bに螺合させ、固定用可動体50を前扉ベース41に対して固定する。また、必要に応じて、シャッターユニット30における他の箇所も前扉ベース41に対して固定する。本実施態様の固定構造においては、シャッターユニットの下部(図11における左側フレームユニット32のC部と、右側フレームユニット33における前記C部と左右に略対称な箇所。)も、固定具60と同様の固定具で固定するようにしている。
[用途]
本発明の遊技機用ユニットの固定構造は、回胴式遊技機においてシャッターユニットを前扉ベースの画像表示用開口部に固定する場合だけでなく、各種の遊技機用ユニットを固定する際に使用することができる。例えば、回胴式遊技機の液晶ディスプレイ(画像表示装置)の前面側に、シャッター以外の可動体による演出を行う演出ユニットを配する場合に用いることもできる。また、本発明の遊技機用ユニットの固定構造は、パチンコ遊技機等、回胴式遊技機以外の遊技機においても採用することができる。しかし、パチンコ遊技機では、前扉ベースにおける遊技機用ユニットの取付け対象となり得る開口部の前方に化粧パネル等の部材が着脱困難な態様で取り付けられることが稀であることに加えて、前扉の前面側に配されたガラスパネルを開ければ、前扉ベースの前面側からでも遊技機用ユニットの固定作業を行うことができる場合が多い。このため、本発明の遊技機用ユニットの固定構造は、パチンコ遊技機で採用するよりも、回胴式遊技機で採用する方が、それによる利益を得やすいと考えられる。
10 回胴式遊技機
10a リール窓
11 メダル投入口
12 メダル払出口
13 リール
14 リール
15 リール
16 液晶ディスプレイ(画像表示装置)
17 スピーカー
18 マックスベットボタン
19 シングルベットボタン
20 スタートレバー
21 ストップボタン
22 ストップボタン
23 ストップボタン
24 チャンスボタン
25 払戻しボタン
30 シャッターユニット(遊技機用ユニット)
31 上側フレームユニット
31a モーター
31b モーター
32 左側フレームユニット
33 右側フレームユニット
33a モーター
34 下側フレームユニット
35 シャッター
35a 第一シャッター
35b 第二シャッター
35c 第三シャッター
35d 第四シャッター
36 ユニット側軸受
36a 軸受孔
37 支軸
38 抜け止めフランジ
40 前扉
41 前扉ベース
41a 画像表示用開口部(開口部)
41b 上側ステー
41c 仮止め用被係止部
42 化粧パネル
50 固定用可動体
51 可動体本体
51a 仮止め用係止部
51b 固定具挿通孔
52 可動体側軸受
52a 軸受孔
60 固定具
70 筺体本体

Claims (7)

  1. 遊技機の前扉ベースに設けられた開口部に後方から嵌め込まれた遊技機用ユニットを前扉ベースに対して固定するための遊技機用ユニットの固定構造であって、
    遊技機用ユニットが、それを傾けた状態で前記開口部に挿し込まなければ、前記開口部に後方から嵌め込むことができない形態を有するものとされるとともに、
    遊技機用ユニットの外方に突き出ない非突出位置から外方に突き出る突出位置まで移動させることが可能な固定用可動体が、遊技機用ユニットの後面側における、遊技機用ユニットを傾けて前記開口部に挿し込んだ際に前扉ベースよりも前側となる箇所に設けられることによって
    遊技機用ユニットを前記開口部に後方から嵌め込む際には、固定用可動体を非突出位置に移動させて前記開口部の縁部に干渉しない状態としながらも
    遊技機用ユニットを前記開口部に嵌め込んで前記傾きを解消した後には、固定用可動体を突出位置に移動させて前扉ベースの後面に当接させて固定することができるようにした
    ことを特徴とする遊技機用ユニットの固定構造。
  2. 遊技機用ユニットを前記開口部に嵌め込んだ後に、突出位置に移動されて前扉ベースの後面に当接された固定用可動体を、前扉ベースに対して後方から固定するための固定具が設けられた請求項1記載の遊技機用ユニットの固定構造。
  3. 固定用可動体が、前後方向に対して略垂直な軸回りに回動させることが可能な状態で遊技機用ユニットの後面側に軸支された請求項1又は2記載の遊技機用ユニットの固定構造。
  4. 遊技機用ユニットが、その上部を前方に傾けた状態で前記開口部に挿し込まなければ、前記開口部に後方から嵌め込むことができない形態を有するものとされるとともに、
    固定用可動体が、略左右方向の軸回りに回動させることが可能な状態で遊技機用ユニットの後面側上部に軸支され、
    突出位置に移動した固定用可動体を前扉ベースの後面側における前記開口部よりも上側に設けられた仮止め用被係止部に係止して仮止めするための仮止め用係止部が、固定用可動体に設けられた
    請求項3記載の遊技機用ユニットの固定構造。
  5. 前記開口部が、前扉ベースの後面側に取り付けられる画像表示装置の画像表示部を前扉ベースの前面側から視認できるようにするための画像表示用開口部とされ、
    遊技機用ユニットが、画像表示装置の画像表示部の前面側で可動体による演出を行うための演出ユニットとされた
    請求項1〜いずれか1つに記載の遊技機用ユニットの固定構造。
  6. 演出ユニットが、画像表示装置の画像表示部の開閉を行うためのシャッターと、シャッターを駆動するための駆動手段とを有するシャッターユニットとされた請求項記載の遊技機用ユニットの固定構造。
  7. 請求項1〜いずれか1つに記載の遊技機用ユニットの固定構造を用いて、遊技機用ユニットを前扉ベースに対して固定したことを特徴とする遊技機。
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