JP2003263089A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003263089A
JP2003263089A JP2002065657A JP2002065657A JP2003263089A JP 2003263089 A JP2003263089 A JP 2003263089A JP 2002065657 A JP2002065657 A JP 2002065657A JP 2002065657 A JP2002065657 A JP 2002065657A JP 2003263089 A JP2003263089 A JP 2003263089A
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image forming
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録シートの厚みが複数種類あっても、副走
査方向の伸縮が少ない画像を記録シートに形成すること
ができる中間転写体方式の画像形成装置を提供するこ
と。 【解決手段】 走査パネルから選択される記録シートの
種類(厚さ)に応じて、感光体ドラムへの各走査ライン
の副走査方向における書き込みタイミングを規定する補
正テーブルを選択(変更)する。すなわち、操作パネル
から受け付けたのが、普通紙の場合には(ステップS4
0でYes)普通紙用補正テーブル126を選択し(ス
テップS42)、厚紙1の場合には(ステップS40で
No、ステップS44でYes)厚紙1用補正テーブル
128を選択し(ステップS46)、厚紙2の場合には
(ステップS40、S44共にNo)厚紙2用補正テー
ブル130を選択する(ステップS36)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、中間転写体方式を採用した画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カラー画像形成装置の一つに、
いわゆるタンデム型の画像形成装置がある。タンデム型
の画像形成装置には、各色の画像を形成する複数の作像
ユニットを、転写ベルトの走行方向に沿って列設し、各
作像ユニットにおける作像のタイミングをずらしなが
ら、(i)転写ベルト上を搬送される記録シートに各色
の画像を多重転写してカラー画像を得るもの(以下、
「直接転写方式」と言う。)と、(ii)転写ベルト(中
間転写体)に各色の画像を多重転写(1次転写)した
後、記録シートに一括再転写(2次転写)してカラー画
像を得るもの(中間転写体方式)とがある。
【0003】直接転写方式においては、記録シート搬送
中に転写ベルトに対し当該記録シートがずれて色ずれが
生じる可能性があり、また、記録シートの搬送装置が大
型化するなどの理由から、これらの問題が少ない中間転
写体方式が採用されることが多い。中間転写体方式で
は、ベルトを張架する複数のローラの内の一つをバック
アップローラとし、転写ベルトを介し当該バックアップ
ローラと対向する位置に2次転写ローラを設けている。
そして、記録シートを2次転写ローラと転写ベルトとで
挟んで搬送しながら、当該2次転写ローラの静電作用に
よって、転写ベルト上のトナー像を記録シートに2次転
写している。
【0004】また、良好な転写を実現するため、記録シ
ートは、その搬送方向(副走査方向)所定の幅に渡っ
て、転写ベルトに接触される。すなわち、記録シート
は、バックアップローラの径および転写ベルトの厚さで
定まる曲率半径の円周に沿った状態に曲げられて搬送さ
れることとなる。その結果、必然的に、外側の経路(曲
率半径の大きい経路)を進む記録シートの搬送速度の方
が、内側の経路を走行する転写ベルトの走行速度よりも
速くなる。
【0005】そこで、従来は、標準的な厚さの記録シー
トの搬送速度に、感光体ドラムへの各走査ラインの書き
込みタイミングを合わせるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザの要
望などから複写機で扱う記録シートも多様化してきてお
り、シート厚さの幅も広がっている。したがって、例え
ば、上記標準的な記録シートよりもかなり厚い記録シー
トを使用した場合などには、標準的な記録シートの搬送
速度よりも当該厚手の記録シートの搬送速度が大幅に大
きくなって、副走査方向に画像が伸張(拡大)されてし
まう。
【0007】また、タンデム型の画像形成装置において
は、画像の位置ずれや色ずれを補正するために、転写ベ
ルトにレジストマークを形成し、当該レジストマークか
ら位置ずれ量や色ずれ量を検出して、当該位置ずれや色
ずれを補正している。しかしながら、上記従来の画像形
成装置では、記録シートの搬送速度に合わせたタイミン
グで画像(レジストマーク)を形成しているため、転写
ベルト上に形成されるレジストマークは意図した形状の
ものが得られているとは限らない。その結果、そのよう
なレジストマークの検出結果から位置ずれ補正や色ずれ
補正をおこなったとしても、必ずしも、期待した補正が
なされていないおそれがある。
【0008】本発明は、上記した問題に鑑み、記録シー
トの厚みが複数種類あっても、副走査方向の伸縮が少な
い画像を各種記録シートに形成することができる画像形
成装置を提供することを第1の目的とする。本発明の第
2の目的は、記録シート上に副走査方向に伸縮の少ない
画像を形成をできるとともに、転写ベルト上にも意図す
る形状の画像(レジストマーク)を形成できる画像形成
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明に係る画像形成装置は、像担持体に形成
された画像を中間転写体に転写した後、記録シートに再
転写して画像を形成する画像形成装置であって、前記記
録シートの厚さ情報を取得する厚さ情報取得手段と、前
記厚さ情報取得手段が取得した厚さ情報に応じて、像担
持体への各走査ラインの副走査方向における書き込みタ
イミングを変更する書込タイミング変更手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0010】また、前記画像形成装置は、記録シートの
両面に順次画像を形成することができる画像形成装置で
あって、前記厚さ情報取得手段は、画像が未形成の記録
シートに対する厚さと片面に画像が形成された記録シー
トに対する厚さとを異なる厚さ情報として取得すること
を特徴とする。さらに、前記書込タイミング変更手段
は、前記厚さ情報取得手段が取得した厚さが厚いほど、
各走査ライン間の書込み間隔を短くすることを特徴とす
る。
【0011】上記第2の目的を達成するため、本発明に
係る画像形成装置は、転写ベルトの走行方向に沿って複
数個設けられた像担持体に形成された画像を前記転写ベ
ルトに転写する第1の転写手段と、転写ベルトに転写さ
れた画像を記録シートに再転写する第2の転写手段とを
備えた画像形成装置であって、各像担持体への各走査ラ
インの副走査方向における書き込みを、第2の転写手段
によって記録シートに転写する第1の画像の場合には第
1のタイミングで実施し、第2の転写手段によって記録
シートに転写しない第2の画像の場合には第2のタイミ
ングで実施する画像形成タイミング変更手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0012】また、前記第2の画像は、第1の画像の位
置ずれ又は色ずれを補正するためのデータを得る目的で
形成されるレジストマークであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施の形態を、タンデム型のカラーデジタル複写機
(以下、単に「複写機」という。)を例にして説明す
る。図1は、実施の形態に係る複写機2の全体の概略構
成を示す図である。同図に示すように複写機2は、大き
く分けて原稿画像を読み取るイメージリーダ部4と、読
み取った画像を記録シート上にプリントして再現するプ
リンタ部6とから構成されている。なお、本複写機2の
解像度は600[dpi]である。
【0014】イメージリーダ部4は自動原稿搬送装置3
を有している。当該自動原稿搬送装置3は、原稿トレイ
5にセットされた原稿を1枚ずつ原稿ガラス板(不図
示)へと搬送する公知のものである。また、当該原稿搬
送装置3は、両面コピーモードが設定されている場合に
は、一旦、原稿ガラス板へ搬送された原稿の表裏を反転
させて再度、原稿ガラス板へと搬送する。
【0015】また、イメージリーダ部4は、自動原稿搬
送装置3によって原稿ガラス板の所定位置に搬送された
原稿の画像をスキャナの移動によって読み取る公知のも
のであって、スキャナに設置された露光ランプの照射に
より得られた原稿画像を、CCDカラーイメージセンサ
(以下、単に「CCDセンサ」という)により電気信号
に変換した後、さらにA/D変換して、レッド(R)、
グリーン(G)、ブルー(B)の多値デジタル信号から
なる画像データを得る。
【0016】イメージリーダ部4で得られた各色成分毎
の画像データは、制御部8において各種のデータ処理を
受け、更にシアン(C),マゼンタ(M),イエロー
(Y),ブラック(K)の各再現色の画像データに変換
される(以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
の各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連す
る構成部分の番号にこのY、M、C、Kを添字として付
加する)。
【0017】当該画像データは、制御部8内の画像メモ
リ68(図3参照)に各再現色ごとに格納され、記録シ
ートの供給と同期して後述するタイミングで走査ライン
ごと読み出されて対応するLEDアレイ10M〜10K
の駆動信号となる。プリンタ部6は、周知の電子写真方
式により画像を形成するものであって、転写ベルト16
と、当該転写ベルト16を張架する駆動ローラ12、従
動ローラ14、バックアップローラ18、転写ベルト1
6に対向して転写ベルト16の走行方向に沿って所定間
隔で配置されたY、M、C、Kの各色の作像部20Y〜
20Kと、記録シートを給送する給紙部22と、定着部
24とからなる。なお、転写ベルト16の周長は、96
0[mm]であり、当該周長を600[dpi]の下でドッ
ト数に換算すると、約22,677[dot]である。以
下、ドット数で表現されている長さは、600[dpi]
の下でのものである。また、駆動ローラ12は、図示し
ないDCブラシレスモータを駆動源とし、減速機を介し
て一定の回転速度で回転駆動される。
【0018】各作像部20Y〜20Kは、像担持体であ
る感光体ドラム26Y〜26Kと当該感光体ドラム表面
を露光走査するためのLEDアレイ10Y〜10Kの外
に、公知の帯電チャージャ、現像器、クリーナ(いずれ
も符号不記入)、および1次転写ローラ26Y〜26K
などからなる。各感光体ドラム26Y〜26Kはいずれ
も同じ大きさの直径であり、その周長をドット数で表す
と約2228[dot]である。なお、各感光体ドラム2
6Y〜26Kの直径は30[mm]である。また、各感光
体ドラム26Y〜26Kは、図示しないモータを駆動源
として回転駆動される。
【0019】給紙部22は、厚さの異なる記録シートを
収納する給紙カセット28〜32と、この記録シートを
各給紙カセットから繰り出すためのピックアップローラ
34〜38、後述する2次転写ローラ39に送り出すタ
イミングをとるためのレジストローラ40などからな
る。給紙カセット28〜32には、それぞれ、普通紙、
厚紙1、厚紙2が収納されている。普通紙は標準坪量8
0[g/m2]であり、厚紙1は標準坪量157[g/m2]
であり、厚紙2は標準坪量256[g/m2]であって、
坪量に比例して厚さ[μm]が厚くなっている。
【0020】各感光体ドラム26Y〜26Kは、LED
アレイ10Y〜10Kによる露光を受ける前にクリーナ
で表面の残存トナーが除去された後、帯電チャージャに
より一様に帯電されており、このように一様に帯電した
状態で上記レーザ光による露光を受けると、感光体ドラ
ム26Y〜26Kの表面に静電潜像が形成される。各静
電潜像は、それぞれ各色の現像器により現像され、これ
により感光体ドラム26Y〜26K表面にY,M,C,
Kのトナー像が形成され、各転写位置において転写ベル
ト16の裏面側に配設された1次転写ローラ26Y〜2
6Kの静電的作用により、当該転写ベルト16の表面上
に順次転写されていく。
【0021】この際、各色の作像動作は、そのトナー像
が、走行する転写ベルト16の同じ位置に重ね合わせて
転写されるようにすべく、上流側から下流側に向けてタ
イミングをずらして実行される。一方、給紙部22から
は、上記した転写ベルト16への作像タイミングに合わ
せて、所望の厚さの記録シートが給紙され、2次転写ロ
ーラ39とバックアップローラ18とが対向する位置
(以下、「2次転写位置」と言う。)へと搬送される。
【0022】当該2次転写位置において、2次転写ロー
ラ39の静電的作用により、転写ベルト16上のトナー
像が記録シートへ再転写(2次転写)される。なお、2
次転写ローラ39は、スポンジ状をした導電性弾性部材
で形成されている。トナー像が転写された記録シート
は、転写ベルト16により定着部24にまで搬送され
る。定着部24の定着ローラ42は内部ヒータを備え、
記録シートは、ここで高熱で加圧され、その表面のトナ
ー粒子がシート表面に融着して定着された後、排紙ロー
ラ43によって排紙トレイ44上に排出される。
【0023】なお、両面コピーがなされる場合には、記
録シート後端が搬送路分岐部45と排紙ローラ43との
間にくるタイミングで、排紙ローラ43を逆転させ、記
録シートをスイッチバックさせるとともに、搬送路分岐
部45に設けられた切換つめ(不図示)を切り換えて、
記録シートを再給紙路47に導いて、反転させ、再び、
2次転写位置へと導く。
【0024】駆動ローラ12のほぼ上方の位置には、転
写ベルト16表面に当接して、上記トナー像のトナーや
後述する位置ずれ量検出時に転写ベルト16に転写され
たレジストマーク(レジストパターン)のトナーを除去
するクリーニングブレード46が配設されている。ま
た、転写ベルト16の内側に1個、外側に2個のセンサ
48,50,52(52は図2参照)が設けられてい
る。内側のセンサ48は、転写ベルト16の内周表面に
予め設けられている、転写ベルト16の長手方向におけ
る1点を示す原点マーク54を検出するための原点セン
サである。外側のセンサ50,52は、図2に示すよう
に、転写ベルト16の幅方向両端部付近に設けられてお
り、転写ベルト外周表面に形成されるレジストパターン
(後述)を検出するためのレジストセンサーである。な
お、上記センサ48,50,52は、いずれも、内部に
発光素子とフォトダイオードなどの受光素子とを備えた
反射型の光電センサである。
【0025】図1に戻り、複写機2の上面の操作しやす
い位置には、操作パネル56が設けられており、当該操
作パネル56を介して操作者がコピー開始の指示やコピ
ー枚数の設定、片面コピーモードや両面コピーモード等
のプリントモードの指定、あるいは、普通紙、厚紙1、
厚紙2等、使用する複写紙の指定などのキー入力を行
う。この操作パネル56には、液晶表示板などで構成さ
れる表示部が設けられ、操作者によって設定されたコピ
ーモードや各種のメッセージを表示するようになってい
る。
【0026】次に、図3を参照しながら上記制御部8の
構成を説明する。制御部8は、メイン制御部58、イメ
ージリーダ部制御部60、およびプリンタ部制御部62
からなる。イメージリーダ部制御部60は、イメージリ
ーダ部4のスキャナの移動や露光ランプのON・OFF
制御をして原稿読取りを実行させる。
【0027】プリンタ部制御部62は、プリンタ部6の
各部の動作を制御するものであって、給紙カセット28
〜32からの給紙動作、作像部20Y〜20Kや記録シ
ート搬送部18の動作などを同期を取りながら統一的に
制御し、上述したような画像形成動作を実行させる。な
お、各LEDアレイ10Y〜10Kの駆動制御について
は、メイン制御部58が担当する(後述)。
【0028】メイン制御部58は、CCDセンサにより
得られた原稿の画像データの信号処理のほか、上記イメ
ージリーダ部制御部60およびプリンタ部制御部62に
対して制御のタイミングなどを指示する。各制御部は、
内部にCPUやROMを備えており、ROMに格納され
た制御プログラムに基づき、それぞれの制御を実行す
る。
【0029】このうち、メイン制御部58は、CPU6
4、画像信号処理部66、画像メモリ68、LEDアレ
イ駆動部70、RAM72、ROM74およびEEPR
OM76などから構成される。画像信号処理部66は、
原稿をスキャンして得られたR,G,Bの電気信号をそ
れぞれ変換して多値デジタル信号からなる画像データを
生成し、さらにシェーディング補正やエッジ強調処理な
どの補正を施した後、Y,M,C,Kの再現色の画像デ
ータを生成して画像メモリ68に出力し、上記画像デー
タを各再現色ごとに格納させる。
【0030】画像メモリ68に格納された画像データ
は、各色画像間の主走査方向の相対的な位置ずれによる
色ずれを解消するために、CPU64によって、各画素
の画像メモリ68における格納位置(アドレス)が変更
される。これについての詳細は後述する。LEDアレイ
駆動部70は、CPU64からの制御を受けて、画像メ
モリ68から走査ラインごとに画像データを読み出し、
副走査方向の色ずれを解消するタイミングで各LEDア
レイを駆動する。当該色ずれ補正についても、詳しくは
後述する。
【0031】RAM72は、各種の制御変数および操作
パネル56から設定されたコピー枚数やプリントモード
などを一時記憶すると共にプログラム実行時のワークエ
リアを提供する。ROM74には、イメージリーダ部4
やプリンタ部6に指示して統一的にコピー動作を実行さ
せるための制御プログラム、色ずれ補正のためのプログ
ラムなどのほか、各種各色のレジストマーク(レジスト
パターン)の印字用データ(パターン)が格納されてい
る。
【0032】不揮発性で書き込み可能メモリであるEE
PROM76は、後述する、副走査方向の色ずれ補正の
ためのレジストパターンの検出動作において得られた走
査タイミング補正データ(以下、単に「補正データ」と
言う。)を格納する。上記LEDアレイ駆動部70は、
図4に示すようにLEDアレイ駆動ユニット78Y〜7
8Kを有するが、各駆動ユニットは同一の構成なので、
以下、LEDアレイ駆動ユニット78Mの構成について
のみ詳しく説明し、これ以外のLEDアレイ駆動ユニッ
ト78Y,78C,78Kについての説明は省略する。
【0033】LEDアレイ駆動ユニット78Mは、オシ
レータ80、クロックカウンタ82、単安定マルチバイ
ブレータ84、86、走査タイミング信号発生部88、
画像読出部90、シフトレジスタ92、ラッチレジスタ
94およびLEDドライバ96を備える。オシレータ8
0は、基本クロックを発生し、クロックカウンタ82は
この基本クロックから画素ごとの読み出しのタイミング
を決定するシフトクロックや当該基本クロックを分周し
てラッチ信号を発生する。また、走査タイミング信号発
生部88は、上記基本クロックとCPU64からの制御
信号により、走査タイミング信号であるストローブ信号
を発生する。画像読出部90は、画像メモリ68から画
像データを複数の走査ラインごとに次々と読み込んでい
き、シフトレジスタ92に送る。
【0034】シフトレジスタ92は、クロックカウンタ
82からシフトクロックを受信するごとに、画像読出部
90から送出される画像データを1画素ずつシフトさせ
て内部のレジスタに順番に格納していき、丁度1走査ラ
インの画素を読み取るとクロックカウンタ82から単安
定マルチバイブレータ84を介してラッチ信号が送られ
るので、ラッチレジスタ94は当該ラッチ信号を受信し
てシフトレジスタ92に格納された1走査ライン分の画
像データをラッチする。
【0035】一方、走査タイミング信号発生部88は、
オシレータ80からの基本クロックとCPU64からの
書き込み補正データに基づきストローブ信号の発生のタ
イミングを変え、単安定マルチバイブレータ86を介し
てLEDドライバ96に送る。LEDドライバ96は当
該ストローブ信号を受信するたびに、ラッチレジスタ9
4の対応する画素の濃度データ値をLED駆動信号に変
換し、LEDアレイ10Mの各LED素子を駆動させ
る。また、ストローブ信号は、CPU64へも出力され
る。
【0036】前記補正データは、特に、転写ベルトの走
行速度むらに起因する副走査方向の色ずれを解消するよ
うに生成されており、詳しい内容は、後述する。続い
て、(1)主走査方向の色ずれの補正処理、(2)副走
査方向の色ずれの補正処理の内容について、この順に説
明する。 (1)主走査方向の色ずれの補正処理の内容 この色ずれ補正処理は、主として各LEDアレイ10Y
〜10K相互間の主走査方向における相対的な位置ずれ
が原因で生じる色ずれの低減ないし解消を目的としてな
されるものである。
【0037】その概略を述べると、先ず、主走査方向の
色ずれ補正のためのレジストパターンを各色毎に複数
個、転写ベルト16に形成する。各レジストパターンを
センサ50,52で検出して、各レジストパターン毎に
主走査方向における位置ずれ量を演算し、各色毎に当該
位置ずれ量を平均して、各色の位置ずれ量を求める。そ
して、当該位置ずれ量に基づいて色ずれ補正を行う。な
お、レジストパターンを形成する際の、各感光体ドラム
への各走査ラインの副走査方向における書き込みタイミ
ング(LEDアレイの発光タイミング)は、基準ラスタ
クロック数である8160クロックをカウントするタイ
ミングである。基準ラスタクロック数は、感光体ドラム
の周速および転写ベルトの定常走行時の平均走行速度に
対応するクロック数である。
【0038】以下、詳細に説明する。図5は、主走査方
向の1回の位置ずれ量検出動作の際に、転写ベルト16
上に形成される一群のレジストパターンの一例を示す図
であり、図6は、レジストパターンの詳細を説明するた
めの図である。図5に示すように、転写ベルト16の幅
方向両端部に沿って、「V」字状をしたレジストパター
ンが、2列作成される。各列とも、Yのレジストパター
ンが連続して12個形成されるのを先頭に(102)以
下同様にM,C,Kの順で、各色12個のレジストパタ
ーンが形成される(104,106,108)。したが
って、1列当たり48個、2列合計で96個のレジスト
パターンが形成されることとなる。
【0039】各レジストパターン110は、それぞれ正
規に形成された状態で同一の形状をしており、図6
(a)に示すように、転写ベルトの走行方向Aと直交す
る、線幅24[dot]で長さ240[dot]の第1直線
部112と、当該第1直線部112と45°の角度をな
す、線幅17[dot]の第2直線部114とから成る。
また、位置ずれが生じない状態では、各レジストパター
ンは、第1直線部112の中点がセンサ50又はセンサ
52の検出位置(以下、「基準位置」と言う。)を通過
する。図6(b)、図6(c)において、上記第1直線
部112の中点を通り転写ベルト16の走行方向(副走
査方向)と平行な直線116を破線で表し(以下、「パ
ターン中心ライン」と言う。)、図6(c)において、
前記基準位置を通り転写ベルト16の走行方向(副走査
方向)と平行な直線118を一点鎖線で表す(以下、
「検出ライン」と言う。)。
【0040】上記したレジストパターンが、図6(a)
に示すように、560[dot]間隔で、12個ずつ、各
色毎に形成される。したがって、1色当たり、転写ベル
ト16の長手方向6720[dot]に渡って、レジスト
パターンが形成されることとなる。また、各感光体ドラ
ムの周長は、前記したように2228[dot]なので、
感光体ドラム1周当たり約4個のレジストパターンが等
間隔で形成されることとなる。感光体ドラム1周当たり
に形成できるレジストマークの数は、感光体ドラムの径
や当該レジストマークの大きさに左右されるのは言うま
でもないが、本実施の形態では、感光体ドラムの周長を
偶数分割した間隔で、P周分(本例では3周分)形成す
ることとしている(Pは正の整数)。このようにするの
は、後述の「(2)副走査方向の色ずれ補正処理」の場
合と同様なので、その理由については、当該「(2)副
走査方向の色ずれ補正処理」の中で説明することとす
る。
【0041】図5に戻り、ある色のレジストパターン群
と次の色のレジストパターン群との間には、64[do
t]の間隔が空けられる。したがって、1回の位置ずれ
量検出動作には、転写ベルト16の長手方向27328
[dot]に渡ってレジストパターンが形成されることと
なる。なお、各色共に、感光体ドラムの3周に渡ってレ
ジストパターンを形成すること、転写ベルト16の幅方
向一方端部だけではなく両端部にレジストパターンを形
成することとしたのは、位置ずれ量の検出精度を高める
ためである。
【0042】感光体ドラム26Y〜26Kによって転写
ベルト16に形成された各レジストパターンは、転写ベ
ルト16の走行に伴って、第1直線部112、第2直線
部114の順で、センサ50又はセンサ52によって順
次検出され、その検出信号がCPU64に送出される。
CPU64は、各レジストパターン毎に、当該レジスト
パターンの主走査方向の位置ずれ量を算出する。
【0043】ここで、レジストパターンの主走査方向の
位置ずれ量は、パターン中心ライン116と検出ライン
118の間隔、すなわち、図6(c)に示すΔMで表さ
れる。また、第2直線部114は、第1直線部112に
対して(すなわち、主走査方向に対して)45°の角度
で形成されているので、上記位置ずれ量ΔMは、検出ラ
イン118と第2直線部118との交点と、パターン中
心ライン116と第2直線部118との交点の副走査方
向(転写ベルト16の走行方向)の間隔ΔNと一致する
こととなる。
【0044】一方、センサ50又はセンサ52による、
第1直線部112と第2直線部114の検出時間差か
ら、転写ベルト16の走行速度を考慮すると、検出ライ
ン118と第1直線部112との交点と、検出ライン1
18と第2の直線部114との交点の副走査方向の間隔
(以下、「検出間隔」と言う。)が得られる。したがっ
て、上記中点が検出位置を通過した場合(すなわち、検
出ラインとパターン中心ラインとが重なった場合)の検
出間隔を基準間隔(132[dot]、図6(b)参照)
とし、当該基準間隔と実際の検出間隔との差(ΔN)
が、そのときのレジストパターンの主走査方向の位置ず
れ量(ΔM)となる。
【0045】CPU64は、センサ50又はセンサ52
からの検出信号に基づき、上記位置ずれ量ΔMを算出す
る。実際には、所定周波数のクロックをカウントしてい
き、第1直線部112を検出してから第2直線部114
を検出するまでのクロック数(検出クロック数)と上記
基準間隔に対応するクロック数(基準クロック数)との
差分(クロック数)により、位置ずれ量ΔMをドット数
で特定する。
【0046】すなわち、このクロック数で示される差分
(時間)に、転写ベルト16の走行速度を乗じて、位置
ずれ量を距離の単位に変換した後、本複写機の解像度6
00[dpi]の下で、ドット数に変換するのである。な
お、クロック数(差分)から、直接、ドット数に変換し
ても良いことは言うまでもない。CPU64は、上記の
ようにして得た各レジストパターンの位置ずれ量[do
t]を各色毎に集計して、その平均値を算出し、当該平
均値を各色における主走査方向の位置ずれ量として、各
色別に、EEPROM76に格納する。また、新たに位
置ずれ量を検出(算出)した場合は、当該新たな位置ず
れ量で、先に格納されている位置ずれ量を更新する。
【0047】画像形成の前に、CPU64は、画像メモ
リ68に各再現色毎に格納された画像データの各画素の
格納位置(アドレス)を、EEPROM76に格納され
ている対応する色の位置ずれ量分だけ、主走査方向にシ
フトさせる。このようにすることにより、各再現色の画
像が主走査方向に関しては正規の位置に形成されること
となり、その結果、各再現色間の相対的な位置ずれが解
消されることとなり、カラー画像における主走査方向の
色ずれが防止されることとなる。
【0048】なお、上記レジストパターンを利用して、
画像全体が主走査方向に対して傾く、いわゆるスキュー
を補正してもよい。転写ベルト16の幅方向両端に形成
されるレジストパターンの、対応するレジストパターン
の第1直線部の両センサ50,52による検出時間差か
ら、画像全体の傾きを求め、当該傾きが解消するよう
に、画像メモリ上で各色画像を回転させるのである。な
お、当該傾きを算出するための前記検出時間差は、上述
したのと同様に、算術平均化したものを用いるようにす
る。 (2)副走査方向の色ずれ補正処理 この色ずれ補正処理は、主として、転写ベルトの厚みが
その長手方向に不均一であることによって生じる転写ベ
ルトの走行速度むらに起因する副走査方向の色ずれを防
止することを目的とするものである。
【0049】図7は、色ずれ量検出動作の際に転写ベル
ト16上に形成されるレジストマークの一例を示す図で
ある。転写ベルト16の転写ベルト走行方向(副走査方
向)と直交する方向(主走査方向)に平行にC,M,
Y,K各色の直線のレジストマーク120Y,120
M,120C,120Kを、この順に140[dot]間
隔をおいて印字されるタイミング(クロック数)で各L
EDアレイを駆動して形成する(当該4本一組のレジス
トマークを以下「単位レジストパターン」と言う。)。
すなわち、レジストマーク120Kに対して、レジスト
マーク120Cが140[dot]間隔、レジストマーク
120Mが280[dot]間隔、レジストマーク120
Yが420[dot]間隔となるように、それぞれ形成す
る。なお、主走査方向の色ずれ補正処理の場合と同様、
レジストパターンは、転写ベルトの幅方向両端部に沿っ
て2列分形成される。なお、レジストパターン(レジス
トマーク)を形成する際の、各感光体ドラムへの各走査
ラインの副走査方向における書き込みタイミング(LE
Dアレイの発光タイミング)は、前記(1)主走査方向
の色ずれの補正処理の場合と同様、基準ラスタクロック
数である8160クロックをカウントするタイミングで
ある。
【0050】図8は、単位レジストパターンの詳細を示
しており、本図に示すように、各レジストマーク120
Y,120M,120C,120Kは、線幅が24[d
ot]で長さが240[dot]である。図7に戻り、こ
の単位レジストパターンがさらに560[dot]ごとに
形成されるようなタイミングで各色のLEDアレイを駆
動し、片側全部で40個(両側合計で80個)の単位レ
ジストパターンができるまで繰り返して形成させる。し
たがって、すべて形成された際のレジストパターンは、
転写ベルトの走行方向に沿って22400(=560×
40)[dot]に渡ることとなり、転写ベルトの略1周
分(22677[dot])に渡って形成されることとな
る。
【0051】各感光体ドラムでみると、レジストマーク
はその周方向560[dot]の等間隔で形成されること
となる(図8参照)。感光体ドラムの周長は2228
[dot]なので、1周当たり約4本(2228/560
=3.98)のレジストマークが形成されることとな
る。換言すると、1/4回転毎に1本のレジストマーク
が形成されることとなる。
【0052】感光体ドラム26M〜26Kによって転写
ベルト16上に形成されたレジストマークは、転写ベル
ト16の走行に伴い、センサ50又はセンサ52によっ
て検出され、その検出信号がCPU64に送出される。
CPU64は、上記検出信号に基づき、単位レジストパ
ターン毎に、レジストマーク120Kと他のレジストマ
ーク120C,120M,120Yとの間隔[dot]を
算出する。実際には、所定周波数のクロックをカウント
していき、レジストマーク120Kを検出したときのク
ロック数と各レジストマーク120C,120M,12
0Yのレジストマークを検出したときのクロック数との
差分により、各レジストマーク120C,120M,1
20Yとレジストマーク120Kとの距離Dc,Dm,
Dy[dot]を特定する。
【0053】続いて、CPU64は、単位レジストパタ
ーン毎に、次式によって、レジスト距離HG[dot]を
算出する。 HG=(Dc+Dm/2+Dy/3)/3 … これは、Kに対するずれ量をC,M,Y各色ともに同等
のレベルで評価するためである。
【0054】図9は、単位レジストパターンの一方の一
列分(40個)に付き、横軸に転写ベルト上の位置をと
り、上記レジスト距離HGをプロットしたグラフであ
る。各点は、ブラックのレジストマーク120Kが形成
された位置にプロットしている。なお、本図におけるレ
ジスト距離HG[dot]は、mmの単位に換算したもの
である。
【0055】C,M,Y各色レジストマークとKのレジ
ストマークとの間隔の変動(色ずれ)は、転写ベルトの
1回転(1周)を1周期とする、転写ベルトの速度変動
に起因して生じるものなので、本来であれば、本グラフ
は、転写ベルト1周を1周期とする滑らかなカーブにな
るはずである。ところが、現実には、4プロットを1周
期として小刻みに変動し、上記本来現れるはずのカーブ
は、うねりとして現出していることが分かる。これは、
転写ベルトの走行むらに起因する色ずれに、各感光体ド
ラムの1回転を1周期とする回転むらに起因する色ずれ
が重畳されたためと考えられる。
【0056】そこで、本実施の形態では、上記感光体ド
ラムの回転むらに起因する色ずれ量の影響を排除するた
め、以下の処理を行う。すなわち、全ての単位レジスト
パターンについて、上記レジスト距離HGが求まると、
CPU64は、次に、2列に形成されたレジストパター
ンの内、各列共、先頭から4個ずつ(すなわち、感光体
ドラム1周分ずつ)、合計8個ずつの単位レジストパタ
ーンに対するレジスト距離を算術平均し、これをその区
間における区間平均レジスト距離HG8[dot]とす
る。この処理によって、全部で10個の区間平均レジス
ト距離HG8が得られる。なお、当該区間を先頭から第
1区間、第2区間、…、第10区間と言うこととする。
また、各区間の代表位置は、各区間における先頭のレジ
ストマーク120Kと最後尾のレジストマーク120K
との間の中点位置とする。当該各代表位置は、原点マー
ク54(の検出位置)に対する相対位置として把握さ
れ、対応する区間平均レジスト距離と関連付けてRAM
72に記憶される。
【0057】上記したように平均化することで、レジス
ト距離における、感光体ドラムの回転むらの影響を排除
することができるのである。感光体ドラムの回転むら
は、主に回転軸の偏芯に起因し、1回転を1周期として
生じるものである。上記レジスト距離も感光体ドラム1
回転を1周期として変動する。等間隔で偶数個形成した
レジストマークから得られた偶数個のレジスト距離は、
半周期分位相の異なる位置における一対の組毎に分けら
れることとなる。したがって、感光体ドラム1周分のレ
ジスト距離を算術平均化することにより、上記半周期位
相の異なる各組毎に、レジスト距離の変動分が相殺され
ることとなるからである。
【0058】したがって、感光体ドラムの回転むらの影
響を排除するといった目的を達成するためには、感光体
ドラムの周長を偶数分割した間隔で、レジストマークを
感光体ドラムS周分形成し(Sは正の整数)、感光体ド
ラム1周分毎にレジスト距離を平均すればよいのであ
る。また、奇数分割した間隔であっても、感光体ドラム
1周当たり相当数のレジストマークを形成することによ
り(すなわち、感光体ドラム1回転分で相当数のレジス
トパターンを形成することにより)、上記相殺の効果が
得られるので、そのようにすることも可能である。
【0059】CPU64は、さらに、上記10個の区間
平均レジスト距離HG8を算術平均し、全平均レジスト
距離RAVE(=ΣHG8/10)を算出する。続い
て、CPU64は、次式に基づき、各区間毎に、区間平
均速度変動SPD 110を算出する。なお、SPDに対
する添え字は、区間番号を表す。
【0060】 SPD110=A×(HG8−RAVE)/{RAVE×(D+t)} … ここで、A:補正係数 RAVE:全平均レジスト距離[dot] HG8:区間平均レジスト距離[dot] D:駆動ローラ12の径の設計値[mm] t:ベルト厚さの設計値[mm] である。また、補正係数Aは実験的・経験的に求まるも
のであり、本例ではA=2である。
【0061】CPU64は、求められた区間平均速度変
動SPD110から次式に基づき、各区間の代表位置に
おける代表補正データをP110を算出する。 P110=SPD110×T+128 … ここで、Tは、基準ラスタクロック数8160である。
ここで、P110は、0〜255の値をとり得る。
【0062】上記のようにして求められた代表補正デー
タP110を横軸に転写ベルト位置をとってグラフ化し
たものを図10に示す。ここで、仮に転写ベルトの速度
変動が全く無いとした場合には、補正データは128と
なり、CPU64は、走査タイミング信号発生部88
(図4)に対し、当該補正データを送出する。走査タイ
ミング信号発生部88は、この場合には、オシレータ8
0から出力される基本クロックを8160(=8032
+128)個カウントするタイミングでストローブ信号
を出力する。すなわち、通常は(レジストマークを形成
する際にも)、8160個(基準ラスタクロック数)の
クロックをカウントするタイミングでストローブ信号を
出力し、LEDアレイを駆動するところ、転写ベルトの
速度変動に合わせて、基準ラスタクロック数よりも多い
クロック数、あるいは、基準ラスタクロック数よりも少
ないクロック数の基本クロックをカウントするタイミン
グでストローブ信号を出力し、LEDアレイを駆動する
タイミング(時間間隔)を補正することとしているので
ある。
【0063】CPU64は、全ての走査ラインに対する
補正データを生成するため、一次直線補完処理によっ
て、図10に示した各プロット間のデータを生成する。
すなわち、転写ベルト1周分(P1〜P1)に相当する2
2677個(22677[dot]分)の補正データを
上記補完処理によって生成し、これを原点マーク54の
検出位置と関連付けて、EEPROM76内の補正テー
ブルに格納する。
【0064】図11に、当該補正テーブル122を示
す。CPU64は、原点マーク54の検出位置に対応す
る補正データをアドレス「0」番の格納位置に格納し、
以下、アドレス「22677」番まで、順次、補正デー
タを格納する。CPU64は、補正テーブルにおける読
み出し対象アドレスを特定するためのアドレスカウンタ
65(図3)を内蔵している。当該アドレスカウンタ6
5のカウンタ値は、補正データテーブルから補正データ
を読み出すべきアドレス番号を特定するものである。C
PU64は、原点マーク54が検出されると、アドレス
カウンタ65を「0」にリセットして、補正データテー
ブルの読み出しアドレスを「0」とし、当該アドレスに
格納されている補正データを各LEDアレイ駆動ユニッ
ト78K〜78Mに出力する。以降、走査タイミング信
号発生部88(図4)からストローブ信号が入力される
毎に(1走査ライン毎に)、アドレスカウンタ65のカ
ウント値を一つずつインクリメントして、対応するアド
レスの補正データを読み出し、各LEDアレイ駆動ユニ
ット78K〜78Mに出力する。
【0065】上記したように、補正テーブルのアドレス
と原点マークを基準とする転写ベルトの走行位置とが対
応付けられいる関係上、画像形成を実施するとしないと
にかかわらず、転写ベルトが走行駆動されている間は、
アドレスカウンタ65によるカウントが継続される。ま
た、転写ベルトの走行が停止される場合には、停止時に
おけるアドレスカウンタ65のカウント値が保持され
る。これにより、次に画像を形成する場合であっても、
原点マーク54が検出されるのを待つことなく、速やか
に、次の画像を形成することが可能となる。
【0066】以上説明したように、補正データを用いて
LEDアレイの発光タイミングを補正することにより、
色ずれが改善されるのであるが、中間転写方式を採用し
ている関係上、2次転写位置を通過する記録シートの通
過速度(搬送速度)と転写ベルト16の走行速度とに差
が生じ、その結果、何ら手当てをしない場合には、記録
シート上には、副走査方向に伸張された画像が再現され
てしまう。
【0067】その理由について、図12を参照しながら
説明する。図12は、2次転写位置およびその付近の拡
大図である。なお、本図では、2次転写ローラ39は省
略している。2次転写においては、良好な転写を実現す
るため、2次転写ローラ39で記録シート124を転写
ベルト16を介してバックアップローラ18に押圧し、
搬送方向(副走査方向)所定の長さに渡って当該記録シ
ート124を転写ベルト16に接触させるようにしてい
る。すなわち、記録シート124は、2次転写位置にお
いては、バックアップローラ18の径および転写ベルト
16の厚さで定まる曲率半径の円周に沿った状態に曲げ
られて搬送されることとなる。また、記録シート124
は、2次転写位置においては、転写ベルト16から搬送
力を得て搬送される。その結果、転写ベルト16の搬送
速度と記録シート124の走行速度との間に差が生じる
のである。ここで、転写ベルト16の走行速度をVb、
記録シート124の搬送速度をVpとすると、Vb、V
pは、それぞれ次式で表される。
【0068】 Vb=π×(D+t)×N … Vp=π×(D+2t+T)×N … π:円周率 D:バックアップローラ18の径(駆動ローラ12と同
径) t:転写ベルト16の平均厚さ T:記録シート124の厚さ N:バックアップローラの回転数 上式からもわかるように、Vp>Vbであり、その速度
差に応じた分、副走査方向に画像が拡大される。その拡
大率Zrは、次式で表される。
【0069】 Zr=Vp/Vb=(D+2t+T)/(D+t) … ここで、当該拡大率Zr、すなわち、記録シート124
上に形成される画像の、転写ベルト16上に形成される
画像に対する副走査方向の拡大率を「副走査倍率」と言
うこととする。式から分かるように、Dとtが一定で
あれば、副走査倍率は、記録シートの厚さに比例して大
きくなる。
【0070】図13は、記録シートの厚みによる種類別
の副走査倍率を表した図である。なお、本図において、
同一種類の記録シートにおいて副走査倍率に幅があるの
は、標準坪量を中心としてある程度ばらつきがあった
り、あるいは、湿度等の複写機の設置環境によって、記
録シートの厚みが変化するからである。本実施の形態で
は、記録シートの各種類毎に、副走査倍率に応じた分、
感光体ドラムに書き込む各走査ライン間の書き込みタイ
ミングを短くし(すなわち、副走査方向に縮小された画
像を形成し)、結果的に、記録シートに形成される画像
を伸縮のないものとするようにしている。
【0071】具体的には、図11に示す補正テーブル1
22が作成されると、当該補正テーブル122を基にし
て、記録シートの各種類毎に補正テーブルを作成し、画
像形成の際には、操作パネル56を介して指定された記
録シート種類に対応した補正テーブルを用いて画像形成
を行うようにしている。図14に、記録シートの各種類
毎に作成された補正テーブルを示す。
【0072】(a)は普通紙用補正テーブル126であ
り、(b)は厚紙1用補正テーブル128であり、
(c)は厚紙2用補正テーブル130である。ここで、
図11に示した補正テーブルを基準補正テーブル122
と呼ぶこととする。普通紙用補正テーブル126は、基
準補正テーブル122の各補正データからそれぞれ「1
6」を差し引いて作成される。厚紙1紙用補正テーブル
128は、基準補正テーブル122の各補正データから
それぞれ「32」を差し引いて作成される。厚紙2用補
正テーブル130は、基準補正テーブル122の各補正
データからそれぞれ「42」を差し引いて作成される。
そのけっか、各種記録シートに対応し、感光体ドラム上
および転写ベルト上には、差し引かれたクロック数分だ
け画像が副走査方向に縮小されて形成されることとな
る。
【0073】次に、レジスト補正制御の動作をフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、複写機全体の制御動
作について図15のフローチャートに基づき簡単に説明
しておく。装置に電源が投入されると、まず、RAM7
2の内容のクリアや各種レジスタの初期化および各部を
初期モードに設定するため初期設定を行う(ステップS
2)。続いてステップS4で内部タイマーをスタートさ
せる。内部タイマーによりこのメインルーチンの1ルー
チンの処理時間が設定される。次に、操作パネル56か
ら入力を受け付けてコピーモードを設定し、必要に応じ
て操作パネル56の表示部における表示内容を制御する
入出力処理を実行する(ステップS6)。次に、主走査
方向位置ずれ量取得処理、走査タイミング補正データ生
成処理、あるいは画像書込み処理に先立って、感光体ド
ラムへの各走査ラインの書き込みタイミング(間隔)を
変更する処理を行う(ステップS7)、その後、主走査
方向における各色の位置ずれ量を取得する処理を実行し
(ステップS8)、副走査方向の色ずれ解消のために用
いられる走査タイミング補正データの生成処理を行う
(ステップS10)。続いて、イメージリーダ部4で原
稿画像を読み取る原稿読取処理を実行し(ステップS1
2)、ステップS8で得られた位置ずれ量に基づいて、
各色画像データの画像メモリにおける格納位置を変更し
た上で、ステップS10で生成された補正データに基づ
きタイミングを補正しながら、各感光体ドラム26M〜
26Kへ画像を書込む処理を実行する(ステップS1
4)。そして転写処理や定着処理などのその他の処理を
実行し、記録シート上にカラー画像を形成する(ステッ
プS16)。その後、内部タイマーの終了を待ってステ
ップS2にリターンする(ステップS18)。
【0074】図16は、上記ステップS10の走査タイ
ミング補正データ生成処理のサブルーチンを示すフロー
チャートである。なお、当該補正データ生成処理は、1
回の画像形成ごとに実行されるのではなく、例えば、
所定の多数回の画像形成を実行するごとや、複写機へ
電源が投入されるごと、または両者を併用して実行さ
れるものである。
【0075】先ず、レジストパターン(マーク)を形成
し(ステップS20)、各単位レジストパターン毎にマ
ーク間距離を検出する(ステップS22)。上記検出さ
れたマーク間距離から、各単位レジストパターンにおけ
るレジスト距離を算出し(ステップS24)、続いて、
区間平均レジスト距離(ステップS26)と全平均レジ
スト距離(ステップS28)を算出する。
【0076】そして、全平均レジスト距離と区間平均レ
ジスト距離から、区間平均速度変動を算出し(ステップ
S30)、当該区間平均速度変動毎に代表補正データを
算出した後(ステップS32)、代表補正データを一次
直線補完処理し、主走査1ライン毎の補正データを算出
し(ステップS34)、当該補正データを基準補正テー
ブルに格納する(ステップS36)。最後に、基準補正
テーブルに基づいて、記録シートの各種類毎に補正テー
ブルを作成する(ステップS38)。
【0077】図17は、図15のフローチャートにおけ
るステップS7の書込みタイミング変更処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。コピーモードでは無
い場合、すなわち、レジストマークを形成する場合には
(ステップS40でYes)、感光体ドラムへの各走査
ラインの書込みタイミング(間隔)を基準ラスタークロ
ック数に設定する(固定する)。これにより、CPU6
4は、走査タイミング信号発生部88に対し、一走査ラ
イン毎に、補正データ「128」に相当するデータを出
力する。その結果、レジストマークを形成する場合の各
走査ライン間の感光体ドラムへの書き込みの時間間隔
は、基本クロックを8160(=8130+128)個
カウントする間隔となる。
【0078】一方、コピーモードの場合に(ステップS
40でNo)、操作パネル56から受け付けたのが、普
通紙の場合には(ステップS40でYes)普通紙用補
正テーブル126を選択し(ステップS42)、厚紙1
の場合には(ステップS40でNo、ステップS44で
Yes)厚紙1用補正テーブル128を選択し(ステッ
プS46)、厚紙2の場合には(ステップS40、S4
4共にNo)厚紙2用補正テーブル130を選択する
(ステップS36)。
【0079】なお、上記レジストパターンにおいても、
これを利用して、スキュー補正を実行してもよい。転写
ベルト16の幅方向両端に形成されるレジストマーク
の、対応するレジストマークの両センサ50,52によ
る検出時間差から、各色毎の画像全体の傾きを求め、当
該傾きが解消するように、画像メモリ上で各色画像を回
転させるのである。なお、当該傾きを算出するための前
記検出時間差は、各色毎に算術平均化したものを用いる
ようにする。
【0080】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
してきたが、本発明は上記した形態に限らないことはも
ちろんであり、例えば、以下のような形態としてもよ
い。 (1) 給紙トレイを増やすことで、一度に取り扱う
紙種を増加させることも可能である。例えば、OHP
(オーバ ヘッド プロジェクター)用フィルムシート
や、封筒などを追加しても構わない。この場合、フィル
ムシート用と封筒用に、上述したのと同様に、補正テー
ブルが作成されることは言うまでもない。
【0081】 本複写機2のように、両面コピーが可
能な複写機では、記録シートの一方の面(以下、「第1
面」と言う。)にトナー画像を転写すると、他方の面
(以下、「第2面」と言う。)にトナー画像を転写する
前に、第1面に転写されたトナー像を定着させるため
に、記録シートを定着装置に通過させる。このとき、定
着ローラによる加熱と加圧のため、一般的に記録シート
の厚さは減少する。そこで、両面コピーの場合の、第2
面に転写される画像を形成するための感光体ドラムへの
各走査ラインの書き込み間隔を、第1面に転写される画
像を形成するための感光体ドラムへの各走査ラインの書
き込み間隔よりも長くすることとしても構わない。この
場合、記録シートの種類ごとに、第2面の画像形成用の
補正テーブルがCPU64によって作成される。すなわ
ち、CPU64は、同じ種類(同一)の記録シートであ
っても、第1面に画像を形成する場合と第2面に画像を
形成する場合とで、記録シートを厚さの異なるものとし
て扱い、当該厚さに応じて、補正テーブル(第1面用補
正テーブル、第2面用補正テーブル)を切り換えて、感
光体ドラムへの各走査ラインの副走査方向における書込
みタイミングを変更させるのである。
【0082】 図13に示したように、同じ種類の記
録シートであっても副走査倍率は変動してしまう。そこ
で、変動する副走査倍率に対応すべく、感光体ドラムへ
の各走査ラインの副走査方向の書き込みタイミング(時
間間隔)を微調整できるようにしてもよい。すなわち、
記録シートの各種類毎に作成された補正テーブルの各補
正値を、一律に増減させるようにしても構わない。
【0083】図18は、上記〜を実現させた場合
に、上記を実現するための操作パネル56のタッチパ
ネル部の表示の一例を示す図である。例えば、普通紙の
第1面に画像を形成する場合の補正値を変更する場合に
は、「普通紙」キーと「片面モード」キーを押下し、変
更対象を特定する。次に、「UP」キーと「DOWN」
キーとで、stepを増減させる。stepとは、図1
3で示した、副操作倍率の幅を、所定の数に分割した場
合のレベルを表している。所望のstepが表示される
と、「確定」キーを押下して、当該stepに確定す
る。CPU64は、確定したstepに対応するよう、
該当する補正テーブルを作成し直す。 (2)上記実施の形態では、主走査方向の色ずれ補正、
副走査方向の色ずれ補正の両方とも、1回の色ずれ補正
に付き、転写ベルト1周分のレジストパターンしか形成
しなかったが、これに限らず、J周分(Jは2以上の整
数)に渡ってレジストパターンを形成することとしても
よい。このように、複数周分に渡ってレジストマークを
形成し、補正データ等を平均化して用いることによっ
て、より精度の高い色ずれ補正が可能となる。 (3)上記実施の形態では、本発明に係るカラー画像形
成装置を、タンデム型のカラー複写機を例にして説明し
たが、本発明は、タンデム型のカラープリンタやファク
シミリ、あるいは、複写機、プリンタ、ファクシミリの
機能を有した複合機に適用可能であることは言うまでも
ない。 (4)上記実施の形態では、感光体ドラムの露光にLE
Dアレイを用いたが、これに限らず、LD(半導体レー
ザ)を用い、回転するポリゴンミラーでLDから出射さ
れるレーザ光を偏向させて、感光体ドラムを露光走査す
るようにしてもよい。この場合、感光体ドラムへの各走
査ラインの副走査方向における書き込みタイミング(時
間間隔)は、ポリゴンミラーの回転速度によって決ま
る。したがって、前記補正テーブルを参照しながら、ポ
リゴンミラーを回転駆動するポリゴンモータの回転数を
制御することによって、色ずれの防止および副走査方向
の画像の伸長(拡大)防止が図られることとなる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置によれば、記録シートの厚さ情報に応じて像担
持体への各走査ラインの副走査方向における書き込みタ
イミングが変更されるので、像担持体から中間転写体を
介して記録シートに形成される画像に副走査方向の伸縮
が発生するのを防止することができる。
【0085】また、本発明に係る画像形成装置によれ
ば、各感光体ドラムへの各走査ラインの副走査方向にお
ける書き込みのタイミングが、記録シートに転写される
第1の画像の場合と記録シートには転写されず転写ベル
トまでしか転写されない第2の画像の場合とで、変更さ
れるので、記録シート上に形成される第1の画像および
転写ベルト上に形成される第2の画像ともに、副走査方
向の意図しない伸縮が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るタンデム型のデジタルカラー
複写機の概略構成を示す図である。
【図2】上記複写機における転写ベルトとセンサの位置
関係を示す図である。
【図3】上記複写機内の制御部の構成を示すブロック図
である。
【図4】上記制御部のメイン制御部におけるLEDアレ
イ駆動部の構成を示すブロック図である。
【図5】主走査方向の色ずれを補正するために形成され
るレジストパターンの一例を示す図である。
【図6】上記レジストパターンの詳細を説明するための
図である。
【図7】副走査方向の色ずれを補正するために形成され
るレジストパターンの一例を示す図である。
【図8】上記レジストパターンの詳細を示す図である。
【図9】転写ベルト1周分のレジスト距離のグラフを示
す図である。
【図10】転写ベルト1周分の主走査タイミング補正デ
ータを示す図である。
【図11】補正データ格納テーブルを示す図である。
【図12】2次転写位置およびその付近を示す拡大図で
ある。
【図13】記録シートの厚みによる種類別の副走査倍率
を表した図である
【図14】記録シートの各種類毎に作成された補正テー
ブルを示す図である。
【図15】複写機全体の動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】上記フローチャートにおける、走査タイミン
グ補正データ生成処理のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図17】図15のフローチャートにおけるステップS
13の補正テーブル選択処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図18】操作パネルのタッチパネル部の表示の一例を
示す図である。
【符号の説明】
4 イメージリーダ部 6 プリンタ部 8 制御部 10M〜10K LEDアレイ 20M〜20K 作像部 26M〜16K 感光体ドラム 48,50,52 センサ 58 メイン制御部 60 イメージリーダ部制御部 62 プリンタ部制御部 64 CPU 66 画像信号処理部 68 画像メモリ 70 LEDアレイ駆動部 120M〜120K レジストマーク 126,128,130 補正テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/16 Fターム(参考) 2H027 DA38 DC02 DE01 DE07 DE09 EA02 EA03 EA20 EB04 EC03 EC06 EC09 EC20 ED04 ED06 ED16 ED24 EE07 EE08 FA13 FA16 FA30 FA35 FB07 FB11 2H030 AA01 AA04 AB02 AD01 AD05 AD08 AD17 BB16 BB23 BB42 BB43 BB52 BB71 2H076 AB03 AB16 AB42 AB68 DA41 EA01 2H200 GA12 GA23 GA33 GA44 GA47 HA01 HB12 HB13 HB22 JA01 JB06 JC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に形成された画像を中間転写体
    に転写した後、記録シートに再転写して画像を形成する
    画像形成装置であって、 前記記録シートの厚さ情報を取得する厚さ情報取得手段
    と、 前記厚さ情報取得手段が取得した厚さ情報に応じて、像
    担持体への各走査ラインの副走査方向における書き込み
    タイミングを変更する書込タイミング変更手段とを備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成手段は、記録シートの両面
    に順次画像を形成することができる画像形成装置であっ
    て、 前記厚さ情報取得手段は、画像が未形成の記録シートに
    対する厚さと片面に画像が形成された記録シートに対す
    る厚さとを異なる厚さ情報として取得することを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記書込タイミング変更手段は、前記厚
    さ情報取得手段が取得した厚さが厚いほど、各走査ライ
    ン間の書込み間隔を短くすることを特徴とする請求項1
    又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 転写ベルトの走行方向に沿って複数個設
    けられた像担持体に形成された画像を前記転写ベルトに
    転写する第1の転写手段と、転写ベルトに転写された画
    像を記録シートに再転写する第2の転写手段とを備えた
    画像形成装置であって、 各像担持体への各走査ラインの副走査方向における書き
    込みを、第2の転写手段によって記録シートに転写する
    第1の画像の場合には第1のタイミングで実施し、第2
    の転写手段によって記録シートに転写しない第2の画像
    の場合には第2のタイミングで実施する画像形成タイミ
    ング変更手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の画像は、第1の画像の位置ず
    れ又は色ずれを補正するためのデータを得る目的で形成
    されるレジストマークであることを特徴とする請求項4
    記載の画像形成装置。
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