JP2003261490A - 新規キラルジルコニウム触媒とそれを用いた光学活性アンチα−メチル−β−アミノカルボニル化合物の製造方法 - Google Patents

新規キラルジルコニウム触媒とそれを用いた光学活性アンチα−メチル−β−アミノカルボニル化合物の製造方法

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JP2003261490A
JP2003261490A JP2002065277A JP2002065277A JP2003261490A JP 2003261490 A JP2003261490 A JP 2003261490A JP 2002065277 A JP2002065277 A JP 2002065277A JP 2002065277 A JP2002065277 A JP 2002065277A JP 2003261490 A JP2003261490 A JP 2003261490A
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JP
Japan
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methyl
optically active
producing
zirconium catalyst
compound
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JP2002065277A
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Osamu Kobayashi
修 小林
Haruo Ishitani
暖郎 石谷
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Japan Science and Technology Agency
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Japan Science and Technology Corp
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 α−メチル−β−アミノカルボニル化合
物をアンチ選択的に、かつエナンチオ選択性高く製造す
るため方法を提供する。 【解決手段】 次式(I) 【化1】 (ただし、Xは電子吸引基である)で表される新規キラ
ルジルコニウム触媒の存在下、イミンとケイ素エノラー
トを反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、新規キラ
ルジルコニウム触媒とそれを用いた光学活性アンチα−
メチル−β−アミノカルボニル化合物の製造方法に関す
るものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、新
規キラルジルコニウム触媒とそれを用いてアンチ選択的
にα−メチル−β−アミノカルボニル化合物を製造する
ための高アンチ、高エナンチオ選択的不斉Mannich型反
応方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】マクロライド、ポリエーテル、
炭水化物等の多くの生物学的に重要な化合物はα−メチ
ル−β−ヒドロキシ部位を有することから、このような
部位を含有する化合物を合成するための不斉反応方法に
ついては、これまでに数多くの報告がなされている。例
えば、不斉アルドール反応(Carreira, E.M., Comprehe
nsive Asymmetric Catalysis; Jacobsen, E.N., Pfalt
z, A., Yamamoto, Y., Eds.; Springer: Heidelberg, 1
999, Vol.3, p 988)は、とくに重要な不斉合成方法と
して挙げられる。
【0003】一方、対応するアザ化合物としてのα−メ
チル−β−アミノ部位もnodularin(Rinehart, K.L., H
arada, K., Namikoshi, M., Chen, C., Harvis, C.A.,
Munro, M.H.G., Blunt, J.W., Mulligan, P.E., Beasle
y, V.R., Dahlem, A.M., Carmichael, W.W. J.Am.Chem.
Soc., 1988, 110, 8557)、onchidin(Rodriguez, J.,
Fernandez, R., Quinoa, E., Riguera, R., Debitus,
C., Bouchet, P. Tetrahedron Lett. 1994, 35, 923
9)、およびmajusculamide C(Carter, D.C., Moore,
R.E., Mynderse, J.S., Niemezura, W.P., Todd, J.S.
J.Org.Chem. 1984,49, 236)等の海洋性の生理活性ペプ
チド等の天然物質に見られ、ペプチド模倣体の合成等に
おいて重要な化合物と考えられており(Xie, J., Solei
lhac, J.-M., Schmidt, C., Peyroux, J., Roques, B.
P., Fournie-Zaluski, M.-C. J.Med.Chem. 1989, 32, 1
497; Seebach, D., Abele, S., Gademann, K., Guichar
d, G., Hintermann, T., Jaun, B., Matthews, J.L., S
chreiber, J.V., Oberer, L.,Hommel, U., Widmer, Han
s. Helv.Chim.Acta 1998, 81, 932)、また、薬理活性
物質の候補化合物であるβ−ラクタミン類の合成中間体
として用いられてもいる(例えばWang, W.-B., Roskam
p, E.J. J.Am.Chem.Soc. 1993, 115, 9417 他)。しか
し、エナンチオ選択性高くこれらの化学的部位を合成す
る方法については限られていたのが実情である。
【0004】例えば、β−アミノ酸およびα−置換β−
アミノ酸の不斉合成方法(Enantioselective Synthesis
of β-Amino Acids; Juraisti, E., Ed., Wiley-VCH,
Weinheim, 1997; Jauristi, El, Quintana, D., Escala
nte, J. Aldrichim.Acta 1994, 27, 3; Cole, D.C. Tet
rahedron 1994, 50, 9517; Cardillo, G., Tomasini,C.
Chem.Soc.Rev. 1996, 117)、エノラート−イミン縮合
によるα−アルキル−β−アミノカルボニル化合物の不
斉合成(Hart, D.J., Lee, Cl-S. J.Am.Chem.Soc. 198
6, 108, 6054; Gennari, C., Venturini, I., Gislon,
G., Schimperna, G. Tetrahedron Lett. 1987, 28, 22
7; Yamada, T., Suzuki, H., Mukaiyama, T. Chem.Let
t. 1987, 28, 227他)、α−イミノエステルからのジア
ステレオおよびエナンチオ選択的触媒反応によるα−ア
ルキル−β−アミノ部位の合成(Hafez, A.M., Tggi,
A.E., Dudding, T., Lectka, Tl J.Am.Chem.Soc. 2001,
123, 10853; Ferraris, D., Young, B., Cox, C., Dud
ding, T., Drury, W.J., III, Tyzhkov, L., Taggi,
A., Lectka, T. J.Am.Chem.Soc. 2002, 124, 67)が報
告されている。また、最近では、触媒を用いた直接Mann
ich型反応が報告されている(Yamasaki, S., Iida, T.,
Shibasaki, M. Tetrahedron 1999, 55, 8857;List, B.
Synlett 2001, 1675; Juhl, K., Gathergood, N., Jor
gensen, K.A. Angew.Chem.,Int.Ed.Engl. 2001, 40, 29
95)。さらに、ジアステレオ選択的水素化と速度論的分
割によるα−(α−アミノアルキル)アクリレートの触
媒的合成方法も報告された(Brown, J.M., James, A.
P., Prior, L.M. Tetrahedron Lett. 1987, 28, 2179;
Takagi, M., Yamamoto, K. Tetrahedron 1991, 47, 886
9)。
【0005】この出願の発明者らもまた、これまでにあ
る種のキラルジルコニウム錯体が、イミンとケイ素エノ
ラートのMannich型反応において有効な触媒となること
を報告している(Ishitani, H., Ueno, M., Kobayashi,
S. J.Am.Chem.Soc. 1997, 119, 7153; Kobayashi, S.,
Ishitani, H., Ueno, M. J.Am.Chen.Soc. 1998, 120,
431; Ishitani, H., Kitazawa, T., Kobayashi, S. Tet
rahedron Lett. 1999,40, 2161; Kobayashi, S., Kusak
abe, K., Komiyama, S., Ishitani, H. J.Org.Chem. 19
99, 64, 4220; Ishitani, H., Ueno, M., Kobayashi,
S., J.Am.Chem.Soc. 2000, 122, 8180; Kobayashi, S.,
Ishitani, H., Yamashita, Y., Ueno,M., Shimizu, H.
Tetrahedron 2001, 57, 861)。
【0006】しかし、これら公知の方法はいずれも高い
アンチ選択性とエナンチオ選択性でのα−メチル−β−
アミノカルボニル化合物の合成を実現できるようなもの
ではなかった。
【0007】そこで、この出願の発明は、以上のとおり
の事情を鑑みてなされたものであり、従来技術の問題点
を解決し、α−メチル−β−アミノカルボニル化合物を
アンチ選択的に、かつエナンチオ選択性高く製造するた
め方法を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、以上
のとおりの課題を解決するものとして、まず、第1に
は、次式(I)
【0009】
【化5】
【0010】(ただし、Xは、電子吸引基である)で表
される新規キラルジルコニウム触媒を提供する。
【0011】第2には、この出願の発明は、Zr(OtBr)4
と(R)-6,6'-XBINOL(ただし、Xは電子吸引基である)
とN−メチルイミダゾールを混合して得られる新規キラ
ルジルコニウム触媒を提供する。
【0012】また、この出願の発明は、第3には、Xが
フッ素化炭化水素基である前記いずれかの新規キラルジ
ルコニウム触媒を、第4には、Xがテトラフルオロエチ
ル基である新規キラルジルコニウム触媒を提供する。
【0013】この出願の発明は、さらに、第5には、ア
ンチ選択的に光学活性α−メチル−β−アミノカルボニ
ル化合物を製造する方法であって、イミンとケイ素エノ
ラートを次式(I)
【0014】
【化6】
【0015】(ただし、Xは、電子吸引基である)で表
されるキラルジルコニウム触媒の存在下、反応させるこ
とを特徴とする光学活性アンチα−メチル−β−アミノ
カルボニル化合物の製造方法を提供する。
【0016】この出願の発明は、第6には、キラルジル
コニウム触媒は、Zr(OtBr)4と(R)-6,6'-XBINOL(ただ
し、Xは電子吸引基である)とN−メチルイミダゾール
を混合して得られる光学活性アンチα−メチル−β−ア
ミノカルボニル化合物の製造方法を、第7には、キラル
ジルコニウム触媒において、Xがフッ素化炭化水素基で
ある光学活性アンチα−メチル−β−アミノカルボニル
化合物の製造方法を、そして、第8には、キラルジルコ
ニウム触媒において、Xがテトラフルオロエチル基であ
る光学活性アンチα−メチル−β−アミノカルボニル化
合物の製造方法を提供する。
【0017】さらに、第9には、この出願の発明は、イ
ミンが次式(II)
【0018】
【化7】
【0019】(ただし、R1は、置換基を有していても
よい炭化水素基、または置換基を有していてもよい芳香
族基であり、R2は、水素原子、または置換基を有して
いてもよい炭化水素基である)で表される前記いずれか
の光学活性アンチα−メチル−β−アミノカルボニル化
合物の製造方法を提供する。
【0020】この出願の発明は、第10には、ケイ素エ
ノラートがプロピオン酸フェニルエステル由来のケイ素
エノラートである光学活性アンチα−メチル−β−アミ
ノカルボニル化合物の製造方法を、そして、第11に
は、ケイ素エノラートが次式(III)
【0021】
【化8】
【0022】(ただし、R3は、置換基を有していても
よい芳香族基である)で表される光学活性アンチα−メ
チル−β−アミノカルボニル化合物の製造方法をも提供
する。
【0023】
【発明の実施の形態】この出願の発明では、まず、イミ
ンとケイ素エノラートを次式(I)
【0024】
【化9】
【0025】で表される新規キラルジルコニウム触媒の
存在下、Mannich型反応させることによりアンチ選択的
に光学活性α−メチル−β−アミノカルボニル化合物が
製造できる。
【0026】この新規キラルジルコニウム触媒(I)
は、Zr(OtBr)4と(R)-6,6'-XBINOLとN−メチルイミダゾ
ールを、例えば溶液中で混合して得られるものであり、
置換基Xは、各種の電子吸引基から選択される。Xは、
例えば、ハロゲンやCO2Et、COMe、CN等が挙げられる。
中でも電子吸引性の高いフッ素化炭化水素がXとして好
ましい。後述の実施例からも明らかなように、発明者ら
の研究によれば、とくにテトラフルオロエチル基を用い
たときには、イミンとケイ素エノラートのMannich型反
応における光学純度(エナンチオ選択性)が高くなり、
好ましい。
【0027】この出願の発明の光学活性アンチα−メチ
ル−β−アミノカルボニル化合物の製造方法において、
イミンとしては各種のものが考慮されるが、中でも次式
(II)
【0028】
【化10】
【0029】で表される化合物が好ましい。このとき、
1は、置換基を有していてもよい炭化水素基や置換基
を有していてもよい芳香族基から適宜選択される。中で
も、フェニル基や置換フェニル基、ナフチル基や置換ナ
フチル基、あるいはメチル、エチル、n−プロピル、i
−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル等の
アルキル基、シクロヘキシル基等が好ましく例示され
る。一方、R2は、水素原子または置換基を有していて
もよい炭化水素基であり、メチル、エチル、n−プロピ
ル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチ
ル等のアルキル基等が例示される。出発物質のイミンに
おけるR1およびR2は、目的とするMannich型反応の生
成物、すなわち光学活性アンチα−メチル−β−アミノ
カルボニル化合物に応じて適宜選択すればよい。また、
このようなイミンとしては、試薬としてされている化合
物や予め合成、精製、単離された化合物を用いてもよい
が、単離が難しいものや不安定なものについては、Mann
ich型反応に際してin situで合成して用いてもよい。
【0030】さらに、この出願の発明の光学活性アンチ
α−メチル−β−アミノカルボニル化合物の製造方法で
は、求核剤であるケイ素エノラートは、プロピオン酸フ
ェニルエステル由来のものとすることが好ましい。具体
的には、ケイ素エノラートは、次式(III)
【0031】
【化11】
【0032】で表されるものであり、化合物(III)に
おいて、R3は、置換基を有していてもよい芳香族基で
ある。例えば、R3は、フェニル基、置換フェニル基、
ナフチル基、置換ナフチル基等、目的とする光学活性ア
ンチα−メチル−β−アミノカルボニル化合物に応じて
適宜選択すればよい。また、このようなケイ素エノラー
トは、市販のものや予め合成、精製、単離されたものを
用いてもよいが、Mannich型反応に際してin situで合成
されるものとしてもよい。
【0033】以上のとおりのこの出願の発明の光学活性
アンチα−メチル−β−アミノカルボニル化合物の製造
方法において、Mannich型反応は、前記の新規キラルジ
ルコニウム触媒の存在下で行われるものであればよく、
その反応条件はとくに限定されない。例えば、反応は、
各種の有機溶媒中で行われることが好ましい。溶媒は、
出発物質であるイミン、求核剤であるケイ素エノラー
ト、そして触媒を溶解できるものであればよく、反応温
度において固化あるいは分解しないものであればよく、
とくに限定されない。例えば、クロロホルムやジクロロ
メタン等の含ハロゲン溶媒、アセトン等が例示される。
反応温度は、各反応物質が安定で触媒がとくに安定に作
用する温度範囲であればよく、好ましくは室温以下の低
温、より好ましくは、−100℃〜室温程度とする。さ
らに、具体的な反応操作については、一般的な化学反応
において実施される攪拌、分離、精製等の操作が適用で
きる。
【0034】以下、実施例を示してこの出願の発明につ
いてさらに詳細に説明する。もちろん、この出願の発明
は、以下の実施例に限定されるものではないことはいう
までもない。
【0035】
【実施例】以下の実施例において、融点は補正せずに表
示した。
【0036】また、1Hおよび13CNMRスペクトル
は、特記しない限り、CDCl3中でJEOL JNM-LA300、J
NM-LA400、またはJNM-LA500スペクトロメーターにより
測定した。1Hでは、テトラメチルシラン(TMS)を内部
標準として用いた(δ=0)。また、13Cでは、CDC
3を内部標準として用いた(δ=77.0)。
【0037】IRスペクトルは、JASCO FT/IR-610スペ
クトロメーターを用いて測定した。
【0038】円旋光性は、JASCO P-1010旋光計により測
定した。
【0039】高速液体クロマトグラフィーは、SHIMADZU
LC-10AT(液体クロマトグラフ)、SHIMADZU SPD-10A
(紫外線検知機)、およびSHIMADZU C-R6AまたはC-R8A
クロマトパックを用いて行った。
【0040】カラムクロマトグラフィーは、Silica gel
60 (Merck社)で、また薄層クロマトグラフィーは、Wak
ogel B-5F(和光純薬)を用いて行った。
【0041】ジクロロメタンは、P2O5上で蒸留した後、
CaH上で蒸留し、さらにMS 4A上で乾燥した。他の溶媒や
化合物は標準の方法により精製して用いた。
【0042】芳香族アルデヒドとヘテロ芳香族アルデヒ
ドのアルジミンは、対応するアルデヒドおよび2−アミ
ノフェノールを用いて一般的な方法により調製した。粗
アルジミンは、エタノールから再結晶し、純物質とし
た。ケテンシリルアセタールは、公知の方法(Ireland,
R.E.; Mueller, R.H.; Willard, A.K. J.Am.Chem.Soc.
1976, 98, 2826)により調製した。 <実施例1> ケテンシリルアセタールとアルジミンの
Mannich反応 (1) まず、次式(A)に基づいてアルジミン(2a)
とケテンシリルアセタール(3(E))(E/Z=96/4)をキラ
ルジルコニウム触媒(10 mol%)(1a)存在下で反応さ
せた。
【0043】
【化12】
【0044】室温下で、(R)-6,6'-dibromo-1,1'-bi-2-n
aphthol((R)-6,6'-BrBINOL)(0.088 mmol)のジクロ
ロメタン(0.5 mL)溶液に、Zr(OtBu)4(0.04 mmol)の
ジクロロメタン(0.25 mL)溶液とN−メチルイミダゾ
ール(0.08 mmol)のジクロロメタン(0.25 mL)溶液を
加え、1時間攪拌した後−45℃に冷却した。化合物2a
(0.4 mmol)と3(E)(0.48 mmol)のジクロロメタン溶
液(各1.5 mL)を順に加え、24時間攪拌し、飽和NaHC
O3水溶液を加えて反応を停止させた。水層をジクロロメ
タンで抽出し、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィ
ーにより分離して、化合物4aを得た。
【0045】ジアステレオマー比は、1HNMR分析に
より求め、光学純度はキラルカラムによるHPLC分析
により求めた。
【0046】化合物4aの収率、ジアステレオ選択性、お
よび光学純度を表1に示した(反応1)。
【0047】
【表1】
【0048】(2) 反応温度を−78℃とし、(1)
と同様の方法で化合物4aを得た。
【0049】化合物4aの収率、ジアステレオ選択性、お
よび光学純度を表1に示した(反応2)。 (3) ((R)-6,6'-BrBINOL)(0.088 mmol)のジクロ
ロメタン(0.5 mL)溶液の代わりに(R)-6,6'-bis(penta
fluoroethyl)-1,1'-bi-2-naphthol(0.088 mmol)のジ
クロロメタン(0.5 mL)溶液を用いて触媒を調製し、
(1)と同様の方法により化合物4aを得た。
【0050】化合物4aの収率、ジアステレオ選択性、お
よび光学純度を表1に示した(反応3)。 (4) (3)と同様の方法で、反応温度を−78℃と
して化合物4aを合成した。
【0051】化合物4aの収率、ジアステレオ選択性、お
よび光学純度を表1に示した(反応4)。また、得られ
た化合物4aの同定結果を表2に示した。
【0052】
【表2】
【0053】(5) (4)と同様の反応をケテンシリ
ルアセタール(3(Z))(E/Z=22/78)を用いて行った。
【0054】化合物4aの収率、ジアステレオ選択性、お
よび光学純度を表1に示した(反応5)。
【0055】表1より、本願発明の触媒を用いることに
より、高いアンチ選択性でα−メチル−β−アミノエス
テル(4a)が得られることが示された。とくに、Xとし
て、電子吸引性の高いペンタフルオロエチル基を有する
キラルジルコニウム触媒を用いて−78℃で反応を実施
することにより、アンチ体の光学純度(エナンチオ選択
性)が高くなった。 <実施例2> 各種アルジミンとケテンシリルアセター
ル3(E)のMannich型反応 次式(B)に従って、実施例1と同様の方法で、各種の
アルジミンとケテンシリルアセタール(化合物3(E))の
Mannich型反応を行った。触媒は、実施例1(3)〜
(5)で用いたXがテトラフルオロエチル基の触媒
(I)とした。
【0056】
【化13】
【0057】得られた化合物4b〜4iの同定結果を表3〜
10に示した。
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】
【表7】
【0063】
【表8】
【0064】
【表9】
【0065】
【表10】
【0066】また、得られた各生成物の収率、ジアステ
レオ選択性、および光学純度を表11に示した。
【0067】
【表11】
【0068】なお、反応f〜iにおいては、アルジミン
を、対応するアルデヒドと2−アミノ−m−クレゾール
からMS 4Aの存在下、in situで調製した。
【0069】表11より、本願発明の光学活性アンチα
−メチル−β−アミノカルボニル化合物の製造方法で
は、各種のアルジミンを用いて、アンチ選択的に、高い
エナンチオ選択性でα−メチル−β−アミノエステルが
得られることが確認された。 <実施例3> α−メチル−β−アミノ酸誘導体の合成 実施例2において得られたα−メチル−β−アミノエス
テル(4a、4f)から、次式(C)および(D)にしたが
って、それぞれ対応するα−メチル−β−アミノ酸誘導
体を得た。 (1)(2R,3R)-Methyl-3-amino-2-methyl-3-phenylprop
anoate(化合物6)の合成
【0070】
【化14】
【0071】まず、室温下で4a(syn/anti=2/98, anti=
92 %ee)(210 mg, 0.60 mmol)のMeOH(0.8 ml)溶液
にK2CO3(166mg, 1.20 mmol)を加え、20分間攪拌し
た後、飽和NH4Cl水溶液で反応を停止した。
【0072】ろ過後、溶媒を除去して粗メチル3−(2
−ヒドロキシフェニル)アミノ−2−メチル−3−フェ
ニルプロパノエートを得た。これをMeI/acetone(1:5)溶
液(8.0 ml)に溶解し、室温でK2CO3(332 mg, 2.40 mm
ol)を添加し、さらにシリカゲルクロマトグラフィーに
より精製したところ、(2R,3S)-methyl3-(2-methoxyphen
yl)amino-2-methyl-3-phenylpropanoate(化合物5)
(131 mg, 73%)を純粋なアンチ異性体として得た。
【0073】同定結果を表12に示した。
【0074】
【表12】
【0075】さらに、化合物5(50 mg, 0.17 mmol)の
H2O/MeCN(1:2, 2.8 ml)に触媒AgNO3(14mg, 0.08 mmo
l)を60℃で添加し、(NH4)2S2O8(306 mg, 1.34 mmo
l)(Bhattarai, K; Cainelli, G.; Panunzio, M. Synl
ett 1990, 229)を20分かけて徐々に加えた。
【0076】4時間攪拌した後、反応溶液を室温で冷却
した後、水で希釈し、pHが7以上となるまでK2CO3
理し、EtOAcで抽出した。粗生成物をシリカゲルクロマ
トグラフィーにより精製し、目的のβ−アミノエステル
(化合物6)を得た(23 mg, 70 %)。
【0077】同定結果を表13に示した。
【0078】
【表13】
【0079】なお、表13において、公知の方法(Davi
es, S.G.; Walters, I.A.S. J.Chem.Soc., Perkin Tran
s 1 1994, 1129)で調製した化合物6では、[α]D 25-2
9.2(c1.00, CHCl3)であった。 (2)(2R,3R)-Methyl 3-(tert-butoxycarbonyl)amino-
2,5-dimethylhexanoate(化合物8)の合成
【0080】
【化15】
【0081】室温下で、4f(syn/anti=9/91、anti=92%e
e)(127 mg、0.37 mmol)のMeOH(5.0 ml)溶液にK2CO
3(102 mg, 0.74 mmol)を加え、20分間攪拌した後、
飽和NH4Cl水溶液で反応を停止した。
【0082】ろ過後、溶媒を除去等の一般的な操作を経
て、さらにシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し
たところ、(2R,3R)-methyl2,5-dimethyl-3-(2-hydroxy-
6-methylphenyl)aminohexanoate(化合物7)(98 mg,
95%)を純粋なアンチ異性体として得た。
【0083】同定結果を表14に示した。
【0084】
【表14】
【0085】さらに、化合物7(78 mg, 0.28 mmol)の
H2O/MeCN(1:4, 3.5 ml)に触媒硝酸セリウムアンモニ
ウム(CAN)(459 mg, 0.84 mmol)を0℃で添加し、2
0分間反応した後、水とEtOAcで希釈し、pHが7以上
となるまでK2CO3処理した。不溶分をセライトパッドで
ろ過し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、10%
Na2CO3水溶液および10 % Na2SO3水溶液と塩水で洗浄
し、Na2SO4上で乾燥させた。ろ過後、溶媒を除去し、粗
(2R,3R)-methyl 3-amino-2,5-dimethylhexanoateを得
た。これをジクロロメタン(3.0 ml)に溶解し、Boc2O
(183 mg, 0.84 mmol)のジクロロメタン(0.8 ml)溶
液を室温で加えた。4時間攪拌し、溶媒を除去し、粗生
成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、N
−Boc-β−アミノエステル(化合物8)を得た(33.7 m
g, 44%)。
【0086】同定結果を表15に示した。
【0087】
【表15】
【0088】表15において、公知の方法(Seebach,
D.; Abele, S.; Gademann, K.; Guichard, G.; Hinterm
ann, T.; Jaun, B.; Matthews, J.L.; Schreiber, J.
V.; Oberer, L.; Hommel, U.; Widmer, Hans. Helv.Chi
m.Acta 1998, 81, 932)で調製した化合物8では、[α]
D 23+23.4(c 1.42, CHCl3)であった。 <参考例1> (R)-6,6'-bis(pentafluoroethyl)-1,1'-
bi-2-naphthol((R)-6,6'-C2F5BINOL)の合成 実施例1〜2において使用された(R)-6,6'-C2F5BINOL
は、次のとおりの方法により得た。
【0089】(R)-2,2'-Bis(methoxymethyloxy)-6,6'-bi
s(pentafluoroethyl)-1,1'-binaphthyl(MOM-(R)-6,6'-
C2F5BINOL)は、(R)-2,2'-bis(methoxymethyloxy)-6,6'
-diiodo-1,1'-binaphthyl(MOM-(R)-6,6'-IBINOL)を原
料として合成した。
【0090】MOM-(R)-6,6'-IBINOL(3.50 g, 5.7 mmo
l)のジクロロメタン(5.0 ml)溶液に0℃で飽和HClメ
タノール溶液(8.0 ml)を30分間かけて加えた。得ら
れた溶液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有
機層を合わせ、水および飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、Na
2SO4上で乾燥させた。溶媒を除去した後、残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(hexan/CH2Cl2=1/2)により精
製し、(R)-6,6'-C2F5BINOL(2.87 g, 96%)を得た。
【0091】同定結果を表16に示した。
【0092】
【表16】
【0093】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この出願の
発明により、高いアンチ選択性およびエナンチオ選択性
で光学活性α−メチル−β−アミノカルボニル化合物を
製造する方法と、そのための新規キラルジルコニウム触
媒が提供される。この発明の方法によって得られる光学
活性アンチα−メチル−β−アミノカルボニル化合物
は、各種の天然物質や生理活性物質の合成において重要
な中間体であり、有用性が高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 229/28 C07C 229/28 229/34 229/34 231/02 231/02 233/47 233/47 // C07B 53/00 C07B 53/00 B F 61/00 300 61/00 300 C07M 7:00 C07M 7:00 Fターム(参考) 4G069 AA06 BA27A BA27B BC51A BC51B BE20A BE20B BE34A BE34B CB25 CB57 CB72 4H006 AA02 AC48 AC52 AC53 AC81 BA10 BA45 BA51 BJ50 BN30 BU46 BV22 TA01 TB52 4H039 CA66 CA71 CF40 CG90 CL25

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(I) 【化1】 (ただし、Xは電子吸引基である)で表される新規キラ
    ルジルコニウム触媒。
  2. 【請求項2】 Zr(OtBr)4と(R)-6,6'-XBINOL(ただし、
    Xは電子吸引基である)とN−メチルイミダゾールを混
    合して得られる新規キラルジルコニウム触媒。
  3. 【請求項3】 Xはフッ素化炭化水素基である請求項1
    または2のいずれかの新規キラルジルコニウム触媒。
  4. 【請求項4】 Xはテトラフルオロエチル基である請求
    項3の新規キラルジルコニウム触媒。
  5. 【請求項5】 アンチ選択的に光学活性α−メチル−β
    −アミノカルボニル化合物を製造する方法であって、イ
    ミンとケイ素エノラートを次式(I) 【化2】 (ただし、Xは、電子吸引基である)で表されるキラル
    ジルコニウム触媒の存在下、反応させることを特徴とす
    る光学活性アンチα−メチル−β−アミノカルボニル化
    合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 キラルジルコニウム触媒は、Zr(OtBr)4
    と(R)-6,6'-XBINOL(ただし、Xは電子吸引基である)
    とN−メチルイミダゾールを混合して得られる請求項5
    の光学活性アンチα−メチル−β−アミノカルボニル化
    合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 キラルジルコニウム触媒において、Xは
    フッ素化炭化水素基である請求項5または6のいずれか
    の光学活性アンチα−メチル−β−アミノカルボニル化
    合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 キラルジルコニウム触媒において、Xは
    テトラフルオロエチル基である請求項7の光学活性アン
    チα−メチル−β−アミノカルボニル化合物の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 イミンは次式(II) 【化3】 (ただし、R1は、置換基を有していてもよい炭化水素
    基、または置換基を有していてもよい芳香族基であり、
    2は、水素原子、または置換基を有していてもよい炭
    化水素基である)で表される請求項5ないし8のいずれ
    かの光学活性アンチα−メチル−β−アミノカルボニル
    化合物の製造方法。
  10. 【請求項10】 ケイ素エノラートは、プロピオン酸フ
    ェニルエステル由来のケイ素エノラートである請求項5
    ないし9のいずれかの光学活性アンチα−メチル−β−
    アミノカルボニル化合物の製造方法。
  11. 【請求項11】 ケイ素エノラートは、次式(III) 【化4】 (ただし、R3は、置換基を有していてもよい芳香族基
    である)で表される請求項10の光学活性アンチα−メ
    チル−β−アミノカルボニル化合物の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068167A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Nissan Chem Ind Ltd 新規なキラルジルコニウム触媒とそれを用いる光学活性β−アミノカルボニル化合物の製造方法
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JP2008540671A (ja) * 2005-05-19 2008-11-20 ザ・ホンコン・ポリテクニック・ユニバーシティ α−イミノエステルの不斉アルキニル化のための方法
JP2009215222A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Japan Science & Technology Agency 光学活性1,2−ジアミン化合物の製造方法及び光学活性触媒
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