JP2003238199A - プレスフリット - Google Patents

プレスフリット

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は実質的に鉛を含まず、かつ各種部材
の接合、封着に使用することができる非結晶性ガラスと
その製造方法およびこのガラスを用いた封着材料を提供
することを目的としている。 【解決手段】 実質的に鉛を含有せず、モル%表示の酸
化物換算でSnO 20〜68%、SnO2 2〜8%、
25 20〜40%、SnO+SnO2+P25 90
〜100%、B23 0〜2を含有する低融点ガラス粉
末30〜100体積%と、耐火性フィラー粉末0〜70
体積%とを含有することを特徴とするプレスフリット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSnOおよびP25
を主成分とする低融点ガラス粉末を用いたプレスフリッ
トに関するものであり、特にガラスの流動性を改善させ
たものに関する。なお、本文中で使用する単なる「%」
表示は「モル%」を表すものである。
【0002】
【従来技術】プレスフリットは、低融点ガラス粉末や低
融点ガラス粉末に耐火性フィラー粉末を混合したもの
(以下、低融点ガラス粉末等とする)をプレス成型によ
り、被封着物の封着面と類似する形状に加工した封着材
料であり、金属、ガラス、セラミックス等の絶縁、気
密、水密、耐熱等の信頼性を要求される接着部に使用さ
れている。その特徴としては、シール部分へプレスフリ
ットをセットし加熱するだけで封着ができるため、粉末
のままの封着材料と比較して取り扱いやすく、使用量を
一定にでき、自動化しやすい等である。その用途として
は、シーズヒータの口元封止用、エンジン用グロープラ
グ金属部品の絶縁用や固定用、ディスプレイの排気管固
定用、魔法瓶の真空封止用等であった。
【0003】従来、これらプレスフリットは電極等の金
属部品を損傷させないために極力低温で封着作業できる
ことが要求され、この対応として、ガラス転移点が低い
PbO−B23系やPbO−B23−ZnO系ガラスを
主成分とする材料が広く使用されてきた。
【0004】しかし、最近では環境問題および作業従事
者の健康面から鉛を含まない封着材料が強く求められて
おり、上記用途に使用できる作業温度が500℃以下の
封着材料については、特開平6−183775号公報、
特開平7−69672号公報、特開平11−29256
4号公報および特開2001−48579号公報等に開
示されている。
【0005】特開平6−183775号公報は、鉛不含
有シーリングガラスを提供することを目的としており、
25〜50モル%のP25を含有し、かつSnO:Zn
Oのモル比が1:1〜5:1となるようにSnOとZn
Oとを含有したSnO−ZnO−P25ガラスが開示さ
れている。
【0006】特開平7−69672号公報は、熱膨張係
数が120〜140×10-7/℃の範囲にあり、電子・
電気部品間の溶融シールに適した鉛不含有シーリングガ
ラスフリットを提供することを目的とし、SnO−Zn
O−P25系ガラスにR2O、B23、Al23、Si
2、WO3からなる群から少なくとも1種を安定化酸化
物として含有した封着用ガラスが開示されている。な
お、R2OはLi2O、Na2OおよびK2Oである。
【0007】特開平11−292564号公報は、鉛を
含有した封着用ガラスと同等の特性を有するガラスと、
これを用いた封着材料を提供することを目的としてお
り、SnO 30〜80モル%、B23 5〜60モル
%、P25 5〜24モル%の組成を有するホウリン酸
スズ系ガラスが開示されている。
【0008】特開2001−48579号公報は、鉛を
含有した封着用ガラスと同等の特性を有するガラスと、
これを用いた封着材料を提供することを目的としてお
り、SnO 30〜80%、SiO2 5.5〜20モル
%、P25 10〜50モル%の組成を有するシリカリ
ン酸スズ系ガラスが開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平6−183775号に開示された非結晶性ガラ
スを用いた封着用組成物は、封着時の加熱途中でガラス
中に含まれる2価スズが酸化されて生じた4価スズとピ
ロリン酸との化合物が析出して流動性を阻害するという
問題があった。そこで、上記した従来技術(特開平7−
69672号、特開平11−292564号および特開
2001−48579号に開示されたもの)のようにガ
ラスを安定化させるための成分として、Al23、Si
2、B2 3等をガラス成分として添加するものが開発
された。
【0010】しかし、この開発されたガラスでは、上記
安定化成分により、ガラスの軟化点が著しく上昇して流
動性が悪化した。特に、安定化に有効とされるB23
配合量が多くなると加熱中に分相して発泡を起こし、高
い気密性を要求される部品の封着には使用できないとい
う問題、及び低融点ガラス粉末等をプレスフリットにし
た際の流動性の悪化という問題が発生していた。
【0011】そこで、本発明は実質的に鉛を含まず、か
つ各種部材の接合、封着に使用することができるプレス
フリットを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を考
慮し、本発明者らは様々な試験をおこなって、低融点ガ
ラスおよび低融点ガラスに耐火性フィラーを加えた封着
材料を評価した。その結果、同じ組成の低融点ガラスで
あっても、その製造条件によって封着材料として用いた
場合、フローボタンによる評価で大きな差が見られるの
に気づき、その低融点ガラスを詳細に分析したところ、
ガラス中に含まれるSnO2の含有量に違いがあること
が分かり、検証試験をおこなったところ、SnO2が封
着時の流動性に密接な関係があることを見出した。
【0013】このSnO2の効果は以下のような現象に
よるものと推測される。従来技術ではガラス中に含まれ
るSnをSn2+の状態となるように、溶融中の容器に
蓋をし溶融中の原料への酸素の供給を制限したこと、
溶融雰囲気内に窒素充填し窒素雰囲気としたこと、原
料組成中に糖類などの還元剤を配合していた。この結
果、得られたガラスは、Sn−O−P構造においてPの
結合手が過剰な状態となっており、この過剰なPの結合
手が、加熱という外的要因により刺激されピロリン酸系
のスズ化合物(4価)を生成する原因となり、結果とし
て封着作業時に流動性の悪化を引き起こしていたと考え
られる。
【0014】一方、SnO2が一定量含有されたもので
は、Sn−O−P構造におけるPの結合手の過剰状態が
緩和され、より安定な結合状態となり、封着作業時の加
熱によってもピロリン酸系のスズ化合物(4価)が生成
しなかったものと考えられる。
【0015】さらに、プレスフリットとしたときのB2
3が与える流動性への影響について検証した結果、プ
レスフリットの作成方法により相違していることが分か
った。この相違は有機系バインダーを混合したものと、
混合しなかったものに現われ、有機系バインダーを混合
したものの流動性が著しく悪化していた。そして、本発
明者らはこれを解析したところ、B23成分はガラスが
軟化した際に分相しやすく、この分相したB23成分
が、プレスフリット中に残存していた有機系バインダー
のアルキル基とエステル化を起こし、この反応物が結晶
として析出し流動性に影響を与えていることを突き止め
た。
【0016】ここで、一般的なプレスフリットの成形
は、成形後の作業性や品質の安定性等の観点から、低融
点ガラス粉末等にC10以上の脂肪族アルコールを主成分
とする有機系バインダーを混合させ、プレス成型後に有
機系バインダーを加熱除去していた。
【0017】したがって、本発明は上記問題点を解決す
るために、請求項1に対応する発明は、プレスフリット
において実質的に鉛を含有せず、モル%表示の酸化物換
算でSnO 20〜68%、SnO2 2〜8%、P25
20〜40%、SnO+SnO2+P25 90〜100
%、B23 0〜2%を含有する低融点ガラス粉末30
〜100体積%と、耐火性フィラー粉末0〜70体積%
とを含有するものとした。
【0018】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明のプレスフリットにおいて、前記低融点ガラ
ス粉末中に安定化成分として、0.5〜10モル%のS
iO 2を含有するものとした。
【0019】請求項3に対応する発明は、請求項1また
は2に対応する発明のプレスフリットにおいて、前記低
融点ガラス粉末中に安定化成分として、ZnO、Al2
3、WO3、MoO3、Nb25、TiO2、ZrO2
Li2O、Na2O、K2O、Cs2O、CuO、MnO、
MgO、CaO、SrOおよびBaOから選ばれる少な
くとも1種を合量で15モル%以下含有するものとし
た。
【0020】請求項4に対応する発明は、プレスフリッ
トの製造方法において、実質的に鉛を含有せず、モル%
表示の酸化物換算でSnO 20〜68%、SnO2
〜8%、P25 20〜40%、SnO+SnO2+P2
5 90〜100%、B230〜2%を含有する低融点
ガラス粉末30〜100体積%と前記耐火性フィラー粉
末0〜70体積%と有機系バインダーとを混合し顆粒状
粉末とする工程と、この顆粒状粉末を成形型に入れプレ
スしプレス成形体とする工程と、このプレス成形体を加
熱することにより前記有機系バインダーを除去しかつ焼
結する工程とを具備することとした。
【0021】ここで、本発明の低融点ガラス組成の限定
理由を以下に説明する。SnOはガラスを低融点化させ
るための必須成分であり、SnOの含有量が20%未満
であると、ガラスの粘性が高くなって封着温度が高くな
りすぎ、70%を超えると、ガラス化しなくなる。な
お、好ましい範囲は40〜65%である。
【0022】SnO2はガラスを安定化するための必須
成分であり、特に、封着作業の加熱時に軟化溶融したガ
ラス中に分離して生成されるSnO2の析出物の発生を
防ぐために必要不可欠な成分である。このSnO2を含
有させることにより、従来の鉛系の非結晶性ガラスと同
様に繰り返し加熱しても流動性は損なわれること無く、
安定して封着作業を行なうことができる。しかし、その
含有量が2%未満であると、析出物の発生を抑制する効
果が得られず、その含有量が8%を超えると、溶融ガラ
ス中からSnO2の析出物が生じてしまう。なお、好ま
しい範囲は2.5〜6%である。
【0023】P25はガラス骨格形成のための必須成分
であり、その含有量が20%未満であるとガラス化せ
ず、その含有量が40%を超えるとリン酸塩ガラス特有
の欠点である耐候性の悪化を引き起こす。好ましい範囲
は25〜40%である。
【0024】B23はガラスを安定化させる以外に熱膨
張係数を低下させる効果があるので、含有することがで
きるが、上記した低融点ガラス粉末等の残留バインダー
とのエステル化反応を抑えるために、その含有量を2%
以下とする。好ましくは1%以下である。
【0025】SiO2はガラス骨格を形成させるために
添加させても良い成分であるが、その含有量が10%を
超えると、低融点ガラス粉末の転移点や軟化点が上昇
し、本発明の所望とするものが得られなくなる。好まし
くは5%以下である。
【0026】上記請求項1または3に記載された成分で
形成される低融点ガラス粉末は、ガラス転移点が低く低
温用の封着材料に十分に適したものであるが、以下に示
す成分を含有させてもよい。ただし、上記請求項1また
は3に記載された成分以外の合計が15%を超えると、
ガラスが不安定となり低融点ガラス成形時に失透が発生
したり、失透が発生しない場合でも、ガラス転移点や軟
化点が上昇して本発明が目的とするプレスフリットが得
られなくなる。
【0027】添加成分としては、ZnO、Al23、W
3、MoO3、Nb25、TiO2、ZrO2、Li
2O、Na2O、K2O、Cs2O、CuO、MnO2、M
gO、CaO、SrOおよびBaO等のガラスを安定化
させる成分を含有することができる。
【0028】ZnOはガラスを安定化させる以外に熱膨
張係数を低下させる効果があり、その含有量は0〜15
%である。15%を超えるとガラスの結晶化傾向が激し
くなって流動性が低下しやすくなる。上記したように、
ガラスの熱膨張係数を調整することが可能であるので、
好ましい低融点ガラスを得るには、ZnOを必須成分と
しその含有量を2〜10%とする。
【0029】Al23、WO3およびMoO3もガラスを
安定化させる以外に熱膨張係数を低下させる効果がある
ので、ガラス中に各々の成分を0〜10%含有すること
ができる。その含有量が10%を超えると、ガラスの粘
性が高くなり流動性が損なわれる。また、これらの成分
は単独で使用するのではなく、少なくとも1種をZnO
と併用することが好ましい。さらに、ガラス中の含有量
を7%以下とすることが好ましい。
【0030】Nb25、TiO2およびZrO2は化学的
耐久性を向上させる効果もあるので、ガラス中に各々の
成分を0〜10%含有することができる。その含有量が
15%を超えると、ガラスの結晶化傾向が激しくなる。
好ましくは8%以下である。
【0031】Li2O、Na2O、K2OおよびCs2
は、ガラスの軟化点を下げ、流動性を向上させる効果も
あるので、ガラス中に各々の成分を0〜15%含有する
ことができる。その含有量が15%を超えると、ガラス
中に結晶が析出し流動性が損なわれる。好ましくは10
%以下である。
【0032】CuOおよびMnO2は化学的耐久性を向
上させる効果もあるので、ガラス中に各々の成分を0〜
10%含有することができる。その含有量が10%を超
えると、軟化点が上昇し流動性が低下してしまう。好ま
しくは5%以下である。
【0033】MgO、CaO、SrOおよびBaOは、
ガラス粘度を調整し、熱膨張係数を調整する効果もある
ので、ガラス中に各々の成分を0〜10%含有すること
ができる。その含有量が10%を超えると、軟化点が上
昇し流動性が低下する。好ましくは5%以下である。
【0034】なお、原料にフッ化物や塩化物などハロゲ
ン化物原料を用いて、ガラス中にハロゲンを取り込ませ
ることにより軟化点を下げることも可能である。
【0035】以上に説明した本発明で使用する低融点ガ
ラス粉末は、250〜350℃のガラス転移点を有し、
500℃以下、特に320〜480℃の温度で流動性に
優れており、30〜250℃において90〜150×1
-7/℃の熱膨張係数を有している。
【0036】この低融点ガラス粉末 30〜100体積
%と耐火性フィラー粉末 0〜70体積%とを混合した
フリット粉末をプレス成型することにより本発明のプレ
スフリットとなるが、耐火性フィラー粉末はプレスフリ
ットの熱膨張係数の調整やプレスフリットの機械的強度
を向上させるために混合することができる。この耐火性
フィラー粉末の混合量が70体積%を超えてしまうと、
封着材料としての流動性が得られない。好ましくは55
体積%以下である。
【0037】なお、耐火性フィラー粉末としては、シリ
カガラス、石英、コージェライト、ユークリプタイト、
ムライト、ジルコン、リン酸ジルコニウム、ウイレマイ
トが使用できるが、ガラスとの相性を考慮すると、シリ
カガラス、コージェライト、リン酸ジルコニウムが好ま
しい。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明のプレスフリットは、実質
的に鉛を含有せず、SnO 20〜68%、SnO2
〜8%、P25 20〜40%、SnO+SnO2+P2
5 90〜100%、B23 0〜2%を含有する低融
点ガラス粉末30〜100体積%と、耐火性フィラー粉
末0〜70体積%とを含有し、上記低融点ガラス粉末の
ガラス骨格形成剤として、SiO2を0.5〜10%含
有しても良い。さらに安定させるための成分として、以
下に示す任意成分の少なくとも1種を15%以下含有さ
せても良い。任意成分としては、ZnO、Al23、W
3、MoO3、Nb25、TiO2、ZrO2、Li
2O、Na2O、K2O、Cs2O、CuO、MnO2、M
gO、CaO、SrOおよびBaOである。また、低融
点ガラス粉末と耐火性フィラー粉末との混合の際に有機
系バインダーを添加させたものである。
【0039】そして、上記した組成範囲となるように
(ただし、SnO2の原料はSnOの原料と同じ物を用
いる。)原料を混合してバッチ原料とし、このバッチ原
料を石英ルツボに入れ900〜1200℃に調整した炉
内に投入し、10から90分間バッチ原料を加熱するこ
とで酸化処理を行ない、その後石英ルツボに蓋を取りつ
け、さらに30〜50分間溶融した。そして、溶融され
たガラスは、水冷ローラでシート状に成形し粉砕後、目
開き105μmの篩を通過したものを低融点ガラス粉末
とした。
【0040】この低融点ガラス粉末30〜100体積%
に、一定粒度以下に調整した耐火性フィラー0〜70体
積%を加えフリット粉末とする。次に、このフリット粉
末に分解温度が低融点ガラス粉末の転移点温度以下の有
機系バインダーをフリット粉末100質量%に対して、
0.2〜10質量%添加し、混合乾燥して得られた顆粒
を篩により、粒径44〜256μmの大きさに整粒し顆
粒状粉末とする。
【0041】なお、フリット粉末中に有機系バインダー
を均一に分散させるために、ベンゼン、エチルエーテ
ル、アセトン、エタノールなどのアルコール類等の低沸
点溶媒に有機系バインダーを溶解して混合して添加する
方が好ましい。ベンゼン、エチルエーテル、アセトン、
エタノールなどのアルコール類等の溶媒を使用したとき
には、顆粒を形成した後30〜100℃、0.5〜5時
間ぐらいの乾燥処理が必要である。
【0042】上記顆粒の粒径を44〜256μmとしな
ければ、良好なプレスフリットを得ることが難しくな
る。すなわち、粒径が44μm未満であると粒子同士の
接触面積が増えるため、顆粒の流れが阻害され成形型に
充填する際の嵩密度が小さくなり焼成時の収縮率が大き
くなる。ただし、充填する際に振動等を顆粒の流れを促
す施策を用いれば、44μm未満のものを使用すること
もできる。一方、粒径が256μmを超えるとプレス後
に顆粒同士の接触部分が少なく空隙率が高くなり、成形
体が脆くなり焼成時の収縮率が大きくなる。
【0043】顆粒状粉末を金型に所望とする量を入れ、
5〜50×104kPaの圧力でプレス成型し、これを
200〜250℃で30〜120分間加熱して有機系バ
インダー成分を分解除去した後、更にガラス軟化点以上
の温度で10〜120分焼成して焼結しプレスフリット
が得られる。ここで焼結する際の温度としては成形した
形状が軟化等により変形しないように示差熱分析計など
で求めた低融点ガラス粉末の軟化点に対し、0〜50℃
高い温度で焼成するとプレスフリットに変形を生じるこ
となく焼結することできる。なお、封着の際には、封着
材料に含まれるSnOの酸化を防ぐために、アルゴンや
窒素などの極力不活性な雰囲気下で行なう方が良好な結
果が得られるので好ましい。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例を表1お
よび2を参照して詳細に説明する。
【表1】
【0045】(実施例1)SnOおよびSnO2の原料
に酸化第一スズ(不純物としてSnO2を含んでいても
可)を使用し、SnO+SnO2 68.9%、P25
29.8%、ZnO 0.8%、SiO2 0.5%とな
るように原料を混合してバッチ原料とする。このバッチ
原料を石英ルツボに入れ1100℃に調整された溶融炉
内に投入して、石英ルツボに蓋をしないまま10分間加
熱して酸化処理し、その後石英ルツボに蓋をして50分
間溶融した。そして、溶融ガラスは水冷ローラにより
0.3〜0.5mmのシート状に成形し、目開き105
μmの篩を通過したものを低融点ガラス粉末とした。ま
た、低融点ガラス中のSnOおよびSnO2成分を分析
したところ、SnO 66.5%、SnO2 2.4%と
なっていた。
【0046】この低融点ガラス粉末70体積%に、耐火
性フィラーとして45μmの篩を通過したリン酸ジルコ
ニウム粉末30体積%を加えてフリット粉末とした。こ
のフリット粉末の流動性はフローボタン法により確認し
た。フリット粉末3.8gを直径12mmの円柱状に加
圧成形後、これをソーダライムガラス基板上に乗せて3
90℃で10分間加熱し、これを50℃まで15時間か
けて徐冷してフローボタンを作製した。このフローボタ
ンをノギスで測定したこところ、23mmとなっていた
(フローボタンの直径は22mm以上あれば流動性は良
好である。)。また、このフローボタンの表面状態を目
視および50倍の光学顕微鏡で観察したところ、失透等
の異物が含まれておらず、表面に光沢のあるものであっ
た。この結果から、フリット粉末は封着に問題ないこと
が確認された。
【0047】フリット粉末の熱膨張係数の測定は、ま
ず、成形型にフリット粉末を一定量入れ、フローボタン
の作製と同様に、390℃で10分間加熱し徐冷し得ら
れたブロックを切断・研磨して30〜250℃での伸び
量を測定し平均熱膨張係数を測定したところ、78×1
-7/℃であった。
【0048】次に、上記フリット粉末に、アセトンで溶
解したミリスチルアルコール20質量%溶液を、フリッ
ト粉末100質量%に対し10質量%の割合で添加し、
30分間混合後35℃で乾燥を30分間行ない溶媒のア
セトンを除去した顆粒状とし、粒径44〜256μmの
範囲のものを顆粒状粉末とした。この顆粒状粉末0.2
2gを20×104kPaで直径5mm×高さ5mmに
プレス成形しプレス成形体とした。このプレス成形体を
350℃20分の加熱処理を行ない、有機系バインダー
のミリスチルアルコールを加熱除去し、プレスフリット
を得た。このプレスフリットをソーダライムガラス基板
に乗せて、390℃10分間加熱し、これを50℃まで
15時間かけて徐冷してフローボタンを作製した。この
フローボタンをノギスで測定したこところ、9mmとな
っていた(この場合のフローボタンの直径は7mm以上
あれば流動性は良好である)。また、このフローボタン
の表面状態を目視および50倍の光学顕微鏡で観察した
ところ、失透等の異物が含まれておらず、表面に光沢の
あるものであった。
【0049】また、上記プレスフリット中の残留ミリス
チルアルコールを分析したところ、CO2換算で50p
pm存在していたが、低融点ガラス粉末中にB23を含
んでいないので、流動性が良好で封着用のプレスフリッ
トとして優れたものが得られた。
【0050】(実施例2)ないし(実施例12)につい
ては、表1の組成となるように原料を調整して、上記実
施例1と同様な条件で、低融点ガラス、フリット粉末、
封着材料およびプレスフリットを得た。ここで、SnO
およびSnO2の原料としては酸化第一スズ、塩化第一
スズ、ピロリン酸スズのいずれかを使用し、耐火性フィ
ラーはコージェライト粉末、シリカガラス粉末、リン酸
ジルコニウム粉末を使用し(ただし、実施例10は耐火
性フィラーを使用しなかった)、有機系バインダーには
アセトンにミリスチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、セチルアルコールのいずれかを単体もしくは混合し
て溶かした溶液として使用した。
【0051】そして、表1に記載したように、フリット
粉末のフローボタンによる評価では、全ての実施例で流
動径が22mm以上となっており、かつ表面にも光沢の
ある良好なものが得られた。また、プレスフリットのフ
ローボタンによる評価でも、全ての実施例で流動径が7
mm以上となり、かつ表面にも光沢のある良好なものが
得られた。
【0052】また、残留バインダー量はCO2換算で3
0〜60ppmの範囲であり、特に、実施例4ないし1
2では低融点ガラス中にB23を含有したものであった
が、B23とバインダーのアルキル基とのエステル化に
よる析出物は発生しなかった。
【0053】(比較例)本発明の比較例を表2に示す。
【表2】
【0054】(比較例1)この比較例は、表2に記載し
たように、低融点ガラス中にB23成分が2.2%とな
るように原料を調合し、この原料を溶融するときに酸化
処理を行なわないこと以外は、上記実施例1と同様にし
て低融点ガラス粉末を作成した。この低融点ガラス粉末
中のSnOは58.0%であり、SnO2は1.6%で
あった。この低融点ガラス粉末69体積%に、45μm
の篩を通過したコージェライト粉末31体積%を加えて
フリット粉末とした。このフリット粉末を上記実施例1
と同様にフローボタンにより評価したところ、流動径が
17mmと短く、さらに表面にも結晶が析出して光沢の
ないものとなり、プレスフリットには使用できないもの
であり、プレスフリットのフローボタンの評価は行なわ
なかった。したがって、酸化処理をおこなわなければ、
封着に適したフリット粉末は得られない。
【0055】(比較例2)この比較例は、上記比較例1
の同じ原料で酸化処理を行ない低融点ガラス粉末を得た
ものである。この低融点ガラス粉末中のSnOは57.
3%であり、SnO2は2.3%であった。そして、比
較例1と同様に低融点ガラス粉末とコージェライト粉末
を混合したフリット粉末をフローボタンにより評価し
た。その結果、流動径は22mmと良好であり、かつ表
面も光沢のあるものが得られた。
【0056】次に、上記フリット粉末に、アセトンに溶
解したミリスチルアルコール20質量%溶液を、フリッ
ト粉末100質量%に対し15質量%の割合で添加した
ものを、上記実施例1と同様に処理し封着材料とし、こ
の封着材料からプレスフリットを作成し、フローボタン
の評価を行なった。その結果、流動径は6mmと短く、
さらに表面にも結晶が析出して光沢のないものとなって
いた。この結晶を分析したところ、B23とバインダー
のアルキル基とのエステル化物であった。したがって、
低融点ガラス中にB23を2.2%含むものはプレスフ
リットとして使用できなかった。
【0057】(比較例3)この比較例は表2に記載した
低融点ガラスとなるように、比較例1と同様に酸化処理
を行なわず形成したものであり、シート状に成形した低
融点ガラスは透明で良好なものであった。しかし、耐火
性フィラーを混合せず低融点ガラス粉末のみのものを、
フローボタンによる評価した結果は、流動径が18mm
と短く、さらに表面にも結晶が析出して光沢のないもの
となり、プレスフリットとしては使用できないものであ
り、プレスフリットのフローボタンの評価は行なわなか
った。したがって、酸化処理をおこなわなければ、封着
に適したフリット粉末は得られない。
【0058】(比較例4)この比較例は低融点ガラス中
にB23を含有させず、P25成分の含有量を低減させ
たものであるが、シート状に成形した低融点ガラス中に
失透が生じ低融点ガラス粉末として、使用できないもの
であった。したがって、フリット粉末以降の評価は行な
わなかった。
【0059】上記した実施例1ないし12のシート状に
成形された低融点ガラスは透明のものであったが、これ
に限定されることなく、CuO、MnO2、Fe23
どの着色原料を含有させても良い。用途や特性に応じて
ガラスを着色することにより、封着物の美観を損なうこ
とがなくなる。また、低融点ガラス粉末の色で組成を判
断することが可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のプレスフ
リットは実質的に鉛を含まず、低融点ガラス粉末中にS
nO2を酸化処理により導入したこと、及びB23成分
の許容量を2%以下としたことにより、500℃以下で
良好な流動性を有し、かつ失透や結晶等の析出物が生成
しないため、非結晶性の封着材料として使用することが
可能である。
【0061】したがって、シーズヒータの口元封口用、
エンジン用グロープラグ金属部品の絶縁及び固定、ディ
スプレイの排気管固定用、魔法瓶の真空封止用等の様々
な用途に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G062 AA08 AA09 AA15 BB09 CC10 DA01 DA02 DA03 DB01 DB02 DB03 DB04 DC01 DC02 DC03 DD04 DD05 DE01 DE02 DE03 DE04 DF01 EA01 EA02 EA03 EA04 EB01 EB02 EB03 EB04 EC01 EC02 EC03 EC04 ED01 ED02 ED03 ED04 EE01 EE02 EE03 EE04 EF01 EF02 EF03 EF04 EG01 EG02 EG03 EG04 FA01 FB01 FB02 FB03 FB04 FC01 FC02 FC03 FC04 FD01 FE04 FE05 FE06 FF01 FG01 FG02 FG03 FG04 FH01 FJ01 FK01 FL01 GA01 GA10 GB01 GC01 GD01 GE01 HH01 HH03 HH05 HH07 HH08 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07 KK10 MM08 MM15 NN29 NN32 NN40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に鉛を含有せず、モル%表示の酸
    化物換算でSnO 20〜68%、SnO2 2〜8%、
    25 20〜40%、SnO+SnO2+P25 90
    〜100%、B23 0〜2%を含有する低融点ガラス
    粉末30〜100体積%と、耐火性フィラー粉末0〜7
    0体積%とを含有することを特徴とするプレスフリッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記低融点ガラス粉末中に、0.5〜1
    0モル%のSiO2を含有することを特徴とする請求項
    1記載のプレスフリット。
  3. 【請求項3】 前記低融点ガラス粉末中に、ZnO、A
    23、WO3、MoO3、Nb25、TiO2、Zr
    2、Li2O、Na2O、K2O、Cs2O、CuO、M
    nO2、MgO、CaO、SrOおよびBaOから選ば
    れる少なくとも1種を合量で15モル%以下含有するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のプレスフリッ
    ト。
  4. 【請求項4】 実質的に鉛を含有せず、モル%表示の酸
    化物換算でSnO 20〜68%、SnO2 2〜8%、
    25 20〜40%、SnO+SnO2+P25 90
    〜100%、B23 0〜2%を含有する低融点ガラス
    粉末30〜100体積%と前記耐火性フィラー粉末0〜
    70体積%と有機系バインダーとを混合し顆粒状粉末と
    する工程と、この顆粒状粉末を成形型に入れプレスしプ
    レス成形体とする工程と、このプレス成形体を加熱する
    ことにより前記有機系バインダーを除去しかつ焼結する
    工程とを具備することを特徴とするプレスフリットの製
    造方法。
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