JP2003231280A - ラインプリンタ - Google Patents

ラインプリンタ

Info

Publication number
JP2003231280A
JP2003231280A JP2002029137A JP2002029137A JP2003231280A JP 2003231280 A JP2003231280 A JP 2003231280A JP 2002029137 A JP2002029137 A JP 2002029137A JP 2002029137 A JP2002029137 A JP 2002029137A JP 2003231280 A JP2003231280 A JP 2003231280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hammer
printing
dot
line
hammer bank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002029137A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
隆史 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Printing Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Printing Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Printing Solutions Inc filed Critical Hitachi Printing Solutions Inc
Priority to JP2002029137A priority Critical patent/JP2003231280A/ja
Publication of JP2003231280A publication Critical patent/JP2003231280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は英文字を高速で印刷するラインプリ
ンタに関するものであり、ハンマの配置を工夫すること
によって、高い実効印刷速度を実現することを課題とす
る。 【解決手段】 1回の走査で第1ドット行と第2ドット
行を印刷するよう配列されたハンマ群を備えた第1のハ
ンマバンクと、1回の走査で第2ドット行と第3ドット
行を印刷するよう配列されたハンマ群を備えた第2のハ
ンマバンクとを向かい合わせて配置させ、1回の走査で
3ドット行を印刷する構成としたダブルハンマバンクを
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドット印刷用印字
ハンマ等の印字素子によりドットマトリクス形式で英数
文字の印刷を行うラインプリンタに関するものであり、
更に詳しくは英数文字の印刷実行速度を向上させる高速
対応のラインプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】欧米を主とする非漢字圏におけるライン
プリンタは、縦方向(用紙搬送方向)の印刷密度を異に
する4つの印刷モードから、ユーザのニーズに応じて必
要な印刷モードを選択し、適宜印刷を行なうように設定
されている。各印刷モードにおける縦方向の印刷密度
は、図4に示すように、具体的には1/144インチ
(NLQ:Near Letter Quality)、1/96インチ(Corr
espondence)、1/72インチ(DP:Data Processin
g)、1/48(HS:High Speed)インチである。
【0003】上述したラインプリンタは、一般的には複
数のハンマピンが行方向に1列に配列された印字素子群
(以下ハンマバンクという)で構成され、図5に示す英
文字を1ドット行毎に印刷している。すなわち、5ドッ
ト行を1行とし、base lineより上に位置する文字群よ
りなるUpper Caseの英文字は、ハンマバンクが移動する
毎に1ドット行を印刷し、この移動を5回繰り返して、
1行の印刷を終了する。また、Lower Caseの英文字は、
base lineより上の5ドット行にbase lineより下に位置
する1ドット行を加えた合計6ドット行を1行とし、ハ
ンマバンクの往復移動を6回繰り返して、1行の印刷を
終了する。なお、図5において示されている英文字は、
6行/インチの印刷密度で印刷された様子を示し、各行
の7ドット行及び8ドット行は行間のスペースとなって
いる。
【0004】この種のプリンタでは、印刷幅13.6イ
ンチの間にハンマバンクに搭載可能なハンマピン数の上
限は100〜140個程度である。よって、5ドット行
を1行とするUpper Caseの英文字のみを印刷した場合で
あっても、1500行/分の印刷速度が限界であった。
【0005】そこで、1500行/分以上の印刷速度を
得るために、ハンマバンクを上下に配置するという手法
が取られた。すなわち、上下ダブルハンマバンクを用い
ることにより、2000行/分の速度での印刷が可能と
なった。
【0006】図6に、2000行/分を達成するプリン
タのハンマ機構部の断面図を示す。図に示したハンマ機
構部はスプリングチャージ方式と呼ばれるものである。
ハンマスプリング1の先端にハンマピン2を接合して構成
された印字素子10(以下ハンマという)は、コムヨーク
4、マグネット3、ヨークベース5等によって形成される
磁気回路上で、ヨークベース5に取り付けられている。
通常、ハンマスプリング1の先端は、所定の撓み量を持
ってマグネット3によりコムヨーク4に磁気吸引された状
態にあるが、ハンマコイル6に磁気吸引力を打ち消す方
向のパルス電流を流すことで、ハンマスプリング1の撓
みを解放し、ハンマピン2が打撃することによりドット
印刷が行われる。そして、これを集積して一体化したも
のがハンマバンクである。
【0007】前述した上下ダブルハンマバンクを用いる
場合、上下夫々のハンマバンクの干渉を避けるという実
装上の制約と、6ドット行の印刷と2ドット行の行間ス
ペースで1行を構成する6行/インチと、6ドット行の
印刷のみで1行を構成する8行/インチ(いずれも標準
的な印刷密度)のどちらの場合でも印刷できるようにす
るという目的のために、上下ハンマバンクのハンマピン
2の間隔は0.5インチの整数倍にする必要があった。
このため、一般的な印刷幅である13.6インチの間
に、例えば、図7に示すように約0.13インチの等間
隔でハンマスプリング1を並べて、上ハンマバンクと下
ハンマバンクに同じく102個のハンマピン2をそれぞ
れ設けて、異なる行を印刷する必要があった。
【0008】図8に、図7の上下ダブルハンマバンク
が、6行/インチのピッチで、両端に送り穴のある連続
帳票の印刷用紙(左端部のみ図示)に、時系列的に印刷
する様子を示す。なお、太線間が1インチの高さを示
し、この1インチの間に6行の印刷が行われる場合を示
している。
【0009】図8において、上下ダブルハンマバンク
は、図中左右に往復移動する毎に1ドット行の印刷(印
刷走査)と1ドット行の紙送りを繰り返して、1行を印
刷する。この1行を印刷するサイクルをストロークと呼
ぶ。図において、まず、第1ストロークでは上ハンマバ
ンクが第1行目、下ハンマバンクが第4行目を並行して
印刷する。続いて第2ストロークで上ハンマバンクが第
2行目、下ハンマバンクが第5行目を印刷し、更に第3
ストロークで上ハンマバンクが第3行目、下ハンマバン
クが第6行目を印刷し、1インチ分の印刷が終了する。
その後も、継続的に第4ストロークにおいて第7行目と
第10行目の印刷が行われ、これを繰り返していくこと
で印刷が行なわれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によれば、図
8のように各ストロークに対応する行に印刷するデータ
がある場合、ラインプリンタは上下ハンマバンク配置の
利を生かして、行/時間で規定される印刷速度を最大限
活用して印刷することができる。しかしながら、図9や
図10に示すように印刷する行の間隔が空いている場合
には、印刷の効率が大幅に低下する。
【0011】図9のケースは、1行おきの印刷データが
繰り返して印刷される様子を示す。この場合、各ストロ
ークで印刷される行は2つの行のうちのいずれか一方の
みとなってしまい、行/時間で規定される印刷速度はシ
ングルハンマバンク程度の印刷速度にまで低下してしま
う。
【0012】図10のケースは、4行おきの印刷データ
が繰り返して印刷される様子を示す。この場合において
も、各ストロークで印刷される行は2つのドット行のう
ちのいずれか一方なので、同様に印刷速度はシングルハ
ンマバンク程度の印刷速度にまで低下してしまう。
【0013】以上をまとめたのが図11の実効印刷速度
のグラフである。
【0014】図において、横軸は印刷後の改行量を1/
6インチ単位で示し、縦軸にはこのときの印刷速度を行
/分で示している。「理想の印刷速度」の曲線は理想的
なハンマバンクで印刷するときの印刷速度を示してお
り、「並行2行印刷速度」の曲線は前述した上下ダブル
ハンマバンクでそれぞれ2行を並行して印刷する場合を
示している。図11から分かるように、「理想の印刷速
度」の曲線に合うようなドットラインプリンタがあれ
ば、印刷後の改行量によって実効印刷速度は必要最小限
の低下に留まる。しかしながら、実際には、例えば図9
に示す印刷データの場合には、1ストローク、つまり1
行の印刷後の改行量が2行となるので、理想の印刷速度
1500行/分に対して、並行2行印刷速度は1000
行/分の印刷速度の能力しか発揮できない。また、図1
0に示す印刷データの場合には、1行の印刷後の改行量
が4行となるので、理想の印刷速度1100行/分に対
して、並行2行印刷速度は750行/分の印刷速度の能
力しか発揮できない。従って、どのような印刷データに
対しても理想的な印刷速度に到達し得るハンマバンクを
開発することが困難であるという問題点があった。
【0015】また、上述した従来の上下ダブルハンマバ
ンクを用いて、0.5×nインチ間隔で上下に離れた2
行を同時に印刷する方法を採用した場合には、両方の行
のフォントデータ(文字情報)を事前にコントローラ制
御部で描画しておき、かつ2行を個別に印刷制御するた
めに必要な制御回路を設ける必要があるので、原価高に
なってしまうという経済的な問題点もあった。
【0016】本発明は、上記した問題点を解決して、実
効印刷速度が高く、かつ制御部の原価増加が生じないラ
インプリンタを提供することを課題としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、最初に当社が開発したラインプリンタの基幹技術を
図12及び図13により説明する。
【0018】図12は弊社の上下ダブルハンマバンクの
ハンマ機構部の断面図を示す。先の図6の説明と同様
に、マグネット3の磁束はコムヨーク4、ハンマースプリ
ング1、ヨークベース5で回路を形成しており、コムヨー
ク4がハンマスプリング1及ハンマピン2よりなるハンマ1
0を磁力で引き付けている。印刷の際には、ハンマコイ
ル6に電流が前記磁束を打ち消す向きに流れる。これに
よりハンマスプリング1が釈放され、ハンマピン2が図
示しないインクリボンを介して印刷用紙に当たることに
より、ドット印刷が行われる。
【0019】図13は上下ダブルハンマバンクを印刷面
から見た正面図の一部を示している。このようなハンマ
の配列を行なう当社の技術によれば、上下のハンマピン
2の間隔を12/180インチまで近づけて配置するこ
とが可能である。更に、隣接するハンマスプリング1の
間隔は0.1インチまで近接させて配置することが可能
である。また、ハンマピン2は縦方向に1/180イン
チ間隔で24ドット行となるように配置されている。し
たがって24ドット高さの漢字をハンマバンクの1回の
印刷走査のみで印刷することが可能である。
【0020】以上述べた当社の基幹技術を元にして、本
発明が達成しようとする課題は以下の手段によって実現
される。
【0021】本発明の請求項1にかかる発明は、1回の
走査で2ドット行を印刷するよう配列されたハンマ群を
備えた一対のハンマバンクを向かい合わせて配置し、1
回の走査で3ドット行を印刷する構成としたダブルハン
マバンクと、該ダブルハンマバンクを左右に走査するシ
ャトル機構部と、印刷用紙を送る紙送り機構部を備えた
ことを特徴とする。
【0022】本発明の請求項2にかかる発明は、請求項
1記載のラインプリンタにおいて、前記ダブルハンマバ
ンクの各ドット行間隔を夫々1/24インチにしたこと
を特徴とする。
【0023】本発明の請求項3にかかる発明は、1回の
走査で第1ドット行と第2ドット行を印刷するよう配列
されたハンマ群を備えた第1のハンマバンクと、1回の
走査で第2ドット行と第3ドット行を印刷するよう配列
されたハンマ群を備えた第2のハンマバンクとを向かい
合わせて配置させ、1回の走査で3ドット行を印刷する
構成としたダブルハンマバンクと、該ダブルハンマバン
クを左右に走査するシャトル機構部と、印刷用紙を送る
紙送り機構部を備えたことを特徴とする。
【0024】本発明の請求項4にかかる発明は、請求項
3記載のラインプリンタにおいて、前記ダブルハンマバ
ンクにおける第1ないし第3のドット行を印刷するよう
に配列されたハンマ群の間隔を夫々1/24インチにし
たことを特徴とする。
【0025】本発明の請求項5にかかる発明は、請求項
3または4記載のラインプリンタにおいて、第1のハン
マバンクは、第1ドット行、第2ドット行及び第1ドッ
ト行を印刷する3本のハンマを1モジュールとし、該モ
ジュールを所定間隔離して複数配置したハンマ群よりな
り、前記第2のハンマバンクは、第3ドット行、第2ド
ット行及び第3ドット行を印刷する3本のハンマを1モ
ジュールとし、該モジュールを所定間隔離して複数配置
したハンマ群よりなり、第1のハンマバンク及び第2の
ハンマバンクを対向して配置した際に、一方のハンマバ
ンクの第2ドット行を印刷するハンマが他方のハンマバ
ンクのモジュールと干渉しない位置に配置されているこ
とを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】まず、図14にラインプリンタの
概略図を示す。
【0027】図14において、100はプリンタ制御部、1
10は印刷用紙、120は紙送り機構部、130はプラテン、14
0はリボンセパレータ、150はインクリボン、160はハン
マバンク、170はシャトル機構部、180はブレーキ機構
部、190は用紙終端センサ、200は紙送りモータである。
【0028】シャトル機構部170は、後述する複数のハ
ンマを搭載したハンマバンク160を図中のA方向に往復
移動させる。このハンマバンク160の往復移動の過程で
ハンマを駆動し、インクリボン150、インクリボン150に
よる汚れ防止のためのリボンセパレータ140を介して印
刷用紙110に打撃印刷を行ない、印刷用紙110の所定の位
置に印刷が行なわれる。なお、プラテン130はハンマの
打撃力を支持する機能を有する。
【0029】一方、紙送り機構部120およびプラテン130
は印刷動作に応じて印刷用紙110をハンマバンク160の移
動方向と垂直方向(図中B方向:以下紙送り方向とい
う)にある次の印刷位置に移動させる。通常、ラインプ
リンタの紙送りモータ200にはステッピングモータが用
いられ、1ステップ駆動する毎に印刷用紙110をハンマ
の所定量搬送するよう設定されている。なお、ラインプ
リンタの印刷動作においては、印刷用紙110を紙送り機
構部120にて搬送する場合、印字素子が往復移動しなが
ら印刷を終了した時点から再び開始するまでの時間内に
一定の送り量を精度よく行う必要がある。通常は、シャ
トル機構部170が反転し、ハンマバンク160が印刷を開始
するまでに印刷用紙110を停止させる用紙整定精度と、
規定量の印刷用紙110を搬送する紙送りピッチの精度
(改行精度)にて送り量の精度を出すように制御してい
る。
【0030】印刷用紙110の張力設定は薄い金属板等で
構成されるブレーキ機構部180を印刷用紙110に直接押し
付け、紙送り機構部120とブレーキ機構部180間の印刷用
紙110の張力が最適の状態になる位置に動かし固定され
るため、印刷用紙110の張力は1種のみ設定可能となっ
ている。
【0031】次に、本発明の一例となるハンマの配列に
ついて説明する。
【0032】図1は、上下ダブルハンマバンクを印刷面
から見た正面図の一部を示している。図において、上ハ
ンマバンク40及び下ハンマバンク50はそれぞれ1/24
インチ間隔の2ドット行を受け持っている。この上下の
ハンマバンクを組み合わせて1/24インチ間隔の3ド
ット行のハンマ配列を構成している。隣接するハンマス
プリング1の間隔は0.1インチである。
【0033】3ドット行のうち、上段と下段のドット行
はそれぞれ上ハンマバンク40または下ハンマバンク50の
ハンマ20(ハンマスプリング1及びハンマピン2)のみが
配列されているが、中段のドット行は上ハンマバンク40
と下ハンマバンク50のハンマ20が交互に配置されてい
る。
【0034】一般に、ラインプリンタに用いられるハン
マは、上下に向かい合うハンマ20の磁気的な干渉を最小
限に抑えるために、ハンマ20毎に大きな間隔を確保する
ことが設計上の重要な課題である。そこで、本発明では
中段ドット行のうち、印刷に寄与しないハンマバンク側
のハンマ20は取り外している。すなわち、夫々のハンマ
バンクにおいて、下段ドット行のハンマ20、中段ドット
行のハンマ20及び下段ドット行のハンマ20で1つのモジ
ュール70を構成し、各モジュール70の間にはハンマの非
装着部を設け、間隔を空けている。更に、上ハンマバン
ク50の中段ドット行のハンマ20が下ハンマバンク60のハ
ンマ非装着部と対峙するように配置する。これにより上
下ハンマバンク間のハンマ20の間隔は全て1/12イン
チ以上となり、図13における12/180インチより
大きな間隔が確保できるので、磁気的な干渉を減らすこ
とが可能である。ハンマ20を一定の割合で取り外すこと
により、ハンマバンク全体のハンマ20の数が25%減る
ため、高速性能を実現する上では不利な実装の制約が生
じるが、本例で実装可能なハンマ20の個数は204個で
あり、この個数は現存する世界最高速の製品の個数と同
等であるので、印刷速度の点では同等の性能を達成しう
る。
【0035】なお、図1に示す上下ダブルハンマバンク
の各ドット行の間隔を1/24インチとしたのは、前述
したように縦方向の印刷密度を、図4に示す1/144
インチ、1/96インチ、1/72インチ、1/48イ
ンチの4つの印刷モードより任意に選択可能とするため
である。ドット行間隔をこれらの値の最小公倍数である
1/24インチの配置にしておけば、各種の密度に応じ
て改行量を可変することにより印刷が可能になる。すな
わち、図4において、3ドット行のハンマ20は何れの印
刷モードにおいても対向する黒色で示したドット印刷位
置に配置され得る。
【0036】図3は本発明の構成の上下ダブルハンマバ
ンクによって、6行/インチの印刷密度で「A」と
「g」が印刷される様子を示している。図において、左
側はハンマバンクの第1回目の移動で1行目の「A」と
「g」の1、3、5ドット行が印刷される様を黒色のド
ットで示している。また、右側はハンマバンクの第2回
目の移動で1行目の「A」と「g」の2、4、6ドット
行が印刷される様を黒色のドットで示している。これに
よって「A」と「g」の行の印刷が完了する。そして、
7/48インチの紙送りによりハンマの垂直位置は7ド
ットライン下方に移動して、第1ストロークを終了す
る。その後、第2ストロークに入り、「B」と「y」の
行の印刷が開始される。
【0037】図2は、各々の印刷モードにおける印刷を
可能にするための印刷シーケンスを示す制御フローの概
念図である。
【0038】まず、印刷開始時に印刷モードの選択を行
なうため、判断ブロック21、22、23、24が実行される。
判断ブロック21でNLQ(Near Letter Quality)モー
ドが選択されると、ステップ25が実行され、プリンタ制
御部100がドット行の間隔を1/144インチに設定す
る。次いでステップ26〜30が実行され、上下ダブルハン
マバンクの移動時の印刷(印刷走査)と1ドット行の紙
送りとを5回繰り返し、ステップ31で印刷走査と19ド
ット行の紙送りが実行されて、図4に示すNLQモード
の印刷密度を有する1行の印刷が終了する。
【0039】判断ブロック21でNLQモードが選択され
なかった時は判断ブロック22が実行され、Corresponden
ceモードを印刷するか否かを選択する。判断ブロック22
でCorrespondenceモードが選択されると、ステップ32が
実行され、プリンタ制御部100がドット行の間隔を1/
96インチに設定する。次いでステップ33〜35が実行さ
れ、上下ダブルハンマバンクの移動時の印刷(印刷走
査)と1ドット行の紙送りとを3回繰り返し、ステップ
36で印刷走査と13ドット行の紙送りが実行されて、図
4に示すCorrespondenceモードの印刷密度を有する1行
の印刷が終了する。
【0040】判断ブロック22でCorrespondenceモードが
選択されなかった時は判断ブロック23が実行され、DP
(Data Processing)モードを印刷するか否かを選択す
る。判断ブロック23でDPモードが選択されると、ステ
ップ37が実行され、プリンタ制御部100がドット行の間
隔を1/72インチに設定する。次いでステップ38〜39
が実行され、上下ダブルハンマバンクの移動時の印刷
(印刷走査)と1ドット行の紙送りとを2回繰り返し、
ステップ40で印刷走査と10ドット行の紙送りが実行さ
れて、図4に示すDPモードの印刷密度を有する1行の
印刷が終了する。
【0041】判断ブロック23でDPが選択されなかった
時は判断ブロック24が実行され、HS(high Speed)モ
ードが選択され、ステップ41でプリンタ制御部100がド
ット行の間隔を1/48インチに設定する。次いでステ
ップ41が実行され、上下ダブルハンマバンクの移動時の
印刷(印刷走査)と1ドット行の紙送りとを1回繰り返
し、ステップ43で印刷走査と7ドット行の紙送りが実行
されて、図4に示すHSモードの印刷密度を有する1行
の印刷が終了する。
【0042】以上述べた通り、本発明は1/24インチ
間隔の2ドット行構成であり、かつ、下段、上段、下段
ハンマの繰り返し配列をしてなるシングルバンクの一対
を向かい合わせて3ドット行構成となるダブルバンクの
ハンマ配列と、この3ドット行構成のダブルバンクを左
右に往復動作させるシャトル機構部と、一対のトラクタ
により最小紙送りピッチとして1/288インチの送り
量で印刷用紙を送る紙送り機構部によって実現され
る。。
【0043】なお、本発明は英文字を6行/分で印刷す
る場合の制御について説明したが、8行/分で印刷する
場合には最後の印刷走査後に実行される紙送り量を夫々
10ドット行、6ドット行、5ドット行、4ドット行に
変更すればよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、英
文字をダブルハンマバンクを用いて1ドット行毎に印刷
することが可能になるので、実効印刷速度が高くかつ2
000行/分以上を達成するラインプリンタを実現でき
る。また、英文字の種類に関わらず、すなわち英大文字
のようなUpper Caseのみの行と、英小文字のgjpqy
のようLower Caseが混在する行を同じ印刷速度で印刷す
ることが可能である。
【0045】更に、2行以上の文字データを予め確保し
て制御する必要がないので、製造原価の上昇を回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例となるラインプリンタのハンマ
配置示す正面図。
【図2】 本発明のラインプリンタの印刷シーケンスを
示すフローチャート。
【図3】 本発明のハンマによる印刷の様子を示す説明
図。
【図4】 英文字の各印刷モードとフォント構成を示す
説明図。
【図5】 高速モードにおけるフォント構成を示す説明
図。
【図6】 一般的なダブルハンマバンクの側面断面図。
【図7】 図6のハンマ配置を示す正面図。
【図8】 図6のハンマ配列を用いた印刷状態を示す説
明図(通常印刷)。
【図9】 図6のハンマ配列を用いた印刷状態を示す説
明図(離間印刷)。
【図10】 図6のハンマ配列を用いた印刷状態を示す
説明図(離間印刷)。
【図11】 図6のハンマ配列と理想的なハンマ配列の
実効印刷速度を対比したグラフ。
【図12】 本発明の基幹技術となるダブルハンマバン
クの側面断面図。
【図13】 図12のハンマ配置を示す正面図。
【図14】 本発明の一例となるラインプリンタの概略
構成斜視図。
【符号の説明】
1はハンマスプリング、2はハンマピン、3はマグネッ
ト、4はコムヨーク、5はヨークベース、6はハンマコ
イル、20はハンマ、10、50、60はハンマバンク、70はモ
ジュール、100はプリンタ制御部、110は印刷用紙、120
は紙送り機構部、130はプラテン、140はリボンセパレー
タ、150はインクリボン、160はハンマバンク、170はシ
ャトル機構部、180はブレーキ機構部、190は用紙終端セ
ンサ、200は紙送りモータである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1回の走査で2ドット行を印刷するよう配
    列されたハンマ群を備えた一対のハンマバンクを向かい
    合わせて配置し、1回の走査で3ドット行を印刷する構
    成としたダブルハンマバンクと、該ダブルハンマバンク
    を左右に走査するシャトル機構部と、印刷用紙を送る紙
    送り機構部を備えたことを特徴とするラインプリンタ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のラインプリンタにおいて、 前記ダブルハンマバンクの各ドット行間隔を夫々1/2
    4インチにしたことを特徴とするラインプリンタ。
  3. 【請求項3】1回の走査で第1ドット行と第2ドット行
    を印刷するよう配列されたハンマ群を備えた第1のハン
    マバンクと、1回の走査で第2ドット行と第3ドット行
    を印刷するよう配列されたハンマ群を備えた第2のハン
    マバンクとを向かい合わせて配置させ、1回の走査で3
    ドット行を印刷する構成としたダブルハンマバンクと、
    該ダブルハンマバンクを左右に走査するシャトル機構部
    と、印刷用紙を送る紙送り機構部を備えたラインプリン
    タ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のラインプリンタにおいて、 前記ダブルハンマバンクにおける第1ないし第3のドッ
    ト行を印刷するように配列されたハンマ群の間隔を夫々
    1/24インチにしたことを特徴とするラインプリン
    タ。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載のラインプリンタに
    おいて、 前記第1のハンマバンクは、第1ドット行、第2ドット
    行及び第1ドット行を印刷する3本のハンマを1モジュ
    ールとし、該モジュールを所定間隔離して複数配置した
    ハンマ群よりなり、前記第2のハンマバンクは、第3ド
    ット行、第2ドット行及び第3ドット行を印刷する3本
    のハンマを1モジュールとし、該モジュールを所定間隔
    離して複数配置したハンマ群よりなり、第1のハンマバ
    ンク及び第2のハンマバンクを対向して配置した際に、
    一方のハンマバンクの第2ドット行を印刷するハンマが
    他方のハンマバンクのモジュールと干渉しない位置に配
    置されていることを特徴とするラインプリンタ。
JP2002029137A 2002-02-06 2002-02-06 ラインプリンタ Pending JP2003231280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002029137A JP2003231280A (ja) 2002-02-06 2002-02-06 ラインプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002029137A JP2003231280A (ja) 2002-02-06 2002-02-06 ラインプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003231280A true JP2003231280A (ja) 2003-08-19

Family

ID=27773578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002029137A Pending JP2003231280A (ja) 2002-02-06 2002-02-06 ラインプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003231280A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4218149A (en) Wire printer
EP0425285B1 (en) Dot type printing head for use in a serial printer
JPH0752413A (ja) ドット印字ヘッド及びその印字制御方法
JP2569511B2 (ja) ドツトラインプリンタ
JP2003231280A (ja) ラインプリンタ
JP4373630B2 (ja) ドットプリンタ
JPH0732050Y2 (ja) ドットラインプリンタの印字ヘッド
JP2969791B2 (ja) ドットラインプリンタ
JP2007245620A (ja) ドットラインプリンタの印刷制御方法
JP3565721B2 (ja) 積層型ワイヤドット印字ヘッド
JP4088740B2 (ja) 印字装置
JPS6129876B2 (ja)
JPS58220766A (ja) 高速ドツトマトリクスプリンタ
JPH0756197Y2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JP2872136B2 (ja) シリアルドットプリンタ
JP3503671B2 (ja) 印字装置
JP5077704B2 (ja) ドットインパクトプリンタ用印字ヘッド及びドットインパクトプリンタ並びにドットインパクト方式の印字方法
JPH1110950A (ja) 印字装置
JPH0538821A (ja) ドツトラインプリンタ
JP3883050B2 (ja) ドットラインプリンタ
JP5074842B2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド及びプリンタ
JP2002137452A (ja) ドットインパクトシリアルプリンタ
JP2569511C (ja)
JPH02209248A (ja) ドットラインプリンタの印字法
JP2006159483A (ja) ドットラインプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070928

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02