JP2003215815A - マスク形成方法、パターン化薄膜形成方法およびマイクロデバイスの製造方法 - Google Patents

マスク形成方法、パターン化薄膜形成方法およびマイクロデバイスの製造方法

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JP2003215815A
JP2003215815A JP2002012200A JP2002012200A JP2003215815A JP 2003215815 A JP2003215815 A JP 2003215815A JP 2002012200 A JP2002012200 A JP 2002012200A JP 2002012200 A JP2002012200 A JP 2002012200A JP 2003215815 A JP2003215815 A JP 2003215815A
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JP2002012200A
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English (en)
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Satoshi Uejima
聡史 上島
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TDK Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】薄く、かつ、細く、解像度が極めて高く、しか
も耐熱性、耐ドライエッチング性の高いマスクを形成す
る。 【解決手段】被パターニング膜上にレジスト層でなるマ
スクを形成するにあたり、被パターニング膜102上
に、下層レジストパターン111と、上層レジストパタ
ーン112とを含む積層レジストパターンを形成する。
次に、シリル化処理により、上層レジストパターン11
2の表面をシリル化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスク形成方法、
このマスクを用いてパターン化薄膜を形成するパターン
化薄膜形成方法およびマイクロデバイスの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】パターン化された薄膜(以下パターン化
薄膜と称する)を有するマイクロデバイスにおいて、パ
ターン化薄膜は、パターン化されたレジスト層をマスク
として用いて形成される。マイクロデバイスとは、薄膜
形成技術を利用して製造される小型のデバイスを言う。
マイクロデバイスの例としては、半導体デバイスや、薄
膜磁気ヘッドや、薄膜を用いたセンサやアクチュエータ
等がある。
【0003】パターン化されたレジスト層をマスクとし
て、パターン化薄膜を形成するには、例えば特開平9−
96909号公報に示されるように、ドライエッチング
法(特開平9−96909では、ミリングパタニング法
と表記されている)、リフトオフ法、およびこれらを併
用した方法(以下併用法と称する)等が適用される。
【0004】パターン化薄膜の形成に当たっては、ドラ
イエッチング法、リフトオフ法、または、併用法等が適
用されるから、マスクとなるレジスト膜を構成するレジ
スト材料としては、これらのプロセスの実行に適したも
のでなければならない。そのようなレジスト材料は、従
来より種々知られている。例えば、特公昭37−180
15号公報に開示されたNQD−ノボラックレジスト
(ナフトキノンジアジド−ノボラックレジスト)、特開
平6−242602号公報に開示された一体型NQD−
ノボラックレジスト、特開2000−63466号公報
に開示された疎水性一体型NQD−ノボラックレジス
ト、及び、特開平6−273934号公報に開示された
ポリヒドロキシスチレン系樹脂を主成分とした化学増幅
型レジスト等がその例である。
【0005】ところで、半導体デバイス、薄膜磁気ヘッ
ド、薄膜を用いたセンサ、または、アクチュエータ等の
マイクロデバイスでは、その微小化及び高機能化等とと
もに、パターン化薄膜の微細化がより一層強く要求され
るようになってきている。このような技術的動向及び要
請に応えるためには、それに応じて、マスクとして用い
られるレジスト層の解像度を上げなければならない。解
像度を上げるには、レジスト層の厚さを薄くするか、ま
たは、アッシングによりレジスト層をスリム化しなけれ
ばならない。
【0006】ところが、レジスト層を薄くして行くと、
それにつれて耐ドライエッチング性が低下するため、上
述したレジスト材料を用いても、レジスト層がドライエ
ッチングに対するマスクとして、十分な機能を発揮し得
なくなる。
【0007】また、レジスト層の厚さを薄くしたり、レ
ジスト層をスリム化すると、それにつれて、レジスト層
の耐熱性が低下し、パターン崩れを生じる他、リフトオ
フマスクとして、十分な機能を発揮し得なくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、薄
く、かつ、細く、解像度の極めて高いマスクを形成する
方法を提供することである。
【0009】本発明のもう一つの課題は、耐熱性、耐ド
ライエッチング性の高いマスクの形成方法を提供するこ
とである。
【0010】本発明の更にもう一つの課題は、高精度の
パターン化薄膜を形成し得るパターン化薄膜形成方法お
よびマイクロデバイスの製造方法を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明では、レジスト層でなるマスクを形成する
に当たり、まず、基層上に、下層レジストパターンと、
上層レジストパターンとを含む積層レジストパターンを
形成する。次に、シリル化処理により、前記上層レジス
トパターンの表面をシリル化する。
【0012】上述したように、本発明に係るマスク形成
方法では、下層レジストパターンと、上層レジストパタ
ーンとを含む積層レジストパターンを形成するので、下
層レジストパターン及び上層レジストパターンを、互い
に異なるレジスト材料によって構成し、パターン化薄膜
の微細化に適したマスクを形成することができる。例え
ば、下層レジストパターンと、上層レジストパターンと
で、現像速度の異なる材料を用いることにより、下層レ
ジストパターンの平面積を、上層レジストパターンの平
面積よりも小さくして、アンダーカットの入った形状の
マスクを形成することもできる。アンダーカットの入っ
たマスクは、微細なパターン化薄膜の形成及びリフトオ
フ法の適用に適している。
【0013】次に、シリル化処理により、上層レジスト
パターンの表面をシリル化する。本発明に係るマスク形
成方法では、下層レジストパターンと、上層レジストパ
ターンとを含む積層レジストパターンを形成するので、
下層レジストパターンはシリル化されず、上層レジスト
パターンのみがシリル化されるような材料選択が可能で
ある。
【0014】このように、上層レジストパターンの表面
をシリル化することにより、薄く、かつ、細いレジスト
層に、耐熱性、耐ドライエッチング性を付与することが
できる。このため、薄く、細いレジスト層を、ドライエ
ッチングマスク、及び、リフトオフマスクとして機能さ
せ、高解像度のパターニングを実行することができる。
【0015】シリル化処理は、上層レジストパターンの
表面をシリル化するものであって、下層レジストパター
ンの表面はシリル化されない。このため、リフトオフす
る場合、マスクを確実に剥離できる。
【0016】好ましくは、シリル化処理前に、積層レジ
ストパターンをアッシングする工程を含む。このような
アッシング工程を経ることにより、積層レジストパター
ンをスリム化できるから、薄く、細い高解像度の積層レ
ジストパターンを形成できる。そして、アッシング工程
の後に、シリル化処理を実行することにより、薄く、細
い高解像度のマスクであって、しかも、耐熱性、耐ドラ
イエッチング性に優れたマスクを得ることができる。そ
の後、更に、アッシング処理を行ってもよい。
【0017】上層レジストパターンは、フェノール性水
酸基を含むレジストを主成分とするものが好ましい。シ
リル化処理は、シリル化剤を用いて行うことができる。
【0018】本発明に係るパターン化薄膜形成方法は、
マスク形成工程と、パターン化薄膜形成工程とを含む。
マスク形成工程は、上述した本発明に係るマスク形成方
法の適用によって実行される。パターン化薄膜形成工程
では、マスク形成工程を経て得られたマスクを用いて、
パターン化薄膜を形成する。これにより、高精度の微細
パターン化薄膜を形成することができる。
【0019】本発明に係るマイクロデバイスの製造方法
では、上述した本発明に係るパターン化薄膜形成方法に
よって、マイクロデバイスとなるパターン化薄膜を形成
する。
【0020】マイクロデバイスは薄膜磁気ヘッドであっ
てもよいし、半導体デバイスや、薄膜を用いたセンサや
アクチュエータ等であってもよい。マイクロデバイスが
薄膜磁気ヘッドである場合、パターン化薄膜の具体例は
磁気抵抗効果素子である。
【0021】本発明に係るパターン化薄膜形成方法及び
マイクロデバイスの製造方法は、リフトオフ法、ドライ
エッチング法、及び、両者の併用法の適用によって実行
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】<リフトオフ法>図1〜図7は本
発明に係るマスク形成方法、パターン化薄膜形成方法及
びマイクロデバイスの製造方法について、リフトオフ法
を適用した場合を説明する図である。
【0023】まず、図1に示すように、基板等の基層1
01の上に、第1のレジスト層103を形成する。第1
のレジスト層103は、基層101の上に塗布した後、
必要に応じて、これを加熱することによって形成され
る。
【0024】第1のレジスト層103を構成するレジス
ト材料は、上層レジストパターンを構成するレジスト材
料とインターミキシングを起こさないこと、及び、シリ
ル化しないことが必要である他、アンダーカットの入っ
た積層(2層)レジストパターンを形成する場合は、採
用されるアンダーカット形成方法に適した材料が選択さ
れる。アンダーカット形成方法としては、現像剤のみに
よる方法、アッシングのみによる方法、及び、現像剤と
アッシングとを併用する方法がある。
【0025】この内、現像のみでアンダーカットの入っ
た2層レジストパターンを形成する場合は、第1のレジ
スト層103を構成するレジスト材料は、現像剤として
通常用いられるアルカリ性水溶液に溶解し、かつ、第2
のレジスト層104(後述)よりもアルカリ性水溶液に
よる溶解速度の速い材料によって構成する。この場合の
具体例としては、下記の化学式で表されるポリメチルグ
ルタールイミド(以下PMGIと称する)を挙げること
ができる。
【0026】ここで、Rは水素原子またはメチル基、、
nは1以上の整数アッシングのみでアンダーカットの入
った2層レジストを得る場合は、アッシング反応速度
が、上層レジストパターン(後述)を構成するレジスト
材料よりも速いこと等の条件を満たす材料を用いる。
【0027】現像剤とアッシングとを併用してアンダー
カットを入れる場合は、アルカリ性水溶液に溶解し、か
つ、アッシング反応速度が上層レジストパターン(後
述)を構成するレジスト材料よりも速いこと等の条件を
満たす材料を用いる。
【0028】以下に説明する実施例では、上述した3つ
のアンダーカット形成方法のうち、現像剤のみによって
アンダーカットを入れる場合を例にとって説明する。
【0029】図1に示した工程の後、図2に示すよう
に、第1のレジスト層103の上に、第2のレジスト層
104を形成する。第2のレジスト層104は、フェノ
ール性水酸基を含むレジストを主成分とするものが好ま
しい。第2のレジスト層104のためのレジストの例と
しては、少なくとも次の化学式、 ここで、mは0〜3の整数、nは1以上の整数で表され
る構造を有する成分を含むものを挙げることができる。
【0030】第2のレジスト層104のレジストの別の
例としては、 少なくとも下記の化学式、 ここで、R1は水素原子またはメチル基、nは1以上の
整数で表される構造を有する成分を含むものを用いるこ
とができる。
【0031】更に、第2のレジスト層104に適したフ
ェノール性水酸基を含むレジストの他の例としては、特
公昭37−18015号公報に開示されたNQD−ノボ
ラックレジスト(ナフトキノンジアジド−ノボラックレ
ジスト)、特開平6−242602号公報に開示された
一体型NQD−ノボラックレジスト、特開2000−6
3466号公報に開示された疎水性一体型NQD−ノボ
ラックレジスト、及び、特開平6−273934号公報
に開示されたポリヒドロキシスチレン系樹脂を主成分と
した化学増幅型レジスト等も挙げることができる。
【0032】次に、図3に示すように、マスク105を
介して、第2のレジスト層104を所定のパターンの潜
像形成用の光で露光して、第2のレジスト層104に所
定のパターンの潜像を形成する。露光用の光は、紫外
線、エキシマレーザー光、電子ビーム等、どのような光
でもよい。露光用の光が電子線である場合には、マスク
を介することなく、直接、第2のレジスト層104に電
子線を照射することにより、所定のパターンの潜像を形
成してもよい。また、必要に応じて、露光後に第2のレ
ジスト層104を加熱する。
【0033】次に、図4に示すように、現像液によっ
て、露光後の第2のレジスト層104を現像すると共に
第1のレジスト層103の一部を溶解させる。現像後、
第1のレジスト層103および第2のレジスト層104
の水洗と乾燥を行う。これにより、アンダーカットの入
った2層レジストパターンが得られる。現像液として
は、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(T
MAH)の水溶液等のアルカリ性水溶液を用いることが
好ましい。
【0034】この後、一部溶解後に残った第1のレジス
ト層111および現像後の第2のレジスト層112に対
してアッシングを施して、第1のレジスト層111およ
び第2のレジスト層112の幅を、更に狭めてもよい。
アッシングは、レジスト等の材料を気相中で除去する処
理である。前述のように、第1のレジスト層111は、
第2のレジスト層112の材料として用いられるレジス
トよりもアッシングにおける除去速度が大きい材料から
なっていてもよい。
【0035】現像後の第1のレジスト層111の幅が、
第2のレジスト層112の幅と同じか、または、より広
く、第1のレジスト層111を構成するレジスト材料の
アッシング反応速度が、第2のレジスト層112のそれ
よりも速い場合において、第1のレジスト層111およ
び第2のレジスト層112のアッシングでは、アッシン
グ後の第1のレジスト層111の幅が、アッシング後の
第2のレジスト層112の幅よりも小さくなるようにす
る。アッシング後の第1のレジスト層111は、マスク
110の下層レジストパターン111となる。アッシン
グ後の第2のレジスト層112は、マスク110の上層
レジストパターン112となる。このようにして、スリ
ム化された2層マスク110が形成される。
【0036】ここで、アッシング条件の一例を示す。こ
の例では、アッシング装置として、Matrix inc.社製 Sy
stem104(製品名)を用いる。アッシング室内の圧力
は1.0Torr(約133Pa)とする。ガスはO2を用
い、その流量を30sccm[3×10-5cm3/min(1.0
1325×105Paにおける)]とする。RF出力は
200Wとする。基板温度は70℃とする。アッシング
時間120秒とする。なお、ガスとしては、O2にCF4
を加えたものを用いてもよい。また、ガスとしてはオゾ
ンを用いてもよい。この場合には、常圧下でアッシング
を行ってもよい。
【0037】次に、図5に示すように、上層レジストパ
ターン112をシリル化し、上層レジストパターン11
2の表面にシリル化部分113を形成する。このよう
に、上層レジストパターン112の表面をシリル化し、
上層レジストパターン112の表面にシリル化部分11
3を形成することにより、薄く、かつ、細いレジスト層
でなる上層レジストパターン112に、耐熱性、耐ドラ
イエッチング性を付与することができる。このため、薄
く、細いレジスト層でなる上層レジストパターン112
を、耐熱性、耐ドライエッチング性に優れたドライエッ
チングマスクとして機能させ、高解像度のパターニング
を実行することができる。
【0038】シリル化処理前に、積層レジストパターン
111、112をアッシングする工程を含む場合、積層
レジストパターン111、112をスリム化できるか
ら、薄く、細い高解像度の積層レジストパターン11
1、112を形成できる。このようにしてスリム化した
後、第1及び第2のレジストパターン111、112に
対して、シリル化処理を実行することにより、薄く、細
く、しかも、高解像度であって、更に、耐熱性、耐ドラ
イエッチング性に優れたマスク110を得ることができ
る。
【0039】シリル化処理は、シリル化剤を用いて行う
ことができる。上層レジストパターン112を、フェノ
ール性水酸基を含むレジストによって構成した場合に適
したシリル化剤の例としては、ヘキサメチルジシラザ
ン、1,1,3,3−テトラメチルジシラザン、ジメチ
ルシリルジメチルアミン、ジメチルシリルジエチルアミ
ン、トリメチルシリルジメチルアミン、トリメチルシリ
ルジエチルアミン、ビス[ジメチルアミノ]メチルシラ
ン、ビス[ジメチルアミノ]ジメチルシラン、または、
1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルシクロトリシラ
ゼン等がある。
【0040】上述した化学式(1)で表されるレジスト
を第2のレジスト層104として用い、シリル化剤とし
て、上述したものを用いた場合、シリル化反応は、次の
化学式によって表現される。
【0041】ここで、mは0〜3の整数、nは1以上の
整数、R2、R3は水素原子またはアルキル基、xは1〜
3の範囲の整数 また、上述した化学式(2)で表されるレジストを第2
のレジスト層104として用いシリル化剤として、上述
したものを用いた場合、シリル化反応は、次の化学式に
よって表現される。 ここで、R1は水素原子またはメチル基、nは1以上の
整数、R2、R3は水素原子またはアルキル基、xは1〜
3の範囲の整数 具体的なシリル化の方法としては、例えば、気化したシ
リル化剤雰囲気中で積層レジストパターン111、11
2を加熱する方法等が挙げられる。この場合、減圧した
シリル化剤雰囲気中で積層レジストパターン111、1
12を加熱してもよい。
【0042】以上の工程はマスク形成方法に属する。パ
ターン化薄膜形成方法またはマイクロデバイスの製造方
法の場合は、このマスク形成方法の工程の後に、パター
ン化薄膜形成工程が実行され、それによってマイクロデ
バイスが製造される。
【0043】パターン化薄膜形成工程では、まず、図6
に示すように、基層101の上にマスク110を残した
ままで、例えば、スッパタまたはCVD等の薄膜形成プ
ロセスを実行することにより、薄膜107を形成する。
その後、リフトオフ法を実行することにより、図7に示
すように、基層101から、マスク110を剥離する。
これにより、マイクロデバイスの一部となるパターン化
薄膜107が得られる。マスク110の剥離に当たって
はアセトン等の溶剤が用いられる。
【0044】<ドライエッチング法>図8〜図15は本
発明に係るマスク形成方法、パターン化薄膜形成方法、
及び、マイクロデバイスの製造方法について、ドライエ
ッチング法を適用した例を示す図である。
【0045】まず、図8に示すように、スパッタ法、C
VD法等、周知の薄膜形成技術を適用して基板等の下地
101の上に、基層となる被パターニング膜102を形
成する。被パターニング膜102は、各種金属薄膜、無
機膜等で構成される。選択すべき金属材料及び無機材料
等には、特に限定はない。また、被パターンニング膜1
02は、単層膜であってもよいし、複数層を積層した積
層膜であってもよい。
【0046】次に、図9に示すように、被パターンニン
グ膜102の上に、第1のレジスト層103を形成した
後、図10〜13に示す工程が実行される。図10〜図
13に示す工程は、リフトオフ法の図2〜図5と異なる
ことがないので、重複説明は省略する。
【0047】以上の図8〜図13に図示された工程はマ
スク形成方法に属する。パターン化薄膜形成方法または
マイクロデバイスの製造方法の場合は、マスク形成方法
の工程の後に、パターン化薄膜形成工程及びマイクロデ
バイスの製造工程が実行される。
【0048】まず、マスク110を用いて、ドライエッ
チング、例えばイオンミリング、リアクティブ.イオ
ン.エッチング(RIE)等によって、被パターニング
膜102を選択的にエッチングして、所望の形状のパタ
ーン化薄膜121を形成する。パターン化薄膜形成工程
前に、基板101の表面全体をアッシング処理してもよ
い。これにより、図14に示すように、パターン化薄膜
121が得られる。
【0049】次に、図15に示すように、パターン化薄
膜121の上から、マスク110を剥離する。マスク1
10の剥離に当たってはアセトン等の溶剤が用いられ
る。これにより、マイクロデバイスの一部となるパター
ン化薄膜121が得られる。
【0050】<併用法>図16〜図24はリフトオフ法
及びドライエッチング法を併用した本発明に係るマスク
形成方法、パターン化薄膜形成方法、及び、マイクロデ
バイスの製造方法について説明する図である。
【0051】併用法では、図16〜図22に示す工程が
実行される。図16〜図22に示す工程は、ドライエッ
チング法の図8〜図14に示す工程と異なるところはな
いので、重複説明は省略する。
【0052】図16〜図22に示した工程を通した後、
図23に示すように、パターン化薄膜121の上にマス
ク110を残したままで、スッパタまたはCVD等の薄
膜形成プロセスを実行することにより、薄膜107を形
成し、その後、リフトオフ法を実行することにより、図
24に示すように、パターン化薄膜121から、マスク
110を剥離する。これにより、マイクロデバイスの一
部となるパターン化薄膜121、107が得られる。
【0053】<他の実施例>図25〜図30は本発明に
係るマスク形成方法、パターン化薄膜形成方法及びマイ
クロデバイスの製造方法の別の実施例を示している。図
25はマスク110の断面図、図26は図25の26ー
26線に沿った断面図である。この例では、マスク11
0の上層レジストパターン112は、得ようとするパタ
ーン化薄膜に対応する部分と他の部分とに跨がるように
形成され、下層レジストパターン111は他の部分にの
み形成されている。従って、マスク110の全体形状は
橋形をなしている。このような形状を持つマスク110
は、図1〜図5を参照して説明したプロセスに、若干の
変更を加えることによって得ることができる。図25、
図26のマスク110には、既に、アッシング処理が施
されているものとする。
【0054】次に、図27に示すように、上層レジスト
パターン112をシリル化して、シリル化部分113を
形成する。これにより、薄く、かつ、細いレジスト層で
なる上層レジストパターン112に、耐熱性、耐ドライ
エッチング性を付与することができる。シリル化の後
に、基板101の表面全体をアッシング処理してもよ
い。
【0055】次に、マスク110を用いて、被パターニ
ング膜102を選択的にドライエッチングし、図28に
示すように、所望の形状のパターン化薄膜121を形成
する。
【0056】ここで、上層レジストパターン112は、
薄く、細いレジスト層でなり、耐熱性、耐ドライエッチ
ング性に優れたドライエッチングマスクとして機能す
る。このため、上層レジストパターン112を通して、
高解像度のパターニングを実行し、高精度のパターン化
薄膜121を得ることができる。
【0057】更に、図29に示すように、パターン化薄
膜121の上にマスク110を残したままで、スッパタ
またはCVD等の薄膜形成プロセスを実行することによ
り、薄膜107を形成し、その後、リフトオフ法を実行
することにより、図30に示すように、パターン化薄膜
121から、マスク110を剥離する。
【0058】ここで、シリル化処理は、上層レジストパ
ターン112の表面をシリル化するものであって、下層
レジストパターン111の表面はシリル化されていな
い。このため、リフトオフマスクとして機能させた後、
リフトオフする場合、パターン化薄膜121からマスク
110を確実に剥離できる。これにより、マイクロデバ
イスの一部となるパターン化薄膜121、107が得ら
れる。
【0059】図25〜図30は、リフトオフ法とドライ
エッチングとの併用法を示しているが、図1〜図7に示
したリフトオフ法、または、図8〜図15に示したドラ
イエッチング法を、個別に用いてもよい。
【0060】<具体的適用例>次に、上述したマスク形
成方法及びパターン化薄膜形成方法を適用したマイクロ
デバイスの製造方法の具体例として、薄膜磁気ヘッドの
製造方法、特に、巨大磁気抵抗効果素子(以下GMR素
子と称する)を用いた再生ヘッドを含む薄膜磁気ヘッド
を製造する場合を例にとって説明する。GMR素子とし
ては、スピンバルブ膜や強磁性トンネル接合素子を挙げ
ることができる。
【0061】図31はウエハー上で見た薄膜磁気ヘッド
要素の1つを拡大して示す断面図、図32は図31の3
2ー32線に沿った拡大側面断面図である。
【0062】図示された薄膜磁気ヘッド要素は、再生ヘ
ッドと記録ヘッド(誘導型電磁変換素子)とを備えてお
り、これらは、アルティック(Al23−TiC)等の
セラミック材料よりなる基板1の上に搭載されている。
基板1はスライダ基体を構成する。基板1の上には、ス
パッタリング法等によって、アルミナ(Al23)等の
絶縁材料よりなる絶縁層2が、例えば1〜5μmの厚み
に形成されている。下部シールド層3は、パーマロイ
(NiFe)等の磁性材料よりなり、絶縁層2の上に、
スパッタリング法またはめっき法等によって、例えば約
3μmの厚みとなるように形成されている。
【0063】再生ヘッドは、GMR素子121と、下部
シールド層3と、上部シールド層(下部磁極層8)と、
下部シールドギャップ層101と、上部シールドギャッ
プ層7とを有している。下部シールド層3および上部シ
ールド層8は、GMR素子121を挟んで対向するよう
に配置されている。
【0064】下部シールド層3の上には、下部シールド
ギャップ層101が備えられている。下部シールドギャ
ップ層101は、アルミナ等の絶縁材料よりなり、スパ
ッタ等によって、例えば10〜200nmの厚み(最小
厚み)に形成されている。下部シールドギャップ層10
1には、GMR素子121及び電極層107が、それぞ
れ、例えば数十nmの厚みに形成されている。
【0065】GMR素子121及び電極層107は上部
シールドギャップ層7によって覆われている。上部シー
ルドギャップ層7は、アルミナ等の絶縁材料よりなり、
スパッタ等によって、例えば10〜200nmの厚み
(最小厚み)に形成されている。
【0066】記録ヘッドは、下部磁極層8、上部磁極層
12、記録ギャップ層9及び薄膜コイル10、15等を
有している。下部磁極層8及び上部磁極層12は、互い
に磁気的に連結されている。
【0067】下部磁極層8は、上部シールドギャップ層
7の上に形成されている。記録ギャップ層9は下部磁極
層8の磁極部分と上部磁極層12の磁極部分との間に設
けられている。薄膜コイル10、15は下部磁極層8お
よび上部磁極層12の間のインナーギャップ間に、絶縁
された状態で配設されている。記録ヘッドは、アルミナ
等の保護膜17によって覆われている。
【0068】次に、上述した薄膜磁気ヘッドついて、本
発明に係るマスク形成方法及びパターン化薄膜形成方法
を用いて、GMR素子121を形成するプロセスを、図
33〜図41を参照して説明する。
【0069】まず、図33に示すように、基板1の上
に、絶縁層2、下部シールド層3及びシールドギャップ
膜(基層)101等を形成する。シールドギャップ膜1
01は、GMR素子を形成すべき領域をくぼませてあ
る。
【0070】次に、図34に示すように、シールドギャ
ップ膜101の上に、再生用のGMR素子となる被パタ
ーンニング層102を形成する。図では、被パターンニ
ング層102は単層表示であるが、実際には多層膜構造
である。
【0071】次に、図35に示すように、被パターンニ
ング層102の上に、第1のレジスト層103を形成す
る。第1のレジスト層103は、既に述べたような基本
的特性を有するレジスト材料、具体的にはPMGI等で
構成される。
【0072】次に、図36に示すように、第1のレジス
ト層103の上に第2のレジスト層104を形成する。
第2のレジスト層104は、前述したように、好ましく
は、フェノール性水酸基を含むレジストを主成分とする
ものである。その具体例は、既に示したとおりである。
【0073】次に、図37に示すように、マスク105
を介して、第2のレジスト層104を所定のパターンの
潜像形成用の光で露光して、第2のレジスト層104に
所定のパターンの潜像を形成する。マスク105は、潜
像がGMR素子の位置に形成されるように位置合わせさ
れる。
【0074】次に、現像液によって、露光後の第2のレ
ジスト層104を現像すると共に第1のレジスト層10
3の一部を溶解させ、現像後、第1のレジスト層103
および第2のレジスト層104の水洗と乾燥を行う。
【0075】これにより、図38に示すように、アンダ
ーカットの入った積層レジストパターン111、112
でなるマスク110が形成される。マスク110は、ア
ッシング処理をして、スリム化することが好ましい。
【0076】次に、図39に示すように、上層レジスト
パターン112をシリル化して、上層レジストパターン
112の全表面にシリル化部分113を生じさせる。こ
のように、上層レジストパターン112の表面をシリル
化し、シリル化部分113を形成することにより、薄
く、かつ、細いレジスト層でなる上層レジストパターン
112に、耐熱性、耐ドライエッチング性を付与するこ
とができる。このため、薄く、細いレジスト層でなる上
層レジストパターン112を、耐熱性、耐ドライエッチ
ング性に優れたドライエッチングマスクとして機能さ
せ、高解像度のパターニングを実行することができる。
シリル化の後、被パターンニング層102及びマスク1
10の表面の全面をアッシング処理してもよい。
【0077】次に、図40に示すように、例えばイオン
ミリングによって、被パターンニング層102を選択的
にエッチングし、GMR素子121を形成する。マスク
110はシリル化されており、耐熱性、耐ドライエッチ
ング性に優れたドライエッチングマスクとして機能する
から、パターン精度の極めて高いGMR素子121を得
ることができる。
【0078】次に、図41に示したように、シールドギ
ャップ膜101およびマスク110の上の全面に、GM
R素子121に電気的に接続される一対の電極層107
を、スパッタ、CVD等の薄膜形成手段によって、所定
のパターンに形成する。この工程では、必要であれば、
磁区制御膜も形成できる。
【0079】次に、リフトオフ法によって、マスク11
0を除去する。シリル化処理は、上層レジストパターン
112の表面をシリル化するものであって、下層レジス
トパターン111の表面はシリル化されていない。この
ため、リフトオフマスクとして機能させた後、リフトオ
フする場合、パターン化薄膜121からマスク110を
確実に剥離できる。
【0080】この後、更に、記録ヘッドのための製造プ
ロセスを実行する。記録ヘッドの製造プロセスは周知で
ある。
【0081】本発明は、上記実施の形態に限定されず種
々の変更が可能である。例えば、本発明は、半導体デバ
イスや、薄膜を用いたセンサやアクチュエータ等、薄膜
磁気ヘッド以外のマイクロデバイスの製造方法にも適用
することができる。
【0082】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)薄く、かつ、細く、解像度の極めて高いマスクを
形成する方法を提供することができる。 (b)耐熱性、耐ドライエッチング性の高いマスクを形
成し得るマスク形成方法を提供することができる。 (c)高精度のパターン化薄膜を形成し得るパターン化
薄膜形成方法およびマイクロデバイスの製造方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リフトオフ法による本発明に係るマスク形成方
法、パターン化薄膜形成方法及びマイクロデバイスの製
造法に含まれる一工程を示す断面図である。
【図2】図1の工程の後の工程を説明する断面図であ
る。
【図3】図2の工程の後の工程を説明する断面図であ
る。
【図4】図3の工程の後の工程を説明する断面図であ
る。
【図5】図4の工程の後の工程を説明する断面図であ
る。
【図6】図5の工程の後の工程を説明する断面図であ
る。
【図7】図6の工程の後の工程を説明する断面図であ
る。
【図8】ドライエッチング法による本発明に係るマスク
形成方法、パターン化薄膜形成方法及びマイクロデバイ
スの製造法に含まれる一工程を示す断面図である。
【図9】図8の工程の後の工程を説明する断面図であ
る。
【図10】図9の工程の後の工程を説明する断面図であ
る。
【図11】図10の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図12】図11の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図13】図12の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図14】図13の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図15】図14の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図16】併用法を適用した本発明に係るマスク形成方
法、パターン化薄膜形成方法及びマイクロデバイスの製
造方法に含まれる一工程を示す図である。
【図17】図16の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図18】図17の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図19】図18の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図20】図19の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図21】図20の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図22】図21の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図23】図22の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図24】図23の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図25】本発明に係るマスク形成方法、パターン化薄
膜形成方法及びマイクロデバイスの製造方法の別の実施
例に含まれる一工程を示す図である。
【図26】図25の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図27】図26の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図28】図27の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図29】図28の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図30】図29の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図31】本発明に係るマスク形成方法、パターン化薄
膜形成方法及びマイクロデバイスの製造方法が適用され
る薄膜磁気ヘッド要素の断面図である。
【図32】図31の32ー32線に沿った拡大側面断面
図である。
【図33】図31、図32に示した薄膜磁気ヘッド要素
に含まれるGMR素子の製造工程における一工程を示す
断面図である。
【図34】図33の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図35】図34の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図36】図35の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図37】図36の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図38】図37の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図39】図38の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図40】図39の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【図41】図40の工程の後の工程を説明する断面図で
ある。
【符号の説明】
101 基層 102 被パターンニング層 103 第1のレジスト層 104 第2のレジスト層 110 マスク 111 下層レジストパターン 112 上層レジストパターン 113 シリル化部分

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジスト層でなるマスクを形成する方法
    であって、 基層上に、下層レジストパターンと、上層レジストパタ
    ーンとを含む積層レジストパターンを形成し、 次に、シリル化処理により、前記上層レジストパターン
    の表面をシリル化する工程を含むマスク形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたマスク形成方法で
    あって、前記上層レジストパターンは前記下層レジスト
    パターンの平面積よりも大きい平面積を有するマスク形
    成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載されたマスク形
    成方法であって、前記シリル化処理前に、前記積層レジ
    ストパターンをアッシングする工程を含むマスク形成方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載されたマ
    スク形成方法であって、前記上層レジストパターンは、
    フェノール性水酸基を含むレジストを主成分とするマス
    ク形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載されたマスク形成方法で
    あって、前記上層レジストパターンのレジストは、少な
    くとも下記の化学式、 ここで、mは0〜3の整数、nは1以上の整数で表され
    る構造を有する成分を含むマスク形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載されたマスク形成方法で
    あって、前記上層レジストパターンのレジストは、少な
    くとも下記の化学式、 ここで、R1は水素原子またはメチル基、nは1以上の
    整数で表される構造を有する成分を含むマスク形成方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載されたマスク形成方法で
    あって、前記フェノール性水酸基を含むレジストは、ナ
    フトキノンジアジド(以下NQDと称する)−ノボラッ
    クレジスト、一体型NQD−ノボラックレジスト、疎水
    性一体型NQD−ノボラックレジスト、または、ポリヒ
    ドロスチレン系樹脂を主成分とした化学増幅型レジスト
    の何れかであるマスク形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載されたマ
    スク形成方法であって、前記シリル化処理は、シリル化
    剤を用いて行うマスク形成方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかに記載されたマ
    スク形成方法であって、前記シリル化剤は、ヘキサメチ
    ルジシラザン、1,1,3,3−テトラメチルジシラザ
    ン、ジメチルシリルジメチルアミン、ジメチルシリルジ
    エチルアミン、トリメチルシリルジメチルアミン、トリ
    メチルシリルジエチルアミン、ビス[ジメチルアミノ]
    メチルシラン、ビス[ジメチルアミノ]ジメチルシラ
    ン、または、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルシ
    クロトリシラゼンの何れかであるマスク形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れかに記載された
    マスク形成方法であって、前記下層レジストパターン
    は、アルカリ性水溶液に溶解する材料からなるマスク形
    成方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載されたマスク形成方
    法であって、前記下層レジストパターンは、下記の化学
    式、 ここで、Rは水素原子またはメチル基、nは1以上の整
    数で表されるポリメチルグルタールイミドであるマスク
    形成方法。
  12. 【請求項12】 マスク形成工程と、パターン化薄膜形
    成工程とを含むパターン化薄膜形成方法であって、 前記マスク形成工程は、請求項1乃至11の何れかに記
    載された工程を含んでおり、 前記パターン化薄膜形成工程は、前記マスク形成工程を
    経て得られたマスクを用いて、パターン化薄膜を形成す
    る工程を含むパターン化薄膜形成方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載されたパターン化薄
    膜形成方法であって、前記パターン化薄膜形成工程は、
    リフトオフ法、ドライエッチング法または両者の併用の
    何れかの工程を含むパターン化薄膜形成方法。
  14. 【請求項14】 パターン化薄膜を含むマイクロデバイ
    スの製造方法において、前記パターン化薄膜を、請求項
    12または13に記載されたパターン化薄膜形成方法に
    よって形成するマイクロデバイスの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載されたマイクロデバ
    イスの製造方法であって、前記マイクロデバイスは薄膜
    磁気ヘッドであるマイクロデバイスの製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項14または15に記載されたマ
    イクロデバイスの製造方法であって、前記パターン化薄
    膜は磁気抵抗効果素子であるマイクロデバイスの製造方
    法。
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