JP2003207066A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2003207066A
JP2003207066A JP2002006828A JP2002006828A JP2003207066A JP 2003207066 A JP2003207066 A JP 2003207066A JP 2002006828 A JP2002006828 A JP 2002006828A JP 2002006828 A JP2002006828 A JP 2002006828A JP 2003207066 A JP2003207066 A JP 2003207066A
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Kenro Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動部作動時の袋構造内の容積変化による可
動部の応答性への影響を抑えることができる電磁弁を提
供する。 【解決手段】 プランジャー収容室36にプランジャー
38を収容し、プランジャー38のロッド39のヨーク
33を挿通した延出部分で、ダンパー91を備えた弁体
53を形成する。ヨーク33に呼吸穴101を設け、呼
吸穴101が開口した外壁面に環状溝102を形成す
る。ボビン21に、呼吸穴101に連通する横穴111
を設け、横穴111の延長上に電磁弁本体11のカバー
12を配設する。横穴111をボビン21とカバー12
間の隙間112を介して電磁弁本体11の外部に連通
し、プランジャー収容室36を、呼吸穴101、横穴1
11及び隙間112を介して電磁弁本体11外部に連通
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば出力圧を制
御する電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧回路にて油圧を制御する際に
は、電磁弁が用いられていた。
【0003】この電磁弁において、油圧の低下の原因と
なる弁の挙動乱れを安定させるために、ソレノイドによ
り作動される可動部分にダンパ機構が設けられたものを
本願出願人により発明するに至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電磁弁にあっては、可動部が移動することによっ
て、ソレノイドに包囲された袋構造内の容積が変化した
場合、該袋構造内への流体の通流が前記ダンパ機構によ
って阻害されてしまい、可動部の応答性に支障を来す恐
れがあった。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、可動部作動時の袋構造内の容積変
化による可動部の応答性への影響を抑えることができる
電磁弁を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1の電磁弁にあっては、ソレノイド内
に設けられた磁性体に吸引されて上下方向に作動する可
動部が、前記ソレノイドに包囲された袋構造内に設けら
れ、該袋構造から下方に延出した前記可動部の延出部分
に、側方へ突出するダンパーが設けられた電磁弁であっ
て、前記袋構造の内部に連通する呼吸穴を、前記可動部
を吸引する吸引面より下方に設定し、当該呼吸穴を前記
ソレノイドのボビンに設けられた横穴に連通するととも
に、該横穴の延長上に電磁弁本体の外壁を形成するカバ
ーを配設し、前記横穴を、前記ボビンと前記カバー間の
隙間を介して前記電磁弁本体外部に連通した。
【0007】すなわち、ソレノイドに包囲された袋構造
内部は、袋構造内の可動部を吸引する吸引面より下方に
設定された呼吸穴と、前記ソレノイドのボビンに設けら
れた横穴と、前記ボビンとカバー間の隙間とを介して電
磁弁本体外部に連通している。このため、前記可動部を
作動することによって前記袋構造内に容積変化が生じた
場合であっても、前記呼吸穴と前記横穴と前記間隙とを
介して、前記袋構造内部と電磁弁本体外部との間で流体
が通流することにより、前記袋構造内に生じる得る圧力
変動が解消される。
【0008】このとき、前記袋構造内に連通した前記呼
吸穴は、前記可動部を吸引する吸引面より下方に設定さ
れている。このため、前記袋構造から下方に延出した可
動部の延出部分にてオイルの通流制御を行う場合におい
て、袋構造内の流体圧力によって、制御されるオイルの
前記呼吸穴より上方への浸入が抑制される。
【0009】そして、前記横穴の延長上には、電磁弁本
体の外壁を形成するカバーが配設されており、当該横穴
の電磁弁外部へ向けた開口が防止されている。これによ
り、電磁弁外部からのコンタミ等の不用意な浸入が抑制
される。
【0010】また、請求項2の電磁弁においては、前記
呼吸穴から前記吸引面までの通流経路に、流体の通流を
抑制する絞り部を設け、該絞り部にて流体が受ける通流
抵抗が、前記呼吸穴を通過する流体が受ける通流抵抗以
上となるように設定した。
【0011】すなわち、前記ソレノイドが通電された際
に、袋構造下部に配置された磁性体の吸引面で可動部を
吸引して作動する電磁弁にあっては、前記吸引面と前記
呼吸穴とが近接することとなる。
【0012】しかし、前記呼吸穴から前記吸引面までの
通流経路には、流体の通流を抑制する絞り部が設けられ
ており、この絞り部にて流体が受ける通流抵抗は、前記
呼吸穴を通過する流体が受ける通流抵抗以上となるよう
に設定されているため、制御されるオイルに含まれたコ
ンタミの前記吸引面側への浸入が大幅に抑制される。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)
【0014】以下、本発明の一実施の形態を図に従って
説明する。図1は、本実施の形態に係る電磁弁1を示す
図であり、該電磁弁1は、油圧回路にて縦置きで使用さ
れ、流体としてのオイルによる油圧を制御するものであ
る。
【0015】この電磁弁1の電磁弁本体11は、円筒状
のカバー12を備えてなり、該カバー12内には、樹脂
製の成型部品13が収容されている。該成型部品13に
は、金属製のブラケット14がインサート形成されてお
り、該ブラケット14は、前記カバー12下縁のカシメ
部15によって固定されている。
【0016】前記成型部品13には、前記ブラケット1
4より上部がボビン21を形成しており、該ボビン21
にはコイル22が巻回され、ソレノイド23が形成され
ている。また、前記成型部品13には、前記ブラケット
14より下部がノズル24を構成しており、該ノズル2
4は、前記カバー12より下方に延出するとともに、図
外のブロックに形成された油圧経路の挿入穴へ挿入され
るように構成されている。
【0017】前記ボビン21内には、円筒部材31で連
結されたコア32及び該コア32と共に磁気経路を構成
するヨーク33が挿入されており、前記コア3上部に配
設された固定プレート34が前記カバー12上縁のカシ
メ部35で係止されることによって固定されている。ま
た、前記コア32及びヨーク33間に形成された袋構造
のプランジャー収容室36には、前記コア32の吸引面
37に吸引されるプランジャー38が上下動自在に収容
されており、該プランジャー38には、ロッド39が上
下に貫通した状態で固定され、該ロッド39と前記プラ
ンジャー38によって上下方向に作動する可動部41が
構成されている。この可動部41は、前記ロッド39が
ブッシュ42,42を介して、前記コア32及び前記ヨ
ーク33のそれぞれに支持されており、上下動できるよ
うに構成されている。
【0018】前記コア32内に保持された前記ロッド3
9の上端には、コイルスプリング51が外嵌されてお
り、このロッド39を備えた可動部41は、前記コイル
スプリング51によって下方へ向けて付勢されている。
前記ヨーク33の下端部は、前記ブラケット14の円形
穴52に内嵌した状態で支持されており、前記ロッド3
9は、このヨーク33を挿通して下方に延出している。
該ヨーク33を挿通した前記ロッド39の延出部分は、
弁体53を形成しており、当該ロッド39の下端は、弁
部54を構成している。
【0019】前記ノズル24には、前記弁体53を収容
する弁室61が、前記ヨーク33の下部に形成されてお
り、この弁室61の下部には、金属製のシート62がイ
ンサート成形されている。該シート62は、リング状の
平板からなり、中央部には、前記弁室61に連通する弁
座穴63が開設されている。該弁座穴63の開口縁部に
は、前記ロッド39下端の弁部54が当接するように構
成されており、この当接状態において、前記弁部54が
前記弁座穴63を閉鎖するように構成されている。
【0020】前記シート62の下部には、前記弁座穴6
3を介して前記弁室61に連通する出力ポート71が上
下に延設されており、該出力ポート71には、横方向に
延在して側部に開口した入力ポート72が連通してい
る。
【0021】前記弁室61は、前記ヨーク33によって
前記ソレノイド23側と隔成されており、前記ヨーク3
3の下面は、前記ソレノイド23側と弁室側61とを区
画する隔壁を構成している。また、前記弁室61の周壁
は、前記弁体53の周面を包囲するように形成されてお
り、この周壁と前記弁体53との間には、間隙が形成さ
れている。前記周壁には、弁室61内に流入したオイル
を排出するドレンポート81,81が対向して形成され
ており、このドレンポート81は、ノズル22側部に開
口している。
【0022】これにより、前記ソレノイド23への通電
が遮断された非通電時には、コイルスプリング51で下
方へ付勢された可動部41のロッド39下端の弁部54
が前記弁座穴63を閉鎖し、入力ポート72からのパイ
ロット圧を出力ポート71から供給できるように構成さ
れている。一方、前記ソレノイド23が通電された通電
時には、該ソレノイド23で励磁されたコア32の吸引
面37で前記プランジャー38を上方へ吸引することに
よって、入力ポート72からのパイロット圧と出力ポー
ト71に加えられた油圧とを、前記ドレンポート81,
81から排出できるように構成されている。
【0023】前記弁室61に収容された前記弁体53の
周面には、円板状のダンパー91が外嵌した状態で固定
されており、このダンパー91と前記ヨーク33下面の
隔壁との間には、前記弁体53の上下作動に応じて容積
が変化する空間が形成されるように構成されている。な
お、図1では、その容積が最小になった状態が示されて
いる。
【0024】このダンパー91は、前記弁室61の周壁
を形成する樹脂製のノズル24や金属製のブラケット1
4より、熱膨張係数の大きな部材で形成されており、本
実施の形態では、ナイロンで形成されている。当該ダン
パー91は、前記弁体53より半径方向に延出してお
り、その先端と前記周壁との間に僅かな間隙が残存する
ような寸法に設定されている。これにより、前記ダンパ
ー91と前記周壁との間には、前記弁室61内に流入し
たオイルが通流する通流部92がリング状に形成されて
いる。
【0025】また、前記ダンパー91は、前記弁体53
のストロークに応じて上下動するように構成されてお
り、前記弁室61の周壁に開口した前記ドレンポート8
1,81の開口位置は、当該周壁に沿って上下移動する
前記ダンパー91の移動範囲外に設定されている。
【0026】そして、前記ヨーク33には、前記プラン
ジャー収容室36の内部に連通する呼吸穴101が側壁
に開設されており、該呼吸穴101が開口した外壁面に
は、全周に渡って延在する環状溝102が形成されてい
る。この呼吸穴101は、前記コア32の下部に配置さ
れたヨーク33に設けられており、前記可動部41のプ
ランジャー38を吸引する吸引面37より下方に設定さ
れている。
【0027】このヨーク33を内嵌する前記ソレノイド
23のボビン21には、前記環状溝102を介して前記
呼吸穴101に連通する横穴111が形成されている。
この横穴111の延長上には、前記電磁弁本体11の外
壁を形成する前記カバー12が配設されており、当該横
穴111は、その開口部が前記カバー12で覆われてい
る。この横穴111は、前記ボビン21とカバー12間
の隙間112を介して前記電磁弁本体11の外部に連通
するように構成されており、袋構造の前記プランジャー
収容室36は、前記呼吸穴101、該呼吸穴101に環
状溝102を介して連通された前記横穴111、及び前
記隙間112を介して、電磁弁本体11外部に連通され
ている。
【0028】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、ソレノイド23に包囲された袋構造のプランジャー
収容室36内部は、内部の可動部41のプランジャー3
8を吸引するコア32の吸引面37より下方に設けられ
たヨーク33の呼吸穴101と、前記ソレノイド23の
ボビン21に設けられた横穴111と、前記ボビン21
とカバー12間の隙間112とを介して電磁弁本体11
外部に連通している。このため、前記可動部41を作動
することによって前記プランジャー収容室36内に容積
変化が生じた場合であっても、前記呼吸穴101と前記
横穴111と前記間隙112とを介して、前記プランジ
ャー収容室36内部と電磁弁本体11外部との間で流体
が通流することにより、前記プランジャー収容室36内
に生じる得る圧力変動を解消することができる。
【0029】したがって、前記可動部41の作動に伴っ
てプランジャー収容室36内に圧力変化が生じ、この圧
力変化が可動部41の応答性に支障を来す従来と比較し
て、可動部41の応答性への影響を抑えることができ
る。これにより、出力特性の向上を図ることができる。
【0030】このとき、袋構造の前記プランジャー収容
室36内に連通した前記呼吸穴101は、前記可動部4
1を吸引する吸引面37より下方に設定されている。こ
のため、前記プランジャー収容室36から下方に延出し
た可動部41の延出部分の弁体53でオイルの通流制御
を行う場合において、前記プランジャー収容室36内の
流体圧力によって、制御されるオイルの前記呼吸穴10
1より上方への浸入を抑制することができる。よって、
オイルに含まれたコンタミの前記吸引面37への付着を
防止することができ、経時的な出力特性の低下を抑える
ことができるとともに、耐久性を高めることができる。
【0031】そして、前記横穴111の延長上には、電
磁弁本体11の外壁を形成するカバー12が配設されて
おり、当該横穴111の電磁弁本体11外部へ向けた開
口が防止されている。これにより、電磁弁本体11外部
からのコンタミ等の不用意な浸入を抑制することができ
る。
【0032】なお、本実施の形態においては、ソレノイ
ド23非通電時に出力ポート71からの出力圧が最も高
くなるノーマリーハイタイプの電磁弁1を例に挙げて説
明したが、これに限定されるものでは無く、ソレノイド
23非通電時に出力ポート71からの出力圧が低くなる
ノーマリーロウタイプの電磁弁に応用しても良い。
【0033】(第2の実施の形態)
【0034】図2は、本発明の第2の実施の形態を示す
図であり、第1の実施の形態と同一又は同等の部分に付
いては同一の符号を付して説明を割愛するとともに、異
なる部分についてのみ説明する。
【0035】すなわち、この電磁弁201は、ソレノイ
ド23非通電時に出力ポート71からの出力圧が低くな
るノーマリーロウタイプであり、ソレノイド23のボビ
ン21内には、円筒部材31で連結されたヨーク211
が上部に配置される一方、吸引面212を備えたコア2
13が下部に配置されている。該コア213には、プラ
ンジャー収容室36の内部に連通する呼吸穴101が側
壁に開設されており、該呼吸穴101が開口した外壁面
には、全周に渡って延在する環状溝102が形成されて
いる。この呼吸穴101は、前記可動部41のプランジ
ャー38を吸引する吸引面212より下方に設定されて
いる。
【0036】この呼吸穴101から前記吸引面212ま
での通流経路221には、前記プランジャー38から延
出したロッド39の外周部に遊嵌する絞り部222が設
けられている。この絞り部222内面と前記ロッド39
周面間の間隙は、前記ロッド39とブッシュ42,42
との間隙より大きく設定されており、この絞り部222
にて流体が受ける通流抵抗が、前記呼吸穴101を通過
する流体が受ける通流抵抗以上となるように、前記ロッ
ド39及び前記絞り部222間に形成された通流面積及
び通流経路長と、前記呼吸穴101の通流面積及び通流
経路長との関係が設定されている。
【0037】以上の構成にかかる本実施の形態において
も、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0038】また、この電磁弁201においては、ソレ
ノイド23が通電された際に袋構造のプランジャー収容
室36下部に配置された磁性体であるコア213の吸引
面212で可動部41のプランジャー38を吸引して作
動する構造上、前記吸引面212と、プランジャー収容
室36に連通した呼吸穴101とが近接することとな
る。
【0039】しかし、前記呼吸穴101から前記吸引面
212までの通流経路221には、流体の通流を抑制す
る絞り部222が設けられており、この絞り部222に
て流体が受ける通流抵抗は、前記呼吸穴101を通過す
る流体が受ける通流抵抗以上となるように設定されてい
る。このため、制御されるオイルに含まれたコンタミの
前記吸引面212側への浸入を大幅に抑制することがで
きる。
【0040】これにより、オイルに含まれたコンタミの
前記吸引面212への付着を防止することができるの
で、経時的な出力特性の低下を抑えることができるとと
もに、耐久性を高めることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
電磁弁にあっては、袋構造内の可動部を吸引する吸引面
より下方に設定された呼吸穴と、ソレノイドのボビンに
設けられた横穴と、ボビン及びカバー間の隙間とからな
る外部連通経路を介して、前記袋構造内部と電磁弁本体
外部間で流体を通流させることにより、前記可動部を作
動した際の袋構造内の容積変化に伴う圧力変動を解消す
ることができる。
【0042】したがって、可動部の作動に伴って袋構造
内に圧力変化が生じ、この圧力変化が可動部の応答性に
支障を来す従来と比較して、可動部の応答性への影響を
抑えることができる。これにより、出力特性が向上す
る。
【0043】このとき、前記袋構造内に連通した前記呼
吸穴は、前記可動部を吸引する吸引面より下方に設定さ
れている。このため、前記袋構造から下方に延出した可
動部の延出部分にてオイルの通流制御を行う場合におい
て、袋構造内の流体圧力によって、制御されるオイルの
前記呼吸穴より上方への浸入を抑制することができる。
よって、オイルに含まれたコンタミの前記吸引面への付
着を防止することができ、経時的な出力特性の低下を抑
えることができるとともに、耐久性を高めることができ
る。
【0044】そして、前記横穴の延長上には、電磁弁本
体の外壁を形成するカバーが配設されており、当該横穴
の電磁弁本体外部へ向けた開口が防止されている。これ
により、電磁弁本体外部からのコンタミ等の不用意な浸
入を抑制することができる。
【0045】また、請求項2の電磁弁においては、ソレ
ノイドが通電された際に袋構造下部に配置された磁性体
の吸引面で可動部を吸引して作動させる構造上、前記吸
引面と前記呼吸穴とが近接する電磁弁であっても、前記
呼吸穴から前記吸引面までの通流経路に、流体の通流を
抑制する絞り部を設け、この絞り部にて流体が受ける通
流抵抗が、前記呼吸穴を通過する流体が受ける通流抵抗
以上となるように設定することによって、制御されるオ
イルに含まれたコンタミの前記吸引面側への浸入を大幅
に抑制することができる。
【0046】これにより、オイルに含まれたコンタミの
前記吸引面への付着を防止することができ、経時的な出
力特性の低下を抑えることができるとともに、耐久性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電磁弁 11 電磁弁本体 12 カバー 21 ボビン 23 ソレノイド 32 コア(磁性体) 36 プランジャー収容室(袋構造) 37 吸引面 41 可動部 53 弁体 91 ダンパ 101 呼吸穴 111 横穴 112 隙間 201 電磁弁 212 吸引面 213 コア(磁性体) 221 通流経路 222 絞り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H106 DA07 DA23 DB02 DB12 DB22 DB32 DC02 DC17 DD03 EE04 EE42 GA10 GA11 GC07 KK03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイド内に設けられた磁性体に吸引
    されて上下方向に作動する可動部が、前記ソレノイドに
    包囲された袋構造内に設けられ、該袋構造から下方に延
    出した前記可動部の延出部分に、側方へ突出するダンパ
    ーが設けられた電磁弁であって、 前記袋構造の内部に連通する呼吸穴を、前記可動部を吸
    引する吸引面より下方に設定し、当該呼吸穴を前記ソレ
    ノイドのボビンに設けられた横穴に連通するとともに、
    該横穴の延長上に電磁弁本体の外壁を形成するカバーを
    配設し、前記横穴を、前記ボビンと前記カバー間の隙間
    を介して前記電磁弁本体外部に連通したことを特徴とす
    る電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記呼吸穴から前記吸引面までの通流経
    路に、流体の通流を抑制する絞り部を設け、該絞り部に
    て流体が受ける通流抵抗が、前記呼吸穴を通過する流体
    が受ける通流抵抗以上となるように設定したことを特徴
    とする請求項1記載の電磁弁。
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