JP2003184676A - バキュームタンクの取り付け構造 - Google Patents
バキュームタンクの取り付け構造Info
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract
ラケットを廃止する。 【解決手段】 エンジン1にバキュームタンク14を配
置するためのバキュームタンクの取り付け構造におい
て、エンジン1の外面に吸気マニホールドブラケット1
0を介して吸気マニホールド6を支持し、前記吸気マニ
ホールドブラケット10にバキュームタンク14を取り
付けて支持する。前記バキュームタンク14は、前記吸
気マニホールドブラケット10の周囲に配置されたエン
ジン1の冷却水通路15と吸気管8との間に配置し、前
記吸気マニホールドブラケット10を前記エンジン1の
クランク軸方向に挟んでエンジン1側に補機を配置し、
反対側に前記バキュームタンク14を配置する。
Description
取り付け構造に関するものであり、特に、その改良に関
するものである。
するための負圧源として、バキュームタンクと、バキュ
ームタンクの内圧を一定の負圧値に維持するためのバキ
ュームポンプとを備えたものが知られている。例えば、
特開平11−115536号公報には、エンジンルーム
内にエンジンを縦置き(クランク軸方向と車両前後方向
が並行となる配置)に配置し、エンジンルームのエプロ
ンパネル等にブラケットを介してバキュームタンクを取
り付けることによって、右ハンドル仕様車、左ハンドル
仕様車を問わずバキュームホースの長さが一定となるよ
うにしたバキュームタンクの取り付け構造が示されてい
る。
タンクの取り付け構造によれば、バキュームホースの標
準化が達成される。しかし、バキュームタンクの取り付
けのため、専用のバキュームタンク取り付けブラケット
が必要となるため、部品点数が増加し、コストが嵩むと
いう問題がある。
めに解決すべき課題が生じるのであり、本発明はこの課
題を解決することを目的とする。
エンジンにバキュームタンクを配置するためのバキュー
ムタンクの取り付け構造において、エンジンの外面にブ
ラケットを介して吸気マニホールドを支持し、前記ブラ
ケットにバキュームタンクを取り付けたバキュームタン
クの取り付け構造を提供するものである。このようにす
ると、専用のブラケットが不要となり、部品点数の増加
を防止することができる。また、エンジンの排気管側と
比較して熱的影響も少なくて済むので、バキュームタン
クの材質の選択自由度が広がり、樹脂製のバキュームタ
ンクを取り付けることも可能となる。樹脂製、あるいは
繊維強化樹脂製のバキュームタンクを取り付けたとき
は、エンジン全体の軽量化が実現される。
ンクが、前記ブラケット周囲の冷却水通路と吸気管との
間に配置されたバキュームタンクの取り付け構造を提供
するものである。このようにすると、エンジンの冷却水
通路と吸気管との間のデッドスペースを活用してバキュ
ームタンクをコンパクトに配置することができる。ま
た、吸気管側は排気管側と比較して雰囲気温度が低いの
で、排気管側に設けた場合と比較してバキュームタンク
を低温側に配置することができる。
クランク軸方向一側に補機を配置し、他側に前記バキュ
ームタンクを配置したバキュームタンクの取り付け構造
を提供するものである。このようにすると、補機との干
渉を避けて、ブラケットの両側スペースを有効活用して
補機とバキュームタンクをコンパクトに配置することが
できる。
ンクが、前記エンジンとこのエンジンの前方に設置され
たラジエータとの間で且つ、車両前方から見て、前記ラ
ジエータのファンシュラウドの開口部内に配置されたバ
キュームタンクの取り付け構造を提供するものである。
このようにすると、ラジエータファンの送風により、バ
キュームタンク周辺の雰囲気を低温に保つことができる
のでバキュームタンクの温度上昇を抑制できる。
された本発明の一実施の形態を図1乃至図4を参照して
説明する。図1は車両前方側より車両後方側に臨んでエ
ンジンを見たエンジンの斜視図であり、図2はバキュー
ムタンクを取り付けるためのブラケットの取り付け位置
と、バキュームタンクの取り付け位置を示す図1の要部
拡大図である。図1、図2に示すように、エンジン1に
は、シリンダヘッド2が一体的に取り付けられる。シリ
ンダヘッド2内には、排気ガスを排出させるための排気
ポート(図示せず)と、燃焼用空気を吸入させるための
吸気ポート(図示せず)とが形成されており、吸気ポー
トを通じてエンジン1の燃焼室(シリンダヘッド2の下
面、ピストン(図示せず)の頂面、シリンダ(図示せ
ず)が形成する空間で、混合気、又は、予混合気が燃焼
する空間をいう)内に燃焼用空気と燃料の噴霧を供給
し、燃焼後の排気ガスを排気管から排出する。排気ガス
中の未燃焼物及びNOxの低減のため、排気ポートには
EGRガス(排気還流ガス)を還流させるためのEGR
内部通路(図示せず)の入口が連通され、EGR内部通
路の出口にEGRバルブ3が設けられる。EGR内部通
路は、EGRガスを冷却するためのEGRクーラ4に結
合され、EGRクーラ4から延びたEGR外部通路5が
吸気マニホールド6に結合される。EGRガスが、EG
R内部通路、EGRパッセージ7、EGRバルブ3、E
GR外部通路5、吸気マニホールド6を経由して再び燃
焼室に還流されるので、EGRクーラ4によって冷却さ
れた排気ガスによって燃焼室の燃焼温度が低下してNO
xの発生量が低減され、排気ガス中の未燃焼物が焼却さ
れる。なお、排気マニホールド(図示せず)は、車両前
方側から見てシリンダヘッド2の後面に付設される。
に吸気マニホールドブラケット(ブラケット)10を介
して支持され、吸気マニホールドブラケット10にバキ
ュームタンク14が取り付けられる。このようにする
と、吸気マニホールドブラケット(ブラケット)10が
バキュームタンク14を支持するためのブラケットとし
て兼用され専用のブラケットが不要となるので、部品点
数の増加が防止される。さらに、前記バキュームタンク
14は、前記吸気マニホールドブラケット10周囲の冷
却水通路15と吸気管8との間に配置される。このよう
にすると、エンジン1の冷却水通路15と吸気管8との
間のデッドスペースを活用してバキュームタンク14が
コンパクトに配置される。また、吸気管8側は排気管側
と比較して雰囲気温度が低く、バキュームタンク14に
対する熱的影響も少なくて済むので、バキュームタンク
14の材質の選択自由度が広がり、樹脂製のバキューム
タンク14を取り付けることも可能となる。樹脂製、あ
るいは繊維強化樹脂製のバキュームタンク14を取り付
けたときは、エンジン1全体の軽量化が実現される。前
記吸気マニホールドブラケット(ブラケット)10のク
ランク軸方向一側にはハーネス類12、スタータモータ
13、EGR外部通路5等の補機が配置され、他側に前
記バキュームタンク14が配置される。このようにする
と、補機との干渉を避けて、前記吸気マニホールドブラ
ケット10の両側スペースを有効活用して補機とバキュ
ームタンク14とがコンパクトに配置される。また、図
3に示されるように、前記バキュームタンク14は、エ
ンジン1とこのエンジン1の前方に設置されたラジエー
タ16との間で且つ、車両前方から見て、前記ラジエー
タファン16aを囲繞するラジエータ16のファンシュ
ラウド17の開口部内に配置される。このようにする
と、ラジエータファン16aの送風により、バキューム
タンク14周辺の雰囲気が低温に保たれ、バキュームタ
ンク14の温度上昇を抑制することができる。なお、図
3中、符号Tはトランスミッションを示す。
と、吸気マニホールド6はシリンダ配列方向に沿わせて
シリンダヘッド2の前面に付設され、吸気マニホールド
6の上流端部に吸気管8が接続される。前記吸気マニホ
ールドブラケット10は、エンジン1のクランク軸方向
の一端部側、すなわち、エンジン1に取り付けられるト
ランスミッションT側(図3参照)に設けられ、この吸
気マニホールドブラケット10を挟んでエンジン1側、
すなわち、反トランスミッションT側に補機(ハーネス
類12、スタータモータ13、EGR外部通路5等)が
配置され、反対側であるトランスミッションT側にバキ
ュームタンク14が配置される。このようにすると、バ
キュームタンク14がトランスミッションTの側方のス
ペースを利用してコンパクトに配置される。前記吸気マ
ニホールド6は、シリンダブロック9に固設されている
吸気マニホールドブラケット10にマウント11を介し
て支持される。なお、吸気管8は吸気マニホールド6に
一体に接続されているので、吸気マニホールドブラケッ
ト10にマウント11を介して吸気管8を支持させ、吸
気マニホールド6を吸気管8を介してエンジン1の外面
に支持させるようにしてもよい。前記吸気マニホールド
ブラケット10は、シリンダブロック9の下部から吸気
マニホールド6の下面近傍に及んで上下方向に延びてお
り、シリンダブロック9の下部に設置されているハーネ
ス類12、スタータモータ13、EGR外部通路5等、
エンジン1の他の補機との干渉が生じないように適宜間
隔を隔てて配置される。また、図1及び図2を参照する
と、前記バキュームタンク14は筒状に形成されてい
て、EGRクーラ4、EGR外部通路5、吸気管8、エ
ンジン1の冷却水通路15によって前後左右及び上下に
囲まれたデッドスペース内に配置される。このため、前
記したように、相互間の接触が防止され、接触に起因す
る損傷も防止される。また、バキュームタンク14は、
量産によるコストダウン及び軽量化のため樹脂で形成さ
れている。なお、バキュームタンク14は、図1に示す
ように、バキュームホース19を介してバキュームポン
プ(図示せず)に連通されるとともに、ソレノイド弁1
8及びホース21を介して負圧制御弁22に接続され
る。また、負圧制御弁22としては、弁ケース内をダイ
ヤフラムで高圧側と低圧側とに仕切り、作動ロッドをダ
イヤフラムに一体化した周知のダイヤフラム式アクチュ
エータが用いられる。
気マニホールドブラケット10は、エンジン1の排気マ
ニホールド側と比較して熱影響の少ない環境に配置さ
れ、然も、ラジエータファン16aによって強制的に空
冷される環境に配置されるので、温度上昇に起因した劣
化によるバキュームタンク14の損傷が防止される。ま
た、エンジン1を熱発生源として見た場合、バキューム
タンク14が低温側に配置されるので、バキュームポン
プによるバキュームタンク14内の空気の排出効率が向
上し、バキュームタンク14内を一定の負圧値にするた
めの時間が短縮される。
4を参照すると、吸気マニホールドブラケット(ブラケ
ット)10aは、剛性の強化のため横断面略コ字形に形
成されている。吸気マニホールドブラケット10aの基
端部は、シリンダブロック9の締結ボス(図示せず)に
固設されており、バキュームタンク14は、エンジン1
側の輻射熱を避けるため、前記した実施の形態と同様
に、ラジエータ16に接続されたエンジン1の冷却水通
路15と吸気管8との間に配置される。そして、前記し
た実施の形態と同様に、吸気マニホールドブラケット
(ブラケット)10a及びバキュームタンク14は、吸
気マニホールド6、EGR外部通路5、ハーネス類1
2、スタータモータ13等のエンジン1の補機類との干
渉が生じることがないよう、また、コンパクトな配置の
ため、EGRクーラ4、EGR外部通路5、吸気管8、
エンジン1の冷却水通路15によって前後左右及び上下
に囲まれたデッドスペース内に配置され、同じく、図3
に示されるように、車両前方側に配置されているラジエ
ータ16のラジエータファン16aの後方で且つ、車両
前方側から見てラジエータ16のファンシュラウド17
の開口部内に設置される。
は、図4に示すように、エンジン1のクランク軸方向の
一端部側、すなわち、エンジン1に取り付けられるトラ
ンスミッションT側(図3参照)に設けられ、この吸気
マニホールドブラケット10aを挟んでエンジン1側、
すなわち、反トランスミッションT側に補機(ハーネス
類12、スタータモータ13、EGR外部通路5等)が
配置され、反対側であるトランスミッションT側にバキ
ュームタンク14が配置される。バキュームタンク14
は、吸気マニホールドブラケット10aのトランスミッ
ションT側のフランジ10a1にボルト(図示せず)に
より固設される。この場合、吸気マニホールドブラケッ
ト10aのフランジ10a1にピン(図示せず)を嵌合
する係合孔(図示せず)を設け、ピンをバキュームタン
ク14の取り付け部材に一体に設けることによって、吸
気マニホールドブラケット10aに対する位置決めを簡
便にし、振動による回転ずれを防止してもよい。
バキュームタンク14と同様に、エンジン1の冷却水通
路15と吸気管8との間のデッドスペースを有効に活用
しながらエンジン1の補機との干渉がない位置に、バキ
ュームタンク14がコンパクトに配置され、ラジエータ
ファン16aの送風による空冷により、温度上昇に起因
するバキュームタンク14の劣化が防止される。また、
エンジン1を熱発生源として見た場合に、バキュームタ
ンク14が低温側に配置されていて、バキュームタンク
14内の空気の排出効率が向上する。このため、バキュ
ームタンク14内を一定の負圧値にするための時間が短
縮され、負圧制御弁の煩雑な負圧の要求にも充分に対応
することができる。
キュームポンプによって、一定の負圧に維持するため、
バキュームポンプも、エンジン1の車両前方側に設置し
てもよい。
本発明によれば次の如き優れた効果が発揮される。 (1)吸気管を支持するブラケットをエンジンの外面に
設け、このブラケットに、バキュームタンクを取り付け
て共用するので、専用のブラケットが不要となり、部品
点数の増加を防止することができる(請求項1)。
スを有効に活用できるので、コンパクトなバキュームタ
ンクの配置が可能となる(請求項2)。また、エンジン
を熱発生源として見た場合に低温側にバキュームタンク
が配置され、バキュームタンク内の空気の排出効率が向
上されるので、バキュームタンク内を一定の負圧値にす
るための時間が短縮される。
パクトにバキュームタンクを配置することができる(請
求項3)。
風により、バキュームタンクの温度上昇が防止されるの
で、バキュームタンク内の空気の排出効率が向上し、バ
キュームタンク内を一定の負圧値にするための時間をよ
り短縮することができる(請求項4)。
車両後方側に臨んでエンジンを見たエンジンの斜視図で
ある。
側面図である。
ドブラケット及びバキュームタンクの取り付け位置を示
す概略斜視図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンにバキュームタンクを配置する
ためのバキュームタンクの取り付け構造において、エン
ジンの外面にブラケットを介して吸気マニホールドを支
持し、前記ブラケットにバキュームタンクを取り付けた
ことを特徴とするバキュームタンクの取り付け構造。 - 【請求項2】 前記バキュームタンクが、前記ブラケッ
ト周囲のエンジンの冷却水通路と吸気管との間に配置さ
れた請求項1記載のバキュームタンクの取り付け構造。 - 【請求項3】 前記ブラケットのクランク軸方向一側に
補機を配置し、他側に前記バキュームタンクを配置した
請求項1又は請求項2記載のバキュームタンクの取り付
け構造。 - 【請求項4】 前記バキュームタンクが、前記エンジン
とこのエンジンの前方に設置されたラジエータとの間で
且つ、車両前方から見て、前記ラジエータのファンシュ
ラウドの開口部内に配置された請求項1乃至請求項3い
ずれかに記載のバキュームタンクの取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001380552A JP3904194B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | バキュームタンクの取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001380552A JP3904194B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | バキュームタンクの取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003184676A true JP2003184676A (ja) | 2003-07-03 |
JP3904194B2 JP3904194B2 (ja) | 2007-04-11 |
Family
ID=27591554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3904194B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011117343A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-16 | Honda Motor Co Ltd | 車両の補機取付構造 |
JP2014167303A (ja) * | 2014-06-17 | 2014-09-11 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
JP2019142431A (ja) * | 2018-02-23 | 2019-08-29 | いすゞ自動車株式会社 | ヒートプロテクタ取付構造 |
CN114278468A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-04-05 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种降噪脱附***及车辆 |
-
2001
- 2001-12-13 JP JP2001380552A patent/JP3904194B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011117343A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-16 | Honda Motor Co Ltd | 車両の補機取付構造 |
JP2014167303A (ja) * | 2014-06-17 | 2014-09-11 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
JP2019142431A (ja) * | 2018-02-23 | 2019-08-29 | いすゞ自動車株式会社 | ヒートプロテクタ取付構造 |
CN114278468A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-04-05 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种降噪脱附***及车辆 |
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---|---|
JP3904194B2 (ja) | 2007-04-11 |
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