JP2003179551A - 光受信装置及び光受信方法 - Google Patents

光受信装置及び光受信方法

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JP2003179551A
JP2003179551A JP2001376197A JP2001376197A JP2003179551A JP 2003179551 A JP2003179551 A JP 2003179551A JP 2001376197 A JP2001376197 A JP 2001376197A JP 2001376197 A JP2001376197 A JP 2001376197A JP 2003179551 A JP2003179551 A JP 2003179551A
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bias
data signal
circuit
component
data
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Susumu Sato
晋 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生されるクロック成分及びデータ成分のジ
ッタ特性を良好にする。 【解決手段】 フォトディテクタ2は光信号をデータ信
号の光電電流に変換し、プリアンプ5はデータ信号の光
電電流の電流振幅をデータ信号の電圧振幅に変換し、ポ
ストアンプ6aは出力振幅が一定となるようにデータ信
号の電圧振幅を増幅する。ピーク検出回路15はポスト
アンプ6aからのデータ信号の交流成分のピーク電圧を
検出し、可変バイアス発生回路16はピーク電圧に応じ
て直流バイアスを発生し、CDR11はバイアス抵抗1
0からの直流バイアスが付加されたデータ信号の交流成
分を入力し、クロック成分とデータ成分を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光信号を受信しク
ロック成分及びデータ成分を再生する光受信装置及び光
受信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は光ファイバ通信に使用される標
準的な従来の光受信装置の構成を示すブロック図であ
り、図15において、1は光信号を伝送する光ファイ
バ、2は光ファイバ1より入力された光信号をデータ信
号の光電電流に変換するフォトディテクタ、3はフォト
ディテクタ2により変換されたデータ信号の光電電流を
監視するモニタ抵抗、4は電源、5はフォトディテクタ
2により変換されたデータ信号の光電電流の電流振幅を
データ信号の電圧振幅に変換するプリアンプ、6はプリ
アンプ5からのデータ信号の電圧振幅を増幅するポスト
アンプ、7はポストアンプ6からのデータ信号の直流成
分を遮断しデータ信号の交流成分を通過させるコンデン
サである。
【0003】また、図15において、8は所定の直流電
圧を発生して直流バイアスとして出力するバイアス発生
回路、9はバイアス発生回路8からの直流バイアスを閾
値電圧としてCDR11の逆相側に入力するバイアス抵
抗、10はバイアス発生回路8からの直流バイアスをコ
ンデンサ7からのデータ信号の交流成分に付加してCD
R11の正相側に入力させるバイアス抵抗である。
【0004】さらに、図15において、11は直流バイ
アスが付加されたコンデンサ7からのデータ信号の交流
成分を入力し、逆相側に供給されている閾値電圧により
データ信号の0レベルと1レベルを判別してクロック成
分とデータ成分を再生するCDR(Clock and Data Reco
very;クロック/データ再生回路)、12はCDR11
からのクロック成分を出力するクロック出力端子、13
はCDR11からのデータ成分を出力するデータ出力端
子である。
【0005】次に動作について説明する。フォトディテ
クタ2は光ファイバ1から受信した光信号を光電変換し
てデータ信号の光電電流を出力する。つまり、フォトデ
ィテクタ2はON/OFFを繰り返すデータ信号である
光信号をON/OFFを繰り返すデータ信号の光電電流
に変換する。また、フォトディテクタ2と電源4との間
に接続されたモニタ抵抗3は、必要に応じてフォトディ
テクタ2により変換されたデータ信号の光電電流を監視
する。
【0006】プリアンプ5はフォトディテクタ2により
変換されたデータ信号の光電電流の電流振幅をデータ信
号の電圧振幅に変換する。図16はプリアンプ5の構成
を示す回路図であり、通常、プリアンプ5として、図1
6に示すように、帰還抵抗方式の増幅回路が用いられ、
この帰還抵抗値を変換係数として、データ信号の光電電
流の電流振幅をデータ信号の電圧振幅に変換する。フォ
トディテクタ2とプリアンプ5は近接して配置した方が
良好な特性が期待できるため、多くの場合、1個のモジ
ュールとして構成される。
【0007】プリアンプ5から出力されるデータ信号の
電圧振幅が十分でない場合等には、必要に応じてポスト
アンプ6を挿入し、ポストアンプ6は、データ信号の所
定の電圧振幅がCDR11に入力されるように、プリア
ンプ5からのデータ信号の電圧振幅を増幅する。コンデ
ンサ7は、ポストアンプ6から、又はポストアンプ6が
挿入されない場合はプリアンプ5から出力されるデータ
信号の直流成分を遮断して、データ信号の交流成分を通
過させる。
【0008】コンデンサ7を通過したデータ信号の交流
成分は、バイアス発生回路8からバイアス抵抗10を介
した直流バイアスが付加されてCDR11の正相側に入
力される。また、CDR11の逆相側には、バイアス発
生回路8からバイアス抵抗9を介した直流バイアスが閾
値電圧として供給される。このように、CDR11の入
力回路は正相側及び逆相側の差動入力となっており、正
相側の直流バイアスと逆相側の直流バイアスとして同じ
直流電圧が供給されている。
【0009】ここで、ポストアンプ6からのデータ信号
の電圧振幅の直流成分をコンデンサ7によって遮断し、
バイアス発生回路8により新たに所定の直流電圧による
直流バイアスを付加する理由は、ポストアンプ6の出力
が、必ずしもCDR11の最適動作点とはならない場合
があるためである。
【0010】CDR11は直流バイアスが付加されたコ
ンデンサ7からのデータ信号の交流成分を正相側に入力
し、逆相側に供給されている闘値電圧によりデータ信号
の0レベルと1レベルを判別することでデータ成分を抽
出し、抽出したデータ成分によりクロック成分を再生
し、再生したクロック成分のタイミングに基づいて、抽
出したデータ成分のリタイミング及び波形整形を行いデ
ータ成分を再生する。再生されたクロック成分及びデー
タ成分は、それぞれクロック出力端子12及びデータ出
力端子13から光受信装置外に出力される。
【0011】このように、従来の光受信装置では、CD
R11の正相側に入力されるバイアス発生回路8からの
直流バイアスは固定されており、初期調整以外では調整
することができない。
【0012】図17はCDR11の正相側に入力される
データ信号のアイパターンとCDR11から再生される
クロック成分を示す図である。図17(a)はプリアン
プ5に入力されるデータ信号の光電電流が通常レベルの
場合を示し、図17(b)及び図17(c)はプリアン
プ5に入力されるデータ信号の光電電流が大きなレベル
で、プリアンプ5から出力されるデータ信号が波形歪み
を起こす場合を示している。
【0013】プリアンプ5に入力されるデータ信号の光
電電流が通常レベルの場合には、図17(a)に示すと
おり、CDR11の正相側に入力されるデータ信号の立
ち上がりと立下りのクロス点は、データ信号の0レベル
と1レベルのほぼ中央のレベル(1/2レベル)に位置
している。また、CDR11の逆相側には、この中央の
レベルと同じ電圧の直流バイアスが闘値電圧として供給
されているので、データ信号のクロス点がCDR11の
逆相側に供給されている闘値電圧と一致し、抽出された
データ成分が0レベルの場合と1レベルの場合でビット
間隔が等しくなり、周波数変動がほとんどないため、図
17(a)に示すように、ジッタの少ない良好なクロッ
ク成分が再生される。
【0014】ところが、プリアンプ5は、一般的に図1
6に示すような帰還抵抗型の回路構成となっているた
め、光信号の受光レベルが大きくなり、入力されるデー
タ信号の光電電流の振幅が所定以上に大きくなると、回
路が飽和して大きな振幅を出力することができず、出力
するデータ信号に波形歪みを発生させる。
【0015】従って、入力される光電電流が大きくなっ
た場合に、図17(b)や図17(c)のデータ信号に
示すように、クロス点がデータ信号の中央のレベルより
も上又は下にずれてしまい、クロス点がCDR11の逆
相側に供給されている闘値電圧と一致しなくなり、抽出
されるデータ成分の0レベルのビット幅と1レベルのビ
ット幅が異なることになる。このとき、CDR11に入
力されたデータ信号が0レベルの場合と1レベルの場合
とでは、周波数が異なると判断されてしまい、図17
(b)や図17(c)のクロック成分に示すように、再
生されるクロック成分の周波数変動(ジッタ)が大きく
なりジッタ特性が劣化してしまう。
【0016】なお、クロス点がデータ信号の中央のレベ
ルよりも上にずれるか、又は下にずれるかは、プリアン
プ5の特性により決定される。また、図17(b)、図
17(c)では、ジッタの大きいクロック成分を示して
いるが、クロック成分と同様に、CDR11から再生さ
れるデータ成分のジッタも大きくなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の光受信装置は以
上のように構成されているので、光信号の受光レベルが
大きくなり、プリアンプ5から出力されるデータ信号が
波形歪みを起こして、CDR11に入力されるデータ信
号の立ち上がりと立下りのクロス点が、データ信号の0
レベルと1レベルの中央のレベルからずれた場合には、
CDR11により再生されるクロック成分及びデータ成
分の周波数変動が大きくなり、ジッタ特性が劣化すると
いう課題があった。
【0018】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、光信号の受光レベルが大きい場合
にも、CDR11により再生されるクロック成分及びデ
ータ成分の周波数変動が少なく、ジッタ特性の良好な光
受信装置及び光受信方法を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光受信装
置は、入力された光信号をデータ信号の光電電流に変換
する光/電気変換回路と、データ信号の光電電流の電流
振幅を電圧振幅に変換する前置増幅回路と、この前置増
幅回路からのデータ信号の電圧振幅を出力振幅が一定と
なるように増幅する後置増幅回路と、第1の直流バイア
スを発生するバイアス発生回路と、後置増幅回路からの
データ信号の交流成分のピーク値を検出するピーク検出
回路と、検出されたピーク値に応じて第2の直流バイア
スを発生する可変バイアス発生回路と、第2の直流バイ
アスが付加された後置増幅回路からのデータ信号の交流
成分を入力し、第1の直流バイアスを闘値電圧としてデ
ータ信号の0レベルと1レベルを判別し、クロック成分
とデータ成分を再生するクロック/データ再生回路とを
備えたものである。
【0020】この発明に係る光受信装置は、可変バイア
ス発生回路が、クロック/データ再生回路に入力される
データ信号の立ち上がりと立下りのクロス点がデータ信
号の0レベルと1レベルの中央のレベルにある場合に、
ピーク検出回路が検出したピーク値を記憶すると共に、
第1の直流バイアスと同じ直流電圧の第2の直流バイア
スを発生し、クロス点が中央のレベルより上にずれて、
ピーク検出回路が検出したピーク値が、可変バイアス発
生回路が記憶しているピーク値より減少した場合に、可
変バイアス発生回路は減少したピーク値に対応して第1
の直流バイアスより減少させた第2の直流バイアスを発
生し、クロス点が中央のレベルより下にずれて、ピーク
検出回路が検出したピーク値が、可変バイアス発生回路
が記憶しているピーク値より増加した場合に、可変バイ
アス発生回路は増加したピーク値に対応して第1の直流
バイアスより増加させた第2の直流バイアスを発生する
ものである。
【0021】この発明に係る光受信装置は、入力された
光信号をデータ信号の光電電流に変換する光/電気変換
回路と、データ信号の光電電流の電流振幅を電圧振幅に
変換する前置増幅回路と、この前置増幅回路からのデー
タ信号の電圧振幅を出力振幅が一定となるように増幅す
る後置増幅回路と、第1の直流バイアスを発生するバイ
アス発生回路と、後置増幅回路からのデータ信号の平均
値を検出する平均値検出回路と、検出された平均値に応
じて第2の直流バイアスを発生する可変バイアス発生回
路と、第2の直流バイアスが付加された後置増幅回路か
らのデータ信号の交流成分を入力し、第1の直流バイア
スを闘値電圧としてデータ信号の0レベルと1レベルを
判別し、クロック成分とデータ成分を再生するクロック
/データ再生回路とを備えたものである。
【0022】この発明に係る光受信装置は、可変バイア
ス発生回路が、クロック/データ再生回路に入力される
データ信号の立ち上がりと立下りのクロス点がデータ信
号の0レベルと1レベルの中央のレベルにある場合に、
平均値検出回路が検出した平均値を記憶すると共に、第
1の直流バイアスと同じ直流電圧の第2の直流バイアス
を発生し、クロス点が中央のレベルより上にずれて、平
均値検出回路が検出した平均値が、可変バイアス発生回
路が記憶している平均値より増加した場合に、可変バイ
アス発生回路は増加した平均値に対応して第1の直流バ
イアスより減少させた第2の直流バイアスを発生し、ク
ロス点が中央のレベルより下にずれて、平均値検出回路
が検出した平均値が、可変バイアス発生回路が記憶して
いる平均値より減少した場合に、可変バイアス発生回路
は減少した平均値に対応して第1の直流バイアスより増
加させた第2の直流バイアスを発生するものである。
【0023】この発明に係る光受信装置は、入力された
光信号をデータ信号の光電電流に変換する光/電気変換
回路と、データ信号の光電電流の電流振幅を電圧振幅に
変換する増幅回路と、第1の直流バイアスを発生するバ
イアス発生回路と、データ信号の光電電流を監視して光
信号の光強度を検出する光強度検出回路と、検出された
光信号の光強度に応じて第2の直流バイアスを発生する
可変バイアス発生回路と、第2の直流バイアスが付加さ
れた増幅回路からのデータ信号の交流成分を入力し、第
1の直流バイアスを闘値電圧としてデータ信号の0レベ
ルと1レベルを判別し、クロック成分とデータ成分を再
生するクロック/データ再生回路とを備えたものであ
る。
【0024】この発明に係る光受信装置は、可変バイア
ス発生回路が、光強度検出回路が検出した光強度が所定
レベル以下の場合に、第1の直流バイアスと同じ直流電
圧の第2の直流バイアスを発生し、光強度検出回路が検
出した光強度が所定レベルを超えた場合に、第1の直流
バイアスより減少又は増加させた第2の直流バイアスを
発生するものである。
【0025】この発明に係る光受信装置は、入力された
光信号をデータ信号の光電電流に変換する光/電気変換
回路と、データ信号の光電電流を監視して光信号の光強
度を検出する光強度検出回路と、光信号の光強度に応じ
てデータ信号の光電電流の電流振幅を制限する減衰器
と、光信号の光強度に応じてデータ信号の電流振幅が制
限された光電電流を電圧振幅に変換する増幅回路と、直
流バイアスを発生するバイアス発生回路と、直流バイア
スが付加された増幅回路からのデータ信号の交流成分を
入力し、直流バイアスを闘値電圧としてデータ信号の0
レベルと1レベルを判別し、クロック成分とデータ成分
を再生するクロック/データ再生回路とを備えたもので
ある。
【0026】この発明に係る光受信装置は、光強度検出
回路が検出した光強度が所定レベルを超えた場合に、減
衰器がデータ信号の光電電流の電流振幅を制限するもの
である。
【0027】この発明に係る光受信装置は、入力された
光信号をデータ信号の光電電流に変換する光/電気変換
回路と、データ信号の光電電流の電流振幅を電圧振幅に
変換する増幅回路と、第1の直流バイアスを発生するバ
イアス発生回路と、第2の直流バイアスを発生する可変
バイアス発生回路と、第2の直流バイアスが付加された
増幅回路からのデータ信号の交流成分を入力し、第1の
直流バイアスを闘値電圧としてデータ信号の0レベルと
1レベルを判別し、クロック成分とデータ成分を再生す
るクロック/データ再生回路と、このクロック/データ
再生回路からのデータ成分と位相が合うように、第2の
直流バイアスが付加された増幅回路からのデータ信号の
交流成分を遅延させる遅延回路と、この遅延回路からの
データ信号と、第1の直流バイアスが付加されたクロッ
ク/データ再生回路からのデータ成分の交流成分との差
分を検出し、データ信号の立ち上がりと立下りのクロス
点が、データ信号の0レベルと1レベルの中央のレベル
から下にずれていることを示す第1のパルス信号又は上
にずれていることを示す第2のパルス信号を出力する差
分検出回路と、第1のパルス信号を平滑する第1の平滑
化回路と、第2のパルス信号を平滑する第2の平滑化回
路とを備え、可変バイアス発生回路が、第1の平滑化回
路からの出力電圧又は第2の平滑化回路からの出力電圧
に応じて第2の直流バイアスを発生するものである。
【0028】この発明に係る光受信装置は、可変バイア
ス発生回路が、第1の平滑化回路からの出力電圧及び第
2の平滑化回路からの出力電圧が0の場合に、第1の直
流バイアスと同じ直流電圧の第2の直流バイアスを発生
し、第1の平滑化回路からの出力電圧がある場合には、
その出力電圧に応じて第1の直流バイアスより増加させ
た第2の直流バイアスを発生し、第2の平滑化回路から
の出力電圧がある場合には、その出力電圧に応じて第1
の直流バイアスより減少させた第2の直流バイアスを発
生するものである。
【0029】この発明に係る光受信方法は、入力された
光信号をデータ信号の光電電流に変換し、データ信号の
光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換し、データ信号の
電圧振幅を出力振幅が一定となるように増幅し、第1の
直流バイアスを発生し、出力振幅が一定のデータ信号の
交流成分のピーク値を検出し、検出されたピーク値に応
じて第2の直流バイアスを発生し、第2の直流バイアス
が付加された出力振幅が一定のデータ信号の交流成分を
入力し、第1の直流バイアスを闘値電圧としてデータ信
号の0レベルと1レベルを判別し、クロック成分とデー
タ成分を再生するものである。
【0030】この発明に係る光受信方法は、入力された
光信号をデータ信号の光電電流に変換し、データ信号の
光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換し、データ信号の
電圧振幅を出力振幅が一定となるように増幅し、第1の
直流バイアスを発生し、出力振幅が一定のデータ信号の
平均値を検出し、検出された平均値に応じて第2の直流
バイアスを発生し、第2の直流バイアスが付加された出
力振幅が一定のデータ信号の交流成分を入力し、第1の
直流バイアスを闘値電圧としてデータ信号の0レベルと
1レベルを判別し、クロック成分とデータ成分を再生す
るものである。
【0031】この発明に係る光受信方法は、入力された
光信号をデータ信号の光電電流に変換し、データ信号の
光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換し、第1の直流バ
イアスを発生し、データ信号の光電電流を監視して光信
号の光強度を検出し、検出された光信号の光強度に応じ
て第2の直流バイアスを発生し、第2の直流バイアスが
付加されたデータ信号の電圧振幅の交流成分を入力し、
第1の直流バイアスを闘値電圧としてデータ信号の0レ
ベルと1レベルを判別し、クロック成分とデータ成分を
再生するものである。
【0032】この発明に係る光受信方法は、入力された
光信号をデータ信号の光電電流に変換し、データ信号の
光電電流を監視して光信号の光強度を検出し、光信号の
光強度に応じてデータ信号の光電電流の電流振幅を制限
し、光信号の光強度に応じてデータ信号の電流振幅が制
限された光電電流を電圧振幅に変換し、直流バイアスを
発生し、直流バイアスが付加されたデータ信号の電圧振
幅の交流成分を入力し、直流バイアスを闘値電圧として
データ信号の0レベルと1レベルを判別し、クロック成
分とデータ成分を再生するものである。
【0033】この発明に係る光受信方法は、入力された
光信号をデータ信号の光電電流に変換し、データ信号の
光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換し、第1の直流バ
イアスを発生し、第2の直流バイアスを発生し、第2の
直流バイアスが付加されたデータ信号の電圧振幅の交流
成分を入力し、第1の直流バイアスを闘値電圧としてデ
ータ信号の0レベルと1レベルを判別し、クロック成分
とデータ成分を再生する光受信方法であって、データ成
分と位相が合うように、第2の直流バイアスが付加され
たデータ信号の交流成分を遅延させ、この遅延させたデ
ータ信号と、第1の直流バイアスが付加されたデータ成
分の交流成分との差分を検出し、データ信号の立ち上が
りと立下りのクロス点が、データ信号の0レベルと1レ
ベルの中央のレベルから下にずれていることを示す第1
のパルス信号又は上にずれていることを示す第2のパル
ス信号を出力し、第1のパルス信号又は第2のパルス信
号を平滑し、第1のパルス信号又は第2のパルス信号を
平滑した電圧に応じて第2の直流バイアスを発生するも
のである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による光
受信装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、6aはプリアンプ(前置増幅回路)5からのデータ
信号の電圧振幅を出力振幅が一定となるように増幅する
ポストアンプ(後置増幅回路)であり、ここでは、差動
型のリミッティングアンプやAGC回路等が使用され
る。
【0035】また、図1において、9aはバイアス発生
回路8からの直流バイアスを付加するバイアス抵抗、1
4はバイアス抵抗9aによる直流バイアスが付加された
コンデンサ7からのデータ信号の交流成分を分岐する2
分岐回路、7aは2分岐回路14の一方の出力のデータ
信号の直流成分を遮断し、データ信号の交流成分を通過
させるコンデンサ、15は2分岐回路14の他方の出力
を入力しデータ信号のピーク電圧を検出するピーク検出
回路、16はピーク検出回路15が検出したピーク電圧
に応じて直流電圧を発生しバイアス抵抗10を介して直
流バイアスとして出力する可変バイアス発生回路であ
る。その他の構成は従来の図15に示す構成と同様であ
り、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0036】図2はピーク検出回路15の構成を示す回
路図であり、図2に示すように、ダイオード31、コン
デンサ32及び抵抗33から構成される。
【0037】次に動作について説明する。フォトディテ
クタ(光/電気変換回路)2、プリアンプ5の動作は従
来の図15に示すものと同様である。ポストアンプ6a
は大きな利得を持ち、光信号の受光レベルが小さい場合
にも、プリアンプ5からのデータ信号を出力振幅が一定
となるように増幅する。ポストアンプ6aから出力され
るデータ信号は、コンデンサ7によって直流成分が遮断
されてデータ信号の交流成分のみが取り出され、バイア
ス発生回路8からバイアス抵抗9aを介して直流バイア
スが付加されて2分岐回路14に入力される。
【0038】2分岐回路14で分岐されたデータ信号の
うち、一方はコンデンサ7aを通過しCDR(クロック
/データ再生回路)11に入力されて、従来と同様にク
ロック成分及びデータ成分が再生され、それぞれクロッ
ク出力端子12及びデータ出力端子13より光受信装置
外へ出力される。2分岐回路14の他方の出力は、図2
に示す構成のピーク検出回路15に入力され、ピーク検
出回路15はデータ信号のピーク電圧を検出する。可変
バイアス発生回路16は、ピーク検出回路15が検出し
たピーク電圧に応じて直流電圧を発生し、バイアス抵抗
10を介して直流バイアスとして出力する。バイアス抵
抗10からの直流バイアスは、コンデンサ7aからのデ
ータ信号の交流成分に付加される。
【0039】次に直流バイアス制御動作の詳細について
説明する。コンデンサ7によってデータ信号の直流成分
が遮断される場合、データ信号の平均値が0Vとなるよ
うに遮断される。すなわち、0Vを中心にデータ信号の
正となる部分と負となる部分の平均値が0Vとなるよう
に直流成分が遮断されるために、コンデンサ7を通過し
たデータ信号は、0Vを基準として正となる部分と負と
なる部分の面積が等しくなる。
【0040】図3はコンデンサ7を通過前のデータ信号
のアイパターンとコンデンサ7を通過後のデータ信号の
アイパターンを示す図であり、図3(a)はプリアンプ
5に入力されるデータ信号の光電電流が通常レベルの場
合を示し、図3(b)及び図3(c)はプリアンプ5に
入力されるデータ信号の光電電流が大きなレベルで、プ
リアンプ5から出力されるデータ信号が波形歪みを起こ
す場合を示している。なお、図3において、コンデンサ
7を通過した後のデータ信号については、説明を簡単に
するために、バイアス抵抗9aからの直流バイアス分は
削除されて図示されている。
【0041】プリアンプ5に入力されるデータ信号の光
電電流が通常レベルの場合には、図3(a)に示すよう
に、データ信号の立ち上がりと立下りのクロス点は、デ
ータ信号の0レベルと1レベルのほぼ中央のレベルにあ
り、データ信号の正となる部分の面積101とデータ信
号の負となる部分の面積102が等しく、コンデンサ7
を通過したデータ信号の0Vとデータ信号の立ち上がり
と立下りのクロス点は一致する。このとき、コンデンサ
7を通過した後のデータ信号の正となる部分の面積10
3とデータ信号の負となる部分の面積104は等しくな
る。
【0042】ところが、プリアンプ5に入力されるデー
タ信号の光電電流が大きなレベルになり、プリアンプ5
の出力のデータ信号が歪み、図3(b)及び図3(c)
のコンデンサ7通過前のデータ信号に示すように、クロ
ス点が上又は下にずれると、データ信号の0レベルと1
レベルのほぼ中央のレベルを基準とすると、データ信号
の正となる部分の面積と負となる部分の面積が異なるよ
うになる。すなわち、図3(b)におけるデータ信号の
正となる部分の面積111と負となる部分の面積112
が異なり、図3(c)におけるデータ信号の正となる部
分の面積121と負となる部分の面積122が異なるよ
うになる。
【0043】このため、コンデンサ7を通過した後のデ
ータ信号は、データ信号の0Vを基準として正となる部
分と負となる部分の面積が等しくなるので、データ信号
の0Vの位置は、クロス点と、データ信号の0レベルと
1レベルのほぼ中央のレベルとの間のどこかの電位とな
る。すなわち、図3(b)に示すように、クロス点が中
央のレベルより上にずれた場合には、コンデンサ7を通
過したデータ信号は、全体的に電圧が低い方にシフトし
た波形となり、データ信号の0Vを基準として正となる
部分の面積113と負となる部分の面積114が等しく
なる。
【0044】一方、図3(c)に示すように、クロス点
が中央のレベルより下にずれた場合には、コンデンサ7
を通過したデータ信号は、全体的に電圧が高い方にシフ
トした波形となり、データ信号の0Vを基準として正と
なる部分の面積123と負となる部分の面積124が等
しくなる。
【0045】従って、図3(b)に示すようにクロス点
が上にずれた場合には、ピーク検出回路15で検出され
るピーク値は図3(a)の場合よりも小さくなり、逆に
図3(c)のようにクロス点が下にずれた場合には、ピ
ーク検出回路15で検出されるピーク値は大きくなる。
このように、ピーク検出回路15はプリアンプ5から出
力されるデータ信号の歪みに対応したピーク値を検出す
る。なお、光信号の入力レベルが小さい場合に、ピーク
検出回路15が検出するピーク値が小さくならないよう
にするために、上述したように、ポストアンプ6aは大
きな利得を持ち、プリアンプ5からのデータ信号の電圧
振幅を出力振幅が一定となるように増幅している。
【0046】可変バイアス発生回路16では、図3
(a)に示すように、クロス点が中央のレベルにある場
合のピーク値を記憶し、クロス点が中央のレベルにある
場合には、バイアス発生回路8から供給されている闘値
電圧と同じ直流電圧を出力して、データ信号のクロス点
を闘値電圧に一致させる。
【0047】また、図3(b)に示すように、ピーク値
が減少した場合には、可変バイアス発生回路16は、ク
ロス点が中央のレベルにある場合の記憶しているピーク
値から減少したピーク値の電圧分に対応して、直流電圧
を減少させて出力し、データ信号のクロス点が闘値電圧
に概ね合うように、その差分を抑圧する。
【0048】さらに、図3(c)に示すように、ピーク
値が増加した場合には、可変バイアス発生回路16は、
クロス点が中央のレベルにある場合の記憶しているピー
ク値から増加したピーク値の電圧分に対応して、直流電
圧を増加させて出力し、データ信号のクロス点が闘値電
圧に概ね合うように、その差分を抑圧する。
【0049】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、ピーク検出回路15が検出したピーク値に対応し
て、可変バイアス発生回路16が出力する直流電圧を制
御して常にデータ信号のクロス点が闘値電圧に概ね合う
ように、その差分を抑圧することにより、光信号の受光
レベルが大きい場合にも、CDR11により再生される
クロック成分及びデータ成分の周波数変動が少なく、ジ
ッタ特性を良好にすることができるという効果が得られ
る。
【0050】実施の形態2 図4はこの発明の実施の形態2による光受信装置の構成
を示すブロック図である。図4において、17はポスト
アンプ6aからのデータ信号を入力し2分岐して一方の
出力をコンデンサ7に出力する2分岐回路、18は2分
岐回路17の他方の出力からのデータ信号の平均値の電
圧を検出する平均値検出回路、16aは平均値検出回路
18が検出したデータ信号の平均値の電圧に応じて直流
電圧を発生し直流バイアスとして出力する可変バイアス
発生回路である。図4に示す構成は、実施の形態1の図
1と比較して、2分岐回路14の代わりに2分岐回路1
7を備え、ピーク検出回路15の代わりに平均値検出回
路18を備え、可変バイアス発生回路16の代わりに可
変バイアス発生回路16aを備えたもので、その他の構
成は図1と同様であり、同一符号を付してその説明を省
略する。
【0051】図5は平均値検出回路18の構成を示す回
路図であり、図に示すように、平均値検出回路18は、
ポストアンプ6aの差動出力からの正相側のデータ信号
と逆相側のデータ信号を入力して、ポストアンプ6aか
らのデータ信号の直流電位を求める抵抗41,42と、
波形整形を行う積分回路である抵抗43,46,コンデ
ンサ45及び抵抗44,48、コンデンサ47と、正相
側のデータ信号と直流電位を入力して差分をとり正相側
のデータ信号の平均値の電圧を出力する増幅回路49に
より構成されている。
【0052】次に動作について説明する。フォトディテ
クタ2、プリアンプ5、ポストアンプ6aの動作は、実
施の形態1と同様である。2分岐回路17はポストアン
プ6aからのデータ信号の電圧成分を分岐し、一方をコ
ンデンサ7に出力し、他方を平均値検出回路18に出力
する。コンデンサ7は2分岐回路17からのデータ信号
の直流成分を遮断し、データ信号の交流成分を通過させ
る。コンデンサ7を通過したデータ信号の交流成分は、
可変バイアス発生回路16aからバイアス抵抗10を介
した直流バイアスが付加されてCDR11の正相側に入
力される。
【0053】CDR11は直流バイアスが付加されたコ
ンデンサ7からの交流信号を入力して、実施の形態1と
同様にしてクロック成分とデータ成分を再生する。再生
されたクロック成分及びデータ成分は、それぞれクロッ
ク出力端子12及びデータ出力端子13から光受信装置
外に出力される。
【0054】平均値検出回路18は2分岐回路17から
の他方の出力を入力し、データ信号の平均値を検出す
る。図5に示す平均値検出回路18において、ポストア
ンプ6の差動出力からの正相側のデータ信号と逆相側の
データ信号を入力して、同じ抵抗値を持つ抵抗41,4
2により、正相側のデータ信号と逆相側のデータ信号の
中間値であるポストアンプ6aからのデータ信号の直流
電位を求める。求められた直流電位は、抵抗44,4
8、コンデンサ47により波形整形されて増幅回路49
に入力される。
【0055】また、正相側のデータ信号は抵抗43,4
6,コンデンサ45により波形整形されて増幅回路49
に入力される。増幅回路49は正相側のデータ信号と直
流電位を入力して差分をとり正相側のデータ信号の平均
値の電圧を検出して可変バイアス発生回路16aに出力
する。
【0056】図4において、可変バイアス発生回路16
aは平均値検出回路18が検出した平均値の電圧に応じ
て直流電圧を発生し、バイアス抵抗10を介して直流バ
イアスとして出力する。バイアス抵抗10からの直流バ
イアスは、コンデンサ7からのデータ信号の交流成分に
付加される。
【0057】次に直流バイアス制御動作の詳細について
説明する。図6は平均値検出回路18に入力されるデー
タ信号のアイパターンと平均値検出回路18が検出した
平均値の電圧を示す図であり、図6(a)はプリアンプ
5に入力されるデータ信号の光電電流が通常レベルの場
合を示し、図6(b)及び図6(c)はプリアンプ5に
入力されるデータ信号の光電電流が大きなレベルで、プ
リアンプ5から出力されるデータ信号が波形歪みを起こ
す場合を示している。図6(a)に示すように、プリア
ンプ5に入力されるデータ信号の光電電流が通常レベル
で、データ信号の立ち上がりと立下りのクロス点がデー
タ信号のほぼ中央のレベルにある場合に、平均値検出回
路18で検出される平均値の電圧は、データ信号の0レ
ベルと1レベルのほぼ中央のレベルの電圧となる。
【0058】また、図6(b)に示すように、プリアン
プ5に入力されるデータ信号の光電電流が大きなレベル
になり、プリアンプ5の出力のデータ信号が歪み、クロ
ス点が中央のレベルよりも上にずれた場合には、平均値
検出回路18で検出される平均値の電圧はデータ信号の
中央のレベルよりも大きくなり、中央のレベルとクロス
点の間の電圧となる。また、図6(c)に示すように、
逆にクロス点が中央のレベルよりも下にずれた場合に
は、平均値検出回路18で検出される平均値の電圧はデ
ータ信号の中央のレベルよりも小さくなり、中央のレベ
ルとクロス点の間の電圧となる。
【0059】このように、平均値検出回路18はプリア
ンプ5から出力されるデータ信号の歪みに対応した平均
値の電圧を検出する。なお、光信号の入力レベルが小さ
い場合に、平均値検出回路18が検出する平均値の電圧
が下がらないようにするために、実施の形態1と同様
に、ポストアンプ6aは大きな利得を持ち、プリアンプ
5からのデータ信号の電圧振幅を出力振幅が一定となる
ように増幅している。
【0060】可変バイアス発生回路16aでは、図6
(a)に示すように、クロス点が中央のレベルにある場
合の平均値の電圧を記憶し、クロス点が中央のレベルに
ある場合には、バイアス発生回路8から供給されている
闘値電圧と同じ直流電圧を出力して、データ信号のクロ
ス点を闘値電圧に一致させる。
【0061】また、図6(b)に示すように、検出した
平均値の電圧が記憶している中央のレベルにある場合の
平均値の電圧より増加した場合には、可変バイアス発生
回路16aは、増加した電圧分に対応して直流電圧を減
少させて出力し、データ信号のクロス点を闘値電圧に一
致させる。
【0062】さらに、図6(c)に示すように、検出し
た平均値の電圧が記憶している中央のレベルにある場合
の平均値の電圧より減少した場合には、可変バイアス発
生回路16aは、減少した電圧分に対応して直流電圧を
増加させて出力し、データ信号のクロス点を闘値電圧に
一致させる。
【0063】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、平均値検出回路18が検出した平均値の電圧に対応
して、可変バイアス発生回路16aが出力する直流電圧
を制御して常にデータ信号のクロス点を闘値電圧に一致
させることにより、光信号の受光レベルが大きい場合に
も、CDR11により再生されるクロック成分及びデー
タ成分の周波数変動が少なく、ジッタ特性を良好にする
ことができるという効果が得られる。
【0064】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3による光受信装置の構成を示すブロック図である。
図7において、19はフォトディテクタ2のデータ信号
の光電電流をモニタ抵抗3により監視して、入力された
光信号の光強度を検出するレベルモニタ回路(光強度検
出回路)、16bはレベルモニタ回路19が検出した光
信号の光強度に応じて直流電圧を発生し直流バイアスと
して出力する可変バイアス発生回路である。その他の構
成は従来の図15に示す構成と同様であり、同一符号を
付してその説明を省略する。なお、この実施の形態3で
は、プリアンプ(増幅回路)5からのデータ信号の電圧
振幅が十分大きな場合には、ポストアンプ6はなくても
良い。
【0065】次に動作ついて説明する。光入力が大きく
なるとプリアンプ5の出力は徐々に飽和し、ある光入力
以上になると、プリアンプ5から出力されるデータ信号
の立ち上がりと立下りのクロス点は、実施の形態1と同
様に、その光入力に応じてデータ信号の0レベルと1レ
ベルのほぼ中央のレベルよりも高い方向又は低い方向に
ずれていく。従って、プリアンプ5が飽和し始める光入
力レベルを基準として、光入力がそれ以上に大きくなる
と可変バイアス発生回路16bが発生する直流電圧を変
更するように制御することで、CDR11の正相側の直
流バイアスを適正に制御することが可能である。
【0066】フォトディテクタ2に流れるデータ信号の
光電電流は、モニタ抵抗3の両端の電位差に反映され、
光入力が大きい場合は光電電流が大きいために電位差も
大きくなり、光入力が小さい場合は電位差も小さくな
る。レベルモニタ回路19はこの電圧変動を検出して可
変バイアス発生回路16bに出力する。
【0067】レベルモニタ回路19により検出された電
圧が所定の電圧を超えた場合に、クロス点が中央のレベ
ルより上にずれるようなプリアンプ5を使用していると
きには、可変バイアス発生回路16bは、バイアス発生
回路8の出力電圧を基準として、出力する直流電圧を徐
々に下げる方向に制御し、データ信号のクロス点を闘値
電圧に一致させる。出力する直流電圧を下げる割合は、
クロック成分やデータ成分のジッタ特性を監視して決定
する。
【0068】また、レベルモニタ回路19により検出さ
れた電圧が所定の電圧を超えた場合に、クロス点が中央
のレベルより上にずれるようなプリアンプ5を使用して
いるときには、可変バイアス発生回路16bは、バイア
ス発生回路8の出力電圧を基準として、出力する直流電
圧を徐々に上げる方向に制御して、データ信号のクロス
点を闘値電圧に一致させる。出力する直流電圧を上げる
割合は、クロック成分やデータ成分のジッタ特性を監視
して決定する。
【0069】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、レベルモニタ回路19が検出した電圧変動に対応し
て、可変バイアス発生回路16bが出力する直流電圧を
制御して常にデータ信号のクロス点を闘値電圧に一致さ
せることにより、光信号の受光レベルが大きい場合に
も、CDR11により再生されるクロック成分及びデー
タ成分の周波数変動が少なく、ジッタ特性を良好にする
ことができるという効果が得られる。
【0070】実施の形態4.図8はこの発明の実施の形
態4による光受信装置の構成を示すブロック図である。
図において、19は実施の形態3の図7に示すレベルモ
ニタ回路と同じで、20はレベルモニタ回路19が検出
した電圧変動に応じてフォトディテクタ2のデータ信号
の光電電流を制限する可変減衰器(減衰器)である。そ
の他の構成は従来の図15に示す構成と同様であり、同
一符号を付してその説明を省略する。なお、この実施の
形態4でも、プリアンプ(増幅回路)5からのデータ信
号の電圧振幅が十分大きな場合には、ポストアンプ6は
なくても良い。
【0071】次に動作について説明する。データ信号の
立ち上がりと立ち下りのクロス点が中央のレベルよりず
れる要因は、上記実施の形態で説明したように、光信号
の受光レベルが大きくなった場合に、プリアンプ5の内
部振幅が大きくなり回路が飽和することである。従っ
て、プリアンプ5が飽和しないように、プリアンプ5の
入力レベルを制限する、又は利得を下げることによりク
ロス点のオフセットを軽減することが可能である。
【0072】フォトディテクタ2に流れるデータ信号の
光電電流は、モニタ抵抗3の両端の電位差として反映さ
れる。レベルモニタ回路19はモニタ抵抗3の両端の電
位差によりフォトディテクタ2に流れるデータ信号の光
電電流を検出し、光電電流が大きくなり、プリアンプ5
が飽和し始める入力を超えた場合に、可変減衰器20は
フォトディテクタ2に流れる光電電流を減衰させてプリ
アンプ5に出力する。これにより、プリアンプ5では内
部振幅が適当なレベルに制限されるために飽和しにくく
なり、データ信号の立ち上がりと立ち下りのクロス点の
ずれを小さく抑えることが可能となる。
【0073】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、レベルモニタ回路19が検出した電圧変動に対応し
て、フォトディテクタ2に流れる光電電流を制御して常
にデータ信号のクロス点を闘値電圧に一致させることに
より、光信号の受光レベルが大きい場合にも、CDR1
1により再生されるクロック成分及びデータ成分の周波
数変動が少なく、ジッタ特性を良好にすることができる
という効果が得られる。
【0074】実施の形態5.図9はこの発明の実施の形
態5による光受信装置の構成を示すブロック図である。
図9において、14は実施の形態1の図1に示すものと
同様の2分岐回路、21はCDR11で再生されたデー
タ成分を分岐して一方のデータ成分をデータ出力端子1
3に出力する2分岐回路、22は2分岐回路21からの
他方のデータ成分の交流成分を通過させるコンデンサ、
23はバイアス発生回路8からの直流バイアスを、コン
デンサ22を通過したデータ成分に付加するバイアス抵
抗、24は2分岐回路14の他方の出力からのデータ信
号を、コンデンサ22を通過したデータ成分と位相が合
うように遅延させる遅延回路である。
【0075】また、図9において、25は遅延回路24
からのデータ信号とコンデンサ22を通過したデータ成
分の排他的論理和をとり、遅延回路24からのデータ信
号とコンデンサ22を通過したデータ成分との差分を検
出して、データ信号のクロス点がデータ信号の中央のレ
ベルより下にずれていることを示す第1のパルス信号、
又はデータ信号のクロス点がデータ信号の中央のレベル
より上にずれていることを示す第2のパルス信号を出力
する差分検出回路である。
【0076】さらに、図9において、26は差分検出回
路23が出力する第1のパルス信号を平滑する平滑化回
路(第1の平滑化回路)、27は差分検出回路23が出
力する第2のパルス信号を平滑する平滑化回路(第2の
平滑化回路)、16cは平滑化回路26からの平滑出力
又は平滑化回路27からの平滑出力により直流電圧を発
生し直流バイアスとして出力する可変バイアス発生回路
である。その他の構成は、従来の図15に示す構成と同
様であり、同一符号を付してその説明を省略する。この
実施の形態5でも、プリアンプ(増幅回路)5からのデ
ータ信号の電圧振幅が十分大きな場合には、ポストアン
プ6はなくても良い。
【0077】図10は差分検出回路25の構成を示すブ
ロック図である。図10において、51は図9に示すコ
ンデンサ22からのデータ成分を入力し一方の出力と他
方の出力に分岐する2分岐回路、52は図9に示す遅延
回路24からのデータ信号を入力し一方の出力と他方の
出力に分岐する2分岐回路、53は2分岐回路51から
の他方の出力と2分岐回路52からの一方の出力との排
他的論理和をとり、コンデンサ22からのデータ成分と
遅延回路24からのデータ信号との差分を出力する排他
的論理和回路である。
【0078】また、図10において、54は排他的論理
和回路53からの差分を入力し一方の差分と他方の差分
に分岐する2分岐回路、55は2分岐回路51からの一
方のデータ信号と2分岐回路54からの一方の差分との
論理積をとり、データ信号のクロス点が下にずれている
ことを示す第1のパルス信号を出力する論理積回路、5
6は2分岐回路52からの他方のデータ信号と2分岐回
路54からの他方の差分との論理積をとり、データ信号
のクロス点が上にずれていることを示す第2のパルス信
号を出力する論理積回路である。
【0079】次に動作について説明する。図11はデー
タ信号の立ち上がりと立下りのクロス点が上にずれた場
合の各部の波形を示す図である。また、図12は図11
と同様にクロス点が上にずれた場合の各部の波形を示す
図であるが、論理演算の様子を明確にするために、デー
タ信号及びデータ成分を1つのパルス信号で表示した図
である。図9において、2分岐回路14からの一方のデ
ータ信号はCDR11に入力されてクロック成分とデー
タ成分が再生される。2分岐回路21はCDR11で再
生されたデータ成分を分岐し、一方のデータ成分をデー
タ出力端子13に出力し、他方のデータ成分をコンデン
サ22に出力する。
【0080】コンデンサ22は2分岐回路21からの他
方のデータ成分の直流成分を遮断してデータ成分の交流
成分を通過させる。コンデンサ22からのデータ成分の
交流成分は、バイアス抵抗23によりバイアス発生回路
8からの直流バイアスが付加されて、図11(b)、図
12(b)に示すように差分検出回路25に入力され
る。
【0081】また、2分岐回路14で分岐された他方の
データ信号は遅延回路24に入力され、遅延回路24
は、コンデンサ22からのデータ成分と位相が合うよう
に、2分岐回路14からの他方のデータ信号の遅延量を
調整する。遅延量が調整されたデータ信号は、バイアス
抵抗10により可変バイアス発生回路16cからの直流
バイアスが付加されており、図11(a)、図12
(a)に示すように差分検出回路25に入力される。
【0082】ここで、図12(a)に示す遅延回路24
からのデータ信号と図12(b)に示すコンデンサ22
からのデータ成分を比較すると、コンデンサ22からの
データ成分のパルス幅は遅延回路24からのデータ信号
のパルス幅より短くなっている。これは、CDR11に
内蔵されているPLL回路が、入力されるデータストリ
ームの平均周波数を検出し、出力するデータの平均周波
数の変動が少なくなるように制御動作を行うことで、コ
ンデンサ22からのデータ成分のクロス点のずれが、C
DR11によりある程度抑圧されているためである。
【0083】図10において、2分岐回路51はコンデ
ンサ22からのデータ成分を入力し、一方のデータ成分
を論理積回路55に出力し、他方のデータ成分を排他的
論理和回路53に出力する。また、2分岐回路52は遅
延回路24からのデータ信号を入力し、一方のデータ信
号を排他的論理和回路53に出力し、他方のデータ信号
を論理積回路56に出力する。排他的論理和回路53
は、バイアス発生回路8からの直流バイアスを闘値電圧
として、2分岐回路51からの他方のデータ成分と2分
岐回路52からの一方のデータ信号との排他的論理和を
とり、図11(c)、図12(c)に示すように、遅延
回路24からのデータ信号とコンデンサ22からのデー
タ成分との差分を出力する。
【0084】2分岐回路54は排他的論理和回路53か
らの差分を入力し、一方の差分を論理積回路55に出力
し、他方の差分を論理積回路56に出力する。論理積回
路55は2分岐回路51からの一方のデータ成分と2分
岐回路54からの一方の差分との論理積をとると、図1
1(d)、図12(d)に示すように論理積は0とな
り、データ信号のクロス点が下にずれていることを示す
第1のパルス信号は出力されない。これは、図12
(c)の差分のパルス信号の出力期間における図12
(b)のデータ成分のバイアス発生回路8からの直流バ
イアスより高いレベルが存在しないからである。
【0085】また、論理積回路56は2分岐回路52か
らの他方のデータ信号と2分岐回路54からの他方の差
分との論理積をとり、図11(e)、図12(e)に示
すように、データ信号のクロス点が上にずれていること
を示す第2のパルス信号を出力する。これは、図12
(c)の差分のパルス信号の出力期間における図12
(a)のデータ信号の可変バイアス発生回路16cから
の直流バイアスより高いレベルが存在するからである。
【0086】図11(e)、図12(e)に示すよう
な、データ信号のクロス点が上にずれていることを示す
第2のパルス信号の幅は、2分岐回路21からのデータ
成分のクロス点のずれが、CDR11により抑圧されず
に残っている量を示している。
【0087】図13はデータ信号の立ち上がりと立下り
のクロス点が下にずれた場合の各部の波形を示す図であ
る。また、図14は図13と同様にクロス点が下にずれ
た場合の各部の波形を示す図であるが、論理演算の様子
を明確にするために、データ信号及びデータ成分を1つ
のパルス信号で表示した図である。クロス点が上にずれ
た場合と同様に、コンデンサ22からのデータ成分の交
流成分は、バイアス抵抗23によりバイアス発生回路8
からの直流バイアスが付加されて、図13(b)、図1
4(b)に示すように差分検出回路25に入力される。
【0088】また、遅延回路24により遅延量が調整さ
れたデータ信号は、バイアス抵抗10により可変バイア
ス発生回路16cからの直流バイアスが付加されてお
り、図13(a)、図14(a)に示すように差分検出
回路25に入力される。ここで、図14(a)に示す遅
延回路24からのデータ信号と図14(b)に示すコン
デンサ22からのデータ成分を比較すると、コンデンサ
22からのデータ成分のパルス幅は遅延回路24からの
データ信号のパルス幅より長くなっている。これは、コ
ンデンサ22からのデータ成分のクロス点のずれが、C
DR11によりある程度抑圧されているからである。
【0089】図10において、2分岐回路51はコンデ
ンサ22からのデータ成分を入力し、一方のデータ成分
を論理積回路55に出力し、他方のデータ成分を排他的
論理和回路53に出力する。また、2分岐回路52は遅
延回路24からのデータ信号を入力し一方のデータ信号
を排他的論理和回路53に出力し、他方のデータ信号を
論理積回路56に出力する。排他的論理和回路53は、
バイアス発生回路8からの直流バイアスを闘値電圧とし
て、2分岐回路51からの他方のデータ成分と2分岐回
路52からの一方のデータ信号との排他的論理和をと
り、図13(c)、図14(c)に示すように、遅延回
路24からのデータ信号とコンデンサ22からのデータ
成分との差分を出力する。
【0090】2分岐回路54は排他的論理和回路53か
らの差分を入力し、一方の差分を論理積回路55に出力
し、他方の差分を論理積回路56に出力する。論理積回
路55は2分岐回路51からの一方のデータ成分と2分
岐回路54からの一方の差分との論理積をとり、図13
(d)、図14(d)に示すように、データ信号のクロ
ス点が下にずれていることを示す第1のパルス信号を出
力する。これは、図14(c)の差分のパルス信号の出
力期間における図14(b)のデータ成分のバイアス発
生回路8からの直流バイアスより高いレベルが存在する
からである。
【0091】また、論理積回路56は2分岐回路52か
らの他方のデータ信号と2分岐回路54からの他方の差
分との論理積をとると、図13(e)、図14(e)に
示すように論理積は0となり、データ信号のクロス点が
上にずれていることを示す第2のパルス信号は出力され
ない。これは、図14(c)の差分のパルス信号の出力
期間における図14(a)のデータ信号の可変バイアス
発生回路8からの直流バイアスより高いレベルが存在し
ないからである。
【0092】図13(d)、図14(d)に示すよう
な、データ信号のクロス点が下にずれていることを示す
第1のパルス信号の幅は、コンデンサ22からのデータ
成分のクロス点のずれが、CDR11により抑圧されず
に残っている量を示している。
【0093】図9において、平滑化回路26は差分検出
回路25が出力する第1のパルス信号を平滑してその電
圧を可変バイアス発生回路16cに出力し、平滑化回路
27は差分検出回路25が出力する第2のパルス信号を
平滑してその電圧を可変バイアス発生回路16cに出力
する。可変バイアス発生回路16cは平滑化回路26又
は平滑化回路27からの出力電圧に応じて直流電圧を発
生し直流バイアスを出力する。
【0094】上記のように、差分検出回路25により、
CDR11に入力されるデータ信号とCDR11から再
生されるデータ成分との差分を検出し、検出した差分に
対応して、可変バイアス発生回路16cが直流電圧を出
力する一連の制御を繰り返すことにより、図11
(e)、図12(e)に示すような、データ信号のクロ
ス点が上にずれていることを示す第2のパルス信号の幅
や、図13(d)、図14(d)に示すような、データ
信号のクロス点が下にずれていることを示す第1のパル
ス信号の幅は狭くなり、最終的には第1及び第2のパル
ス信号は出力されなくなる。
【0095】すなわち、可変バイアス発生回路16c
は、平滑化回路26及び平滑化回路27の出力電圧が0
の場合には、バイアス発生回路8が出力する直流電圧と
同じ直流電圧の直流バイアスを出力し、平滑化回路26
から出力電圧がある場合には、その出力電圧に応じてバ
イアス発生回路8が出力する直流電圧より高い直流電圧
の直流バイアスを出力し、逆に平滑化回路27から出力
電圧がある場合には、その出力電圧に応じてバイアス発
生回路8が出力する直流電圧より低い直流電圧の直流バ
イアスを出力するように、平滑化回路26,27の出力
がなくなる、すなわち、論理積回路55,56の両方に
パルス信号が出力されないようにフィードバック制御す
ることにより、データ信号の立ち上がりと立下りのクロ
ス点を闘値電圧に一致させる。
【0096】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、CDR11に入力されるデータ信号とCDR11か
ら再生されるデータ成分との差分に対応して、可変バイ
アス発生回路16cが出力する直流電圧を制御して常に
データ信号のクロス点を闘値電圧に一致させることによ
り、光信号の受光レベルが大きい場合にも、CDR11
により再生されるクロック成分及びデータ成分の周波数
変動が少なく、ジッタ特性を良好にすることができると
いう効果が得られる。
【0097】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、光信
号の受光レベルが大きい場合にも、クロック/データ再
生回路により再生されるクロック成分及びデータ成分の
周波数変動が少なく、ジッタ特性を良好にすることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による光受信装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による光受信装置に
おけるピーク検出回路の構成を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による光受信装置に
おけるコンデンサを通過前のデータ信号のアイパターン
とコンデンサを通過後のデータ信号のアイパターンを示
す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による光受信装置の
構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による光受信装置に
おける平均値検出回路の構成を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による光受信装置に
おける平均値検出回路に入力されるデータ信号のアイパ
ターンと平均値検出回路が検出した平均値を示す図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態3による光受信装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による光受信装置の
構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による光受信装置の
構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態5による光受信装置
における差分検出回路の構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態5による光受信装置
におけるデータ信号の立ち上がりと立下りのクロス点が
上に移動した場合の各部の波形を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態5による光受信装置
におけるデータ信号の立ち上がりと立下りのクロス点が
上に移動した場合の各部の波形を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態5による光受信装置
におけるデータ信号の立ち上がりと立下りのクロス点が
下に移動した場合の各部の波形を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態5による光受信装置
におけるデータ信号の立ち上がりと立下りのクロス点が
下に移動した場合の各部の波形を示す図である。
【図15】 従来の光受信装置の構成を示すブロック図
である。
【図16】 従来の光受信装置におけるプリアンプの構
成を示す回路図である。
【図17】 従来の光受信装置におけるCDRの正相側
に入力されるデータ信号のアイパターンとCDRから再
生されるクロック成分を示す図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ、2 フォトディテクタ、3 モニタ抵
抗、4 電源、5 プリアンプ、6,6a ポストアン
プ、7,7a コンデンサ、8 バイアス発生回路、
9,9a バイアス抵抗、10 バイアス抵抗、11
CDR、12 クロック出力端子、13 データ出力端
子、14 2分岐回路、15 ピーク検出回路、16,
16a,16b,16c 可変バイアス発生回路、17
2分岐回路、18 平均値検出回路、19 レベルモ
ニタ回路、20 可変減衰器、212分岐回路、22
コンデンサ、23 バイアス抵抗、24 遅延回路、2
5差分検出回路、26,27 平滑化回路、31 ダイ
オード、32 コンデンサ、33 抵抗、41,42,
43,44 抵抗、45 コンデンサ、46 抵抗、4
7 コンデンサ、48 抵抗、49 増幅回路、51,
52 2分岐回路、53 排他的論理和回路、54 2
分岐回路、55,56 論理積回路。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された光信号をデータ信号の光電電
    流に変換する光/電気変換回路と、 上記データ信号の光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換
    する前置増幅回路と、 この前置増幅回路からのデータ信号の電圧振幅を出力振
    幅が一定となるように増幅する後置増幅回路と、 第1の直流バイアスを発生するバイアス発生回路と、 上記後置増幅回路からのデータ信号の交流成分のピーク
    値を検出するピーク検出回路と、 検出された上記ピーク値に応じて第2の直流バイアスを
    発生する可変バイアス発生回路と、 上記第2の直流バイアスが付加された上記後置増幅回路
    からのデータ信号の交流成分を入力し、上記第1の直流
    バイアスを闘値電圧として上記データ信号の0レベルと
    1レベルを判別し、クロック成分とデータ成分を再生す
    るクロック/データ再生回路とを備えたことを特徴とす
    る光受信装置。
  2. 【請求項2】 可変バイアス発生回路は、 クロック/データ再生回路に入力されるデータ信号の立
    ち上がりと立下りのクロス点が上記データ信号の0レベ
    ルと1レベルの中央のレベルにある場合に、ピーク検出
    回路が検出したピーク値を記憶すると共に、第1の直流
    バイアスと同じ直流電圧の第2の直流バイアスを発生
    し、 上記クロス点が上記中央のレベルより上にずれて、上記
    ピーク検出回路が検出したピーク値が、上記可変バイア
    ス発生回路が記憶しているピーク値より減少した場合
    に、上記可変バイアス発生回路は減少したピーク値に対
    応して上記第1の直流バイアスより減少させた第2の直
    流バイアスを発生し、 上記クロス点が上記中央のレベルより下にずれて、上記
    ピーク検出回路が検出したピーク値が、上記可変バイア
    ス発生回路が記憶しているピーク値より増加した場合
    に、上記可変バイアス発生回路は増加したピーク値に対
    応して上記第1の直流バイアスより増加させた第2の直
    流バイアスを発生することを特徴とする請求項1記載の
    光受信装置。
  3. 【請求項3】 入力された光信号をデータ信号の光電電
    流に変換する光/電気変換回路と、 上記データ信号の光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換
    する前置増幅回路と、 この前置増幅回路からのデータ信号の電圧振幅を出力振
    幅が一定となるように増幅する後置増幅回路と、 第1の直流バイアスを発生するバイアス発生回路と、 上記後置増幅回路からのデータ信号の平均値を検出する
    平均値検出回路と、 検出された上記平均値に応じて第2の直流バイアスを発
    生する可変バイアス発生回路と、 上記第2の直流バイアスが付加された上記後置増幅回路
    からのデータ信号の交流成分を入力し、上記第1の直流
    バイアスを闘値電圧として上記データ信号の0レベルと
    1レベルを判別し、クロック成分とデータ成分を再生す
    るクロック/データ再生回路とを備えたことを特徴とす
    る光受信装置。
  4. 【請求項4】 可変バイアス発生回路は、 クロック/データ再生回路に入力されるデータ信号の立
    ち上がりと立下りのクロス点が上記データ信号の0レベ
    ルと1レベルの中央のレベルにある場合に、平均値検出
    回路が検出した平均値を記憶すると共に、第1の直流バ
    イアスと同じ直流電圧の第2の直流バイアスを発生し、 上記クロス点が上記中央のレベルより上にずれて、上記
    平均値検出回路が検出した平均値が、上記可変バイアス
    発生回路が記憶している平均値より増加した場合に、上
    記可変バイアス発生回路は増加した平均値に対応して上
    記第1の直流バイアスより減少させた第2の直流バイア
    スを発生し、 上記クロス点が上記中央のレベルより下にずれて、上記
    平均値検出回路が検出した平均値が、上記可変バイアス
    発生回路が記憶している平均値より減少した場合に、上
    記可変バイアス発生回路は減少した平均値に対応して上
    記第1の直流バイアスより増加させた第2の直流バイア
    スを発生することを特徴とする請求項3記載の光受信装
    置。
  5. 【請求項5】 入力された光信号をデータ信号の光電電
    流に変換する光/電気変換回路と、 上記データ信号の光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換
    する増幅回路と、 第1の直流バイアスを発生するバイアス発生回路と、 上記データ信号の光電電流を監視して上記光信号の光強
    度を検出する光強度検出回路と、 検出された上記光信号の光強度に応じて第2の直流バイ
    アスを発生する可変バイアス発生回路と、 上記第2の直流バイアスが付加された上記増幅回路から
    のデータ信号の交流成分を入力し、上記第1の直流バイ
    アスを闘値電圧として上記データ信号の0レベルと1レ
    ベルを判別し、クロック成分とデータ成分を再生するク
    ロック/データ再生回路とを備えたことを特徴とする光
    受信装置。
  6. 【請求項6】 可変バイアス発生回路は、 光強度検出回路が検出した光強度が所定レベル以下の場
    合に、第1の直流バイアスと同じ直流電圧の第2の直流
    バイアスを発生し、 上記光強度検出回路が検出した光強度が所定レベルを超
    えた場合に、上記第1の直流バイアスより減少又は増加
    させた第2の直流バイアスを発生することを特徴とする
    請求項5記載の光受信装置。
  7. 【請求項7】 入力された光信号をデータ信号の光電電
    流に変換する光/電気変換回路と、 上記データ信号の光電電流を監視して上記光信号の光強
    度を検出する光強度検出回路と、 上記光信号の光強度に応じて上記データ信号の光電電流
    の電流振幅を制限する減衰器と、 上記光信号の光強度に応じて上記データ信号の電流振幅
    が制限された光電電流を電圧振幅に変換する増幅回路
    と、 直流バイアスを発生するバイアス発生回路と、 上記直流バイアスが付加された上記増幅回路からのデー
    タ信号の交流成分を入力し、上記直流バイアスを闘値電
    圧として上記データ信号の0レベルと1レベルを判別
    し、クロック成分とデータ成分を再生するクロック/デ
    ータ再生回路とを備えたことを特徴とする光受信装置。
  8. 【請求項8】 光強度検出回路が検出した光強度が所定
    レベルを超えた場合に、減衰器はデータ信号の光電電流
    の電流振幅を制限することを特徴とする請求項7記載の
    光受信装置。
  9. 【請求項9】 入力された光信号をデータ信号の光電電
    流に変換する光/電気変換回路と、 上記データ信号の光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換
    する増幅回路と、 第1の直流バイアスを発生するバイアス発生回路と、 第2の直流バイアスを発生する可変バイアス発生回路
    と、 上記第2の直流バイアスが付加された上記増幅回路から
    のデータ信号の交流成分を入力し、上記第1の直流バイ
    アスを闘値電圧として上記データ信号の0レベルと1レ
    ベルを判別し、クロック成分とデータ成分を再生するク
    ロック/データ再生回路と、 このクロック/データ再生回路からのデータ成分と位相
    が合うように、上記第2の直流バイアスが付加された上
    記増幅回路からのデータ信号の交流成分を遅延させる遅
    延回路と、 この遅延回路からのデータ信号と、上記第1の直流バイ
    アスが付加された上記クロック/データ再生回路からの
    データ成分の交流成分との差分を検出し、上記データ信
    号の立ち上がりと立下りのクロス点が、上記データ信号
    の0レベルと1レベルの中央のレベルから下にずれてい
    ることを示す第1のパルス信号又は上にずれていること
    を示す第2のパルス信号を出力する差分検出回路と、 上記第1のパルス信号を平滑する第1の平滑化回路と、 上記第2のパルス信号を平滑する第2の平滑化回路とを
    備え、 上記可変バイアス発生回路が、上記第1の平滑化回路か
    らの出力電圧又は上記第2の平滑化回路からの出力電圧
    に応じて上記第2の直流バイアスを発生することを特徴
    とする光受信装置。
  10. 【請求項10】 可変バイアス発生回路は、 第1の平滑化回路からの出力電圧及び第2の平滑化回路
    からの出力電圧が0の場合に、第1の直流バイアスと同
    じ直流電圧の第2の直流バイアスを発生し、 上記第1の平滑化回路からの出力電圧がある場合には、
    その出力電圧に応じて上記第1の直流バイアスより増加
    させた第2の直流バイアスを発生し、 上記第2の平滑化回路からの出力電圧がある場合には、
    その出力電圧に応じて上記第1の直流バイアスより減少
    させた第2の直流バイアスを発生することを特徴とする
    請求項9記載の光受信装置。
  11. 【請求項11】 入力された光信号をデータ信号の光電
    電流に変換し、 上記データ信号の光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換
    し、 上記データ信号の電圧振幅を出力振幅が一定となるよう
    に増幅し、 第1の直流バイアスを発生し、 出力振幅が一定の上記データ信号の交流成分のピーク値
    を検出し、 検出された上記ピーク値に応じて第2の直流バイアスを
    発生し、 上記第2の直流バイアスが付加された出力振幅が一定の
    データ信号の交流成分を入力し、上記第1の直流バイア
    スを闘値電圧として上記データ信号の0レベルと1レベ
    ルを判別し、クロック成分とデータ成分を再生すること
    を特徴とする光受信方法。
  12. 【請求項12】 入力された光信号をデータ信号の光電
    電流に変換し、 上記データ信号の光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換
    し、 上記データ信号の電圧振幅を出力振幅が一定となるよう
    に増幅し、 第1の直流バイアスを発生し、 出力振幅が一定の上記データ信号の平均値を検出し、 検出された上記平均値に応じて第2の直流バイアスを発
    生し、 上記第2の直流バイアスが付加された出力振幅が一定の
    上記データ信号の交流成分を入力し、上記第1の直流バ
    イアスを闘値電圧として上記データ信号の0レベルと1
    レベルを判別し、クロック成分とデータ成分を再生する
    ことを特徴とする光受信方法。
  13. 【請求項13】 入力された光信号をデータ信号の光電
    電流に変換し、 上記データ信号の光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換
    し、 第1の直流バイアスを発生し、 上記データ信号の光電電流を監視して上記光信号の光強
    度を検出し、 検出された上記光信号の光強度に応じて第2の直流バイ
    アスを発生し、 上記第2の直流バイアスが付加された上記データ信号の
    電圧振幅の交流成分を入力し、上記第1の直流バイアス
    を闘値電圧として上記データ信号の0レベルと1レベル
    を判別し、クロック成分とデータ成分を再生することを
    特徴とする光受信方法。
  14. 【請求項14】 入力された光信号をデータ信号の光電
    電流に変換し、 上記データ信号の光電電流を監視して上記光信号の光強
    度を検出し、 上記光信号の光強度に応じて上記データ信号の光電電流
    の電流振幅を制限し、 上記光信号の光強度に応じて上記データ信号の電流振幅
    が制限された光電電流を電圧振幅に変換し、 直流バイアスを発生し、 上記直流バイアスが付加された上記データ信号の電圧振
    幅の交流成分を入力し、上記直流バイアスを闘値電圧と
    して上記データ信号の0レベルと1レベルを判別し、ク
    ロック成分とデータ成分を再生することを特徴とする光
    受信方法。
  15. 【請求項15】 入力された光信号をデータ信号の光電
    電流に変換し、 上記データ信号の光電電流の電流振幅を電圧振幅に変換
    し、 第1の直流バイアスを発生し、 第2の直流バイアスを発生し、 上記第2の直流バイアスが付加された上記データ信号の
    電圧振幅の交流成分を入力し、上記第1の直流バイアス
    を闘値電圧として上記データ信号の0レベルと1レベル
    を判別し、クロック成分とデータ成分を再生する光受信
    方法であって、 上記データ成分と位相が合うように、上記第2の直流バ
    イアスが付加された上記データ信号の交流成分を遅延さ
    せ、 この遅延させたデータ信号と、上記第1の直流バイアス
    が付加された上記データ成分の交流成分との差分を検出
    し、上記データ信号の立ち上がりと立下りのクロス点
    が、上記データ信号の0レベルと1レベルの中央のレベ
    ルから下にずれていることを示す第1のパルス信号又は
    上にずれていることを示す第2のパルス信号を出力し、 上記第1のパルス信号又は上記第2のパルス信号を平滑
    し、 上記第1のパルス信号又は上記第2のパルス信号を平滑
    した電圧に応じて上記第2の直流バイアスを発生するこ
    とを特徴とする光受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016518753A (ja) * 2013-03-17 2016-06-23 フィニサー コーポレイション プラグ接続可能な光ホストおよびネットワーク入出力光電気モジュール

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