JP2003175101A - 体外回路のための血液チューブ系セットの完全性試験 - Google Patents
体外回路のための血液チューブ系セットの完全性試験Info
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Abstract
インクランプと静脈ラインクランプとの完全性を試験す
る方法を提供する。 【解決手段】 動脈および静脈クランプを閉鎖し;これ
らの間の血液チューブ系セットの第1部分を実質的に大
気圧より高い圧力まで加圧し;動脈ラインの部分を周囲
圧力まで排気し;静脈ラインの部分を大気圧まで排気
し;血液チューブ系セットの前記第1部分における圧力
を前記排気の後に測定し;圧力の測定から動脈クランプ
および静脈クランプの状態を判定するステップからなる
試験方法である。
Description
ば血液透析装置に関するものである。より詳細には本発
明は、処置期間に先立ちこの種の回路の完全性を試験し
て患者の安全性および装置の信頼しうる操作を向上させ
る方法に関するものである。
臓透析装置は、体外回路を組み込んでいる。この種の体
外回路の目的は、一般に患者から血液を搬送し、血液を
濾過し、かつ血液を患者に戻すことにある。体外回路の
最大の特徴は、患者の人体に挿入されるフィステル針に
接続する「動脈系」と呼ばれるラインを含む。血液ポン
プ部分を動脈ラインに設置し、機器における血液ポンプ
と共に血液を患者の人体から濾過装置までポンプ輸送す
る。濾過装置は、人工腎臓装置の場合は透析器である。
次いで血液は「静脈」ラインと称する第2ラインにより
患者に戻される。典型的にはクランプ、バブルトラッ
プ、圧力トランスジューサ、注入部位および他の部品が
動脈もしくは静脈ラインに含まれて装置の操作に付随す
る各種の機能を果たし、或いは患者の安全性の目的につ
き機能を果たす。
脈フィステル針または中心静脈カテーテルを体外回路の
動脈および静脈ラインで終端するコネクタに接続する。
透析期間が完了した際、患者は動脈および静脈ラインを
血液アクセス装置から切り離す。或る種の装置において
は、全体外回路が装置と共に次の期間につき新たなもの
と交換される。他の状況においては体外回路が再使用さ
れる。この後者の状況において、典型的には動脈および
静脈ラインコネクタは滅菌液供給源と流体連通する滅菌
マニホールドに或いは別の再使用器具のいずれかに接続
され、全体外回路が清浄および滅菌にかけられる[たと
えばケンレー等に係る米国特許第5,591,344
号、ボアグに係る米国特許第4,695,385号、お
よびポラシェッグに係るドイツ特許DE3,442,7
44号参照]。
合、一般に体外回路が欠点を有しうる問題は少ない。何
故なら、品質保証試験が一般に体外回路の製造に付随し
て行われるからである。しかしながら、体外回路を再使
用する場合、透析器および血液チューブ系セットのその
後の完全性試験の必要性が一層顕著となる。これは透析
期間、プライミング、清浄、滅菌などを包含する体外回
路に関与する介入過程が、少なくとも体外回路の状態が
新たなものであった状態から劣化しているという僅かな
可能性を示すからである。
することが当業界にて知られている。透析膜の完全性を
試験する手順は、上記に引用したケンレー等およびポラ
シェッグの特許、ポラシェッグに係る米国特許第4,8
34,888号;フシュケに係る米国特許第4,44
9,392号;ゴルツに係る米国特許第4,444,5
97号、並びにW.ジェントルス等の論文、「透析器再
使用のためのプログラミングしうる装置」、Med.&
Bio.Eng.& Comp、第18巻、第765
〜781頁(1980)]に記載されている。この種の
試験は透析膜における漏れを検出するための圧力試験、
およびたとえば血液から尿素のような毒素を除去する透
析膜の能力を決定する清浄試験を包含する。
で透析膜の完全性を試験すれば体外回路における他の潜
在的失格点を見落とすことを認めた。本発明者等は、動
脈および静脈ライン、ラインの端部おけるコネクタ、チ
ューブ系と各種の剛性コネクタとの間の付着点、および
チューブ系自身を閉塞する機器におけるクランプを含め
体外回路の残部を現場試験する方法を案出した。
しくは再使用器具への動脈および静脈ラインコネクタの
接続が滅菌および清浄操作に際し他の潜在的な失格点と
なることを認めた。本発明者等は、動脈および静脈ライ
ンが滅菌マニホールドもしくは再使用器具の適正ポート
に装着されているかどうかを判定する方法を開発した
(すなわち動脈コネクタは「動脈ポート」に装着される
と共に静脈ラインは「静脈ポート」に装着される)。さ
らに本発明者等は、接続が実際に確実かつ緊密な接続で
あって滅菌、プライミングおよび/または清浄液を各ポ
ートに循環させる際または上記完全性試験を実施する際
に流体もしくは空気の漏れが生じないよう判定する方法
を開発した。
の操作が両者とも向上する点である。これら方法は新規
な体外回路(すなわち装置で第1回目につき使用する
前)に行って品質保証の追加尺度を加えると共に、反復
再使用にかけられる体外回路にも実施することができ
る。さらに本発明により得られる進歩は、従来の透析臨
床環境の外部で透析療法を実施する場合および透析器再
使用が一層広範に認められる場合に益々顕著となる。こ
の種の用途において、本発明により得られる完全性試験
は、再使用可能な体外血液回路を伴う処置を従来の透析
臨床設備および病院設備の外部、特に家庭、保養施設お
よびセルフケア臨床環境にて安全に実施しうると言う安
全性および保証の尺度をさらに与える。
の機器との相互作用につき血液チューブ系セットの完全
性を試験すべく、数種の方法もしくは試験が提供され
る。血液チューブ系セットは動脈ラインと静脈ラインと
を備える。これら方法は血液チューブ系セットを内蔵す
る装置にて現場で行われ、装置は処置期間が終了した後
に動脈および静脈ラインを受け入れるための動脈および
静脈マニホールドポートを備える。マニホールドポート
並びに動脈および静脈ラインは、1個もしくはそれ以上
の弁を介して装置における液圧回路に接続される。各弁
を閉鎖すると、これらは血液チューブ系セットを液圧回
路から隔離する。各弁を開口させると、これらは流体も
しくは空気をラインおよびポートに通過させると共に血
液チューブ系セットに対し出入させる。
の動脈および静脈ラインの状態を試験すべく設計され
る。この試験は、体外回路における透析器または他のフ
ィルタ装置の試験とは独立して或いはそれと同時に行う
ことができる。試験は、動脈および静脈ラインを動脈お
よび静脈マニホールドポートに接続する第1ステップを
含む。次いで血液チューブ系セットに存在しうる流体を
全て血液チューブ系セットから排出させる。このステッ
プは、チューブ系を螺着する機器に位置せしめた動脈お
よび静脈ピンチクランプを開口させると共に、空気を動
脈および静脈ラインに導入して流体を1個もしくはそれ
以上の弁を介し体外回路から押し出すステップを含む。
空気は、静脈バブルトラップの上方にて排気ラインに接
続されたエアポンプから流出することができる。
くはそれ以上の弁を閉鎖することにより装置における液
圧回路から隔離される。空気が血液チューブ系セットに
圧入されて、血液チューブ系セット内の圧力を実質的に
周囲大気圧より高く、たとえば500mmHgのレベル
まで上昇させる。機器における圧力センサ(または複数
のセンサ)が血液チューブ系セットにおける圧力を測定
する。所定滞留時間(たとえば30秒間)の後、圧力の
第2測定を行って血液チューブ系セットにおける圧力低
下の割合を測定する。
5mmHg、よりも高く生じた圧力低下を示せば、これ
は体外回路のどこかに故障もしくは漏れが存在すること
を示す。装置はたとえば使用者が体外回路を交換し、警
告音を発し或いはサービスコールを開始するよう促す適
切な作用を行いうる。さらに第2圧力低下試験を、第1
試験が故障を示した際に行って故障の存在を確認するこ
ともできる。
ンピンチクランプの完全性を特異的に試験するクランプ
完全性試験も案出された。この試験を実施するには、体
外回路は空気を動脈ラインピンチクランプと静脈ライン
ピンチクランプとの間に延びる血液チューブ系セットの
第1部分、すなわち血液ポンプを含む血液チューブ系セ
ットの部分、に対し空気を圧入し或いは空気を除去しう
るエアポンプを組み込んだ排気ラインを備える。たとえ
ば静脈バブルトラップの排気ラインはエアポンプを備え
て、空気を静脈バブルトラップに添加し或いは除去し、
空気を血液チューブ系セットの第1部分に導入し或いは
そこから除去するという効果を有する。
インに存在しうる流体を血液チューブ系セットから除去
し、次いで動脈および静脈ピンチクランプを閉鎖するス
テップを含む。動脈ピンチクランプと静脈ピンチクラン
プとの間の血液チューブ系セットの第1部分を実質的に
大気圧よりも高い圧力まで加圧する。次いで、動脈クラ
ンプと動脈マニホールドポートとの間の動脈ラインの部
分を周囲圧力まで排気する(たとえば動脈マニホールド
ポートの背後における第1弁を開口する)。静脈クラン
プと静脈マニホールドポートとの間の静脈ラインの部分
をも大気圧まで排気する(たとえば静脈マニホールドポ
ートの背後における第2弁を開口させる)。その結果
は、血液チューブ系セットの中間部分もしくは第1部分
が加圧されると共に動脈および静脈ピンチクランプが血
液チューブ系セットにおける第1部分の加圧を維持する
ことになる。
圧力を測定する。試験は、たとえば滞留時間(たとえば
30秒間)の後に圧力の第2測定を行って圧力低下を判
定するような圧力低下試験として実施することができ
る。圧力低下の程度は、動脈および静脈クランプの状態
を示す。実質的な圧力低下により示される故障が存在す
る場合、装置は警告モードとなって装置の使用者をサー
ビスコールを開始するよう促したり、或いは組み込み連
絡ハードウェアー(たとえばサービス機関または製造業
者にダイヤルするようプリセットされたモデム)により
サービスコールを自動的に開始させることができる。
プはこれらピンチクランプが所定レベルに圧力を維持す
るよう充分低い数値に圧力がなるまで圧力を解除するこ
ともできる。ピンチクランプは、少なくとも所定レベル
の圧力、たとえば400mmHgを維持せねばならない
と言う要件により試験される。圧力がこのレベルより低
く低下すればピンチクランプは試験に失格し、装置が警
告モードとなって使用者に正確な行動をとるよう促し、
或いは自動的にサービスコールを開始する。
脈および静脈ラインの接続を試験するよう特定的に設計
された他の血液チューブ系セットの完全性試験も提供さ
れる。接続が確実に行われない場合、または動脈コネク
タが不慮に静脈ポートに接続され或いはその逆である場
合、この試験はこれら状態を検出して使用者が正確な行
動をするよう促す。
コネクタがマニホールドポートに実際に装着されたこと
を判定すると共にライン自身に装着された手動クランプ
が操作員により不慮に閉鎖し続けていないことを判定す
る第1部分を有する。血液チューブ系セットが加圧して
(滅菌マニホールドポートの「下流」における弁の閉鎖
に基づき体外回路を隔離すると共にこれを加圧し、かつ
/またはたとえば血液ポンプのような閉塞部品に基づ
く)、圧力低下が最小となり或いは無くなれば、動脈お
よび静脈コネクタはマニホールドポートに装着されて所
定位置に固定される。同様に、減圧をマニホールドポー
トの上流にて加えると共に、この減圧が下流で記録され
れば、動脈および静脈ラインコネクタは開口位置にて手
動クランプにより正確に装着される。
脈ラインが動脈および静脈ポートに装着されたかどうか
を判定する(動脈ラインが静脈ポートに装着され或いは
その逆のような不正確な装着でない)。この試験の部分
は、動脈もしくは静脈ラインの1つに流体(たとえば、
水、透析液、塩水など)を導入すると共に流体をライン
が接続されたポートから送出すると共に流体の存在もし
くは不存在をたとえばポートの下流におけるサーミスタ
のような適する手段で検出することを含む。流体の存在
を検出する他の可能な手段、たとえば圧力センサ、導電
率センサもしくは光学センサを使用することができる。
たとえば流体を静脈ラインに導入すると共に静脈ポート
の下流におけるサーミスタが流体を検出した場合は、各
ラインが適正に装着されている。しかしながら、流体が
静脈ラインに導入されると共に静脈サーミスタが流体を
検出しないか或いは動脈ポートの下流におけるサーミス
タが流体を検出した場合は、各ラインは不正確に装着さ
れたことになる。次いで使用者は動脈および静脈ライン
の接続を交換するよう(或いは動脈および静脈ラインが
適正に装着されたことを知る他の行動を行うよう)促さ
れる。この試験の第1および第2部分は互いに独立して
実施することができる。
発明の上記および多くの他の特徴、利点および目的を一
層詳細に説明する。
添付図面を参照して本発明の好適実施例につき一層詳細
に説明し、ここで同じ部材名は各図面にて同じ部材を意
味する。
を説明する前に、代表的透析装置の現在好適な体外回
路、滅菌マニホールドおよび透析液回路の簡単な外観
を、本発明を実施するための最良の実施形態を一層よく
理解すべく示す。本発明に無関係または該当しない各部
品を体外回路、透析液回路もしくは滅菌マニホールドが
組み込む場合は、これら部品を簡明にするため以下の説
明から省略する。代表的装置に関する更なる詳細につい
ては、ケンレー等に係る本出願人による米国特許第5,
591,344号、並びに公開PCT出願WO 96/
25214号を参照されたい。上記引例を両者とも参考
のためここに引用する。
発明を実施する際に用いうる使用者インターフェース1
2を備える。図示した実施例における透析装置10は、
たとえば家庭、保養施設またはセルフケア臨床環境のよ
うな慣用の透析臨床設備の外部で使用するのに適する
が、本発明はこの種の装置の使用または図示した特定装
置に限定されない。透析装置10は下側キャビネット2
2の上方に装着された体外回路モジュール24を備え
る。体外回路は、ターンテーブル28に装着されたエン
クロジャー26におけるドア27の背後に収容される。
ターンテーブル28は下側キャビネット22の頂部に移
動自在に装着されて、ターンテーブル28とエンクロジ
ャー26と体外回路モジュール24とが下側キャビネッ
ト22に関し垂直軸線を中心としてユニットとして回転
しうるようにする。
ット22内に内蔵された水処理モジュール23と透析液
調製モジュール25とを備える。水処理モジュール23
は本発明にて役割を演じず、ケンレー等に係る米国特
許′344号に詳細に記載されている。さらに、透析溶
液を透析液調製モジュール25にて作成すると共に透析
液回路を介しエンクロージャ26内の体外回路における
透析器まで循環させる方法は本発明につき特に重要でな
く、ケンレー等の米国特許′344号(好適実施例)な
どに記載されたようにすることができる。
も本発明に関する限り特に重要でなく、上記引例用のグ
ロガン等の特許などに記載されたように米国特許第5,
788,851号に記載されている。使用者インターフ
ェースはタッチ作動型ディスプレースクリーン14と、
使用者により押されて装置のパラメータ値および情報を
入力および変換する1群の3個のハードキー16、18
および20とを備える。使用者インターフェースはヒン
ジ29とアーム30とを介しキャビネット26に接続さ
れる。使用者インターフェースは傾斜軸線Tおよび垂直
軸線Aを中心として回転し、使用者インターフェースを
患者に便利な位置に位置せしめうるようにする。使用者
インターフェースのアーム30を装置の前コーナー32
に装着することもできる。
24および透析液調製システム25の略図である。図2
の実施例において、血液は患者から抜き取られて動脈ラ
イン42に導入される。動脈ライン42は電気作動式動
脈ラインピンチクランプACに螺着される。1個もしく
はそれ以上の圧力センサPAをライン42に設置して、
動脈ライン42における血液および空気の圧力を測定す
る。ACを開口させると共に患者の動脈フィステル針を
動脈ライン42で終端するコネクタに接続すると、血液
は患者から閉塞血液ポンプ44の作動により抜き取られ
る。血液を透析器46の血液分室もしくは血液側に循環
させる。血液含有の毒素および過剰の水を血液から透析
器46の膜45を介し透析器46の透析液分室および透
析液回路72へ除去する。この血液を静脈ライン40を
介し患者に戻す。静脈ラインで終端するコネクタ(図示
せず)は、患者に挿入された静脈フィステル針に接続さ
れる。静脈ライン40は電気作動式静脈ラインピンチク
ランプVCに螺着される。
するには、エアトラップ50を静脈ライン40に設置す
ることが透析技術にて慣例である。エアトラップ50に
おける血液レベルは公知慣用の方法により調整すること
ができ、図2において空気はライン52におけるポンプ
200(図4)を介しエアトラップ50に対し出入する
ようにポンプ輸送されて、エアトラップにおけるレベル
を上下させる。図2に示した回路のうち、透析器46と
動脈および静脈ライン42および40と静脈バブルトラ
ップ50と血液ポンプ44とクランプACおよびVCと
エアトラップ排気ライン52とは、図3に示したように
図1の上側ハウジングまたはエンクロジャー26に位置
せしめる。
本発明の操作に関し該当しないと思われ、ケンレー等の
公開PCT出願WO 96/25214号またはケンレ
ー等の米国特許′344号に見ることができる。
5は、バッチ量の透析溶液を貯蔵する50リットルの透
析液タンク54と、この溶液をタンクからヒーターアセ
ンブリ58と滅菌限外フィルタ60とを介し透析器46
の透析液側に到るライン62にポンプ輸送するためのポ
ンプ56とを備える。入口弁64とバイパス弁66と第
1および第2入口および出口三方弁68および70とを
透析液回路72に設ける。透析液回路72は入口ライン
74と透析器からの出口ライン76とを備える。出口ラ
イン76を弁70を介してマニホールド80に到る透析
液出口ライン78に接続する。マニホールド80の下流
における各弁は、戻し透析液がライン82を介しタンク
54に向けられるかどうか或いはライン84を介し限外
濾過ポンプ86に送出するかどうかを支配する。限外濾
過ポンプ86は、正確な容積の透析溶液を透析液回路7
2から限外濾過タンク90までライン88を介し除去す
るよう作動する。透析期間に際し、患者から抜き取られ
た流体は限外濾過ポンプ86により透析液回路72から
限外濾過タンク90までポンプ輸送されて、患者から抜
き取られた流体の容積の正確な測定を可能にする。
チ量容器92からの薬品を混合する結果としてタンク5
4内で作成され、薬品は図1の水調製モジュール23か
らの逆浸透水によりタンク54中へ導入される。これら
詳細は本発明に該当せず、上記ケンレー等の米国特許′
344号に記載されている。透析液調製モジュール2
5,並びに透析溶液を作成すると共に循環させる方法に
関する特定の詳細も本発明の1部でないと考えられ、た
とえば比例配分システムなどを用いるような他の数種の
公知方法とすることができる。
る体外回路モジュール24は、動脈ラインポート102
と静脈ラインポート104とよりなる滅菌マニホールド
100をも備える。滅菌マニホールド100を図2に概
略的に図示する。動脈ラインポート102は、処置期間
が終了した後に動脈ライン42で終端する患者コネクタ
を受け入れる。静脈ラインポート104は、静脈ライン
40で終端する患者コネクタを受け容れる。ポート10
2および104の好適構造、並びに動脈および静脈ライ
ンで終端する患者コネクタの好適構造についてはケンレ
ー等の米国特許′344号に記載されており、従って詳
細な説明については省略する。本発明は他のポートおよ
び患者コネクタの構成にて実施しうることが了解されよ
う。
ハウジングもしくはエンクロジャー26の内側のバルク
ヘッドに組み込まれ、動脈および静脈ポート102およ
び104が患者に便利に露呈されるようにする。図3参
照。バルクヘッドの裏側には流体回路を設けて、滅菌マ
ニホールドポート102および104を滅菌液(たとえ
ば熱水)の供給源と流体連通させる。
するサーミスタ122(すなわちサーミスタ・アーテリ
アルにつきTA)に到るライン120に接続される。サ
ーミスタ122はライン120における流体の温度を感
知すると共に、温度測定値を装置のコンピュータ制御シ
ステムに送信する。サーミスタ122は、図2に示した
ように三方弁V20に接続されたラインに装着される。
弁V20の常閉ポートNCが開口するとライン115は
流体をマニホールド132からサーミスタ122を介し
ライン120を通って動脈ライン42中へ移動させる。
ライン114における流体は、弁V20を開口状態に保
つと共に弁V14を開口させ、流体を弁V7が閉鎖した
際に排液ライン140に送出することによりドレインに
指向させることができる。
イン106と静脈サーミスタ108とライン114とを
介し透析液調製モジュール25に接続される。ライン1
14はティージャンクションに接続する。ティージャン
クションの1部分を、タンク54に到る三方弁V21に
接続する。ティーの他の部分を、ドレインまたはヒータ
ー58と限外フィルタ60との間の弁V7およびライン
に到る弁V14に接続する。
ると、動脈ラインおよび静脈ラインは透析液調製システ
ムにおける流体回路の残部から隔離される。弁V14、
V21が閉鎖されると、弁V20のNOポートは流体を
ライン106と120との間に循環させる。弁V20、
V14およびV21は、流体が透析液調製システムから
体外回路に導入されると共に体外回路から抜き取られ
て、たとえば透析液タンク54、UFタンクもしくはド
レインを包含する適する構造体もしくは流体ネットワー
クに指向される能力を制御する。
れぞれ動脈および静脈ライン42および40を示すと共
に、どのようにこれらが上記試験を実施する際に生ずる
ような滅菌マニホールド100の各動脈および静脈ポー
ト102および104に接続されるかを示す。
して行われる。これらは任意の順序で行いうるが、次の
順序にて行うのが有利であると判明した。(1)透析器
フィルタの完全性試験、(2)血液チューブ系セットの
完全性試験、および(3)血液チューブ系セットのクラ
ンプ完全性試験。動脈および静脈ラインがその各滅菌マ
ニホールドポートに確実に接続されたことを判定する追
加セットの試験も実施される(下記試験4参照)。この
最後の試験セットは好ましくは患者が動脈および静脈ラ
インを体外回路滅菌マニホールドポートに再接続した直
後かつ他の3種の試験前に実施されるが、異なる順序で
行うこともできる。たとえば、この最後の試験は体外チ
ューブ系セットを交換する際に実施することができる。
マニホールド100の滅菌マニホールドポート102お
よび104に再接続している。透析液調製モジュール2
5および体外回路24のための滅菌サイクル(たとえば
熱水滅菌サイクル)が実施されている。体外回路24に
は逆浸透(RO)濾過水が満たされる。透析液回路25
は大気圧である。
閉鎖する。
におけるエアポンプ200(図4および5)を作動させ
て、空気をエアトラップライン52にポンプ輸送する。
閉塞血液ポンプ44はRO水が血液ポンプ44を流過す
るのを防止し、従って体外回路における水は透析膜45
を介し透析液回路72(これは大気に開口する)中へ透
析膜45における圧力勾配に基づき圧入される。代案と
して、透析器からの流体は血液ポンプ44によりライン
114を介しドレインまでポンプ輸送することもでき
る。
静脈ライン40を、バブルトラップ排気ライン52にお
けるエアポンプ200により500mmHgまで加圧す
る。この圧力を安定化させる(体外回路の加圧に基づく
ここに説明した試験は好ましくは圧力安定化時間を含ん
で、体外回路が実際に静的状態で加圧されるよう確保す
る)。
アトラップ排気ライン(PBo)における圧力センサに
より自動的に行い、その数値を装置の作動を支配するコ
ンピュータ制御システムのメモリーに記憶させる。
にわたり待機すると共に圧力を圧力センサPBoにより
再び読み取る。30秒間の最小時間が滞留時間につき推
奨され、圧力安定化には任意の追加時間が用いられる。
所定限界(たとえば25mmHg/30秒)より大であ
ればステップ3〜5を反復する。第2試験が限界よりも
大の圧力低下を示せば、体外チューブ系セット40、4
2および透析器46を交換し或いは警告を鳴らす。第2
試験が限界よりも高い圧力低下を示さなければ、通常の
各イベントの順序を継続すると共に血液チューブ系セッ
トおよび透析器を交換しない。
験 体外回路のための血液チューブ系セットの完全性を現場
で試験する方法が提供される。好ましくは、この試験は
試験1の直後に行われる。上記したように、この試験
は、滅菌マニホールド100の他方の側に位置する弁V
20、V14、V21により装置における液圧回路に接
続された滅菌マニホールドポート102および104を
利用する。上記したように弁V20、V14、V21を
閉鎖すると、チューブ系セット40、42は液圧回路の
残部から隔離されて体外回路を加圧を可能にする。
れる。
0を各動脈および静脈マニホールドポート102および
104に接続する。
流体を抜き取り、これには前記動脈および静脈クランプ
ACおよびVCを開口させると共に空気を動脈および静
脈ライン42および40に導入して、流体を滅菌マニホ
ールドポート102および104を介し体外回路から押
し出す。
よび42を装置における液圧回路から弁V20、V14
およびV21の閉鎖により隔離する。
入され(たとえばライン52におけるポンプ200を作
動させることにより、図4参照)、血液チューブ系セッ
ト40、42における圧力を実質的に大気圧より高く上
昇させる。
を、たとえばライン52における圧力センサPBo(図
2)のような圧力センサで測定する。
低下を、所定の滞留時間が経過した後第2圧力測定を行
って測定し、圧力低下の程度は血液チューブ系セットの
状態を示す。
に留まれば、血液チューブ系セット40および42並び
にハードウェアーに対する関連接続部は満足しうる状態
にあると思われる。しかしながら圧力低下が大きすぎれ
ば、チューブ系セットは故障していると思われ、使用者
は全血液チューブ系セットおよび透析器を交換するよう
促される。
静脈ラインを受け入れる動脈および静脈マニホールドポ
ートを透析装置に装着して、これらが透析液調製システ
ムと流体連通するようにする。これは図2の実施例の場
合である。弁V14、V20、V21が閉鎖されると、
これらはポート102および104を透析液調製システ
ムから隔離する。さらに、好適設計は各弁を開口した際
これらが流体を透析液調製システムから体外回路の方向
へ指向させるようにするものである。この種の流体は透
析溶液、水または加熱水のような滅菌流体または加熱ク
エン酸溶液を包含する。代案として、流体は透析膜を介
し体外回路中へ、たとえば透析液ポンプ56もしくは限
外濾過ポンプ86のようなポンプを用いて指向させるこ
ともできる。
菌マニホールド100における各ポートに接続されてい
る。エアトラップ50(透析器46を含む)から血液ポ
ンプ44に到る血液チューブ系セットの部分を約500
mmHgまで加圧する。エアトラップ50(血液ライン
クランプを含む)から血液ポンプ44に到る血液チュー
ブ系セットの部分はライン内に或る程度の水を有する。
静脈クランプVCを閉鎖する(静脈ラインを流過しない
よう設定する)。
14を閉鎖し、弁V21を開口させ、動脈ライン42に
おけるクランプACを開口させ、ライン52におけるエ
アポンプおよび血液ポンプ44を短時間にわたり作動さ
せて、残留水を全て動脈ライン42からポート102を
介し透析液回路72およびタンク54まで圧入する。
Cを開口させると共にライン52におけるエアポンプを
作動させて、静脈ライン40における残留水を全て透析
液回路まで弁V21を介し送出する。
がライン40、42を通過しうるようにする)と共に、
全ての弁を大気に対し閉鎖する(V14、V21、V2
0)。空気を静脈トラップ排気ライン52におけるエア
ポンプ200により体外回路24中へ、血液チューブ系
セットの圧力が動脈ラインにおける圧力センサPbiに
より測定して約500mmHgになるまで圧入し続け
る。
おける圧力を安定化させる。次いで静脈バブルトラップ
排気ラインにおける圧力センサPBoで圧力を読み取
り、その数値をシステムメモリーに記憶させる。
し、圧力をPBoにより再び読み取る。
/30秒)より大となれば、ステップ3〜5を反復す
る。第2試験が限界よりも大の圧力低下を示せば体外回
路のチューブ系セット40、42と透析器46とを交換
し或いは警告を発する。第2試験が限界よりも高い圧力
低下を示さなければ、通常のイベント順序で継続すると
共に体外チューブ系セットおよび透析器を交換しない。
トの加圧を制御するコンピュータ制御システムは現在使
用している特定市販透析器に関する情報および透析器の
製造業者により特定された経膜圧力(TMP)の最大値
を有する市販透析器に関するテーブルを記憶する。装置
に現在装着されている透析器に関する情報を使用者イン
ターフェース12を介しコンピュータシステムに、体外
回路が装着された時点(すなわち装置が新品の時点)で
或いは透析器と血液チューブ系セットとが交換された時
点で使用者により入力することができる。コンピュータ
制御システムは、血液チューブ系セットを装置に装着さ
れた特定の透析器に関連する所定値まで加圧させる。こ
れは、試験を装置に装着された特定透析器につきこの最
高TMP値未満の血液チューブ系セット内における圧力
にて行わねばならないからである。
ド100に接続されている。血液チューブ系セット4
0、42および透析器46(動脈クランプACと血液ポ
ンプ44との間の部分を含む)の全体を、試験2が失格
しなければ約500mmHgまで加圧する。血液ライン
クランプVCおよびACを開口させることにより、流体
を各クランプに通過させる。UFタンクを大気まで排気
する。
ACおよびVCの両者を閉鎖する。
から滅菌マニホールドポート102を介しUFタンクま
で、従って大気までV20のポートNCの作動により排
気する。
から滅菌マニホールドポート104を介し透析液タンク
54まで、従って大気まで弁V21の作動により排気す
る(タンク54およびUFタンク90を排気する各弁は
既に開口している)。
おける体外回路の2つの部分の圧力を動脈ラインにおけ
る圧力センサ(PAM)およびエアトラップ排気ライン
における圧力センサ(PBo)により測定する。動脈ク
ランプと静脈クランプとの間の体外回路における部分は
既に試験の開始時点で加圧されているので、圧力測定を
行う前に安定化時間を設ける必要はないことに注目され
よう。
し、低下の速度を計算する。低下速度がプリセット限界
(たとえば25mmHg/30秒)よりも大であれば、
サービス修繕のための警告を発する(すなわちクランプ
ACおよび/またはVCは交換する必要がある)。代案
として、使用者インターフェース12はスクリーン14
上にメッセージを表示して、各ラインが動脈および静脈
クランプに正確に設置されるよう確保すべく使用者を促
すこともできる。さらに血液ポンプが閉塞性でなけれ
ば、1個のみの圧力センサを各クランプ間の体外回路の
部分に用いればよいことも注目されよう。
プ5を実施せずに圧力を連続監視して、圧力低下が所定
閾値限界より高く安定化するかどうかを監視する。たと
えば初期圧力レベル(すなわち550mmHg)から4
50mmHgまで圧力が低下するが、その後にその圧力
にて一定に留まると共に、予め400mmHgまたはそ
れ以上の圧力の維持が患者の安全性要件につきクランプ
が合致することを示すと決定されていれば、各クランプ
は試験に合格したと思われる。しかしながらチューブ系
セットを、この550mmHgまで加圧するが380m
mHgまで低下してそこに安定化すれば、各クランプは
故障していると思われる。
力安定化レベルは、たとえば体外回路につき設計された
許容背圧のレベル、体外回路に用いられるチューブ系ク
ランプの種類および並びに製造業者が許容しうると認め
るようなクランプ性能のレベルなど多くの因子に依存す
る。
び静脈ラインにつき同時に或いは前後して順次に行いう
ることも明らかであろう。さらに試験は、クランプの患
者側における血液ラインの部分が各クランプの血液ポン
プおよび透析器側における部分とは実質的に異なる圧力
にある限り、滅菌マニホールドに挿入された動脈および
静脈ラインで終端するコネクタを用いずに実施すること
もできる。重要なことは、クランプの一方の側における
血液チューブ系セットの部分をクランプの他方の側に比
べて加圧すると共に、圧力を監視してクランプの状態を
判定する点である。これは、試験の圧力低下型または上
記試験の圧力維持型のいずれかにより行われる。
および静脈ライン接続の試験 この試験は、動脈および静脈マニホールドポートへの動
脈および静脈ライン42および40の適性な接続を証明
する方法を与える。この試験は、使用者が動脈および静
脈ライン42および40を動脈および静脈滅菌マニホー
ルドポートに再接続した後に行われる。さらに、新たな
チューブ系セットを装置に装着する際に実施することも
できる。この試験は、上記3種の試験が実施された直後
に或いは、たとえば患者が動脈および静脈ラインを透析
処置の終了時点で滅菌マニホールドのポートに再接続し
た直後に早期に実施することができる。
はサブ試験を含む。(1)ポートに対する動脈ラインと
静脈ラインとの間の接続が行われたかどうかを証明する
空気圧試験、および(2)動脈および静脈ラインがその
各動脈および静脈ポートに接続されたかどうか(すなわ
ち動脈ラインが静脈ポートに不正確に装着されたかどう
か)を判定する流体での試験。初期状態として、動脈お
よび静脈クランプACおよびVCは開口状態にある。
にて次のステップを含む。
び104の下流における弁V14、V21およびV20
を閉鎖して、動脈および静脈ライン42および40を隔
離する。
する空気を、静脈バブルトラップ排気ライン52におけ
るエアポンプ200を逆方向に作動させて空気をライン
40および42からバブルトラップ50を介しライン5
2から抜き取ることにより除去する。体外回路における
血液ポンプ44は閉塞性(occlusive)である
ため、圧力低下もしくは減圧が動脈ラインにおける圧力
センサPAMで検知されれば、これは動脈および静脈ラ
インが動脈および静脈ポート102および104に装着
されたこと、および動脈および静脈クランプACおよび
VCが開口状態にあることを示す。
アポンプ200により動脈および静脈ラインにポンプ輸
送して、血液チューブ系セット40、42を所定値(た
とえば500mmHg)まで加圧する。再び圧力を動脈
ラインにおける圧力センサPAMで測定する。次いで圧
力低下を測定する。圧力が血液ポンプ44への入口にて
維持されれば、これは動脈および静脈ラインで終端する
コネクタが動脈および静脈マニホールドポート102お
よび104に確実に固定されたことを示す。たとえばケ
ンレー等の米国特許′344号に示されたマニホールド
ポートの好適具体例を参照して、圧力の維持はポートに
おけるマニホールドノブの1/4回転を行って動脈コネ
クタをポートに固定し、その結果ポートにおけるO−リ
ングとコネクタのショルダー封止表面との間の緻密封止
をもたらしたことを示す。
ン42と各コネクタとが動脈ポート102に固定される
と共に静脈ライン40と関連コネクタとが静脈ポート1
04に固定されたことを判定する。図2、図4および図
5を参照して、この試験は滅菌マニホールドの動脈もし
くは静脈ポートの少なくとも1つの下流に位置する流体
検出装置を利用する。図示した実施例においては、2個
のサーミスタTA(122)およびTV(108)を滅
菌マニホールドポート102および104の背後におけ
る流体ライン120および106に設置する。
度における流体も均等である)は動脈および静脈ライン
の1つに導入され、流体はこの流体を収容するラインが
接続されたマニホールドポートから流出するよう指向さ
せる。流体は、たとえば滅菌マニホールドポートの下流
におけるサーミスタTAもしはTVのような適する流体
検出機器により検出される。流体が静脈ラインに導入さ
れれば、静脈滅菌マニホールドポートの下流におけるサ
ーミスタTVは流体を検知し、静脈および動脈ラインが
その関連ポートに正確に装着されたことを示す。逆に、
動脈ポートの下流におけるラインのサーミスタTVが流
体を検知すれば、および/または静脈ポートの下流にお
けるサーミスタが流体を検出し損なえば、これはライン
が不正確に装着されたことを示す。すなわち静脈および
動脈ラインは間違ったポートに装着されている。次いで
使用者は、たとえば動脈および静脈ラインの接続を切り
換えるような正確な行動を行うよう促される。
(たとえばサーミスタTV)にて操作すると共にサーミ
スタTAを省略しうることが了解されよう。特に、流体
を静脈ラインに導入すると共に静脈サーミスタTVが流
体の検出を示すシグナルをコンピュータ制御システムに
送信しなければ、動脈および静脈ラインは正確に装着さ
れていないと思われる。この点に関し、シグナルの不存
在、静脈サーミスタTVからのゼロシグナル、または加
熱流体が静脈ラインに導入される際の大気圧温度を示す
シグナルは全てラインが不正確に装着されたことを示
す。勿論、異なる種類の流体検出装置(たとえば導電率
センサもしくは圧力センサ)を用いる場合は、1個のみ
のこの種の装置を用いるだけでよい。
る流体は水である。水は加熱水(たとえば50℃の水)
を透析膜45の透析液側から体外回路24中へ逆濾過す
ることにより静脈ライン40に導入される。血液ポンプ
44を停止させ、その閉塞特性は逆濾過された加熱水が
静脈ライン40を流過することを必要とする。流体が静
脈ライン40から流出すると共に静脈マニホールドポー
ト104を流過する際、これは「静脈」サーミスタTV
を内蔵するライン106に流入する。サーミスタTVは
50℃の流体を検出し、それに呼応して流体の温度を示
すシグナルを装置の中央コンピュタ制御システムまで送
信する。次いでコンピュータ制御システムは動脈および
静脈ラインが適正に装着されたことを確認する。この接
続を図4の略図に示す。他の任意便利な流体、たとえば
透析溶液、塩水溶液または清浄溶液を用いることもでき
る。
圧力、光学または他の形式の検知もしくは検出機器など
他の種類の流体感知機器と共に用いることもできる。好
適実施例ではサーミスタを使用する。何故なら、これら
は装置操作の他の局面(たとえば熱水滅菌サイクルにお
ける熱水の温度の監視)にも使用されるからである。薬
品滅菌システムを用いる装置においては導電率センサ、
光学センサもしくは化学センサを使用することができ
る。
プを用いることにより流体を静脈ラインに圧入すること
に注目されよう。これは、流体検出装置が静脈ポートの
下流に装着されることを示す。非閉塞性血液ポンプを使
用する場合、動脈クランプを閉鎖して流体を静脈ライン
に圧入することができる。代案としては勿論、静脈クラ
ンプを閉鎖して流体を非閉塞性血液ポンプを介し動脈ラ
イン中へ圧入すると共に動脈マニホールドポートから流
出させることもでき、この場合は流体検出装置を動脈マ
ニホールドポートの下流のラインに位置せしめる。静脈
クランプを閉鎖すると共に血液ポンプを逆転させること
により同様な結果が得られる。
00の下流に位置するサーミスタTAおよびTVの簡略
図であって、動脈および静脈ラインが滅菌マニホールド
ポートに不正確に装着された際の加熱流体の通路を示
す。サーミスタTAが静脈ライン40に導入された熱流
体の存在を記録すれば、患者は動脈および静脈ラインを
間違ったポートに装着している。中央コンピュータシス
テムは、使用者がポート102および104に対し動脈
および静脈ライン42および40の接続を切り換えるよ
う促す。サーミスタTAおよびTVのいずれも流体を検
出しなければ他の正確な行動を行い、たとえば使用者が
サービスコールを開始させ、動脈および静脈ラインコネ
クタをポートに装着する行動などを促す。
ホールドの各動脈および静脈ポートに正確に装着された
かどうかを判定する代案方法を図6および7を参照して
説明する。この方法は、体外回路を滅菌マニホールドの
他方の側における液圧回路とは異なる圧力に設置し、次
いで滅菌マニホールドの他方の側における弁を開口して
圧力変化が体外回路における閉塞血液ポンプの正確な側
にて生じたかどうかを見ることを含む。たとえば静脈ポ
ートの下流における弁を開口させると共に体外回路の静
脈部分における圧力センサが圧力変化を検出すれば、静
脈ラインは滅菌マニホールドに正確に装着されている。
逆に圧力変化が体外回路の静脈部分にて検出されなけれ
ば、動脈および静脈ラインは間違ったポートに装着され
ている。
脈ライン42および40を各動脈および静脈ポート10
2および104に接続して示す。ライン120および1
06における動脈および静脈ポートの下流の弁201お
よび203を閉鎖することにより、体外回路を弁201
および203の他方の側における液圧回路から隔離す
る。血液ポンプ44は閉塞性である。従って、エアポン
プ200を作動させて体外回路を加圧すれば(すなわち
体外回路にて減圧をかけることに等しい)、血液ポンプ
44の下流における体外回路の部分(透析器46とエア
トラップと静脈ラインとを含む)を所望圧力まで加圧す
る。導管結合弁201および203を開口させて血液ポ
ンプに到る動脈ライン42をも加圧させる。圧力センサ
PBoは体外回路の静脈部分における圧力を測定する。
圧力センサPAMは体外回路の動脈部分の加圧を測定す
る。
を閉鎖することにより動脈および静脈ラインを互いにお
よび弁201および203の他方の側における液圧回路
から隔離する。この時点で弁203を開口させてポート
104に接続されたライン(図6における静脈ライン4
0)における圧力を解除させる。各ラインが正確に装着
されていれば、圧力センサPBoは直ちに圧力変化を検
出する。PBoがこの圧力変化が生じたシグナルをコン
ピュータ制御システムに送信すれば、各ラインは正確に
装着されたと判定される。さらに、動脈ライン42も加
圧されると共に弁201が閉鎖され続けるので、PAM
により測定される圧力は変化しない。これは、ラインが
正確に装着されたことのバックアップもしくは重複する
点検を与える。
ポートに不正確に装着された状況を示す。弁203が開
口されると圧力変化がPAMで検出され、PBoでは検
出されない。これは装置で発生する警告シグナルをもた
らし、或いは血液チューブ系セットの各接続を点検する
よう使用者を促す表示を行う。
かどうか或いは高い圧力が体外回路で発生したかどうか
には差がない。重要な点は、動脈および静脈ラインにお
ける圧力が弁201および203の他方の側にてライン
における圧力とは異なる点である。上記の実施例にて圧
力差は透析液回路に接続されたラインを実質的に大気圧
に維持すると共にポンプ200を用いて圧力差を発生さ
せることにより生ずるが、体外回路を任意所定の圧力
(たとえば大気圧)に維持すると共に弁201および2
03の他方の側におけるラインの両者にて一層高いもし
くは一層低い圧力を発生させることも可能である。弁2
01もしくは203の一方を開口させれば、圧力変化は
圧力センサPBoもしくはPAMにより検出される。図
6の場合と同様に弁203を開口させれば、圧力変化が
PBoで検出されて各ラインが正確に装着されたことを
示す。
が、本発明はその真の思想および範囲から逸脱すること
なく種々の改変をなしうることが当業者には了解されよ
う。この種の改変の例は体外回路もしくは透析液回路の
設計(たとえば、この種の詳細は本発明を実施する特定
の透析装置につき独特である)、マニホールドポートお
よび患者コネクタの構成、並びに動脈および静脈ライン
を装置内の液圧回路に連結する特定方法を包含する。さ
らに上記試験の幾つかは血液チューブ系セットにおける
過大気圧の発生および圧力低下の測定、血液チューブ系
セット内の減圧もしくは大気圧より低い圧力の発生、並
びに圧力増加の測定は開示技術に均等であると思われ
る。上記したように、流体検出の代案方法および公知方
法をサーミスタの他に用いることもできる。
ールを備えた好適透析装置の斜視図である。
液調製モジュールの略図であり、ここで本発明に必須で
ない各部品については明瞭かつ簡潔にするため省略して
いる。
期間が終了して上記試験を実施する場合のような滅菌マ
ニホールドの各動脈および静脈ポートに接続しうること
を示す図1の体外回路の側面図である。
ドの下流に位置するサーミスタの略図であって、動脈お
よび静脈ラインが滅菌マニホールドポートに正確に装着
されているかどうかを試験すべく使用される加熱流体の
通路を示す。
ドの下流に位置するサーミスタの略図であって、滅菌マ
ニホールドポートに不正確に動脈および静脈ラインが装
着された際の加熱流体の通路を示す。
よび静脈ラインが滅菌マニホールドポートに正確に接続
されたかどうかを判定する圧力試験を実施するため使用
される装置を示す。
間違ったポートに接続された図6の体外回路の図面であ
る。
Claims (29)
- 【請求項1】 血液チューブ系セットを有する装置の動
脈ラインクランプと静脈ラインクランプとの完全性を試
験する方法であって、前記血液チューブ系セットは前記
動脈ラインクランプに螺着された動脈ラインと、前記静
脈ラインクランプに螺着された静脈ラインと、空気を前
記動脈ラインクランプと前記静脈ラインクランプとの間
に延びる前記血液チューブ系セットの第1部分に対し圧
入または除去しうるエアポンプを組み込んだ排気ライン
とを備え、 前記血液チューブ系セットを内蔵する装置にて現場で行
われ、装置は前記動脈および静脈ラインを受け入れる動
脈および静脈マニホールドポートを備え、前記ポートは
1個もしくはそれ以上の弁により前記装置における液圧
回路に接続されてなる完全性の試験方法であって、 (a)前記動脈および静脈クランプを閉鎖するステップ
と、 (b)前記動脈クランプと前記静脈クランプとの間の前
記血液チューブ系セットの前記第1部分を実質的に大気
圧より高い圧力まで加圧するステップと、 (c)前記動脈クランプと前記動脈マニホールドポート
との間の前記動脈ラインの部分を周囲圧力まで排気する
ステップと、 (d)前記静脈クランプと前記静脈マニホールドポート
との間の前記静脈ラインの部分を大気圧まで排気するス
テップと、 (e)前記血液チューブ系セットの前記第1部分におけ
る圧力を前記排気ステップの後に測定するステップと、 (f)前記圧力の測定から前記動脈クランプおよび静脈
クランプの状態を判定するステップと、からなる試験方
法。 - 【請求項2】 前記装置が、不充分な腎臓もしくは肝臓
機能を有する患者を処置するための装置からなる請求項
1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記圧力の測定ステップは前記血液チュ
ーブ系セットの前記第1部分における圧力が排気ステッ
プを完結した後に安定化するレベルを測定するステップ
からなり、前記各クランプは前記レベルが所定閾値レベ
ルより低ければ失格しているとみなす請求項1に記載の
方法。 - 【請求項4】 前記圧力の測定ステップが、体外回路の
前記第1部分における圧力低下を所定滞留時間にわたり
測定するステップからなる請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記装置が透析器と前記血液チューブ系
セットの加圧を制御するコンピュータ制御システムとを
さらに備え、前記コンピュータ制御システムは前記血液
チューブ系セットに連通するエアポンプを作動させて、
前記血液チューブ系セットを前記透析器の特定市販供給
源に関連した所定値まで加圧する請求項2に記載の方
法。 - 【請求項6】 前記動脈ラインを前記装置内の限外濾過
タンクを介して大気圧まで排気し、前記静脈ラインを前
記装置内の透析液タンクを介し大気圧まで排気し、限外
濾過タンクおよび透析液タンクは第1および第2弁並び
に前記動脈および静脈マニホールドポートを介し前記動
脈および静脈ラインと流体連通する請求項2に記載の方
法。 - 【請求項7】 前記血液ポンプが閉塞ポンプであると共
に、前記圧力および圧力低下の測定を前記血液ポンプの
いずれの側にも存在する第1および第2圧力センサによ
って行う請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 前記圧力低下が所定閾値限界を越えた場
合に、前記装置のサービスコールを開始するよう前記装
置の使用者を促すステップをさらに含む請求項1に記載
の方法。 - 【請求項9】 前記装置をこの装置のサービス機関また
は製造業者に連絡ラインを介して接続し、前記圧力低下
が所定閾値限界を越えた場合に前記連絡ラインを介し前
記装置のサービスコールを自動的に開始させるステップ
をさらに含む請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】 動脈クランプを有する動脈ラインと静
脈クランプを有する静脈ラインとを備えた体外血液回路
を有し、前記装置は処置期間の後に前記動脈および静脈
ラインを受け入れる動脈および静脈マニホールドポート
を有し、前記ポートが1個もしくはそれ以上の弁により
前記装置における液圧回路に接続されてなる医療機器に
て、前記動脈および静脈マニホールドポートに対する前
記動脈および静脈ラインの適性な接続を証明する方法で
あって、 前記1個もしくはそれ以上の弁を閉鎖して前記動脈およ
び静脈ラインを前記液圧回路から隔離するステップと、 前記動脈および静脈ラインから空気を除去すると共に前
記体外回路における圧力センサにより圧力低下を検出
し、前記圧力低下は前記動脈および静脈ラインが前記動
脈および静脈ポートに装着されて前記動脈および静脈ク
ランプがオフ状態にあることを示すステップと、 空気を前記動脈および静脈ラインにポンプ輸送して前記
血液チューブ系セットを所定値まで加圧すると共に前記
血液チューブ系セットの圧力低下を測定し、実質的な圧
力低下の不存在は前記動脈および静脈ラインが前記動脈
および静脈マニホールドポートにより確実に受け入れら
れたことを示すステップと、からなる証明方法。 - 【請求項11】 流体を前記動脈および静脈ラインの1
つに導入すると共に、前記流体の存在もしくは不存在を
前記流体を導入するラインと通常関連した前記動脈およ
び静脈ポートの1つの下流にて流体検出手段により検出
するステップをさらに含む請求項10に記載の方法。 - 【請求項12】 前記流体が水からなる請求項11に記
載の方法。 - 【請求項13】 前記流体検出手段がサーミスタからな
る請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 前記流体が加熱流体からなる請求項1
3に記載の方法。 - 【請求項15】 前記装置が前記動脈ポートの下流にお
ける第1流体検出手段と前記静脈ポートの下流における
第2流体検出手段とをさらに備え、流体を前記血液チュ
ーブ系セットの前記動脈および静脈ラインの1つに導入
すると共に前記流体を前記動脈および静脈ラインの前記
1つが接続されたポートから流出するよう指向させ、前
記第1もしくは第2流体検出手段の1つにより前記流体
を検出し、前記流体を受け入れなかったラインのための
他方の前記動脈もしくは静脈マニホールドポートの下流
における流体検出手段による前記流体の検出は前記動脈
および静脈ラインが前記動脈および静脈マニホールドポ
ートに不正確に装着されたことを示す請求項10に記載
の方法。 - 【請求項16】 前記装置が透析装置を備え、前記体外
回路は前記動脈および静脈ラインに接続されて透析液側
と血液側とを有する透析器をさらに備え、前記流体を導
入するステップは前記流体を前記透析液側から前記動脈
もしくは静脈ラインの一つへの前記透析器の前記血液側
にバックフラッシュさせるステップからなる請求項11
に記載の方法。 - 【請求項17】 動脈ラインと静脈ラインとを備えた体
外血液回路を有する医療機器において、前記装置が前記
動脈ラインおよび静脈ラインを処置期間の後に受け入れ
る動脈および静脈マニホールドポートを有し、前記装置
が前記動脈ポートおよび前記静脈ポートの少なくとも一
方の下流に流体検出手段をさらに備えてなる医療機器に
て、動脈および静脈マニホールドポートに対する前記動
脈および静脈ラインの適性な接続を証明する方法におい
て、 流体を前記血液チューブ系セットの前記動脈および静脈
ラインの1つに導入すると共に、前記動脈および静脈ラ
インの前記1つが接続される動脈もしくは静脈マニホー
ルドポートから前記流体を流出させるよう指向させるス
テップと、 前記流体の存在もしくは不存在を前記流体検出手段によ
り検出するステップと、からなる証明方法。 - 【請求項18】 前記装置が透析装置を備え、前記体外
回路は前記動脈および静脈ラインに接続されて透析液側
と血液側とを有する透析器をさらに備え、前記流体を導
入するステップは前記動脈もしくは静脈ラインの1つへ
の前記透析器の前記血液側に前記透析液側から前記流体
をバックフラッシュさせるステップを含む請求項17に
記載の方法。 - 【請求項19】 前記装置が前記動脈ラインに閉塞血液
ポンプをさらに備え、前記流体を前記静脈ラインにバッ
クフラッシュさせると共に、前記流体検出手段を前記静
脈マニホールドポートの下流に位置せしめる請求項18
に記載の方法。 - 【請求項20】 前記流体が水、透析溶液、清浄溶液お
よび塩水溶液よりなる流体の群から選択される請求項1
7に記載の方法。 - 【請求項21】 前記流体検出手段が導電率センサ、圧
力センサ、サーミスタ、キャパシタンスセンサ、超音波
検出器および光学検出器よりなる検出器の群から選択さ
れる請求項17に記載の方法。 - 【請求項22】 前記流体検出手段を前記静脈マニホー
ルドポートの下流に位置せしめ、第2流体検出手段を前
記動脈マニホールドポートの下流にて前記機器に組み込
む請求項17に記載の方法。 - 【請求項23】 体外回路の血液ラインを閉鎖するため
のクランプの完全性を試験する方法であって、前記血液
ラインは前記クランプの上流における第1部分と、患者
に接続されるようにした自由端部で終端する前記クラン
プの下流における第2部分とを有し、 前記クランプを閉鎖状態にて設置するステップと、 前記血液ラインの前記第1部分を実質的に前記血液ライ
ンにおける前記第2部分の圧力よりも高い圧力まで加圧
するステップと、 前記血液ラインの前記第1部分における圧力を圧力セン
サにより測定するステップと、 前記圧力の測定から前記クランプの状態を判定するステ
ップと、からなる試験方法。 - 【請求項24】 前記圧力を測定するステップは前記血
液ラインの前記第1部分における圧力が安定するレベル
を測定するステップからなり、前記レベルが所定閾値レ
ベルよりも低ければ前記クランプは失格しているとみな
す請求項23に記載の方法。 - 【請求項25】 前記圧力を測定するステップが、前記
血液ラインの前記第1部分における圧力低下を所定滞留
時間にわたり測定するステップからなる請求項24に記
載の方法。 - 【請求項26】 前記体外回路が動脈および静脈ライン
を備え、前記動脈および静脈ラインを動脈および静脈ク
ランプにより閉鎖し、前記体外回路の前記第1部分が前
記動脈ラインクランプと静脈ラインクランプとの間の前
記体外回路の部分からなり、前記動脈および静脈クラン
プの両者の完全性を前記体外回路の前記第1部分が加圧
された際に試験する請求項23に記載の方法。 - 【請求項27】 閉塞血液ポンプと動脈および静脈ライ
ンコネクタで終端する動脈および静脈ラインとを備え、
前記動脈および静脈ラインコネクタがそれぞれ前記動脈
および静脈ラインコネクタを受け入れる動脈および静脈
ポートからなる滅菌マニホールドポートに収容され、前
記動脈および静脈ポートがそれぞれ前記動脈および静脈
ポート並びに動脈および静脈ラインと通常関連した第1
および第2弁を介し液圧システムに接続されてなる体外
回路を有する装置にて、前記動脈および静脈ラインが前
記動脈および静脈ポートに逆でなく正確に装着されたか
どうかを判定する方法において、 前記動脈および静脈ラインを前記滅菌マニホールドポー
トに装着するステップと、 前記動脈および静脈マニホールドポートを前記液圧シス
テムに連結する前記第1および第2弁を閉鎖することに
よって、前記動脈および静脈ラインを動脈および静脈マ
ニホールドポートに接続された前記液圧システムから隔
離するステップと、 前記動脈および静脈ラインと前記液圧システムとの間に
圧力差を生ぜしめるステップと、 前記第1および第2弁の一方を開口することにより、前
記液圧システムおよび前記第1もしくは第2弁と関連す
るポートに接続された動脈および静脈ラインを平衡にい
たらしめるステップと、 前記第1動脈ラインもしくは
前記静脈ラインのいずれかにおける圧力変化を検出する
ステップと、からなり、開口された弁に関連するライン
における圧力変化の検出は動脈および静脈ラインが前記
動脈および静脈マニホールドポートに正確に装着された
ことを示す判定方法。 - 【請求項28】 前記圧力差を生ぜしめるステップが、
前記静脈ラインを前記体外回路の前記静脈ラインに装着
された静脈ドリップチャンバに接続したエアポンプによ
り過大気圧まで加圧するステップからなる請求項27に
記載の方法。 - 【請求項29】 前記液圧回路を、圧力差を生ぜしめる
ステップに際し大気圧に維持する請求項27に記載の方
法。
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