JP2003170296A - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP2003170296A JP2001369502A JP2001369502A JP2003170296A JP 2003170296 A JP2003170296 A JP 2003170296A JP 2001369502 A JP2001369502 A JP 2001369502A JP 2001369502 A JP2001369502 A JP 2001369502A JP 2003170296 A JP2003170296 A JP 2003170296A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クランプ装置の専用のアクチュエータ用動力源
と、専用のアクチュエータ用制御装置とをなくす。 【解決手段】溶接ロボット用制御装置110の制御によ
り、溶接ロボット100のエンドエフェクタである溶接
ガン120の先端部に装着された一対の溶接チップ13
0a、130bを、パレット台車1の側面部に設けられ
ている端子50に接触させ、クランプ駆動用電力を入力
することにより、当該パレット台車1上に搭載されたク
ランプ装置2の電動アクチュエータ3に、溶接機用電源
150からクランプ駆動用電力を供給し、さらに溶接機
用制御装置140の制御により、当該電動アクチュエー
タ3の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポット溶接する
際のワークの位置決め及び固定のためのクランプ装置に
関し、特に、クランプ装置の動力源であるアクチュエー
タへの給電方法及びアクチュエータの制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6に、従来のアクチュエータの動力供
給方式の概要及びその装置の構成を示す。
【0003】自動車の車体組立ラインでは、溶接ロボッ
ト100による自動スポット溶接が行われているが、ス
ポット溶接の際の組立精度を確保するために、クランプ
装置2が用いられている。
【0004】図6に示すように、当該クランプ装置2
は、ワークの組立精度を確保するためにワークの形状に
合わせて加工されたゲージ4と、当該ゲージ4に対して
ワークを密着させ、固定させ、又は開放させるためのア
クチュエータであるエアシリンダ5と、から構成されて
いる。
【0005】ところで、近年の多品種少量生産に伴い、
設備のフレキシブル化が要求されており、当該クランプ
装置2も例外ではなく、多車種への対応が要求されてい
る。こうしたフレキシブル化の対応の1つの方法とし
て、クランプ装置2をパレット台車1に搭載し、例え
ば、パレット台車巡回手段200により当該パレット台
車1を車体組立ライン内を巡回させる方法がある。
【0006】さらに、当該クランプ装置2を搭載したパ
レット台車1としては、生産車種に合わせた専用のクラ
ンプ装置2を搭載したパレット台車1を多数用意し、車
体組立ライン内を巡回させる方法と、当該クランプ装置
2の制御に汎用性を持たせることによって、1つのパレ
ット台車1により複数の車種に対応させ、車体組立ライ
ン内を巡回させる方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のクランプ装置2
を搭載したパレット台車1の周辺装置は、図6に示すよ
うに、パレット台車1と、当該パレット台車1上のクラ
ンプ装置2と、アクチュエータ用制御装置10と、動力
供給用接続装置20と、アクチュエータ用動力源30
と、溶接ロボット100と、溶接ロボット用制御装置1
10と、溶接機用制御装置140と、溶接機用電源15
0と、パレット台車巡回手段200とから構成されてい
る。
【0008】アクチュエータ用制御装置10は、エアシ
リンダ5の駆動を制御する制御手段であり、また、汎用
性を有するパレット台車1においては、各車種ごとに適
切に複数のエアシリンダ5の制御を行うための制御手段
であり、当該アクチュエータ用制御装置10からの制御
信号は、後述する動力供給用接続装置20に送信され
る。
【0009】アクチュエータ用動力源30は、パレット
台車1上に搭載されたクランプ装置2のエアシリンダ5
に動力を供給する動力源であり、当該アクチュエータ用
動力源30から動力供給用接続装置20までに動力を伝
達するための配線又は配管等による動力伝達手段31を
必要とする。
【0010】また、動力供給用接続装置20は、アクチ
ュエータ用動力源30から動力伝達手段31を介して供
給されるエアの動力を、パレット台車1上に搭載された
クランプ装置2のエアシリンダ5に供給する手段であ
り、また、アクチュエータ用制御装置10から送信され
た制御信号を受信する手段である。
【0011】さらに、動力供給用接続装置20には、パ
レット台車1側に、動力を供給するための出力部21が
具備されており、また、パレット台車1の側面部には、
当該出力部21から供給される動力を入力するための入
力部25が設けられている。パレット台車1が、例え
ば、パレット台車巡回手段200により、車体組立ライ
ン内を巡回し、スポット溶接の作業を行うためのパレッ
ト台車1の停止位置(以下、パレット台車停止位置とも
言う。)に位置決めされ、停止した後、動力供給用接続
装置20の出力部21が、パレット台車1の側面部の入
力部25に向かってスライドして移動し、動力供給用接
続装置20の出力部21と、パレット台車1の入力部2
5とが結合することにより、アクチュエータ用動力源3
0から動力伝達手段31を介して供給された動力が、パ
レット台車1上に搭載されたクランプ装置2のエアシリ
ンダ5に供給され、また、アクチュエータ用制御装置1
0は、当該動力供給用接続装置20を介して、エアシリ
ンダ5の制御を行うことが可能となる。
【0012】従って、パレット台車1が車体組立ライン
内を巡回するため、基本的に、パレット台車停止位置1
箇所につき、1台のアクチュエータ用制御装置10と、
1台の動力供給用接続装置20と、1台のアクチュエー
タ用動力源30と、を必要とし、それに伴い、動力を伝
達するための配線又は配管の動力伝達手段31を設ける
必要がある。
【0013】一般的に、1つの自動車の車体組立ライン
には多くの溶接ロボット100が設けらており、それに
伴い、先述のパレット台車停止位置も多く存在し、当該
パレット台車停止位置と同じ数の、アクチュエータ用制
御装置10と、動力供給用接続装置20と、アクチュエ
ータ用動力源30と、さらに、それに伴い動力を伝達す
るための配線又は配管等の動力伝達手段31をする必要
があり、その設備投資、配線工事に膨大なコストを費や
す必要があるという問題があった。
【0014】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、クランプ装置のアクチュエ
ータに対して、アクチュエータ用動力源と、アクチュエ
ータ用制御装置とを専用に設ける必要のないクランプ装
置と、アクチュエータへの給電方法と、アクチュエータ
の制御方法とを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明によれば、電動アクチュエータを有
し、ワークを固定及び開放するクランプ装置であって、
溶接機の溶接チップと接触してクランプ駆動用電力が入
力される端子と、前記端子から入力されたクランプ駆動
用電力により駆動する前記電動アクチュエータと、を備
えたクランプ装置が提供される。
【0016】クランプ装置の電動アクチュエータを駆動
させるための動力として、溶接用電源からクランプ駆動
用電力を電動アクチュエータに供給することにより、ア
クチュエータ用動力源、及び、パレット台車上のクラン
プ装置に動力を供給するための動力供給用接続装置を設
ける必要がなくなり、それに伴い、動力を伝達するため
の配線又は配管等の動力伝達媒体の設置が不要となる。
【0017】(2)上記発明においては特に限定されな
いが、前記電動アクチュエータの駆動条件が、前記溶接
機の制御手段による前記溶接チップに流す溶接電流の大
きさ及び通電時間に応じて制御されることがより好まし
い。
【0018】クランプ装置の電動アクチュエータを駆動
させるための動力として、溶接用電源からクランプ駆動
用電力を電動アクチュエータに供給し、溶接機の制御手
段により制御される溶接チップに流す溶接電流の大きさ
及び通電時間のパラメータに応じて電動アクチュエータ
の制御を行うことにより、アクチュエータ用制御装置を
設ける必要がなくなる。
【0019】(3)上記目的を達成するために、本発明
によれば、ワークを固定及び開放するクランプ装置に具
備された電動アクチュエータに対し、外部からクランプ
駆動用電力を供給する給電方法であって、溶接機の電源
より供給されるクランプ駆動用電力を共用するクランプ
装置への給電方法が提供される。
【0020】電動アクチュエータを駆動させるための動
力として、溶接用電源からのクランプ駆動用電力を共用
することにより、電動アクチュエータ用動力源、及び、
パレット台車上のクランプ装置に動力を供給するための
動力供給用接続装置を設ける必要がなくなり、それに伴
い、動力を伝達するための配線又は配管等の動力伝達媒
体の設置が不要となる。
【0021】(4)上記目的を達成するために、本発明
によれば、ワークを固定及び開放するクランプ装置に具
備された電動アクチュエータの制御方法であって、溶接
機の制御手段による溶接チップに流す溶接電流の大きさ
及び通電時間に応じて、ワークを固定及び開放するクラ
ンプ装置に具備された電動アクチュエータの制御を行う
電動アクチュエータの制御方法が提供される。
【0022】クランプ装置の電動アクチュエータを駆動
させるための動力として、溶接用電源からクランプ駆動
用電力を電動アクチュエータに供給し、溶接機の制御手
段により制御される溶接チップに流す溶接電流の大きさ
及び通電時間のパラメータに応じて電動アクチュエータ
の制御を行うことにより、アクチュエータ用制御装置を
設ける必要がなくなる。
【0023】(5)上記発明においては特に限定されな
いが、第1の端子から入力されたクランプ駆動用電力を
複数の電動アクチュエータに供給するように配線された
第1の給電系統と、第2の端子から入力されたクランプ
駆動用電力を他の複数の電動アクチュエータに供給する
ように配線された第2の給電系統とを備えていることが
より好ましい。
【0024】多車種に対応するためのフレキシブルなパ
レット台車において、クランプ装置に、2つの端子と、
複数の電動アクチュエータとを具備させ、第1の端子か
ら入力されたクランプ駆動用電力を複数の電動アクチュ
エータに供給するように配線された第1の給電系統と、
第2の端子から入力されたクランプ駆動用電力を他の複
数の電動アクチュエータに供給するように配線された第
2の給電系統とを備えることによって、例えば、複数の
溶接ロボットの動作範囲内に配置されているパレット台
車停止位置にて、各溶接ロボットが当該端子を挟持する
か否かにより、車種に対応した各電動アクチュエータの
動作が可能となり、車種ごとに対応させるためのクラン
プの数に見合った制御を行うアクチュエータ用制御装置
を設ける必要がなくなる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、クランプ
装置の電動アクチュエータを駆動させるための動力とし
て、溶接用電源からクランプ駆動用電力を供給すること
により、アクチュエータ用動力源、及び、パレット台車
上のクランプ装置に動力を供給するための動力供給用接
続装置を設ける必要がなくなり、それに伴い、動力を伝
達するための配線又は配管等の動力伝達媒体の設置が不
要となり、設備投資及び配線工事に必要なコストを抑え
る事が可能となる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、溶接機の制
御手段により電動アクチュエータの制御を行うことによ
り、アクチュエータ用制御装置を設ける必要がなくな
り、設備投資を抑えることが可能となる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、アクチュエ
ータ用動力源、及び、パレット台車上のクランプ装置に
動力を供給するための動力供給用接続装置を設ける必要
がなくなり、それに伴い、動力を伝達するための配線又
は配管等の動力伝達媒体の設置が不要となり、設備投資
及び配線工事に必要なコストを抑える事が可能となる。
【0028】請求項4記載の発明によれば、溶接機の制
御手段により電動アクチュエータの制御を行うことによ
り、アクチュエータ用制御装置を設ける必要がなくな
り、設備投資を抑えることが可能となる。
【0029】請求項5記載の発明によれば、多車種に対
応するため、特に、クランプ装置のゲージや電動アクチ
ュエータの数が多く、汎用性を有するパレット台車にお
いて、車種ごとに対応させるための電動アクチュエータ
の数に見合った制御を行うアクチュエータ用制御装置を
設ける必要がなくなり、設備投資を抑えることが可能と
なる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0031】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態における溶接ロボット100の溶接ガン120に
よる電動アクチュエータ3への給電方式の概要及びその
装置の構成を示す図であり、図2は、本発明の第1実施
形態における溶接チップ130a、130bと、端子5
0の要部を示す図であり、図3は、本発明の第1実施形
態における電気系統のシステムの構成を示す図である。
また、図4は、本発明の第1実施形態における溶接ロボ
ット用制御装置110及び溶接機用制御装置140によ
る制御の手順を示したフローチャートである。
【0032】図1に示すように、本発明の第1実施形態
は、車体組立ライン内を巡回するパレット台車1と、溶
接ロボット100と、当該溶接ロボット100の動作を
制御するための溶接ロボット用制御装置110と、溶接
機の制御を行う溶接機用制御装置140と、溶接機の動
力源である溶接機用電源150と、当該パレット台車1
を車体組立ライン内を巡回させるためのパレット台車巡
回手段200とから構成されている。なお、スポット溶
接の対象となるワークは図示していない。
【0033】パレット台車1は、ワークを積載し、車体
組立ライン内を巡回させるための手段であり、その上面
部には、クランプ装置2を搭載している。当該クランプ
装置2は、スポット溶接の際の組立精度を確保するため
のワークを固定するための手段であり、ワークの組立精
度を確保するためにワークの形状に合わせて加工された
2組のゲージ4と、当該2組のゲージ4に対して、ワー
クを密着させ、固定させ、又は、開放させるための、2
つの電動アクチュエータ3と、から構成されている。な
お、図1では、当該クランプ装置2は、2組のゲージ4
と、2つの電動アクチュエータ3のみが示されている
が、実際には、ワークを安定して支持するために、例え
ば、3組以上のゲージ4と、3つ以上の電動アクチュエ
ータ3が搭載されており、当該パレット台車1上に搭載
されたゲージ4及び電動アクチュエータ3の数は、上記
の数に限定されない。
【0034】さらに、パレット台車1の溶接ロボット1
00側の側面部には、溶接機用電源150から溶接チッ
プ130a、130bを介してクランプ駆動用電力を入
力するための端子50が設けられている。当該端子50
は、溶接ロボット100の動作により、溶接ガン120
の溶接チップ130a、130bにより挟持され、溶接
機用電源150からクランプ駆動用電力が入力されるこ
とにより、パレット台車1上の電動アクチュエータ3に
動力としてクランプ駆動用電力が供給される。なお、当
該端子50の詳細については後述する。
【0035】溶接ロボット100は、例えば、多関節機
構のロボットであり、当該多関節機構の先端部のエンド
エフェクタには、溶接機である溶接ガン120が具備さ
れており、さらに、当該溶接ガン120の先端部には、
一対の溶接チップである可動溶接チップ130aと、固
定溶接チップ130bが対向して装着されている。ま
た、当該溶接ロボット100は、溶接ロボット用制御装
置110により制御が行われる。
【0036】溶接ガン120によるスポット溶接は、溶
接機用制御装置140により制御が行われ、その制御パ
ラメータとしては、例えば、溶接パターンである溶接電
流の大きさ及び通電時間がある。また、溶接ガン120
の先端部に装着された溶接チップ130a、130bに
は、溶接機用電源150より溶接機用制御装置140を
介して、クランプ駆動用電力が供給される。
【0037】パレット台車巡回手段200は、架台21
0と、複数のローラ回転用モータ220と、複数の巡回
用ローラ230とから構成されており、パレット台車1
を車体組立ライン内を巡回させるための手段であり、パ
レット台車1の幅に合わせて、パレット台車1の両端を
巡回用ローラ230が支持するように設けられている。
当該パレット台車巡回手段200は、ローラ回転用モー
タ220を駆動させ、巡回用ローラ230を回転させる
ことによりパレット台車1を巡回させ、適切な位置でパ
レット台車1を停止させることが可能である。また、例
えば、センサ等によりスポット溶接を行うための停止位
置に、即ち、パレット台車停止位置に、パレット台車1
が到着したことを検知し、パレット台車1をパレット台
車停止位置に位置決めし、停止させることが可能な手段
である。さらに、例えば、パレット台車巡回手段200
からの当該停止完了信号を溶接ロボット用制御装置11
0が受信することにより、後に詳述するクランプ装置3
によるワークの固定のための動作を開始することが可能
である。
【0038】図2は、本発明の第1実施形態における溶
接チップ130a、130bと、端子50の要部を示す
図である。
【0039】端子50は、図2に示すように、その断面
形状が3層構造となっており、導電特性を有する上層面
51aと、絶縁特性を有する中層面51bと、導電特性
を有する下層面51cとから構成されている。当該導電
特性を有する上層面51a及び下層面51cは、パレッ
ト台車1内にある駆動モータ用電源変換器4を介して電
動アクチュエータ3に電力を供給するように配線されて
いる。当該上層面51aの上面に可動溶接チップ130
aが接触し、それと同時に、当該下層面51cの下面に
固定溶接チップ130bが接触することにより、溶接機
用電源150より溶接チップ130a、130bを介し
て端子50にクランプ駆動用電力が入力され、そして、
当該入力されたクランプ駆動用電力は、電動アクチュエ
ータ3に供給される。また、中層面51bは、その絶縁
特性により、可動溶接チップ130aから固定溶接チッ
プ130bへの直接的な通電により電動アクチュエータ
3へのクランプ駆動用電力の供給に影響を及ぼすのを防
止している。なお、図2には、当該上層面51a及び下
層面51cから電動アクチュエータ3に至る配線は図示
していない。なお、溶接ガン120の先端部に装着され
た溶接チップ130a、130bと、端子50の上層面
51a、下層面51cの関係は、特に上記の関係に限定
されるものではなく、例えば、固定溶接チップ130b
が、上層面51aに接触し、それと同時に、可動溶接チ
ップ51aが下層面51bに接触するような関係であっ
てもよい。
【0040】図3は、本発明の実施形態における電気系
統のシステムの構成を示す図である。
【0041】溶接機用電源150から溶接チップ130
a、130bまでの構成は、通常の溶接機の電気系統の
システムと同様の構成であり、溶接機用電源150よ
り、溶接機用制御装置140、溶接機用トランスTrを
介して可動溶接チップ130a及び固定溶接チップ13
0bにクランプ駆動用電力が供給される。なお、溶接機
用制御装置140では、通常の溶接時は、通電パターン
である溶接電流の大きさ及び通電時間を制御している。
【0042】本実施形態においては、この通常の溶接機
の電気系統のシステムをそのまま利用し、さらにパレッ
ト台車1の側面部に設けられた端子50の上層面51a
の上面に可動溶接チップ130aが接触し、それと同時
に、当該端子50の下層面51cの下面に固定溶接チッ
プ130bが接触することにより、溶接機用電源150
から溶接チップ130a、130bを介して、端子50
の上層面51a及び下層面51cにクランプ駆動用電力
が入力され、さらに、当該入力されたクランプ駆動用電
力は、端子50の上層面51a及び下層面51cからパ
レット台車1上に搭載されたクランプ装置2内に供給さ
れ、アクチュエータ用電源変換器6を経由して電動アク
チュエータ3に供給される。
【0043】以上のように、電動アクチュエータ3を駆
動させるための動力として、溶接機用電源150からク
ランプ駆動用電力を供給することにより、従来のよう
な、アクチュエータ用動力源30、及び、パレット台車
1上に搭載されたクランプ装置2に動力を供給するため
の動力供給用接続装置20を設ける必要がなくなり、そ
れに伴い、動力を伝達するための配線又は配管等の動力
伝達媒体31の設置が不要となり、設備投資及び配線工
事に必要なコストを抑える事が可能となる。
【0044】ここで、例えば、溶接機が単相交流溶接機
の場合、溶接チップ130a、130bに流れる溶接電
流は、商用周波数と同等の単相交流であるため、電動ア
クチュエータ3は、単相誘導モータや交流整流子モータ
等の単相交流で直接起動可能なものを選択し、また、溶
接機がインバータ溶接機の場合は、溶接チップ130
a、130bに流れる溶接電流は、直流であるため、電
動アクチュエータ3は、直流モータで回転数の制御が電
圧で制御可能なものを選択することが好ましい。また、
図3のアクチュエータ用電源変換器6を活用すれば、上
記のように溶接機の電源に電動アクチュエータ3の種類
が電源が限定されず、電動アクチュエータ3の汎用性が
増す。
【0045】次に作用について説明する。
【0046】図4は、本発明の第1実施形態における溶
接ロボット用制御装置110による溶接ロボット100
の動作の制御、及び、溶接機用制御装置140による電
動アクチュエータ3の駆動の制御の手順を示したフロー
チャートである。
【0047】以下に、図4に基づき、溶接ロボット用制
御装置110による溶接チップ130a、130bを端
子50に接触させるための溶接ロボット100の動作の
制御の手順、及び、溶接機用制御装置140によるパレ
ット台車1上に搭載されたクランプ装置2の電動アクチ
ュエータ3の駆動の制御の手順について説明する。
【0048】まず、ステップS100において溶接ロボ
ット用制御装置110の制御により溶接ロボット100
は、エンドエフェクタである溶接ガン120の先端部に
装着された一対の溶接チップ130a、130bを、端
子50の近傍でありアプローチ位置である端子位置に移
動させる。
【0049】次に、ステップS200において、溶接ロ
ボット用制御装置110の制御により溶接ロボット10
0は、溶接ガン120の先端部の一方に装着された固定
溶接チップ130bを、端子50の下層面51cの下面
に接触する状態まで移動させる。
【0050】次に、ステップS300において、溶接ロ
ボット用制御装置110の制御により溶接ロボット10
0は、溶接ガン120の先端部の可動溶接チップ130
aを固定溶接チップ130bに接近させ、可動溶接チッ
プ130aを端子50の上層面51aの上面に接触する
状態に位置決めし、その状態にて閉圧する。
【0051】可動溶接チップ130a、可動溶接チップ
130bが位置決めされ、閉圧された状態で、次に、ス
テップS400において、溶接機用制御装置140は、
パレット台車1上のクランプ装置2の電動アクチュエー
タ3を、駆動させるための指定の動作パターンである指
定の溶接電流の大きさ及び指定の通電時間に従って、溶
接機用電源150からクランプ駆動用電力を供給し、パ
レット台車1上に搭載されたクランプ装置2の電動アク
チュエータ3の駆動の制御を行う。
【0052】なお、当該電動アクチュエータ3の駆動条
件は、溶接機用制御装置140のクランプ駆動用電力の
制御に応じて行われ、溶接機用制御装置140の通電パ
ターンである溶接電流の大きさは、当該電動アクチュエ
ータ3の回転数の制御として、さらに、溶接電流の通電
時間は、電動アクチュエータ3の回転時間の制御として
利用することにより、電動アクチュエータ3の駆動の制
御を行う。
【0053】このように、溶接機用制御装置140によ
りパレット台車1上に搭載されたクランプ装置2の電動
アクチュエータ3の制御を行うことにより、アクチュエ
ータ用制御装置10が不要となり、設備投資を抑えるこ
とが可能となる。
【0054】次に、ステップS500において、溶接機
用制御装置140により、当該パレット台車1上のクラ
ンプ装置2の電動アクチュエータ3によるワークの固定
の動作が終了したか否かの判断を行う。当該ステップS
500において、電動アクチュエータ3によるスポット
溶接の対象となるワークの固定の作業が完了したと判断
されない限り(ステップS500にてNO)、ステップ
S400における電動アクチュエータ3の動作が継続さ
れる。ステップS500において、電動アクチュエータ
3によるスポット溶接の対象となるワークの固定の作業
が完了したと判断された場合(ステップS500にてY
ES)、ステップS600に進む。
【0055】なお、当該ステップS500におけるワー
クの固定の完了の判断において、溶接機用制御装置14
0に具備されている溶接中に溶接条件を監視する溶接条
件モニタ等の機能から抽出される検出量を、上記電動ア
クチュエータ3の駆動の制御にフィードバックを行うこ
とにより、スポット溶接の際の車体の組立精度を確保す
るための最適なワークの固定が可能となり、さらに、ワ
ークの固定の可否の判断に必要なセンサ等のクランプ装
置2への設置が不要となる。
【0056】電動アクチュエータ3の駆動により、スポ
ット溶接の対象であるワークが固定されたら(ステップ
500においてYES)、ステップS600において、
溶接ロボット用制御装置110の制御により、溶接ロボ
ット100は、溶接ガン120を開放させ、可動溶接チ
ップ130aを端子50の上層面51aから離脱させ
る。
【0057】次に、ステップS700において、溶接ロ
ボット用制御装置110の制御により、溶接ロボット1
00は、固定溶接チップ130bを端子50の下層面5
1cから離脱させ、溶接ガン120を端子50から退避
させる。
【0058】次に、ステップS800において、溶接ロ
ボット用制御装置110により溶接ロボット100は、
溶接ガン120を端子50から後退させる。
【0059】以上のように、パレット台車1の側面部に
端子50を設け、当該端子50を溶接ロボット100の
エンドエフェクタである溶接ガン120の先端部に装着
した一対の溶接チップ130a、130bにより当該端
子50を挟持し、溶接用電源150からクランプ駆動用
電力を供給し、パレット台車1上に搭載されたクランプ
装置2の電動アクチュエータ3を駆動させることによ
り、アクチュエータ用動力源30、及び、パレット台車
1上に搭載されたクランプ装置2に動力を供給するため
の動力供給用接続装置20を設ける必要がなくなり、そ
れに伴い、動力を伝達するための配線又は配管等の動力
伝達媒体31の設置が不要となり、設備投資及び配線工
事に必要なコストを抑える事が可能となる。
【0060】また、溶接機用制御装置140における通
電パターンである溶接電流の大きさ及び通電時間の制御
パラメータにより、当該電動アクチュエータ3の駆動条
件である回転数及び回転時間を制御する事により、アク
チュエータ用制御装置10が不要となり、設備投資に必
要なコストを抑えることが可能となる。これらの効果
は、車体組立ライン全体として考えた場合、特に顕著で
ある。
【0061】以下に、上記の第1実施形態とは異なる実
施形態である、1箇所のパレット台車停止位置に対して
2台の溶接ロボット100a、100bが配置されてい
る場合、即ち、1台のパレット台車1上の1つのワーク
に対して、2台の溶接ロボット100a、100bが作
業を行う場合について以下に説明する。
【0062】[第2実施形態]図5は、1つのパレット
台車停止位置に対して、第1の溶接ロボット100a
と、第2の溶接ロボット100bとが配置されている場
合を示す平面図である。ここで、第1の溶接ロボット1
00aと、第2の溶接ロボット100bは、パレット台
車1を間に挟んで、対向した状態で配置されており、パ
レット台車1上に積載されたスポット溶接に対象である
ワークが、第1の溶接ロボット100a及び第2の溶接
ロボット100bにより構成される動作範囲内に含まれ
るように、第1の溶接ロボット100aと、第2の溶接
ロボット100bと、上記のパレット台車停止位置が配
置されている。また、第1の溶接ロボット100aと、
第2の溶接ロボット100bは、いずれも上記の第1実
施形態における溶接ロボット100と同様の構造であ
り、エンドエフェクタに、第1実施形態と同様の構造の
溶接機である溶接ガン120a、120bを備えてお
り、当該溶接ガン120a、120bの先端部には、図
示しない一対の溶接チップ130a、130bを具備し
ている。また、第1の溶接ロボット100aは、第1の
溶接ロボット用制御装置110aにより制御され、第2
の溶接ロボット100bは、第2の溶接ロボット用制御
装置110bにより制御されている。さらに、第1の溶
接ロボット100aの第1の溶接ガン120aの先端部
に装着された図示しない一対の溶接チップ130a、1
30bには、第1の溶接機用電源150aからクランプ
駆動用電力が供給され、第1の溶接機用制御装置140
aにより制御されている。また、第2の溶接ロボット1
00bの第2の溶接ガン120bの先端部に装着された
図示しない一対の溶接チップ130a、130bには、
第2の溶接機用電源150bからクランプ駆動用電力が
供給され、第2の溶接機制御装置140bにより制御さ
れている。なお、図5には、スポット溶接の対象となる
ワークは図示していない。
【0063】パレット台車1上には、クランプ装置2が
搭載されており、当該クランプ装置2には、図5に示す
ように、8つの電動アクチュエータ3a〜3hが具備さ
れている。また、パレット台車1の側面部には、2箇所
に端子50a、50bが設けられており、第1の端子5
0aは、第1の溶接ロボット100aの動作範囲内に位
置するよう設けられており、第2の端子50bは、第2
の溶接ロボット100bの動作範囲内に位置するよう設
けられている。なお、第1の端子50a、及び、第2の
端子50bは、共に図2に示す第1実施形態における端
子50と同様の構造であり、また、その電気系統のシス
テムは、図3に示す第1実施形態における電気系統のシ
ステムと同様である。
【0064】さらに、パレット台車1上のクランプ装置
2には、ひとつの端子から、複数の電動アクチュエータ
に給電を行うための系統、即ち給電系統、が複数設けら
れている。図5に示すように、本実施形態においては、
2つの給電形態160a、160bが設けられており、
第1の給電系統160aとして、第1の端子50aが、
6つの電動アクチュエータ3a〜3fにクランプ駆動用
電力を供給するように配線されている。又、第2の給電
系統160bとして、第2の端子50bが、2つの電動
アクチュエータ3g〜3hにクランプ駆動用電力を供給
するようパレット台車1内に配線されている。
【0065】従って、第1の端子50aのみが、第1の
溶接ガン120aに挟持され、クランプ駆動用電力が供
給され、第2の端子50bは、第2の溶接ガン120b
に挟持されなく、クランプ駆動用電力が供給されない場
合は、6つの電動アクチュエータ3a〜3fが駆動し、
それ以外の2つの電動アクチュエータ3g〜3hは駆動
しない。即ち、第1の給電系統160aには給電され、
第2の給電系統160bには給電されない。また、第1
の端子50a、及び、第2の端子50bのいずれもが、
溶接ガン120a、120bに挟持され、クランプ駆動
用電力が供給された場合は、8つの全ての電動アクチュ
エータ3a〜3hが駆動する。即ち、第1の給電系統1
60aと、第2の給電系統160bとのいずれにも給電
される。ちなみに、第1の端子50aは、第1の溶接ガ
ン120aに挟持されず、クランプ駆動用電力が供給さ
れず、第2の端子50bのみが、第2の溶接ガン120
bに挟持され、クランプ駆動用電力が供給された場合
は、6つの電動アクチュエータ3a〜3fは駆動せず、
2つの電動アクチュエータ3g〜3hは駆動する。即
ち、第1の給電系統160aには給電されず、第2の給
電系統160bには給電される。なお、図5において
は、当該配線は便宜上、見易いように示されている。
【0066】次に、作用について説明する。
【0067】ここで、ある車種のワークでは、8つの全
ての電動アクチュエータ3a〜3hを使用し、別の車種
のワークでは、6つの電動アクチュエータ3a〜3fの
みを使用する。
【0068】以下に、まず、8つの全ての電動アクチュ
エータ3a〜3hを使用する車種のワークを固定する場
合について説明する。
【0069】8つの電動アクチュエータ3a〜3hを使
用する車種のワークを積載したパレット台車1が、図示
しないパレット台車巡回手段200により2つの溶接ロ
ボット100a、100bの正面に位置するパレット台
車停止位置に位置決めされ、停止されたら、例えば、ワ
ークに備え付けられた図示しない車種検知手段より電気
信号を溶接ロボット用制御装置110a、110bが受
信することにより、当該ワークを8つの電動アクチュエ
ータ3a〜3hに固定させる必要がある車種のワークで
あることを認識する。
【0070】次に、第1の溶接ロボット100aは、第
1の溶接ロボット用制御装置110aの制御により、第
1の溶接ガン120aの先端に装着された溶接チップ1
30a、130bを、第1の端子50aの近傍でありア
プローチ位置である端子位置に移動させ、次に、第1の
溶接ガン120aに装着された固定溶接チップ130b
を、第1の端子50aの下層面51cに接触する状態ま
で移動させる。
【0071】次に、第1の溶接ロボット100aは、第
1の溶接ロボット用制御装置110aの制御により、第
1の溶接ガン120aの先端部に装着された可動溶接チ
ップ130aを、固定溶接チップ130bに接近させる
ことにより、可動溶接チップ130bを第1の端子50
aの上層面51aに接触する状態に位置決めし、その状
態において閉圧する。そして、第1の溶接機用制御装置
140aは、パレット台車1上に搭載された6つの電動
アクチュエータ3a〜3fを駆動するための指定の動作
パターンである指定の溶接電流の大きさ及び指定の通電
時間に従って、クランプ駆動用電力を第1の溶接機用電
源150aから第1の給電系統160aに供給し、パレ
ット台車1上に搭載された6つの電動アクチュエータ3
a〜3fの制御を行う。
【0072】なお、当該6つの電動アクチュエータ3a
〜3fの制御は、第1の溶接機用制御装置140aのク
ランプ駆動用電力の制御に応じて行われ、通電パターン
である溶接電流の大きさは、当該電動アクチュエータ3
a〜3fの回転数の制御として、溶接電流の通電時間
は、電動アクチュエータ3a〜3fの回転時間の制御と
して利用することにより、電動アクチュエータ3a〜3
fの制御を行う。
【0073】以上のように、第1の溶接機用電源150
aによりパレット台車1上に搭載された6つの電動アク
チュエータ3a〜3fへクランプ駆動用電力を供給し、
第1の溶接機用制御装置140aによりパレット台車1
上に搭載された6つの電動アクチュエータ3a〜3fの
制御を行うことにより、アクチュエータ用動力源30
と、アクチュエータ用制御装置10と、パレット台車1
上に搭載されたクランプ装置2に動力を供給するための
動力供給用接続装置20とを設ける必要がなくなり、そ
れに伴い、動力を伝達するための配線又は配管等の動力
伝達媒体31の設置が不要となり、設備投資及び配線工
事に必要なコストを抑える事が可能となる。
【0074】次に、第1の溶接機用制御装置140aに
より、当該パレット台車1上に搭載された6つの電動ア
クチュエータ3a〜3fによるワークの固定の動作が終
了したか否かの判断を行う。
【0075】ワークの固定の完了の判断において、第1
の溶接機用制御装置140aに具備されている溶接中に
溶接条件を監視する溶接条件モニタ等の機能から抽出さ
れる検出量を、上記電動アクチュエータ3a〜3fの駆
動の制御にフィードバックを行うことにより、スポット
溶接の際の車体の組立精度を確保するための最適なワー
クの固定が可能となり、さらに、ワークの固定の可否の
判断に必要なセンサ等のクランプ装置2への設置が不要
となる。
【0076】ワークが固定されたと判断されたら、第1
の溶接ロボット100aは、第1の溶接ロボット用制御
装置110aにより、第1の溶接ガン120aを開放さ
せ、可動溶接チップ130aを第1の端子50aの上層
面51aから離脱させ、次に、固定溶接チップ130b
を第1の端子50aの下層面51cから離脱させ、さら
に、第1の溶接ガン120aを第1の端子50aから退
避させる。
【0077】第2の溶接ロボット100bは、上記第1
の溶接ロボット100aの動作と共に、第2の溶接ロボ
ット用制御装置110bの制御により、第2の溶接ガン
120bの先端部に装着された溶接チップ130a、1
30bを、第2の端子50bの近傍でありアプローチ位
置である端子位置に移動させ、次に、第2の溶接ガン1
20bに装着された固定溶接チップ130bを、第2の
端子50bの下層面51cに接触する状態まで移動させ
る。
【0078】次に、第2の溶接ロボット100bは、第
2の溶接ロボット用制御装置110bの制御により、第
2の溶接ガン120bの先端部に装着された可動溶接チ
ップ130aを、固定溶接チップ130bに接近させる
ことにより、可動溶接チップ130bを第2の端子50
bの上層面51aに接触する状態に位置決めし、その状
態において閉圧する。そして、第2の溶接機用制御装置
140bは、パレット台車1上の2つの電動アクチュエ
ータ3g〜3hが駆動するための指定の動作パターンで
ある指定の溶接電流の大きさ及び指定の通電時間に従っ
て、クランプ駆動用電力を第2の溶接機用電源150b
から第2の給電系統160bに供給し、パレット台車1
上に搭載された2つの電動アクチュエータ3g〜3hの
制御を行う。
【0079】なお、当該2つの電動アクチュエータ3g
〜3hの制御は、第2の溶接機用制御装置140bのク
ランプ駆動用電力の制御に応じて行われ、通電パターン
である溶接電流の大きさは、当該電動アクチュエータ3
g〜3hの回転数の制御として、溶接電流の通電時間
は、電動アクチュエータ3g〜3hの回転時間の制御と
して利用することにより、電動アクチュエータ3g〜3
hの制御を行う。
【0080】以上のように、第2の溶接機用電源150
bからパレット台車1上に搭載された2つの電動アクチ
ュエータ3g〜3hにクランプ駆動用電力を供給し、第
2の溶接機用制御装置140bによりパレット台車1上
に搭載された電動アクチュエータ3g〜3hの制御を行
うことにより、アクチュエータ用動力源30と、アクチ
ュエータ用制御装置10と、パレット台車1上に搭載さ
れたクランプ装置2に動力を供給するための動力供給用
接続装置20とを設ける必要がなくなり、それに伴い、
動力を伝達するための配線又は配管等の動力伝達媒体3
1の設置が不要となり、設備投資及び配線工事に必要な
コストを抑える事が可能となる。
【0081】次に、第2の溶接機用制御装置140bに
より、当該パレット台車1上に搭載された電動アクチュ
エータ3g〜3hによるワークの固定の動作が終了した
か否かの判断を行う。
【0082】ワークの固定の完了の判断において、第2
の溶接機用制御装置140bに具備されている溶接中に
溶接条件を監視する溶接条件モニタ等の機能から抽出さ
れる検出量を、上記電動アクチュエータ3g〜3hの駆
動の制御にフィードバックを行うことにより、スポット
溶接の際の車体の組立精度を確保するための最適なワー
クの固定が可能となり、さらに、ワークの固定の可否の
判断に必要なセンサ等のクランプ装置2への設置が不要
となる。
【0083】ワークが固定されたと判断されたら、第2
の溶接ロボット100bは、第2の溶接ロボット用制御
装置110bの制御により、第2の溶接ガン120bを
開放させ、可動溶接チップ130aを第2の端子50b
の上層面51aから離脱させ、次に、固定溶接チップ1
30bを第2の端子50bの下層面51cから離脱さ
せ、さらに、第2の溶接ガン120bを第2の端子50
bから退避させる。
【0084】次に、以下に、6つの電動アクチュエータ
3a〜3fを使用する車種のワークを固定する場合につ
いて説明する。
【0085】6つの電動アクチュエータ3a〜3fを使
用する車種のワークを積載したパレット台車1が、図示
しないパレット台車巡回手段200により、2つの溶接
ロボット100a、100bの正面に位置するパレット
台車停止位置に位置決めされたら、例えば、ワークに備
え付けられた図示しない車種検知手段より電気信号を溶
接ロボット用制御装置110a、110bが受信するこ
とにより、当該ワークを6つの電動アクチュエータ3a
〜3fに固定させる必要がある車種のワークであること
を認識する。
【0086】なお、この時点で、第2の溶接ロボット用
制御装置110bは、当該車種検出手段により動作の必
要がない事を判断する。
【0087】次に、第1の溶接ロボット100aは、第
1の溶接ロボット用制御装置110aの制御により、第
1の溶接ガン120aの先端に装着された溶接チップ1
30a、130bを、第1の端子50aの近傍でありア
プローチ位置である端子位置に移動させ、次に、第1の
溶接ガン120aに装着された固定溶接チップ130b
を、第1の端子50aの下層面51cの下面に接触する
状態まで移動させる。
【0088】次に、第1の溶接ロボット100aは、第
1の溶接ロボット用制御装置110aの制御により、第
1の溶接ガン120aの先端部に搭載された可動溶接チ
ップ130aを固定溶接チップ130bに接近させるこ
とにより、可動溶接チップ130bを第1の端子50a
の上層面51aの上面に接触する状態に位置決めし、そ
の状態において閉圧し、第1の溶接機用制御装置140
aは、パレット台車1上に搭載された6つの電動アクチ
ュエータ3a〜3fが駆動するために最適な指定の動作
パターンである溶接電流の大きさ及び通電時間に従っ
て、クランプ駆動用電力を第1の溶接機用電源150a
から第1の給電系統160aに供給し、パレット台車1
上に搭載された6つの電動アクチュエータ3a〜3fの
制御を行う。
【0089】なお、当該6つの電動アクチュエータ3a
〜3fの制御は、第1の溶接機用制御装置140aのク
ランプ駆動用電力の制御に応じて行われ、通電パターン
である溶接電流の大きさは、当該電動アクチュエータ3
a〜3fの回転数の制御として、溶接電流の通電時間
は、電動アクチュエータ3a〜3fの回転時間の制御と
して利用することにより、電動アクチュエータ3a〜3
fの制御を行う。
【0090】以上のように、第1の溶接機用電源150
aによりパレット台車1上に搭載された6つの電動アク
チュエータ3a〜3fへクランプ駆動用電力を供給し、
第1の溶接機用制御装置140aによりパレット台車1
上に搭載された6つの電動アクチュエータ3a〜3fの
制御を行うことにより、アクチュエータ用動力源30
と、アクチュエータ用制御装置10と、パレット台車1
上に搭載されたクランプ装置2に動力を供給するための
動力供給用接続装置20とを設ける必要がなくなり、そ
れに伴い、動力を伝達するための配線又は配管等の動力
伝達媒体31の設置が不要となり、設備投資及び配線工
事に必要なコストを抑える事が可能となる。
【0091】次に、第1の溶接機用制御装置140aに
より、当該パレット台車1上に搭載された6つの電動ア
クチュエータ3a〜3fによるワークの固定の動作が終
了したか否かの判断を行う。
【0092】ワークの固定の完了の判断において、第1
の溶接機用制御装置140aに具備されている溶接中に
溶接条件を監視する溶接条件モニタ等の機能から抽出さ
れる検出量を、上記電動アクチュエータ3a〜3fの駆
動の制御にフィードバックを行うことにより、スポット
溶接の際の車体の組立精度を確保するための最適なワー
クの固定が可能となり、さらに、ワークの固定の可否の
判断に必要なセンサ等のクランプ装置2への設置が不要
となる。
【0093】ワークが固定されたと判断されたら、第1
の溶接ロボット100aは、第1の溶接ロボット用制御
装置110aにより、第1の溶接ガン120aを開放さ
せ、可動溶接チップ130aを第1の端子50aの上層
面51aから離脱させ、次に、固定溶接チップ130b
を第1の端子50aの下層面51cから離脱させ、さら
に、第1の溶接ガン120aを第1の端子50aから退
避させる。
【0094】また、第2の溶接ロボット100bは、上
記第1の溶接ロボット100aの動作と共に、第2の溶
接ロボット用制御装置110bの制御により、第2の溶
接ガン120bの先端部に装着された溶接チップ130
a、130bを、第2の端子50bの近傍でありアプロ
ーチ位置である端子位置に移動させ、次に、第2の溶接
ガン120bに装着された固定溶接チップ130bを、
第2の端子50bの下層面51cに接触する状態まで移
動させる。
【0095】当該車種の場合は、第2の溶接ロボット1
00bは、パレット台車1上に搭載された2つの電動ア
クチュエータ3g〜3hへのクランプ駆動用電力の供給
のための動作は行わない。
【0096】なお、上記溶接ロボット用制御装置110
a、110bによる溶接ロボット100a、100bの
制御の手順と、溶接機用制御装置140a、140bに
よる電動アクチュエータの制御の手順は、図3に示す第
1実施形態の場合と同様である。
【0097】以上のように、多車種に対応するためのフ
レキシブルなパレット台車1において、クランプ装置2
に、2つの端子50a、50bと、複数の電動アクチュ
エータ3a〜3hとを具備させ、第1の端子50aから
入力されたクランプ駆動用電力を6つの電動アクチュエ
ータ3a〜3fに供給するように配線された第1の給電
系統160aと、第2の端子50bから入力されたクラ
ンプ駆動用電力をその他の2つの電動アクチュエータ3
g〜3hに供給するように配線された第2の給電系統1
60bとを備えることによって、2台の溶接ロボット1
00a、100bの動作範囲内に配置されているパレッ
ト台車停止位置にて、各溶接ロボット100a、100
bが当該端子50a、50bを挟持するか否かにより、
車種に対応した各電動アクチュエータ3a〜3hの動作
が可能となり、車種ごとに対応させるための電動アクチ
ュエータ3a〜3hの数に見合った制御を行うアクチュ
エータ用制御装置10を設ける必要がなくなる。
【0098】即ち、生産品種に対応して、電動アクチュ
エータ3によるワークの固定が必要な箇所は、溶接ロボ
ット100による挟持動作を行い、溶接機用制御装置1
40の制御により溶接機用電源150からクランプ駆動
用電力の供給を行い、電動アクチュエータ3によるワー
クの固定が不必要な個所は、溶接ロボット100による
挟持動作を行わず、溶接機用制御装置140の制御によ
り溶接機用電源150からクランプ駆動用電力の供給を
行わないことにより、パレット台車1上のクランプ装置
2のフレキシブル化を図ることが可能となる。
【0099】なお、本実施形態においては、2台の溶接
ロボット100a、100b、2つの端子50a、50
b、8つの電動アクチュエータ3a〜3h、2つの給電
系統160a、160bについて説明を行ったが、特に
この数値に限定するものではなく、例えば、2台以上の
溶接ロボット100、2つ以上の端子50、1〜7つの
電動アクチュエータ3、或いは、9つ以上の電動アクチ
ュエータ3、3つ以上の給電系統についても適用する事
が出来る。
【0100】また、第1実施形態及び第2実施形態のい
ずれもワークをクランプ装置2から開放する場合等にも
適応する事が可能である。
【0101】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における溶接ロボットの
溶接ガンによる電動アクチュエータの給電方式の概要及
びその装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態における溶接チップと、
端子の要部を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態における電気系統のシス
テムの構成を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態における溶接ロボット用
制御装置による溶接ロボットの動作の制御と、溶接機用
制御装置による電動アクチュエータの制御の手順を示し
たフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態における1つのパレット
台車停止位置に対して、2台の溶接ロボットが配置され
ている場合を示す平面図である。
【図6】従来のアクチュエータの動力供給方式の概要及
びその装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…パレット台車 2…クランプ装置 3…電動アクチュエータ 3a〜3h…電動アクチュエータ 4…ゲージ 5…エアシリンダ 6…アクチュエータ用電源変換器 10…アクチュエータ用制御装置 20…動力供給用接続装置 21…出力部 25…入力部 30…アクチュエータ用動力源 31…動力伝達媒体 40…アクチュエータ用電源変換器 50…端子 50a…第1の端子 50b…第2の端子 51a…上層面 51b…中層面 51c…下層面 100…溶接ロボット 100a…第1の溶接ロボット 100b…第2の溶接ロボット 110…溶接ロボット用制御装置 110a…第1の溶接ロボット用制御装置 110b…第2の溶接ロボット用制御装置 120…溶接ガン 120a…第1の溶接ガン 120b…第2の溶接ガン 130a…可動溶接チップ 130b…固定溶接チップ 140…溶接機用制御装置 140a…第1の溶接機用制御装置 140b…第2の溶接機用制御装置 150…溶接機用電源 150a…第1の溶接機用電源 150b…第2の溶接機用電源 160a…第1の給電系統 160b…第2の給電系統 200…パレット台車巡回手段 210…架台 220…ローラ回転用モータ 230…巡回用ローラ Tr…溶接用トランス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動アクチュエータを有し、ワークを固定
    及び開放するクランプ装置であって、 溶接機の溶接チップと接触してクランプ駆動用電力が入
    力される端子と、 前記端子から入力されたクランプ駆動用電力により駆動
    する前記電動アクチュエータと、を備えたクランプ装
    置。
  2. 【請求項2】前記電動アクチュエータの駆動条件が、前
    記溶接機の制御手段による前記溶接チップに流す溶接電
    流の大きさ及び通電時間に応じて制御される請求項1記
    載のクランプ装置。
  3. 【請求項3】ワークを固定及び開放するクランプ装置に
    具備された電動アクチュエータに対し、外部からクラン
    プ駆動用電力を供給する給電方法であって、溶接機の電
    源より供給されるクランプ駆動用電力を共用するクラン
    プ装置への給電方法。
  4. 【請求項4】ワークを固定及び開放するクランプ装置に
    具備された電動アクチュエータの制御方法であって、 溶接機の制御手段による溶接チップに流す溶接電流の大
    きさ及び通電時間に応じて、ワークを固定及び開放する
    クランプ装置に具備された電動アクチュエータの制御を
    行う電動アクチュエータの制御方法。
  5. 【請求項5】第1の端子から入力されたクランプ駆動用
    電力を複数の電動アクチュエータに供給するように配線
    された第1の給電系統と、 第2の端子から入力されたクランプ駆動用電力を他の複
    数の電動アクチュエータに供給するように配線された第
    2の給電系統とを備えた請求項1又は2記載のクランプ
    装置。
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