JP4025999B2 - 自動機械の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源の瞬時停電が発生しても、可能な範囲で動作を続行することで、ロボットの危険状態での停止を防ぐロボット制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(従来例1)
従来のロボット制御装置は、電源の瞬時停電が発生した場合、電源装置に備わる電源断信号出力を制御部が受け、サーボ軸を停止するための制御を行っている。
電源断検出回路が電源断を検出した場合には複数サーボ駆動装置への電源供給が止まり、動作を停止し、また、制御用の電源も同様に電源供給が止まるため、サーボ駆動装置への電源開閉を行う継電器は開路することで駆動電源の遮断をしている。
【0003】
(従来例2)
別の従来技術として、停電が発生した時に停電後の制御電源をモータ駆動電源回路より供給を受け、モータを大きなトルクで減速する方法がある。図8を用いて説明する。サイリスタ45を介して3相全波整流回路47を単相全波整流回路41に並列に接続しており、停電が発生した時、停電検出回路46で停電を検出し、サイリスタ45を点弧して3相全波整流回路47で電解コンデンサC1に蓄積された電力を制御電源供給回路42に供給する。これにより、制御電源供給回路42から出力される制御用電力によりサーボモータ制御回路49、主軸モータ制御回路52は停電後も制御動作可能となり、速度指令を「0」とすることでサーボモータMx、主軸モータMsを大きなトルクで減速制御して停電後のモータ移動を少なくするものである(特許文献1参照)。
【0004】
(従来例3)
別の従来技術としては、無停電電源回路を備えた数値制御工作機械制御回路で、入力電源の電圧低下を検出して電源異常検出信号を出力し、この電源異常検出信号の継続時間に従い、駆動装置に退避指令と加工中断指令を選択出力すると共に電源異常回復時の加工制御再開に必要なデータを記憶するものもある。図9を用いて説明する。計算機装置67とアクチュエータ駆動装置70の制御回路については、無停電電源装置64から常時電力を供給する。電源の異常検出信号を出力する電源異常検出回路65より計算機装置67の電源異常時間測定回路67Cへ接続され、そして、電源の異常時間が、第1の設定値以下のレベル1ではアクチュエータ61を待避させ、第1の設定値を超え第2の設定値以下のレベル2では一加工工程を停止させて、回復時の干渉等を防止する。また、第2の設定値を超えたレベル3に達した場合は、加工再開時に備えて必要なデータを記憶して、異常回復時の円滑な加工再開を確保する(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−271866号公報
【特許文献2】
特許第3091572号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来例1では、瞬時停電時間が電源装置に備わる電源断検出回路で検出ができない程度の極短時間の場合は、あたかも瞬時停電が無かったかのごとく動作を継続する。瞬時停電時間が前述の極短時間より長くなると電源断検出回路で検出を行うが、電源断検出回路を構成する電子部品は製造上のバラツキがあるため、複数台のロボット制御装置で検出が同一であることは実際にはあり得ない。すなわち、大規模な生産ラインは、生産ラインを制御する制御装置及び複数台のロボット及び周辺機器で構成され、複数台のロボットを協調あるいは連動させるなどの制御を行っている場合に瞬時停電が発生した際には、各ロボットの電源断検出のタイミングは異なり、一部のロボットは動作を継続するが、他のロボットは停止してしまう状態となることが起こりうる。
この場合、ロボットと、ロボット、機器、治具あるいはワーク間の干渉等が発生することがあり、また、この状態より生産ラインを再立ち上げのために、生産中製品の処理や全ロボット及び制御装置の再立ち上げ、ワークの準備などに多大な時間がかかるため生産に支障をきたしていた。また、アーク溶接では、その作業中の電源異常でロボットは停止するため、その部位の溶接品質が低下することや、プレス装置内でのワーク搬送区間でも瞬時停電が発生すればロボットは停止していたため、プレス装置とロボット本体、ワーク、型との干渉のため重大な事故になる可能性を秘めるといった問題がある。
【0007】
従来例2では、停電が発生した時にモータ駆動用にコンデンサに蓄積されたエネルギーの一部を制御電源供給回路へ移送することで、制御用電力を得て、これに接続されたサーボ制御回路を制御可能とし、サーボモータを大きなトルクで減速制御するが、モータ軸とこれに接続される動力伝達機構の接続が、摩擦接続の場合、過大な減速等で大きなトルクが接続部に掛かると、そこにスリップが発生し、モータ軸と動力伝達機構間はずれてしまう。このずれはモータ位置で管理されている作業を行うロボットの、制御点位置のずれとして現れるためロボットとしては致命的な不具合となる。
【0008】
従来例3では、停電が発生した際のアクチュエータの動作を電源異常の継続時間に応じて退避指令と加工中断指令を選択出力すると共に電源異常回復時の加工制御再開に必要なデータを記憶するが、この制御装置には無停電電源装置が必要である。無停電電源装置の設置は、その導入費用、設置場所の確保、無停電電源装置内の寿命部品の定期的な保守などで使用者に大きな制約を与える。また、電源の異常が発生した時には、アクチュエータは少なくとも一時退避動作を行う、つまり、通常の作業動作とは異なる動作を行うため生産中の製品品質を損なうことがあると共に、生産ラインの再立ち上げに相当時間を要する。
【0009】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、電源電圧低下や瞬時停電時間の長さに応じて、予め定められた速度制限制御を行うことで各モータの消費エネルギーを低減し、蓄積されているエネルギーでロボット駆動時間を伸ばしロボットの動作時間を延長し、ロボットの動作継続を図り、瞬時停電などによる停止機会を減少させることが出来るロボット制御装置を提供することを目的とする。また、ロボットが生産設備内で停止することで不都合の起こる、作業状態、作業区域内、あるいは信号入力手段よりの信号入力状態で示される区間では、前述の速度制限制御とは異なる予め定められた速度制限制御を行うことができるロボット制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
本発明の請求項1記載の自動機械の制御装置は、電源からの入力電圧の低下を検出して電源異常信号を出力する電源異常検出手段と、前記電源異常信号の継続時間を計時する電源異常計時手段とを備え、前記電源から入力される電力で複数のサーボ軸を同期して制御する自動機械の制御装置において、前記自動機械の動作指令を出力する動作指令生成部と、前記電源異常継続時間に対応した速度制限情報を格納した速度制限情報テーブルと、前記電源異常継続時間に基づき前記速度制限情報テーブルより速度制限情報を選択する速度制限情報選択部と、前記動作指令と前記速度制限情報とに基づいて前記自動機械の速度を制限をする速度調整器とを備えることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の請求項2記載の自動機械の制御装置は、電源からの入力電圧の低下を検出して電源異常信号を出力する電源異常検出手段と、前記電源異常信号の継続時間を計時する電源異常計時手段と、予め設定されている命令を解釈する命令解釈部とを備え、前記電源から入力される電力で複数のサーボ軸を同期して制御する自動機械の制御装置において、前記命令に基づいて前記自動機械の動作指令を出力する動作指令生成部と、前記電源異常継続時間に対応した速度制限情報を格納した速度制限情報テーブルと、前記電源異常継続時間に基づき前記速度制限情報テーブルより速度制限情報を選択する速度制限情報選択部と、前記自動機械が現在実行している動作について作業区間または非作業区間の何れかを識別する作業識別部と、前記動作指令と前記速度制限情報と前記作業識別部の結果に基づいて前記自動機械の速度を制限をする速度調整器とを備えることを特徴とするものである。
【0012】
本発明の請求項3記載の自動機械の制御装置は、電源からの入力電圧の低下を検出して電源異常信号を出力する電源異常検出手段と、前記電源異常信号の継続時間を計時する電源異常計時手段と、自動機械の作業領域を設定する領域設定手段とを備え、前記電源から入力される電力で複数のサーボ軸を同期して制御する自動機械の制御装置において、前記自動機械の動作指令を出力する動作指令生成部と、前記電源異常継続時間に対応した速度制限情報を格納した速度制限情報テーブルと、前記電源異常継続時間に基づき前記速度制限情報テーブルより速度制限情報を選択する速度制限情報選択部と、前記自動機械が前記作業領域内または外であることを識別する位置識別部と、前記動作指令と前記速度制限情報と前記位置識別部の結果に基づいて前記自動機械の速度を制限をする速度調整器とを備えることを特徴とするものである。
【0013】
本発明の請求項4記載の自動機械の制御装置は、電源からの入力電圧の低下を検出して電源異常信号を出力する電源異常検出手段と、前記電源異常信号の継続時間を計時する電源異常計時手段と、外部信号を入力する信号入力部とを備え、前記電源から入力される電力で複数のサーボ軸を同期して制御する自動機械の制御装置において、前記自動機械の動作指令を出力する動作指令生成部と、前記電源異常継続時間に対応した速度制限情報を格納した速度制限情報テーブルと、前記電源異常継続時間に基づき前記速度制限情報テーブルより速度制限情報を選択する速度制限情報選択部と、前記動作指令と前記速度制限情報と前記外部信号に基づいて前記自動機械の速度を制限をする速度調整器とを備えることを特徴とするものである。
【0014】
本発明の請求項5記載の自動機械の制御装置は、前記電源異常信号が出力された状態から出力されない状態に移行した場合、前記電源異常継続時間を初期化すると共に、速度制限を解除することを特徴とするものである。
【0015】
本発明の請求項6記載の自動機械の制御装置は、前記速度制限情報テーブルに格納された電源異常継続時間に対応した速度制限情報は前記自動機械の教示装置または外部より設定変更可能であることを特徴とするものである。
【0016】
本発明の請求項7記載の自動機械の制御装置は、前記速度調整器により速度制限がされた場合には、外部に速度制限信号を出力することを特徴とするものである。
【0017】
本発明の請求項8記載の自動機械の制御装置は、前記自動機械は、ロボットを含むことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的実施例を図に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の実施に用いられるロボット制御装置の構成図である。図において、電源11よりロボット制御装置13は電力の供給を受け、モータ21−1、21−2、・・、21−nの制御を行い、モータの組み込まれたロボット12で所望の動作を行うことで作業を行う。ロボット制御装置13では、電源11よりの電源線は断路器15を介し、制御用電源装置17とサーボ駆動電力の投入/遮断を行う遮断機16に並列に接続されている。遮断機16の他方よりはサーボ駆動のための電源装置18と電源異常検出器19に並列に接続されている。電源装置18の他方には電力増幅器20−1、20−2、・・、20−nが接続されており、電力増幅器20−1、20−2、・・、20−nは後述する制御部22に接続され、制御部22の制御の基でモータ21−1、21−2、・・、21−nの制御を行いロボット12の動作を行う。
【0019】
制御用電源装置17はロボット制御に必要な制御電源を制御部22に供給する。
制御部22には電源11の電圧低下や瞬時停電を電源異常検出器19で検出し出力された電源異常信号を入力し、電源異常継続時間を計時する計時器23、電源異常継続時間に対応した速度制限情報を格納した速度制限情報テーブル24、計時器23で計時された電源異常継続時間に基づき速度制限情報を速度制限情報テーブル24より選択するする速度制限情報選択部25、ロボット12の動作指令を生成する動作指令生成部26、速度制限情報選択部25より選択されたの速度制限情報を基に動作指令生成部26よりの動作指令に速度制限制御を行い、モータ21−1、21−2、・・、21−nの速度とし、電力増幅器20−1、20−2、・・、20−nへ指令を発する速度調整器27より構成されている。
14はペンダントであり、操作者より速度制限情報テーブル24へ速度制限情報の設定がされ、またロボットの動作および作業に掛かる諸操作がなされる。
他にロボット制御装置13と外部と信号の入出力を行う入出力部があるが図示していない。
【0020】
ここで、電源11に電圧低下や瞬時停電などの電源異常が発生した際の本発明の実施例をフローチャート図2に示す。
ステップS1では、電源異常検出器19で検出する電源異常信号の有無判定を行う。
ステップS2では、ステップS1で電源異常信号無しの場合で、電源異常継続時間の初期化を行い、ステップS3で通常(速度制限なし)の速度制御がされる。
ステップS4では、ステップS1で電源異常信号有りの場合で、電源異常継続時間を計時器23で、計時する。
ステップS5では、ステップS4で計時された電源異常継続時間に対応する速度制限情報を速度制限情報テーブル24より速度制限情報選択部25が選択する。
ステップS6では、選択された速度制限情報を基に動作指令生成部26よりの動作指令を速度調整器27で速度調整される。
【0021】
図3は速度制限情報テーブルへの設定例である。この設定には電源異常継続時間が30ミリ秒以下の速度制限情報は100%、60ミリ秒以下の速度制限情報は30%、60ミリ秒を超える速度制限情報は0%と設定されている。この設定例では電源異常継続時間が30ミリ秒以下の場合速度制限情報は100%のため、速度制限を行わない制御を行い、30ミリ秒を超え60ミリ秒以下では速度が30%となるように速度制限制御を行い、60ミリ秒を超えると速度が0%、すなわち停止制御を行うことを意味している。
【0022】
(第2実施例)
図4は、本発明の第2の実施に用いられる速度制限情報テーブル24の設定例である。この速度制限情報テーブル24には作業区間、作業領域、入力についての条件がある場合、およびこれらの条件が無い場合の速度制限情報が設定されている。電源異常が検出されると、電源異常継続時間の計時を行うと共に、ロボット制御装置13は、作業区間、作業領域、入力の入信状態および電源異常継続時間に対応した速度制限情報が速度制限情報選択部で選択される。
この速度制限情報テーブル24への設定例として、電源異常継続時間が30ミリ秒以下、60ミリ秒以下、60ミリ秒超の場合について、条件無では100%、30%、0%、作業区間では100%、100%、0%、作業領域では100%、70%、0%、入力では100%、50%、0%と設定されているとする。この設定では、条件無では第1の実施例、図3の設定と同一であり、電源異常継続時間に対する速度制限制御も同様である。
【0023】
電源異常が検出の際、ロボット12が作業区間にある場合では、電源異常継続時間が60ミリ秒以下は100%、つまり速度を制限せず、60ミリ秒超では0%つまり停止制御を行う。
同様に、作業領域にある場合では、電源異常継続時間が30ミリ秒以下、60ミリ秒以下、60ミリ秒超のそれぞれで、100%、70%、0%の速度となるように速度制限制御がされ、入力が入信している場合では、電源異常継続時間が30ミリ秒以下、60ミリ秒以下、60ミリ秒超のそれぞれで、100%、50%、0%の速度となるように速度制限制御がされる。
速度制限情報テーブル24への実際の設定は、アーク溶接用途では所定の作業区間において電源異常が発生しても溶接条件を瞬時に変更することが出来ないので作業品質を保つために速度の変更を行わないような設定とすることが推奨される。糊付け、シーリングについても同様である。一方プレス機へのハンドリング用途の場合、電源異常が発生してもプレス機の稼動領域でロボット停止にならないようにエネルギー消費を低減させ作業領域よりロボットを退避できるような速度制限とする必要がある。
【0024】
(第3実施例)
図5は作業区間を説明するロボット動作プログラムの例である。動作プログラムは、ロボットの動作を行う動作命令、ロボットで作業を行う作業命令、その他に入出力命令、制御命令などで構成されている。作業命令の中の作業開始命令では命令の実行でロボット制御装置内の作業区間と識別するための状態をオンとすると共に、溶接やハンドリングのための出力をオンとする。同じく作業命令の中の作業終了命令では命令の実行で作業を終了すべく溶接やハンドリングのための前記出力をオフし、ロボット制御装置内の作業区間と識別するための状態をオフとしている。この作業開始命令と作業終了命令で囲まれた区間ではロボット制御装置内の作業区間を識別する状態はオン状態となり、電源異常継続時間と共に速度制限情報選択部25で参照される。
【0025】
(第4実施例)
図6は作業領域を説明する概念図である。ロボットの座標系に平行な直方体を空間に定義し、この直方体の内部あるいは外部を作業領域と定義する。
ロボットの動作中は、その作業点位置が作業領域にあるか否か常時演算による識別され、電源異常継続時間と共に速度制限情報選択部25で参照される。
【0026】
(第5実施例)
図7は、本発明を実施するための速度調整を示すブロック図である。図中25は速度制限情報選択部、26動作指令生成部、27は速度調整部、31は動作指令計算部、20−1、・・、20−nは電力増幅器である。
速度制限情報選択部25は図示していない計時器より出力される電源異常継続時間および作業区間、作業領域、入力などの諸情報を基に図示していない速度制限情報テーブルより該当する速度制限情報を選択して、速度調整へ与える。動作指令生成部26はロボットの動作プログラムの動作命令に基づき単位時間当たりの動作指令を出力し、動作指令計算部32へ与える。速度調整部27は速度制限情報選択部25から与えられた速度制限時情報を速度オーバーライド比として動作指令計算部31へ受け渡す。動作指令計算部31は、動作指令生成部26からの動作指令に速度オーバーライド比(速度制限情報と同一)を掛け合わせた速度を動作指令とし,この動作指令を実現する動作指令を生成して、電力増幅器20−1、・・、20−nへ出力する。
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のロボット制御装置によれば、電源電圧低下や瞬時停電の長さに応じてあらかじめ定められた速度制限を行うことで各モータの消費エネルギー低減し、蓄積されているエネルギーでロボット駆動時間を伸ばしロボットの動作時間を延長し、ロボットの動作継続を図り、瞬時停電などによる停止機会を減少させることが出来ることで、生産ラインの稼動に大きな影響のある再立ち上げの機会を減少させることが出来るという効果がある。
また、ロボットの動作を停止したくない作業区間、作業領域ではその作業の継続させることにより、ロボットが動作を停止した際に起こりうる重大な事故となる可能性を低減させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すロボット制御装置の構成図
【図2】本発明のロボット制御装置の動作を示すフローチャート
【図3】第1の実施例を示す速度制限情報テーブル
【図4】第2の実施例を示す速度制限情報テーブル
【図5】ロボット作業プログラムの説明図
【図6】ロボットの作業領域の説明図
【図7】本発明を実施するための速度調整を示すブロック図
【図8】従来の電源供給回路の構成図
【図9】従来の電源異常対応制御を備えた数値制御工作機械装置のブロック図
11 電源
12 ロボット
13 ロボット制御装置
14 ペンダント
15 断路器
16 遮断機
17 制御用電源装置
18 電源装置
19 電源異常検出器
20 電力増幅器
21 モータ
22 制御部
23 計時器
24 速度制限情報テーブル
25 速度制限情報選択部
26 動作指令生成部
27 速度調整器
31 動作指令計算部
32 作業識別部
33 位置識別部

Claims (8)

  1. 電源からの入力電圧の低下を検出して電源異常信号を出力する電源異常検出手段と、前記電源異常信号の継続時間を計時する電源異常計時手段とを備え、前記電源から入力される電力で複数のサーボ軸を同期して制御する自動機械の制御装置において、
    前記自動機械の動作指令を出力する動作指令生成部と、
    前記電源異常継続時間に対応した速度制限情報を格納した速度制限情報テーブルと、
    前記電源異常継続時間に基づき前記速度制限情報テーブルより速度制限情報を選択する速度制限情報選択部と、
    前記動作指令と前記速度制限情報とに基づいて前記自動機械の速度を制限をする速度調整器とを備えることを特徴とする自動機械の制御装置。
  2. 電源からの入力電圧の低下を検出して電源異常信号を出力する電源異常検出手段と、前記電源異常信号の継続時間を計時する電源異常計時手段と、予め設定されている命令を解釈する命令解釈部とを備え、前記電源から入力される電力で複数のサーボ軸を同期して制御する自動機械の制御装置において、
    前記命令に基づいて前記自動機械の動作指令を出力する動作指令生成部と、
    前記電源異常継続時間に対応した速度制限情報を格納した速度制限情報テーブルと、
    前記電源異常継続時間に基づき前記速度制限情報テーブルより速度制限情報を選択する速度制限情報選択部と、
    前記自動機械が現在実行している動作について作業区間または非作業区間の何れかを識別する作業識別部と、
    前記動作指令と前記速度制限情報と前記作業識別部の結果に基づいて前記自動機械の速度を制限をする速度調整器とを備えることを特徴とする自動機械の制御装置。
  3. 電源からの入力電圧の低下を検出して電源異常信号を出力する電源異常検出手段と、前記電源異常信号の継続時間を計時する電源異常計時手段と、自動機械の作業領域を設定する領域設定手段とを備え、前記電源から入力される電力で複数のサーボ軸を同期して制御する自動機械の制御装置において、
    前記自動機械の動作指令を出力する動作指令生成部と、
    前記電源異常継続時間に対応した速度制限情報を格納した速度制限情報テーブルと、
    前記電源異常継続時間に基づき前記速度制限情報テーブルより速度制限情報を選択する速度制限情報選択部と、
    前記自動機械が前記作業領域内または外であることを識別する位置識別部と、
    前記動作指令と前記速度制限情報と前記位置識別部の結果に基づいて前記自動機械の速度を制限をする速度調整器とを備えることを特徴とする自動機械の制御装置。
  4. 電源からの入力電圧の低下を検出して電源異常信号を出力する電源異常検出手段と、前記電源異常信号の継続時間を計時する電源異常計時手段と、外部信号を入力する信号入力部とを備え、前記電源から入力される電力で複数のサーボ軸を同期して制御する自動機械の制御装置において、
    前記自動機械の動作指令を出力する動作指令生成部と、
    前記電源異常継続時間に対応した速度制限情報を格納した速度制限情報テーブルと、
    前記電源異常継続時間に基づき前記速度制限情報テーブルより速度制限情報を選択する速度制限情報選択部と、
    前記動作指令と前記速度制限情報と前記外部信号に基づいて前記自動機械の速度を制限をする速度調整器とを備えることを特徴とする自動機械の制御装置。
  5. 前記電源異常信号が出力された状態から出力されない状態に移行した場合、前記電源異常継続時間を初期化すると共に、速度制限を解除することを特徴とする請求項1乃至4のい ずれかに記載の自動機械の制御装置。
  6. 前記速度制限情報テーブルに格納された電源異常継続時間に対応した速度制限情報は前記自動機械の教示装置または外部より設定変更可能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の自動機械の制御装置。
  7. 前記速度調整器により速度制限がされた場合には、外部に速度制限信号を出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の自動機械の制御装置。
  8. 前記自動機械は、ロボットを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに自動機械制御装置。
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