JP2003166550A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JP2003166550A
JP2003166550A JP2001365500A JP2001365500A JP2003166550A JP 2003166550 A JP2003166550 A JP 2003166550A JP 2001365500 A JP2001365500 A JP 2001365500A JP 2001365500 A JP2001365500 A JP 2001365500A JP 2003166550 A JP2003166550 A JP 2003166550A
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JP2001365500A
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Katsuhiro Konno
勝広 今野
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NSK Ltd
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    • F16C19/38Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
    • F16C19/383Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
    • F16C19/388Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with four rows, i.e. four row tapered roller bearings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】密封性を維持しつつ、低コストながら摺動部の
発熱量を抑制できる軸受装置を提供する。 【解決手段】固体潤滑部材23からしみ出た潤滑剤又は
固体潤滑剤により、シール体22の主リップ22dと内
輪12の外周面とが相対的に摺動する際に発生する摩擦
熱を抑えることができ、よって発熱量低減によりシール
体22の寿命の延長を図ることができる。又、密封装置
20に対してグリースや油の充填や補給が不要であり、
より取り扱いに優れた軸受装置となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鉄鋼設備の
圧延機等に用いられるロールネック軸受などを含む軸受
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延機や冷間圧延機のワークロー
ル、中間ロールに使用されるロールネック軸受として
は、大荷重を支持することができる複列や4列円錐ころ
軸受が用いられるのが一般的である。
【0003】ところで、圧延機等においては、圧延中に
発生するスケールの除去のために、高圧水を板にかけて
おり、大量の冷却水が、チョック及び軸受の冷却にも利
用される。従って、ロールネック軸受には、かかる冷却
水等の侵入を防止するための密封装置が本来的に必要と
なる。
【0004】かかる密封装置として、例えば実開平6−
82437号に記載されたごときオイルシールなどの接
触形シールを備えたものがある。かかる従来技術による
オイルシールは、芯金を外輪側の内周面に嵌合させ、そ
の芯金から延在するシール部を内輪側の外周面に当接さ
せている。この従来技術によれば、簡素でかつ安価な密
封装置が提供されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては作業の効率化を促進すべく圧延機等の高速化が図ら
れるようになってきており、それにより軸受の使用環境
も過酷になっている。すなわち圧延機等の高速化が図ら
れると、密封装置のシール部における摺動部の発熱量が
過大となり、シール部の早期劣化や不測の損傷を招く恐
れがある。これに対し、シール部の押しつけ力を弱めれ
ば、摺動による発熱をある程度抑えることができるもの
の、外部からの冷却水等の侵入を招きやすくなって好ま
しくない。一方、シール部にグリースや油などを供給す
れば、摺動部の摩擦を低減でき、同様に発熱を抑えるこ
とができるが、グリースや油の補給装置を別個に設けな
くてはならず、コストが大幅に増大する。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑み、密封性を
維持しつつ、低コストながら摺動部の発熱量を抑制でき
る軸受装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、第1の本発明の軸受装置は、軸線方向に分割可能な
内輪と、軸線方向に分割可能な外輪と、前記内輪と前記
外輪との間に、回転自在に配置された複列の転動体と、
前記内輪と前記外輪の一方の輪に取り付けられ、リップ
部を備えたシール体と、前記内輪と前記外輪の他方の輪
に取り付けられ、前記リップ部に当接するシール摺動部
材と、前記シール体及び前記シール摺動部材の一方に取
り付けられ、その他方に対して当接する固体潤滑部材
と、を有するものである。
【0008】第2の本発明の軸受装置は、軸線方向に分
割可能な内輪と、軸線方向に分割可能な外輪と、前記内
輪と前記外輪との間に、回転自在に配置された複列の転
動体と、前記内輪と前記外輪の一方の輪に取り付けら
れ、リップ部を備えたシール体と、前記内輪と前記外輪
の他方の輪に取り付けられ、前記リップ部に当接するシ
ール摺動部材と、前記シール体及び前記シール摺動部材
の双方に取り付けられ、互いに摺動し合う固体潤滑部材
とを有し、少なくとも前記シール体及び前記シール摺動
部材の一方に取り付けられた前記固体潤滑部材は、その
他方に対して当接するようになっている。
【0009】
【作用】第1の本発明の軸受装置は、軸線方向に分割可
能な内輪と、軸線方向に分割可能な外輪と、前記内輪と
前記外輪との間に、回転自在に配置された複列の転動体
(例えば4列の円錐ころ)と、前記内輪と前記外輪の一
方の輪に取り付けられ、リップ部を備えたシール体と、
前記内輪と前記外輪の他方の輪に取り付けられ、前記リ
ップ部に当接するシール摺動部材と、前記シール体及び
前記シール摺動部材の一方に取り付けられ、その他方に
対して当接する固体潤滑部材と、を有するので、かかる
固体潤滑部材からしみ出た潤滑剤又は固体潤滑剤によ
り、前記シール体又は前記シール摺動部材に対して相対
的に摺動する際に発生する摩擦熱を抑えることができ、
よって発熱量低減により前記シール体の寿命の延長を図
ることができる。又、密封装置に対してグリースや油の
充填や補給が不要であり、より取り扱いに優れた軸受装
置となっている。
【0010】第2の本発明の軸受装置は、軸線方向に分
割可能な内輪と、軸線方向に分割可能な外輪と、前記内
輪と前記外輪との間に、回転自在に配置された複列の転
動体(例えば4列の円錐ころ)と、前記内輪と前記外輪
の一方の輪に取り付けられ、リップ部を備えたシール体
と、前記内輪と前記外輪の他方の輪に取り付けられ、前
記リップ部に当接するシール摺動部材と、前記シール体
及び前記シール摺動部材の双方に取り付けられ、互いに
摺動し合う固体潤滑部材とを有し、少なくとも前記シー
ル体及び前記シール摺動部材の一方に取り付けられた前
記固体潤滑部材は、その他方に対して当接するようにな
っているので、かかる固体潤滑部材からしみ出た潤滑剤
又は固体潤滑剤により、前記シール体又は前記シール摺
動部材に対して相対的に摺動する際における摩擦熱を抑
えることができ、よって前記シール体の寿命を延長させ
ることができる。また、前記シール体及び前記シール摺
動部材の双方に取り付けられた固体潤滑部材同士が摺動
することで、発熱を抑えつつもシール効果をより高める
ことができる。更に、密封装置に対してグリースや油の
充填や補給が不要であり、より取り扱いに優れた軸受装
置となっている。
【0011】更に、前記固体潤滑部材は環状をなしてお
り、前記シール体又は前記シール摺動部材に対して着脱
可能となっていると、摩消したような場合には、必要に
応じて交換が可能となる。
【0012】又、前記固体潤滑部材は環状をなしてお
り、前記シール体又は前記シール摺動部材に対して一体
的に成形されてなると、強固な組み付けが可能となるの
で好ましい。
【0013】本発明の固体潤滑部材は、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリメチルペンテン等
の基本的に同じ化学構造を有するポリオレフィン系樹脂
の群から選定された合成樹脂に、潤滑剤としてポリα−
オレフィン油のようなパラフィン系炭化水素油、ナフテ
ン系炭化水素油、鉱油、ジアルキルジフェニルエーテル
油のようなエーテル油、フタル酸エステルのようなエス
テル油等の何れか単独若しくは混合油の形で混ぜて調製
したものに、更に固体潤滑剤を配合した原料を、樹脂の
融点以上で加熱して可塑化し、その後冷却することで固
形状にしたものであり、潤滑剤の中に予め酸化防止剤、
錆止め剤、摩耗防止剤、あわ消し剤、極圧剤等の各種添
加剤を加えたものでもよい。また、固体潤滑剤として
は、黒鉛(グラファイト)(熱伝導率100〜150W
/m・K)、窒化硼素(h−BN)(50〜85W/m
・K)、フッ素樹脂(PTFE:0.24W/m・
K)、二硫化モリブデン(0.1 〜0.2 W/m・
K)、二硫化タングステン(0.1 〜0.2 W/m
・K)等公知のものを使用できるが、中でも熱伝導率が
20W/m・K以上である黒鉛(グラファイト)や窒化
硼素が好ましい。これらは、粒子状のほか、繊維状やウ
ィスカー状で使用することができる。
【0014】上記固体潤滑部材の組成比は、全重量に対
してポリオレフィン系樹脂10〜47重量%、潤滑剤8
5〜50重量%、固体潤滑剤3〜25重量%である。ポ
リオレフィン系樹脂が10重量%未満の場合は、あるレ
ベル以上の硬さ・強度が得られず、軸受の回転などによ
って負荷がかかった時に初期の形状を維持するのが難し
くなる。ポリオレフィン系樹脂が47重量%を越える場
合は、相対的に潤滑剤の含有量が少なくなり、また、固
体潤滑剤が3重量%未満の場合は、固体潤滑部材全体の
熱伝導率を高める効果が少なく、それに対して25重量
%を超えると、相対的に潤滑剤の含有量が少なくなり、
シール摺動部の発熱をまねき、シール寿命が短くなる。
【0015】上記合成樹脂の群は、基本構造は同じでそ
の平均分子量が異なっており、700〜5×10の範
囲に及んでいる。使用に際しては、平均分子量700〜
1×10のワックスに分類されるもの、平均分子量1
×10〜1×10の比較的低分子量のもの、平均分
子量1×10〜5×10の超高分子量のものを、単
独で若しくは必要に応じて混合して用いる。例えば、比
較的低分子量のものと潤滑剤との組合わせによって、あ
る程度の機械的強度、潤滑剤供給能力、保油性を持つ固
体潤滑部材が得られる。また、この比較的低分子量のも
のの一部をワックスに分類されるものに置き換えると、
ワックスに分類されるものと潤滑剤との分子量の差が小
さいために潤滑剤との親和性が高くなり、結果として固
体潤滑部材の保油性が向上し、長期間にわたっての潤滑
剤の供給が可能になる。但し、その反面機械的強度は低
下する。ワックスとしては、ポリエチレンワックスのよ
うなポリオレフィン系樹脂の他、融点が100〜130
℃以上の範囲にある炭化水素系のもの(例えば、パラフ
ィン系合成ワックス)であれば使用できる。それに対し
て、比較的低分子量のものの一部を超高分子量のものに
置き換えると、超高分子量のものと潤滑剤との分子量の
差が大きいために潤滑剤との親和性が低くなり、結果と
して保油性が低下し、潤滑剤含有ポリマからの潤滑剤の
滲み出しが速くなる。それによって、固体潤滑部材から
供給可能な潤滑剤の限界量に達する時間が短くなり、シ
ール寿命が短くなり、ついには軸受内への水侵入等によ
り軸受の寿命が短くなる。ただし、機械的強度は向上す
る。そこで、成形性、機械的強度、保油性、潤滑剤供給
量のバランスを考慮すると、固体潤滑部材の組成比をワ
ックスに分類されるもの0〜5重量%、比較的低分子量
のもの8〜45重量%、超高分子量のもの2〜15重量
%で、3つの樹脂分の合計10〜47重量%とするのが
実用上好適である。
【0016】固体潤滑部材の機械的強度を向上させるた
め、上述のポリオレフィン系樹脂に、以下のような熱可
塑性樹脂及び熱硬化性樹脂を添加してもよい。熱可塑性
樹脂としては、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、
ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリアミドイミド、ポリスチレン、ABS樹脂等の各樹
脂を使用することができる。熱硬化性樹脂としては、不
飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂、メラニン樹脂、フェ
ノール樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等の各樹脂
を使用することができる。これらの樹脂は、単独または
混合して用いてもよい。
【0017】同じく機械的強度を向上させるためには、
充填材を添加しても良い。例えば、炭酸カルシウムウィ
スカーや炭酸マグネシウムウィスカー、チタン酸カリウ
ムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー等の無機
ウィスカー類、またガラス繊維や金属繊維等の無機繊維
類及びこれらを布状に編組したもの、あるいはアラミド
繊維やポリエステル繊維等の有機繊維類及びこれらを布
状に編組したものを添加してもよい。
【0018】また、ポリオレフィン系樹脂とそれ以外の
樹脂とをより均一な状態で分散させるために、必要に応
じて適当な相溶化剤を加えてもよい。更に、ポリオレフ
ィン系樹脂の熱による劣化を防止する目的で、N,N′
−ジフェニル−p−フェニルジアミン、2,2′−メチ
レンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)等
の老化防止剤、また光による劣化を防止する目的で、2
−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2
−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチ
ル−フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等の紫
外線吸収剤を添加してもよい。
【0019】以上に挙げたポリオレフィン系樹脂、潤滑
剤及び固体潤滑剤以外の添加剤の添加量は、添加剤全体
として成形原料全量の20重量%以下であることが、潤
滑剤の供給能力を維持する上で好ましい。
【0020】本発明で用いることのできる合成樹脂とし
ては、上記で説明したようなポリオレフィン系樹脂をベ
ースとしたものの他、射出成形可能な熱可塑性樹脂であ
れば使用でき、その中で含油量を多くすることができる
ものとして例えば、ポリエステル系エラストマー等があ
る。また、熱可塑性樹脂の他に、ポリウレタン、ポリウ
レアエラストマー等の熱硬化性樹脂も用いることができ
る。ポリウレタンの場合は、潤滑剤としてグリースを用
いて、反応原料となる。イソシアネート基を含有するウ
レタンプレポリマーとアミン系硬化剤とをそれぞれある
いはどちらか一方をグリースに均一に混合した後、2つ
の混合物をさらに混合して軸受に充填し、必要に応じて
加熱して反応させ、グリースを含有させた状態で硬化さ
せる。ポリウレアの場合は、分子鎖にソフトセグメント
を含有する芳香族ポリアミン化合物及び芳香族ジアミン
の混合物からなるアミン成分を、それと相溶性のある潤
滑油或いはその潤滑油を基油とするグリースと均一に混
合した混合物に、更にポリイソシアナート成分を加えて
混合し、これを充填後、必要に応じて加熱して反応さ
せ、潤滑剤を含有させた状態で硬化させる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明にか
かる軸受装置を用いて支持する圧延機のワークロール端
部周辺を示す断面図である。図1において、4列円錐こ
ろ軸受10は、圧延機のワークロール1を支持する軸線
方向に分割可能な2列の内輪12と、ハウジング2に取
り付けられた軸線方向に分割可能な複数列の外輪13
と、内輪12と外輪13との間にそれぞれ複数個配置さ
れた4列の円錐ころ(転動体)14と、円錐ころ14を
保持する保持器15とからなる。軸受10の両側には、
密封装置20が配置されている。軸受10と密封装置2
0とで、軸受装置を構成する。一対の密封装置20は、
同様な構成を有するため、右側の密封装置20に対して
のみ説明を行う。
【0022】図2は、いわゆる軸接触タイプと呼ばれる
密封装置20の組み付け状態を示す断面図である。図2
において、密封装置20は、リング状の外輪ホルダ21
と、外輪ホルダ21に取り付けられたシール体22と、
環状の固体潤滑部材23と、シール摺動部材である内輪
12の端部12aの外周面とから構成されている。
【0023】外輪ホルダ21の図2で左端面には、段部
21aが形成されており、一方、外輪13(図1)の図
2で右端面には、段部21aに対向するようにして段部
(不図示)が形成され、外輪ホルダ21を外輪13に組
み付けた時には、段部同士が係合するようになってい
る。
【0024】更に、外輪ホルダ21は、外周に周溝21
bを有している。かかる周溝21b内にはO−リング2
4が配置され、外輪ホルダ21の外周面とハウジング2
(図1)の内周面との間を密封している。
【0025】シール体22は、板状の芯金22aと、シ
ール部22bとからなる。芯金22aは、外輪ホルダ2
1の円錐状内周面21cに沿って取り付けられ、半径方
向内方に向かって延在している。芯金22aの内方縁か
ら突出するシール部22bは、図2で左下方に延在する
補助リップ22cと、右下方に延在する主リップ22d
とを有している。主リップ22dの先端外周には、主リ
ップ22dを内輪12(図2(b))に向かって縮径す
るように付勢するバネ22eが取り付けられている。
【0026】図2(a)に示すように、補助リップ22
cと主リップ22dとの間には、図で見て断面が三角状
の空間が形成される。かかる空間よりわずかに小さい周
方向断面形状の固体潤滑部材23を、補助リップ22c
と主リップ22dの内側に内挿する。補助リップ22c
は比較的たわみやすいので、図で左方から固体潤滑部材
23を組み込むと容易である。かかる状態を維持しつ
つ、これら組立体を内輪12の端部12aの外周にアッ
センブリで組み込むことで、密封装置20の組付けを行
える(図2(b)参照)。尚、組み込んだ状態で、シー
ル体22の補助リップ22cと主リップ22dは、適切
な付勢力で内輪12の端部12aに当接し、かつ固体潤
滑剤23も内輪12の端部12aの外周面に当接するよ
うになっている。本実施の形態では、固体潤滑部材23
は、シール体22に取り付けられ、シール摺動部材であ
る内輪12の端部12aの外周面に対して当接してい
る。
【0027】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。図1において、圧延機のワークロール1が内輪12
と共に回転すると、内輪12と外輪13との間を円錐こ
ろ14が転動し、それによりハウジング2に対してワー
クロール1を回転自在に支持することができる。
【0028】かかる場合、ワークロール1の周囲には、
大量の冷却水がかけられるため、図2の密封装置20の
外方(右側)まで、冷却水が飛散してくる可能性があ
る。これに対し、本実施の形態においては、シール体2
2の主リップ22d、補助リップ22cが、シール摺動
部材である内輪12の端部12aの外周面に当接摺動
し、2箇所でシールが行われるため、密封性能をより高
めている。更に、固体潤滑部材23よりしみ出た潤滑剤
又は固体潤滑剤が、主リップ22d、補助リップ22c
の内輪12の端部12aに対する摺動部の摩擦を低減
し、発熱を抑えることで、シール体22の寿命を延長
し、メンテナンスコストを低減させることができる。
尚、本実施の形態の固体潤滑部材23は、主リップ22
dと内輪12の端部12aの外周面との間に飛び込んで
きた冷却水の勢いを止め、補助リップ22cのシール効
果を高めるという効果も奏する。又、バネ22eを取り
外せば、固体潤滑部材23を外方(図で右側)に抜き出
すこともでき、その交換も容易に行える。
【0029】図3(a)は、第2の実施の形態にかか
る、いわゆる端面接触タイプと呼ばれる密封装置120
の図2と同様な断面図であり、図3(b)は、シール体
と固体潤滑部材との組み付け状態を示す図である。図3
(a)において、密封装置120は、リング状の外輪ホ
ルダ121と、外輪ホルダ121に取り付けられたシー
ル体122と、環状の固体潤滑部材123と、シール摺
動部材125とからなる。
【0030】外輪ホルダ121の左端面には、段部12
1aが形成されており、一方、外輪13(図1)の右端
面には、段部121aに対向するようにして段部(不図
示)が形成され、外輪ホルダ121を外輪13に組み付
けた時には、段部同士が係合するようになっている。
【0031】更に、外輪ホルダ121は、外周に周溝1
21bを有し、かかる周溝121b内にはO−リング1
24が配置され、外輪ホルダ121の外周面とハウジン
グ2(図1)の内周面との間を密封している。
【0032】シール体122は、断面が略クランク状の
芯金122aと、シール部122bとからなり、外輪ホ
ルダ121の内周面121cに取り付けられている。シ
ール部122bは、図3(a)で右方に向かって延在す
る円錐形状の2つのリップ部122c、122dを有し
ている。
【0033】シール摺動部材125は、シール体122
の芯金122aに対向して、略L字状の断面を有し、内
輪12の端部12a(図1)と同軸の円筒部125a
と、円筒部125aの図3(a)で右方端から半径方向
外方に延在するフランジ部125bとを有している。シ
ール体122のリップ部122c、122dは、フラン
ジ部125bの内側面(図3(a)で左側面)に摺動可
能に当接している。シール摺動部材125は、円筒部1
25aに形成された貫通孔125cに挿通されるボルト
(不図示)を介して、内輪12の端部12a(図1)に
固定されて一体的に回転するようになっている。
【0034】図3(a)に示すように、リップ部122
cとリップ部122dとの間には、図で見て断面が三角
状の空間が形成される。シール体122を組み込んだ外
輪ホルダ121を外輪13(図1)に取り付けた後、上
記三角状の空間よりわずかに小さい周方向断面形状の固
体潤滑部材123を、図3(b)に示すように、リップ
部122cとリップ部122dの間に図で右方から内挿
し、その後、シール摺動部材125を内輪12の端部1
2a(図1)に組み付けることができる(図3(a)参
照)。尚、組み込んだ状態で、シール体122のリップ
部122cとリップ部122dは、適切な付勢力でシー
ル摺動部材125のフランジ部122bの内側面に当接
し、かつ固体潤滑部材123もフランジ部122bの内
側面に当接するようになっている。本実施の形態では、
固体潤滑部材123は、シール体122に取り付けら
れ、シール摺動部材125に対して当接している。
【0035】本実施の形態においても、シール体122
のリップ部122c、122dが、シール摺動部材12
5のフランジ部125bの内側面に当接摺動し、2箇所
でシールが行われるため、密封性能をより高めている。
更に、本実施の形態においては、外輪ホルダ121の図
3(a)で右端側内周面121dが、外方に向かうにつ
れ拡径するテーパ状となっており、又、シール摺動部材
125のフランジ部125bの外周縁125dとが、わ
ずかなスキマを隔てて(すなわち狭路を形成して)対峙
しているので、軸受10の動作時において、狭路を通過
しようとする冷却水等の異物の振り切り効果を高めるこ
とができ、それにより、より効果の高いラビリンスシー
ルを形成することができる。
【0036】更に、固体潤滑部材123よりしみ出た潤
滑剤又は固体潤滑剤が、リップ部122c、122dの
フランジ部125bに対する摺動部の摩擦を低減し、発
熱を抑えることで、シール体122の寿命を延長し、メ
ンテナンスコストを低減させることができる。尚、本実
施の形態においては、固体潤滑部材123からしみでた
固体潤滑剤は、遠心力に基づいてフランジ部125bに
沿って半径方向外方に向かうため、密封性能をより高め
るために、半径方向外側のリップ122cの当接力を、
半径方向内側のリップ122dの当接力より高めても発
熱量は低く抑えられる。
【0037】図4(a)及び(b)は、密封装置220
の組み付け状態を示す断面図である。図4(a)及び
(b)の密封装置220は、図2の密封装置20に対
し、主として固体潤滑部材223の構成のみが異なるた
め、共通する構成については説明を省略する。より具体
的に本実施の形態を説明すると、図4(b)に示すよう
に、シール摺動部材としての内輪212の端部212a
の外周面には段部212bが形成され、ここに薄円管状
の固体潤滑部材223が嵌合配置される。シール体22
2は芯金22aとシール部222bとからなり、動作時
には、図4(a)に示すごとく、シール部222bの主
リップ222dが、固体潤滑部材223の外周面に当接
することで、固体潤滑部材223よりしみ出た潤滑剤又
は固体潤滑剤が、主リップ222dの摺動部の摩擦を低
減し、発熱を抑えることで、シール体222の寿命を延
長し、メンテナンスコストを低減させることができる。
尚、本実施の形態においては、補助リップ222cは、
内輪212の外周面には当接しておらず、わずかなスキ
マで対峙することで、ラビリンスシールを形成してい
る。本実施の形態では、固体潤滑部材223は、シール
摺動部材である内輪212の端部212aの外周面に取
り付けられ、シール体222に対して当接している。
【0038】本実施の形態の変形例を図4(c)に示
す。シール摺動部材としての内輪212’の端部212
a’の外周面には、段部ではなく周溝212b’が形成
され、ここに固体潤滑部材223’が薄円管状に成型加
工され、内輪212’と一体となっている。本変形例で
は、固体潤滑部材223’は単独で交換はできないが、
内輪212’の端部212a’に対して一体的に成型加
工されているので、その接合は強固なものとなってい
る。
【0039】図5は、密封装置320の組み付け状態を
示す断面図である。図5の密封装置320は、図3の密
封装置120に対し、主としてシール体322、固体潤
滑部材323及びシール摺動部材325の構成のみが異
なるため、共通する構成については説明を省略する。よ
り具体的に本実施の形態を説明すると、図5(b)に示
すように、シール摺動部材325のフランジ部325b
の内側側面(図で左側面)には、周方向に沿って延在す
る浅溝325eが形成され、ここに薄環状の固体潤滑部
材323が嵌合配置される。シール体322は芯金12
2aとシール部322bとからなり、動作時には、図5
(a)に示すごとく、シール部322bのリップ部32
2dが、固体潤滑部材323の面に当接することで、固
体潤滑部材323よりしみ出た潤滑剤又は固体潤滑剤
が、リップ部322dの摺動部の摩擦を低減し、発熱を
抑えることで、シール体322の寿命を延長し、メンテ
ナンスコストを低減させることができる。尚、本実施の
形態においては、シール体322には、単一のリップ部
322dのみが設けられている。本実施の形態では、固
体潤滑部材323は、シール摺動部材325に取り付け
られ、シール体322に対して当接している。
【0040】本実施の形態の変形例を図5(c)に示
す。シール摺動部材325’の浅溝325e’に対し
て、固体潤滑部材323’が薄環状に成型加工され一体
となっている。固体潤滑部材323’は溶融した状態で
成型加工されるので、図に示すように、浅溝325’は
底(図で右方)に向かうにつれ溝幅が広くなる形状でも
良く、それにより固体潤滑部材323’とシール摺動部
材325’との接合をより強固なものとすることができ
る。
【0041】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、図6に示すように、第1の実
施の形態(図2参照)と第3の実施の形態(図4参照)
とを組み合わせて密封装置220’を得ることもでき
る。かかる場合、上記実施の形態の効果に加え、固体潤
滑部材23,223同士を当接摺動させることで、長期
間にわたって安定して潤滑剤又は固体潤滑剤を摺動部に
供給することができる。同様に、図7に示すように、第
2の実施の形態(図3参照)と第4の実施の形態(図5
参照)とを組み合わせて密封装置320’を得ることも
できる。かかる場合も、上記実施の形態の効果に加え、
固体潤滑部材123,323同士を当接摺動させること
で、長期間にわたって安定して潤滑剤又は固体潤滑剤を
摺動部に供給することができる。図から明らかである
が、図6の第5の実施の形態においては、固体潤滑部材
23、223は、シール体222及びシール摺動部材で
ある内輪212の端部212aにそれぞれ取り付けら
れ、互いに摺動し合うようになっており、且つシール体
222に取り付けられた固体潤滑部材23は、その一部
がシール摺動部材である内輪212の端部212aに当
接しており、内輪212の端部212aに取り付けられ
た固体潤滑部材223は、シール体222のリップ部2
22dに対して当接している。又、図7の第6の実施の
形態においては、固体潤滑部材123,323は、シー
ル体122及びシール摺動部材325にそれぞれ取り付
けられ、互いに摺動し合うようになっており、且つシー
ル摺動部材325に取り付けられた固体潤滑部材323
は、シール体122のリップ部122c、122dに対
して当接している。
【0042】
【発明の効果】第1の本発明の軸受装置は、軸線方向に
分割可能な内輪と、軸線方向に分割可能な外輪と、前記
内輪と前記外輪との間に、回転自在に配置された複列の
転動体と、前記内輪と前記外輪の一方の輪に取り付けら
れ、リップ部を備えたシール体と、前記内輪と前記外輪
の他方の輪に取り付けられ、前記リップ部に当接するシ
ール摺動部材と、前記シール体及び前記シール摺動部材
の一方に取り付けられ、その他方に対して当接する固体
潤滑部材と、を有するので、かかる固体潤滑部材からし
み出た潤滑剤又は固体潤滑剤により、前記シール体又は
前記シール摺動部材に対して相対的に摺動する際に発生
する摩擦熱を抑えることができ、よって発熱量低減によ
り前記シール体の寿命の延長を図ることができる。又、
密封装置に対してグリースや油の充填や補給が不要であ
り、より取り扱いに優れた軸受装置となっている。
【0043】第2の本発明の軸受装置は、軸線方向に分
割可能な内輪と、軸線方向に分割可能な外輪と、前記内
輪と前記外輪との間に、回転自在に配置された複列の転
動体と、前記内輪と前記外輪の一方の輪に取り付けら
れ、リップ部を備えたシール体と、前記内輪と前記外輪
の他方の輪に取り付けられ、前記リップ部に当接するシ
ール摺動部材と、前記シール体及び前記シール摺動部材
の双方に取り付けられ、互いに摺動し合う固体潤滑部材
とを有し、少なくとも前記シール体及び前記シール摺動
部材の一方に取り付けられた前記固体潤滑部材は、その
他方に対して当接するようになっているので、かかる固
体潤滑部材からしみ出た潤滑剤又は固体潤滑剤により、
前記シール体又は前記シール摺動部材に対して相対的に
摺動する際における摩擦熱を抑えることができ、よって
前記シール体の寿命を延長させることができる。また、
前記シール体及び前記シール摺動部材の双方に取り付け
られた固体潤滑部材同士が摺動することで、発熱を抑え
つつもシール効果をより高めることができる。更に、密
封装置に対してグリースや油の充填や補給が不要であ
り、より取り扱いに優れた軸受装置となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる軸受装置を用いて支持する圧延
機のワークロール端部周辺を示す断面図である。
【図2】いわゆる軸接触タイプと呼ばれる密封装置20
の組み付け状態を示す断面図である。
【図3】図3(a)は、第2の実施の形態にかかる、い
わゆる端面接触タイプと呼ばれる密封装置120の図2
と同様な断面図であり、図3(b)は、シール体と固体
潤滑部材との組み付け状態を示す図である。
【図4】第3の実施の形態にかかる密封装置220の組
み付け状態を示す断面図である。
【図5】第4の実施の形態にかかる密封装置220の組
み付け状態を示す断面図である。
【図6】第5の実施の形態にかかる密封装置220’の
組み付け状態を示す断面図である。
【図7】第6の実施の形態にかかる密封装置320’の
組み付け状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ワークロール 2 ハウジング 12、212、212’ 内輪 13 外輪 14 円錐ころ 20,120,220,320,220’,320’
密封装置 23,123,223,323、223’、323’
固体潤滑部材 25,125,325,325’ シール摺動部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向に分割可能な内輪と、 軸線方向に分割可能な外輪と、 前記内輪と前記外輪との間に、回転自在に配置された複
    列の転動体と、 前記内輪と前記外輪の一方の輪に取り付けられ、リップ
    部を備えたシール体と、 前記内輪と前記外輪の他方の輪に取り付けられ、前記リ
    ップ部に当接するシール摺動部材と、 前記シール体及び前記シール摺動部材の一方に取り付け
    られ、その他方に対して当接する固体潤滑部材と、を有
    する軸受装置。
  2. 【請求項2】 軸線方向に分割可能な内輪と、 軸線方向に分割可能な外輪と、 前記内輪と前記外輪との間に、回転自在に配置された複
    列の転動体と、 前記内輪と前記外輪の一方の輪に取り付けられ、リップ
    部を備えたシール体と、 前記内輪と前記外輪の他方の輪に取り付けられ、前記リ
    ップ部に当接するシール摺動部材と、 前記シール体及び前記シール摺動部材の双方に取り付け
    られ、互いに摺動し合う固体潤滑部材とを有し、 少なくとも前記シール体及び前記シール摺動部材の一方
    に取り付けられた前記固体潤滑部材は、その他方に対し
    て当接するようになっている軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記固体潤滑部材は環状をなしており、
    前記シール体又は前記シール摺動部材に対して着脱可能
    となっている請求項1又は2に記載の軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記固体潤滑部材は環状をなしており、
    前記シール体又は前記シール摺動部材に対して一体的に
    成形されてなる請求項1又は2に記載の軸受装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008030375A1 (de) 2008-06-25 2009-12-31 Schaeffler Kg Dichtvorrichtung für ein Drehlager
JP2011074957A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Ntn Corp 転がり軸受用シール装置、およびこのシール装置を備えた転がり軸受
EP2400172A1 (de) * 2010-06-24 2011-12-28 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wälzkörpereinheit mit geteiltem Aussenring und Transportring
JP2013029129A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Ntn Corp 密封型転がり軸受
JP2016050665A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 株式会社 神崎高級工機製作所 車軸支持部のシール構造

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