JP2003157529A - 情報記録装置及び情報記録方法 - Google Patents

情報記録装置及び情報記録方法

Info

Publication number
JP2003157529A
JP2003157529A JP2002351240A JP2002351240A JP2003157529A JP 2003157529 A JP2003157529 A JP 2003157529A JP 2002351240 A JP2002351240 A JP 2002351240A JP 2002351240 A JP2002351240 A JP 2002351240A JP 2003157529 A JP2003157529 A JP 2003157529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
information
sub
signal
information signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002351240A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kuroda
和男 黒田
Toshiro Tanigawa
敏郎 谷川
Hidehiro Ishii
英宏 石井
Jiro Endo
二郎 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2002351240A priority Critical patent/JP2003157529A/ja
Publication of JP2003157529A publication Critical patent/JP2003157529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 副情報信号を記録媒体のリードイン領域或い
はリードアウト領域に記録する記録動作を含む記録処理
動作全体に要する時間を低減することができる情報記録
装置を提供することにある。 【解決手段】 情報記録媒体に主情報信号と副情報信号
とを記録する情報記録装置であって、前記主情報信号を
主情報記録領域に、並びに前記副情報信号を副情報記録
領域に記録する記録手段と、空き時間に前記記録手段を
前記副情報記録領域に移送して、前記副情報信号を記録
し、副情報信号が記録されている最終記録位置を示す副
情報信号記録情報を更新する制御手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、相変化光ディス
クに代表される記録可能な情報記録媒体に情報信号を記
録する情報記録装置及び情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、再生専用の光ディスクには、
再生するべき主情報となるビデオ情報や音楽情報等の主
情報信号が記録された主情報記録領域の他に、かかる主
情報記録領域の内外周部分に当該主情報記録領域を挟む
ように、副情報領域であるリードイン領域とリードアウ
ト領域とが形成されている。例えば、DVD(DigitalV
ersatile Disc)の場合、図7に示される通り、直径4
8mm乃至116mmが主情報記録領域であり、直径4
6mm乃至48mmがリードイン領域、さらに直径11
6mm乃至117mmがリードアウト領域とされてい
る。
【0003】リードイン領域並びにリードアウト領域
は、通常、ディスク上の主情報記録領域を最大限利用可
能とするべく、つまり、主情報記録領域の最内周トラッ
クから最外周トラックまで記録された主情報信号の読取
りを可能とするべく設けられている。
【0004】すなわち、主情報信号を最内周トラックま
たは最外周トラックから読取るためには、読取用光ビー
ムがかかる最内周トラックまたは最外周トラックを照射
するように、当該読取用光ビームを発生するピックアッ
プの移送制御を行うが、かかる移送制御を行う際に、外
乱等の影響で主情報記録領域の最内周トラックのさらに
内周側あるいは最外周トラックのさらに外周側にまで移
送されてしまう場合がある。このような場合、ピット列
である情報トラックが形成されていない領域、つまり、
鏡面の状態にある領域に光ビームが照射されると、移送
制御に必要なエラー信号(例えばトラッキングエラー信
号)が得られなくなり、最悪の場合、移送制御が不能な
状態、つまり、ピックアップが暴走する状態に陥る畏れ
がある。
【0005】そこで、上述したように外乱等により主情
報記録領域の最内周トラック或いは最外周トラックを越
えて移送された場合であっても、移送制御が不能な状態
に陥ることが無いように、主情報記録領域の最内周トラ
ックから更に内周側と最外周トラックの更に外周側の両
側に所定の範囲(例えば上記DVDの場合、1000乃
至500μm以上)に亘ってピット列、つまり、情報ト
ラックを形成するのである。
【0006】リードイン領域並びにリードアウト領域を
形成する上記情報トラックには、リードイン領域或いは
リードアウト領域で有ることを示す特異信号が、かかる
両領域のピット列を形成する副情報信号として記録され
る。また、光ディスクの種類によっては、リードイン領
域には、主情報記録領域に記録される主情報信号に関わ
る目次情報や或いはディスクの属性情報(再生専用ディ
スク/記録可能ディスク等)等が上記特異信号と併せて
副情報信号として記録される。
【0007】ところで、記録可能な光ディスク(使用者
が任意の主情報信号を記録することが可能な光ディス
ク)には、通常、記録用の光ビームを記録用トラック
(例えば、グルーブトラック)に導くガイドトラック
(例えば、ランドトラック)と、ディスク上の位置情報
(アドレス)等のプリ情報がプリピット等の形態で予め
記録されている。そして、記録装置は、かかるガイドト
ラックとプリピットとからディスク上の所定の位置にあ
る記録用トラックを検索することにより、検索した上記
所定の位置にある記録用トラックに記録用光ビームを照
射して所望の主情報信号を記録することができる。上記
ガイドトラック並びにプリピットは再生専用ディスクに
おけるリードイン領域並びにリードアウト領域に相当す
る領域にも形成されており、記録装置は、かかる領域に
リードインあるいはリードアウトを示す上記特異信号を
記録することになっている。記録可能な光ディスクに対
して再生専用ディスクのごときリードイン領域並びにリ
ードアウト領域を形成するのは、再生専用ディスクを再
生する再生装置で記録可能ディスクも再生することがで
きるように、再生専用ディスクとのフォーマット上の整
合性を保つ必要があるからである。
【0008】また、再生装置は、情報トラックがピット
列によって形成されていることを前提にトラッキング方
法等が選定されているから、選定されたトラッキング方
法によっては、ガイドトラックでは読取ビームの記録ト
ラックへの誘導が行えなくなる場合がある。例えば、ト
ラッキング方法として、読取ビームがトラックを横切っ
た際に得られる情報トラックを形成する各ピットからの
反射光成分の位相差に基づいてエラー信号を得る時間差
法が選定されていると、トラッキング制御部から見れ
ば、上記記録用トラックにピット列が形成されないかぎ
り、かかる記録用トラックは上述したミラー部と等化で
あり、トラッキングエラー信号は得られない。
【0009】そこで、記録可能な光ディスクに主情報信
号を記録する従来の情報記録装置では、主情報信号の記
録用トラックへの記録が終了した後、最終処理工程とし
て、リードイン領域並びにリードアウト領域にピックア
ップを移送して、上述した特異信号或いは属性情報等の
副情報信号を担うピット列を形成していた。したがっ
て、本来記録するべき主情報信号の記録工程とは別に、
副情報信号を記録する工程が別途必要であり、その分記
録処理に時間がかかるという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
上記副情報信号を記録する記録動作を含む記録処理動作
全体に要する時間を低減することができる情報記録装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、情報記録媒体に主情報信号
と副情報信号とを記録する情報記録装置であって、前記
主情報信号を主情報記録領域に、前記副情報信号を副情
報記録領域に記録する記録手段と、空き時間に前記記録
手段を前記副情報記録領域に移送して、前記副情報信号
を記録し、副情報信号が記録されている最終記録位置を
示す副情報信号記録情報を更新する制御手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、副情報信
号の記録は、見掛け上、主情報信号の記録と並行して行
なわれることとなる。上記空き時間で許される限り副情
報信号の記録、すなわち、副情報記録領域におけるピッ
トの形成を行わしめる。このため、かかる並行して行わ
れた副情報信号の記録量分だけ、主情報信号の記録終了
後に行う、副情報信号の記録に要する時間を短縮できる
こととなり(従来は、本発明において主情報信号と並行
して記録する上記副情報信号の記録量も、主情報信号の
記録終了後に記録していた。)、延いては記録動作全体
に要する時間を短縮することが可能となる。
【0013】
【実施の形態】次に、図面を用いて本発明の好ましい実
施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施
の形態は、光学的に情報の記録及び再生が可能なディス
ク状の記録媒体(以下、単に光ディスクと称する。)に
対して情報の記録及び再生が可能な情報記録装置に対し
て本発明を適用した場合の実施の形態である。
【0014】始めに、図1を用いて、本発明の実施の形
態に係る情報記録装置の構成について説明する。 図1
に示すように実施の形態の情報記録装置Sは、記録手段
及び/または読取手段としてのピックアップ2と、移送
手段としてのスライダ3と、A/D(アナログ/ディジ
タル)コンバータ4と、加工手段を構成する圧縮回路
5、記録バッファメモリ6、エンコーダ8並びに記録回
路9と、リードイン領域及びリードアウト領域に記録さ
れる上述した副情報信号を記憶したメモリ7と、再加工
手段を構成する再生回路10、デコーダ11、再生バッ
ファメモリ12並びに伸長回路13と、D/A(ディジ
タル/アナログ)コンバータ14と、記録可能な光ディ
スク1に予め記録されているアドレス情報を抽出するア
ドレス抽出器15と、スピンドルモータ16と、検出手
段並びに制御手段としてのCPU17と、サーボ回路1
8と、操作部19と、表示部20とにより構成されてい
る。
【0015】次に各構成部材個々のこの発明に関わる概
要動作を説明する。始めに、外部からの記録すべき情報
を、記録媒体としての光ディスク1に記録する場合につ
いて説明する。
【0016】外部から記録すべき情報(当該記録すべき
情報としては、具体的には画像情報または音声情報或い
はその双方が含まれる。)に対応する情報信号Sin(ア
ナログ信号)が予め設定された入力レートMr で入力さ
れてくると、A/Dコンバータ4は当該情報信号Sinを
ディジタル化し、ディジタル情報信号Sd を生成して圧
縮回路5へ出力する。
【0017】そして、圧縮回路5は、CPU17から出
力されている制御信号Ss5 に基づいて、入力されてくる
ディジタル情報信号Sd を圧縮し、主情報信号である圧
縮情報信号Spdを生成して記録バッファメモリ6へ出力
する。このとき、当該ディジタル情報信号Sd を圧縮す
る際には、例えば、MPEG2(Moving Picture codin
g Experts Group 2)方式等の圧縮方式が用いられる。
【0018】次に記録バッファメモリ6は、入力されて
くる圧縮情報信号Spdをそのまま一時的に記憶する。こ
のとき、当該記録バッファメモリ6は蓄積された圧縮情
報信号Spdのデータ量を示すデータ量信号Smrを常にC
PU17に出力している。
【0019】次に、エンコーダ8は、CPU17から出
力されている制御信号Ss4 に基づいて、一時的に記録バ
ッファメモリ6に記憶されている圧縮情報信号Spd、ま
たはメモリ7に記憶されている副情報信号Scdを上記情
報信号Sinの入力レートMr、または、それよりも高い
記録レートRr で読み出し、これをエンコード(符号
化)してエンコード信号Sedを生成して記録回路9へ出
力する。
【0020】そして、記録回路9は、CPU17から出
力されている制御信号Ss2 に基づいて、入力されてくる
エンコード信号Sedを記録信号Sr に変換し、ピックア
ップ2へ出力する。このとき記録回路9においては、記
録するべき情報に正確に対応した形状のピットを後述の
光ディスク1上に形成するべく、エンコード信号Sedに
対していわゆるライトストラテジ処理等が施される。
【0021】次に、ピックアップ2は、CPU17から
出力されている制御信号Ss7に基づいて、スライダモー
タ3を介して光ディスク1の所定の領域(主情報記録領
域またはリードイン/リードアウト領域)への移送制御
を受ける。さらに、ピックアップ2は、記録回路9から
出力されている記録信号Sr に基づいて、当該ピックア
ップ2内の図示しない半導体レーザ等の光源を駆動して
光ビームBを生成して、これを光ディスク1の上記所定
の領域の情報記録面に照射し、当該記録信号Sr に対応
するピットを形成することにより上記記録レートRr に
対応する速度で情報信号Sinまたは副情報信号Scdを光
ディスク1上に記録する。このとき、当該光ディスク1
は、後述するスピンドル制御信号Ssmに基づいて駆動さ
れるスピンドルモータ16により所定の回転数で回転さ
れている。なお、当該光ディスク1上では、例えば、相
変化方式により記録信号Sr に対応するピットが形成さ
れて情報信号Sinが記録される。
【0022】次に、光ディスク1に記録されている情報
を再生する場合の動作について説明する。再生時におい
ては、先ず、スライダ3によって光ディスク1の所定の
領域に移送されたピックアップ2が再生用の光ビームB
を回転する光ディスク1に照射し、その反射光に基づい
て光ディスク1に形成されているピットに対応する検出
信号Sp を検出レートRp で生成し、再生回路10並び
にアドレス抽出器15に出力する。
【0023】次に、再生回路10は、CPU17から出
力されている制御信号Ss3に基づいて、出力された検出
信号Sp を所定の増幅率で増幅すると共にその波形を整
形し、再生信号Sprを生成してデコーダ11に出力す
る。
【0024】そして、デコーダ11は、CPU17から
出力されている制御信号Ss3 に基づいて、上記エンコー
ダ8におけるエンコード方式に対応するデコード(復
号)方式により再生信号Sprをデコードし、デコード信
号Sddを生成して上記検出レートRp に対応する速度で
再生バッファメモリ12へ出力する。
【0025】再生バッファメモリ12は、入力されてく
るデコード信号Sddをそのまま一時的に記憶する。この
とき、当該再生バッファメモリ12は蓄積されたデコー
ド信号Sddのデータ量を示すデータ量信号Smpを常にC
PU17に出力している。
【0026】伸長回路13は、CPU17から出力され
ている制御信号Ss6に基づいて、一時的に再生バッファ
メモリ12に記憶されているデコード信号Sddを上記検
出信号Sp の検出レートRp 、または、それよりも低い
出力レートMp で読み出し、当該読み出したデコード信
号Sddに対して上記圧縮回路5における圧縮処理に対応
する伸長処理を施し、伸長信号So を生成してD/Aコ
ンバータ14に出力する。
【0027】そして、D/Aコンバータ14は、伸長信
号So をアナログ化し、上記情報信号Sinに対応する出
力信号Sout を生成して外部に出力する。
【0028】アドレス抽出器15は、CPU17から出
力されている制御信号Ss8に基づいて、出力された検出
信号Sp をデコードすることによってプリ情報であるデ
ィスク1上のアドレス情報信号Sdaを取得し、CPU1
7に出力する。
【0029】以上説明した情報記録及び情報再生の動作
に伴って、CPU17は上記データ量信号Smp又はSmr
に基づいて、後述のフローチャートで示す処理を実行す
るように上記各制御信号Ss1乃至Ss8を夫々出力する。
このとき、操作部19は、使用者等により為された操作
に対応する指示信号Sc をCPU17に出力し、当該指
示信号Sc に基づいてCPU17が上記各制御信号Ss1
乃至Ss 8を夫々出力する。
【0030】これと並行して、CPU17は、スピンド
ルモータ16及びピックアップ2をサーボ制御するため
の制御信号Ss 9を生成してサーボ回路18に出力し、
当該サーボ回路18は、制御信号Ss 9に基づいてスピ
ンドルモータ16の回転を制御するための上記スピンド
ル制御信号Ssmを生成して、当該スピンドルモータ16
に出力すると共に、ピックアップ2におけるいわゆるト
ラッキングサーボ制御及びフォーカスサーボ制御のため
のピックアップ制御信号Sspを生成して当該ピックアッ
プ2に出力する。そして、ピックアップ2は当該ピック
アップ制御信号Sspに基づき、光ビームBに対してトラ
ッキングサーボ制御及びフォーカスサーボ制御を施しつ
つ上記記録信号Sr の記録又は検出信号Sp の検出を行
う。
【0031】なお、上述した情報記録再生装置Sの動作
を使用者が制御するために必要な情報は、CPU17か
らの表示信号Sdpに基づいて表示部20に表示される。
【0032】次に、上記構成を有する情報記録装置Sに
おける本発明に係る記録再生動作について図2乃至図4
を用いて説明する。
【0033】まず、CPU17は、情報記録装置Sの図
示しないターンテーブル上に光ディスク1が載置される
と、ピックアップ2をリードイン領域の開始位置近傍に
まで移送して、読取ビームを照射する。そして、光ディ
スクからの反射光に副情報信号を担うRF信号成分が含
まれているか否かを判定し、RF信号が含まれている場
合には、リードイン領域並びにリードアウト領域におけ
る副情報信号の読取りを行わせしめ、各領域における副
情報信号が記録されている最終記録位置(最終記録アド
レス)を副情報信号記録情報としてCPU17の図示し
ない内部RAMに記憶する。一方、RF信号が含まれて
いない場合には、一度も記録されたことの無い未記録の
ディスクが載置されているとして、リードイン領域/リ
ードアウト領域の各開始アドレスを、上記最終記録アド
レスとして上記内部RAMに記憶する(ステップS
1)。
【0034】次に、CPU17は、操作部19を介して
使用者から動作モードを指定する指示信号Sc が供給さ
れているか否かを判定し、指示信号Sc が供給されてい
ない場合には(ステップS2;no)、ステップS3に
移行して、ステップS1で記憶した副情報信号記録情
報、つまり、リードイン領域及びリードアウト領域の各
領域に記録された副情報信号の最終記録アドレスが、リ
ードイン領域及びリードアウト領域の各最終アドレスよ
り小か否かを判定する(ステップS3)。ステップS3
において、リードイン領域/リードアウト領域に副情報
信号の未記録領域が存在する、つまり、上記最終記録ア
ドレスが上記最終アドレスより小である場合には(ステ
ップS3;yes)、ピックアップ2を副情報信号記録
情報が示すリードイン領域またはリードアウト領域内の
最終記録アドレスの次のアドレスに移送するべく制御信
号Ss7をスライダ3に出力する(ステップS4)。
【0035】次いでCPU17は、メモリ7に記憶され
た副情報信号をエンコーダ8をして符号化せしめるよう
に制御信号Ss4を出力すると共に、制御信号Ss2を出力
してエンコーダ8から出力されたエンコード信号Sedを
記録信号Sr に変換せしめて、ステップS4でピックア
ップ2を移送したディスク上の位置(リードイン領域或
いはリードアウト領域における最終記録アドレスの次の
アドレス、すなわち、副情報信号の追記位置)から、副
情報信号を単位ブロック(例えば、一つのECC(Erro
r Collecting Code )ブロックと等しいデータ量)分記
録せしめる(ステップS5)。
【0036】次いで、CPU17は、内部メモリの副情
報信号記録情報をステップS5の実行に基づく新たな最
終記録アドレスで更新し、ステップS2に移行する(ス
テップS6)。
【0037】一方、ステップS3において、リードイン
領域/リードアウト領域に副情報信号の未記録領域が存
在しない、つまり、上記最終記録アドレスが上記最終ア
ドレスより小で無い場合(等しい場合)には(ステップ
S3;no)、既にリードイン領域並びにリードアウト
領域には全域に亘って副情報信号が記録された状態にあ
るので、新たな動作の指示に備えるべくステップS2に
移行する。
【0038】以上のように、情報記録装置Sに指示信号
Scが供給されていない場合には、情報記録装置Sが主情
報信号の記録動作並びに再生動作の待機状態にあると判
断して、リードイン領域並びにリードアウト領域に副情
報信号の記録を行うのである。つまり、情報記録装置S
は操作部20から何等指示信号が供給されない状態を空
き時間が発生したものと見なして、かかる空き時間に副
情報信号の記録を行うのである。
【0039】なお、内部RAMに記憶される副情報信号
記録情報は、光ディスク1が情報記録装置Sからイジェ
クトされるたびにクリアされる。
【0040】次に、ステップS2において、操作部19
から指示信号Sc が供給されている場合には、かかる指
示信号Sc が指示する動作が情報記録動作であるか否か
を判定し(ステップS7)、情報記録動作であるときに
は(ステップS7;yes)、後述する情報記録処理
(ステップS8)に移行する。
【0041】一方、ステップS7において情報記録動作
ではないと判定された場合には(ステップS7;n
o)、指示信号Sc が指示する動作が情報再生動作であ
るか否かを判定する(ステップS9)。
【0042】ステップS9において、情報再生動作であ
ると判定した場合には(ステップS9;yes)、後述
する情報再生処理(ステップS10)に移行する。
【0043】一方、ステップS9において、指示信号S
c が指定する動作が情報再生動作でない場合には、対応
する動作は行なえないとして表示部にエラー表示を行う
と共に、新たなる指示信号Sc の到来に備えるべくステ
ップS2に移行する。
【0044】次に、指示信号Sc が情報記録動作を指示
した場合の処理動作について、図3を用いて説明する。
【0045】上記ステップS7において、CPU17
は、指示信号Sc が情報記録動作を指示すると判断した
場合には(ステップS7;yes)、制御信号Ss5 を出
力して記録すべき情報信号SinのA/D変換及び圧縮処
理を入力レートMr に対応する速度で行わせしめ、圧縮
情報信号Spdを記録バッファメモリ6に蓄積する(ステ
ップS801)。
【0046】次に、CPU17は、記録バッファメモリ
6からのデータ量信号Smrに基づいて、当該記録バッフ
ァメモリ6の蓄積データ量が予め設定された第1の所定
量以上となったか否かを判定する(ステップS80
2)。そして、記録バッファメモリ6の蓄積データ量が
第1の所定量以上であるときは(ステップS802;y
es)、制御信号Ss7 をスライダ3 に出力して、記録す
るべき記録信号Sr を記録する光ディスク1上の位置
(アドレス)を検索し、当該検索した位置に光ビームB
の光スポットを移動せしめる(ステップS803)。
【0047】そして、制御信号Ss4をエンコーダ8に出
力して、予め設定されている第2の所定量の圧縮情報信
号Spdを記録バッファメモリ6から読み出して、かかる
圧縮情報信号Spd に対するエンコード信号Sedを生成せ
しめると共に、制御信号Ss2を記録回路9に出力して、
上記エンコード信号Sed に相当する記録信号Srを生成
し、この記録信号Srをピックアップ2をして記録レート
Rr で光ディスク1に記録せしめる(ステップS80
4)。
【0048】一方、ステップS802の判定において、
記録バッファメモリ6の蓄積データ量が上記第1の所定
量まで達していないと判定された場合には(ステップS
802;no)、情報信号Sinに対応する記録信号Sr
の記録を一時中断すると共に、内部メモリに記憶されて
いる副情報信号記録情報、つまり、リードイン領域及び
リードアウト領域の各領域に記録された副情報信号の最
終記録アドレスが、リードイン領域及びリードアウト領
域の各最終アドレスより小か否かを判定する(ステップ
S805)。
【0049】ステップS805において、リードイン領
域/リードアウト領域に副情報信号の未記録領域が存在
しない、つまり、上記最終記録アドレスが上記最終アド
レスと等しい場合には(ステップS805;no)、ス
テップS802に戻り、記録バッファメモリの蓄積デー
タ量が第1の所定量となるまで、記録動作の中断状態を
継続する。
【0050】一方、ステップS805において、リード
イン領域/リードアウト領域に副情報信号の未記録領域
が存在する、つまり、上記最終記録アドレスが上記最終
アドレスより小である場合には(ステップS805;y
es)、ピックアップ2を副情報信号記録情報に基づく
リードイン領域或いはリードアウト領域の副情報信号の
追記位置に移送せしめる(ステップS806)。
【0051】次いで、CPU17は、エンコーダ8に対
して、記録バッファメモリ6から出力される圧縮情報信
号Spdに代えて副情報信号メモリ7から出力される単位
ブロック(例えば、一つのECC(Error Collecting C
ode )ブロックと等しいデータ量)分の副情報信号をエ
ンコードせしめるべく制御信号Ss4を出力すると共に、
記録回路9に制御信号Ss2を出力してエンコーダ8から
出力された副情報信号に対応するエンコード信号Sedを
記録信号Sr に変換して、ステップS806でピックア
ップ2を移送したディスク上の位置(リードイン領域或
いはリードアウト領域)に、記録せしめる(ステップS
807)。
【0052】そして、CPU17は、内部メモリの副情
報信号記録情報をステップS807の実行に基づいて変
化した新たな最終記録アドレスで更新し、再びステップ
S802に移行する(ステップS808)。
【0053】上記ステップS806乃至ステップS80
8によって、情報信号Sinに対応する圧縮情報信号Spd
が記録バッファメモリ6に第1の所定量蓄積されるまで
の期間、つまり、本来ピックアップ2の情報信号の記録
動作を待機せしめる期間を利用して、リードイン領域並
びにリードアウト領域の形成が行われるのである。
【0054】なお、上記第1の所定量は、記録バッファ
メモリ6の容量Br に基づいて、ステップS802にお
ける判定からステップS803におけるピックアップ2
の移動までを完了して記録信号Sr の記録を開始するま
でに圧縮情報信号Spdが記録バッファメモリ6に上記入
力レートMr で蓄積され続けても当該記録バッファメモ
リ6が満杯にならない所定量とされている。また、上記
第2の所定量は、上記第1の所定量と同じとしても良い
し、または記録位置のサーチや記録信号Sr の記録中に
新たに記録バッファメモリ6に蓄積される圧縮情報信号
Spdの量を勘案し、記録バッファメモリ6に蓄積される
全ての圧縮情報信号Spdを排出すべく第1の所定量より
も多い所定量としてもよい。
【0055】ステップS804を実行した後、CPU1
7は、全ての記録すべき情報(情報信号Sin) を記録し
たか否かを判定し(ステップS809)、全て記録され
ていないときは(ステップS809;no)、再びステ
ップS802に移行して全ての記録すべき情報が記録さ
れるまで、上記ステップS802乃至ステップS809
の動作を繰り返し実行する。
【0056】一方、ステップS809の判定において、
全ての記録すべき情報が記録されたと判定された場合に
は(ステップS809;yes)、ステップS810に
移行して、操作部19から情報再生動作の指示がなされ
ているか否かを判定する。このステップS810は、今
記録した情報信号を直ちに確認する場合などに必要とな
る。ステップS810において、再生動作の指示がなさ
れている場合には、記録処理を終了し、ステップS2
(図2)に移行する。
【0057】一方、ステップS810の判定において、
情報再生動作の指示がなされていない場合には(ステッ
プS810;no)、記録動作の最終処理を行なうべく
ステップS811に移行して、内部メモリに記憶されて
いる副情報信号記録情報、つまり、リードイン領域及び
リードアウト領域の各領域に記録された副情報信号の最
終記録アドレスが、リードイン領域及びリードアウト領
域の各最終アドレスより小か否かを判定する(ステップ
S811)。
【0058】ステップS811において、リードイン領
域/リードアウト領域に副情報信号の未記録領域が存在
する、つまり、上記最終記録アドレスが上記最終アドレ
スより小である場合には(ステップS811;ye
s)、ピックアップ2を副情報信号記録情報が示すリー
ドイン領域またはリードアウト領域内の追記位置に移送
するべく制御信号Ss7をスライダモータ3に出力する
(ステップS812)。
【0059】次いでCPU17は、メモリ7に記憶され
た副情報信号をエンコーダ8をして符号化せしめるよう
に制御信号Ss4を出力すると共に、制御信号Ss2を出力
してエンコーダ8から出力されたエンコード信号Sedを
記録信号Sr に変換せしめて、ステップS812でピッ
クアップ2を移送したディスク上の追記位置(リードイ
ン領域或いはリードアウト領域)に、副情報信号を記録
せしめる(ステップS813)。
【0060】次いで、CPU17は、内部メモリの副情
報信号記録情報をステップS813の実行に基づく新た
な最終記録アドレスで更新し、ステップS811に移行
する(ステップS814)。
【0061】一方、ステップS811の判定において、
リードイン領域/リードアウト領域に副情報信号の未記
録領域が存在しない、つまり、上記最終記録アドレスが
上記最終アドレスより小で無い場合(等しい場合)には
(ステップS811;no)、リードイン領域並びにリ
ードアウト領域の全域に亘って副情報信号が記録された
状態にあるので、情報記録処理を終了する。
【0062】次に、図3を用いて説明した情報記録処理
動作を、記録バッファメモリ6の蓄積データ量の変化を
中心として図4を用いて説明する。なお、図4は、情報
記録が指示された場合の記録バッファメモリ6における
蓄積データ量の変化を示すものであり、図4中のピック
アップ2の状態を示す図のうち、網かけ領域で示されて
いる時間帯は記録信号Srの記録が実行されており、白
抜き領域で示されている時間帯は単位ブロック分の副情
報信号の記録が実行されている。
【0063】時刻t1で情報記録が指示されると(上記
ステップS7参照)、記録バッファメモリ6への圧縮情
報信号Spdの蓄積を入力レートMr で開始すると共に
(上記ステップS801参照)、当該蓄積データ量が上
記第1の所定量となる時刻t2までの期間において、ピ
ックアップ2を副情報信号記録情報が示すリードイン領
域或いはリードアウト領域の追記位置に移送して、副情
報信号メモリ7から出力される副情報信号に対応する記
録信号Sr を記録する(上記ステップS806及びステ
ップ807参照)。そして、蓄積データ量が第1の所定
量となる時刻t2において、それまでの副情報信号の記
録動作を中断すると共に副情報信号記録情報を更新し
(ステップS808参照)、新たな記録信号Sr の記録
位置をサーチして、時刻t3から記録信号Sr の記録を
開始する(上記ステップS803乃びステップS804
参照)。
【0064】そして、時刻t4で上記第2の所定量だけ
記録信号Sr の記録が終了すると、次に、再び副情報信
号のリードイン領域またはリードアウト領域への記録を
行うべく、副情報信号記録情報で示される次の記録位置
にピックアップ2を移動し、時刻t5から記録バッファ
メモリ6の蓄積データ量が第1の所定量以上となるまで
(すなわち、時刻t6まで)副情報信号の記録を行う。
【0065】そして、記録バッファメモリ6の蓄積デー
タ量が第1の所定量以上となったとき以降、上記記録位
置へのピックアップ2の移動及び情報信号Sinに対応す
る記録信号Sr の記録を行なう。
【0066】これ以後は、記録すべき情報信号Sinを全
て記録し終わるまで、または、リードイン領域及びリー
ドアウト領域に全て副情報信号が記録されるまで上述し
た動作が繰り返されることとなる。
【0067】なお、記録バッファメモリ6の蓄積データ
量は、情報記録が指示されてから記録位置へのピックア
ップ2の移動が完了するまでの期間(すなわち、時刻t
1からt3までの期間)は、その蓄積データ量は入力レ
ートMr で増加し、次に実際に圧縮情報信号Spdに対応
する記録信号Sr が記録されているときは、その蓄積デ
ータ量は
【0068】 R=(入力レートMr )−(記録レートRr )
【0069】で示されるレートRで減少する。そして、
再度副情報信号の記録が再開されたとき、情報信号Sin
の入力は継続されているので、その蓄積データ量は再び
入力レートMr で増加し、以後、この変化を繰り返す。
【0070】以上説明したように、実施形態の情報記録
再生装置Sの動作によれば、外部か入力された情報信号
Sinに対応する記録信号の記録を継続しつつ、記録バッ
ファメモリ6の蓄積データ量に応じて、リードイン領域
/リードアウト領域に副情報信号の記録が行なわれるの
で、情報再生装置S全体でみた場合、見掛け上、情報信
号Sinの記録と副情報信号の記録を同時に進行させるこ
とができる。
【0071】次に、図2におけるステップS2におい
て、指示信号Sc が情報再生動作を指示した場合の処理
動作について、図5を用いて説明する。
【0072】なお、以下に説明する情報再生処理は、上
記情報記録動作における情報信号の記録終了後(ステッ
プS809;yes)における記録動作の最終処理(ス
テップS811乃至ステップS 814)を実行しないう
ちに情報再生動作の指示がなされた場合、つまり、図3
におけるステップS810において情報再生動作の指示
が為されていると判定した場合(ステップS810;y
es)であって、リードイン領域/リードインアウト領
域の副情報信号の記録が完了していない状態があること
も想定されている。
【0073】まず、図2のステップS9において、CP
U17は、指示信号Sc が情報再生動作を指示すると判
断した場合には(ステップS9;yes)、制御信号S
s1、Ss3、Ss6及びSs7を出力して、再生すべき記録信
号Sr が記録されている光ディスク1上の位置を検索
し、当該検索した位置に光ビームB の光スポットを移動
させて検出レートRpで検出信号Sp の生成を開始せしめ
ると共に、生成された検出信号Spに対するデコーダ9に
よるデコードを開始せしめ、これを再生バッファメモリ
12に記憶せしめる。さらに、再生バッファメモリ12
に記憶されているデコード信号Sddを出力レートMpで読
み出して伸長回路13による伸長処理を行わしめる(ス
テップS 101)。このステップS101により、上記
検出レートRp と出力レートMpとの差に対応する速度で
再生バッファメモリ12にデコード信号Sdd が蓄積され
ていく。
【0074】次に、CPU17は、再生バッファメモリ1
2からのデータ量信号Smp に基づいて、当該再生バッフ
ァメモリ12の空き容量が予め設定された第3の所定量
以下となったか否かを判定する(ステップS 102)。
ここで、当該第3の所定量は、例えば、デコード信号Sd
d における一つのECCブロックと等しいデータ量とさ
れる。
【0075】ステップS 102の判定において、再生バ
ッファメモリ12の空き容量が上記第3の所定量以下と
なったときは(ステップS102;yes)、それ以上
検出信号Spの生成を継続すると再生バッファメモリ12
が満杯になってしまうとしてピックアップ2による読み
取り動作を一時的に中断すると共に中断した検出位置を
内部メモリに記憶する(ステップS103)。
【0076】次いで、内部メモリに記憶されている副情
報信号記録情報、つまり、リードイン領域及びリードア
ウト領域の各領域に記録された副情報信号の最終記録ア
ドレスが、リードイン領域及びリードアウト領域の各最
終アドレスより小か否かを判定する(ステップS10
4)。
【0077】ステップS104において、リードイン領
域/リードアウト領域に副情報信号の未記録領域が存在
しない、つまり、上記最終記録アドレスが上記最終アド
レスと等しい場合には(ステップS104;no)、ス
テップS102に戻り、再生バッファメモリの空き容量
が上記第3の所定量より大となるまで、再生検出動作の
中断状態を継続する。
【0078】一方、ステップS104において、リード
イン領域/リードアウト領域に副情報信号の未記録領域
が存在する、つまり、上記最終記録アドレスが上記最終
アドレスより小である場合には(ステップS104;y
es)、ピックアップ2を副情報信号記録情報に基づく
リードイン領域或いはリードアウト領域の副情報信号の
追記位置に移送せしめる(ステップS105)。
【0079】次いで、CPU17は、制御信号Ss4を出
力して、エンコーダ8に対して、副情報信号を記憶した
メモリ7から出力される単位ブロック分の副情報信号Sc
d をエンコードせしめると共に、記録回路9に制御信号
Ss2を出力して、エンコーダ8から出力された副情報信
号Scd に対応するエンコード信号Sedを記録信号Srに
変換せしめて、かかる記録信号Sr をステップS105
でピックアップ2を移送したディスク上の位置(リード
イン領域或いはリードアウト領域)に記録せしめる(ス
テップS106)。
【0080】そして、CPU17は、内部メモリの副情
報信号記録情報をステップS106の実行に基づいて変
化した新たな最終記録アドレスで更新し、再びステップ
S102に移行する(ステップS107)。
【0081】一方、ステップS 102の判定において、
再生バッファメモリ12の空き容量が上記第3の所定量
以下でないときは(ステップS102;no)、ステッ
プS103で記憶した再生検出位置をサーチして(ステ
ップS108)、引き続き記録信号Sr を検出せしめて
検出信号Sp を生成させる(ステップS109)。
【0082】次に、CPU17は、すべての再生すべき
情報を再生したか否かを判定し(ステップS110)、
すべての情報の再生が完了しているときは(ステップS
110;yes)、再生回路10並びにデコーダ11に
おける検出動作を停止せしめた後、ステップS111に
移行して、内部メモリに記憶されている副情報信号記録
情報、つまり、リードイン領域及びリードアウト領域の
各領域に記録された副情報信号の最終記録アドレスが、
リードイン領域及びリードアウト領域の各最終アドレス
より小か否かを判定する(ステップS111)。
【0083】ステップS111において、リードイン領
域/リードアウト領域に副情報信号の未記録領域が存在
する、つまり、上記最終記録アドレスが上記最終アドレ
スより小である場合には(ステップS111;ye
s)、ピックアップ2を副情報信号記録情報が示すリー
ドイン領域またはリードアウト領域内の追記位置に移送
する(ステップS112)。
【0084】次いでCPU17は、制御信号Ss4を出力
してメモリ7に記憶された副情報信号Scdをエンコーダ
8をして符号化せしめると共に、制御信号Ss2を出力し
てエンコーダ8から出力されたエンコード信号Sedを記
録信号Sr に変換せしめて、ステップS112でピック
アップ2を移送したディスク上の追記位置(リードイン
領域或いはリードアウト領域)に、副情報信号を記録せ
しめる(ステップS113)。
【0085】次いで、CPU17は、内部メモリの副情
報信号記録情報をステップS113の実行に基づく新た
な最終記録アドレスで更新し、ステップS111に移行
する(ステップS114)。
【0086】一方、ステップS111の判定において、
リードイン領域/リードアウト領域に副情報信号の未記
録領域が存在しない、つまり、上記最終記録アドレスが
上記最終アドレスより小で無い場合(等しい場合)には
(ステップS111;no)、リードイン領域並びにリ
ードアウト領域の全域に亘って副情報信号が記録された
状態にあるので、情報再生処理を終了する。
【0087】次に、図5を用いて説明した上記情報再生
処理動作を、再生バッファメモリ12の蓄積データ量の
変化を中心として図6を用いて説明する。なお、図6
は、情報再生が指示された場合の再生バッファメモリ1
0における蓄積データ量の変化を示すものであり、図6
中のピックアップ2の状態を示す図のうち、網かけ領域
で示されている時間帯は記録信号Srの検出が実行され
ており、白抜き領域で示されている時間帯は単位ブロッ
ク分の副情報信号の記録が実行されていることを示して
いる。
【0088】時刻tt1において情報再生が指示される
と、再生バッファメモリ12(容量はBp である。)の
蓄積データ量は、
【0089】 R=(検出レートRp)−(出力レートMp )
【0090】で示されるレートRで増加するように記録
信号Sr の検出(検出レートRp)を開始し、その後、空
き容量が第3の所定量未満となった後の最初のCPU1
7による上記ステップS102 の判定タイミング(時刻
tt2)において、記録信号Sr の検出が停止されるの
で、蓄積データ量は出力レートMp で減少する。
【0091】このとき、ピックアップ2は副情報信号記
録情報が示すリードイン領域或いはリードアウト領域の
追記位置に移送されて、副情報信号メモリ7から出力さ
れる副情報信号に対応する記録信号Sr の記録が行われ
る(上記ステップS103 乃びステップS104 参
照)。
【0092】その後、空き容量が上記第3の所定量以上
となった後の最初のCPU17によるステップS102
の判定タイミング(時刻tt3)において、副情報信号
の記録動作が中断されると共に副情報信号記録情報が更
新され(ステップS107 参照)、時刻tt2において
停止された記録信号Sr の検出を再開するべく、検出位
置をサーチして、時刻tt 4から記録信号Sr の検出が
再開される(上記ステップS108乃びステップS10
9参照)。そして、再び記録信号Sr の検出が開始され
るので、蓄積データ量は上記レートRで再び増加する。
以後、この動作はリードイン領域及びリードアウト領域
に全て副情報信号が記録されるまで繰り返されることと
なる。
【0093】なお、上記説明では、リードアウト領域の
開始位置を固定した例(図7に示す例では直径116m
m以上がリードアウト領域である。)について説明した
が、記録するべき主情報信号の情報量に応じてリードア
ウト領域の開始位置を異ならしめる事ができる場合にお
いても、本発明を適用することは可能である。つまり、
主情報信号の情報量に応じて主情報記録領域の最外周位
置、すなわちリードアウト領域の開始位置を設定し、か
かる開始位置から主情報信号の記録動作の空き時間に副
情報信号を記録するのである。この場合、光ディスクの
記録容量を有効に利用するために、主情報信号の追記を
行う際には、追記位置を先の記録で設定されたリードア
ウト領域の開始位置として、新たに追記する主情報信号
の情報量に応じて、再度、リードアウト領域の開始位置
を設定すれば良い。
【0094】また、主情報信号の記録動作に関わる上記
空き時間に、リードアウト領域の全域に対する副情報信
号の記録が完了した後においても主情報信号の記録動作
が引き続き行われている場合、つまり、図3におけるス
テップS805においてnoと判断された場合、上記リ
ードアウト領域の最内周位置(図7に示す光ディスクの
場合、直径116mmの位置)から内周方向(図7に示
す光ディスクにおける主情報記録領域内)に向かってリ
ードアウトを示す副情報信号を順次記録するように構成
してもよい。主情報信号の情報量が主情報記録領域(図
7に示す光ディスクの場合、直径48mm乃至116m
m)の記録容量よりも少ない場合に、主情報記録領域の
未記録部分に副情報信号を記録する必要があるが、上記
構成によれば、主情報信号の記録動作に関わる空き時間
に副情報信号が主情報記録領域の外周側から記録されて
いるので、その分だけ主情報信号を記録した後の残りの
記録領域が小さくなり副情報信号を記録する時間が短縮
されることとなる。
【0095】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明によれば、
主情報信号の記録媒体への記録動作、あるいは記録媒体
からの再生動作に伴う空き時間を検出して、かかる空き
時間に副情報信号を記録する構成としたので、見掛け上
主情報信号の記録動作、あるいは主情報信号の再生動作
と並行して副情報信号の記録動作を行わしめることがで
きるので、主情報信号の記録動作あるいは再生動作に関
わる全体の時間を低減することができ、したがって、情
報記録装置の利便生を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の情報記録装置の概要構成
を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態の情報記録装置の情報記録
動作を示すフローチャートである。
【図3】 図2に示す情報記録処理ステップS8の具体
的な処理動作を示すフローチャートである。
【図4】 図1の記録バッファメモリ6の蓄積データ量
の変化を示す図である。
【図5】 図2に示す情報再生処理ステップS10の具
体的な処理動作を示すフローチャートである。
【図6】 図1の再生バッファメモリ12の蓄積データ
量の変化を示す図である。
【図7】 光ディスクの信号領域の配置例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1・・・光ディスク 2・・・記録/読取手段であるピックアップ 3・・・移送手段であるスライダ 4・・・A/Dコンバータ 5・・・圧縮回路 6・・・記録バッファメモリ 7・・・メモリ 8・・・エンコーダ 9・・・記録回路 10・・・再生回路 11・・・デコーダ 12・・・再生バッファメモリ 13・・・伸張回路 14・・・D/Aコンバータ 15・・・アドレス抽出器 16・・・スピンドルモータ 17・・・CPU 18・・・サーボ回路 19・・・操作部 20・・・表示部 B ・・・光ビーム S ・・・情報記録装置 Sin ・・・情報信号 Sd・・・ディジタル情報信号 Spd ・・・圧縮情報信号 Sed ・・・エンコード信号 Sr・・・記録信号 Sp・・・検出信号 Sdd ・・・デコード信号 So・・・伸張信号 Sout・・・出力信号 Smr 、Smp ・・・データ量信号 Sc ・・・指示信号 S 1、S 2、S 3、S 4、S 5、S 6、S 7、S 8、S
9・・・制御信号 Ssp ・・・ピックアップ制御信号 Ssm ・・・スピンドル制御信号 Sdp ・・・表示信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 二郎 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB05 CC01 CC06 DD03 FF21 GG27 GG36 HH01

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体に主情報信号と副情報信号
    とを記録する情報記録装置であって、 前記主情報信号を主情報記録領域に、前記副情報信号を
    副情報記録領域に記録する記録手段と、 空き時間に前記記録手段を前記副情報記録領域に移送し
    て、前記副情報信号を記録し、副情報信号が記録されて
    いる最終記録位置を示す副情報信号記録情報を更新する
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 主情報信号の記録が行われない期間を前
    記空き時間として検出する検出手段と、を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】 主情報信号の読取が行われない期間を前
    記空き時間として検出する検出手段と、を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、指示信号が供給されな
    い状態を前記空き時間が発生したものと見なすことを特
    徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  5. 【請求項5】 前記副情報領域は、リードイン領域また
    はリードアウト領域であることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれか1に記載の情報記録装置。
  6. 【請求項6】 前記副情報信号は、リードイン領域ある
    いはリードアウトであることを示す特異信号であること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1に記載の情
    報記録装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、単位ブロック分の副情
    報信号を記録した後に、前記副情報信号記録情報を更新
    することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1に
    記載の情報記録装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記副情報信号記録情
    報に基づいて副情報信号の記録位置をサーチすることを
    特徴とする請求項1ないし7のいずれか1に記載の情報
    記録装置。
  9. 【請求項9】 情報記録媒体の主情報記録領域に記録さ
    れた主情報信号を読取ると共に、当該情報記録媒体の副
    情報記録領域に副情報信号を記録する情報記録装置であ
    って、 前記主情報信号を読取ると共に前記副情報信号を記録す
    る記録/読取手段と、 当該主情報信号の読取り動作が行われない期間である空
    き時間に前記記録手段を前記副情報記録領域に移送し
    て、前記副情報信号を記録し、副情報信号が記録されて
    いる最終記録位置を示す副情報信号記録情報を更新する
    制御手段と、を備えたことを特徴とする情報記録装置。
  10. 【請求項10】 情報記録媒体に主情報信号と副情報信
    号とを記録する情報記録装置であって、 前記主情報信号を主情報記録領域に、前記副情報信号を
    副情報記録領域に記録する記録手段と、 記録動作の指示に応じて、前記主情報信号を記録せしめ
    る制御手段とを備え、 前記制御手段は、 記録動作の指示がないとき、前記副情報信号を前記副情
    報記録領域に記録し、 副情報信号が記録されている最終記録位置を示す副情報
    信号記録情報を更新することを特徴とする情報記録装
    置。
  11. 【請求項11】 情報記録媒体に主情報信号と副情報信
    号とを記録する情報記録方法であって、 前記主情報信号を主情報記録領域に記録する記録工程
    と、 空き時間に前記記録手段を前記副情報記録領域に移送し
    て、前記副情報信号を記録する工程と、 副情報信号が記録されている最終記録位置を示す副情報
    信号記録情報を更新する工程と、 を備えたことを特徴とする情報記録方法。
  12. 【請求項12】 主情報信号の記録が行われない期間を
    前記空き時間として検出する検出工程と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録方法。
  13. 【請求項13】 主情報信号の読取が行われない期間を
    前記空き時間として検出する検出工程と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録方法。
  14. 【請求項14】 指示信号が供給されない状態を前記空
    き時間が発生したものと見なすことを特徴とする請求項
    1に記載の情報記録方法。
  15. 【請求項15】 前記副情報領域は、リードイン領域ま
    たはリードアウト領域であることを特徴とする請求項1
    1ないし14のいずれか1に記載の情報記録方法。
  16. 【請求項16】 前記副情報信号は、リードイン領域あ
    るいはリードアウトであることを示す特異信号であるこ
    とを特徴とする請求項11ないし15のいずれか1に記
    載の情報記録方法。
  17. 【請求項17】 単位ブロック分の副情報信号を記録し
    た後に、前記副情報信号記録情報を更新することを特徴
    とする請求項11ないし16のいずれか1に記載の情報
    記録方法。
  18. 【請求項18】前記副情報信号記録情報に基づいて副情
    報信号の記録位置をサーチすることを特徴とする請求項
    11ないし17のいずれか1に記載の情報記録方法。
  19. 【請求項19】 情報記録媒体の主情報記録領域に記録
    された主情報信号を読取ると共に、当該情報記録媒体の
    副情報記録領域に副情報信号を記録する情報記録方法で
    あって、 当該主情報信号の読取り動作が行われない期間である空
    き時間に前記記録手段を前記副情報記録領域に移送し
    て、前記副情報信号を記録する工程と、 副情報信号が記録されている最終記録位置を示す副情報
    信号記録情報を更新する工程と、を備えたことを特徴と
    する情報記録方法。
  20. 【請求項20】 情報記録媒体に主情報信号と副情報信
    号とを記録する情報記録方法であって、 記録動作の指示に応じて、前記主情報信号を記録する工
    程と、 記録動作の指示がないとき、前記副情報信号を前記副情
    報記録領域に記録する工程と、 副情報信号が記録されている最終記録位置を示す副情報
    信号記録情報を更新する工程と、を備えたことを特徴と
    する情報記録方法。
JP2002351240A 2002-12-03 2002-12-03 情報記録装置及び情報記録方法 Pending JP2003157529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002351240A JP2003157529A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 情報記録装置及び情報記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002351240A JP2003157529A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 情報記録装置及び情報記録方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10076609A Division JPH11259980A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 情報記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003157529A true JP2003157529A (ja) 2003-05-30

Family

ID=19197893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002351240A Pending JP2003157529A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 情報記録装置及び情報記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003157529A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2004086373A1 (ja) 情報記録方法、情報記録装置、情報記録用プログラム及び記憶媒体
JPH11259980A (ja) 情報記録装置
JP2003514328A (ja) 書き換え可能ディスクメディアの災害復旧方法
US8032011B2 (en) Recording medium having recording program recorded therein and recording apparatus and method
JP2002025231A (ja) 記録媒体、情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法並びに情報記録媒体
KR20040013314A (ko) 멀티 포맷 기록 및 재생 장치와 방법, 및 저장 매체
WO2004061844A1 (ja) 光記録方法及び光記録装置
JPH1097766A (ja) 光ディスク記録再生装置及び同装置に適用する再生制御方法
JPH11213555A (ja) 情報記録再生装置
JPH11213633A (ja) 情報記録装置
JP2003157529A (ja) 情報記録装置及び情報記録方法
JP2007080351A (ja) 光ディスク記録再生装置
JP4216687B2 (ja) ディスク再生装置及びディスク再生方法
JPH11273246A (ja) 情報記録再生装置
KR100608027B1 (ko) 멀티 포맷 기록 및 재생 장치와 방법, 및 저장 매체
JP2007080360A (ja) 光ディスク記録装置
JP2007242229A (ja) 情報記録装置及び情報記録方法
JP4100437B2 (ja) ディスク再生装置
JP3730191B2 (ja) 記録媒体並びにその再生装置及び記録装置
JP3567765B2 (ja) 情報の記録再生装置
JP4876589B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JP3651803B2 (ja) 記録再生装置
JP3730190B2 (ja) 記録媒体並びにその再生装置及び記録装置
JP2005025933A (ja) 情報記録再生装置
JP2007310965A (ja) 光ディスク記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061204

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070220