JP2003157044A - 表示装置およびその駆動方法 - Google Patents
表示装置およびその駆動方法Info
- Publication number
- JP2003157044A JP2003157044A JP2001357133A JP2001357133A JP2003157044A JP 2003157044 A JP2003157044 A JP 2003157044A JP 2001357133 A JP2001357133 A JP 2001357133A JP 2001357133 A JP2001357133 A JP 2001357133A JP 2003157044 A JP2003157044 A JP 2003157044A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- period
- lighting rate
- discharge
- display device
- potential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
面内の色むらを軽減する駆動方法およびその表示装置を
提供すること。 【解決手段】 複数の放電セルを選択的に放電させて画
像を表示する表示装置であって、前記複数の放電セルを
含む表示パネルと、前記表示パネル内の選択された放電
セルに、第1の電位と第2の電位との間を遷移する駆動
パルスを印加する駆動手段と、前記複数の放電セルのう
ち同時に点灯させる放電セルの点灯率を検出する検出手
段と、前記検出手段により検出された点灯率に応じて前
記駆動パルスの前記第1の電位の期間を変化させるよう
に前記駆動手段を制御する制御手段とを備えることを特
徴とする表示装置。
Description
選択的に放電させて画像を表示する表示装置およびその
駆動方法に関するものである。
を用いたプラズマディスプレイ装置は、薄型化および大
画面化が可能であるという利点を有する。このプラズマ
ディスプレイ装置では、画素を構成する放電セルの放電
の際の発光を利用することにより画像を表示している。
の駆動方法を説明するための図である。図12に示すよ
うに、AC型PDPの放電セルにおいては、対向する電
極301,302の表面がそれぞれ誘電体層303,3
04で覆われている。
1,302間に放電開始電圧よりも低い電圧を印加した
場合には、放電が起こらない。図12の(b)に示すよ
うに、電極301,302間に放電開始電圧よりも高い
パルス状の電圧(書き込みパルス)を印加すると、放電
が発生する。放電が発生すると、負電荷は電極301の
方向に進んで誘電体層303の壁面に蓄積され、正電荷
は電極302の方向に進んで誘電体層304の壁面に蓄
積される。誘電体層303,304の壁面に蓄積された
電荷を壁電荷と呼ぶ。また、この壁電荷により誘起され
た電圧を壁電圧と呼ぶ。
03の壁面には負の壁電荷が蓄積され、誘電体層304
の壁面には正の壁電荷が蓄積される。この場合、壁電圧
の極性は外部印加電圧の極性と逆向きであるため、放電
の進行に従って放電空間内における実効電圧が低下し、
放電は自動的に停止する。
圧の極性を反転させると、壁電圧の極性が外部印加電圧
の極性と同じ向きになるため、放電空間内における実効
電圧が高くなる。このときの実効電圧が放電開始電圧を
超えると、逆極性の放電が発生する。それにより、正電
荷が電極301の方向に進み、すでに誘電体層303に
蓄積されている負の壁電荷を中和し、負電荷が電極30
2の方向に進み、すでに誘電体層304に蓄積されてい
る正の壁電荷を中和する。
電体層303,304の壁面にそれぞれ正および負の壁
電荷が蓄積される。この場合、壁電圧の極性が外部印加
電圧の極性と逆向きであるため、放電の進行に従って放
電空間内における実効電圧が低下し、放電が停止する。
部印加電圧の極性を反転させると、逆極性の放電が発生
し、負電荷は電極301の方向に進み、正電荷は電極3
02の方向に進み、図12の(c)の状態に戻る。
ることにより一旦放電が開始された後は、壁電荷の働き
によりこの書き込みパルスよりも低い外部印加電圧(維
持パルス)の極性を反転させることにより放電を維持さ
せることができる。書き込みパルスを印加することによ
り放電を開始させることをアドレス放電と呼び、交互に
反転する維持パルスを印加することにより放電を維持さ
せることを維持放電と呼ぶ。
動する従来のプラズマディスプレイ装置のサステインド
ライバについて説明する。図13は、従来のプラズマデ
ィスプレイ装置のサステインドライバの構成を示す回路
図である。
600は、回収コンデンサC11、回収コイルL11、
スイッチSW11,SW12,SW21,SW22およ
びダイオードD11,D12を含む。
ードN11との間に接続され、スイッチSW12は、ノ
ードN11と接地端子との間に接続されている。電源端
子V11には、電圧Vsusが印加される。ノードN1
1は、例えば480本のサステイン電極に接続され、図
13では、複数のサステイン電極と接地端子との間の全
容量に相当するパネル容量Cpが示されている。
接地端子との間に接続されている。ノードN13とノー
ドN12との間にスイッチSW21およびダイオードD
11が直列に接続され、ノードN12とノードN13と
の間にダイオードD12およびスイッチSW22が直列
に接続されている。回収コイルL11は、ノードN12
とノードN11との間に接続されている。
00の維持期間の動作を示すタイミング図である。図1
4には、図13のノードN11の電圧およびスイッチS
W21,SW11,SW22,SW12の動作が示され
る。
1がオンし、スイッチSW12がオフする。このとき、
スイッチSW11,SW22はオフしている。これによ
り、回収コイルL11およびパネル容量CpによるLC
共振により、ノードN11の電圧が緩やかに上昇する。
次に、期間Tbにおいて、スイッチSW21がオフし、
スイッチSW11がオンする。これにより、ノードN1
1の電圧が急激に上昇し、期間TcではノードN11の
電圧がVsusに固定され、電源端子V11から供給さ
れる放電電流により維持放電が1回発生する。
オフし、スイッチSW22がオンする。これにより、回
収コイルL11およびパネル容量CpによるLC共振に
より、ノードN11の電圧が緩やかに降下する。その
後、期間Teにおいて、スイッチSW22がオフし、ス
イッチSW12がオンする。これにより、ノードN11
の電圧が急激に降下し、接地電位に固定される。
うことにより、複数のサステイン電極に周期的な維持パ
ルスPsuが印加され、維持パルスPsuの立ち上がり
時に放電セルが放電し、維持放電が行われる。ここで、
独立に点灯/非点灯の状態に制御することができる放電
空間の最小単位を放電セルと呼ぶとすると、点灯率を
(点灯率)=(同時に点灯させる放電セルの数)/(P
DPの全放電セル数)と定義する。
スである。期間Tbにおいて、放電開始電圧Vstを超
えると維持放電が発生し、電源から放電電流が供給され
る放電が行われ、放電強度LRが上昇する。この場合、
複数の放電セルのうち同時に点灯させる放電セルは10
%であるため、パネルに流れる放電電流は比較的少な
く、そのため放電電流による電圧降下量も少ないため、
期間Tbでは、急峻に電圧Vsusに立ち上がる。この
結果、期間Tbと電圧Vsusの期間Tcが1.5μs
の時間内で、ほとんどの放電セルで壁電荷が十分に蓄積
され、例えば、図15に示す放電強度LRのように、安
定した放電を繰り返し行うことができる。
維持パルスである。この場合、複数の放電セルのうち同
時に点灯させる放電セルはパネルの全放電セルであり、
パネルに流れる放電電流は増加する。そのためパネルで
は放電電流による電圧降下量も増加するため、維持パル
スは緩やかに電圧Vsusに立ち上がる(期間Tb)。
この結果、期間Tbと期間Tcをあわせて1.5μsと
する場合、電圧Vsusの期間Tcの時間が点灯率10
%の場合(図15)に比べて減少するため、壁電荷が十
分に蓄積されずに放電が行われる。
状態にばらつきが発生し、例えば、図16に示す放電強
度LRのように、放電が弱くなり、不安定な放電を繰り
返し行う放電セルが生じる。パネル面内におけるそれぞ
れの放電セルで、放電の強さが異なることで、RGBそ
れぞれの放電セルの輝度にばらつきが生じ、パネルの面
内において色温度に差ができることで色むらが発生す
る。
を4μsとしたときの点灯率が100%の場合の維持パ
ルスの状態は図17の通りである。この場合もパネルす
べての放電セルが点灯しているため、パネルに流れる放
電電流は増加し、放電電流による電圧降下量も増加する
ため、期間Tbでは、緩やかに電圧Vsusに立ち上が
る。この場合、期間Tbと期間Tcとのあわせた期間が
4μsであるため、電圧Vsusの期間Tcも増加する
ため、パネル面内のほとんどの放電セルで壁電荷が十分
に蓄積され、例えば、図17に示す放電強度LRのよう
に、安定した放電を行うことができる。したがって、パ
ネル面内におけるそれぞれの放電セルで、放電の強さが
一様となり、RGBそれぞれの放電セルの輝度にばらつ
きもなくなるため、パネル面内において色温度に差がで
きることもなく、色むらが軽減される。
せた場合の期間(Tb+Tc)の時間とパネル全体に発
生する色むらとの関係について説明する。
る図10における期間(Tb+Tc)の時間とパネル面
内において色温度が最低となる領域の値と色温度が最高
となる領域の値の関係を示したものである。
れ、最低色温度、最高色温度ともに色温度が上昇する。
色温度が上昇することで、見た目の明るさ感が上昇す
る。
(K) と定義する。
ネル面内の色温度差との関係を示したものである。な
お、このときの点灯率は100%である。
場合、パネル面内の色温度の差は、890Kであるが、
期間(Tb+Tc)の時間が増加するにつれ、色温度差
は減少し、期間(Tb+Tc)の時間が4μsの場合に
は、600Kとなる。これは、前述の図16および図1
7で説明したように、パネル面内の放電状態のばらつき
が、すなわち、不安定な放電を行う放電セルが少なくな
ることで、色温度差が減少することを表している。つま
り、期間(Tb+Tc)の時間が増加すると、色温度差
が減少し、パネル面内の色むらが軽減される。
プラズマディスプレイ装置では、サステインドライバ等
を用いて維持パルスの立ち上がり時に放電セルを放電さ
せ、次の維持パルスが印加されるまで放電を停止させて
いる。
時に点灯する放電セルが大きくなるほど、すなわち、点
灯率が大きくなるほど、維持パルス印加時の放電電流が
大きくなるため、放電電流による電圧降下により図16
に示す期間(Tb+Tc)が減少なり、ある放電セルで
は、放電に必要な壁電荷が十分に蓄積されず、不安定な
状態で放電を繰り返す。RGBそれぞれの放電セルでの
放電状態のばらつきが輝度のばらつきとなり、パネル面
内の色温度の差を生じさせることになり、色むらが発生
する。
とで、放電に必要な壁電荷が十分に蓄積され、安定な状
態で放電を繰り返す。これにより、パネル面内の輝度の
ばらつきをなくし、色温度の差を減少させることで、色
むらを軽減させることができる。しかしながら、期間
(Tb+Tc)を増加することで、放電電力が増加す
る。 図20は、期間(Tb+Tc)の時間と期間(T
b+Tc)の時間が1.5μsを基準とした放電電力比
との関係を示したものである。期間(Tb+Tc)の時
間が増加するにつれ、放電電力は増加する。すべての点
灯率に対して、期間(Tb+Tc)を増加させると、期
間(Tb+Tc)を増加しなくても色むらが顕著に表れ
ない点灯率が小さい場合にも、放電電力が増加する。パ
ネルに印加する維持パルス数が増加した場合には、小さ
い点灯率でも、放電電力がさらに増加する。
と、1フィールドの時間内に配置できる維持パルス数が
制限されてしまうため、小さい点灯率で輝度を増加させ
たいとき、維持パルス数を増加させることが困難とな
る。
と、1フィールドの時間内に配置できる維持パルス数が
制限されてしまうため、小さい点灯率で輝度の階調性を
上昇させたいとき、1フィールドあたりのサブフィール
ド数を増加させることが困難となる。
灯率が変化しても、効率良く安定な放電を繰り返し行
い、パネル面内の色むらを軽減する駆動方法と高輝度・
高画質な表示装置を提供することである。
に放電させて画像を表示する表示装置であって、複数の
放電セルを含む表示パネルと、表示パネル内の選択され
た放電セルに第1の電位と第2の電位との間を遷移する
駆動パルスを印加する駆動手段と、複数の放電セルのう
ち同時に点灯させる放電セルの点灯率を検出する検出手
段と、この検出手段により検出された点灯率に応じて駆
動パルスの第1の電位の期間を変化させるように駆動手
段を制御する制御手段とを備えるものである。
放電セルのうち同時に点灯させる放電セルの点灯率を検
出し、検出された点灯率に応じて第1の電位の期間を変
化させた駆動パルスを表示パネル内の選択された放電セ
ルに印加して放電を発生させている。したがって、点灯
率に応じた最適な駆動パルスを印加することができるの
で、点灯率が変化しても安定に放電を繰り返し行うこと
ができる。
置の構成において、1フィールドを複数のサブフィール
ドに分割してサブフィールドごとに選択された放電セル
を放電させて階調表示を行うために、1フィールドの画
像データを各サブフィールドの画像データに変換する変
換手段をさらに備え、検出手段は、サブフィールドごと
の点灯率を検出するサブフィールド点灯率検出手段を含
み、制御手段は、サブフィールド点灯率検出手段により
検出されたサブフィールドごとの点灯率に応じて駆動パ
ルスの第1の電位の期間を変化させるように駆動手段を
制御するものである。
点灯率に応じて駆動パルスの第1の電位を変化させるこ
とができるので、階調表示を行う場合でも、点灯率に応
じた最適な状態で安定した放電を繰り返すことができ
る。
係る表示装置の構成において、検出手段により検出され
た点灯率が大きいほど、駆動パルスの第1の電位の期間
を増加させるように駆動手段を制御するものである。
ル負荷が大きくなり、放電セルが放電した直後の電圧降
下量が増加するが、第1の電位の期間を増加させること
で、安定した放電を繰り返すことができる。
係る表示装置の構成において、制御手段は、検出手段に
より検出された点灯率が所定値以上になった場合、駆動
パルスの第1の電位の期間を増加させるように駆動手段
を制御するものである。
立つ点灯率以上となった場合に、駆動パルスの第1の電
位の期間を増加させることで、安定した放電を繰り返
し、点灯率が所定値より低い場合には従来と同様の投入
電力で放電を行うことができる。 (5)第5の発明 第5の発明に係る表示装置は、第1〜第3の発明に係る
表示装置の構成において、制御手段は、検出手段により
検出された点灯率が大きいほど、駆動パルスの第2の電
位から第1の電位へ立ち上がる期間を減少させるように
駆動手段を制御するものである。
ル負荷が大きくなり、放電セルが放電した直後の電圧降
下量が増加するが、駆動パルスの第2の電位から第1の
電位へ立ち上がる期間を減少させることで、駆動パルス
を急峻に立ち上げ、安定した放電を繰り返すことができ
る。
に係る表示装置の構成において、制御手段は、検出手段
により検出された点灯率が所定値以上になった場合、駆
動パルスの第2の電位から第1の電位へ立ち上がる期間
を減少させるように駆動手段を制御するものである。
立つ点灯率以上となった場合に、駆動パルスの第2の電
位から第1の電位へ立ち上がる期間を減少させること
で、駆動パルスを急峻に立ち上げ、安定した放電を繰り
返し、点灯率が所定値より低い場合には従来と同様の投
入電力で放電を行うことができる。
表示装置の構成において、複数の放電セルは、容量性負
荷を含み、駆動手段は、一端が容量性負荷に接続される
少なくとも一つのインダクタンス素子を有するインダク
タンス手段と、容量性負荷とインダクタンス素子とのL
C共振により駆動パルスを出力する共振駆動手段とを含
むものである。
子とのLC共振により駆動パルスを出力しているので、
少ない消費電力で駆動パルスを発生させることができ、
また、LC共振回路の電流制限効果により放電の発光効
率を向上させることができる。
係る表示装置の一例としてAC型プラズマディスプレイ
装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施の
形態によるプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロ
ック図である。
Dコンバータ(アナログ・デジタル変換器)1、映像信
号−サブフィールド対応付け器2、サブフィールド処理
器3、データドライバ4、スキャンドライバ5、サステ
インドライバ6、PDP(プラズマディスプレイパネ
ル)7およびサブフィールド点灯率測定器8を備える。
入力される。A/Dコンバータ1は、アナログの映像信
号VDをデジタルの画像データに変換し、映像信号−サ
ブフィールド対応付け器2へ出力する。映像信号−サブ
フィールド対応付け器2は、1フィールドを複数のサブ
フィールドに分割して表示するため、1フィールドの画
像データから各サブフィールドの画像データSPを作成
し、サブフィールド処理器3およびサブフィールド点灯
率測定器8へ出力する。
ィールドごとの画像データSPから、PDP7上で同時
に駆動される放電セル14の点灯率を検出し、その結果
をサブフィールド点灯率信号SLとしてサブフィールド
処理器3へ出力する。
の状態に制御することができる放電空間の最小単位を放
電セルと呼ぶとすると、(点灯率)=(同時に点灯させ
る放電セルの数)/(PDPの全放電セル数)をいうも
のとする。
8は、映像信号−サブフィールド対応付け器2によって
生成されるサブフィールドごとの放電セルの点灯/非点
灯を表す1ビット情報に分解された映像信号情報を用い
てすべてのサブフィールドの点灯率を別々に計算し、そ
の結果をサブフィールド点灯率信号SLとしてサブフィ
ールド処理器3へ出力する。
は、内部にカウンタを備え、点灯/非点灯を表す1ビッ
ト情報に分解された映像信号情報が点灯を表す場合にカ
ウンタの値を1ずつ増加させることにより点灯している
放電セルの総数をサブフィールドごとに求め、これをP
DP7のすべての放電セル数で除算して点灯率を求め
る。
ドごとの画像データSPおよびサブフィールド点灯率信
号SL等からデータドライバ駆動制御信号DS、スキャ
ンドライバ駆動制御信号CSおよびサステインドライバ
駆動制御信号USを作成し、それぞれデータドライバ
4、スキャンドライバ5およびサステインドライバ6へ
出力する。
電極)11、複数のスキャン電極(走査電極)12およ
び複数のサステイン電極(維持電極)13を含む。複数
のアドレス電極11は、画面の垂直方向に配列され、複
数のスキャン電極12および複数のサステイン電極13
は、画面の水平方向に配列されている。また、複数のサ
ステイン電極13は、共通に接続されている。アドレス
電極11、スキャン電極12およびサステイン電極13
の各交点には、放電セル14が形成され、各放電セル1
4が画面上の画素を構成する。
ドレス電極11に接続されている。スキャンドライバ5
は、各スキャン電極12ごとに設けられた駆動回路を内
部に備え、各駆動回路がPDP7の対応するスキャン電
極12に接続されている。サステインドライバ6は、P
DP7の複数のサステイン電極13に接続されている。
制御信号DSに従い、書き込み期間において、画像デー
タSPに応じてPDP7の該当するアドレス電極11に
書き込みパルスを印加する。スキャンドライバ5は、ス
キャンドライバ駆動制御信号CSに従い、書き込み期間
において、シフトパルスを垂直走査方向にシフトしつつ
PDP7の複数のスキャン電極12に書き込みパルスを
順に印加する。これにより、該当する放電セル14にお
いてアドレス放電が行われる。
ライバ駆動制御信号CSに従い、維持期間において、周
期的な維持パルスをPDP7の複数のスキャン電極12
に印加する。一方、サステインドライバ6は、サステイ
ンドライバ駆動制御信号USに従い、維持期間におい
て、PDP7の複数のサステイン電極13に、スキャン
電極12の維持パルスに対して180°位相のずれた維
持パルスを同時に印加する。これにより、該当する放電
セル14において維持放電が行われる。
ドライバ5およびサステインドライバ6は、後述するよ
うに、スキャンドライバ駆動制御信号CSおよびサステ
インドライバ駆動制御信号USに従い、サブフィールド
点灯率信号SLに応じて維持パルスの波形を変化させ
る。
は、階調表示駆動方式として、ADS(Address Displa
y-Period Separation :アドレス・表示期間分離)方式
が用いられている。図2は、図1に示すプラズマディス
プレイ装置に適用されるADS方式を説明するための図
である。なお、図2では、駆動パルスの立ち下がり時に
放電を行う負極性のパルスの例を示しているが、立ち上
がり時に放電を行う正極性のパルスの場合でも基本的な
動作は以下と同様である。
秒=16.67ms)を複数のサブフィールドに時間的
に分割する。例えば、8ビットで256階調表示を行う
場合には、1フィールドを8つのサブフィールドSF1
〜SF8に分割する。また、各サブフィールドSF1〜
SF8は、セットアップ期間P1、書き込み期間P2、
維持期間P3に分離され、セットアップ期間P1におい
て各サブフィールドのセットアップ処理が行われ、書き
込み期間P2において点灯される放電セル14を選択す
るためのアドレス放電が行われ、維持期間P3において
表示のための維持放電が行われる。
ン電極13に単一パルスが加えられ、スキャン電極12
(図2ではスキャン電極の本数としてn本が表示されて
いるが、実際には、例えば480本のスキャン電極が用
いられる)にもそれぞれ単一パルスが加えられる。これ
により予備放電が行われる。
極12が順次走査され、アドレス電極11からパルスを
受けた放電セル14だけに所定の書き込み処理が行われ
る。これによりアドレス放電が行われる。
ドSF1〜SF8に重み付けされた値に応じた維持パル
スがサステイン電極13およびスキャン電極12へ出力
される。例えば、サブフィールドSF1では、サステイ
ン電極13に維持パルスが1回印加され、スキャン電極
12に維持パルスが1回印加され、書き込み期間P2に
おいて選択された放電セル14が2回維持放電を行う。
また、サブフィールドSF2では、サステイン電極13
に維持パルスが2回印加され、スキャン電極12に維持
パルスが2回印加され、書き込み期間P2において選択
された放電セル14が4回維持放電を行う。
SF8では、サステイン電極13およびスキャン電極1
2に1回、2回、4回、8回、16回、32回、64
回、128回維持パルスが印加され、パルス数に応じた
明るさ(輝度)で放電セル14が発光する。すなわち、
維持期間P3は、書き込み期間P2で選択された放電セ
ル14が明るさの重み付け量に応じた回数で放電する期
間である。
8では、それぞれ、1、2、4、8、16、32、6
4、128の明るさの重み付けがなされ、これらのサブ
フィールドSF1〜SF8を組み合わせることにより、
明るさのレベルを0〜255までの256段階で調整す
ることができる。なお、サブフィールドの分割数および
重み付け値等は、上記の例に特に限定されず、種々の変
更が可能であり、例えば、動画疑似輪郭を低減するため
に、サブフィールドSF8を二つに分割して二つのサブ
フィールドの重み付け値を64に設定してもよい。
ついて詳細に説明する。図3は、図1に示すサステイン
ドライバ6の構成を示す回路図である。なお、スキャン
ドライバ5は、サステインドライバ6と同様に構成さ
れ、同様に動作するので、スキャンドライバ5に関する
詳細な説明を省略し、サステインドライバ6についての
み、以下詳細に説明する。また、以下の説明では、駆動
パルスの立ち上がり時に放電を行う正極性のパルスの例
を示しているが、立ち下がり時に放電を行う負極性のパ
ルスを用いてもよい。
T(電界効果型トランジスタ、以下トランジスタと称
す)Q1〜Q4、回収コンデンサC1、回収コイルL、
ダイオードD1,D2を含む。
に接続され、他端がノードN1に接続され、ゲートには
制御信号S1が入力される。電源端子V1には、電圧V
susが印加される。トランジスタQ2は、一端がノー
ドN1に接続され、他端が接地端子に接続され、ゲート
には制御信号S2が入力される。
ン電極13に接続されているが、図3では、複数のサス
テイン電極13と接地端子との間の全容量に相当するパ
ネル容量Cpが示されている。
端子との間に接続される。トランジスタQ3およびダイ
オードD1は、ノードN3とノードN2との間に直列に
接続される。ダイオードD2およびトランジスタQ4
は、ノードN2とノードN3との間に直列に接続され
る。トランジスタQ3のゲートには、制御信号S3が入
力され、トランジスタQ4のゲートには制御信号S4が
入力される。回収コイルLは、ノードN2とノードN1
との間に接続される。
に相当し、スキャンドライバ5およびサステインドライ
バ6が駆動手段に相当し、サブフィールド点灯率測定器
8が検出手段およびサブフィールド点灯率検出手段に相
当し、サブフィールド処理器3が制御手段に相当し、映
像信号−サブフィールド対応付け器2が変換手段に相当
する。また、回収コンデンサC1が容量性素子に相当
し、回収コイルLがインダクタンス手段およびインダク
タンス素子に相当する。
第2の放電を発生させる場合の図3に示すサステインド
ライバ6の維持期間の動作の一例を示すタイミング図で
ある。図4には、図3のノードN1の電圧、PDP7の
放電強度LR、およびトランジスタQ1〜Q4に入力さ
れる制御信号S1〜S4が示される。なお、制御信号S
1〜S4は、サステインドライバ駆動制御信号USとし
てサブフィールド処理器3から出力される信号である。
している。キセノンを含む混合ガスを用いたPDPの場
合、その発光は、共鳴準位のキセノンから放電時に発生
する真空紫外線(波長147nm)を利用している。こ
の真空紫外線は、PDPの前面ガラス越しに空気中で観
察することはできない。一方、共鳴準位のさらに上のエ
ネルギー準位から共鳴準位への遷移の際に近赤外線(波
長828nm)が放出され、この近赤外線が放電強度に
ほぼ比例すると考えられるため、本明細書では、近赤外
域に分光感度特性を有するアバランシェ・フォトダイオ
ード等を用いて、一つの放電セルについて近赤外線の強
度を測定し、これを放電強度としている。
ローレベルになりトランジスタQ2がオフし、制御信号
S3がハイレベルになりトランジスタQ3がオンする。
このとき、制御信号S1はローレベルにありトランジス
タQ1はオフし、制御信号S4はローレベルにありトラ
ンジスタQ4はオフしている。したがって、回収コンデ
ンサC1がトランジスタQ3およびダイオードD1を介
して回収コイルLに接続され、回収コイルLおよびパネ
ル容量CpによるLC共振により、ノードN1の電圧が
接地電位Vgから滑らかに上昇する。このとき、回収コ
ンデンサC1の電荷がトランジスタQ3、ダイオードD
1および回収コイルLを介してパネル容量Cpへ放出さ
れる。
ハイレベルになりトランジスタQ1がオンし、制御信号
S3がローレベルになりトランジスタQ3がオフする。
ノードN1の電圧がVsusまで上昇する。この際、放
電開始電圧Vstを超えると維持放電が発生し、電源か
ら放電電流が供給される放電が行われ、放電強度LRが
上昇する。本実施例ではトランジスタQ1がオンしてか
らオフするまでの期間を期間TBと表示しており、図1
4から図17の図面の期間(Tb+Tc)に相当するも
のである。
持されると、放電が停止し、これに応じて放電強度LR
も低下する。
開始電圧Vstにばらつきがあるため、放電が安定とな
る電圧も異なる。これが、パネル面内のそれぞれのRG
B放電セルの放電状態のばらつきを発生させ、それぞれ
の放電セルでの輝度がばらつくことで、パネル面内の色
温度に差が生じ、色むらが発生する。放電が安定となる
電圧は、期間TBの時間に依存しており、期間TBの時
間を増加させるほど、放電は安定となる。
ローレベルになりトランジスタQ1がオフし、制御信号
S4がハイレベルになりトランジスタQ4がオンする。
したがって、回収コンデンサC1がダイオードD2およ
びトランジスタQ4を介して回収コイルLに接続され、
回収コイルLおよびパネル容量CpによるLC共振によ
り、ノードN1の電圧が緩やかに降下する。このとき、
パネル容量Cpに蓄えられた電荷は、回収コイルL、ダ
イオードD2およびトランジスタQ4を介して回収コン
デンサC1に蓄えられ、電荷が回収される。
ハイレベルになりトランジスタQ2がオンし、制御信号
S4がローレベルになりトランジスタQ4がオフする。
したがって、ノードN1が接地端子に接続され、ノード
N1の電圧が降下し、接地電位Vgに固定される。
うことにより、接地電位Vgから電圧Vsusに立ち上
がるときに、放電を発生させる周期的な維持パルスPs
uを複数のサステイン電極13に印加することができ
る。なお、上記と同様にして、スキャン電極12にも、
スキャンドライバ5により上記の維持パルスPsuと同
様の波形を有し、180°位相のずれた維持パルスが周
期的に印加される。
に、サブフィールドごとの点灯率に応じて期間TBの時
間を変化させ、点灯率に応じた最適な安定放電状態で維
持放電を行っている。
sまで変化させた場合の、複数の放電セルのうち同時に
点灯させる放電セルの点灯率とパネル面内の色温度差と
の関係を表したものである。
と、パネル面内の色温度差が増加し、パネル面内に生じ
る色むらが目立つようになる。ここで、期間TB時間を
増加させることで、パネル面内の色温度差を減少させる
ことができる。
下となれば、パネル面内での色むらは顕著に目立つこと
はない。
(期間Tb+Tc)時間が増加すると、放電電力が増加
する。図5に示すように、パネル面内の色むらが顕著に
目立たない範囲で、つまり、パネル面内の色温度差が7
00Kを超えないように、点灯率に応じて、期間TB時
間を徐々に増加させることで、それぞれの点灯率で最小
限の放電電力で、駆動を行うことができる。
0Kを超えないように制御したときの、複数の放電セル
のうち同時に点灯させる放電セルの点灯率と期間TBの
時間との関係を表したものが図6である。点灯率0〜3
0%のように、放電電流による電圧降下量が小さく、期
間TBにおいて、急激に電圧Vsusに立ち上がるよう
な小さい点灯率の場合には、パネル面内の各放電セルの
放電状態は安定しているため、色むらも顕著に発生しな
い。そのため、放電電力を増加させないように、期間T
Bの時間は増加させない。点灯率30〜100%のよう
に、放電電流による電圧降下量が大きく、期間TBにお
いて、緩やかに電圧Vsusに立ち上がるような大きい
点灯率の場合には、放電が安定していない放電セルの放
電状態を安定させるために、点灯率が大きくなるにつ
れ、パネル面内の色温度差が700Kを超えない範囲
で、期間TBの時間を徐々に増加させる。
パルスの期間TBの時間を制御する動作について説明す
る。図7は、図1に示すサブフィールド処理器3の構成
を示すブロック図である。
灯率/期間TB時間LUT(ルックアップテーブル)3
1、期間TB時間決定部32および基本制御信号発生器
33を含む。
TB時間決定部32と接続され、実験データに基づく点
灯率と期間TB時間との関係をテーブル形式で記憶して
いる。例えば、上記図6に示されるように、点灯率が0
〜30%に対して期間TB時間として1.5μsが記憶
され、点灯率が30〜60%に対して期間TB時間とし
て2μsが記憶され、点灯率が60〜80%に対して期
間TB時間として2.5μsが記憶され、点灯率が80
〜100%に対して期間TB時間として3μsが記憶さ
れている。
発生器33と接続され、サブフィールド点灯率測定器8
から出力されるサブフィールド点灯率信号SLに応じて
対応する期間TB時間を点灯率/期間TB時間LUT3
1から読み出し、読み出した期間TB時間を基本制御信
号発生器33へ出力する。なお、期間TB時間の決定
は、上記のように実験データに基づく点灯率と期間TB
時間との関係をテーブル形式で記憶する例に特に限定さ
れず、点灯率と期間TB時間との関係を表す近似式、例
えば、30%以下の点灯率に対する期間TB時間を1.
5μsに固定し、100%の点灯率に対する期間TB時
間を3μsに固定し、点灯率が30%から100%まで
の間を一次式で近似して点灯率に対応する期間TB時間
を求めるようにしてもよい。
ライバ6が期間TB時間決定部32により決定された期
間TB時間で維持パルスを出力するように、サステイン
ドライバ駆動制御信号USとして制御信号S1〜S4を
出力する。
と同様にサブフィールド処理器3により制御され、同様
にサブフィールドごとの点灯率に応じてスキャン電極1
2に印加される維持パルスの波形が制御される。
ィールドごとの点灯率に応じて期間TB期間を制御して
いるので、色むらが顕著に表れない小さい点灯率では放
電電力を増加させないように、また、大きい点灯率では
パネル面内のそれぞれの放電セルの放電状態のばらつき
が軽減されるようにつまりパネル面内の色むらが軽減さ
れるように制御することができる。
増加させないので、小さい点灯率の範囲内で、維持パル
スを増加させて高輝度化を行ったり、サブフィールド数
を増加させて階調性を上げたりすることも可能である。
時間の変化とともに維持周期を変化させ、点灯率に応じ
て維持周期を変化させても同様の効果を得ることができ
る。
によるサブフィールド分割を例に説明したが、アドレス
・サステイン同時駆動方式によるサブフィールド分割等
であっても同時に点灯される放電セルの点灯率を検出す
ることにより同様の効果を得ることができる。
施の形態によるプラズマディスプレイ装置について説明
する。図8は、本発明の第2の実施の形態によるプラズ
マディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
1に示すプラズマディスプレイ装置とで異なる点は、サ
ブフィールド処理器3がサブフィールド点灯率信号に応
じてスキャンドライバ5およびサステインドライバ6か
ら出力される図4に示される維持パルスの期間TBの時
間を変化させるとともに期間TAの時間も変化させるよ
うにスキャンドライバ5およびサステインドライバ6を
制御するサブフィールド処理器3bに変更された点であ
り、その他の点は図1に示すプラズマディスプレイ装置
と同様であるので、同一部分には同一符号を付し、以下
異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図1に示すサブフィールド処理器3の通常の動作に加
え、図4に示す維持パルスの期間TAの時間を変化させ
られるように制御信号S1を作製し、それぞれスキャン
ドライバ5およびサステインドライバ6へ出力する。
sまで変化させ、期間TA時間が0.5μsの場合およ
び期間TB時間を2μs、期間TA時間を0.45μs
に変化させた場合の、複数の放電セルのうち同時に点灯
させる放電セルの点灯率とパネル面内の色温度差との関
係を表したものである。
sの場合、期間TA時間を0.5μsから0.45μs
に減少することで、パネル面内の色温度差が減少する。
よりも期間TA時間が0.45μsのときのほうが、維
持パルスが急峻に立上ることで、パネル面内のRGB放
電セルにより強い放電強度が得られ、安定した放電を繰
り返すことができる。
下となれば、パネル面内での色むらは顕著に目立つこと
はない。
(期間Tb+Tc)時間が増加すると、放電電力が増加
する。また、期間TA時間を減少させることで、維持パ
ルスの無効電力回収効率が減少するため、無効電力が増
加する。図9に示すように、パネル面内の色むらが顕著
に目立たない範囲で、つまり、パネル面内の色温度差が
700Kを超えないように、点灯率に応じて、期間TB
時間を増加させ、期間TA時間をに減少させることで、
それぞれの点灯率で最小限の放電電力で、駆動を行うこ
とができる。
0Kを超えないように制御したときの、複数の放電セル
のうち同時に点灯させる放電セルの点灯率と期間TBお
よび期間TAの時間との関係を表したものが図10であ
る。点灯率0〜30%のように、放電電流による電圧降
下量が小さく、期間TBにおいて、急激に電圧Vsus
に立ち上がるような小さい点灯率の場合には、パネル面
内の各放電セルの放電状態は安定しているため、色むら
も顕著に発生しない。そのため、放電電力を増加させな
いように、期間TBおよび期間TAの時間は増加させな
い。点灯率30〜100%のように、放電電流による電
圧降下量が大きく、期間TBにおいて、緩やかに電圧V
susに立ち上がるような大きい点灯率の場合には、放
電が安定していない放電セルの放電状態を安定させるた
めに、パネル面内の色温度差が700Kを超えない範囲
で、期間TBの時間を増加させ、点灯率が60〜100
%のように、放電電流による電圧降下量がさらに大き
く、期間TBにおいて、緩やかに電圧Vsusに立ち上
がるような大きい点灯率の場合には、放電が安定してい
ない放電セルの放電状態を安定させるために、パネル面
内の色温度差が700Kを超えない範囲で、期間TAの
時間を減少させることで、電圧Vsusに立ち上がる傾
きを急峻にする。
パルスの期間TBおよび期間TAの時間を制御する動作
について説明する。図11は、図8に示すサブフィール
ド処理器3bの構成を示すブロック図である。
図7に示すサブフィールド処理器3とで異なる点は、点
灯率/期間TA時間LUT(ルックアップテーブル)3
4および期間TA時間決定部35が付加されるととも
に、基本制御信号発生器33が基本制御信号発生器33
bに変更された点であり、その他の点は図7に示すサブ
フィールド処理器と同様であるので、同一部分には同一
符号を付し、以下詳細な説明を省略する。
TA時間決定部35と接続され、実験データに基づく点
灯率と期間TA時間との関係をテーブル形式で記憶して
いる。例えば、上記図10に示されるように、点灯率が
0〜60%に対して期間TA時間として0.5μsが記
憶され、点灯率が60〜100%に対して期間TA時間
として0.45μsが記憶されている。
発生器33bと接続され、サブフィールド点灯率測定器
8から出力されるサブフィールド点灯率信号SLに応じ
て対応する期間TA時間を点灯率/期間TA時間LUT
34から読み出し、読み出した期間TA時間を基本制御
信号発生器33bへ出力する。なお、期間TA時間の決
定は、上記のように実験データに基づく点灯率と期間T
A時間との関係をテーブル形式で記憶する例に特に限定
されず、点灯率と期間TA時間との関係を表す近似式、
例えば、60%以下の点灯率に対する期間TB時間を
0.5μsに固定し、100%の点灯率に対する期間T
A時間を0.45μsに固定し、点灯率が60%から1
00%までの間を一次式で近似して点灯率に対応する期
間TB時間を求めるようにしてもよい。
TB時間決定部32と接続され、実験データに基づく点
灯率と期間TB時間との関係をテーブル形式で記憶して
いる。例えば、上記図10に示されるように、点灯率が
0〜30%に対して期間TB時間として1.5μsが記
憶され、点灯率が30〜100%に対して期間TB時間
として2μsが記憶されている。
発生器33bと接続され、サブフィールド点灯率測定器
8から出力されるサブフィールド点灯率信号SLに応じ
て対応する期間TB時間を点灯率/期間TB時間LUT
31から読み出し、読み出した期間TB時間を基本制御
信号発生器33bへ出力する。なお、期間TB時間の決
定は、上記のように実験データに基づく点灯率と期間T
B時間との関係をテーブル形式で記憶する例に特に限定
されず、点灯率と期間TB時間との関係を表す近似式、
例えば、30%以下の点灯率に対する期間TB時間を
1.5μsに固定し、100%の点灯率に対する期間T
B時間を2μsに固定し、点灯率が30%から100%
までの間を一次式で近似して点灯率に対応する期間TB
時間を求めるようにしてもよい。
ドライバ6が期間TB時間決定部32および期間TA時
間決定部35により決定された期間TB時間および期間
TA時間で維持パルスを出力するように、サステインド
ライバ駆動制御信号USとして制御信号S1〜S4を出
力する。
と同様にサブフィールド処理器3により制御され、同様
にサブフィールドごとの点灯率に応じてスキャン電極1
2に印加される維持パルスの波形が制御される。
ィールドごとの点灯率に応じて期間TB期間および期間
TA時間を制御しているので、色むらが顕著に表れない
小さい点灯率では放電電力を増加させないように、ま
た、大きい点灯率ではパネル面内のそれぞれの放電セル
の放電状態のばらつきが軽減されるようにつまりパネル
面内の色むらが軽減されるように制御することができ
る。
して、期間TB時間を0.5μsしか増加させないの
で、維持パルスを増加させて高輝度化を行ったり、サブ
フィールド数を増加させて階調性を上げたりすることも
可能である。
TBおよび期間TAの時間の変化とともに維持周期を変
化させ、点灯率に応じて維持周期を変化させても同様の
効果を得ることができる(図21)。
によるサブフィールド分割を例に説明したが、アドレス
・サステイン同時駆動方式によるサブフィールド分割等
であっても同時に点灯される放電セルの点灯率を検出す
ることにより同様の効果を得ることができる。
同時に点灯させる放電セルの点灯率を検出し、検出され
た点灯率に応じて第1の電位の期間を変化させた駆動パ
ルスを表示パネル内の選択された放電セルに印加して放
電を発生させているので、点灯率に応じた最適な駆動パ
ルスを印加することができ、パネル面内の各放電セルに
対し安定に放電を発生させることができる。この結果、
点灯率が変化しても安定に放電を繰り返し行うことがで
きるとともに、パネル面内の色むらが顕著に目立たない
状態で、放電電流を最小限に抑えることができ、効率良
く駆動を行うことができる。
スプレイ装置の構成を示すブロック図
S方式を説明するための図
路図
作の一例を示すタイミング図
示すPDPの点灯率とパネル面内の色温度差との関係を
示す図
Bとの関係を示す図
すブロック図
スプレイ装置の構成を示すブロック図
た場合の図8に示すPDPの点灯率とパネル面内の色温
度差との関係を示す図
TBおよび期間TAとの関係を示す図
示すブロック図
の駆動方法を説明するための図
ンドライバの構成を示す回路図
の動作を示すタイミング図
(Tb+Tc)が1.5μsの場合の維持パルスの模式
図
(Tb+Tc)が1.5μsの場合の維持パルスの模式
図
(Tb+Tc)が4μsの場合の維持パルスの模式図
内の色温度との関係を示す図
内の色温度差との関係を示す図
電電力との関係を示す図
例を示すブロック図
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の放電セルを選択的に放電させて画
像を表示する表示装置であって、前記複数の放電セルを
含む表示パネルと、前記表示パネル内の選択された放電
セルに、第1の電位と第2の電位との間を遷移する駆動
パルスを印加する駆動手段と、前記複数の放電セルのう
ち同時に点灯させる放電セルの点灯率を検出する検出手
段と、前記検出手段により検出された点灯率に応じて前
記駆動パルスの前記第1の電位の期間を変化させるよう
に前記駆動手段を制御する制御手段とを備えることを特
徴とする表示装置。 - 【請求項2】 1フィールドを複数のサブフィールドに
分割してサブフィールドごとに選択された放電セルを放
電させて階調表示を行うために、1フィールドの画像デ
ータを各サブフィールドの画像データに変換する変換手
段をさらに備え、 前記検出手段は、サブフィールドごとの点灯率を検出す
るサブフィールド点灯率検出手段を含み、前記制御手段
は、前記サブフィールド点灯率検出手段により検出され
たサブフィールドごとの点灯率に応じて前記駆動パルス
の前記第1の電位の期間を変化させるように前記駆動手
段を制御することを特徴とする請求項1記載の表示装
置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記検出手段により検
出された点灯率が大きいほど、前記駆動パルスの前記第
1の電位の期間を増加させるように前記駆動手段を制御
することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれ
かに記載の表示装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記検出手段により検
出された点灯率が所定値以上になった場合、前記駆動パ
ルスの前記第1の電位の期間を増加させるように前記駆
動手段を制御することを特徴とする請求項1または2記
載の表示装置。 - 【請求項5】 前記制御手段は、前記検出手段により検
出された点灯率が大きいほど、前記駆動パルスの前記第
2の電位から前記第1の電位へ立ち上がる期間を減少さ
せるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載の表示装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、前記検出手段により検
出された点灯率が所定値以上になった場合、前記駆動パ
ルスの前記第2の電位から前記第1の電位へ立ち上がる
期間を減少させるように前記駆動手段を制御することを
特徴とする請求項1、請求項2または請求項4のいずれ
かに記載の表示装置。 - 【請求項7】 前記複数の放電セルは、容量性負荷を含
み、前記駆動手段は、 一端が前記容量性負荷に接続される少なくとも一つのイ
ンダクタンス素子を有するインダクタンス手段と、前記
容量性負荷と前記インダクタンス素子とのLC共振によ
り前記駆動パルスを出力する共振駆動手段とを含むこと
を特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の
表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001357133A JP2003157044A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 表示装置およびその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001357133A JP2003157044A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 表示装置およびその駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003157044A true JP2003157044A (ja) | 2003-05-30 |
Family
ID=19168522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001357133A Pending JP2003157044A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 表示装置およびその駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003157044A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005010398A (ja) * | 2003-06-18 | 2005-01-13 | Hitachi Ltd | プラズマディスプレイ装置 |
JP2005266330A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Pioneer Electronic Corp | プラズマディスプレイ表示装置及びその駆動方法 |
KR100688805B1 (ko) * | 2005-05-04 | 2007-03-02 | 삼성에스디아이 주식회사 | 발광표시장치 및 그의 구동방법 |
JP2007108487A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プラズマディスプレイパネルの駆動方法 |
KR100909313B1 (ko) * | 2003-03-28 | 2009-07-24 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법 |
JP5062168B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2012-10-31 | パナソニック株式会社 | プラズマディスプレイ装置およびプラズマディスプレイパネルの駆動方法 |
-
2001
- 2001-11-22 JP JP2001357133A patent/JP2003157044A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100909313B1 (ko) * | 2003-03-28 | 2009-07-24 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법 |
JP2005010398A (ja) * | 2003-06-18 | 2005-01-13 | Hitachi Ltd | プラズマディスプレイ装置 |
US7746295B2 (en) | 2003-06-18 | 2010-06-29 | Hitachi, Ltd. | Plasma display device having improved luminous efficacy |
JP2005266330A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Pioneer Electronic Corp | プラズマディスプレイ表示装置及びその駆動方法 |
KR100688805B1 (ko) * | 2005-05-04 | 2007-03-02 | 삼성에스디아이 주식회사 | 발광표시장치 및 그의 구동방법 |
JP2007108487A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プラズマディスプレイパネルの駆動方法 |
JP5062168B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2012-10-31 | パナソニック株式会社 | プラズマディスプレイ装置およびプラズマディスプレイパネルの駆動方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1152387B1 (en) | Plasma display and method for driving the same | |
JP2002132208A (ja) | プラズマディスプレイパネルの駆動方法および駆動回路 | |
JPH07152341A (ja) | 平面表示装置 | |
JPH0981073A (ja) | プラズマディスプレイの駆動方法及びプラズマディスプレイ装置 | |
JP2000172223A (ja) | プラズマディスプレイパネルの駆動方法および駆動装置 | |
JP2004021181A (ja) | プラズマディスプレイパネルの駆動方法 | |
JPH0744127A (ja) | プラズマ・ディスプレイパネル | |
JP3242097B1 (ja) | 表示装置およびその表示方法 | |
JP2001075528A (ja) | 表示装置およびその駆動方法 | |
JP4100337B2 (ja) | プラズマディスプレイパネルの駆動方法 | |
US20110148951A1 (en) | Plasma display panel driving method and plasma display apparatus | |
KR100605763B1 (ko) | 플라즈마 디스플레이 패널 구동 장치 및 방법 | |
JP2003157044A (ja) | 表示装置およびその駆動方法 | |
JP3242096B1 (ja) | 表示装置およびその表示方法 | |
JP4340077B2 (ja) | 表示装置およびその駆動方法 | |
JP2000112430A (ja) | 表示装置およびその駆動方法 | |
JP2002236468A (ja) | プラズマディスプレイパネルの駆動方法及びプラズマディスプレイ装置 | |
JP2002132215A (ja) | 表示装置およびその駆動方法 | |
JPH08160912A (ja) | プラズマディスプレイの輝度補償方法及びプラズマディスプレイ装置 | |
JP4198125B2 (ja) | プラズマディスプレイ装置 | |
JP2003255889A (ja) | 表示装置およびその駆動方法 | |
KR100625542B1 (ko) | 플라즈마 표시 패널의 구동장치 및 구동방법 | |
JP2002189443A (ja) | プラズマディスプレイパネルの駆動方法 | |
JPH11327491A (ja) | 表示装置およびその駆動方法 | |
JP2002099245A (ja) | 表示装置およびその駆動方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041122 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050704 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080513 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080704 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080729 |