JP2003141935A - 透明導電性カバーテープ - Google Patents
透明導電性カバーテープInfo
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Abstract
を連続的に設けたエンボスキャリアテープのポケットに
小型電子部品等を収納して密封する際に用いるカバーテ
ープ、特に優れた帯電防止特性と透明性を兼ね備えた透
明導電性カバーテープの提供を目的とする。 【解決手段】小型電子部品等を収納するポケットを連続
的に設けたエンボスキャリアテープにシールし得るカバ
ーテープ11であって、少なくとも基材フィルム12、
帯電防止層13、シール層14の三層からなり、帯電防
止層は導電性フィラーをバインダ樹脂に分散した帯電防
止剤からなることを特徴とする。
Description
収納するポケットを連続的に設けたエンボスキャリアテ
ープのポケットに小型電子部品等を収納して密封する際
に用いるカバーテープ、特に優れた帯電防止特性と透明
性を兼ね備えた透明導電性カバーテープに関する。更に
詳しくは、電子部品等の保管、輸送、実装に際し、電子
部品等を静電破壊から保護し、また電子部品等を取り出
す際に能率や効率の低下を防ぐことができ、外部から電
子部品等の内容物を確認することのできる、透明性が高
く、静電気防止機能を有する透明導電性カバーテープに
関する。
に使用し得るカバーテープとしては、図3のaに示すよ
うに、二軸延伸ポリエステルフィルムからなる基材フィ
ルム2の片面に易剥離性のシーラント層3を積層し、更
にこのシーラント層3上に帯電防止層4を積層した構成
のヒートシールタイプのカバーテープ1が使用されてい
た。
ポリエステルフィルムからなる基材フィルム2の片面に
帯電防止材料を混入させた易剥離性の帯電防止シーラン
ト層7を積層した構成のヒートシールタイプのカバーテ
ープ6も使用されていた。
すようなシーラント層4に更に帯電防止層4を積層した
タイプのものは、カバーテープとして使用する際、エン
ボスキャリアテープのポケットに電子部品等を収納後カ
バーテープを被せ、加熱体で加熱圧着してシールする
が、加熱圧着時に帯電防止層4を挟んでシールするた
め、所定の剥離強度に設定することが難しく、また、設
定できても剥離強度が不安定になったりする欠点を有し
ていた。
ラント層7に帯電防止剤を混入させたタイプのものは、
所定の安定した剥離強度と帯電防止性能を同時に満足さ
せることが困難であるという欠点を有していた。
アテープ用のカバーテープに使用される帯電防止剤とし
ては、導電性カーボン微粒子、金属微粒子が知られてい
るが、これらは透明性が低く、エンボスキャリアテープ
のポケットに収納されている電子部品等をカバーテープ
を通して外部から確認したいという近年の指向に対応で
きない問題点があった。また、帯電防止剤として界面活
性剤を塗布した場合、カバーテープのヒートシール層表
面の経時や環境の変化によってシール性が不安定となる
ことでシール不良の原因となったり、帯電防止効果が安
定しないという問題点があった。
状況に鑑みなされたもので、安定した剥離性をもち、か
つ優れた帯電防止性及び透明性を兼ね備えた透明導電性
カバーテープを提供することを目的とする。
なされ、請求項1に係る発明は、小型電子部品等を収納
するポケットを連続的に設けたエンボスキャリアテープ
にシールし得るカバーテープであって、少なくとも基材
フィルム、帯電防止層、シール層の三層からなり、帯電
防止層は導電性フィラーをバインダ樹脂に分散した帯電
防止剤からなることを特徴とするエンボスキャリアテー
プ用透明導電性カバーテープである。
載の透明導電性カバーテープにおいて、帯電防止層が、
導電性フィラーとして酸化スズ、或いは酸化スズに対し
て電子受容体(酸化剤)若しくは電子供与体(還元剤)
となり得る元素或いはその化合物をドープした酸化ス
ズ、或いはこれらで微粒子の表面を被覆した導電性微粒
子をバインダ樹脂100重量部に対して1〜900重量
部の範囲で含有することを特徴とする。
載の透明導電性カバーテープにおいて、帯電防止層が、
導電性フィラーとしてアンチモン複酸化物(ZnO・S
b2O5) 或いはこれで微粒子の表面を被覆した導電性
微粒子をバインダ樹脂100重量部に対して1〜900
重量部の範囲で含有することを特徴とする。
載の透明導電性カバーテープにおいて、帯電防止層が、
導電性フィラーとして酸化亜鉛、或いは酸化亜鉛に対し
て電子受容体(酸化剤)若しくは電子供与体(還元剤)
となり得る元素或いはその化合物をドープした酸化亜
鉛、或いはこれらで微粒子の表面を被覆した導電性微粒
子をバインダ樹脂100重量部に対して1〜900重量
部の範囲で含有することを特徴とする。
載の透明導電性カバーテープにおいて、帯電防止層が、
導電性フィラーとして酸化インジウム、或いは酸化イン
ジウムに対して電子受容体(酸化剤)若しくは電子供与
体(還元剤)となり得る元素或いはその化合物ををドー
プした酸化インジウム、或いはこれらで微粒子の表面を
被覆した導電性微粒子をバインダ樹脂100重量部に対
して1〜900重量部の範囲で含有することを特徴とす
る。
請求項5のいずれか1項に記載の透明導電性カバーテー
プにおいて、基材フィルム層の帯電防止層と接着層を設
けた面の反対側の面に、更に帯電防止層を設けたことを
特徴とする。
を、実施の形態に沿って以下に詳細に説明する。
導電性カバーテープ11の概略断面構成説明図であり、
厚み方向の順に、基材フィルム12、帯電防止層13、
シール層14が積層されている。また、図2は、本発明
の他の実施例に係る透明導電性カバーテープ16の概略
断面構成説明図であり、基材フィルム17の一方の面に
帯電防止層18とシール層19が、基材フィルム17の
他方の面には離型性付与層20がそれぞれ積層されてい
る。
ムとしては特に限定されず、ポリオレフィン、ナイロ
ン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネー
ト、ポリイミド等からなる公知のフィルムから適宜選定
して用いればよい。また、その厚みも特に限定されるも
のではない。また、一種類のフィルムを二枚以上、又は
二種類以上のフィルムを積層させることにより、引き裂
き強度を向上させることができ、実装工程での作業効率
を向上させることができる。更には、図2に示すよう
に、基材フィルム17の、帯電防止層18を設けた面と
は反対側の面に、例えば未処理面を外側に向けた方向で
延伸ポリプロピレン等からなる離型性付与層20を積層
させることで、巻き取り状態で保存してあるカバーテー
プを巻き出して使用する時のシール層19との界面にお
ける離型性を良好にすることができる。
電防止層13、18は導電性を付与させるための導電性
フィラーを分散した帯電防止剤からなるものである。導
電性フィラーとしては、金属微粒子、金属酸化物、導電
性ポリマー、導電性カーボン微粒子等がある。上記の導
電性フィラーのうち、塗膜を形成したときの透明性、導
電性を考慮すると、酸化スズ、或いは酸化スズに対して
電子受容体(酸化剤)若しくは電子供与体(還元剤)と
なり得る元素或いはその化合物を一種または二種以上ド
ープした酸化スズ、アンチモン複酸化物、酸化亜鉛或い
は酸化亜鉛に対して電子受容体(酸化剤)若しくは電子
供与体(還元剤)となり得る元素或いはその化合物を一
種または二種以上ドープした酸化亜鉛、酸化インジウム
或いは酸化インジウムに対して電子受容体(酸化剤)若
しくは電子供与体(還元剤)となり得る元素或いはその
化合物を一種または二種以上ドープした酸化インジウ
ム、もしくはこれらで微粒子の表面を被覆した導電性微
粒子が好ましい。これらの金属酸化物は、完全な酸化物
よりも酸素の格子欠陥を有するものの方が導電性に優れ
ており、好ましい。酸化スズにドープする元素として
は、アンチモン、フッ素、スズ、リン、亜鉛、テルル、
ビスマス、カドミウム等が挙げられるが、アンチモンが
特に好適である。また、酸化亜鉛にドープする元素とし
ては、アルミニウム、スズ、インジウム、鉄、ガリウ
ム、コバルト、ケイ素、ゲルマニウム、アンチモン、鉛
等が挙げられるが、アンチモンもしくはアルミニウムが
特に好適である。また、酸化インジウムにドープする元
素としてはスズが特に好適である。導電性微粒子に用い
られる微粒子としては、例えばBaSO4、MgSO4、
SiO2等の無機系微粒子やアクリル系、ポリオレフィ
ン系、ポリスチレン系、ポリエステル系樹脂等の有機系
微粒子が挙げられ、特に限定されるものではない。これ
らの導電性微粒子の一次粒子径は、透明性を考慮すれ
ば、1μm以下に設定することが好ましい。また、その
屈折率はバインダ樹脂に近い程、バインダ樹脂と導電性
微粒子の間での光散乱が抑えられ、透明性が確保される
ので好ましい。
剤のバインダ樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリア
クリル樹脂、ポリウレタン樹脂等が用いられる。このう
ち、前記導電性フィラーとの相溶性、基材フィルムへの
密着性の良いものを適宜選定すればよく、樹脂の種類は
特に限定されるものではないが、ポリエステル系樹脂、
ポリアクリル系樹脂が特に好適である。
剤の配合比は、導電性フィラーをバインダ樹脂100重
量部に対して1〜900重量部の範囲で含有するものが
好ましい。この範囲で配合比を調整することで、帯電防
止層13、18の表面抵抗値を105Ω/square
〜1012Ω/squareの間で設定できる。導電性フ
ィラーの割合がバインダ樹脂100重量部に対して90
0重量部を超えると、帯電防止層13、18の基材フィ
ルム12、17への密着が弱くなり、帯電防止層13、
18が基材フィルム12、17から脱落する恐れがあ
る。また、密着が保たれたとしても、表面抵抗値が10
5Ω/square未満になると、外部からカバーテー
プを介して電子部品等に電気が通電する恐れがあり、電
子部品等が電気で破壊される可能性があるので好ましく
ない。一方、導電性フィラーの割合がバインダ樹脂10
0重量部に対して1重量部を下回ると、表面抵抗値は1
012Ω/squareを超えることがあり、帯電防止効
果が極端に悪くなり、電子部品等の内容物を静電気障害
から保護することが困難になる。
方式、マイクログラビア方式、ダイコーティング方式、
ディップ方式、スクリーン印刷方式、ワイヤーバーコー
ト方式、等公知の方法を適宜選定でき、特に限定するも
のではないが、斜線版を用いたグラビア方式やマイクロ
グラビア方式が特に好適である。
ーティング剤に必要に応じて例えばフッ素系界面活性剤
のようなレベリング剤を加えることができる。更には、
水もしくは水とアルコール等の有機溶剤との混合溶媒を
加えて希釈することができる。塗工液の配合順序は特に
限定するものではないが、ソルベントショックを防ぐた
めに、導電フィラー分散液にバインダ樹脂溶液を加える
のが好ましい。希釈する場合は、続けて、水もしくは有
機溶剤もしくは両者の混合溶媒を加えるのが好ましい。
特に、帯電防止剤が水系の場合に有機溶剤を用いる場合
は、水と有機溶剤の混合溶媒を加えるか、もしくは、水
を加え、さらに有機溶剤を加えるのが好ましい。必要な
場合は、最後にレベリング剤を加えるのが好ましい。
μm〜5μmの範囲が好ましい。厚みが0.01μmを
下回ると、塗膜の形成が不完全であったり、表面抵抗値
が1012Ω/squareを超えてしまい、好ましくな
い。また、5μmを上回ると帯電防止層13、18の基
材フィルム12、17への密着が劣る、又は/更には表
面抵抗値が105Ω/squareを下回るため好まし
くない。
3、18を形成する際には、基材フィルム面12、17
に、必要に応じてコロナ処理、プラズマ処理等の表面処
理を施して、基材フィルム12、17と帯電防止層1
3、18との密着性を高めることができる。
アテープ側に形成することが必要であるが、必要に応じ
て反対側、すなわち基材フィルムの外側面にも形成する
ことができる。この場合の帯電防止層は、基材フィルム
のキャリアテープ側すなわち内側の帯電防止層と異なっ
ていても差し支えないが、同じであってもよい。
としては粘着剤、ヒートシール剤が挙げられる。粘着剤
としては、天然ゴム系粘着剤及び溶剤型アクリル系粘着
剤、エマルジョン型アクリル系粘着剤、ホットメルト型
粘着剤、ウレタン系粘着剤等が使用できる。また、ヒー
トシール剤としては、ポリエステル樹脂、ポリアクリル
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン共重合系樹脂等
を使用することができる。尚、この粘着剤又はヒートシ
ール剤からなるシール層14、19は、図に示すよう
に、エンボスキャリアテープのポケットに対面する部分
を除いてカバーテープの長手方向の両サイド領域にスト
ライプ状に形成してある。
性カバーテープは、シール層とキャリアテープの界面で
剥離されるか若しくはシール層における凝集剥離によっ
て剥離され、その剥離強度は100〜1200g/15
mmの範囲であることが好ましい。また、シール層を形
成する際の粘着剤又はヒートシール剤の塗布量は、剥離
強度100〜1200g/15mmの範囲になるように
適宜設定する。剥離強度が100g/15mm未満にな
ると、カバーテープをキャリアテープに圧着した後の容
器を輸送する際に、カバーテープとキャリアテープの間
で剥離が生じ、内容物が脱落する恐れがある。また、剥
離強度が1200g/15mmを超えると、カバーテー
プを剥離する際、キャリアテープの振動による内容物の
ジャンピングが起こってしまい、好ましくない。
する。本発明における評価は次に示す方法で行った。 (1)表面固有抵抗値 帯電防止層の表面固有抵抗を、23℃50%RHの環境
下で24hr放置後、三菱化学株式会社製のHires
taMCP−HT250で測定する。 (2)帯電防止層の基材フィルムに対する密着 帯電防止層の基材フィルムへの密着は、セロハンテープ
を帯電防止層表面に貼りつけ、素早く剥がしたときに、
帯電防止層が脱落するか否かをで判定する。全く脱落な
しの場合のみ○と判断した。 (3)帯電防止層の膜厚 帯電防止層の膜厚はアンリツ株式会社製K−402Bに
て測定する。 (4)ヘイズ カバーテープのヘイズは日本電色株式会社製SZ−Σ8
0color measuring systemにて
測定する。 (5)剥離強度 ポリスチレン製キャリアテープに、0.7mm×2(幅
はトータルで1.4mm)のシールを行い、強度を測定
する。
エステルフィルムからなる基材フィルムの片面に、以下
の[帯電防止剤処方1]からなる帯電防止剤を、グラビ
ア斜線版(230線、セル深度20μm)を用いて全面
に塗工し、乾燥させ、帯電防止層を設けた。更に、この
帯電防止層上の両サイド領域にストライプ状に粘着剤を
塗工し、シール層を設けた。そして最後に所定の長さに
スリットをして透明導電性カバーテープを得た。 [帯電防止剤処方1 固形分比率:導電フィラー/バ
インダ樹脂=2/1] ・アンチモンドープ酸化スズ分散液を5重量部 ・水性ポリエステル樹脂分散液を2重量部
らなる帯電防止剤を使用した以外は実施例1と同様の条
件にて透明導電性カバーフィルムを得た。 [帯電防止剤処方2 固形分比率:導電フィラー/バ
インダ樹脂=1/2] ・水分散アンチモン複酸化物コロイドを5重量部 ・水性ポリエステル樹脂分散液を12重量部
らなる帯電防止剤を使用した以外は実施例1と同様の条
件にて透明導電性カバーフィルムを得た。 [帯電防止剤処方3 固形分比率:導電フィラー/バ
インダ樹脂=2/1] ・水分散アンチモン複酸化物コロイドを5重量部 ・水性ポリエステル樹脂分散液を3重量部
らなる帯電防止剤を使用した以外は実施例1と同様の条
件にて透明導電性カバーフィルムを得た。 [帯電防止剤処方4 固形分比率:導電フィラー/バ
インダ樹脂=9/1] ・ITO分散体を45重量部 ・アクリル共重合系樹脂分散液を4重量部
らなる帯電防止剤を使用した以外は実施例1と同様の条
件にて透明導電性カバーフィルムを得た。 [帯電防止剤処方5 固形分比率:導電フィラー/バ
インダ樹脂=3/1] ・水分散アンチモン複酸化物コロイドを3重量部 ・水系ポリウレタン樹脂分散液を1重量部
らなる帯電防止剤を使用した以外は実施例1と同様の条
件にて透明導電性カバーフィルムを得た。 [帯電防止剤処方6 固形分比率:導電フィラー/バ
インダ樹脂=1/1] ・水分散アンチモン複酸化物コロイドを1重量部 ・水系ポリアクリル樹脂分散液を1重量部
表面固有抵抗値、帯電防止層の基材フィルムに対する密
着性並びに帯電防止層のヘイズの測定結果を表1に示
す。
とバインダ樹脂の組み合わせを適宜選定することによ
り、ヘイズの値は低く保ったまま表面固有抵抗値を所望
の値に設定でき、かつ帯電防止層の基材フィルムへの良
好な密着を得ることができる。また、粘着剤は、塗布量
を適切に設定することで、100〜1200g/15m
mの範囲に設定できる。例えば、アクリル系粘着剤を乾
燥塗布量7g/m2に設定すると剥離強度は500g/
15mm、ウレタン系粘着剤を乾燥塗布量7g/m2に
設定すると剥離強度は600g/15mmとなった。
明導電性カバーテープは、基材フィルムの少なくとも片
面に、バインダ樹脂に導電性フィラーを分散させた帯電
防止層を積層させ、更に粘着剤又はヒートシール剤から
なるシール層を形成させることにより得ることができ、
優れた帯電防止性能と透明性を有しているので、静電気
障害から電子部品等の内容物を保護し、またシールした
状態で外部から電子部品等の内容物を確認することがで
きる。
ープの概略断面構成説明図である。
テープの概略断面構成説明図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】小型電子部品等を収納するポケットを連続
的に設けたエンボスキャリアテープにシールし得るカバ
ーテープであって、少なくとも基材フィルム、帯電防止
層、シール層の三層からなり、帯電防止層は導電性フィ
ラーをバインダ樹脂に分散した帯電防止剤からなること
を特徴とするエンボスキャリアテープ用透明導電性カバ
ーテープ。 - 【請求項2】帯電防止層が、導電性フィラーとして酸化
スズ、或いは酸化スズに対して電子受容体(酸化剤)若
しくは電子供与体(還元剤)となり得る元素或いはその
化合物をドープした酸化スズ、或いはこれらで微粒子の
表面を被覆した導電性微粒子をバインダ樹脂100重量
部に対して1〜900重量部の範囲で含有することを特
徴とする請求項1に記載のエンボスキャリアテープ用透
明導電性カバーテープ。 - 【請求項3】帯電防止層が、導電性フィラーとしてアン
チモン複酸化物(ZnO・Sb2O5) 或いはこれで微
粒子の表面を被覆した導電性微粒子をバインダ樹脂10
0重量部に対して1〜900重量部の範囲で含有するこ
とを特徴とする請求項1に記載のエンボスキャリアテー
プ用透明導電性カバーテープ。 - 【請求項4】帯電防止層が、導電性フィラーとして酸化
亜鉛、或いは酸化亜鉛に対して電子受容体(酸化剤)若
しくは電子供与体(還元剤)となり得る元素或いはその
化合物をドープした酸化亜鉛、或いはこれらで微粒子の
表面を被覆した導電性微粒子をバインダ樹脂100重量
部に対して1〜900重量部の範囲で含有することを特
徴とする請求項1に記載のエンボスキャリアテープ用透
明導電性カバーテープ。 - 【請求項5】帯電防止層が、導電性フィラーとして酸化
インジウム、或いは酸化インジウムに対して電子受容体
(酸化剤)若しくは電子供与体(還元剤)となり得る元
素或いはその化合物をドープした酸化インジウム、或い
はこれらで微粒子の表面を被覆した導電性微粒子をバイ
ンダ樹脂100重量部に対して1〜900重量部の範囲
で含有することを特徴とする請求項1に記載のエンボス
キャリアテープ用透明導電性カバーテープ。 - 【請求項6】基材フィルムの帯電防止層と接着層を設け
た面の反対側の面に、更に帯電防止層を設けたことを特
徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエ
ンボスキャリアテープ用透明導電性カバーテープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001334374A JP2003141935A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 透明導電性カバーテープ |
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JP2001334374A JP2003141935A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 透明導電性カバーテープ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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-
2001
- 2001-10-31 JP JP2001334374A patent/JP2003141935A/ja active Pending
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061024 |