JP2003139460A - 変動磁場発生装置、冷凍装置および均一な変動磁場の発生方法 - Google Patents
変動磁場発生装置、冷凍装置および均一な変動磁場の発生方法Info
- Publication number
- JP2003139460A JP2003139460A JP2001337036A JP2001337036A JP2003139460A JP 2003139460 A JP2003139460 A JP 2003139460A JP 2001337036 A JP2001337036 A JP 2001337036A JP 2001337036 A JP2001337036 A JP 2001337036A JP 2003139460 A JP2003139460 A JP 2003139460A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- electromagnetic coil
- frozen
- holder
- variable magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L3/00—Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs
- A23L3/36—Freezing; Subsequent thawing; Cooling
- A23L3/361—Freezing; Subsequent thawing; Cooling the materials being transported through or in the apparatus, with or without shaping, e.g. in form of powder, granules, or flakes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L3/00—Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs
- A23L3/32—Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with electric currents without heating effect
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L3/00—Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs
- A23L3/36—Freezing; Subsequent thawing; Cooling
- A23L3/363—Freezing; Subsequent thawing; Cooling the materials not being transported through or in the apparatus with or without shaping, e.g. in form of powder, granules, or flakes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D17/00—Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
- F25D17/04—Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
- F25D17/042—Air treating means within refrigerated spaces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D13/00—Stationary devices, e.g. cold-rooms
- F25D13/06—Stationary devices, e.g. cold-rooms with conveyors carrying articles to be cooled through the cooling space
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/30—Quick freezing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】均一変動磁場発生装置およびそれを組み込んだ
冷凍装置を提案する。 【解決手段】所定形状を有するコイル形成用の基材と、
基材に絶縁被膜付き高電導性線材を巻き付けて形成され
る電磁コイルとを有し、電磁コイルをコーキング材によ
り密閉してなる電磁コイル構造体を、対象物を保持する
保持具にまたがるように、あるいは囲むように、あるい
は挟み込むように設け、さらに電磁コイル構造体を保持
具に沿って並行、直行または交叉するように複数個配設
する。これにより、均一な強さの変動磁場を発生させる
ことができ、冷凍物等の対象物に均一な強さの変動磁場
を印加できる。このような構成の変動磁場発生装置を冷
凍庫等に組み込み、冷凍装置とすることが好ましい。
冷凍装置を提案する。 【解決手段】所定形状を有するコイル形成用の基材と、
基材に絶縁被膜付き高電導性線材を巻き付けて形成され
る電磁コイルとを有し、電磁コイルをコーキング材によ
り密閉してなる電磁コイル構造体を、対象物を保持する
保持具にまたがるように、あるいは囲むように、あるい
は挟み込むように設け、さらに電磁コイル構造体を保持
具に沿って並行、直行または交叉するように複数個配設
する。これにより、均一な強さの変動磁場を発生させる
ことができ、冷凍物等の対象物に均一な強さの変動磁場
を印加できる。このような構成の変動磁場発生装置を冷
凍庫等に組み込み、冷凍装置とすることが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変動磁場発生装置
に係り、とくに、食材、食品や生体等の被冷凍物、冷蔵
物、冷蔵冷凍保管物等に、均一に変動磁場を印加できる
変動磁場発生装置およびそれらを組み込んだ冷凍装置に
関する。
に係り、とくに、食材、食品や生体等の被冷凍物、冷蔵
物、冷蔵冷凍保管物等に、均一に変動磁場を印加できる
変動磁場発生装置およびそれらを組み込んだ冷凍装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、食材、食品や生体等の被冷凍
物の鮮度を長期にわたって維持して保存する方法として
冷凍保存がある。しかし、従来の冷凍保存方法では、被
冷凍物の色調の変化、味覚の劣化、ドリップ (解凍時の
液汁の流出)の発生等の品質の低下や鮮度の低下を完全
に防止することができなかった。食材、食品や生体等の
被冷凍物には、それらを構成する蛋白質等の分子に拘束
された結合水、およびこれら分子に拘束されずに被冷凍
物内を自由に移動することができる自由水からなる、多
量の水分が含まれている。冷凍時には、この自由水が凍
結し、氷の結晶として成長する。この氷の結晶が粗大化
すると、被冷凍物の細胞が破壊され、食材、食品等では
解凍時にドリップが発生し、生体の元の状態への復元が
困難となる。
物の鮮度を長期にわたって維持して保存する方法として
冷凍保存がある。しかし、従来の冷凍保存方法では、被
冷凍物の色調の変化、味覚の劣化、ドリップ (解凍時の
液汁の流出)の発生等の品質の低下や鮮度の低下を完全
に防止することができなかった。食材、食品や生体等の
被冷凍物には、それらを構成する蛋白質等の分子に拘束
された結合水、およびこれら分子に拘束されずに被冷凍
物内を自由に移動することができる自由水からなる、多
量の水分が含まれている。冷凍時には、この自由水が凍
結し、氷の結晶として成長する。この氷の結晶が粗大化
すると、被冷凍物の細胞が破壊され、食材、食品等では
解凍時にドリップが発生し、生体の元の状態への復元が
困難となる。
【0003】氷結晶の粗大化は、冷凍時に氷結晶生成温
度域を通過する時間が緩慢である場合に発生する。そこ
で、被冷凍物を液体冷媒に浸漬、あるいは被冷凍物に液
体冷媒を散布して、かかる氷結晶生成温度域を速やかに
通過させるべく急速冷却し、氷の結晶の粗大化を抑制す
る方法が考えられる。しかし、被冷凍物を液体冷媒に浸
漬、あるいは被冷凍物に液体冷媒を散布する方法では、
表層は急速冷却が可能となるが、表層に凍結層が形成さ
れる。被冷凍物内部の冷却は、表面からの熱伝達により
律速されるが、表層の凍結層の存在により、内部への熱
伝達が阻害され、内部の冷却が遅れるため、被冷凍物の
内部では氷結晶の粗大化が起きてしまい、氷結晶の粗大
化を防止できないという問題があった。
度域を通過する時間が緩慢である場合に発生する。そこ
で、被冷凍物を液体冷媒に浸漬、あるいは被冷凍物に液
体冷媒を散布して、かかる氷結晶生成温度域を速やかに
通過させるべく急速冷却し、氷の結晶の粗大化を抑制す
る方法が考えられる。しかし、被冷凍物を液体冷媒に浸
漬、あるいは被冷凍物に液体冷媒を散布する方法では、
表層は急速冷却が可能となるが、表層に凍結層が形成さ
れる。被冷凍物内部の冷却は、表面からの熱伝達により
律速されるが、表層の凍結層の存在により、内部への熱
伝達が阻害され、内部の冷却が遅れるため、被冷凍物の
内部では氷結晶の粗大化が起きてしまい、氷結晶の粗大
化を防止できないという問題があった。
【0004】このような問題に対し、例えば、WO 01
/24647 A1号公報には、収容されている冷凍対象物の周
囲の庫内温度を−30〜−100 ℃に冷却可能な冷凍庫と、
冷凍庫内の冷凍対象物に一方向のゆらぎ変動する磁場を
作用させる、静磁場発生手段と動磁場発生手段とからな
る磁場発生手段と、を有する超急速冷凍装置が提案され
ている。
/24647 A1号公報には、収容されている冷凍対象物の周
囲の庫内温度を−30〜−100 ℃に冷却可能な冷凍庫と、
冷凍庫内の冷凍対象物に一方向のゆらぎ変動する磁場を
作用させる、静磁場発生手段と動磁場発生手段とからな
る磁場発生手段と、を有する超急速冷凍装置が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】WO01/24647 A1号公
報に記載された技術によれば、被冷凍物の細胞破壊が抑
制され、冷凍後も生に近い味覚で食品を食することが可
能となり、冷凍保存された食品の品質はかなり改善され
たといえる。しかしながら、本発明者の検討によれば、
WO01/24647 A1号公報に記載された技術では、変動磁
場が均一さに欠け、被冷凍物に変動磁場の効果が均一に
発揮されずに、冷凍保存された食品の一部品質に変動が
認められるという問題があった。
報に記載された技術によれば、被冷凍物の細胞破壊が抑
制され、冷凍後も生に近い味覚で食品を食することが可
能となり、冷凍保存された食品の品質はかなり改善され
たといえる。しかしながら、本発明者の検討によれば、
WO01/24647 A1号公報に記載された技術では、変動磁
場が均一さに欠け、被冷凍物に変動磁場の効果が均一に
発揮されずに、冷凍保存された食品の一部品質に変動が
認められるという問題があった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、冷凍物等の変動磁場印加対象物に均一な
変動磁場を印加することができる、均一変動磁場発生装
置およびそれを組み込んだ冷凍装置を提案することを目
的とする。
たものであり、冷凍物等の変動磁場印加対象物に均一な
変動磁場を印加することができる、均一変動磁場発生装
置およびそれを組み込んだ冷凍装置を提案することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記した課
題を達成するために、対象物に強くしかも均一な変動磁
場を印加することができる変動磁場発生手段について鋭
意研究した。磁場の強度は、磁場発生源からの距離の2
乗に反比例して低下する。このため、強くしかも均一な
変動磁場を得るには、変動磁場発生源を対象物からでき
るだけ近い位置に設置するという指針に基づいて検討し
た。その結果、変動磁場発生源を、対象物を保持する保
持具にまたがるように、あるいは対象物を保持する保持
具を囲むように、あるいは対象物を保持する保持具を挟
み込むように配置し、かつ複数の変動磁場発生源を対象
物に沿って互いに並行、直行または交叉するように配設
することがよい、という知見を得た。
題を達成するために、対象物に強くしかも均一な変動磁
場を印加することができる変動磁場発生手段について鋭
意研究した。磁場の強度は、磁場発生源からの距離の2
乗に反比例して低下する。このため、強くしかも均一な
変動磁場を得るには、変動磁場発生源を対象物からでき
るだけ近い位置に設置するという指針に基づいて検討し
た。その結果、変動磁場発生源を、対象物を保持する保
持具にまたがるように、あるいは対象物を保持する保持
具を囲むように、あるいは対象物を保持する保持具を挟
み込むように配置し、かつ複数の変動磁場発生源を対象
物に沿って互いに並行、直行または交叉するように配設
することがよい、という知見を得た。
【0008】本発明は、上記した知見に基づき、さらに
検討を加えて完成されたものである。すなわち、本発明
の要旨はつぎの通りである。 (1)電磁コイル構造体を有し、該電磁コイル構造体に
交流を通電して閉空間内で対象物に変動磁場を印加する
変動磁場発生装置であって、前記電磁コイル構造体を、
前記対象物に均一変動磁場が印加可能なように、前記対
象物を搭載または保持する保持具にまたがるように、あ
るいは前記対象物を搭載または保持する保持具を囲むよ
うに、あるいは前記対象物を搭載または保持する保持具
を挟み込むように設け、かつ複数の前記電磁コイル構造
体を前記保持具に沿って並行、直行または交叉して配設
することを特徴とする均一変動磁場発生装置。 (2)(1)において、前記電磁コイル構造体が、所定
形状を有するコイル形成用の基材と、該基材に絶縁被膜
付き高電導性線材を巻き付けて形成される電磁コイルと
を有し、該電磁コイルをコーキング材により密閉してな
ることを特徴とする均一変動磁場発生装置。 (3)(2)において、前記基材が電気絶縁性、耐水
性、耐熱性、および透磁性を有する材料であることを特
徴とする均一変動磁場発生装置。 (4)(3)において、前記材料がプラスチックである
ことを特徴とする均一変動磁場発生装置。 (5)(1)ないし(4)のいずれかにおいて、水、海
水、またはアルコールの液体中で作動することを特徴と
する均一変動磁場発生装置。 (6)(1)ないし(5)のいずれかにおいて、前記電
磁コイル構造体が、移動可能に配設されたことを特徴と
する均一変動磁場発生装置。 (7)(1)ないし(6)のいずれかに記載の均一変動
磁場発生装置を組み込んでなる冷凍装置。 (8)ラック型バッチ式の冷凍庫と、該冷凍庫の内部閉
空間に収容されている被冷凍物に変動磁場を印加する変
動磁場発生手段を有する冷凍装置であって、前記変動磁
場発生手段が、交流を通電して変動磁場を発生する電磁
コイル構造体を複数個有し、該電磁コイル構造体を、前
記被冷凍物を搭載または保持するラック型保持具にまた
がるように、あるいは前記被冷凍材を保持するラック式
保持具を囲むように、かつ複数の該電磁コイル構造体が
前記ラック型保持具に沿って並行、直行または交叉する
ように配設した変動磁場発生装置であることを特徴とす
る冷凍装置。 (9)トンネル型の冷凍庫と、該冷凍庫の内部閉空間に
ネットコンベアベルトにより連続的に収容、 冷凍される
被冷凍物に変動磁場を印加する変動磁場発生手段を有す
る冷凍装置であって、前記変動磁場発生手段が、交流を
通電して変動磁場を発生する電磁コイル構造体を、前記
被冷凍物を搭載または保持するネットコンベアベルトを
挟むように一対配設し、かつネットコンベアベルトの進
行方向に沿って複数対を並設した変動磁場発生装置であ
ることを特徴とする冷凍装置。 (10)スパイラル型の冷凍庫と、該冷凍庫の内部閉空
間にネットコンベアベルトにより連続的に収容、 冷凍さ
れる被冷凍物に変動磁場を印加する変動磁場発生手段を
有する冷凍装置であって、前記変動磁場発生手段が、交
流を通電して変動磁場を発生する電磁コイル構造体を、
前記被冷凍物を搭載または保持するネットコンベアベル
トを挟むように一対配設し、かつネットコンベアベルト
の進行方向に沿って複数対を並設した変動磁場発生装置
であることを特徴とする冷凍装置。 (11)(8)ないし(10)のいずれかにおいて、前
記電磁コイル構造体が、所定形状を有するコイル形成用
の基材と、該基材に絶縁被膜付き高電導性線材を巻き付
けて形成される電磁コイルとを有し、該電磁コイルをコ
ーキング材により密閉してなる電磁コイル構造体である
ことを特徴とする冷凍装置。 (12)(11)において、前記基材が電気絶縁性、耐
水性、耐熱性、および透磁性を有する材料であることを
特徴とする冷凍装置。 (13)(12)において、前記材料がプラスチックで
あることを特徴とする冷凍装置。 (14)(7)ないし(13)のいずれかにおいて、さ
らに静磁場発生手段を備えることを特徴とする冷凍装
置。 (15)(8)ないし(14)のいずれかにおいて、前
記冷凍庫に代えて、冷蔵庫、または冷蔵冷凍保管庫と
し、前記冷凍物を、冷蔵物または冷蔵冷凍保管物とする
ことを特徴とする冷凍装置。 (16)閉空間内で、複数の電磁コイル構造体を、対象
物を搭載または保持する保持具にまたがるように、ある
いは囲むように、あるいは挟み込むように配設し、かつ
前記複数の電磁コイル構造体を前記保持具に沿って、並
行、直行、または交叉するように配設し、前記複数の電
磁コイル構造体に交流を通電して、前記対象物に印加す
る変動磁場を発生させることを特徴とする均一な変動磁
場の発生方法。 (17)(16)において、前記電磁コイル構造体が、
所定形状を有するコイル形成用の基材と、該基材に絶縁
被膜付き高電導性線材を巻き付けて形成される電磁コイ
ルとを有し、該電磁コイルをコーキング材により密閉し
てなる電磁コイル構造体であることを特徴とする均一な
変動磁場の発生方法。
検討を加えて完成されたものである。すなわち、本発明
の要旨はつぎの通りである。 (1)電磁コイル構造体を有し、該電磁コイル構造体に
交流を通電して閉空間内で対象物に変動磁場を印加する
変動磁場発生装置であって、前記電磁コイル構造体を、
前記対象物に均一変動磁場が印加可能なように、前記対
象物を搭載または保持する保持具にまたがるように、あ
るいは前記対象物を搭載または保持する保持具を囲むよ
うに、あるいは前記対象物を搭載または保持する保持具
を挟み込むように設け、かつ複数の前記電磁コイル構造
体を前記保持具に沿って並行、直行または交叉して配設
することを特徴とする均一変動磁場発生装置。 (2)(1)において、前記電磁コイル構造体が、所定
形状を有するコイル形成用の基材と、該基材に絶縁被膜
付き高電導性線材を巻き付けて形成される電磁コイルと
を有し、該電磁コイルをコーキング材により密閉してな
ることを特徴とする均一変動磁場発生装置。 (3)(2)において、前記基材が電気絶縁性、耐水
性、耐熱性、および透磁性を有する材料であることを特
徴とする均一変動磁場発生装置。 (4)(3)において、前記材料がプラスチックである
ことを特徴とする均一変動磁場発生装置。 (5)(1)ないし(4)のいずれかにおいて、水、海
水、またはアルコールの液体中で作動することを特徴と
する均一変動磁場発生装置。 (6)(1)ないし(5)のいずれかにおいて、前記電
磁コイル構造体が、移動可能に配設されたことを特徴と
する均一変動磁場発生装置。 (7)(1)ないし(6)のいずれかに記載の均一変動
磁場発生装置を組み込んでなる冷凍装置。 (8)ラック型バッチ式の冷凍庫と、該冷凍庫の内部閉
空間に収容されている被冷凍物に変動磁場を印加する変
動磁場発生手段を有する冷凍装置であって、前記変動磁
場発生手段が、交流を通電して変動磁場を発生する電磁
コイル構造体を複数個有し、該電磁コイル構造体を、前
記被冷凍物を搭載または保持するラック型保持具にまた
がるように、あるいは前記被冷凍材を保持するラック式
保持具を囲むように、かつ複数の該電磁コイル構造体が
前記ラック型保持具に沿って並行、直行または交叉する
ように配設した変動磁場発生装置であることを特徴とす
る冷凍装置。 (9)トンネル型の冷凍庫と、該冷凍庫の内部閉空間に
ネットコンベアベルトにより連続的に収容、 冷凍される
被冷凍物に変動磁場を印加する変動磁場発生手段を有す
る冷凍装置であって、前記変動磁場発生手段が、交流を
通電して変動磁場を発生する電磁コイル構造体を、前記
被冷凍物を搭載または保持するネットコンベアベルトを
挟むように一対配設し、かつネットコンベアベルトの進
行方向に沿って複数対を並設した変動磁場発生装置であ
ることを特徴とする冷凍装置。 (10)スパイラル型の冷凍庫と、該冷凍庫の内部閉空
間にネットコンベアベルトにより連続的に収容、 冷凍さ
れる被冷凍物に変動磁場を印加する変動磁場発生手段を
有する冷凍装置であって、前記変動磁場発生手段が、交
流を通電して変動磁場を発生する電磁コイル構造体を、
前記被冷凍物を搭載または保持するネットコンベアベル
トを挟むように一対配設し、かつネットコンベアベルト
の進行方向に沿って複数対を並設した変動磁場発生装置
であることを特徴とする冷凍装置。 (11)(8)ないし(10)のいずれかにおいて、前
記電磁コイル構造体が、所定形状を有するコイル形成用
の基材と、該基材に絶縁被膜付き高電導性線材を巻き付
けて形成される電磁コイルとを有し、該電磁コイルをコ
ーキング材により密閉してなる電磁コイル構造体である
ことを特徴とする冷凍装置。 (12)(11)において、前記基材が電気絶縁性、耐
水性、耐熱性、および透磁性を有する材料であることを
特徴とする冷凍装置。 (13)(12)において、前記材料がプラスチックで
あることを特徴とする冷凍装置。 (14)(7)ないし(13)のいずれかにおいて、さ
らに静磁場発生手段を備えることを特徴とする冷凍装
置。 (15)(8)ないし(14)のいずれかにおいて、前
記冷凍庫に代えて、冷蔵庫、または冷蔵冷凍保管庫と
し、前記冷凍物を、冷蔵物または冷蔵冷凍保管物とする
ことを特徴とする冷凍装置。 (16)閉空間内で、複数の電磁コイル構造体を、対象
物を搭載または保持する保持具にまたがるように、ある
いは囲むように、あるいは挟み込むように配設し、かつ
前記複数の電磁コイル構造体を前記保持具に沿って、並
行、直行、または交叉するように配設し、前記複数の電
磁コイル構造体に交流を通電して、前記対象物に印加す
る変動磁場を発生させることを特徴とする均一な変動磁
場の発生方法。 (17)(16)において、前記電磁コイル構造体が、
所定形状を有するコイル形成用の基材と、該基材に絶縁
被膜付き高電導性線材を巻き付けて形成される電磁コイ
ルとを有し、該電磁コイルをコーキング材により密閉し
てなる電磁コイル構造体であることを特徴とする均一な
変動磁場の発生方法。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の変動磁場発生装置は、複
数の電磁コイル構造体1を備える。電磁コイル構造体1
は、所定形状を有するコイル形成用の基材11と、この基
材11に絶縁被膜付き高電導性線材121 を所定回数巻き付
けて形成される電磁コイル12とを有する。この電磁コイ
ル12はコーキング材13により密閉される。なお、この基
材は、上記した電磁コイルを格納可能なように断面ケー
ス状とすることが好ましい。コーキング材13により密閉
された電磁コイルを格納した、断面がケース状をした基
材には、さらに、同種材料製の蓋が取り付けられ接着剤
等によりケース状の基材と接合されて、電磁コイル12を
密閉格納した電磁コイル構造体1となる。
数の電磁コイル構造体1を備える。電磁コイル構造体1
は、所定形状を有するコイル形成用の基材11と、この基
材11に絶縁被膜付き高電導性線材121 を所定回数巻き付
けて形成される電磁コイル12とを有する。この電磁コイ
ル12はコーキング材13により密閉される。なお、この基
材は、上記した電磁コイルを格納可能なように断面ケー
ス状とすることが好ましい。コーキング材13により密閉
された電磁コイルを格納した、断面がケース状をした基
材には、さらに、同種材料製の蓋が取り付けられ接着剤
等によりケース状の基材と接合されて、電磁コイル12を
密閉格納した電磁コイル構造体1となる。
【0010】基材11としては、電気絶縁性、耐水性、耐
熱性、および透磁性を有する材料とすることが好まし
い。このような材料としては、プラスチック、ゴム類、
木材またはそれらの複合材が好ましい。なお、断面ケー
ス状をした基材11の形状は、対象物を搭載または保持す
る保持具に応じた所定形状とすることが好ましく特に限
定されない。保持具が、ラック型保持具であれば、長方
形、 正方形のリング状とすることが好ましく、ネットベ
ルトコンベア式保持具であれば、長方形または正方形の
リング状とすることが好ましい。
熱性、および透磁性を有する材料とすることが好まし
い。このような材料としては、プラスチック、ゴム類、
木材またはそれらの複合材が好ましい。なお、断面ケー
ス状をした基材11の形状は、対象物を搭載または保持す
る保持具に応じた所定形状とすることが好ましく特に限
定されない。保持具が、ラック型保持具であれば、長方
形、 正方形のリング状とすることが好ましく、ネットベ
ルトコンベア式保持具であれば、長方形または正方形の
リング状とすることが好ましい。
【0011】また、使用する高電導性線材としては単線
または撚線のCu線(銅線)が例示される。なお、基材に
巻き付けて電磁コイルを形成する高電導性線材は、高電
気絶縁性の絶縁被膜で被覆(コート)されている。高電
気絶縁性の絶縁被膜としては、ポリイミド樹脂、ナイロ
ン、ポリテトラフルエチレン(商品名:テフロン)等が
例示される。図4に、基材の形状を長方形のリング状と
した、電磁コイル構造体1の一例を模式的に示す。この
ような構造の電磁コイル構造体1に交流を通電して変動
磁場2を発生させる。なお、本発明はこれに限定される
ものではないことはいうまでもない。また、変動磁場の
強さは、コイルに流す交流電流の大きさ、コイルの巻数
等により所望の値に調整することが好ましい。
または撚線のCu線(銅線)が例示される。なお、基材に
巻き付けて電磁コイルを形成する高電導性線材は、高電
気絶縁性の絶縁被膜で被覆(コート)されている。高電
気絶縁性の絶縁被膜としては、ポリイミド樹脂、ナイロ
ン、ポリテトラフルエチレン(商品名:テフロン)等が
例示される。図4に、基材の形状を長方形のリング状と
した、電磁コイル構造体1の一例を模式的に示す。この
ような構造の電磁コイル構造体1に交流を通電して変動
磁場2を発生させる。なお、本発明はこれに限定される
ものではないことはいうまでもない。また、変動磁場の
強さは、コイルに流す交流電流の大きさ、コイルの巻数
等により所望の値に調整することが好ましい。
【0012】本発明の変動磁場発生装置は、好ましくは
上記した構造の電磁コイル構造体1を有し、この電磁コ
イル構造体に交流を通電して変動磁場を発生させ、閉空
間内で対象物に均一変動磁場を印加する変動磁場発生装
置である。なお、説明は省略したが、変動磁場発生装置
には、電磁コイル構造体に通電する交流を供給する交流
供給手段1aを備えることはいうまでもない。
上記した構造の電磁コイル構造体1を有し、この電磁コ
イル構造体に交流を通電して変動磁場を発生させ、閉空
間内で対象物に均一変動磁場を印加する変動磁場発生装
置である。なお、説明は省略したが、変動磁場発生装置
には、電磁コイル構造体に通電する交流を供給する交流
供給手段1aを備えることはいうまでもない。
【0013】本発明の変動磁場発生装置では、閉空間3
内で、電磁コイル構造体1を、変動磁場が対象物に均一
に印加可能なように、対象物2を搭載または保持する保
持具4にまたがるように、あるいは対象物2を搭載また
は保持する保持具4を囲むように、あるいは対象物2を
搭載または保持する保持具4を挟み込むように設け、か
つ複数の電磁コイル構造体1を保持具4に沿って並行、
直行または交叉するように配設する。電磁コイル構造体
1を複数個配設することにより、均一な強さの変動磁場
が得られ、対象物に均一強さの変動磁場を印加すること
ができる。
内で、電磁コイル構造体1を、変動磁場が対象物に均一
に印加可能なように、対象物2を搭載または保持する保
持具4にまたがるように、あるいは対象物2を搭載また
は保持する保持具4を囲むように、あるいは対象物2を
搭載または保持する保持具4を挟み込むように設け、か
つ複数の電磁コイル構造体1を保持具4に沿って並行、
直行または交叉するように配設する。電磁コイル構造体
1を複数個配設することにより、均一な強さの変動磁場
が得られ、対象物に均一強さの変動磁場を印加すること
ができる。
【0014】なお、電磁コイル構造体1の配設個数およ
び配設間隔は、保持具の長さ、磁場強度の均一性の度合
い等によって適宜決定することが好ましい。また、本発
明の変動磁場発生装置は、電磁コイル12を密閉格納した
電磁コイル構造体を使用するため、空気中はもちろん、
水、海水、またはアルコール等の液体中でも作動するこ
とができる。
び配設間隔は、保持具の長さ、磁場強度の均一性の度合
い等によって適宜決定することが好ましい。また、本発
明の変動磁場発生装置は、電磁コイル12を密閉格納した
電磁コイル構造体を使用するため、空気中はもちろん、
水、海水、またはアルコール等の液体中でも作動するこ
とができる。
【0015】また、本発明の変動磁場発生装置では、電
磁コイル構造体1が、移動可能に配設されることが好ま
しい。電磁コイル構造体1を、移動可能に配設すること
により、対象物の種類、 形状等の変化、対象物の配置等
の変化等に容易に対応することができるという利点があ
る。本発明の変動磁場発生装置の一例を図1、図2に示
す。
磁コイル構造体1が、移動可能に配設されることが好ま
しい。電磁コイル構造体1を、移動可能に配設すること
により、対象物の種類、 形状等の変化、対象物の配置等
の変化等に容易に対応することができるという利点があ
る。本発明の変動磁場発生装置の一例を図1、図2に示
す。
【0016】図1は、対象物2を搭載または保持する保
持具4がラック型のトレイの場合で、電磁コイル構造体
1がそれぞれ保持具4(ラック型トレイ41)を囲むよう
に設けられ、かつ保持具4に沿って3個並行して配設さ
れた例である。図2は、対象物2を搭載または保持する
保持具4がネットベルトコンベア42の場合で、電磁コイ
ル構造体1が保持具4を挟み込むように設けられた例で
ある。
持具4がラック型のトレイの場合で、電磁コイル構造体
1がそれぞれ保持具4(ラック型トレイ41)を囲むよう
に設けられ、かつ保持具4に沿って3個並行して配設さ
れた例である。図2は、対象物2を搭載または保持する
保持具4がネットベルトコンベア42の場合で、電磁コイ
ル構造体1が保持具4を挟み込むように設けられた例で
ある。
【0017】図2に示された例では、長方形のリング状
の電磁コイル構造体1を保持具4(ネットベルトコンベ
ア42)の上側および下側にそれぞれ1個ずつ、保持具4
(ネットベルトコンベア42)を挟み込むように、 一対設
け、かつ保持具4(ネットベルトコンベア42)に沿って
5対が並行して配設されている。なお、図示しないが、
電磁コイル構造体それぞれには、交流を供給する交流供
給手段1aが接続されていることはいうまでもない。
の電磁コイル構造体1を保持具4(ネットベルトコンベ
ア42)の上側および下側にそれぞれ1個ずつ、保持具4
(ネットベルトコンベア42)を挟み込むように、 一対設
け、かつ保持具4(ネットベルトコンベア42)に沿って
5対が並行して配設されている。なお、図示しないが、
電磁コイル構造体それぞれには、交流を供給する交流供
給手段1aが接続されていることはいうまでもない。
【0018】また、保持具4がネットベルトコンベア42
の場合でも、ネットベルトコンベア42を挟み込むように
一対設けることなく、ネットベルトコンベアのどちらか
一面に1個だけ、またがるように、あるいは覆うように
電磁コイル構造体を配設して、対象物に変動磁場を印加
してもよい。電磁コイル構造体1の電磁コイル12に交流
供給手段1cから交流を通電することにより、変動磁場を
発生することができ、図1では保持具と平行方向に、 図
2では保持具に対し垂直方向に変動磁場を発生し、対象
物に均一な変動磁場を印加することができる。図1、図
2では、電磁コイル構造体が、保持具4に沿って並行し
て配設された例を示したが、電磁コイル構造体を直行ま
たは交叉するように配設してもよい。これにより被対象
物への磁場切加方向が異なるだけであり、変動磁場切加
の効果そのものは全く相違しないことはいうまでもな
い。
の場合でも、ネットベルトコンベア42を挟み込むように
一対設けることなく、ネットベルトコンベアのどちらか
一面に1個だけ、またがるように、あるいは覆うように
電磁コイル構造体を配設して、対象物に変動磁場を印加
してもよい。電磁コイル構造体1の電磁コイル12に交流
供給手段1cから交流を通電することにより、変動磁場を
発生することができ、図1では保持具と平行方向に、 図
2では保持具に対し垂直方向に変動磁場を発生し、対象
物に均一な変動磁場を印加することができる。図1、図
2では、電磁コイル構造体が、保持具4に沿って並行し
て配設された例を示したが、電磁コイル構造体を直行ま
たは交叉するように配設してもよい。これにより被対象
物への磁場切加方向が異なるだけであり、変動磁場切加
の効果そのものは全く相違しないことはいうまでもな
い。
【0019】なお、本発明でいう、 「閉空間」としては
冷凍庫、冷蔵庫、冷凍冷蔵保管庫等が例示できる。上記
したような電磁コイル構造体を配設した、本発明の変動
磁場発生装置は、一般の冷凍庫や、その他特殊な冷凍庫
等に組み込まれ、幅広く適用することが可能である。
冷凍庫、冷蔵庫、冷凍冷蔵保管庫等が例示できる。上記
したような電磁コイル構造体を配設した、本発明の変動
磁場発生装置は、一般の冷凍庫や、その他特殊な冷凍庫
等に組み込まれ、幅広く適用することが可能である。
【0020】つぎに、上記した構成の本発明の変動磁場
発生装置を組み込んだ冷凍装置について説明する。な
お、本発明でいう冷凍装置は、冷凍装置、冷蔵装置、冷
凍冷蔵保管装置等を含むものとする。本発明の冷凍装置
は、冷凍庫31と、該冷凍庫31の内部閉空間に収容されて
いる被冷凍物2に変動磁場を印加する変動磁場発生手段
を有する。本発明では、変動磁場発生手段は、交流を通
電して変動磁場を発生する電磁コイル構造体1を複数有
する変動磁場発生装置とする。電磁コイル構造体1は、
上記したような構造を有し、被冷凍物2を搭載または保
持する保持具4にまたがるように、あるいは被冷凍物2
を搭載または保持する保持具4を囲むように、あるいは
被冷凍物2を搭載または保持する保持具4を挟み込むよ
うに設け、かつ複数の電磁コイル構造体1が保持具に沿
って並行、直行または交叉するように配設される。この
ように電磁コイル構造体を配設することにより、被冷凍
物には、均一な強さを有する変動磁場が印加される。
発生装置を組み込んだ冷凍装置について説明する。な
お、本発明でいう冷凍装置は、冷凍装置、冷蔵装置、冷
凍冷蔵保管装置等を含むものとする。本発明の冷凍装置
は、冷凍庫31と、該冷凍庫31の内部閉空間に収容されて
いる被冷凍物2に変動磁場を印加する変動磁場発生手段
を有する。本発明では、変動磁場発生手段は、交流を通
電して変動磁場を発生する電磁コイル構造体1を複数有
する変動磁場発生装置とする。電磁コイル構造体1は、
上記したような構造を有し、被冷凍物2を搭載または保
持する保持具4にまたがるように、あるいは被冷凍物2
を搭載または保持する保持具4を囲むように、あるいは
被冷凍物2を搭載または保持する保持具4を挟み込むよ
うに設け、かつ複数の電磁コイル構造体1が保持具に沿
って並行、直行または交叉するように配設される。この
ように電磁コイル構造体を配設することにより、被冷凍
物には、均一な強さを有する変動磁場が印加される。
【0021】冷凍庫が、ラック型バッチ式の冷凍庫の場
合には、図1,図5に示すように、電磁コイル構造体1
を、被冷凍物2を搭載または保持するラック型保持具4
(ラック型トレイ41)にまたがるように、あるいは被冷
凍材を搭載または保持するラック式保持具(ラック型ト
レイ41)を囲むように設け、かつ電磁コイル構造体がラ
ック式保持具に沿って並行するように複数個並設するこ
とが好ましい。なお、並行に代えて、直行または交叉す
るように複数個並設してもよい。
合には、図1,図5に示すように、電磁コイル構造体1
を、被冷凍物2を搭載または保持するラック型保持具4
(ラック型トレイ41)にまたがるように、あるいは被冷
凍材を搭載または保持するラック式保持具(ラック型ト
レイ41)を囲むように設け、かつ電磁コイル構造体がラ
ック式保持具に沿って並行するように複数個並設するこ
とが好ましい。なお、並行に代えて、直行または交叉す
るように複数個並設してもよい。
【0022】このように電磁コイル構造体を配設するこ
とにより、被冷凍物には、水平方向に均一な強さを有す
る変動磁場が印加される。また、冷凍庫が、トンネル型
で、冷凍庫の内部閉空間に被冷凍物をネットコンベアベ
ルトにより連続的に収容、 冷凍する冷凍庫の場合には、
図2に示すように、長方形リング状の電磁コイル構造体
1を、被冷凍物2を保持する保持具4(ネットコンベア
ベルト42)を挟むように、上側下側にそれぞれ1個ず
つ、 すなわち一対配設し、かつネットコンベアベルトの
進行方向に複数対を並行するように配設(並設)するこ
とが好ましい。このように電磁コイル構造体を配設する
ことにより、被冷凍物には、垂直方向に均一な強さを有
する変動磁場が印加される。
とにより、被冷凍物には、水平方向に均一な強さを有す
る変動磁場が印加される。また、冷凍庫が、トンネル型
で、冷凍庫の内部閉空間に被冷凍物をネットコンベアベ
ルトにより連続的に収容、 冷凍する冷凍庫の場合には、
図2に示すように、長方形リング状の電磁コイル構造体
1を、被冷凍物2を保持する保持具4(ネットコンベア
ベルト42)を挟むように、上側下側にそれぞれ1個ず
つ、 すなわち一対配設し、かつネットコンベアベルトの
進行方向に複数対を並行するように配設(並設)するこ
とが好ましい。このように電磁コイル構造体を配設する
ことにより、被冷凍物には、垂直方向に均一な強さを有
する変動磁場が印加される。
【0023】また、冷凍庫が、スパイラル型で、冷凍庫
の内部閉空間に被冷凍物がネットコンベアベルトにより
連続的にスパイラル状に収容され、下側から上側に移動
する間に、 冷凍される冷凍庫の場合には、図3に示すよ
うに、長方形リング状の電磁コイル構造体1を、被冷凍
物2を保持する保持具4(ネットコンベアベルト42)を
挟むように、それぞれ1個ずつ、 すなわち一対配設し、
かつネットコンベアベルト42の進行方向に複数対をネッ
トコンベアベルト42に沿って並行するように配設(並
設)することが好ましい。このように電磁コイル構造体
を配設し、電磁コイル構造体に交流を通電することによ
り、被冷凍物には、均一な強さを有する変動磁場が印加
される。
の内部閉空間に被冷凍物がネットコンベアベルトにより
連続的にスパイラル状に収容され、下側から上側に移動
する間に、 冷凍される冷凍庫の場合には、図3に示すよ
うに、長方形リング状の電磁コイル構造体1を、被冷凍
物2を保持する保持具4(ネットコンベアベルト42)を
挟むように、それぞれ1個ずつ、 すなわち一対配設し、
かつネットコンベアベルト42の進行方向に複数対をネッ
トコンベアベルト42に沿って並行するように配設(並
設)することが好ましい。このように電磁コイル構造体
を配設し、電磁コイル構造体に交流を通電することによ
り、被冷凍物には、均一な強さを有する変動磁場が印加
される。
【0024】本発明の冷凍装置には、上記した冷凍庫3
1、変動磁場発生手段1以外に、図5に示すように、冷
凍庫の内部空間に収容されている被冷凍物2を冷却する
冷気を発生する冷凍手段5、および冷気を被冷凍物に供
給する、冷凍庫内部に設けられた送風手段55を有するこ
とはいうまでもない。なお、とくに図示されないが、冷
凍庫31の外郭壁と内壁の間には、断熱部材が配設される
ことはいうまでもない。
1、変動磁場発生手段1以外に、図5に示すように、冷
凍庫の内部空間に収容されている被冷凍物2を冷却する
冷気を発生する冷凍手段5、および冷気を被冷凍物に供
給する、冷凍庫内部に設けられた送風手段55を有するこ
とはいうまでもない。なお、とくに図示されないが、冷
凍庫31の外郭壁と内壁の間には、断熱部材が配設される
ことはいうまでもない。
【0025】冷凍手段5は、圧縮機53、凝縮器54、膨張
弁52、冷却パイプ (蒸発器)51とが連結され冷媒が循環
する、通常公知の冷凍サイクルがいずれも適用できる。
なお、膨張弁52、冷却パイプ (蒸発器)51は冷凍庫31の
内部空間に設置され、冷気の発生に寄与する。また、被
冷凍物の急速な温度低下を助長するために、冷凍庫の内
壁面を、遠赤外放射吸収能を有する部材で構成すること
が好ましい。内壁面に遠赤外放射吸収能を有する材料を
内壁面にコーティングしてもよく、また、内壁面にプレ
ート状の遠赤外放射吸収能を有する部材を配設してもよ
い。これにより、被冷凍物から放射される輻射熱(遠赤
外線)を速やかに吸収することができ、被冷凍物の温度
低下を速やかに達成する助けとなる。内壁面に配設され
た遠赤外放射吸収能を有する部材により、被冷凍物の温
度と内壁面との温度差ΔTの4乗に比例した被冷凍物の
熱が吸収され、被冷凍物の急速冷却に大きく寄与でき
る。
弁52、冷却パイプ (蒸発器)51とが連結され冷媒が循環
する、通常公知の冷凍サイクルがいずれも適用できる。
なお、膨張弁52、冷却パイプ (蒸発器)51は冷凍庫31の
内部空間に設置され、冷気の発生に寄与する。また、被
冷凍物の急速な温度低下を助長するために、冷凍庫の内
壁面を、遠赤外放射吸収能を有する部材で構成すること
が好ましい。内壁面に遠赤外放射吸収能を有する材料を
内壁面にコーティングしてもよく、また、内壁面にプレ
ート状の遠赤外放射吸収能を有する部材を配設してもよ
い。これにより、被冷凍物から放射される輻射熱(遠赤
外線)を速やかに吸収することができ、被冷凍物の温度
低下を速やかに達成する助けとなる。内壁面に配設され
た遠赤外放射吸収能を有する部材により、被冷凍物の温
度と内壁面との温度差ΔTの4乗に比例した被冷凍物の
熱が吸収され、被冷凍物の急速冷却に大きく寄与でき
る。
【0026】また、図6に示すように、上記した送風手
段55により送風された冷気に、イオン風発生装置6によ
り発生されたマイナスの空気イオンからなるイオン風を
重畳させてもよい。イオン風を重畳させた冷気を被冷凍
物に供給すると、被冷凍物への直接熱伝達を促進し、被
冷凍物からの抜熱が促進され被冷凍物の急速な温度低下
が助長される。イオン風発生装置としては、管状の正極
と、この管状の正極の内部に装入された線状の負極と、
これら正極と負極の間に電圧を印加する電圧発生装置と
を有することが好ましい。また、図6に示すようにさら
に、冷凍庫内の冷気の通路に高熱伝導性材料からなるハ
ニカム構造体56を配設することが好ましい。冷気を、ハ
ニカム構造体56に通気することにより、冷風の温度低下
と均一な整流を助長することができる。ハニカム構造体
56は、冷気が通気できる構造であればよく、その構造は
とくに限定されないが、断面を格子状とし長手方向に通
気可能とした構造体とすることがより好ましい。また、
ハニカム構造体の設置場所は、冷気の通路であれば特に
限定されない。
段55により送風された冷気に、イオン風発生装置6によ
り発生されたマイナスの空気イオンからなるイオン風を
重畳させてもよい。イオン風を重畳させた冷気を被冷凍
物に供給すると、被冷凍物への直接熱伝達を促進し、被
冷凍物からの抜熱が促進され被冷凍物の急速な温度低下
が助長される。イオン風発生装置としては、管状の正極
と、この管状の正極の内部に装入された線状の負極と、
これら正極と負極の間に電圧を印加する電圧発生装置と
を有することが好ましい。また、図6に示すようにさら
に、冷凍庫内の冷気の通路に高熱伝導性材料からなるハ
ニカム構造体56を配設することが好ましい。冷気を、ハ
ニカム構造体56に通気することにより、冷風の温度低下
と均一な整流を助長することができる。ハニカム構造体
56は、冷気が通気できる構造であればよく、その構造は
とくに限定されないが、断面を格子状とし長手方向に通
気可能とした構造体とすることがより好ましい。また、
ハニカム構造体の設置場所は、冷気の通路であれば特に
限定されない。
【0027】また、本発明の冷凍装置では、上記した変
動磁場発生手段に加えて、静磁場を発生する静磁場発生
手段7を有することが好ましい。静磁場発生手段7とし
ては永久磁石が好ましい。静磁場発生手段としての永久
磁石は、冷凍庫の内部空間に載置される被冷凍物2に静
磁場が作用するように、冷凍庫の側壁に極性を揃えて設
けられことが好ましい。また、静磁場発生手段としての
永久磁石は、被冷凍物に静磁場が作用するように極性を
揃えて、被冷凍物を保持する保持具の裏側に設けてもよ
い。
動磁場発生手段に加えて、静磁場を発生する静磁場発生
手段7を有することが好ましい。静磁場発生手段7とし
ては永久磁石が好ましい。静磁場発生手段としての永久
磁石は、冷凍庫の内部空間に載置される被冷凍物2に静
磁場が作用するように、冷凍庫の側壁に極性を揃えて設
けられことが好ましい。また、静磁場発生手段としての
永久磁石は、被冷凍物に静磁場が作用するように極性を
揃えて、被冷凍物を保持する保持具の裏側に設けてもよ
い。
【0028】また、とくに図示されないが、本発明の冷
凍装置には、被冷凍物に交番電界を作用させる交番電界
発生手段を備えることが好ましい。交番電界発生手段
は、被冷凍物を挟み込むように互いに対向して配設され
る少なくとも1対の電極と、該一対の電極間に交番電界
を印加する交番電界発生装置とを有することが好まし
い。
凍装置には、被冷凍物に交番電界を作用させる交番電界
発生手段を備えることが好ましい。交番電界発生手段
は、被冷凍物を挟み込むように互いに対向して配設され
る少なくとも1対の電極と、該一対の電極間に交番電界
を印加する交番電界発生装置とを有することが好まし
い。
【0029】なお、作用させる交番電界は、周波数50Hz
〜5MHz の電界エネルギーを連続的に走査するか、ある
いは周波数を段階的 (ステップ状)に変化させた電界エ
ネルギーとすることが有効である。被冷凍物に、交番電
界と磁場とを同時に作用させることにより、被冷凍物に
含まれる自由水が、食品や生体の基質である蛋白質や糖
質と水和して水和高次構造体の分子を形成する結合水に
移行し、このため自由水が減少して、氷結晶の生成確率
が減少し、上記した氷結晶の核生成をさらに抑制するこ
とができる。これにより、冷気を被冷凍物の内部へさら
に効果的に伝達できるため、被冷凍物の冷却速度を顕著
に増加することができる。
〜5MHz の電界エネルギーを連続的に走査するか、ある
いは周波数を段階的 (ステップ状)に変化させた電界エ
ネルギーとすることが有効である。被冷凍物に、交番電
界と磁場とを同時に作用させることにより、被冷凍物に
含まれる自由水が、食品や生体の基質である蛋白質や糖
質と水和して水和高次構造体の分子を形成する結合水に
移行し、このため自由水が減少して、氷結晶の生成確率
が減少し、上記した氷結晶の核生成をさらに抑制するこ
とができる。これにより、冷気を被冷凍物の内部へさら
に効果的に伝達できるため、被冷凍物の冷却速度を顕著
に増加することができる。
【0030】
【実施例】(実施例1)図1に示すように、電磁コイル
構造体1をラック型保持具(トレイ41)の長手方向に並
行して配設した変動磁場発生装置を用い、 変動磁場を発
生させた。電磁コイル構造体1はラック型保持具(トレ
イ41)の長手方向に並行して4個配設した。なお、電磁
コイル構造体1は、口径:4cm×4cmの断面コ字型のケ
ース状で、縦1.2m×横0.7mの長方形のリング状プラスチ
ック製基材とし、この基材にポリイミド樹脂で被覆され
た銅線 121を巻数:600 回で巻き込み電磁コイル12とし
た。なお、この電磁コイル12にはコーキングを施した。
その後、ケース状断面をした基材に同種のプラスチック
製の蓋を接着剤で接合し、基材に電磁コイルを密閉格納
した電磁コイル構造体とした。
構造体1をラック型保持具(トレイ41)の長手方向に並
行して配設した変動磁場発生装置を用い、 変動磁場を発
生させた。電磁コイル構造体1はラック型保持具(トレ
イ41)の長手方向に並行して4個配設した。なお、電磁
コイル構造体1は、口径:4cm×4cmの断面コ字型のケ
ース状で、縦1.2m×横0.7mの長方形のリング状プラスチ
ック製基材とし、この基材にポリイミド樹脂で被覆され
た銅線 121を巻数:600 回で巻き込み電磁コイル12とし
た。なお、この電磁コイル12にはコーキングを施した。
その後、ケース状断面をした基材に同種のプラスチック
製の蓋を接着剤で接合し、基材に電磁コイルを密閉格納
した電磁コイル構造体とした。
【0031】これら電磁コイル構造体1に、交流供給手
段1aから商用周波数50Hzの交流を通電(コイル電流:1
A)し、変動磁場を発生させた。そして、ラック型保持
具4上の各所で磁場強さを測定し、 磁場の均一性を評価
した。なお、磁場強さは、ガウスメータにより測定し
た。その結果、ラック型保持具4上での磁場強さは、5
〜7Gauss とバラツキはほとんどなく、被冷凍物に均一
な磁場が印加可能であることがわかった。 (実施例2)図2に示すように、電磁コイル構造体1を
保持具(ネットコンベアベルト42)の進行方向に並行し
て複数個配設した変動磁場発生装置を用い、 変動磁場を
発生させた。電磁コイル構造体1は保持具(ネットコン
ベアベルト42:幅1m×長さ10m)を挟み込むようにネ
ットコンベアベルト42の上下にネットコンベアベルトか
ら各10cm離して各1個、すなわち一対設け、かつネット
コンベアベルト42の進行方向に沿って20cm間隔で、40個
並行配設した。なお、電磁コイル構造体1は、長方形の
リング状で、厚さ:4cmで、長さ1.0m×幅0.6mのプラス
チックを基材とし、この基材にポリイミド樹脂で被覆さ
れた銅線を巻数:600 回で巻き込み電磁コイルとした。
この電磁コイルにはコーキングを施した。
段1aから商用周波数50Hzの交流を通電(コイル電流:1
A)し、変動磁場を発生させた。そして、ラック型保持
具4上の各所で磁場強さを測定し、 磁場の均一性を評価
した。なお、磁場強さは、ガウスメータにより測定し
た。その結果、ラック型保持具4上での磁場強さは、5
〜7Gauss とバラツキはほとんどなく、被冷凍物に均一
な磁場が印加可能であることがわかった。 (実施例2)図2に示すように、電磁コイル構造体1を
保持具(ネットコンベアベルト42)の進行方向に並行し
て複数個配設した変動磁場発生装置を用い、 変動磁場を
発生させた。電磁コイル構造体1は保持具(ネットコン
ベアベルト42:幅1m×長さ10m)を挟み込むようにネ
ットコンベアベルト42の上下にネットコンベアベルトか
ら各10cm離して各1個、すなわち一対設け、かつネット
コンベアベルト42の進行方向に沿って20cm間隔で、40個
並行配設した。なお、電磁コイル構造体1は、長方形の
リング状で、厚さ:4cmで、長さ1.0m×幅0.6mのプラス
チックを基材とし、この基材にポリイミド樹脂で被覆さ
れた銅線を巻数:600 回で巻き込み電磁コイルとした。
この電磁コイルにはコーキングを施した。
【0032】これら電磁コイル構造体1に、交流供給手
段1aから商用周波数50Hzの交流を通電(コイル電流:1
A)し、変動磁場を発生させた。そして、ネットコンベ
アベルト42上の各所で、 実施例1と同様に磁場強さを測
定し、 磁場の均一性を評価した。その結果、ネットコン
ベアベルト42上での磁場強さは、5〜7Gauss とほとん
どバラツキは少なく、被冷凍物に均一な磁場が印加可能
であることがわかった。(実施例3)図3に示すスパイ
ラル型冷凍庫で、電磁コイル構造体1を保持具(ネット
ベルトコンベア42)の進行方向に並行して複数個配設し
た変動磁場発生装置を用い、変動磁場を発生させた。電
磁コイル構造体1は保持具(ネットベルトコンベア42:
幅15cm×長さ10m)を挟み込むようにネットベルトコン
ベア42の上下に各10cm離して各1個、すなわち一対設
け、かつネットベルトコンベア42の進行方向に沿って20
cm間隔で、40個並行配設した。なお、電磁コイル構造体
1は、長方形のリング状で、厚さ:2cmで、長さ10cm×
幅50cmのプラスチックを基材とし、この基材にポリイミ
ド樹脂を被覆された銅線を巻数:600 回で巻き込み電磁
コイルとした。この電磁コイルにコーキングを施した。
段1aから商用周波数50Hzの交流を通電(コイル電流:1
A)し、変動磁場を発生させた。そして、ネットコンベ
アベルト42上の各所で、 実施例1と同様に磁場強さを測
定し、 磁場の均一性を評価した。その結果、ネットコン
ベアベルト42上での磁場強さは、5〜7Gauss とほとん
どバラツキは少なく、被冷凍物に均一な磁場が印加可能
であることがわかった。(実施例3)図3に示すスパイ
ラル型冷凍庫で、電磁コイル構造体1を保持具(ネット
ベルトコンベア42)の進行方向に並行して複数個配設し
た変動磁場発生装置を用い、変動磁場を発生させた。電
磁コイル構造体1は保持具(ネットベルトコンベア42:
幅15cm×長さ10m)を挟み込むようにネットベルトコン
ベア42の上下に各10cm離して各1個、すなわち一対設
け、かつネットベルトコンベア42の進行方向に沿って20
cm間隔で、40個並行配設した。なお、電磁コイル構造体
1は、長方形のリング状で、厚さ:2cmで、長さ10cm×
幅50cmのプラスチックを基材とし、この基材にポリイミ
ド樹脂を被覆された銅線を巻数:600 回で巻き込み電磁
コイルとした。この電磁コイルにコーキングを施した。
【0033】これら電磁コイル構造体1に、交流供給手
段1aから商用周波数50Hzの交流を通電(コイル電流:1
A)し、変動磁場を発生させた。そして、ネットコンベ
アベルト42上の各所で、 実施例1と同様に磁場強さを測
定し、 磁場の均一性を評価した。その結果、ネットコン
ベアベルト42上での磁場強さは、5〜7Gauss とほとん
どバラツキは少なく、被冷凍物に均一な磁場が印加可能
であることがわかった。
段1aから商用周波数50Hzの交流を通電(コイル電流:1
A)し、変動磁場を発生させた。そして、ネットコンベ
アベルト42上の各所で、 実施例1と同様に磁場強さを測
定し、 磁場の均一性を評価した。その結果、ネットコン
ベアベルト42上での磁場強さは、5〜7Gauss とほとん
どバラツキは少なく、被冷凍物に均一な磁場が印加可能
であることがわかった。
【0034】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、冷凍庫等の閉空間内に収容された被冷凍物等の対象
物に均一な強さの変動磁場を発生させることができ、被
冷凍物等の対象物に均一強さの変動磁場を作用させて、
あらゆる種類の食品、食材あるいは生体の細胞を破壊す
ることなく冷凍保存できる高機能性冷凍をより効率高く
可能となり、産業上格段の効果を奏する。
ば、冷凍庫等の閉空間内に収容された被冷凍物等の対象
物に均一な強さの変動磁場を発生させることができ、被
冷凍物等の対象物に均一強さの変動磁場を作用させて、
あらゆる種類の食品、食材あるいは生体の細胞を破壊す
ることなく冷凍保存できる高機能性冷凍をより効率高く
可能となり、産業上格段の効果を奏する。
【図1】本発明の均一変動磁場発生装置の一例を模式的
に示す概略説明図である。
に示す概略説明図である。
【図2】本発明の均一変動磁場発生装置の一例を模式的
に示す概略説明図である。
に示す概略説明図である。
【図3】本発明の均一変動磁場発生装置の一例を模式的
に示す概略説明図である。
に示す概略説明図である。
【図4】本発明の均一変動磁場発生装置に好適な電磁コ
イル構造体の一例を示す概略説明図である。
イル構造体の一例を示す概略説明図である。
【図5】本発明の均一変動磁場発生装置を組み込んだ冷
凍装置の1例を示す概略断面図である。
凍装置の1例を示す概略断面図である。
【図6】本発明の均一変動磁場発生装置を組み込んだ冷
凍装置の1例を示す概略断面図である。
凍装置の1例を示す概略断面図である。
1 電磁コイル構造体
11 基材
12 電磁コイル
121 絶縁被覆付き高電導性線材
13 コーキング材
1a 交流供給手段
2 対象物(被冷凍物)
3 閉空間
31 冷凍庫
4 保持具
41 ラック型保持具(ラック型トレイ)
42 ネットコンベヤベルト
5 冷凍手段
6 イオン風発生装置
56 ハニカム構造体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F25D 23/12 F25D 23/12 Z
Claims (17)
- 【請求項1】 電磁コイル構造体を有し、該電磁コイル
構造体に交流を通電して閉空間内で対象物に変動磁場を
印加する変動磁場発生装置であって、前記電磁コイル構
造体を、前記対象物に均一変動磁場が印加可能なよう
に、前記対象物を搭載または保持する保持具にまたがる
ように、あるいは前記対象物を搭載または保持する保持
具を囲むように、あるいは前記対象物を搭載または保持
する保持具を挟み込むように設け、かつ複数の前記電磁
コイル構造体を前記保持具に沿って並行、直行または交
叉して配設することを特徴とする均一変動磁場発生装
置。 - 【請求項2】 前記電磁コイル構造体が、所定形状を有
するコイル形成用の基材と、該基材に絶縁被膜付き高電
導性線材を巻き付けて形成される電磁コイルとを有し、
該電磁コイルをコーキング材により密閉してなることを
特徴とする請求項1に記載の均一変動磁場発生装置。 - 【請求項3】 前記基材が電気絶縁性、耐水性、耐熱
性、および透磁性を有する材料であることを特徴とする
請求項2に記載の均一変動磁場発生装置。 - 【請求項4】 前記材料がプラスチックであることを特
徴とする請求項3に記載の均一変動磁場発生装置。 - 【請求項5】 水、海水、またはアルコールの液体中で
作動することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
に記載の均一変動磁場発生装置。 - 【請求項6】 前記電磁コイル構造体が、移動可能に配
設されたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
に記載の均一変動磁場発生装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の均
一変動磁場発生装置を組み込んでなる冷凍装置。 - 【請求項8】 ラック型バッチ式の冷凍庫と、該冷凍庫
の内部閉空間に収容されている被冷凍物に変動磁場を印
加する変動磁場発生手段を有する冷凍装置であって、前
記変動磁場発生手段が、交流を通電して変動磁場を発生
する電磁コイル構造体を複数個有し、該電磁コイル構造
体を、前記被冷凍物を搭載または保持するラック型保持
具にまたがるように、あるいは前記被冷凍材を搭載また
は保持するラック式保持具を囲むように、かつ複数の該
電磁コイル構造体が前記ラック型保持具に沿って並行、
直行または交叉するように配設した変動磁場発生装置で
あることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項9】 トンネル型の冷凍庫と、該冷凍庫の内部
閉空間にネットコンベアベルトにより連続的に収容、 冷
凍される被冷凍物に変動磁場を印加する変動磁場発生手
段を有する冷凍装置であって、前記変動磁場発生手段
が、交流を通電して変動磁場を発生する電磁コイル構造
体を、前記被冷凍物を搭載または保持するネットコンベ
アベルトを挟むように一対配設し、かつネットコンベア
ベルトの進行方向に沿って複数対を並設した変動磁場発
生装置であることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項10】 スパイラル型の冷凍庫と、該冷凍庫の
内部閉空間にネットコンベアベルトにより連続的に収
容、 冷凍される被冷凍物に変動磁場を印加する変動磁場
発生手段を有する冷凍装置であって、前記変動磁場発生
手段が、交流を通電して変動磁場を発生する電磁コイル
構造体を、前記被冷凍物を搭載または保持するネットコ
ンベアベルトを挟むように一対配設し、かつネットコン
ベアベルトの進行方向に沿って複数対を並設した変動磁
場発生装置であることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項11】 前記電磁コイル構造体が、所定形状を
有するコイル形成用の基材と、該基材に絶縁被膜付き高
電導性線材を巻き付けて形成される電磁コイルとを有
し、該電磁コイルをコーキング材により密閉してなる電
磁コイル構造体であることを特徴とする請求項8ないし
10のいずれかに記載の冷凍装置。 - 【請求項12】 前記基材が電気絶縁性、耐水性、耐熱
性、および透磁性を有する材料であることを特徴とする
請求項11に記載の冷凍装置。 - 【請求項13】 前記材料がプラスチックであることを
特徴とする請求項12に記載の冷凍装置。 - 【請求項14】 さらに、静磁場発生手段を備えること
を特徴とする請求項7ないし13のいずれかに記載の冷
凍装置。 - 【請求項15】 前記冷凍庫に代えて、冷蔵庫、または
冷蔵冷凍保管庫とし、前記冷凍物を、冷蔵物または冷蔵
冷凍保管物とすることを特徴とする請求項8ないし14
のいずれかに記載の冷凍装置。 - 【請求項16】 閉空間内で、複数の電磁コイル構造体
を、対象物を搭載または保持する保持具にまたがるよう
に、あるいは囲むように、あるいは挟み込むように配設
し、かつ前記複数の電磁コイル構造体を前記保持具に沿
って、並行、直行、または交叉するように配設し、前記
複数の電磁コイル構造体に交流を通電して、前記対象物
に印加する変動磁場を発生させることを特徴とする均一
な変動磁場の発生方法。 - 【請求項17】 前記電磁コイル構造体が、所定形状を
有するコイル形成用の基材と、該基材に絶縁被膜付き高
電導性線材を巻き付けて形成される電磁コイルとを有
し、該電磁コイルをコーキング材により密閉してなる電
磁コイル構造体であることを特徴とする請求項16に記
載の均一な変動磁場の発生方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001337036A JP2003139460A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 変動磁場発生装置、冷凍装置および均一な変動磁場の発生方法 |
AT02778038T ATE529711T1 (de) | 2001-11-01 | 2002-11-01 | Hocheffiziente gefriervorrichtung und hocheffizientes gefrierverfahren |
ES02778038T ES2371156T3 (es) | 2001-11-01 | 2002-11-01 | Aparato congelador de alta eficacia y procedimiento de congelación de alta eficacia. |
PCT/JP2002/011430 WO2003038355A1 (fr) | 2001-11-01 | 2002-11-01 | Appareil et procede de congelation de grande efficacite |
US10/493,827 US7237400B2 (en) | 2001-11-01 | 2002-11-01 | Highly-efficient freezing apparatus and highly-efficient freezing method |
EP02778038A EP1447632B1 (en) | 2001-11-01 | 2002-11-01 | Highly-efficient freezing apparatus and highly-efficient freezing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001337036A JP2003139460A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 変動磁場発生装置、冷凍装置および均一な変動磁場の発生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003139460A true JP2003139460A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19151759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001337036A Pending JP2003139460A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 変動磁場発生装置、冷凍装置および均一な変動磁場の発生方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7237400B2 (ja) |
EP (1) | EP1447632B1 (ja) |
JP (1) | JP2003139460A (ja) |
AT (1) | ATE529711T1 (ja) |
ES (1) | ES2371156T3 (ja) |
WO (1) | WO2003038355A1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003095911A1 (fr) * | 2002-05-10 | 2003-11-20 | Glocal Co., Ltd. | Dispositif frigorifique, procédé de surgélation, et objet surgelé |
JP2008020117A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Freezer System:Kk | 連続式冷却装置 |
JP2008020116A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Freezer System:Kk | 連続式冷凍装置 |
JP2009047422A (ja) * | 2002-05-10 | 2009-03-05 | Shonan Jitsugyo:Kk | 冷凍装置 |
WO2011058959A1 (ja) | 2009-11-10 | 2011-05-19 | 国立大学法人 東京大学 | 凍結方法 |
JP2016128058A (ja) * | 2016-04-10 | 2016-07-14 | 加治佐 功 | 業務用cas冷凍庫過冷却利用非細胞破壊格安遺体冷凍庫保存方法2 |
Families Citing this family (71)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0996482B1 (en) | 1997-07-16 | 2007-02-14 | Metacure NV | Smooth muscle controller |
US8666495B2 (en) | 1999-03-05 | 2014-03-04 | Metacure Limited | Gastrointestinal methods and apparatus for use in treating disorders and controlling blood sugar |
FR2846733B1 (fr) * | 2002-10-31 | 2006-09-15 | Valeo Thermique Moteur Sa | Condenseur, notamment pour un circuit de cimatisation de vehicule automobile, et circuit comprenant ce condenseur |
US8792985B2 (en) | 2003-07-21 | 2014-07-29 | Metacure Limited | Gastrointestinal methods and apparatus for use in treating disorders and controlling blood sugar |
WO2007094556A2 (en) * | 2006-02-15 | 2007-08-23 | Lg Electronics, Inc. | Non-freezing refrigerator |
BRPI0621329A2 (pt) * | 2006-02-15 | 2011-12-06 | Lg Electronics Inc | refrigerador |
US20090064689A1 (en) * | 2006-02-15 | 2009-03-12 | Lg Electronic Inc. | Supercooling apparatus and its method |
US8839527B2 (en) | 2006-02-21 | 2014-09-23 | Goji Limited | Drying apparatus and methods and accessories for use therewith |
JP5179382B2 (ja) | 2006-02-21 | 2013-04-10 | ゴジ リミテッド | 電磁加熱 |
US10674570B2 (en) | 2006-02-21 | 2020-06-02 | Goji Limited | System and method for applying electromagnetic energy |
US8653482B2 (en) | 2006-02-21 | 2014-02-18 | Goji Limited | RF controlled freezing |
WO2008102334A1 (en) * | 2007-02-21 | 2008-08-28 | Rf Dynamics Ltd. | Rf controlled freezing |
WO2008004761A2 (en) * | 2006-07-01 | 2008-01-10 | Lg Electronics, Inc. | Supercooling apparatus |
KR101273464B1 (ko) * | 2006-09-06 | 2013-06-14 | 삼성전자주식회사 | 냉장 및 냉동 제어 시스템 |
KR20080025604A (ko) * | 2006-09-18 | 2008-03-21 | 삼성전자주식회사 | 냉장고 및 그 안전제어방법 |
WO2008150102A2 (en) * | 2007-06-05 | 2008-12-11 | Lg Electronics, Inc. | Supercooling apparatus |
IL184672A (en) | 2007-07-17 | 2012-10-31 | Eran Ben-Shmuel | Apparatus and method for concentrating electromagnetic energy on a remotely-located object |
US9131543B2 (en) | 2007-08-30 | 2015-09-08 | Goji Limited | Dynamic impedance matching in RF resonator cavity |
KR101330329B1 (ko) * | 2007-09-21 | 2013-11-15 | 엘지전자 주식회사 | 과냉각상태의 확인 방법 및 과냉각 장치 |
KR20090056366A (ko) * | 2007-11-30 | 2009-06-03 | 삼성전자주식회사 | 식품 선도 유지 장치 및 방법 |
EP2356879B1 (en) | 2008-11-10 | 2012-10-17 | Goji Limited | Device and method for controlling energy |
CN106028495B (zh) | 2009-11-10 | 2019-04-16 | 高知有限公司 | 控制能量的装置与方法 |
WO2011092710A2 (en) | 2010-02-01 | 2011-08-04 | Metacure Limited | Gastrointestinal electrical therapy |
WO2011138679A2 (en) | 2010-05-03 | 2011-11-10 | Goji Ltd. | Antenna placement in degenerate modal cavities of an electromagnetic energy transfer system |
JP5622438B2 (ja) * | 2010-05-10 | 2014-11-12 | ボストン・コム株式会社 | 保冷庫 |
US20130269537A1 (en) | 2012-04-16 | 2013-10-17 | Eugenio Minvielle | Conditioning system for nutritional substances |
US20130269538A1 (en) | 2012-04-16 | 2013-10-17 | Eugenio Minvielle | Transformation system for nutritional substances |
US10219531B2 (en) | 2012-04-16 | 2019-03-05 | Iceberg Luxembourg S.A.R.L. | Preservation system for nutritional substances |
US9541536B2 (en) * | 2012-04-16 | 2017-01-10 | Eugenio Minvielle | Preservation system for nutritional substances |
US9414623B2 (en) | 2012-04-16 | 2016-08-16 | Eugenio Minvielle | Transformation and dynamic identification system for nutritional substances |
US9171061B2 (en) | 2012-04-16 | 2015-10-27 | Eugenio Minvielle | Local storage and conditioning systems for nutritional substances |
US9072317B2 (en) | 2012-04-16 | 2015-07-07 | Eugenio Minvielle | Transformation system for nutritional substances |
US9016193B2 (en) | 2012-04-16 | 2015-04-28 | Eugenio Minvielle | Logistic transport system for nutritional substances |
US9564064B2 (en) | 2012-04-16 | 2017-02-07 | Eugenio Minvielle | Conditioner with weight sensors for nutritional substances |
US9429920B2 (en) | 2012-04-16 | 2016-08-30 | Eugenio Minvielle | Instructions for conditioning nutritional substances |
US9080997B2 (en) | 2012-04-16 | 2015-07-14 | Eugenio Minvielle | Local storage and conditioning systems for nutritional substances |
US9069340B2 (en) | 2012-04-16 | 2015-06-30 | Eugenio Minvielle | Multi-conditioner control for conditioning nutritional substances |
US8733631B2 (en) | 2012-04-16 | 2014-05-27 | Eugenio Minvielle | Local storage and conditioning systems for nutritional substances |
US9436170B2 (en) | 2012-04-16 | 2016-09-06 | Eugenio Minvielle | Appliances with weight sensors for nutritional substances |
US9528972B2 (en) | 2012-04-16 | 2016-12-27 | Eugenio Minvielle | Dynamic recipe control |
US9460633B2 (en) | 2012-04-16 | 2016-10-04 | Eugenio Minvielle | Conditioner with sensors for nutritional substances |
US9339027B2 (en) | 2013-07-30 | 2016-05-17 | California Institute Of Technology | Enhancement of electromagnetic freezing by stabilization and oscillation of biogenic magnetite particles |
US10285420B2 (en) | 2013-07-30 | 2019-05-14 | California Institute Of Technology | Magnetite-based heterogeneous ice-crystal nucleation |
US10790062B2 (en) | 2013-10-08 | 2020-09-29 | Eugenio Minvielle | System for tracking and optimizing health indices |
GB2535420B (en) * | 2013-12-10 | 2020-09-02 | Univ Hawaii | Method of supercooling perishable materials |
USD762081S1 (en) | 2014-07-29 | 2016-07-26 | Eugenio Minvielle | Device for food preservation and preparation |
CN104567201A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-04-29 | 烟台冰轮股份有限公司 | 一种具有脉动送风功能的单冻机 |
US11284742B2 (en) | 2015-09-01 | 2022-03-29 | Illinois Tool Works, Inc. | Multi-functional RF capacitive heating food preparation device |
CN105486017B (zh) * | 2015-12-29 | 2019-08-30 | 盛志高 | 一种基于磁场的低温冷冻装置及其食物冷冻方法 |
CN106765647B (zh) * | 2017-01-09 | 2019-11-15 | 深圳市创海森科技有限公司 | 一种高频振荡式电子空气过滤*** |
JP2018179477A (ja) * | 2017-04-21 | 2018-11-15 | ダイキン工業株式会社 | 冷却装置 |
JP6880983B2 (ja) * | 2017-04-21 | 2021-06-02 | ダイキン工業株式会社 | 冷却装置 |
US11766039B2 (en) | 2017-06-28 | 2023-09-26 | Sci-Group As | Freezing of biological material |
CN108836619A (zh) * | 2018-07-17 | 2018-11-20 | 北京麦邦光电仪器有限公司 | 目标温度治疗探头、治疗钳及目标温度治疗装置 |
JP7125606B2 (ja) * | 2018-09-14 | 2022-08-25 | ダイキン工業株式会社 | 流体温度調節装置 |
CN111043827B (zh) * | 2018-10-11 | 2020-10-30 | 青岛海尔股份有限公司 | 冷藏冷冻装置及其控制方法 |
CN111043828B (zh) * | 2018-10-11 | 2020-11-20 | 海尔智家股份有限公司 | 冷藏冷冻装置及其控制方法 |
CN109297226A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-02-01 | 青岛科技大学 | 一种磁场冷冻装置 |
CN109974373B (zh) * | 2019-03-28 | 2020-12-04 | 山东沃华远达环境科技股份有限公司 | 一种根据电极定律的环绕双重对流无霜冰箱 |
CN110671876B (zh) * | 2019-09-10 | 2023-10-27 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种过冷却冷冻方法及冰箱和冰箱控制方法 |
CN111520948B (zh) * | 2020-04-26 | 2021-04-27 | 珠海格力电器股份有限公司 | 过冷却冷冻方法及冷冻装置 |
CN111578595A (zh) * | 2020-05-25 | 2020-08-25 | 珠海格力电器股份有限公司 | 超冰温冰箱及食品保鲜方法 |
CN111999513A (zh) * | 2020-08-16 | 2020-11-27 | 湖南创星科技股份有限公司 | 一种血制品样本智能定位管理*** |
CN114543409A (zh) * | 2020-11-24 | 2022-05-27 | 北京大学 | 一种高品质速冻装置及速冻方法 |
CN114688800B (zh) * | 2020-12-31 | 2023-11-14 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 具有冷冻储物装置的冰箱 |
WO2022142780A1 (zh) * | 2020-12-31 | 2022-07-07 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱的冷冻控制方法与冰箱 |
CN114688801B (zh) * | 2020-12-31 | 2023-07-14 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 具有冷冻储物装置的冰箱 |
CN114688799B (zh) * | 2020-12-31 | 2023-03-17 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 具有冷冻储物组件的冰箱 |
CN115704631A (zh) * | 2021-08-11 | 2023-02-17 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 磁场保鲜储物容器和冰箱 |
CN115704636A (zh) * | 2021-08-11 | 2023-02-17 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 磁场保鲜储物容器和冰箱 |
WO2023075645A1 (ru) * | 2021-10-29 | 2023-05-04 | Ооо "Новые Пищевые Технологии" | Способ бескристаллического замораживания водосодержащих продуктов питания |
Family Cites Families (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL62591C (ja) * | 1939-09-30 | |||
US2975277A (en) * | 1955-05-10 | 1961-03-14 | Vakutronik Veb | Ion source |
US3130559A (en) * | 1961-05-17 | 1964-04-28 | Dual Jet Refrigeration Company | Multiple jet conditioning cabinet |
US3338507A (en) * | 1965-03-22 | 1967-08-29 | Perkin Elmer Corp | Ionic vacuum pump |
US4319460A (en) * | 1979-07-26 | 1982-03-16 | Hester Industries, Inc. | High humidity food chilling system |
US4524079A (en) * | 1983-11-10 | 1985-06-18 | Maxwell Laboratories, Inc. | Deactivation of microorganisms by an oscillating magnetic field |
FR2621110B1 (fr) * | 1987-09-30 | 1990-02-09 | Cerm Cent Europ Rech Mauvernay | Installation de refrigeration de produits et notamment de legumes frais |
JPH0614403Y2 (ja) * | 1988-10-04 | 1994-04-13 | 株式会社フジクラ | コイル用巻枠およびコイル |
JP2545668B2 (ja) * | 1991-05-23 | 1996-10-23 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 冷蔵庫用殺菌及び脱臭装置 |
US5527105A (en) * | 1991-11-07 | 1996-06-18 | Riach, Jr.; George | Magnetic apparatus and method for extending the shelf life of food products |
KR950003816B1 (ko) * | 1992-01-25 | 1995-04-20 | 삼성전자 주식회사 | 냉장고의 살균탈취장치 |
JPH06323721A (ja) * | 1993-05-17 | 1994-11-25 | Matsushita Refrig Co Ltd | 冷蔵庫 |
KR950003761A (ko) * | 1993-07-06 | 1995-02-17 | 이헌조 | 냉장고의 신선 보관장치 |
JPH07265028A (ja) * | 1994-03-30 | 1995-10-17 | Toppan Printing Co Ltd | 殺菌方法 |
JPH0926256A (ja) * | 1995-07-07 | 1997-01-28 | Matsushita Refrig Co Ltd | 脱臭抗菌装置と冷蔵庫 |
US5675983A (en) * | 1996-09-11 | 1997-10-14 | Kysor Industrial Corporation | Synergistic refrigerated display case |
US6159432A (en) * | 1997-01-23 | 2000-12-12 | The Board Of Regents Of The University Of Oklahoma | Conversion method for gas streams containing hydrocarbons |
JPH11224821A (ja) * | 1998-02-05 | 1999-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電磁コイル |
JP3331198B2 (ja) * | 1998-11-27 | 2002-10-07 | 健二 青井 | トンネル式冷却冷凍装置 |
JP2000241060A (ja) * | 1999-02-19 | 2000-09-08 | Toyo Eng Works Ltd | 自動ラック式低温倉庫の冷却システム |
JP2000297977A (ja) * | 1999-04-13 | 2000-10-24 | Gunze Ltd | 連続物品処理装置 |
JP2001086967A (ja) * | 1999-09-22 | 2001-04-03 | Airtech Japan Ltd | 磁場,電場の変動を利用した冷凍方法及び冷凍庫 |
US6250087B1 (en) * | 1999-10-01 | 2001-06-26 | Abi Limited | Super-quick freezing method and apparatus therefor |
WO2002017978A1 (fr) * | 2000-08-28 | 2002-03-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Dispositif de purification de l'air et generateur d'ions utilise pour ce dispositif |
-
2001
- 2001-11-01 JP JP2001337036A patent/JP2003139460A/ja active Pending
-
2002
- 2002-11-01 ES ES02778038T patent/ES2371156T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2002-11-01 WO PCT/JP2002/011430 patent/WO2003038355A1/ja active Application Filing
- 2002-11-01 US US10/493,827 patent/US7237400B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-11-01 AT AT02778038T patent/ATE529711T1/de not_active IP Right Cessation
- 2002-11-01 EP EP02778038A patent/EP1447632B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003095911A1 (fr) * | 2002-05-10 | 2003-11-20 | Glocal Co., Ltd. | Dispositif frigorifique, procédé de surgélation, et objet surgelé |
JP2009047422A (ja) * | 2002-05-10 | 2009-03-05 | Shonan Jitsugyo:Kk | 冷凍装置 |
JP2008020117A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Freezer System:Kk | 連続式冷却装置 |
JP2008020116A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Freezer System:Kk | 連続式冷凍装置 |
WO2011058959A1 (ja) | 2009-11-10 | 2011-05-19 | 国立大学法人 東京大学 | 凍結方法 |
JP2016128058A (ja) * | 2016-04-10 | 2016-07-14 | 加治佐 功 | 業務用cas冷凍庫過冷却利用非細胞破壊格安遺体冷凍庫保存方法2 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1447632B1 (en) | 2011-10-19 |
EP1447632A4 (en) | 2005-12-28 |
ATE529711T1 (de) | 2011-11-15 |
US7237400B2 (en) | 2007-07-03 |
ES2371156T3 (es) | 2011-12-28 |
US20050005611A1 (en) | 2005-01-13 |
EP1447632A1 (en) | 2004-08-18 |
WO2003038355A1 (fr) | 2003-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003139460A (ja) | 変動磁場発生装置、冷凍装置および均一な変動磁場の発生方法 | |
JP4152695B2 (ja) | 高鮮度凍結生野菜の製造方法 | |
EP1135999B1 (en) | Method and apparatus for quick freezing | |
JP4243924B2 (ja) | 高機能性冷凍装置および高機能性冷凍方法 | |
JP4424693B2 (ja) | 冷凍装置用コアユニット及びこれを含む冷凍装置 | |
CN101371090A (zh) | 冰箱 | |
JP2001086967A (ja) | 磁場,電場の変動を利用した冷凍方法及び冷凍庫 | |
JP2002206852A (ja) | 冷凍機 | |
JP2002333250A (ja) | 核磁気共鳴を利用した急速凍結庫 | |
JP2017161189A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2013169194A (ja) | 鮮度保持装置 | |
JP2005291525A (ja) | 食品冷凍装置及び食品解凍装置 | |
JP3973429B2 (ja) | 冷凍装置 | |
WO2020226533A1 (en) | Method of hight entropy freezing and device for implementation thereof | |
JPH10304860A (ja) | 冷凍食品の解凍鮮度保持装置 | |
WO2004110179A1 (ja) | 同極性の交番電圧を印加する電場処理装置と応用装置 | |
KR101429730B1 (ko) | 부패하기 쉬운 대상물 또는 액체의 처리장치 및 그 장치의 제조방법 | |
JP4209157B2 (ja) | 即炊飯可食米の製造方法およびその装置 | |
JPH10148464A (ja) | 冷凍・冷却補助具ならびに冷凍・冷却方法 | |
SU1174694A1 (ru) | Скороморозильный аппарат дл штучных пищевых продуктов | |
JP2004147548A (ja) | 冷凍品の冷凍方法 | |
JPH10304859A (ja) | 冷凍食品の解凍鮮度保持装置 | |
JP2024062641A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2024042169A (ja) | 凍結食材解凍装置および凍結食材解凍方法 | |
WO2008150103A2 (en) | Supercooling apparatus |