JPH10148464A - 冷凍・冷却補助具ならびに冷凍・冷却方法 - Google Patents
冷凍・冷却補助具ならびに冷凍・冷却方法Info
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- JPH10148464A JPH10148464A JP8306686A JP30668696A JPH10148464A JP H10148464 A JPH10148464 A JP H10148464A JP 8306686 A JP8306686 A JP 8306686A JP 30668696 A JP30668696 A JP 30668696A JP H10148464 A JPH10148464 A JP H10148464A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/28—Quick cooling
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/30—Quick freezing
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/90—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
- Y02A40/963—Off-grid food refrigeration
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 急速な冷凍・冷却が可能で、品質などが確実
に維持できる冷凍・冷却補助具を提供する。 【解決手段】 熱伝導性の良好な材質からなり、冷凍ま
たは冷却すべき被処理物１５と直接接触する接面部１７
（１７ａ）と、庫内の冷気と接触するフィン部１８とを
一体に設けて、前記被処理物１５と一緒に冷凍庫または
冷蔵庫に入れることができることを特徴とする。
に維持できる冷凍・冷却補助具を提供する。 【解決手段】 熱伝導性の良好な材質からなり、冷凍ま
たは冷却すべき被処理物１５と直接接触する接面部１７
（１７ａ）と、庫内の冷気と接触するフィン部１８とを
一体に設けて、前記被処理物１５と一緒に冷凍庫または
冷蔵庫に入れることができることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭や店舗
などで用いられる食品、食材などを急速に冷凍または冷
却するのに好適な冷凍・冷却補助具ならびにそれを用い
た冷凍・冷却方法に関するものである。
などで用いられる食品、食材などを急速に冷凍または冷
却するのに好適な冷凍・冷却補助具ならびにそれを用い
た冷凍・冷却方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般家庭などで例えば肉、魚、野菜など
の所謂生ものを冷凍保存するのに冷蔵庫に付設されてい
る冷凍室が用いられ、前記生ものをこの冷凍室に収納し
て冷凍保存した。
の所謂生ものを冷凍保存するのに冷蔵庫に付設されてい
る冷凍室が用いられ、前記生ものをこの冷凍室に収納し
て冷凍保存した。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが生ものを冷凍
室に収納しても内部まで完全に冷凍するのに時間がかか
り、そのために生ものの細胞内部の水分が大きく結晶成
長し、その結晶成長による体積膨脹で細胞膜が破壊さ
れ、生ものの鮮度（品質）が著しく低下するという欠点
を有している。
室に収納しても内部まで完全に冷凍するのに時間がかか
り、そのために生ものの細胞内部の水分が大きく結晶成
長し、その結晶成長による体積膨脹で細胞膜が破壊さ
れ、生ものの鮮度（品質）が著しく低下するという欠点
を有している。
【０００４】冷凍は可及的速やかに食品の温度を下げる
ことが望ましく、一般的には食品の温度が０℃から−５
℃になるまでの時間を２５分以内とすることが良いとさ
れている。従来の家庭用冷蔵庫の冷凍室での冷凍処理に
要する前記の時間は２５分に対して数倍から十数倍を要
しているのが現状で、これが家庭でのホームフリージン
グがまずくなる所以である。
ことが望ましく、一般的には食品の温度が０℃から−５
℃になるまでの時間を２５分以内とすることが良いとさ
れている。従来の家庭用冷蔵庫の冷凍室での冷凍処理に
要する前記の時間は２５分に対して数倍から十数倍を要
しているのが現状で、これが家庭でのホームフリージン
グがまずくなる所以である。
【０００５】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、急速な冷凍・冷却が可能で、品質などが確
実に維持できる冷凍・冷却補助具ならびにそれを用いた
冷凍・冷却方法を提供することにある。
点を解消し、急速な冷凍・冷却が可能で、品質などが確
実に維持できる冷凍・冷却補助具ならびにそれを用いた
冷凍・冷却方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第１の本発明は、例えばアルミニウムなどの熱伝導
性の良好な材質からなり、冷凍または冷却すべき例えば
食品などの被処理物と直接接触する接面部と、庫内の冷
気と接触するフィン部とを一体に設けて、前記被処理物
と一緒に冷凍庫または冷蔵庫に入れることができること
を特徴とするものである。
め、第１の本発明は、例えばアルミニウムなどの熱伝導
性の良好な材質からなり、冷凍または冷却すべき例えば
食品などの被処理物と直接接触する接面部と、庫内の冷
気と接触するフィン部とを一体に設けて、前記被処理物
と一緒に冷凍庫または冷蔵庫に入れることができること
を特徴とするものである。
【０００７】前記目的を達成するため、第２の本発明
は、例えばアルミニウムなどの熱伝導性の良好な材質か
らなり、冷凍または冷却すべき例えば食品などの被処理
物と直接接触する接面部と、庫内の冷気と接触するフィ
ン部とを一体に設けた冷凍・冷却補助具を予め極低温に
冷却しておき、その冷凍・冷却補助具と前記被処理物を
一緒に冷凍庫または冷蔵庫に入れて接触させることを特
徴とするものである。
は、例えばアルミニウムなどの熱伝導性の良好な材質か
らなり、冷凍または冷却すべき例えば食品などの被処理
物と直接接触する接面部と、庫内の冷気と接触するフィ
ン部とを一体に設けた冷凍・冷却補助具を予め極低温に
冷却しておき、その冷凍・冷却補助具と前記被処理物を
一緒に冷凍庫または冷蔵庫に入れて接触させることを特
徴とするものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明は前述のような構成になっ
ており、冷凍または冷却すべき被処理物と前記冷凍・冷
却補助具とを接触させることにより冷凍または冷却が促
進され、そのために急速冷凍または急速冷却が可能とな
り、被処理物の品質低下を抑制することができる。
ており、冷凍または冷却すべき被処理物と前記冷凍・冷
却補助具とを接触させることにより冷凍または冷却が促
進され、そのために急速冷凍または急速冷却が可能とな
り、被処理物の品質低下を抑制することができる。
【０００９】次に本発明の実施の形態について図ととも
に説明する。図１は実施の形態に係る電子冷凍庫の切断
側面図、図２はその電子冷凍庫に用いられる第１の実施
の形態に係る冷凍補助具の斜視図である。
に説明する。図１は実施の形態に係る電子冷凍庫の切断
側面図、図２はその電子冷凍庫に用いられる第１の実施
の形態に係る冷凍補助具の斜視図である。
【００１０】図１に示すように電子冷凍庫は、前方側面
が開口した箱型の断熱容器１を有し、その断熱容器１の
側面開口を開閉するように断熱ドア２が設けられてい
る。断熱容器１の内壁に密着するようにアルミニウムか
らなる肉厚の容器状をした第１熱導体３が設置され、そ
の第１熱導体３の前記開口と対向する面部、すなわち第
１熱導体３の奥側壁部にアルミニウムからなるブロック
状の第２熱導体４が設置され、その後側に熱電変換素子
群５を介して吸熱側水ジャケット６が密着している。
が開口した箱型の断熱容器１を有し、その断熱容器１の
側面開口を開閉するように断熱ドア２が設けられてい
る。断熱容器１の内壁に密着するようにアルミニウムか
らなる肉厚の容器状をした第１熱導体３が設置され、そ
の第１熱導体３の前記開口と対向する面部、すなわち第
１熱導体３の奥側壁部にアルミニウムからなるブロック
状の第２熱導体４が設置され、その後側に熱電変換素子
群５を介して吸熱側水ジャケット６が密着している。
【００１１】断熱容器１の後方には、熱電変換素子群５
を駆動制御するためのコントローラを含む電源部７と、
吸熱側水ジャケット６に熱移動媒体（例えば純水、不凍
液）を強制循環するためのポンプ８が設けられている。
前記電源部７から所定の電流を熱電変換素子群５に流す
ことによりペルチェ効果で第２熱導体４を介して第１熱
導体３が冷却され、収納空間１３の全体が冷凍保存に適
した極低温に保持される。熱電変換素子群５の放熱側
は、前記吸熱側水ジャケット６内で強制循環される熱移
動媒体によつて冷却される。
を駆動制御するためのコントローラを含む電源部７と、
吸熱側水ジャケット６に熱移動媒体（例えば純水、不凍
液）を強制循環するためのポンプ８が設けられている。
前記電源部７から所定の電流を熱電変換素子群５に流す
ことによりペルチェ効果で第２熱導体４を介して第１熱
導体３が冷却され、収納空間１３の全体が冷凍保存に適
した極低温に保持される。熱電変換素子群５の放熱側
は、前記吸熱側水ジャケット６内で強制循環される熱移
動媒体によつて冷却される。
【００１２】断熱容器１の下方には、吸熱側水ジャケッ
ト６から送られてきた熱移動媒体を冷却する放熱ラジェ
ータ９が設置され、この放熱ラジェータ９にはフィン１
０とファン１１が設けられており、吸熱側水ジャケット
６から送られてきた熱移動媒体を送風１２により強制的
に冷却している。
ト６から送られてきた熱移動媒体を冷却する放熱ラジェ
ータ９が設置され、この放熱ラジェータ９にはフィン１
０とファン１１が設けられており、吸熱側水ジャケット
６から送られてきた熱移動媒体を送風１２により強制的
に冷却している。
【００１３】収納空間１３内には所定段数の通気可能な
アルミニウムなどの熱伝導性の良い金属製の棚１４が設
けられ、その上に冷凍すべき例えば肉類や魚類などの食
品１５が載せられ、さらにその上に冷凍補助具１６が載
置されている。
アルミニウムなどの熱伝導性の良い金属製の棚１４が設
けられ、その上に冷凍すべき例えば肉類や魚類などの食
品１５が載せられ、さらにその上に冷凍補助具１６が載
置されている。
【００１４】この冷凍補助具１６は例えばアルミニウム
などの熱良導体の金属からなり、図２に示すように底面
に食品１５と接する広い接触面積を有するフラットな接
面部１７を有し、その上方に多数のフィン１８が立設さ
れて広い伝熱面を確保しており、この接面部１７とフィ
ン１８は押出成形により一体に形成される。なお、表面
の腐食防止のために陽極化成法によって表面にアルマイ
ト層を設けたり、フッ素樹脂系の薄い膜を被覆すること
もできる。
などの熱良導体の金属からなり、図２に示すように底面
に食品１５と接する広い接触面積を有するフラットな接
面部１７を有し、その上方に多数のフィン１８が立設さ
れて広い伝熱面を確保しており、この接面部１７とフィ
ン１８は押出成形により一体に形成される。なお、表面
の腐食防止のために陽極化成法によって表面にアルマイ
ト層を設けたり、フッ素樹脂系の薄い膜を被覆すること
もできる。
【００１５】この冷凍補助具１６は使用する前に極低温
（例えば−１０℃以下）に冷却されており、図１に示す
ように収納空間１３内に置いたとき熱電変換素子群５の
近傍に設置された庫内ファン１９と対向するように設け
られ、庫内ファン１９から送られる冷気２０が冷凍補助
具１６のフィン１８に直接当たるようになっている（図
２参照）。
（例えば−１０℃以下）に冷却されており、図１に示す
ように収納空間１３内に置いたとき熱電変換素子群５の
近傍に設置された庫内ファン１９と対向するように設け
られ、庫内ファン１９から送られる冷気２０が冷凍補助
具１６のフィン１８に直接当たるようになっている（図
２参照）。
【００１６】食品１５は極低温に保持された冷凍補助具
１６と直接接触することにより急激に冷却されるととも
に、冷凍補助具１６は良好な熱伝導性と広い伝熱面積を
有していることから庫内の冷気２０が冷凍補助具１６に
当たることにより、冷凍補助具１６を介して食品１５の
熱を急激に奪うから、食品１５の品質を損なうことなく
急速冷凍ができる。また冷凍補助具１６はある程度の重
量を有しているから食品１５との密着が図れ、熱の吸収
がスムーズに行なわれる。
１６と直接接触することにより急激に冷却されるととも
に、冷凍補助具１６は良好な熱伝導性と広い伝熱面積を
有していることから庫内の冷気２０が冷凍補助具１６に
当たることにより、冷凍補助具１６を介して食品１５の
熱を急激に奪うから、食品１５の品質を損なうことなく
急速冷凍ができる。また冷凍補助具１６はある程度の重
量を有しているから食品１５との密着が図れ、熱の吸収
がスムーズに行なわれる。
【００１７】図３ないし図５は本発明の第２の実施の形
態を説明するための図で、図３ならびに図４は冷凍補助
具１６の斜視図ならびに側面図、図５はその冷凍補助具
１６を食品１５上に載置した状態を示す側面図である。
態を説明するための図で、図３ならびに図４は冷凍補助
具１６の斜視図ならびに側面図、図５はその冷凍補助具
１６を食品１５上に載置した状態を示す側面図である。
【００１８】この実施の形態に係る冷凍補助具１６は、
立方体の小接面部７ａの上面に１枚または複数枚のフィ
ン１８が立設された例えばアルミニウムなどの良好な熱
伝導性を有する金属からなる小ブロック体２１が、例え
ば合成樹脂製の糸、紐またはテープなどからなるフレキ
シブルな連結部材２２により所定の間隔をおいて多数連
結されている。
立方体の小接面部７ａの上面に１枚または複数枚のフィ
ン１８が立設された例えばアルミニウムなどの良好な熱
伝導性を有する金属からなる小ブロック体２１が、例え
ば合成樹脂製の糸、紐またはテープなどからなるフレキ
シブルな連結部材２２により所定の間隔をおいて多数連
結されている。
【００１９】従って個々の小ブロック体２１はその向き
を変えることができ、そのため図５に示すように冷凍補
助具１６を食品１５上に載置した際、小ブロック体２１
は個々に食品１５の表面の凹凸に沿って向きを変えるこ
とができ、従って食品１５に対して冷凍補助具１６を密
着させることができる。
を変えることができ、そのため図５に示すように冷凍補
助具１６を食品１５上に載置した際、小ブロック体２１
は個々に食品１５の表面の凹凸に沿って向きを変えるこ
とができ、従って食品１５に対して冷凍補助具１６を密
着させることができる。
【００２０】図６は本発明の第３の実施の形態を説明す
るための図で、この実施の形態に係る冷凍補助具１６は
断面形状が円、楕円または三角形以上の多角形など適宜
な形状をした多数の金属棒２３をフレキシブルな連結部
材２２によりすだれ状に連結したものである。従ってこ
の冷凍補助具１６は連結方向に対してフレキシブル性を
有している。
るための図で、この実施の形態に係る冷凍補助具１６は
断面形状が円、楕円または三角形以上の多角形など適宜
な形状をした多数の金属棒２３をフレキシブルな連結部
材２２によりすだれ状に連結したものである。従ってこ
の冷凍補助具１６は連結方向に対してフレキシブル性を
有している。
【００２１】図７は本発明の第４の実施の形態を説明す
るための図で、この実施の形態に係る冷凍補助具１６は
金属球体２３をフレキシブルな連結部材２２によって
縦、横に多数連結したネット状のものであり、縦方向な
らびに横向に対してフレキシブル性を有している。
るための図で、この実施の形態に係る冷凍補助具１６は
金属球体２３をフレキシブルな連結部材２２によって
縦、横に多数連結したネット状のものであり、縦方向な
らびに横向に対してフレキシブル性を有している。
【００２２】図８は本発明の第５の実施の形態を説明す
るための図で、この実施の形態に係る冷凍補助具１６は
底面に食品１５と接する広い接触面積を有するフラット
な接面部１７を有し、その上方に断面形状が円、楕円ま
たは三角形以上の多角形など適宜な形状をした多数のピ
ン状フィン１８が立設されて広い伝熱面を確保してい
る。
るための図で、この実施の形態に係る冷凍補助具１６は
底面に食品１５と接する広い接触面積を有するフラット
な接面部１７を有し、その上方に断面形状が円、楕円ま
たは三角形以上の多角形など適宜な形状をした多数のピ
ン状フィン１８が立設されて広い伝熱面を確保してい
る。
【００２３】図９は本発明の第６の実施の形態を説明す
るための図で、この実施の形態に係る冷凍補助具１６は
小接面部７ａの上面に１本または複数本のピン状フィン
１８が立設された金属製の小ブロック体２１を有し、前
記小接面部７ａの外周にフランジ部２５が設けられてい
る。そしてこの小ブロック体２１のフィン１８が、例え
ば合成樹脂製のシートまたはテープなどからなる所定の
広さを有するフレキシブルな連結部材２２を所定の間隔
をおいて貫通しており、フランジ部２５において連結部
材２２と接着されている。
るための図で、この実施の形態に係る冷凍補助具１６は
小接面部７ａの上面に１本または複数本のピン状フィン
１８が立設された金属製の小ブロック体２１を有し、前
記小接面部７ａの外周にフランジ部２５が設けられてい
る。そしてこの小ブロック体２１のフィン１８が、例え
ば合成樹脂製のシートまたはテープなどからなる所定の
広さを有するフレキシブルな連結部材２２を所定の間隔
をおいて貫通しており、フランジ部２５において連結部
材２２と接着されている。
【００２４】図１０は本発明の第７の実施の形態を説明
するための図で、この実施の形態に係る冷凍補助具１６
は、例えば合成樹脂などからなるフレキシブルな密閉袋
２６と、その中に封入された例えば不凍液などからなる
急冷剤２７とから構成されている。同図に示すようにこ
の冷凍補助具１６で冷凍すべき食品１５の表面のほぼ全
面を覆う形になっている。
するための図で、この実施の形態に係る冷凍補助具１６
は、例えば合成樹脂などからなるフレキシブルな密閉袋
２６と、その中に封入された例えば不凍液などからなる
急冷剤２７とから構成されている。同図に示すようにこ
の冷凍補助具１６で冷凍すべき食品１５の表面のほぼ全
面を覆う形になっている。
【００２５】なお、前記第２〜７の実施の形態に係る冷
凍補助具１６の使用方法は、前記第１の実施の形態に係
る冷凍補助具１６と同じであるので、それらの説明は省
略する。
凍補助具１６の使用方法は、前記第１の実施の形態に係
る冷凍補助具１６と同じであるので、それらの説明は省
略する。
【００２６】前記実施の形態では食品を冷凍する例を示
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば理科学試料あるいは医薬試料などの他の物質の冷凍ま
たは冷却に用いることも可能である。
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば理科学試料あるいは医薬試料などの他の物質の冷凍ま
たは冷却に用いることも可能である。
【００２７】
【発明の効果】図１１は冷凍特性を示す図であり、テス
ト試料として厚さが約１３ｍｍで重さが１６０ｇの同じ
体積のビフテキ用の肉を３枚使用し、それを予め庫内温
度が約３℃の冷蔵庫に保管しておく。そしてこれを冷蔵
庫から取り出して図１に示す構造の冷凍庫に入れて冷凍
する訳であるが、この際に冷凍補助具を使用した場合と
使用しない場合の冷凍特性を調べた図である。
ト試料として厚さが約１３ｍｍで重さが１６０ｇの同じ
体積のビフテキ用の肉を３枚使用し、それを予め庫内温
度が約３℃の冷蔵庫に保管しておく。そしてこれを冷蔵
庫から取り出して図１に示す構造の冷凍庫に入れて冷凍
する訳であるが、この際に冷凍補助具を使用した場合と
使用しない場合の冷凍特性を調べた図である。
【００２８】すなわち、図中の曲線Ａは、図２に示した
アルミニウム製の冷凍補助具１６を使用した場合の特性
で、接面部１７の一辺の長さは１１０ｍｍ、他辺の長さ
は１２０ｍｍ、厚さは４ｍｍで、その上に高さが２６ｍ
ｍのフィン１８が多数立設され、フィン１８のトータル
表面積は１１３０ｃｍ2 で、冷凍補助具１６の重さは３
３５ｇである。
アルミニウム製の冷凍補助具１６を使用した場合の特性
で、接面部１７の一辺の長さは１１０ｍｍ、他辺の長さ
は１２０ｍｍ、厚さは４ｍｍで、その上に高さが２６ｍ
ｍのフィン１８が多数立設され、フィン１８のトータル
表面積は１１３０ｃｍ2 で、冷凍補助具１６の重さは３
３５ｇである。
【００２９】図中の曲線Ｂは、図６に示したアルミニウ
ム製の冷凍補助具１６を使用した場合の特性で、直径が
１０ｍｍで長さが２００ｍｍの金属棒２３を７本すだれ
状に連結したもので、冷凍補助具１６の上半分のトータ
ル表面積は２２５ｃｍ2 で、冷凍補助具１６の重さは８
６５ｇである。なお両方の冷凍補助具１６とも−１８℃
に冷却したものを使用し、前述の試料肉の上にそれぞれ
冷凍補助具１６を載せて冷凍したものである。
ム製の冷凍補助具１６を使用した場合の特性で、直径が
１０ｍｍで長さが２００ｍｍの金属棒２３を７本すだれ
状に連結したもので、冷凍補助具１６の上半分のトータ
ル表面積は２２５ｃｍ2 で、冷凍補助具１６の重さは８
６５ｇである。なお両方の冷凍補助具１６とも−１８℃
に冷却したものを使用し、前述の試料肉の上にそれぞれ
冷凍補助具１６を載せて冷凍したものである。
【００３０】図中の曲線Ｃは、冷凍補助具を使用しない
で試料肉を冷凍し（従来法）、試料肉の内部温度が０℃
から−５℃まで下がる間の時間を測定し、その経過時間
を１００％とした。同様にして前記冷凍補助具１６を用
いた場合の経過時間を測定したところ、曲線Ａでは時間
比が５５％、曲線Ｂでは時間比が６４％であり、従来の
ものに比較して冷凍時間が約４０％程度短縮することが
できた。
で試料肉を冷凍し（従来法）、試料肉の内部温度が０℃
から−５℃まで下がる間の時間を測定し、その経過時間
を１００％とした。同様にして前記冷凍補助具１６を用
いた場合の経過時間を測定したところ、曲線Ａでは時間
比が５５％、曲線Ｂでは時間比が６４％であり、従来の
ものに比較して冷凍時間が約４０％程度短縮することが
できた。
【００３１】このように急速冷凍ができると、細胞内の
水分子が大きく結晶成長しないままで凍結し、結晶成長
による膨脹で細胞膜の破壊が防止でき、所謂、鮮度や味
を保ったまま冷凍することがてきるという特長を有して
いる。
水分子が大きく結晶成長しないままで凍結し、結晶成長
による膨脹で細胞膜の破壊が防止でき、所謂、鮮度や味
を保ったまま冷凍することがてきるという特長を有して
いる。
【００３２】本発明は前述のような構成になっており、
冷凍または冷却すべき被処理物と前記冷凍・冷却補助具
とを接触させることにより冷凍または冷却が促進され、
そのために急速冷凍または急速冷却が可能となり、被処
理物の品質などを阻害することがない。
冷凍または冷却すべき被処理物と前記冷凍・冷却補助具
とを接触させることにより冷凍または冷却が促進され、
そのために急速冷凍または急速冷却が可能となり、被処
理物の品質などを阻害することがない。
【図１】本発明の実施の形態に係る電子冷凍庫の切断側
面図である。
面図である。
【図２】その電子冷凍庫に用いられる第１の実施の形態
に係る冷凍補助具の斜視図である。
に係る冷凍補助具の斜視図である。
【図３】本発明の第２の実施の形態に係る冷凍補助具の
斜視図である。
斜視図である。
【図４】その冷凍補助具の側面図である。
【図５】その冷凍補助具を食品の上に載せた状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図６】本発明の第３の実施の形態に係る冷凍補助具の
斜視図である。
斜視図である。
【図７】本発明の第４の実施の形態に係る冷凍補助具の
斜視図である。
斜視図である。
【図８】本発明の第５の実施の形態に係る冷凍補助具の
斜視図である。
斜視図である。
【図９】本発明の第６の実施の形態に係る冷凍補助具の
断面図である。
断面図である。
【図１０】本発明の第７の実施の形態に係る冷凍補助具
を食品の上に載せた状態を示す断面図である。
を食品の上に載せた状態を示す断面図である。
【図１１】各種条件での試料肉の冷凍特性図である。
１ 断熱容器 ２ 断熱ドア ３ 第１熱導体 ４ 第２熱導体 ５ 熱電変換素子群 ６ 吸熱側水ジャケット １３ 収納空間 １４ 棚 １５ 食品 １６ 冷凍補助具 １７ 接面部 １７ａ 小接面部 １８ フィン １９ 庫内ファン ２０ 冷気 ２１ 小ブロック体 ２２ 連結部材 ２３ 金属棒 ２４ 金属球体 ２５ フランジ部
Claims (3)
- 【請求項１】 熱伝導性の良好な材質からなり、冷凍ま
たは冷却すべき被処理物と直接接触する接面部と、庫内
の冷気と接触するフィン部とを一体に設けて、前記被処
理物と一緒に冷凍庫または冷蔵庫に入れることができる
ことを特徴とする冷凍・冷却補助具。 - 【請求項２】 請求項１記載において、前記被処理物の
形状に応じて変形可能であることを特徴とする冷凍・冷
却補助具。 - 【請求項３】 熱伝導性の良好な材質からなり、冷凍ま
たは冷却すべき被処理物と直接接触する接面部と、庫内
の冷気と接触するフィン部とを一体に設けた冷凍・冷却
補助具を予め極低温に冷却しておき、その冷凍・冷却補
助具と前記被処理物を一緒に冷凍庫または冷蔵庫に入れ
て接触させることを特徴とする冷凍・冷却方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8306686A JPH10148464A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 冷凍・冷却補助具ならびに冷凍・冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8306686A JPH10148464A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 冷凍・冷却補助具ならびに冷凍・冷却方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10148464A true JPH10148464A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17960100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8306686A Pending JPH10148464A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 冷凍・冷却補助具ならびに冷凍・冷却方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10148464A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7971443B2 (en) * | 2004-10-28 | 2011-07-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Refrigerator |
| WO2022190472A1 (ja) * | 2021-03-10 | 2022-09-15 | 株式会社日立製作所 | 食材保管装置、需要連動在庫補充サービス提供システムおよび需要連動在庫補充サービス提供プログラム |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP8306686A patent/JPH10148464A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7971443B2 (en) * | 2004-10-28 | 2011-07-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Refrigerator |
| WO2022190472A1 (ja) * | 2021-03-10 | 2022-09-15 | 株式会社日立製作所 | 食材保管装置、需要連動在庫補充サービス提供システムおよび需要連動在庫補充サービス提供プログラム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060810 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060822 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |