JP2003135009A - 電磁炊飯用貯蔵米及びその製品 - Google Patents

電磁炊飯用貯蔵米及びその製品

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JP2003135009A JP2001370736A JP2001370736A JP2003135009A JP 2003135009 A JP2003135009 A JP 2003135009A JP 2001370736 A JP2001370736 A JP 2001370736A JP 2001370736 A JP2001370736 A JP 2001370736A JP 2003135009 A JP2003135009 A JP 2003135009A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子レンジにより、炊き立てのごはんの食感を
得且つ多種多様の用途に対応させ得て、しかも調理時間
の短縮の命題もクリアーし、米の総需要を増加させ得る
ことのできる電磁炊飯用貯蔵米及びその製品を提供す
る。 【解決手段】水分値が15〜60重量%のアルファー化
米2の重量比1に対して重量比2〜0.5の割合で水3
を加え、この水3のうち所定量の水3aをアルファー化
米2に吸水させ、そのあと未吸水の水3bと共にアルフ
ァー化米2を冷凍してなる電磁炊飯用貯蔵米4の所定量
と、これを収容すると共に炊飯できる容量の容器5とを
含み、必要に応じて具材6及び調味料7を加えて電磁波
加熱すると、アルファー化米2及び氷3bを解凍して、
アルファー化米2から出たデンプン質と水3bとが混ざ
り合い、米の表面に付着して、電磁波加熱の際の米の表
面から水分が飛んで固くなりぱらぱら感のあるご飯とな
ることを防ぎ、炊き立てのごはんの食感が得られ、電磁
波加熱時間も解凍及び加熱する時間だけとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波加熱により
米を短時間且つ容易に炊飯でき、しかも通常炊飯と同じ
ような炊き立てご飯を得ることができる電磁炊飯用貯蔵
米及びその製品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の傾向として、米の消費が落ち続
け、それに加えて米の輸入圧力により、減反につぐ減反
が繰り返され、田んぼが放置され荒廃している。いざ米
を含めた食料品の輸入が種々の要因により減少した際、
一度荒廃した田んぼを活用しようとしても、元に復元す
るには放置した年数だけかかると言われているから、対
応出来ないことになる。幸いにも、米に関しては、味の
点で価格の安い輸入米に勝っているため、国内産米は高
価格であっても飯米として太刀打ち出来ている。しかし
ながら、食生活の変化による米の消費減退は続いてお
り、更なる減反が予測されるところである。その原因の
一つとして、米は食べるまでの調理に時間がかかり過ぎ
ることが上げられる。かって、電気釜の普及により米を
失敗せずに、美味しく炊けるようになり、炊飯の苦労か
ら開放されたが、今また電気釜によっても解消すること
の出来ない調理時間の短縮という命題が突き付けられて
いる。
【0003】上記命題に対して、すでに今までの炊飯時
間を1/3程度に短縮でき、しかも長期にわたり貯蔵で
き、上記電気釜による通常炊飯と同じような炊き立てご
飯を得ることができる早炊き貯蔵米が市場に提供され、
高い成果を上げている。しかし、今のところ飯米業者の
段階であり、一般家庭まで十分に普及していないのが実
情である。この早炊き貯蔵米を一般家庭まで普及させる
には、早炊き貯蔵米専用あるいは早炊き貯蔵米と普通米
との切替え可能な電気釜の普及が不可欠である。
【0004】一方、電子レンジ等で電磁波加熱するだけ
で、直ぐに食べることのできる貯蔵飯や、電子レンジで
解凍し、更に加熱して食べることのできる調理飯があ
り、パンやカップ麺感覚で食べることの出来るものが出
回りつつある。これらは、調理時間の取れない人や調理
に不慣れな人にとって、時間や調理技能が無くても利用
でき、重宝である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した早炊き貯蔵米
は、これとほぼ同量の水を加え通常の炊飯時間の1/3
程度の時間加熱するだけで、炊きたてのご飯が得られ、
蒸らすことなく直ぐに食べることが出来るから、誠に都
合が良い。しかしながら、この早炊き貯蔵米は、調理時
間の短縮の命題をクリアーできるものの、手間を掛けず
に常時安定して美味しく炊くには、これ専用の電気釜が
不可欠であり、この電気釜を一般家庭まで普及させるの
は難しい。且つ、仮に専用の電気釜が一般家庭に普及し
たとしても、米の総需要が増加に転じる保証はない。
【0006】また、上記の貯蔵飯や調理飯は、パンやカ
ップ麺感覚で食べることが出来て都合が良いが、電磁波
加熱の際これらから水分が飛び、米の表面が固くなりぱ
らぱら感のあるご飯となって、炊き立てのごはんの食感
が得られず、逆にその水分が表面に戻ったりして、食感
が著しく低下する。また、炊き立てのご飯の食感を得る
ため、米を電磁波加熱により直接炊飯することが考えら
れるが、泡が大量に発生して容器から水が吹きこぼれ、
全体として水分不足となり、その一方で容器の外周部に
ある米が水分過多となりびちゃびちゃ飯となって、反
面、中心部にある米は水分不足で固いままであり、米を
電磁波加熱により直接炊飯することは極めて困難であ
る。したがって、上記した貯蔵飯や調理飯は、あまり普
及せず、調理時間の短縮の命題をクリアーできても、米
の総需要を増加させるまでには至っていないのが現状で
ある。
【0007】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたもので、今やほとんどの家庭で普及している電子レ
ンジを使用しても、炊き立てのごはんの食感を得且つ多
種多様の用途に対応させ得て、しかも調理時間の短縮の
命題もクリアーし、米の総需要を増加させ得ることので
きる電磁炊飯用貯蔵米及びその製品を提供することを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
達成することが、米の総需要を増加させ、ひいては減反
が少なくなり田んぼの荒廃を減らし、いざ米を含めた食
料品の輸入が種々の要因により減少した際にも、対応出
来ることになるため、鋭意研究を行った。その結果、水
分値が36重量%の上記早炊き貯蔵米であるアルファー
化米の重量1に対して重量1の割合で水を加え、この水
の重量0.7程度をアルファー化米に吸水させ、残りの
重量0.3の水と共にアルファー化米を冷凍し、その冷
凍状況のままで電磁波加熱により5分間ほど解凍且つ加
熱することで、炊き立てのごはんの食感を保持したもの
が得られ、食感と調理時間との両方をクリアーし、加え
て得られたごはんを多種多様の用途に対応させ得ること
を見い出し、本発明に到達したものである。
【0009】すなわち、請求項1の発明にかかる電磁炊
飯用貯蔵米は、水分値が15重量%〜60重量%のアル
ファー化米の重量比1に対して重量比2〜0.5の割合
で水を加え、この水を前記アルファー化米に所定量吸水
させたのち、未吸水の水と共に前記アルファー化米を冷
凍してなるものであり、該冷凍状況のままで前記アルフ
ァー化米を電磁波加熱により解凍且つ炊飯することを特
徴とする。したがって、この特徴によれば、電磁波加熱
すると、アルファー化米及び未吸水分の氷を解凍するか
ら、アルファー化米から出たデンプン質と未吸水分の水
とが混ざり合い、米の表面に付着して、電磁波加熱の際
の米の表面から水分が飛んで固くなりぱらぱら感のある
ご飯となることを防ぎ、炊き立てのごはんの食感が得ら
れ、電磁波加熱時間も解凍及び加熱する時間だけであ
る。
【0010】また、請求項2の発明にかかる電磁炊飯用
貯蔵米は、水分値が50重量%〜60重量%の冷凍した
アルファー化米の重量比1に対して重量比0.4〜0.
1の割合で氷を加え、この状態のままで前記アルファー
化米を電磁波加熱により解凍且つ炊飯することを特徴と
する。したがって、この特徴によれば、上記と同じ作用
により、炊き立てのごはんの食感が得られ、電磁波加熱
時間も解凍及び加熱する時間だけとなる。
【0011】また、請求項3の発明にかかる電磁炊飯用
貯蔵米における前記アルファー化米は、所定の洗米及び
吸水工程を済ませた米を水蒸気で蒸し且つ必要に応じて
水蒸気で蒸す過程で加水して米澱粉の少なくとも一部を
アルファー化して、更に必要に応じて乾燥しその蒸し米
の水分を15重量%〜60重量%にしたあと、無菌状態
で急冷してなる早炊き貯蔵米であることを特徴とする。
したがって、この特徴によれば、既に米澱粉の一部がア
ルファー化し、その水分が15重量%〜60重量%にな
っている早炊き貯蔵米であるから、残りの未アルファー
化の米澱粉をアルファー化し、更に不足水分を補充する
ことになるから、炊飯時間を短縮し、炊き立てのご飯を
得る。
【0012】また、請求項4の発明にかかる電磁炊飯用
貯蔵米製品は、上記記載の電磁炊飯用貯蔵米の所定量
と、該所定量の電磁炊飯用貯蔵米を収容すると共に炊飯
できる容量の容器と、を少なくとも含んでなり、必要に
応じて具材及び調味料を加えてなることを特徴とする。
したがって、この特徴によれば、容器に所定量の電磁炊
飯用貯蔵米を収容し、必要に応じて具材及び調味料を加
えて、その状態で電磁加熱をすれば、上記と同じ作用に
より、炊き立ての味付けごはんや混ぜご飯の食感が得ら
れ、電磁波加熱時間も解凍及び加熱する時間だけとな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳述する。図1は本発明の実施の形態
を示す電磁炊飯用貯蔵米を入れる容器の斜視図、図2は
本発明の実施の形態を示す電磁炊飯用貯蔵米製品の縦断
面図である。図において、1は電磁炊飯用貯蔵米製品を
示し、該電磁炊飯用貯蔵米製品1は、水分値が15重量
%〜60重量%のアルファー化米2の重量比1に対して
重量比2〜0.5の割合で水3を加え、この水3のうち
所定量の水3aをアルファー化米2に吸水させたのち、
未吸水の水3bと共にアルファー化米2を冷凍してなる
電磁炊飯用貯蔵米4の所定量と、該所定量の電磁炊飯用
貯蔵米4を収容すると共に炊飯できる容量の容器5と、
を少なくとも含んでなり、必要に応じて具材6及び調味
料7を加え、更にシール蓋8にて密封してなるものであ
る。
【0014】前記容器5は、電磁炊飯用貯蔵米4を収容
でき密封できること以外特に限定がなく、例えば袋状物
であっても良い。この実施の形態では、トレー状の容器
5とし、ほとんどの家庭で普及している電子レンジ10
にて所定量の電磁炊飯用貯蔵米4を加熱して解凍且つ炊
飯するものであるから、電子レンジ10に入れることが
できる大きさのものであり、更に耐熱性があり電磁波加
熱状態でも変形しづらいものである必要がある。したが
って、極端に底の浅い皿状のものや、一輪ざしの花瓶の
ように極端に径が細く底が深いものは、効率面や電子レ
ンジ10の容積寸法の制約から不適切であり、更に、耐
熱性が不十分で変形し易いものも不適切である。
【0015】この実施の形態における容器5は、容器本
体11の上部に、鍔状取手12を取り付け、炊飯後の容
器5を電子レンジ10などから出し易いようにし、更に
底13の周縁部が高台14となり、前記電子レンジ10
等の回転皿等の載置面15との間に空気を介在させた断
熱構造としている。容器5の底13をこのような断熱構
造としたのは、底13に熱が籠もらず対流し容器5全体
に行き渡り、且つ電磁波加熱の特性に沿い加熱し易くな
って、炊飯時間の短縮や突沸による水3の吹きこぼれを
防ぐことができるようになるからである。なお、この容
器5の断熱構造は、底13と載置面15との間に空気を
介在させることの出来るものであれば、特に限定がな
く、支柱により支持したり、別体の支持台を底13と載
置面15との間に介在させた構造でも良い。なお、容器
5の材質は、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)等であり、これらの材質
は耐熱性があり加熱状態でも変形しづらい特徴がある。
【0016】前記アルファー化米2に使用される米は、
特に限定がなく、粳米のジャポニカ種でも、インディカ
種でも良く、更にもち米でも良い。そして、以上の各種
類の米を以下のようにしてアルファー化米2とするが、
このアルファー化米2は、上記のとおり水分値が15重
量%〜60重量%の範囲にあり、米澱粉の少なくとも1
部がアルファー化していれば良く、これ以外に特に限定
が無い。例えば、通常に炊飯したものを大量の水で糊分
を除去し、次いで乾燥してアルファー化状態を固定した
乾燥米飯、更に、洗米及び吸水工程を済ませた米を、水
蒸気以外の電子レンジによる電磁波加熱、赤外線加熱、
遠赤外線加熱処理により、アルファー化米としたもの、
あるいは美味しいご飯の水分値と言われる60重量%〜
65重量%より若干少ない水分、仮に50重量%程度の
水分値となるように水を加えて炊飯したもの(これに加
水して一部を吸水させて、未吸水の水と共に冷凍すれ
ば、電磁炊飯用貯蔵米となる)なども、上記に言うアル
ファー化米2である。
【0017】すなわち、アルファー化米2は、所要の洗
米及び吸水工程を済ませた米を水蒸気で蒸し且つ必要に
応じて水蒸気で蒸す過程で加水して米澱粉の少なくとも
一部をアルファー化して、更に必要に応じて乾燥しその
蒸し米の水分を15重量%〜60重量%にしたあと、無
菌状態で急冷してなる早炊き貯蔵米である。
【0018】まず、上記各種から選択した原料米を洗米
する。この洗米方法は水洗や水を使用しない方法、例え
ば、蒸気を使用したり、精米機でぬかの部分まで精米す
る、などいずれの方法でもよい。次に、洗米した原料米
に吸水させる。この吸水方法も、常温の水、50℃〜6
0℃の湯、常温のパイウオーターあるいは生蒸気を使用
するなどいずれでもよい。常温の水では20分間〜12
0分間の浸漬が必要となり、50℃乃至60℃の湯ある
いは常温のパイウオーターでは10分間〜60分間の浸
漬が必要となり、更に生蒸気では10分間未満とするこ
とができる。所定の浸漬乃至蒸気吸水を終えた原料米は
水切りして、蒸し器に投入され、0.25kg/cm
〜1.5kg/cmの水蒸気で蒸される。この蒸し器
で8分間〜12分間ほど蒸され、少なくとも米澱粉の一
部をアルファー化させる。なお、上記の0.25kg/
cm〜1.5kg/cmの水蒸気で8分間〜12分
間ほど蒸すと、アルファー化度は90乃至99%程度に
なり、その水分値は、35重量%±2重量%程度とな
る。従って、水分値を15重量%〜35重量%±2重量
%未満の範囲にするには、得られた35重量%±2重量
%のものを乾燥させる必要がある。同様に,水分値を3
5重量%±2重量%を越え〜60重量%までの範囲にす
るには、蒸し器で水蒸気で蒸す過程で1〜3回ほど加水
する必要があり、その分全体として蒸し時間が長くな
る。
【0019】蒸し器内で水蒸気で蒸し場合により加水し
て所定の水分値及びアルファー化度となった蒸し米、あ
るいはその蒸し米を乾燥して所定の水分値とした乾燥蒸
し米を、熱い状態のまま直ちに無菌状態のガスバリアー
性の袋に入れ、袋を開いたまま真空冷却容器内に入れて
真空冷却容器を密封し、減圧して急速に真空冷却する。
この真空冷却容器内を600mmHgほどの真空状態を
10秒間〜30秒間保持できるまで真空冷却を継続する
と、蒸し米あるいは乾燥蒸し米はほぼ常温となるから、
この真空冷却容器内に無菌エアーを送り大気圧とし、こ
の真空冷却容器内で無菌エアーを入れた状態の袋の口を
シールする。そして、真空冷却容器を開けて口をシール
した袋入り蒸し米あるいは乾燥蒸し米を取り出し、常温
にて24時間〜48時間放置してアルファー化した米澱
粉を均質化、換言すれば熟成させて、早炊き貯蔵米、す
なわち、アルファー化米2を得る。この状態の早炊き貯
蔵米であるアルファー化米2は、塊状になっているか
ら、袋の上から揉みほぐして単粒化すると、あたかも炊
飯する前の通常流通米のような状態になる。
【0020】そして、この単粒化状態のアルファー化米
2から前記電磁炊飯用貯蔵米4を得るには、上記のよう
にして得られた水分値が15重量%〜60重量%のアル
ファー化米2に、水3を吸水させその水3を全部吸水さ
せる前にアルファー化米2及び水3を冷凍させる必要が
ある。すなわち、15重量%のアルファー化米2の重量
比1に対しては、水3を重量比2の割合で加え、60重
量%のアルファー化米2の重量比1に対しては、水3を
重量比0.5の割合で加える。これら最小及び最大の間
にある水分値のアルファー化米2に対しては、正比例さ
せた重量比の水3を加えることになる(図3参照)。更
に、この加えた水3のうち所定量、すなわち、90〜7
0%の水3aをアルファー化米2に吸水させたのち、残
りの10〜30%の未吸水の水3bと共にアルファー化
米2を冷凍することで上記の電磁炊飯用貯蔵米4が得ら
れる(図4参照)。この電磁炊飯用貯蔵米4の所定量、
例えば200gを前記容器5に入れ、更に、必要に応じ
て具材6及び調味料7を加えシール蓋8にて密封包装す
れば電磁炊飯用貯蔵米製品1(図4参照)となり、冷凍
保管される。
【0021】なお、アルファー化米2の水分値は、上記
のとおり15重量%〜60重量%の範囲であるが、好ま
しくは35重量%±2重量%〜60重量%の範囲であ
る。その理由はすでに述べたように0.25kg/cm
〜1.5kg/cmの水蒸気で8分間〜12分間ほ
ど蒸すと、アルファー化度は90乃至99%程度にな
り、その水分値は、35重量%±2重量%程度となり、
この蒸し米から35重量%±2重量%未満とするには別
途乾燥機により乾燥させなければならないからである。
一方、水分値を35重量%±2重量%を越え〜60重量
%の範囲にするには、すでに述べたように蒸し器で蒸す
過程で1〜3回ほど加水する必要があるが、同じ蒸し器
内での加水操作が増えただけであり、更に美味しいご飯
の水分値と言われている60重量%〜65重量%により
近づき、あと処理がなお一層容易になるからである。
【0022】このような冷凍保管された電磁炊飯用米製
品1を食するには、シール蓋8を少し開封し、具材6や
調味料7があれば取り出し開封して、これらも容器5内
に入れてから、その状態のまま電子レンジ10の回転皿
等の載置面15に置き電磁波加熱をすると、凍っている
水3bが解凍され、凍っている電磁炊飯用貯蔵米4も解
凍されて内部から出るデンプン質と水3bとが混ざり合
い、米の表面に「のり」として付着する。これにより、
電磁波加熱の際の米の表面から水分が飛んで固くなりぱ
らぱら感のあるご飯となることを防ぎ、炊き立てのごは
んのような食感が得られる。そして、電磁波加熱時間も
解凍及び加熱する時間だけとなって著しく短縮できる。
【0023】図6,7は本発明の他の実施の形態を示す
もので、この電磁炊飯用貯蔵米製品1aと図1〜5に示
す実施の形態との相違点は、水分値が50重量%〜60
重量%の冷凍したアルファー化米2aの重量比1に対し
て、重量比0.4〜0.1の割合で氷3cを加えて電磁
炊飯用貯蔵米4aとし、この所定量を容器5内に入れた
点にある。このような電磁炊飯用貯蔵米製品1aであっ
ても、電磁波加熱をすると、図1〜5に示す実施の形態
と同様に、米の表面から水分が飛んで固くなりぱらぱら
感のあるご飯となることを防ぎ、炊き立てのごはんのよ
うな食感を得ることができる。そして、電磁波加熱時間
も解凍及び加熱する時間だけで著しく短縮できる。な
お、図6は冷凍したアルファー化米2aの重量比1に対
して、重量比0.4〜0.1の割合で氷3cを加えて混
ぜ合わせて、電磁炊飯用貯蔵米4aとしたものであり、
図7は冷凍したアルファー化米2aの重量比1に対し
て、これの上に重量比0.4〜0.1の割合で氷3cを
載せて、電磁炊飯用貯蔵米1aとしたものである。その
他の構成、作用は図1〜5に示す実施の形態と同様なの
で図面に符号を付して、その説明を省略する。
【0024】以下、本発明の電磁炊飯用貯蔵米製品1、
1aの優位性を実施例により証明する。 〈実施例1〉平成12年度の新潟産コシヒカリ1kgを
所要の洗米及び吸水工程を済ませて蒸し器に入れ、0.
5kg/cmの水蒸気で10分間蒸し、米澱粉の少な
くとも一部をアルファー化して、水分を36重量%にし
たあと、無菌状態で急冷して早炊き貯蔵米であるアルフ
ァー化米を得る。このアルファー化米100gを図1に
示す形状の容器(内径100mm×150mm×高さ5
0mm)に入れ、更に100℃の湯100ccを加え
て、3分間放置する。その後−60℃にて急速冷凍す
る。冷凍後のものを市販の500W電子レンジの回転皿
等の載置面に置き、電磁波加熱により解凍、加熱をして
炊き立ての米飯を得た。なお電磁波加熱時間は5分であ
った。
【0025】〈実施例2〉平成12年度の新潟産コシヒ
カリ1kgを所要の洗米及び吸水工程を済ませて蒸し器
に入れ、0.5kg/cmの水蒸気で10分間蒸しそ
の間4分毎に2回加水をして、米澱粉の少なくとも一部
をアルファー化して、水分を50重量%にしたあと、無
菌状態で急冷して早炊き貯蔵米であるアルファー化米を
得る。このアルファー化米150gを図1に示す形状の
容器に入れ、更に径5mmほどの氷50gを加え混ぜ
る。その状態のものを500W電子レンジの回転皿等の
載置面に置き、電磁波加熱により解凍、加熱をして炊き
立ての米飯を得た。この際の電磁波加熱時間も5分であ
った。
【0026】〈実施例3〉平成12年度の新潟産もち米
1kgを所要の洗米及び吸水工程を済ませて蒸し器に入
れ、0.5kg/cmの水蒸気で10分間蒸しその間
1回加水をして、米澱粉の少なくとも一部をアルファー
化して、水分を42重量%にしたあと、無菌状態で急冷
して早炊き貯蔵米であるアルファー化米を得る。このア
ルファー化米150gを図1に示す形状の容器に入れ、
更に100℃の湯50ccを加えて、1分間放置する。
その後−60℃にて急速冷凍する。冷凍後のものを市販
の500W電子レンジの回転皿等の載置面に置き、電磁
波加熱により解凍、加熱をして炊き立ての米飯を得た。
この際の電磁波加熱時間は5分であった。
【0027】〈実施例4〉平成12年度の新潟産コシヒ
カリ1kgを所要の洗米及び吸水工程を済ませて蒸し器
に入れ、0.5kg/cmの水蒸気で10分間蒸し、
米澱粉の少なくとも一部をアルファー化して、水分を3
6重量%にし、更に乾燥機にて乾燥して水分を18重量
%にしたあと、無菌状態で急冷して早炊き貯蔵米である
アルファー化米を得る。このアルファー化米100gを
図1に示す形状の容器(内径100mm×150mm×
高さ50mm)に入れ、更に100℃の湯200ccを
加えて、5分間放置する。その後−60℃にて急速冷凍
する。冷凍後のものを市販の500W電子レンジの回転
皿等の載置面に置き、電磁波加熱により解凍、加熱をし
て炊き立ての米飯を得た。この際の電磁波加熱時間は5
分であった。 〈実施例5〉平成12年度の新潟産コシヒカリ200g
を所要の洗米及び吸水工程を済ませて市販の500W電
子レンジに入れ、5分間電磁波加熱をし、米澱粉の少な
くとも一部をアルファー化して、水分を18重量%にし
て早炊き貯蔵米であるアルファー化米を得る。このアル
ファー化米100gを図1に示す形状の容器(内径10
0mm×150mm×高さ50mm)に入れ、更に10
0℃の湯200ccを加えて、5分間放置する。その後
−60℃にて急速冷凍する。冷凍後のものを市販の50
0W電子レンジの回転皿等の載置面に置き、電磁波加熱
により解凍、加熱をして炊き立ての米飯を得た。この際
の電磁波加熱時間は5分であった。
【0028】〈比較例1〉平成12年度の新潟産コシヒ
カリ150gを所要の洗米を済ませて、市販の電気炊飯
器に入れ、その指示通りの水を加え炊飯する。この際の
炊飯時間は38分であった。 〈比較例2〉平成12年度の新潟産もち米150gを所
要の洗米を済ませて、水に24時間浸漬したのち、水切
りをして蒸し器に入れ、0.5kg/cmの水蒸気で
15分間蒸して、蒸し米飯を得た。この際の蒸し時間は
15分であるが、浸漬も含めるたトータル時間は24時
間となる。
【0029】そして、実施例1、2、3、4、5及び比
較例1、2の炊き立て状態の米飯を、均一になるように
かき混ぜて、ほぼ10分の1に分けて小皿に入れ、5人
のパネラーに2皿づつ食してもらい、官能テストを行っ
た。実施例1、2、4、5と比較例1との対比では有意
差が認められなかった。実施例3と比較例2との対比で
も有意差が認められなかった。炊飯時間は、実施例1、
2、3、4、5が共に5分間であるのに対して、比較例
1は38分間であり、比較例2は蒸し時間だけでも15
分間かかり、浸漬時間も加えれば24時間となる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、電磁波加熱すると、アルファー化米及び未吸水
分の氷水を解凍するから、アルファー化米から出たデン
プン質と未吸水分の水とが混ざり合い、米の表面に付着
して、電磁波加熱の際の米の表面から水分が飛んで固く
なりぱらぱら感のあるご飯となることを防ぎ、炊き立て
のごはんの食感が得られ、電磁波加熱時間も解凍及び加
熱する時間だけである。したがって、今やほとんどの家
庭で普及している電子レンジを使用しても、炊き立ての
ごはんの食感を得且つ多種多様の用途に対応させ得て、
しかも調理時間の短縮の命題もクリアーし、米の総需要
を増加させ得ることができる効果がある。
【0031】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明と同じように炊き立てのごはんの食感が得られ、
電磁波加熱時間も解凍及び加熱する時間だけとなるか
ら、上記と同様の効果がある。
【0032】また、請求項3の発明によれば、既に米澱
粉の一部がアルファー化し、その水分が15重量%〜6
0重量%になっている早炊き貯蔵米であるから、残りの
未アルファー化の米澱粉をアルファー化し、更に不足水
分を補充することになるから、炊飯時間を短縮し、炊き
立てのご飯を得るという、上記の発明の効果を可能とす
ることになる。
【0033】請求項4の発明によれば、容器に所定量の
電磁炊飯用貯蔵米を収容し、必要に応じて具材及び調味
料を加えて、その状態で電磁波加熱をすれば、上記と同
じようにして、炊き立てのご飯や混ぜご飯の食感が得ら
れ、電磁波加熱時間も解凍及び加熱する時間だけとなっ
て、パンやカップ麺感覚で食べることが出来、調理時間
の取れない人や調理に不慣れな人にとって、時間や調理
技能が無くても利用でき、重宝である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す電磁炊飯用貯蔵米を
入れる容器の斜視図。
【図2】本発明の実施の形態を示す電磁炊飯用貯蔵米製
品の縦断面図。
【図3】本発明の実施の形態を示す電磁炊飯用貯蔵米の
作製状態の縦断面図。
【図4】本発明の実施の形態を示す電磁炊飯用貯蔵米の
作製状態の縦断面図。
【図5】本発明の実施の形態を示す電磁炊飯用貯蔵米製
品の炊飯状態の縦断面図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す電磁炊飯用貯蔵
米製品の縦断面図。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す電磁炊飯用貯蔵
米製品の縦断面図。
【符号の説明】
1、1a 電磁炊飯用貯蔵米製品 2、2a アルファー化米 3 水 3a 所定量の水 3b 未吸水の水 3c 氷 4、4a 電磁炊飯用貯蔵米 5 容器 6 具材 7 調味料 8 シール蓋 10 電子レンジ 11 容器本体 12 鍔状取手 13 底 14 高台 15 載置面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水分値が15重量%〜60重量%のアルフ
    ァー化米の重量比1に対して重量比2〜0.5の割合で
    水を加え、この加水を前記アルファー化米に所定量吸水
    させたのち、未吸水の水と共に前記アルファー化米を冷
    凍してなるものであり、該冷凍状況のままで前記アルフ
    ァー化米を電磁波加熱により解凍且つ炊飯することを特
    徴とする電磁炊飯用貯蔵米。
  2. 【請求項2】水分値が50重量%〜60重量%の冷凍し
    たアルファー化米の重量比1に対して、重量比0.3〜
    0.1の割合で氷を加えてなるものであり、この状態の
    ままで前記アルファー化米を電磁波加熱により解凍且つ
    炊飯することを特徴とする電磁炊飯用貯蔵米。
  3. 【請求項3】前記アルファー化米は、所定の洗米及び吸
    水工程を済ませた米を水蒸気で蒸し且つ必要に応じて水
    蒸気で蒸す過程で加水して米澱粉の少なくとも一部をア
    ルファー化して、更に必要に応じて乾燥しその蒸し米の
    水分を15重量%〜60重量%にしたあと、無菌状態で
    急冷してなる早炊き貯蔵米である請求項1又は2記載の
    電磁炊飯用貯蔵米。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の電磁炊飯用貯蔵
    米の所定量と、該所定量の電磁炊飯用貯蔵米を収容する
    と共に炊飯できる容量の容器と、を少なくとも含んでな
    り、必要に応じて具材及び調味料を加えてなることを特
    徴とする電磁炊飯用貯蔵米製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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