JP2003123358A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2003123358A
JP2003123358A JP2001313025A JP2001313025A JP2003123358A JP 2003123358 A JP2003123358 A JP 2003123358A JP 2001313025 A JP2001313025 A JP 2001313025A JP 2001313025 A JP2001313025 A JP 2001313025A JP 2003123358 A JP2003123358 A JP 2003123358A
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令 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータにより直動するカム板によってフィー
ドアームを上下動させる際に、出力の小さなモータを使
用しても必要な機能が果たせ、またどのようなディスク
に対しても円滑に搬送でるようにする。 【解決手段】 フィードローラ6の回転軸6aに接触し
てフィードアームをディスクDに対し接離させるカム板
14のカム面が、初期状態においてフィードローラ6を
ディスクDに接触させて搬送する前直線部141と、前
直線部141に連続してフィードローラ6をディスクD
から離間させる緩斜面部142および急斜面部143
と、急斜面部143に連続してフィードローラ6をディ
スクDから離間した状態に保持する後直線部144とを
有する。緩斜面部142によりモータの負荷増大を抑え
ることができ、また種々の大きさのディスクに対応する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクを搬送す
るためのフィード機構を備えたディスク再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CDやMD、DVDなどのディスクを再
生可能なディスク再生装置の場合、据置用に比べて携帯
用または車載用の装置の場合は、より小型で軽量が要求
されている。また、車載用装置の場合は、車両から大き
な振動が加わるため、これを遮断するために防振機構を
備えたサスペンションシャーシが用いられている。サス
ペンションシャーシは、オイルダンパによりロアシャー
シに支持されており、通常はロアシャーシにロックさ
れ、再生時にはそのロックを解除してオイルダンパによ
り浮動状態に支持される。このため、ロアシャーシとサ
スペンションシャーシとの間にはサスペンションロック
機構が設けられている。また、車載用ディスク再生装置
は、装置内にディスクを搬送し所定位置に排出するため
のフィード機構、再生位置に搬送されたディスクをター
ンテーブル上にクランプし、再生終了後にアンクランプ
するディスククランプ機構、ディスクを再生するための
光ピックアップ機構、およびこれらの機構を必要な動作
タイミングを持って連動させるための連動機構を備えて
いる。車載用ディスク再生装置は、このような機構をう
まく配置することにより、車載用として必要な小型化、
薄型化および軽量化を達成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のディスク再生装置では、フィード機構およびサ
スペンションロック機構の駆動を共通の駆動モータを使
用し、このモータの回転によりギヤ列を介してカム板を
移動させることにより、フィード機構のフィードアーム
を上下動させてフィードローラによりディスクの搬送、
停止を行うとともに、サスペンションロック機構のロッ
ク、アンロックを行っているため、モータに大きな負荷
がかかりやすい。特に、カム板の斜面によってフィード
ローラの回転軸を介してフィードアームを持ち上げる際
に、モータに大きな負荷がかかっていた。このため、出
力の大きなモータが必要とされ、コストが高くなるとい
う問題があった。また、使用されるディスクは、直径が
12cmのものが一般的であるが、8cmのものもあ
り、またその厚さに関しても規格上許されるばらつきが
あり、どのようなディスクに対しても円滑かつ確実に搬
送することが困難であった。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、出力の小さなモータを使用し
ても必要な機能を十分に果たすことができ、またどのよ
うなディスクに対しても円滑に搬送することのできるデ
ィスク再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のディスク再生装置は、アッパシャーシと協
働してディスクを搬送するフィードローラと、前記フィ
ードローラを回転可能に支持するフィードアームと、前
記フィードアームを回動可能に支持するロアシャーシ
と、前記フィードアームを前記アッパシャーシに向けて
押圧付勢する引張コイルばねと、前記フィードローラの
回転軸に接触して前記フィードアームを前記ディスクに
対し接離させるカム板とを備え、前記カム板のカム面
が、初期状態において前記フィードローラを前記ディス
クに接触させて前記ディスクを搬送する前直線部と、前
記前直線部に連続して前記フィードローラを前記ディス
クから離間させる緩斜面部および前記緩斜面部に連続す
る急斜面部と、前記急斜面部に連続して前記フィードロ
ーラを前記ディスクから離間した状態に保持する後直線
部とを有することを特徴とするものである。この構成に
より、カム板のカム面に接触するフィードローラの回転
軸が、前直線部から緩斜面部に乗り上げる際のモータの
負荷増大を抑えることができ、また緩斜面部により直径
の異なるディスクや厚さの異なるディスクに対してもフ
ィードローラをディスクから確実に離間させることがで
き、出力の小さなモータを使用しても十分なディスク搬
送機能を得ることができる。
【0006】また、本発明のディスク再生装置は、前記
カム板の前直線部と前記緩斜面部との間に段差を有する
ことを特徴とするものである。この構成により、直径の
小さなディスクや薄いディスクが挿入された場合でも、
段差のある前直線部においてそれらのディスクを確実か
つ円滑にフィードローラとアッパシャーシとの間に挟持
して搬送することができる。
【0007】また、本発明のディスク再生装置は、前記
カム板の緩斜面部が、前記前直線部に対し10±1度の
勾配を有することを特徴とするものである。この構成に
より、どのようなディスクに対してもモータの負荷を一
定に保つことができるとともに、モータの負荷増大を抑
えることとカム板の長さの増大を抑えることを両立させ
ることができる。勾配はゼロに近いほどモータの負荷は
小さくなるが、その分だけカム板の長さが長くなってし
まい、限られて装置内空間に納めることができなくな
る。
【0008】また、本発明のディスク再生装置は、前記
引張コイルばねが、前記フィードアームの回転軸の下部
近傍を通り、一端部を前記フィードアームの前端側に支
持され、他端部を前記ロアシャーシ側に支持されている
ことを特徴とするものである。この構成により、フィー
ドアームが定位置からフィードローラがディスクから離
間する方向に回動するにつれて、引張コイルばねのばね
荷重を小さくすることができるので、カム面を急斜面に
してもモータの負荷増大を防ぐことができ、カム板の長
さを短くすることができる。
【0009】また、本発明のディスク再生装置は、前記
カム板が、光ピックアップ機構を備えたサスペンション
シャーシをディスク再生時に前記ロアシャーシに対して
オイルダンパを介して浮動状態に保持するサスペンショ
ンロック機構の一部を構成することを特徴とするもので
ある。この構成により、出力の小さなモータを使用して
も、一つのモータによりフィード機構とサスペンション
ロック機構とを駆動することができ、装置のコストを低
減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1および図2は本発明の
実施の形態における車載用ディスク再生装置の概略構成
を示している。下部のロアシャーシ1の上面には、防振
機構としての3個のオイルダンパ2が、それぞれ取付穴
3に固定されている。ロアシャーシ1の前部Fの両側に
設けられた軸受部4、5には、後端部にフィードローラ
6を備えたフィードアーム7の回転軸が回動可能に支持
される。また、ロアシャーシ1の前部左側には、フィー
ドモータ8が配置され、その回転軸にはギヤ列9の1番
ギヤ9aが連結されている。ギヤ列9の最終ギヤ9bに
はカム板10の上面ラック11が噛み合っている。カム
板10は、図6に示すように、上面ラック11が形成さ
れた第1カム12と、側面ラック13が形成された第2
カム14とからなる。第2カム14の側面ラック13に
は第1ピニオン15が噛み合い、第1ピニオン15には
第2ピニオン16が噛み合い、第2ピニオン16には、
シフト板17の左側のラック部18が噛み合っている。
シフト板17のラック部18の右側にはロック爪19が
形成され、シフト板17の右側には面状の押え部20が
一体に形成されている。押え部20にはシフト穴21お
よび先端部が曲がった長穴状のガイド溝22が形成され
ている。押え部20の下部にはロックレバー23が配置
されており、ロックレバー23は、中央部の軸穴24が
ロアシャーシ1のボス軸1aに回動可能に嵌合し、三股
状のそれぞれの端部にシフトピン25、ガイドピン2
6、ロック突起27が設けられている。シフトピン25
はシフト板17の押え部20のシフト穴21から突出
し、ガイドピン26は押え部20のガイド溝22から突
出し、ロック突起27はサスペンションシャーシ28の
右側面に設けられた係止穴29に係合可能になってい
る。
【0011】サスペンションシャーシ28は、樹脂材料
で成形され、左側面にはシフト板17のロック爪19が
係合可能な係止穴30が形成され、その後方にはロック
ピン31が左方向に突出して形成されている。サスペン
ションシャーシ28には、ターンテーブル32を一体化
したディスク駆動モータが裏面に取り付けられ、ターン
テーブル32の中心部には、CDの挿着穴に係合可能な
円形のマグネット33が設けられている。また、ターン
テーブル32から左斜め後方に向けて形成された開口部
34には、ディスクを再生する光ピックアップ機構が取
り付けられる。サスペンションシャーシ28は、下側に
突出して設けられた3箇所のダンパ支持ピン35、3
6、37を備え、これらダンパ取付軸35、36、37
が、ロアシャーシ1に設けられたオイルダンパ2にそれ
ぞれ支持されることになる。
【0012】図3は本実施の形態におけるオイルダンパ
装置の構成を示している。図3(a)において、第1の
基板であるロアシャーシ1には、ブチルゴム製のオイル
ダンパ2が取付穴3に固定されている。オイルダンパ2
の軸受部2aには、ダンパ取付軸35(36、37)の
先端軸部35aが圧入される。ダンパ取付軸35は、抜
け止めのために先端部を膨出させた先端軸部35aと、
この先端軸部35aから拡径する中間テーパ部35b
と、この中間テーパ部35bの大径部よりも小径で平目
ローレットをかけた基端軸部35cを有する金属製の軸
である。この取付軸35が取り付けられる第2の基板で
あるサスペンションシャーシ28は樹脂で成形され、取
付軸35が圧入される取付穴28aの周囲は、その周辺
よりも厚肉の肉盛部28bになっている。したがって、
金属製の取付軸35を樹脂製のサスペンションシャーシ
28の取付穴28aに圧入しても、必要な圧入代が得ら
れるので十分な取付強度が得られる。また、図3(b)
に示すように、肉盛部28bの外周縁部28baおよび
この外周縁部28baに接触する可能性のある取付軸3
5の中間テーパ部35bの角部35baを曲面または平
面に面取りしてあるので、振動が加えられた場合に、こ
れらの部分にオイルダンパ2が接触しても、オイルダン
パ2を傷付けることがなく、オイルダンパ2の破損を防
止することができる。さらに、オイルダンパ2の軸受部
2aが、取付軸35の中間テーパ部35bとほぼ等しい
勾配のテーパ部2bを有するため、取付軸35を軸受部
2aに圧入する作業を容易に行うことができる。
【0013】図2において、サスペンションシャーシ2
8の左後部には、切換レバー41を収納するための浅い
収納凹部38が形成され、その両側にはクランプアーム
46の回転軸を回動可能に支持する軸穴39、40が形
成されている。切換レバー41は、ばね性を有する金属
板により形成され、図4に示すように、中央部に取付穴
42を有し、一端部には挿入されたディスクDに押圧さ
れる受け突片43が形成され、他端部にはカム板10の
第1カム12を押すための押し突片44が形成され、さ
らに中間部から他端部方向に延びて下方に折り返された
折曲片45を備えている。折曲片45は、サスペンショ
ンシャーシ28の収納凹部38に収容され、折曲片45
の先端部に設けられた位置決め穴45aが、収納凹部3
8に設けられた位置決め突起38aに回動可能に嵌合し
ている。切換レバー41の取付穴42と位置決め穴45
aは同軸上に位置している。
【0014】図2において、金属板により形成されたク
ランプアーム46には、切換レバー41の取付穴42に
回動可能に嵌合するボス軸47が下向きに形成されてお
り、その左側には下向きに支持突片48が形成され、そ
の右側には前向きに支持突片49が形成され、それぞれ
の突片48、49の内側にはボス軸50、51が形成さ
れている。これらボス軸50、51が、サスペンション
シャーシ28の軸穴39、40に回動可能に嵌合してい
る。また、クランプアーム46の前部には、ガイド溝5
2、53が形成され、その内側には、ばね性を持たせた
舌片54、55が形成されている。また、薄い金属板に
より形成されたクランパ支持板56には、その中央部に
クランパ押え部59が前方に突出して形成され、その両
側に対向するようにクランパ支持部60、61が形成さ
れている。このクランパ支持板56のクランプアーム4
6への取り付けは、図5に示すように、クランプアーム
46のガイド溝52、53に、クランパ支持板56のガ
イド片57、58を後ろ方向に差し込んで、クランプア
ーム46の舌片54、55がクランパ押え部59の両側
突片を押えることにより行われる。そして、このクラン
パ押え部59とクランパ支持部60、61との間に、ス
テンレス製のディスククランパ62のフランジ部63を
差し込むことにより、ディスククランパ62がクランパ
支持板56に取り付けられる。
【0015】図2において、クランプアーム46には、
カム板10の移動によってクランプアーム46を上下方
向に揺動させるための摺動突起64が形成されている。
そして、以上の機構をロアシャーシ1に組み立てた後
に、その上にアッパシャーシ65が被せられ、ロアシャ
ーシ1に固定される。アッパシャーシ65の前部裏側に
は、挿入されたディスクをフィードローラ6との間に挟
んで搬送するためのガイド突起66、67、68が裏側
に突出して形成されている。このガイド突起66、6
7、68は、その下部への突出量が両側部から中央部に
かけて徐々に小さくなって、挿入されたディスクを中央
部に自然に位置決めできるようになっている。
【0016】次に、本実施の形態の動作について図6か
ら図8を参照して説明する。図6(a)はディスク再生
装置の内部を示した平面図であるが、動作説明のために
各部材の同一平面上に描いてある。図6(b)はギヤ列
9と第1カム12を示した側面図であり、図6(c)は
第2カム14とクランプアーム46の摺動突起64とフ
ィードアーム7を示した側面図である。図7および図8
も同様な図である。図6において、装置前部Fからディ
スクが挿入される前の停止状態では、フィードアーム7
は引張コイルばね69、70に引っ張られて後端部のフ
ィードローラ6が上方に持ちあがるように回動付勢され
ており、フィードローラ6の回転軸6aが第2カム14
の下カム面14aに接触している。また、クランプアー
ム46の摺動突起64は第2カム14の上カム面14b
に接触しているため、クランプアーム46は前端部が持
ちあがった待機状態に位置している。さらに、第2カム
14のフォーク形状の後端部14cがサスペンションシ
ャーシ28のロックピン31に係合し、またシフト板1
7のロック爪19がサスペンションシャーシ28の係止
穴30に係合し、さらにロックレバー23のロック突起
27がサスペンションシャーシ28の係止穴29に係合
しているため、この3点によりサスペンションシャーシ
28がロアシャーシ1にロックされている。この状態か
らディスクが前部Fから後方向Aに挿入されると、挿入
を検知したフォトセンサからの信号によりフィードモー
タ8が回転を開始し、ギヤ列9を介してフィードローラ
6を回転させ、挿入されたディスクをフィードローラ6
とアッパシャーシ65のガイド突起66、67、68と
の間で挟んで矢印A方向に搬送する。
【0017】挿入されたディスクが装置の奥まで搬送さ
れると、ディスクの外周によって切換レバー43の受け
突片43が押されるので、切換レバー43が反時計回り
方向に回動して、押し突片44が第1カム12を前方向
Bに押圧する。これにより、第1カム12が矢印B方向
に移動して、上面ラック11がギヤ列の最終ギヤ9bに
噛み合うので、第1カム12および第2カム14が前方
向Bに移動する。カム板10の第1カム12および第2
カム14は、内部に設けられた圧縮コイルばねにより所
定量だけ相対移動可能になっており、図6の状態から切
換レバー41に押されて第1カム12が所定量移動した
後に第2カム14とともに移動する。図7はこのように
してカム板10が移動した後の途中の状態を示してお
り、移動した第2カム14によって、フィードローラ6
が下カム面14aに押し下げられてディスクから離れて
おり、またサスペンションシャーシ28のロックピン3
1が第2カム14のフォーク形状の後端部14cに係止
され、他のロック爪19およびロック突起27もサスペ
ンションシャーシの係止穴30、29に係止されたまま
なので、サスペンションシャーシ28はロアシャーシ1
にロックされたままである。そして、カム板10がさら
に矢印B方向に進むと、図8の状態になる。図8におい
ては、移動した第2カム14によって、フィードローラ
6が下カム面14aの最低位置に押し下げられるととも
に、サスペンションシャーシ28のロックピン31が第
2カム14の後端部14cから離脱し、後述するロック
差動機構におけるシフト板17の動作によりロック爪1
9およびロック突起27もサスペンションシャーシのそ
れぞれ係止穴30、29から離脱しているので、サスペ
ンションシャーシ28はロアシャーシ1にアンロックさ
れ、単にオイルダンパ2に支持されただけの浮動状態と
なる。また、クランプアーム46の摺動突起64が第2
カム14の上カム面14bから離脱するため、クランプ
アーム46は切換レバー41の折曲片45の弾性により
回転軸線Lの回りに前部が降下するように回動付勢され
る。これにより、ディスククランパ62がディスクDの
挿着穴をターンテーブル32に押し付け、ディスククラ
ンパ62がマグネット33に吸着されることにより、デ
ィスクDが確実にターンテーブル32上に固定される。
ディスクDの挿着が検知されると、ディスク駆動モータ
が回転を始め、光ピックアップが作動してディスクの再
生が行われる。
【0018】ディスクの再生が終了し、操作者によって
イジェクトボタンが押されると、以上とは反対の動作が
図8、図7、図6の順番に動作が行われる。すなわち、
図8において、フィードモータ8が逆回転することによ
り、ギヤ列9を介してカム板10が後方向Aに向けて移
動するので、図7に示すように、フィードローラ6が下
カム面14aに沿って上昇するとともに、サスペンショ
ンシャーシ28のロックピン31が第2カム14の後端
部14cに係止され、他のロック爪19およびロック突
起27もサスペンションシャーシの係止穴30、29に
係止されて、サスペンションシャーシ28がロアシャー
シ1にロックされる。また、クランプアーム46の摺動
突起64が第2カム14の上カム面14bに乗り上げる
ので、クランプアーム46が回転軸線Lの回りに回動し
てディスククランパ62がディスクから離れ、ディスク
の固定を解除する。そして、カム板10がさらに矢印A
方向に進むと、図6の状態になる。図6においては、フ
ィードローラ6がディスクに接触してディスクを前方向
Bに排出する。
【0019】以上が動作の全体説明であるが、次に、シ
フト板17を含むロック差動機構について説明する。本
実施の形態におけるディスク再生装置は、車両からの振
動を吸収するためにサスペンションロック機構を備えて
おり、通常の停止時には、サスペンションシャーシをロ
アシャーシにロックしている。またディスク挿入時に
は、挿入するディスクが車両の振動により暴れてディス
クの挿着穴の位置がずれるのを防止するために、ディス
クのクランプが完了してからフィードローラがディスク
から離れ、その後にサスペンションシャーシのロックを
解除するように動作タイミングが設定されている。逆
に、ディスク排出時には、サスペンションシャーシをロ
ックしてからフィードローラをディスクに接触させ、そ
の後にディスクをアンクランプするように動作タイミン
グが設定されている。本実施の形態では、カム板10の
上面カム14bによりディスククランパ32のクランプ
/アンクランプのタイミングを取り、カム板10の下面
カム14aによりフィードローラ6のディスクへの接離
タイミングを取っており、さらに、これらの動作に時間
差をもってサスペンションシャーシ28をロック/アン
ロックするために、ロック差動機構が設けられている。
【0020】本実施の形態におけるロック差動機構は、
サスペンションシャーシ28をロックするためのシフト
板17の動きを規制して、ロック爪19およびロックレ
バー23によるサスペンションシャーシ28に対するロ
ックタイミングをずらすための機構である。図9におい
て、第1カム14の側面ラック13に噛み合う第1ピニ
オン15は、全周に歯を有するが、第1ピニオン15に
噛み合う第2ピニオン16は、全周の歯のうち、下半分
には歯aと歯cとの間の範囲bにおいて歯が切除されて
いる。また、シフト板17のラック部18も先端歯dと
次の歯eとの間に歯1枚分の空間が形成されている。そ
して、ラック部18は、第2ピニオン16の下半分の歯
に噛み合っており、ラック部18の先端歯dが第2ピニ
オン16の歯cに隣接している状態がこのロック差動機
構の定位置(ホームポジション)である。したがって、
図6の停止状態から第2カム14がB方向に押される
と、図9に示すように、第2カム14の側面ラック13
により第1ピニオン15が反時計回り方向に回転し、第
2ピニオン16も時計回り方向に回転するが、範囲bに
おいては歯がないので第2ピニオン16は空転し、図1
0に示すように、第2ピニオン16の歯aがラック部1
8の歯dに当たった後に、歯aによってラック部18が
矢印Cの方向に移動を開始する。この状態に対応するの
が図7である。第2ピニオン16が空転する間に第2カ
ム14はさらに前進して、第2カム14の上面カム14
bによりクランプアーム28の摺動突起64が下降して
ディスククランパ62によりディスクがターンテーブル
32に固定され、さらに下面カム14aによりフィード
ローラ6がディスクから離れるが、サスペンションシャ
ーシ28はロックされたままである。
【0021】図10において、第2ピニオン16の歯a
がラック部18の歯dに当たる時に、ラック部18の先
端歯dと次の歯eとの間に歯が1枚欠けているため、第
2ピニオン16の歯aは円滑にかつ確実に歯dに当たる
ことになる。もし先端歯dと次の歯eとの間に歯fが存
在しているとすれば、歯aが歯fに当たる角度によって
は第2ピニオン16がロックしてしまい、装置が動作し
なくなる恐れがある。したがって、歯fを切除すること
により、第2ピニオン16の歯aは確実に歯dに当た
り、図11に示すように、以後の第2ピニオン16とラ
ック部18との噛み合いが円滑に行われ、シフト板17
が矢印C方向に最も移動した状態が、図8に示すサスペ
ンションシャーシ28のアンロック状態となる。
【0022】一方、シフト板17の反対側においては、
図12に示すように、シフト板17が引っ張りコイルば
ね71より矢印C方向とは反対のD方向に押圧付勢され
ている。このため、ロックレバー23のシフトピン25
は、シフト板17の押え部20に形成されたシフト穴2
1の矢印C方向側の縁に押圧されて、ロックレバー23
は軸穴24を中心に反時計回り方向に回動付勢され、そ
の先端のロック突起27が、サスペンションシャーシ2
8の係止穴29に係止されてロック状態になっている。
また、ロックレバー23のガイドピン26が、シフト板
17の押え部20に形成されたガイド溝22先端部の折
れ曲がった係止部22aに係止されているので、ロック
レバー23は回動不能になっている。これは、ディスク
再生装置が、例えば製品搬送中に落下等の強い衝撃が加
わった場合に、ロックレバー23が回動してシフト板1
7が移動することにより、設定したタイミングがずれる
のを防止するための対策である。
【0023】図12に示した状態は、図9から図10の
第2ピニオン16が空転する間は同じであり、第2ピニ
オン16とシフト板17のラック部18が噛み合って、
シフト板17が矢印C方向に移動を開始すると、図13
に示すように、まずシフト板17のシフト穴21が矢印
C方向に移動するので、ロックレバー23のシフトピン
25が、シフト穴21の矢印D方向側の縁に当接すると
ともに、シフト板17のガイド溝22の係止部22aが
矢印C方向に移動するので、ロックレバー23のガイド
ピン26が係止部22aから外れる。この状態では、ま
だロックレバー23のロック突起27がサスペンション
シャーシ28の係止穴29に係止されてロック状態にな
っている。次いでシフト板17がさらに矢印C方向に移
動すると、シフト穴21の縁がロックレバー23のシフ
トピン25を矢印C方向に引っ張るので、ロックレバー
23の軸穴24が、ロアシャーシ1のボス軸1aの回り
に時計回り方向に回動し、ガイドピン26がガイド溝2
2に案内されながら先端部のロック突起27が係止穴2
9から離れ始める。この動作が完了すると、図14に示
す状態になり、サスペンションシャーシ28のアンロッ
ク状態となる。この状態に対応するのが図8であり、シ
フト板17の反対側のロック爪19も係止穴30から離
れている。ディスクの再生が終了してディスクを排出す
る場合は、上記とは逆の動作となる。
【0024】次に、ディスクをクランプする際の動作に
ついて説明する。ディスククランプ部の構成は、図5で
説明したように、クランプアーム46の前端部に取り付
けられたばね性を有するクランパ支持板56と、クラン
パ支持板56に取り付けられて、ディスクDをターンテ
ーブルに固定するためのディスククランパ62とを備え
ている。ディスク再生装置が図6に示す停止状態の時
は、図15に示すように、クランプアーム46の前端部
が持ち上がってディスククランパ62のフランジ部63
の前端部がアッパシャーシ65の下面に当たり、クラン
パ支持板56が下方に撓むことにより、ディスククラン
パ62がアッパシャーシ65よりも上に突出することが
ない。このため、装置の薄型化を達成することができ
る。また、ディスククランパ62のフランジ部63の前
端部がアッパシャーシ65の下面に当たった時に、ディ
スククランパ62がほぼ水平状態になるので、ディスク
Dとディスククランパ62との間に隙間gができ、装置
内に挿入されたディスクDの先端部がディスククランパ
62に当たることがなく、ディスクDの挿入を円滑に行
うことができる。
【0025】上記したように、装置内に挿入されたディ
スクを再生位置まで搬送した後、フィードローラ6をデ
ィスクから離間させ、その離間した状態に保持する動作
は、フィードローラ6の回転軸6aが、(回転軸6aに
圧入された軸受を介して)接触する第2カム14の下カ
ム面14aにより行われる。図16はそのカム面の詳細
を示している。第2カム14の下カム面は、常時フィー
ドローラ6の回転軸6aに接触し、初期状態においてデ
ィスクDをフィードローラ6とアッパシャーシ65のガ
イド突起67、68との間に挟持してディスクDを搬送
する前直線部141と、前直線部141に連続してフィ
ードローラ6をディスクDから離間させる緩斜面部14
2およびこの緩斜面部142に連続する急斜面部143
と、急斜面部143に連続してフィードローラ6をディ
スクから離間した状態に保持する後直線部144とを有
し、前直線部141と緩斜面部142との境界は、前直
線部141が高さHだけ低いアールのついた段差部14
5になっている。また、緩斜面部142は、所定の範囲
Rにわたっており、前直線部141に対する角度θは1
0±1度に設定されている。
【0026】このカム面の作用について説明すると、ま
ず前直線部142にフィードローラ6の回転軸6aが接
触することよって、フィードローラ6は最上部位置に位
置して、装置内に挿入されたディスクDを回転するフィ
ードローラ6とアッパシャーシ65のガイド突起67、
68との間に挟持して装置奥内に搬送する。この時、装
置内に8cmの小径ディスクや薄いディスクが挿入され
ても、確実に搬送できるように、前直線部141を厚さ
Hだけ低くなっている。ディスクDが再生位置に達して
(切換レバー41が第1カム12を押すと、)第2カム
14が矢印B方向に移動を開始し、フィードローラ6の
回転軸6aが段差145から緩斜面部142に乗り上げ
る。このように回転軸6aがカム面に乗り上げる際には
駆動モータ8に大きな電流が流れるが、本実施の形態で
は、緩斜面部142が10±1度の緩い角度に設定され
ているため、多少は負荷が増大するもののその量を抑え
ることができる。この緩斜面部142を回転軸6aが移
動する間には、どのような大きさのディスクであって
も、確実にフィードローラ6をディスクから離間できる
ように範囲Rが設定されている。そして、フィードロー
ラ6を離間させた後は、あとはフィードローラ6をディ
スクから離間した状態に保持するだけなので、回転軸6
aを急斜面部143により急速に降下させて、後直線部
144によりフィードローラ6を離間状態に保持する。
緩斜面部142から急斜面部143への移動は連続動作
なので、駆動モータ8の負荷増大は少なく抑えることが
できる。このように、フィードローラ6を降下させる斜
面部を、緩斜面部142とその後の急斜面部143とで
構成することにより、斜面部の長さ、ひいてはカム面の
長さを短くすることができる。図17は上記した駆動モ
ータ8の電流負荷をカム面との関係で示している。駆動
モータ8の電源投入時および電源遮断時には大きな電流
が流れるが、緩斜面部143および急斜面部144通過
時には、あまり大きな電流が流れないことが分る。
【0027】図18は上記した第2カム14のカム面形
状に最も適したフィード機構を示している。図18にお
いて、フィードアーム701の両側部中央に外側に突出
して設けられた回転軸702が、ロアシャーシ1に回動
可能に軸支されている。フィードアーム701の両側部
後端には、フィードローラ6がその回転軸6aを回転可
能に支持されている。フィードアーム701は、左右に
設けられた2本の引張コイルばね703により時計回り
方向に回動付勢されている。各引張コイルばね703
は、その荷重の方向がフィードアーム701の回転軸7
02の下部近傍を通るように、一端部をフィードアーム
701の前端側裏面に設けた係止片701aに支持さ
れ、他端部をロアシャーシ1の底面上に設けた係止片1
bに支持されている。したがって、図18(a)に示す
フィードローラ6が上昇してディスクを搬送する状態の
時は、引張コイルばね703が引き伸ばされて、必要な
ばね荷重をフィードローラ6に与えており、この状態か
ら図18(b)に示すフィードローラ6が下降してディ
スクから離間する状態に移動した時は、引張コイルばね
703は、フィードアーム701の回転軸702に接近
して最も短くなる状態に近づくので、ばね荷重は小さく
なる。このように、フィードローラ6の下降に従ってば
ね荷重が小さくすることにより、第1カム14の緩斜面
部142の後を急斜面部143としても、駆動モータに
はあまり大きな負荷を与えないことになる。
【0028】以上のように、本実施の形態によれば、デ
ィスクを装置内外に向けて搬送するフィード機構と、装
置内に搬送されたディスクをサスペンションシャーシに
設けられたターンテーブル上にクランプするディスクク
ランプ機構と、ディスクの再生時にはサスペンションシ
ャーシをオイルダンパにより浮動状態に保つためのサス
ペンションロック機構とを備え、ロアシャーシに取り付
けられたオイルダンパをサスペンションシャーシに固定
するための金属製の取付軸を、樹脂製のサスペンション
シャーシの肉盛部に設けた取付穴に圧入するので、サス
ペンションシャーシの全体の肉厚を薄くしても取付強度
を確保することができ、装置の薄型化を達成することが
できる。また、装置内奥に挿入されたディスクの外周に
押圧されて揺動することにより、カム板を押圧してフィ
ード機構、ディスククランプ機構、サスペンションロッ
ク機構を動作させる切換レバーの構造を簡略化したの
で、これによっても装置の薄型化を達成することができ
る。また、ディスクのクランプが完了してからフィード
ローラをディスクから離し、その後にサスペンションシ
ャーシのロックを解除するようにロック差動機構を備え
ているので、ディスクの挿入、排出動作を確実に行うこ
とができる。さらに、クランプアームの前端部にばね性
を有する薄板状のクランパ支持板を着脱可能に取り付け
るとともに、このクランパ支持板にディスククランパを
着脱可能に取り付けたので、組み立て性が容易になると
ともに、クランプアームの前端部が開いた時に、ディス
ククランパがアッパシャーシに当たってクランパ支持板
を下方に撓ませるので、ディスククランパがアッパシャ
ーシの上部に突出することがなく、これによっても装置
の薄型化を達成することができる。さらに、フィード機
構およびサスペンションロック機構を動作させるカム板
のカム面の形状を駆動モータの負荷が少なくなるように
設定したので、小さな出力のモータを使用しても所期の
機能を実現することができ、装置のコストを低減するこ
とができる。
【0029】なお、以上の説明は、本発明の車載用ディ
スク再生装置に適用した例であるが、本発明は、車載用
ディスク再生装置以外にも適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
再生装置は、ディスクを搬送するフィードローラの回転
軸に接触してフィードアームをディスクに対し接離させ
るカム板のカム面を、初期状態においてフィードローラ
をディスクに接触させてディスクを搬送する前直線部
と、この前直線部に連続してフィードローラをディスク
から離間させる緩斜面部およびこの緩斜面部に連続する
急斜面部と、この急斜面部に連続してフィードローラを
ディスクから離間した状態に保持する後直線部とで構成
したので、カム板のカム面に接触するフィードローラの
回転軸が、前直線部から緩斜面部に乗り上げる際のモー
タの負荷増大を抑えることができ、また緩斜面部により
直径の異なるディスクや厚さの異なるディスクに対して
もフィードローラをディスクから離間させることがで
き、出力の小さなモータを使用しても十分なディスク搬
送機能を得ることができるので、装置のコストを低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるディスク再生装置
の概略分解斜視図
【図2】本発明の実施の形態におけるディスク再生装置
の部分拡大概略分解斜視図
【図3】(a)本発明の実施の形態におけるオイルダン
パ装置の概略断面図 (b)図3(a)の部分拡大図
【図4】本発明の実施の形態における切換レバー装置の
概略斜視図
【図5】(a)本発明の実施の形態におけるディスクク
ランプ部の概略側面図 (b)本発明の実施の形態におけるディスククランプ部
の概略平面図
【図6】(a)本発明の実施の形態における第1カムお
よび第2カムの定位置状態を示す概略平面図 (b)図6(a)の第1カムおよびギヤ列を示す概略側
面図 (c)図6(a)の第2カムおよびフィードアームを示
す概略側面図
【図7】(a)本発明の実施の形態における第1カムお
よび第2カムの初期移動状態を示す概略平面図 (b)図7(a)の第1カムおよびギヤ列を示す概略側
面図 (c)図7(a)の第2カムおよびフィードアームを示
す概略側面図
【図8】(a)本発明の実施の形態における第1カムお
よび第2カムの最終移動状態を示す概略平面図 (b)図8(a)の第1カムおよびギヤ列を示す概略側
面図 (c)図8(a)の第2カムおよびフィードアームを示
す概略側面図
【図9】(a)本発明の実施の形態におけるロック差動
機構のギヤ噛み合い部の定位置状態を示す平面図 (b)図9(a)の展開断面図
【図10】(a)本発明の実施の形態におけるロック差
動機構のギヤ噛み合い部の初期移動状態を示す平面図 (b)図10(a)の展開断面図
【図11】(a)本発明の実施の形態におけるロック差
動機構のギヤ噛み合い部の最終移動状態を示す平面図 (b)図11(a)の展開断面図
【図12】本発明の実施の形態におけるロック差動機構
のロックレバー部の定位置状態を示す平面図
【図13】本発明の実施の形態におけるロック差動機構
のロックレバー部の初期移動状態を示す平面図
【図14】本発明の実施の形態におけるロック差動機構
のロックレバー部の最終移動状態を示す平面図
【図15】本発明の実施の形態におけるディスククラン
プ部の定位置状態の概略側面図
【図16】本発明の実施の形態におけるカム板のカム面
形状を示す拡大側面図
【図17】本発明の実施の形態におけるカム板のカム面
形状によるモータの電流変化を示す波形図
【図18】(a)本発明の実施の形態における別のフィ
ードアーム機構におけるフィードローラ上昇状態を示す
概略側面図 (b)本発明の実施の形態における別のフィードアーム
機構におけるフィードローラ降下状態を示す概略側面図
【符号の説明】
1 ロアシャーシ 2 オイルダンパ 3 取付穴 4、5 軸受部 6 フィードローラ 7 フィードアーム 8 駆動モータ 9 ギヤ列 10 カム板 11 上面ラック 12 第1カム 13 側面ラック 14 第2カム 15 第1ピニオン 16 第2ピニオン 17 シフト板 18 ラック部 19 ロック爪 20 押え部 21 シフト穴 22 ガイド溝 23 ロックレバー 24 軸穴 25 シフトピン 26 ガイドピン 27 ロック突起 28 サスペンションシャーシ 29、30 係止穴 31 ロックピン 32 ターンテーブル 33 マグネット 34 開口部 35、36、37 ダンパ取付軸 38 収納凹部 39、40 軸穴 41 切換レバー 42 取付穴 43 受け突片 44 押し突片 45 折り返し片 46 クランプアーム 47 ボス軸 48、49 支持突片 50、51 ボス軸 52、53 ガイド溝 54、55 舌片 56 クランパ支持板 57、58 ガイド片 59 クランパ押え部 60、61 クランパ支持部 62 ディスククランパ 63 フランジ部 64 摺動突起 65 アッパシャーシ 66、67、68 ガイド突起 69、70、71 引張コイルばね 141 前直線部 142 緩斜面部 143 急斜面部 144 後直線部 145 段差部 701 フィードアーム 702 回転軸 703 引張コイルばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパシャーシと協働してディスクを搬
    送するフィードローラと、前記フィードローラを回転可
    能に支持するフィードアームと、前記フィードアームを
    回動可能に支持するロアシャーシと、前記フィードアー
    ムを前記アッパシャーシに向けて押圧付勢する引張コイ
    ルばねと、前記フィードローラの回転軸に接触して前記
    フィードアームを前記ディスクに対し接離させるカム板
    とを備え、前記カム板のカム面が、初期状態において前
    記フィードローラを前記ディスクに接触させて前記ディ
    スクを搬送する前直線部と、前記前直線部に連続して前
    記フィードローラを前記ディスクから離間させる緩斜面
    部および前記緩斜面部に連続する急斜面部と、前記急斜
    面部に連続して前記フィードローラを前記ディスクから
    離間した状態に保持する後直線部とを有することを特徴
    とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 前記カム板の前直線部と前記緩斜面部と
    の間に段差を有することを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスク再生装置。
  3. 【請求項3】 前記カム板の緩斜面部が、前記前直線部
    に対し10±1度の勾配を有することを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 前記引張コイルばねが、荷重の方向が前
    記フィードアームの回転軸の下部近傍を通り、一端部を
    前記フィードアームの前端側に支持され、他端部を前記
    ロアシャーシ側に支持されていることを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれかに記載のディスク再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記カム板が、光ピックアップ機構を備
    えたサスペンションシャーシをディスク再生時に前記ロ
    アシャーシに対してオイルダンパを介して浮動状態に保
    持するサスペンションロック機構の一部を構成すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    ディスク再生装置。
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