JP4485105B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクを搬送するためのフィード機構を備えたディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDやMD、DVDなどのディスクを再生可能なディスク再生装置の場合、据置用に比べて携帯用または車載用の装置の場合は、より小型で軽量が要求されている。また、車載用装置の場合は、車両から大きな振動が加わるため、これを遮断するために防振機構を備えたサスペンションシャーシが用いられている。サスペンションシャーシは、オイルダンパによりロアシャーシに支持されており、通常はロアシャーシにロックされ、再生時にはそのロックを解除してオイルダンパにより浮動状態に支持される。このため、ロアシャーシとサスペンションシャーシとの間にはサスペンションロック機構が設けられている。また、車載用ディスク再生装置は、装置内にディスクを搬送し所定位置に排出するためのフィード機構、再生位置に搬送されたディスクをターンテーブル上にクランプし、再生終了後にアンクランプするディスククランプ機構、ディスクを再生するための光ピックアップ機構、およびこれらの機構を必要な動作タイミングを持って連動させるための連動機構を備えている。車載用ディスク再生装置は、このような機構をうまく配置することにより、車載用として必要な小型化、薄型化および軽量化を達成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種のディスク再生装置では、フィード機構およびサスペンションロック機構の駆動を共通の駆動モータを使用し、このモータの回転によりギヤ列を介してカム板を移動させることにより、フィード機構のフィードアームを上下動させてフィードローラによりディスクの搬送、停止を行うとともに、サスペンションロック機構のロック、アンロックを行っているため、モータに大きな負荷がかかりやすい。特に、カム板の斜面によってフィードローラの回転軸を介してフィードアームを持ち上げる際に、モータに大きな負荷がかかっていた。このため、出力の大きなモータが必要とされ、コストが高くなるという問題があった。また、使用されるディスクは、直径が12cmのものが一般的であるが、8cmのものもあり、またその厚さに関しても規格上許されるばらつきがあり、どのようなディスクに対しても円滑かつ確実に搬送することが困難であった。
【0004】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、出力の小さなモータを使用しても必要な機能を十分に果たすことができ、またどのようなディスクに対しても円滑に搬送することのできるディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のディスク再生装置は、アッパシャーシと協働してディスクを搬送するフィードローラと、前記フィードローラを回転可能に支持するフィードアームと、前記フィードアームを回動可能に支持するロアシャーシと、前記フィードアームを前記アッパシャーシに向けて押圧付勢する引張コイルばねと、前記フィードローラの回転軸に接触して前記フィードアームを前記ディスクに対し接離させるカム板とを備え、前記カム板のカム面が、初期状態において前記フィードローラを前記ディスクに接触させて前記ディスクを搬送する前直線部と、前記前直線部に連続して前記フィードローラを前記ディスクから離間させる緩斜面部および前記緩斜面部に連続する急斜面部と、前記急斜面部に連続して前記フィードローラを前記ディスクから離間した状態に保持する後直線部とを有することを特徴とするものである。この構成により、カム板のカム面に接触するフィードローラの回転軸が、前直線部から緩斜面部に乗り上げる際のモータの負荷増大を抑えることができ、また緩斜面部により直径の異なるディスクや厚さの異なるディスクに対してもフィードローラをディスクから確実に離間させることができ、出力の小さなモータを使用しても十分なディスク搬送機能を得ることができる。
【0006】
また、本発明のディスク再生装置は、前記カム板の前直線部と前記緩斜面部との間に段差を有することを特徴とするものである。この構成により、直径の小さなディスクや薄いディスクが挿入された場合でも、段差のある前直線部においてそれらのディスクを確実かつ円滑にフィードローラとアッパシャーシとの間に挟持して搬送することができる。
【0007】
また、本発明のディスク再生装置は、前記カム板の緩斜面部が、前記前直線部に対し10±1度の勾配を有することを特徴とするものである。この構成により、どのようなディスクに対してもモータの負荷を一定に保つことができるとともに、モータの負荷増大を抑えることとカム板の長さの増大を抑えることを両立させることができる。勾配はゼロに近いほどモータの負荷は小さくなるが、その分だけカム板の長さが長くなってしまい、限られて装置内空間に納めることができなくなる。
【0008】
また、本発明のディスク再生装置は、前記引張コイルばねが、前記フィードアームの回転軸の下部近傍を通り、一端部を前記フィードアームの前端側に支持され、他端部を前記ロアシャーシ側に支持されていることを特徴とするものである。この構成により、フィードアームが定位置からフィードローラがディスクから離間する方向に回動するにつれて、引張コイルばねのばね荷重を小さくすることができるので、カム面を急斜面にしてもモータの負荷増大を防ぐことができ、カム板の長さを短くすることができる。
【0009】
また、本発明のディスク再生装置は、前記カム板が、光ピックアップ機構を備えたサスペンションシャーシをディスク再生時に前記ロアシャーシに対してオイルダンパを介して浮動状態に保持するサスペンションロック機構の一部を構成することを特徴とするものである。この構成により、出力の小さなモータを使用しても、一つのモータによりフィード機構とサスペンションロック機構とを駆動することができ、装置のコストを低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1および図2は本発明の実施の形態における車載用ディスク再生装置の概略構成を示している。下部のロアシャーシ1の上面には、防振機構としての3個のオイルダンパ2が、それぞれ取付穴3に固定されている。ロアシャーシ1の前部Fの両側に設けられた軸受部4、5には、後端部にフィードローラ6を備えたフィードアーム7の回転軸が回動可能に支持される。また、ロアシャーシ1の前部左側には、フィードモータ8が配置され、その回転軸にはギヤ列9の1番ギヤ9aが連結されている。ギヤ列9の最終ギヤ9bにはカム板10の上面ラック11が噛み合っている。カム板10は、図6に示すように、上面ラック11が形成された第1カム12と、側面ラック13が形成された第2カム14とからなる。第2カム14の側面ラック13には第1ピニオン15が噛み合い、第1ピニオン15には第2ピニオン16が噛み合い、第2ピニオン16には、シフト板17の左側のラック部18が噛み合っている。シフト板17のラック部18の右側にはロック爪19が形成され、シフト板17の右側には面状の押え部20が一体に形成されている。押え部20にはシフト穴21および先端部が曲がった長穴状のガイド溝22が形成されている。押え部20の下部にはロックレバー23が配置されており、ロックレバー23は、中央部の軸穴24がロアシャーシ1のボス軸1aに回動可能に嵌合し、三股状のそれぞれの端部にシフトピン25、ガイドピン26、ロック突起27が設けられている。シフトピン25はシフト板17の押え部20のシフト穴21から突出し、ガイドピン26は押え部20のガイド溝22から突出し、ロック突起27はサスペンションシャーシ28の右側面に設けられた係止穴29に係合可能になっている。
【0011】
サスペンションシャーシ28は、樹脂材料で成形され、左側面にはシフト板17のロック爪19が係合可能な係止穴30が形成され、その後方にはロックピン31が左方向に突出して形成されている。サスペンションシャーシ28には、ターンテーブル32を一体化したディスク駆動モータが裏面に取り付けられ、ターンテーブル32の中心部には、CDの挿着穴に係合可能な円形のマグネット33が設けられている。また、ターンテーブル32から左斜め後方に向けて形成された開口部34には、ディスクを再生する光ピックアップ機構が取り付けられる。サスペンションシャーシ28は、下側に突出して設けられた3箇所のダンパ支持ピン35、36、37を備え、これらダンパ取付軸35、36、37が、ロアシャーシ1に設けられたオイルダンパ2にそれぞれ支持されることになる。
【0012】
図3は本実施の形態におけるオイルダンパ装置の構成を示している。図3(a)において、第1の基板であるロアシャーシ1には、ブチルゴム製のオイルダンパ2が取付穴3に固定されている。オイルダンパ2の軸受部2aには、ダンパ取付軸35(36、37)の先端軸部35aが圧入される。ダンパ取付軸35は、抜け止めのために先端部を膨出させた先端軸部35aと、この先端軸部35aから拡径する中間テーパ部35bと、この中間テーパ部35bの大径部よりも小径で平目ローレットをかけた基端軸部35cを有する金属製の軸である。この取付軸35が取り付けられる第2の基板であるサスペンションシャーシ28は樹脂で成形され、取付軸35が圧入される取付穴28aの周囲は、その周辺よりも厚肉の肉盛部28bになっている。したがって、金属製の取付軸35を樹脂製のサスペンションシャーシ28の取付穴28aに圧入しても、必要な圧入代が得られるので十分な取付強度が得られる。また、図3(b)に示すように、肉盛部28bの外周縁部28baおよびこの外周縁部28baに接触する可能性のある取付軸35の中間テーパ部35bの角部35baを曲面または平面に面取りしてあるので、振動が加えられた場合に、これらの部分にオイルダンパ2が接触しても、オイルダンパ2を傷付けることがなく、オイルダンパ2の破損を防止することができる。さらに、オイルダンパ2の軸受部2aが、取付軸35の中間テーパ部35bとほぼ等しい勾配のテーパ部2bを有するため、取付軸35を軸受部2aに圧入する作業を容易に行うことができる。
【0013】
図2において、サスペンションシャーシ28の左後部には、切換レバー41を収納するための浅い収納凹部38が形成され、その両側にはクランプアーム46の回転軸を回動可能に支持する軸穴39、40が形成されている。切換レバー41は、ばね性を有する金属板により形成され、図4に示すように、中央部に取付穴42を有し、一端部には挿入されたディスクDに押圧される受け突片43が形成され、他端部にはカム板10の第1カム12を押すための押し突片44が形成され、さらに中間部から他端部方向に延びて下方に折り返された折曲片45を備えている。折曲片45は、サスペンションシャーシ28の収納凹部38に収容され、折曲片45の先端部に設けられた位置決め穴45aが、収納凹部38に設けられた位置決め突起38aに回動可能に嵌合している。切換レバー41の取付穴42と位置決め穴45aは同軸上に位置している。
【0014】
図2において、金属板により形成されたクランプアーム46には、切換レバー41の取付穴42に回動可能に嵌合するボス軸47が下向きに形成されており、その左側には下向きに支持突片48が形成され、その右側には前向きに支持突片49が形成され、それぞれの突片48、49の内側にはボス軸50、51が形成されている。これらボス軸50、51が、サスペンションシャーシ28の軸穴39、40に回動可能に嵌合している。また、クランプアーム46の前部には、ガイド溝52、53が形成され、その内側には、ばね性を持たせた舌片54、55が形成されている。また、薄い金属板により形成されたクランパ支持板56には、その中央部にクランパ押え部59が前方に突出して形成され、その両側に対向するようにクランパ支持部60、61が形成されている。このクランパ支持板56のクランプアーム46への取り付けは、図5に示すように、クランプアーム46のガイド溝52、53に、クランパ支持板56のガイド片57、58を後ろ方向に差し込んで、クランプアーム46の舌片54、55がクランパ押え部59の両側突片を押えることにより行われる。そして、このクランパ押え部59とクランパ支持部60、61との間に、ステンレス製のディスククランパ62のフランジ部63を差し込むことにより、ディスククランパ62がクランパ支持板56に取り付けられる。
【0015】
図2において、クランプアーム46には、カム板10の移動によってクランプアーム46を上下方向に揺動させるための摺動突起64が形成されている。そして、以上の機構をロアシャーシ1に組み立てた後に、その上にアッパシャーシ65が被せられ、ロアシャーシ1に固定される。アッパシャーシ65の前部裏側には、挿入されたディスクをフィードローラ6との間に挟んで搬送するためのガイド突起66、67、68が裏側に突出して形成されている。このガイド突起66、67、68は、その下部への突出量が両側部から中央部にかけて徐々に小さくなって、挿入されたディスクを中央部に自然に位置決めできるようになっている。
【0016】
次に、本実施の形態の動作について図6から図8を参照して説明する。図6(a)はディスク再生装置の内部を示した平面図であるが、動作説明のために各部材の同一平面上に描いてある。図6(b)はギヤ列9と第1カム12を示した側面図であり、図6(c)は第2カム14とクランプアーム46の摺動突起64とフィードアーム7を示した側面図である。図7および図8も同様な図である。図6において、装置前部Fからディスクが挿入される前の停止状態では、フィードアーム7は引張コイルばね69、70に引っ張られて後端部のフィードローラ6が上方に持ちあがるように回動付勢されており、フィードローラ6の回転軸6aが第2カム14の下カム面14aに接触している。また、クランプアーム46の摺動突起64は第2カム14の上カム面14bに接触しているため、クランプアーム46は前端部が持ちあがった待機状態に位置している。さらに、第2カム14のフォーク形状の後端部14cがサスペンションシャーシ28のロックピン31に係合し、またシフト板17のロック爪19がサスペンションシャーシ28の係止穴30に係合し、さらにロックレバー23のロック突起27がサスペンションシャーシ28の係止穴29に係合しているため、この3点によりサスペンションシャーシ28がロアシャーシ1にロックされている。この状態からディスクが前部Fから後方向Aに挿入されると、挿入を検知したフォトセンサからの信号によりフィードモータ8が回転を開始し、ギヤ列9を介してフィードローラ6を回転させ、挿入されたディスクをフィードローラ6とアッパシャーシ65のガイド突起66、67、68との間で挟んで矢印A方向に搬送する。
【0017】
挿入されたディスクが装置の奥まで搬送されると、ディスクの外周によって切換レバー43の受け突片43が押されるので、切換レバー43が反時計回り方向に回動して、押し突片44が第1カム12を前方向Bに押圧する。これにより、第1カム12が矢印B方向に移動して、上面ラック11がギヤ列の最終ギヤ9bに噛み合うので、第1カム12および第2カム14が前方向Bに移動する。カム板10の第1カム12および第2カム14は、内部に設けられた圧縮コイルばねにより所定量だけ相対移動可能になっており、図6の状態から切換レバー41に押されて第1カム12が所定量移動した後に第2カム14とともに移動する。図7はこのようにしてカム板10が移動した後の途中の状態を示しており、移動した第2カム14によって、フィードローラ6が下カム面14aに押し下げられてディスクから離れており、またサスペンションシャーシ28のロックピン31が第2カム14のフォーク形状の後端部14cに係止され、他のロック爪19およびロック突起27もサスペンションシャーシの係止穴30、29に係止されたままなので、サスペンションシャーシ28はロアシャーシ1にロックされたままである。そして、カム板10がさらに矢印B方向に進むと、図8の状態になる。図8においては、移動した第2カム14によって、フィードローラ6が下カム面14aの最低位置に押し下げられるとともに、サスペンションシャーシ28のロックピン31が第2カム14の後端部14cから離脱し、後述するロック差動機構におけるシフト板17の動作によりロック爪19およびロック突起27もサスペンションシャーシのそれぞれ係止穴30、29から離脱しているので、サスペンションシャーシ28はロアシャーシ1にアンロックされ、単にオイルダンパ2に支持されただけの浮動状態となる。また、クランプアーム46の摺動突起64が第2カム14の上カム面14bから離脱するため、クランプアーム46は切換レバー41の折曲片45の弾性により回転軸線Lの回りに前部が降下するように回動付勢される。これにより、ディスククランパ62がディスクDの挿着穴をターンテーブル32に押し付け、ディスククランパ62がマグネット33に吸着されることにより、ディスクDが確実にターンテーブル32上に固定される。ディスクDの挿着が検知されると、ディスク駆動モータが回転を始め、光ピックアップが作動してディスクの再生が行われる。
【0018】
ディスクの再生が終了し、操作者によってイジェクトボタンが押されると、以上とは反対の動作が図8、図7、図6の順番に動作が行われる。すなわち、図8において、フィードモータ8が逆回転することにより、ギヤ列9を介してカム板10が後方向Aに向けて移動するので、図7に示すように、フィードローラ6が下カム面14aに沿って上昇するとともに、サスペンションシャーシ28のロックピン31が第2カム14の後端部14cに係止され、他のロック爪19およびロック突起27もサスペンションシャーシの係止穴30、29に係止されて、サスペンションシャーシ28がロアシャーシ1にロックされる。また、クランプアーム46の摺動突起64が第2カム14の上カム面14bに乗り上げるので、クランプアーム46が回転軸線Lの回りに回動してディスククランパ62がディスクから離れ、ディスクの固定を解除する。そして、カム板10がさらに矢印A方向に進むと、図6の状態になる。図6においては、フィードローラ6がディスクに接触してディスクを前方向Bに排出する。
【0019】
以上が動作の全体説明であるが、次に、シフト板17を含むロック差動機構について説明する。本実施の形態におけるディスク再生装置は、車両からの振動を吸収するためにサスペンションロック機構を備えており、通常の停止時には、サスペンションシャーシをロアシャーシにロックしている。またディスク挿入時には、挿入するディスクが車両の振動により暴れてディスクの挿着穴の位置がずれるのを防止するために、ディスクのクランプが完了してからフィードローラがディスクから離れ、その後にサスペンションシャーシのロックを解除するように動作タイミングが設定されている。逆に、ディスク排出時には、サスペンションシャーシをロックしてからフィードローラをディスクに接触させ、その後にディスクをアンクランプするように動作タイミングが設定されている。本実施の形態では、カム板10の上面カム14bによりディスククランパ32のクランプ/アンクランプのタイミングを取り、カム板10の下面カム14aによりフィードローラ6のディスクへの接離タイミングを取っており、さらに、これらの動作に時間差をもってサスペンションシャーシ28をロック/アンロックするために、ロック差動機構が設けられている。
【0020】
本実施の形態におけるロック差動機構は、サスペンションシャーシ28をロックするためのシフト板17の動きを規制して、ロック爪19およびロックレバー23によるサスペンションシャーシ28に対するロックタイミングをずらすための機構である。図9において、第1カム14の側面ラック13に噛み合う第1ピニオン15は、全周に歯を有するが、第1ピニオン15に噛み合う第2ピニオン16は、全周の歯のうち、下半分には歯aと歯cとの間の範囲bにおいて歯が切除されている。また、シフト板17のラック部18も先端歯dと次の歯eとの間に歯1枚分の空間が形成されている。そして、ラック部18は、第2ピニオン16の下半分の歯に噛み合っており、ラック部18の先端歯dが第2ピニオン16の歯cに隣接している状態がこのロック差動機構の定位置(ホームポジション)である。したがって、図6の停止状態から第2カム14がB方向に押されると、図9に示すように、第2カム14の側面ラック13により第1ピニオン15が反時計回り方向に回転し、第2ピニオン16も時計回り方向に回転するが、範囲bにおいては歯がないので第2ピニオン16は空転し、図10に示すように、第2ピニオン16の歯aがラック部18の歯dに当たった後に、歯aによってラック部18が矢印Cの方向に移動を開始する。この状態に対応するのが図7である。第2ピニオン16が空転する間に第2カム14はさらに前進して、第2カム14の上面カム14bによりクランプアーム28の摺動突起64が下降してディスククランパ62によりディスクがターンテーブル32に固定され、さらに下面カム14aによりフィードローラ6がディスクから離れるが、サスペンションシャーシ28はロックされたままである。
【0021】
図10において、第2ピニオン16の歯aがラック部18の歯dに当たる時に、ラック部18の先端歯dと次の歯eとの間に歯が1枚欠けているため、第2ピニオン16の歯aは円滑にかつ確実に歯dに当たることになる。もし先端歯dと次の歯eとの間に歯fが存在しているとすれば、歯aが歯fに当たる角度によっては第2ピニオン16がロックしてしまい、装置が動作しなくなる恐れがある。したがって、歯fを切除することにより、第2ピニオン16の歯aは確実に歯dに当たり、図11に示すように、以後の第2ピニオン16とラック部18との噛み合いが円滑に行われ、シフト板17が矢印C方向に最も移動した状態が、図8に示すサスペンションシャーシ28のアンロック状態となる。
【0022】
一方、シフト板17の反対側においては、図12に示すように、シフト板17が引っ張りコイルばね71より矢印C方向とは反対のD方向に押圧付勢されている。このため、ロックレバー23のシフトピン25は、シフト板17の押え部20に形成されたシフト穴21の矢印C方向側の縁に押圧されて、ロックレバー23は軸穴24を中心に反時計回り方向に回動付勢され、その先端のロック突起27が、サスペンションシャーシ28の係止穴29に係止されてロック状態になっている。また、ロックレバー23のガイドピン26が、シフト板17の押え部20に形成されたガイド溝22先端部の折れ曲がった係止部22aに係止されているので、ロックレバー23は回動不能になっている。これは、ディスク再生装置が、例えば製品搬送中に落下等の強い衝撃が加わった場合に、ロックレバー23が回動してシフト板17が移動することにより、設定したタイミングがずれるのを防止するための対策である。
【0023】
図12に示した状態は、図9から図10の第2ピニオン16が空転する間は同じであり、第2ピニオン16とシフト板17のラック部18が噛み合って、シフト板17が矢印C方向に移動を開始すると、図13に示すように、まずシフト板17のシフト穴21が矢印C方向に移動するので、ロックレバー23のシフトピン25が、シフト穴21の矢印D方向側の縁に当接するとともに、シフト板17のガイド溝22の係止部22aが矢印C方向に移動するので、ロックレバー23のガイドピン26が係止部22aから外れる。この状態では、まだロックレバー23のロック突起27がサスペンションシャーシ28の係止穴29に係止されてロック状態になっている。次いでシフト板17がさらに矢印C方向に移動すると、シフト穴21の縁がロックレバー23のシフトピン25を矢印C方向に引っ張るので、ロックレバー23の軸穴24が、ロアシャーシ1のボス軸1aの回りに時計回り方向に回動し、ガイドピン26がガイド溝22に案内されながら先端部のロック突起27が係止穴29から離れ始める。この動作が完了すると、図14に示す状態になり、サスペンションシャーシ28のアンロック状態となる。この状態に対応するのが図8であり、シフト板17の反対側のロック爪19も係止穴30から離れている。ディスクの再生が終了してディスクを排出する場合は、上記とは逆の動作となる。
【0024】
次に、ディスクをクランプする際の動作について説明する。ディスククランプ部の構成は、図5で説明したように、クランプアーム46の前端部に取り付けられたばね性を有するクランパ支持板56と、クランパ支持板56に取り付けられて、ディスクDをターンテーブルに固定するためのディスククランパ62とを備えている。ディスク再生装置が図6に示す停止状態の時は、図15に示すように、クランプアーム46の前端部が持ち上がってディスククランパ62のフランジ部63の前端部がアッパシャーシ65の下面に当たり、クランパ支持板56が下方に撓むことにより、ディスククランパ62がアッパシャーシ65よりも上に突出することがない。このため、装置の薄型化を達成することができる。また、ディスククランパ62のフランジ部63の前端部がアッパシャーシ65の下面に当たった時に、ディスククランパ62がほぼ水平状態になるので、ディスクDとディスククランパ62との間に隙間gができ、装置内に挿入されたディスクDの先端部がディスククランパ62に当たることがなく、ディスクDの挿入を円滑に行うことができる。
【0025】
上記したように、装置内に挿入されたディスクを再生位置まで搬送した後、フィードローラ6をディスクから離間させ、その離間した状態に保持する動作は、フィードローラ6の回転軸6aが、(回転軸6aに圧入された軸受を介して)接触する第2カム14の下カム面14aにより行われる。図16はそのカム面の詳細を示している。第2カム14の下カム面は、常時フィードローラ6の回転軸6aに接触し、初期状態においてディスクDをフィードローラ6とアッパシャーシ65のガイド突起67、68との間に挟持してディスクDを搬送する前直線部141と、前直線部141に連続してフィードローラ6をディスクDから離間させる緩斜面部142およびこの緩斜面部142に連続する急斜面部143と、急斜面部143に連続してフィードローラ6をディスクから離間した状態に保持する後直線部144とを有し、前直線部141と緩斜面部142との境界は、前直線部141が高さHだけ低いアールのついた段差部145になっている。また、緩斜面部142は、所定の範囲Rにわたっており、前直線部141に対する角度θは10±1度に設定されている。
【0026】
このカム面の作用について説明すると、まず前直線部142にフィードローラ6の回転軸6aが接触することよって、フィードローラ6は最上部位置に位置して、装置内に挿入されたディスクDを回転するフィードローラ6とアッパシャーシ65のガイド突起67、68との間に挟持して装置奥内に搬送する。この時、装置内に8cmの小径ディスクや薄いディスクが挿入されても、確実に搬送できるように、前直線部141を厚さHだけ低くなっている。ディスクDが再生位置に達して(切換レバー41が第1カム12を押すと、)第2カム14が矢印B方向に移動を開始し、フィードローラ6の回転軸6aが段差145から緩斜面部142に乗り上げる。このように回転軸6aがカム面に乗り上げる際には駆動モータ8に大きな電流が流れるが、本実施の形態では、緩斜面部142が10±1度の緩い角度に設定されているため、多少は負荷が増大するもののその量を抑えることができる。この緩斜面部142を回転軸6aが移動する間には、どのような大きさのディスクであっても、確実にフィードローラ6をディスクから離間できるように範囲Rが設定されている。そして、フィードローラ6を離間させた後は、あとはフィードローラ6をディスクから離間した状態に保持するだけなので、回転軸6aを急斜面部143により急速に降下させて、後直線部144によりフィードローラ6を離間状態に保持する。緩斜面部142から急斜面部143への移動は連続動作なので、駆動モータ8の負荷増大は少なく抑えることができる。このように、フィードローラ6を降下させる斜面部を、緩斜面部142とその後の急斜面部143とで構成することにより、斜面部の長さ、ひいてはカム面の長さを短くすることができる。図17は上記した駆動モータ8の電流負荷をカム面との関係で示している。駆動モータ8の電源投入時および電源遮断時には大きな電流が流れるが、緩斜面部143および急斜面部144通過時には、あまり大きな電流が流れないことが分る。
【0027】
図18は上記した第2カム14のカム面形状に最も適したフィード機構を示している。図18において、フィードアーム701の両側部中央に外側に突出して設けられた回転軸702が、ロアシャーシ1に回動可能に軸支されている。フィードアーム701の両側部後端には、フィードローラ6がその回転軸6aを回転可能に支持されている。フィードアーム701は、左右に設けられた2本の引張コイルばね703により時計回り方向に回動付勢されている。各引張コイルばね703は、その荷重の方向がフィードアーム701の回転軸702の下部近傍を通るように、一端部をフィードアーム701の前端側裏面に設けた係止片701aに支持され、他端部をロアシャーシ1の底面上に設けた係止片1bに支持されている。したがって、図18(a)に示すフィードローラ6が上昇してディスクを搬送する状態の時は、引張コイルばね703が引き伸ばされて、必要なばね荷重をフィードローラ6に与えており、この状態から図18(b)に示すフィードローラ6が下降してディスクから離間する状態に移動した時は、引張コイルばね703は、フィードアーム701の回転軸702に接近して最も短くなる状態に近づくので、ばね荷重は小さくなる。このように、フィードローラ6の下降に従ってばね荷重が小さくすることにより、第1カム14の緩斜面部142の後を急斜面部143としても、駆動モータにはあまり大きな負荷を与えないことになる。
【0028】
以上のように、本実施の形態によれば、ディスクを装置内外に向けて搬送するフィード機構と、装置内に搬送されたディスクをサスペンションシャーシに設けられたターンテーブル上にクランプするディスククランプ機構と、ディスクの再生時にはサスペンションシャーシをオイルダンパにより浮動状態に保つためのサスペンションロック機構とを備え、ロアシャーシに取り付けられたオイルダンパをサスペンションシャーシに固定するための金属製の取付軸を、樹脂製のサスペンションシャーシの肉盛部に設けた取付穴に圧入するので、サスペンションシャーシの全体の肉厚を薄くしても取付強度を確保することができ、装置の薄型化を達成することができる。また、装置内奥に挿入されたディスクの外周に押圧されて揺動することにより、カム板を押圧してフィード機構、ディスククランプ機構、サスペンションロック機構を動作させる切換レバーの構造を簡略化したので、これによっても装置の薄型化を達成することができる。また、ディスクのクランプが完了してからフィードローラをディスクから離し、その後にサスペンションシャーシのロックを解除するようにロック差動機構を備えているので、ディスクの挿入、排出動作を確実に行うことができる。さらに、クランプアームの前端部にばね性を有する薄板状のクランパ支持板を着脱可能に取り付けるとともに、このクランパ支持板にディスククランパを着脱可能に取り付けたので、組み立て性が容易になるとともに、クランプアームの前端部が開いた時に、ディスククランパがアッパシャーシに当たってクランパ支持板を下方に撓ませるので、ディスククランパがアッパシャーシの上部に突出することがなく、これによっても装置の薄型化を達成することができる。さらに、フィード機構およびサスペンションロック機構を動作させるカム板のカム面の形状を駆動モータの負荷が少なくなるように設定したので、小さな出力のモータを使用しても所期の機能を実現することができ、装置のコストを低減することができる。
【0029】
なお、以上の説明は、本発明の車載用ディスク再生装置に適用した例であるが、本発明は、車載用ディスク再生装置以外にも適用可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のディスク再生装置は、ディスクを搬送するフィードローラの回転軸に接触してフィードアームをディスクに対し接離させるカム板のカム面を、初期状態においてフィードローラをディスクに接触させてディスクを搬送する前直線部と、この前直線部に連続してフィードローラをディスクから離間させる緩斜面部およびこの緩斜面部に連続する急斜面部と、この急斜面部に連続してフィードローラをディスクから離間した状態に保持する後直線部とで構成したので、カム板のカム面に接触するフィードローラの回転軸が、前直線部から緩斜面部に乗り上げる際のモータの負荷増大を抑えることができ、また緩斜面部により直径の異なるディスクや厚さの異なるディスクに対してもフィードローラをディスクから離間させることができ、出力の小さなモータを使用しても十分なディスク搬送機能を得ることができるので、装置のコストを低減することができるとともにディスク挿入時には、挿入するディスクが車両の振動によりディスクの挿着穴の位置がずれるのを防止することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるディスク再生装置の概略分解斜視図
【図2】本発明の実施の形態におけるディスク再生装置の部分拡大概略分解斜視図
【図3】(a)本発明の実施の形態におけるオイルダンパ装置の概略断面図
(b)図3(a)の部分拡大図
【図4】本発明の実施の形態における切換レバー装置の概略斜視図
【図5】(a)本発明の実施の形態におけるディスククランプ部の概略側面図
(b)本発明の実施の形態におけるディスククランプ部の概略平面図
【図6】(a)本発明の実施の形態における第1カムおよび第2カムの定位置状態を示す概略平面図
(b)図6(a)の第1カムおよびギヤ列を示す概略側面図
(c)図6(a)の第2カムおよびフィードアームを示す概略側面図
【図7】(a)本発明の実施の形態における第1カムおよび第2カムの初期移動状態を示す概略平面図
(b)図7(a)の第1カムおよびギヤ列を示す概略側面図
(c)図7(a)の第2カムおよびフィードアームを示す概略側面図
【図8】(a)本発明の実施の形態における第1カムおよび第2カムの最終移動状態を示す概略平面図
(b)図8(a)の第1カムおよびギヤ列を示す概略側面図
(c)図8(a)の第2カムおよびフィードアームを示す概略側面図
【図9】(a)本発明の実施の形態におけるロック差動機構のギヤ噛み合い部の定位置状態を示す平面図
(b)図9(a)の展開断面図
【図10】(a)本発明の実施の形態におけるロック差動機構のギヤ噛み合い部の初期移動状態を示す平面図
(b)図10(a)の展開断面図
【図11】(a)本発明の実施の形態におけるロック差動機構のギヤ噛み合い部の最終移動状態を示す平面図
(b)図11(a)の展開断面図
【図12】本発明の実施の形態におけるロック差動機構のロックレバー部の定位置状態を示す平面図
【図13】本発明の実施の形態におけるロック差動機構のロックレバー部の初期移動状態を示す平面図
【図14】本発明の実施の形態におけるロック差動機構のロックレバー部の最終移動状態を示す平面図
【図15】本発明の実施の形態におけるディスククランプ部の定位置状態の概略側面図
【図16】本発明の実施の形態におけるカム板のカム面形状を示す拡大側面図
【図17】本発明の実施の形態におけるカム板のカム面形状によるモータの電流変化を示す波形図
【図18】(a)本発明の実施の形態における別のフィードアーム機構におけるフィードローラ上昇状態を示す概略側面図
(b)本発明の実施の形態における別のフィードアーム機構におけるフィードローラ降下状態を示す概略側面図
【符号の説明】
1 ロアシャーシ
2 オイルダンパ
3 取付穴
4、5 軸受部
6 フィードローラ
7 フィードアーム
8 駆動モータ
9 ギヤ列
10 カム板
11 上面ラック
12 第1カム
13 側面ラック
14 第2カム
15 第1ピニオン
16 第2ピニオン
17 シフト板
18 ラック部
19 ロック爪
20 押え部
21 シフト穴
22 ガイド溝
23 ロックレバー
24 軸穴
25 シフトピン
26 ガイドピン
27 ロック突起
28 サスペンションシャーシ
29、30 係止穴
31 ロックピン
32 ターンテーブル
33 マグネット
34 開口部
35、36、37 ダンパ取付軸
38 収納凹部
39、40 軸穴
41 切換レバー
42 取付穴
43 受け突片
44 押し突片
45 折り返し片
46 クランプアーム
47 ボス軸
48、49 支持突片
50、51 ボス軸
52、53 ガイド溝
54、55 舌片
56 クランパ支持板
57、58 ガイド片
59 クランパ押え部
60、61 クランパ支持部
62 ディスククランパ
63 フランジ部
64 摺動突起
65 アッパシャーシ
66、67、68 ガイド突起
69、70、71 引張コイルばね
141 前直線部
142 緩斜面部
143 急斜面部
144 後直線部
145 段差部
701 フィードアーム
702 回転軸
703 引張コイルばね

Claims (4)

  1. アッパシャーシと協働してディスクを搬送するフィードローラと、
    前記フィードローラを回転可能に支持するフィードアームと、
    前記フィードアームを回動可能に支持するロアシャーシと、
    前記フィードアームを前記アッパシャーシに向けて押圧付勢する引張コイルばねと、
    ディスクをターンテーブルにクランプするためのディスククランパが取り付けられ上下方向に揺動させるための摺動突起が形成されたクランプアームと、
    前記ロアシャーシに設けられたダンパを介して前記ロアシャーシにロック可能に支持されたサスペンションシャーシと、
    前記フィードローラの回転軸に接触して前記フィードアームを前記ディスクに対し接離させるカム板とを備え、
    前記カム板のカム面が、初期状態において前記フィードローラを前記ディスクに接触させて前記ディスクを搬送する前直線部と、前記前直線部に連続して前記フィードローラを前記ディスクから離間させる緩斜面部および前記緩斜面部に連続する急斜面部と、前記急斜面部に連続して前記フィードローラを前記ディスクから離間した状態に保持する後直線部とを有し、前記カム板のカム面の形状が、前記ディスクの挿入時に前記ディスクのクランプが完了して前記フィードローラが前記ディスクから離れた後に前記サスペンションシャーシのロックを解除し、前記ディスクの排出時に前記サスペンションシャーシをロックして前記フィードローラを前記ディスクに接触させた後に前記ディスクをアンクランプするように設定されたことを特徴とするディスク再生装置。
  2. 前記カム板の上面のカム形状により前記クランプアームの動作のタイミングが設定され、前記カム板の下面のカム形状により前記フィードローラのディスクへの接離タイミングが設定される請求項1記載のディスク再生装置。
  3. 前記カム板の緩斜面部が、前記前直線部に対し10±1度の勾配を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のディスク再生装置。
  4. 前記カム板が、光ピックアップ機構を備えたサスペンションシャーシをディスク再生時に前記ロアシャーシに対してオイルダンパを介して浮動状態に保持するサスペンションロック機構の一部を構成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のディスク再生装置。
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