JP2003118286A - 筆記具の軸筒 - Google Patents

筆記具の軸筒

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JP2003118286A JP2001315310A JP2001315310A JP2003118286A JP 2003118286 A JP2003118286 A JP 2003118286A JP 2001315310 A JP2001315310 A JP 2001315310A JP 2001315310 A JP2001315310 A JP 2001315310A JP 2003118286 A JP2003118286 A JP 2003118286A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軸筒本体に形成する凸部の内面部分に気泡が溜
まることがなく、また、把持部材の窓孔部における外縁
部が透けて見えることがない筆記具の軸筒を提供する。 【解決手段】凸部の側面を天面から底面に向かうにした
がって拡開する天面側の第1傾斜面と、底面側の第2傾
斜面とで構成し、且つ軸筒本体の外表面に対する第1傾
斜面の傾斜P、第2傾斜面の傾斜Qとしたとき、傾斜P
>傾斜Qとなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、軸筒本体の把持部に天
面を平地状とした凸部を形成すると共に、把持部を被覆
する把持部材に凸部と対応した窓孔部を形成し、把持部
材を把持部に窓孔部を把持部の凸部に嵌着させて装着し
てなる筆記具の軸筒に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、筆記具を握りやすくするため
に、軸筒本体の把持部にシリコンゴムやエラストマー等
の弾性樹脂からなる把持部材を被覆した軸筒は良く知ら
れている。また、デザインの向上や把持部材の回転防止
のために、把持部材の窓孔部を軸筒本体に形成した天面
が平地状の凸部に嵌着して装着した軸筒も知られてい
る。尚、この様な軸筒においては、窓孔部からボールペ
ンのインキ残量や、シャープペンシルの芯残量を確認で
きるように軸筒本体を透明な樹脂で形成したものが多く
用いられている。 【0003】ところで、軸筒本体に形成する凸部は、射
出成形時における金型からの抜けを良くするために、通
常、凸部の側面を底面に向かうにしたがって拡開する傾
斜面としている。さらに、従来の軸筒の軸筒を図を用い
て説明をおこなうと、図3は、従来の軸筒の断面の一部
を示す図で、把持部材101の窓孔部102を軸筒本体
201の把持部202に形成した凸部203に嵌着して
装着した部分の断面である。図3に示す凸部203は天
面204を平地状とし、側面205を底面206に向か
うにしたがって拡開する傾斜面205aとし、軸筒本体
201の外表面207に対する傾斜面205aの傾斜S
を急な勾配で形成してある。 【0004】また、図4は、他の従来の軸筒の断面の一
部を示す図で、把持部材301の窓孔部302を軸筒本
体401の把持部材402に形成した凸部403に嵌着
して装着した部分の断面である。図4に示す凸部403
は天面404を平地状とし、側面405を底面406に
向かうにしたがって拡開する傾斜面405aとし、軸筒
本体401の外表面407に対する傾斜面205aの傾
斜Tを緩やかな勾配で形成してある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】したがって、図3に示
す凸部203は、傾斜Sが急な勾配となっているため、
天面204の端部角S1がきつくなり、軸筒本体201
の射出成形において端部角S1の内面部分で湯の流れU
に乱れが生じ易くなり、その結果として、天面204側
の内面部分に気泡Kが溜まり、軸筒本体201が透明樹
脂である場合には窓孔部102から気泡Kが見えて見栄
えが悪くなるという問題があった。 【0006】また、図4に示す凸部403は、傾斜Tが
緩やかな勾配となっているため、天面404の端部角T
1も滑らかになり、湯の流れVに乱れは生じず、天面4
04の端部角T1の内面部分に気泡が溜まることはない
が、把持部材301における窓孔部302の外縁部30
3が広範囲に渡り薄肉となり、その結果として、外縁部
303が透けて見えてしまうという問題があった。 【0007】本発明はこうした問題点を解消するため
に、軸筒本体に形成する凸部の内面部分に気泡が溜まる
ことがなく、また、把持部材の窓孔部における外縁部が
透けて見えることがない筆記具の軸筒を提供することを
目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】次に、前記課題の解決す
るために案出した本発明の筆記具の軸筒を説明する。 「1.軸筒本体の把持部に天面を平地状とした凸部を形
成し、該把持部を被覆する把持部材に前記凸部と対応し
た窓孔部を形成し、把持部材を把持部に窓孔部を把持部
の凸部に嵌着させて装着してなる筆記具の軸筒におい
て、前記凸部の側面を天面から底面に向かうにしたがっ
て拡開する天面側の第1傾斜面と、底面側の第2傾斜面
とで構成し、且つ軸筒本体の外表面に対する第1傾斜面
の傾斜P、第2傾斜面の傾斜Qとしたとき、傾斜P>傾
斜Qとなるようにしたことを特徴とする。」 【0009】本発明における傾斜P及び傾斜Qの具体的
な角度は、軸筒本体及び把持部材に使用する材料により
適宜設定すれば良く、本発明の要旨は、凸部の側面の傾
斜を段階的に分けることにあり、特に底面側の第2傾斜
面の傾斜Qを天面側の第1傾斜面の傾斜Pより緩やかに
することにより、射出成形時において軸筒本体の凸部の
部分に入り込む滑らかな湯の流れを確保して気泡が溜ま
ることを防ぎ、また、第1傾斜面の傾斜Pを第2傾斜面
の傾斜Qより急にすることにより、把持部材の窓孔部に
おける外縁部に適度な厚みを与えて外縁部が透けて見え
ることを防ぐためである。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明を理解し易くするた
めに図を用いて説明を行なう。尚、本実施の形態では、
筆記具の軸筒としてボールペンの軸筒を用いて説明を行
なうが、本発明はボールペンの軸筒に限定されるもので
はなく、シャープペンシルやサインペン等の種種の筆記
具の軸筒に用いることができる。また、本発明では、ボ
ールペンのチップ側を前方として表現し、その反対側を
後方として表現する。 【0011】図1は、本実施の形態の軸筒を使用したボ
ールペンの側面図である。図1においてボールペンの軸
筒1は、透明な樹脂からなる軸筒本体2の把持部3に、
弾性樹脂からなる把持部材4を被覆し、軸筒本体2の前
方に先窄み部5を形成している。また、先窄み部5の先
端開口(図示せず)からは軸筒本体2の内部に収容したレ
フィル6のチップ部6aを突出しており、軸筒本体2の
後方に配設したノック部7のノック体7aを押圧操作す
ることにより、チップ部6を出没可能としている。尚、
ノック部7の側面にはクリップ7bを形成している。 【0012】また、軸筒本体2の把持部3には、天面8
aが平地状の凸部8を形成しており、把持部材4には凸
部8に対応した窓孔部4aを形成し、把持部材4を把持
部3に窓孔部4aを把持部3の凸部8に嵌着して装着し
ている。 【0013】図2は、図1のA−A線の要部断面図であ
る。図2において、凸部8は天面8aから底面8bに向
かうにしたがって拡開する側面9を有しており、側面9
は、天面側の第1傾斜面9aと底面側の第2傾斜面9b
とで構成している。また、軸筒本体2の外表面2aに対
する第1傾斜面9aの傾斜Pと第2傾斜面9bの傾斜Q
との関係は、傾斜P>傾斜Qとなっており、傾斜Qが傾
斜Pより緩やかになっていることから、射出成形時にお
いて軸筒本体2の凸部8の部分に入り込む滑らかな湯の
流れWを確保しつつ、傾斜Pが傾斜Qより急になってい
ることから、把持部材4における窓孔部4aの外縁部4
bに適度な厚みを持たせている。尚、本実施の形態では
傾斜Pを45°とし、傾斜Qを38°としている。 【0014】 【発明の効果】本発明は以上のような構成のため、射出
成形時において軸筒本体の凸部の部分に入り込む滑らか
な湯の流れを確保して気泡が溜まることを防ぎ、また、
把持部材における窓孔部の外縁部に適度な厚みを与え
て、外縁部が透けて見えることを防げるものとなった。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本実施の形態の軸筒を使用したボールペンの
側面図である。 【図2】 図1のA−A線の要部断面図である。 【図3】 従来の軸筒の断面の一部を示す図である。 【図4】 他の従来の軸筒の断面の一部を示す図であ
る。 【符号の説明】 1…ボールペンの軸筒、2…軸筒本体、3…把持部、4
…把持部材、4a…窓孔部、4b…外縁部、5…先窄み
部、6…レフィル、6a…チップ部、7…ノック部、7
a…ノック体、8…凸部、8a…天面、8b…底面、9
…側面、9a…第1傾斜面、9b…第2傾斜面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】軸筒本体の把持部に天面を平地状とした凸
    部を形成し、該把持部を被覆する把持部材に前記凸部と
    対応した窓孔部を形成し、把持部材を把持部に窓孔部を
    把持部の凸部に嵌着させて装着してなる筆記具の軸筒に
    おいて、前記凸部の側面を天面から底面に向かうにした
    がって拡開する天面側の第1傾斜面と、底面側の第2傾
    斜面とで構成し、且つ軸筒本体の外表面に対する第1傾
    斜面の傾斜P、第2傾斜面の傾斜Qとしたとき、傾斜P
    >傾斜Qとなるようにしたことを特徴とする筆記具の軸
    筒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005144772A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Mitsubishi Pencil Co Ltd 筆記具用軸筒及びボールペン

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