JP2005144772A - 筆記具用軸筒及びボールペン - Google Patents

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【課題】 軸筒にグリップである弾性体を取り付けた場合における反射光によるデザイン性の低下を防止する筆記具用軸筒及びこの軸筒を用いたボールペンを提供する。
【解決手段】 軸筒本体10は有色透明で形成されており、軸筒本体10の一部である突出部11も有色透明となっている。また、弾性体20も有色透明で形成されている。突出部11は、軸筒本体10の両側面に2箇所形成されており、各突出部11は、弾性体20に設けられた貫通孔21から、突き出す形で露出している。弾性体20は、突出部11に存在する突出部縁部11bを覆っているが、突出部11の上部である突出部上部11aまでは覆っていない。突出部上部11aから突出部縁部11bにかけて、突出部11の外表面は曲面となっている。一方、弾性体20もこの曲面に沿うようになっており、突出部11と弾性体20との接触面30は曲面となっている。
【選択図】 図4


Description

本発明は、筆記具に用いられる軸筒及びこの軸筒を用いたボールペンに関する。
軸筒のうちユーザーにより把持される部分に、滑り止め等の目的のため弾性体が取り付けられた軸筒が例えば以下の特許文献1に開示されている。
特開平11−245575号公報
本特許文献1の図6には、グリップである弾性体が取り付けられた軸筒の断面図が示されている。この特許文献1の図6を、図8及び図9を用いて更に詳細に説明する。図8は、特許文献1の図6を示したものであり、図9は図8の要部を示す一部拡大断面図である。
軸筒101には、6箇所に中心から放射状にグリップ123が設けられている。グリップ123と軸筒101との接触面には、微細な凹凸が設けられることで凹凸係合なされている旨が開示されている。
グリップ123の周辺を更に拡大して示した図9を用いて追加説明を行う。近年、軸筒101は内部のインク残量が透視できる等の理由により透明若しくは半透明とされることが多い。このように透明若しくは半透明の場合、軸筒101を通して軸筒内部が視認できるようになる。一方、図9の矢印にも示すように、軸筒101の外方から内部を視認する角度によっては、グリップ123の側面が見えるようになる。
側面には平坦面140が複数形成されている。グリップ123の光沢度や、反射率、屈折率等にもよるが、図中矢印のように視線を向けると、グリップ123の側面から光線の反射を生じる。特に、側面が平坦で形成されていると、反射する光線の量も多くなる。反射光により色彩に濃淡が生じたりし、当初意図していたデザインとは異なる外観を呈するようになり、デザインを阻害する場合が生じるおそれがある。
また、グリップ123が透明若しくは半透明の場合も、グリップ123を通して、接触面を見ると、接触面から生じる反射光により、デザインを阻害する場合が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、軸筒にグリップである弾性体を取り付けた場合における反射光によるデザイン性の低下を防止する筆記具用軸筒及びこの軸筒を用いたボールペンを提供することを課題とする。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、突出部が形成された軸筒本体と、軸筒本体のうちユーザーにより把持される部分に弾性体が2色成形若しくはインサート成形により設けられた筆記具用軸筒であって、前記突出部及び/又は弾性体は透明若しくは半透明で形成され、前記突出部の上部が、前記グリップに設けられた貫通孔において露出するするとともに、突出部の基部は弾性体により覆われ、前記突出部と弾性体との接触面を曲面としたことを第1の要旨とする。
更に、前記弾性体が透明若しくは半透明である場合において、突出部を除いた軸筒本体の外表面も曲面により形成したことを第2の要旨とする。
更に、上記曲面の曲率は一定であることを第3の要旨とする。
更に、前記突出部は、凸レンズ状となっていること第4の要旨とする。
更に、上記に記載の筆記具用軸筒の内部に、リフィールを収納したボールペンを第5の要旨とする。
本発明により、軸筒にグリップである弾性体を取り付けた場合における反射光によるデザイン性の低下を防止する筆記具用軸筒及びこの軸筒を用いたボールペンを提供することができる。
以下本発明の実施の形態を図1から図7を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示す正面図である。軸筒本体10は円筒状に形成されており、軸筒本体10の先端開口12側のユーザーにより把持される部分には、弾性体20が設けられている。弾性体20は、いわゆる2色成形により設けられており、軸筒本体10の射出成形後に、更に射出成形を行うことにより形成されている。なお、弾性体20はインサート成形により形成することもできる。弾性体20には、貫通孔21が形成されており、この貫通孔21から軸筒本体10に形成され突出部11が露出している。なお、突出部11は軸筒本体10を挟んで反対側にも形成されている。
なお、軸筒本体10の材質としては、例えば、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリルスチレン(AS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)があり、弾性体20に用いられる材質としては、例えば、ポリウレタン、シリコ−ンゴム、各種エラストマー、軟質プラスチックがある。また、軸筒本体10の内部に後述のリフィールを収納した場合には、先端開口12からリフィールの先端に設けられた筆記チップが突出する。
図2は、図1のA−A線断面図である。軸筒本体10の後端には後端開口13が設けられ、軸筒10の後端内壁には、雌ネジ部14が形成されている。軸筒10の前端内壁には複数の縦リブ15が設けられ、内部に収納されるリフィールのがたつきを防止する。突出部11は、本図のような縦断面において、その外表面が曲面で形成されており、また、図3にも示すような軸方向とは直角の断面においても、その外表面が曲面となっている。
図3は、図2のB−B線断面図である。軸筒本体10は有色透明で形成されており、この結果、軸筒本体10の一部である突出部11も有色透明となっている。また、弾性体20も有色透明で形成されている。突出部11は、軸筒本体10の両側面に2箇所形成されており、各突出部は、弾性体20に設けられた貫通孔21から、突き出す形で露出している。弾性体20は、突出部11の両側に存在する突出部縁部11bを覆っているが、突出部11の上部である突出部上部11aまでは覆っていない。
図3のC部を図4を用いて詳細に説明すると、突出部上部11aから突出部縁部11bにかけて、突出部11の外表面は曲面となっている。一方、弾性体20もこの曲面に沿うようになっており、突出部11と弾性体との接触面30は曲面となっている。
このように接触面30が曲面となっているため、図中矢印Eの方向より突出部11を目視しても反射光が線状となり、平坦で形成されたときよりも反射光の量が減少し、デザインが阻害される可能性が減少する。
更に、軸筒本体10の外表面(突出部11を除いた外表面)も曲面により形成してある。このため、図中Fの方向より目視しても、前記の突出部11の反射光と同様に、反射光が減少し、デザインが阻害される可能性が減少する。
更に、突出部11の外表面の曲率は一定としてある。また、軸筒本体10の外表面(突出部11を除いた外表面)の曲率も一定としてある。このように、曲面の曲率を途中で変化させることなく、一定とすることで、射出成形時の金型加工が容易になるとともに、複雑な反射光も生じないようになる。
更に、突出部11は凸レンズ状となっているため、内部が拡大され視認が良好となる。この結果、内部インク残量の視認等が良好となる。
なお、上記は、突出部11及び弾性体20が有色透明で形成された場合を示しているが、弾性体20が透明若しくは半透明で、突出部11が不透明であったとしても、弾性体20を通して突出部11を見たときは、突出部11からの反射光が減じるため、デザイン阻害の可能性を減少させるという作用を発揮する。
図5は、第2の実施形態を示す断面図である。本実施形態では、弾性体20が突出部11を覆う量を多くしたものであり、また、突出部11の上部を、弾性体20の外表面の高さと同一としたものである。なお、図示はしないが、突出部11の上部を弾性体20の外表面の高さよりも低くすることもできる。図5のD部の拡大を図6に示す。
突出部上部11aから、突出部縁部11bにかけて、突出部11の外表面は一定の曲率を有する滑らかな曲面となっており、また、弾性体20もこの曲面に沿う形で、突出部11の外表面に密接している。また、突出部11を除く軸筒本体10の外表面も一定の曲率を有する曲面となっている。なお、後述するように弾性体20は不透明であることから、弾性体20を通して軸筒本体10を透視することができない。このため突出部11を除く軸筒本体10の外表面は、必ずしも曲面とする必要はない。但し、軸筒本体10の透明度が高い場合等においては、突出部11を通して突出部11を除く軸筒本体10の外表面を目視できる可能性があるため、突出部11を除く軸筒本体10の外表面も曲面としておくことが望ましい。更に望ましくは、この曲面を一定の曲率を有するものとしておくことである。
本形態においては、弾性体20は不透明、突出部11は有色透明で形成されている。軸筒本体10の外方から図中矢印Gの方向より、突出部11を通して軸筒本体10の内部を目視すると、接触面30が目視できるような構造となっている。この場合も接触面30が曲面であるため、接触面30からの反射光が減じ、デザイン阻害の可能性が減少する。
図7は、図1に示した軸筒本体10にリフィール50を収納したボールペンを示した縦断面図である。内部のリフィール50は、概略、筆記チップ51と、内部にインクが収納されたインク収納管52とから構成されている。そして、筆記チップ51よりインク収納管52の内部のインクが吐出する。リフィール50は、半透明に形成されており、有色透明に形成された突出部11から内部のインク残量を把握可能となっている。さらに、本ボールペンは、いわゆるノック式のボールペンを示したものであり、軸筒本体10の後端に設けられたノック機構60により、内部のリフィール50が先端開口12を通じて出没する。なお、ノック式筆記具に限られず、キャップ式筆記具であっても、本発明を適用できることはいうまでもない。
本発明の第1の実施形態を示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図3のC部拡大図である。 第2の実施形態を示す断面図である。 図5のD部拡大図である。 図1に示した軸筒本体にリフィールを収納した状態を示す縦断面図である。 従来の技術を示す断面図である。 図8の要部を示す一部拡大断面図である。
符号の説明
10 軸筒本体
11 突出部
11a 突出部上部
11b 突出部縁部
12 先端開口
13 後端開口
14 雌ネジ部
15 縦リブ
20 弾性体
21 貫通孔
30 接触面
50 リフィール
51 筆記チップ
52 インク収納管
60 ノック機構


Claims (5)

  1. 突出部が形成された軸筒本体と、軸筒本体のうちユーザーにより把持される部分に弾性体が2色成形若しくはインサート成形により設けられた筆記具用軸筒であって、
    前記突出部及び/又は弾性体は透明若しくは半透明で形成され、
    前記突出部の上部が、前記グリップに設けられた貫通孔において露出するするとともに、突出部の縁部は弾性体により覆われ、
    前記突出部と弾性体との接触面を曲面としたことを特徴とする筆記具用軸筒。
  2. 前記弾性体が透明若しくは半透明である場合において、突出部を除いた軸筒本体の外表面も曲面により形成したことを特徴とする請求項1記載の筆記具用軸筒。
  3. 前記曲面の曲率は一定であることを特徴とする請求項1又は2に記載の筆記具用軸筒。
  4. 前記突出部は、凸レンズ状となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の筆記具用軸筒。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれかの項に記載の筆記具用軸筒の内部に、リフィールを収納したボールペン。


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