JP2003115357A - 防水性を備えた電磁波シールド構造 - Google Patents

防水性を備えた電磁波シールド構造

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JP2003115357A
JP2003115357A JP2001305814A JP2001305814A JP2003115357A JP 2003115357 A JP2003115357 A JP 2003115357A JP 2001305814 A JP2001305814 A JP 2001305814A JP 2001305814 A JP2001305814 A JP 2001305814A JP 2003115357 A JP2003115357 A JP 2003115357A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 外板ケースに電線を引き込んで端子接続する
個所の防水性を確保できる電磁波シールド構造。 【解決手段】 電線20を覆う編組30は金属製シェル
70に結合手段である鳩目形ワッシャとボルトで簡単か
つ確実に結合される。金属製シェル70はアース接地G
された例えばモータの外板ケースBに結合され、電線2
0から発生する電磁波は、編組30→鳩目形ワッシャと
ボルト→金属製シェル70→外板ケースB→アース接地
Gとし、電気コネクタの本体部ハウジング50は外板ケ
ースBの電線引き込み口bに嵌合保持されて、電線引
き込み口bにおける防水性を第1のシール部材55で
確保する。また、端子金具26は被着保持した第2のシ
ール部材27を介して本体部ハウジング50に挿通し、
外板ケースBの内部からの水や油類はその第2のシール
部材27によって電線20の導体21まで達することは
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に電気自動車に
搭載のモータの入出力端子、あるいは一般電子電気機器
の入出力端子に電線・ケーブルやワイヤハーネスを接続
する部分の防水性を備えた電磁波シールド構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車は弱電回路や電子回路がま
すます増加の一途をたどっており、配索電線の大電流・
高電圧化が進むなかで電磁波ノイズに弱い弱電回路を保
護し、また電磁波ノイズの影響で電子回路における各種
センサの検出精度を低下させないように有効かつ低コス
トの電磁波シールド対策が求められている。
【0003】図10は、かかる電磁波シールド構造の従
来例として実開平6−23179号公報に記載のシール
ドケーブル用コネクタを示す側面断面図である。円筒状
の金属製シェル1内に設けた端子保持用リテーナ2に複
数本のピン端子3が保持されている。シールドケーブル
4は銅線などの導体5aを絶縁体5bで被覆した絶縁線
心5の複数本を撚り合わせ、この撚り合わせた絶縁線心
5の上から金属製の編組6を巻き付け、その上に最外層
のシース7で被覆してなっている。そうしたシールドケ
ーブル4の絶縁線心5の各端末を皮剥ぎして導体5aを
ピン端子3に接続している。また、ケーブル端末のシー
ス7を皮剥処理して編組6を剥き出しにし、この編組6
の裾端部の上に筒状の金属製ネット8を被せ、さらにこ
の金属製ネット8の上から熱収縮チューブ9を被せてい
る。熱収縮チューブ9を加熱させてその収縮圧により金
属製ネット8を上から押さえつけ、その金属製ネット8
を金属製シェル1の外周面に押し当てて接続すること
で、編組6から金属製ネット8を介して金属製シェル1
に電気的に導通させ、シールドケーブル4の各絶縁線心
5から発生する電磁波を吸収してシールドするようにな
っている。
【0004】例えば電気自動車に搭載されたモータの場
合、その入出力端子に接続される電源電線やケーブルな
どから発生する電磁波に対してシールド対策が求められ
る。モータの外板ケースはアルミニウムなどの金属製で
あり、その外板ケースに設けた電線引き込み口に電気コ
ネクタを挿入して固定し、電気コネクタを介して電源電
線などを外板ケースに引き込む。その際、引き込んだ電
線の端末を端子金具を介してモータ入出力端子に接続さ
せる場合に、大電流・高電圧の電源電線などから外部へ
の電磁波漏洩を防止し、また逆に外部から受ける電磁波
の影響から保護する必要がある。そこで、金属製の外板
ケースをアース接地してグランドに落とすことでシール
ド導通を図るようにしている。
【0005】同時にこの場合、そうした電磁波シールド
対策だけでなく、モータの外板ケースに設けた電線引き
込み口から雨水などがケース内に浸入するのを防ぐ防水
性も要求される。
【0006】図11は、電線引き込み口に固定した電気
コネクタの端子防水構造の一例を示す側面断面図であ
る。モータの外板ケース10に設けた電線引き込み口1
1に、コネクタ本体としてこの場合樹脂製のシェル12
が嵌合して固定される。すなわち、樹脂製シェル12の
本体筒部13の前部を電線引き込み口11に嵌合させ、
本体筒部13にフランジ形状に設けた固定座14を外板
ケース10の外面に押し当てるように密着させて固定す
る。また、本体筒部13の内部には隔壁15が設けてあ
り、隔壁15の中央部に電線16を挿通させて外板ケー
ス10の内部に引き込む。電線16は、端末の絶縁体1
6aなど絶縁被覆材を皮剥ぎ処理して導体16bを露出
させ、露出した導体16bに端子金具17をかしめ部1
7aでかしめ加工して圧着している。端子金具17は、
先端部の接続孔17bにボルトを通してモータ入出力端
子に締結される。
【0007】この場合の防水手段は、電線引き込み口1
1から外板ケース10内に雨水などの浸入を防ぐため、
外板ケース10の外面に押し当てて固定されるコネクタ
側樹脂製シェル12の固定座14との押し当て面間にO
−リング18を装着している。さらに、樹脂製シェル1
2の隔壁15で電線16が挿通する部分には、隔壁15
の外側に筒状のゴム製パッキン19を装着し、このパッ
キン19に電線16を密着して挿通させている。そのよ
うにして、電線引き込み口11に対する防水性はO−リ
ング18で、樹脂製シェル12と電線16との挿通部に
おける防水性はパッキン19でそれぞれ確保している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来例と
して示された図10のシールドケーブル用コネクタと図
11の端子防水構造の場合、それぞれに次の問題点があ
る。
【0009】まず、図10のシールドケーブル用コネク
タの場合、問題点の1つに、コネクタ本体の金属製シェ
ル1に編組6をシールド導通させるためのつなぎ部材と
して、編組6に被せる金属製ネット8と、金属製ネット
8を金属製シェル1に押しつける熱収縮チューブ9が設
けられていることである。したがって、部材点数も多
く、熱を加えて収縮させる作業工数や特殊な処理設備な
どが嵩んでコスト高につく。
【0010】また1つは、本来の目的である電磁波シー
ルド機能に関してであるが、熱収縮チューブ9による熱
収縮力だけでは金属製ネット8を金属製シェル1に押し
つける力が不十分である。そのため、シールド抵抗も不
安定で有効な電磁波シールド性能を実現できず、信頼性
に欠ける。加えて、仮に熱収縮チューブ9が破れなどの
損傷を受けた場合、金属製ネット8が外れて金属製シェ
ル1と編組6のつなぎの役割を果たせなくなり、電気的
な不導通を引き起こして本来の電磁波シールド機能を損
なう懸念がある。
【0011】一方、図11に示す端子防水構造について
は、図10についても共通していえるが、端子金具6を
圧着した部分の電線5の導体5aが剥き出し状態でモー
タ外板ケース10の内側に突出している点に問題があ
る。モータの場合、使用される潤滑油などの油類とか、
ケース内部に発生した水滴が剥き出しの導体5aを伝っ
てケース外部に漏出し、他機材に対して諸々の不都合を
与える。それを防ぐ対策には高コストを要する。
【0012】以上から、本発明の目的は、特に電気自動
車に搭載のモータにおいて、その外板ケースに電線を引
き込んで端子接続する個所の防水性を確保したうえで、
低コストでしかも有効に電磁波シールド性能が得られる
ようにした電磁波シールド構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる請求項1に記載の防水性を備えた電
磁波シールド構造は、図1〜図5に示すように、アース
接地された機器側の導電性の被取付体Bと、この被取付
体Bに設けた電線引き込み口bに第1のシール部材5
5を介して防水性を確保した状態で嵌合保持された樹脂
製の電気コネクタハウジング(50,60)と、電線2
0の端末の導体21に圧着され、その一部に密着させて
保持する第2のシール部材27を介して前記電気コネク
タハウジングに防水性を確保して挿通し、先端の接続部
26cを前記被取付体Bの内側に突出させた端子金具2
6と、前記電線20を全長にわたって覆う柔軟性を備え
た導電性の電磁波シールドチューブ30と、前記電気コ
ネクタハウジングを覆って内部に収容した状態で前記被
取付体Bに結合されるとともに、前記電磁波シールドチ
ューブ30を導電性の結合手段で結合して保持する導電
性の電磁波シールドターミナル70と、を備えたことを
特徴とする。
【0014】以上の構成から、電線20を覆う電磁波シ
ールドチューブの具体例として、図2以下に示す編組3
0は金属製シェル70のごとき電磁波シールドターミナ
ルに結合手段で結合される。その金属製シェル70は、
図5に示すように、例えばモータの外板ケースのごとき
機器側のアース接地された被取付体Bに金属間結合され
ているので、電線20から発生する電磁波は、編組30
→結合手段→金属製シェル70→被取付体の外板ケース
B→アース接地Gの経路によるシールド導通経路で吸収
される。一方、本体部ハウジング50やカバー部ハウジ
ング60などから構成される電気コネクタハウジングは
被取付体である外板ケースBの電線引き込み口bに嵌
合保持されるが、その電線引き込み口bにおける防水
性は第1のシール部材55で確保され、電線引き込み口
から雨水などが外板ケースBの内部に浸入するのを
防止する。また、端子金具26はこの一部に被着させて
保持する第2のシール部材27を介して上記電気コネク
タハウジングの本体部ハウジング50に挿通した状態で
外板ケースBの内部に突出している。したがって、端子
金具26を伝って外板ケースBの内部から外部へ漏出し
ようとする水や油類はその第2のシール部材27によっ
て遮断され、電線20の剥き出し状態の導体21まで達
することはなく、外板ケース外部やハウジング外部に漏
出しない。
【0015】また、請求項2に記載の防水性を備えた電
磁波シールド構造は、前記電磁波シールドチューブが筒
状の編組30であってそれを前記電磁波シールドターミ
ナル70に保持させる前記結合手段が、金属製の座金部
材32とこれに通して共締めするボルトからなっている
ことを特徴とする。
【0016】以上の構成から、電磁波シールドチューブ
である編組30は導電性の金属素線を筒状に編んだもの
である。この編組30を座金部材32とボルトでもって
確実かつ強固に金属製シェル70のごとき電磁波シール
ドターミナルに結合できる。図10に示す従来構造で
は、金属製シェル1に編組6をシールド導通させるため
の金属製ネット8や熱収縮チューブ9などといったつな
ぎ部材を必要とし、熱収縮チューブ9を熱収縮させるた
めの特別な加熱設備を必要とした。それに対し、本発明
では座金部材32とボルトという簡単かつ確実な結合手
段だけを用いればよいので、コスト的にも格段に安価で
済み、しかも信頼性のある電磁波シールド構造を得るこ
とができる。
【0017】また、請求項3に記載の防水性を備えた電
磁波シールド構造は、前記座金部材32が鳩目形ワッシ
ャであり、前記編組30の裾端部31を二重に重ねた両
端部の網目を押し分けて前記鳩目形ワッシャ32を掛止
させ、この鳩目形ワッシャ32に前記ボルトを通して共
締めするようにしたことを特徴とする。
【0018】以上の構成から、座金部材32として図2
以下に示す金属製の鳩目形ワッシャを用いた場合であ
る。この鳩目形ワッシャ32にボルトを加えた結合手段
は、図10に示す従来構造の金属製ネット8と熱収縮チ
ューブ9による結合手段と較べた場合、非常に簡単でし
かも確実性がある。
【0019】また、請求項4に記載の防水性を備えた電
磁波シールド構造は、図1に示すように、前記電気コネ
クタハウジングは、前記電線20の端末部および前記端
子金具26を保持した状態で前記被取付体Bの電線引き
込み口b1に嵌合保持される樹脂製の本体部ハウジング
50と、この本体部ハウジング50に結合して組み立て
られ、電線20の端末部および端子金具26を背後から
押圧して本体部ハウジング50と共働して保持する樹脂
製のカバー部ハウジング60と、からなり、本体部ハウ
ジング50とカバー部ハウジング60の互いの結合部
が、一方側から他方側へ互い違いに入り組んで浸入水を
案内して逃がすためのラビリンス形状の通水路となるよ
うに形成されていることを特徴とする。
【0020】以上の構成から、電気コネクタハウジング
が本体部ハウジング50とカバー部ハウジング60から
なっており、両部ハウジング50,60を結合する部分
の双方に設けた隔壁C、D(図1,図3)を互い違いに
入り組ませている(図5)。その入り組んだ隙間があた
かも迷路のごとき通水路を形成し、仮にハウジング内に
雨水などが浸入した場合でもその通水路に案内され、ハ
ウジング外部に逃げる。つまり、電気コネクタハウジン
グの構造自体が「防水性」機能を備えている。
【0021】また、請求項5記載の防水性を備えた電磁
波シールド構造は、前記被取付体Bの外面との間に断面
凹溝形の通水路を形成する逃げ水段部59を前記本体部
ハウジング50に設け、また一方、前記電磁波シールド
ターミナル70の内面との間に断面凹溝形の通水路を形
成する逃げ水段部67を前記カバー部ハウジング60の
外面に設けたことを特徴とする。
【0022】以上の構成から、この場合も本体部ハウジ
ング50とカバー部ハウジング60の構造自体の防水性
機能についてである。すなわち、それぞれの筐体本体5
1,61に逃げ水段部59,67を設けたことで、組立
時にそれぞれの相手部材である、本体部ハウジング50
は機器側の被取付体である外板ケースBの外面に、カバ
ー部ハウジング50は電磁波シールドターミナルである
金属製シェル70の内面との間に「断面凹溝形の通水
路」が形成される。したがって、ハウジング内に浸入し
た雨水などはそれら断面凹溝形の通水路を伝わって、ハ
ウジング外部に逃げる。
【0023】また、請求項6に記載の防水性を備えた電
磁波シールド構造は、前記逃げ水段部(図6中の符号8
9)が山形に傾斜していることを特徴とする。
【0024】以上の構成から、この場合は特に図1に示
す第1実施の形態による本体部ハウジング50に設けた
前記逃げ水段部59に代えて、図6に示す第2実施の形
態の本体部ハウジング80に設けた逃げ水段部89のご
とき「山形」に傾斜させておけば、浸入水が流れ易くな
り、それだけ外部への排水や逃げ水効果を高めることが
できる。
【0025】ここで、上記請求項4,5,6において言
及したように、電気コネクタハウジングの構造自体にさ
まざまな防水機能をもたせたことは、弾性ゴム材などに
よるパッキン部材として簡単かつ少ない第1、第2のシ
ール部材55,27を用いるだけで済み、有効な防水性
が得られることを意味する。
【0026】また、請求項7に記載の防水性を備えた電
磁波シールド構造は、前記第1のシール部材55と前記
第2のシール部材27を一体化して、図9に示す第3実
施の形態のように、一体型シール部材140を前記被取
付体Bの電線引き込み口bに密着状態で嵌合させかつ
前記本体部ハウジング110に係止するとともに、その
一体型シール部材140に前記端子金具26が密着状態
で挿通してなっていることを特徴とする。
【0027】以上の構成から、前述した簡単かつ少ない
第1,第2のシール部材55,27を一体型シール部材
140として集約することにより、尚一層の部材点数の
削減化を図っている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる防水性を備
えた電磁波シールド構造の実施の形態について、図面を
参照して詳細に説明する。図1〜図5は本構造の第1実
施の形態を示し、図1は構造主部である電気コネクタの
分解斜視図、図2は図1中の2つの主要部材の組立態様
を示す分解斜視図、図3(a)〜(c)は図1中の3つ
の主要部材をそれぞれ別角度から示す斜視図、図4は図
1中の2つの主要部材の組立態様を示す分解斜視図、そ
して図5は以上各部材からなる組立側面断面図である。
【0029】本発明でいう被取付体の具体例として、図
5中の符号Bで電気自動車搭載のモータの外板ケースを
示し、この場合アルミニウムなどの金属製の外板ケース
Bに貫通して設けた電線引き込み口bに本構造である
電気コネクタが取り付けられる。この電気コネクタを介
してバッテリ電源などから配索されてきた電線・ケーブ
ルやワイヤハーネス(以下、便宜的に電線20と総称す
る)を外板ケースBの内部に引き込み、電線端末に圧着
された端子金具26でもってモータ入出力端子(図示せ
ず)に接続して電気的導通を図る。その際、電線20に
流れる大電流・高電圧のために電磁波の影響が及ばない
よう電磁波シールド処理が施される。併せて、電線引き
込み口bから外板ケースBの内部に雨水などが浸入し
ないように所要の防水処理が施される。また、雨水など
の浸入防止機能だけでなく、同時に外板ケースBの内側
からモータ潤滑油などの油類が端子金具26から電線導
体21に伝わってケース外部に漏出するのを有効に防止
する構造でもある。
【0030】電線20については、本例では3本組から
なる束ねられたものが示されている。車体に引き回して
配索されたそれら電線20の全長にわたって上から覆
い、本発明でいう柔軟性を有する導電性の電磁波シール
ドチューブの具体例として、各図に示す導電性の金属素
線を筒状に編んだ編組30が装着されている。さらにそ
の編組30と一緒に3本の電線20は配索全長または要
所ごとにコルゲートチューブ40に挿通して保護が図ら
れている。電線20の1本1本は、銅線などの導体21
上に絶縁体22を押出し被覆してなっており、各端末の
絶縁体11を皮剥処理して導体21を剥き出しにし、そ
の導体21にほぼ直角に曲がったL字形状の端子金具2
6がこのかしめ部26aでかしめ加工して圧着されてい
る。また、その端子金具26の先端部の平坦な接続部2
6cにはボルト孔26dが設けられ、ボルトを通してモ
ータ入出力端子に締結することにより、電気的導通が図
られる。
【0031】図1〜図4において、電気コネクタである
本構造の主要部は、電線端末の端子金具26を外板ケー
スBに挿通させて保持するため、組立式のいずれも樹脂
成形品である本体部ハウジング50とカバー部ハウジン
グ60を有している。それに加えて、組立状態の両ハウ
ジング50,60を外側から被って収容し、外板ケース
Bの外面に押し当ててボルト76(図5)で結合される
本発明でいう電磁波シールドターミナルである金属製シ
ェル70を備えている。
【0032】まず本体部ハウジング50について、矩形
筐体に成形された本体51の前部外側に突出した嵌合取
付部52を有し、この嵌合取付部52を外板ケースBの
電線引き込み口bに嵌合することで、本体部ハウジン
グ50を外板ケースBの外側に仮固定できるようになっ
ている。また、その嵌合取付部52には横並びに電線2
0の本数に対応する3つの端子通し孔53が貫通して設
けられている。その端子通し孔53に端子金具26を挿
通させて、先端の接続部26cを外板ケースBの内側に
突出させ、モータ入出力端子との接続位置に臨めるよう
にしている。また、図3(a)に示すように、嵌合取付
部52の全周にわたってパッキン装着溝56が設けら
れ、そこにパッキンとして第1のシール部材55が装着
され、外板ケースBの外面と本体部ハウジング50との
間の防水性を確保している。第1のシール部材55は両
端に係止ピン55aを有し、上記パッキン装着溝56に
設けた係止溝56aに係止して抜脱を防止している。
【0033】防水に関してさらに、かかる本体部ハウジ
ング50の筐体本体51の上面から両側面に沿って段差
成形して逃げ水段部59が設けてあり、外板ケースBの
外面に押し当てた状態で、ケース外面との間に形成され
る断面凹状の溝に浸入水を伝わせて流し、ハウジング外
部に逃がす工夫がなされている。さらに、3つの端子通
し孔53を囲むようにして3つの隔壁Cが端子金具26
の数に対応して形成されている。この隔壁Cは、次に説
明するカバー部ハウジング60に形成した隔壁D〔図3
(b)〕と互い違いに組み合わせて、あたかも迷路のご
ときラビリンスパッキン通水路を共働して形成し、ハウ
ジング内部に水が浸入した場合でもハウジング外部まで
案内して逃すように工夫されている。また、隔壁Cは3
つの隣り合う端子金具26を互いに絶縁する機能も有す
る。
【0034】ここで、再び端子金具26については、接
続部26cの後方部で直角に曲がった付近に、接続部2
6cの断面形状よりも一回り小さく段付き加工して端子
シール部26bが設けられ、そこに筒形パッキンとして
ゴム製の第2のシール部材27が密着して嵌め込まれて
セット化されている。
【0035】したがって、かかる端子金具26を上記本
体部ハウジング50の端子通し孔53に挿通させるが、
その際上記第2のシール部材27が端子通し孔53に密
着状態で押し込まれ、端子金具26と本体部ハウジング
50との間の防水性を確保するようにしている。また、
第2のシール部材27は電線20の剥き出し状態の導体
21の前方に位置するから、端子金具26を伝って外板
ケースBの内部からの水や油が剥き出し導体21にまで
達してしまって、ケース外部に漏出する不都合を回避で
きる機能も併せ持つ。
【0036】次に、カバー部ハウジング60について、
図3(b)に示すように、矩形筐体に成形された本体6
1の前側に電線20および端子金具26の一式に対応し
て端子押さえ凸部62,63と電線押さえ凹部64,6
5が形成されている。これら凹凸部はそれぞれ隔壁Dに
囲まれて隔成されている。隔壁Dは、上記本体部ハウジ
ング60側に設けた隔壁Cと互い違いに組合せられ、浸
入水をハウジング外部に逃がす役割をもつ。また、この
隔壁Dの上端部Dは端子金具26上に装着した上記第
2のシール部材27を後方から押圧し、端子通し孔53
の奥壁に突き当たるまで押し込むようになっている(図
5)。
【0037】防水に関してさらに、かかるカバー部ハウ
ジング60の筐体本体61の背面にはリブ形の逃げ水段
部67が水平方向へ延びて設けられ、次に説明する金属
シェル70の内面との間に形成される断面凹状の溝に浸
入水を伝わせて流し、ハウジング外部に逃すようになっ
ている。
【0038】以上の本体部ハウジング50とカバー部ハ
ウジング60において、本体部ハウジング50の筐体本
体51の両側面にはロック凹部57が形成され、カバー
部ハウジング60の筐体本体61の両側面にはそのロッ
ク凹部57に係合させるロック凸部66が形成されてい
る。それら双方のロック凹凸部57,66同士をクリッ
ク感覚を伴って係合させることにより、本体部ハウジン
グ50とカバー部ハウジング60がほぼワンタッチで嵌
合して組み立てられるようになっている。
【0039】次に、矩形筐体としてにプレス加工などさ
れた金属製シェル70について、代表的に図3(c)に
示すように、組立状態の上記ハウジング50,60を背
後から覆って収容し、筐体本体71の上部に設けたブラ
ケット72のボルト孔72aにボルト76を通し、外板
ケースBの雌ネジ孔bに螺着させて締結される(図
5)。また、筐体本体71の両側面には仮決め用のロッ
ク孔75が設けられ、本体部ハウジング50の両側面に
突設したロック凸部58にそのロック孔75を係合させ
ることで、ハウジング側への金属製シェル70の仮位置
決めがなされるようになっている。さらに、筐体本体7
1の両側面の下部には編組固定用のブラケット74が設
けられている。ブラケット74の中心部のボルト孔74
aと上下一対のスリット74には、本発明の要旨部材で
もある座金部材として、図2および図4に示す金属製の
鳩目形ワッシャ32が組み込まれ、この鳩目形ワッシャ
32を介してボルト(図示せず)で編組30の裾端部3
1の両端部をブラケット74に共締めして固定するよう
になっている。
【0040】ここで、図4は、かかる鳩目形ワッシャ3
2を用いて金属製シェル70に編組30の裾端部31を
結合する状態を示す分解図である。鳩目形ワッシャ32
は中心にボルト通し孔32aを有し、座外縁から直角に
曲がった左右一対の折り爪32bを有している。そうし
た形状の鳩目形ワッシャ32を編組30の裾端部31に
近い両端部に押し分けるようにして通し、折り爪32b
を金属製シェル70のブラケット74に設けたスリット
74bに係入後に折り曲げるようになっている。さら
に、金属製シェル70側の折り爪74cを折り曲げるこ
とにより、編組30の裾端部31を外側から抱え込むよ
うにして挟持するようになっている。
【0041】そのようにして、編組30を鳩目形ワッシ
ャ32を介して金属製シェル70にボルト結合させてシ
ールド導通させ、さらにその金属製シェル70を外板ケ
ースBにボルト76で締結させて導通させ、外板ケース
Bをアース接地Gさせるまでの一連のシールド導通経路
を成立させている。
【0042】以上の構成から、本発明にかかる第1実施
の形態の作用について、図5の組立側面断面図を主に用
いて説明する。なお、組立手順については以下の説明に
限定されない。
【0043】3本の電線20は、束ねた上から編組30
を被着した状態でコルゲートチューブ40に通して保護
され、車体に引き回して配索される。各電線20の端末
では、皮剥処理して剥き出しにした導体21に端子金具
26がかしめ部26aでかしめ加工して圧着され、さら
にその端子金具26の端子シール部26bにパッキンと
して第2のシール部材27を装着してセット化され、組
み立てに備える。また、編組30の裾端部31では、重
ね合わせるようにした両端部に鳩目形ワッシャ32を網
目を押し分けて組み付けることにより、これも組み立て
に備える(図2)。
【0044】次に、本体部ハウジング50の端子通し孔
53に対して、各電線20の端子金具26を第2のシー
ル部材27が孔奥に行き止まるまで押し込んで密着させ
る。この状態で端子金具26の先端の接続部26cは本
体部ハウジング50の嵌合取付部52から外側に突き出
た形になる。本体部ハウジング50には予めパッキン装
着溝56に第1のシール部材55を装着しておくことが
できる。
【0045】続いて、各電線20を背後から被うように
して、カバー部ハウジング60の両側のロック凸部66
を本体部ハウジング50の両側のロック凹部57にクリ
ック感覚を伴ってワンタッチで係合させる。両部ハウジ
ング50,60を結合して組み立てると、内部では端子
金具26が背後からカバー部ハウジング60側の端子押
さえ凸部62,63で押さえつけられ、電線20もまた
背後からカバー部ハウジング60側の電線押さえ凹部6
4,65で押さえつけられる。その際、カバー部ハウジ
ング60の隔壁Dの上端部Dは端子金具26上の第2
のシール部材27を後方から押圧する。
【0046】この段階で、編組30の裾端部31を拡げ
て仮組み状態の両部ハウジング50,60の下方部を外
側から包み込み、その裾端部31を外側から結束テープ
やバンド類33で巻き付けて緊縛する(図5)。そのよ
うにして、電線20と端子金具26は両部ハウジング5
0,60内において仮位置決めされる。
【0047】次に、電線20と端子金具26を組み込ん
だ一方側の本体部ハウジング50の嵌合取付部52を、
接続相手機器としてこの場合モータの外板ケースBの電
線引き込み口bに押し込んで嵌合させる。端子金具2
6の先端の接続部26cは外板ケースBの内側に突出
し、モータ入出力端子との接続に備える状態となる。
【0048】それから、金属製シェル70をカバー部ハ
ウジング60に背後から覆って収容する。このとき、図
4のように、金属製シェル70の下部両端の編組固定用
ブラケット74のスリット74bに、予め編組30の裾
端部31に取り付けた鳩目形ワッシャ32を差し込み、
折り爪32bを折り曲げてブラケット74のスリット7
4bに外側から係止する。さらに金属製シェル70側の
折り爪74cを編組30の裾端部31の外側に折り曲げ
て係止させる。続いて、鳩目形ワッシャ32側のボルト
孔32aとブラケット74側のボルト孔74aを芯合わ
せし、ボルトを通して共締めする。そのようにして編組
30は裾端部31近くの両端部で鳩目形ワッシャ32と
ブラケット74でもって金属製シェル70に結合する。
図5中の符号(J)で示す破線円は、編組30と金属製
シェル70との結合部を側面から見た位置を示してい
る。それに続いて、カバー部ハウジング60の仮位置決
め用のロック凸部58に金属製シェル70のロック孔7
5を係合させて仮組みを完了する。
【0049】次に、かかる金属製シェル70を外板ケー
スBに結合して本位置決めが行われる。すなわち、金属
製シェル70の上端のブラケット72においてボルト孔
72aにボルト76を通し、外板ケースBの雌ネジ孔b
に螺合させて結合する。その際、金属製シェル70の
下端部をコルゲートチューブ40の山谷41,42間に
食い込ませることで、コルゲートチューブ40も固定さ
れる。
【0050】外板ケースBはアース接地Gされており、
電線20に発生する電磁波は、いずれも導電性材料によ
る編組30→鳩目形ワッシャ32→電磁波シールドター
ミナルとしての金属製シェル70→ボルト76→外板ケ
ースB→グランドGというシールド導通経路で吸収され
る。結果、電線20の導体21を通して外部へ電磁波が
漏洩するのを防止し、また逆に外部からの電磁波影響を
受けないように回避することで、安定した電気特性を維
持して電線20の配線による信頼性を高めることができ
る。
【0051】一方、そのようにしてモータ入出力端子に
接続後の経時使用下で、例えば外板ケースBにボルト7
6で金属製シェル70を結合した部分のブラケット72
の取付面から雨水などが浸透した場合、その浸入水を本
体部ハウジング50に断面凹溝形状に形成されている逃
げ水段部59を伝わらせてハウジング外部に逃がす。な
おかつ浸入水は第1のシール部材55によってそれ以上
内部への浸入を阻止され、外板ケースBの電線引き込み
口bからケース内部に浸水しないように所要の防水性
を確保する。
【0052】また、例えばモータ潤滑油などが端子金具
26を伝って電線20側に浸入しようとする場合、端子
金具26上の第2のシール部材27によってそれを阻止
され、ハウジング内部で剥き出し状態の電線20の導体
21まで達せず保護される。
【0053】また、最外側の金属製シェル70と内側の
カバー部ハウジング60との間の隙間に雨水などが浸入
した場合、それはカバー部ハウジング60の背面に形成
されている断面凹溝形状の逃げ水段部67を伝ってハウ
ジング外部に逃げる。
【0054】また、そのようにハウジング内部のさらに
奥方まで雨水などが浸入した場合でも、本体部ハウジン
グ50とカバー部ハウジング60との合わせ組立面は双
方の隔壁C,Dが互い違いに入り組んでラビリンスパッ
キンのごとき迷路を形成しているので、それに浸入水を
案内してハウジング外部に逃がし、電線20の剥き出し
導体21など防水を必要とする要部まで到達することは
ない。
【0055】これらの作用の要点を次にまとめる。 電磁波シールドに関して、編組30は裾端部31の両
端部で座金部材の鳩目形ワッシャ32を介して金属製シ
ェル70にボルトで強固に共締めされているので、シー
ルド導通の接触は十分である。しかもそれが鳩目形ワッ
シャ32という小型で簡単な部品だけで可能となる。結
果、信頼性のある電磁波シールド性能が得られる。 防水/防油性に関して、モータ外板ケースBなど機器
筐における電線引き込み口bの防水性を、電気コネク
タハウジング自体の構造に簡単な逃げ水段部59,67
を設け、また隔壁C,Dを互い違いに入り組ませたラビ
リンスパッキン状の逃げ水用通路を形成することで確保
できるので、パッキン処理として第1,第2のシール部
材55,27を用いるだけで済む。
【0056】次に、図6〜図8は、上記第1実施の形態
の変形例ともいうべき本発明にかかる第2実施の形態を
示している。図1〜図5の第1実施の形態で示された各
部材に共通する部材には同一符号を付して重複する説明
は省く。
【0057】本例にあっては、いずれも樹脂成形品の本
体部ハウジング80とカバー部ハウジング90の形状、
ならびに金属製シェル100の形状が第1実施の形態で
示されたものとは若干異なっている。例えば、本体部ハ
ウジング80の全体の形状を山形とすることにより、そ
の外殻に沿って設けた水逃げ段部89では斜面の作用で
浸入水が逃げ易くなってさらに有効である。また、金属
製シェル100においても、全体の形状を第1実施の形
態の金属製シェル70と較べてブラケットなど外側突起
を無くして簡潔にしてあり、本体筐体に直接ボルト孔1
04,105を設けている。また、本例では、コルゲー
トチューブ40の末端部を金属製シェル100に結束テ
ープやバンド34でもって巻き付けて緊縛している点も
第1実施の形態と異なり、組立構造をさらに強固にして
いる。
【0058】次に、図9は、本発明にかかる第3実施の
形態を示す組立側面断面図である。この場合、上記第
1,第2実施の形態で示された第1のシール部材55
(85)および第2のシール部材27を設けるのではな
く、それら両シール部材を一体化したパッキンとしてゴ
ム製の一体型シール部材140を設けた点を特徴とす
る。
【0059】すなわち、外板ケースBの電線引き込み口
に直に一体型シール部材140が密着して装着され
ている。その一体型シール部材140は本体141の内
側に係止爪142が一体成形してあり、本体141を端
子金具26bに密着させ、係止爪142を本体部ハウジ
ング110に設けた係止孔に係合させている。それによ
り、外板ケースBの電線引き込み口bにおける端子金
具26との間の防水性、ならびにコネクタハウジング1
10,120および金属製シェル13と外板ケースBと
の間の防水性を単一の一体型シール部材140によって
確保している。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる請
求項1に記載の防水性を備えた電磁波シールド構造は、
電線を覆う電磁波シールドチューブの具体例としての編
組は金属製シェルのごとき電磁波シールドターミナルに
結合手段で結合される。その金属製シェルは例えばモー
タの外板ケースのごとき機器側のアース接地された被取
付体に結合されているので、電線から発生する電磁波
は、編組→結合手段→金属製シェル→被取付体の外板ケ
ース→アース接地の経路によるシールド導通で吸収され
る。一方、本体部ハウジングやカバー部ハウジングなど
から構成される電気コネクタハウジングは被取付体であ
る外板ケースの電線引き込み口に嵌合保持されるが、そ
の電線引き込み口における防水性は第1のシール部材で
確保され、電線引き込み口から雨水などが外板ケースの
内部に浸入するのを防止する。また、端子金具はこの一
部に被着させて保持する第2のシール部材を介して上記
電気コネクタハウジングの本体部ハウジングに挿通した
状態で外板ケースの内部に突出し、端子金具を伝って外
板ケースの内部からの水や油類はその第2のシール部材
によって遮断され、電線の剥き出し状態の導体まで達す
ることなく、外板ケース外部やハウジング外部に漏出し
ない。
【0061】また、請求項2に記載の防水性を備えた電
磁波シールド構造は、電磁波シールドチューブである編
組は導電性金属を筒状に編んだものであり、の編組を座
金部材とボルトでもって確実かつ強固に金属製シェルの
ごとき電磁波シールドターミナルに結合できる。すなわ
ち、電磁波シールドターミナルとしての金属製シェル
は、従来構造のように、金属製シェルに編組を結合する
ために金属製ネットや熱収縮チューブなどといった介在
部材を必要とし、熱収縮チューブを熱収縮させるための
加熱設備が必要とされたが、本発明では座金部材とボル
トという簡単かつ確実な結合手段だけを用いればよいの
で、コスト的にも格段に安価で済み、しかも信頼性のあ
る電磁波シールド構造を得ることができる。
【0062】また、請求項3に記載の防水性を備えた電
磁波シールド構造は、座金部材が金属製の鳩目ワッシャ
である場合に、この鳩目ワッシャにボルトを加えた結合
手段の簡易性と確実性は、従来構造の金属製ネットと熱
収縮チューブによる結合手段と比較して格段に増す。
【0063】また、請求項4に記載の防水性を備えた電
磁波シールド構造は、電気コネクタハウジングが本体部
ハウジングとカバー部ハウジングからなり、両部ハウジ
ングを結合する部分の双方に設けた隔壁を互い違いに入
り組ませているので、その入り組んだ隙間があたかも迷
路のごとき通水路を形成し、仮にもハウジング内に浸入
した雨水などはその通水路に案内され、ハウジング外部
に逃げる。つまり、電気コネクタハウジングの構造自体
が防水性機能を備える。
【0064】また、請求項5記載の防水性を備えた電磁
波シールド構造は、本体部ハウジングとカバー部ハウジ
ングのそれぞれ筐体本体に逃げ水段部を設けたことで、
組立時にそれぞれの相手部材である、本体部ハウジング
は機器側に被取付体である外板ケースの外面、カバー部
ハウジングは電磁波シールドターミナルである金属製シ
ェルの内面との間に断面凹溝形の通水路が形成され、ハ
ウジング内に浸入した雨水などはそれら断面凹溝形の通
水路を伝わって、ハウジング外部に逃げすことができ
る。
【0065】また、請求項6に記載の防水性を備えた電
磁波シールド構造は、特に図1に示す第1実施の形態に
よる本体部ハウジングに設けた前記逃げ水段部に代え
て、図6に示す第2実施の形態の本体部ハウジングに設
けた逃げ水段部のごとき山形に傾斜させておけば、浸入
水が流れ易くなり、それだけ外部への排水や逃げ水効果
を高めることができる。
【0066】したがって、上記請求項4,5,6を総括
すると、電気コネクタハウジングの構造自体にさまざま
な防水機能をもたせたことは、弾性ゴム材などによるパ
ッキン部材として簡単かつ少ない第1、第2のシール部
材を用いるだけで済み、有効な防水性が得られる。
【0067】また、請求項7に記載の防水性を備えた電
磁波シールド構造は、前述した簡単かつ少ない第1,第
2のシール部材をさらに一体型シール部材に集約するこ
とにより、より一層部材点数の削減化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる防水性を備えた電磁波シールド
構造の第1実施の形態である電気コネクタハウジングの
構造主部を示す分解斜視図である。
【図2】同第1実施の形態において構造主部の部材同士
の取り合いを示す分解斜視図である。
【図3】同図(a)〜(c)は、同第1実施の形態の構
造主部である3つの部材を示す斜視図である。
【図4】同第1実施の形態の構造主部における2つの部
材の結合状態を示す斜視図である。
【図5】同第1実施の形態にかかる本構造全体をモータ
外板ケースに取り付けた状態を示す組立側面断面図であ
る。
【図6】本発明にかかる防水性を備えた電磁波シールド
構造の第2実施の形態である電気コネクタハウジングの
構成主部を示す分解斜視図である。
【図7】同図(a)〜(c)は、同第2実施の形態の構
造主部である3つの部材を示す斜視図である。
【図8】同第2実施の形態にかかる本構造全体をモータ
外板ケースに取り付けた状態を示す組立側面断面図であ
る。
【図9】本発明にかかる第3実施の形態にかかる本構造
全体をモータ外板ケースに取り付けた状態を示す組立側
面断面図である。
【図10】電磁波シールド構造に関する従来構造の一例
を示す組立側面断面図である。
【図11】端子防水構造に関する従来構造の一例を示す
組立側面断面図である。
【符号の説明】
20 電線 21 導体 22 絶縁体 26 端子金具 26a かしめ部 26b 端子シール部 27 第2のシール部材 30 編組(電磁波シールドチューブ) 31 裾端部 32 鳩目形ワッシャ(座金部材) 40 コルゲートチューブ 50,80 本体部ハウジング(電気コネクタ
ハウジング) 52,82 嵌合取付部 53,83 端子通し孔 54 電線保持凹部 55 第1のシール部材 56 パッキン装着溝 57 ロック凹部 58 ロック凸部 59,89 逃げ水段部 60,90 カバー部ハウジング(電気コネク
タハウジング) 62,63,92,92 端子押さえ凸部 64,65,94,95 電線押さえ凹部 66 ロック凸部 67,97 逃げ水段部 70,100 金属製シェル(電磁波シールドタ
ーミナル) 72 外板ケースへの取付用ブラケット 74 編組結合用のブラケット 140 一体型シール部材 B 外板ケース(被取付体) b 電線引き込み口 C,D 隔壁(ラビリンスパッキン通水
路) J 編組と金属シェルの結合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FB10 FB20 FC21 FC40 LA10 LA16 5E087 EE14 FF18 LL12 LL17 QQ04 RR03 RR12 RR49 5E321 AA01 AA14 AA24 AA50 BB41 BB44 CC22 CC23 GG05 GG09 GH07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アース接地された機器側の導電性の被取
    付体と、 この被取付体に設けた電線引き込み口に第1のシール部
    材を介して水密性を確保した状態で嵌合保持された樹脂
    製の電気コネクタハウジングと、 電線の端末の導体に圧着され、その一部に密着させて保
    持する第2のシール部材を介して前記電気コネクタハウ
    ジングに防水性を確保して挿通し、先端の接続部を前記
    被取付体の内側に突出させた端子金具と、 前記電線を全長にわたって覆う柔軟性を備えた導電性の
    電磁波シールドチューブと、 前記電気コネクタハウジングを覆って内部に収容した状
    態で前記被取付体に結合されるとともに、前記電磁波シ
    ールドチューブを導電性の結合手段で結合して保持する
    導電性の電磁波シールドターミナルと、を備えたことを
    特徴とする防水性を備えた電磁波シールド構造。
  2. 【請求項2】 前記電磁波シールドチューブが筒状の編
    組であってそれを前記電磁波シールドターミナルに保持
    させる前記結合手段が、金属製の座金部材とこれに通し
    て共締めするボルトからなっていることを特徴とする請
    求項1に記載の防水性を備えた電磁波シールド構造。
  3. 【請求項3】 前記座金部材が鳩目形ワッシャであり、
    前記編組の裾端部を二重に重ねた両端部の網目を押し分
    けて前記鳩目形ワッシャを掛止させ、この鳩目形ワッシ
    ャに前記ボルトを通して共締めするようにしたことを特
    徴とする請求項2に記載の防水性を備えた電磁波シール
    ド構造。
  4. 【請求項4】 前記電気コネクタハウジングは、 前記電線の端末部および前記端子金具を保持した状態で
    前記被取付体の電線引き込み口に嵌合保持される樹脂製
    の本体部ハウジングと、 この本体部ハウジングに結合して組み立てられ、電線の
    端末部および端子金具を背後から押圧して本体部ハウジ
    ングと共働して保持する樹脂製のカバー部ハウジング
    と、からなり、 本体部ハウジングとカバー部ハウジングの互いの結合部
    が、一方側から他方側へ互い違いに入り組んで浸入水を
    案内して逃がすためのラビリンス形状の通水路となるよ
    うに形成されていることを特徴とする請求項1記載の防
    水性を備えた電磁波シールド構造。
  5. 【請求項5】 前記被取付体の外面との間に断面凹溝形
    の通水路を形成する逃げ水段部を前記本体部ハウジング
    に設け、また一方、前記電磁波シールドターミナルの内
    面との間に断面凹溝形の通水路を形成する逃げ水段部を
    前記カバー部ハウジングの外面に設けたことを特徴とす
    る請求項4に記載の防水性を備えた電磁波シールド構
    造。
  6. 【請求項6】 前記逃げ水段部が山形に傾斜しているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の防水性を備えた電磁波
    シールド構造。
  7. 【請求項7】 前記第1のシール部材と前記第2のシー
    ル部材を一体化した一体型シール部材を、前記被取付体
    の電線引き込み口に密着状態で嵌合させかつ前記本体部
    ハウジングに係止するとともに、その一体型シール部材
    に前記端子金具が密着状態で挿通してなっていることを
    特徴とする請求項1または4に記載の防水性を備えた電
    磁波シールド構造。
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