JP2003112934A - ガラス板の風冷強化装置 - Google Patents

ガラス板の風冷強化装置

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JP2003112934A
JP2003112934A JP2001306160A JP2001306160A JP2003112934A JP 2003112934 A JP2003112934 A JP 2003112934A JP 2001306160 A JP2001306160 A JP 2001306160A JP 2001306160 A JP2001306160 A JP 2001306160A JP 2003112934 A JP2003112934 A JP 2003112934A
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glass plate
air
rotatably connected
blower
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JP2001306160A
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Kenji Maeda
健治 前田
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Asahi Glass Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B27/00Tempering or quenching glass products
    • C03B27/04Tempering or quenching glass products using gas
    • C03B27/0404Nozzles, blow heads, blowing units or their arrangements, specially adapted for flat or bent glass sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B27/00Tempering or quenching glass products
    • C03B27/04Tempering or quenching glass products using gas
    • C03B27/044Tempering or quenching glass products using gas for flat or bent glass sheets being in a horizontal position
    • C03B27/0442Tempering or quenching glass products using gas for flat or bent glass sheets being in a horizontal position for bent glass sheets
    • C03B27/0447Tempering or quenching glass products using gas for flat or bent glass sheets being in a horizontal position for bent glass sheets the quench unit being variably adaptable to the bend of the sheet

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Abstract

(57)【要約】 【課題】湾曲面の異なる多品種のガラス板を効率よく製
造することができる風冷強化装置を提供する。 【解決手段】風冷強化装置24の複数の上部吹口ヘッド
32を四節回転連鎖である第1リンク機構を介して連結
し、所定の揺動支点を中心に揺動させる。複数の下部吹
口ヘッド34を四節回転連鎖である第2リンク機構を介
して連結し、所定の揺動支点を中心に揺動させる。共有
リンク42の一対のリンク46、46を同一平面上で噛
合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガラス板の風冷強化
装置に係り、特に曲げ成形された高温状態下にある湾曲
ガラス板の両面に冷却エアを吹き付けてガラス板を風冷
強化するガラス板の風冷強化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板を加熱炉で軟化点近くまで加熱
し、これを成形型で曲げ成形した後、風冷強化装置で急
冷することにより自動車用窓ガラス等の湾曲ガラス板を
製造する製造装置が従来から知られている。
【0003】風冷強化装置は、複数の上部吹口ヘッドと
複数の下部吹口ヘッドとから構成されている。これらの
上部吹口ヘッドと下部吹口ヘッドとの間に湾曲ガラス板
が挿入されると、上部吹口ヘッドのエア噴射ノズルから
湾曲ガラス板の上面に冷却エアが吹きつけられるととも
に、複数の下部吹口ヘッドのエア噴射ノズルから湾曲ガ
ラス板の下面に冷却エアが吹きつけられる。これによ
り、ガラス板が風冷強化される。
【0004】複数の上部吹口ヘッドと複数の下部吹口ヘ
ッドは、湾曲ガラス板の湾曲面に対応した位置に取り付
けられている。即ち、複数の上部吹口ヘッドの各々のエ
アノズルを結ぶ曲線及び複数の下部吹口ヘッドの各々の
エアノズルを結ぶ曲線が湾曲ガラス板の湾曲面に沿うよ
うに、各吹口ヘッドがそれぞれ位置決めされて取り付け
られている。また、複数の上部吹口ヘッド及び複数の下
部吹口ヘッドは、冷却能の低下を防止するために、上部
吹口ヘッドのノズルと下部吹口ヘッドのノズルとが対向
するように取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の自動
車産業では少量多品種の要求が高まっており、これに対
応して自動車用窓ガラスも効率のよい少量多品種の生産
が要求されている。しかしながら、従来の風冷強化装置
では、品種を変更する度に上部吹口ヘッドと下部吹口ヘ
ッドとを一旦取り外し、その品種の湾曲面に沿うように
各吹口ヘッドを組み直さなければならない。これによ
り、ジョブチェンジに費やす時間が長くなり生産性が悪
いという欠点がある。
【0006】このような課題を解決すべく本願出願人に
より複数のリンク機構を組み合せ、ガラス板の湾曲面に
対応した曲率に容易に変更できるガラス板の風冷強化装
置が提案されている(特開2000−281369
号)。
【0007】しかしながら、この装置におけるリンク機
構は、各支点において二つのリンクが重ねられてピンに
連結されており、二つのリンクに加わる力が異なった場
合、ピンに曲げモーメントが作用し、リンク機構のガタ
と相俟ってリンク全体として剛性が低下したり、ピンが
曲がるといった不具合を生じたりする可能性がないとも
言えず、さらなる改善が望ましい。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みて成され
たもので、ガラス板の湾曲面に対応した曲率に安定して
変更できるガラス板の風冷強化装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、曲げ成形された高温のガラス板の上面に
冷却エアを吹きつける複数の上部吹口部材と、前記ガラ
ス板の下面に冷却エアを吹きつける複数の下部吹口部材
とを備えたガラス板の風冷強化装置において、共有リン
クと、該共有リンクの一端部に回動自在に連結された第
1連結リンクと、該共有リンクの他端部に回動自在に連
結された第2連結リンクとからなるユニットを複数連結
することにより複数の四節回転連鎖が構成され、かつ、
前記上部吹口部材が配設された第1リンク機構と、共有
リンクと、該共有リンクの一端部に回動自在に連結され
た第1連結リンクと、該共有リンクの他端部に回動自在
に連結された第2連結リンクとからなるユニットを複数
連結することにより複数の四節回転連鎖が構成され、か
つ、前記第1リンク機構と対向して前記下部吹口部材が
配設された第2リンク機構と、を備え、隣接する前記ユ
ニットの第1連結リンク同士は、その先端部周辺にそれ
ぞれ歯切り加工部を有し、該歯切り加工部が互いに噛合
した状態で共有リンクの一端部に回動自在に連結され、
前記第1リンク機構および第2リンク機構は、それぞれ
所定の揺動支点を中心にして揺動自在であることを特徴
とする。
【0010】本発明によれば、共有リンクに回転中心を
有する一対のリンク同士を同一平面上で噛合させたの
で、従来のものよりもリンク機構の剛性が向上し、リン
ク機構のガタ、変形等を防ぐことができる。
【0011】本発明において、隣接する前記ユニットの
第2連結リンク同士は、その先端部周辺にそれぞれ歯切
り加工部を有し、該歯切り加工部が互いに噛合した状態
で前記共有リンクの他端部に回動自在に連結されている
ことが好ましい。
【0012】この構成によれば、一層リンク機構の剛性
が向上し、リンク機構のガタ、変形等を防ぐことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るガラス板の風冷強化装置の好ましい実施の形態につ
いて詳説する。図1は、実施の形態のガラス板の風冷強
化装置を含むガラス板成形装置の構造を示す斜視図であ
る。また、図1に示すガラス板成形装置は、自動車用サ
イドガラスの成形装置である。
【0014】ガラス板成形装置10のガラス板搬送方向
上流側には、加熱炉12が設けられている。この加熱炉
12にはローラコンベア14が配設されている。成形加
工すべきガラス板16は、ローラコンベア14によって
加熱炉12内を図1上矢印A方向に搬送され、加熱炉1
2の出口において軟化点近く(650〜700℃程度)
まで加熱される。
【0015】加熱されたガラス板16は、ローラコンベ
ア14によってガラス板成形装置10まで搬送される。
ここでガラス板16は、枠状でガラス板16の輪郭形状
に沿って形成されたプレスリング18に下面の周面が支
持される。プレスリング18に支持されたガラス板16
は、図1上矢印Bで示すプレスリング18の上昇移動に
より上型20に向けて移動される。上型20は、下部に
凸部(図示せず)が形成されており、これによってプレ
スリング18で上昇されたガラス板16は、上型20の
凸部に押し付けられて、凸部に沿った形状に曲げ成形さ
れる。なお、実施の形態では、上型20を固定しプレス
リング18を上昇させてガラス板16を曲げ成形した
が、これとは逆にプレスリング18を固定し上型20を
下降移動させてガラス板16を曲げ成形してもよい。
【0016】曲げ成形終了したガラス板16は、プレス
リング18を水平方向に移動する移動装置22により、
プレスリング18に支持された状態で図1上矢印C方向
に移動され、風冷強化装置24に搬送される。
【0017】風冷強化装置24は、ガラス処理ステージ
Sを挟んで上方に上部送風ボックス26と下方に下部送
風ボックス28とを備えている。上部送風ボックス26
と下部送風ボックス28とには各々ダクト30が連結さ
れ、これらのダクト30には図示しないブロアが連結さ
れている。したがって、ブロアが駆動されると、ブロア
によって発生した冷却エアが、ダクト30を介して上部
送風ボックス26と下部送風ボックス28とに供給され
る。そして、冷却エアは、上部送風ボックス26に内設
された複数の上部吹口ヘッド(複数の上部吹口部材に相
当)32、32…、及び下部送風ボックス28に内設さ
れた複数の下部吹口ヘッド (複数の下部吹口部材に相
当)34、34…から、図1に示すガラス処理ステージ
Sに向けて吹き出される。これにより、プレスリング1
8に支持されたガラス板16は、その両面が冷却されて
風冷強化される。
【0018】風冷強化されたガラス板16は、図示しな
い別の移動装置の図1上矢印D方向の移動によって検査
工程へ搬送される。ここでガラス板16は、クラック等
の欠陥が検査され、欠陥の無いものは良品工程へ、そし
て、欠陥が発見されたものは不良品工程へ各々搬送され
る。
【0019】風冷強化装置24は、図2、図3に示すよ
うに複数の上部吹口ヘッド32、32…、及び複数の下
部吹口ヘッド34、34…を備えている。
【0020】複数の上部吹口ヘッド32、32…は長尺
の箱体であり、その長手方向が図2において紙面に直交
する方向に延在するように配設され、その長さはガラス
板16の長さよりも長めに形成されている。また、複数
の上部吹口ヘッド32、32…の各々の上部には、フレ
キシブルチューブ36、36…が連結され、このフレキ
シブルチューブ36が図1のダクト30に連結されてい
る。したがって、ダクト30に供給された冷却エアは、
フレキシブルチューブ36、 36…を介して複数の上部
吹口ヘッド32、32…に導入される。そして、複数の
上部吹口ヘッド32、32…の下部に上部吹口ヘッド3
2の長手方向に所定の間隔で取り付けられた突状ブロッ
ク160、160…のエア噴射ノズルから下方に向けて
冷却エアが噴射される。
【0021】ところで、複数の上部吹口ヘッド32、3
2…には図2、図3に示すように、四節回転連鎖である
第1リンク機構40が左右両側にそれぞれ配設されてお
り、第1リンク機構40によって隣接する上部吹口ヘッ
ド32、32…同士が移動自在に連結されている。即
ち、第1リンク機構40は、略I字形状のリンク42
(共有リンクに相当)、リンク44(共有リンクに相
当)、リンク42とリンク44とを連結して斜めに配さ
れる下方のリンク46(第1連結リンクに相当)と上方
のリンク48(第2連結リンクに相当)、及び各リンク
を連結する支点部材であるピン52、54、56、58
とで構成される四節回転連鎖を複数接続して構成され
る。左右両側に配設される第1リンク機構40、40
は、上部吹口ヘッド32を挟んで対称の形状となってい
る。
【0022】このように第1リンク機構40は、リンク
42、リンク42の一端部にピン52により回動自在に
連結されたリンク46、および、リンク42の他端部に
ピン54により回動自在に連結されたリンク48とから
なるユニットと、リンク44、リンク44の一端部にピ
ン56により回動自在に連結されたリンク46、およ
び、リンク44の他端部にピン58により回動自在に連
結されたリンク48とからなるユニットとを交互に連結
して構成されている。
【0023】リンク42とリンク44は隣接する第1リ
ンク機構40、40同士で共有されている。即ち、リン
ク42の下端近傍には左右に並んで2個のピン孔42
a、42bが設けられ、リンク42の上端近傍には左右
に並んで2個のピン孔42c、42dが設けられてい
る。
【0024】リンク42のピン孔42a位置の裏面には
左側のリンク46の下端部が配され、ピン52がピン孔
42a、リンク46を貫通して上部吹口ヘッド32に固
定されている。これにより、リンク46はピン52を介
してリンク42に対して回動自在に連結される。ピン孔
42b位置の裏面には右側のリンク46の下端部が配さ
れ、ピン52がピン孔42b、リンク46を貫通して上
部吹口ヘッド32に固定されている。これにより、リン
ク46はピン52を介してリンク42に対して回動自在
に連結される。
【0025】リンク46の端部は円弧形状に形成されて
おり、さらにリンク46の下端部分には歯切り加工が施
されている。そして、リンク42に連結される左右のリ
ンク46、46の下端部分同士は同一平面上で噛合され
ている。したがって、一方のリンク46が所定角度θだ
け回動すると、他方のリンク46もこれに従い角度θだ
け回動する。
【0026】リンク42のピン孔42c位置の裏面には
左側のリンク48の下端部が配され、ピン54がピン孔
42c、リンク48を貫通して上部吹口ヘッド32に固
定される。これにより、リンク48はピン54を介して
リンク42に対して回動自在に連結される。ピン孔42
d位置の裏面には右側のリンク48の下端部が配され、
ピン54がピン孔42d、リンク48を貫通して上部吹
口ヘッド32に固定される。これにより、リンク48は
ピン54を介してリンク42に対して回動自在に連結さ
れる。また、リンク42は、ピン52、52、ピン5
4、54を介して上部吹口ヘッド32に固定される。
【0027】同様に、リンク44の下端近傍には左右に
並んで2個のピン孔44a、44bが設けられ、リンク
44の上端近傍には左右に並んで2個のピン孔44c、
44dが設けられている。ピン孔44a位置の裏面には
左側のリンク46の上端部が配され、ピン56がピン孔
44a、リンク46を貫通して相互を回動自在に連結し
ている。ピン孔44b位置の裏面には右側のリンク46
の上端部が配され、ピン56がピン孔44b、リンク4
6を貫通して相互を回動自在に連結されている。
【0028】ピン孔44c位置の裏面には左側のリンク
48の上端部が配され、ピン58がピン孔44c、リン
ク48を貫通して相互を回動自在に連結している。ピン
孔44d位置の裏面には右側のリンク48の上端部が配
され、ピン58がピン孔44d、リンク48を貫通して
相互を回動自在に連結している。
【0029】リンク48の端部は円弧形状に形成されて
おり、さらにリンク48の上端部分には歯切り加工が施
されている。そして、リンク44に連結される左右のリ
ンク48、48の上端部分同士は同一平面上で噛合され
ている。したがって、一方のリンク48が所定角度θだ
け回動すると、他方のリンク48もこれに従い角度θだ
け回動する。
【0030】なお、本実施の形態では、隣接する第1リ
ンク機構40、40の一対のリンク(リンク46、4
6、またはリンク48、48)のみ、先端部分には歯切
り加工が施されており、両者が噛合しているが、二対の
リンクの先端部分に歯切り加工が施されており、両者が
噛合している構成であってもよい。この構成は歯切り加
工が手間となるが、両リンク機構の連動をより確実たら
しめる点では優れる。
【0031】また、本実施の形態では、噛合するリンク
の端部を円弧形状に形成したが、回動角度が小さい場合
には、円弧形状のみならず楕円形状、放物線形状等の形
状も採用できる。
【0032】本実施の形態では、特開2000−281
369号に記載の構成のように、各支点において二つの
リンクが重ねられてピンに連結される構成を採らず、各
リンクにそれぞれ支点が設けられている。また、二つの
リンク同士が同一平面上で噛合している。したがって、
特開2000−281369号に記載の構成のような不
具合は生じない。よって、ガラス板16の湾曲面に対応
した曲率に安定して変更することができる。
【0033】図4に示すように、前記リンク機構で連結
された複数の上部吹口ヘッド32、32…のうち、図示
の左右端に位置する上部吹口ヘッド32、32は、アー
ム68、68の下端部に連結されている。これらのアー
ム68、68は、モータとウォーム機構(いずれも図示
略)等からなるアクチュエータに各々連結され、このア
クチュエータによって軸74が回動されることにより動
作される。即ち、アーム68は図4に示すように、その
上端部が軸74に連結されたリンク76にピン78を介
して連結されている。したがって、2本軸74、74が
図4の矢印方向に回動されると、アーム68、68の上
端は互いに近づく方向に動作され、前記矢印と逆方向に
軸74、74が回動されると、アーム68、68の上端
は互いに離れる方向に動作される。
【0034】このようにアーム68、68が動作される
と、上部吹口ヘッド32、32…は、第1リンク機構の
作用によって、図示しない所定の揺動支点(アーム6
8、68の軸方向延長線上の交点)を中心に揺動され
る。即ち、アーム68、68が互いに近づく方向に動作
されると、リンク46とリンク48の水平とのなす角度
が大きくなり、この角度変化は隣接する第1リンク機構
40、40…間で伝達され、各々の突状ブロック16
0、160…のエア噴射ノズルを結ぶ曲線C1の曲率半
径R1が大きくなる。また、アーム68、68が互いに
離れる方向に動作されると、リンク46とリンク48の
水平とのなす角度が小さくなり、この角度変化は隣接す
る第1リンク機構40、40…間で伝達され、前記突状
ブロック160、160…のエア噴射ノズルを結ぶ曲線
C1´の曲率半径R1´が小さくなる。したがって、ア
ーム68、68の揺動量を制御すれば、曲率半径R1を
任意の曲率半径に変更できるので、曲率半径R1をガラ
ス板16の曲面形状に応じて変更できる。なお、図4に
おいて、符号80は軸74、74を回動自在に支持する
プレートであり、符号82はモータ及びウォーム機構
(いずれも図示略)を支持する架台である。
【0035】複数の下部吹口ヘッド34、34…は長尺
の箱体であり、その長手方向が図2、図3において紙面
に直交する方向に延在するように配設され、その長さは
ガラス板16の長さよりも長めに形成されている。ま
た、複数の下部吹口ヘッド34、34…の各々の下部に
は、フレキシブルチューブ84が連結され、このフレキ
シブルチューブ84がダクト30に連結されている。し
たがって、ダクト30に供給された冷却エアは、フレキ
シブルチューブ84を介して複数の下部吹口ヘッド3
4、34…に導入される。そして、複数の下部吹口ヘッ
ド34、34…の上部に下部吹口ヘッド34の長手方向
に所定の間隔で取り付けられた突状ブロック(図示略)
のエア噴射ノズルから上方に向けて冷却エアが噴射され
る。
【0036】一方、複数の下部吹口ヘッド34、34…
には図2に示すように、四節回転連鎖である第2リンク
機構140が左右両側に配設されており、第2リンク機
構140によって隣接する下部吹口ヘッド34、34…
同士が移動自在に連結されている。
【0037】第2リンク機構140は、第1リンク機構
40と同一の構成、機能を有するものであり、ガラス板
16を挟んで第1リンク機構40と上下対称形状で配さ
れる。即ち、第2リンク機構140は、第1リンク機構
40を上下で逆転して配されたものである。したがっ
て、その構成、機能等の説明は省略する。
【0038】なお、第2リンク機構140の各構成要素
の番号は、第1リンク機構40の各構成要素の番号に1
00を加算した番号としてある(たとえば、リンク42
に対しリンク142、ピン52に対しピン152、
等)。
【0039】図4に示すように、複数の下部吹口ヘッド
34、34…のうち、図示の左右端に位置する下部吹口
ヘッド34、34がアーム232L、232Rの上端部
に連結されている。これらのアーム232L、232R
は、モータとウォーム機構(いずれも図示略)等からな
るアクチュエータに各々連結され、このアクチュエータ
によって軸238L、238Rが回動されることにより
動作される。即ち、アーム232L、232Rは図4に
示すように、その下端部が前記軸238L、238Rに
連結されたリンク240L、240Rにピン242L、
242Rを介して連結されている。したがって、軸23
8Lが図4の矢印CCW方向に回動され、軸238Rが
矢印CW方向に回動されると、アーム232L、232
Rの下端は互いに近づく方向に動作され、各矢印と逆方
向に軸238L、238Rが回動されると、アーム23
2L、232Rの下端は互いに離れる方向に動作され
る。
【0040】このようにアーム232L、232Rが動
作されると、下部吹口ヘッド34、34…は、第2リン
ク機構の作用によって、図示しない所定の揺動支点(ア
ーム68、68の軸方向延長線上の交点)を中心に揺動
される。即ち、アーム232L、232Rが互いに近づ
く方向に動作されると、リンク146とリンク148の
水平とのなす角度が大きくなり、この角度変化は隣接す
る第2リンク機構140、140…間で伝達され、各々
の突状ブロック160、160…のエア噴射ノズルを結
ぶ曲線C2の曲率半径R2が大きくなる。また、アーム
232L、232Rが互いに離れる方向に動作される
と、リンク146とリンク148の水平とのなす角度が
小さくなり、この角度変化は隣接する第2リンク機構1
40、140…間で伝達され、前記突状ブロック16
0、160…のエア噴射ノズルを結ぶ曲線C2´の曲率
半径R2´が小さくなる。したがって、アーム232
L、232Rの揺動量を制御すれば、曲率半径R2を任
意の曲率半径に変更できるので、曲率半径R2をガラス
板16の曲面形状に応じて変更できる。
【0041】また、第2リンク機構は、下部吹口ヘッド
34、34…の揺動時において、下部吹口ヘッド34側
のエア噴射ノズルが上部吹口ヘッド32側のエア噴射ノ
ズルと対向した状態を保持しつつ下部吹口ヘッド34、
34…を揺動させるように設計されている。なお、図4
において、符号244は軸238、238を回動自在に
支持するプレートであり、符号246はモータ及びウォ
ーム機構(いずれも図示略)を支持する架台である。
【0042】したがって、前記の如く構成された風冷強
化装置24によれば、複数の上部吹口ヘッド32、32
…を所定の揺動支点を中心に揺動させると、複数の上部
吹口ヘッド32、32…の各々のエア噴射ノズルを結ぶ
曲線C1の曲率半径R1をガラス板16の曲面形状に応
じて容易に変更できる。そして、複数の下部吹口ヘッド
34、34…を所定の揺動支点を中心に揺動させると、
下部吹口ヘッド34、34…のエア噴射ノズルを、複数
の上部吹口ヘッド32、32…のエア噴射ノズルに対向
した状態を保持しつつ、複数の下部吹口ヘッド34、3
4…の各々のエア噴射ノズルを結ぶ曲線C2の曲率半径
R2を、ガラス板16の曲面形状に応じて変更できる。
【0043】これにより、実施の形態の風冷強化装置2
4によれば、迅速に曲率半径R1、R2を変更できるの
で、ジョブチェンジを実質的に無くすことができる。よ
って、湾曲面の異なる多品種のガラス板16を効率よく
生産できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るガラス
板の風冷強化装置によれば、共有リンクに回転中心を有
する一対のリンク同士を同一平面上で噛合させたので、
従来のものよりもリンク機構の剛性が向上し、リンク機
構のガタ、変形等を防ぐことができる。よって、ガラス
板の湾曲面に対応した曲率に安定して変更することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るガラス板の風冷強化装置が適
用されたガラス板成形装置の構造図
【図2】実施の形態に係るガラス板の風冷強化装置のリ
ンク機構の構造図
【図3】風冷強化装置のリンク機構の要部拡大構造図
【図4】風冷強化装置のリンク機構を駆動する駆動装置
の構造図
【符号の説明】
10…ガラス板成形装置、24…風冷強化装置、32…
上部吹口ヘッド、34…下部吹口ヘッド、40…第1リ
ンク機構、140…第2リンク機構、160…突状ブロ
ック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げ成形された高温のガラス板の上面に
    冷却エアを吹きつける複数の上部吹口部材と、前記ガラ
    ス板の下面に冷却エアを吹きつける複数の下部吹口部材
    とを備えたガラス板の風冷強化装置において、 共有リンクと、該共有リンクの一端部に回動自在に連結
    された第1連結リンクと、該共有リンクの他端部に回動
    自在に連結された第2連結リンクとからなるユニットを
    複数連結することにより複数の四節回転連鎖が構成さ
    れ、かつ、前記上部吹口部材が配設された第1リンク機
    構と、 共有リンクと、該共有リンクの一端部に回動自在に連結
    された第1連結リンクと、該共有リンクの他端部に回動
    自在に連結された第2連結リンクとからなるユニットを
    複数連結することにより複数の四節回転連鎖が構成さ
    れ、かつ、前記第1リンク機構と対向して前記下部吹口
    部材が配設された第2リンク機構と、を備え、 隣接する前記ユニットの第1連結リンク同士は、その先
    端部周辺にそれぞれ歯切り加工部を有し、該歯切り加工
    部が互いに噛合した状態で共有リンクの一端部に回動自
    在に連結され、 前記第1リンク機構および第2リンク機構は、それぞれ
    所定の揺動支点を中心にして揺動自在であることを特徴
    とするガラス板の風冷強化装置。
  2. 【請求項2】 隣接する前記ユニットの第2連結リンク
    同士は、その先端部周辺にそれぞれ歯切り加工部を有
    し、該歯切り加工部が互いに噛合した状態で前記共有リ
    ンクの他端部に回動自在に連結されている請求項1に記
    載のガラス板の風冷強化装置。
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