JP2003111221A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電所、変電所等の電気所のガス絶縁開閉装
置を増設する場合において、増設部分のガス絶縁開閉装
置を据付スペースが縮小できる配置構成とする。 【解決手段】 相分離形の２組の主母線と、２組の主母
線の間に接続された母線連絡ユニットと、２組の主母線
に接続された線路ユニットおよび変圧器ユニットとが接
続された既設部分に加えて、２組の増設主母線を既設部
分の２組の主母線の一端から所定の距離を隔てた位置で
２組の主母線に直交する方向に水平配置し、この２組の
増設主母線に、外形寸法および相間距離が既設部分のも
のより縮小された増設母線連絡ユニット、増設線路ユニ
ットおよび増設変圧器ユニットを配置した構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、発電所または変
電所等の電気所の二重母線方式のガス絶縁開閉装置の既
設部分に加えて増設するガス絶縁開閉装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】発電所または変電所等の電気所の二重母
線方式のガス絶縁開閉装置を増設する場合には、既設部
分のガス絶縁開閉装置と同一構造のガス絶縁開閉装置を
増設するのが一般的である。その既設部分と増設部分の
ガス絶縁開閉装置の構成例の単線図を図５、増設後の全
体構成の配置図を図６に示す。図５、図６において、１
０は既設部分、２０は増設部分である。１１Ａ、１１Ｂ
は既設部分１０の主母線、２は遮断器、３Ｂは主母線側
断路器、４は遮断器２の両側に配置された変流器、５は
避雷器、６は接地開閉器、７Ｂは主母線１１Ａ及び１１
Ｂに接続された主母線側電圧変成器、７Ｌは線路側電圧
変成器、８は架空電線路に接続される線路側ブッシン
グ、９は変圧器に接続される変圧器側ケーブルヘッドで
ある。

【０００３】１２は既設部分１０の線路ユニットであ
り、主母線１１Ａ、１１Ｂのそれぞれに接続された２台
の主母線側断路器３Ｂ、変流器４、遮断器２、変流器
４、線路側断路器３Ｌ、線路側ブッシング８が直列に接
続され、線路側断路器３Ｌと線路側ブッシング８の間に
線路側電圧変成器７Ｌおよび避雷器用断路器３Ａを介し
て避雷器５がそれぞれＴ分岐接続され、各断路器３Ｂ、
３Ｌ、３Ａの両側にそれぞれの接地開閉器６が配置され
ている。

【０００４】１３は既設部分１０の変圧器ユニットであ
り、主母線１１Ａ、１１Ｂのそれぞれに２台の主母線側
断路器３Ｂ、変流器４、遮断器２、変流器４、変圧器側
ケーブルヘッド９が直列に接続され、変流器４と変圧器
側ケーブルヘッド９の間に避雷器用断路器３Ａを介して
避雷器５がＴ分岐接続され、各断路器３Ｂ、３Ａの両側
に接地開閉器６が配置されている。

【０００５】１４は既設部分１０の母線連絡ユニットで
あり、遮断器２の両側に変流器４、主母線側断路器３Ｂ
がそれぞれ直列接続されて主母線１１Ａと１１Ｂの間に
接続され、遮断器２、主母線側断路器３Ｂの両側に接地
開閉器６が配置されている。

【０００６】２１Ａ、２１Ｂは増設部分２０の増設主母
線であり、端部にそれぞれ母線用電圧変成器７Ｂが接続
されている。２２は増設部分２０の増設線路ユニットで
あり、増設主母線２１Ａ、２１Ｂのそれぞれに接続され
た２台の主母線側断路器３Ｂ、変流器４、遮断器２、変
流器４、線路側断路器３Ｌ、線路側ブッシング８が直列
に接続され、線路側断路器３Ｌと線路側ブッシング８の
間に避雷器用断路器３Ａを介して避雷器５および線路側
電圧変成器７ＬがＴ分岐接続され、各断路器３Ｂ、３
Ｌ、３Ａの両側に接地開閉器６が配置されている。

【０００７】２３は増設部分２０の増設変圧器ユニット
であり、増設主母線２１Ａ、２１Ｂのそれぞれに２台の
主母線側断路器３Ｂ、変流器４、遮断器２、変流器４、
変圧器側ケーブルヘッド９が直列に接続され、変流器４
と変圧器側ケーブルヘッド９の間に避雷器用断路器３Ａ
を介して避雷器５が接続され、各断路器３Ｂ、３Ａの両
側に接地開閉器６が配置されている。

【０００８】２４は母線連絡ユニットであり、遮断器２
の両側に変流器４、主母線側断路器３Ｂがそれぞれ接続
されて増設主母線２１Ａ、２１Ｂに接続され、遮断器
２、各断路器３Ｂの接続部に接地開閉器６が配置された
構成である。

【０００９】２５は母線区分ユニットであり、遮断器２
の両側に変流器４、主母線側断路器３Ｂがそれぞれ接続
され、一方が既設部分１０の主母線１１Ａまたは１１Ｂ
の端部に接続され、他方が増設部分２０の増設主母線２
１Ａまたは２１Ｂに接続され、主母線側断路器３Ｂの両
側に接地開閉器６が配置されている。

【００１０】２６は既設部分１０の主母線１１Ａ、１１
Ｂに接続された非常電源ユニットであり、既設部分１０
の変圧器ユニット１３と同一の構成である。

【００１１】従来の相分離形ガス絶縁開閉装置の増設を
行う場合は、増設主母線２１Ａ、２１Ｂを既設部分１０
の主母線１１Ａ、１１Ｂの延長線上に相分離形で設置
し、既設部分１０の主母線１１Ａと増設主母線２１Ａと
の間及び主母線１１Ｂと増設主母線２１Ｂとの間にそれ
ぞれ母線区分ユニット２５を配置し、増設主母線２１
Ａ、２１Ｂに対してＴ分岐状に、増設線路ユニット２
２、増設変圧器ユニット２３及び増設母線区分ユニット
２４を配置し、非常電源ユニット２６は、異なる送電系
統から受電するように既設部分１０の主母線１１Ａ、１
１Ｂに接続する。

【００１２】このように電気所のガス絶縁開閉装置を従
来型と同一構成で増設すると、ガス絶縁開閉装置を小型
軽量化し、据付工期も短縮できる製造技術を有していて
も、製作コストが高く、据付工期も長く、増設部分の長
さＬが長くなるガス絶縁開閉装置を適用することとな
る。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】ガス絶縁開閉装置は、
上記のように増設部分を従来の構成と同一構成で増設す
ると、既設部分の建設後、改良研究と製作実績の積み重
ねにより、小型軽量化が進んでいるにもかかわらず、製
作コストが高く、据付工期も長く、大きな据付スペース
を必要とするガス絶縁開閉装置を使用しなければならな
いという問題点があった。

【００１４】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、増設部分の主母線部分および各ユ
ニットを高性能化、小型軽量化が進んだガス絶縁開閉装
置を適用して、据付スペースの縮小化と、製作コストの
低減、据付工期の短縮を図ることを目的とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】この発明の請求項１に係
るガス絶縁開閉装置は、２組の増設主母線を既設部分の
２組の主母線の一端から所定の距離を隔てた位置に上記
２組の主母線の延長線に直交する方向に水平配置し、こ
の２組の増設主母線に、外形寸法および相間距離が既設
部分のものより縮小された増設母線連絡ユニット、増設
線路ユニットおよび増設変圧器ユニットを接続したもの
である。

【００１６】この発明の請求項２に係るガス絶縁開閉装
置は、請求項１の構成の２組の増設主母線を３相一括形
で構成したものである。

【００１７】この発明の請求項３に係るガス絶縁開閉装
置は、既設部分の２組の主母線の一端側の直角方向に延
長主母線を配置し、この延長主母線と所定の距離を隔て
た平行位置に、２組の増設主母線を水平配置し、この２
組の増設主母線に、外形寸法および相間距離を既設部分
のものより縮小した増設母線連絡ユニット、増設線路ユ
ニットおよび増設変圧器ユニットを接続したものであ
る。

【００１８】この発明の請求項４に係るガス絶縁開閉装
置は、請求項３の構成の延長主母線および２組の増設主
母線を３相一括形で構成したものである。

【００１９】

【発明の実施の形態】実施の形態１．近年、ガス絶縁開
閉装置は、製造技術の向上により、５００ｋＶ級の高電
圧用においては遮断点数が少なくなり、小型軽量化され
て点検性もよくなり、機器寸法は大幅に縮小されたもの
が実用されている。実施の形態１は、発電所、変電所な
どの電気所の開閉設備の増設に対して、増設部分に縮小
されたガス絶縁開閉装置を適用して据付スペースの縮小
を図ったものである。

【００２０】図１は実施の形態１の単線図、図２は実施
の形態１のガス絶縁開閉装置の配置構成図であり、図２
（ａ）が平面図、図２（ｂ）が側面図である。図におい
て、３０は既設部分、４０は増設部分である。既設部分
３０の遮断器２、主母線側断路器３Ｂ、変流器４、避雷
器５、接地開閉器６、主母線側電圧変成器７Ｂ、線路側
電圧変成器７Ｌ、線路側ブッシング８、変圧器に接続さ
れたケーブルヘッド９、主母線１１Ａ、１１Ｂは従来の
構成の相当部分と同一である。既設部分３０の線路ユニ
ット１２、変圧器ユニット１３、母線連絡ユニット１４
も従来の構成の各ユニットとほぼ同様に構成されてい
る。

【００２１】４１Ａ、４１Ｂは３相一括形で構成された
増設主母線、３２は増設部分の遮断器、３３Ｂは増設部
分の主母線側断路器、３４は遮断器３２の両側に配置さ
れた増設部分の変流器、３５は増設部分の避雷器、３６
は増設部分の接地開閉器、３７Ｂは増設主母線４１Ａ及
び４１Ｂに接続された増設部分の主母線側電圧変成器、
３７Ｌは増設部分の線路側電圧変成器、３８は架空電線
路に接続される増設部分の線路側ブッシング、３９は変
圧器に接続された増設部分の変圧器側ケーブルヘッドで
ある。遮断器３２、各断路器３３Ｂ、３３Ｌ、接地開閉
器３６、避雷器３５、各電圧変成器３７Ｂ、３７Ｌは既
設部分に比較して寸法が縮小された構成である。

【００２２】４２は増設線路ユニットであり、増設主母
線４１Ａ、４１Ｂのそれぞれから２台の主母線側断路器
３３Ｂ、変流器３４、遮断器３２、変流器３４、線路側
断路器３３Ｌ、線路側ブッシング３８が直列に接続さ
れ、線路側断路器３３Ｌと線路ブッシング３８の間に避
雷器３５及び線路側電圧変成器３７ＬがＴ分岐接続さ
れ、主母線側断路器３３Ｂと遮断器３２の間および線路
側断路器３３Ｌと線路側ブッシング３８の間に接地開閉
器３６が配置されている。

【００２３】４３は増設変圧器ユニットであり、増設主
母線４１Ａ、４１Ｂのそれぞれから主母線側断路器３３
Ｂ、変流器３４、遮断器３２、変流器３４、変圧器側ケ
ーブルヘッド３９が直列に接続され、主母線側断路器３
３Ｂと遮断器３２の間および主母線側断路器３３Ｂと変
圧器側ケーブルヘッド３９の間にそれぞれ接地開閉器３
６が配置されている。

【００２４】４４は増設母線連絡ユニットであり、遮断
器３２の両側に変流器３４、主母線側断路器３３Ｂがそ
れぞれ接続され、その両端が増設主母線４１Ａと４１Ｂ
に接続され、遮断器３２と主母線側断路器３３Ｂの間に
接地開閉器３６が配置されている。

【００２５】４５は母線区分ユニットであり、遮断器３
２の両側に変流器３４、主母線側断路器３３Ｂがそれぞ
れ接続され、一方が既設部分の主母線１１Ａまたは１１
Ｂに接続され、他方が増設部分の主母線４１Ａまたは４
１Ｂに接続され、遮断器３２と主母線側断路器３３Ｂと
の間および主母線側断路器３３Ｂと増設主母線４１Ａま
たは４１Ｂとの間に接地開閉器３６が配置されている。

【００２６】増設線路ユニット４２、増設変圧器ユニッ
ト４３および増設母線連絡ユニット４４の各主母線側断
路器３３Ｂは増設主母線４１Ａ、４１Ｂの上方に配置し
て各ユニットの接続した状態における長さを短くしてい
る。

【００２７】このように、増設部分４０に寸法が縮小さ
れたガス絶縁開閉装置を採用し、増設主母線４１Ａ、４
１Ｂを３相一括形として、既設部分３０の主母線１１
Ａ、１１Ｂの延長線上に母線区分ユニット４５を配置
し、その延長線に増設主母線４１Ａ、４１Ｂを直交する
方向に配置し、この増設主母線４１Ａ、４１Ｂに増設線
路ユニット４２、増設変圧器ユニット４３および増設母
線連絡ユニット４４を配置した構成としたことにより、
増設部分４０は既設部分３０の主母線１１Ａ、１１Ｂの
両側に線路ユニット１２、変圧器ユニット１３が配置さ
れた幅Ｗの範囲におさまる増設主母線４１Ａ、４１Ｂの
長さとなり、増設線路ユニット４２，増設変圧器ユニッ
トなどの各ユニットの長さが短くなっているので、既設
部分３０と同一の構成を適用する場合に比較して、増設
部分４０の長さＬが短くなっており、据付スペースが大
幅に縮小されている。

【００２８】図２では増設主母線４１Ａ、４１Ｂは３相
一括形で構成したが、増設主母線を相分離形で構成して
もよい。この場合、主母線部分を３相一括形とした場合
より主母線の配置幅が必要であり、増設部分の長さは長
さＬが少し長くなるが、増設線路ユニット４２、増設変
圧器ユニット４３、増設母線連絡ユニット４４が短く構
成されているので、従来の構成で増設した場合に比較す
れば増設部分４０の長さＬは縮小された据付スペースと
なる。

【００２９】実施の形態２．図３は実施の形態２の単線
図、図４は実施の形態２のガス絶縁開閉装置の配置構成
図である。実施の形態２は、既設部分の主母線１１Ａ、
１１Ｂの一端と増設部分の主母線の一端を接続する構成
としたものである。図において、既設部分３０は実施の
形態１の既設部分と同一である。５０は増設部分であ
る。増設部分５０の各ユニットを構成する遮断器３２、
母線側断路器３３Ｂ、変流器３４、避雷器３５、接地開
閉器３６、母線用電圧変成器３７Ｂ、線路側電圧変成器
３７Ｌおよび増設線路ユニット４２、増設変圧器ユニッ
ト４３、増設母線連絡ユニット４４および母線区分ユニ
ット４５の構成は実施の形態１の図１と同一の構成であ
る。５１Ａ、５１Ｂは主母線１１Ａ、１１Ｂの一端から
直角方向に延長した３相一括の延長主母線、６１Ａ、６
１Ｂは延長主母線５１Ａ、５１Ｂとの間に所定の距離を
隔てた位置に平行に配置された３相一括形の増設主母線
である。

【００３０】この構成では、既設部分に主母線１１Ａ、
１１Ｂの一端から直角方向に延長主母線を配置し、この
主母線１１Ａ、１１Ｂと増設主母線６１Ａ、６１Ｂの一
端部との間に母線区分ユニット４５を接続し、増設線路
ユニット４２、増設変圧器ユニット４３および増設母線
連絡ユニット４４は増設主母線６１Ａ、６１Ｂに直角方
向に接続した配置構成である。

【００３１】増設部分５０を既設部分３０の主母線１１
Ａ、１１Ｂの一端から直角方向に延長主母線５１Ａ、５
１Ｂを配置し、この延長主母線５１Ａ、５１Ｂと増設主
母線６１Ａ、６１Ｂの端部の間に母線区分ユニット４５
を接続しているので、既設部分の主母線１１Ａ、１１Ｂ
と増設主母線６１Ａ、６１Ｂとを直列接続した配置構成
となる。

【００３２】以上のような配置構成としたことにより、
増設部分５０の据付スペースは、実施の形態１と同様
に、ガス絶縁開閉装置を従来構成と同一構成とした場合
に比較して、既設部分３０の主母線１１Ａ、１１Ｂに各
ユニットが配置された状態の幅Ｗの範囲で、増設部分５
０の主母線の長さがおさまり増設部分５０の長さＬは実
施の形態１と同様に縮小された配置構成となる。

【００３３】図３では延長主母線５１Ａ、５１Ｂおよび
増設主母線６１Ａ、６１Ｂを３相一括形で構成したが、
これを相分離形で構成してもよい。この場合、主母線部
分において３相一括形とした場合よりも増設部分５０の
長さＬが少し長くなるが、増設線路ユニット４２、増設
変圧器ユニット４３、増設母線連絡ユニット４４が短く
構成されているので、従来の構成で増設した場合に比較
すれば増設部分の長さＬが縮小された据付スペースとな
る。

【００３４】

【発明の効果】この発明の請求項１に係るガス絶縁開閉
装置は、２組の増設主母線を既設部分の２組の主母線の
一端から所定の距離を隔てた位置に２組の主母線の延長
線に直交する方向に水平配置し、この２組の増設主母線
に、外形寸法および相間距離が既設部分のものより縮小
された増設母線連絡ユニット、増設線路ユニットおよび
増設変圧器ユニットを接続した配置としたので、増設部
分の据付スペースを従来の構成で増設した場合に比較し
て、大幅に縮小することができる。

【００３５】この発明の請求項２に係るガス絶縁開閉装
置は、請求項１の構成の２組の増設主母線を相分離形で
構成したものであり、３相一括形とした場合と同様に据
付スペースを縮小することができる。

【００３６】この発明の請求項３に係るガス絶縁開閉装
置は、既設部分の２組の主母線の一端側の直角方向に延
長主母線を配置し、この延長主母線と所定の距離を隔て
た平行位置に、２組の増設主母線を水平配置し、この２
組の増設主母線に、外形寸法および相間距離を既設部分
のものより縮小された増設母線連絡ユニット、増設線路
ユニットおよび増設変圧器ユニットを接続した配置とし
たので、増設部分の据付スペースを従来の構成で増設し
た場合に比較して、大幅に縮小することができる。

【００３７】この発明の請求項４に係るガス絶縁開閉装
置は、請求項３の構成の延長主母線および２組の増設主
母線を相分離形で構成したので、３相一括形とした場合
と同様に据付スペースを縮小することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 実施の形態１のガス絶縁開閉装置の単線図で
ある。

【図２】 実施の形態１のガス絶縁開閉装置の配置構成
図である。

【図３】 実施の形態２のガス絶縁開閉装置の単線図で
ある。

【図４】 実施の形態２のガス絶縁開閉装置の配置構成
図である。

【図５】 従来のガス絶縁開閉装置の単線図である。

【図６】 従来のガス絶縁開閉装置の配置構成図であ
る。

【符号の説明】

２ 遮断器、３Ｂ 主母線側断路器、３Ｌ 線路側断路
器、３Ａ 避雷器用断路器、４ 変流器、５ 避雷器、
６ 接地開閉器、７Ｌ 線路側電圧変成器、７Ｂ 母線
用電圧変成器、８ 線路側ブッシング、９ 変圧器側ケ
ーブルヘッド、１０ 既設部分、１１Ａ，１１Ｂ 主母
線、１２ 線路ユニット、１３ 変圧器ユニット、１４
母線連絡ユニット、３０ 既設部分、３２ 遮断器、
３３Ｂ 主母線側断路器、３３Ｌ 線路側断路器、３４
変流器、３５ 避雷器、３６ 接地開閉器、３７Ｌ
線路側電圧変成器、３７Ｂ 母線用電圧変成器、３８
線路側ブッシング、３９ 変圧器側ケーブルヘッド、４
０ 増設部分、４１Ａ，４１Ｂ 増設主母線、４２ 増
設線路ユニット、４３ 増設変圧器ユニット、４４ 増
設母線連絡ユニット、４５ 母線区分ユニット、５０
増設部分、５１Ａ，５１Ｂ 延長主母線、６１Ａ，６１
Ｂ 増設主母線。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 相分離形の２組の主母線が水平方向に配
   置され、該２組の主母線の間に母線連絡ユニットが接続
   され、上記２組の主母線に線路ユニットおよび変圧器ユ
   ニットが接続された既設部分と、該既設部分の上記２組
   の主母線に母線区分ユニットを介して接続された２組の
   増設主母線と、この２組の増設主母線の間に増設母線連
   絡ユニットが接続され、上記２組の増設主母線に増設線
   路ユニットおよび増設変圧器ユニットが接続されたガス
   絶縁開閉装置において、上記２組の増設主母線は、上記
   既設部分の２組の主母線の延長線の上記２組の主母線の
   一端から所定の距離を隔てた位置で直交する方向に水平
   配置され、この２組の増設主母線に、外形寸法および相
   間距離が上記既設部分のものより縮小された上記増設母
   線連絡ユニット、増設線路ユニットおよび増設変圧器ユ
   ニットが接続されていることを特徴とするガス絶縁開閉
   装置。
2. 【請求項２】 ２組の増設主母線は、３相一括形で構成
   されていることを特徴とする請求項１記載のガス絶縁開
   閉装置。
3. 【請求項３】 相分離形の２組の主母線が水平方向に配
   置され、該２組の主母線の間に母線連絡ユニットが接続
   され、上記２組の主母線に線路ユニットおよび変圧器ユ
   ニットが接続された既設部分と、該既設部分の上記２組
   の主母線に母線区分ユニットを介して接続された２組の
   増設主母線と、この２組の増設主母線の間に増設母線連
   絡ユニットが接続され、上記２組の増設主母線に増設線
   路ユニットおよび増設変圧器ユニットが接続されたガス
   絶縁開閉装置において、上記既設部分の２組の主母線の
   一端側の直角方向に延長主母線が配置され、この延長主
   母線と平行な所定の距離を隔てた位置に、上記２組の増
   設主母線が水平配置され、この２組の増設主母線に、外
   形寸法および相間距離が上記既設部分のものより縮小さ
   れた上記増設母線連絡ユニット、増設線路ユニットおよ
   び増設変圧器ユニットが接続されていることを特徴とす
   るガス絶縁開閉装置。
4. 【請求項４】 延長主母線および２組の増設主母線は、
   ３相一括形で構成されていることを特徴とする請求項３
   記載のガス絶縁開閉装置。