JP2003109711A - 高周波機器の接続端子 - Google Patents

高周波機器の接続端子

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JP2003109711A
JP2003109711A JP2001299619A JP2001299619A JP2003109711A JP 2003109711 A JP2003109711 A JP 2003109711A JP 2001299619 A JP2001299619 A JP 2001299619A JP 2001299619 A JP2001299619 A JP 2001299619A JP 2003109711 A JP2003109711 A JP 2003109711A
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seat
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Toshihiro Sugiura
杉浦敏博
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Maspro Denkoh Corp
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Maspro Denkoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接栓座6とコネクタ22との間における螺合
部において、ねじ山相互間を軽い力でもって締付けるこ
とにより、両者間の螺合目的を達成しうるは勿論のこ
と、高周波的な抵抗も少なくなるような接続が行われる
ようにする 【解決手段】 高周波回路を備えている高周波機器にお
けるケースの接栓座とコネクタを螺合させることにより
ケーブルを接続する場合において、接栓座とコネクタと
の間の雄ねじと雌ねじにおけるいずれか一方のねじ山の
頂部の稜線に、螺合状態において相手方の谷部の内面に
押圧されて内側に弾力的に撓むように薄肉に形成された
弾性撓み部を形成具備させた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、高周波回路を備え
ている高周波機器におけるケースに付した接栓座に対
し、同軸ケーブルが接続されているコネクタを螺合接続
し、高周波信号(例えばVHF,UHF等の同軸ケーブ
ルを用いなければならない性質の高周波信号)の送受を
する場合に用いる高周波機器の接続端子に関する。 【0002】 【従来の技術】図1は本願発明の実施例を示すものであ
るが、この図において符号1〜15の間及び21〜25
の間において用いた符号に係わる構成は、従来から広く
知られた構成である(例えば特開昭58−165285
号公報参照)。よって図1を用いて従来例を説明する。 【0003】上記従来の高周波回路3を備えている高周
波機器におけるケース2には、外部導体8と、中心導体
10を備える接栓座6を具備させ、その接栓座6に対し
ては、接栓座6のものに対応させる外部導体24と、内
部導体25とを備えているコネクタ22を螺合させるこ
とにより同軸ケーブル21を接続し、上記高周波回路3
と同軸ケーブル21の間で高周波信号を送受するように
してある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この従来の高周波機器
の接続端子4では、接栓座6とコネクタ22との間にお
ける螺合部11においてねじ山相互間に不純物、例えば
油膜、埃等が介在し、これらの間を強く締め付けてもそ
こには高周波的に大きな抵抗が生じ、同軸ケーブルにお
ける編組に対するアース効果が不十分となり、予期しな
いノイズが高周波回路3に飛び込む問題点があった。そ
こで作業員に対して接栓座6とコネクタ22との間にお
ける螺合部を強い力で締め付けるように指導をしたこと
もあるが、強い力で締め付けると、次回取外しに困難を
伴う問題点が発生した。またときには強い力を加えたが
故に、コネクタ22が破損する問題点も発生した。 【0005】本件出願の高周波機器の接続端子は、上記
従来技術の問題点を解決する為に提供するものである。
本件出願の目的は、ケース側に外部導体と、中心導体を
備える接栓座を具備させ、その接栓座に対しては、接栓
座のものに対応させる外部導体と、内部導体とを備えて
いるコネクタを螺合させることにより同軸ケーブルを接
続し、上記高周波回路と同軸ケーブルの間で高周波信号
を送受出来るようにした高周波機器の接続端子を提供し
ようとするものである。他の目的は、上記高周波機器の
接続端子では、接栓座6とコネクタ22との間における
螺合部において、ねじ山相互間を軽い力でもって締付け
ることにより、両者間の螺合目的を達成しうるは勿論の
こと、高周波的な抵抗も少なくなるような接続が行われ
るようにした高周波機器の接続端子を提供しようとする
ものである。他の目的は、接栓座6とコネクタ22との
間における螺合部において、ねじ山相互間を軽い力でも
って締付けることにより、両者間の螺合目的を達成しう
るは勿論のこと、高周波的な抵抗も少なくなるような接
続が行われるようにするものであってもその構成は、極
めて簡易で、製造コストが高まることのないような構成
にした高周波機器の接続端子を提供しようとするもので
ある。他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下
の説明により容易に明らかになるであろう。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本願発明における高周
波機器の接続端子は、高周波回路を備えている高周波機
器におけるケースには、外部導体と、中心導体を備える
接栓座を具備させ、その接栓座に対しては、接栓座のも
のに対応させる外部導体と、内部導体とを備えているコ
ネクタを螺合させることによりそのコネクタに接続され
ている同軸ケーブルを接続し、上記高周波回路と同軸ケ
ーブルの間で高周波信号を送受するようにしてある高周
波機器の接続端子において、上記接栓座とコネクタとの
間の雄ねじと雌ねじにおけるいずれか一方のねじ山の頂
部の稜線に、螺合状態において相手方の谷部の内面に押
圧されて内側に弾力的に撓むように薄肉に形成された弾
性撓み部を形成具備させるようにしたものである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下本願発明の実施の形態を示す
図面について説明する。図1乃至図3において、1は高
周波機器を示す。これにおいて2は内部に高周波回路3
(例えばVHF,UHF等のように同軸ケーブルを用い
て送受される性質の高周波信号を処理する回路基板)を
備えているケースで、一般的にはダイカストなどの導電
性のある材料を用いる製法で形成されるケースである。
接栓座6の本体7は、周知のように中空筒状で雄ねじ1
2が周設されている外部導体8と、絶縁材9と、高周波
回路3に接続されている中心導体10とを備える。この
接栓座の本体7は周知のようにケース2に設けられた透
孔に挿通されており、自体の鍔部13とナット14とで
もって孔縁に固く締付けされ、充分なアース効果が得ら
れるようになされている。しかし通常は充分なアース効
果が得られるように、本体7とケース2の間には他のア
ース接続部15を設けるなど周知の手段によって十分な
アースの手段が施される。さらにケース2と外部導体8
とは周知のように一体材でもって成型される場合もあ
る。 【0008】上記接栓座6に対しては、上記高周波信号
を送受する為の同軸ケーブル21を接続する目的でもっ
て、接栓座6のものに対応させる雌ねじ20を備える外
部導体24と、上記中心導体10に弾接させる内部導体
25とを備えているコネクタ22を螺合させる。コネク
ター22を用いて周知の如き手段によって同軸ケーブル
21を上記接栓座6に対して接続することにより、上記
高周波回路3と同軸ケーブル21との間で高周波信号を
送受することができるようになる。 【0009】上記接栓座6とコネクタ22との間の雄ね
じ12と雌ねじ20においては、夫々周知のように山
(12a、20a)と、谷(12b、20b)とを備え
ている。これらの雄ねじ12と雌ねじ20においては、
通常の如く接栓座6とコネクタ22とを螺合させた状態
においては図3に示されるように山(12a、20a)
と、谷(12b、20b)との間における螺合面(12
c、20c)の多くの部分が圧接して接栓座6とコネク
タ22との間を固定定着させる。しかしながら、本願発
明の実施例にあっては、図3の(A)、(B)、(C)
に示されているように、接栓座6とコネクタ22のいず
れか一方のねじ山(例えば雄ねじ12、又は雌ねじ2
0)の頂部(山の上部)の稜線(符合27で示す位置)
に、螺合状態において相手方の谷部(12b、又は20
b)の内面における窪み内面に押圧されて内側に弾力的
に撓むように、設計的には相手の谷部(12b、又は2
0b)の内面を越えて僅かに突出する寸法の状態で、し
かも肉厚は弾力性が得られるように薄肉に形成された弾
性撓み部27を形成具備させてある。28は弾性撓み部
27を薄く形成するために設けられた欠如部である。 【0010】上記構成のものにあっては、図2のように
接栓座6とコネクタ22とを螺合させた状態において
は、両者における山(12a、20a)と、谷(12
b、20b)との間における螺合面(12c、20c)
の多くの部分が圧接して接栓座6とコネクタ22との間
は固定定着される。その上、接栓座6又はコネクタ22
の一方、或はその両方におけるねじ山(例えば雄ねじ1
2、又は雌ねじ20)の頂部(山の上部)の稜線(符合
27で示す位置)に、螺合状態において相手方の谷部
(12b、又は20b)の内面における窪み内面に押圧
されて内側に弾力的に撓むように周設されている薄肉形
成の弾性撓み部27が相手方の谷部(12b、又は20
b)の内面に弾力的に接触して高周波的には極めて良好
な接触面となる高周波の通路を形成し、接栓座6とコネ
クタ22に連なる同軸ケーブル21の外被導体との間に
おける高周波的な抵抗を極めて少ないものにし、同軸ケ
ーブルの外被導体に飛び込むノイズ或は接栓座6とコネ
クタ22に飛び込むノイズによる高周波回路3での悪影
響を予め防止する上に効果がある。 【0011】次に、図3の(C)は、図3の(B)の場
合と同様の考えでもって、接栓座6又はコネクタ22の
一方、或はその両方におけるねじ山(12a,又は20
a)の頂部の稜線27に、螺合状態において相手方の谷
部(12b、20b)の内面に押圧されて内側に弾力的
に撓むように薄肉に形成された弾性撓み部27を具備さ
せ得ることを示すものであり、弾性撓み部27の形状の
点において図3の(B)の場合とは異なる例を示す図で
ある。図における弾性撓み部27はねじ山(12a,又
は20a)の頂部の稜線27の中央部に欠如部28を形
成して二分し、頂部に対して、常態では谷部の内寸法よ
り大きな二つの弾性撓み部27を形成し、それぞれが相
手側の谷部に圧縮的に介入させ、弾力的に接するように
してある。なお図3においては弾性撓み部27が設けら
れている螺旋状の山を多数回形成したものを図示してい
るが、これは2,3回螺旋状にした山を形成したもので
あってもよい。 【0012】 【発明の効果】以上のように本願発明の高周波機器の接
続端子にあっては、ケース側に外部導体と、中心導体を
備える接栓座を具備させ、その接栓座に対しては、接栓
座のものに対応させる外部導体と、内部導体とを備えて
いるコネクタを螺合させることにより同軸ケーブルを接
続出来るようにしたものであるから、上記高周波回路と
同軸ケーブルの間で高周波信号を送受出来る効果があ
る。 【0013】その上、上記高周波機器の接続端子では、
接栓座6とコネクタ22との間における螺合部において
は、雄ねじと雌ねじにおけるいずれか一方のねじ山の頂
部の稜線に、螺合状態において相手方の谷部の内面に押
圧されて内側に弾力的に撓むように薄肉に形成された弾
性撓み部を形成したものであるから、ねじ山相互間は軽
い力でもって締付けても、ねじ山相互間における高周波
的な抵抗は著しく減少し、それにより同軸ケーブルと、
高周波回路3との間における導通の効果は増加し、編組
に対するアース効果が十分となって、ノイズが編組を通
して高周波回路3に飛び込むのを予め防止する効果があ
る。 【0014】そのうえ本願発明にあっては、上記のよう
にねじ山相互間における高周波的な抵抗を著しく減少さ
せるようにしたものであってもその構成は、ねじ山の頂
部の稜線に、螺合状態において相手方の谷部の内面に押
圧されて内側に弾力的に撓むように薄肉に形成された弾
性撓み部を形成するという極めて簡易な構成であるか
ら、製造コストは極めて安価で、実質的にはコストアッ
プにはならない効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】ケースと接栓座とコネクタとの関係を示す一部
破断斜視図。 【図2】接栓座とコネクタとの関係を示す断面図。 【図3】 接栓座とコネクタとの
間の雄ねじと雌ねじの関係を示す断面図で(A)は概要
図、(C)は拡大図、(B)は、(C)図とは弾性撓み
部、及び欠如部の異なる例を示す拡大図。 【符号の説明】 1・・・高周波機器、2・・・ケース、3・・・回路基
板、6・・・接栓座、7・・・本体、8・・・外部導
体、9・・・絶縁材、10・・・中心導体、12・・・
雄ねじ、13・・・鍔部、14・・・ナット、15・・
・アース接続部、20・・・雌ねじ、21・・・同軸ケ
ーブル、22・・・コネクタ、24・・・外部導体、2
5・・・内部導体、27・・・弾性撓み部、28・・・
欠如部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 高周波回路を備えている高周波機器にお
    けるケースには、外部導体と、中心導体を備える接栓座
    を具備させ、その接栓座に対しては、接栓座のものに対
    応させる外部導体と、内部導体とを備えているコネクタ
    を螺合させることによりそのコネクタに接続されている
    同軸ケーブルを接続し、上記高周波回路と同軸ケーブル
    の間で高周波信号を送受するようにしてある高周波機器
    の接続端子において、上記接栓座とコネクタとの間の雄
    ねじと雌ねじにおけるいずれか一方のねじ山の頂部の稜
    線に、螺合状態において相手方の谷部の内面に押圧され
    て内側に弾力的に撓んでそこの高周波的な導通を高める
    ように薄肉に形成された弾性撓み部を形成具備させたこ
    とを特徴とする高周波機器の接続端子。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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