JP2003104632A - 外来者誘導システム - Google Patents

外来者誘導システム

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JP2003104632A
JP2003104632A JP2001304471A JP2001304471A JP2003104632A JP 2003104632 A JP2003104632 A JP 2003104632A JP 2001304471 A JP2001304471 A JP 2001304471A JP 2001304471 A JP2001304471 A JP 2001304471A JP 2003104632 A JP2003104632 A JP 2003104632A
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Japan
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terminal
dwelling unit
entrance
unit
visitor
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Kiyoshi Kobayashi
清 小林
Takeshi Iijima
猛 飯島
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
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Publication date
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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集合住宅を訪問した外来者の利便性を向上さ
せる外来者誘導システムを提供する。 【解決手段】 集合住宅の居住者が、住戸端末7を利用
して、集合住宅を訪問した外来者の入館を許可する旨の
指示入力を行ったときに、管理制御装置8のコマンド生
成処理部36が、オートロックドアのドアロックを解除
するための解錠信号を生成してドアロック制御装置3に
供給すると共に、エレベータの乗りかごを共同玄関が位
置する階床に着床させるためのホール呼び登録信号と、
エレベータの乗りかごを訪問先の住戸が位置する階床に
着床させるためのかご呼び登録信号とを生成し、これら
ホール呼び登録信号及びかご呼び信号をエレベータ制御
装置5に供給する。これにより、外来者の集合住宅への
入館が可能となると共に、外来者がエレベータにより訪
問先の住戸が位置する階床へと誘導される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータが設置
された集合住宅を訪問した外来者を目的階へと誘導する
外来者誘導システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マンション等の集合住宅において
は、共同玄関にオートロックドアを設置し、居住者によ
り暗証番号の入力等の適正な操作が行われた場合にのみ
オートロックを解除して、居住者や居住者により許可さ
れた外来者のみを入館させるようにしたオートロックセ
キュリティシステムを導入する例が増えてきている。こ
のようなオートロックセキュリティシステムを導入した
集合住宅では、居住者により許可されない外来者の入館
が拒絶されるので、高い防犯性の確保が実現される。
【0003】以上のような集合住宅には、居住者や外来
者を目的階へと搬送するためのエレベータが設置されて
いる場合が多い。このエレベータは、各階床の乗場毎に
ホール呼び登録ボタンが設置され、また、乗りかご内に
かご呼び登録ボタンが設置されているのが一般的であ
る。そして、通常、乗客がホール呼び登録ボタンを操作
してホール呼びを行うことで、エレベータ制御装置によ
りホール呼び登録が行われ、エレベータ制御装置による
制御のもとで乗りかごが昇降操作されてホール呼びが発
生した階床に着床するようになっている。また、乗りか
ご内に乗り込んだ乗客がかご呼び登録ボタンを操作して
かご呼びを行うことで、エレベータ制御装置によりかご
呼び登録が行われ、エレベータ制御装置による制御のも
とで乗りかごが昇降操作されて目的階に着床するように
なっている。
【0004】ところで、集合住宅の居住者がその集合住
宅に設置されたエレベータを利用するのは、そのほとん
どが、共同玄関が位置する階床と自分の住戸が位置する
階床との間を移動する場合である。しかしながら、エレ
ベータの運行制御を上述したオートロックセキュリティ
システムと切り離して管理している場合には、集合住宅
の居住者は、外出先から自分の住戸に帰宅する際に、暗
証番号の入力等の所定の操作を行って共同玄関に設置さ
れたオートロックドアのオートロックを解除した後に、
エレベータのホール呼びやかご呼びを行う必要がある。
そして、このような操作を帰宅する度に繰り返し行う必
要があり、煩わしさを感じる場合が多かった。
【0005】このような居住者の煩わしさを解消するた
めに、例えば、特公平7−115804号公報等にて開
示されているように、オートロックセキュリティシステ
ムとエレベータの運行制御とを一元管理して、集合住宅
の居住者により暗証番号の入力等の所定の操作が行われ
たときに、オートロックの解除を行うことに連動させ
て、居住者の住戸が位置する階床を特定した上で、エレ
ベータ制御装置に、共同玄関が位置する階床でのホール
呼び登録と、居住者の住戸が位置する階床でのかご呼び
登録とを自動的に行わせるようにする技術が提案されて
いる。
【0006】この例のように、オートロックの解除に連
動させてエレベータのホール呼び登録やかご呼び登録を
自動的に行わせるようにした場合には、集合住宅の居住
者は、帰宅時等に共同玄関にて暗証番号の入力等の所定
の操作を行うことで、集合住宅への入館が許可される。
このとき、エレベータの乗りかごが共同玄関が位置する
階床に自動的に着床することになる。そして、居住者が
この乗りかご内に乗り込むと、乗りかごが居住者の住戸
が位置する階床へと自動的に移動する。したがって、居
住者は煩雑な操作を行うことなく自分の住戸が位置する
階床へと速やかに移動でき、居住者の利便性が飛躍的に
向上することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オート
ロックセキュリティシステムとエレベータの運行制御と
を一元管理する従来の技術では、集合住宅の居住者の利
便性を向上させる点のみに着目しており、集合住宅を訪
問した外来者に対しての配慮がなされていないのが現状
である。このため、集合住宅を訪問した外来者は、例え
ば、共同玄関に設けられたインターフォン等の端末を用
いて居住者と通話し、居住者により入館が許可されオー
トロックが解除されて集合住宅に入館した後に、エレベ
ータのホール呼び登録ボタンやかご呼び登録ボタンを操
作して、ホール呼び及びかご呼びを行って目的階へと移
動する必要があり、訪問先が明らかであるのにも拘わら
ず、目的階へと移動するのに煩雑な操作が要求されてい
る。
【0008】本発明は、以上のような従来の実情に鑑み
て創案されたものであって、集合住宅を訪問した外来者
の利便性を向上させる外来者誘導システムを提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る外来者誘導
システムは、エレベータが設置された集合住宅に設けら
れ、この集合住宅を訪問した外来者を目的階へと誘導す
るものであり、前記集合住宅の共同玄関に設置され、少
なくとも、前記外来者による操作入力を受け付ける機能
を有する玄関端末と、前記集合住宅の各住戸に設置さ
れ、少なくとも、各住戸の居住者による操作入力を受け
付ける機能と、前記玄関端末との間で通話を行う機能と
を有する住戸端末と、前記共同玄関のオートロックドア
の施解錠を制御するドアロック制御手段と、前記エレベ
ータの運転制御を行うエレベータ制御手段と、前記玄関
端末、前記住戸端末、前記ドアロック制御手段及び前記
エレベータ制御手段にそれぞれ接続された管理制御手段
とを備えて構成される。そして、この外来者誘導システ
ムは、前記管理制御手段が、前記居住者による操作入力
に応じて前記住戸端末から前記外来者の受け入れを許可
する旨の信号が供給されると、前記ドアロック制御手段
に対して解錠信号を供給すると共に、前記エレベータ制
御手段に対して、前記共同玄関が位置する階床のホール
呼び登録信号と前記外来者の受け入れを許可した居住者
の住戸が位置する階床のかご呼び登録信号とを供給する
ことを特徴としている。
【0010】この本発明に係る外来者誘導システムで
は、外来者が集合住宅を訪問したときに、外来者と居住
者との間で、共同玄関に設置された玄関端末と各住戸に
設置された住戸端末とを利用して通話が行われる。そし
て、居住者が、外来者を認識した上で外来者の入館を許
可するときは、住戸端末を利用してその旨の操作入力を
行う。
【0011】居住者が住戸端末を利用して外来者の入館
を許可する旨の操作入力を行うと、住戸端末から外来者
の受け入れを許可する旨の信号が管理制御手段に供給さ
れる。管理制御手段は、住戸端末から外来者の受け入れ
を許可する旨の信号が供給されると、ドアロック制御手
段に対して解錠信号を供給すると共に、エレベータ制御
手段に対して、共同玄関が位置する階床のホール呼び登
録信号と外来者の受け入れを許可した居住者の住戸が位
置する階床のかご呼び登録信号とを供給する。
【0012】ドアロック制御手段は、管理制御手段から
解錠信号が供給されると、共同玄関のオートロックドア
のオートロックを解除する。これにより、外来者は、集
合住宅に入館可能となる。また、エレベータ制御手段
は、管理制御手段からホール呼び信号及びかご呼び登録
信号が供給されると、ホール呼び登録及びかご呼び登録
を行って、まず、乗りかごを共同玄関が位置する階床に
着床させる。そして、外来者が乗りかごに乗り込むと、
乗りかごを訪問先の住戸、すなわち、外来者の受け入れ
を許可した居住者の住戸が位置する階床に着床させる。
これにより、外来者は、煩雑な操作を行うことなく目的
階へと速やかに移動することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0014】(第1の実施形態)本発明を適用した外来
者誘導システムの概略構成を図1に模式的に示す。この
外来者誘導システムは、複数の階床に各々住戸が設けら
れて複数の居住者が居住するマンション等の集合住宅1
に設けられ、この集合住宅1の居住者を自分の住戸が位
置する階床へと速やかに移動させると共に、この集合住
宅1を訪問した外来者を目的階へと誘導するものであ
る。
【0015】集合住宅1には、各居住者が共同で利用す
る共同玄関が設けられており、この共同玄関の内外を仕
切るようにオートロックドア2が設置されている。オー
トロックドア2は、閉動作されたときに自動的に施錠さ
れ、例えば暗証番号の入力等の所定の操作がなされた場
合にのみ解錠して開動作可能とされるものである。この
オートロックドア2の施解錠は、ドアロック制御装置3
によって制御されるようになっている。
【0016】また、集合住宅1には、この共同住宅1の
居住者や外来者を目的階へと搬送するためのエレベータ
4が設置されている。このエレベータ4は、エレベータ
制御装置5によって運転制御されるようになっている。
【0017】共同玄関のオートロックドア2で仕切られ
た外側には、各居住者や外来者が利用する玄関端末6が
設置されている。また、各住戸内には、その居住者が利
用する住戸端末7が設置されている。そして、管理制御
装置8による制御のもとで、これら玄関端末6と住戸端
末7との間で通話ができるようになっている。
【0018】本発明を適用した外来者誘導システムで
は、オートロックドア2の施解錠を制御するドアロック
制御装置3と、エレベータの運転制御を行うエレベータ
制御装置4と、共同玄関に設置された玄関端末6と、各
住戸内に設置された住戸端末7とがそれぞれ管理制御装
置8に接続されている。そして、この管理制御装置8に
よって外来者誘導システム全体の動作が制御されるよう
になっている。
【0019】共同玄関に設置された玄関端末6は、図2
及び図3に示すように、操作入力ボタン11、カメラ1
2、マイク13及びスピーカ14を備えている。
【0020】操作入力ボタン11は、例えばテンキーや
「呼び出し」等の専用ボタンからなる。集合住宅1の居
住者や外来者は、この玄関端末6の操作入力ボタン11
を利用して、各種操作入力を行えるようになっている。
具体的には、集合住宅1の居住者は、テンキーを利用し
て所定の形式で数字列等を入力することで、暗証番号の
入力が行える。また、集合住宅1を訪問した外来者は、
例えば、テンキーを利用して訪問先の住戸の部屋番号を
入力した後に「呼び出し」ボタンを押下することで、訪
問先の住戸の呼び出しが行えるようになっている。これ
ら操作入力ボタン11を利用した居住者や外来者による
操作入力に応じた信号は、玄関端末6から管理制御装置
8に供給されることになる。
【0021】カメラ12は、例えば「呼び出し」ボタン
の押下に連動して起動されるようになっており、玄関端
末6が設置された共同玄関の様子、特に、集合住宅1を
訪問した外来者の画像を撮像するようになっている。こ
のカメラ12により撮像された画像は、管理制御部8を
介して訪問先の住戸に設置された住戸端末7へと供給さ
れることになる。
【0022】マイク13及びスピーカ14は、玄関端末
6と住戸端末7との間で通話を行うためのものである。
【0023】各住戸内に設置された住戸端末7は、図2
及び図4に示すように、操作入力ボタン21、モニタ2
2、マイク23及びスピーカ24を備えている。
【0024】操作入力ボタン21は、例えばテンキーや
「解錠」、「アクセス受付け」、「アクセス拒否」等の
専用ボタンからなる。各住戸の居住者は、この住戸端末
7の操作入力ボタン21を利用して、各種操作入力を行
えるようになっている。具体的には、各住戸の居住者
は、外来者の訪問があったときにこの外来者を確認した
上でこの外来者の受け入れを許可する場合には、「解
錠」ボタンを押下することで、オートロックドア2を解
錠して外来者を入館させる指示入力が行える。また、各
住戸の居住者は、「アクセス受付け」ボタンや「アクセ
ス拒否」ボタンを押下することによって、玄関端末6を
利用した外来者からの住戸端末7に対するアクセスを受
け付けるか拒否するかを指定できるようになっている。
これら操作入力ボタン21を利用した居住者による操作
入力に応じた信号は、各住戸の住戸端末7から管理制御
装置8に供給されることになる。
【0025】モニタ22は、玄関端末6のカメラ12に
より撮像された共同玄関の様子、特に集合住宅1を訪問
した外来者の画像を表示するものである。各住戸の居住
者は、この住戸端末7のモニタ22を参照することで、
外来者を視覚的に確認することができる。
【0026】マイク23及びスピーカ24は、住戸端末
7と玄関端末6との間で通話を行うためのものである。
各住戸の居住者は、これらマイク23やスピーカ24を
利用して、玄関端末6のマイク13やスピーカ14を利
用する外来者と対話することで、その音声から外来者を
確認することができる。
【0027】管理制御装置8は、アクセス先判別部3
1、通話制御部32、受付け/拒否情報格納部33、認
証処理部34、住戸階床判別部35、コマンド生成処理
部36を備えている。
【0028】アクセス先判別部31は、玄関端末6の操
作入力ボタン11を利用した外来者の操作入力によっ
て、訪問先の住戸の呼び出し指示を示す信号が供給され
ると、例えば入力された部屋番号等をもとに、各住戸に
各々設置された住戸端末7の中から、訪問先の住戸、す
なわち、外来者が玄関端末6でアクセスしようとしてい
る住戸の住戸端末7を特定する。
【0029】通話制御部32は、アクセス先判別部31
によりアクセス先となる住戸の住戸端末7が特定される
と、まず、受付け/拒否情報格納部33に格納された後
述する受付け/拒否情報を参照して、アクセス先となる
住戸の住戸端末7が玄関端末6からのアクセスを受付け
る旨の指定がなされている住戸であるかどうかを確認す
る。そして、アクセス先となる住戸の住戸端末7が玄関
端末6からのアクセスを受付ける旨の指定がなされてい
る場合には、玄関端末6をこのアクセス先として特定さ
れた住戸端末7に接続し、これら玄関端末6及び住戸端
末7を相互に通話可能状態とする。一方、アクセス先と
なる住戸の住戸端末7が玄関端末6からのアクセスを拒
否する旨の指定がなされている場合には、通話制御部3
2は、玄関端末6をアクセス先として特定された住戸端
末7に接続することなく、玄関端末6に対して不在通知
を行うための制御信号を供給する。これにより、玄関端
末6のスピーカ14から、例えば「○○号室は不在で
す。」といったような不在通知のアナウンスが行われる
ことになる。
【0030】また、通話制御部32は、各住戸端末7の
操作入力ボタン21を利用した居住者の操作入力によっ
て、受付け/拒否情報格納部33に格納された受付け/
拒否情報の書き換えを指示する旨の信号が供給される
と、居住者の指示に応じた内容で受付け/拒否情報を書
き換える処理を行う。
【0031】受付け/拒否情報格納部33には、例えば
図5に示すように、玄関端末6からのアクセスを各住戸
端末7側で受け付けるか、或いは拒否するかを示す受付
け/拒否情報が、各住戸端末7毎に識別可能に格納され
ている。具体的には、受付け/拒否情報は、例えば、玄
関端末6からのアクセスを受け付けるか拒否するかを示
す情報が、各住戸の部屋番号やその住戸に設置された住
戸端末7の端末ID等に対応付けられて、受付け/拒否
情報格納部33に格納されている。そして、上述したよ
うに、通話制御部32が、この受付け/拒否情報格納部
33に格納された受付け/拒否情報を参照することで、
玄関端末6とアクセス先となる住戸の住戸端末7とを通
話可能状態とするかどうかを判断できるようになってい
る。
【0032】認証処理部34は、玄関端末6の操作入力
ボタン11を利用した居住者の操作入力によって暗証番
号の入力が行われると、この暗証番号の認証処理を行
う。具体的には、認証処理部34には、例えば集合住宅
1の居住者とその住戸を示す部屋番号等の各種情報が、
予め登録された登録暗証番号と対応付けられて記載され
た管理テーブルが設けられている。そして、認証処理部
34は、玄関端末6から暗証番号が入力されると、この
管理テーブルを参照して、玄関端末6から入力された暗
証番号が登録暗証番号と一致するかどうかを判断する。
そして、玄関端末6から入力された暗証番号が、管理テ
ーブルに登録されている登録暗証番号と一致する場合に
は、暗証番号を入力した利用者が集合住宅1の居住者で
あると判断し、この居住者の住戸を示す部屋番号等を住
戸階床判別部35に供給する。
【0033】住戸階床判別部35は、認証処理部34か
ら特定の部屋番号等の情報が供給されると、その部屋番
号をもとにして、その部屋番号で示される住戸が位置す
る階床を特定する。また、住戸階床判別部35は、住戸
端末7の操作入力ボタン21を利用した居住者の操作入
力によって、外来者の受け入れを許可する旨の信号が供
給されると、例えばその住戸端末7に割り当てられた端
末ID等をもとに、その住戸端末7が設置された住戸が
位置する階床を特定する。
【0034】コマンド生成処理部36は、認証処理部3
4によって居住者の入力した暗証番号の認証処理が行わ
れて、その居住者の住戸が位置する階床が住戸階床判別
部35によって特定された場合、または、住戸端末7か
ら外来者の受け入れを許可する旨の信号が供給されて、
その住戸端末7が設置された住戸が位置する階床が住戸
階床判別部35によって特定された場合に、オートロッ
クドア2の解錠を指示するコマンド(解錠信号)を生成
すると共に、エレベータ4の乗りかごを共同玄関が位置
する階床に着床させるためのコマンド(ホール呼び登録
信号)と、エレベータ4の乗りかごを住戸階床判別部3
5により特定された階床に着床させるためのコマンド
(かご呼び登録信号)とを生成する。このコマンド生成
処理部36により生成された解錠信号は、ドアロック制
御装置3に供給される。また、このコマンド生成処理部
36により生成されたホール呼び登録信号及びかご呼び
登録信号は、エレベータ制御装置5に供給される。
【0035】ドアロック制御装置3は、管理制御装置8
のコマンド生成処理部36から解錠信号が供給される
と、オートロックドア2のオートロックを解除する。こ
れにより、玄関端末6を利用して暗証番号の入力を行っ
た居住者や、玄関端末6を利用して居住者と対話して居
住者に入館が許可された外来者が、集合住宅1に入館す
ることが可能となる。
【0036】エレベータ制御装置5は、ホール呼び登録
処理部41、かご呼び登録処理部42及び運転制御部4
3を備えている。
【0037】ホール呼び登録処理部41は、エレベータ
4のホール呼び登録を行うものであり、特に、本発明を
適用した外来者誘導システムにおいては、このホール呼
び登録処理部41が、管理制御装置8のコマンド生成処
理部36からホール呼び登録信号が供給されたときに、
エレベータ4の乗りかごを共同玄関が位置する階床に着
床させるためのホール呼び登録を行うようになってい
る。
【0038】また、かご呼び登録処理部42は、エレベ
ータ4のかご呼び登録を行うものであり、特に、本発明
を提供した外来者誘導システムにおいては、このかご呼
び登録処理部42が、管理制御装置8のコマンド生成処
理部36からかご呼び登録信号が供給されたときに、エ
レベータ4の乗りかごを住戸階床判別部35により特定
された階床に着床させるためのホール呼び登録を行うよ
うになっている。
【0039】運転制御部43は、ホール呼び登録処理部
41により登録されたホール呼びやかご呼び登録処理部
42により登録されたかご呼びに応じて、エレベータ4
の乗りかごの昇降運動を制御する。特に、この運転制御
部43は、管理制御装置8のコマンド生成処理部36か
らホール呼び登録信号及びかご呼び登録信号が供給さ
れ、ホール呼び登録処理部41によりホール呼び登録が
行われると共にかご呼び登録処理部42によりかご呼び
登録が行われると、まず、エレベータ4の乗りかごを共
同玄関が位置する階床に着床させる制御を行う。そし
て、集合住宅1の居住者や外来者が乗りかごに乗り込ん
だことを確認すると、次に、エレベータ4の乗りかごを
その居住者の住戸が位置する階床、或いは外来者の訪問
先である住戸が位置する階床に着床させる制御を行う。
【0040】以上のように構成される外来者誘導システ
ムにおいては、集合住宅1の居住者が帰宅時等に共同玄
関に設置された玄関端末6を利用して暗証番号の入力を
行うと、管理制御装置8によってこの暗証番号の認証処
理が行われた上で、ドアロック制御装置3によりオート
ロックドア2のオートロックが解除され、居住者の集合
住宅1への入館が可能とされる。また、これに連動し
て、エレベータ制御装置5によりホール呼び登録及びか
ご呼び登録が行われて、共同玄関が位置する階床にエレ
ベータ4の乗りかごが着床すると共に、居住者が乗りか
ごに乗り込んだ後は、居住者の住戸が位置する階床へと
乗りかごが移動する。これにより、居住者は、エレベー
タ4のホール呼び登録ボタンを押下したり、かご呼び登
録ボタンを押下したりといった操作を行うことなく、エ
レベータ4を利用して自分の住戸が位置する階床へと移
動することができる。
【0041】また、以上のように構成される外来者誘導
システムにおいては、集合住宅1を訪問した外来者が共
同玄関に設置された玄関端末6を利用して訪問先の居住
者と通話し、訪問先の居住者から集合住宅1への入館が
許可されると、ドアロック制御装置3によりオートロッ
クドア2のオートロックが解除され、居住者の集合住宅
1への入館が可能とされる。また、これに連動して、エ
レベータ制御装置5によりホール呼び登録及びかご呼び
登録が行われて、共同玄関が位置する階床にエレベータ
4の乗りかごが着床すると共に、外来者が乗りかごに乗
り込んだ後は、訪問先の住戸が位置する階床へと乗りか
ごが移動する。これにより、外来者は、エレベータ4の
ホール呼び登録ボタンを押下したり、かご呼び登録ボタ
ンを押下したりといった操作を行うことなく、エレベー
タ4を利用して訪問先の住戸が位置する階床へと移動す
ることができる。
【0042】ここで、以上のような外来者誘導システム
により、集合住宅1を訪問した外来者を訪問先の住戸が
位置する階床へと移動させる一連の処理の流れを、図6
のフローチャートを参照して、具体的に説明する。
【0043】まず、ステップS1において、集合住宅1
を訪問した外来者により、共同玄関に設置された玄関端
末6の操作入力ボタン11を利用して訪問先の住戸の呼
び出しが行われる。この訪問先の住戸の呼び出しは、例
えば、操作入力ボタン11のテンキーで訪問先の住戸の
部屋番号を入力した後に「呼び出し」ボタンを押下する
ことで行う。外来者により訪問先の住戸の呼び出しが行
われると、その旨の信号が玄関端末6から管理制御装置
8に供給されることになる。
【0044】管理制御装置8に訪問先の住戸の呼び出し
を指示する旨の信号が供給されると、次に、ステップS
2において、管理制御装置8のアクセス先判別部31に
より、各住戸に各々設置された住戸端末7の中から、外
来者の訪問先の住戸、すなわち、外来者が玄関端末6で
アクセスしようとしている住戸の住戸端末7が特定され
る。
【0045】管理制御装置8のアクセス先判別部31に
より訪問先の住戸の住戸端末7が特定されると、次に、
ステップS3において、管理制御装置8の通話制御部3
2により受付け/拒否情報格納部33に格納された受付
け/拒否情報が参照され、訪問先の住戸の住戸端末7が
玄関端末6からのアクセスを受付ける旨の指定がなされ
ているかどうかが判断される。ここで、訪問先の住戸の
住戸端末7が玄関端末6からのアクセスを拒否する旨の
指定がなされていると判断された場合には、管理制御装
置8から玄関端末6に対して不在通知を行うための制御
信号が供給され、ステップS4において、玄関端末6の
スピーカ14から不在通知のアナウンスが行われて、外
来者誘導システムにおける一連の処理が終了する。
【0046】一方、訪問先の住戸の住戸端末7が玄関端
末6からのアクセスを受付ける旨の指定がなされている
と判断された場合には、次に、ステップS5において、
管理制御装置8の通話制御部32によって、玄関端末6
と訪問先の住戸の住戸端末7との接続処理が行われ、こ
れら玄関端末6と住戸端末7とが相互に通話可能状態と
される。
【0047】次に、玄関端末6を利用する外来者と住戸
端末7を利用する居住者との間で対話がなされ、居住者
が外来者を確認した上でこの外来者の入館を許可する場
合には、ステップS6において、居住者により、住戸端
末7の操作入力ボタン21を利用して外来者を入館させ
る指示入力が行われる。具体的には、例えば、操作入力
ボタン21の「解錠」ボタンを押下することで、外来者
を入館させる指示入力が行われる。訪問先の住戸の居住
者により外来者を入館させる指示入力が行われると、そ
の旨の信号が住戸端末7から管理制御装置8に供給され
ることになる。
【0048】一方、訪問先の住戸の居住者が外来者の入
館を許可しない場合には、その旨が外来者に伝えられ
て、外来者誘導システムにおける一連の処理が終了す
る。
【0049】管理制御装置8に外来者の入館を許可する
旨の信号が供給されると、次に、ステップS7におい
て、管理制御装置8の住戸階床判別部35により、信号
の供給元である住戸端末7に割り当てられた端末ID等
をもとに、その住戸端末7が設置された住戸が位置する
階床が特定される。
【0050】次に、ステップS8において、管理制御装
置8のコマンド生成処理部36により、オートロックド
ア2の解錠を指示する解錠信号が生成され、この解錠信
号がドアロック制御装置3に供給される。また、管理制
御装置8のコマンド生成処理部36により、エレベータ
4の乗りかごを共同玄関が位置する階床に着床させるた
めのホール呼び登録信号と、エレベータ4の乗りかごを
住戸階床判別部35により特定された階床に着床させる
ためのかご呼び登録信号とが生成され、これらホール呼
び登録信号及びかご呼び登録信号がエレベータ制御装置
5に供給される。
【0051】解錠信号がドアロック制御装置3に供給さ
れると、次に、ステップS9において、ドアロック制御
装置3により、オートロックドア2のオートロックを解
除する処理が行われる。これにより、オートロックドア
2が開動作可能となり、外来者の集合住宅1への入館が
可能となる。
【0052】また、ホール呼び登録信号及びかご呼び登
録信号がエレベータ制御装置5に供給されると、次に、
ステップS10において、エレベータ制御装置5のホー
ル呼び登録処理部41により、エレベータ4の乗りかご
を共同玄関が位置する階床に着床させるためのホール呼
び登録が行われると共に、エレベータ制御装置5のかご
呼び登録処理部42により、エレベータ4の乗りかごを
住戸階床判別部35により特定された階床に着床させる
ためのかご呼び登録が行われる。
【0053】エレベータ制御装置4のホール呼び登録処
理部41によりホール呼びが登録され、かご呼び登録処
理部42によりかご呼びが登録されると、次に、エレベ
ータ制御装置4の運転制御部43により、これらホール
呼びやかご呼びに応じたエレベータ4の運転制御が行わ
れ、集合住宅1に入館した外来者がエレベータ4によっ
て訪問先の住戸が位置する階床へと自動的に搬送される
ことになる。
【0054】具体的には、まず、ステップS11におい
て、エレベータ制御装置4の運転制御部43によりホー
ル呼び登録に応じたエレベータ4の運転制御が行われ、
エレベータ4の乗りかごが、共同玄関が位置する階床へ
と昇降操作される。これにより、集合住宅1に入館した
外来者は、共同玄関が位置する階床のエレベータ乗場に
到着したときに、ホール呼び登録ボタンを押下するとい
った操作を行うことなく、共同玄関が位置する階床に着
床したエレベータ4の乗りかごに乗り込むことができ
る。
【0055】そして、集合住宅1に入館した外来者がエ
レベータ4の乗りかごに乗り込んだことが確認される
と、次に、ステップS12において、エレベータ制御装
置4の運転制御部43によりかご呼び登録に応じたエレ
ベータ4の運転制御が行われ、エレベータ4の乗りかご
が、住戸階床判別部35により特定された階床、すなわ
ち、外来者の訪問先の住戸が位置する階床へと昇降操作
される。これにより、外来者は、乗りかご内に設置され
たかご呼び登録ボタンを押下するといった操作を行うこ
となく、訪問先の住戸が位置する階床へと移動すること
ができる。
【0056】以上説明したように、本発明を適用した外
来者誘導システムによれば、集合住宅1を訪問した外来
者が居住者によって集合住宅1への入館を許可された場
合に、オートロックドア2のオートロックが解除される
ことに連動して、エレベータ4の乗りかごを共同玄関が
位置する階床に着床させるためのホール呼び登録と、エ
レベータ4の乗りかごを訪問先の住戸が位置する階床に
着床させるためのかご呼び登録とが行われるようになっ
ているので、集合住宅1に入館した外来者は、改めてホ
ール呼びを行うことなく、共同玄関が位置する階床に自
動的に着床したエレベータ4の乗りかご内に乗り込み、
改めてかご呼びを行うことなく、訪問先の住戸が位置す
る階床へと移動することができ、非常に便利である。
【0057】また、この外来者誘導システムによれば、
集合住宅1の共同玄関に設置された玄関端末6からの外
来者によるアクセスを受け付けるか否かを、各住戸毎に
事前に指定できるようになっており、例えば、集合住宅
1の居住者が外出する場合や所用で外来者への対応が困
難な場合等に、玄関端末6からのアクセスを拒否する旨
を指定しておけば、外来者に対して不在通知のアナウン
スを行いながら玄関端末6からのアクセスを遮断するこ
とができ、居住者にとって非常に便利である。
【0058】(第2の実施形態)次に、本発明を適用し
た外来者誘導システムの第2の実施形態について説明す
る。この第2の実施形態の外来者誘導システムは、基本
構成を上述した第1の実施形態の外来者誘導システムと
同様とし、管理制御装置8の受付け/拒否情報格納部3
3に格納された受付け/拒否情報が、時間帯に応じて玄
関端末6からの外来者によるアクセスの受付け或いは拒
否が指定されるようになっていることを特徴とするもの
である。
【0059】すなわち、この第2の実施形態の外来者誘
導システムでは、集合住宅1の各住戸の居住者が、例え
ば、住戸端末7のテンキーを利用して所定の時間帯を入
力した後に「アクセス受付け」ボタンや「アクセス拒
否」ボタンを押下することによって、玄関端末6を利用
した外来者からの住戸端末7に対するアクセスを受け付
けるか拒否するかの設定入力を時間帯毎に行うことがで
きるようになっている。そして、この住戸端末7を利用
した居住者による設定入力が管理制御装置8の通話制御
部32に供給され、通話制御部32によって、例えば図
7に示すように、玄関端末6からの外来者によるアクセ
スの受付け或いは拒否を時間帯毎に指定した受付け/拒
否情報が、受付け/拒否情報格納部33に格納されるよ
うになっている。
【0060】また、この第2の実施形態の外来者誘導シ
ステムでは、通話制御部32にタイマが接続されてお
り、このタイマからの時刻情報に基づいて、通話制御部
32が現在時刻を認識できるようになっている。そし
て、通話制御部32は、集合住宅1を訪問した外来者に
より玄関端末6を利用した訪問先の住戸の呼び出し指示
が行われ、アクセス先判別部31により訪問先の住戸の
住戸端末7が特定されたときに、タイマからの時刻情報
に基づいて現在時刻を認識すると共に、受付け/拒否情
報格納部33に格納された後述する受付け/拒否情報を
参照して、アクセス先となる住戸の住戸端末7が、その
時間帯において、玄関端末6からのアクセスを受付ける
旨の指定がなされているかどうかを確認し、玄関端末6
からのアクセスを受け付ける旨の指定がなされている場
合にのみ、玄関端末6をこの住戸端末7に接続するよう
になっている。
【0061】この第2の実施形態の外来者誘導システム
においては、集合住宅1の各住戸の居住者が、玄関端末
6からの外来者によるアクセスを受け付けるか否かを時
間帯毎に指定できるようになっているので、例えば就寝
時間や仕事時間等のように外来者の訪問が望ましくない
時間帯は玄関端末6からのアクセスを拒否するように指
定しておくことで、居住者が外来者の突然の訪問に煩わ
される不都合が解消され、居住者の利便性の更なる向上
が図られることになる。
【0062】(第3の実施形態)次に、本発明を適用し
た外来者誘導システムの第3の実施形態について説明す
る。この第3の実施形態の外来者誘導システムは、基本
構成を上述した第1及び第2の実施形態の外来者誘導シ
ステムと同様とし、外来者が玄関端末6を利用して緊急
時であることを示す操作入力を行った場合には、管理制
御装置8の通話制御部32が、受付け/拒否情報格納部
33に格納された受付け/拒否情報に拘わらず、玄関端
末6を訪問先の住戸の住戸端末7に強制的に接続して、
これら玄関端末6と訪問先の住戸の住戸端末7とを通話
可能状態とすることを特徴とするものである。
【0063】この第3の実施形態の外来者誘導システム
では、玄関端末6の操作入力ボタン11として、例えば
図8に示すように、テンキーや「呼び出し」ボタンの他
に、緊急時であることを示す「緊急」ボタンが設けられ
ている。そして、集合住宅1を訪問した外来者が、例え
ば、テンキーを利用して訪問先の住戸の部屋番号を入力
し、「緊急」ボタンを押下した後に「呼び出し」ボタン
を押下することで、管理制御装置8に対して訪問先の住
戸の呼び出しを指示する信号と共に、緊急時であること
を示す信号が供給されるようになっている。
【0064】そして、第3の実施形態の外来者誘導シス
テムでは、管理制御装置8に対して訪問先の住戸の呼び
出しを指示する信号と共に緊急時であることを示す信号
が供給され、アクセス先判別部31により訪問先の住戸
の住戸端末7が特定されると、通話制御部32が受付け
/拒否情報格納部33に格納された受付け/拒否情報を
参照することなく、玄関端末6を訪問先の住戸の住戸端
末7に強制的に接続する。これにより、訪問先の住戸が
玄関端末6からの外来者によるアクセスを拒否する旨の
指定がなされている場合であっても、玄関端末6がこの
住戸の住戸端末7に接続され、これら玄関端末6と住戸
端末7とが相互に通話可能状態とされる。
【0065】この第3の実施形態の外来者誘導システム
においては、外来者が玄関端末6を利用して緊急時であ
ることを示す操作入力を行った場合に、訪問先の住戸が
外来者によるアクセスを拒否する旨の指定がなされてい
る場合であっても玄関端末6がこの住戸の住戸端末7に
強制的に接続されて、これら玄関端末6と住戸端末7と
が相互に通話可能状態とされるようになっているので、
災害発生時等、居住者の都合に拘わらず外来者が現場に
急行する必要がある場合に極めて有効である。
【0066】(第4の実施形態)次に、本発明を適用し
た外来者誘導システムの第4の実施形態について説明す
る。この第4の実施形態の外来者誘導システムは、基本
構成を上述した第1乃至第3の実施形態の外来者誘導シ
ステムと同様とし、外来者による玄関端末6からのアク
セスが拒否されて不在通知のアナウンスがあったとき
に、外来者が玄関端末6を利用して居住者が所持する携
帯端末との間での通話を要求する旨の指示入力を行った
場合には、管理制御装置8の通話制御部32が、玄関端
末6を居住者の携帯端末に接続して、これら玄関端末6
と居住者の携帯端末とを通話可能状態とすることを特徴
とするものである。
【0067】この第4の実施形態の外来者誘導システム
では、玄関端末6の操作入力ボタン11として、例えば
図9に示すように、テンキーや「呼び出し」ボタン、
「緊急」ボタンの他に、居住者が所持する携帯端末への
接続を要求する「携帯端末」ボタンが設けられている。
そして、集合住宅1を訪問した外来者が、玄関端末6か
らのアクセスが拒否されて不在通知のアナウンスがあっ
たときに、「携帯端末」ボタンを押下することで、管理
制御装置8に対して居住者が所持する携帯端末との間で
の通話を要求する旨の信号が供給されるようになってい
る。
【0068】そして、第4の実施形態の外来者誘導シス
テムでは、玄関端末6から管理制御装置8に対して居住
者の携帯端末との間での通話を要求する旨の信号が供給
されると、通話制御部32が居住者の携帯端末にアクセ
スして、玄関端末6と居住者の携帯端末とを中継し、こ
れら玄関端末6と居住者の携帯端末とを通話可能状態と
する。なお、居住者が所持する携帯端末に関する各種情
報は、管理制御装置8に予め記憶されており、通話制御
部32は、玄関端末6から居住者が所持する携帯端末と
の間での通話を要求する旨の信号が供給されたときに、
この携帯端末に関する各種情報を参照することで、居住
者の携帯端末にアクセスできるようになっている。
【0069】そして、玄関端末6を利用する外来者と携
帯端末を利用する居住者との間で対話がなされ、居住者
が外来者を確認した上で、携帯端末を利用してこの外来
者の入館を許可する旨の指示入力を行うと、その旨の信
号が居住者の携帯端末から管理制御装置8に供給され、
上述した第1乃至第3の実施形態の外来者誘導システム
と同様に、オートロックドア2のオートロックが解除さ
れて外来者の集合住宅1への入館が可能とされると共
に、エレベータ4の運転制御が行われて、外来者が訪問
先の住戸が位置する階床へと誘導されることになる。
【0070】この第4の実施形態の外来者誘導システム
においては、外来者による玄関端末6からのアクセスが
拒否されて不在通知のアナウンスがあったときに、外来
者が玄関端末6を利用して居住者が所持する携帯端末と
の間での通話を要求する旨の指示入力を行うと、玄関端
末6と居住者の携帯端末とが通話可能状態とされ、居住
者の指示入力に応じて外来者の集合住宅1への入館が許
可されて目的階へと誘導されるようになっているので、
居住者が外出中であっても外来者を居住者の住戸に適切
に導くことができる。したがって、居住者が外出中の場
合に外来者が集合住宅1の共同玄関で待たされるといっ
た不都合を回避することができ、外来者の利便性の更な
る向上を実現することができる。
【0071】
【発明の効果】本発明に係る外来者誘導システムでは、
集合住宅を訪問した外来者が居住者によって集合住宅へ
の入館を許可された場合に、オートロックドアのオート
ロックが解除されることに連動して、共同玄関が位置す
る階床のホール呼び登録と訪問先の住戸が位置する階床
のかご呼び登録とが行われるようになっているので、集
合住宅に入館した外来者は、改めてホール呼びやかご呼
びを行うことなく、エレベータを利用して訪問先の住戸
が位置する階床へと移動することができる。したがっ
て、この外来者誘導システムが導入された集合住宅を訪
問した外来者は、煩雑な操作を行うことなく訪問先であ
る住戸へと速やかに移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した外来者誘導システムの概略を
示すシステム構成図。
【図2】前記外来者誘導システムのブロック図。
【図3】前記外来者誘導システムが備える玄関端末の正
面図。
【図4】前記外来者誘導システムが備える住戸端末の正
面図。
【図5】前記外来者誘導システムが備える管理制御装置
の受付け/拒否情報格納部に格納された受付け/拒否情
報の一例を示す図。
【図6】前記外来者誘導システムにより集合住宅を訪問
した外来者を訪問先の住戸が位置する階床へと移動させ
る一連の処理の流れを示すフローチャート。
【図7】前記受付け/拒否情報の他の例を示す図。
【図8】前記玄関端末の他の例を示す正面図。
【図9】前記玄関端末の更に他の例を示す正面図。
【符号の説明】
1 集合住宅 2 オートロックドア 3 ドアロック制御装置 4 エレベータ 5 エレベータ制御装置 6 玄関端末 7 住戸端末 8 管理制御装置 31 アクセス先判別部 32 通話制御部 33 受付け/拒否情報格納部 35 住戸階床判別部 36 コマンド生成処理部
フロントページの続き Fターム(参考) 3F002 AA04 AA05 FA01 FA02 FA03 GA04 GA05 GA09 3F303 BA06 CA10 FA14 3F304 CA16 EA00 ED00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータが設置された集合住宅に設け
    られ、この集合住宅を訪問した外来者を目的階へと誘導
    する外来者誘導システムであって、 前記集合住宅の共同玄関に設置され、少なくとも、前記
    外来者による操作入力を受け付ける機能を有する玄関端
    末と、 前記集合住宅の各住戸に設置され、少なくとも、各住戸
    の居住者による操作入力を受け付ける機能と、前記玄関
    端末との間で通話を行う機能とを有する住戸端末と、 前記共同玄関のオートロックドアの施解錠を制御するド
    アロック制御手段と、 前記エレベータの運転制御を行うエレベータ制御手段
    と、 前記玄関端末、前記住戸端末、前記ドアロック制御手段
    及び前記エレベータ制御手段にそれぞれ接続された管理
    制御手段とを備え、 前記管理制御手段が、前記居住者による操作入力に応じ
    て前記住戸端末から前記外来者の受け入れを許可する旨
    の信号が供給されると、前記ドアロック制御手段に対し
    て解錠信号を供給すると共に、前記エレベータ制御手段
    に対して、前記共同玄関が位置する階床のホール呼び登
    録信号と前記外来者の受け入れを許可した居住者の住戸
    が位置する階床のかご呼び登録信号とを供給することを
    特徴とする外来者誘導システム。
  2. 【請求項2】 前記管理制御手段は、前記住戸端末に対
    する前記玄関端末からのアクセスを受付けるか拒否する
    かを示す受付け/拒否情報が各住戸の住戸端末毎に格納
    された記憶手段を備え、前記外来者の操作入力により前
    記玄関端末から所定の住戸の住戸端末に対するアクセス
    があったときに、前記記憶手段に格納された受付け/拒
    否情報を参照して、アクセス先の住戸端末に対応した受
    付け/拒否情報がアクセス拒否を示すものである場合に
    は、前記住戸端末に対する前記玄関端末からのアクセス
    を遮断することを特徴とする請求項1に記載の外来者誘
    導システム。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に格納された前記受付け/
    拒否情報は、時間帯に応じてアクセスの受付け或いは拒
    否が指定されるようになっていることを特徴とする請求
    項2に記載の外来者誘導システム。
  4. 【請求項4】 前記管理制御手段は、前記玄関端末から
    緊急時であることを示す情報が供給されたときは、前記
    記憶手段に格納された受付け/拒否情報でアクセス拒否
    が指定されている住戸の住戸端末に対しても、前記玄関
    端末からのアクセスを遮断しないことを特徴とする請求
    項2又は3に記載の外来者誘導システム。
  5. 【請求項5】 前記管理制御手段は、前記外来者による
    操作入力に応じて前記玄関端末から訪問先の居住者が所
    持する携帯端末との間での通話を要求する旨の信号が供
    給されると、前記居住者が所持する携帯端末に接続して
    この携帯端末と前記玄関端末とを通話可能状態とし、前
    記居住者による操作入力に応じて前記携帯端末から前記
    外来者の受け入れを許可する旨の信号が供給されると、
    前記ドアロック制御手段に対して解錠信号を供給すると
    共に、前記エレベータ制御手段に対して、前記共同玄関
    が位置する階床のホール呼び登録信号と前記外来者の受
    け入れを許可した居住者の住戸が位置する階床のかご呼
    び登録信号とを供給することを特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載の外来者誘導システム。
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