JP2003094500A - 射出成形機、射出成形機の型締装置、およびその型締方法 - Google Patents

射出成形機、射出成形機の型締装置、およびその型締方法

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JP2003094500A
JP2003094500A JP2001290029A JP2001290029A JP2003094500A JP 2003094500 A JP2003094500 A JP 2003094500A JP 2001290029 A JP2001290029 A JP 2001290029A JP 2001290029 A JP2001290029 A JP 2001290029A JP 2003094500 A JP2003094500 A JP 2003094500A
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mold clamping
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molding machine
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Masao Takeuchi
政生 竹内
Hiroki Nakajima
広樹 中島
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分大きな型締力を確保しつつ、成形サイ
クルの短縮化および成形型の型開きを行うことができる
ようにした射出成形機の型締装置を提供する。 【解決手段】射出成形機1の型締装置40は、射出成形
機1の下方に位置しており、成形型30の型締方向に移
動可能な移動ダイプレート41と、成形型30の型締め
を行う型締レバー42と、型締レバー42の先端を支持
し、型締レバー42の先端を成形型30の第1成形型3
1に対して近接隔離するように駆動するレバー駆動シリ
ンダ43と、基端が型締レバー42に回動可能に支持さ
れ、回動することにより成形型30の開閉を行う型開閉
用カム44と、型開閉用カム44の先端を駆動するカム
駆動シリンダ45と、型開閉用カム44の先端と連結
し、型開閉用カム44の先端を移動ダイプレート41の
表面に沿って移動させる可動機構46とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出圧に抗して成
形型の閉鎖状態を維持する射出成形機、射出成形機の型
締装置、およびその型締方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、射出成形機は、プラスチックお
よび金属等の成形材料を加熱溶融して、成形型のキャビ
ティに射出し、溶融樹脂の冷却・硬化後、成形型を開い
て成形品を取り出すことにより、成形を行うものであ
り、例えば、少なくとも2つ(固定型、可動型)に分割
された成形型と、内部に設けられたスクリュによって加
熱した成形材料を混練して溶融させる可塑化装置と、可
塑化装置内で溶融した一定量の成形材料を成形型のキャ
ビティに射出する射出計量装置と、成形型を閉鎖して射
出圧に抗して成形型の閉鎖状態を維持する型締装置とを
備えた、いわゆるスクリュプリプラ式の射出成形機が知
られている。
【0003】射出成形において、型締装置による成形型
の型締めは、成形品質および成形サイクルの重要な要素
となっており、従来より、この型締装置としては、油圧
シリンダ等の駆動装置が発生する駆動力を変えずに、直
接、成形型に伝達させて成形型の型締めを行う直圧式型
締装置や、油圧シリンダ等の駆動装置により発生された
力をリンクの組み合わせによって増力し、成形型に大き
な型締力を発生させるようにしたトグル式型締装置が採
用されている。
【0004】ここで、精密な成形品を得るために、成形
型には、固定型と可動型とが高精度に位置決めされるよ
うな以下に示す位置決め手段が設けられている。例え
ば、固定型および可動型の一方の表面に複数の穴が形成
されているとともに、他方の表面には複数の位置決めピ
ンが形成されており、これら複数の位置決めピンが前記
複数の穴に正確に嵌合することにより、固定型と可動型
とが高精度に位置決めされている。また、固定型および
可動型の係合面にカブトと呼ばれる凹凸部を形成し、こ
の固定型と可動型との凹凸嵌合により、固定型と可動型
とが高精度に位置決めされている。
【0005】上記のような位置決め手段によって凹凸嵌
合が行われる固定型と可動型とが高速度で嵌合すると、
位置決め手段が損傷するとともに、成形型が損傷するお
それがある。このため、直圧式型締装置では、型閉じ工
程の初期段階では型締速度を早くし、型閉じ工程が完了
する直前で型締速度を低下させることにより、成形型の
損傷を防ぎつつ、成形サイクルがむやみに長くならない
ようにしている。ここでは、シリンダ内に注入する作動
油の流量を成形型の移動量に応じて調節する等の制御を
行っている。複数のシリンダを用いる型締構造の場合
は、型閉じ工程において、シリンダを切り替え、型締速
度を高速から低速に切り替えている。したがって、この
ような構成では、型締速度の制御は容易となる。また、
トグル式型締装置の場合には、構成するリンクの位置に
より、すなわち型閉じ工程の開始から終了にかけて、型
締速度が低下するように変動するので、型締速度の制御
が容易となっている。
【0006】また、射出成形機を小型化するにあたり、
トグル式型締装置では、リンク機構がスペースを占有す
るので、小型化を図れない。直圧式型締装置では、型閉
じ工程における油圧を制御する油圧制御系が小さなもの
とはならないので、射出成形機の小型化には限界があっ
た。
【0007】射出成形機を小型化することができ、かつ
成形サイクルの短縮を行う射出成形機として、図6に示
すような、駆動力を発生する2つの駆動装置および加圧
部材を用いた型締装置を本出願人が提案している。すな
わち、射出成形機70は、プラスチックおよび金属など
の各種の成形材料を加熱溶融して供給する材料供給装置
71と、固定型および可動型に分割された成形型72
と、材料供給装置71によって溶融された一定量の成形
材料を成形型72に射出するための射出計量装置73
と、成形型72を閉鎖し、射出計量装置73による成形
材料の射出圧に抗して充分大きな型締力を維持する型締
装置80とを備えて構成される。
【0008】このうち、型締装置80は、成形型72の
可動型を保持して成形型72の開閉駆動および型締めを
行う装置であり、成形型72の可動型を固定し、上下に
移動可能な移動ダイプレート81と、基端が移動ダイプ
レート81に回動可能に支持され、回動により移動ダイ
プレート81を押し上げて成形型72を閉鎖する型閉鎖
用カム82と、型閉鎖用カム82の先端を支持し、型閉
鎖用カム82を成形型72の型締方向に対して平行とな
る位置および傾斜した位置の二位置間を往復するように
駆動するカム駆動シリンダ83と、射出成形機70の基
台に回動可能に支持され、型閉鎖用カム82の先端と当
接する型締レバー84と、型締レバー84の先端を支持
し、型締レバー84の先端を上下に移動させ、型閉鎖用
カム82を介して成形型72を型締めするように駆動す
るレバー駆動シリンダ85と、移動ダイプレート81と
直列に配置され、移動ダイプレート81を上下に移動さ
せる低駆動力の補助シリンダ86とを備えて構成され
る。
【0009】上記のように構成された型締装置80にお
ける型締工程は、カム駆動シリンダ83の駆動軸83A
が引き込まれて型閉鎖用カム82が成形型72の型締方
向に対して傾斜しているとともに移動ダイプレート81
が下方に位置していることで成形型72が開いた状態か
ら開始される。まず、補助シリンダ86を駆動するとと
もに、カム駆動シリンダ83により駆動軸83Aを押し
だして型閉鎖用カム82を型締方向に対して傾斜した位
置から平行となる位置まで回動させ、移動ダイプレート
81を上方に押し上げて成形型72を閉鎖状態にする。
その後、レバー駆動シリンダ85の駆動軸85Aが引き
込まれることで、型締レバー84の先端は上方に押し上
げられ、梃子の動作原理により、レバー駆動シリンダ8
5による駆動力は、増力されて型閉鎖用カム82に伝達
し、成形型72に充分大きな型締力が発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような型締装置
80では、成形型72内で冷却・硬化された成形品を取
り出すために、成形型72を開く型開き工程において、
レバー駆動シリンダ85を稼動させて駆動軸85Aを押
し出し、型締レバー84の先端を下方に回動させて成形
型72への型締力を解除する型締力解除工程と、カム駆
動シリンダ83を稼動させて駆動軸83Aを引き込み、
型閉鎖用カム82を型締方向に対して平行となる位置か
ら傾斜した所定位置まで回動させるカム傾斜工程と、さ
らに、補助シリンダ86を稼動させて移動ダイプレート
81を下方に引き下げるダイプレート移動工程との3つ
の工程を含むことにより、型開き工程における工程時間
が増大し、成形サイクルの増大に繋がるという問題があ
る。
【0011】また、型開き工程の工程時間短縮のため
に、ダイプレート移動工程を省略した場合には、カム傾
斜工程を実施すると、型閉鎖用カム82の先端と型締レ
バー84の表面とは離間してしまい、型開き力が得られ
ないという問題がある。
【0012】本発明の目的は、充分大きな型締力を確保
しつつ、成形サイクルの短縮化および成形型の型開きを
行うことができるようにした射出成形機、射出成形機の
型締装置、およびその型締方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、固定型と可動型とに分割されるとともに溶融状態の
成形材料が内部に射出される成形型を閉鎖し、射出圧に
抗して前記成形型の閉鎖状態を維持させる射出成形機の
型締装置であって、前記射出成形機の基台に、型締方向
に沿って移動可能に設けられるとともに前記可動型が取
り付けられる可動部材と、前記基台に回動可能に支持さ
れる押圧部材と、この押圧部材の先端に連結され、この
先端を駆動することにより、当該押圧部材を介して前記
可動部材を押圧する可動部材押圧手段と、前記可動部材
と前記押圧部材との間に回動可能に設けられる回動部材
と、前記回動部材の先端に連結され、前記型締方向に対
して平行となる位置および傾斜した所定位置の二位置間
を往復するように前記回動部材の先端を駆動する回動部
材駆動手段とが設けられ、前記回動部材の先端は、前記
可動部材および前記押圧部材の一方の表面に沿って摺動
可能かつ該表面から離隔不可能に連結され、前記回動部
材の基端は、前記可動部材および前記押圧部材の他方に
回動可能に連結されていることを特徴とする。
【0014】このような本発明では、回動部材駆動手段
により、回動部材を型締方向に対して傾斜した所定位置
から平行となる位置に回動させ、さらに可動部材押圧手
段により押圧部材を可動部材に対して近接する方向に駆
動することで、成形型の型締めを2段階に行うことがで
きる。ここで、例えば、回動部材の基端を押圧部材に回
動可能に連結するとともに、回動部材の基端と押圧部材
の基端とを近接して配置すれば、梃子の動作原理によ
り、押圧部材の先端に加えられる可動部材押圧手段の駆
動力が増力されて回動部材に伝達され、これにより、可
動部材押圧手段の駆動により得られる可動部材の駆動ス
トロークは小さいが、充分大きな型締力が得られるよう
になる。一方、回動部材駆動手段は、回動部材の先端を
駆動するので、回動部材を比較的高速度で回動すること
が可能となり、可動部材に取り付けられた可動型を全開
位置から全閉位置にすばやく移動させることができる。
したがって、可動部材押圧手段および回動部材駆動手段
を組み合わせることにより、成形型を閉鎖するのに充分
な型締力を得ることができるとともに、型締速度の高速
化を図ることができる。
【0015】また、回動部材の基端を可動部材に回動可
能に連結するとともに、平行位置における回動部材の先
端を押圧部材の基端の近傍に配置しても、上記と同様の
作用効果を奏する。さらに、回動部材の先端を可動部材
の表面に沿って摺動可能かつ離隔不可能に連結すれば、
回動部材を平行位置から傾斜するように回動させた際
に、可動部材の表面から回動部材の先端が離隔しないの
で、回動部材の先端に可動部材が追従し可動型を閉鎖位
置から全開位置まで移動でき、成形型の型開きが行え
る。また、回動部材の先端が押圧部材の表面に沿って摺
動可能かつ離隔不可能に連結し、回動部材の基端を可動
部材に回動可能に連結すれば、回動部材を平行位置から
傾斜するように回動させることにより、可動部材と押圧
部材とが互いに引き寄せられ可動型を閉鎖位置から全開
位置まで移動でき、当該型締装置で成形型の型開きが行
えるようになる。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、前記回動
部材駆動手段は、前記回動部材を回動させることによ
り、前記成形型を閉鎖させ、前記可動部材押圧手段は、
前記成形型が閉鎖した状態で当該成形型の型締めを行
い、前記可動部材押圧手段による駆動力は、前記回動部
材駆動手段による駆動力よりも大きいことが好ましい。
このような構成では、成形型の型締めを回動部材駆動手
段による型閉鎖と可動部材押圧手段による型締めの2段
階に分けていることにより、型締工程中に成形型内に異
物が挟まった場合や成形型のガイドピンやカブトによる
凹凸嵌合が正確に行われていない場合等の動作異常を容
易に検出することができ、これらの動作異常による成形
型の損傷を防止することが可能となる。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、前記回動
部材の先端は、前記可動部材および前記押圧部材の一方
に摺動可能かつ当該表面から離隔不可能に設けられた摺
動案内手段に連結され、前記摺動案内手段には、前記可
動部材および前記押圧部材の一方の表面に設けられた溝
と、この溝に沿って摺動する摺動部とを備え、前記溝
は、開口部分よりも内側の幅が広くなるものとされ、前
記摺動部は、溝に応じた断面を有するものとされ、前記
摺動部には、前記回動部材の先端が回動可能に連結され
ていることが好ましい。
【0018】このような構成では、回動部材が回動する
と、回動部材の先端は成形型の固定型に対して近接隔離
する。ここで、摺動部は、溝に沿って摺動できるが、溝
の開口部分から離隔しないので、可動部材は、回動部材
の先端に追従するとともに、成形型の固定型に対して近
接隔離し、成形型の開閉が可能となる。
【0019】また、請求項4に記載の発明は、前記回動
部材の先端は、前記可動部材および前記押圧部材の一方
に摺動可能かつ当該表面から離隔不可能に設けられた摺
動案内手段に連結され、前記摺動案内手段には、前記可
動部材および前記押圧部材の一方の表面に設けられた突
状体と、この突状体に沿って摺動する摺動部とを備え、
前記突状体は、前記可動部材および前記押圧部材の一方
の表面から離間する方向に直交する幅が大きくなるもの
とされ、前記摺動部は、前記突状体の形状に応じた溝を
有するものとされ、前記摺動部には、前記回動部材の先
端が回動可能に連結されていることが好ましい。
【0020】このような構成では、回動部材が回動する
と、回動部材の先端は成形型の固定型に対して近接隔離
する。ここで、摺動部は、突状体に沿って摺動できる
が、突状体から離隔しないので、請求項3に記載の発明
と同様に、可動部材は、回動部材の先端に追従するとと
もに、成形型の固定型に対して近接隔離し、成形型の開
閉が可能となる。
【0021】また、請求項5に記載の発明は、前記摺動
案内手段は、前記可動部材に設けられていることが好ま
しい。このように、摺動案内手段を可動部材に設けれ
ば、回動部材駆動手段を可動部材に設置することが可能
となり、押圧部材を駆動するために射出成形機の基台に
設置される可動部材押圧手段とは設置位置を別々に設置
することができる。このため、小型化しても可動部材押
圧手段と回動部材押圧手段とが位置的に干渉することは
なく、射出成形機のスペースが有効活用され、小型化が
容易に図れるようになる。
【0022】また、請求項6に記載の発明は、前記可動
部材は、前記摺動案内手段と対向配置するように前記回
動部材駆動手段が固定され、前記回動部材駆動手段に
は、前記回動部材の先端を駆動する駆動軸を備え、前記
駆動軸は、前記可動部材の表面と平行に突没駆動するこ
とことが好ましい。このような構成では、回動部材を回
動させるにあたり、回動部材の角度位置が成形型の型締
方向に平行となる位置に近づくにつれて、回動部材の先
端は型締方向への速度が低くなるので、型閉じ工程の開
始から終了にかけて、型締速度が低下するようになり、
成形型の閉鎖が完了する直前には充分低い型締速度とな
り、成形型における固定型と可動型との衝撃を緩和し、
成形型の損傷を低減する。
【0023】また、請求項7に記載の発明は、前記回動
部材の基端は、前記押圧部材に設けられた回動部材支軸
によって回動可能に連結され、前記押圧部材の基端は、
射出成形機の基台に設けられた押圧部材支軸によって回
動可能に連結され、前記回動部材支軸は、前記押圧部材
支軸に近接して設けられていることが好ましい。このよ
うな構成では、回動部材が型締方向に対して平行となる
位置まで回動した状態で、可動部材押圧手段で押圧部材
の先端を可動部材に対して押圧するように構成すれば、
梃子の動作原理により、可動部材押圧手段からの駆動力
は、増力されて回動部材に伝達され、小さい駆動力でも
充分大きな成形型の型締力が得られるようになる。
【0024】また、請求項8に記載の発明は、溶融状態
の成形材料を射出して成形品を製造するために、固定型
と可動型とに分割された成形型を射出圧に抗して型締め
する射出成形機の型締方法であって、前記射出成形機の
基台に、型締方向に沿って移動可能に設けられるととも
に前記可動型が取り付けられる可動部材と、前記基台に
回動可能に支持される押圧部材と、この押圧部材の先端
に連結され、この先端を駆動することにより、当該押圧
部材を介して前記可動部材を押圧する可動部材押圧手段
と、前記可動部材と前記押圧部材との間に位置し、先端
が前記可動部材および前記押圧部材の一方の表面に沿っ
て摺動可能かつ当該表面から離隔不可能に連結され、基
端が前記可動部材および前記押圧部材の他方に回動可能
に連結されている回動部材と、前記回動部材の先端に連
結され、前記型締方向に対して平行となる位置および傾
斜した所定位置の二位置間を往復するように前記回動部
材の先端を駆動する回動部材駆動手段とが設けられ、前
記回動部材駆動手段を駆動させ、前記回動部材を型締方
向に対して平行となる位置に回動させることにより、前
記成形型を閉鎖する型閉鎖工程と、この型閉鎖工程によ
り前記成形型が閉鎖した状態で、前記可動部材押圧手段
を駆動させ、前記押圧部材を前記可動部材に近接するよ
うに回動させることにより、前記成形型を型締めする型
締工程とを備えていることを特徴とする。このような本
発明では、成形型の型締めを回動部材駆動手段による型
閉鎖工程と可動部材押圧手段による型締工程と2段階に
分けることにより、前述の請求項1および2に記載の発
明と同様の作用効果を奏する。また、このような型締方
法を採用することにより、従来の型締方法を大幅に改善
し、小型の射出成形機でも迅速にかつ品質の良好な成形
品を製造することができる。
【0025】また、請求項9に記載の発明は、成形材料
を溶融し、少なくとも2つに分割された成形型を閉鎖
し、当該成形型に一定量の溶融材料を射出し、冷却・硬
化の後に成形品を取り出すことにより成形を行う射出成
形機であって、前記成形型を閉鎖し、射出圧に抗して成
形型の閉鎖状態を維持する型締装置を備え、前記型締装
置は、前記射出成形機の基台に、型締方向に沿って移動
可能に設けられるとともに前記可動型が取り付けられる
可動部材と、前記基台に回動可能に支持される押圧部材
と、この押圧部材の先端に連結され、この先端を駆動す
ることにより、当該押圧部材を介して前記可動部材を押
圧する可動部材押圧手段と、前記可動部材と前記押圧部
材との間に位置し、先端が前記可動部材および前記押圧
部材の一方の表面に沿って摺動可能かつ当該表面から離
隔不可能に連結され、基端が前記可動部材および前記押
圧部材の他方に回動可能に連結されている回動部材と、
前記回動部材の先端に連結され、前記型締方向に対して
平行となる位置および傾斜した所定位置の二位置間を往
復するように前記回動部材の先端を駆動する回動部材駆
動手段とを備えていることを特徴とする。
【0026】このような本発明では、前述の請求項1に
記載の発明と同様の作用効果を奏するとともに、上記の
ような型締構造を採用することにより、型締装置の小型
化が可能となり、時計等に用いる歯車等の小型部品を製
造する際に最適な小型の射出成形機を提供することがで
きる。
【0027】また、請求項10に記載の発明は、導入さ
れた成形材料を混練および加熱溶融する可塑化機構と前
記可塑化機構で溶融された成形材料を計量し、一定量の
成形材料を射出する射出計量機構とを備え、前記可塑化
機構は、溶融した成形材料を送り出すために前記射出計
量機構と接続され、前記成形型は、前記射出計量機構と
前記型締装置との間に位置し、前記射出計量機構、前記
成形型、および前記型締装置は、当該成形型の型締方向
に沿って配置されていることを特徴とする。
【0028】このような本発明では、可塑化機構と射出
計量機構とが分かれて機能することにより、可塑化機構
によって送り出される溶融材料を、射出計量機構は正確
に計量することができるので、溶融材料を常に一定量お
よび一定圧により射出することができ、時計等に用いる
歯車等の高精度が要求される小型の成形品を製造する際
に、バリの発生等のない、品質の良好な成形品を製造す
ることができる。また、射出計量機構、成形型、および
型締装置が成形型の型締方向に沿って配置されているこ
とにより、射出計量機構による溶融材料の射出方向と、
型締装置による成形型の型締方向とが同一直線上に位置
し、充分高い射出圧に対しても成形型の閉鎖状態を充分
に維持することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。 (1)射出成形機の構造 射出成形機1は、図1または図2に示すように、熱可塑
性樹脂を混練および加熱溶融し、一定量の溶融樹脂を閉
鎖された型内に射出し、冷却・硬化の後に成形品を取り
出すことにより成形を行うものであり、導入された熱可
塑性樹脂を混練および加熱により溶融し、一定量の溶融
樹脂を射出する射出計量装置10と、射出された溶融樹
脂を充填する成形型30と、成形型30の開閉動作およ
び射出計量装置10による射出圧に抗して充分大きな型
締力により成形型30の閉鎖状態を維持する型締装置4
0とを備えて構成される。ここで、射出計量装置10お
よび型締装置40は、成形型30の型締方向(図中上下
方向)に平面的に重なって配置され、射出成形機1の上
面を形成する矩形状の天板2と、下面を形成する矩形状
の底板3と、これらの四隅に立設される4本のタイバ4
とで構成される基台5によって支持固定されている。
【0030】射出計量装置10は、射出成形機1の上方
に位置しており、導入された熱可塑性樹脂の混練および
加熱溶融を行う可塑化機構11と、可塑化機構11で溶
融された樹脂を成形型30のキャビティに射出充填する
材料射出機構21とを備えて構成される。可塑化機構1
1は、熱可塑性樹脂を投入するためのホッパ12と、投
入された熱可塑性樹脂を混練するとともに先端部に送り
出すスクリュ13と、ホッパ12と接続され、熱可塑性
樹脂を加熱溶融する供給シリンダ14と、スクリュ13
を回転駆動するスクリュ駆動部15とによって構成され
る。ホッパ12は、頭部が開口となっており、乾燥機等
により予備乾燥された熱可塑性樹脂がこの開口から導入
され、導入された熱可塑性樹脂は、その自重により供給
シリンダ14内に落下するようになっている。
【0031】スクリュ13は、この長手方向に螺旋状の
溝が形成され、先端部に進むにつれてこの溝深さは小さ
くなっており、導入された熱可塑性樹脂は後端部から先
端部へと送り出された後、先端部では、熱可塑性樹脂を
圧縮しつつ、混練するように形成されている。このよう
な混練作用により、熱可塑性樹脂は内部での摩擦により
発熱し、均一に可塑化が行われる。供給シリンダ14
は、スクリュ13を包囲するように形成され、スクリュ
13が長手方向に往復運動するための供給路14Aと、
図示は省略するが、内部には熱可塑性樹脂を加熱して可
塑化状態を維持する加熱ヒータとが設けられている。ス
クリュ駆動部15は、スクリュ13の後端部に接続さ
れ、駆動ベルト16を介してスクリュ13に回転を伝達
する駆動軸17Aおよび従動軸17Bとで構成されるプ
ーリ17と、このプーリ17を回転可能に連結した駆動
モータ18とで構成される。
【0032】材料射出機構21は、射出量制御を行う射
出シリンダ22と、射出シリンダ22によって成形型3
0の型締方向に突没駆動する射出プランジャ23と、供
給シリンダ14と当接し、射出プランジャ23を包囲す
る射出ブロック24と、射出プランジャ23の動作を検
出する計量確認センサ25とによって構成される。射出
シリンダ22は、図示しない制御部と接続されており、
種々の熱可塑性樹脂の流れ特性に応じて、射出速度およ
び射出圧力等を変動させることができるように、制御部
ではプログラム制御が行われる。このような制御によ
り、バリの発生等を防ぎ、成形品質を向上させることが
できる。射出プランジャ23は、射出ブロック24に形
成されたプランジャ駆動路24Aを移動可能に構成さ
れ、スクリュ13の先端部によって所定値に加圧された
溶融樹脂がプランジャ駆動路24Aに注入されると射出
プランジャ23は溶融樹脂の圧力により上方に持ち上げ
られるようになっており、所定量の溶融樹脂がプランジ
ャ駆動路24Aに注入されると射出シリンダ22の駆動
により射出プランジャ23が下方に押し出されて溶融樹
脂の射出を行う。
【0033】射出ブロック24は、射出成形機1の基台
5に固定され、可塑化機構11から供給される溶融樹脂
を溜め込む部分であり、供給シリンダ14の供給路14
Aと連通したプランジャ駆動路24Aと、射出方向の端
部に位置し、材料射出機構21と成形型30との接合部
となる射出ノズル24Bと、図示は省略するが、内部に
溜まった溶融樹脂が射出までの間に硬化することを防ぐ
加熱ヒータとが設けられている。ここで射出ノズル24
Bは、型締軸上を移動可能に構成されており、溶融樹脂
の射出時には、射出プランジャ23の突出とともに下方
に移動し、成形型30の第1成形型31上面と当接す
る。計量確認センサ25は、先端にリミットスイッチが
取り付けられており、これにより、射出プランジャ23
の上方への移動量を規制し、スクリュ13の回転を一定
位置で停止させることにより射出量を決める。この射出
量は、リミットスイッチの位置を調整することにより可
変である。
【0034】成形型30は、固定型と可動型とからな
り、射出成形機1の基台5に固定される第1成形型31
(固定型)と、型締装置40上面に取り付けられた第2
成形型32(可動型)とで構成され、型締装置40が稼
動することによって第2成形型32が上下移動し、成形
型30は開閉動作を行う。ここで、これら第1成形型3
1と第2成形型32が組み合わされた状態で、その内部
にキャビティが形成される。また、成形型30の内部に
は、図示は省略するが、キャビティに射出充填された溶
融樹脂を冷却して硬化させるための温度制御機構が設け
られている。また、成形型30には、図示は省略する
が、成形品を高精度に製造するためにガイドピンが形成
されている。
【0035】型締装置40は、射出成形機1の下方に位
置しており、成形型30の型締方向に移動可能な移動ダ
イプレート41と、成形型30の型締めを行う型締レバ
ー42と、型締レバー42の先端を支持し、型締レバー
42の先端を成形型30の第1成形型31に対して近接
隔離するように駆動するレバー駆動シリンダ43と、基
端が型締レバー42に回動可能に支持され、回動するこ
とにより成形型30の開閉を行う型開閉用カム44と、
型開閉用カム44の先端を駆動するカム駆動シリンダ4
5と、型開閉用カム44の先端と連結し、型開閉用カム
44の先端を移動ダイプレート41の表面に沿って移動
させる可動機構46とを備えて構成される。
【0036】移動ダイプレート41は、矩形状の板状体
から構成されており、その四隅には図示しない孔が形成
され、射出成形機1の4つのタイバ4に嵌合して上下の
移動が可能となっている。移動ダイプレート41の上面
には第2成形型32が固定されており、移動ダイプレー
ト41が上下に移動することにより、成形型30の開閉
が行われる。型締レバー42は、レバー部材で構成され
ており、基端が射出成形機1の底板3に設けられたレバ
ー支軸42Aによって回動可能に連結され、上面には、
型開閉用カム44の基端を回動可能に連結するカム支軸
42Bが設けられている。ここで、このカム支軸42B
は、成形型30の型締軸上に設けられ、かつレバー支軸
42Aに近接して設けられている。レバー駆動シリンダ
43は、エアシリンダで構成されており、射出成形機1
の基台5に固定され、型締レバー42の先端を支持する
駆動軸43Aを備えている。レバー駆動シリンダ43に
よる駆動力は、カム支軸42Bに連結された型開閉用カ
ム44に作用し、増力して成形型30を型締めすること
ができるようになっている。
【0037】型開閉用カム44は、カム部材で構成さ
れ、基端が型締レバー42に設けられたカム支軸42B
を中心に回動可能に連結されており、先端が可動機構4
6に連結され、移動ダイプレート41の表面に沿って型
締軸上に直立する位置と傾斜する所定位置の二位置間を
往復運動するようになっている。カム駆動シリンダ45
は、エアシリンダで構成されており、移動ダイプレート
41の下面に設けられたエアシリンダ固定板41Aによ
って固定され、型開閉用カム44の先端を駆動する駆動
軸45Aを備えている。この駆動軸45Aは、移動ダイ
プレート41の表面と平行に突没駆動し、型開閉用カム
44は、型締軸上に直立する位置と傾斜した位置とを繰
り返し回動する。可動機構46は、移動ダイプレート4
1下面に突設された固定突状体46Aと、この固定突状
体46Aに沿って摺動し、かつ固定突状体46Aから離
隔不可能である摺動板状体46Bとを備えて構成され
る。固定突状体46Aは、図2に示すように、突出方向
に幅が大きくなるように形成されている。摺動板状体4
6Bは、この固定突状体46Aに応じた断面形状の係合
溝を有し、型開閉用カム44の先端を回動可能に連結す
る回動連結部46Cが設けられている。
【0038】ここで、移動ダイプレート41、型開閉用
カム44、型締レバー42、および可動機構46は、こ
れら各部材間の摺動による摩耗および可動機構46にお
ける固定突状体46Aと摺動板状体46Bとの摺動によ
る摩耗を防ぐために、浸硫窒化により表面硬化された窒
化鋼で構成されている。この浸硫窒化法では、窒化鉄層
の外層に、軟質の硫化鉄層あるいは硫化鉄を含んだポー
ラス状の窒化鉄層が形成され、表面の摩擦係数を減ら
し、耐摩耗性を向上させるとともに、表面強度も向上さ
せるものであり、この処理によって施された硬質層の深
さは約5〜10μm程度よりも深く形成されている。ま
た、上記各部材の摺動部分は、その表面粗さがJIS規
格B6301で0.8S以下になるように形成され、こ
の粗さを達成するために研削加工等による仕上げが行わ
れている。
【0039】(2)成形型の開閉および型締め ここで、成形型の開閉および型締めについて、図3およ
び図4を用いて詳説する。まず、成形型30が型開き状
態である場合、図3に示すように、カム駆動シリンダ4
5の駆動軸45Aが引き込まれて型開閉用カム44が型
締軸に傾斜した位置となっており、移動ダイプレート4
1および第2成形型32は下方に位置して成形型30は
型開き状態となっている。
【0040】この型開き状態から成形型30が閉鎖した
状態に移行する際は、カム駆動シリンダ45を稼動して
駆動軸45Aを押し出し、型開閉用カム44を傾斜位置
から型締軸上に直立した位置となるように回動させる。
この時、型開閉用カム44の先端は可動機構46の回動
連結部46Cに回動可能に支持されており、型開閉用カ
ム44の回動と同時に、型開閉用カム44の先端は摺動
板状体46Bとともに固定突状体46Aに沿って摺動
し、移動ダイプレート41は上方に持ち上げられ、成形
型30は閉鎖する。ここで、可動機構46の固定突状体
46Aには図示しない係止片が設けられており、摺動板
状体46Bはこの係止片と当接するまで移動し、成形型
30の閉鎖が行われる。この状態では、図4に示される
ように、型開閉用カム44は、型締軸上に直立した状態
であり、係止片によって精密に位置決めされている。
【0041】一方、成形型30が閉鎖した状態から型開
き状態へと移行する際は、カム駆動シリンダ45を稼動
して駆動軸45Aを引き込み、型開閉用カム44を型締
軸上に直立した位置から傾斜した位置となるように回動
させる。この時、型開閉用カム44の先端は、可動機構
46の摺動板状体46Bとともに固定突状体46Aに沿
って摺動するが、離隔不可能であるので型開閉用カム4
4の回動に移動ダイプレート41が追従し、下方に引き
下げられることで、第2成形型32は閉鎖位置から全開
位置まで移動し、成形型30の型開きが行われる。
【0042】また、成形型30の型締めを行う際は、型
開閉用カム44が型締軸上に直立した状態で、レバー駆
動シリンダ43を稼動させて駆動軸45Aを引き込み、
レバー支軸42Aを中心として型締レバー42の先端を
成形型30の第1成形型31に近接するように回動させ
る。型締レバー42の回動により、型開閉用カム44を
介して、成形型30は型締軸上で加圧されて型締めが行
われる。
【0043】(3)射出成形機による成形品の製造手順 以上のように構成された射出成形機1による成形品の製
造手順は、図5に示されるフローチャートにしたがって
実行される。 (1) まず、カム駆動シリンダ45を稼動させて駆動軸
45Aを押し出し、型開閉用カム44を型締軸上に傾斜
した位置から直立した位置となるように回動させ、それ
に伴って移動ダイプレート41が上方に引き上げられる
ことで成形型30が閉鎖される(型閉鎖工程:処理S
1)。 (2) 次に、レバー駆動シリンダ43を稼動させて駆動
軸43Aを引き込み、型締レバー42を成形型30の第
1成形型31に近接するように回動させ、型開閉用カム
44を介して成形型30の型締めを行う(型締工程:処
理S2)。
【0044】(3) 上記のように成形型30の型締めが
完了すると、射出シリンダ22が稼動し、射出プランジ
ャ23は、所定量の溶融樹脂が導入されているプランジ
ャ駆動路24A内を下方に突き出されることで射出ノズ
ル24Bから溶融樹脂を成形型30に射出し(処理S
3)、射出プランジャ23がプランジャ駆動路24A内
の下限位置に来るとリミットセンサが感知し、射出シリ
ンダ22は稼動を停止する(処理S4)。 (4) 射出シリンダ22の稼動停止の後、可塑化機構1
1において、スクリュ駆動部15が稼動し、スクリュ1
3が回転を開始する(処理S5)。すなわち、スクリュ
13の回転により、熱可塑性樹脂が、スクリュ13後端
部から先端部へと送り出され、供給シリンダ14内の加
熱ヒータにて加熱されつつ、スクリュ13先端部にて混
練され溶融する。この溶融樹脂は、スクリュ13先端部
にて圧縮され、加圧された状態となる。 (5) そして、この溶融材料の圧力により、射出プラン
ジャ23が上昇し(処理S6)、溶融樹脂は供給シリン
ダ14の供給路14Aからプランジャ駆動路24A内に
送り出され、射出プランジャ23が所定の上限位置に来
ると計量確認センサ25が感知して(処理S7)、スク
リュ駆動部15は稼動を停止し、スクリュ13は回転を
停止する(処理S8)。
【0045】(6) 成形型30内の溶融樹脂が充分冷却
し硬化した後に、レバー駆動シリンダ43が駆動軸43
Aを押し出し、型締レバー42の先端を成形型30の第
1成形型31に対して離間するように回動させ、成形型
の型締めを解除する(処理S9)。 (7) 成形型の型締めを解除した後、タイマーにて一定
時間経過すると、カム駆動シリンダ45が駆動軸45A
を引き込み、型開閉用カム44は成形型の型締軸上に直
立した位置から傾斜した位置となるように回動し、型開
閉用カム44の先端の動きに移動ダイプレート41が追
従して下方に移動し、成形型30の型開きが行われる
(処理S10)。 (8) 型開きの後、成形品が取り出されると、上記の最
初の工程である型締めに移行し、継続して成形品の製造
が行われる。
【0046】(4)実施形態の効果 このような本実施形態によれば、以下のような効果があ
る。 (1) カム駆動シリンダ45を稼動させて駆動軸45A
を押し出し、型開閉用カム44を成形型30の型締軸に
傾斜した位置から直立した位置に回動させることで型開
閉用カム44の先端に押し出されて移動ダイプレート4
1が上昇し、成形型30の閉鎖を行うことができ、さら
にレバー駆動シリンダ43を稼動させて駆動軸43Aを
引き込み、型締レバー42を成形型30の第1成形型3
1に近接する方向に回動させることで、型開閉用カム4
4を介して成形型30の型締めを行うことができる。 (2) 成形型30の型締めを、カム駆動シリンダ45に
よる型閉鎖工程S1と、レバー駆動シリンダ43による
型締工程S2の2段階に分けていることにより、型締工
程中に成形型30内に異物が挟まった場合や成形型30
のガイドピンによる凹凸嵌合が正確に行われていない場
合等の動作異常を容易に検出することができ、これらの
動作異常による成形型30の損傷を防止することが可能
となる。 (3) 型開閉用カム44の先端が可動機構46に回動可
能に連結されているので、カム駆動シリンダ45を稼動
させて駆動軸45Aを引き込み、型開閉用カム44を成
形型30の型締軸に直立した位置から傾斜した位置に回
動させることで、型開閉用カム44の先端は、可動機構
46の摺動板状体46Bとともに、固定突状体46Aに
沿って摺動するが、固定突状体46Aから離隔不可能で
あるので、型開閉用カム44の先端に移動ダイプレート
41が追従し、成形型30の第2成形型32を閉鎖位置
から全開位置まで移動でき、成形型30の型開きが行え
る。
【0047】(4) レバー支軸42Aとカム支軸42B
とが近接して設置されているので、レバー駆動シリンダ
43による駆動力は、梃子の動作原理により、カム支軸
42Bに増力されて型開閉用カム44に伝達し、これに
より、レバー駆動シリンダ43の駆動により得られる移
動ダイプレート41の駆動ストロークは小さいが、成形
型30に充分大きな型締力が得られる。 (5) また、カム駆動シリンダ45は、型開閉用カム4
4の先端を駆動するので、型開閉用カム44を比較的高
速度で回動することが可能となり、移動ダイプレート4
1に取り付けられた第2成形型をすばやく移動させるこ
とができ、成形型30の開閉を迅速に行うことができ
る。 (6) カム駆動シリンダ45およびレバー駆動シリンダ
43を組み合わせて用いているので、成形型30を充分
大きな力で型締めすることができるとともに、型締速度
の高速化を図り、成形サイクルの短縮を行うことができ
る。
【0048】(7) カム駆動シリンダ45を移動ダイプ
レート41に設置することで、レバー駆動シリンダ43
とは設置位置を別々に設置することができ、カム駆動シ
リンダ45とレバー駆動シリンダ43とが位置的に干渉
することはないので、型締装置40の小型化が可能とな
り、時計等に用いられる歯車等の部品を製造するのに最
適な小型の射出成形機1を提供することができる。 (8) カム駆動シリンダ45の駆動軸45Aが移動ダイ
プレート41の表面と平行に突没駆動するので、型開閉
用カム44が型締軸に傾斜した位置から直立した位置に
回動する際に、型開閉用カム44の先端は型締方向への
速度が低くなるので、成形型30の閉鎖が完了する直前
には充分低い型締速度となり、成形型30における第1
成形型と第2成形型との衝撃を緩和し、成形型30の損
傷を低減する。
【0049】(9) 可動機構46の固定突状体46Aに
係止片が設けられていることにより、型開閉用カム44
の回動を停止し、型開閉用カム44を型締軸上に正確に
位置決めすることができ、型開閉用カム44から成形型
30に与える型締力を常に一定に保持するとともに、型
締レバー42から型開閉用カム44を介して成形型30
に与える型締力も一定に保持することができる。 (10) 成形型30の型締め解除(処理S9)の後、タイ
マーにて一定時間経過後に型開き(処理S10)を行っ
ていることにより、レバー駆動シリンダ43による所定
の加圧がされている状態で、カム駆動シリンダ45によ
り型開閉用カム44を回動させることを避け、型開閉用
カム44の摩擦による摩耗および損傷を防止することが
できる。 (11) 移動ダイプレート41、型開閉用カム44、型締
レバー42、および可動機構46は、浸硫窒化法により
処理された窒化鋼から構成され、また、その表面におけ
る硬質層の深さは約5〜10μm程度よりも深く形成さ
れていることにより、その表面には充分な硬度を有する
とともに充分な潤滑性を有し、上記各部材間の摺動およ
び可動機構46における固定突状体46Aと摺動板状体
46Bとの摺動をスムーズに行うことができ、各部材の
摩耗を低減することができるので、成形型30への型締
力を一定に保持し、成形品の品質の維持および生産性の
向上を図ることができる。
【0050】(12) 射出計量装置10は、導入された
熱可塑性樹脂を混練および加熱溶融する可塑化機構11
と、この可塑化機構11で溶融された溶融樹脂を計量
し、成形型30に射出する材料射出機構21とに分かれ
て機能しているので、可塑化機構11によって送り出さ
れる溶融材料を、材料射出機構21は計量確認センサ2
5によって正確に計量することができるので、溶融材料
を常に一定量および一定圧により射出することができ、
時計等に用いられる歯車等の高精度が要求される小型の
成形品を製造する際に、バリの発生等のない、品質の良
好な成形品を製造することができる。 (13) 射出計量装置10、成形型30、および型締装置
40が成形型30の型締方向に沿って配置されているこ
とにより、射出計量装置10による溶融材料の射出方向
と、型締装置40による成形型30の型締方向とが同一
直線上に位置し、充分高い射出圧に対しても成形型30
の閉鎖状態を充分に維持することができる。
【0051】(5)実施形態の変形 尚、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではな
く、以下に示すような変形をも含むものである。前記実
施形態では、本発明の型締構造を熱可塑性樹脂用の射出
成形機に組み込んで説明したが、これに限らず、熱硬化
性樹脂用の射出成形機に組み込んで使用してもよい。ま
た、前記実施形態では、型締構造における型締めの動力
として、直線往復運動エアシリンダを使用しているが、
これに限らず、回転運動エアシリンダ、あるいは、モー
タ、油圧、磁気力、水圧、重力、内燃機関、人力等の単
体および組み合わせを動力源とした動力を使用してもよ
い。また、前記実施形態では、型開閉用カムに回転カム
を使用したが、これに限らず、板カム、円筒カム、振動
カム、往復カム等のその他の形状を持つカムでもよい。
また、前記実施形態では、可動機構は、移動ダイプレー
トから突設された固定突状体とこの固定突状体に応じた
断面形状の溝を有する摺動板状体とで構成されていた
が、これに限らず、移動ダイプレートに溝を形成し、そ
の溝は開口部分よりも内部側の幅が大きいものとされ、
この溝に応じた断面形状を有する突状体とを備えて可動
機構を構成してもよい。移動ダイプレートの表面に沿っ
て摺動するが、離隔不可能であるような可動機構であれ
ばよい。
【0052】また、前記実施形態では、移動ダイプレー
ト、型開閉用カム、型締レバー、および可動機構は浸硫
窒化処理を施された窒化鋼により構成されていたが、こ
れに限らず、固体・液体・ガス等により浸炭した後に、
窒化させて表面層の強度を高め、さらに表面の潤滑性を
高めるために、2硫化モリブデンまたはフッ素樹脂等の
潤滑剤を塗布した構成としてもよい。さらに、上記のよ
うな手法により浸炭させた後に、その表面にDLC膜や
クロムメッキを形成して表面層の強度を高め、上記のよ
うな潤滑剤を塗布して表面の潤滑性を高めた構成でもよ
い。上記各部材の構成材料として、表面層の硬度が高
く、かつ表面に潤滑性を備えているような構成であれば
よい。また、移動ダイプレート、型開閉用カム、型締レ
バー、および可動機構の材質として、ダイス鋼(SKD
11、SKD4等)や高速度鋼(SKH9等)を採用し
てもよい。その他、本発明の実施の際の具体的な構造お
よび形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構
造等としてもよい。
【0053】
【発明の効果】前述のような本発明の射出成形機の型締
装置によれば、射出成形機の小型化を実現しつつ、充分
大きな型締力を確保し、成形サイクルの短縮化および成
形型の型開きを行うことができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における射出成形機の構造を
表す側面図である。
【図2】前記実施形態における射出成形機の構造を表す
正面図である。
【図3】前記実施形態における型締装置による成形型の
開閉動作および型締めを説明する側面図である。
【図4】前記実施形態における型締装置による成形型の
開閉動作および型締めを説明する側面図である。
【図5】前記実施形態における射出成形機による成形品
の製造手順を説明するフローチャートである。
【図6】従来の射出成形機の構造を表す側面図である。
【符号の説明】 1、70…射出成形機、5…基台、11…可塑化機構、
21…材料射出機構(射出計量機構)、30…成形型、
31…第1成形型(固定型)、32…第2成形型(可動
型)、40…型締装置、41…移動ダイプレート(可動
部材)、42…型締レバー(押圧部材)、42A…レバ
ー支軸(押圧部材支軸)、42B…カム支軸(回動部材
支軸)、43…レバー駆動シリンダ(可動部材押圧手
段)、44…型開閉用カム(回動部材)、45…カム駆
動シリンダ(回動部材駆動手段)、45A…駆動軸、4
6…可動機構(摺動案内手段)、46A…固定突状体
(突状体)、46B…摺動板状体(摺動部)、S1…型
閉鎖工程、S2…型締工程

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定型と可動型とに分割されるとともに溶
    融状態の成形材料が内部に射出される成形型を閉鎖し、
    射出圧に抗して前記成形型の閉鎖状態を維持させる射出
    成形機の型締装置であって、 前記射出成形機の基台に、型締方向に沿って移動可能に
    設けられるとともに前記可動型が取り付けられる可動部
    材と、 前記基台に回動可能に支持される押圧部材と、 この押圧部材の先端に連結され、この先端を駆動するこ
    とにより、当該押圧部材を介して前記可動部材を押圧す
    る可動部材押圧手段と、 前記可動部材と前記押圧部材との間に回動可能に設けら
    れる回動部材と、 前記回動部材の先端に連結され、前記型締方向に対して
    平行となる位置および傾斜した所定位置の二位置間を往
    復するように前記回動部材の先端を駆動する回動部材駆
    動手段とが設けられ、 前記回動部材の先端は、前記可動部材および前記押圧部
    材の一方の表面に沿って摺動可能かつ当該表面から離隔
    不可能に連結され、前記回動部材の基端は、前記可動部
    材および前記押圧部材の他方に回動可能に連結されてい
    ることを特徴とする射出成形機の型締装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の射出成形機の型締装置に
    おいて、 前記回動部材駆動手段は、前記回動部材を回動させるこ
    とにより、前記成形型を閉鎖させ、 前記可動部材押圧手段は、前記成形型が閉鎖した状態で
    当該成形型の型締めを行い、 前記可動部材押圧手段による駆動力は、前記回動部材駆
    動手段による駆動力よりも大きいことを特徴とする射出
    成形機の型締装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の射出成形
    機の型締装置において、 前記回動部材の先端は、前記可動部材および前記押圧部
    材の一方に摺動可能かつ当該表面から離隔不可能に設け
    られた摺動案内手段に連結され、 前記摺動案内手段には、前記可動部材および前記押圧部
    材の一方の表面に設けられた溝と、この溝に沿って摺動
    する摺動部とを備え、 前記溝は、開口部分よりも内側の幅が広くなるものとさ
    れ、 前記摺動部は、溝に応じた断面を有するものとされ、 前記摺動部には、前記回動部材の先端が回動可能に連結
    されていることを特徴とする射出成形機の型締装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の射出成形
    機の型締装置において、 前記回動部材の先端は、前記可動部材および前記押圧部
    材の一方に摺動可能かつ当該表面から離隔不可能に設け
    られた摺動案内手段に連結され、 前記摺動案内手段には、前記可動部材および前記押圧部
    材の一方の表面から突設された突状体と、この突状体に
    沿って摺動する摺動部とを備え、 前記突状体は、突出方向先端側の幅が基端側よりも大き
    いものとされ、 前記摺動部は、前記突状体の形状に応じた断面の溝を有
    するものとされ、 前記摺動部には、前記回動部材の先端が回動可能に連結
    されていることを特徴とする射出成形機の型締装置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4に記載の射出成形
    機の型締装置において、 前記摺動案内手段は、前記可動部材に設けられているこ
    とを特徴とする射出成形機の型締装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の射出成形機の型締装置に
    おいて、 前記可動部材は、前記摺動案内手段と対向配置するよう
    に前記回動部材駆動手段が固定され、 前記回動部材駆動手段には、前記回動部材の先端を駆動
    するために進退可能となった駆動軸を備え、 前記駆動軸は、前記可動部材の表面と平行に突没駆動す
    ることを特徴とする射出成形機の型締装置。
  7. 【請求項7】請求項5または請求項6に記載の射出成形
    機の型締装置において、 前記回動部材の基端は、前記押圧部材に設けられた回動
    部材支軸によって回動可能に連結され、 前記押圧部材の基端は、射出成形機の基台に設けられた
    押圧部材支軸によって回動可能に連結され、 前記回動部材支軸は、前記押圧部材支軸に近接して設け
    られていることを特徴とする射出成形機の型締装置。
  8. 【請求項8】溶融状態の成形材料を射出して成形品を製
    造するために、固定型と可動型とに分割された成形型を
    射出圧に抗して型締めする射出成形機の型締方法であっ
    て、 前記射出成形機の基台に、型締方向に沿って移動可能に
    設けられるとともに前記可動型が取り付けられる可動部
    材と、 前記基台に回動可能に支持される押圧部材と、 この押圧部材の先端に連結され、この先端を駆動するこ
    とにより、当該押圧部材を介して前記可動部材を押圧す
    る可動部材押圧手段と、 前記可動部材と前記押圧部材との間に位置し、先端が前
    記可動部材および前記押圧部材の一方の表面に沿って摺
    動可能かつ当該表面から離隔不可能に連結され、基端が
    前記可動部材および前記押圧部材の他方に回動可能に連
    結されている回動部材と、 前記回動部材の先端に連結され、前記型締方向に対して
    平行となる位置および傾斜した所定位置の二位置間を往
    復するように前記回動部材の先端を駆動する回動部材駆
    動手段とが設けられ、 前記回動部材駆動手段を駆動させ、前記回動部材を型締
    方向に対して平行となる位置に回動させることにより、
    前記成形型を閉鎖する型閉鎖工程と、 この型閉鎖工程により前記成形型が閉鎖した状態で、前
    記可動部材押圧手段を駆動させ、前記押圧部材を前記可
    動部材に近接するように回動させることにより、前記成
    形型を型締めする型締工程とを備えていることを特徴と
    する射出成形機の型締方法。
  9. 【請求項9】成形材料を溶融し、少なくとも2つに分割
    された成形型を閉鎖し、当該成形型に一定量の溶融材料
    を射出し、冷却・硬化の後に成形品を取り出すことによ
    り成形を行う射出成形機であって、 前記成形型を閉鎖し、射出圧に抗して成形型の閉鎖状態
    を維持する型締装置を備え、 前記型締装置は、前記射出成形機の基台に、型締方向に
    沿って移動可能に設けられるとともに前記可動型が取り
    付けられる可動部材と、 前記基台に回動可能に支持される押圧部材と、 この押圧部材の先端に連結され、この先端を駆動するこ
    とにより、当該押圧部材を介して前記可動部材を押圧す
    る可動部材押圧手段と、 前記可動部材と前記押圧部材との間に位置し、先端が前
    記可動部材および前記押圧部材の一方の表面に沿って摺
    動可能かつ当該表面から離隔不可能に連結され、基端が
    前記可動部材および前記押圧部材の他方に回動可能に連
    結されている回動部材と、 前記回動部材の先端に連結され、前記型締方向に対して
    平行となる位置および傾斜した所定位置の二位置間を往
    復するように前記回動部材の先端を駆動する回動部材駆
    動手段とを備えていることを特徴とする射出成形機。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の射出成形機において、 導入された成形材料を混練および加熱溶融する可塑化機
    構と 前記可塑化機構で溶融された成形材料を計量し、一定量
    の成形材料を射出する射出計量機構とを備え、 前記可塑化機構は、溶融した成形材料を送り出すために
    前記射出計量機構と接続され、 前記成形型は、前記射出計量機構と前記型締装置との間
    に位置し、 前記射出計量機構、前記成形型、および前記型締装置
    は、当該成形型の型締方向に沿って配置されていること
    を特徴とする射出成形機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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