JP2003088146A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JP2003088146A
JP2003088146A JP2001270712A JP2001270712A JP2003088146A JP 2003088146 A JP2003088146 A JP 2003088146A JP 2001270712 A JP2001270712 A JP 2001270712A JP 2001270712 A JP2001270712 A JP 2001270712A JP 2003088146 A JP2003088146 A JP 2003088146A
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JP
Japan
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stator
rotor
ultrasonic motor
housing
engaging portion
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JP2001270712A
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Masahiko Komoda
晶彦 菰田
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波モータの回転効率を高めるとともに、
回転むらを低減させる。 【解決手段】 超音波モータ11は、ハウジング12
と、ステータ13及びロータ14等を備え、これらは同
ロータ14の回転軸心Aを中心にして配置されている。
ステータ13は、下側ブロック16、上側ブロック1
7、第1及び第2圧電素子18,19、第1、第2及び
第3電極板21,22,23を備え、下側ブロック16
の下側の第1係合部16aには、ステータ16の組み付
けのときに用いられる第1嵌合面27が対向配置されて
いる。そして、ハウジング12のステータ規制部39の
上側ステータ規制部39bには、第1嵌合面27に対応
して形成された規制部側嵌合面39eが設けられてい
る。そして、この規制部側嵌合面39eが第1嵌合面2
7に係合されることにより、ステータ13はロータ14
の側に加圧されるとともに、回転軸心Aを中心とする回
転方向の移動が規制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波モータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波モータとしては、図8に示
すような定在波型(所謂ボルト締めランジュバン型)の
ものがある。この超音波モータ71は、ステータ72、
ロータ73及びシャフト74を備えており、これらはハ
ウジング75内に収容されている。そして、前記ステー
タ72は、第1ブロック76、第2ブロック77、第1
及び第2圧電素子78,79、第1,第2及び第3電極
板81,82,83、ボルト84等を備えている。
【0003】このステータ72の第2ブロック77の上
面には、ライニング材85が接着され、このライニング
材85の上面には、前記ロータ73が前記ステータ72
に対して摺動回転可能となるように同心軸上に載置され
ている。さらに、このロータ73には前記シャフト74
が一体回転するように連結されている。そして、このシ
ャフト74にはフランジ部74aが一体に備えられてお
り、同フランジ部74aと前記ロータ73の上面との間
に円形形状の皿ばね86が所定の付勢力を有して介装さ
れている。その結果、前記ロータ73は、この皿ばね8
6により図8の下側方向に付勢された状態となってい
る。
【0004】また、前記ステータ72の第1ブロック7
6には、ツバ部87が一体に設けられている。そして、
このツバ部87を前記ハウジング75にキー溝や、ね
じ、かしめ等によって結合することにより、前記ステー
タ72は軸心方向への移動が規制されるようになってい
る。
【0005】すなわち、前記ステータ72は、前記ツバ
部87とハウジング75との結合により軸心方向への移
動が規制され、さらに、前記ロータ73が同ステータ7
2側に皿ばね86により付勢されているので、前記ステ
ータ72と前記ロータ73とはライニング材85を介し
て強く圧接された状態となっている。
【0006】そして、このように構成された超音波モー
タ71において、図示しない電圧印加装置により、前記
ステータ72の第1,第2及び第3電極板81,82,
83に所定の高周波交流電圧が印加されると、ステータ
72の上面に複合振動が発生し、ロータ73が回転駆動
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ツバ部
87の外周面87aの形状としては、円形や、回り止め
としてD面形状、2面取形状等が採用されている。ま
た、図8に示すように、その他の回り止めの形状として
ツバ部87には複数のボルト挿通孔87bが設けられて
いるものもある。
【0008】いずれの形状においても、前記ツバ部87
はある固有振動数を持つ。そして、前記ロータ73が回
転駆動する時に、前記ツバ部87の固有振動数が、前記
ステータ72に印加される高周波交流電圧の周波数と一
致する場合、或いは可聴域にある場合には、ツバ部87
に共振が生じることがある。そして、この共振は、ロー
タ73の回転効率を低下させたり、異音を発生させたり
するなど、超音波モータ71の性能を悪化させる原因と
なっていた。
【0009】さらに、前記ツバ部87の外周面87aの
形状がD面形状や、2面取形状であると、前記ステータ
72の軸心方向の移動を規制する力が均一にならないた
め、前記ロータ73の回転に伴って、偏った振動が発生
し、回転むらが発生する原因となっていた。
【0010】本発明の目的は、高性能で、回転むらを低
減することができる超音波モータを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、上側ブロックと下側ブ
ロックとの間に圧電素子を挟持した状態にてボルトにて
締結し、高周波電圧の印加により振動が発生するステー
タと、前記ステータの振動に基づいて回転軸心を中心に
回転するロータと、前記ロータを前記ステータに対して
摺動可能に加圧させる第1の加圧手段と、前記ステー
タ、前記ロータ及び前記第1の加圧手段を保持するハウ
ジングとを備える超音波モータにおいて、前記超音波モ
ータは、前記ステータを前記ロータに対して摺動可能に
加圧させる第2の加圧手段を備え、その第2の加圧手段
は、前記ステータの下側ブロックに設けられ同ステータ
の振動に共振しない固有振動数を有するステータ側係合
部と、前記ハウジングに設けられたハウジング側係合部
とによって構成され、同ハウジング側係合部が前記ステ
ータ側係合部と係合して前記回転軸心と平行な方向に前
記ステータ側係合部に圧力を加えることにより、前記ス
テータを前記ロータに対して加圧するようにしたことを
要旨とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の超音波モータにおいて、前記ステータ側係合部は、前
記ハウジング側係合部から加えられる前記圧力を受圧す
る受圧面を備え、その受圧面は、前記回転軸心に対して
対称となる形状であることを要旨とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の超音波モータにおいて、前記ステータ側係合部
は、前記下側ブロックの外周面に前記回転軸心に平行に
平坦に切り欠いて形成された第1の嵌合面を備え、前記
ハウジング側係合部は、前記第1の嵌合面と合致する形
状に形成された第2の嵌合面を備え、前記第1の嵌合面
と前記第2の嵌合面とを嵌合させることによって、前記
ステータを前記ロータに対して加圧するようにしたこと
を要旨とする。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の超音波モータにおいて、前記第1の嵌合面は前記締結
のための係合治具が係合可能な形状であることを要旨と
する。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の超音波モータにおいて、前記ステータ側係合部は、前
記下側ブロックにフランジ状のフランジ部を備え、その
フランジ部は、前記受圧面と、外周面に前記回転軸心に
平行に平坦に切り欠いた回り止め部とを備え、前記ハウ
ジング側係合部は、前記フランジ部と合致する形状の内
壁面を備え、前記フランジ部と前記内壁面とを係合させ
ることによって、前記受圧面により前記ステータを前記
ロータに対して加圧するとともに、前記回り止め部によ
り前記ステータの前記ロータの回転方向への移動を規制
するようにしたことを要旨とする。
【0016】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
ステータの下側ブロックに設けられたステータ側係合部
と、ハウジングに設けられたハウジング側係合部とが係
合することにより、ステータがロータに対して加圧され
るようにした。そしてこのとき、ステータ側係合部は、
ロータを回転させるためのステータの振動に共振しない
固有振動数を有するようにした。
【0017】従って、ロータの回転時に、ステータ側係
合部に共振が生じないので、ロータの回転効率が低下し
たり異音が発生したりせず、高性能の超音波モータを提
供することができる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、ステータ
側係合部の受圧面を、回転軸心に対して対称となる形状
となるようにした。従って、ハウジング側係合部からス
テータ側係合部に加わる圧力が回転軸心を中心に均一に
なり、不均一な圧力によるステータの偏った振動が発生
せず、ロータの回転むらを低減することができる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、下側ブロ
ックの外周面に回転軸心に平行に平坦に切り欠いて形成
した第1の嵌合面と、同第1の嵌合面と合致する形状に
形成した第2の嵌合面とを係合させることによってステ
ータをロータに加圧するようにした。
【0020】従って、ステータ側係合部及びハウジング
側係合部の構造が簡素化し、加工や組み付け時の手間が
減少する。請求項4に記載の発明によれば、第1の嵌合
面の形状を、係合治具が係合可能な形状になるように
し、ステータの組付けに使用できるようにした。
【0021】従って、ステータの組付け用に設けた第1
の嵌合面を、ステータをロータに加圧するために兼用す
ることができ、構造を簡素化することができる。請求項
5に記載の発明によれば、ステータ側係合部のフランジ
部の受圧面によりステータがロータ側に加圧されるとと
もに、回り止め部がステータのロータの回転方向への移
動を規制するようにした。
【0022】従って、ステータ側係合部の加圧するため
の個所である受圧面と、回り止めする個所である回り止
め部を別々に設定したので、ハウジング側係合部からス
テータ側係合部に加わる圧力が回転軸心を中心に均一に
なる。そして、不均一な圧力によるステータの偏った振
動が発生せず、ロータの回転むらを低減することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図1〜図3に従って説明す
る。図1は、超音波モータの断面図を、図2は、超音波
モータに備えられているステータの分解斜視図を、図3
は超音波モータのステータ規制部の平面図を示す。
【0024】図1に示すように、超音波モータ11は、
ハウジング12と、同ハウジング12内に収容されてい
るステータ13及びロータ14と、同ハウジング12を
貫通するシャフト15を備えている。そして、図1及び
図2に示すように、これらハウジング12、ステータ1
3、ロータ14及びシャフト15は、ロータ14の回転
軸心Aを中心にして配置されている。
【0025】前記ステータ13は、下側ブロック16、
上側ブロック17、第1及び第2圧電素子18,19、
第1,第2及び第3電極板21,22,23、ボルト2
4、並びに絶縁カラー25を備えている。
【0026】図2に示すように、前記下側ブロック16
は、略円筒状に形成されており、下部にステータ側係合
部としての第1係合部16aが、上部にスリット部16
bが形成されており、その中心部には軸心方向に貫通す
るボルト締結孔26が形成されている。そして、前記第
1係合部16aの外周面には、軸心方向に平坦に切り欠
かれて形成された第1の嵌合面としての第1嵌合面27
が対向配置されている。従って、この第1嵌合面27
と、前記スリット部16bとの境目には段差状の受圧面
としての段差部27aが形成されている。
【0027】また、この下側ブロック16の前記スリッ
ト部16bの外周面には複数のステータスリット29が
形成されている。このステータスリット29は等角度間
隔に放射状にかつ軸心方向に傾斜させて形成されてい
る。このステータスリット29は、上記ステータ13に
発生した縦振動に基づき同ステータ13に捩じり振動を
発生させるためのものである。
【0028】また、前記下側ブロック16のボルト締結
孔26には、前記ボルト24が固定されている。すなわ
ち、このボルト24の一側(図2の下側)には第1ネジ
部31が形成されており、この第1ネジ部31が前記ボ
ルト締結孔26に締結されている。
【0029】一方、上記ボルト24の他側(図2の上
側)には軸部32を介して第2ネジ部33が形成されて
いる。そして、前記ボルト24の第1ネジ部31が前記
ボルト締結孔26に締結された状態においては、これら
軸部32及び第2ネジ部33は前記下側ブロック16の
上方に突出している。
【0030】前記絶縁カラー25は、前記ボルト24に
挿通されている。この絶縁カラー25は絶縁性樹脂にて
略円筒状に形成されている。そして、この絶縁カラー2
5の内径は前記ボルト24(軸部32)の外径よりも若
干大きく、また、その軸心方向の長さは前記軸部32の
軸心方向の長さと同等になっている。従って、前記ボル
ト24の軸部32は絶縁カラー25によってその外周側
が覆われている。
【0031】前記絶縁カラー25が挿通されたボルト2
4には、前記第1電極板21、第1圧電素子18、第2
電極板22、第2圧電素子19及び第3電極板23が順
次挿通されて、前記下側ブロック16に載置されてい
る。そして、前記ボルト24の第2ネジ部33は、前記
第3電極板23の上方に突出している。
【0032】前記第1電極板21は、前記スリット部1
6bの外径と同等の外径及び前記絶縁カラー25の外径
よりも若干の大きい内径を有して略リング状に形成され
ている。そして、この第1電極板21の外周部には、断
面略U字状の端子片21aが延出形成されている。ま
た、前記第2,第3電極板22,23は、前記第1電極
板21と同様の形状に形成されており、その外周部には
端子片22a,23aが延出形成されている。
【0033】これら第1,第2及び第3電極板21,2
2,23の端子片21a,22a,23a間には所定の
高周波交流電圧が印加されるようになっている。前記第
1及び第2圧電素子18,19は、前記絶縁カラー25
の外径よりも若干の大きい内径を有して略リング状に形
成されている。そして、これら第1及び第2圧電素子1
8,19は、分極方向が互いに上下逆になるように形成
されている。
【0034】前記第3電極板23の上面には前記上側ブ
ロック17が固定されている。この上側ブロック17
は、略円筒状に形成されており、図2の下側の第2係合
部17aと上側の円筒部17bとによって構成されてい
る。そして、同第2係合部17aの中心部には、軸心方
向に貫通するボルト締結孔36が形成されている。従っ
て、前記上側ブロック17は、そのボルト締結孔36に
前記ボルト24の第2ネジ部33が螺合されて、前記第
3電極板23の上面に固定されている。なお、第2係合
部17aの外周面には、軸心方向に平坦に切り欠かれて
形成された第2嵌合面34が対向配置されている。
【0035】そして、前記第1、第2圧電素子18,1
9及び第1,第2及び第3電極板21,22,23は、
前記下側ブロック16と上側ブロック17との間に挟持
されて軸心方向の移動が規制されている。なお、前記第
1、第2圧電素子18,19及び第1,第2及び第3電
極板21,22,23の内周側は、前記絶縁カラー25
によりボルト24(軸部32)に対してそれぞれ電気的
に絶縁状態とされている。
【0036】以上のように構成されたステータ13の上
面(上側ブロック17の上面17c)には、図1に示す
ように、ライニング材37が接着されている。そして、
このライニング材37の上面には、前記ロータ14が前
記ステータ13に対して摺動回転可能となるように同心
軸上に載置されている。このロータ14は、前記上側ブ
ロック17より大きな外径を有して円柱状に形成されて
おり、その中心部には上面側に開口する嵌合孔14aが
形成されている。
【0037】そして、前記ステータ13及びロータ14
は、前記ハウジング12内に収容されている。ハウジン
グ12は、ステータ13及びロータ14の側面を覆うハ
ウジング本体38と、ステータ13の軸心方向の移動を
規制するハウジング側係合部としてのステータ規制部3
9と、ロータ14を固定するロータ固定部41とによっ
て構成されている。
【0038】ハウジング本体38は円筒状となってお
り、その内径は前記ロータ14よりわずかに大きな径と
なっている。そして、同ハウジング本体38は、前記回
転軸心Aを中心として前記ステータ13及びロータ14
を収容している。また、同ハウジング本体38の下端と
上端には、それぞれ4つのボルト挿通孔38a,38b
が回転軸心Aを中心に等角度間隔に形成されている。
【0039】また、ステータ規制部39は、図3に示す
ように略円筒状に形成され、図1の下側の下側ステータ
規制部39aと上側の上側ステータ規制部39bとによ
って構成されており、4つのボルト挿通孔39cが回転
軸心Aを中心に等角度間隔に設けられている。そして、
前記下側ステータ規制部39aは円筒状であり、その内
径は前記下側ブロック16のスリット部16bの外径よ
りもわずかに大きな径となっている。
【0040】また、前記上側ステータ規制部39bは略
円筒状であり、前記下側ブロック16の第1係合部16
aの外周面と合致する形状の内周面39dを有してい
る。すなわち、前記内周面39dには、前記第1係合部
16aの第1嵌合面27に対応して平坦に形成された第
2の嵌合面としての規制部側嵌合面39eが設けられて
いる。
【0041】そして、この上側ステータ規制部39b
は、下側ブロック16の第1係合部16aに、図1の下
方から嵌合されており、前記規制部側嵌合面39eは前
記第1嵌合面27に係合された状態となっている。その
結果、ステータ13は回転軸心Aを中心とする回転方向
の移動が規制される。また、このとき、同ステータ規制
部39の上面39fは前記下側ブロック16の段差部2
7aに当接しており、ステータ13を回転軸心Aの上側
方向へ加圧し、下側方向への移動を規制している。そし
て、同段差部27aは回転軸心Aに対向配置されている
ので、上面39fと段差部27aとが当接する部分も、
回転軸心Aに対向配置されており、前記上面39fがス
テータ13を加圧する力は、前記回転軸心Aを中心に均
一となっている。
【0042】さらに、前記ステータ規制部39は、前記
4つのボルト挿通孔39cを前記ハウジング本体38の
下端側の4つのボルト挿通孔38bに下側から重ね合わ
せた状態で、ボルト42によって下側から締め付けられ
ている。そして、これにより前記ステータ規制部39
は、前記ハウジング本体38に固定されている。
【0043】前記ロータ固定部41は円筒状となってお
り、その外径は前記ロータ14よりわずかに大きな径と
なっている。そして、同ロータ固定部41の中心には軸
受保持孔41aが設けられており、同軸受保持孔41a
の軸心方向中間部には、径方向内側に突出した環状凸部
41bが設けられている。
【0044】また、ロータ固定部41の上端外周には環
状のフランジ部41cがロータ固定部41と一体に設け
られており、その外径はハウジング本体38の外径と等
しくなっている。そして、同フランジ部41cには4つ
のボルト貫通孔41dが設けられている。
【0045】このように構成されたロータ固定部41
は、同ボルト貫通孔41dを前記ハウジング本体のボル
ト挿通孔38bに上側から連通させた状態で同ハウジン
グ本体38に対してボルト43によって締め付け固定さ
れている。
【0046】また、ロータ固定部41の同軸受保持孔4
1aには第1及び第2軸受44,45が内嵌されてい
る。詳しくは、第1軸受44が、同ロータ固定部41の
下側から同第1軸受44の上面が前記環状凸部41bと
当接する位置まで内嵌され、第2軸受45が、同ロータ
固定部41の上側から同第2軸受45の下面が前記環状
凸部41bと当接する位置まで内嵌されている。
【0047】前記シャフト15は、略円柱状であり、前
記第1及び第2軸受44,45により回転可能に支持さ
れている。そして、同シャフト15は、下端側に歯車状
に形成されている歯車状嵌合部15aを備えており、同
歯車状嵌合部15aは、前記ロータ14の嵌合孔14a
と嵌合している。なお、前記ロータ14の嵌合孔14a
は前記歯車状嵌合部15aの歯車形状に合致する形状と
なっており、シャフト15とロータ14とは強く固定さ
れ、一体回転するようになっている。
【0048】また、同シャフト15には第1の加圧手段
を構成するフランジ部15bが一体形成されており、ロ
ータ14の上面と、第1軸受44の下面との間には、同
フランジ部15bを介して同じく第1の加圧手段を構成
する皿ばね47が所定の付勢力を有して介装されてい
る。従って、ロータ14は、この皿ばね47により前記
ステータ13側に付勢されている。そして、前記ステー
タ13は、ステータ規制部39によって回転軸心Aの下
側方向への移動が規制されているため、前記ロータ14
は前記ステータ13(上側ブロック17)に強く圧接さ
れた状態となっている。
【0049】このように構成された超音波モータ11で
は、図示しない電圧印加装置により、前記ステータ13
の第1,第2及び第3電極板21,22,23に所定の
高周波交流電圧が印加されると、第1及び第2圧電素子
18,19が縦振動を発生する。この縦振動は、前記ス
テータスリット29によりステータ13に捩じり振動を
発生する。そして、両振動が合成されることによりステ
ータ13(ライニング材37)の上面に、複合振動が発
生し、ロータ14は回転駆動される。
【0050】そして、このとき、下側ブロック16の第
1嵌合面27は下側ブロック16を切り欠いて形成され
ていることから、第1嵌合面27自体は質量を有さず、
同第1嵌合面27は前記ステータ13に印加される高周
波交流電圧によって共振しない固有振動数を有する。従
って、第1嵌合面27は、前記ロータ14の回転の効率
に影響を与えることがない。
【0051】次に、このように構成された超音波モータ
11(ステータ13)の組付け態様について以下に説明
する。まず、前記下側ブロック16のボルト締結孔26
に前記ボルト24の第1ネジ部31を締結する。
【0052】次に、前記下側ブロック16の上方に突出
するボルト24に前記絶縁カラー25を挿通し、更に前
記第1電極板21、第1圧電素子18、第2電極板2
2、第2圧電素子19、第3電極板23を順次挿通す
る。
【0053】そして次に、前記ボルト24の第2ネジ部
33に前記上側ブロック17のボルト締結孔36を仮締
めする。そして、図示しない万力等にて前記下側ブロッ
ク16を固定する。すなわち、前記第1係合部16aを
万力等にて挟持することで、前記下側ブロック16は固
定される。
【0054】次に図示しない係合治具としてのトルクレ
ンチ等にて前記上側ブロック17の第2係合部17aを
挟持する。この状態で、同トルクレンチにて上側ブロッ
ク17のボルト締結孔36をボルト24の第2ネジ部3
3に所定のトルクにて締め付ける。以上により、ステー
タ13を歪ませることなくその組付けが略完成される。
【0055】上記第1実施形態によれば、以下のような
特徴を得ることができる。 (1)上記第1実施形態では、ステータ13の下側ブロ
ック16に設けられた第1嵌合面27と、ステータ規制
部39の規制部側嵌合面39eとが係合することによ
り、ステータ13がロータ14に対して加圧されるよう
にした。そしてこのとき、第1嵌合面27はロータ14
を回転させるためのステータ13の振動に共振しない固
有振動数を有するようにした。
【0056】従って、ロータ14の回転時に、第1嵌合
面27に共振が生じないので、ロータ14の回転効率が
低下したり異音が発生したりせず、高性能の超音波モー
タ11を提供することができる。
【0057】(2)上記第1実施形態では、下側ブロッ
ク16の段差部27aを、回転軸心Aに対して対称とな
るようにした。従って、段差部27aとステータ規制部
39の上面39fとの当接する部分が回転軸心Aに対し
て対称となり、上面39fから段差部27aに加わる圧
力が回転軸心Aを中心に均一になる。そして、不均一な
圧力によるステータ13の偏った振動が発生せず、ロー
タ14の回転むらを低減することができる。
【0058】(3)上記第1実施形態では、下側ブロッ
ク16の外周面に回転軸心Aに平行に平坦に切り欠いて
形成した第1嵌合面27と、同第1嵌合面27に合致す
る形状に形成したステータ規制部39の規制部側嵌合面
39eとを係合させることによってステータ13をロー
タ14に加圧するようにした。
【0059】従って、下側ブロック16の第1係合部1
6a及びステータ規制部39の構造が簡素化し、加工や
組付け時の手間が減少する。 (4)上記第1実施形態では、第1嵌合面27を、係合
治具が係合可能な形状になるようにし、ステータ13の
組み付けに使用できるようにした。
【0060】従って、ステータ13の組み付け用に設け
た第1嵌合面27を、ステータ13をロータ14に加圧
することに兼用することができ、構造を簡素化すること
ができる。
【0061】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た第2実施形態を図4〜図6に従って説明する。なお、
第2実施形態は、第1実施形態の下側ブロック16とス
テータ規制部39の形状を変更した点が特徴があるた
め、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
【0062】図4は、第2実施形態における超音波モー
タの部分断面図を、図5は、第2実施形態における下側
ブロックの斜視図を、図6は、第2実施形態における超
音波モータのステータ規制部の平面図を示す。
【0063】図4及び図5に示すように、ステータ13
の下側ブロック16は、第1実施形態と同様に略円筒状
に形成され、下部に第1係合部16aが、上部にスリッ
ト部16bが形成されている。しかし、前記第1係合部
16aの外周面には、第1実施形態における第1嵌合面
27は設けられていない。
【0064】また、前記第1係合部16aと前記スリッ
ト部16bとの境目部分には、フランジ部51が設けら
れている。同フランジ部51は、前記下側ブロック16
に比較して小さな質量を有し、前記ステータ13に印加
される高周波交流電圧によって共振しない固有振動数を
有している。
【0065】そして、このフランジ部51の外周面に
は、図4の下方から外周面の途中位置まで軸心方向に平
坦に切り欠かれて形成された回り止め部としてのフラン
ジ側嵌合面54が対向配置されている。従って、このフ
ランジ側嵌合面54の上端には段差状の段差部55が形
成されている。
【0066】また、ハウジング12のステータ規制部3
9は、図6に示すように略円筒状に形成され、図4の下
側の下側ステータ規制部57と上側の上側ステータ規制
部58とによって構成されている。また、同ステータ規
制部39には、4つのボルト挿通孔61が回転軸心Aを
中心に等角度間隔に設けられている。
【0067】そして、前記下側ステータ規制部57は円
筒状であり、その内径は前記下側ブロック16の第1係
合部16aの外径よりもわずかに大きな径となってい
る。また、前記上側ステータ規制部58は、略円筒状で
あり、前記下側ブロック16のフランジ部51の外周面
と合致する形状の内壁面としての内周面58aを有して
いる。従って、前記内周面58aには、前記フランジ部
51のフランジ側嵌合面54に対応して平坦に形成され
た内壁面を構成する規制部側嵌合面58bが設けられて
いる。
【0068】そして、以上のように構成されたステータ
規制部39には、前記下側ブロック16が上側より内嵌
されており、下側ブロック16のフランジ部51と前記
上側ステータ規制部58とが嵌合している。そしてこの
とき、フランジ部51のフランジ側嵌合面54と上側ス
テータ規制部58の規制部側嵌合面58bとが当接した
状態となっており、ステータ13の回転軸心Aを中心と
する回転方向の移動が規制されている。
【0069】また、前記下側ブロック16のフランジ部
51の外周面51bと前記上側ステータ規制部58の内
周面58aとが当接し、ステータ13の直交軸心方向の
移動が規制され、ステータ13の中心軸が常にロータ1
4の回転軸心Aと重なった状態となる。
【0070】さらに、前記下側ブロック16のフランジ
部51の、受圧面としての下面51aは、下側ステータ
規制部57の内壁面を構成する上面57aと当接し、ス
テータ13の軸心方向下側への移動を規制している。な
お、この下面51aと上面57aとが当接する部分は、
回転軸心Aに対して対称となっており、下面51aから
上面57aに加わる圧力が回転軸心Aを中心に均一にな
っている。
【0071】このように構成された超音波モータ11で
は、図示しない電圧印加装置により、前記ステータ13
の第1,第2及び第3電極板21,22,23に所定の
高周波交流電圧が印加されると、第1及び第2圧電素子
18,19が縦振動を発生する。この縦振動は、前記ス
テータスリット29によりステータ13に捩じり振動を
発生する。そして、両振動が合成されることによりステ
ータ13(ライニング材37)の上面に、複合振動が発
生し、ロータ14は回転駆動される。
【0072】そして、このとき、ステータ13は、フラ
ンジ部51とステータ規制部39とが係合することによ
って軸心方向の移動が規制されており、このフランジ部
51は前記ステータ13と比較し小さな質量を有するた
め、前記ロータ14に印加される高周波交流電圧によっ
て共振しない固有振動数を有する。従ってフランジ部5
1は前記ロータ14の回転の効率に影響を与えることが
ない。
【0073】上記第2実施形態によれば、以下のような
特徴を得ることができる。 (5)上記第2実施形態では、ステータ13の下側ブロ
ック16に設けられたフランジ部51と、ステータ規制
部39とが係合することにより、ステータ13がロータ
14に対して加圧されるようにした。そしてこのとき、
フランジ部51はロータ14を回転させるためのステー
タ13の振動に共振しない固有振動数を有するようにし
た。
【0074】従って、ロータ14の回転時に、フランジ
部51に共振が生じないので、ロータ14の回転効率が
低下したり異音が発生したりせず、高性能の超音波モー
タ11を提供することができる。
【0075】(6)上記第2実施形態では、下側ブロッ
ク16のフランジ部51の下面51aと、下側ステータ
規制部57の上面57aとが当接する部分は、回転軸心
Aに対して対称となっており、下面51aから上面57
aに加わる圧力が回転軸心Aを中心に均一になるように
した。
【0076】従って、不均一な圧力によるステータ13
の偏った振動が発生せず、ロータ14の回転むらを低減
することができる。 (7)上記第2実施形態では、フランジ部51の下面5
1aが下側ステータ規制部57の上面57aに当接する
ことにより、ステータ13がロータ14側に加圧される
ようにした。また、フランジ部51のフランジ側嵌合面
54と上側ステータ規制部58の規制部側嵌合面58b
とが当接することにより、ステータ13の回転軸心Aを
中心とする回転方向の移動が規制されるようにした。
【0077】従って、フランジ部51のステータ13を
加圧するための個所である下面51aと、回り止めをす
る個所であるフランジ側嵌合面54とが別々に設定され
るようにした。その結果、ステータ規制部39からフラ
ンジ部51に加わる圧力が回転軸心Aを中心に均一にな
り、不均一な圧力によるステータ13の偏った振動が発
生せず、ロータ14の回転むらを低減することができ
る。
【0078】なお、本発明の実施の形態は、上記実施形
態に限定されるものではなく、次のように変更してもよ
い。 ・前記第1実施形態においては、第1嵌合面27を下側
ブロック16の外周面に対向配置に2面形成したが、こ
のような第1嵌合面27はいくつであってもよい。
【0079】・前記第1実施形態においては、下側ブロ
ック16の段差部27aを、回転軸心Aに対して対称に
なるようにしたが、非対称となるようにしてもよい。 ・前記第1実施形態においては、第1嵌合面27は、係
合治具としてのトルクレンチ等が係合可能な形状となる
ようにしたが、係合可能でない形状としてもよい。
【0080】・前記第2実施形態においては、フランジ
部51のフランジ側嵌合面54をフランジ部51の外周
面に対向配置に2面形成したが、このようなフランジ側
嵌合面54はいくつであってもよい。
【0081】・前記第2実施形態においては、フランジ
部51の下面51aと下側ステータ規制部57の上面5
7aとが当接する部分が回転軸心Aに対して対称となる
ようにしたが、非対称となるようにしてもよい。
【0082】・前記第2実施形態においては、フランジ
側嵌合面54は、フランジ部51の下方から切り欠くよ
うにして形成されるようにし、ステータ規制部39を同
フランジ部51と合致する形状に構成するようにした。
【0083】しかし、図7に示すように、フランジ部5
1の外周面に、外周面の途中位置まで上側から軸心方向
に平坦に切り欠いて形成したフランジ側嵌合面62を対
向配置するようにしてもよい。そして、このとき、フラ
ンジ部51に合致するようにしてハウジング本体38に
内壁面を構成する突部63を設けるとともに、ステータ
規制部39に加圧部64を設けるようにする。
【0084】そして、フランジ部51のフランジ側嵌合
面62とハウジング本体38の突部63とが当接するよ
うにし、ステータ13の回転軸心Aを中心とする回転方
向の移動を規制するようにしてもよい。
【0085】また、フランジ部51とハウジング本体3
8の内周面65とを当接させ、ステータ13の直交軸心
方向の移動を規制し、ステータ13の中心軸が常にロー
タ14の回転軸心Aと重なった状態となるようにしても
良い。
【0086】さらに、また、フランジ部51の受圧面と
しての下面66をステータ規制部39の加圧部64とを
当接させ、ステータ13の軸心方向下側への移動を規制
するようにしてもよい。
【0087】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1に記載
の発明では、高性能の超音波モータを提供することがで
きる。
【0088】加えて、請求項2及び5に記載の発明で
は、ロータの回転むらを低減することができる。加え
て、請求項3及び4に記載の発明では、超音波モータの
構造を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における超音波モータの断面図
である。
【図2】 同じく、超音波モータの部分分解斜視図であ
る。
【図3】 同じく、ステータ規制部の平面図である。
【図4】 第2実施形態における超音波モータの部分断
面図である。
【図5】 同じく、下側ブロックの斜視図である。
【図6】 同じく、ステータ規制部の平面図である。
【図7】 第2実施形態の変形例における超音波モータ
の部分断面図である。
【図8】 従来技術における超音波モータの断面図であ
る。
【符号の説明】
A…回転軸心、11…超音波モータ、12…ハウジン
グ、13…ステータ、14…ロータ、15b…第1の加
圧手段を構成するフランジ部、16…下側ブロック、1
6a…ステータ側係合部としての第1係合部、17…上
側ブロック、18,19…第1及び第2圧電素子、24
…ボルト、27…第1の嵌合面としての第1嵌合面、2
7a…受圧面としての段差部、39…ハウジング側係合
部としてのステータ規制部、39e…第2の嵌合面とし
ての規制部側嵌合面、47…第1の加圧手段を構成する
皿ばね、51…フランジ部、51a…受圧面としての下
面、54,62…回り止め部としてのフランジ側嵌合
面、57a…内壁面を構成する上面、58a…内壁面を
構成する内周面、58b…内壁面を構成する規制部側嵌
合面、63…内壁面を構成する突部、66…受圧面とし
ての下面。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側ブロックと下側ブロックとの間に圧
    電素子を挟持した状態にてボルトにて締結し、高周波電
    圧の印加により振動が発生するステータと、 前記ステータの振動に基づいて回転軸心を中心に回転す
    るロータと、 前記ロータを前記ステータに対して摺動可能に加圧させ
    る第1の加圧手段と、 前記ステータ、前記ロータ及び前記第1の加圧手段を保
    持するハウジングとを備える超音波モータにおいて、 前記超音波モータは、前記ステータを前記ロータに対し
    て摺動可能に加圧させる第2の加圧手段を備え、 その第2の加圧手段は、前記ステータの下側ブロックに
    設けられ同ステータの振動に共振しない固有振動数を有
    するステータ側係合部と、前記ハウジングに設けられた
    ハウジング側係合部とによって構成され、 同ハウジング側係合部が前記ステータ側係合部と係合し
    て前記回転軸心と平行な方向に前記ステータ側係合部に
    圧力を加えることにより、前記ステータを前記ロータに
    対して加圧するようにしたことを特徴とする超音波モー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波モータにおい
    て、 前記ステータ側係合部は、前記ハウジング側係合部から
    加えられる前記圧力を受圧する受圧面を備え、 その受圧面は、前記回転軸心に対して対称となる形状で
    あることを特徴とする超音波モータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の超音波モータに
    おいて、 前記ステータ側係合部は、前記下側ブロックの外周面に
    前記回転軸心に平行に平坦に切り欠いて形成された第1
    の嵌合面を備え、 前記ハウジング側係合部は、前記第1の嵌合面と合致す
    る形状に形成された第2の嵌合面を備え、 前記第1の嵌合面と前記第2の嵌合面とを嵌合させるこ
    とによって、前記ステータを前記ロータに対して加圧す
    るようにしたことを特徴とする超音波モータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の超音波モータにおい
    て、 前記第1の嵌合面は前記締結のための係合治具が係合可
    能な形状であることを特徴とする超音波モータ。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の超音波モータにおい
    て、 前記ステータ側係合部は、前記下側ブロックにフランジ
    状のフランジ部を備え、 そのフランジ部は、前記受圧面と、外周面に前記回転軸
    心に平行に平坦に切り欠いた回り止め部とを備え、 前記ハウジング側係合部は、前記フランジ部と合致する
    形状の内壁面を備え、 前記フランジ部と前記内壁面とを係合させることによっ
    て、前記受圧面により前記ステータを前記ロータに対し
    て加圧するとともに、前記回り止め部により前記ステー
    タの前記ロータの回転方向への移動を規制するようにし
    たことを特徴とする超音波モータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6882085B2 (en) 2003-01-23 2005-04-19 Asmo Co., Ltd. Ultrasonic motor having securing projections
WO2009051083A1 (ja) * 2007-10-15 2009-04-23 Nikon Corporation 振動アクチュエータ、使用方法、レンズユニットおよび撮像装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6882085B2 (en) 2003-01-23 2005-04-19 Asmo Co., Ltd. Ultrasonic motor having securing projections
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