JP2003083759A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP2003083759A JP2001281048A JP2001281048A JP2003083759A JP 2003083759 A JP2003083759 A JP 2003083759A JP 2001281048 A JP2001281048 A JP 2001281048A JP 2001281048 A JP2001281048 A JP 2001281048A JP 2003083759 A JP2003083759 A JP 2003083759A
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    • G01C21/3453Special cost functions, i.e. other than distance or default speed limit of road segments
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用者の地域に対する精通度を反映させたナビ
ゲーション装置を提供すること。 【解決手段】走行履歴と地図情報とを対応づけて記憶
し、この走行履歴は、地図情報の所定の地域に含まれる
道路を所定の区間に区切った道路区間ごとに記憶手段4
に記憶されている。演算手段2には、走行履歴と地図情
報とに基づいて、自車両の道路区間ごとの区間走行距離
を算出する距離算出部21と、この区間走行距離を、そ
れが含まれる所定の地域ごとに積算して、所定の地域ご
との地域走行距離を算出する距離積算部22と、所定の
地域に含まれる道路の距離の総和である道路全長を取得
して、この道路全長に対する地域走行距離の比率を計算
して、所定の地域ごとの地域精通度を算出する精通度算
出部23とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション装
置に関し、特に、地域に関する使用者の精通度、いわゆ
る土地勘を反映させて検索するナビゲーション装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】使用者の地域に対する精通度、いわゆる
土地勘を利用したナビゲーション装置としては、使用者
の精通度に応じて、使用者が未知の地域では広域道路ネ
ットワークを用いて検索し、既知地域では詳細道路ネッ
トワークを用いて探索し、これにより、使用者の道路知
識に応じた詳細度の経路を探索して提示するものがあ
る。このナビゲーション装置において、使用者が指定し
た指示点を、使用者が知っているか否かについては、
「指示点が使用者の自宅や勤務地その他の使用者が指定
した場所の周辺であるか」又は「指示点が所定期間内又
は所定走行距離内において通行回数が所定値以上に達し
た道路であるか」といった情報に基づき判断され、この
判断に応じて使用者の精通度を認定し、これに応じて検
索等が行われる(特開平11−213289号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな手法で使用者の精通度を認定する場合には、前者の
場合にあっては、使用者が精通した場所についての情報
を逐一入力設定することが必要であり、使用者にとって
は大きな負担となる。一方、後者の場合にあっては、自
動的に使用者の精通度を算出する観点はあるものの、特
定の各道路と指示点との位置関係から使用者の精通度が
判断されるため、この判断手法では、使用者が当該道路
については精通していると認定できても、使用者が道路
を含む地域について精通していると認定することは適当
ではない。
【0004】具体的に図10を用いて説明すると、
(1)使用者が地点AからC、E、Iを経てMに至る道
路2、(2)地点BからC、Gを経てKに至る道路3、
(3)地点DからE、Hを経てLに至る道路4、(4)
地点FからG、H、Iを経てJに至る道路5を有する地
域1において、使用者は、道路4をほとんど通ったこと
がないが、他の道路2、道路3及び道路5は何回も通行
していたとする。この使用者にとっては、地域1内の大
部分の道路については良く知っており、地域1に関する
精通度は高い(土地勘がある)と認定できるはずであ
る。ところが、上述した従来のナビゲーション装置によ
れば、地点Pを指示した場合に、地点Pに関する精通度
は低いと認定されてしまい、精通度が低いものとして広
域ネットワークを用いた検索等が行われるという問題が
あった。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、使用者の地域に対する精通
度を正確に認定し、使用者の精通度を反映させたナビゲ
ーション装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、請求項1記載の発明によれば、自車両のユー
ザごとの走行履歴と地図情報とを対応づけて記憶する記
憶手段と、前記対応づけられた走行履歴と地図情報とに
基づいて、前記地図情報における所定の地域ごとに、当
該地域に対する前記ユーザの地域精通度を演算する演算
手段と、前記演算手段が演算した地域精通度に応じた地
図情報を提供する情報提供手段とを有するナビゲーショ
ン装置が提供される。この発明において、前記走行履歴
は、前記地図情報の前記所定の地域に含まれる道路を所
定の区間に区切った道路区間ごとに記憶され、前記演算
手段は、前記走行履歴と地図情報とに基づいて、前記自
車両の前記道路区間ごとの区間走行距離を算出する距離
算出部と、前記算出された区間走行距離を、その道路区
間が含まれる前記所定の地域ごとに積算して、前記所定
の地域ごとの地域走行距離を算出する距離積算部と、前
記地図情報に基づいて求められた前記所定の地域に含ま
れる道路の距離の総和である道路全長を取得し、当該道
路全長に対する前記地域走行距離の比率を計算して、前
記所定の地域ごとの前記地域精通度を算出する精通度算
出部とを有するナビゲーション装置が提供される(請求
項2)。
【0007】この発明では、地域ごとに、その地域に対
するユーザの地域精通度を演算する演算手段が設けられ
ている。この演算手段では、所定の区間ごとに区切った
道路区間ごとに記憶された走行履歴と地図情報とに基づ
いて、距離算出部が自車両の道路区間ごとの区間走行距
離を算出し、これを距離積算部が地域ごとに積算し、こ
の積算された地域走行距離の、当該地域に含まれる道路
の距離の総和である道路全長に対する比率から地域精通
度を算出することが好ましい。このように、地域を単位
として、地域に対するユーザの地域精通度を算出する。
【0008】これにより、ユーザの精通している地点に
基づく点を基準とした精通度や、ユーザの走行履歴に基
づく線を基準とした精通度では、得ることができない地
域全体の包括的な土地勘としての地域精通度を得ること
ができ、使用者の地域に対する精通度を正確に認定し、
使用者の土地勘を反映させた地図情報を提供するナビゲ
ーション装置を提供することができる。
【0009】(2)上記目的を達成するために、請求項
3記載の発明によれば、前記走行履歴は、前記自車両が
走行した前記道路区間ごとの走行回数に関する情報を含
み、前記距離算出部は、前記走行回数に応じて前記区間
走行距離を算出する記載のナビゲーション装置が提供さ
れる。この発明において、前記記憶手段は、前記走行回
数に応じて、前記区間走行距離が算出される際に適用さ
れるべき演算式をそれぞれ規定した走行回数換算テーブ
ルを記憶し、前記距離算出部は、前記走行回数換算テー
ブルを参照して、前記走行回数に応じた演算式を適用し
て前記区間走行距離を算出する(請求項4)。また、請
求項5記載の発明によれば、前記走行履歴は、前記自車
両が走行した前記道路区間ごとの平均速度に関する情報
を含み、前記距離算出部は、前記平均速度に応じて前記
区間走行距離を算出するナビゲーション装置が提供され
る。この発明において、前記記憶手段は、前記平均速度
に応じて、前記区間走行距離が算出される際に適用され
るべき演算式をそれぞれ規定した平均速度換算テーブル
を記憶し、前記距離算出部は、前記平均速度換算テーブ
ルを参照して、前記平均速度に応じた演算式を適用して
前記区間走行距離を算出する(請求項6)。
【0010】さらに、請求項7記載の発明によれば、前
記走行履歴は、前記自車両が走行した前記道路区間ごと
の道路種別に関する情報を含み、前記距離算出部は、前
記道路種別に応じて前記区間走行距離を算出するナビゲ
ーション装置が提供される。この発明において、前記記
憶手段は、前記道路種別に応じて、前記区間走行距離が
算出される際に適用されるべき演算式をそれぞれ規定し
た道路種別換算テーブルを記憶し、前記距離算出部は、
前記道路種別換算テーブルを参照して、前記平均速度に
応じた演算式を適用して前記区間走行距離を算出する
(請求項8)。
【0011】加えて、請求項9記載の発明によれば、前
記走行履歴は、前記自車両が走行した前記道路区間ごと
に停車回数に関する情報を含み、前記距離算出部は、前
記停車回数に応じて区間走行距離を算出するナビゲーシ
ョン装置が提供される。この発明において、前記記憶手
段は、前記停車回数に応じて、前記区間走行距離が算出
される際に適用されるべき演算式をそれぞれ規定した停
車回数換算テーブルを記憶し、前記距離算出部は、前記
停車回数換算テーブルを参照して、前記停車回数に応じ
た演算式を適用して前記区間走行距離を算出する(請求
項10)。
【0012】この発明では、走行履歴に含まれる走行回
数、走行速度、走行した道路種別、停車回数に応じて区
間走行距離を算出して、これらを地域精通度に反映させ
る。好ましくは、区間走行距離の算出に際して、走行距
離、平均速度、道路種別、停車回数に応じた演算式を予
め規定し、距離算出部は、演算式が記憶された各換算テ
ーブルを参照して、区間走行距離を算出する。この発明
において、演算式は、走行履歴に含まれる要因のうち、
走行回数、走行速度、道路種別、停車回数のいずれか1
つ又は2つ以上の要因と地域精通度との関係を考慮して
規定されることが好ましい。たとえば、走行回数が1回
程度では地域精通度はほとんど向上しないが、4回、5
回と走行を重ねることにより地域精通度は向上し、さら
には、ある程度の回数を超えると地域精通度の向上が鈍
くなる、といった実際の走行回数と地域精通度との関係
に基づいて規定される。平均速度においても、高速で通
過するよりも低速で通過した方が地域精通度の増加傾向
は高く、道路種別によっても(幹線道路と細街路)地域
精通度の増加傾向は異なり、また、停車の経験があり、
停車回数が多ければ、地域精通度の増加も期待できる。
このような関係を理論的又は実験的にあらわした演算式
を区間走行距離に適用して、結果としてこれらの関係を
地域走行距離に反映させる。
【0013】これにより、走行回数、平均速度、道路種
別、停車回数といった、ユーザの土地勘に寄与する要因
を認定し、これを算出される地域精通度にこれを反映さ
せることができ、ユーザが経験により得た実際の土地勘
に、より近い地域精通度を算出し、ユーザの土地勘に応
じた地図情報を提供することができる。また、区間走行
距離を算出する際に適用される演算式、又は演算係数
を、実験的に得た走行履歴と地域精通度との関係とした
場合には、走行回数、平均速度、道路種別、停車回数と
いった走行履歴を地域精通度に適切に反映させることが
でき、ユーザの現実の土地勘により合致した地域精通度
を算出するナビゲーション装置を提供することができ
る。
【0014】(3)上記目的を達成するために、請求項
11記載の発明によれば、前記走行履歴と地図情報とに
含まれる前記道路区間のうち、位置、方向、距離その他
の共通性を有する道路区間は、相互に共通区間群として
関連づけられ、当該共通区間群に属する各道路区間は、
前記共通区間群を代表する一の代表道路区間と、この代
表道路区間に置き換え可能な他の一般道路区間とに区別
されるとともに、前記各一般道路区間は前記一の代表道
路区間に対応づけられ、前記距離算出部は、前記自車両
が前記一般道路区間を走行した場合には、当該一般道路
区間に対応づけられた前記代表道路区間を走行したもの
と判断し、当該代表道路区間に関する情報に基づいて代
表区間走行距離を算出し、前記距離積算部は、算出され
た前記代表区間走行距離を、その代表道路区間が含まれ
る前記共通区間群ごとに地域走行距離を算出し、前記精
通度算出部は、前記地図情報に基づいて求められた前記
共通区間群に含まれる代表道路区間の距離の総和である
代表道路全長を取得するとともに、当該代表道路全長に
対する前記代表区間走行距離の比率を計算して、前記共
通区間群ごとの前記地域精通度を算出するナビゲーショ
ン装置が提供される。
【0015】この発明では、共通性のある道路につい
て、共通区間群を設定し、共通区間群に含まれる道路区
間を、代表道路区間と一般道路区間とに分けて、一般道
路区間を走行したときには代表道路区間を走行したと置
き換えて、地域精通度を算出する。
【0016】これにより、特殊な道路に対して、精度の
高い地域精通度を提供することができる。すなわち、細
かい道路が密集した地域や碁盤の目のように整備された
道では、必ずしも全ての道路を走行した経験がなくと
も、その地域に対する土地勘はある程度得られている場
合がある。このような特殊な道路については共通区間群
を設定することにより、このような道路の状態を精度高
く地域精通度に反映させたナビゲーション装置を提供す
ることができる。
【0017】(4)上記目的を達成するために、請求項
12記載の発明によれば、前記地図情報は、前記所定の
地域の名称を含む検索条件に対応づけて記憶され、前記
情報提供手段は、ユーザから入力された検索条件に基づ
き対応する地図情報を検索する検索部と、前記精通度算
出部にて算出された前記所定の地域の地域精通度が所定
の値を超えたときには、当該所定の地域の名称を前記地
図情報の独立の検索条件として追加し、前記地図情報を
更新する検索条件更新部とを有するナビゲーション装置
が提供される。
【0018】この発明では、所定の値以上の地域精通度
が算出された地域については、当該地域の名称をあらた
な検索条件として追加する。
【0019】これにより、原則的に要求される検索条件
のすべてを入力しなくとも、地域の名称のみを入力する
ことで、地域精通度が高い、すなわちユーザがよく知っ
ており、よく出向く場所の地図情報を取得することがで
きる利便性の高いナビゲーション装置を提供することが
できる。
【0020】(5)上記目的を達成するために、請求項
13記載の発明によれば、前記地図情報は前記区間道路
について道路等級に関する情報を有し、前記情報提供手
段は、ユーザからの目的対象に関する検索条件を受け付
けて、前記区間道路沿いに位置する目的対象に関する情
報を検索する検索部を有し、前記検索部は、前記目的対
象が前記地域精通度の低い前記所定の地域に属する場合
には、前記地図情報の前記道路等級の低い道路沿いに位
置する目的対象を検索の対象から除いて、前記目的対象
に関する情報を検索するナビゲーション装置が提供され
る。
【0021】この発明では、目的対象に関する検索処理
を行う検索部が、目的対象が地域精通度の低い地域に属
する場合には、道路等級の低い道路沿いに位置する目的
対象を検索の対象から除いて検索を行う。すなわち、店
舗やガソリンスタンド等の目的対象に関する検索結果を
提示する場合、ユーザがよく知っている地域精通度の高
い地域については、細街路沿いにある目的対象までをも
検索結果として提示するが、ユーザが良く知らない地域
精通度の低い地域については、国道等の主要道路沿いに
あるものだけを検索結果として提示する。
【0022】これにより、ユーザが知らない土地におい
て到達が困難な目的対象については予め検索結果として
ユーザには提示せずに、ユーザの地域精通度に応じてユ
ーザを目的対象へ確実に導く道路情報を提供するナビゲ
ーション装置を提供することができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1又は2記載の発明によれば、ユ
ーザの精通している地点に基づく点を基準とした精通度
や、ユーザの走行履歴に基づく線を基準とした精通度で
は、得ることができない地域全体の包括的な土地勘とし
ての地域精通度を得ることができ、使用者の地域に対す
る精通度を正確に認定し、使用者の土地勘を反映させた
地図情報を提供するナビゲーション装置を提供すること
ができる。
【0024】請求項3〜10記載の発明によれば、ユー
ザが経験により得た実際の土地勘に、より近い地域精通
度を算出し、ユーザの土地勘に応じた地図情報を提供す
ることができる。また、区間走行距離を算出する際に適
用される演算式、又は演算係数を、実験的に得た走行履
歴と地域精通度との関係とした場合には、走行回数、平
均速度、道路種別、停車回数といった走行履歴を地域精
通度に適切に反映させることができ、ユーザの現実の土
地勘により合致した地域精通度を算出するナビゲーショ
ン装置を提供することができる。
【0025】請求項11記載の発明によれば、細かい道
路が密集した地域や碁盤の目のように整備された道で
は、必ずしも全ての道路を走行した経験がなくとも、そ
の地域に対する土地勘はある程度得られている場合があ
る。このような特殊な道路については共通区間群を設定
することにより、このような道路の状態を精度高く地域
精通度に反映させたナビゲーション装置を提供すること
ができる。
【0026】請求項12記載の発明によれば、原則的に
要求される検索条件のすべてを入力しなくとも、地域の
名称のみを入力することで、地域精通度が高い、すなわ
ちユーザがよく知っており、よく出向く場所の地図情報
を取得することができる利便性の高いナビゲーション装
置を提供することができる。
【0027】請求項13記載の発明によれば、ユーザが
知らない土地において到達が困難な目的対象については
予め検索結果としてユーザには提示せずに、ユーザの地
域精通度に応じてユーザを目的対象へ確実に導く道路情
報を提供するナビゲーション装置を提供することができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本実施形態に係るナビゲーシ
ョン装置の構成を説明するためのブロック図、図2
(a)は地図情報の一例を示す図であり、図2(b)は
地図情報の他の例を示す図、図3は地図情報の共通区間
群を説明するための図、図4は対応づけて記憶された走
行履歴と地図情報との一例を示す図、図5は換算テーブ
ルを導くための走行回数と変換率との関係の一例を示す
図、図6は本実施形態に係るナビゲーション装置の動作
を説明するための第1のフローチャート図、図7は、本
実施形態に係るナビゲーション装置の動作を説明するた
めの第2のフローチャート図、図8は入力付手段のイン
タフェースの一例を示す図、図9は地域精通度に応じた
検索の一例を示す図である。
【0029】まず、本実施形態に係るナビゲーション装
置100の構成について、図1を参照しつつ説明する。
ナビゲーション装置100は、各種の情報を受け付ける
入力手段1と、自車両を利用するユーザごとの地域精通
度を算出する演算手段2と、地図情報を含む情報を記憶
する記憶手段4と、地域精通度に応じて地図情報を検索
する情報検索手段3、検索された地図情報をユーザに提
示する出力手段5とを有している。
【0030】このうち入力手段1は、検索条件入力部1
1と自車位置検出部12とを有している。この検索条件
入力部11は、ユーザの目的地に関する情報や、ユーザ
の求める情報を検索するための検索条件等の情報を受け
付ける。この検索条件入力部12は、ナビゲーション装
置100に一般に用いられている情報入力手段を適用す
ることができ、画面上に表示されたメニューをカーソル
で選択するといったGUI(Graphical User Interfac
e)方式であってもよいし、マイクなどの入力系と音声
認識エンジンとで構成される音声入力装置であってもよ
いし、又はタッチパネル方式であってもよい。また、自
車位置検出部12は、GPSセンサやジャイロセンサな
どにより、自車両の現在位置を刻々と計測し、例えば緯
度・経度等の形式で出力する。この自車位置検出部12
から刻々と入手される自車両の位置は、例えばマップマ
ッチングとして一般に知られている手法を用いて道路の
所定の区間ごとの走行履歴の形式に変換した走行履歴と
し、この走行履歴は、入力手段1や記憶手段4に設けら
れた不揮発性メモリ等の更新可能な記録媒体に記憶され
る。
【0031】このように取得された走行履歴をはじめと
する各種情報は、記憶手段4に記憶される。記憶手段4
は、地図情報等を記憶する地図情報記憶部41、走行履
歴に関する情報を記憶する走行履歴記憶部42、走行履
歴に応じて走行距離を換算するための換算テーブルを記
憶する換算テーブル記憶部43とを有している。
【0032】これらの記憶部は、さらに具体的な情報を
記憶し、地図情報記憶部41は、地図情報411、道路
情報412、道路区間情報413、地域情報414、共
通区間群情報415、検索条件リスト416、精通度情
報417とを記憶し、走行履歴記憶部42は、自車両の
走行軌跡421、走行回数情報422、走行速度情報4
23、走行した道路の道路種別情報424、停車回数情
報425を記憶し、また、これに対応して、換算テーブ
ル記憶部43は、走行回数換算テーブル431、平均速
度換算テーブル432、道路種別換算テーブル433、
停車回数換算テーブル434とを記憶している。
【0033】これらの各情報について、それぞれ説明す
ると、地図情報411は、地図上に表された場所や施設
に関する情報であり、通常のカーナビゲーションシステ
ムに用いられる地図情報を利用することができる。本実
施形態の地図情報411は、走行履歴421と対応づけ
られ、取得された自車両の走行履歴421は当該地図情
報411上に表示することができる。また、地図情報4
11は、縮尺や目的物の表示に関し、詳細度等ごとに階
層づけられた階層別地図情報として記憶されてもよい。
【0034】この地図情報411は道路情報412を含
み、この道路情報412は、道路の種別、道路の距離等
についての情報を含む。本実施形態における道路情報4
12は、道路を所定の距離の区間に分けて、道路の距離
に関する情報を管理するための単位として設定された道
路区間に対応づけて、道路区間情報413として記憶す
る。このように記憶され道路区間情報413を、図2
(a)に示した。図2(a)に示すS1,S2,S3,
…S15,S16,S17などで示された区間が道路区
間である。道路区間情報413には、各道路区間の始点
位置と終点位置、道路区間の長さ、道路区間の属する地
域(行政上の地域区分)、道路区間の道路種別等の情報
が含まれている。
【0035】この道路区間を集合させると道路となる
が、複数の道路を含む所定の地域に関する情報は地域情
報414として記憶される。設定される地域は図2
(a)で示す境界Aのように、地図情報に含まれる行政
地区に従いC区D町とC区E町とに区分するように設定
してもよいし、図2(b)に示すように、地図面を格子
状のメッシュで分割することにより地域Bをはじめとす
る複数の地域を設定してもよい。このように地域は、地
域精通度の算出、ユーザへの表示、ユーザの利便性の観
点から任意に設定することができる。この設定された各
地域は、地図情報411を管理する単位となり、各地域
に対応する各地域情報は、設定された地域の範囲と、そ
の地域に含まれる道路又は道路区間、及び地域に含まれ
る道路又は道路区間の全長に関する情報を有する。この
ように規定された道路区間及び地域に基づき、走行距離
の算出や地域精通度が算出されることとなる。
【0036】また、地図情報411に含まれる共通区間
群情報415において、共通区間群とは、走行履歴と地
図情報とに含まれる道路区間のうち、位置、方向、距離
その他の共通性を有する道路区間を相互に共通区間群と
して関連づけて共通区間群というグループとしたもので
ある。具体的には、図3に示した碁盤状の道路のよう
に、位置や方向や距離が共通し、地域への精通度という
観点から一の道路を走行すると他の道路を走行したとい
えるような共通性のある道路区間のグループである。す
なわち、このような道路では、同じ行又は同じ列に位置
する道路のいずれを通過しても当該地域に対する精通度
への寄与程度が同じであると考えられることから、精通
度への寄与という観点から、共通区間群情報415を構
成している。
【0037】このような共通区間群を構成する各道路区
間に関する情報が共通区間群情報415である。具体的
に図3を例にして説明すると、SV1、SV11、SV
12、SV13は同一のグループとして共通区間群を構
成し、SV1を代表道路区間とし、SH1、SH21、
S31は同一のグループとして共通区間群を構成し、S
H1を代表道路区間とする。他もこれに習って、SH
2、SH3、SV2、SV3をそれぞれの代表道路区間
として、共通区間群が構成される。
【0038】このように設定された、共通区間群に属す
る各道路区間は、この共通区間群を代表する一の代表道
路区間と、この代表道路区間に置き換え可能な他の一般
道路区間とに区別され、各一般道路区間は一の代表道路
区間に対応づけられる。そして、自車両が一般道路区間
を走行した場合には、当該一般道路区間に対応づけられ
た代表道路区間を走行したものと判断し、代表道路区間
に関する情報に基づいて代表区間走行距離を算出する。
この共通区間群に関する地域精通度の算出は、実施例1
を説明する際に詳細に説明する。
【0039】続いて、走行履歴に関する情報について説
明をする。走行履歴記憶部42には、走行履歴421に
加えて、走行回数情報422、走行速度情報423、道
路種別情報424、停車回数情報425とが記憶されて
いる。これらは、自車両を利用するユーザごとに記憶さ
れ、ユーザの地域に対する地域精通度を算出する際に参
照される。この走行履歴421は、自車位置検出部11
が刻々と出力する自車位置をマップマッチング等の手法
で地図情報上に表示したものである。本実施形態では走
行履歴421は、設定された道路の道路区間ごとに管理
されることが好ましい。この走行履歴421を基本と
し、これに加えて、各道路区間を何回走行したかが走行
回数情報422として記憶され、各道路区間を走行した
ときの速度の平均値が走行速度情報423として記憶さ
れ、走行した道路区間が高速道路であったか、国道であ
ったか、細街路であったか等の道路種別に関する情報が
道路種別情報424として記憶され、各道路区間上でユ
ーザが停車した経験はあるか、または何回停車したかと
いった情報が停車回数情報425に記憶される。これら
の情報は道路区間に対応づけて記憶される。上述したよ
うに各道路区間は管理単位としての静的な情報である道
路区間の長さ、相当する道路の等級、道路区間の属する
行政上の地域区分などがあるが、走行履歴421に記憶
された走行回数情報422や走行速度情報423といっ
た動的な情報も道路区間情報413に記憶されてもよ
い。このような記憶の形態を図4に例示した。具体的に
は、道路区間S1〜S17までの各道路区間ごとに走行
回数、走行速度、道路区間長(区間の距離)、道路等
級、都道府県、市区郡、区町村、町村字、が記憶されて
いる。また、道路区間が属する地域を特定するエリアコ
ードが付加されていてもよい。このように、記憶手段の
構成は限定されることはなく、走行履歴記憶部42、地
図情報記憶部41、換算テーブル記憶部43は一体の記
憶媒体として構成されてもよい。また、CPU、内部メ
モリ(ROM、RAM)等からなるコンピュータで、そ
れぞれの処理をプログラムの形式で記憶し実行する演算
手段2、情報検索手段3と一体として構成されてもよ
い。
【0040】このように記憶された走行履歴に関する各
情報は、地域精通度に寄与する因子であり、これらを参
照することでより現実的で正確な地域精通度を算出する
ことができる。一般的には、走行回数が多ければ地域精
通度は向上することが予測され、走行速度がゆっくりで
あれば高速で通過するよりは地域精通度は向上すること
が予測される。また、道路種別が国道のように経路が判
りやすい道路と、道路種別が市街地の細街路のように判
りにくい道路とでは、走行経験に対する地域精通度の向
上の度合いが異なることが予測される。さらに、道路区
間においてユーザが停車した経験がある場合には、その
道路区間における地域精通度は停車をしない場合よりも
向上することが予測される。このように、本実施形態で
は、地域精通度に寄与するあらゆる因子について分析
し、これらを参照しつつ正確な地域精通度を算出する。
これらの情報は、YES又はNOの情報、例えば、走行
経験がある又はない(走行回数が1回又は0回)といっ
た情報として用いることもできるし、又は程度を示す情
報、例えば走行経験がどれくらいあるか(走行回数が2
回なのか10回なのか)といった情報としても用いるこ
とができる。この後者の観点から規定されたのが、換算
テーブル記憶部43に記憶された、各テーブルである。
【0041】これらの換算テーブルについて説明する。
換算テーブルは、走行履歴の具体的内容や具体的な程度
を、算出される地域精通度に反映させるために、走行履
歴の内容及び程度に換算係数を対応づけた表であり、こ
の換算係数は、道路区間ごとの走行距離(区間走行距
離)を算出される際に乗じられる係数である。ここで、
換算係数と地域精通度との関係を説明する。地域精通度
は、所定の地域に含まれる道路の距離の総和である道路
全長に対する自車両が実際に走行した距離の割合であ
る。具体的には、所定の地域に含まれる道路区分につい
て自車両が走行した距離を積算し、この地域ごとに積算
された地域走行距離を、同じ地域に含まれる道路区分の
距離の総和である道路全長で除して、この比率をもって
地域精通度とする。このように、地域走行距離は、最終
的にユーザの地域に対する精通度を示す地域精通度を算
出する際に直接に用いられる値であり、この観点から検
討すると、この地域走行距離が地域精通度の向上に応じ
た値であれば、より正確な地域精通度を算出することが
できることがわかる。
【0042】例えば、ある地域内の道路区分を高々1回
走行しただけでその地域に精通していると判断するの
は、必ずしも精度よくユーザの精通度を反映していると
は言えない。恐らく同じ道路区間を1〜2回走行しただ
けではその沿線地域に対するユーザの認識はそれほど高
まることはなく、走行回数を重ねるにつれて段々と周囲
環境を認識するようになっていくと考えられる。一方
で、ある程度走行回数を重ねた後は、それ以上その道路
区間を走行しても精通度の向上は鈍っていくと思われ
る。こういった、地域の道路事情等といった、ある対象
に対して人間が何回学習すればどれだけ覚えられるか、
という学習試行回数と記憶定着率の相関については、例
えば第5図に曲線アに示すような関係を実験的に得るこ
とができる。そこで、この相関関係を、道路区間の通過
回数とその道路区間が属する地域に対する地域精通度と
の関係に置き換える。具体的には、道路区間距離に対す
る精通度は通過距離に比例すると仮定し、完全に精通し
ている場合を1、全く未知である場合を0とする係数を
区間道路距離に乗ずることによって、精通度いわゆる土
地勘への寄与の観点から、実際の走行距離に対してその
一部を通過したものとみなして換算された「換算区間走
行距離」を求めることとし、この区間走行距離から換算
区間走行距離に換算するための乗数を換算係数kと呼ぶ
こととする。この換算係数は、関数としてもよい。本実
施形態において、第5図の曲線アは、換算係数kを道路
区間の走行回数fの関数k(f)の形で表現しているこ
とになる。道路区間Sjの区間道路距離をLj、走行回
数をfj、fjに応じて定まる換算区間走行距離をLP
jとすれば、LPjは、LPj=k(fj)×Ljと表
わせる。この換算区間走行距離を地域ごとに積算すれ
ば、換算された地域走行距離LPaを求めることが出来
る。このように、地域走行距離は道路区分ごとの走行距
離である区間走行距離を積算したものであり、区間走行
距離にこのような相関関係を反映させることができれ
ば、地域走行距離、ひいては地域精通度にも現実の走行
履歴を反映させることができる。
【0043】以上、走行回数と地域精通度との相関関係
について説明をした。本発明者らは、本実施形態におい
て算出される地域精通度を、現実の精通度(土地勘)に
より近づけるために、さらに走行履歴について検討を加
え、走行回数以外の地域精通度に寄与する要因を抽出し
た。たとえば、走行回数が少なく、地域走行距離が小さ
ければ、その地域に対するユーザの精通度は低くなり、
走行回数が多く、地域走行距離が多ければ、その地域に
対するユーザの精通度は高くなる。しかし、これらが単
純な比例関係を有するかといえば、そうとはいえず、例
えば、高速道路のように周囲環境と切り離された道路を
単に通過するような場合は、いくら走行回数を重ねても
地域精通度はさほど向上しないことが予測される。
【0044】本実施形態では、このように走行履歴をよ
り現実的に地域精通度に反映させるために、走行履歴に
含まれる要因のうち、地域精通度に寄与する要因を選
び、これらの要因がどのように地域精通度に寄与するか
を分析し、この分析結果を演算としての換算係数として
表現し、走行履歴の程度と換算係数とを換算テーブルと
して記憶手段4に記憶させた。本実施形態では、走行履
歴に含まれる各要因を複合して利用できるように、例え
ば、走行回数及び道路種別の両方の要因を地域精通度に
反映できるように、換算係数を道路区間ごとの走行距離
に乗じる係数として規定したが、もちろん、区間走行距
離を積算した結果である地域走行距離に乗じる係数とし
て換算テーブルを構成することも可能である。
【0045】本実施形態では、走行回数のほかに平均速
度、道路種別、停車回数を地域精通度に寄与する走行履
歴の要因として選択し、それぞれに対応して、走行回数
換算テーブル431、平均速度換算テーブル432、道
路種別換算テーブル433、停車回数換算テーブル43
4を有している。
【0046】これらについて、具体的に説明をする。先
にも述べたが、例えば、高速道路のように周囲環境と切
り離された道路を単に通過するような場合は、いくら走
行回数を重ねても地域精通度はさほど向上しないことが
予測される。このような場合は、例えば第5図の曲線イ
に示すような、走行回数が増加しても換算率が容易に増
大しない関数を用いることが好ましい。このとき、各道
路区間ごとに道路等級などの道路種別が記憶されていれ
ば、道路種別に応じてア、イどちらの関数を使うかを決
定することが出来る。また、例えば同じ国道であって
も、市内を低速で通行するときと都市間を高速で通過す
るときでは、地域精通度に差異が生じると考えられる。
そこで第4図で示したように走行履歴情報として各道路
区間の走行速度の平均値を記憶することとし、この走行
速度及び道路種別を複合的に判断することによって、変
換率(変換関数)を適宜使い分けることもできる。
【0047】一方、ある道路区間で自車両を停止させて
降車した場合は、その近辺に対する地域精通度は向上す
ると考えられるので、特に停車回数情報として対応する
道路区間ごとに記憶させてもよいし、走行速度情報42
3に反映させて、走行速度情報に特別な値を書き込むこ
とにして、停止したことのある道路区間に対してはより
上昇率の高い変換率(関数)を用いるようにしてもよ
い。このように、走行回数、走行速度、道路種別、停車
回数は、地域精通度に寄与する要因であるから、現実の
走行履歴を地域精通度に反映させるために、様々な組み
合わせに応じてきめ細かく変換率(関数)を変更するこ
とが好ましい。
【0048】続いて、演算手段2について説明する。演
算手段2は、道路区間ごとの自車両が走行した区間走行
距離を算出する距離算出部21と、この算出された区間
走行距離を所定の地域ごとに積算して、地域走行距離を
算出する距離積算部22と、この地域に含まれる道路の
距離の総和である道路全長と、地域走行距離とから地域
精通度を算出する精通度算出部23とを有している。
【0049】具体的に、距離算出部21は、予め道路区
間情報413に記憶された道路区間ごとの距離を参照し
て、自車両の走行履歴に従い、その道路区間における走
行距離を算出する。この算出は、走行履歴と地図情報と
を対応させ、マップマッチングをしつつ走行距離を算出
する一般のカーナビゲーション装置の走行距離算出機能
を用いることもできる。所定の地域には道路区間が複数
含まれる。距離積算部22は、自車両が走行した道路区
間ごとの区間走行距離を、それが属する地域ごとに積算
する。また、精通度算出部23は、所定の地域に含まれ
る道路の距離の総和である道路全長の情報を取得する。
この情報は予め算出されていてもよいし、又は演算手段
2が精通度算出の度に算出してもよい。
【0050】本実施形態では、処理時間の観点から、記
憶手段4に、所定の地域ごとの道路全長を記憶してい
る。この道路全長のデータの対象となる道路が、地域精
通度の算出の対象となる。すなわち、距離が積算される
道路の対象が、国道等の主要幹線のみであれば、算出さ
れる地域走行距離も、算出される地域精通度も主要幹線
を対象としたものになり、市街地の細街路までを含む道
路の距離を積算して道路全長のデータとするならば、算
出される地域走行距離も、算出される地域精通度も細街
路を対象としたものとなる。このように、地域精通度の
対象を変えることにより、その地域に適した地域精通度
を算出することも可能である。このように、精通度算出
部23にて取得される道路全長のデータは、1種類に限
られることなく、例えば、主要幹線道路のみに限定した
道路全長、又は市街地の細街路までを含む道路全長であ
ってもよい。
【0051】こうして、精通度算出部23は、取得した
道路全長のデータを用いて地域精通度を算出する。具体
的には、距離積算部22で算出された地域走行距離を道
路全長で除して、道路全長に対する地域走行距離の比率
を求め、これを地域精通度とする。こうして算出された
地域精通度は、記憶手段4の地図情報411中の地域ご
とに記憶され、走行履歴の蓄積に伴い更新されていく。
【0052】この算出された地域精通度は、検索の結果
において提供される地図情報に反映される。ここにいう
地図情報は、地図そのもののほか、店舗その他の施設の
位置を含む。情報検索手段3は、演算手段2が算出した
地域精通度を受付け、これに基づいて地図情報を検索す
るが、この情報検索手段3は、検索部31と検索条件更
新部32とを有している。検索部は、ユーザが検索条件
入力部11を介して入力した検索条件に基づいて地図情
報を検索する。本実施形態では、この検索において地域
精通度が反映されることとなる。具体的には、ユーザの
検索条件に対応する検索結果情報が、地域精通度の高い
地域に関する情報である場合、詳細度の高い(詳細な)
地図情報を提供したり、逆に、ユーザの検索条件に対応
する検索結果情報が、地域精通度の低い地域に関する情
報である場合、詳細度の低い(広域)地図情報を提供し
たりすることができる。これに応じるために、地図情報
411は、詳細度ごとの階層別に編集されていることが
好ましい。
【0053】また、検索条件更新部32は、地域精通度
を検索処理の過程において利用する。ユーザから入力さ
れる検索条件は、あらかじめ検索対象に関するデータベ
ース、ここでは地図情報記憶部41の検索条件リスト4
16に記憶され、この検索条件リストに応じた検索条件
が入力されることにより検索処理が実行される。例え
ば、地図情報において、ある場所を特定するために都道
府県、市区郡、区町村の順で並ぶ検索条件が設定されて
いるとする。この場合、ユーザの地域精通度の高低にか
かわらず、この検索条件を入力することが必要となる
が、よく知った地域、すなわち、よく出向く地域につい
て、毎度この検索条件の全部を入力することは面倒であ
る。そこで、検索条件更新部32は、ある地域が所定の
値(例えば70%)を超えた場合、その地域について
は、その地域を表わす最も下層の地名(ユーザが呼びな
れた具体的な名称)を検索条件リスト416に自動的に
追加する。こうして、ユーザの地域精通度が高い地名
は、検索条件として登録され、ユーザは、これを検索条
件として直接入力して目的の地図情報を入手することが
可能となり、原則として入力するべき都道府県、市区
郡、区町村の順で並ぶ検索条件の入力を要しない。
【0054】このように、検索された地図情報は、出力
手段5へ送信され、出力手段5はこの地図情報をユーザ
に提示する。出力手段5は、ディスプレイによる地図情
報の提示、音声ガイダンス等による情報の提示等によ
り、ユーザに情報を提供する。
【0055】続いて、これらの構成の基本動作につい
て、図6及び図7のフローチャートを参照しつつ説明を
する。図6は、自車両の走行に伴って地域精通度を算出
する動作の概要をフロチャートで示す。なおこの動作
は、自車両のユーザが特定される場合には、車両ごとに
起動させるが、その車両が複数のユーザに利用される場
合にはユーザごとに動作させることが好ましい。本実施
形態では、ユーザを特定して動作させている。この特定
のためには、ユーザID情報の取得等の公知のユーザ識
別手段を用いることができ、走行履歴や算出された地域
精通度は、ユーザごとに管理する。
【0056】起動ステップS101では、車両が移動
し、新たに別の道路区分を通過するまで待機する。新た
な道路区分Snを通過すると、ステップS102におい
て、Snの走行回数がインクリメントされ、ステップ1
03においてはSnの走行通過速度の平均値が更新され
る。インクリメントされた走行回数をf、更新前の走行
速度平均値をvo、今回Snを通過した際の走行速度を
v1とすれば、求める走行速度平均値vnは、vn=
((f−1)×vo+v1)/f・・・(1)とすれば
よい。このとき、Snの道路種別情報、Snの道路区間
でユーザが停車したか、又は何回停車したかの停車回数
情報も併せて記憶されてもよい。これらの情報は、先に
説明した図4の走行履歴及び地図情報のように記憶され
る。
【0057】さらにステップ104では、Snがその地
域に属するか、すなわち自車両がどの地域を通過した
か、をチェックしておく。ここでは、通過した区分けさ
れた所定の地域の集合をRとして、Snの通過ごとにS
nが属する地域区分とRとの和集合をとるものとする。
例えば自車両が第4図に示す道路区分S1を通過した場
合は、R={A県、B市、C区、D町}である。さらに
自車両がS2からS3に進んだとすると、S3の属する
地域区分のうち区町村階層以上は既にRに含まれている
ので、結局R={A県、B市、C区、D町、E町}とな
る。このように、走行したSnの地域は走行履歴として
記憶される。このとき、地域の集合Rをエリアコードと
して表示し、地域の集合Rをコード化することももちろ
ん可能である。
【0058】通常は以上の処理を走行中繰り返し実行す
ることになるが、ある程度走行履歴が更新された時点
で、Rに含まれる通過地域区分ごとにその道路通過率、
すなわち地域精通度の計算処理に移る。例えば前回の地
域精通度の算出処理から一定の時間が経過したとき、あ
るいは一定の距離を走行したときなどは、ステップS1
05で地域精通度を計算すべきタイミングであると判断
し、ステップS107の計算処理に移る。また地域精通
度の計算を、1回の車両走行が終了した都度、実行する
ことにしても良い。この場合はS105とS106の判
断は同一になる。
【0059】第7図は、図6で示したステップS107
の動作を詳細に説明するためのフローチャート図であ
る。まず、ステップS201では走行した地域区分の集
合Rの中から1つの地域区分Ri(例えば「D町」)を
選択する。もちろん、選び方は任意でよい。
【0060】次にステップS202では、地域Riの属
する全ての道路区間を集め、その集合をSとする。地域
Riとして第3図(a)のD町が選択されたとすれば、
図4を参照すると、S(D町)={S1,S2,S6,
S7,S11,S12,S13}となる。さらにステッ
プS203では、S(D町)としてグループ化された各
道路区間の区間道路距離の総和Laを求める。S(D
町)に集められた道路区間の一つをSj、その区間道路
距離をLjとすれば、 La=ΣLj・・・(2) である。先の例では、L
a=L1+L2+L6+L7+L11+L12+L13
=312+128+212+172+266+548+
225=1863mとなる。なお、Laは走行履歴によ
らず、道路の形状が変わらない限り不変の静的情報であ
るから、あらかじめ全ての地域区分についてそれに含ま
れる道路の道路区間の総和である道路全長を記憶してお
けば、その都度、式(2)を計算する必要はなく、地域
精通度の算出処理を高速に行うことができる。
【0061】ステップS204では、S(D町)の各道
路区間Sjに対する自車両の走行距離、又は走行履歴に
応じて換算された走行距離LPjを求め、これを積算し
てその総和LPaを求める。最も単純な方法としては、
自車両が道路区間Sjを走行したことがあれば走行距離
はその道路区間の長さLjとし、通過したことがなけれ
ば走行距離を0とすればよい。すなわちSjの走行回数
をfjとして、 LPj=Lj(fj=1のとき) LPj=0 (fj=0のとき)・・(3) とするこ
とができる。
【0062】また、道路区間の一部を走行した場合に
は、道路区間の全長に対する走行した距離の割合を走行
回数としてみなし、LPj=fj×Lj(fj>0のと
き)として算出してもよい。たとえば、道路区間の半分
を走行したときは、走行回数を0.5回として区間走行
距離をLPj=0.5×Ljとすることができる。もち
ろん、2回以上の複数回の走行についても、この式を適
用することができる。
【0063】さて、地域区分に含まれる道路の距離の総
和LPaは、 LPa=ΣLPj・・・(4)で与えられる。図4に
示した走行履歴の例では、D町の中で通過したことのな
いのは道路区間S11だけであるから、LPa=La−
L11=1863−266=1597mとなる。もちろ
ん、S1、S2・・・と積算してもよい。こうして、地
域に含まれる道路区間の走行距離の総和である地域走行
距離が算出される。
【0064】本実施形態では、人間の学習試行回数と記
憶定着率の相関関係を、道路区間の走行回数と道路区間
の属する地域の地域精通度との相関関係に置き換えるこ
ととし、地域精通度への寄与の観点から、実際の走行距
離に対してその一部を通過したものとみなして換算され
た「換算区間走行距離」を求め、この区間走行距離から
換算区間走行距離に換算するための乗数を換算係数kと
呼ぶこととしている。この点については、先に記憶手段
4の換算テーブルに関する説明において詳細に述べた。
ここでは、具体的に換算係数を用いて、換算区間走行距
離を求める。本実施形態において、第5図の曲線アは、
変換係数kを道路区間の走行回数fの演算である関数k
(f)の形で表現していることになる。道路区間Sjの
区間道路距離をLj、走行回数をfj、fjに応じて定
まる換算区間走行距離をLPjとすれば、 LPj=
k(fj)×Lj・・・(5)である。ここにいう換算
係数は、図5の関数(ア)に基づいて定められる。図4
の走行履歴の例では、例えば道路区間S1の換算区間走
行距離は、走行回数19回であるから、これに応じた換
算係数は0.968であり、 LP1=k(19)×312=302mとなる。またD
町全体について各換算区間走行距離をそれぞれ算出し、
これらを積算した換算地域走行距離の総和は1325m
となり、先に式(3)で求めた値より少なくなる。な
お、具体的な状態に応じて、変換率の関数k(f)は適
宜変更されることが好ましい。地域精通度に影響を与え
る要因ごとに、その寄与度に応じた変換率が定められ、
これを適用することにより、より精度良く地域精通度を
推測できるからである。
【0065】このように、換算区間走行距離を求める式
(5)と式(4)から、換算された地域走行距離の総和
である「換算地域走行距離」LPaを求めることが出来
る。地域区分Riにおける地域走行距離又は換算地域走
行距離の総和LPaが求められたらステップS205に
移り、Riの地域通過率Fiを、 Fi=LPa/La・・・(6)により求める。これを
地域区分Riに対する地域精通度とし、これを記憶手段
の精通度情報417に記憶する。この地域精通度を、再
び図4の走行履歴の例において算出すると、走行回数に
応じて換算地域走行距離を求めた場合のD町の地域精通
度は71.1%、E町は28.7%となる。またC区に
はD町とE町しかないものとすれば、C区全体の地域精
通度は50.4%である。このように地域精通度の対象
となる地域区分は、小さい地域、又は大きい地域として
任意に設定することができる。
【0066】その後ステップS206〜S207にかけ
て、地域区分の集合RからRiを削除し、まだ未処理の
地域区分が残っていれば、再び地域精通度の計算を繰り
返す。全ての地域区分について地域精通度を計算し、記
憶したら処理を終了する(END)。
【0067】以上、本実施形態に係るナビゲーション装
置の基本的動作を説明した。以下では、さらに好ましい
実施例の態様について説明を加える。 <第1の実施例>この実施例で説明する機能は、演算手
段2の道路区間の距離算出部21における機能である。
この実施例では記憶手段4の共通区間群情報415を参
照して共通区間群の地域精通度を算出する。この共通区
間群は、先に共通区間群情報の説明において詳細に述べ
たが、いわゆる碁盤の目のように整備された道路におい
て、位置、方向、距離その他の共通性を有する道路区間
を相互に関連づけて共通区間群というグループとしたも
のである。具体的には図3に示したので、これを参照し
つつ説明する。上述したように、この共通区間群を代表
する一の代表道路区間と、この代表道路区間に置き換え
可能な他の一般道路区間とに区別され、各一般道路区間
は一の代表道路区間に対応づけられる。図3に示した道
路においても、SV1、SV11、SV12、SV13
は同一のグループとして共通区間群を構成し、SV1を
代表道路区間とし、SH1、SH21、SH31は同一
のグループとして共通区間群を構成し、SH1を代表道
路区間とする。他もこれに習って、SH2、SH3、S
V2、SV3をそれぞれの代表道路区間として、共通区
間群が構成される。
【0068】このように編集された共通区間群情報41
5を前提に動作を説明する。図3に示したような細かい
道路が碁盤の目のように密集している場所では、必ずし
も全ての細道路について走行回数を重ねなくとも、その
場所をよく知っているという状況が推測できる。しかし
これまで説明してきた方法によれば、地域に含まれる道
路全長に対する換算地域走行距離の比率を求めて地域精
通度とするので、こうした道路(碁盤の目のように密集
している道路)においては地域精通度の計算値はなかな
か高くならず、ユーザの実際の精通度(土地勘)と乖離
が生じる。そこで、このような地域においては、上述し
た共通区間群というグループ内の一つの道路区間に代表
させて考える。すなわち区間道路距離の総和について
は、グループにまとめられた道路区間のうち代表でない
道路区間、すなわち一般道路区間を除外した道路区間の
総和を算出することとし、また、走行履歴については、
同一共通区間群のどの道路区間を通過しても代表道路区
間を通過したとみなして取り扱う。第3図の例では、区
間道路距離の総和は、S1〜S8およびSH1〜SH3
と、SV1〜SV3の14本のセグメントから求めるこ
ととする。走行履歴は例えば第3図の自車走行履歴1で
示すような軌跡を辿った場合、SV11はSV1を、S
H12はSH2を、SV22はSV2を、SH23はS
H3を、SV33はSV3をそれぞれ走行したものとし
て、これら代表道路区間の走行回数をインクリメントす
る。代表道路区間(SH1)自体や共通区間群化(グル
ープ化)されていない道路区間(S3、S8)を走行し
た場合は、もちろんその走行回数が増加すれば、それな
りに地域精通度が高くなるように処理することができ
る。都道府県など広域にわたる地域の地域精通度を計算
する場合にも、幹線道路から細街路に至るまで全ての道
路について区間走行距離や換算区間走行距離の総和を求
めるのではなく、例えば国道だけを地域精通度の算出対
象として、それより等級が低い道路の道路区間は位置的
に近い道路区間を共通区間群化(グループ化)して国道
の道路区間に代表させることによって、包括的な地域精
通度を求めることにしても良い。
【0069】<第2の実施例>第2の実施例は、情報検
索手段3の検索条件更新部32に関する機能である。検
索条件更新部32については、先に説明したとおり、あ
る地域が所定の値(例えば70%)を超えた場合、その
地域については、その地域を表わす最も下層の地名(ユ
ーザが呼びなれた具体的な名称)を検索条件リスト41
6に自動的に追加する。第8図には住所を入力して地点
を検索する場合の住所入力画面の表示例を示す。特に音
声で住所を入力する場合、あらゆる階層の地名から住所
を入力できるようにするためには、膨大な数の地名を直
接認識させなければならず、大規模な認識辞書が必要と
なる上に、実用的なレベルの認識率を達成することは非
常に困難である。そこで、ユーザに都道府県から順に下
位階層の地名までを発話させ、認識対象語を絞り込んで
いく、という方法をとるのが一般的である。本実施例で
は、特に地域精通度の高い、例えば70%以上の地域精
通度が求められた地域区分については、その地名を認識
対象語として検索条件リスト416に加えておくことに
よって、上位の階層を省略してその地名から直接入力す
ることを可能にする。使用者がよく行く場所については
「箱根町」などと簡単に入力することができ、煩わしさ
が解消される。
【0070】<第3の実施例>第3の実施例は、情報検
索手段3の検索部31に関する機能である。本発明に係
るナビゲーション装置100は、地域精通度に応じた地
図情報を提供するものであるが、この実施例は、地域精
通度に応じて検索の対象を拡大したり縮小したりする。
具体的に図9に基づき説明をする。本実施例では、ある
地点や施設といった目的対象に関して、記憶手段4の地
図情報41が各目的対象が隣接する隣接道路の等級に関
する情報、すなわち国道沿いにあるか、一般道沿いにあ
るか、といった情報を記憶している。ある目的対象を検
索する検索条件が入力された場合、その地点が地域精通
度の低い地域にあるか又は高い地域にあるかによって、
道路等級の高い、大きな道(国道等)沿いにある目的対
象だけ検索するか、道路等級の低い、狭く込み入った道
(細街路)沿いにある目的対象まで検索するか、検索の
対象となる範囲を拡大したり縮小したりして、制御す
る。ユーザが例えばある目的対象について検索を行う場
合、ユーザに土地勘のある、すなわち地域精通度の高い
地域については、細街路にある目的対象を検索結果とし
て提示したとしても、ユーザはその目的対象が細街路に
あることを知っている可能性があるので、その時々の状
況に応じて、その目的対象に向かうか、向かわないかを
自ら判断できるが、ユーザの地域精通度が低い地域にお
いて、細街路にある目的対象を提示し、ユーザがそれを
選択してしまうと、ユーザは土地勘がない地域であるに
もかかわらず、細街路にある目的対象に向かうこととな
ってしまう。本実施例では、このような事態を避けるべ
く、ユーザの地域精通度が低い場合には、細街路沿いに
ある目的対象を検索結果として提示しない。
【0071】第9図には、ある地域R内のコンビニエン
スストアの分布例を示している。図中の2、5は国道、
3は主要地方道、4はそれよりも等級の低い一般道を表
す。もしRがユーザにとって地域精通度の高い、例え
ば、地域精通度70%以上の地域であれば、「R内のコ
ンビニエンスストア」の検索結果としてA〜Gの7店舗
のコンビニエンスストアが検索結果として提示される。
しかし地域Rに対するユーザの地域精通度がそれほど高
くないのであれば、国道や主要地方道の沿線にないBや
Fは除外され、コンビニエンスストア5店舗だけが検索
結果として提示される。これによって、使用者の土地勘
がない場所で、いたずらに行きにくい目的地を設定して
しまうことを避けることができ、利便性の高いナビゲー
ション装置100を提供することができる。
【0072】以上のように、本実施形態に係るナビゲー
ション装置100は、ユーザの精通している地点に基づ
いた、点を基準とした精通度や、ユーザの走行履歴に基
づいた、線を基準とした精通度では、得ることができな
い地域全体の包括的な土地勘としての地域精通度を得る
ことができ、使用者の地域に対する地域精通度を正確に
認定し、使用者の土地勘を反映させた地図情報を提供す
ることができる。
【0073】また、走行回数、平均速度、道路種別、停
車回数といった、ユーザの土地勘に寄与する要因を認定
し、これを算出される地域精通度にこれを反映させるこ
とができ、ユーザが経験により得た実際の土地勘に、よ
り近い地域精通度を算出してユーザの土地勘に応じた地
図情報を提供することができる。
【0074】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るナビゲーション装置の構成を
説明するためのブロック図である。
【図2】図2(a)は地図情報の一例を示す図であり、
図2(b)は地図情報の他の例を示す図である。
【図3】地図情報の共通区間群を説明するための図であ
る。
【図4】対応づけて記憶された走行履歴と地図情報との
一例を示す図である。
【図5】換算テーブルを導くための走行回数と変換率と
の関係の一例を示す図である。
【図6】本実施形態に係るナビゲーション装置の動作を
説明するための第1の図である。
【図7】本実施形態に係るナビゲーション装置の動作を
説明するための第2の図である。
【図8】入力付手段のインタフェースの一例を示す図で
ある。
【図9】地域精通度に応じた検索の一例を示す図であ
る。
【図10】従来のナビゲーション装置を説明するための
図である。
【符号の説明】
100…ナビゲーション装置 1…入力手段 11…検索条件入力部 12…自車位置検出部 2…演算手段 21…距離算出部 22…距離積算部 23…精通度算出部 3…情報検索手段 31…検索部 32…検索条件更新部 4…記憶手段 41…地域情報記憶部 411…地図情報 412…道路情報 413…道路区間情報 414…地域情報 415…共通区間群情報 416…検索条件リスト 417…精通度情報 42…走行履歴記憶部 421…走行履歴 422…走行回数情報 423…走行速度情報 424…道路種別情報 425…停車回数情報 43…換算テーブル記憶部 431…走行回数換算テーブル 432…平均速度換算テーブル 433…道路種別検算テーブル 434…停車回数換算テーブル 5…出力手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC08 AC12 AC14 AC18 AC19 5H180 AA01 FF04 FF05 FF22 FF27

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自車両のユーザごとの走行履歴と地図情報
    とを対応づけて記憶する記憶手段と、 前記対応づけられた走行履歴と地図情報とに基づいて、
    前記地図情報における所定の地域ごとに、当該地域に対
    する前記ユーザの地域精通度を演算する演算手段と、 前記演算手段が演算した地域精通度に応じた地図情報を
    提供する情報提供手段とを有するナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】前記走行履歴は、前記地図情報の前記所定
    の地域に含まれる道路を所定の区間に区切った道路区間
    ごとに記憶され、 前記演算手段は、前記走行履歴と地図情報とに基づい
    て、前記自車両の前記道路区間ごとの区間走行距離を算
    出する距離算出部と、 前記算出された区間走行距離を、その道路区間が含まれ
    る前記所定の地域ごとに積算して、前記所定の地域ごと
    の地域走行距離を算出する距離積算部と、 前記地図情報に基づいて求められた前記所定の地域に含
    まれる道路の距離の総和である道路全長を取得し、当該
    道路全長に対する前記地域走行距離の比率を計算して、
    前記所定の地域ごとの前記地域精通度を算出する精通度
    算出部とを有する請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】前記走行履歴は、前記自車両が走行した前
    記道路区間ごとの走行回数に関する情報を含み、 前記距離算出部は、前記走行回数に応じて前記区間走行
    距離を算出する請求項2記載のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段は、前記走行回数に応じて、
    前記区間走行距離が算出される際に適用されるべき演算
    式をそれぞれ規定した走行回数換算テーブルを記憶し、 前記距離算出部は、前記走行回数換算テーブルを参照し
    て、前記走行回数に応じた演算式を適用して前記区間走
    行距離を算出する請求項3記載のナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】前記走行履歴は、前記自車両が走行した前
    記道路区間ごとの平均速度に関する情報を含み、 前記距離算出部は、前記平均速度に応じて前記区間走行
    距離を算出する請求項2〜4記載のナビゲーション装
    置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段は、前記平均速度に応じて、
    前記区間走行距離が算出される際に適用されるべき演算
    式をそれぞれ規定した平均速度換算テーブルを記憶し、 前記距離算出部は、前記平均速度換算テーブルを参照し
    て、前記平均速度に応じた演算式を適用して前記区間走
    行距離を算出する請求項5記載のナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】前記走行履歴は、前記自車両が走行した前
    記道路区間ごとの道路種別に関する情報を含み、 前記距離算出部は、前記道路種別に応じて前記区間走行
    距離を算出する請求項2〜6記載のナビゲーション装
    置。
  8. 【請求項8】前記記憶手段は、前記道路種別に応じて、
    前記区間走行距離が算出される際に適用されるべき演算
    式をそれぞれ規定した道路種別換算テーブルを記憶し、 前記距離算出部は、前記道路種別換算テーブルを参照し
    て、前記平均速度に応じた演算式を適用して前記区間走
    行距離を算出する請求項7記載のナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】前記走行履歴は、前記自車両が走行した前
    記道路区間ごとに停車回数に関する情報を含み、 前記距離算出部は、前記停車回数に応じて区間走行距離
    を算出する請求項2〜8記載のナビゲーション装置。
  10. 【請求項10】前記記憶手段は、前記停車回数に応じ
    て、前記区間走行距離が算出される際に適用されるべき
    演算式をそれぞれ規定した停車回数換算テーブルを記憶
    し、 前記距離算出部は、前記停車回数換算テーブルを参照し
    て、前記停車回数に応じた演算式を適用して前記区間走
    行距離を算出する請求項9記載のナビゲーション装置。
  11. 【請求項11】前記走行履歴と地図情報とに含まれる前
    記道路区間のうち、位置、方向、距離その他の共通性を
    有する道路区間は、相互に共通区間群として関連づけら
    れ、当該共通区間群に属する各道路区間は、前記共通区
    間群を代表する一の代表道路区間と、この代表道路区間
    に置き換え可能な他の一般道路区間とに区別されるとと
    もに、前記各一般道路区間は前記一の代表道路区間に対
    応づけられ、 前記距離算出部は、前記自車両が前記一般道路区間を走
    行した場合には、当該一般道路区間に対応づけられた前
    記代表道路区間を走行したものと判断し、当該代表道路
    区間に関する情報に基づいて代表区間走行距離を算出
    し、 前記距離積算部は、算出された前記代表区間走行距離
    を、その代表道路区間が含まれる前記共通区間群ごとに
    地域走行距離を算出し、 前記精通度算出部は、前記地図情報に基づいて求められ
    た前記共通区間群に含まれる代表道路区間の距離の総和
    である代表道路全長を取得するとともに、当該代表道路
    全長に対する前記代表区間走行距離の比率を計算して、
    前記共通区間群ごとの前記地域精通度を算出する請求項
    2〜10記載のナビゲーション装置。
  12. 【請求項12】前記地図情報は、前記所定の地域の名称
    を含む検索条件に対応づけて記憶され、 前記情報提供手段は、ユーザから入力された検索条件に
    基づき対応する地図情報を検索する検索部と、 前記精通度算出部にて算出された前記所定の地域の地域
    精通度が所定の値を超えたときには、当該所定の地域の
    名称を前記地図情報の独立の検索条件として追加し、前
    記地図情報を更新する検索条件更新部とを有する請求項
    2〜11記載のナビゲーション装置。
  13. 【請求項13】前記地図情報は前記区間道路について道
    路等級に関する情報を有し、 前記情報提供手段は、ユーザからの目的対象に関する検
    索条件を受け付けて、前記区間道路沿いに位置する目的
    対象に関する情報を検索する検索部を有し、 前記検索部は、前記目的対象が前記地域精通度の低い前
    記所定の地域に属する場合には、前記地図情報の前記道
    路等級の低い道路沿いに位置する目的対象を検索の対象
    から除いて、前記目的対象に関する情報を検索する請求
    項2〜12記載のナビゲーション装置。
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