JP2003078029A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JP2003078029A
JP2003078029A JP2001263734A JP2001263734A JP2003078029A JP 2003078029 A JP2003078029 A JP 2003078029A JP 2001263734 A JP2001263734 A JP 2001263734A JP 2001263734 A JP2001263734 A JP 2001263734A JP 2003078029 A JP2003078029 A JP 2003078029A
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insulating film
integrated circuit
circuit device
groove
semiconductor integrated
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Shinpei Iijima
晋平 飯島
Hiroshi Sakuma
浩 佐久間
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NEC Corp
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Hitachi Ltd
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DRAMの容量素子の下部電極上に形成した
誘電体膜を酸素雰囲気中で熱処理する際、下部電極を透
過した酸素が下層のシリコンプラグ表面を酸化して高抵
抗の酸化物層を形成する不具合を防止する。 【解決手段】 容量素子が形成される溝27の内壁に沿
って多結晶シリコン膜28を形成し、溝27の内壁全体
で多結晶シリコン膜28と下部電極29とを接触させる
ので、酸化タンタル膜32の熱処理時に下部電極29中
に侵入した酸素は、多結晶シリコン膜28と下部電極2
9との界面で消費され、プラグ22の表面に達すること
はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、DRAM(Dynami
c Random Access Memory)を有する半導体集積回路装置
に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMのメモリセルは、一般に、半導
体基板の主面上にマトリクス状に配置された複数のワー
ド線と複数のビット線との交点に配置される。1個のメ
モリセルは、それを選択する1個のMISFET(Metal
Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)
と、このMISFETに直列に接続された1個の情報蓄
積用容量素子(キャパシタ)とで構成される。
【0003】メモリセル選択用MISFETは、周囲を
素子分離領域で囲まれた活性領域に形成され、主として
ゲート絶縁膜、ワード線と一体に構成されたゲート電極
およびソース、ドレインを構成する一対の半導体領域に
よって構成される。メモリセル選択用MISFETは、
通常1つの活性領域に2個形成され、これら2個のMI
SFETのソース、ドレイン(半導体領域)の一方が活
性領域の中央部で共有される。
【0004】ビット線は、上記メモリセル選択用MIS
FETの上部に配置され、多結晶シリコンなどからなる
プラグが埋め込まれた接続孔を通じてソース、ドレイン
(半導体領域)の一方(2個のMISFETに共有され
た半導体領域)と電気的に接続される。また、情報蓄積
用容量素子は、ビット線の上部に配置され、同じく多結
晶シリコンなどからなるプラグが埋め込まれた接続孔を
通じてメモリセル選択用MISFETのソース、ドレイ
ン(半導体領域)の他方と電気的に接続される。
【0005】このように、近年のDRAMは、メモリセ
ルの微細化に伴う蓄積電荷量の減少を補う対策として、
情報蓄積用容量素子をビット線の上部に配置するスタッ
ク・キャパシタ構造を採用している。
【0006】しかし、メモリセルの微細化がさらに進む
256メガビット以降の大容量DRAMの場合は、スタ
ック・キャパシタ構造を採用しただけでは蓄積電荷量の
減少を補うことが困難であると考えられている。そこ
で、情報蓄積用容量素子の容量絶縁膜として、酸化タン
タル(Ta25)のような高誘電体材料の導入が進めら
れている。
【0007】上記した酸化タンタルのような高誘電体材
料は、単に成膜しただけでは高い比誘電率が得られず、
かつ膜のリーク電流も大きい。そのため、成膜後に75
0℃〜800℃の高温酸素雰囲気中で熱処理を行うこと
によって、膜の結晶化および膜質の改善を図る必要があ
るが、このような高温の熱処理は、MISFETの特性
変動といった問題を引き起こす。
【0008】そこで、容量絶縁膜を高誘電体材料で構成
する場合には、その下地となる下部電極としてRu(ル
テニウム)に代表される白金族金属が使用される。これ
は、白金族金属表面に高誘電体膜を堆積した場合には、
700℃以下といった低温の熱処理で膜の結晶化および
膜質の改善を図ることができるため、製造工程全体の熱
処理量を低減し、MISFETの特性変動を防止するこ
とができるからである。
【0009】一方、下部電極材料に上記のような白金族
金属を使用した場合は、この種の金属が酸素を透過し易
い材料であることから、下部電極の表面に高誘電体膜を
成膜した後、酸素雰囲気中で熱処理を行うと、酸素が高
誘電体膜および下部電極を透過してその下部のシリコン
プラグに達し、白金族金属とシリコンとが反応して両者
の界面に金属シリサイドからなる高抵抗層が形成されて
しまうという問題が生じる。
【0010】そこで、上記の問題を改善する対策とし
て、白金族金属からなる下部電極とシリコンプラグとの
間に、両者の反応を防ぐバリア層を形成することが提案
されている。
【0011】特開平10−79481号公報は、酸化シ
リコン膜をリフロー、平坦化する際の700〜800℃
の熱処理によって白金族金属とシリコンとが相互拡散
し、金属シリサイド層が形成されたり、さらにはこの金
属シリサイド層が酸化されて誘電率の小さい酸化シリコ
ン層が形成されたりする不具合を防止するためのバリア
層として、Ti(チタン)、W(タングステン)、Ta
(タンタル)、Co(コバルト)、Mo(モリブデン)
などの高融点金属とシリコンと窒素とを含む導電層(金
属シリコンナイトライド層)を提案している。このバリ
ア層は、柱状の結晶またはアモルファスを含む第1層
と、粒状の結晶を含む第2層とを積層したものであるこ
とが好ましいとされている。また、バリア層とシリコン
プラグとの間には、両者の密着性を向上させるTiを含
む層を形成することが好ましいとされている。
【0012】特開平10−209394号公報は、シリ
コンプラグを埋め込んだ接続孔の上部に下部電極を形成
する際、両者のマスク合わせずれが生じると、下部電極
の上部に形成する誘電体膜と下部電極の下部のシリコン
プラグとが接触する結果、誘電体膜中の酸素とシリコン
とが反応して高抵抗の酸化シリコン膜ができたり、誘電
体膜中の酸素が不足してリーク電流が増大するという問
題を指摘している。その対策として、この公報は、誘電
体膜とシリコンプラグとの間に窒化シリコンからなる遮
断膜を設けることを提案している。
【0013】特開平11−307736号公報は、強誘
電体メモリに関するものであるが、シリコンプラグの上
部に酸化イリジウム(IrOx)からなる下部電極、P
ZT(チタン酸ジルコン酸鉛)などの強誘電体からなる
誘電体膜、Ptなどの白金属金属からなる上部電極によ
って構成される容量素子を形成する際、シリコンプラグ
の上部に拡散バリア層としてタンタルシリコンナイトラ
イド(TaSiN)膜を形成し、この拡散バリア層の上
部に酸素阻止膜としてIr膜を形成する技術を開示して
いる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
においては、容量素子の下部電極とシリコンプラグの間
にバリア層を設けることによって、下部電極上に形成し
た高誘電体材料からなる容量絶縁膜を酸素雰囲気で熱処
理する際、シリコンプラグの表面に高抵抗の酸化物層が
形成されることを防いでいる。
【0015】しかし、メモリセルの微細化がさらに進
み、シリコンプラグを埋め込むスルーホールの径が微小
になると、シリコンプラグ上に形成するバリア層の表面
積も微小になる。その結果、酸素を含む雰囲気中で下部
電極上の高誘電体膜を熱処理する際、バリア層の表面に
形成される酸化物層の膜厚が極めて薄い場合でもあって
も、シリコンプラグの表面積が極めて小さいために、下
部電極とシリコンプラグの接触抵抗が増加し、極端な場
合には導通不良を引き起こす虞れがある。
【0016】本発明の目的は、容量素子の下部電極上に
形成した誘電体膜の熱処理に起因して、下部電極とシリ
コンプラグが導通不良を引き起こす不具合を防止する技
術を提供することにある。
【0017】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0019】本発明の半導体集積回路装置は、半導体基
板の主面上に形成され、第1導電層が埋め込まれた第1
接続孔を有する第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜上に形成
され、前記第1接続孔の上部に溝を有する第2絶縁膜
と、前記溝の内部に形成された容量素子とを備えたDR
AMにおいて、前記容量素子は、前記溝の側壁および底
部に形成された第2導電層からなる下部電極と、前記下
部電極の上部に形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁
膜の上部に形成された第3導電層からなる上部電極とを
含んで構成され、前記溝の側壁および底部と、前記下部
電極との間には、前記第1接続孔内の前記第1導電層に
電気的に接続された金属シリサイド層が設けられている
ものである。
【0020】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、以下の工程を有している。 (a)半導体基板の主面上に形成した第1絶縁膜に第1
接続孔を形成し、前記第1接続孔の内部に第1導電層を
埋め込む工程、(b)前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁
膜を形成し、前記第1接続孔の上部の前記第2絶縁膜に
溝を形成する工程、(c)前記溝の側壁および底部に、
前記第1接続孔内の前記第1導電層に電気的に接続され
た金属シリサイド層を形成する工程、(d)前記金属シ
リサイド層の上部に、容量素子の下部電極を形成する工
程、(e)前記下部電極の上部に前記容量素子の容量絶
縁膜を形成する工程、(f)前記容量絶縁膜の上部に前
記容量素子の上部電極を形成する工程。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】(実施の形態1)本実施の形態のDRAM
の製造方法を図1〜図42を用いて工程順に説明する。
【0023】まず、図1(メモリアレイの要部平面
図)、図2(図1のA−A線に沿った断面図)、図3
(図1のB−B線に沿った断面図)および図4(図1の
C−C線に沿った断面図)に示すように、例えばp型の
単結晶シリコンからなる基板1の主面の素子分離領域に
素子分離溝2を形成する。素子分離溝2は、基板1の表
面をエッチングして深さ300〜400nm程度の溝を
形成し、続いてこの溝の内部を含む基板1上にCVD(C
hemical Vapor Deposition)法で酸化シリコン膜4(膜
厚600nm程度)を堆積した後、酸化シリコン膜4を
化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing;CMP)
法で研磨、平坦化することによって形成する。酸化シリ
コン膜4は、例えば酸素(またはオゾン)とテトラエト
キシシラン(TEOS)とをソースガスに用いたプラズ
マCVD法で堆積し、その後、1000℃程度のドライ
酸化を行って膜を緻密化(デンシファイ)する。
【0024】図1に示すように、上記素子分離溝2を形
成することにより、素子分離溝2によって周囲を囲まれ
た細長い島状の活性領域(L)が同時に多数形成され
る。後述するように、これらの活性領域(L)のそれぞ
れには、ソース、ドレインの一方を共有するメモリセル
選択用MISFETQsが2個ずつ形成される。
【0025】次に、基板1にB(ホウ素)をイオン打ち
込みすることによってp型ウエル3を形成し、続いてp
型ウエル3の表面をHF(フッ酸)系の洗浄液で洗浄し
た後、基板1を熱酸化することによってp型ウエル3の
活性領域(L)の表面に酸化シリコン系の清浄なゲート
絶縁膜5(膜厚6nm程度)を形成する。なお、ゲート
絶縁膜5は、基板1の熱酸化によって形成される酸化シ
リコン系絶縁膜の他、それよりも誘電率が大きい窒化シ
リコン系絶縁膜、金属酸化物系絶縁膜(酸化タンタル
膜、酸化チタン膜など)であってもよい。これらの高誘
電体絶縁膜は、基板1上にCVD法やスパッタリング法
で成膜することによって形成する。
【0026】次に、図5〜図7に示すように、ゲート絶
縁膜5の上部にゲート電極6を形成する。ゲート電極6
は、活性領域(L)以外の領域ではワード線(WL)と
して機能する。ゲート電極6(ワード線WL)は、例え
ばゲート絶縁膜5の上部にP(リン)などをドープした
n型多結晶シリコン膜(膜厚70nm程度)、WN(窒
化タングステン)またはTiN(窒化チタン)からなる
バリアメタル膜(膜厚5nm〜10nm程度)、W(タ
ングステン)膜(膜厚100nm程度)および窒化シリ
コン膜7(膜厚150nm程度)を順次堆積した後、フ
ォトレジスト膜をマスクにしてこれらの膜をドライエッ
チングすることによって形成する。多結晶シリコン膜お
よび窒化シリコン膜7はCVD法で堆積し、バリアメタ
ル膜およびW膜はスパッタリング法で堆積する。
【0027】次に、図8〜図10に示すように、p型ウ
エル3にAs(ヒ素)またはP(リン)をイオン打ち込
みしてゲート電極6の両側のp型ウエル3にn型半導体
領域8(ソース、ドレイン)を形成する。ここまでの工
程により、メモリセル選択用MISFETQsが略完成
する。
【0028】次に、図11〜図14に示すように、基板
1上にCVD法で窒化シリコン膜9(膜厚50nm)お
よび酸化シリコン膜10(膜厚600nm程度)を堆積
し、続いて酸化シリコン膜10の表面を化学機械研磨法
で平坦化した後、フォトレジスト膜(図示せず)をマス
クにして酸化シリコン膜10および窒化シリコン膜9を
ドライエッチングすることにより、メモリセル選択用M
ISFETQsのソース、ドレイン(n型半導体領域
8)の上部にコンタクトホール11、12を形成する。
酸化シリコン膜10のエッチングは、窒化シリコンに対
する選択比が大きい条件で行い、窒化シリコン膜9のエ
ッチングは、シリコンや酸化シリコンに対するエッチン
グ選択比が大きい条件で行う。これにより、コンタクト
ホール11、12をゲート電極6(ワード線WL)に対
して自己整合(セルフアライン)で形成することができ
る。
【0029】次に、図15および図16に示すように、
コンタクトホール11、12の内部にプラグ13を形成
する。プラグ13を形成するには、酸化シリコン膜10
の上部にPをドープしたn型多結晶シリコン膜をCVD
法で堆積することによってコンタクトホール11、12
の内部にn型多結晶シリコン膜を埋め込んだ後、コンタ
クトホール11、12の外部のn型多結晶シリコン膜を
化学機械研磨法(またはドライエッチング)で除去す
る。
【0030】次に、酸化シリコン膜10の上部にCVD
法で酸化シリコン膜14(膜厚150nm程度)を堆積
した後、図17〜図19に示すように、フォトレジスト
膜(図示せず)をマスクにしてコンタクトホール11の
上部の酸化シリコン膜14をドライエッチングすること
により、後の工程で形成されるビット線(BL)とコン
タクトホール11とを接続するためのスルーホール15
を形成する。
【0031】次に、図20および図21に示すように、
スルーホール15の内部にプラグ16を形成する。プラ
グ16を形成するには、酸化シリコン膜14の上部に例
えばスパッタリング法でTiNからなるバリアメタル膜
を堆積し、続いてバリアメタル膜の上部にCVD法でW
膜を堆積することによってスルーホール15の内部にこ
れらの膜を埋め込んだ後、スルーホール15の外部のこ
れらの膜を化学機械研磨法で除去する。
【0032】次に、図23〜図25に示すように、酸化
シリコン膜14の上部にビット線BLを形成する。ビッ
ト線BLを形成するには、例えば酸化シリコン膜14の
上部にスパッタリング法でTiN膜(膜厚10nm程
度)を堆積し、続いてTiN膜の上部にCVD法でW膜
(膜厚50nm程度)を堆積した後、フォトレジスト膜
をマスクにしてこれらの膜をドライエッチングする。ビ
ット線BLは、その下部のスルーホール15に埋め込ま
れたプラグ16およびさらにその下部のコンタクトホー
ル11に埋め込まれたプラグ13を介してメモリセル選
択用MISFETQsのソース、ドレイン(n型半導体
領域8)の一方と電気的に接続される。
【0033】次に、図26〜図29に示すように、ビッ
ト線BLの上部にCVD法で膜厚300nm程度の酸化
シリコン膜17および膜厚200nm程度の窒化シリコ
ン膜18を堆積した後、フォトレジスト膜(図示せず)
をマスクにして窒化シリコン膜18および酸化シリコン
膜17をドライエッチングすることにより、プラグ13
が埋め込まれたコンタクトホール11の上部にスルーホ
ール19を形成する。
【0034】スルーホール19は、その径がその下部の
コンタクトホール11の径よりも小さくなるように形成
する。具体的には、窒化シリコン膜18の上部にCVD
法で多結晶シリコン膜20を堆積し、続いてスルーホー
ル19を形成する領域の多結晶シリコン膜20をドライ
エッチングして孔を形成した後、多結晶シリコン膜20
の上部にさらに多結晶シリコン膜(図示せず)を堆積す
る。次に、多結晶シリコン膜20の上部の多結晶シリコ
ン膜を異方性エッチングすることによって孔の側壁にサ
イドウォールスペーサ21を形成し、続いて多結晶シリ
コン膜20とサイドウォールスペーサ21とをマスクに
用いて孔の底部の窒化シリコン膜18および酸化シリコ
ン膜17をドライエッチングする。
【0035】また、前記図26および図29に示すよう
に、スルーホール19は、その中心がその下部のコンタ
クトホール11の中心よりもビット線BLから離れる方
向にオフセット(離隔)される。このように、スルーホ
ール19の径をその下部のコンタクトホール11の径よ
りも小さくし、かつその中心をビット線BLから離れる
方向にオフセットさせることにより、メモリセルサイズ
を縮小した場合においても自己整合コンタクト(Self-Al
igned Contact;SAC)技術を用いることなく、スルー
ホール19(の内部に埋め込まれるプラグ22)とビッ
ト線BLとのショートを防止することができる。また、
スルーホール19の径をその下部のコンタクトホール1
1の径よりも小さくすることにより、それらの中心をず
らしても両者のコンタクト面積を十分に確保することが
できる。
【0036】次に、スルーホール19の形成に用いたマ
スク(多結晶シリコン膜20およびサイドウォールスペ
ーサ21)をドライエッチングで除去した後、図30〜
図32に示すように、スルーホール19の内部にプラグ
22を形成する。プラグ22を形成するには、まず窒化
シリコン膜18の上部にPをドープしたn型多結晶シリ
コン膜をCVD法で堆積することによって、スルーホー
ル19の内部にn型多結晶シリコン膜を埋め込み、続い
てスルーホール19の外部のn型多結晶シリコン膜を化
学機械研磨法(またはドライエッチング法)で除去す
る。
【0037】次に、図33および図34に示すように、
窒化シリコン膜18の上部にCVD法で膜厚1500n
m程度の酸化シリコン膜24を堆積する。情報蓄積用容
量素子Cの下部電極28は、次の工程で酸化シリコン膜
24に形成される溝27の内部に形成される。従って、
酸化シリコン膜24の膜厚がこの下部電極28の高さと
なるので、下部電極28の表面積を大きくして蓄積電荷
量を増やすためには、酸化シリコン膜24を厚い膜厚で
堆積する。酸化シリコン膜24は、例えば酸素とテトラ
エトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用いたプ
ラズマCVD法で堆積し、その後、必要に応じてその表
面を化学機械研磨法で平坦化する。
【0038】次に、図35〜図37に示すように、フォ
トレジスト膜(図示せず)をマスクにして酸化シリコン
膜24をドライエッチングすることにより、その底部に
スルーホール19内のプラグ22の表面が露出する溝2
7を形成する。図35に示すように、この溝27は、ワ
ード線WLの延在方向が長辺となり、ビット線BLの延
在方向が短辺となる矩形の平面パターンを有する。
【0039】次に、図38に示すように、溝27が形成
された酸化シリコン膜24の上部に、溝27を埋め込ま
ないような薄い膜厚(例えば10nm程度)の多結晶シ
リコン膜28をCVD法で堆積する。多結晶シリコン膜
28は、その電気抵抗を下げるために、成膜中にPをド
ープすることによって導電型をn型とする。また、多結
晶シリコン膜28は、アモルファス状態で堆積し、その
後、熱処理を行って多結晶化することが望ましい。
【0040】次に、図39に示すように、多結晶シリコ
ン膜28の上部にCVD法で膜厚20nm程度のRu膜
29aを堆積する。Ru膜29aは、例えばテトラヒド
ロフラン(THF)などの有機溶媒に溶かしたエチルシ
クロペンタジエニルルテニウム(以下、Ru(EtC
p)2と略記する)などの有機Ru化合物を250℃程
度で気化させ、酸素で分解することによって形成する。
Ru膜29aは、溝27を埋め込まないような薄い膜厚
(例えば20nm程度)で堆積する。また、Ru膜29
aを堆積する前に、あらかじめ多結晶シリコン膜28の
上部にスパッタリング法でRu膜を薄く(例えば5nm
程度)堆積しておくと、Ru膜29aを良好に堆積する
ことができる。
【0041】次に、図40に示すように、溝27の内部
に絶縁膜30を埋め込み、絶縁膜30で覆われていない
溝27の外部の多結晶シリコン膜28およびRu膜29
aをドライエッチングによって除去する。これにより、
溝27の内部、すなわち溝27の側壁および底部にRu
膜29aからなる情報蓄積用容量素子の下部電極29が
形成される。また、溝27の側壁および底部と下部電極
29との間は、スルーホール19内のプラグ22と電気
的に接続された多結晶シリコン膜28が残る。
【0042】上記絶縁膜30は、酸化シリコン膜24に
対するエッチング選択比が大きい絶縁材料、例えばフォ
トレジストやスピンオングラスなどで構成する。絶縁膜
30をフォトレジストで構成する場合は、ポジ型のフォ
トレジスト膜を溝27の内部および酸化シリコン膜24
上にスピン塗布した後、全面露光および現像を行って溝
27の外部の露光部を除去し、溝27の内部に未露光部
を残す。
【0043】次に、溝27の内部の絶縁膜30をエッチ
ングで除去した後、図41に示すように、酸化シリコン
膜24および下部電極29のそれぞれの上部に、溝27
を埋め込まないような薄い膜厚(例えば5〜10nm程
度)の酸化タンタル(Ta25)膜32を堆積する。酸
化タンタル膜32は、情報蓄積用容量素子の容量絶縁膜
となるものであり、例えば原料ガスにペンタエトキシタ
ンタル(Ta(OC 255)と酸素とを用いたCVD
法で堆積する。
【0044】次に、酸化タンタル膜32の結晶化と膜質
の改善とを図るために、活性酸素を含む雰囲気中で30
0〜500℃の熱処理を行い、さらに非酸化性雰囲気中
で300〜500℃の熱処理を行う。この熱処理によ
り、リーク電流が少なく、かつ誘電率が高い良質な酸化
タンタル膜32が得られる。
【0045】上記した酸化タンタル膜32の熱処理を行
うと、雰囲気中の酸化剤の一部が薄い下部電極29(R
u膜29a)を透過し、溝27の側壁方向や底部方向に
拡散する結果、上記多結晶シリコン膜28の表面に高抵
抗の酸化物層(図示せず)が形成される。
【0046】このとき、下部電極29と多結晶シリコン
膜28とが互いに接する領域(溝27の側壁および底
部)の面積は、多結晶シリコン膜28とその下層のプラ
グ22とが互いに接する領域(スルーホール19の上端
部)の面積よりも遙かに大きいため、下部電極29中に
侵入した酸素は、下部電極29と多結晶シリコン膜28
との界面で消費され、プラグ22の表面に達することは
ない。すなわち、プラグ22の表面に酸化物層が形成さ
れることはないので、下部電極29とプラグ22の導通
不良を確実に防止することができる。
【0047】次に、図42に示すように、酸化タンタル
膜32の上部にRu膜からなる上部電極33を形成す
る。上部電極33を形成するには、例えば酸化タンタル
膜32の上部にCVD法でRu膜を堆積して溝27の内
部を埋め込み、続いてその上部にスパッタリング法でR
u膜を堆積する。なお、上部電極材料はRuに限定され
るものではなく、例えばRu、Pt、Irなどの白金族
金属、Wなどの高融点金属、あるいはこれらの金属とT
iNとを積層したものなどで構成することもできる。
【0048】ここまでの工程により、下部電極29と酸
化タンタル膜(容量絶縁膜)32と上部電極33とで構
成される情報蓄積用容量素子Cが完成し、メモリセル選
択用MISFETQsとこれに直列に接続された情報蓄
積容量素子Cとで構成されるメモリセルが略完成する。
その後、情報蓄積用容量素子Cの上部に層間絶縁膜を挟
んで2層程度のAl配線を形成し、さらに最上層のAl
配線の上部にパッシベーション膜を形成するが、これら
の図示は省略する。
【0049】このように、本実施形態では、溝27の内
壁全体で多結晶シリコン膜28と下部電極29(Ru膜
29a)とを接触させ、酸化タンタル膜32の熱処理時
に下部電極29中に侵入した酸素が多結晶シリコン膜2
8と下部電極29との界面で消費されるようにしたの
で、プラグ22の表面の酸化を確実に防止することがで
きる。
【0050】なお、前述したように、酸化タンタル膜3
2の熱処理を行うと、多結晶シリコン膜と下部電極29
(Ru膜29a)との界面に酸化物層からなる高抵抗層
が形成される。その結果、溝27の内部には、本来の容
量素子(下部電極29と酸化タンタル膜32と上部電極
33とで構成される情報蓄積用容量素子C)の他に、多
結晶シリコン膜28と高抵抗層と下部電極29とで構成
される第2の容量素子が形成される。このとき、第2の
容量素子の表面積は、情報蓄積用容量素子Cの表面積と
同程度に広いため、ほぼ同一面積の容量素子が直列に2
個接続されたことと等価になり、全体としての容量低下
は、最大でも半分程度に抑えられる。
【0051】他方、プラグ22の表面に高抵抗の酸化物
層が形成される従来技術の場合は、下部電極と酸化物層
とプラグとで構成される第2の容量素子の表面積が、情
報蓄積用容量素子Cの表面積よりも遙かに小さいため、
全体としての容量は、表面積が狭い第2の容量素子に律
速されて大幅に低減し、実用性を失ってしまう。
【0052】本実施形態の場合、容量の低減を防ぐため
には、容量絶縁膜の膜厚を薄くすればよい。すなわち、
多結晶シリコン膜28と下部電極29との界面に形成さ
れる酸化物層の膜厚が1nmを超えないように、酸化タ
ンタル膜32の熱処理条件を制御することによって、容
量の低減を最小限に止めることができる。
【0053】また、多結晶シリコン膜28とRu膜29
aとが直接接する構造では、熱処理によってRuシリコ
ン層が形成される。このシリサイド層は、体積の膨張を
伴って電極表面の凹凸を増大させる結果、その上部に形
成される酸化タンタル膜32に機械的ストレスを発生さ
せ、リーク電流を増大させるので好ましくない。
【0054】しかし、本実施形態では、有機ルテニウム
化合物と酸素を用いたCVD法によって、下部電極29
を構成するRu膜29aを形成するので、Ru膜29a
中には有機物や酸素などの不純物が混入する。有機物や
酸素などの不純物が含まれている場合は、多結晶シリコ
ン膜28とのシリサイド反応が抑制され、Ru膜29a
の全てがRuシリサイドになることはない。これによ
り、下部電極29上に堆積した酸化タンタル膜32の結
晶化および改質を行うための熱処理温度を高くすること
ができる。
【0055】他方、下部電極材料となるRu膜をスパッ
タリング法で堆積した場合は、実質的に不純物が含まれ
ないRu膜が得られるため、酸化タンタル膜の熱処理時
にRu膜の全てが体積膨張を伴うRuシリサイド膜とな
って、酸化タンタル膜にストレスを与え、リーク電流の
増加を引き起こす。この場合は、その表面に堆積した酸
化タンタル膜の熱処理を充分に行うことができず、結晶
化および改質が不充分となって、リーク電流を低減でき
ない、あるいは容量の増大を図ることができないという
問題が顕在化する。
【0056】(実施の形態2)本実施形態の製造方法
は、酸化シリコン膜24に溝27を形成するまでの工程
(前記図1〜図37の工程)が前記実施の形態1と同一
であるため、その説明は省略し、以降の工程についての
み説明する。また、以下の図では、情報蓄積用容量素子
Cを形成する領域のみを図示し、その下層(ビット線B
L、メモリセル選択用MISFETQs、半導体基板1
など)の図示は省略する。
【0057】まず、前記図37に示した工程に引き続
き、図43に示すように、溝27が形成された酸化シリ
コン膜24の上部にCVD法で多結晶シリコン膜28を
堆積し、続いてその上部にTiシリサイド膜31を形成
する。多結晶シリコン膜28は、その電気抵抗を下げる
ために、成膜中にPをドープすることによって導電型を
n型とする。Tiシリサイド膜31は、例えば多結晶シ
リコン膜28の上部にスパッタリング法でTi膜を堆積
し、続いて熱処理を行って多結晶シリコン膜28の一部
とTi膜とを反応させることによって形成する。また、
多結晶シリコン膜28の上部にCVD法で直接Tiシリ
サイド膜31を堆積してもよい。
【0058】次に、Tiシリサイド膜31の上部にRu
膜(図示せず)を堆積した後、前記実施の形態1と同じ
方法で溝27の外部の多結晶シリコン膜28、Tiシリ
サイド膜31およびRu膜をドライエッチングで除去す
ることにより、図44に示すように、溝27の側壁およ
び底部にRu膜からなる下部電極29を形成する。この
とき、溝27の側壁および底部と下部電極29との間
は、多結晶シリコン膜28およびTiシリサイド膜31
が残る。
【0059】その後、図45に示すように、酸化シリコ
ン膜24および下部電極29のそれぞれの上部にCVD
法で酸化タンタル膜32を堆積し、続いて膜の結晶化と
膜質の改善とを図るための熱処理を行った後、酸化タン
タル膜32の上部にRuなどからなる上部電極33を形
成することにより、情報蓄積用容量素子Cを形成する。
【0060】このように、本実施の形態では、下部電極
29と多結晶シリコン膜28との間にTiシリサイド膜
31を設け、下部電極29を構成するRu膜と多結晶シ
リコン膜28とが直接接しないような構造にする。これ
により、酸化タンタル膜32を熱処理する際、下部電極
29(Ru膜)と多結晶シリコン膜28とのシリサイド
反応が防止されるので、プラグ22の表面の酸化をより
確実に防止することができる。また、下部電極29(R
u膜)のシリサイド化を防止できるので、その上部に堆
積した酸化タンタル膜32の熱処理温度を高くすること
ができる。なお、本実施形態では、多結晶シリコン膜2
8とTiシリサイド膜31の積層構造に代えてTiシリ
サイド膜31の単層、もしくは窒化チタンや窒化タンタ
ルの単層構造にしてもよい。すなわち、多結晶シリコン
膜28を省略することもできる。なお、窒化チタンの単
層構造を用いる場合には、図44で窒化チタンの上端部
が露出した段階で、その露出部分を酸化して、表面を酸
化チタンに変換しておくことが望ましい。
【0061】(実施の形態3)本実施形態の製造方法
は、酸化シリコン膜24に溝27を形成するまでの工程
(前記図1〜図37の工程)が前記実施の形態1と同一
であるため、その説明は省略し、以降の工程についての
み説明する。
【0062】まず、前記図37に示した工程に引き続
き、図46に示すように、溝27が形成された酸化シリ
コン膜24の上部にCVD法で多結晶シリコン膜28を
堆積し、続いてその上部にTiシリサイド膜31を形成
する。多結晶シリコン膜28は、その電気抵抗を下げる
ために、成膜中にPをドープすることによって導電型を
n型とする。Tiシリサイド膜31は、前記実施の形態
2と同様、多結晶シリコン膜28の上部にスパッタリン
グ法でTi膜を堆積し、続いて熱処理を行って多結晶シ
リコン膜28の一部とTi膜とを反応させるか、または
多結晶シリコン膜28の上部にCVD法でTiシリサイ
ド膜を堆積することによって形成する。
【0063】次に、図47に示すように、溝27の内部
にフォトレジストやスピンオングラスなどからなる絶縁
膜34を埋め込む。この絶縁膜34は、溝27の途中ま
で埋め込み、溝27の上端部近傍のTiシリサイド膜3
1が露出するようにする。
【0064】次に、図48に示すように、絶縁膜34で
覆われていない領域、すなわち溝27の上端部近傍と外
部のTiシリサイド膜31および多結晶シリコン膜28
をドライエッチングによって除去する。
【0065】次に、溝27の内部の絶縁膜34をエッチ
ングで除去した後、図49に示すように、酸化シリコン
膜24の上部および溝27の上部にRu膜29aを堆積
し、続いて、図50に示すように、前記実施の形態1と
同様の方法で溝27の外部のRu膜29aを除去する。
これにより、溝27の側壁および底部にRu膜29aか
らな下部電極29が形成される。また、溝27の側壁お
よび底部と下部電極29との間は、多結晶シリコン膜2
8およびTiシリサイド膜31が残る。
【0066】その後、図51に示すように、酸化シリコ
ン膜24および下部電極29のそれぞれの上部にCVD
法で酸化タンタル膜32を堆積し、続いて膜の結晶化と
膜質の改善とを図るための熱処理を行った後、酸化タン
タル膜32の上部にRuなどからなる上部電極33を形
成することにより、情報蓄積用容量素子Cを形成する。
【0067】このように、本実施の形態では、溝27の
内部に形成された多結晶シリコン膜28およびTiシリ
サイド膜31のそれぞれの上端部を溝27の上端部より
も下方に後退させるので、下部電極29の上部に形成し
た酸化タンタル膜32が溝27の上端部で多結晶シリコ
ン膜28およびTiシリサイド膜31と接触することは
ない。前記実施の形態1、2のように、酸化タンタル膜
32が溝27の上端部で多結晶シリコン膜28あるいは
Tiシリサイド膜31と接触する構造になっていると、
酸化タンタル膜32を熱処理する際に多結晶シリコン膜
28あるいはTiシリサイド膜31と接触している部分
で結晶化が不十分となり、この部分でリーク電流が増加
する場合があるが、本実施形態によれば、このような不
具合を確実に防ぐことができる。また、本実施形態にお
いても多結晶シリコン28とチタンシリサイド膜31と
の積層膜に代えて窒化チタンや窒化タンタルの単層膜を
用いることができる。
【0068】上記した本実施形態の構造で多結晶シリコ
ンを用いる場合、溝27の内部に形成された多結晶シリ
コン膜28の上端部が下部電極29(Ru膜29a)と
接触している。前述したように、有機ルテニウム化合物
と酸素を用いたCVD法によって堆積したRu膜29a
は、膜中に有機物や酸素などの不純物が混入しているの
で、シリサイド反応が進行し難い。しかし、スパッタリ
ング法や不純物の混入が少ないCVD法で堆積したRu
膜29aの場合は、多結晶シリコン膜28と接触した部
分で体積膨張を伴うシリサイド反応が生じるため、酸化
タンタル膜32にストレスが加わってリーク電流が増加
する虞れがある。そこで、このリーク電流の増加を防ぐ
方法を説明する。
【0069】まず、図52に示すように、溝27が形成
された酸化シリコン膜24の上部にCVD法で多結晶シ
リコン膜28を堆積し、続いて溝27の内部に絶縁膜3
5を埋め込んだ後、絶縁膜35で覆われていない領域の
多結晶シリコン膜28をドライエッチングによって除去
する。絶縁膜35は、溝27の途中まで埋め込み、溝2
7の上端部近傍の多結晶シリコン膜28が除去されるよ
うにする。
【0070】次に、図53に示すように、多結晶シリコ
ン膜28の上部にスパッタリング法でTi膜36を堆積
した後、熱処理を行い、多結晶シリコン膜28と接触し
た部部のTi膜36をシリサイド化することによってT
iシリサイド膜37を形成する。
【0071】次に、図54に示すように、酸化シリコン
膜24の上部および溝27の上端部に残った未反応のT
i膜36をエッチングで除去した後、前述した方法でR
u膜(29)からなる下部電極29を形成する。図示は
省略するが、その後、前述した方法で下部電極29の上
部に酸化タンタル膜32および上部電極33を形成す
る。
【0072】上記した方法によれば、多結晶シリコン膜
28の表面全体がTiシリサイド膜37で覆われるの
で、下部電極29(Ru膜29a)と多結晶シリコン膜
28の接触に起因する酸化タンタル膜32のリーク電流
増加を確実に防止することができる。
【0073】下部電極29(Ru膜29a)と多結晶シ
リコン膜28の接触を防止する他の方法として、例えば
多結晶シリコン膜28とTiシリサイド膜37の積層構
造に代えてTiシリサイド膜37の単層、もしくは窒化
チタンや窒化タンタルの単層構造にしてもよい。すなわ
ち、多結晶シリコン膜28を省略してもよい。
【0074】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は前記
実施の形態1〜3に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまで
もない。
【0075】例えば、上記した本発明の構成と、多結晶
シリコンからなるプラグ(22)の表面にバリア層を形
成する従来技術とを組み合わせてもよい。また、下部電
極を構成するRu膜の成膜を2回に分けて行ったり、容
量絶縁膜を構成する酸化タンタル膜の成膜を2回に分け
て行ったりしてもよい。CVD法で堆積した酸化タンタ
ル膜は、下地が非晶質の場合は非晶質となり、結晶の場
合は結晶となる性質がある。従って、熱処理によって結
晶化および膜の改質を行った酸化タンタル膜の上に酸化
タンタル膜を堆積すると、結晶性の高い膜が得られるの
で、容量絶縁膜のリーク電流をさらに低減することがで
きる。
【0076】前記実施の形態1〜3では、DRAMの製
造プロセスに適用した場合について説明したが、汎用D
RAMのみならず、ロジック混載DRAMなどにも適用
することができることは勿論である。
【0077】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0078】上記した実施の形態の代表的な構成によれ
ば、情報蓄積用容量素子の下部電極上に形成した誘電体
材料からなる容量絶縁膜を酸素雰囲気中で熱処理する
際、下部電極の下層のシリコンプラグが酸化されること
がないので、下部電極とシリコンプラグの導通不良を確
実に防止することができ、DRAMの信頼性および製造
歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部平面図である。
【図6】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部平面図である。
【図12】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図15】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図16】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図17】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部平面図である。
【図18】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図19】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図20】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図21】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図22】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部平面図である。
【図23】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図24】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図25】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図26】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部平面図である。
【図27】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図28】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図29】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図30】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図31】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図32】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図33】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図34】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図35】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部平面図である。
【図36】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図37】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図38】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図39】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図40】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図41】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図42】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図43】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図44】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図45】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図46】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図47】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図48】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図49】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図50】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図51】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図52】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図53】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図54】本発明の他の実施の形態であるDRAMの製
造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離溝 3 p型ウエル 4 酸化シリコン膜 5 ゲート絶縁膜 6 ゲート電極 7 酸化シリコン膜 8 n型半導体領域(ソース、ドレイン) 9 窒化シリコン膜 10 酸化シリコン膜 11、12 コンタクトホール 13 プラグ 14 酸化シリコン膜 15 スルーホール 16 プラグ 17 酸化シリコン膜 18 窒化シリコン膜 19 スルーホール 20 多結晶シリコン膜 21 サイドウォールスペーサ 22 プラグ 24 酸化シリコン膜 27 溝 28 多結晶シリコン膜 29a Ru膜 29 下部電極 30 絶縁膜 31 Tiシリサイド膜 32 酸化タンタル膜(容量絶縁膜) 33 上部電極 34、35 絶縁膜 36 Ti膜 37 Tiシリサイド膜 BL ビット線 C 情報蓄積容量素子 Qs メモリセル選択用MISFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 浩 東京都中央区八重洲二丁目2−1 エルピ ーダ・メモリ株式会社内 Fターム(参考) 5F083 AD24 AD48 JA06 JA35 JA38 JA39 JA40 LA12 LA16 MA17 MA19 NA01 PR07 PR33 PR40

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主面上に形成され、第1導
    電層が埋め込まれた第1接続孔を有する第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜上に形成され、前記第1接続孔の上部に
    溝を有する第2絶縁膜と、前記溝の内部に形成された容
    量素子とを備えた半導体集積回路装置であって、 前記容量素子は、前記溝の側壁および底部に形成された
    第2導電層からなる下部電極と、前記下部電極の上部に
    形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜の上部に形成
    された第3導電層からなる上部電極とを含んで構成さ
    れ、 前記溝の側壁および底部と、前記下部電極との間には、
    前記第1接続孔内の前記第1導電層に電気的に接続され
    た金属シリサイド層が設けられていることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記溝の側壁および底部と、前記金属シ
    リサイド層との間には、多結晶シリコンからなる第4導
    電層がさらに形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記金属シリサイド層は、前記溝の側壁
    および底部の全面を覆うように形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記金属シリサイド層と、前記容量絶縁
    膜とは、前記溝の上端部で互いに接触していることを特
    徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記下部電極を構成する前記第2導電層
    と、前記金属シリサイド層との間には、1nm以下の膜
    厚を有する酸化物層がさらに形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記第1接続孔内の前記第1導電層は、
    シリコンからなることを特徴とする請求項1記載の半導
    体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 前記下部電極を構成する前記第2導電層
    は、白金族金属からなり、前記金属シリサイド層を構成
    する金属は、前記白金族金属とは異なる金属であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記金属シリサイド層は、チタンシリサ
    イドからなることを特徴とする請求項1記載の半導体集
    積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記下部電極を構成する前記第2導電層
    は、ルテニウムからなることを特徴とする請求項1記載
    の半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 前記容量絶縁膜は、酸化タンタルから
    なることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装
    置。
  11. 【請求項11】 半導体基板の主面上に形成され、第1
    導電層が埋め込まれた第1接続孔を有する第1絶縁膜
    と、前記第1絶縁膜上に形成され、前記第1接続孔の上
    部に溝を有する第2絶縁膜と、前記溝の内部に形成され
    た容量素子とを備えた半導体集積回路装置であって、 前記容量素子は、前記溝の側壁および底部に形成された
    第2導電層からなる下部電極と、前記下部電極の上部に
    形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜の上部に形成
    された第3導電層からなる上部電極とを含んで構成さ
    れ、 前記溝の側壁および底部と、前記下部電極との間には、
    前記第1接続孔内の前記第1導電層に電気的に接続され
    た金属シリサイド層が設けられ、 前記溝の側壁に位置する前記金属シリサイド層の上端部
    は、前記溝の上端部よりも低い位置で終端し、前記金属
    シリサイド層と前記容量絶縁膜とは互いに接触していな
    いことを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 前記溝の側壁および底部と、前記金属
    シリサイド層との間には、多結晶シリコンからなる第4
    導電層がさらに形成されていることを特徴とする請求項
    11記載の半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 前記下部電極を構成する前記第2導電
    層は、白金族金属からなり、前記金属シリサイド層を構
    成する金属は、前記白金族金属とは異なる金属であるこ
    とを特徴とする請求項11記載の半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 前記金属シリサイド層は、チタンシリ
    サイドからなることを特徴とする請求項11記載の半導
    体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 前記第1接続孔内の前記第1導電層
    は、シリコンからなることを特徴とする請求項11記載
    の半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 前記下部電極を構成する前記第2導電
    層は、ルテニウムからなることを特徴とする請求項11
    記載の半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 半導体基板の主面上に形成され、シリ
    コンプラグが埋め込まれた第1接続孔を有する第1絶縁
    膜と、前記第1絶縁膜上に形成され、前記第1接続孔の
    上部に溝を有する第2絶縁膜と、前記溝の内部に形成さ
    れた容量素子とを備えた半導体集積回路装置であって、 前記容量素子は、前記溝の側壁および底部に形成された
    第2導電層からなる下部電極と、前記下部電極の上部に
    形成された容量絶縁膜と、前記容量絶縁膜の上部に形成
    された第3導電層からなる上部電極とを含んで構成さ
    れ、 前記溝の側壁および底部と、前記第2導電層との間に
    は、前記第1接続孔内の前記シリコンプラグに電気的に
    接続された金属シリサイド層が形成され、 前記第2導電層の一部は、前記金属シリサイド層の端部
    を覆い、前記溝の側壁に接触するように形成されている
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  18. 【請求項18】 半導体基板の主面上に形成され、シリ
    コンプラグが埋め込まれた第1接続孔を有する第1絶縁
    膜と、 前記第1絶縁膜上に形成され、前記第1接続孔の上部に
    溝を有する第2絶縁膜と、 前記溝の内部に形成され、前記第1接続孔内の前記シリ
    コンプラグに電気的に接続された金属シリサイド層と、 前記金属シリサイド層の上部に形成された第2導電層か
    らなる下部電極と、 前記下部電極の上部に形成された容量絶縁膜と、 前記容量絶縁膜の上部に形成された第3導電層からなる
    上部電極とを含んで構成され、 前記半導体基板の主面に平行な面内における前記金属シ
    リサイド層の面積は、前記面内における前記シリコンプ
    ラグの面積よりも大きいことを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  19. 【請求項19】 以下の工程を有する半導体集積回路装
    置の製造方法: (a)半導体基板の主面上に形成した第1絶縁膜に第1
    接続孔を形成し、前記第1接続孔の内部に第1導電層を
    埋め込む工程、(b)前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁
    膜を形成し、前記第1接続孔の上部の前記第2絶縁膜に
    溝を形成する工程、(c)前記溝の側壁および底部に、
    前記第1接続孔内の前記第1導電層に電気的に接続され
    た金属シリサイド層を形成する工程、(d)前記金属シ
    リサイド層の上部に、容量素子の下部電極を形成する工
    程、(e)前記下部電極の上部に、前記容量素子の容量
    絶縁膜を形成する工程、(f)前記容量絶縁膜の上部
    に、前記容量素子の上部電極を形成する工程。
  20. 【請求項20】 前記工程(c)に先立って、前記溝の
    側壁および底部に、多結晶シリコン層を形成する工程を
    さらに含むことを特徴とする請求項19記載の半導体集
    積回路装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記金属シリサイド層は、前記溝の側
    壁および底部の全面を覆うように形成することを特徴と
    する請求項19記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記容量素子の下部電極を構成する導
    電層は、有機系ソースガスを用いたCVD法で堆積する
    ことを特徴とする請求項19記載の半導体集積回路装置
    の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記導電層の堆積は、酸化性雰囲気中
    で行うことを特徴とする請求項22記載の半導体集積回
    路装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記導電層を堆積した後、還元性雰囲
    気中で熱処理を行うことを特徴とする請求項23記載の
    半導体集積回路装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記容量素子の容量絶縁膜を形成した
    後、酸化性雰囲気中で熱処理を行うことを特徴とする請
    求項19記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記熱処理を行った後、非酸化性雰囲
    気中でさらに熱処理を行うことを特徴とする請求項25
    記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記容量素子の下部電極を構成する導
    電層は、白金族金属からなり、前記金属シリサイド層を
    構成する金属は、前記白金族金属とは異なる金属である
    ことを特徴とする請求項19記載の半導体集積回路装置
    の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記白金族金属は、ルテニウムである
    ことを特徴とする請求項27記載の半導体集積回路装置
    の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記金属シリサイド層は、チタンシリ
    サイドからなることを特徴とする請求項27記載の半導
    体集積回路装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記第1接続孔内の前記第1導電層
    は、シリコンからなることを特徴とする請求項19記載
    の半導体集積回路装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記容量素子の容量絶縁膜は、酸化タ
    ンタルからなることを特徴とする請求項19記載の半導
    体集積回路装置の製造方法。
  32. 【請求項32】 以下の工程を有する半導体集積回路装
    置の製造方法: (a)半導体基板の主面上に形成した第1絶縁膜に第1
    接続孔を形成し、前記第1接続孔の内部に第1導電層を
    埋め込む工程、(b)前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁
    膜を形成し、前記第1接続孔の上部の前記第2絶縁膜に
    溝を形成する工程、(c)前記溝の側壁および底部に、
    前記第1接続孔内の前記第1導電層に電気的に接続され
    た金属シリサイド層を形成し、前記溝の側壁に位置する
    前記金属シリサイド層の上端部を前記溝の上端部よりも
    下方に後退させる工程、(d)前記工程(c)の後、前
    記溝の側壁および底部に容量素子の下部電極を形成し、
    前記金属シリサイド層の全面を前記下部電極で覆う工
    程、(e)前記下部電極の上部に、前記容量素子の容量
    絶縁膜を形成する工程、(f)前記容量絶縁膜の上部に
    前記容量素子の上部電極を形成する工程。
  33. 【請求項33】 前記工程(c)は、(c−1)前記溝
    の側壁および底部の全面に金属シリサイド層を形成する
    工程、(c−2)前記金属シリサイド層が形成された前
    記溝の内部に、その上面が前記溝の上端部よりも下方に
    位置するように絶縁膜を埋め込む工程、(c−3)前記
    絶縁膜をマスクにしたエッチングで、前記絶縁膜の上部
    に露出した前記金属シリサイド層を除去した後、前記絶
    縁膜を除去する工程、を含むことを特徴とする請求項3
    2記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  34. 【請求項34】 前記工程(c)に先立って、前記溝の
    側壁および底部に、多結晶シリコン層を形成する工程を
    さらに含むことを特徴とする請求項32記載の半導体集
    積回路装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記第1接続孔内の前記第1導電層
    は、シリコンからなることを特徴とする請求項32記載
    の半導体集積回路装置の製造方法。
  36. 【請求項36】 前記金属シリサイド層は、チタンシリ
    サイドからなることを特徴とする請求項32記載の半導
    体集積回路装置の製造方法。
  37. 【請求項37】 前記容量素子の容量絶縁膜は、酸化タ
    ンタルからなることを特徴とする請求項32記載の半導
    体集積回路装置の製造方法。
  38. 【請求項38】 半導体基板の主面上に形成され、第1
    導電層が埋め込まれた第1接続孔を有する第1絶縁膜
    と、前記第1絶縁膜上に形成され、前記第1接続孔の上
    部に溝を有する第2絶縁膜と、前記溝の内部に形成され
    た容量素子とを備えた半導体集積回路装置であって、 前記容量素子は、前記溝の側壁および底部に形成された
    有機物または酸素を含む第2導電層からなる下部電極
    と、前記下部電極の上部に形成された容量絶縁膜と、前
    記容量絶縁膜の上部に形成された第3導電層からなる上
    部電極とを含んで構成され、 前記溝の側壁および底部と、前記下部電極との間には、
    前記第1接続孔内の前記第1導電層に電気的に接続され
    た多結晶シリコン層が設けられていることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  39. 【請求項39】 前記第2導電層は、Ruからなること
    を特徴とする請求項38記載の半導体集積回路装置。
  40. 【請求項40】 以下の工程を有する半導体集積回路装
    置の製造方法: (a)半導体基板の主面上に形成した第1絶縁膜に第1
    接続孔を形成し、前記第1接続孔の内部に第1導電層を
    埋め込む工程、(b)前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁
    膜を形成し、前記第1接続孔の上部の前記第2絶縁膜に
    溝を形成する工程、(c)前記溝の側壁および底部に、
    前記第1接続孔内の前記第1導電層に電気的に接続され
    た多結晶シリコン層を形成する工程、(d)前記工程
    (c)の後、前記多結晶シリコン層上に、第2導電層か
    らなる容量素子の下部電極をCVD法によって形成する
    工程、(e)前記下部電極の上部に、前記容量素子の容
    量絶縁膜を形成する工程、(f)前記容量絶縁膜の上部
    に、前記容量素子の上部電極を形成する工程。
  41. 【請求項41】 前記第2導電層は、Ruからなること
    を特徴とする請求項40記載の半導体集積回路装置の製
    造方法。
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