JP2003071513A - 熱延鋼板の冷却方法 - Google Patents

熱延鋼板の冷却方法

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JP2003071513A
JP2003071513A JP2001264099A JP2001264099A JP2003071513A JP 2003071513 A JP2003071513 A JP 2003071513A JP 2001264099 A JP2001264099 A JP 2001264099A JP 2001264099 A JP2001264099 A JP 2001264099A JP 2003071513 A JP2003071513 A JP 2003071513A
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cooling
steel plate
cooling nozzle
warp
steel sheet
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JP2001264099A
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Yoshiro Tsuchiya
義郎 土屋
Tsuneo Ikeda
恒男 池田
Tatsuya Jinnai
達也 陣内
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、特別な設備を設けることな
く、ホットランテーブル上で熱延鋼板の反りを適切に矯
正し、ホットランテーブル出側での鋼板の詰まりなどを
防止することができる熱延鋼板の冷却方法を提供するこ
とにある。 【解決手段】仕上圧延機の出側に、仕上圧延後の鋼板の
上面および下面を冷却するための上下で対向した1対の
冷却ノズルを備えた冷却ノズルユニットを、ライン方向
に沿って間隔をおいて複数基配置するとともに、該複数
の冷却ノズルユニットからなる冷却ノズルユニット群と
前記仕上圧延機との間に反り検出計を配置し、それに基
づき、前記冷却ノズルユニット群を構成する複数の冷却
ノズルユニットのうちの少なくとも第1番目の冷却ノズ
ルユニットにおいて、上下の冷却ノズルから異なる流量
で鋼板の上下面に冷却水を噴射することにより、鋼板の
反りを矯正することを特徴とする熱延鋼板の冷却方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱延鋼板の冷却方
法に関するものである。
【従来の技術】一般に熱延鋼板は、加熱炉においてスラ
ブを所定温度に加熱し、加熱されたスラブを粗圧延機に
おいて所定厚さに圧延して粗バーとし、次いで粗バーを
複数基の圧延スタンドからなる仕上圧延機において仕上
圧延して所定厚さの熱延鋼板とし、この熱延鋼板をホッ
トランテーブル上で冷却装置により冷却した後、コイラ
ーで巻取ることにより製造される。このような熱延鋼板
の製造において、特に板厚が4mm以上の厚物材をホッ
トランテーブル上で冷却装置により冷却する場合には、
仕上圧延機出側で鋼板の先端が反って出ることが多く、
鋼板の先端が冷却装置に進入した際に、冷却装置を構成
する上部または下部の冷却ノズルに衝突してこれらを破
損させる恐れがある。また、鋼板の先端に反りを生じて
いると、コイラー前面のピンチローラにうまく噛み込ま
ず、ピンチローラ入側で鋼板の詰まりを生じ易い。上記
のような鋼板の反りを矯正する方法として、特開昭60
−6218号には、ホットランテーブル上を走行する熱
延鋼板の両面に冷却水を夫々注水してこれを冷却調質す
る鋼板の冷却方法において、該鋼板に走行方向に関して
上下の方向を異にする交互の曲げを順次与えながら、前
記冷却水により冷却する熱延鋼板の冷却方法が示されて
いる。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭60−6218号の方法において、鋼板に順次曲げ
作用を与えるためには、ホットランテーブルを構成する
搬送ローラ間に鋼板に曲げを与えるための上下動可能な
圧下ロールを設ける必要があり、設備構成が複雑化する
とともに、設備コストもかかる問題がある。また、鋼板
の先端部は仕上圧延機最終段との間にループを生じるた
め、上記方法は鋼板の先端部の反りの制御には適用でき
ない。本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解
決し、特別な設備を設けることなく、ホットランテーブ
ル上で熱延鋼板の反りを適切に矯正し、ホットランテー
ブル出側での鋼板の詰まりなどを防止することができる
熱延鋼板の冷却方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明の熱延鋼板の冷却
方法は以下のような特徴を有する。 (1)仕上圧延機の出側に、仕上圧延後の鋼板の上面お
よび下面を冷却するための上下で対向した1対の冷却ノ
ズルを備えた冷却ノズルユニットを、ライン方向に沿っ
て間隔をおいて複数基配置するとともに、該複数の冷却
ノズルユニットからなる冷却ノズルユニット群と前記仕
上圧延機との間に鋼板の反りを検出するための反り検出
計を配置し、該反り検出計による鋼板の反り検出に基づ
き、前記冷却ノズルユニット群を構成する複数の冷却ノ
ズルユニットのうちの少なくとも第1番目の冷却ノズル
ユニットにおいて、上下の冷却ノズルから異なる流量で
鋼板の上下面に冷却水を噴射することにより、鋼板の反
りを矯正することを特徴とする熱延鋼板の冷却方法。 (2)仕上圧延機の出側に、仕上圧延後の鋼板の上面お
よび下面を冷却するための上下で対向した1対の冷却ノ
ズルを備えた冷却ノズルユニットを、ライン方向に沿っ
て間隔をおいて複数基配置するとともに、該複数の冷却
ノズルユニットからなる冷却ノズルユニット群と前記仕
上圧延機との間に鋼板の反りを検出するための反り検出
計を配置し、該反り検出計による鋼板の反り検出に基づ
き、前記冷却ノズルユニット群を構成する複数の冷却ノ
ズルユニットのうちの少なくとも第1番目の冷却ノズル
ユニットにおいて、上下の冷却ノズルから異なる流量で
鋼板の上下面に冷却水を噴射することにより鋼板の反り
を矯正し、引き続き、前記第1番目以降の任意の冷却ノ
ズルユニットにおいて、鋼板の反り矯正を行った前記冷
却ノズルユニットにおける上下の冷却ノズルからの冷却
水噴射において噴射流量が多かった鋼板面に対する冷却
水噴射流量aと噴射流量が少なかった鋼板面に対する冷
却水噴射流量bとがb>aとなるよう、鋼板の上下面に
冷却水を噴射することを特徴とする熱延鋼板の冷却方
法。 (3)反り検出計により鋼板の上反りが検出され、もし
くは検出された上反り量が許容値を超えた際には、少な
くとも第1番目の冷却ノズルユニットにおける上下の冷
却ノズルの冷却水噴射流量を[上部冷却ノズル]<[下
部冷却ノズル]とし、反り検出計により鋼板の下反りが
検出され、もしくは検出された下反り量が許容値を超え
た際には、少なくとも第1番目の冷却ノズルユニットに
おける上下の冷却ノズルの冷却水噴射流量を[下部冷却
ノズル]<[上部冷却ノズル]とすることを特徴とする
上記(1)または(2)に記載の熱延鋼板の冷却方法。 (4)鋼板パスラインと冷却ノズル出口との間隔を近接
して配置することを特徴とする上記(1)乃至(3)の
いずれかに記載の熱延鋼板の冷却方法。 (5)鋼板パスラインと冷却ノズル出口との間隔を30
〜100mmとすることを特徴とする上記(1)乃至
(4)のいずれかに記載の熱延鋼板の冷却方法。
【発明の実施の形態】図1は、本発明法の実施に供され
る仕上圧延機出側の設備構成の一例を示している。本実
施形態のホットランテーブルは、仕上圧延機10の出側
からコイラー12の入側に設けられたピンチローラ11
までの間に適当な間隔で配置される複数の搬送ローラ6
と、同じく仕上圧延機10の出側からライン方向に沿っ
て間隔をおいて配置された複数基の冷却ノズルユニット
1、A2、…Anと、これら冷却ノズルユニットA1、A
2、…Anからなる冷却ノズルユニット群3と前記仕上圧
延機10との間に設けられた鋼板反り検出用の反り検出
計13と、前記各搬送ローラ6の上部に対向して配置さ
れた水切りローラ5と、前記冷却ノズルユニット群3の
入側に配置された前面ピンチローラ4と、同じく冷却ノ
ズルユニット群3の出側に配置された後面ピンチローラ
7とを備えている。前記各冷却ノズルユニットAは、ホ
ットランテーブル上面により構成される鋼板パスライン
を挟んで上下で対向する1対の冷却ノズル20a、20
bを備え、各冷却ノズル20のノズルヘッダには配管を
通じて冷却水が供給さえるようになっている。本実施形
態では、冷却ノズルユニット群3を構成する冷却ノズル
ユニットAのうちの第1番目と第2番目の冷却ノズルユ
ニットA1、A2については、配管80、81と流量調整
弁140、141を通じて冷却ノズル20a、20bに
対する冷却水の供給量を別々に制御できるようにし、一
方、第3番目以降の冷却ノズルユニットA3…An につ
いては、配管82と流量調整弁142を通じて冷却ノズ
ル20a、20bに対して冷却水が同じ供給量で供給さ
れるようになっている。なお、冷却ノズル20a、20
bとしては、たとえばホットランテーブル幅方向に沿っ
たスリットノズルを有する構造のものを用いる。以下、
上記設備構成を用いた本発明法の一実施形態を説明す
る。この実施形態では、仕上圧延機10と冷却ノズルユ
ニット群3との間に設けられた反り検出計13により仕
上圧延機出側での鋼板1の反りを検出し、この鋼板1の
反りを解消するよう、冷却ノズルユニット群3の第1番
目の冷却ノズルユニットA1の上下の冷却ノズル20
a、20bからそれぞれ鋼板の上下面に異なる流量で冷
却水を噴射する。具体的には、反り検出計13により鋼
板1の上反りが検出され、もしくは検出された上反り量
が許容値を超えた際には、第1番目の冷却ノズルユニッ
トA1における上下の冷却ノズル20a、20bの冷却
水噴射流量を[上部冷却ノズル]<[下部冷却ノズル]
とするものであり、これにより鋼板1の上反りが矯正さ
れる。一方、反り検出計13により鋼板1の下反りが検
出され、もしくは検出された下反り量が許容値を超えた
際には、第1番目の冷却ノズルユニットA1における上
下の冷却ノズル20a、20bの冷却水噴射流量を[下
部冷却ノズル]<[上部冷却ノズル]とするものであ
り、これによる鋼板の下反りが矯正される。なお、冷却
ノズル20a、20bからそれぞれ鋼板の上下面に異な
る流量で冷却水を噴射する際には、噴射流量の少ない方
の冷却ノズルからは冷却水を全く噴射しない場合が含ま
れる。また、上記のような第1番目の冷却ノズルユニッ
トA1において鋼板1の上下面に異なる流量で冷却水を
噴射したことによる鋼板上下面の熱履歴の差を解消する
ため、前記第1番目の冷却ノズルユニットA1における
上下の冷却ノズル20a、20bからの冷却水噴射にお
いて噴射流量が多かった鋼板面に対する冷却水噴射流量
aと噴射流量が少なかった鋼板面に対する冷却水噴射流
量bとがb>aとなるよう、第2番目の冷却ノズルユニ
ットA2の冷却ノズル20a、20bから鋼板上下面へ
の冷却水の噴射を行う。この際、冷却ノズルユニットA
2の冷却ノズル20a、20bからの冷却水の噴射量
は、前記第1番目の冷却ノズルユニットA1における鋼
板上下面への冷却水噴射流量の差を解消するようなもの
であることが特に好ましい。これにより鋼板上下面に対
する冷却水噴射流量を、冷却ノズルユニット群全体を通
じてほぼ等しくすることができるため、鋼板上下面の温
度履歴を等しくし、材質の均一化を図ることができる。
以上述べた実施形態では、第1番目の冷却ノズルユニッ
トA1において鋼板1の反りを矯正した後、第2番目の
冷却ノズルユニットA2において上記鋼板の反り矯正時
に生じた鋼板上下面の熱履歴の差を解消するようにした
ものであるが、例えば、第1番目の冷却ノズルユニット
1において鋼板1の反りを矯正した後、第2番目およ
び第3番目の冷却ノズルユニットA2、A3において鋼板
の反り矯正時に生じた鋼板上下面の熱履歴の差を解消す
るようにしてもよい。熱延鋼板の反りを限られた冷却区
間の中で効果的に矯正するには、冷却能力の高い強冷却
装置を適用することが好ましい。本発明では、各冷却ノ
ズルユニットAを構成する冷却ノズル20a、20bを
鋼板上下面に近接して配置することにより、例えば熱延
鋼板を冷却速度200℃/秒以上という高い冷却速度で
強冷却することができ、反りの矯正に好適となる。ま
た、このような強冷却を可能とするため、鋼板パスライ
ンと冷却ノズル出口との間隔は30〜100mmとする
ことが好ましい。これは100mmを超えると冷却水量
の勢いが弱まり強冷却が不可能になり、逆に30mm未
満では、ノズル出口が鋼板に近づき過ぎて冷却水の行き
場がなくなり良好な水流が得られなくなるからである。
【実施例】図1に示す設備を用いて本発明法および比較
法により熱延鋼板の冷却を行った。本発明例の結果を図
2に示す。また、比較例では冷却ノズルユニット群3を
構成する全ての冷却ノズルユニットAにおいて上下の冷
却ノズル20a、20bから同じ流量で冷却水の噴射を
行った。その結果を図3に示す。図2、図3ともに板厚
4〜10mmの熱延鋼板を5万トン/月の生産量で製造
した際の結果を示している。これらの結果によれば、比
較例では製造された鋼板のうちほぼフラットな鋼板の割
合が57%、反りの大きい鋼板の割合が7%であるのに
対して、本発明例ではほぼフラットな鋼板の割合が78
%、反りの大きい鋼板はゼロであり、本発明法により鋼
板の反りが適切に矯正されていることが判る。また、比
較例では鋼板の反りによる冷却ノズルの破損が5回/
月、コイラー前ピンチローラの詰まりが2回/月発生し
ていたものが、本発明例では、それぞれ0回/月とな
り、それらのトラブルの発生を完全に抑えることができ
た。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特別な設備を設けることなく、ホットランテーブル上で
熱延鋼帯の反りを適切に矯正し、ホットランテーブル出
側での鋼板の詰まりなどを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法の実施に供される仕上圧延機出側の設
備構成の一例を示す説明図
【図2】本発明例の鋼板の冷却装置出側の反り発生状況
を示すグラフ
【図3】比較例の鋼板の冷却装置出側の反り発生状況を
示すグラフ
【符号の説明】
A 冷却ノズルユニット A1 第1番目の冷却ノズルユニット A2 第2番目の冷却ノズルユニット An 第n番目の冷却ノズルユニット 1 熱延鋼板 20 冷却ノズル 20a、20b 冷却ノズル 3 冷却ノズルユニット群 4 前面ピンチローラ 5 水切りローラ 6 搬送ローラ 7 後面ピンチローラ 10 仕上圧延機 11 ピンチローラ 12 コイラー 13 反り検出計 80、81、82 配管 140、141、142 流量調整弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月3日(2001.9.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 熱延鋼板の冷却方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱延鋼板の冷却方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に熱延鋼板は、加熱炉においてスラ
ブを所定温度に加熱し、加熱されたスラブを粗圧延機に
おいて所定厚さに圧延して粗バーとし、次いで粗バーを
複数基の圧延スタンドからなる仕上圧延機において仕上
圧延して所定厚さの熱延鋼板とし、この熱延鋼板をホッ
トランテーブル上で冷却装置により冷却した後、コイラ
ーで巻取ることにより製造される。
【0003】このような熱延鋼板の製造において、特に
板厚が4mm以上の厚物材をホットランテーブル上で冷
却装置により冷却する場合には、仕上圧延機出側で鋼板
の先端が反って出ることが多く、鋼板の先端が冷却装置
に進入した際に、冷却装置を構成する上部または下部の
冷却ノズルに衝突してこれらを破損させる恐れがある。
また、鋼板の先端に反りを生じていると、コイラー前面
のピンチローラにうまく噛み込まず、ピンチローラ入側
で鋼板の詰まりを生じ易い。
【0004】上記のような鋼板の反りを矯正する方法と
して、特開昭60−6218号には、ホットランテーブ
ル上を走行する熱延鋼板の両面に冷却水を夫々注水して
これを冷却調質する鋼板の冷却方法において、該鋼板に
走行方向に関して上下の方向を異にする交互の曲げを順
次与えながら、前記冷却水により冷却する熱延鋼板の冷
却方法が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭60−6218号の方法において、鋼板に順次曲げ
作用を与えるためには、ホットランテーブルを構成する
搬送ローラ間に鋼板に曲げを与えるための上下動可能な
圧下ロールを設ける必要があり、設備構成が複雑化する
とともに、設備コストもかかる問題がある。
【0006】また、鋼板の先端部は仕上圧延機最終段と
の間にループを生じるため、上記方法は鋼板の先端部の
反りの制御には適用できない。
【0007】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、特別な設備を設けることなく、ホットラン
テーブル上で熱延鋼板の反りを適切に矯正し、ホットラ
ンテーブル出側での鋼板の詰まりなどを防止することが
できる熱延鋼板の冷却方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の熱延鋼板の冷却
方法は以下のような特徴を有する。
【0009】(1)仕上圧延機の出側に、仕上圧延後の
鋼板の上面および下面を冷却するための上下で対向した
1対の冷却ノズルを備えた冷却ノズルユニットを、ライ
ン方向に沿って間隔をおいて複数基配置するとともに、
該複数の冷却ノズルユニットからなる冷却ノズルユニッ
ト群と前記仕上圧延機との間に鋼板の反りを検出するた
めの反り検出計を配置し、該反り検出計による鋼板の反
り検出に基づき、前記冷却ノズルユニット群を構成する
複数の冷却ノズルユニットのうちの少なくとも第1番目
の冷却ノズルユニットにおいて、上下の冷却ノズルから
異なる流量で鋼板の上下面に冷却水を噴射することによ
り、鋼板の反りを矯正することを特徴とする熱延鋼板の
冷却方法。
【0010】(2)仕上圧延機の出側に、仕上圧延後の
鋼板の上面および下面を冷却するための上下で対向した
1対の冷却ノズルを備えた冷却ノズルユニットを、ライ
ン方向に沿って間隔をおいて複数基配置するとともに、
該複数の冷却ノズルユニットからなる冷却ノズルユニッ
ト群と前記仕上圧延機との間に鋼板の反りを検出するた
めの反り検出計を配置し、該反り検出計による鋼板の反
り検出に基づき、前記冷却ノズルユニット群を構成する
複数の冷却ノズルユニットのうちの少なくとも第1番目
の冷却ノズルユニットにおいて、上下の冷却ノズルから
異なる流量で鋼板の上下面に冷却水を噴射することによ
り鋼板の反りを矯正し、引き続き、前記第1番目以降の
任意の冷却ノズルユニットにおいて、鋼板の反り矯正を
行った前記冷却ノズルユニットにおける上下の冷却ノズ
ルからの冷却水噴射において噴射流量が多かった鋼板面
に対する冷却水噴射流量aと噴射流量が少なかった鋼板
面に対する冷却水噴射流量bとがb>aとなるよう、鋼
板の上下面に冷却水を噴射することを特徴とする熱延鋼
板の冷却方法。
【0011】(3)反り検出計により鋼板の上反りが検
出され、もしくは検出された上反り量が許容値を超えた
際には、少なくとも第1番目の冷却ノズルユニットにお
ける上下の冷却ノズルの冷却水噴射流量を[上部冷却ノ
ズル]<[下部冷却ノズル]とし、反り検出計により鋼
板の下反りが検出され、もしくは検出された下反り量が
許容値を超えた際には、少なくとも第1番目の冷却ノズ
ルユニットにおける上下の冷却ノズルの冷却水噴射流量
を[下部冷却ノズル]<[上部冷却ノズル]とすること
を特徴とする上記(1)または(2)に記載の熱延鋼板
の冷却方法。
【0012】(4)鋼板パスラインと冷却ノズル出口と
の間隔を近接して配置することを特徴とする上記(1)
乃至(3)のいずれかに記載の熱延鋼板の冷却方法。
【0013】(5)鋼板パスラインと冷却ノズル出口と
の間隔を30〜100mmとすることを特徴とする上記
(1)乃至(4)のいずれかに記載の熱延鋼板の冷却方
法。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明法の実施に供され
る仕上圧延機出側の設備構成の一例を示している。
【0015】本実施形態のホットランテーブルは、仕上
圧延機10の出側からコイラー12の入側に設けられた
ピンチローラ11までの間に適当な間隔で配置される複
数の搬送ローラ6と、同じく仕上圧延機10の出側から
ライン方向に沿って間隔をおいて配置された複数基の冷
却ノズルユニットA1、A2、…Anと、これら冷却ノズ
ルユニットA1、A2、…Anからなる冷却ノズルユニッ
ト群3と前記仕上圧延機10との間に設けられた鋼板反
り検出用の反り検出計13と、前記各搬送ローラ6の上
部に対向して配置された水切りローラ5と、前記冷却ノ
ズルユニット群3の入側に配置された前面ピンチローラ
4と、同じく冷却ノズルユニット群3の出側に配置され
た後面ピンチローラ7とを備えている。
【0016】前記各冷却ノズルユニットAは、ホットラ
ンテーブル上面により構成される鋼板パスラインを挟ん
で上下で対向する1対の冷却ノズル20a、20bを備
え、各冷却ノズル20のノズルヘッダには配管を通じて
冷却水が供給さえるようになっている。本実施形態で
は、冷却ノズルユニット群3を構成する冷却ノズルユニ
ットAのうちの第1番目と第2番目の冷却ノズルユニッ
トA1、A2については、配管80、81と流量調整弁1
40、141を通じて冷却ノズル20a、20bに対す
る冷却水の供給量を別々に制御できるようにし、一方、
第3番目以降の冷却ノズルユニットA3…An について
は、配管82と流量調整弁142を通じて冷却ノズル2
0a、20bに対して冷却水が同じ供給量で供給される
ようになっている。
【0017】なお、冷却ノズル20a、20bとして
は、たとえばホットランテーブル幅方向に沿ったスリッ
トノズルを有する構造のものを用いる。
【0018】以下、上記設備構成を用いた本発明法の一
実施形態を説明する。
【0019】この実施形態では、仕上圧延機10と冷却
ノズルユニット群3との間に設けられた反り検出計13
により仕上圧延機出側での鋼板1の反りを検出し、この
鋼板1の反りを解消するよう、冷却ノズルユニット群3
の第1番目の冷却ノズルユニットA1の上下の冷却ノズ
ル20a、20bからそれぞれ鋼板の上下面に異なる流
量で冷却水を噴射する。具体的には、反り検出計13に
より鋼板1の上反りが検出され、もしくは検出された上
反り量が許容値を超えた際には、第1番目の冷却ノズル
ユニットA1における上下の冷却ノズル20a、20b
の冷却水噴射流量を[上部冷却ノズル]<[下部冷却ノ
ズル]とするものであり、これにより鋼板1の上反りが
矯正される。一方、反り検出計13により鋼板1の下反
りが検出され、もしくは検出された下反り量が許容値を
超えた際には、第1番目の冷却ノズルユニットA1にお
ける上下の冷却ノズル20a、20bの冷却水噴射流量
を[下部冷却ノズル]<[上部冷却ノズル]とするもの
であり、これによる鋼板の下反りが矯正される。なお、
冷却ノズル20a、20bからそれぞれ鋼板の上下面に
異なる流量で冷却水を噴射する際には、噴射流量の少な
い方の冷却ノズルからは冷却水を全く噴射しない場合が
含まれる。
【0020】また、上記のような第1番目の冷却ノズル
ユニットA1において鋼板1の上下面に異なる流量で冷
却水を噴射したことによる鋼板上下面の熱履歴の差を解
消するため、前記第1番目の冷却ノズルユニットA1に
おける上下の冷却ノズル20a、20bからの冷却水噴
射において噴射流量が多かった鋼板面に対する冷却水噴
射流量aと噴射流量が少なかった鋼板面に対する冷却水
噴射流量bとがb>aとなるよう、第2番目の冷却ノズ
ルユニットA2の冷却ノズル20a、20bから鋼板上
下面への冷却水の噴射を行う。この際、冷却ノズルユニ
ットA2の冷却ノズル20a、20bからの冷却水の噴
射量は、前記第1番目の冷却ノズルユニットA1におけ
る鋼板上下面への冷却水噴射流量の差を解消するような
ものであることが特に好ましい。これにより鋼板上下面
に対する冷却水噴射流量を、冷却ノズルユニット群全体
を通じてほぼ等しくすることができるため、鋼板上下面
の温度履歴を等しくし、材質の均一化を図ることができ
る。
【0021】以上述べた実施形態では、第1番目の冷却
ノズルユニットA1において鋼板1の反りを矯正した
後、第2番目の冷却ノズルユニットA2において上記鋼
板の反り矯正時に生じた鋼板上下面の熱履歴の差を解消
するようにしたものであるが、例えば、第1番目の冷却
ノズルユニットA1において鋼板1の反りを矯正した
後、第2番目および第3番目の冷却ノズルユニットA
2、A3において鋼板の反り矯正時に生じた鋼板上下面の
熱履歴の差を解消するようにしてもよい。
【0022】熱延鋼板の反りを限られた冷却区間の中で
効果的に矯正するには、冷却能力の高い強冷却装置を適
用することが好ましい。本発明では、各冷却ノズルユニ
ットAを構成する冷却ノズル20a、20bを鋼板上下
面に近接して配置することにより、例えば熱延鋼板を冷
却速度200℃/秒以上という高い冷却速度で強冷却す
ることができ、反りの矯正に好適となる。また、このよ
うな強冷却を可能とするため、鋼板パスラインと冷却ノ
ズル出口との間隔は30〜100mmとすることが好ま
しい。これは100mmを超えると冷却水量の勢いが弱
まり強冷却が不可能になり、逆に30mm未満では、ノ
ズル出口が鋼板に近づき過ぎて冷却水の行き場がなくな
り良好な水流が得られなくなるからである。
【0023】
【実施例】図1に示す設備を用いて本発明法および比較
法により熱延鋼板の冷却を行った。本発明例の結果を図
2に示す。また、比較例では冷却ノズルユニット群3を
構成する全ての冷却ノズルユニットAにおいて上下の冷
却ノズル20a、20bから同じ流量で冷却水の噴射を
行った。その結果を図3に示す。図2、図3ともに板厚
4〜10mmの熱延鋼板を5万トン/月の生産量で製造
した際の結果を示している。これらの結果によれば、比
較例では製造された鋼板のうちほぼフラットな鋼板の割
合が57%、反りの大きい鋼板の割合が7%であるのに
対して、本発明例ではほぼフラットな鋼板の割合が78
%、反りの大きい鋼板はゼロであり、本発明法により鋼
板の反りが適切に矯正されていることが判る。
【0024】また、比較例では鋼板の反りによる冷却ノ
ズルの破損が5回/月、コイラー前ピンチローラの詰ま
りが2回/月発生していたものが、本発明例では、それ
ぞれ0回/月となり、それらのトラブルの発生を完全に
抑えることができた。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特別な設備を設けることなく、ホットランテーブル上で
熱延鋼帯の反りを適切に矯正し、ホットランテーブル出
側での鋼板の詰まりなどを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法の実施に供される仕上圧延機出側の設
備構成の一例を示す説明図
【図2】本発明例の鋼板の冷却装置出側の反り発生状況
を示すグラフ
【図3】比較例の鋼板の冷却装置出側の反り発生状況を
示すグラフ
【符号の説明】 A 冷却ノズルユニット A1 第1番目の冷却ノズルユニット A2 第2番目の冷却ノズルユニット An 第n番目の冷却ノズルユニット 1 熱延鋼板 20 冷却ノズル 20a、20b 冷却ノズル 3 冷却ノズルユニット群 4 前面ピンチローラ 5 水切りローラ 6 搬送ローラ 7 後面ピンチローラ 10 仕上圧延機 11 ピンチローラ 12 コイラー 13 反り検出計 80、81、82 配管 140、141、142 流量調整弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陣内 達也 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上圧延機の出側に、仕上圧延後の鋼板
    の上面および下面を冷却するための上下で対向した1対
    の冷却ノズルを備えた冷却ノズルユニットを、ライン方
    向に沿って間隔をおいて複数基配置するとともに、該複
    数の冷却ノズルユニットからなる冷却ノズルユニット群
    と前記仕上圧延機との間に鋼板の反りを検出するための
    反り検出計を配置し、該反り検出計による鋼板の反り検
    出に基づき、前記冷却ノズルユニット群を構成する複数
    の冷却ノズルユニットのうちの少なくとも第1番目の冷
    却ノズルユニットにおいて、上下の冷却ノズルから異な
    る流量で鋼板の上下面に冷却水を噴射することにより、
    鋼板の反りを矯正することを特徴とする熱延鋼板の冷却
    方法。
  2. 【請求項2】 仕上圧延機の出側に、仕上圧延後の鋼板
    の上面および下面を冷却するための上下で対向した1対
    の冷却ノズルを備えた冷却ノズルユニットを、ライン方
    向に沿って間隔をおいて複数基配置するとともに、該複
    数の冷却ノズルユニットからなる冷却ノズルユニット群
    と前記仕上圧延機との間に鋼板の反りを検出するための
    反り検出計を配置し、該反り検出計による鋼板の反り検
    出に基づき、前記冷却ノズルユニット群を構成する複数
    の冷却ノズルユニットのうちの少なくとも第1番目の冷
    却ノズルユニットにおいて、上下の冷却ノズルから異な
    る流量で鋼板の上下面に冷却水を噴射することにより鋼
    板の反りを矯正し、引き続き、前記第1番目以降の任意
    の冷却ノズルユニットにおいて、鋼板の反り矯正を行っ
    た前記冷却ノズルユニットにおける上下の冷却ノズルか
    らの冷却水噴射において噴射流量が多かった鋼板面に対
    する冷却水噴射流量aと噴射流量が少なかった鋼板面に
    対する冷却水噴射流量bとがb>aとなるよう、鋼板の
    上下面に冷却水を噴射することを特徴とする熱延鋼板の
    冷却方法。
  3. 【請求項3】 反り検出計により鋼板の上反りが検出さ
    れ、もしくは検出された上反り量が許容値を超えた際に
    は、少なくとも第1番目の冷却ノズルユニットにおける
    上下の冷却ノズルの冷却水噴射流量を[上部冷却ノズ
    ル]<[下部冷却ノズル]とし、反り検出計により鋼板
    の下反りが検出され、もしくは検出された下反り量が許
    容値を超えた際には、少なくとも第1番目の冷却ノズル
    ユニットにおける上下の冷却ノズルの冷却水噴射流量を
    [下部冷却ノズル]<[上部冷却ノズル]とすることを
    特徴とする請求項1または2に記載の熱延鋼板の冷却方
    法。
  4. 【請求項4】 鋼板パスラインと冷却ノズル出口との間
    隔を近接して配置することを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の熱延鋼板の冷却方法。
  5. 【請求項5】 鋼板パスラインと冷却ノズル出口との間
    隔を30〜100mmとすることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の熱延鋼板の冷却方法。
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KR101504921B1 (ko) * 2013-09-26 2015-03-23 현대제철 주식회사 스트립 벤딩 방지 장치 및 그 방법

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