JP3345774B2 - 高温鋼板の冷却方法および装置 - Google Patents

高温鋼板の冷却方法および装置

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JP3345774B2 JP09881598A JP9881598A JP3345774B2 JP 3345774 B2 JP3345774 B2 JP 3345774B2 JP 09881598 A JP09881598 A JP 09881598A JP 9881598 A JP9881598 A JP 9881598A JP 3345774 B2 JP3345774 B2 JP 3345774B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱間圧延された
高温鋼板の冷却方法および装置に関するものであり、特
に、冷却装置出側の鋼板上における冷却水の滞留を無く
し、鋼板を均一に冷却する方法および装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延された高温の鋼板には、圧延直
後に行われる水冷中に冷却むらが生じやすく、生成した
冷却むらのために、冷却後の鋼板に、変形、残留応力、
材質のバラツキなどの発生や、鋼板の変形による操業上
のトラブルが生じやすい。更に、鋼板が変形した場合に
は、圧延後の精整工程においてプレスや矯正機等による
成形作業が必要になるために、コスト高になることが避
けられない。そこで、従来から、高温の鋼板を均一にむ
らなく冷却するための方法や装置が種々提案されてい
る。
【0003】熱間圧延後の高温の鋼板をオンラインで移
送しながら冷却する手段としては、一般に、テーブルロ
ーラ上を水平に移送される鋼板の上下面に向けて冷却水
を注水し冷却することが一般的である。特に、近年、圧
延と冷却とを組み合わせた制御圧延やオンラインで鋼板
を冷却する制御冷却においては、製品の高品質化にとも
なって、高精度の温度制御特に冷却停止温度の制御が重
要である。厚鋼板の場合には、製品サイズが大きく、幅
が5mにもおよび且つ板厚も厚いので、冷却に多量の冷
却水を使用するため、冷却装置の出側において冷却水を
せき止め、いかに水切りを行うか、そして、せき止めら
れ鋼板上に滞留した残水を、いかに速やかに鋼板上から
流出させるかが重要である。
【0004】一方、鋼板を強制冷却する場合に、鋼板の
上面に対する冷却と下面に対する冷却とが、必ずしも同
じにはならないことから、鋼板の板幅方向に、「C
」と称する変形が生じやすい。この「C反り」は、鋼
板の板幅、板厚、上下面の温度差および温度履歴の差等
によって、反り量や反りの方向が決まる。
【0005】即ち、鋼板上面の冷却が下面の冷却よりも
強い場合には、図3に示すように、鋼板1に下方に凸状
のC反りが発生しやすく、逆に、鋼板下面の冷却が上面
の冷却よりも強い場合には、図4に示すように、鋼板1
に上方に凸状のC反りが発生しやすくなる。特に、図3
に示すような、鋼板1に下方に凸状のC反りが発生した
場合には、鋼板1の板幅方向中央部に冷却水が滞留しや
すくなるため、板幅方向の不均一冷却が発生することが
避けられなかった。
【0006】鋼板を、オンラインで移動させながら冷却
するに際しては、冷却水をせき止める水切りロールを兼
ねた複数対のロール間に鋼板を挟んで通板し、そのロー
ル間に冷却水を注水して鋼板の冷却を行う、オンライン
冷却が一般的である。このようなオンライン冷却の場合
には、前述したC反りが発生すると、拘束している水切
りロールと鋼板との間に隙間が生じ、この隙間から冷却
水が漏洩する結果、鋼板の非冷却部分を過冷却してしま
うことになる。
【0007】特に、図3に示すような、鋼板1に、下方
に凸状のC反りが発生した場合には、鋼板板幅方向中央
部の水切りロールと鋼板との間に生じた隙間から冷却水
が漏洩する結果、冷却水が板幅方向中央部に滞留して過
冷却を引き起こすため、板幅方向の不均一冷却が避けら
れず、更に、滞留した冷却水による、鋼板の板幅方向中
央部付近の過冷却によって、C反りが助長されていた。
【0008】そのため、従来から鋼板の水切り装置に関
し種々の技術が研究されており、例えば、次のような技
術が提案されている。
【0009】(1)実開昭53−39508号:鋼板の
上面に向けてエアノズルを上下自在に配置し、エアノズ
ルから噴射されるエアによって水切りを行う(以下、先
行技術1という)。
【0010】(2)特開平7−9023号:テーブルロ
ーラ上を移送される鋼板の一側方に設けられた噴射ノズ
ルから、鋼板の幅方向に高圧のスプレー水を噴射し、鋼
板上に滞留している冷却水の残水を鋼板の他側端から排
除する(以下、先行技術2という)。
【0011】(3)実開昭58−125611号、実開
昭59−161062号:鋼板を間に挟んで上下に設け
られたゴムライニングロールによって、鋼板を押圧し水
切りする(以下、先行技術3という)。
【0012】(4)特開昭60−206516号、実開
平7−33406号:水切りロールを配置し、その下流
側に鋼板の板幅方向に設けられた噴射ノズルから、鋼板
の板幅方向中央部より両端部に向け且つ水切りロールに
向けて水を噴射し水切りする(以下、先行技術4とい
う)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術1のように、鋼板の上面に向けて配置されたエアノズ
ルから噴射されるエアによって水切りを行う方法、およ
び、先行技術2のように、テーブルローラ上を移送され
る鋼板の一側方に設けられた噴射ノズルから、鋼板の幅
方向に高圧のスプレー水を噴射し、鋼板上に滞留してい
る冷却水の残水を鋼板の他側端から排除する方法は、何
れも、厚鋼板のように幅の広い鋼板の場合、大量の冷却
水を流すために、非接触の状態で冷却水をせき止め且つ
鋼板端部に押しやり排除することは難しかった。
【0014】また、先行技術3のように、ゴムライニン
グロールによって鋼板を押圧し水切りする方法の場合
や、先行技術4のように、水切りロールを配置し、更
に、噴射ノズルから鋼板の板幅方向中央部より両端部に
向け且つ水切りロールに向けて水を噴射し水切りする方
法の場合は、漏出する冷却水の排除にある程度効果はあ
るものの、冷却中の鋼板に少なからず発生するC反りに
よって、鋼板と水切りロールとの間に隙間が生じ、この
隙間から流出する冷却水を排除することは難しかった。
【0015】また、水切りロールの両端に加わる拘束力
を増やすと、ロールが撓んで鋼板とロールとの間に隙間
が生じる。特に、大きいC反りを抑えるために、大きい
拘束力を加えると、その分、ロールの撓み量が増えて、
ロール中央に大きな隙間が生じ、冷却水の漏洩が生ずる
問題があった。
【0016】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、熱間圧延された高温鋼板を、ノズルからの冷
却水の噴射によって冷却するに際し、鋼板に不可避的に
発生するC反りによって、拘束している水切りロールと
鋼板との間に生じる隙間を最小限に抑え、確実に水切り
を行うことができ、これによって、材質のばらつきのな
い均質な鋼板を安定して製造することができる高温鋼板
の冷却方法および装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の方法は、熱間圧延された高温の鋼板を、上拘束ロー
ルと下ロールとからなる複数組の水切りロールによって
拘束し一定速度で移動させる間に、その上下面に向け冷
却水を均一に噴射して、これを冷却するに際し、前記上
拘束ロールを昇降可能となし、鋼板の厚さ、水切りロー
ル間の距離および鋼板のC反り量に応じて、前記上拘束
ロールにより鋼板に加える拘束力を制御することに特徴
を有するものである。
【0018】請求項2に記載の装置は、熱間圧延された
高温の鋼板を挟んでその上下に、前記鋼板の移送方向に
所定間隔をあけて設けられた、上拘束ロールと下ロール
とからなる複数組の水切りロールと、前記複数組の水切
りロール間に設けられた、前記鋼板の上面に向け冷却水
を噴射して冷却するための上部ノズルおよび前記鋼板の
下面に向け冷却水を噴射して冷却するための下部ノズル
とからなる、高温鋼板の冷却装置において、前記上拘束
ロールは、鋼板の厚さ、水切りロール間の距離および鋼
板のC反り量に応じて、前記鋼板に加える拘束力を制御
するように昇降可能になっていることに特徴を有するも
のである。
【0019】請求項3に記載の装置は、熱間圧延された
高温の鋼板を挟んでその上下に、前記鋼板の移送方向に
所定間隔をあけて設けられた、上拘束ロールと下ロール
とからなる複数組の水切りロールと、前記複数組の水切
りロール間に設けられた、前記鋼板の上面に向け冷却水
を噴射して冷却するための上部ノズルおよび前記鋼板の
下面に向け冷却水を噴射して冷却するための下部ノズル
とからなる、高温鋼板の冷却装置において、前記上拘束
ロールは、鋼板の厚さ、水切りロール間の距離および鋼
板のC反り量に応じて、前記鋼板に加える拘束力を制御
するように昇降可能になっており、そして、前記上拘束
ロールの幅方向中央部に、前記上拘束ロールをサポート
し、前記上拘束ロールが撓んだ場合に、その中央部から
拘束力を伝えるためのバックアップロールが設けられて
いることに特徴を有するものである。
【0020】請求項4に記載の装置は、前記上拘束ロー
ルの下流側に、前記鋼板の板幅方向に流体を噴射して、
前記水切りロールから漏洩した、鋼板の表面上にある冷
却水を除去するためのスプレーノズルが設けられている
ことに特徴を有するものである。
【0021】この発明によれば、鋼板の表面を冷却した
冷却水はせき止められ、確実に冷却水の水切りが可能に
なる。特に不可避的に生じたC反りに対しても、ロール
と鋼板との間に隙間が生じることはなく、水切りロール
と鋼板との間から冷却水が漏洩することはなくなる。そ
の結果、従来発生していた漏洩水により鋼板が過冷却に
なることはなく、均一な冷却が可能になる。従って、鋼
板に冷却歪みは発生せず、プレスや矯正機による精整工
程を要することなく、品質の優れた鋼板を製造すること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、この発明を図面を参照しな
がら説明する。
【0023】図1は、この発明の冷却装置の第1実施態
様を示す概略斜視図である。
【0024】図1に示すように、熱間圧延された高温の
鋼板1を挟んでその上下に、鋼板1の移動方向に所定間
隔をあけて、上拘束ロール2および下ロール3からなる
1対の複数組の水切りロールAが設けられている。
【0025】複数組の水切りロール相互間の、鋼板1の
上面側には、鋼板の板幅方向に、先端部が上流側ロール
から下流側ロールに向けて屈曲したスリットノズル4が
設けられ、そして、鋼板1の下面側には、水中に没した
円管ノズル5が板幅方向に一定ピッチで複数列設けられ
ている。鋼板1の上面は、スリットノズル4から噴射さ
れた冷却水によって冷却され、鋼板1の下面は、円管ノ
ズル5から噴射された冷却水の随伴流で生じた液流によ
って冷却される。
【0026】上拘束ロール2の下流側には、鋼板1と上
拘束ロール2との間の隙間から漏洩する冷却水を鋼板端
部から除去するために、鋼板移動方向に45度の角度
で、鋼板の移動方向に対向し、且つ、鋼板の一端部から
他端部に向けた水切りスプレーノズル6,6が設けられ
ている。
【0027】1対の水切りロールAの下ロール3は、固
定式で鋼板の搬送ロールを兼ねている。上拘束ロール2
は、その幅方向両端部の上面に設けられた油圧シリンダ
ー7,7によって上下に昇降可能であり、上拘束ロール
2と下ロール3との間の隙間を、0.5mmピッチで制
御し得るようになっている。更に、上拘束ロール2は、
セットされたギャップ以上の厚みの鋼板が通過する際
に、上拘束ロール2の両端から油圧シリンダー7,7を
介して、拘束力がかかる構造になっている。上拘束ロー
ル2の拘束力は、油圧シリンダー7,7による油圧を変
更することによって、片側最小500kgから最大25
tまで可変になっている。
【0028】C反りを押さえ込むために必要な、上拘束
ロール2による拘束力Pは、鋼板の板厚を8〜80mm
とし、水切りロール間距離を 600〜2000mmに
押さえ込むC反り量を2〜50mmとした場合、FEM
の計算機シミュレーションによる重回帰分析によって、
下記(1)式により算出することができる。
【0029】 P=3.43×10-430.65h ・・・・・・・・(1) 但し、P:上拘束ロールの拘束力(t) L:上流側水切りロールと下流側水切りロールとの間の距離(mm) t:鋼板の板厚(mm) h:C反り量(mm)
【0030】従って、上流側水切りロールと下流側水切
りロールとの間の距離(L)、鋼板の板厚(t)および
C反り量(h)によって求められた上拘束ロールの拘束
力(P)に基づいて、上拘束ロール2に加える拘束力を
制御することにより、鋼板をむらなく均一に冷却するこ
とができる。
【0031】図2は、この発明の装置の第2実施態様を
示す概略斜視図である。図2に示すように、第2実施態
様の装置においては、上拘束ロール2の板幅方向中央部
の上部にバックアップロール8が設けられている。バッ
クアップロール8は、上拘束ロール2をサポートしてお
り、上拘束ロール2が一定値以上撓んだ場合に、中央部
から拘束力を伝える作用を有している。
【0032】即ち、上拘束ロール2の両端から拘束力を
加えた際に生じた、鋼板1と上拘束ロール2との間の隙
間が、例えば2〜4mmに達すると、バックアップロー
ル8によって拘束力が伝達され、これによって、ロール
の撓み量を小さくなし、鋼板1と上拘束ロール2との隙
間を最小にすることが可能になる。
【0033】鋼板の板厚が大きい場合、C反り量が大き
い場合、および、拘束ロール間のピッチが広い場合、上
拘束ロール2を鋼板1に押し付ける際にロール中央部が
撓む結果、鋼板と水切りロールとの隙間から冷却水が漏
洩しやすくなるが、バックアップロール8によって、こ
のような冷却水の漏洩を防止することができる。
【0034】上拘束ロール2の下流側に、鋼板1と上拘
束ロール2との間の隙間から漏洩する冷却水を鋼板端部
から除去するパージ機構として、鋼板進行方向に45度
の角度で、鋼板の搬送方向に対向し、且つ、鋼板の一端
部から他端部に向けた水切りスプレーノズル6,6が設
けられていることは、第1実施態様の装置と同様であ
る。
【0035】上述した第1実施態様の、上流側水切りロ
ールと下流側水切りロールとの間の距離、鋼板の板厚お
よびC反り量に基づいて、上拘束ロール2に加える拘束
力を制御すると共に、第2実施態様の、上拘束ロールの
板幅方向中央部の上部にバックアップロールを設けて上
拘束ロールをサポートし、上拘束ロールが一定値以上撓
んだ場合に、中央部から拘束力を伝えるようにすれば、
鋼板に対する均一冷却を、より確実に行うことができ
る。
【0036】
【実施例】次に、この発明を実施例により説明する。
【0037】〔実施例1〕 図1に示した第1実施態様の冷却装置を使用し、板幅
3.0m、長さ30m、厚さ25mmの熱間圧延後の厚
鋼板を、40mpmの速度で移動させ、連続的に冷却し
た。
【0038】この実施例においては、鋼板1を挟みその
上下に、直径200mmの上拘束ロール2と下ロール3
とからなる1対の20組の水切りロールが、各ロール間
のピッチを1000mmとして設けられている。
【0039】1対の水切りロール相互間の、鋼板1の上
面側に設けられたスリットノズル4から、2m3/mi
nmの量の冷却水を鋼板1に沿いその進行方向に流し
て、鋼板1の上面を冷却し、一方、鋼板1の下面側に1
00mmピッチで設けられた円管ノズル5から冷却水を
噴射して鋼板1の下面を冷却した。
【0040】この実施例においては、複数の冷却ゾーン
を間引くことによって、鋼板1に対する冷却強さをコン
トロールした。従って、例えば、冷却水を交互にオンオ
フして間欠的に冷却を施す場合は、冷却水をオンにした
ゾーンから、これに隣接する冷却水をオフにしたゾーン
に冷却水が流れ込まないように、上拘束ロール2によっ
て、冷却水を確実にせき止めて水切りする必要がある。
この実施例においては、1ゾーンおきに間欠的に冷却水
を噴射した場合について説明する。
【0041】上述した寸法の高温の厚鋼板を、40mp
mの速度で冷却装置を通過させて冷却したときに鋼板に
生じたC反り量は約10mmであった。そこで、前記
(1)式に基づき、上拘束ロール2の必要拘束力Pを求
めたところ、4.8tであった。
【0042】そこで、油圧シリンダー7,7の油圧を調
整し、上拘束ロール2により2.5tずつ計5tの拘束
力で鋼板を拘束しながら冷却した。なお、このときのロ
ール間のギャップは、板厚−1.5mm即ち23.5m
mに設定した。冷却中のロール中央部に付近におけるロ
ールと鋼板との隙間は1mm以下であった。
【0043】水切りスプレーノズル6から、100l/
mmの量の水切り水を鋼板1の表面に向け噴射した。そ
の結果、漏洩した冷却水は、スプレーノズル6から噴射
された水によって、速やかに鋼板1の表面上から除去さ
れた。
【0044】冷却装置入側における鋼板の温度分布を、
走査型の放射線温度計で計測したところ、850℃±1
5℃であり、また、冷却装置下流側20mの位置で鋼板
の温度分布を、同じく走査型の放射線温度計で計測した
ところ500℃±10℃であって、冷却むらは発生しな
かった。また、鋼板の板幅方向に大きなC反り変形はな
く、冷却床で冷却後も特に大きな変形は生ぜず、精整工
程での成形作業は不要であった。また、冷却後に、鋼板
の板幅方向硬度分布を調べたところ、特に大きな硬度分
布差はなく、このことから冷却むらは生じなかったこと
が確認された。
【0045】なお、図2に示した装置によって、実施例
1と同じ寸法の厚鋼板を40mpmの速度で移動させ連
続的に冷却した。1000mmピッチで設けた20本の
直径300mmの下ロール3のうち、1本おきに直径2
00mmの上拘束ロール2を設けた。即ち、上拘束ロー
ル2のピッチは2000mmである。このような上拘束
ロール2と下ロール3とにより、圧延直後の厚鋼板1を
移送し、オンラインで冷却した。
【0046】即ち、各上拘束ロール2の上面側下流に設
けられたスリットノズル4から、22m3/minmの
量の冷却水を、鋼板1の移動方向に流して、鋼板1の上
面を冷却し、一方、鋼板1の下面側に100mmピッチ
で設けられた円管ノズル5から冷却水を噴射して鋼板1
の下面を冷却した。この場合においては、1ゾーンおき
に間欠的に冷却水を噴射した。従って、2ゾーンに1ゾ
ーンは、冷却水の存在しない空ゾーンとなる。
【0047】上拘束ロール2と下ロール3との間の隙間
は、0.5mmピッチで制御可能になっている。上拘束
ロール2と下ロール3との間を、セットされたギャップ
以上の厚さの鋼板1が通過するときは、上拘束ロール2
の両端部から、油圧シリンダー7を介して拘束力がかか
るとともに、その板幅方向中央部に設けられた長さ50
0mmのバックアップロール8が上拘束ロール2をサポ
ートし、上拘束ロール2が一定値以上撓んだ場合には、
バックアップロール8によって、上拘束ロール2の中央
部から拘束力を伝達した。
【0048】このようなバックアップロール8を設けた
理由は、次の通りである。即ち、この場合においては、
実施例1と異なり、上拘束ロール2のピッチが2000
mmであるため、板幅3.0m、長さ30m、厚さ20
mmの熱間圧延後の高温鋼板を冷却する場合を考える
と、(1)式により算出した、上拘束ロール2による必
要拘束力は31tであり、実施例1の4.8tに比べて
極めて大である。仮に、このような大きな拘束力を上拘
束ロール2の両端から加えると、ロールが撓んで、鋼板
1と上拘束ロール2との間に、約8〜10mmの隙間が
生ずる。
【0049】そこで、この場合においては、上拘束ロー
ル2の板幅方向中央部に、長さ500mmのバックアッ
プロール8を設けたことによって、ロールの撓み量を小
さくした。バックアップロール8が必要か否かの判断
は、鋼板の板幅と所要拘束力とによって決まるが、ロー
ル両端から荷重を加えた場合のロール中央部におけるた
わみ量を弾性力学的に求め、その数字が数mm以上であ
る場合には、バックアップロール8を設ける必要があ
る。その理由は、鋼板1と上拘束ロール2との間の隙間
が数mm以上になると、後述する水切りスプレーノズル
6によって漏洩水を除去することが困難になるためであ
る。
【0050】上述したように、この場合においては、
(1)式で求めた拘束力が31tであったので、上拘束
ロール2の両端の油圧シリンダー7によって10tずつ
拘束力をかけ、そして、バックアップロール8から残り
の拘束力をかけた。
【0051】このように拘束ロール2を鋼板に押し付け
ても、なお漏洩する冷却水を排除するために、各ロール
の鋼板搬送方向下流側には、鋼板の進行方向に、45度
の角度で鋼板の搬送方向に対向し且つ鋼板の一方端から
他方端に向けて設けられた1本の水切りスプレーノズル
6から、100l/minの量の水切り水を鋼板1の表
面に向け噴射した。その結果、漏洩した冷却水は、スプ
レーノズル6から噴射された水によって、速やかに鋼板
1の表面上から除去された。
【0052】冷却装置入側における鋼板の温度分布を、
走査型の放射線温度計で計測したところ、850℃±1
0℃であり、また、冷却装置下流側20mの位置で鋼板
の温度分布を、同じく走査型の放射線温度計で計測した
ところ500℃±10℃であって、冷却むらは発生しな
かった。また、鋼板の板幅方向に大きなC反り変形はな
く、冷却床で冷却後も特に大きな変形は生ぜず、精整工
程での成形作業は不要であった。また、冷却後に、鋼板
の板幅方向硬度分布を調べたところ、特に大きな硬度分
布差はなく、このことから冷却むらは生じなかったこと
が確認された。
【0053】[実施例2] 実施態様1について述べたように、上拘束ロール2を、
その幅方向両端部の上面に設けられた油圧シリンダー
7,7によって上下に昇降可能となし、C反り量に応じ
て拘束力を可変となすと共に、上述したように、上拘束
ロール2の板幅方向中央部にバックアップロール8を設
け、バックアップロール8によって上拘束ロール2をサ
ポートする装置によって鋼板を冷却した。
【0054】1000mmピッチで設けた20本の直径
300mmの下ロール3のうち、1本おきに直径200
mmの上拘束ロール2を設けた。即ち、上拘束ロール2
のピッチは2000mmである。このような上拘束ロー
ル2と下ロール3とにより、圧延直後の厚鋼板1を搬送
し、オンラインで冷却した。
【0055】即ち、各上拘束ロール2の上面側下流に設
けられたスリットノズル4から2m3/minmの量の
冷却水を、鋼板1に沿いその進行方向に流して、板1の
上面を冷却し、一方、鋼板1の下面側に100mmピッ
チで設けられた円管ノズル5から冷却水を噴射して鋼板
1の下面を冷却した。この実施例においては、1ゾーン
おきに間欠的に冷却水を噴射した。従って、2ゾーンに
1ゾーンは、冷却水の存在しない空ゾーンとなる。
【0056】前述したように、上拘束ロール2と下ロー
ル3との間の隙間は0.5mmピッチで制御可能になっ
ている。上拘束ロール2と下ロール3との間を、セット
されたギャップ以上の厚さの鋼板が通過するときは、上
拘束ロール2の両端部から、油圧シリンダー7を介して
拘束力がかかる。このとき、ギャップの増加即ち通過す
る鋼板のC反り量の大小に応じて、油圧シリンダー7か
ら加わる拘束力が変化するようになっている。
【0057】即ち、C反り量が大きい鋼板が通過しよう
とすると、ギャップが大きく拡がろうとするので、その
際には、拘束力が強く働く。逆にC反り量が小さい鋼板
の場合には、ギャップは拡がらないので、拘束力は小さ
い。即ち、この方式によれば、不必要に大きな拘束力を
加える必要がないので、C反り量が小さい鋼板の場合
は、ロールの撓み量が小さく、上拘束ロール2と鋼板1
との間に生ずる隙間は狭い。
【0058】更に、上拘束ロール2の中央部には、長さ
500mmのバックアップロール8が設けられ、これに
よって上拘束ロール2をサポートしており、上拘束ロー
ル2が一定以上撓んだ場合に、バックアップロール8に
よって中央部から拘束力が伝達されるようにした。
【0059】板幅3.0m、長さ30m、厚さ25mm
で、C反り量が10mmの場合と50mmの場合の2枚
の熱間圧延後の厚鋼板を、40mpmの速度で冷却装置
を移動させ冷却した。ロール間のギャップは、板厚−
1.5mm即ち23.5mmに設定した。C反り量が1
0mmの場合には合計5t拘束量が、C反り量が50m
mの場合には合計25tの拘束力が、上拘束ロール2の
両端の油圧シリンダー7から加わるように設定した。上
拘束ロール2とバックアップロール8との間には、約1
mmの隙間があり、上拘束ロール2の中央が1mm上方
に撓んだ際にバックアップロール8が作動するように設
定した。
【0060】各ロールの鋼板搬送方向下流側には、鋼板
の進行方向に45度の角度で、鋼板の搬送方向に対向し
且つ鋼板の一方端から他方端に向けて設けられた1本の
水切りスプレーノズル6から、100l/minの量の
水切り水を鋼板1の表面に向け噴射した。その結果、漏
洩した冷却水は、スプレーノズル6から噴射された水に
よって、速やかに鋼板1の表面上から除去された。
【0061】冷却装置入側における鋼板の温度分布を、
走査型の放射線温度計で計測したところ、830℃±1
0℃であり、また、冷却装置下流側20mの位置で鋼板
の温度分布を、同じく走査型の放射線温度計で計測した
ところ480℃±10℃であって、冷却むらは発生しな
かった。また、鋼板の板幅方向に大きなC反り変形はな
く、冷却床で冷却後も特に大きな変形は生ぜず、精整工
程での成形作業は不要であった。また、冷却後に、鋼板
の板幅方向硬度分布を調べたところ、特に大きな硬度分
布差はなく、このことから冷却むらは生じなかったこと
が確認された。
【0062】〔比較例〕 図1に示した第1実施態様と同様の装置を使用し、実施
例1と同じ寸法の厚鋼板を40mpm の速度で移動さ
せ連続的に冷却した。
【0063】鋼板1を挟みその上下に、直径200mm
の上拘束ロール2と下ロール3とからなる1対の20組
の水切りロールAが、各ロール間のピッチを1000m
mとして設けられている。下ロールは搬送ロールを兼ね
て固定式であるが、上拘束ロールは上下に昇降可能な直
径100mmのフラットロールで、ロール間の隙間は
0.5mmピッチで制御可能になっている。上拘束ロー
ル2と下ロール1とのギャップは、通過する鋼板の板厚
−1.5mmで設定されている。
【0064】上述した1対の水切りロール相互間の、鋼
板1の上面側に設けられたスリットノズル4から、2m
3/minmの量の冷却水を鋼板1に沿いその進行方向
に流して鋼板1の上面を冷却し、一方、鋼板1の下面側
に100mmピッチで設けられた円管ノズル5から冷却
水を噴射して鋼板1の下面を冷却した。この比較例にお
いては、1ゾーンおきに間欠的に冷却水を噴射した。従
って、2ゾーンに1ゾーンは、冷却水の存在しない空ゾ
ーンとなる。
【0065】ロール間のギャップは、板厚−1.5mm
即ち23.5mmに設定し、C反り量が10mmの場合
と50mmの場合について、一定の拘束力25tで拘束
しながら冷却した。なお、拘束力は、前記(1)式によ
れば、C反りが10mmの場合には5tであったが、拘
束力は変更せず、装置の最大荷重である25tを付与し
て冷却した。各ロールの鋼板搬送方向下流側には、板幅
方向にヘッダーが設けられており、1本の水切りスプレ
ーノズル6から、100l/minの量の水切り水を鋼
板1の表面に向け噴射した。
【0066】この比較例においては、C反り量が10m
mの場合も50mmの場合も、鋼板の板幅方向中央部の
上拘束ロール2と鋼板1との間に、約6〜10mmの隙
間が生じ、この隙間から冷却水が漏洩して隣接するゾー
ンに流れ込み、漏洩した冷却水は、ロール下流側に設け
られたスプレーノズル6から噴射された水では、鋼板端
部から完全に排除することはできず、常時存在していた
ので、鋼板中央部が選択的に過冷却されていた。
【0067】冷却装置入側における鋼板の温度分布を、
走査型の放射線温度計で計測したところ、830℃±1
5℃であり、冷却装置下流側20mの位置で鋼板の温度
分布を同じく走査型の放射線温度計で計測したところ4
00〜510℃であって、鋼板に大きな冷却むらが発生
した。また、鋼板の板幅方向に大きなC反り変形が生
じ、この鋼板を冷却床で冷却したところ、耳変形と呼ば
れている板端部の局所変形が生じた。従って、生じた局
所変形をレベラーおよびプレス矯正機によって除去する
精整工程が必要になった。また、冷却後に、鋼板の板幅
方向硬度分布を調べたところ、鋼板中央部に硬度の高い
いわゆる焼きむらが観察された。
【0068】一般にC反り量は、冷却中の鋼板の上面と
下面の冷却条件によって必ずしも同一とはならず、少な
からずC反りが発生する。しかもこのC反り量は、条件
によっては一定でない。この比較例の結果から明らかな
ように、大きな拘束力を有する冷却装置が、必ずしも漏
洩水の少ない均一な冷却を可能とするものではない。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
熱間圧延された高温鋼板を、オンライン冷却装置によっ
て連続的に冷却するに際し、鋼板を冷却むらが生ぜず均
一に冷却することができ、材質のばらつきのない均質な
鋼板を安定して製造することが可能になる。また、冷却
中および冷却後に板変形が生じないので、通板トラブル
が生ぜず、連続的な操業が可能であり、更に、冷却後も
大きな熱歪みが生じないので、レベラーやプレスによる
精製工程が不要になり、低コストで厚鋼板を製造するこ
とができる等、多くの工業上有用な効果がもたらされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の第1実施態様を示す概略斜視
図である。
【図2】この発明の装置の第2実施態様を示す概略斜視
図である。
【図3】鋼板を冷却中に発生する鋼板下方に凸状のC反
りを模式的に示す図である。
【図4】鋼板を冷却中に発生する鋼板上方に凸状のC反
りを模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 鋼板 2 上拘束ロール 3 下ロール 4 スリットノズル 5 円管ノズル 6 水切りスプレーノズル 7 油圧シリンダー 8 バックアップロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−10218(JP,A) 特開 平10−263670(JP,A) 特開 平10−263672(JP,A) 特開 昭57−177823(JP,A) 特開 昭63−168216(JP,A) 特開 昭63−10019(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 45/02 320

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延された高温の鋼板を、上拘束ロ
    ールと下ロールとからなる複数組の水切りロールによっ
    て拘束し一定速度で移動させる間に、その上下面に向け
    冷却水を均一に噴射して、これを冷却するに際し、前記
    上拘束ロールを昇降可能となし、鋼板の厚さ、水切りロ
    ール間の距離および鋼板のC反り量に応じて、前記上拘
    束ロールにより鋼板に加える拘束力を制御することを特
    徴とする、高温鋼板の冷却方法。
  2. 【請求項2】 熱間圧延された高温の鋼板を挟んでその
    上下に、前記鋼板の移送方向に所定間隔をあけて設けら
    れた、上拘束ロールと下ロールとからなる複数組の水切
    りロールと、前記複数組の水切りロール間に設けられ
    た、前記鋼板の上面に向け冷却水を噴射して冷却するた
    めの上部ノズルおよび前記鋼板の下面に向け冷却水を噴
    射して冷却するための下部ノズルとからなる、高温鋼板
    の冷却装置において、 前記上拘束ロールは、鋼板の厚さ、水切りロール間の距
    離および鋼板のC反り量に応じて、前記鋼板に加える拘
    束力を制御するように昇降可能になっていることを特徴
    とする、高温鋼板の冷却装置。
  3. 【請求項3】 熱間圧延された高温の鋼板を挟んでその
    上下に、前記鋼板の移送方向に所定間隔をあけて設けら
    れた、上拘束ロールと下ロールとからなる複数組の水切
    りロールと、前記複数組の水切りロール間に設けられ
    た、前記鋼板の上面に向け冷却水を噴射して冷却するた
    めの上部ノズルおよび前記鋼板の下面に向け冷却水を噴
    射して冷却するための下部ノズルとからなる、高温鋼板
    の冷却装置において、前記上拘束ロールは、鋼板の厚さ、水切りロール間の距
    離および鋼板のC反り量に応じて、前記鋼板に加える拘
    束力を制御するように昇降可能になっており、そして、
    前記上拘束ロールの幅方向中央部に、前記上拘束ロール
    をサポートし、前記上拘束ロールが撓んだ場合に、その
    中央部から拘束力を伝えるためのバックアップロールが
    設けられていることを特徴とする、高温鋼板の冷却装
    置。
  4. 【請求項4】 前記上拘束ロールの下流側に、前記鋼板
    の板幅方向に流体を噴射して、前記水切りロールから漏
    洩した、鋼板の表面上にある冷却水を除去するためのス
    プレーノズルが設けられていることを特徴とする、請求
    項2または3記載の、高温鋼板の冷却装置。
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