JP2003068001A - 磁気ディスク用チャッキング装置 - Google Patents

磁気ディスク用チャッキング装置

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JP2003068001A
JP2003068001A JP2001254919A JP2001254919A JP2003068001A JP 2003068001 A JP2003068001 A JP 2003068001A JP 2001254919 A JP2001254919 A JP 2001254919A JP 2001254919 A JP2001254919 A JP 2001254919A JP 2003068001 A JP2003068001 A JP 2003068001A
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Japan
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rotor yoke
drive
magnetic disk
hole
drive arm
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JP2001254919A
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Tomokuni Wauke
朝邦 和宇慶
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs
    • G11B17/028Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation
    • G11B17/0282Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation by means provided on the turntable

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前・外支持を実現し、記録円盤の偏心回転を
防止し常に正確な書き込み/読みだしができるようにし
た磁気ディスク用チャッキング装置を提供する。 【解決手段】 略円盤状の軸受と、ロータヨーク11の
裏側を円周方向に沿って延び、その両端でロータヨーク
11にルーズに懸垂保持された駆動アーム15を有し、
駆動アーム15には軸受側への移動を規制する内周面1
5aが形成され、駆動アーム15のロータヨーク回転方
向前部にはロータヨーク11の駆動ピン通孔14をルー
ズに貫通して上方に延び、磁気ディスクの駆動孔にルー
ズに挿入される駆動ピンが形成され、磁気ディスクを載
置したロータヨーク11を回転させるとき、駆動アーム
15の内周面15aが軸受から離れるとともに、駆動ピ
ンが駆動孔4の前側縁4aと外側縁4bとに当接するよ
うにしたことを特徴とする磁気ディスク用チャッキング
装置を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク用チ
ャッキング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレキシブルディスクに代表される磁気
ディスクは、薄膜状の記録円盤がケースに収納されたデ
ィスクカートリッジの形で磁気ディスクドライブ装置に
挿填され、この磁気ディスクドライブ装置内で記録円盤
が回転され、ケースに開口されたシャッタ付きの書込み
/読み出し窓から記録の入出力が行われるようになって
いる。この記録円盤は、ケースに収納されたまま容易に
着脱でき、しかも書き込み/読み出しに際しては磁気デ
ィスクドライブ装置の回転軸に正確に軸合わせされ、か
つ回転速度が正確に制御される必要がある。このため従
来から、磁気ディスクドライブ装置には図7及び図8に
示すチャッキング装置が用いられている。
【0003】フレキシブルディスクの記録円盤には、そ
の中心部に強磁性金属円盤等からなるセンターハブが装
着されている。図7及び8において、このセンターハブ
2は、その中心部に概略正方形の中心孔3が、また周縁
部に概略長方形の駆動孔4が形成されている。この駆動
孔4は、ロータヨーク回転方向前部に前側縁4a、ロー
タヨークの回転中心から遠ざかる方向(以下、本明細書
では「外方」と称する)に外側縁4bを有している。一
方、磁気ディスクドライブ装置には、強磁性金属円盤か
らなり図示しないモータによって一定方向(図中「D」
で示す)に回転駆動されるロータヨーク101が設けら
れ、この上に磁性円盤(チャッキングマグネット)10
2が固定されている。ロータヨーク101の回転中心O
にはセンターシャフト103が立設され、このセンター
シャフト103は、磁性円盤102の中心部の開孔10
2aを通って延び、センターハブの中心孔3にルーズに
挿入されるようになっている。本明細書において「ルー
ズ」とは、水平方向及び上下方向に所定範囲内で移動自
由な状態を意味する。
【0004】ロータヨーク101の周縁部には、円周に
沿って駆動ピン通孔104が弧状に形成され、この駆動
ピン通孔104には、円周に沿って弧状に成形されたチ
ャッキングアーム105が装着されている。チャッキン
グアーム105は、ロータヨーク101の回転方向Dに
向いた先端部(以下、「前部」という)105aに、上
方に延びる駆動ピン106が形成されていて、この駆動
ピン106が、磁性円盤102に形成された前部開孔1
02bをルーズに貫通し、センターハブの駆動孔4にル
ーズに挿入されるようになっている。
【0005】一方、チャッキングアーム105の他方の
端部(以下、「後部」という)105bには固定用孔1
05cが設けられ、更にロータヨーク101及び磁性円
盤102にも固定用孔105cに対応する孔部101a
が設けられ、固定用孔105c及び孔部101aを貫通
する固定ピン101bが備えられている。チャッキング
アーム105は、この固定ピン101bによってロータ
ヨーク101に係止されるとともに、チャッキングアー
ム105がこの固定ピン101bを中心として駆動ピン
通孔104の幅の範囲内で水平方向に搖動できるように
なっっている。
【0006】この磁気ディスクドライブ装置にフレキシ
ブルディスクを挿填すると、記録円盤はロータヨーク1
01の上に載置され、記録円盤に装着されたセンターハ
ブ2が磁性円盤102に磁気吸引され、センターハブの
中心孔3がロータヨーク側のセンターシャフト103を
受け込む。このとき磁性円盤102より上方に突出して
いる駆動ピン106は、センターハブの駆動孔4に挿入
されていてもいなくてもよい。挿入されていない場合
は、駆動ピン106はセンターハブ2に押されてセンタ
ーハブ2の下面の水準まで押し込まれている。
【0007】ここでモータ(図示せず)を起動してロー
タヨーク101をD方向に多くても1回転させると、こ
の間に駆動ピン106の頂部がセンターハブの下面を摺
動回転して駆動孔4に受け込まれて上昇する。この状態
でロータヨーク101が更にD方向に回転すると、チャ
ッキングアーム105は、ロータヨーク101の回転に
よる遠心力によって駆動ピン106が回転中心Oから遠
ざかる方向に搖動し、駆動ピン106が駆動孔4の外側
縁4bと当接するようになる。これと共に、ロータヨー
ク101の回転力によって駆動ピン106は駆動孔4内
を前方に揺動移行し、駆動孔4の前側縁4aにも当接す
る。この結果、駆動ピン106は駆動孔4の前側縁4a
と外側縁4bとの2辺に当接して支えられる。この状態
を以下、「前・外支持」と称する。
【0008】そしてこのとき、センターシャフト103
は、センターハブ中心孔3の、回転中心Oを挟んで駆動
ピン106と相対する側の隣接2辺3a、3bに当接し
て支えられ、この状態で記録円盤の中心とロータヨーク
101の回転軸Oとが一致し、チャッキングが完了す
る。この状態では、フレキシブルディスクの記録円盤は
偏心せずに、ロータヨーク101の制御された回転速度
に正確に追従して回転することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のチャッ
キング装置は、駆動ピン106の前・外支持を実現する
ために、チャッキングアーム105の揺動のために固定
ピン101bを用いるので、部品点数が増加し、更にこ
のチャッキング装置を製造するには固定用孔105c及
び孔部101aの位置決めや穿孔及び固定ピン101b
のカシメ固定等の工程が必要となり、組立て製造が煩雑
になるとともに製造コストが嵩むという問題があった。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、確実かつ安価な手段で前記の前・外支持を実
現し、これによって記録円盤の偏心回転を防止し常に正
確な書き込み/読みだしができるようにした磁気ディス
ク用チャッキング装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は以下の構成を採用した。本発明の磁気デ
ィスク用チャッキング装置は、基体表面上に備えられて
外周側面を有する略円盤状の軸受と、前記軸受上に配置
され、磁気ディスクのセンターハブを載置して一定方向
に回転するロータヨークと、前記軸受から前記ロータヨ
ークの回転中心を貫通して設けられ、前記センターハブ
の中心孔にルーズに挿入されるセンターシャフトと、前
記ロータヨークの裏側を円周方向に沿って延び、その両
端で前記ロータヨークにルーズに懸垂されて保持された
駆動アームとを具備してなり、前記駆動アームの内周側
には、該駆動アームの前記軸受側への移動を規制する内
周面が前記軸受の外周側面に沿って形成され、前記駆動
アームのロータヨーク回転方向前部には、ロータヨーク
に形成された駆動ピン通孔をルーズに貫通してロータヨ
ークの表面側に延び、前記センターハブの周縁部に形成
されロータヨーク回転方向前部に前側縁、ロータヨーク
の回転中心から遠ざかる方向に外側縁を有する駆動孔に
ルーズに挿入される駆動ピンが形成され、前記駆動ピン
通孔は、その後縁部が前記駆動ピンに当接可能とされ、
かつその外縁部に当該駆動ピンをルーズに係止する係止
用フランジが設けられ、磁気ディスクを載置した前記ロ
ータヨークを回転させるとき、前記駆動アームの内周面
が前記外周側面から離れるとともに、前記駆動ピンが前
記係止用フランジに係合し、かつ前記駆動ピンが前記駆
動孔の前記前側縁と前記外側縁とに当接するようにした
ことを特徴とする。
【0012】また、本発明の磁気ディスク用チャッキン
グ装置は、先に記載の磁気ディスク用チャッキング装置
であり、前記駆動アームが、前記駆動ピン通孔の係止用
フランジとルーズに係合可能な前方フランジと、駆動ア
ームの後部に形成され駆動アーム後方のロータヨーク上
面に載置される後方フランジと、前記軸受の外周側面に
規制される内周面とによって、ロータヨークに懸垂保持
されたことを特徴とする。
【0013】更に本発明の磁気ディスク用チャッキング
装置は、先に記載の磁気ディスク用チャッキング装置で
あり、前記駆動アームの内周面が前記外周側面に当接し
た状態で、前記係止用フランジへの前記前方フランジの
係合が維持されることを特徴とする。更にまた、本発明
の磁気ディスク用チャッキング装置は、先に記載の磁気
ディスク用チャッキング装置であり、前記駆動ピンの回
転方向前部側に切欠部が形成され、該切欠部が前記係止
用フランジに係合されて前記駆動アームの回転方向前部
側への移動が規制されるようにしたことを特徴とする。
【0014】上記の磁気ディスク用チャッキング装置に
よれば、前記駆動アームの内周側に、該駆動アームの前
記軸受側への移動を規制するための内周面が形成されて
いるので、駆動アームが軸受側に大きくずれることがな
く、固定ピンによる駆動アームの固定がなされないにも
かかわらず、駆動アームがロータヨークから脱落するお
それがない。また、磁気ディスクを載置した前記ロータ
ヨークを回転させるときに、前記駆動アームの内周面が
前記軸受から離れるので、駆動アームと軸受とが相互に
揺動することがなく、ロータヨークの回転が阻害されな
いと同時に駆動アーム自体の摩耗を防止できる。更に、
ロータヨークが回転して前記駆動アームの内周面が前記
外周側面から離れた場合でも、前記駆動ピンが前記係止
用フランジに係合するので、駆動アームがロータヨーク
から脱落するおそれがない。
【0015】また、上記の磁気ディスク用チャッキング
装置によれば、駆動アームが、前方フランジと後方フラ
ンジと内周面とによってロータヨークに懸垂保持されて
いるので、駆動アームがロータヨークの回転により生じ
る遠心力によって外周側に容易に揺動し、前・外支持を
実現することができる。
【0016】また、前記駆動アームの内周面が前記外周
側面に当接した状態でも、前記前方フランジが前記係止
用フランジに係合されるので、駆動アームがロータヨー
クから脱落するおそれがない。更にまた、上記の磁気デ
ィスク用チャッキング装置によれば、駆動アームの回転
方向前部に切欠が形成され、この切欠が前記係止用フラ
ンジに係合されて前記駆動アームの回転方向前部側への
移動が規制されているので、ロータヨークに駆動アーム
を確実に懸垂保持させることができ、駆動アームがロー
タヨークから脱落することがない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の磁気ディ
スク用チャッキング装置を有する磁気ディスクドライブ
装置の一部を示している。図1は磁気ディスク用チャッ
キング装置に平面図であり、図2は図1のX-X‘線に
沿う断面図であり、図3は図1のY-Y‘線に沿う断面
図である。尚、図1では便宜上、図2に示した磁性円盤
12を除去して示した。また以下の説明において、図7
及び図8を用いて説明した従来の構成要素と共通してい
るものは同一番号を付してその説明を省略または簡略化
する。図1〜図3において、この磁気ディスクドライブ
装置は、強磁性金属円盤からなり図示しないモータによ
ってD方向に回転駆動されるロータヨーク11を有し、
この上に磁性円盤(チャッキングマグネット)12が固
定されている。ロータヨーク11の回転中心Oにはセン
ターシャフト13が立設されている。このセンターシャ
フト13は、磁性円盤12の中心部の開孔(図示せず)
を挿通し、フレキシブルディスクが載置されたとき、そ
のセンターハブ2に形成された中心孔3にルーズに挿入
されるようになっている。更にセンターシャフト13
は、その基端側が、基体30上に備えられた軸受31に
挿入されている。軸受31は、例えば円盤状の軸受本体
31aと、ボールベアリング31bと、ベアリング受3
1cとからなり、軸受本体31aの外周側面31dが基
体30の表面の垂直方向に延在している。尚、軸受31
は図3に示すような転がり軸受に限らず、滑り軸受であ
ってもよい。
【0018】ロータヨーク11の周縁部には、円周に沿
って回転方向Dに対して前方から順に駆動ピン通孔14
及び駆動アーム受孔17が形成されている。そしてこの
駆動ピン通孔14と駆動アーム受孔17とに渡って、図
4に示す弧状の駆動アーム15が、ロータヨーク11の
裏側を円周方向に沿って延び、その両端でロータヨーク
11にルーズに懸垂されている。この懸垂は、後に詳し
く説明するように、駆動ピン16の上部に形成された前
方フランジ19と、駆動アーム後部に形成された後方フ
ランジ20とによって行われる。また、図1及び図3並
びに図4に示すように、駆動アーム15の内周面15a
は、軸受31の外周側面31dに沿う曲面とされてい
る。そしてこの外周側面31dによって内周面15aの
軸受31側への移動が規制されている。
【0019】また、駆動アーム15には、その前部に、
ロータヨーク11を越えてロータヨーク11の表面側に
延びる駆動ピン16が形成されている。この駆動ピン1
6は、ロータヨーク11に形成された駆動ピン通孔14
をルーズに貫通し、更に磁性円盤12に形成された切欠
孔25を越えて延び、センターハブ2の周縁部に形成さ
れた駆動孔4にルーズに挿入されるようになっている。
この駆動孔4は前記のように、前部に前側縁4a、外方
に外側縁4bを有している。
【0020】この駆動アーム15は、駆動ピン16の上
部前方に前方フランジ19を有している。この前方フラ
ンジ19は、駆動ピン通孔14の後縁部18に当接する
と同時に、駆動ピン通孔14に外縁部14aに形成され
た係止用フランジ14bにルーズに係合可能とされてい
る。尚、係止用フランジ14b及び前方フランジ19
は、駆動アーム15の内周面15aが外周側面31dに
当接した状態で、係止用フランジ14bへの前方フラン
ジ19の係合が維持されるように構成されている。また
駆動アーム15の後部には、ロータヨーク11に形成さ
れた駆動アーム受孔17をルーズに挿通してロータヨー
ク上面に延び、駆動アーム受孔17の後方のロータヨー
ク上面に載置されるように後方フランジ20が形成され
ている。
【0021】このようにして、駆動アーム15は、この
前方フランジ19及び後方フランジ20並びに外周側面
31dにより規制される内周面15aによってロータヨ
ーク11にルーズに懸垂保持されている。
【0022】また図1に示すように、前記ロータヨーク
11の駆動ピン通孔14は、その後縁部18が駆動ピン
16の後部側面21に当接できるように形成されてい
る。また、駆動ピン16には切欠部16aが設けられて
おり、駆動ピン16の後部側面21が後縁部18に当接
した際にこの切欠部16bが係止用フランジ14bに係
合するようになっている。切欠部16bか係止用フラン
ジ14bに係合することにより、駆動アーム15の回転
方向前部側への移動が規制されている。更に図1に示す
ように、駆動アーム15がロータ回転方向外周側にずれ
た際に、駆動ピン通孔14の内縁部14cが、駆動ピン
16の側部凹曲面22に当接可能とされている。
【0023】磁性円盤12には、図1及び図2に示すよ
うに、その円周に沿って、駆動ピン16が駆動ピン通孔
14内で移動することを妨げない形状の切欠孔25と、
後方フランジ20をルーズに収容する切欠孔26とが形
成されている。そしてこの磁性円盤12は、ロータヨー
ク上面に磁気吸着されると共に、センターシャフト13
を挟む両側に形成された図示しないボスとボス穴によっ
てロータヨーク11に対して非回転に装着されている。
更に前記の磁性円盤12には、図示しないが、回転中心
Oを挟んで切欠孔25,26と反対側に切欠孔を形成し
て、ロータヨーク回転時の回転バランスをとることが好
ましい。
【0024】次にこの磁気ディスク用チャッキング装置
に動作を説明する。この磁気ディスクドライブ装置は、
フレキシブルディスクを挿填すると、フレキシブルディ
スクの記録円盤がロータヨーク11の上に載置され、ロ
ータヨークのセンターシャフト13が記録円盤のセンタ
ーハブ2の中心孔3に受け込まれる。このとき駆動アー
ム15は、図1または図5に示すように駆動ピン通孔1
4の幅の範囲内のいずれの位置にあっても良い。即ち図
1では駆動アーム15が軸受31から離れた側に位置
し、図5では軸受31に近い側に位置している。また、
磁性円盤12を越えて上方に突出している駆動ピン16
は、センターハブ2の駆動孔4に挿入されていてもいな
くてもよい。挿入されていない場合は、駆動ピン16は
センターハブ2によって上方から押され、センターハブ
2の下面の水準まで押し込まれている。この駆動ピン1
6の沈下は、駆動アーム15の前部が前方フランジ19
によってルーズに懸垂されていることによって可能とな
る。
【0025】ここでモータ(図示せず)を起動してロー
タヨーク11をD方向に多くても1回転させると、この
間に、駆動ピン16の頂部がセンターハブの下面を摺動
回転して駆動孔4に到達して駆動孔4に挿入されること
になる。この状態でロータヨーク11が更にD方向に回
転すると、駆動ピン16は駆動孔4内を前方に摺動移行
し、駆動孔4の前側縁4aに当接するに至る。
【0026】ここで駆動ピン16は前側縁4aから押力
を及ぼされることになる。ところで駆動アーム15は、
ロータヨーク11に対してルーズに懸垂されているの
で、図6に示すように、ロータヨーク11の回転によっ
て生じる遠心力により外周側に揺動し、これにより駆動
ピン16は外方に押されて駆動孔の外側縁4bに当接す
るに至る。この結果、駆動ピン16は駆動孔4の前側縁
4aと外側縁4bとで支えられ、前記の「前・外支持
(駆動ピンが駆動孔の前側縁と外側縁とに当接して支持
されること)」が実現する。また、駆動アーム15の内
周面15aは、駆動アーム15自体が外周側に揺動する
に伴い軸受31の外周側面31dから離れ、軸受31と
非接触状態となるが、駆動ピン16は係止用フランジ1
4bに必ず係合する。これにより、駆動アーム15と軸
受31とが相互に摺動することがなく、ロータヨーク1
1の回転が阻害されないと同時に駆動アーム15自体の
摩耗を防止できる。また、内周面15aが軸受31から
離れた場合でも、駆動ピン16が係止用フランジ14b
に必ず係合されるので、駆動アーム15がロータヨーク
11から脱落するおそれがない。
【0027】そしてこのとき、センターシャフト13
は、センターハブ中心孔3の、回転中心Oを挟んで駆動
ピン16と相対する側の隣接2辺3a、3bで支えられ
ることになり、この状態で記録円盤の中心とロータヨー
ク11の回転軸Oとが一致し、チャッキングが完了す
る。この状態では、フレキシブルディスクの記録円盤は
偏心することなく、ロータヨーク11の制御された回転
速度に正確に追従して回転することができる。
【0028】上記の磁気ディスク用チャッキング装置に
よれば、駆動アーム15の軸受31側への移動を規制す
る内周面15aが形成されているので駆動アーム15が
軸受31側に大きくずれることがなく、また駆動アーム
15が外周側に揺動した場合でも駆動ピン16が必ず係
止用フランジ14bに係合し、更に駆動アーム15の回
転方向前部に係止用フランジ14bに係合する切欠部1
6aが形成されているので駆動アーム15の回転方向前
部側への移動が規制されるので、図7及び図8に示した
従来のものに比べ、固定ピンによる駆動アームの固定が
されないにもかかわらず、駆動アーム15がロータヨー
ク11から脱落するおそれがない。従って、駆動アーム
15の構造が簡単で組立ても容易であり、確実かつ安価
に前記の前・外支持を実現し、記録円盤の偏心を確実に
防止することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の磁気ディスク用チャッキング装
置によれば、前記駆動アームの内周側に、該駆動アーム
の前記軸受側への移動を規制するための内周面が形成さ
れているので、駆動アームが軸受側に大きくずれること
がなく、固定ピンによる駆動アームの固定がなされない
にもかかわらず、駆動アームがロータヨークから脱落す
るおそれがない。また、磁気ディスクを載置した前記ロ
ータヨークを回転させるときに、前記駆動アームの内周
面が前記軸受から離れるので、駆動アームと軸受とが相
互に摺動することがなく、ロータヨークの回転が阻害さ
れないと同時に駆動アーム自体の摩耗を防止できる。更
に、ロータヨークが回転して前記駆動アームの内周面が
前記外周側面から離れた場合でも、前記駆動ピンが前記
係止用フランジに係合するので、駆動アームがロータヨ
ークから脱落するおそれがない。
【0030】また、本発明の磁気ディスク用チャッキン
グ装置によれば、駆動アームが、前方フランジと後方フ
ランジと内周面とによってロータヨークに懸垂保持され
ているので、駆動アームがロータヨークの回転により生
じる遠心力によって外周側に容易に揺動し、前・外支持
を実現することができる。
【0031】また、前記駆動アームの内周面が前記外周
側面に当接した状態でも、前記前方フランジが前記係止
用フランジに係合されるので、駆動アームがロータヨー
クから脱落するおそれがない。更にまた、本発明の磁気
ディスク用チャッキング装置によれば、駆動アームの回
転方向前部に切欠が形成され、この切欠が前記係止用フ
ランジに係合されて前記駆動アームの回転方向前部側へ
の移動が規制されているので、ロータヨークに駆動アー
ムを確実に懸垂保持させることができ、駆動アームがロ
ータヨークから脱落することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である磁気ディスク用チャ
ッキング装置を示す平面図である。
【図2】 図1のY-Y‘線に沿う断面図である。
【図3】 図1のX-X‘線に沿う断面図である。
【図4】 磁気ディスク用チャッキング装置の駆動アー
ムを示す斜視図である。
【図5】 磁気ディスク用チャッキング装置の動作を説
明する図であって、駆動アームが軸受側に位置した状態
を示す平面図である。
【図6】 磁気ディスク用チャッキング装置の動作を説
明する図であって、駆動アームがロータヨークの外周側
に位置した状態を示す平面図である。
【図7】 従来の磁気ディスク用チャッキング装置の一
例を示す平面図である。
【図8】 前記図7の弧線X−Xに沿う断面図である。
【符号の説明】
2…センターハブ、3…中心孔、4…駆動孔、4a…前
側縁、4b…外側縁、11…ロータヨーク、12…磁性
円盤、13…センターシャフト、14…駆動ピン通孔、
14a…外縁部、14b…係合用フランジ、14c…内
縁部、15…駆動アーム、15a…内周面、16…駆動
ピン、16a…切欠部、17…駆動アーム受孔、18…
後縁部、19…前方フランジ、20…後方フランジ、2
1…(駆動ピン16の)後部側面、22…(駆動ピン1
6の)側部凹曲面、30…基体、31…軸受、31d…
外周側面、D…回転方向、O…回転中心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体表面上に備えられて外周側面を有す
    る略円盤状の軸受と、 前記軸受上に配置され、磁気ディスクのセンターハブを
    載置して一定方向に回転するロータヨークと、 前記軸受から前記ロータヨークの回転中心を貫通して設
    けられ、前記センターハブの中心孔にルーズに挿入され
    るセンターシャフトと、 前記ロータヨークの裏側を円周方向に沿って延び、その
    両端で前記ロータヨークにルーズに懸垂されて保持され
    た駆動アームとを具備してなり、 前記駆動アームの内周側には、該駆動アームの前記軸受
    側への移動を規制する内周面が前記軸受の外周側面に沿
    って形成され、 前記駆動アームのロータヨーク回転方向前部には、ロー
    タヨークに形成された駆動ピン通孔をルーズに貫通して
    ロータヨークの表面側に延び、前記センターハブの周縁
    部に形成されロータヨーク回転方向前部に前側縁、ロー
    タヨークの回転中心から遠ざかる方向に外側縁を有する
    駆動孔にルーズに挿入される駆動ピンが形成され、 前記駆動ピン通孔は、その後縁部が前記駆動ピンに当接
    可能とされ、かつその外縁部に当該駆動ピンをルーズに
    係止する係止用フランジが設けられ、 磁気ディスクを載置した前記ロータヨークを回転させる
    とき、前記駆動アームの内周面が前記外周側面から離れ
    るとともに、前記駆動ピンが前記係止用フランジに係合
    し、かつ前記駆動ピンが前記駆動孔の前記前側縁と前記
    外側縁とに当接するようにしたことを特徴とする磁気デ
    ィスク用チャッキング装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動アームが、前記駆動ピン通孔の
    係止用フランジとルーズに係合可能な前方フランジと、
    駆動アームの後部に形成され駆動アーム後方のロータヨ
    ーク上面に載置される後方フランジと、前記軸受の外周
    側面に規制される内周面とによって、ロータヨークに懸
    垂保持されたことを特徴とする請求項1に記載の磁気デ
    ィスク用チャッキング装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動アームの内周面が前記外周側面
    に当接した状態で、前記係止用フランジへの前記前方フ
    ランジの係合が維持されることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の磁気ディスク用チャッキング装
    置。
  4. 【請求項4】 前記駆動ピンの回転方向前部側に切欠部
    が形成され、該切欠部が前記係止用フランジに係合され
    て前記駆動アームの回転方向前部側への移動が規制され
    るようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項3
    のいずれかに記載の磁気ディスク用チャッキング装置。
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