JP2003066309A - レンズユニット及びこれを使用する電子カメラ - Google Patents

レンズユニット及びこれを使用する電子カメラ

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JP2003066309A
JP2003066309A JP2001256845A JP2001256845A JP2003066309A JP 2003066309 A JP2003066309 A JP 2003066309A JP 2001256845 A JP2001256845 A JP 2001256845A JP 2001256845 A JP2001256845 A JP 2001256845A JP 2003066309 A JP2003066309 A JP 2003066309A
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lens group
lens
lens unit
optical axis
actuator
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JP2001256845A
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Yusuke Sato
有亮 佐藤
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】折り曲げ光学系を備えたレンズユニットにおい
て薄型化・小型化を実現し、これを適用した電子カメラ
の薄型化・小型化を実現する。 【解決手段】第1の光軸O1に沿って被写体から入射す
る光束を第1の光軸に交差する第2の光軸O2に沿って
折り曲げる反射光学部材21aと、第2の光軸に沿って
移動自在に設けられ反射光学部材によって折り曲げられ
た後の光束を透過させ被写体像を結像させるレンズ群
(22a・23a・24a)と、これらのレンズ群によ
って結像される被写体像を受光する撮像素子と、ユニッ
ト内部の被駆動要素を駆動するアクチュエータ(31・
32)とを具備し、アクチュエータは、少なくとも二つ
設けられ、第2の光軸に沿う方向において反射光学部材
に対してレンズ群が配置されている側とは反対側及び撮
像素子に対してレンズ群が配置されている側とは反対側
のそれぞれの位置に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レンズユニット
及びこれを使用する電子カメラ、詳しくは被写体から入
射する光束を折り曲げる反射光学部材を備えたレンズユ
ニットと、このレンズユニットを適用し電子的な画像デ
ータを取得する電子カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のレンズ群等からなる撮
影光学系に入射する被写体からの光束(以下、被写体光
束という)に基づいて形成される被写体像を所定の位置
に配置した被写体像取得手段、例えば電荷結合素子(C
CD;Charge Coupled Device)等の撮像素子又は写
真撮影用フイルム等の写真感光材料の受光面上に結像さ
せることで、所望の被写体像を取得し、これを所定の形
態で所定の記録媒体に記録し得るように構成されたカメ
ラ、いわゆる電子スチルカメラやデジタルビデオカメラ
等の電子カメラ又は写真撮影機や映画撮影機等について
は、一般的に実用化され広く普及している。
【0003】このような従来のカメラにおいては、被写
体像を所定の位置に結像させるために複数のレンズ等の
撮影光学系からなるレンズユニットを備えて構成されて
いるのが普通である。
【0004】従来のカメラにおけるレンズユニットにつ
いては、例えば複数のレンズを介してカメラの内部に入
射する被写体光束を、撮像素子や写真撮影用フイルム等
の所定の被写体像取得手段の受光面上に導くために、そ
の光路中に反射鏡等の所定の反射手段を配置して、被写
体光束の光路を所定の方向、例えば入射光軸に対して略
直角方向へと折り曲げるように構成されたもの等、様々
な形態のものが一般的に知られている。
【0005】そして、上述したようないわゆる折り曲げ
光学系を適用したレンズユニットについては、例えば特
開2001−75162号公報等によって、種々の提案
がなされている。
【0006】上記特開2001−75162号公報等に
よって開示されているレンズユニットは、被写体光束が
透過する撮影光学系の光路中に被写体光束の光軸を略直
角方向に折り曲げる反射手段を配置することで、画像を
取得するのに必要となる光路長を確保しながらカメラ自
体の小型化を実現している。
【0007】このように、カメラの撮影光学系の光路中
に反射手段等を配置したいわゆる折り曲げ光学系を採用
することは、カメラ自体の小型化を実現する上で非常に
有利な手段であるといえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的なカ
メラの主な使用方法としては、使用者によって野外等に
持ち出されて使用されるのが普通である。このことか
ら、カメラの携帯性については、従来より重要視されて
いる点であり、カメラ自体のより一層の薄型化及び小型
化が要望されている。
【0009】近年においては、特に電子的静止画像デー
タを取得するのを主な目的として構成される電子カメラ
が急速に普及しているが、このような電子カメラでは、
レンズユニットの一部を構成する部材であって、変倍動
作や焦点調節動作等のために撮影光学系等を所定の方向
へ移動させるための駆動機構やアクチュエータ及びこれ
を制御する電気回路等の構成部材を備えているのが普通
である。
【0010】この場合において、カメラを構成するのに
必要となる各種の構成部材をカメラ内部に適切に配設し
ながら、さらにカメラ自体を小型化するためには、様々
な工夫が必要となってきている。
【0011】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、折り曲げ光学系
を備えて構成されるレンズユニットにおいて、駆動機構
やアクチュエータ等の各構成部材を効率的に配置するこ
とによって、薄型化及び小型化を実現したレンズユニッ
トを提供し、これを適用することで電子カメラの薄型化
及び小型化を実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明によるレンズユニットは、第1の光軸に
沿って被写体から入射する光束を第1の光軸に交差する
第2の光軸に沿って折り曲げる反射光学部材と、第2の
光軸に沿って移動自在に設けられ、上記反射光学部材に
よって折り曲げられた後の光束を透過させて被写体像を
結像させるレンズ群と、上記レンズ群によって結像され
る被写体像を受光する撮像素子と、ユニット内部の被駆
動要素を駆動するアクチュエータとを具備し、上記アク
チュエータは、少なくとも二つ設けられ、上記第2の光
軸に沿う方向において上記反射光学部材に対して上記レ
ンズ群が配置されている側とは反対側及び上記撮像素子
に対して上記レンズ群が配置されている側とは反対側の
それぞれの位置に配置されていることを特徴とする。
【0013】したがって、第1の発明によれば、二つの
アクチュエータを第2の光軸に沿う方向において、レン
ズ群の配置位置から外れた位置、即ち反射光学部材に対
して外側の位置と、撮像素子に対して外側の位置とにそ
れぞれ配置したので、第1の光軸に沿う方向、即ちレン
ズユニットの奥行方向の寸法を小さくすることができ、
よってレンズユニットの小型化及び薄型化を実現するこ
とができる。
【0014】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
るレンズユニットにおいて、上記アクチュエータは、第
2の光軸と直交する方向において、それぞれ同方向に偏
って配置されていることを特徴とする。
【0015】そして、第3の発明は、上記第1の発明又
は上記第2の発明によるレンズユニットにおいて、上記
レンズ群は、第1のレンズ群及び第2のレンズ群を有し
てなり、上記アクチュエータは、被駆動要素として上記
第1のレンズ群及び上記第2のレンズ群をそれぞれ駆動
するように構成されていることを特徴とする。
【0016】したがって、第2の発明又は第3の発明に
よれば、第2の光軸と直交する方向において、それぞれ
同方向に偏った位置に二つのアクチュエータを配置した
ので、二つのアクチュエータが駆動する二つの被駆動要
素である二つのレンズ群のそれぞれを高精度に駆動する
ことができる。これによって、高精度な変倍動作又は焦
点調節動作を実行することができる。
【0017】第4の発明は、上記第3の発明によるレン
ズユニットにおいて、上記第1のレンズ群及び上記第2
のレンズ群を第2の光軸に沿って移動し得るように案内
するガイド軸を備え、上記ガイド軸は、一方のアクチュ
エータに連動して回動自在となっており、上記第1のレ
ンズ群又は上記第2のレンズ群のいずれか一方を駆動す
るために、駆動されるレンズ群の移動範囲にわたって駆
動溝が設けられていることを特徴とする。
【0018】したがって、第4の発明によれば、一方の
アクチュエータに連動して回動自在とするガイド軸に、
これによって駆動されるレンズ群の移動範囲にわたって
駆動溝を設け、この駆動溝によって第1のレンズ群又は
第2のレンズ群のいずれか一方を駆動するように構成し
たので、駆動系の部品点数を削減することができる。こ
れによって、レンズユニットの小型化に寄与することが
できる。
【0019】第5の発明は、上記第4の発明のレンズユ
ニットにおいて、上記ガイド軸は、二つ設けられてお
り、この二つのガイド軸のうち上記各アクチュエータが
偏って配置されている側に設けられるガイド軸に上記駆
動溝が設けられていることを特徴とする。
【0020】したがって、第5の発明によれば、二つの
ガイド軸のうち二つのアクチュエータが偏って配置され
ている側に設けられるガイド軸の方に駆動溝を設けたの
で、各アクチュエータを配置した側のガイド軸を基準と
して二つのレンズ群を駆動させることになる。したがっ
て、これにより各レンズ群の中心位置を合わせる作業、
即ち光軸合わせの作業が容易となる。したがって、これ
により光学的な性能の向上に寄与することが容易であ
る。
【0021】第6の発明は、上記第3の発明又は上記第
4の発明又は上記第5の発明のいつれか一つのレンズユ
ニットにおいて、上記第2のレンズ群は、焦点調節動作
に寄与するレンズ群であり、上記撮像素子の上記レンズ
群が配置された側とは反対側に配置される上記アクチュ
エータは、上記第2のレンズ群を駆動するものであるこ
とを特徴とする。
【0022】したがって、第6の発明によれば、撮像素
子のレンズ群が配置された側とは反対側に配置されるア
クチュエータによって精度を要する焦点調節動作に寄与
する第2のレンズ群を駆動するようにしたので、より高
精度な焦点調節動作を実行することができる。つまり、
変倍動作によって生じる焦点調節状態のずれを高精度な
制御によって抑止することができる。
【0023】第7の発明は、上記第1の発明〜第6の発
明によるレンズユニットにおいて、上記反射光学部材の
上記レンズ群が配置された側とは反対側に配置されるア
クチュエータは、上記反射光学部材の反射面の裏面側に
近接して配置されていることを特徴とする。
【0024】第8の発明は、上記第7の発明によるレン
ズユニットにおいて、上記反射光学部材を支持する枠体
を、さらに具備し、上記枠体は、上記アクチュエータを
固定する固定手段を備えていることを特徴とする。
【0025】したがって、第7の発明又は第8の発明に
よれば、反射光学部材の外側の位置(レンズ群が配置さ
れた側とは反対側)に配置されるアクチュエータを、反
射光学部材の反射面の裏面側に近接する位置に配置した
ので、反射光学部材の反射面の裏面側の空間を有効に利
用することができる。これにより、レンズユニット自体
の小型化及び薄型化に寄与することができる。
【0026】第9の発明による電子カメラは、上記第1
〜第8の発明のいずれか一つに記載のレンズユニットを
内部に備えて構成されていることを特徴とする。
【0027】したがって、第9の発明によれば、上記第
1〜第8の発明によって小型化及び薄型化を実現したレ
ンズユニットを適用することによって、電子カメラ自体
の小型化及び薄型化に寄与することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
レンズユニットを適用した電子カメラの外観を示す斜視
図である。図2は、本電子カメラの主な内部構成部材を
概略的に示す透視図である。
【0029】また、図3は、本発明の第1の実施形態の
レンズユニットのみを取り出して示す外観斜視図であ
る。図4は、図3に示すレンズユニットの一部であっ
て、反射光学部材と変倍レンズ枠を移動させるための駆
動機構を取り出して示す要部分解斜視図である。
【0030】まず、本発明のレンズユニットが適用され
る電子カメラについて、図1・図2を用いて説明する。
【0031】本電子カメラ1は、図1・図2に示すよう
に各種の構成部材を内部に備え、奥行方向の寸法が比較
的小さくなるように形成される筐体である外装部材11
によって、外面が構成されている。この外装部材11の
上面には、露出動作の実行を指示する操作部材であるレ
リーズボタン12等の操作部材が配設されている。
【0032】また、外装部材11の前面には、閃光発光
装置の一部を構成するストロボ光照射窓13が上縁部近
傍の所定の位置に配設されている(図2には図示せ
ず)。そして、このストロボ光照射窓13に隣接する所
定の位置には、撮影光学系等からなる撮影レンズユニッ
ト(図2参照;以下、単にレンズユニットという)2の
対物光学系が配置される対物光学系窓である撮影レンズ
窓14が設けられている。
【0033】本電子カメラ1の内部には、図2に示すよ
うに略中央部の所定の位置に、複数の回路基板15が当
該電子カメラ1の奥行方向に沿って積層するように配設
されている。
【0034】なお、回路基板15には、レリーズボタン
12等、外装部材11の表面上に配設される各種の操作
部材に連動し、それぞれ対応する所定の指示信号を発生
させる操作スイッチが実装されており、レリーズボタン
12等の操作部材の操作に応じて所定の指示信号が発生
するようになっている。また、回路基板15には、レン
ズユニット2に設けられる撮像基板28等が電気的に接
続されている。
【0035】本電子カメラ1の内部であって、一端部近
傍の所定の位置、即ち上述の回路基板15の両端部に形
成される空間のうち一方の端部の空間には、当該電子カ
メラ1の電源となる電池16が配置されている。この電
池16と回路基板15とは、図示されていないが所定の
電源接続線によって電気的に連結されている。これによ
り、電池16の電力が所定の電源回路を介して回路基板
15へと供給されるようになっている。また、本電子カ
メラ1の内部空間における他方の端部には、上述のレン
ズユニット2が固設されている。
【0036】次に、本実施系他の電子カメラに適用され
るレンズユニット2の構成について、以下に詳述する。
上述したように本電子カメラ1の内部には、レンズユニ
ット2が所定の位置に配設されている。このレンズユニ
ット2は、図3に示すように撮影に寄与する複数のレン
ズ群をそれぞれ保持する複数の枠部材と、これらの枠部
材を所定の方向へと移動させるための駆動機構と、当該
レンズユニット2へと入射する光束を内部で折り曲げ
て、所定の位置に配置される撮像素子(図示せず)の受
光面の方向へと導く反射光学部材21a等によって構成
される。
【0037】具体的には次に示す通りである。即ち、レ
ンズユニット2を構成する各種の構成部材は、レンズユ
ニット基台(以下、単に基台という)25の上の所定の
位置にそれぞれ配設されている。
【0038】レンズユニット2の撮影光学系は、折り曲
げ光学系であり光学ガラス等からなるプリズム等の反射
光学部材21aと、所定の指示信号に基づいて光軸に沿
う方向に移動することで変倍動作に寄与する第1のレン
ズ群である変倍系レンズ群22aと、焦点調節動作を行
なうと共に、変倍動作に伴って生じる焦点調節状態のず
れを補正する第2のレンズ群である補正系レンズ群23
aと、最終的に被写体像を撮像素子(図示せず)の所定
の受光面上に結像させる固定レンズ群24aとの複数の
レンズ群によって構成されている。
【0039】そして、これらのレンズ群は、最も被写体
寄りの位置から反射光学部材21a・変倍系レンズ群2
2a・補正系レンズ群23a・固定レンズ群24aの順
に配置されていて、固定レンズ群24aの後方の位置に
撮像素子(図示せず)を実装した撮像基板28が配設さ
れている。
【0040】なお、撮像基板28の端部には、コネクタ
部28aが実装されており、このコネクタ部28aに接
続されるフレキシブルプリント基板28b等を介して撮
像基板28は、画像信号処理回路等が実装される回路基
板15と電気的に接続されている。
【0041】反射光学部材21aは、断面が略L字形状
からなり基台25の一端部近傍に固設される枠体である
プリズム枠21によって基台25の上の所定の位置に固
定保持されている。また、固定レンズ群24aは、基台
25の他端部近傍に固設される固定枠24によって基台
25の上の所定の位置に固設保持されている。
【0042】そして、プリズム枠21と固定枠24との
間には、二つのガイド軸である駆動軸26及び案内軸2
7が懸架されている。なお、この二つのガイド軸のうち
駆動軸26は、後述するように変倍レンズ枠22と補正
レンズ枠23の第2の光軸O2方向への移動を案内する
主ガイド軸としての役目をするものである。また、案内
軸27は、変倍レンズ枠22と補正レンズ枠23とが駆
動軸26を中心として回転するのを防ぐ役目をすると共
に、両枠22・23の第2の光軸O2方向への移動を案
内する副ガイド軸としての役目をするものである。
【0043】駆動軸26の両端部は、プリズム枠21と
固定枠24とによって回動自在に支持されている。この
場合において、固定枠24の側では、駆動軸26が固定
枠24の所定の部位を貫通しており、当該駆動軸26の
先端部が固定枠24の外方に突出している。この駆動軸
26の突出先端部には、駆動歯車26bが固設されてい
る。また、案内軸27の両端部もまた、プリズム枠21
と固定枠24とによって固定支持されている。
【0044】ここで、反射光学部材21aにおける光束
の入射側(被写体側)の光軸は、図3に示すように符号
O1で示し、この符号O1で示される光軸を第1の光軸
というものとする。また、この第1の光軸O1に対して
直交する光軸は、図3に示すように符号O2で示し、こ
の符号O2で示される光軸を第2の光軸というものとす
る。この第2の光軸O2は、上述の変倍系レンズ群22
a・補正系レンズ群23a・固定レンズ群24aの略中
心を透過して撮像基板28上の撮像素子(図示せず)へ
と至る光束の中心軸を示している。
【0045】駆動軸26及び案内軸27は、変倍系レン
ズ群22aを固定保持する変倍レンズ枠22と、補正系
レンズ群23aを固定保持する補正レンズ枠23とのそ
れぞれを、図3に示す第2の光軸O2に沿う方向に独立
して移動し得るように支持している。
【0046】この場合において、補正レンズ枠23の一
端部に形成される支持腕23dには、図3の第2の光軸
O2に沿う貫通孔が穿設されている。この貫通孔に対し
て駆動軸26が回動自在に挿通している。
【0047】また、支持腕23dには、カムピン23b
が配設されており、当該カムピン23bの先端部(図示
せず)は、支持腕23dの貫通孔の内部に向けて突出す
るように配設されている。これに対応して、補正レンズ
枠23が配置されている近傍における駆動軸26の周面
上の一部には、駆動溝であるカム溝26aが所定の範囲
にわたって形成されている。つまり、このカム溝26a
は、駆動軸26が回動されることによって駆動される補
正系レンズ群23aを保持する補正レンズ枠23の移動
範囲にわたって形成されている。そして、当該カム溝2
6aには、上述のカムピン23bがカム係合している。
【0048】一方、補正レンズ枠23の他端部には、断
面が略U字形状となる軸受部23eが形成されており、
この軸受部23eの内部に案内軸27が配置されてい
る。この場合において、案内軸27は、駆動軸26を回
転中心とする補正レンズ枠23の回転を防ぐと共に、同
補正レンズ枠23の図3の第2の光軸O2に沿う方向へ
の移動を案内する役目をしている。
【0049】したがって、駆動軸26が補正レンズ枠2
3を第2の光軸O2に沿う方向へ移動するよう駆動する
補正レンズ駆動機構(詳細は後述する)によって回動し
たときには、この回動動作に伴って補正レンズ枠23が
第2の光軸O2に沿う方向に移動するようになってい
る。
【0050】一方、変倍レンズ枠22の一端部に形成さ
れる支持腕22dの基部22ddには、上述の補正レン
ズ枠23の貫通孔と同様の貫通孔が第2の光軸O2に沿
う方向に穿設されている。この貫通孔に対して駆動軸2
6が回動自在に挿通している。
【0051】そして、変倍レンズ枠22とプリズム枠2
1との間の空間においては、伸長性を有するコイルばね
等の付勢部材30が駆動軸26に巻回されている。この
付勢部材30は、一方の端部が支持腕22dの基部22
ddにおけるプリズム枠21に対向する面に当接されて
おり、他方の端部がプリズム枠21の支持腕22dの基
部22ddに対向する面に当接されている。これによ
り、通常の状態では、付勢部材30の付勢力は、プリズ
ム枠21に対して変倍レンズ枠22を離間させる方向に
作用している。
【0052】また、変倍レンズ枠22の支持腕22dの
先端部22bの近傍には、ワイヤー掛け部22cが配設
されている。このワイヤー掛け部22cには、変倍レン
ズ枠22を第2の光軸O2に沿う方向へ移動するよう駆
動する変倍レンズ駆動機構(詳細は後述する)の一部を
構成する線状部材34の一端部が連結されている。
【0053】他方、変倍レンズ枠22の他端部には、断
面が略U字形状となる軸受部22eが形成されており、
この軸受部22eの内部に案内軸27が配置されてい
る。この場合において、案内軸27は、駆動軸26を回
転中心とする変倍レンズ枠22の回転を防ぐと共に、同
変倍レンズ枠22の第2の光軸O2に沿う方向への移動
を案内する役目をしているのは、上述の補正レンズ枠2
3の軸受部23eと全く同様である。
【0054】したがって、変倍レンズ枠22は、第2の
光軸O2に沿う方向へと移動自在に配設されており、か
つ変倍レンズ枠22に対して変倍レンズ駆動機構による
作用が働いたときには、これに伴って変倍レンズ枠23
がプリズム枠21に近付く方向へと移動し、または付勢
部材30による作用によって変倍レンズ枠22は、プリ
ズム枠21から離間する方向に向けて第2の光軸O2に
沿うように移動し得るようになっている。
【0055】プリズム枠21には、反射光学部材21a
が固設されている。この反射光学部材21aは、本電子
カメラ1の前面に対向する位置に存在する被写体から入
射する光束(被写体光束)を略直角に折り曲げて、撮像
素子(図示せず)の側へと導くようにする光学部材であ
る。
【0056】プリズム枠21は、上述したように断面が
略L字形状に形成されていて、反射光学部材21aは、
その長腕部21b(図4参照)の側に配設されている。
またプリズム枠21の短腕部21cの側には、被駆動要
素としての変倍レンズ枠22を光軸O2に沿う方向に移
動させるための変倍レンズ駆動機構が設けられている。
【0057】この変倍レンズ駆動機構は、図4に示すよ
うに変倍動作の駆動源となる変倍用アクチュエータ31
と、この変倍用アクチュエータ31の回動軸31aの先
端部近傍に固設され外周面に溝部33aが形成されたプ
ーリー33と、このプーリー33の溝部33aに一端が
固設されている線状部材34等によって構成される。
【0058】変倍用アクチュエータ31には、回動軸3
1aの基端部近傍にフランジ部31bが設けられてい
る。このフランジ部31bは、固定手段であるねじ40
を用いてプリズム枠21の短腕部21cに取り付けられ
るようになっている。これにより、変倍用アクチュエー
タ31は、プリズム枠21に固定支持される。そして、
このとき回動軸31aは、プリズム枠21の短腕部21
cに穿設された孔部21dから外部に向けて突出するよ
うに配置される。
【0059】この場合において、プリズム枠21に取り
付けられる反射光学部材21aは、図3に示す光軸O1
及び光軸O2のそれぞれに対して角度略45度の傾斜角
度を有する反射面を有して形成されている。この反射面
は、光軸O1の延長線上に位置する被写体及び光軸O2
の延長線上に位置する各レンズ(22a・23a・24
a)と撮像基板28上の撮像素子(図示せず)にそれぞ
れ対向するように配置されている。そして、この反射面
の裏面側、即ち基台25に対向する部位には、所定の空
間が生じるように当該反射光学部材21aは形成されて
いる。そして、この空間に、変倍用アクチュエータ31
が配置されている。
【0060】変倍用アクチュエータ31の回動軸31a
の先端部近傍には、上述したようにプーリー33が固設
されている。このプーリー33の溝部33aには、線状
部材34の一端が固設されている。そして、この線状部
材34の他端は、上述したように変倍レンズ枠22の支
持腕22dの先端部22bに設けられるワイヤー掛け部
22cに連結されている(図3参照)。
【0061】したがって、変倍用アクチュエータ31が
駆動され、回動軸31aが所定の方向(図3に示す矢印
R1・R2方向のいずれか一方)に回動を開始すると、
同時にプーリー33が同方向に回動する。これに伴って
線状部材34に連結される変倍レンズ枠22は、光軸O
2に沿う方向(図3に示す矢印X1・X2方向のいずれ
か一方)へと移動するようになっている。
【0062】一方、駆動軸26の駆動歯車26bの近傍
には、被駆動要素としての補正系レンズ群23aを保持
する補正レンズ枠23を光軸O2に沿う方向に移動させ
るための補正系レンズ駆動機構を駆動する補正系アクチ
ュエータ32が設けられている。この補正系アクチュエ
ータ32は、基台25上に固設されている。
【0063】補正系アクチュエータ32の回動軸の先端
部には、駆動歯車32aが固設されている。この駆動歯
車32aは、駆動軸26の駆動歯車26bに噛合してい
る。したがって、これにより補正系アクチュエータ32
の駆動力は、駆動軸26へと伝達され、これを所定の方
向へと回動させ得るようになっている。そして、駆動軸
26が回動すると、当該駆動軸26のカム溝26aと補
正レンズ枠23のカムピン23bとの作用により、当該
補正レンズ枠23が光軸O2に沿う方向(図3に示す矢
印X1・X2方向のいずれか一方)へと移動するように
なっている。
【0064】このように構成された本実施形態のレンズ
ユニットは、次のように作用することになる。即ち、ま
ず、本電子カメラ1が撮影準備状態にあるときに、使用
者により変倍動作を実行するための所定の操作がなさ
れ、その操作によって生じた変倍指示信号を受けて回路
基板15上に実装される制御回路(特に図示せず)は、
変倍用アクチュエータ31の駆動制御を行なう。する
と、当該変倍用アクチュエータ31の回動軸31aは、
図3に示す矢印R1・R2方向のいずれか一方に回動す
る。これと同時にプーリー33も同方向に回動する。
【0065】ここで、プーリー33が図3に示す矢印R
1方向に回動した場合には、線状部材34がプーリー3
3によって巻き上げられる。したがって、これに伴って
変倍レンズ枠22は、付勢部材30の付勢力に抗して図
3に示す矢印X1方向へと移動する。
【0066】一方、プーリー33が図3に示す矢印R2
方向に回動した場合には、線状部材34はプーリー33
によって巻き戻される。したがって、これに伴って変倍
レンズ枠22は、付勢部材30の付勢力によって図3に
示す矢印X2方向へと移動する。
【0067】このように変倍レンズ枠22が図3の矢印
X1方向又は矢印X2方向へと移動することによって変
倍動作が実行されると、焦点状態が変化することにな
る。これを補正するために、回路基板15上に実装され
る制御回路(特に図示せず)は、変倍動作に連動させて
補正系アクチュエータ32を駆動制御する。
【0068】補正系アクチュエータ32が駆動され、駆
動歯車32aが所定の方向に回動すると、この駆動歯車
32aに噛合する駆動歯車26bを介して駆動軸26が
所定の方向に回動する。これによって補正レンズ枠23
は、図3の矢印X1方向又は矢印X2方向へと移動し
て、変倍動作に応じた所定の位置となるように補正レン
ズ枠23を配置する。
【0069】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、変倍用アクチュエータ31と補正系アクチュエ
ータ32との二つのアクチュエータを第2の光軸O2に
沿う方向において、各レンズ群(22a・23a・24
a)の配置位置から外れた位置、即ち反射光学部材21
aに対して外側の位置と、撮像基板28上の撮像素子
(図示せず)に対して外側の位置とにそれぞれ配置した
ので、第1の光軸O1に沿う方向、即ちレンズユニット
2の奥行方向の寸法を小さくすることができる。したが
って、これによりレンズユニット2の小型化及び薄型化
を実現することができる。
【0070】また、本実施形態によれば、第2の光軸O
2と直交する方向において、それぞれ同方向に偏った位
置、即ち駆動軸26の側に二つのアクチュエータ31・
32を配置したので、二つのアクチュエータ31・32
が駆動する二つの被駆動要素である二つのレンズ群(変
倍レンズ枠22に保持される変倍系レンズ群22a・補
正レンズ枠23に保持される補正系レンズ群23a)の
それぞれを高精度に移動させることができる。これによ
って、高精度な変倍動作又は焦点調節動作を実行するこ
とができる。
【0071】そして、本実施形態においては、一方のア
クチュエータ(補正系アクチュエータ32)に連動して
回動自在とするガイド軸(駆動軸26)に、これによっ
て駆動されるレンズ群(補正系レンズ群23a)の移動
範囲にわたって駆動溝(カム溝26a)を設け、この駆
動溝(26a)によって第2のレンズ群(23a)を駆
動するように構成した(変倍レンズ枠22の移動を案内
するガイド軸の一部を補正レンズ枠23を駆動するため
の駆動系として用いるように構成した)ので、駆動系の
部品点数を削減することができる。このことは、レンズ
ユニットの小型化に寄与することができると共に、製造
工程を削減し、製造コストの低減化に寄与することがで
きる。
【0072】さらに、二つのガイド軸(26・27)の
うち二つのアクチュエータ(31・32)が偏って配置
されている側、即ち駆動軸26の側にカム溝26aを設
けたので、当該駆動軸26を基準として二つのレンズ群
を駆動させるようにしている。このことは、各レンズ群
の中心位置を合わせる作業、即ち光軸合わせの作業を容
易にすることができる。したがって、これにより光軸ず
れ等の問題を回避することができ、よってレンズユニッ
ト2の光学的な性能の向上に寄与することが容易とな
る。
【0073】撮像素子の外側(レンズ群が配置された側
とは反対側)に配置される補正系アクチュエータ32に
よって、極めて高い精度を要する焦点調節動作に寄与す
る第2のレンズ群(補正系レンズ群23a)を保持する
補正レンズ枠23を駆動するようにしたので、より高精
度な焦点調節動作を実行することができる。つまり、変
倍動作によって生じる焦点調節状態のずれを高精度な制
御によって抑止することができる。
【0074】反射光学部材21aの外側(レンズ群が配
置された側とは反対側)に配置される変倍用アクチュエ
ータ31を、反射光学部材21aの反射面の裏面側に近
接する位置に配置したので、反射光学部材21aの反射
面の裏面側の空間を有効に利用することができる。これ
により、レンズユニット2自体の小型化及び薄型化に寄
与することができる。
【0075】したがって、このように小型化及び薄型化
を実現したレンズユニット2を適用する電子カメラ1も
また小型化及び薄型化を容易に実現することができる。
【0076】次に、本発明の第2の実施形態について、
以下に説明する。図5は、本発明の第2の実施形態のレ
ンズユニットのみを示す外観斜視図である。また、図6
は、図5に示すレンズユニットの一部であって、変倍レ
ンズ枠を移動させるための駆動機構の一部のみを拡大し
て示す要部分解斜視図である。
【0077】図5に示すように、本実施形態のレンズユ
ニット2Aは、基本的には上述の第1の実施形態のレン
ズユニット2と略同様の構成からなるものであって、変
倍レンズ枠22Aを第2の光軸O2に沿って移動させる
ための駆動機構の構成が異なるのみである。したがっ
て、上述の第1の実施形態と同様の構成については、同
じ符号を附してその詳細な説明は省略し、異なる部位に
ついてのみ以下に詳述する。
【0078】本実施形態のレンズユニット2Aにおい
て、プリズム枠21の短腕部21cには、変倍レンズ枠
22Aを光軸O2に沿う方向に移動させるための変倍レ
ンズ駆動機構が設けられている。
【0079】本レンズユニット2Aにおける変倍レンズ
駆動機構は、図5に示すように変倍動作の駆動源となる
変倍用アクチュエータ31と、この変倍用アクチュエー
タ31の回動軸31aの先端部近傍に固設され外周面に
ギアー部41aが形成されたプーリー41と、このプー
リー41のギアー部41aに噛合するタイミングベルト
43等によって構成される。
【0080】変倍用アクチュエータ31は、上述の第1
の実施形態と同様の手段を用いてプリズム枠21の短腕
部21cに取り付けられ固定支持されている。したがっ
て、本実施形態においても、プリズム枠21に取り付け
られる反射光学部材21aの反射面の裏面側、即ち基台
25に対向する部位に形成される空間に、変倍用アクチ
ュエータ31が配置されている。
【0081】また、固定枠24の一側面にも、プーリー
41と略同形状のプーリー42が回動自在に固設されて
いる。そして、このプーリー42のギアー部42aに
は、タイミングベルト43の他端側が噛合している。
【0082】そして、タイミングベルト43の所定の部
位は、図5・図6に示すようにベルト押さえ部材46を
用いて変倍レンズ枠22Aの支持腕22dの先端部22
bにおいて固定されている。
【0083】即ち、図6に示すようにタイミングベルト
43のベルト固定部44においては、次のような手段に
よって、変倍レンズ枠22Aに対してタイミングベルト
43を固定している。
【0084】ベルト押さえ部材46は、略中央部にねじ
孔46aが穿設された板状の小片部材である。これに合
わせて、支持腕22dの先端部22bの上面には、ねじ
穴22fが設けられている。また、タイミングベルト4
3の所定の部位には、貫通孔43aが穿設されている。
【0085】そして、支持腕22dの先端部22bに、
タイミングベルト43及びベルト押さえ部材46を重ね
て載置した状態とする。このとき、ねじ穴22f・貫通
孔43a・ねじ孔46aが合致した状態となるようにす
る。この状態でねじ45の軸部をねじ孔46a・貫通孔
43aに貫通させて、当該ねじ45をねじ穴22fに螺
合させる。このようにして、タイミングベルト43は、
変倍レンズ枠22の所定の位置に固定されている。
【0086】したがって、変倍用アクチュエータ31が
駆動され、回動軸31aが所定の方向(図5に示す矢印
R1・R2方向のいずれか一方)に回動を開始すると、
同時にプーリー41が同方向に回動する。これに伴って
タイミングベルト43に連結される変倍レンズ枠22A
は、光軸O2に沿う方向(図5に示す矢印X1・X2方
向のいずれか一方)へと移動するようになっている。
【0087】その他の構成については、上述の第1の実
施形態と全く同様である。このように構成された本実施
形態のレンズユニット2Aの作用もまた、上述の第1の
実施形態と略同様である。
【0088】以上説明したように、上記第2の実施形態
によれば、上述の第1の実施形態とは異なる構成の変倍
レンズ駆動機構を用いながら、上述の第1の実施形態と
全く同様の効果を得ることができる。
【0089】そして、本実施形態においては、変倍レン
ズ駆動機構をタイミングベルト43を用いて構成してい
るので、変倍レンズ枠22Aを確実に移動させることが
できる。
【0090】なお、上述の各実施形態においては、本発
明のレンズユニット2・2Aを電子カメラに適用した例
を挙げて説明しているが、これに限らず、例えば写真撮
影用フイルム等の写真感光材料を用いる一般的なカメラ
等に対しても容易に適用することができる。
【0091】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、折り
曲げ光学系を備えて構成されるレンズユニットにおい
て、駆動機構やアクチュエータ等の各構成部材を効率的
に配置することによって、薄型化及び小型化を実現した
レンズユニットを提供し、これを適用することで電子カ
メラの薄型化及び小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のレンズユニットを適
用した電子カメラの外観を示す斜視図。
【図2】図1の電子カメラの主な内部構成部材を概略的
に示す透視図。
【図3】図1の電子カメラに適用されるレンズユニット
のみを取り出して示す外観斜視図。
【図4】図3に示すレンズユニットの一部であって、反
射光学部材と変倍レンズ枠を移動させるための駆動機構
を取り出して示す要部分解斜視図。
【図5】本発明の第2の実施形態のレンズユニットのみ
を示す外観斜視図。
【図6】図5に示すレンズユニットの一部であって、変
倍レンズ枠を移動させるための駆動機構の一部を拡大し
て示す要部分解斜視図。
【符号の説明】
1……電子カメラ 2・2A……レンズユニット 21……プリズム枠 21a……反射光学部材 22・22A……変倍レンズ枠 22a……変倍系レンズ群(第1のレンズ群、被駆動要
素) 23……補正レンズ枠 23a……補正系レンズ群(第2のレンズ群、被駆動要
素) 23b……カムピン 24……固定枠 24a……固定レンズ群 25……基台(レンズユニット) 26……駆動軸(主ガイド軸) 26a……カム溝(駆動溝) 27……案内軸(副ガイド軸) 28……撮像基板 30……付勢部材 31……変倍用アクチュエータ 32……補正系アクチュエータ 33・41・42……プーリー 34……線状部材 43……タイミングベルト 46……ベルト押さえ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 AJ04 BE02 BE06 BF01 DA01 DA02 DB02 DD03 DD07 EF02 EF03 EF08 5C022 AA13 AB15 AB40 AB66 AC22 AC32 AC42 AC54 AC70 AC73 AC74 AC78

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光軸に沿って被写体から入射す
    る光束を第1の光軸に交差する第2の光軸に沿って折り
    曲げる反射光学部材と、 第2の光軸に沿って移動自在に設けられ、上記反射光学
    部材によって折り曲げられた後の光束を透過させて被写
    体像を結像させるレンズ群と、 上記レンズ群によって結像される被写体像を受光する撮
    像素子と、 ユニット内部の被駆動要素を駆動するアクチュエータ
    と、 を具備し、 上記アクチュエータは、少なくとも二つ設けられ、上記
    第2の光軸に沿う方向において上記反射光学部材に対し
    て上記レンズ群が配置されている側とは反対側及び上記
    撮像素子に対して上記レンズ群が配置されている側とは
    反対側のそれぞれの位置に配置されていることを特徴と
    するレンズユニット。
  2. 【請求項2】 上記アクチュエータは、第2の光軸と
    直交する方向において、それぞれ同方向に偏って配置さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 上記レンズ群は、第1のレンズ群及び
    第2のレンズ群を有してなり、 上記アクチュエータは、被駆動要素として上記第1のレ
    ンズ群及び上記第2のレンズ群をそれぞれ駆動するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のレンズユニット。
  4. 【請求項4】 上記第1のレンズ群及び上記第2のレ
    ンズ群を第2の光軸に沿って移動し得るように案内する
    ガイド軸を備え、 上記ガイド軸は、一方のアクチュエータに連動して回動
    自在となっており、上記第1のレンズ群又は上記第2の
    レンズ群のいずれか一方を駆動するために、駆動される
    レンズ群の移動範囲にわたって駆動溝が設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載のレンズユニット。
  5. 【請求項5】 上記ガイド軸は、二つ設けられてお
    り、この二つのガイド軸のうち上記各アクチュエータが
    偏って配置されている側に設けられるガイド軸に上記駆
    動溝が設けられていることを特徴とする請求項4に記載
    のレンズユニット。
  6. 【請求項6】 上記第2のレンズ群は、焦点調節動作
    に寄与するレンズ群であり、 上記撮像素子の上記レンズ群が配置された側とは反対側
    に配置される上記アクチュエータは、上記第2のレンズ
    群を駆動するものであることを特徴とする請求項3又は
    請求項4又は請求項5のいずれか一つに記載のレンズユ
    ニット。
  7. 【請求項7】 上記反射光学部材の上記レンズ群が配
    置された側とは反対側に配置されるアクチュエータは、
    上記反射光学部材の反射面の裏面側に近接して配置され
    ていることを特徴とする請求項1・2・3・4・5・6
    のいずれか一つに記載のレンズユニット。
  8. 【請求項8】 上記反射光学部材を支持する枠体を、
    さらに具備し、 上記枠体は、上記アクチュエータを固定する固定手段を
    備えていることを特徴とする請求項7に記載のレンズユ
    ニット。
  9. 【請求項9】 請求項1・2・3・4・5・6・7・
    8のいずれか一つに記載のレンズユニットを内部に備え
    て構成されていることを特徴とする電子カメラ。
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