JP2003062958A - 多層ポリエステルフィルム - Google Patents

多層ポリエステルフィルム

Info

Publication number
JP2003062958A
JP2003062958A JP2001254617A JP2001254617A JP2003062958A JP 2003062958 A JP2003062958 A JP 2003062958A JP 2001254617 A JP2001254617 A JP 2001254617A JP 2001254617 A JP2001254617 A JP 2001254617A JP 2003062958 A JP2003062958 A JP 2003062958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
film
glycol
polyester film
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001254617A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kishida
稔 岸田
Tsunetoshi Matsuda
常俊 松田
Munehiro Miyake
宗博 三宅
Kazunari Nanjo
一成 南條
Isao Nakano
功 中野
Atsushi Tachikawa
敦 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP2001254617A priority Critical patent/JP2003062958A/ja
Publication of JP2003062958A publication Critical patent/JP2003062958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強靭性や耐熱性、耐磨耗性、加工適性などを
維持しつつ、屈曲性に優れた柔軟性を有するポリエステ
ルフィルムを提供する。 【解決手段】 ポリエチレンテレフタレート層とポリエ
ーテルエステル層とからなる多層フィルムであって、ポ
リエーテルエステルがテレフタル酸、エチレングリコー
ル、および、ポリアルキレンオキシドグリコールから構
成され、前記ポリアルキレンオキシドグリコールは、炭
素/酸素原子数比が2〜6であり、重量平均分子量が3
00以上、4000未満であり、かつ含有量がエチレン
グリコールに対して3質量%以上、15質量%未満であ
ることを特徴とする多層ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエチレンテレ
フタレートの耐熱性、耐磨耗性を維持しつつ、柔軟性を
改良した多層ポリエステルフィルムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルム、特にポリエチレ
ンテレフタレートの2軸延伸フィルムは、機械強度、透
明性、熱的性質、湿度特性、保香性に優れ、各種包装分
野に広く用いられている。
【0003】しかしながら、ポリエチレンテレフタレー
トフィルムはナイロンなどに比べると屈曲性に劣り、梱
包や輸送の過程で振動や屈曲により袋にピンホールが発
生する場合があり、特に内容物が液体を含むものである
場合は液体が外部に流出してトラブルとなる恐れがあり
使用が限られていた。
【0004】屈曲性の改良されたポリエステルとして、
特許第2137352号にはヤング率が10〜250k
g/mm2、突刺し強度が10kg/mm以上のフィル
ムが開示されているが、このようなフィルムは剛性が低
いため、製袋加工時や内容物の充填時にシワやたるみが
発生してトラブルとなることが多い。また、耐熱性や摩
擦などのピンホール性に劣る。
【0005】特開平7−117118号公報にはポリテ
トラメチレングリコールを50〜80重量%含有した柔
軟なポリエステルフィルムが開示されている。この場合
もポリエーテル成分が多すぎるため柔軟化しすぎで生産
時やスリット時や印刷時にシワが入りやすい等の加工適
性に問題がある。また、耐熱性や摩擦などのピンホール
性に劣る。
【0006】特開平7−62117号公報には、分子量
500〜3000のポリテトラメチレングリコールを
0.5〜10重量%含有させたポリエステルフィルムが
開示され、また、特開平7−62118号公報には、分
子量500〜6000のポリエチレングリコールを0.
5〜10重量%含有させたポリエステルフィルムが開示
されているが、このようなフィルムは剛性が低いため製
袋加工時や内容物の充填時にシワやたるみが発生した
り、耐熱性や摩擦などのピンホール性に劣る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、芳香族ポリ
エステルのもつ強靭性や耐熱性、耐磨耗性、加工適性な
どを維持しつつ、屈曲性に優れた柔軟性を有するポリエ
ステルフィルムを提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリエチ
レンテレフタレート層に特定のポリエーテルエステル層
を積層することにより、上記問題が解決できることを見
出し、本発明を完成した。すなわち本発明の要旨は、ポ
リエチレンテレフタレート層とポリエーテルエステル層
とからなる多層フィルムであって、ポリエーテルエステ
ルがテレフタル酸、エチレングリコール、および、ポリ
アルキレンオキシドグリコールから構成され、前記ポリ
アルキレンオキシドグリコールは、炭素/酸素原子数比
が2〜6であり、重量平均分子量が300以上、400
0未満であり、かつ含有量がエチレングリコールに対し
て3質量%以上、15質量%未満であることを特徴とす
る多層ポリエステルフィルムである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明で用いるポリエチレンテレフタレート樹脂
は、公知の方法、すなわち、テレフタル酸ジメチルとエ
チレングリコールとからのエステル交換反応、あるい
は、テレフタル酸とエチレングリコールとからの直接エ
ステル化法によりオリゴマーを得た後、溶融重合、ある
いはさらに固相重合して得られるが、本発明の効果を損
ねない範囲であれば他の成分を共重合することができ
る。また、他のポリエステルを混合してもよい。
【0010】本発明で用いるポリエーテルエステル樹脂
は、テレフタル酸成分、エチレングリコール成分、およ
び、ポリアルキレンオキシドグリコール成分からなるこ
とが必要である。
【0011】ポリアルキレンオキシドグリコールとして
は、炭素/酸素原子数比が2以上、6以下の化合物を用
いることが必要である。このようなポリアルキレンオキ
シドグリコールには、ポリエチレングリコール[PE
G]、ポリ(1,2−プロピレングリコール)、ポリト
リメチレングリコール、ポリ(1,2−ブチレングリコ
ール)、ポリ(1,3−ブチレングリコール)、ポリテ
トラメチレングリコール[PTMG]、ポリヘキサメチ
レングリコールなどが挙げられる。この中でPEGおよ
びPTMGが効果と経済性の点で好ましい。
【0012】また、ポリアルキレンオキシドグリコール
の分子量は重量平均分子量で300以上、4000未満
であることが必要である。分子量が低すぎると、フィル
ムとしたときに望ましい柔軟性を得ることができず、分
子量が4000以上のものを使用するとポリエステルと
の相溶性が低下し、フィルムの透明性が低下する。
【0013】さらに、ポリエーテルエステル中のポリア
ルキレンオキシドグリコール成分の含有量は、本発明の
要件を満たす範囲でその分子量と関連させて選定される
が、エチレングリコールに対して3質量%以上、15質
量%未満であることが必要である。3質量%未満では柔
軟性を発現することが難しく、また、15質量%以上で
あると、柔軟になりすぎて強度が低下し、またフィルム
の透明性が低下するため液体物の包装フィルムとしての
用途に適さない。
【0014】ポリエーテルエステルを製造する方法はポ
リエチレンテレフタレートの製造において通常公知の重
合方法を用いて行うことができる。すなわち、エステル
交換又はエステル化反応の初期から重縮合反応の初期ま
での任意の段階で、ポリアルキレンオキシドグリコール
を添加すればよい。
【0015】ポリエーテルエステルには本発明の効果が
損なわれない範囲で適宜他の成分を共重合してもよい。
このような酸成分としては、イソフタル酸、(無水)フ
タル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、シュ
ウ酸、(無水)コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ア
ゼライン酸、ドデカンジカルボン酸、炭素数20〜60
のダイマー酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、(無
水)イタコン酸、(無水)シトラコン酸、メサコン酸等
の脂肪族ジカルボン酸、(無水)ヘキサヒドロフタル
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸等の脂環族ジカルボン
酸、p−ヒドロキシ安息香酸、乳酸、β−ヒドロキシ酪
酸、ε−カプロラクトン等のヒドロキシカルボン酸や、
(無水)トリメリット酸、トリメシン酸、(無水)ピロ
メリット酸等の多官能カルボン酸を挙げることができ
る。また、アルコール成分としては、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、1,2−プロパンジオ
ール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、ネオペンチルグリコール、等の脂肪族ジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シ
クロヘキサンジエタノール等の脂環族ジオール、ビスフ
ェノールAやビスフェノールSのエチレンオキシドある
いはプロピレンオキシド付加物等の芳香族ジオール、ト
リメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリト
ール等の多官能アルコール等を挙げることができる。こ
れらの共重合成分は、本発明の特性を損なわない範囲、
具体的には、ポリエーテルエステル層にポリエチレンテ
レフタレートを積層した多層ポリエステルフィルムのゲ
ルボテスト値が20以下、摩擦ピンホール値が200回
以上となるように選択されることが望ましい。
【0016】本発明の多層ポリエステルフィルムには、
シリカ、アルミナ、カオリン、炭酸カルシウム、二酸化
チタン、硫酸バリウム等の無機滑剤、もしくはシリコー
ン粒子、フッ素化ポリエチレン粒子やビニル系モノマー
から成る3次元架橋粒子等の有機滑剤から選ばれた1種
もしくは2種以上の平均粒径2.5μm以下の滑剤を必
要量添加してフィルム表面にスリップ性を付与させ、フ
ィルム製造時や印刷工程時等に通過性を改善させること
ができる。
【0017】本発明においては上記のポリエーテルエス
テルを本発明の趣旨が損なわれない範囲において他のポ
リエステルと混合して用いてもよい。混合することので
きるポリエステルとは酸成分が、テレフタル酸、イソフ
タル酸、(無水)フタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等の芳香族
ジカルボン酸、シュウ酸、(無水)コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンジカルボン
酸、炭素数20〜60のダイマー酸、(無水)マレイン
酸、フマル酸、(無水)イタコン酸、(無水)シトラコ
ン酸、メサコン酸等の脂肪族ジカルボン酸、(無水)ヘ
キサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸等の脂
環族ジカルボン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、乳酸、β
−ヒドロキシ酪酸、ε−カプロラクトン等のヒドロキシ
カルボン酸や、(無水)トリメリット酸、トリメシン
酸、(無水)ピロメリット酸等の多官能カルボン酸から
なり、また、ジオール成分が、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、
1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、等の脂肪族ジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロ
ヘキサンジエタノール等の脂環族ジオール、ビスフェノ
ールAやビスフェノールSのエチレンオキシドあるいは
プロピレンオキシド付加物等の芳香族ジオール、トリメ
チロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール
等の多官能アルコール等からなるポリエステルが挙げら
れる。
【0018】本発明の多層ポリエステルフィルムを得る
方法としては、前述のポリエチレンテレフタレートとポ
リエーテルエステルを、2台の押出機で別々に加熱、溶
融して、2種多層のフィードブロックを備えたTダイよ
り押出し、冷却ロールなどにより冷却固化させて未延伸
フィルムを得るか、もしくは円形ダイより押出して水冷
あるいは空冷により固化させて未延伸フィルムを得る。
延伸フィルムを製造するためには、未延伸フィルムを一
旦巻き取った後、または連続して同時2軸延伸法または
逐次2軸延伸法により延伸する方法が好ましい。フィル
ムの機械的特性や厚み均一性などの性能面からはTダイ
によるフラット式製膜法とテンター延伸法を組み合わせ
る方法が好ましい。
【0019】本発明の多層ポリエステルフィルムの層構
成としては、ポリエーテルエステルをA、ポリエチレン
テレフタレートをBとすると、B/A/B、A/B/
A、B/A、A/Bが挙げられ、これらにさらに多層に
積層してもよい。特に、両面にB層があるB/A/B
か、外層にB層があるA/Bが耐磨耗性の面から好まし
い。層の厚み比は、A層の厚みの合計とB層の厚みの合
計比が4:1〜1:4の範囲が好ましい。この範囲を超
えるとフィルムの柔軟性あるいは耐熱性、摩擦ピンホー
ル性が悪化するので好ましくない。
【0020】こうして得られる多層ポリエステルフィル
ムは20℃でのゲルボテスト値が20以下、摩擦ピンホ
ール値が200回以上であることが好ましい。ゲルボテ
スト値はフィルムの屈曲疲労耐性を評価する指標であ
り、この値が20を超えるフィルムは屈曲によってピン
ホールを発生しやすく、特に液体を包装する用途に適さ
ない。詳しい方法は後述するが、摩擦ピンホール値はフ
ィルムの摩擦疲労耐性を評価する指標であり、この値が
200回を下回るフィルムは加工中あるいは内容物を入
れた状態で輸送したりする過程で摩擦によってピンホー
ルを発生しやすく、特に液体を包装する用途に適さな
い。
【0021】本発明の多層ポリエステルフィルムには、
帯電防止剤、熱安定剤、酸化防止剤、結晶核剤、耐候
剤、紫外線防止剤、顔料、染料等の添加剤を本発明の目
的を損なわない範囲で用いることができる。
【0022】本発明の多層ポリエステルフィルムの厚み
は、5〜100μm、好ましくは10〜50μm、さら
に好ましくは10〜25μmである。厚みが5μm未満
では製品運送時に破れ等が生じ易くなり、100μmを
超えても過剰品質となり不経済である。
【0023】次に、本発明を実施例により更に具体的に
説明する。なお、実施例及び比較例に用いた各測定方法
は下記の通りである。
【0024】ゲルボテスト値:ASTM F 392に
従い、ゲルボテスターにおいて20℃雰囲気下で、10
00回屈曲を繰り返した180mm×280mm大きさ
のフィルムを白紙の上に置き、インキを塗布し、白紙に
移ったインキの数をカウントし、これをゲルボテスト値
とした。
【0025】摩擦ピンホール値:フィルムをPETシー
トに両面テープで固定後、4つ折りにし、50gの荷重
をかけて4つ折りのエッジをクラフト紙(レンゴー社製
クラフトボール紙8号)に接触させる。クラフト紙を載
せた台を振幅120mm、速度30往復/分で往復運動
させたのち、フィルムを取外し、フィルムを白紙の上に
置き、インキを塗布し、ピンホールの有無を確認する。
ピンホールが発生する寸前の往復運動回数を摩擦ピンホ
ール値とした。
【0026】実施例1〜3、6、7、及び比較例1〜3 ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート及びその
低重合体の存在するエステル化反応槽に、テレフタル酸
とエチレングリコールのスラリーを連続的に供給し、温
度250℃で3〜8時間程度反応させて、エステル化反
応率95%付近のエステル化物を連続的に得た。次い
で、これを重合缶に移送し、抗酸化剤として「イルガノ
ックス245」(日本チバガイギー社製)、三酸化アン
チモン、さらに、表1に示す重量平均分子量のポリテト
ラメチレングリコール又はポリエチレングリコールを、
表1に示す添加量で添加し、1.3hPa以下の減圧
下、温度250〜280℃で所定の重合度のポリエーテ
ルエステルを得た。得られたポリエーテルエステルを1
20℃で10時間真空乾燥を行ったあと、90mmφ緩
圧縮単軸押出機を用いて、270℃で押出す一方、ポリ
エチレンテレフタレート(日本エステル社製、DH−B
R、相対粘度1.38)を60mmφ緩圧縮単軸押出機
を用いて、270℃で押出し、2種3層のフィードブロ
ックを備えたTダイで、外層がポリエチレンテレフタレ
ート、内層がポリエーテルエステルになるように、ま
た、外層/内層/外層の厚み比が1/3/1になるよう
にして、表面温度18℃に調節されたキャスティングロ
ール上に密着させて急冷し、厚み160μmの未延伸シ
ートを得た。この未延伸シートをロール縦延伸装置を用
いて65℃で3.5倍縦延伸し、ついで、フィルムの端
部を、テンター式横延伸機のクリップで把持し、温度8
0℃で3.6倍横延伸した。次に、TDの弛緩率を3%
として220℃で熱固定処理した後、室温まで冷却し、
60m/minの速度で巻き取って厚み12μmのフィ
ルムを得た。得られた積層ポリエステルフィルムを用い
て各種の特性評価を行った。得られた結果を表1に示
す。
【0027】実施例4、5 外層/内層/外層の厚み比を表1のようにした以外は、
実施例2と同様の方法で実施した。得られた延伸フィル
ムの性能を表1に示す。
【0028】実施例8、9、比較例4 2種2層のフィードブロックを備えた以外は、実施例
2、6、比較例3と同様の方法で延伸フィルムを得た。
得られたフィルムを用いて各種の特性評価を行った。結
果を表1に示す。
【0029】比較例5〜7 2種2層のフィードブロックを備え、内層、外層の樹脂
を表1のようにした以外は実施例1〜3と同様の方法で
実施した。得られた延伸フィルムの性能を表1に示し
た。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】ポリエーテルエステルとポリエチレンテ
レフタレートとを積層し、多層フィルムにすることによ
って、ポリエチレンテレフタレートの耐熱性、耐磨耗性
を維持しつつ,柔軟性を改良することにより、特に液体
物充填用に適した多層ポリエステルフィルムを得ること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南條 一成 京都府宇治市宇治樋ノ尻31−3 ユニチカ 株式会社宇治プラスチック工場内 (72)発明者 中野 功 京都府宇治市宇治樋ノ尻31−3 ユニチカ 株式会社宇治プラスチック工場内 (72)発明者 立川 敦 京都府宇治市宇治樋ノ尻31−3 ユニチカ 株式会社宇治プラスチック工場内 Fターム(参考) 4F100 AK41B AK42A AK54B BA02 BA03 GB15 JJ00 JK01 JK09 JN01 YY00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレート層とポリエ
    ーテルエステル層とからなる多層フィルムであって、ポ
    リエーテルエステルがテレフタル酸、エチレングリコー
    ル、および、ポリアルキレンオキシドグリコールから構
    成され、前記ポリアルキレンオキシドグリコールは、炭
    素/酸素原子数比が2〜6であり、重量平均分子量が3
    00以上、4000未満であり、かつ含有量がエチレン
    グリコールに対して3質量%以上、15質量%未満であ
    ることを特徴とする多層ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 20℃でのゲルボテスト値が20以下、
    摩擦ピンホール値が200回以上であることを特徴とす
    る請求項1記載の多層ポリエステルフィルム。
JP2001254617A 2001-08-24 2001-08-24 多層ポリエステルフィルム Pending JP2003062958A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001254617A JP2003062958A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 多層ポリエステルフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001254617A JP2003062958A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 多層ポリエステルフィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003062958A true JP2003062958A (ja) 2003-03-05

Family

ID=19082757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001254617A Pending JP2003062958A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 多層ポリエステルフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003062958A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113767137A (zh) * 2019-04-26 2021-12-07 东洋纺株式会社 聚乙烯系树脂薄膜

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113767137A (zh) * 2019-04-26 2021-12-07 东洋纺株式会社 聚乙烯系树脂薄膜
CN113767137B (zh) * 2019-04-26 2023-12-22 东洋纺株式会社 聚乙烯系树脂薄膜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1340785B1 (en) Heat-shrinkable polyester films
EP1833886B1 (en) Void-containing polyester shrink film with improved density retention
JP4655106B2 (ja) ポリエステル樹脂組成物
JP2002283525A (ja) 二軸延伸ポリエステルフィルム及びその製造方法
JP2006063134A (ja) 熱収縮包装用フィルム
WO2002034818A1 (fr) Film de polyester aliphatique oriente biaxialement et son procede de production
JP2004051959A (ja) 脂肪族ポリエステルフィルムおよび積層体
JP3271774B2 (ja) ポリエステル系シュリンクフイルム
JP2003062958A (ja) 多層ポリエステルフィルム
JP2004131726A (ja) 生分解性艶消しフィルム
JP2000094513A (ja) ポリエステルフィルム
JP3960741B2 (ja) 熱収縮性ポリエステル系多層フイルム
JP6984224B2 (ja) 立体構造体作製用フィルムおよび立体構造体
JP4543743B2 (ja) 成形用二軸延伸ポリ乳酸フィルムおよび容器
JP2000063537A (ja) ポリエステルフィルム
JPH0832498B2 (ja) 転写フィルム用ポリエステルフィルム
JP2001064413A (ja) 易引裂性二軸延伸ポリ乳酸系フィルム
JP2002363309A (ja) 液体物包装用ポリエステル系フィルム
JP2006051747A (ja) 成形同時転写用ポリエステルフィルム
JP2001158071A (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP2006028209A (ja) ポリエステル系樹脂組成物、該樹脂組成物からなる熱収縮性ポリエステル系フィルム、成形品および容器
JPH0657116A (ja) 延伸安定性に優れたチューブラ二軸延伸フィルム用ポリブチレンテレフタレート系樹脂組成物
JP7283175B2 (ja) フィルム状分度器
JP2004351734A (ja) 延伸積層ポリエステルフィルムおよびボトル用ラベル
JP2908051B2 (ja) 微細空隙を含有するポリエステルフイルム