JP2003060931A - データ放送受信装置及びデータ放送受信プログラム並びにコンテンツ生成方法 - Google Patents

データ放送受信装置及びデータ放送受信プログラム並びにコンテンツ生成方法

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JP2003060931A
JP2003060931A JP2001251199A JP2001251199A JP2003060931A JP 2003060931 A JP2003060931 A JP 2003060931A JP 2001251199 A JP2001251199 A JP 2001251199A JP 2001251199 A JP2001251199 A JP 2001251199A JP 2003060931 A JP2003060931 A JP 2003060931A
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data
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Application number
JP2001251199A
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Kinji Matsumura
欣司 松村
Koichi Ishikawa
浩一 石川
Kazuya Fujisawa
和也 藤澤
Takeshi Kimura
武史 木村
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者がデータ放送コンテンツを閲覧する時
に、リモコン等の操作キーを少なくし、画面を目視しな
くても操作が可能なデータ放送受信装置及びデータ放送
受信プログラムを提供する 【解決手段】 データ放送受信装置1は、フォーカス順
序決定手段2a、フォーカス移動手段2b、フォーカス
実行手段2c等を含む主制御部2と、フォーカス順序テ
ーブル3aを保持するRAM3と、ROM4と、放送デ
ータ受信部5と、コンテンツ記憶部6と、音声合成部7
と、映像・音声出力部8と、外部信号入力部9とを含む
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ放送受信装
置及びデータ放送受信プログラム並びにコンテンツ生成
方法に関し、より詳細には、視聴者がコンテンツを閲覧
する操作を容易ならしめるデータ放送受信装置及びデー
タ放送受信プログラム並びにコンテンツ閲覧操作を補助
するコンテンツ生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、データ放送では、XML(eXtens
ible Markup Language)をベースとした、マルチメディ
ア符号化用に開発されたBML(Broadcast Markup Lan
guage)という放送サービスに必要な機能を拡張した言
語を用いて、様々なコンテンツが提供されている。
【0003】視聴者は、データ放送受信装置において、
リモコン等の操作機の「上」、「下」、「左」、「右」
の「矢印」キーを操作することで、前記コンテンツの中
で選択可能な領域(以下要素と略す)に選択領域を表わ
すフォーカスを移動させ、「決定」キーを押すことで要
素が決定され、該当するコンテンツに記述されているデ
ータ(音声情報、映像情報、文字情報等)を再生した
り、別画面を表示させたりすることができる。
【0004】通常BMLでは、タグと呼ばれる「<」と
「>」とで挟まれた予約語を使って、個々の要素で「矢
印」キーが押下されたときに、次にどの要素にフォーカ
スを移動するかを記述しておくのが一般的である。
【0005】また、パーソナルコンピュータにおける、
インターネットのホームページを閲覧するソフトウェア
では、マウスなどを用いて各要素を直接指定するか、タ
ブキーを使って、順番にフォーカスを移動させることで
選択操作を行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のデ
ータ放送受信装置では、リモコン等の操作機の「上」、
「下」、「左」、「右」の「矢印」キー、及び「決定」
キーの5つのキーによる操作は、例えば、高齢者や障害
者で、複雑な手元の操作が苦手な人にとっては、非常に
煩わしい操作で、使用勝手が悪いという問題があった。
【0007】さらに、画面上の文字を読むことが困難な
人にとっては、フォーカス移動時にどの要素にフォーカ
スが移動したのかを判断することが困難で、誤操作を起
こしやすいという問題があった。
【0008】また、データ放送コンテンツは、リモコン
等の操作機の「上」、「下」、「左」、「右」の「矢
印」キー、及び「決定」キーの5つのキーによる操作を
前提として制作されているものであり、インターネット
におけるホームページの閲覧のように、マウスのような
フリーカーソルポインタを前提としたコンテンツとは異
なり、前記従来のパーソナルコンピュータのタブキーに
よるフォーカスの移動のように、一方向性を持ったフォ
ーカスの移動を行なうことができないという問題があっ
た。
【0009】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、視聴者がデータ放送コンテンツを閲
覧する時に、リモコン等の操作機の「上」、「下」、
「左」、「右」の「矢印」キー、及び「決定」キーの5
つのキーを、より少ないキー数と簡潔な操作シーケンス
で操作できるデータ放送受信装置及びデータ放送受信プ
ログラムを提供することを目的とする。
【0010】また、画面を目視しなくても操作が可能
な、より詳細には、音声により視聴者に操作情報を提供
することが可能なデータ放送受信装置及びデータ放送受
信プログラムを提供することを目的とする。
【0011】さらに、受信側で簡易操作を補助する情報
を含んだデータ放送のコンテンツを生成するコンテンツ
生成方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために提供されるものであり、まず、請求項1に
記載のデータ放送受信装置は、コンテンツに基づいて、
画面上の選択可能な領域を一次元に順序付けたフォーカ
ス順序テーブルを生成するフォーカス順序決定手段と、
前記フォーカス順序テーブルを保持する記憶手段と、前
記フォーカス順序テーブルの順番に基づいて、画面上の
選択領域を表わすフォーカスを移動するフォーカス移動
手段と、前記フォーカスの領域に対応した前記コンテン
ツに記述された動作を実行するフォーカス実行手段と、
を有する構成とした。
【0013】かかる構成によれば、データ放送受信装置
は、フォーカス順序決定手段によって、画面上の選択可
能な領域を一次元に順序付けたフォーカス順序テーブル
を生成し、記憶手段によって、前記フォーカス順序テー
ブルを保持し、フォーカス移動手段によって、前記フォ
ーカス順序テーブルの順番に基づいて、画面上の選択領
域を表わすフォーカスを移動し、フォーカス実行手段に
よって、前記フォーカスの領域に対応した前記コンテン
ツに記述された動作を実行する。
【0014】また、請求項2に記載のデータ放送受信装
置は、請求項1に記載のデータ放送受信装置において、
フォーカス順序決定手段が、画面上の選択可能な領域の
位置情報に基づいて、前記領域を一次元に順序付ける構
成とした。
【0015】かかる構成によれば、データ放送受信装置
は、フォーカス順序決定手段によって、画面上の選択可
能な領域の位置情報に基づいて、前記領域を一次元に順
序付け、フォーカス順序テーブルを生成する。
【0016】また、請求項3に記載のデータ放送受信装
置は、請求項1に記載のデータ放送受信装置において、
フォーカス順序決定手段が、コンテンツに記述された選
択可能な領域の固有の識別情報に基づいて、前記領域を
一次元に順序付ける構成とした。
【0017】かかる構成によれば、データ放送受信装置
は、フォーカス順序決定手段によって、コンテンツに記
述された選択可能な領域の固有の識別情報に基づいて、
前記領域を一次元に順序付け、フォーカス順序テーブル
を生成する。
【0018】さらに、請求項4に記載のデータ放送受信
装置は、請求項1に記載のデータ放送受信装置におい
て、フォーカス順序決定手段が、コンテンツに記述され
た選択可能な領域の記述順序に基づいて、前記領域を一
次元に順序付ける構成とした。
【0019】かかる構成によれば、データ放送受信装置
は、フォーカス順序決定手段によって、コンテンツに記
述された選択可能な領域の記述順序に基づいて、前記領
域を一次元に順序付け、フォーカス順序テーブルを生成
する。
【0020】また、請求項5に記載のデータ放送受信装
置は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のデ
ータ放送受信装置において、文字情報から音声信号を生
成する音声合成手段を有する構成とした。
【0021】かかる構成によれば、データ放送受信装置
は、音声合成手段によって、任意の文字情報から音声情
報を生成し、音声信号を生成する。
【0022】さらに、請求項6に記載のデータ放送受信
装置は、請求項5に記載のデータ放送受信装置におい
て、フォーカス移動手段が、移動した先のフォーカスの
領域に対応したコンテンツに記述された文字情報を前記
音声合成手段に通知し、音声信号を生成する構成とし
た。
【0023】かかる構成によれば、データ放送受信装置
は、フォーカス移動手段によって、移動した先のフォー
カスの領域に対応したコンテンツに記述された文字情報
を音声合成手段に通知し、音声信号を生成する。
【0024】また、請求項7に記載のデータ放送受信装
置は、請求項5または請求項6に記載のデータ放送受信
装置において、フォーカス実行手段が、フォーカスの領
域に対応したコンテンツに記述された文字情報を前記音
声合成手段に通知し、音声信号を生成する構成とした。
【0025】かかる構成によれば、データ放送受信装置
は、フォーカス実行手段によって、フォーカスの領域に
対応したコンテンツに記述された文字情報を音声合成手
段に通知し、音声信号を生成する。
【0026】また、請求項8に記載のデータ放送受信プ
ログラムは、データ放送されたコンテンツを受信する端
末を、以下に示す各手段により機能させる構成とした。
【0027】すなわち、データ放送受信プログラムの各
手段は、コンテンツに基づいて、画面上の選択可能な領
域を一次元に順序付けたフォーカス順序テーブルを生成
するフォーカス順序決定手段、前記フォーカス順序テー
ブルを保持する記憶手段、前記フォーカス順序テーブル
の順番に基づいて、画面上の選択領域を表わすフォーカ
スを移動するフォーカス移動手段、前記フォーカスの領
域に対応した前記コンテンツに記述された動作を実行す
るフォーカス実行手段、とした。
【0028】かかる構成によれば、データ放送受信プロ
グラムは、フォーカス順序決定手段によって、画面上の
選択可能な領域を一次元に順序付けたフォーカス順序テ
ーブルを生成し、記憶手段によって、前記フォーカス順
序テーブルを保持し、フォーカス移動手段によって、前
記フォーカス順序テーブルの順番に基づいて、画面上の
選択領域を表わすフォーカスを移動し、フォーカス実行
手段によって、前記フォーカスの領域に対応した前記コ
ンテンツに記述された動作を実行する。
【0029】また、請求項9に記載のコンテンツ生成方
法は、コンテンツに、選択可能な領域を一次元に順序付
ける固有の識別情報を付加する構成とした。
【0030】かかる構成によれば、コンテンツ生成方法
は、コンテンツ内の選択可能な領域を一次元に順序付け
る固有の識別情報を付加したコンテンツを生成し、デー
タ放送受信装置にコンテンツ内の選択可能な領域のフォ
ーカス順序を通知する。
【0031】さらに、請求項10に記載のコンテンツ生
成方法は、コンテンツに、選択可能な領域の移動または
決定を行なう際の音声案内に使用する案内情報を、文字
情報として組み込む構成とした。
【0032】かかる構成によれば、コンテンツ生成方法
は、コンテンツ内の選択可能な領域の移動または決定を
行なう際の音声案内に使用する案内情報を付加したコン
テンツを生成し、データ放送受信装置にコンテンツ内の
選択可能な領域のフォーカス移動及び決定時に使用する
音声案内の情報を通知する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 (データ放送受信装置の実施形態)
【0034】図1は、本発明の実施形態であるデータ放
送受信装置の構成を示したブロック図である。図1に示
すように、データ放送受信装置1は、主制御部2と、R
AM3と、ROM4と、放送データ受信部5と、コンテ
ンツ記憶部6と、音声合成部7と、映像・音声出力部8
と、外部信号入力部9と、を備えて構成されている。
【0035】データ放送受信装置1は、データ放送の放
送データを蓄積し、視聴者の入力装置(図示せず)の操
作に基づいて、視聴者が閲覧したいデータを前記蓄積さ
れた放送データから、閲覧可能な閲覧データに変換して
出力装置(図示せず)に出力する装置である。
【0036】主制御部2は、具体的にはCPUで構成さ
れており、バス10を介して後記する各ハードウェアと
接続されており、それらを制御するほか、後記するフォ
ーカス順序決定手段2a、フォーカス移動手段2b、フ
ォーカス実行手段2c、閲覧データ生成手段2d、操作
モード切替手段2e、受信制御手段2f等の種々のソフ
トウェアの機能を実行する。
【0037】RAM(Random Access Memory)3は、主
制御部2がプログラムを実行する際に使用する作業領域
であり、SRAM等で構成される。主制御部2は一時的
なデータをバス10を介してRAM3に書き込み、必要
に応じてRAM3から読み出す。特に本発明において
は、後記するフォーカス順序決定手段2aによって決定
されるフォーカス順序が記述されたフォーカス順序テー
ブル3aや操作モード3b等がRAM3に書き込まれ
る。
【0038】ここで、操作モード3bは、主制御部2の
操作モード切替手段2eによって書き換えられる情報
で、例えば、メニュー画面を表示して、視聴者にリモコ
ンの操作モードを選択させ、通常の操作を行なうときは
0を、リモコンの「上」、「下」、「左」、「右」の
「矢印」キーを「上」、「下」の「矢印」キーしか使用
しない簡易モードに変更する場合は1を、また、画面上
のフォーカスを移動したときに、その移動した要素の案
内を音声で出力する場合(音声案内モード)は2を、と
いった操作モード毎に決められた値を記憶する。
【0039】また、外部の切替スイッチ(図示せず)に
よって操作モードを切り替え、操作モード切替手段2e
が前記切替スイッチの状態に基づいて、操作モード3b
を書き換える形態であっても構わない。
【0040】また、例えば、使用するキーの信号が異な
る、通常の操作を行なう通常用リモコンと、簡易操作を
行なう簡易操作用リモコンを用い、後記する外部信号入
力部9の入力信号として、通常用リモコンのキーの信号
が入力されたときは、操作モード3bが常に通常の動作
モードに設定され、簡易操作用リモコンのキーの信号が
入力されたときは、操作モード3bが常に簡易モードに
設定される形態であっても構わない。この場合、音声案
内モードは、前記各リモコンに音声案内モードのON/
OFFキーを設け切替えることで可能となる。
【0041】ROM(Read Only Memory)4は、データ
放送受信装置1の機能に必要なプログラムを格納してお
き、主制御部2が本プログラムに基づいて動作を行な
う。なお、ROM4は、EPROM(Erasable and Pro
grammable ROM)や、フラッシュ・メモリー(Flash Mem
ory)等で構成される。
【0042】放送データ受信部5は、衛星や地上波やケ
ーブルを介して放送されるデータ放送のコンテンツを受
信して、受信したコンテンツを後記するコンテンツ記憶
部6に記憶する。この放送データ受信部5は、主制御部
2の受信制御手段2fで制御され、ISO/IEC 1
3816−6で規定されたデータカルーセル伝送方式で
伝送されるデータ放送を受信する。
【0043】コンテンツ記憶部6は、放送データ受信部
5が受信したコンテンツの内容(コンテンツ内容6a)
を蓄積する記憶部であり、具体的にはSRAM等で構成
される。このコンテンツ記憶部6に蓄積されるコンテン
ツ内容6aは、ARIB−STD−B24(デジタル放
送符号化方式と伝送方式)規格で定められたデータ放送
制御信号によって指定されたディレクトリにファイル形
式で蓄積される。
【0044】音声合成部7は、テキスト合成方式によ
り、入力された文字情報(テキスト)からそれに対応する
音声を合成して出力する。この音声合成部7は、既存の
音声合成の技術により実現されるものである。
【0045】映像・音声出力部8は、視聴者に閲覧可能
な映像及び音声データといった閲覧データを生成し出力
する。ここでは、主制御部2の閲覧データ生成手段2d
が、閲覧に必要なコンテンツ内容6aをコンテンツ記憶
部6から読み出し、コンテンツ内容6aに記述された情
報に基づいて閲覧データを生成し映像・音声出力部8に
通知する。この時、コンテンツ内容6aに含まれる符号
化された映像情報や音声情報は、映像・音声出力部8で
復号化される。また、音声合成部7で生成された音声情
報は、映像・音声出力部8を介して出力される。ここで
生成される閲覧データは、CRTやスピーカといった出
力装置(図示せず)によって、視聴者が閲覧することが
できる。
【0046】外部信号入力部9は、例えばリモコン等の
入力装置(図示せず)で、視聴者の操作に基づいて発生
する入力信号から、主制御部2に対して割り込み信号等
によって、前記入力信号の発生を通知する。前記入力信
号には、前記リモコン等の入力装置の「上」、「下」、
「左」、「右」といった「矢印」キーが押下されたこと
を示す移動指示信号や「決定」キーが押下されたことを
示す決定指示信号がある。主制御部2は、この割り込み
信号による入力信号の内容を解析し、移動指示信号であ
れば、フォーカス移動手段2bがフォーカスの移動を行
なう。また、入力信号が決定指示信号であれば、フォー
カス実行手段2cがフォーカス領域に応じた処理を実行
する。
【0047】なお、データ放送受信装置1は、データ放
送によってコンテンツを受信する端末において、各機能
をプログラムで実現することも可能であり、各機能プロ
グラムを結合してデータ放送受信プログラムとして動作
させることも可能である。(データ放送受信装置のフォ
ーカス順序決定動作:概要)
【0048】次に、データ放送受信装置1の選択可能な
領域のフォーカス順序を決定する動作について、図2の
フローチャートを参照して説明する。
【0049】なお、放送データが、放送データ受信部5
を介してコンテンツ記憶部6にコンテンツ内容6aとし
て蓄積される動作は、前記した放送データ受信部5とコ
ンテンツ記憶部6の説明と同様であるので、ここでは説
明を省略し、視聴者が閲覧したいコンテンツを選択して
からの動作を説明する。
【0050】まず、視聴者が閲覧したいコンテンツを選
択する(ステップa1)と、データ放送受信装置1は、
外部信号入力部9を介して、主制御部2に通知され、コ
ンテンツが選択されたことを知る。ここで、主制御部2
の閲覧データ生成手段2dは、閲覧に必要なコンテンツ
内容6aをコンテンツ記憶部6から取得し、RAM3に
展開する(ステップa2)。
【0051】次に、主制御部2の閲覧データ生成手段2
dが、RAM3に展開されたコンテンツに基づいて、視
聴者に閲覧可能な閲覧データを生成して(ステップa
3)、映像・音声出力部8を介して外部に出力する。
【0052】次に、RAM3に記憶されている操作モー
ド3bを判定し(ステップa4)、操作モード3bが、
リモコンの「上」、「下」、「左」、「右」の「矢印」
キーを「上」、「下」の「矢印」キーしか使用しない簡
易モードに設定されている場合は、主制御部2のフォー
カス順序決定手段2aが、RAM3に展開されたコンテ
ンツに基づいて、画面上で選択可能な領域(要素)のフ
ォーカス移動順序を1次元に直列に整列されたフォーカ
ス順序テーブル3aを生成しRAM3に記憶する(ステ
ップa5)。
【0053】以上が、視聴者が閲覧したいコンテンツを
選択した時の動作であるが、ステップa5のフォーカス
順序決定については、図3、図4に基づいて詳述する。
(データ放送受信装置のフォーカス順序決定動作:動作
例1)
【0054】まず、選択可能な領域の位置情報に基づい
て、フォーカス順序テーブル3aを生成する動作を説明
する。
【0055】図3は、選択可能な領域の位置情報をもと
にフォーカス順序の決定を行なう動作を示すフローチャ
ートである。また、図4(1)は画面上に現れている選
択可能な領域(要素)を模式的に表わした図である。ま
た、図4(2)〜(4)は、フォーカス順序テーブル3
aの内容を表わしており、基準とする位置情報によっ
て、生成されるフォーカス順序テーブル3aの内容が異
なる。
【0056】ここでは、選択可能な領域(要素)の位置
情報のうち、図4(1)に示したXY座標系において、
要素の左上の座標のうちY座標をもとに一次元のフォー
カス順序テーブル3aを生成する。なお、Y座標が同一
である場合は、X座標をもとに生成する。また、フォー
カス順序テーブル3aは、一次元の配列Table
[i](i≧0)とし、その配列要素は、選択可能な領
域(要素)の識別番号(ID)であるとする。
【0057】以下、図3のフローチャートに基づいて説
明する。まず最初に、初期値として、全要素数を変数a
llに、また全要素数のループ用カウンタとして変数n
に0を設定しておく(ステップb1)。
【0058】次に、Table内に設定された要素の検
索用カウンタとして、変数iにnを設定する(ステップ
b2)。
【0059】次に、Tableに設定されていない識別
番号ID(新規ID)の要素の座標を取得し、(Xn,
Yn)とする(ステップb3)。
【0060】ここで、Table内に設定された要素の
ループ用カウンタiを0と比較し(ステップb4)、i
が0であれば(Yes)、ステップb11へ進んでTa
ble[i](i=0)に識別番号ID(新規ID)を
設定する。
【0061】一方、iが0でない(No)場合は、以下
の手順で、識別番号IDとTable内に記憶された識
別番号の各々の要素の座標を比較する。
【0062】まず、Table[i]の要素の座標を取
得し、(Xi,Yi)とする(ステップb5)。
【0063】次に、識別番号IDとTable[i]の
各要素のY座標の大きさを比較(ステップb6)し、大
きさが同じであれば(Yn=Yi)、X座標の大きさを
比較する(ステップb7)。
【0064】ここで、ステップb6において、識別番号
IDの要素のY座標がTable[i]の要素のY座標
よりも小さい場合(Yn<Yi)、あるいは、ステップ
b7において、識別番号IDの要素のX座標がTabl
e[i]の要素のX座標よりも小さい場合(Xn<X
i)は、識別番号IDの要素のY座標(またはX座標)
が、比較を行なったTable[i]の要素のY座標
(またはX座標)よりも小さいので、さらにTable
内に識別番号IDの要素の座標よりも小さい座標を持つ
要素がないかどうかを検索する。つまり、Table
[i+1]にTable[i]の識別番号を代入し(ス
テップb8)、iの値を−1して(ステップb9)、ス
テップb4に戻って検索を続ける。
【0065】一方、ステップb6において、識別番号I
Dの要素のY座標がTable[i]の要素のY座標よ
りも大きい場合(Yn>Yi)、あるいは、ステップb
7において、識別番号IDの要素のX座標がTable
[i]の要素のX座標の大きさ以上である場合(Xn≧
Xi)は、識別番号IDの要素のY座標(またはX座
標)が、比較を行なったTable[i]の要素のY座
標(またはX座標)よりも大きいので、iの値を+1し
て(ステップb10)、Table[i]に識別番号I
D(新規ID)を設定する(ステップb11)。
【0066】次に、全要素数のループ用カウンタnの値
を+1し(ステップb12)、その値を全要素数と比較
して(ステップb13)、比較結果が等しくない場合
(No)、即ち、すべての要素において座標の比較を行
なっていない場合は、ステップb2に戻って、処理を続
ける。比較結果が等しい場合(Yes)は、全ての要素
の比較が終了したので、処理を終了する。これによっ
て、フォーカス順序テーブル3a(Table)が生成
される。
【0067】なお、本動作においては、要素の左上の座
標のうちY座標をもとにフォーカス順序テーブル3aを
生成したが、要素の左上の座標のうちX座標をもとにす
る手順でも構わない。その場合は、前記手順のX座標と
Y座標を入れ替えた手順で行なうことで実現可能であ
る。
【0068】また、要素の左上の座標ではなく、要素の
中心座標を使用することも可能であるが、その座標の指
定については、これに限定されるものではない。
【0069】図4(1)の画面上に現れている選択可能
な領域(要素)を、前記図3のフローチャートに基づい
て、すなわち、Y座標をもとに一次元のフォーカス順序
テーブル3aを生成すると、図4(2)が生成される。
また、X座標をもとに一次元のフォーカス順序テーブル
3aを生成すると、図4(3)が生成される。また、要
素の中心座標を使用したとき(Y座標優先)は、図4
(4)が生成される。
【0070】なお、本動作例におけるフォーカス順序決
定は、データ放送受信装置1のみで決定することがで
き、データ放送受信装置1の操作モード3bを簡易モー
ドに設定した時は、リモコンの「上」、「下」の「矢
印」キーのみで、選択可能な領域にフォーカスを移動さ
せることができる。(データ放送受信装置のフォーカス
順序決定動作:動作例2)
【0071】次に、コンテンツに記述された選択可能な
領域の固有の識別情報または記述順序に基づいて、フォ
ーカス順序テーブル3aを生成する動作を図5を参照し
ながら説明する。
【0072】図5(1)はBML(Broadcast Markup L
anguage)で記述されたコンテンツの例を示している。
このコンテンツには、選択可能な領域として「タイトル
1」、「タイトル2」、「内容1」という内容が記述さ
れた要素(p要素)と、「logo.jpg」、「lo
go2.jpg」といった画像ファイル名を記述した要
素(object要素)の5つの要素が記述されてい
る。また各々の要素は、固有の識別番号を示す「p
1」、「p2」、「p3」、「object1」、「o
bject2」といったid属性で定義されている。ま
た、各々の要素は、フォーカスの移動操作用に番号が指
定されたnav−index特性が定義されている。通
常、このnav−index特性の値は、例えば、ある
要素にフォーカスがある状態で、リモコンの「右」キー
が押されたときに、次にどのnav−index特性の
値を持つ要素にフォーカスを移動させるかを指定するた
めに利用する数字情報である。
【0073】また、図5(2)〜(4)は、フォーカス
順序テーブル3aの内容を表わしており、フォーカス順
序を決定するための基準を何に設定するかによって、生
成されるフォーカス順序テーブル3aの内容が異なる。
以下にフォーカス順序を決定するための基準毎に説明す
る。
【0074】まず、フォーカス順序を決定するための基
準を図5(1)のコンテンツに記述された要素の出現順
序にすると、フォーカス順序テーブル3aは、図5
(2)に示すように、コンテンツの1行目の要素が、フ
ォーカス順序テーブル3aの一番目の要素になり、以下
コンテンツに出現する要素の順番がそのままフォーカス
順序テーブル3aの順番になる。
【0075】また、フォーカス順序を決定するための基
準を図5(1)のコンテンツに記述されたid属性にし
て、まず最初にobject要素を、次にp要素の順番
でフォーカス順序テーブル3aを生成すると、図5
(3)に示すように、最初にコンテンツの3行目のob
ject要素が、2番目に4行目のobject要素
が、そして、3番目に1行目のp要素といった順番でテ
ーブルが生成される。
【0076】また、フォーカス順序を決定するための基
準を図5(1)のコンテンツに記述されたnav−in
dex特性の値にすると、フォーカス順序テーブル3a
は、図5(3)に示すように、nav−index特性
値の小さい要素から、即ちコンテンツの5行目の要素
(nav−index特性値=1)からテーブルが生成
される。
【0077】なお、本動作例におけるフォーカス順序決
定は、データ放送受信装置1のみで決定することがで
き、データ放送受信装置1の操作モード3bを簡易モー
ドに設定した時は、リモコンの「上」、「下」の「矢
印」キーのみで、選択可能な領域にフォーカスを移動さ
せることができる。 (データ放送受信装置のフォーカス順序決定動作:動作
例3)
【0078】次に、コンテンツに予め簡易モード用のフ
ォーカス移動順序を記述して、データ放送受信装置1が
簡易モードで動作するときに、その順序情報を参照して
フォーカス移動を行なう動作を図6を参照しながら説明
する。
【0079】まず、図6(1)に示すコンテンツに基づ
いて、コンテンツ生成側が、選択可能な領域(要素)に
特殊なid属性を持たせ、データ放送受信装置1がその
id属性に基づいてフォーカス順序テーブル3aを生成
する動作を説明する。
【0080】前記id属性は、ARIBの規格上では、
自由に名前をつけることが可能である。そこで、図6
(1)のコンテンツに示すように、コンテンツ生成側
が、navという文字列の直後にフォーカス順序を示す
数字を組み込んだid属性をコンテンツに埋め込み、デ
ータ放送受信装置1が簡易モードで動作するときに、前
記id属性のnavに続くフォーカス順序番号に基づい
て、フォーカス順序テーブル3aを生成する。この動作
により生成されるフォーカス順序テーブル3aは、図6
(4)となる。
【0081】次に、図6(2)に示すコンテンツに基づ
いて、コンテンツ生成側が、簡易モード専用のフォーカ
ス順序を指定した要素を記述して、データ放送受信装置
1が前記要素に記述されたフォーカス順序に基づいてフ
ォーカス順序テーブル3aを生成する動作を説明する。
【0082】BMLではメタデータ(追加データ)をm
eta要素として記述することができる。また、その内
容については規定がなく自由に使用することができる。
そこで、図6(2)のコンテンツの1行目に示すよう
に、meta要素のname属性値に、簡易モードのフ
ォーカス順序である旨を示す「AltNavSeque
nce」を指定し、context属性値にフォーカス
順にid属性値を列挙(p3,object1,obj
ect2,p1,p2)する。データ放送受信装置1が
簡易モードで動作するときは、図6(2)のコンテンツ
から、前記meta要素のname属性値を検出し、そ
こに記述してあるフォーカス順序に基づいて、フォーカ
ス順序テーブル3aを生成する。この動作により生成さ
れるフォーカス順序テーブル3aは、図6(4)とな
る。
【0083】次に、図6(3)に示すコンテンツに基づ
いて、コンテンツ生成側が、通常のデータ放送受信装置
では無視される情報としてフォーカス順序を示す文字列
を記述して、簡易モードに対応したデータ放送受信装置
1が前記文字列に基づいてフォーカス順序テーブル3a
を生成する動作を説明する。
【0084】例えば、BMLでは定義されていない属性
名は、通常のデータ放送受信装置では無視される。そこ
で、図6(3)のコンテンツに示すように、BMLでは
定義されていない属性名「AltNavIndex」に
フォーカス順序を示す数値を指定しておく。簡易モード
を持たないデータ放送受信装置では、前記属性名は無視
されるが、簡易モードを持つデータ放送受信装置1で
は、図6(3)のコンテンツから、前記属性名を検出
し、そこに記述してある数値に基づいて、フォーカス順
序テーブル3aを生成する。この動作により生成される
フォーカス順序テーブル3aは、図6(4)となる。こ
こでは、BMLでは定義されていない属性名を使用した
が、通常のデータ放送受信装置が無視できる情報であれ
ば、特に属性名である必要はない。
【0085】なお、本動作例におけるフォーカス順序決
定は、前記したコンテンツ生成方法によって生成したコ
ンテンツによって決定され、簡易モードが動作可能なデ
ータ放送受信装置1の操作モード3bを簡易モードに設
定した時は、リモコンの「上」、「下」の「矢印」キー
のみで、選択可能な領域にフォーカスを移動させること
ができる。 (データ放送受信装置の音声案内動作:概要)
【0086】次に、図1に基づいて、データ放送受信装
置1が音声案内を行なう動作について説明する。また、
以下の動作では、すでにあるコンテンツが画面上に表示
されており、操作モード3bで音声案内を行なうモード
に設定されているものとする。
【0087】まず、視聴者は、リモコン等によりフォー
カスの移動を指示したとき、データ放送受信装置1は、
外部信号入力部9を介して、主制御部2に通知され、フ
ォーカスの移動を知る。ここで、主制御部2のフォーカ
ス移動手段2bがフォーカスの移動を行なう。この時、
フォーカス移動手段2bが移動後の要素に対応するコン
テンツに記述してある文字情報(テキスト)を音声合成
部7へ通知することで、音声情報に変換し、映像・音声
出力部8から音声案内が出力される。
【0088】また、フォーカス移動による案内だけでな
く、リモコン等の「決定」キーが押下されたときに、デ
ータ放送受信装置1は、外部信号入力部9を介して、主
制御部2に通知され、「決定」キーの押下を知る。ここ
で、フォーカス実行手段2cがフォーカス領域の内容を
実行する。この時、フォーカス実行手段2cが前記内容
を記述したコンテンツに文字情報(テキスト)が記述し
てある場合は、前記文字情報を音声合成部7へ通知する
ことで、音声情報に変換し、映像・音声出力部8から音
声案内が出力される。
【0089】このとき、画面表示する内容が文字情報以
外の、例えば静止画や動画等の場合は、コンテンツに代
替文字情報を記述しておくことで、音声案内を行なうこ
とができる。あるいは、フォーカス実行手段2cが、前
記内容が静止画の場合は、「静止画を提示します」と音
声案内を行なうこともできる。この時の前記内容が静止
画であるかどうかを判断するには、ROM4上に予め、
ファイルの拡張子とファイルの種類を記憶させておい
て、例えば、ファイルの拡張子が「*.jpg」であれ
ば静止画であると判断することができる。
【0090】以下に、コンテンツに基づいて音声案内を
生成する動作例を詳述する。 (データ放送受信装置の音声案内:動作例1)
【0091】まず、コンテンツに記述されている要素の
内容情報を読み上げる動作を説明する。フォーカスが移
動したときに、フォーカス移動手段2bは、フォーカス
の移動先の要素に対応したコンテンツに記述されている
内容情報を取得する。ここでその内容情報が「ボタン
1」のように記述されていたとすると、このテキストデ
ータ「ボタン1」を音声案内として生成する。また、固
定の文字情報をROM4に保持しておいて、例えば、
「がフォーカスされました。」を保持しておき、前記の
ように「ボタン1」を音声案内として生成するときは、
前記固定の文字情報を付加して、「ボタン1がフォーカ
スされました。」と音声案内を生成する。
【0092】なお、本動作例における音声案内は、特別
なコンテンツを必要とせず、データ放送受信装置のみで
実現することができる。 (データ放送受信装置の音声案内:動作例2)
【0093】次に、コンテンツに予め音声案内用の文字
情報を記述して、データ放送受信装置が音声案内モード
で動作するときに、その文字情報を参照して音声案内を
行なう動作を図7を参照しながら説明する。
【0094】まず、図7(1)に示すコンテンツに基づ
いて音声案内動作を説明する。図7(1)に示すコンテ
ンツは、コンテンツ生成側が、選択可能な領域(このコ
ンテンツでは「ボタン1」)がフォーカスされたとき
に、データ放送受信装置1内で動作するハンドラを定義
したものである。例えば、スクリプト言語の標準規格で
あるECMAScript(オブジェクトベースのスク
リプト言語)で記述しておくことができる。
【0095】データ放送受信装置1は、このコンテンツ
に基づいて、ボタン1にフォーカスが移動したときに、
このハンドラを動作させる。まず、図7(1)の3行目
の関数getBrownserSupport()で、
自分自身(データ放送受信装置1)が、音声案内を実行
できるかどうか判断する。データ放送受信装置1では、
音声合成部7が搭載されているので1を返し、4行目の
関数speech()で「これはボタン1です」を音声
出力する。なお、関数speech()の実体は、音声
合成部7による音声合成と、映像・音声出力部8により
音声出力を動作するものである。一方、関数getBr
ownserSupport()で1以外を返すデータ
放送受信装置では、音声案内を実行できないので、関数
speech()は実行されず、このハンドラを終了す
る。
【0096】次に、図7(2)に示すコンテンツに基づ
いて音声案内動作を説明する。BMLではメタデータ
(追加データ)をmeta要素として記述することがで
きる。また、その内容については規定がなく自由に使用
することができる。そこで、図7(2)に示すコンテン
ツの1行目に示すように、meta要素のname属性
値に、音声案内モードの文字情報である旨を示す「Sp
eechContext」を指定し、context属
性値にid属性値毎に文字情報を記述しておく。データ
放送受信装置1が音声案内モードで動作するときは、図
7(2)のコンテンツから、前記meta要素のnam
e属性値を検出し、そこに記述してある文字情報に基づ
いて、該当するid属性を持つ要素にフォーカスが移動
したときに、音声案内を行なう。例えば図7(2)のコ
ンテンツの3行目のid属性値p1にフォーカスが移動
したときは、p1に該当する1行目のcontext属
性値に記述してある、「これはボタン1です」を音声出
力する。
【0097】次に、図7(3)に示すコンテンツに基づ
いて音声案内動作を説明する。例えば、BMLでは定義
されていない属性名は、通常のデータ放送受信装置では
無視される。そこで、図7(3)のコンテンツに示すよ
うに、BMLでは定義されていない属性名「Speec
hContext」に音声案内のための文字情報を記述
しておく。音声案内モードを持たないデータ放送受信装
置では、前記属性名は無視されるが、音声案内モードを
持つデータ放送受信装置1では、図7(3)のコンテン
ツから、前記属性名を検出し、そこに記述してある文字
列に基づいて、音声案内を出力する。ここでは、BML
では定義されていない属性名を使用したが、通常のデー
タ放送受信装置が無視できる情報であれば、特に属性名
である必要はない。
【0098】以上、音声案内の動作例では、フォーカス
の移動に伴う音声案内について説明したが、リモコン等
の「決定」キーにより選択された情報内容の音声案内に
おいてもコンテンツの生成及びデータ放送受信装置の動
作は同様である。
【0099】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、操作モードに「ながら視聴モード」を設け、前記フ
ォーカス移動による音声案内を選択可能な領域すべてに
対して、フォーカス順序テーブル3aの順番に連続実行
することで、画面操作や、画面を目視することなくコン
テンツの内容を把握することも可能である。
【0100】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るデー
タ放送受信装置及びデータ放送受信プログラム並びにコ
ンテンツ生成方法では、以下に示す優れた効果を奏す
る。
【0101】請求項1に記載の発明によれば、データ放
送受信装置は、フォーカス順序決定手段によって、画面
上の選択可能な領域を一次元に順序付けたフォーカス順
序テーブルを生成し、記憶手段によって、前記フォーカ
ス順序テーブルを保持し、フォーカス移動手段によっ
て、前記フォーカス順序テーブルの順番に基づいて、画
面上の選択領域を表わすフォーカスを移動し、フォーカ
ス実行手段によって、前記フォーカスの領域に対応した
前記コンテンツに記述された動作を実行することができ
る。
【0102】請求項2に記載の発明によれば、データ放
送受信装置は、フォーカス順序決定手段によって、画面
上の選択可能な領域を位置情報に基づいて、前記領域を
一次元に順序付け、フォーカス順序テーブルを生成する
ことができる。
【0103】これにより、データ放送受信装置は、コン
テンツに特別に選択可能な領域を一次元に順序付けた情
報を含んでいなくても、データ放送受信装置のみで、フ
ォーカス順序テーブルを生成することができ、リモコン
等の操作機の「上」、「下」キーのみでフォーカスを移
動させることができるので、簡易な操作モードを実現す
ることができる。
【0104】請求項3に記載の発明によれば、データ放
送受信装置は、フォーカス順序決定手段によって、コン
テンツに記述された選択可能な領域の固有の識別情報に
基づいて、前記領域を一次元に順序付け、フォーカス順
序テーブルを生成することができる。
【0105】これにより、データ放送受信装置は、コン
テンツに特別に選択可能な領域を一次元に順序付けた情
報を含んでいなくても、データ放送受信装置のみで、フ
ォーカス順序テーブルを生成することができ、リモコン
等の操作機の「上」、「下」キーのみでフォーカスを移
動させることができるので、簡易な操作モードを実現す
ることができる。さらに、コンテンツ生成時に選択可能
な領域を一次元に順序付けた情報を含ませれば、コンテ
ンツ作成者の意図を反映して、選択可能な領域の一次元
のフォーカス移動を行うことがでできる。
【0106】請求項4に記載の発明によれば、データ放
送受信装置は、フォーカス順序決定手段によって、コン
テンツに記述された選択可能な領域の記述順序に基づい
て、前記領域を一次元に順序付け、フォーカス順序テー
ブルを生成することができる。
【0107】これにより、データ放送受信装置は、コン
テンツに選択可能な領域を一次元に順序付けた情報を含
んでいなくても、データ放送受信装置のみで、フォーカ
ス順序テーブルを生成することができ、リモコン等の操
作機の「上」、「下」キーのみでフォーカスを移動させ
ることができるので、簡易な操作モードを実現すること
ができる。
【0108】請求項5に記載の発明によれば、データ放
送受信装置は、音声合成手段によって、任意の文字情報
から音声情報を生成し、音声信号を生成することができ
る。これにより、データ放送受信装置は、音声により視
聴者に操作情報を提供することはできる。
【0109】請求項6に記載の発明によれば、データ放
送受信装置は、フォーカス移動手段によって、移動した
先のフォーカスの領域に対応したコンテンツに記述され
た文字情報を音声合成手段に通知し、音声信号を生成す
ることができる。
【0110】これにより、データ放送受信装置は、コン
テンツに記述された文字情報に基づいて、音声により視
聴者に操作情報を提供することはできるので、画面を目
視しなくても操作を行なうことができる。
【0111】請求項7に記載の発明によれば、データ放
送受信装置は、フォーカス実行手段によって、フォーカ
スの領域に対応したコンテンツに記述された文字情報を
音声合成手段に通知し、音声信号を生成する。
【0112】これにより、リモコン等の操作機の「決
定」キーで選択された実行内容を音声で確認することが
できる。
【0113】請求項8に記載の発明によれば、データ放
送受信プログラムは、フォーカス順序決定手段によっ
て、画面上の選択可能な領域を一次元に順序付けたフォ
ーカス順序テーブルを生成し、記憶手段によって、前記
フォーカス順序テーブルを保持し、フォーカス移動手段
によって、前記フォーカス順序テーブルの順番に基づい
て、画面上の選択領域を表わすフォーカスを移動し、フ
ォーカス実行手段によって、前記フォーカスの領域に対
応した前記コンテンツに記述された動作を実行すること
ができる。
【0114】請求項9に記載の発明によれば、コンテン
ツ生成方法は、コンテンツ内の選択可能な領域を一次元
に順序付ける固有の識別情報を付加したコンテンツを生
成し、データ放送受信装置にコンテンツ内の選択可能な
領域のフォーカス順序を通知することができる。
【0115】これにより、データ放送受信装置は、前記
コンテンツ生成方法によって生成されたコンテンツに基
づいて、コンテンツ作成者の意図を反映して、選択可能
な領域の一次元のフォーカス移動を行うことがででき
る。
【0116】請求項10に記載の発明によれば、コンテ
ンツ生成方法は、コンテンツ内の選択可能な領域の移動
または決定を行なう際の音声案内に使用する案内情報を
付加したコンテンツを生成し、データ放送受信装置にコ
ンテンツ内の選択可能な領域のフォーカス移動及び決定
時に使用する音声案内の情報を通知することができる。
【0117】これにより、データ放送受信装置は、前記
コンテンツ生成方法によって生成されたコンテンツに基
づいて、音声により視聴者に操作情報を提供することが
でき、視聴者は画面を目視しなくても操作を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ放送受信装置
の機能構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るフォーカス順序決定
動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る要素の位置情報に基
づいたフォーカス順序決定動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】要素の位置情報に基づいたフォーカス順序テー
ブルの生成を説明する図である。
【図5】コンテンツに基づいたフォーカス順序テーブル
の生成を説明する図である。
【図6】フォーカス順序情報を埋め込んだコンテンツに
基づいたフォーカス順序テーブルの生成を説明する図で
ある。
【図7】音声案内情報を埋め込んだコンテンツを説明す
る図である。
【符号の説明】
1……データ放送受信装置 2……主制御部 2a……フォーカス順序決定手段 2b……フォーカス移動手段 2c……フォーカス実行手段 2d……閲覧データ生成手段 2e……操作モード切替手段 2f……受信制御手段 3……RAM 3a……フォーカス順序テーブル 3b……操作モード 4……ROM 5……放送データ受信部 6……コンテンツ記憶部 6a……コンテンツ内容 7……音声合成部 8……映像・音声出力部 9……外部信号入力部 10……バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/03 7/035 (72)発明者 藤澤 和也 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 木村 武史 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 5C053 FA14 FA27 GB05 GB06 HA29 JA16 KA01 KA24 LA06 5C056 BA01 CA01 DA01 EA05 EA12 5C063 AB05 AC10 CA23 CA36 DA13 EB04 EB35 EB38 EB39 5D045 AA07 AB26 5E501 AA01 AB14 AB15 BA05 CA01 EA03 EB05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ放送されたコンテンツを受信し
    て、前記コンテンツに基づいて、視聴者が閲覧したい閲
    覧データを生成するデータ放送受信装置において、 前記コンテンツに基づいて、画面上の選択可能な領域を
    一次元に順序付けたフォーカス順序テーブルを生成する
    フォーカス順序決定手段と、 前記フォーカス順序テーブルを保持する記憶手段と、 前記フォーカス順序テーブルの順番に基づいて、画面上
    の選択領域を表わすフォーカスを移動するフォーカス移
    動手段と、 前記フォーカスの領域に対応した前記コンテンツに記述
    された動作を実行するフォーカス実行手段と、 を備えたことを特徴とするデータ放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記フォーカス順序決定手段は、画面上
    の選択可能な領域の位置情報に基づいて、前記領域を一
    次元に順序付けることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記フォーカス順序決定手段は、コンテ
    ンツに記述された選択可能な領域の固有の識別情報に基
    づいて、前記領域を一次元に順序付けることを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記フォーカス順序決定手段は、コンテ
    ンツに記述された選択可能な領域の記述順序に基づい
    て、前記領域を一次元に順序付けることを特徴とする請
    求項1に記載のデータ放送受信装置。
  5. 【請求項5】 文字情報から音声信号を生成する音声合
    成手段、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項に記載のデータ放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記フォーカス移動手段が、移動した先
    のフォーカスの領域に対応した前記コンテンツに記述さ
    れた文字情報を前記音声合成手段に通知し、 音声信号を生成することを特徴とする請求項5に記載の
    データ放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記フォーカス実行手段が、フォーカス
    の領域に対応した前記コンテンツに記述された文字情報
    を前記音声合成手段に通知し、音声信号を生成すること
    を特徴とする請求項5または請求項6に記載のデータ放
    送受信装置。
  8. 【請求項8】 データ放送されたコンテンツを受信する
    端末を、 前記コンテンツに基づいて、画面上の選択可能な領域を
    一次元に順序付けたフォーカス順序テーブルを生成する
    フォーカス順序決定手段、 前記フォーカス順序テーブルを保持する記憶手段、 前記フォーカス順序テーブルの順番に基づいて、画面上
    の選択領域を表わすフォーカスを移動するフォーカス移
    動手段、 前記フォーカスの領域に対応した前記コンテンツに記述
    された動作を実行するフォーカス実行手段、 として機能させるデータ放送受信プログラム。
  9. 【請求項9】 データ放送に使用するコンテンツを生成
    するコンテンツ生成方法において、 前記コンテンツに、画面上の選択可能な領域を一次元に
    順序付ける固有の識別情報を付加することを特徴とする
    コンテンツ生成方法。
  10. 【請求項10】 データ放送に使用するコンテンツを生
    成するコンテンツ生成方法において、 前記コンテンツに、選択可能な領域の移動または決定を
    行なう際の音声案内に使用する案内情報を、文字情報と
    して組み込むことを特徴とするコンテンツ生成方法。
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