JP3909218B2 - 動画ヘルプガイダンス方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、ワープロ、電子ファイリングシステム、ファクシミリ等のOA機器のヘルプガイダンス方法に関し、ユーザにとって使い勝手のよいヘルプガイダンス方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘルプガイダンス方法は、特開昭62−90756「文書作成装置」に記載されているように、操作援助キーが押されると、その時点での作業過程に基づき操作援助の内容を決定し、それに基づいて必要な操作ガイド情報に対応したプロパティシートデータを表示するもの、あるいは、特開平1−37613「電子機器のヘルプ方式」に記載されているように、入力ワードとヘルプキーの入力に基づいて、ヘルプ用単語辞書から所望の機能説明文を読み出し表示するもの、特開平1−99122「用語解説メッセージ方式」に記載されているように、ヘルプ上で説明を受けたい用語をポインティングすると、説明情報を出力するもの等の方式があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来技術では、ヘルプを呼び出した時点でユーザに提示されるヘルプメッセージは、テキスト情報となっており、ユーザは、該テキストヘルプメッセージをつぶさに読み理解しなければならないために、煩わしく、作業の長時間中断を余儀なくされるという問題があった。また、図形編集、表作成、画像編集等に関するヘルプメッセージは、テキストでは表現しにくく、逆にテキストによるヘルプメッセージでは、ユーザも理解しにくいという問題もあった。
【0004】
尚、テキスト情報以外の動画を用いたヘルプ方式の可能性が、「MACLIFE」(August 1991、p.120−p.123)のTopics紹介記事中に示唆されているが、具体的な実現方法の開示は為されていない。
【0005】
本発明の目的は、操作援助キーを押した時点で操作マニュアルのようなテキストヘルプメッセージを読むことなく、直感的に理解でき高速且つ容易に操作援助を得ることができる、ユーザにとって使い易いヘルプガイダンス方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像の時系列データ(動画)で表現されたヘルプガイダンス情報を記憶手段に記憶しておき、記憶されている動画ヘルプガイダンス情報を任意の時点で呼び出し、動画により表示手段に表示することによって、ユーザがヘルプを呼び出した時点で、動画によりヘルプガイダンス情報を提示することを特徴とする。また、該動画の表示時間間隔をユーザが制御できる機能、さらに、テキストによるヘルプガイダンス情報の表示、音声によるヘルプガイダンス情報の提示を行なうことも特徴とする。
【0007】
本発明の動画ヘルプヘルプガイダンス方法においては、ユーザがヘルプ要求コードを入力すると、ヘルプ制御プログラムが起動され、ヘルプ用ウインドウをオープンし、ヘルプメニュー画面を表示する。ヘルプメニュー画面において、操作手順項目のうちいずれかの選択要求コードを入力すると、対応する画像データアドレスが読み出される。画像データアドレスに格納されているR、G、Bの動画データが読み込まれ、ビデオRAMに送られ、画像パタンとして、前記ヘルプ用ウインドウに1フレームずつ表示するように動作する。さらに、テキストヘルプメッセージ表示要求コードを入力すると、ヘルプ制御プログラムは前記操作手順項目コードに対応するテキストヘルプメッセージデータアドレスを読み出し、同時にテキスト表示プロセスが実行される。プロセスの下では、テキスト表示プログラムが起動され、テキスト表示ウインドウをオープンする。続いて、前記テキストヘルプメッセージデータアドレスに格納されている文字データが読み込まれ、ビデオRAMに送られ、テキストヘルプメッセージとして、前記テキスト表示ウインドウに表示するように動作する。また、音声ヘルプメッセージ出力要求コードを入力すると、ヘルプ制御プログラムは前記操作手順項目コードに対応する音声ヘルプメッセージデータアドレスが読み出し、同時に音声ガイド出力プロセスが実行される。プロセスの下では、音声ガイド出力プログラムが起動され、音声ヘルプメッセージデータアドレスに格納されている音声波形データが読み込まれ、D/A変換器に送られ、スピーカから音声ヘルプメッセージとして出力されるように動作する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図を用いて説明する。
【0009】
図1は本発明の一実施例を示すワークステーションのシステム構成図である。もちろん、ワークステーションは、本発明を説明するための一例に過ぎず、本発明の適用範囲を限定するものではない。
【0010】
同図において、キーボード1やマウス5等の入力装置から入力されたコマンドやヘルプ要求コードにより、情報処理装置2は、ディスク上のシステムプログラム6、図形編集プログラム7、ヘルプ制御プログラム8、動画ヘルプデータ9、テキストヘルプメッセージデータ10、音声ヘルプメッセージデータ11、メッセージ対応テーブル21を主記憶装置3にロードしたり、ロードされたプログラムを起動して、編集結果及びヘルプ情報等を表示制御装置20、ビデオRAM19を通じてディスプレイ4に表示したり、VTR12、LD13、CD−ROM14よりI/O装置15を通じて入力した音声情報を、D/A変換器17を通じてスピーカ18より出力する。
【0011】
ワークステーションにおける作業例として、ここでは図形編集作業の図形複写を取り上げ、以下説明する。
【0012】
図2は、主記憶装置3にロードされた図形編集プログラム7を通じてディスプレイ4に表示された図形編集画面の一例である。同図において、ウインドウ901は編集作業のためのウインドウである。ユーザが同図中の図形Aを複写する場合を想定する。まず、マウス5をドラッグすることにより図形Aを包含する領域を指定する。次にディスプレイ4上部のメニュー中の「図形編集」をマウス5を用いてピックし、図3のようにプルダウン編集メニューを引き出す。プルダウン編集メニュー中の「複写」の項目をマウス5を用いてピックした後、図4に示すように、複写すべき位置までマウスをドラッグし、マウスボタンをリリースすると図形Aがリリース点に複写される。上記図形編集方法は、例えばApple社Macintoshで用いられている方法を利用することができる。
【0013】
以上の操作により、図形の「複写」を行なうことができるが、ユーザによっては必ずしも「図形複写」を含めて図形編集の方法を憶えていない場合があり、その都度、手順マニュアル等で操作手順を調べなければならない。しかしながら、手順マニュアル等の参照により作業を中断させられることはユーザにとって不本意であり、使い勝手の良いシステムとは言い難い。また、オンラインヘルプという操作援助法があるが、従来の実施例においては、ヘルプガイダンス情報はテキストであり、やはりユーザはつぶさにテキスト情報を読む必要があり、手順マニュアルを読む場合と同様の問題点がある。そこで、本実施例では、作業を長時間中断させることなく、ユーザが直感的に操作に関する支援を得ることができるよう、テキストではなく、動画でヘルプメッセージを構成する。以下、動画ヘルプを呼び出す方法の一実施例について図19及び図20に示すフローチャートを用いて説明する。 第5図に、ヘルプ制御プログラム8のモジュール構成を示す。ディスク上のヘルプ制御プログラム8は、情報処理装置2によって、システム立ち上げ時に、同じくディスク上のシステムプログラム6、図形編集プログラム7、動画ヘルプデータ9、テキストヘルプメッセージデータ10、音声ヘルプメッセージデータ11、メッセージ対応テーブル21等とともに、主記憶装置3にロードされる。
【0014】
ユーザは、まずキーボード1上のヘルプキーを押下してヘルプ要求コードを入力する(ステップs1)。ヘルプ要求コードの入力は、キーボード1による方法のみに限らず、例えばCRTディスプレイ4上の編集画面上部のメニュー中の「ヘルプ」をマウス5を用いてピックすることにより入力することもできる。ヘルプ要求コードの入力により、ヘルプ制御プログラム8が起動され(ステップs2)、続いて起動されるウインドウ制御プログラム305が、第6図に示すように、CRTディスプレイ4にヘルプ用のウインドウ902をオープンし(ステップs3)、ヘルプメニュー画面として、「1.エラーメッセージガイド」、「2.キーの説明」、「3.用語解説」、「4.操作手順ガイド」などのヘルプ項目のうち、いずれかの選択を要求する表示を行なう(ステップs4)。この時、ウインドウ制御プログラム305は、図形編集ウインドウ901の表示エリアマップを参照し、横サイズ及び縦サイズが各々ある一定値x0、y0以上の矩形ウインドウがオープンできる空き領域を探して、少なくともサイズx0×y0のヘルプ用ウインドウ902をオープンする(図25)。ここで、x0×y0以上の矩形ウインドウがオープンできる空き領域が見つからない場合には、少なくともサイズx0×y0のヘルプ用ウインドウ902をオープンできる空き領域を確保できるように、前記図形編集ウインドウ901のサイズを縮小もしくは図形編集ウインドウ901を移動する(図26)。前記ウインドウサイズ縮小方法は、画素の間引き等従来から知られている方式を利用することができる。また、前記ウインドウ移動は、ビットリット命令による移動制御を利用することができる。
【0015】
また、主記憶装置3の表示速度格納領域に1秒間に表示するフレーム数fの初期値“20”を格納する(ステップs4’)。ユーザは、ヘルプ用ウインドウ902上のヘルプメニュー画面をみて、項目のうち、例えば「4.操作手順ガイド」を選択するために項目番号“4”をキーボード1上のテンキーを用いて入力する(ステップs5)。もちろん、この場合でも、ヘルプ用ウインドウ902上のヘルプメニュー画面の「4.操作手順ガイド」の項目をマウス5を用いてピックすることにより入力するようにしてもよい。コードの入力により、ヘルプ制御プログラム8内の操作手順ガイドプログラム304が起動され(ステップs6)、ヘルプ用ウインドウ902にヘルプメニュー画面として、図7に示すように、「1.文書操作」、「2.図形操作」、「3.表作成」、などの操作手順項目のうち、いずれかの選択を要求する表示を行なう(ステップs7)。ユーザは、ヘルプ用ウインドウ902上の操作手順メニュー画面をみて、項目のうち、「2.図形操作」を選択するために項目番号“2”をキーボード1上のテンキーを用いて入力する(ステップs8)。この場合にも、ヘルプメニュー画面の「2.図形操作」の項目をマウス5を用いてピックすることにより入力するようにしてもよい。
【0016】
入力情報コードの入力により、図形操作手順表示プログラム312にリンクされている図形操作メニューテーブル322を読み込み(ステップs9)、ヘルプ用ウインドウ902に、図8のように操作メニュー項目のリストを表示する(ステップs10)。図形操作メニューテーブル322のデータ構造を図9に示す。前記表示された項番及びメニュー項目は、図9のデータ中のコード欄201のコード及び操作メニュー項目欄202の項目が表示されたものである。ユーザは、図形の複写を行ないたいので、操作メニュー項目中の「図形を複写する」に対応するコード番号“2”を、キーボード1上のテンキーを押下して入力する(ステップs11)。この場合にも、ヘルプメニュー画面の「2.図形を複写する」の項目をマウス5を用いてピックすることにより入力するようにしてもよい。コードの入力により、図形操作メニューテーブル322のコード201欄の“2”に対応する画像データアドレス203欄中のアドレス“1002”が読み出される(ステップs12)。
【0017】
動画ヘルプデータ9のデータ構造は図10のようになっている。同図において、ヘッダ401はデータアドレスADRS、ヘッダ401’は画像符号化方式を表わすタグCT、ヘッダ402は画像1フレームの横長X、ヘッダ403は画像1フレームの縦長Y、ヘッダ404は動画1シーンを構成するフレーム数Nである。また、405以下は、R、G、Bで表現された画像データである。本実施例では、画像は圧縮されていないものとし、画像符号化方式を表わすタグCTは非圧縮を示すコードが入っているものとする。前記データアドレスADRSのうちから前記読み出された画像データアドレス“1002”に対応するものを検出し、X×Yを画像1フレーム文のデータとしてR1、G1、B1、R2、G2、B2、…を順次読み込み、Nフレームを構成する(ステップs13)。動画データは、例えば図11に示すa−b−c−d−…−zのような順序で構成されている。次に、主記憶装置3中のカウンタ変数iをゼロにリセットし(ステップs21)、主記憶装置3の表示速度格納領域に格納されている1秒間に表示するフレーム数fの初期値である“20”を取り出す(ステップs22)。フレーム数fが正の場合(ステップs23)、i<Nであれば(ステップs24)、カウンタ変数iをインクリメントし(ステップs25)、前記N個のフレーム中の第iフレームの画像データを、表示制御装置20を通じて一定時間(1/f秒)間隔でビデオRAM19に送る(ステップs26)。この操作により、画像は動画像として表示される。また、i≧Nであれば、カウンタ変数iは変更することなく、前記画像データを、第iフレームを同様に表示制御装置20を通じて一定時間(1/f秒)間隔でビデオRAM19に送る。一方、フレーム数fが負の場合、i>1であれば(ステップs28)、カウンタ変数iをデクリメントし(ステップs29)、前記N個のフレーム中の第iフレームの画像データを、表示制御装置20を通じて一定時間(1/abs(f)秒)間隔でビデオRAM19に送る。ここでabs(x)はxの絶対値を表わす関数である。この操作により、画像は時間方向に逆再生された動画像として表示される。また、i≧Nであれば、カウンタ変数iは変更することなく、前記画像データを、第iフレームを同様に表示制御装置20を通じて一定時間(1/abs(f)秒)間隔でビデオRAM19に送る。フレーム数fの値が“0”となる場合には、s30に移る。この操作により、画像は静止画像として表示される。前記画像データは、画像パタンとしてCRTディスプレイ4上の前記ヘルプ用ウインドウ902に表示される(ステップs30)。動画ヘルプデータは、R、G、Bデータとして、ファイルに記憶されているもののみに限らず、図1に示すように、VTR12、LD13、CD−ROM14等に記録された動画データを利用することもできる。外部記憶媒体による動画データ利用法としては、例えば、「NIKKEI BYTE」(January 1991、p.204−p.243)記載の実施例を用いることができる。
【0018】
前記動画ヘルプメッセージ表示中に、ユーザが表示画面上部の「終了」ボタンをマウス5を用いてピックすることによりヘルプの終了を表わすコードを入力すると(ステップs31、ステップs41)、ウインドウ制御プログラム305はCRTディスプレイ4上のヘルプウインドウ902をクローズし(ステップs40)、ヘルプは終了したことになる。もちろん、ヘルプの終了を表わすコードの入力は、マウス5のみに限らず、キーボード1上に終了キーを設け、キーを押下することにより、入力するようにしてもよい。このとき、テキストヘルプメッセージのウインドウ903がオープンされたままであれば、ウインドウも同時にクローズする。
【0019】
前記動画の表示速度は可変とすることができる。すなわち、ヘルプ制御プログラム305は、図12に示すように、前記ヘルプ用ウインドウ902に表示速度制御盤501を常時表示させており、ユーザは、表示速度を変更したい場合には、表示速度制御盤501上で表示速度をマウス5若しくはキーボード1を用いて指定する。ユーザが、表示速度制御盤501上の表示速度値を、マウス5を用いて指定することにより、表示速度制御コードが入力されると(ステップs32)、ヘルプ制御プログラム8中の表示速度制御プログラム331が起動される(ステップs33)。表示速度制御プログラム331は、表示速度テーブル332を参照して1秒間に表示するフレーム数fを読み出し(ステップs34)、主記憶装置3の表示速度格納領域に格納する(ステップs35)し、ステップs21に戻る。表示速度テーブル332のデータ構造は、図13に示すとおりである。例えば、ユーザが表示速度制御盤501上で、マウス5若しくはキーボード1を用いて表示速度“4”を指定すると、表示速度コード欄601中の“4”に対応するフレーム数f欄602中の“40”が読み込まれ、主記憶装置3の表示速度格納領域に格納される。従って、画像パタンを前記ヘルプ用ウインドウ902に1フレームずつ1/40秒間隔で表示することになる。
【0020】
本発明では、ヘルプガイダンス情報を動画のみでなく、テキストや音声によって提示することもできる。以下、テキストや音声によって提示する方法について、図20の一部図21及び図22に示すフローチャートを用いて説明する。
【0021】
図12のヘルプ用ウインドウ902の上部にあるメニュー項目のうち、「テキスト表示」をマウス5を用いてピックすることにより選択すると、図形操作手順表示プログラム312は、プログラムにリンクされている図形操作メニューテーブル322のコード201欄のコード“2”に対応するテキストデータアドレス欄204のアドレス“2002”を読み出す(ステップs36)。続いて、テキスト表示プロセスが実行される(ステップs37)。プロセスは前記ヘルプ制御プログラムのプロセスとは独立して動作し、図17に示すテキスト表示プログラムを中心とするモジュール群よりなる。まず、テキスト表示プログラム350が起動され(ステップs50)、テキストウインドウ制御プログラム351を起動して(ステップs51)、テキストメッセージ用ウインドウ903をオープンする(ステップs52)。この時、ウインドウ制御プログラム351は、ヘルプ用ウインドウ902の表示エリアマップを参照し、横サイズ及び縦サイズが各々ある一定値x1、y1以上の矩形ウインドウがオープンできる空き領域を探して、少なくともサイズx1×y1のテキストメッセージ用ウインドウ903をオープンする。ここで、x1×y1以上の矩形ウインドウがオープンできる空き領域が見つからない場合には、少なくともサイズx1×y1のテキストメッセージ用ウインドウ903をオープンできる空き領域を確保できるように、前記ヘルプ用ウインドウ902のサイズを縮小もしくはヘルプ用ウインドウ902を移動する。前記ウインドウサイズ縮小方法は、画素の間引き等従来から知られている方式を利用することができる。また、前記ウインドウ移動は、ビットリット命令による移動制御を利用することができる。次に、テキストデータ読み込みプログラム352が起動され(ステップs53)、前記ヘルプ制御プログラムのプロセスよりテキストデータアドレス“2002”を受け取り、対応するテキストヘルプメッセージデータ10を読み込む(ステップs54)。テキストヘルプメッセージデータ10のデータ構造は図14のようになっている。同図において、ヘッダ701はデータアドレスADRS、ヘッダ702は文字列長N、703はヘルプメッセージのテキストデータである。データアドレスADRSのうちから前記受け取ったテキストデータアドレス“2002”に対応するものを検出し、文字列データc1、c2…、cNを読み込む。続いて、表示プログラム353が起動され(ステップs55)、表示制御装置20及びビデオRAM19を通じて、前記テキストヘルプメッセージウインドウ903に例えば図15のように文字列データc1、c2…、cNを表示する(ステップs56)。この時に、動画像とテキストメッセージとを対応させて表示することもできる。すなわち、テキストヘルプメッセージデータ10には、あらかじめ、動画フレームと対応させたテキストを記憶させておき、メッセージ対応テーブル21に動画のフレーム番号とテキストの文字位置を双方が対応するように記憶させておけばよい。メッセージ対応テーブル21のデータ構造を図23に示す。テーブル21のアドレス欄611のうちから、テキストデータアドレス“1002”に対応する項について、現在表示されている動画のフレーム番号i及び次の時刻に表示される動画のフレーム番号i+1に対応するテキストヘルプメッセージ位置欄613のデータ中のp1002i及びp1002i+1を読み込み、テキストヘルプメッセージ位置に対応する文字列データcp1002iよりcp1002i+1−1のみをテキストメッセージとして表示するようにする。あるいは、図24に示すように、文字列データcp1002iよりcp1002i+1−1の部分を例えば白黒反転させるなどしてユーザにわかるようにマーキング表示するようにしてもよい。また、逆に、ユーザが表示されている文字列の一部cjをマウス5を用いるなどして指定して、指定された文字列位置cjに対応する動画フレーム番号を前記メッセージ対応テーブル21中の動画フレーム番号欄612から読み込み、フレーム番号の動画を表示させることもできる。
【0022】
ユーザが、テキストヘルプメッセージのウインドウ903の上部に表示されている「終了」ボタンをマウス5を用いてピックすると(ステップs57)、テキストウインドウ制御プログラム351はテキストヘルプメッセージウインドウ903をクローズして、元の動画ヘルプ画面に戻る(ステップs58)。同時に、テキスト表示プロセスも終了する。
【0023】
一方、図12のヘルプ用ウインドウ902の上部にあるメニュー項目のうち、「音声」をマウス5を用いてピックすることにより選択すると、図形操作手順表示プログラム312は、プログラムにリンクされている図形操作メニューテーブル322のコード201の“2”に対応する音声データアドレス205欄のアドレス“3002”を読み出す(ステップs38)。続いて、音声ガイド出力プロセスが実行される(ステップs39)。プロセスは前記ヘルプ制御プログラムのプロセスとは独立して動作し、図18に示す音声ガイド出力プログラムを中心とするモジュール群よりなる。まず、音声ガイド出力プログラム360が起動され(ステップs60)、続いて、音声データ読み込みプログラム361が起動され(ステップs61)、前記ヘルプ制御プログラムのプロセスより音声データアドレス“3002”を受け取り、対応する音声ヘルプメッセージデータ11を読み込む(ステップs62)。音声ヘルプメッセージデータ11のデータ構造は図16のようになっている。同図において、ヘッダ801はデータアドレスADRS、ヘッダ801’は音声符号化方式を表わすタグCT、ヘッダ802は音声データ長N、803はヘルプメッセージの音声波形データである。本実施例では、音声は圧縮されていないものとし、音声符号化方式を表わすタグCTは非圧縮を示すコードが入っているものとする。前記データアドレスADRSのうちから前記読み出された音声データアドレス“3002”に対応するものを検出し、音声データw1、w2…、wNを読み込む。続いて、音声出力プログラム362が起動され(ステップs63)、D/A変換器17を通じて(ステップs64)、スピーカ18から音声ガイダンスとして出力される(ステップs65)。この時に、動画像と音声ガイダンスとを対応させて出力することもできる。すなわち、音声ヘルプメッセージデータ10には、あらかじめ、動画フレームと対応させた音声データを記憶させておき、前記メッセージ対応テーブル21に動画のフレーム番号と音声波形の時間軸上の位置を双方が対応するように記憶させておけばよい。テーブル21のアドレス欄611のうちから、テキストデータアドレス204の“1002”に対応する項について、現在表示されている動画のフレーム番号i及び次の時刻に表示される動画のフレーム番号i+1に対応する音声ヘルプメッセージ位置欄614のデータ中のq1002i及びq1002i+1を読み込み、音声ヘルプメッセージ位置に対応する音声データwq1002iよりwq1002i+1−1を音声ガイダンスとして出力するようにすればよい。また、現在表示されている動画のフレーム番号i及び次の時刻に表示される動画のフレーム番号i+1に対応するテキストヘルプメッセージ位置欄613のデータ中のp1002i及びp1002i+1を読み込み、テキストヘルプメッセージ位置に対応する文字列データcp1002iよりcp1002i+1−1をテキストメッセージとして同時に表示するようにすることもできる。逆に、ユーザが表示されている文字列の一部cjをマウス5を用いるなどして指定して、指定された文字列位置cjに対応する音声波形のデータ位置を前記メッセージ対応テーブル21中の音声ヘルプメッセージ位置欄614から読み込み、位置から始まる音声ガイダンスを出力させることもできる。音声出力が終了すると同時に、音声ガイド出力プロセスが終了する。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、ヘルプガイダンスに、メッセージを動画で表示する機能を持たせるもので、ユーザは、従来のようなテキストによる説明を読むなどして作業を長時間中断されることも無く、目的とする作業に向けてすみやかかつ直感的に次になすべき操作を知ることが出来る。また、動画メッセージは、任意の速度で表示したり、静止して表示することが出来るので、ユーザのペースに合わせた支援が可能になる。さらに、テキストや音声によるヘルプメッセージの提示機能も有するので、視覚、聴覚的に、直感的、論理的な説明が可能であり、ユーザにとって使い勝手の良いヘルプを提供することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施例を示すワークステーションのシステム構成図である。
【図2】図形編集画面の一例を示す図である。
【図3】プルダウン編集メニューを引き出した図形編集画面の一例を示す図である。
【図4】「図形複写」のための位置指定の一例を示す図である。
【図5】ヘルプ制御プログラムの一例を示すモジュール構造図である。
【図6】ヘルプメニュー画面の一例を示す図である。
【図7】操作手順ガイドメニュー画面の一例を示す図である。
【図8】図形操作メニュー画面の一例を示す図である。
【図9】図形操作メニューテーブルのデータ構造を示す図である。
【図10】動画ヘルプデータのデータ構造を示す図である。
【図11】時系列画像データの一例を示す図である。
【図12】動画ヘルプガイダンスの表示例を示す図である。
【図13】表示速度テーブルのデータ構造を示す図である。
【図14】テキストヘルプメッセージデータのデータ構造示す図である。
【図15】テキストヘルプメッセージの表示例を示す図である。
【図16】音声ヘルプメッセージデータのデータ構造を示す図である。
【図17】テキスト表示プログラムの一例を示すモジュール構造図である。
【図18】音声ガイド出力プログラムの一例を示すモジュール構造図である。
【図19】本発明の一実施例の動作を示すフローチャートその1である。
【図20】本発明の一実施例の動作を示すフローチャートその2である。
【図21】テキスト表示プロセスの一実施例の動作を示すフローチャートである。
【図22】音声ガイド出力プロセスの一実施例の動作を示すフローチャートである。
【図23】メッセージ対応テーブルのデータ構造を示す図である。
【図24】テキストヘルプメッセージの表示例を示す図である。
【図25】ヘルプメニュー画面の一例を示す図である。
【図26】ヘルプメニュー画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…キーボード、2…情報処理装置、3…主記憶装置、4…CRTディスプレイ、5…マウス、6…システムプログラム、7…図形編集プログラム、8…ヘルプ制御プログラム、9…動画ヘルプデータ、10…テキストヘルプメッセージデータ、11…音声ヘルプメッセージデータ、12…VTR、13…LD、14…CD−ROM、15…I/O装置、17…D/A変換器、18…スピーカ、19…ビデオRAM、20…表示制御装置、21…メッセージ対応テーブル。
Claims (1)
- 情報入力手段と、情報あるいはプログラムを記憶する記憶手段と、該入力手段により入力された情報あるいは該記憶手段に記憶されている情報を表示する表示手段とを有し、該記憶手段に記憶されているヘルプガイダンス情報を前記表示手段に表示する情報処理装置のヘルプガイダンス方法であって、
所定の表示サイズを有し動画形式である上記ヘルプガイダンス情報を作業プログラムとは別の記憶領域に準備し、
任意の時点で上記入力手段により上記作業プログラムに対応づけられる上記ヘルプガイダンス情報が呼び出されると、
上記表示手段上の上記作業プログラム内に、上記動画形式のヘルプガイダンス情報を表示する領域を探索し、
上記表示サイズ以上の空き領域が在る場合には該空き領域に上記ヘルプガイダンスを表示し、上記表示サイズ以上の空き領域がない場合には上記作業プログラムの表示を縮小又は移動させ、上記作業プログラムで処理中の表示領域とを重ならないように上記ヘルプガイダンスを表示することを特徴とするヘルプガイダンス方法。
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