JP4905328B2 - デジタルテレビ受信機及びデジタルテレビ受信機の表示方法 - Google Patents

デジタルテレビ受信機及びデジタルテレビ受信機の表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、デジタルテレビ受信機に係り、特に電波産業会(ARIB;Association of Radio Industries and Businesses)のSTD−B24第一編第1部6.2において定義されたプレーン構成の切り換え機能を備えたデジタルテレビ受信機及びデジタルテレビ受信機の表示方法に関する。
近年、デジタルテレビ受信機のアプリケーションが充実してきたことから、その使用方法も多様化する傾向が出てきた。そのため、使用したいアプリケーションでも設定や使用方法が難しく、使いづらい、又は使えないというアプリケーションが存在するようになってしまった。
使えないアプリケーションの操作方法について、取扱説明書を読んだ上で操作を実施できればよいが、実際に、アプリケーションを動作させながら取扱説明書を読むと、デジタルテレビ受信機と手元の取扱説明書の間を、目が行き来する事となり、手元の取扱説明書とテレビ画面との食い違いが生じる事がある。
そこで、使い勝手向上のため、電子取扱説明書(以下、電子取説)が登場してきた。電子取説とは、デジタルテレビ受信機を操作したまま、使いたいアプリケーションの使用方法などを調べる事ができる説明書のことである。この電子取説によれば、デジタルテレビ受信機自身で使いたいアプリケーションの使用方法などを調べられる事から、前述したように手元の取扱説明書とテレビ画面の間で整合性が取れる事によって、目が行き来する事が無くなる。
この電子取説というアプリケーションを実現する方法の一例として、プレーン制御に関わる方法がある。
この実現方法の一つとして、HTML(Hypertext Markup Language)ブラウザを使用して説明コンテンツを、URL(Uniform Resource Locator)を指定する事によって表示する方法がある。これについて図1を用いて説明する。図1は、一般的なデジタルテレビ受信機の一例の構成図を示す。同図において、使用したいアプリケーションを動作させている場面で、ユーザ操作により、リモートコントローラ(以下、リモコン)101にある各種ボタンのうち、「電子取説」ボタンを押下する。
このボタンの押下によってリモコン101から出力された押下されたボタンに対応したコードのリモコン信号は、ユーザインターフェース(U/I)102を通して、デジタルテレビ受信機100内のキー操作制御部103に供給され、ここでリモコン信号の内容が解析された後、デジタルテレビ受信機100内の現在のアプリケーションの状態を取得するためにアプリケーション制御部104にアクセスされる。
すると、アプリケーション制御部104は、取得した現在のアプリケーションの状態(例えば、番組表表示/非表示状態や電子取説表示/非表示状態などを表すIDなど)をもとに、表示させる説明コンテンツを説明コンテンツ管理テーブル105に問い合わせる。
説明コンテンツ管理テーブル105は、複数の説明コンテンツ群からなる説明コンテンツ107へのURLをブラウザ106に伝えると同時にブラウザ106を起動する。
ブラウザ106は、HTMLブラウザで、説明コンテンツ107の中にある、現在のテレビ画面の表示状態に即した説明コンテンツを読み込み、プレーン制御部108でアルファブレンディング(半透明の画像と他の画像との重ね合わせ)をして、画面表示部109で画面に表示させる。このとき、電子取説は、動画・静止画切り換えプレーンに表示させる。アプリケーション使用中、ブラウザ106は、起動していない状態から、ユーザ操作によって起動するものとする。
ここで、電子取説の表示を実現する上での、前提条件として、ユーザのリモコン101操作で「電子取説」ボタンが押下された場合、速やかに説明コンテンツを表示する必要がある。また、電子取説を閉じた場合、「電子取説」ボタン押下を実行した、元のアプリケーション画面に戻る必要がある(各アプリケーション画面は、静止画、文字図形、字幕プレーンを使用して実現している。)。
以上の事を念頭においた場合、表示するプレーンの切り換えを行う特許文献1記載の従来の信号処理装置を適用して電子取説を実現することが考えられる。この特許文献1記載の従来の信号処理装置は、「決められた順番のスライドショーを滑らかと見せるために、SDカードなどから読み込む画像ファイルの表示先に、動画/静止画/文字図形プレーンを用いて、表示するプレーンの切り換えを行う」というものである。
次に、特許文献1記載の従来の技術をデジタルテレビ受信機に応用した場合の構成及び動作について、図1、図30、図31を用いて説明する。
図30は、従来のデジタルテレビ受信機にて表示するプレーンのプレーン構成を示す。このプレーン構成はARIB定義のプレーン構成がハードウェアによってすべて提供されている例である。図30において、動画プレーン201、静止画プレーン202、動画・静止画切り換えプレーン203、文字図形プレーン204及び字幕プレーン205があり、動画プレーン201が最も下の位置に配置され、以下、静止画プレーン202、動画・静止画切り換えプレーン203、文字図形プレーン204及び字幕プレーン205の順で上側に配置されていることを示す。
電子取説の説明コンテンツは、ハードウェアによって固定されている動画プレーン201、静止画プレーン202、及び文字図形プレーン204のいずれかのプレーンで表示される。
図31は、従来のデジタルテレビ受信機におけるコンテンツ表示処理を説明するフローチャートである。
いま、一例として、アプリケーションは、起動している状態であるものとする。この状態において、ユーザが図1のリモコン101の「電子取説」のボタンの1回目の押下により電子取説を起動し(図31のステップS11)、これにより図1の説明コンテンツ管理テーブル105が、説明コンテンツ107へのURLをブラウザ106に伝えると同時にブラウザ106を起動する(図31のステップS12)。
続いて、押下されたリモコン101のボタンが2回目に押下された「電子取説」のボタン(2回目の「電子取説」のボタンの押下は、電子取説アプリケーションの終了を意味する)であるかどうかキー操作制御部103が判定し(図31のステップS13)、「電子取説」のボタンが押下されていない場合は、使用するプレーン(動画/静止画/文字図形プレーン)を選択し(図31のステップS14)、選択したプレーンが未使用かどうか判定する(図31のステップS15)。
選択したプレーンが未使用でないときは、ステップS14に戻り使用するプレーンの選択動作を行う。
選択したプレーンが未使用であるときは、ブラウザ106が説明コンテンツ107のコンテンツを読み込み(図31のステップS16)、プレーン制御部108でアルファブレンディングをして、画面表示部109で選択プレーンに表示させる(図31のステップS17)。電子取説の場合は、動画プレーン201、静止画プレーン202及び文字図形プレーン204のうち選択したプレーンで説明コンテンツが表示される。この時点では、画面に表示を反映しない。
続いて、画面表示部109の画面に今まで表示していたプレーンの内容をクリアし(図31のステップS18)、表示するプレーンを切り換えて、画面に反映させる(図31のステップS19)。これにより、画面には今まで表示していたプレーンの画像から、新たにコンテンツを読み込んだ動画プレーン201、静止画プレーン202、文字図形プレーン204のうち選択したプレーンに切り換えられて電子取説が表示される。その後ステップS12の処理に戻る。
一方、ステップS13で押下されたリモコン101のボタンが電子取説アプリケーション終了を意味する2回目に押下された「電子取説」のボタンであると判定されたときは、ブラウザ起動前に表示されていた元のアプリケーション画面に戻した後(図31のステップS20)、「電子取説」の表示処理を終了する(図31のステップS21)。
また、コンテンツを表示するには、ユーザがしなければならない操作手順が少なく、また、ページ遷移のときの読み込み時間短縮及び表示完了までの時間短縮を、内容を損ねる事無く実現できるコンテンツを表示することが望ましい。
特許文献2には、本来の画像データからサムネイル画像や圧縮画像などのデータ量が小さい画像を生成して、それを表示させた後、ユーザがコンテンツを見ている間に本来のものを読み込んで、差し替えて表示させることによって表示速度の向上を図る手法が記載されている。
特開2003−219351号公報 特開2006−221406号公報
しかしながら、特許文献1記載の従来の技術をデジタルテレビ受信機に応用した場合には、プレーンの切り換え手段に係る課題がある。
すなわち、ARIB定義のプレーンが、ハードウェアによって提供されていると仮定した場合、ハードウェアによって提供されているプレーンを、そのまま入れ換えるには、ハードウェアの対応が必要な場合がある。その場合、従来通りのプレーン切り換えの手段であると、ハードウェアを改造する工数や開発費が発生してしまい、そのままでは、プレーンの切り換えが行えない問題が発生する可能性があるという課題がある。
特許文献2に記載の表示方法では、サムネイル画像を生成するための処理をしなければならず、画像が多いページのコンテンツの表示に際しては、多くのサムネイル画像を生成しなければならないので、表示完了までの時間がかかってしまう。また、コンテンツ1枚に対しての表示は、速くできるが、複数のコンテンツが存在する場合は、コンテンツ毎にデータの読み直しが発生し、ページ遷移のときユーザの操作待ち時間ができてしまう問題は解決されない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、コンテンツ表示までの時間を短縮することで、アプリケーションの状態保持と、速やかな説明コンテンツの表示とが可能なデジタルテレビ受信機を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、アプリケーション画面及び説明コンテンツ画面の一方の画面から他方の画面への遷移時にユーザが感じる待ち時間を、ほぼ無くすことができるデジタルテレビ受信機を提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、ARIB定義のプレーンを、ハードウェアを改造することなく、切り換え得るデジタルテレビ受信機を提供することにある。
本発明の他の目的は、コンテンツ表示完了までの時間を短縮するデジタルテレビ受信機及びデジタルテレビ受信機の表示方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、画面表示のためのメモリ容量が少ない機器で項目が多いメニューやヘルプなどのコンテンツを見る際に、コンテンツの読み込み時間とコンテンツ同士の表示切り換え時間を短縮するデジタルテレビ受信機及びデジタルテレビ受信機の表示方法を提供することにある。
また、上記の目的を達成するために、第1の発明は、ブラウザを搭載すると共に、予めメモリに格納されている任意のコンテンツのブラウザ表示を行うブラウザ用プレーンを含む複数のプレーン構成を有するデジタルテレビ受信機であって、
外部からのアプリケーション実行の指示に基づいて、指示されたアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、前記アプリケーションの実行状態において前記ブラウザを起動するブラウザ起動手段と、前記ブラウザの起動後、前記ブラウザを使用した前記任意のコンテンツの表示のためのアプリケーションの実行指示があったときは、前記ブラウザにより、前記任意のコンテンツを取得し、この取得した前記コンテンツのページのうち画像ファイルが含まれている最初のページのデータを前記バッファメモリに読み込むと共に、前記最初のページの次ページ以降のページに対しては、前記次ページ目以降のページの画像ファイルをデータ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データに置き換えて前記バッファメモリに読み込む第1のデータ読み込み手段と、前記任意のコンテンツのブラウザ表示のために使用する前記ブラウザ用プレーンを前記プレーン構成の最上位の位置に移動させると共に、前記ブラウザ用プレーンの表示をオンとする第1のブラウザ用プレーン移動手段と、前記ブラウザ用プレーンの表示のオン状態で、前記最初のページの次ページ目以降のすべてのページの画像ファイルについて、前記第1のデータ読み込み手段により置き換えた前記データ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データを前記バッファメモリへの読み込みにより、前記最初のページのデータの読み込みの完了を判定し、前記最初のページを表示部に表示させる表示制御手段と、前記表示部に表示されているコンテンツの最初のページのデータの表示期間中に、前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降のデータを前記バッファメモリに読み込む第2のデータ読み込み手段と、前記バッファメモリに読み込まれた前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降のページのデータのうち任意のページのデータを、任意のタイミングで前記バッファメモリから読み出して前記表示部に表示させると共に、前記表示部に表示されているページのデータは非表示に切り換える切換手段と、前記コンテンツの全ページの表示を終了した後は、前記ブラウザ用プレーンを元の位置に移動させると共に、その表示をオフとする第2のブラウザ用プレーン移動手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、第2の発明は、ブラウザを搭載すると共に、ネットワークを介して読み込んだサーバ上の任意のコンテンツのブラウザ表示を行うブラウザ用プレーンを含む複数のプレーン構成を有するデジタルテレビ受信機であって、
外部からのアプリケーション実行の指示に基づいて、指示されたアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、前記アプリケーションの実行状態において前記ブラウザを起動するブラウザ起動手段と、前記ブラウザの起動後、前記ブラウザを使用した前記任意のコンテンツの表示のためのアプリケーションの実行指示があったときは、前記ブラウザにより、前記任意のコンテンツを取得し、この取得した前記コンテンツのページのうち画像ファイルが含まれている最初のページのデータを前記バッファメモリに読み込むと共に、前記最初のページの次ページ目以降のページに対しては、前記次ページ目以降のページの画像ファイルをデータ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データに置き換えて前記バッファメモリに読み込む第1のデータ読み込み手段と、前記任意のコンテンツのブラウザ表示のために使用する前記ブラウザ用プレーンを前記プレーン構成の最上位の位置に移動させると共に、前記ブラウザ用プレーンの表示をオンとする第1のブラウザ用プレーン移動手段と、前記ブラウザ用プレーンの表示のオン状態で、前記最初のページの次ページ目以降のすべてのページの画像ファイルについて、前記第1のデータ読み込み手段により置き換えた前記データ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データを前記バッファメモリへの読み込み、前記最初のページのデータの読み込みの完了を判定し、前記最初のページを表示部に表示させる表示制御手段と、前記表示部に表示されているコンテンツの最初のページのデータの表示期間中に、前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降のデータを前記バッファメモリに読み込む第2のデータ読み込み手段と、前記バッファメモリに読み込まれた前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降のページのデータのうち任意のページのデータを、任意のタイミングで前記バッファメモリから読み出して前記表示部に表示させると共に、前記表示部に表示されているページのデータは非表示に切り換える切換手段と、前記コンテンツの全ページの表示を終了した後は、前記ブラウザ用プレーンを元の位置に移動させると共に、その表示をオフとする第2のブラウザ用プレーン移動手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、第3の発明は、ネットワークを介して任意のサーバから取得したマルチメディアファイルを表示部に表示する機能と、前記マルチメディアファイルの複数の種類に1対1に対応して、本来表示したマルチメディアファイルの画像よりもデータ量の小さな複数の種類識別用画像を予め保持しているデータ保持部と、ブラウザとを備え、前記マルチメディアファイルのブラウザ表示を行うブラウザ用プレーンを含む複数のプレーン構成を有するデジタルテレビ受信機であって、
外部からのアプリケーション実行の指示に基づいて、指示されたアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、前記アプリケーションの実行状態において前記ブラウザを起動するブラウザ起動手段と、前記ブラウザの起動後、前記ブラウザを使用した前記マルチメディアファイルの表示のためのアプリケーションの実行指示があったときは、前記ブラウザにより、前記サーバ上のマルチメディアファイルを取得する取得手段と、前記取得手段で取得した前記マルチメディアファイルの種類を判別する判別手段と、前記データ保持部から前記判別手段で判別したマルチメディアファイルの種類を示す前記種類識別用画像を選択する選択手段と、前記マルチメディアファイルのブラウザ表示のために使用する前記ブラウザ用プレーンを前記プレーン構成の最上位の位置に移動させると共に、前記ブラウザ用プレーンの表示をオンとする第1のブラウザ用プレーン移動手段と、前記種類識別用画像に基づいて、表示用のページを生成し、前記ブラウザ用プレーンの表示のオン状態で、その表示用のページを前記表示部に表示させる表示制御手段と、前記表示用のページの表示期間中に、前記取得手段で取得した前記マルチメディアファイルのデータをバッファメモリに読み込む読み込み手段と、前記メモリへの前記マルチメディアファイルのデータの読み込み完了後に、前記表示用のページを非表示とし、かつ前記バッファメモリから読み出した前記マルチメディアファイルのデータを表示に切り換えて前記表示部に表示させる切換手段と、前記マルチメディアファイルのデータの表示を終了した後は、前記ブラウザ用プレーンを元の位置に移動させると共に、その表示をオフとする第2のブラウザ用プレーン移動手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、第4の発明は、ブラウザを搭載すると共に、予めメモリに格納されている任意のコンテンツのブラウザ表示を行うブラウザ用プレーンを含む複数のプレーン構成を有するデジタルテレビ受信機の表示方法であって、
外部からのアプリケーション実行の指示に基づいて、指示されたアプリケーションを実行する第1のステップと、前記アプリケーションの実行状態において前記ブラウザを起動する第2のステップと、前記ブラウザの起動後、前記ブラウザを使用した前記任意のコンテンツの表示のためのアプリケーションの実行指示があったときは、前記ブラウザにより、前記任意のコンテンツを取得し、この取得した前記コンテンツのページのうち画像ファイルが含まれている最初のページのデータを前記バッファメモリに読み込むと共に、前記最初のページの次ページ目以降のページに対しては、前記次ページ目以降のページの画像ファイルをデータ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データに置き換えて前記バッファメモリに読み込む第3のステップと、前記任意のコンテンツのブラウザ表示のために使用する前記ブラウザ用プレーンを前記プレーン構成の最上位の位置に移動させると共に、前記ブラウザ用プレーンの表示をオンとする第4のステップと、前記ブラウザ用プレーンの表示のオン状態で、前記最初のページの次ページ目以降のすべてのページの画像ファイルについて、前記第1のデータ読み込み手段により置き換えた前記データ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データを前記バッファメモリへの読み込みにより、前記最初のページのデータの読み込みの完了を判定し、前記最初のページを表示部に表示させる第5のステップと、前記表示部に表示されているコンテンツの最初のページのデータの表示期間中に、前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降のデータを前記バッファメモリに読み込む第6のステップと、前記バッファメモリに読み込まれた前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降の任意のページのデータを、任意のタイミングで前記バッファメモリから読み出して前記表示部に表示させると共に、前記表示部に表示されているページのデータは非表示に切り換える第7のステップと、前記コンテンツの全ページの表示を終了した後は、前記ブラウザ用プレーンを元の位置に移動させると共に、その表示をオフとする第8のステップとを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、第5の発明は、ネットワークを介して読み込んだサーバ上のマルチメディアファイルのブラウザ表示を行うブラウザ用プレーンを含む複数のプレーン構成を有するデジタルテレビ受信機の表示方法であって、
外部からのアプリケーション実行の指示に基づいて、指示されたアプリケーションを実行する第1のステップと、前記アプリケーションの実行状態において前記ブラウザを起動する第2のステップと、前記ブラウザの起動後、前記ブラウザを使用した前記マルチメディアファイルの表示のためのアプリケーションの実行指示があったときは、前記ブラウザにより、前記サーバ上のマルチメディアファイルを取得する第3のステップと、前記取得したマルチメディアファイルの種類を判別する第4のステップと、前記マルチメディアファイルの複数の種類に1対1に対応して、本来表示したいマルチメディアファイルの画像よりもデータ量の小さな複数の種類識別用画像を予め保持しているデータ保持部から前記第4のステップで判別したマルチメディアファイルの種類を示す前記種類識別用画像を選択する第5のステップと、前記マルチメディアファイルのブラウザ表示のために使用する前記ブラウザ用プレーンを前記プレーン構成の最上位の位置に移動させると共に、前記ブラウザ用プレーンの表示をオンとする第6のステップと、前記第5のステップで選択した前記種類識別用画像に基づいて表示用のページを生成し、前記ブラウザ用プレーンの表示のオン状態で、前記表示用ページを表示部に表示させる第7のステップと、前記表示用のページの表示期間中に、前記第3のステップで取得した前記マルチメディアファイルのデータをバッファメモリに読み込む第8のステップと、前記バッファメモリへの前記マルチメディアファイルのデータ読み込み完了後に、前記表示用のページを非表示とし、かつ前記バッファメモリから読み出した前記マルチメディアファイルのデータを表示に切り換えて、表示部に表示させる第9のステップと、前記マルチメディアファイルのデータの表示を終了した後は、前記ブラウザ用プレーンを元の位置に移動させると共に、その表示をオフとする第10のステップとを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、第6の発明は、前記第5の発明のデジタルテレビ受信機の表示方法であって、前記データ保持部には、前記複数の種類識別用画像に加えて、エラー種類を示すエラー種類識別用画像が予め保持されており、前記第9のステップで前記バッファメモリから前記マルチメディアファイルのデータの読み出しができないときは、そのエラー種類を示す前記エラー種類識別用画像を前記データ保持部から読み出して、前記表示部に表示されている前記表示用のページに差し替えて表示する第11のステップを更に含むことを特徴とする。
本発明によれば、コンテンツの最初のページのデータ表示完了までの時間を、全ページのデータを一度に読み込んでから表示する場合に比べて短縮することができる。また、本発明によれば、ページ単位でバッファメモリにページのデータを読み込んでから表示する方法に比べてページ遷移にかかる時間を短縮できる(ページ同士の表示切り換えを高速に行える)と共に、操作の手間を省くことができ、特にユーザがメニュー状のコンテンツを閲覧する時の利便性が高まる。
また、本発明によれば、ネットワーク上のコンテンツを表示する際に画像などのマルチメディアファイルを本体内に記憶されている画像に一旦置き換えて表示させ、その表示期間中にマルチメディアファイルの読み込みが完了してから、必要になった時にそのマルチメディアファイルを置き換えて表示させることで、コンテンツの読み込みにかかる時間及びページ遷移にかかる時間を短縮させ、コンテンツ表示完了までにかかる時間を短縮することができ、機器におけるユーザの利便性を向上できる。
更に、本発明によれば、マルチメディアファイルのデータの読み出しができないときには、エラー種類を示すエラー種類識別用画像をデータ保持部から読み出して、表示部に表示されている表示用ページに差し替えて表示するようにしたため、本来の画像データが何らかの理由で表示できないときでも、何も画像が表示されないという問題を防ぐことができると共に、その理由もユーザに判別させることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態のデジタルテレビ受信機の構成自体は、図1に示した構成と同じであり、また、表示プレーンの構成も図30と同様であるが、本実施の形態はこれらの構成を前提とし、その構成において図2のフローチャートを実行するプログラムに従いデジタルテレビ受信機に搭載されているアプリケーション表示画面とブラウザ表示画面などをシームレスに結ぶようにしたものである。なお、本実施の形態における表示プレーンは、ハードウェアがARIB定義の図30に示したプレーン構成を全て提供しており、かつ、ハードウェアによってプレーン構成が固定されないものであり、更に電子取説の説明コンテンツは、動画・静止画切り換えプレーン203、206で表示することを前提とする。
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について、図1、図2、図3及び図30と共に説明する。
図2は、本発明になるデジタルテレビ受信機の第1の実施の形態の表示処理動作説明用フローチャートである。
まず、図1のリモコン101をユーザが操作することにより、所望のアプリケーションを起動する(図2のステップS101)。これにより、所望のアプリケーションの起動が完了する(図2のステップS102)。続いて、図1のブラウザ106の起動が開始される(図2のステップS103)。なお、ブラウザ起動時は、白紙のコンテンツを表示する。
この状態で、ユーザ操作により、リモコン101にある各種ボタンのうち、任意のボタンが押下されると、リモコン101から押下されたボタンに対応したコードのリモコン信号が出力され、図1のU/I102を通して、デジタルテレビ受信機100内のキー操作制御部103に供給されてリモコン信号の内容が解析され、ここで押下されたリモコン101のボタンが「電子取説」ボタンであるかどうか監視される(図2のステップS104)。「電子取説」ボタンが押下されたと判定されるまでは、ステップS102のアプリケーションの実行状態を継続する。
キー操作制御部103は、「電子取説」ボタンが押下されたと判定した場合は、アプリケーション制御部104にアクセスする。
アプリケーション制御部104は、取得した現在のアプリケーションの状態(例えば、番組表表示/非表示状態や電子取説表示/非表示状態などを表すIDなど)をもとに、表示させる説明コンテンツ107を図1の説明コンテンツ管理テーブル105に問い合わせる。説明コンテンツ管理テーブル105は、説明コンテンツ107へのURLをブラウザ106に伝え、ブラウザ106は、説明コンテンツ107からコンテンツを読み込む(図2のステップS105)。
続いて、プレーン制御部108は、図30に示した表示プレーンの構造中の動画・静止画切り換えプレーン203を図3に206で示すように最上位プレーンに移動させる(図2のステップS106)。
また、このとき、現在のアプリケーションが使用している動画・静止画切り換えプレーン以外のプレーンの表示をオフとし、動画・静止画切り換えプレーン206の表示をオンとする。これにより、動画・静止画切り換えプレーン203により画面表示部109において、電子取説の説明コンテンツが表示される。
すなわち、図30において、説明コンテンツ107を表示し、その後元のアプリケーション画面に戻す必要があるため、説明コンテンツ107を表示するのに使用する動画・静止画切り換えプレーン203に対し、プレーン構造上、上に配置されている文字図形プレーン204と字幕プレーン205の配置を、ハードウェアにより動画・静止画切り換えプレーン203の下へ移動させる。すなわち、図3に206で示すように、プレーン構造上の最上位プレーンが、字幕プレーン205から、動画・静止画切り換えプレーンにする。
原理は、普段パソコンを使用していてウィンドウ1の上にウィンドウ2を完全に重ねると下のウィンドウ1は、表示されていないように見えるという事と同一である。
続いて、キー操作制御部103が、操作されたリモコン101のボタンが「電子取説」ボタンの2回目の押下であると判定するまで、ブラウザ106が表示する説明コンテンツと説明コンテンツとの間を遷移させる(図2のステップS107、S108)。例えば、1頁目の説明コンテンツで説明しきれない場合に、2頁目の説明コンテンツで続きの説明を行うときに、上記の説明コンテンツの遷移が行われる。
また、説明コンテンツ内をリモコン101の「上下左右」ボタンでフォーカス移動する場合や、リンク上でリモコン101の「決定」ボタンを押下することにより別の説明コンテンツに遷移する場合もある。ただし、「電子取説」ボタン以外のボタン、例えば「TV画面」ボタン、「特定のアプリケーション」ボタンなどが押下されたと判定したときは、アプリケーションを終了する(図2には図示せず)。
キー操作制御部103は、ステップS108で「電子取説」ボタンの2回目の押下であると判定したときは、電子取説アプリケーションの終了入力であると判断し、プレーン制御部108により、図3に206で示すように最上位の位置にあった動画・静止画切り換えプレーンを図30に203で示す元の位置に移動させる(図2のステップS109)。このとき、動画・静止画切り換えプレーン203の表示をオフとし、アプリケーションが使用するプレーンの表示をオンとする。
続いて、アプリケーション制御部104は、アプリケーションを実行状態とし(図2のステップS110)、ブラウザ106による電子取説の説明コンテンツの表示を終了する(図2のステップS111)。なお、動画・静止画切り換えプレーンは、白紙のコンテンツを表示するが、画面には表示されない。
このように、本実施の形態によれば、アプリケーション制御部104でアプリケーションを実行した段階で、ブラウザ106を起動した状態にしておき(図2のステップS102、S103)、リモコン101の操作により「電子取説」ボタンが押下された場合、現在表示しているアプリケーションの状態に則したコンテンツへのURLを説明コンテンツ管理テーブル105より指定し、ブラウザ106により説明コンテンツ107を画面表示部109に表示させるようにしたため、コンテンツの先読みができなくてもコンテンツ表示までの時間を従来よりも短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、電子取説アプリケーションの起動により説明コンテンツ107を描画するのに使用する動画・静止画切り換えプレーンを図3に206で示すようにハードウェアによりプレーン構造上の最上位プレーンとした後(図2のステップS106)、電子取説アプリケーションの終了を判定したとき動画・静止画切り換えプレーン206の位置を図30の203で示される元の位置に戻すことで、元のアプリケーション画面に戻すようにしたため、複雑なプレーン制御は行う必要がなく、プレーンの移動を行い画面に表示するまでの時間は殆どかからない事から、ユーザに待ち時間を殆ど与えることなく説明コンテンツを表示することができる。
なお、表示までの時間は、コンテンツの作りに依存する。また、本実施の形態では、アプリケーション画面からブラウザ画面へのシームレスな遷移も実現できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本発明の第2の実施の形態のデジタルテレビ受信機の構成自体は、図1に示した構成と同じである。また、表示プレーンの構成は、従来のデジタルテレビ受信機により図32に示すようにハードウェアが提供しているプレーンが、動画プレーン1001、静止画プレーン1002、メインプレーン1003、オプションプレーン1004だった場合、本実施の形態ではソフトウェアプレーンの技術を用い、図32のメインプレーン1003の代わりに、図5に示すようにブラウザ用プレーン1005とアプリケーション用プレーン1006とを擬似的に作成している。
すなわち、本実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、ハードウェアがARIB定義のプレーン構成を全て提供しておらず、かつ、ハードウェアによって図32のプレーン構成に固定されている場合において、提供されたメインプレーン1003をソフトウェアプレーンの技術を用い、ブラウザ用プレーン1005とアプリケーション用プレーン1006とに分割し、ARIB定義のプレーン構成を擬似的に実現する点に特徴がある。
次に、本発明の第2の実施の形態の動作について、図1、図4、図5及び図6と共に説明する。
図4は、本発明になるデジタルテレビ受信機の第2の実施の形態の表示処理動作説明用フローチャートである。
まず、図1のリモコン101をユーザが操作することにより、アプリケーション制御部104が所望のアプリケーションを起動する(図4のステップS201)。このとき、図5に示した静止画プレーン1002、アプリケーション用プレーン1006を使用し、これらの表示をオンにする。これにより、所望のアプリケーションの起動が完了する(図4のステップS202)。続いて、図1のブラウザ106の起動が開始される(図4のステップS203)。このとき使用するプレーンは、図5に示したブラウザ用プレーン1005であり、その表示をオフにする。
なお、ブラウザ起動時は、白紙のコンテンツを表示する。
この状態で、ユーザ操作により、リモコン101にある各種ボタンのうち、任意のボタンが押下されると、リモコン101から押下されたボタンに対応したコードのリモコン信号が出力され、図1のU/I102を通して、デジタルテレビ受信機100内のキー操作制御部103に供給されてリモコン信号の内容が解析され、ここで押下されたリモコン101のボタンが「電子取説」ボタンであるかどうか監視される(図4のステップS204)。「電子取説」ボタンが押下されたと判定されるまでは、ステップS202のアプリケーションの実行状態を継続する。
キー操作制御部103は、「電子取説」ボタンが押下されたと判定した場合は、アプリケーション制御部104にアクセスする。アプリケーション制御部104は、取得した現在のアプリケーションの状態(例えば、番組表表示/非表示状態や電子取説表示/非表示状態などを表すIDなど)をもとに、表示させる説明コンテンツ107を図1の説明コンテンツ管理テーブル105に問い合わせる。説明コンテンツ管理テーブル105は、説明コンテンツ107へのURLをブラウザ106に伝え、ブラウザ106は、説明コンテンツ107から電子取説の説明コンテンツを読み込む(図4のステップS205)。
続いて、プレーン制御部108は、図5に示した表示プレーンの構造中のブラウザ用プレーン1005を図6に1010で示すように最上位プレーンに移動させる(図4のステップS206)。また、このとき、図6のアプリケーション用プレーン1006の表示をオフとし、ブラウザ用プレーン1010の表示をオンとする。
これにより、ステップS205で読み込まれた電子取説の説明コンテンツがブラウザ用プレーン1010により画面表示部109の画面に表示される。
次に、キー操作制御部103は、操作されたリモコン101のボタンが「電子取説」ボタンの2回目の押下であると判定するまで、ブラウザ106が表示する説明コンテンツと説明コンテンツとの間を遷移させる(図4のステップS207、S208)。ただし、「電子取説」ボタン以外のボタン、例えば「TV画面」ボタン、「特定のアプリケーション」ボタンなどが押下されたと判定したときは、アプリケーションも説明コンテンツも終了する(図4には図示せず)。
キー操作制御部103は、ステップS208で「電子取説」ボタンの2回目の押下であると判定したときは、電子取説終了と判断して図6に1010で示すように最上位の位置にあったブラウザ用プレーンを図5に1005で示す元の位置に移動させる(図4のステップS209)。このとき、ブラウザ用プレーン1005の表示をオフとし、アプリケーション用プレーン1006の表示をオンとする。
続いて、アプリケーション制御部104は、アプリケーションを実行状態とし(図4のステップS210)、ブラウザ106による説明コンテンツの表示を終了する(図4のステップS211)。これにより、画面表示部109は、ブラウザ106起動前の元のアプリケーション画面に戻る。これにより、画面表示部109は、ブラウザ106起動前の元のアプリケーション画面に戻る。
なお、ブラウザ用プレーン1005は、白紙のコンテンツを表示するが、画面には表示されない。
このように、本実施の形態によれば、上記の第1の実施の形態と同様に、アプリケーション制御部104でアプリケーションを実行した段階で、ブラウザ106を起動した状態にしておき(図4のステップS202、S203)、リモコン101の操作により「電子取説」ボタンが押下された場合、現在表示しているアプリケーションの状態に則したコンテンツへのURLを説明コンテンツ管理テーブル105より指定し、ブラウザ106により説明コンテンツ107を画面表示部109に表示させるようにしたため、コンテンツの先読みができなくてもコンテンツ表示までの時間を従来よりも短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、ソフトウェアプレーンの技術を用い、図5のブラウザ用プレーン1005とアプリケーション用プレーン1006とを擬似的に作成し、説明コンテンツ107を描画するのに使用するブラウザ用プレーンを図6に1010で示すようにプレーン構造上の最上位プレーンとした後(図4のステップS206)、電子取説アプリケーション終了と判定したときブラウザ用プレーンの位置を図5の1005で示される元の位置に戻すことで、元のアプリケーション画面に戻すようにしたため、プレーン構成がハードウェアで固定されていても、ハードウェアを改造する必要が無く、作成したソフトウェアプレーン(ブラウザ用プレーン1103、アプリケーション用プレーン1104)をシームレスに切り換えることができ、また、複雑なプレーン制御は行う必要がなく、プレーンの移動を行い画面に表示するまでの時間は殆どかからない事から、ユーザに待ち時間を殆ど与えることなく説明コンテンツを表示することができる。
次に、本発明の実施例1について説明する。
この実施例は、第1の実施の形態の実施例で、本実施例における電子取説の起動に関わるシーケンス図を図7に、終了に関わるシーケンス図を図8に示す。図7及び図8中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。
図7と共に本実施例の電子取説の起動シーケンスについて説明する。
まず、ユーザによるリモコン101の操作で、使用したいアプリケーションのアプリケーションボタンを押下する(ステップS301)。U/I部102は、押下されたアプリケーションボタンのキーコードをキー操作制御部103へ通知する(ステップS302)。キー操作制御部103は、通知されたキーコードに該当する情報をアプリケーション制御部104に渡してリモコンで指示されたアプリケーションを起動させる(ステップS303)。
続いて、プレーン制御部108が起動したアプリケーションが使用するプレーン(図30に示した静止画プレーン202、文字図形プレーン204、字幕プレーン205)の表示をオン(ON)にし(ステップS304)、画面表示部109の画面にアプリケーション起動画面を表示する(ステップS305)。
続いて、アプリケーション制御部104からの指示によりブラウザ106の起動を開始し(ステップS306)、ブラウザ106は、その描画領域である図30に示した動画・静止画切り換えプレーン203をオフ(OFF)にする(ステップS307)。そして、ブラウザ106は起動を完了する(ステップS308)。
なお、ブラウザ106の起動時は、白紙のコンテンツを表示する。そして、説明コンテンツへのURLを通知されれば、いつでも表示が可能な状態にある。
続いて、ユーザによるリモコン101の操作で、「電子取説」ボタンが押下されると(ステップS309)、押下された「電子取説」ボタンのキーコードがU/I102を介してキー操作制御部103へ通知される(ステップS310)。キー操作制御部103は、入力されたキーコードを解析して電子取説ボタンが押下されたと判断し、その旨をアプリケーション制御部104へ通知する(ステップS311)。アプリケーション制御部104は、これによりブラウザ106に表示すべき説明コンテンツへのURLを通知し、ブラウザ106は、通知された説明コンテンツ107へのURLへ遷移を開始する(ステップS312)。
その後、ブラウザ106からアプリケーション制御部104へ、説明コンテンツ107のURLへ遷移完了が通知されると(ステップS313)、アプリケーション制御部104からの通知によりプレーン制御部108が、ハードウェアによって固定されていないプレーン構成中の図30に示した動画・静止画切り換えプレーン203を、ハードウェアにて図3の206に示す最上位の位置へ移動させる(ステップS314)。
その後、プレーン制御部108が、動画・静止画切り換えプレーン206の表示をONにし(ステップS315)、更にアプリケーションが使用するプレーン(図3の静止画プレーン202、文字図形プレーン204、字幕プレーン205)の表示をOFFにする(ステップS316)。これにより、画面表示部109には、最上位位置の動画・静止画切り換えプレーン206により説明コンテンツが表示される(ステップS317)。
次に、図8と共に実施例1の電子取説の終了シーケンスについて説明する。
電子取説の説明コンテンツ表示状態において、ユーザによるリモコン101の操作で、「電子取説」ボタンがもう一度押下されると(ステップS401)、U/I部102は、リモコン101から入力された「電子取説」ボタンのキーコードをキー操作制御部103へ通知する(ステップS402)。キー操作制御部103は、通知されたキーコードが「電子取説」ボタンのキーコードと解析し、その解析結果をアプリケーション制御部104に通知する(ステップS403)。
これにより、アプリケーション制御部104は、説明コンテンツ107の表示を終了するようにプレーン制御部108に通知し、図3に示した206の位置にある動画・静止画切り換えプレーンを図30に203で示した元の位置に移動させる(ステップS404)。続いて、プレーン制御部108は動画・静止画切り換えプレーン203の表示をOFFにし(ステップS405)、アプリケーションが使用するプレーンの表示をONにする(ステップS406)。これにより、画面表示部109は、電子取説の説明コンテンツ表示前の元のアプリケーション画面を表示する(ステップS407)。
次に、本発明の実施例2について説明する。
この実施例は、第1の実施の形態の実施例で、電子取説の終了に関わるシーケンスとして、「戻る」ボタンが押下された場合の実施例である。
本実施例について、図9のシーケンス図を用いて説明する。
同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。
図9において、電子取説の説明コンテンツ表示状態において、まず、ユーザによるリモコン101の操作で、「戻る」ボタンが押下されると(ステップS501)、U/I部102は、リモコン101から送信された「戻る」ボタンのキーコードを受信してキー操作制御部103へ通知し(ステップS502)、更にそのキーコードがアプリケーション制御部104に通知される(ステップS503)。
このとき、現在表示中の説明コンテンツのURLが、一番最初に表示した説明コンテンツのURLと同一だった場合、アプリケーション制御部104からの通知によりプレーン制御部108が図3に示した最上位位置にある動画・静止画切り換えプレーン206を図30に203で示した元の位置へ移動させる(ステップS504)。そして、プレーン制御部108は、動画・静止画切り換えプレーン203の表示をOFFとし(ステップS505)、アプリケーションが使用するプレーンの表示をONとする(ステップS506)。
これにより、画面表示部109は、元のアプリケーションを表示する(ステップS507)。このように、一番最初に表示した説明コンテンツのURLと同一のURLからの説明コンテンツを表示中に「戻る」ボタンが押下されたときは、元のアプリケーションが表示される。
一方、ステップS503の時点で現在表示中の説明コンテンツのURLが、一番最初に表示した説明コンテンツのURLと同一でなかった場合、アプリケーション制御部104はブラウザ106に「戻る」ボタン入力を通知する(ステップS508)。これにより、ブラウザ106は1頁前に表示したURLの説明コンテンツを画面表示部109に表示させる(ステップS509)。このように、一番最初に表示した説明コンテンツのURLと同一でないURLからの説明コンテンツを表示中に「戻る」ボタンが押下されたときは、1頁前の説明コンテンツに戻る。
次に、本発明の実施例3について説明する。
この実施例は、第1の実施の形態の実施例で、電子取説の終了に関わるシーケンスとして、「TV画面」ボタンが押下された場合の実施例である。本実施例について、図10のシーケンス図を用いて説明する。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図10において、電子取説の説明コンテンツ表示状態において、ユーザによるリモコン101の操作で、「TV画面」ボタンが押下されると(ステップS601)、U/I部102は、リモコン101から送信された「TV画面」ボタンのキーコードを受信してキー操作制御部103へ通知する(ステップS602)。
キー操作制御部103は、通知されたキーコードが「TV画面」ボタンのものであるときは、アプリケーション制御部104にアプリケーションを終了させるよう通知する(ステップS603)。これにより、アプリケーション制御部104は、ブラウザ106を終了させる(ステップS604)。
続いて、アプリケーション制御部104は、プレーン制御部108により図3に示した動画・静止画切り換えプレーン206を図30に示した元の位置203へ移動させ(ステップS605)、更に、動画・静止画切り換えプレーン203の表示をOFFとし(ステップS606)、アプリケーションが使用するプレーンの表示をOFFとする(ステップS607)。
これにより、画面表示部109には、デジタルテレビ受信機が選局受信するテレビ番組の画像(オンエア画面)が表示される(ステップS608)。このように、電子取説の説明コンテンツ表示中に「TV画面」ボタンが押下された場合はオンエア画面が表示される。
次に、本発明の実施例4について説明する。
この実施例は、第2の実施の形態の実施例で、本実施例における電子取説の起動に関わるシーケンス図を図11に、終了に関わるシーケンス図を図12に示す。
図11及び図12中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。
図11と共に本実施例の電子取説の起動シーケンスについて説明する。
まず、ユーザによるリモコン101の操作で、使用したいアプリケーションのアプリケーションボタンを押下する(ステップS701)。U/I部102は、リモコン101から送信された「アプリケーション」ボタンのキーコードをキー操作制御部103へ通知する(ステップS702)。キー操作制御部103は、通知されたキーコードに該当する「アプリケーション」をアプリケーション制御部104に通知して、そのアプリケーションを起動させる(ステップS703)。
アプリケーション制御部104からの通知により、プレーン制御部108は、起動した「アプリケーション」が使用するプレーン(図5に示した静止画プレーン1002、アプリケーション用プレーン1006、オプションプレーン1004)の表示をONにする(ステップS704)。これにより、画面表示部109は、画面に「アプリケーション」起動画面を表示する(ステップS705)。
続いて、アプリケーション制御部104によりブラウザ106の起動を開始し(ステップS706)、ブラウザ106の描画領域である図5に示したブラウザ用プレーン1005の表示をOFFにする(ステップS707)。そして、ブラウザ106の起動を完了する(ステップS708)。なお、ブラウザ106の起動時は、白紙のコンテンツを表示する。これにより、説明コンテンツへのURLを通知されれば、いつでも表示が可能な状態になる。
その後、ユーザによるリモコン101の操作で、「電子取説」ボタンを押下されると(ステップS709)、U/I部102は、リモコン101から送信された「電子取説」ボタンのキーコードをキー操作制御部103へ通知する(ステップS710)。キー操作制御部103は、通知されたキーコードをアプリケーション制御部104に通知して、電子取説アプリケーションを起動させる(ステップS711)。
続いて、アプリケーション制御部104は、通知されたキーコードにより、ブラウザ106に表示すべき説明コンテンツへのURLを通知し、URLへの遷移を開始させる(ステップS712)。ブラウザ106は通知された説明コンテンツ107のURLへ遷移完了すると、その旨をアプリケーション制御部104へ通知する(ステップS713)。すると、アプリケーション制御部104は、プレーン制御部108により図5に示したブラウザ用プレーン1005を図6に1010で示した、プレーン構造上の最上位位置に移動させる(ステップS714)。
続いて、プレーン制御部108は、図6に示したブラウザ用プレーン1010の表示をONにし(ステップS715)、図6に示したアプリケーション用プレーン1006の表示をOFFにする(ステップS716)。これにより、画面表示部109は、説明コンテンツを画面に表示する(ステップS717)。
次に、図12と共に実施例4の電子取説の終了シーケンスについて説明する。
電子取説の説明コンテンツ表示状態において、「電子取説」ボタンがもう一度押下されると(ステップS801)、U/I部102は、リモコン101から入力された「電子取説」ボタンのキーコードをキー操作制御部103へ通知する(ステップS802)。キー操作制御部103は、通知されたキーコードが「電子取説」ボタンのキーコードと解析し、その解析結果をアプリケーション制御部104に通知する(ステップS803)。
これにより、アプリケーション制御部104は、説明コンテンツ107の表示を終了するようにプレーン制御部108に通知し、図6に示した最上位の位置にあるブラウザ用プレーン1010を図5に1005で示した元の位置に移動させる(ステップS804)。
続いて、プレーン制御部108は、ブラウザ用プレーン1005の表示をOFFにし(ステップS805)、アプリケーションが使用するプレーンの表示をONにする(ステップS806)。
これにより、画面表示部109は、電子取説の説明コンテンツ表示前の元のアプリケーション画面を表示する(ステップS807)。
次に、本発明の実施例5について説明する。
この実施例は、第2の実施の形態の実施例で、電子取説の終了に関わるシーケンスとして、「戻る」ボタンが押下された場合の実施例である。
本実施例について、図13のシーケンス図を用いて説明する。
同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。
図13において、電子取説の説明コンテンツ表示状態において、まず、ユーザによるリモコン101の操作で、「戻る」ボタンが押下されると(ステップS901)、U/I部102は、リモコン101から送信された「戻る」ボタンのキーコードを受信してキー操作制御部103へ通知し(ステップS902)、更にそのキーコードがアプリケーション制御部104に通知される(ステップS903)。
このとき、現在表示中の説明コンテンツのURLが、一番最初に表示した説明コンテンツのURLと同一だった場合、アプリケーション制御部104からの通知によりプレーン制御部108が図6に示した最上位位置にあるブラウザ用プレーン1010を図5に1005で示した元の位置へ移動させる(ステップS904)。そして、プレーン制御部108はブラウザ用プレーン1005の表示をOFFとし(ステップS905)、アプリケーションが使用するプレーンの表示をONとする(ステップS906)。これにより、画面表示部109は元のアプリケーションを表示する(ステップS907)。このように、一番最初に表示した説明コンテンツのURLと同一のURLからの説明コンテンツを表示中に「戻る」ボタンが押下されたときは、元のアプリケーションが表示される。
一方、ステップS903の時点で現在表示中の説明コンテンツのURLが、一番最初に表示した説明コンテンツのURLと同一でなかった場合、アプリケーション制御部104は、ブラウザ106に「戻る」ボタン入力を通知する(ステップS908)。これにより、ブラウザ106は、1頁前に表示したURLの説明コンテンツを画面表示部109に表示させる(ステップS909)。このように、一番最初に表示した説明コンテンツのURLと同一でないURLからの説明コンテンツを表示中に「戻る」ボタンが押下されたときは、1頁前の説明コンテンツに戻る。
次に、本発明の実施例6について説明する。
この実施例は、第2の実施の形態の実施例で、電子取説の終了に関わるシーケンスとして、「TV画面」ボタンが押下された場合の実施例である。
本実施例について、図14のシーケンス図を用いて説明する。
同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。
図14において、電子取説の説明コンテンツ表示状態において、ユーザによるリモコン101の操作で、「TV画面」ボタンが押下されると(ステップS1001)、U/I部102は、リモコン101から送信された「TV画面」ボタンのキーコードを受信してキー操作制御部103へ通知する(ステップS1002)。
キーコード制御部103は、通知されたキーコードが「TV画面」ボタンのものであるときは、アプリケーション制御部104にアプリケーションを終了させるよう通知する(ステップS1003)。これにより、アプリケーション制御部104は、ブラウザ106を終了させる(ステップS1004)。
続いて、アプリケーション制御部104は、プレーン制御部108により図6に示した最上位位置にあるブラウザ用プレーン1010を図5に示した元の位置1005へ移動させ(ステップS1005)、更に図5のブラウザ用プレーン1005の表示をOFFとし(ステップS1006)、アプリケーションが使用する図5のアプリケーション用プレーン1006の表示をOFFとする(ステップS1007)。
これにより、画面表示部109には、デジタルテレビ受信機が選局受信するテレビ番組の画像(オンエア画面)が表示される(ステップS1008)。このように、電子取説の説明コンテンツ表示中に「TV画面」ボタンが押下された場合はオンエア画面が表示される。
なお、上記の実施の形態及び実施例では、プレーン制御に関わる一例として電子取説の実現方法について記述したが、本発明は、以上の実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、それ以外のARIB定義のプレーン構成を用いているデジタルテレビ受信機に搭載されているアプリケーションの実行にも用いる事ができる。
また、アプリケーション画面とブラウザ画面を切り換える場合、シームレス化を実現する事ができる。
次に、デジタルテレビ受信機がパソコンに搭載されているメモリに比べて容量が小さいメモリを有し、かつ、ブラウザを搭載しており、コンテンツのページに画像データが含まれる場合のコンテンツ表示までの時間を短縮できる実施の形態について説明する。
上述した複数のプレーンの中からブラウザ用プレーンを選択し、このブラウザ用プレーンを用いてコンテンツデータを短時間で表示させる第3の実施の形態について説明する。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について図15を用いて説明する。
図1と同一構成には同一符号を付し、その説明を省略する。
図15に示すように、本発明の第3の実施の形態におけるデジタルテレビ受信機110は、図1に示す第1の実施の形態におけるデジタルテレビ受信機100における説明コンテンツ107の代わりに、表示しようとするコンテンツデータを予め格納しているフラッシュメモリ111とコンテンツ閲覧用プログラムを有し、かつフラッシュメモリ111に格納されているコンテンツデータを一旦格納するバッファメモリ112とを備えたものであり、それ以外は同様である。
ここでは、説明コンテンツ管理テーブル105は、フラッシュメモリ111へのURLをブラウザ106に伝えると共に、フラッシュメモリ111に格納されているコンテンツデータをバッファメモリ112に読み出す機能を有している。また、ブラウザ106は、バッファメモリ112からコンテンツデータを読み込む機能を有している。バッファメモリ112は、フラッシュメモリ107の読み込み及び読み出し速度に比べてはるかに高速である。
次に、本発明の第3の実施の形態の動作について図5、図6、図15及び図16を用いて説明する。
まずは、第2の実施の形態におけるステップS201〜S204と同様のステップを行う。
(ステップS1101)
次に、図16に示すように、「電子取説」ボタンが押下されたと判定した場合は、キー操作制御部103からアプリケーション制御部104にアクセスする。アプリケーション制御部104は、取得した現在のアプリケーションの状態(例えば、番組表表示/非表示状態や電子取説表示/非表示状態などを表すIDなど)をもとに、フラッシュメモリ111の中の表示させるコンテンツデータを説明コンテンツ管理テーブル105に問い合わせる。
説明コンテンツ管理テーブル105は、バッファメモリ112に格納されているコンテンツ閲覧用プログラムに基づいて、フラッシュメモリ111の中のコンテンツデータの最初のページAを取得して、ページAをバッファメモリ112に読み込込む。
(ステップS1102)
次に、プレーン制御部108は、図5に示す表示プレーンの構造中のブラウザ用プレーン1005を図6に1010で示すように、最上位プレーンに移動させる。
また、このとき、図6のアプリケーションプレーン1006の表示をオフとし、ブラウザ用プレーン1010の表示をオンにする。
(ステップS1103)
次に、バッファメモリ112に読み込まれたページAの中に画像ファイルが使用されているかどうかを判定する。
(ステップS1104)
ページAの中に画像ファイルが使用されていない場合は、図4のステップS208〜S211を経て処理を終了するが、画像ファイルが使用されている場合は、最初から見えなくてもよい画像は、非表示にしておく。
ただし、取得したコンテンツの最初に表示されるページAに画像ファイルが使用されている場合は、全部本来のデータを表示するように設定する。
上記した見えなくてもよい画像とは、取得したコンテンツデータの画像ファイルを使用しているページAの次ページ目以降の各ページの画像である。
(ステップS1105)
Aページの次ページ目以降の各ページの画像については、説明コンテンツ管理テーブル105の制御の下に非表示に設定してフラッシュメモリ111から読み出し、Aページの次ページ目以降の各ページの画像データを表示したい本来の画像よりもデータ量の小さい画像に置き換えてバッファメモリ112に読み込む。
(ステップS1106)
次に、取得したコンテンツの画像ファイルを使用しているAページの次ページ目以降の各ページの画像の代わりに置き換えられた上記のデータ量の小さな画像データのバッファメモリ112への読み込みが、ページAの次ページ目以降の全ページ分完了した後、ブラウザ106を用いて、バッファメモリ112から最初のページAのデータを読み出して、画面表示部109に表示させた状態で、次ページ目以降の各ページの画像データを再びフラッシュメモリ111から読み出して、本来のデータ量でバッファメモリ112に読み込む。
このときは、画面表示部109には、最初のページAの画像が表示されている。
(ステップS1107)
次に、ステップS1106で本来のデータ量の画像のバッファメモリ112への読み込みを完了した後、その本来のデータ量の画像を画面表示部109に表示させる必要が無い間、Aページの次ページ目以降の各ページの本来の画像は、非表示にしておく。
(ステップS1108)
次に、ユーザからのAページの次ページ目以降の任意のページの指定により、その指定ページの画像を非表示から表示にして切り換えてバッファメモリ112から読み出して画面表示部109に表示する。
このとき、最初のページAの画像は、表示から非表示に切り換える。
(ステップS1109)
次に、キー操作制御部103が「電子取説」ボタンの2回目の押下であると判定したときは、前述した図4のステップS208〜S211と同様な操作を行って終了する。
このように、本実施の形態では、コンテンツが読み込まれたとき、最初のページの必要な文章だけを読み込み、それ以外のすぐに表示しなくてもよい最初のページAの次ページ目以降の画像は、データ量の小さい画像に置き換えて読み込む(ステップS1101〜S1105)。図17(A)は、次ページ(2枚)の画像をデータ量の小さい画像(例えば、ごく小さい透過画像など)に置き換えた例を示す。図17(B)は、同図(A)の左2枚の画像が小さい画像で読み込まれている時の表示画面の一例を示す。
この表示画面の右側の大面積領域の表示画像は、データ量の小さい画像に置き換えられた上記の次ページ分の画像よりも前の(例えば、最初のページAの)本来のデータ量の画像である。
一度そのコンテンツの表示を完了させてから、ユーザがすでに表示完了された項目(ページ)を見ている間に、関連の深い項目(ページ)から順番をつけてデータの小さい画像を本来のものと差し替えて読み込んでおき(ステップS1106、S1107)、ユーザが他の項目(ページ)を見ようとしたときに表示させる(ステップS1108)。表示させる必要がなくなった画像は、見えないように隠す。「関連の深い項目」とは、ボタン同士が近いコンテンツの内容に関連の深いなどの理由でユーザが次に見る可能性が高い項目である。
直接行き来ができるコンテンツもこれに該当する。コンテンツ同士の関連の深さを表す例を図18に示す。
図18(A)は、Aボタンがフォーカスされていて開いているコンテンツがAページである場合のデジタルテレビ受信機の表示画面である。この場合、Cボタンは図18(B)に示すように、Aボタンから近く、直ぐにフォーカスされる可能性があるため、関連があり、また、図18(C)に示すように、Aページ内にある次ボタンも内容が続いているコンテンツにリンクされていると予想され、次に参照される可能性が高いため関連が深いといえる。
よって、Aボタンにフォーカスがあり、Aページが開かれているときは、B、Cページの内容と次ページの内容を優先して読み込んでおく。
本実施の形態では、コンテンツの最初に表示されるページは、全部本来の画像データを表示するように設定する。そのコンテンツのその他のページの画像データはデータ量の小さいデータに置き換え、かつ、非表示にするようにして、見かけ上コンテンツの全ページのデータを読み込んでから、最初のページの画像データを表示する。この本実施の形態のコンテンツの読み込み方法は、図17(C)の「置換して読み込み」に模式的に示す。
本実施の形態では、コンテンツの最初のページA以外のページの画像データは全てデータ量の小さいデータで構成されているため、図17(C)に「全データを一度に読み込み」として模式的に示した、コンテンツの全ページのデータ全てを一度に読み込んでから最初のページを表示する読み込み方法に比べて、本実施の形態の方が最初のページの表示完了までの時間が短くなる。また、図17(C)に「1ページだけ読み込み」として模式的に示した1ページ毎に読み込みと表示とを交互に繰り返す方法よりも、本実施の形態ではユーザが体感する読み込み時間を短くできる。
また、本実施の形態では、コンテンツの最初のページA以外のページの画像データは、画面表示部109に表示されている表示期間中に、本来のデータ量の画像データをデジタルテレビ受信機内のバッファメモリ112に蓄えておき、その後、必要に応じて蓄えられたデータを読み出すようにしているので、ページ間の表示切り換えがページを読み直しするよりも高速に行えるようになる利点がある。
本実施の形態では、コンテンツの最初のページAを表示にした後、コンテンツの最初のページAと関係の深いページから順番に、本来のデータをデータ量の小さいものと差し替えて、バッファメモリ112に読み込んでおくが、コンテンツの最初のページと関係の深いページから読み込む理由は、ユーザが次に見るコンテンツのページとして開く可能性が高いからである。これらの動作はユーザが最初に表示されたコンテンツのページを見ている間に行われるため、ユーザが待ち時間を感じる事無く次のページのコンテンツを表示することができる。ユーザがコンテンツの他のページを見ようとした際には、現在表示されているコンテンツのページを表示から非表示に切り換え、表示させたいコンテンツのページを非表示から表示に切り替えるのみである。
こうすることにより、別のページを見る際にもデータの読み込み直しをせずに済み、ページ間の移動を高速に行うことができる。このような動きを、実際に実現できる手段の一つの例としてブラウザを搭載したデジタルテレビ受信機とJava ScriptとCSS(Cascading Style Sheets)を用いた場合を示す(javaは登録商標;以下同じ) 。Java Scriptを用いると、HTMLコンテンツに動的な動作をさせることや対話的な動作をさせることが可能になるので、現在殆どのブラウザで対応されている。
本実施の形態では、HTMLが最初に読み込まれた時の動作やページ間の遷移のために用いる。また、CSSは文書の書式を揃えることが出来る。いくつかの文書を同じ体裁に整えたいとき、この様な繰り返し使う書式をCSSでは一つにグループ化し名前をつけて設定できる。これをクラスという。同じクラスを参照することによりコンテンツ内容の体裁を統一できるために、近年広く使われている。クラスの中には、書式として文章の色や背景色などを属性として設定することができる。
本実施の形態で使用するCSS(Cascading Style Sheets)の属性は、ビジビリティ(visibility;表示するか、しないかを設定できる表示属性)とバックグラウンド・イメージ(background-image;指定された領域内の背景にする画像ファイルの指定をするときに使う属性)である。ビジビリティという属性を設定すると、そのクラスを参照している画像を表示させるか、させないかを指定できる。最初に表示させたい画像は、ビジビリティを、ポシブル(possible)にしておく。これをポシブルにすることによって、画像を表示する様に指定される。また、最初に表示させる必要のない画像についてはバックグラウンド・イメージ(background-image)を指定する際にデータ量の小さい画像が最初に読み込まれるようにしておき、表示の属性をヒドゥン(hidden)に設定しておく。
こうすることによって、画像を表示しない様に指定される。最初に読み込まれるHTMLコンテンツには、最初から表示させておきたい画像以外は、データ量の小さい画像が読み込まれることになるため、表示完了までの時間は、画像全てをコンテンツ1枚に表示させたときよりも短く済む(図17(C)参照)。Java Scriptの関数を使うことにより、一度読み込まれたCSSの属性値を変更することが可能である。本実施の形態では、他の画像を見たいときに、今まで見ていた画像のビジビリティをポシブル(表示)からヒドゥン(非表示)に切り替えて隠す。そして、今までヒドゥン(非表示)だった画像をポシブル(表示)に設定する。
また、Java Scriptで変更できるCSSの属性は、画像の表示・非表示だけではなく、画像ファイルを参照するバックグラウンド・イメージ属性も変えることができる。最初の状態では表示されない画像にバックグラウンド・イメージにデータ量の小さい画像を指定しておき、一度HTMLコンテンツの表示を完了させる。ユーザが最初に読み込まれた項目を見ている間に、関係の深い項目から順番に本来の画像のアドレスに変更する。関係の深い項目とは、最初に読み込まれた項目からすぐに参照する可能性のある項目を指す。
例えば、最初に読み込まれた項目の続きの項目などである(図18参照)。関係の深い項目から読み込む理由として、他の項目に比べて、ユーザが次に閲覧する可能性が高いため、他の項目よりも早く画像が必要になると考えられるためである。本来の画像のアドレスに変更した後、その画像はユーザに見えないが読み込まれ、ビジビリティをポシブル(表示)に変更すると、本来表示したかった画像が表示される。この方法を用いると、画像をページごとに分けて表示させる場合に比べ画像の表示・非表示の切り換えだけで済むので、表示完了までの時間が短くなる。
本実施の形態によれば、ページに表示される中身が変わってもHTMLコンテンツとしては、1枚のHTMLで作成しているので、HTMLコンテンツの再読み込みが発生せずユーザの表示完了までの待ち時間を減らすことができる。また、本実施の形態によれば、1度読み込まれた画像は、次に使うときからはビジビリティをポシブル(表示)かヒドゥン(非表示)か切り替えるのみで表示をさせることができる。そのため、一度画像を表示させた後は読み込み時間が発生しないので、ページ間の移動を軽快に行える。
図19は、本実施の形態におけるメニュー画面を大きな画像とHTMLを使って実現した図を示す。
図19(B)〜(C)に示す画面の左側にある矩形状の小面積の画像A、B、C、D、Eはボタンを示す画像であり、それらのボタンを押すことによって、それぞれ押したボタンに対応したページ内容が画面の右側の大面積画面部に表示される。
例えば、Aボタンが押されるとページAが、Bボタンが押されるとページBが表示される。これにより、見た目は5ページだが、実際は1枚のHTMLで作成することができ、ページ間の遷移も画像のビジビリティ(visibility)を切り替えるだけなので、各ページを作成してリンクを張ったものよりも早くできる。
すなわち、図19(A)に示す1つのコンテンツの3枚のページA1、B2、C2を選択して表示する場合、まず図19(B)に示すように最初の状態では、表示部には、ページAを開きAボタンにフォーカスが当たっているものとする。これにより、図19(B)に示すように、ページ表示時に読み込まれるクラスでバックグラウンド・イメージ(background-image)属性には画像A1、ビジビリティ(visibility)には表示可(possible)が設定され画像が表示されている。
以下、図中で実線にて示されているものはビジビリティが表示可、点線で表されているものはビジビリティが表示不可(hidden)とする。また、図19(B)に示す最初の状態では、他のページBで使われる画像は、バックグラウンド・イメージ属性としてデータ量の小さい画像B1、ビジビリティが表示不可に設定されており画像が非表示になっている。ページCで使われる画像C1も同様である。
この最初の表示状態であるページAをユーザが見ている間に、ページAからユーザの見る可能性の高い項目であるページBとページCの画像を、本実施の形態ではバックグラウンド・イメージを差し替えて本来の画像を読み込む。ここで関連性が高いと判断した理由は、ボタンAの上の項目と下の項目がボタンBとボタンCであり、これらはボタンAからのフォーカス移動が短いためページBもしくはページCは、ページDやページEよりもすぐに参照される可能性があるからである。
ページBとページCの画像を読み込んだら、ページDとページEの画像も同様に差し替えて読み込む。
ユーザが別のページを見るためにBボタンを押したときには、現在表示中のページAのバックグラウンド・イメージである画像A1のビジビリティを表示不可に設定し見えなくして、ページBのバックグラウンド・イメージに設定された本来の画像のビジビリティを表示可に変更して表示させる(図19(C))。この例では画面左に配置されたボタンが押されることで、次のページを表示させるような仕組みにしているが、ボタンが押されたことを検知する1つの手段としてオンクリック(onclick)関数を使う方法などが挙げられる。
図19(C)に示すように、AボタンからBボタンにフォーカスが移動し、クリックされたことが検出されたときに、表示されている画像A1のビジビリティを表示不可にし、かつ、画像B1のビジビリティを表示可に変更すると、画像B2の画面が前面に表示される。
また、ページBにおいてはページDとページAがボタンの位置から考えて関連が深いと想像されるが、ページAについてはすでに表示したので、新たに読み込み直すことはしない。ページDについては、ページAの表示中にまだ読み込まれてなければ読み込む。
同様に、図19(B)に示す表示状態において、ユーザが別のページを見るためにCボタンを押したときには、現在表示中のページAのバックグラウンド・イメージである画像A1のビジビリティを表示不可に設定し見えなくして、ページCのバックグラウンド・イメージに設定された本来の画像のビジビリティを表示可に変更して表示させる。すなわち、図19(D)に示すように、AボタンからCボタンにフォーカスが移動し、クリックされたことが検出されたときに、表示されている画像A1のビジビリティを表示不可にし、かつ、画像C2のビジビリティを表示可に変更すると、画像C2の画面が前面に表示される。
また、ページCにおいては、ページEとページAがボタンの位置から考えて関連が深いと想像されるが、ページAについてはすでに表示したので、新たに読み込み直すことはしない。ページEについては、ページAの表示中にまだ読み込まれてなければ読み込む。
図20は、本実施の形態の動作を簡易的に示すシーケンス図である。
図19の例では、表示するコンテンツは、全部で5ページあるが、図20では、判り易くするためページ数が3ページであるものと想定して説明する。ページB'とページC'はページBとページCをそのデータ量よりも小さいデータ量の画像に置き換えたページである。
図20において、最初にユーザがあるコンテンツの最初のページAを表示させる指示を出すと(ステップS21)、ページAのデータをバッファメモリ112にまず読み込み(ステップS22)、次にデータ量の小さいデータに置き換えられたペ−ジB'とページC'の各データを非表示で一緒にバッファメモリ112に一旦読み込む(ステップS23、S24)。表示されるのはページAのみである。
ここでは、コンテンツは全部で3ページとしているので、ページA、B'、C'の計3ページのデータのバッファメモリ112への読み込みにより、コンテンツの最初のページAの読み込みが完了する(ステップS25)。
ここで、ページAの読み込みが完了するまでに要する時間には、他のページBとページCの読み込みが完了する時間が必要であるが、本実施の形態ではデータ量の小さいデータに置き換えられたペ−ジB'とページC'を見かけ上、ページB、ページCとして読み込んでいるので、従来に比べて短い時間でページAの読み込みが完了する。
続いて、一旦3ページの表示が完了したように見かけ上は見えるが、ユーザがページAを表示している間に、本来のページBとページCのデータをバッファメモリ112に読み込む(ステップS26、S27)。その後、ユーザがページAからページBにページ切り換えを行ったときは(ステップS28)、表示部に表示されているページがAからBへ切り換えられ(ステップS29)、ページBの表示が完了する(ステップS30)。
このように、本実施の形態では、ページの表示と非表示を切り換えるだけ済むので、ユーザには、ページを読み込み直す時間が発生せず、ページ遷移が迅速に行える。
図21は、展示会の案内メニューなどに応用した実施の形態の表示画面を示す。
図21(A)に示す画像を初期画面として、一定時間経過もしくは初期画面にある次ボタン押下で画面が切り換わり、図21(B)に示す次のページであるページAが開く。ユーザがページAを閲覧している間に、Bボタンを押されたときに表示されるページBと、Cボタンを押されたときに表示されるページC、あとは次ボタン押下もしくは時間経過で表示される予定のページを関連の深い項目としてページ内容を読み込む。
ページBとページC、ページAの次のページのデータを優先して読み込んだ後、ページDとページEのデータを読み込む。図21(C)は、ページBに移動した場合の表示画面を示す、同図(D)は、ページCに移動した場合の表示画面を示す。図21(C)、(D)中では、点線で示しているようにページAの画面を隠してページB、ページCの画面を前面に表示する。そして、ページB、ページCと関連の深いと思われる次のページのデータを読み込む。もし、ページAが開いていた間にページDのデータが読み込まれていなかったときは、ページDのデータも優先的に読み込む。BボタンやCボタンは、Aボタンの隣にあるボタンだが、ページAは、最初に起動され表示されたので、フラッシュメモリ111にデータが残っているので再度読み込むことはしない。
次に、実際に、第3の実施の形態をコンテンツに適用した場合に予想される効果を具体的な数値を挙げて説明する。
小さい画像に置き換えることが可能なコンテンツ1枚(1ページ)当りのサイズを80kBとする。また、置き換えが発生しない最低限のデータが200kB存在するとする。更に、最初に設定しておく、データ量の小さい画像のサイズを1kBとする。コンテンツのページ数が5枚(5ページ)あると想定して全データ量を示す。
(1)本実施の形態を適用せず、最初にコンテンツの全ページのデータを読み込む場合
200kB+80kB×5枚=600kB
(2)本実施の形態を適用せず、コンテンツの最初のページだけ読み込み、2ページ目以降はページ単位で読み込む場合
200kB+80kB×1枚=280KB
(3)本実施の形態の場合
200kB+80kB×1枚+1kB×4枚=284KB
もし、回線速度が1秒当り600KBの機器でこれらのコンテンツを見た場合、かかる時間は、本実施の形態を適用せず、最初に全データを読み込む場合は、1秒(=600KB÷600kB)であり、本実施の形態を適用せず、最初のページだけ読み込み、その後は、その都度読み込む場合は、0.466秒(=280kB÷600kB;但し読み込み時間が他ページ移動の際発生)であるのに対し、本実施の形態によれば、0.473秒(=284kB÷600kB;他ページの読み込みはユーザに体感されない)となり、全ページのデータ読み込み時の半分以下に読み込み時間が短縮される上に、コンテンツ内のページ移動の際に待ち時間が発生しないため、ユーザの待ち時間を短くする効果があることは明らかである。
このように、本実施の形態によれば、画面表示のためのメモリ容量が少ない機器で、項目が多いメニューやヘルプなどのコンテンツを見る際に、コンテンツの画像のうち、必要な画像だけ最初に表示して他の画像は、データ量の小さいものに置き換えておき、ユーザがコンテンツの画像を見ている間に、現在のコンテンツに関係の深いものから読み込んで差し替えていくことにより、使用している画像などを全て一度で表示させるときに比べて、表示完了までの時間を短くでき、また、ページ同士の表示切り換えを高速に行えることができ、特にメモリ容量の少ない機器でユーザがメニュー上のコンテンツを閲覧する時の利便性を向上することができる。
次に、第3の実施の形態と同様に、パソコンが搭載しているメモリに比べて容量が小さいメモリを有し、かつ、ブラウザを搭載しており、フラッシュメモリ111に格納されたコンテンツを表示する代わりに、サーバからインターネットなどのネットワークを介して取得した画像や音声などのコンテンツを表示するデジタルテレビ受信機について説明する。
(第4の実施の形態)
図1、図15と同一構成には同一符号を付し、その説明を省略する。
図22に示すように、本発明の第4の実施の形態におけるデジタルテレビ受信機113は、第3の実施の形態におけるデジタルテレビ受信機110のフラッシュメモリ111の代わりに、コンテンツのファイルの種類に応じた画像(例えば、音声、画像、動画など)のファイルを格納するデータ保持部114と、サーバ116からネットワークを介して取得した本来のデータを保存するメモリ115とを備えたものであり、それ以外は同様である。
以下では、コンテンツは、HTMLで記述されているとする。
バッファメモリ112に格納されているコンテンツ閲覧用プログラムは、インターネットを介して接続したサーバ116上にあるコンテンツのページAを読み込む。
本実施の形態では、コンテンツが読み込まれたとき、画像などのマルチメディアファイルがある場合は、デジタル放送受信機(本体)内のデータ保持部114に予め記録されているデータをその画像と置き換えて表示させる。この本体内のデータ保持部114に記録されているデータの一例としては、データの種類が一見して分かるような、本来表示したい画像よりもデータ量の小さいアイコンとする。この時、表示されるアイコンは、後述するように本来のファイルの種別に応じて変えられるように、数種類、データ保持部114の中に保持されているものとする。
本実施の形態では、インターネット上の画像などを読み出して画像を生成せず、データ保持部114に記録されているデータを用いて表示を行うことで表示を高速に行うと共に、更にその画像が表示されている間に、本来のマルチメディアデータを読み込んでおく。表示させる必要がある場合は、データ読み込み完了後に置き換えて表示させる。このような動きを、簡単に視覚的で分かり易く実現できる手段の一つの例として、本実施の形態では、ブラウザ106を搭載したデジタル放送受信機113と、その本体の中に内蔵されたHTMLコンテンツとJava Scriptで実現した場合を示す。
Java Scriptを用いると、HTMLコンテンツに動的な動作をさせることや対話的な動作をさせることが可能になるので、現在殆どのブラウザで対応されている。本実施の形態では、本体内の画像を先に表示させて画像が読み込まれた後に行う処理の例として、図23(A)に示すように、表示させるHTMLファイルにJava Scriptでimage_load()という、本来の画像を読み込んでくれる関数を用意したものとする。また、本来の画像は、インターネットに接続されたサーバ(図22の116)に置かれているものとする。
画像をHTMLコンテンツに載せる際、<IMG−onLoad=”処理”>と記述すると、その画像が読み込み終了したときにonLoadで記述した処理が行われる。ここに図23(B)に示したような、Java Scriptの関数、image_load()を入れると、本体に記録された画像の読み込みが終了した後(図23(C)参照)に本来の画像を読み込ませ、表示させたい本来のコンテンツを表示する(図23(D)参照)ことができる。
次に、本発明の第4の実施の形態の動作について、図22、図24及び図25を併せ用いて説明する。
図25では、図の右半分が閲覧用プログラムの動き、左半分が表示機能を示している。
ここでは、データ量が小さく視認性の高い一例として、アイコン114Aを使用した場合について説明する。
まずは、第2の実施の形態におけるステップS201〜S204と同様のステップを行う。
(ステップS1201)
次に、図24に示すように、「電子取説」ボタンが押下されたと判定した場合は、キー操作制御部103からアプリケーション制御部104にアクセスする。アプリケーション制御部104は、取得した現在のアプリケーションの状態(例えば、番組表表示/非表示状態や電子取説表示/非表示状態などを表すIDなど)をもとに、サーバ116の中の表示させるコンテンツデータを説明コンテンツ管理テーブル105に問い合わせる。
説明コンテンツ管理テーブル105は、バッファメモリ112に格納されているコンテンツ閲覧用プログラムに基づいて、ブラウザ106により、サーバ116上にあるコンテンツデータの本来のページAをネットワークを介してをバッファメモリ112に読み込む。
(ステップS1202)
次に、プレーン制御部108は、図5に示す表示プレーンの構造中のブラウザ用プレーン1005を図6に1010で示すように、最上位プレーンに移動させる。また、このとき、図6のアプリケーションプレーン1006の表示をオフとし、ブラウザ用プレーン1010の表示をオンにする。
(ステップS1203)
続いて、この読み込んだページAが画像などのマルチメディアファイルを使用しているかどうか判定し、使用していなければ、ページAを表示して(ステップS1210)、図4のS208〜S211を経て処理を終了する。
(ステップS1204)
マルチメディアファイルを使用していたら、そのマルチメディアファイルを参照している箇所からアドレス(参照アドレス)を一旦バッファメモリ112の中に保存する。例えば、HTMLなら<IMG src=”・・・”><embed src=”file://・・・”>などのマルチメディアファイルへの参照があれば、その参照されているアドレスをバッファメモリ112の中に保存しておく。
また、図25に示すように、バッファメモリ112には、読み込ませたいマルチメディアファイルのファイル名 (Filename)を保存しておく。
(ステップS1205)
続いて、バッファメモリ112に保存した参照アドレスの拡張子やファイル名などから、そのマルチメディアファイルがどんな種類(画像、音声など)であるかを判別する。
図26は、判別したファイルの種類とそれに対応したアイコンの関連性を具体的に示した例を示す。図26(A)〜(C)は、JPEGの画像・WAVの音声・MPEGの動画を例としてアイコンを作成したものである。図26(D)〜(F)のアイコン114Aは、後に説明する図29の例に使うアイコンであるが、図26に示したように、ユーザが一発でどのような種類のファイルがあるかが判るようなものを使う。
また、図26には挙げなかったが、リンクされているファイルの拡張子などで分けたアイコンでなくても、他の図面でも使用しているように、拡張子などの知識を持たないユーザから見ても画像・映像・音声などのデータがあると分かるように区分してアイコンで示す方法もある。上記のアイコンは本体内のデータ保持部114に予め記憶されている。
(ステップS1206)
再び図24及び図25に戻って説明する。
バッファメモリ112に格納されている閲覧用プログラムは、判別したマルチメディアファイルに応じた種類のアイコンを図22の本体内のデータ保持部114に記憶されているアイコン114Aから選択し、その選択したアイコン114Aに基づいて生成したページBをマルチメディアファイルと置き換える。
(ステップS1207)
次に、ブラウザ用プレーン1010の表示のオン状態で、置き換えたアイコンのページBを画面表示部109に表示する。
(ステップS1208)
続いて、ページBの表示が完了してから、バッファメモリ112の中に保存しておいたアドレスを参照してマルチメディアファイルをサーバ116から読み込んでメモリ115に記憶する。
(ステップS1209)及び(ステップS1210)
読み込みが完了したら本来のマルチメディアファイルのページAの画像と差し替えて画面表示部109に表示させる。もしこの時、参照したファイルが何らかの理由で読み込めなかったとき、あるいは読み込むべきデータが無かったときは、差し替えない。
(ステップS1211)
次に、キー操作制御部103が「電子取説」ボタンの2回目の押下であると判定したときは、前述した図4のステップS208〜S211と同様な操作を行って終了する。
図27は、図24及び図25と共に説明した本実施の形態の動作を説明するシーケンス図を示す。
図27において、ユーザがページAの表示要求を出すと(ステップS1301−1)、その表示要求が画面表示部109に表示され、バッファメモリ112に格納されている閲覧用のプログラムがページAのデータをネットワークを介してサーバ116に取得しに行く(ステップS1302)。これにより閲覧用のプログラムは、サーバ116からネットワークを介してページAのデータを取得し(ステップS1303)、取得したデータからマルチメディアファイルへの参照アドレスをバッファメモリ112(図22の112)に格納して(ステップS1304)、ファイルの種類に応じた本体内のデータ保持部114内のアイコンに変更して(ステップS1305)、そのアイコンを参照するようにしたページBを構成する(ステップS1306)。
次に、バッファメモリ112に格納されている閲覧用プログラムは、画面表示部109にページBの状態を表示する(ステップS1307−1)。画面表示部109へのページBの表示が完了すると(ステップS1307−2)、閲覧用プログラムは、バッファメモリ112内の参照アドレスに基づきサーバ116から本来のデータを取得しに行き(ステップS1308)、サーバ116からネットワークを介して本来のデータを取得すると(ステップS1309)、それをメモリ115(図22)内に保存した後、画面表示部109の表示を本体のアイコンを表示している状態からメモリ115からの本来のデータに基づく画像を表示させたページAを再現する(ステップS1310、S1311)。
このように、第4の実施の形態によれば、画像などマルチメディアファイルを使用しているコンテンツのページを表示する際に、本体データ保持部114の中に記録されているデータ(例えば、データの種類が一見して分かるようなアイコンなど)をファイル種別毎に分かるように一旦表示させ、そのデータが表示されている間に本来のデータを読み込んでおき、必要になったら表示もしくは再生させるようにしたため、コンテンツの読み込みにかかる時間及びページ遷移にかかる時間を短縮させることができ、機能におけるユーザの利便性を向上させることができる。
また、こうすることによって、万が一バッファメモリ112の容量が足りずページの表示が完了できなかった場合でも、画像が何も表示されないという問題点を回避することができる。これらの動作は、ユーザが表示中のページを見ている間に行われるため、ユーザが待ち時間を感じる事無く全データの読み込みを完了させることができる。
次に、実際に、本実施の形態をコンテンツに適用した場合に予想される効果を具体的な数値を挙げて説明する。
本体内のアイコンに置き換えることが可能なマルチメディアファイル1枚当りのサイズを80kBとする。また、置き換えが発生しない最低限のデータが200kB存在するとする。更に、最初に設定しておく、データ量の小さい本体内のアイコンのサイズを1kBとする。また、リンクされたマルチメディアファイルが5枚あるとする。
図28(A)に示すように、本実施の形態を適用せず、最初にマルチメディアファイルの全データを読み込む場合の全データ量は、600kB(=200kB+80kB×5枚)であるので、回線速度が1秒当り600kBの機器でこれらのコンテンツを表示する場合、表示完了までにかかる待ち時間は、1秒(=600kB÷600kB)となる。
これに対し、図28(B)に示すように、最初は本体内の画像を読み込み、その後本来の画像を読み込んで順次表示する本実施の形態では、読み込むデータ量は、284kB(=200kB+80kB×1枚+1kB×4枚)であるので、回線速度が1秒当り600kBの機器でこれらのコンテンツを表示する場合、表示完了までにかかる待ち時間は、0.473秒(=284kB÷600kB)となる。
従って、図28(C)にユーザの待ち時間をAで模式的に示す同図(A)の従来方法による場合に比べて、同図(C)にユーザの待ち時間をBで模式的に示す同図(B)の本実施の形態の方が、他ページの読み込みはユーザに体感されず、また全データ読み込み時の半分以下に読み込み時間が短縮される効果があることは明らかである。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態は、第4の実施の形態の図24のステップS1208からS1210の機能を、さらに拡張してエラーにも対応できるようにするために、データ保持部114にエラー表示用のアイコンも用意しておくものである。
次に、本実施の形態の動作について、図29を併せ用いて説明する。
同図中、図24と同一処理ステップには同一符号を付し、その説明を省略する。
(ステップS1212)
図24のステップS1201〜S1207を行った後、サーバ116上の本来
のマルチメディアファイルのデータを取得する。
(ステップS1213)
次に、そのマルチメディアファイルのデータが表示できるかどうかを判定する。
(ステップS1208)
そのマルチメディアファイルのデータを表示できるとき(データが取得できた
とき)は、本来のデータへの差し替えを行う。これは、第4の実施の形態と同じで
ある。
(ステップS1214)
一方、本実施の形態では、ステップS1213で、バッファメモリ112に格納されている閲覧用のプログラムがマルチメディアファイルを何らかの理由で取得できなかったと判定した場合、この閲覧用のプログラムは、返ってきたエラーの種類を判別する。
(ステップS1215)
そして、判別したエラーに応じた本体内のデータ保持部114内のアイコン114Aを、ページBを表示していた画像と差し替えて画面表示部109に表示する。
(ステップS1210)
その後、参照画像のアドレスを変更したページAを表示させる。これは、第4の
実施の形態と同じである。
(ステップS1211)
次に、キー操作制御部103が「電子取説」ボタンの2回目の押下であると判定したときは、前述した図4のステップS208〜S211と同様な操作を行って終了する。
これにより、本実施の形態では、マルチメディアファイルが表示できなかった場合でもユーザに表示できなかった理由を、アイコン114Aにより示すことができると共に、何も画像が表示されないという問題を防ぐことができる。
なお、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、本発明は、デジタル放送受信機以外のブラウザを搭載した電子機器にも適用可能である。
本発明を適用しうる一般的なデジタルテレビ受信機の一例の構成図である。 本発明のデジタルテレビ受信機の第2の実施の形態の表示処理動作説明用フローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の電子取説アプリケーション実行時のプレーン構成の一例を示す図である。 実施例1の電子取説起動シーケンスを示すシーケンス図である。 実施例1の電子取説終了シーケンス(電子取説ボタン押下の場合)を示すシーケンス図である。 実施例2の電子取説終了シーケンス(戻るボタンの場合)を示すシーケンス図である。 実施例3の電子取説終了シーケンス(TV画面ボタン)を示すシーケンス図である。 本発明の表示方法の第2の実施の形態の動作説明用フローチャートである。 本発明の表示装置の第2の実施の形態の概略ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるコンテンツ同士の関連の深さの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態と従来のコンテンツの読み込み方法の比較を示す図である。 本発明の第2の実施の形態をHTMLで実現した表示画像例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の動作説明用シーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態を展示会の案内メニューに適用した場合の表示画像例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の概略ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態の動作説明用フローチャートである。 本発明の第3の実施の形態と従来のコンテンツの読み込み方法の比較を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるコンテンツ同士の関連の深さの一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態をHTMLで実現した表示画像例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の動作説明用シーケンス図である。 本発明の第3の実施の形態を展示会の案内メニューに適用した場合の表示像を示す図である。 本発明の第4の実施の形態の概略ブロック図である。 本発明の第4の実施の形態を視覚的に実現した例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態を動作説明用フローチャートである。 図24のフローチャートを視覚化した図である。 本発明の第4の実施の形態におけるバッファメモリ内のアドレスと本体内のデータとの関連の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態の動作説明用シーケンス図である。 本発明の第4の実施の形態の効果を説明する図である。 本発明の第5の実施の形態の要部の動作説明用フローチャートである。 従来のデジタルテレビ受信機のハーウェアが提供するプレーン厚生の一例を示す図である。 従来のデジタルテレビ受信機におけるコンテンツ表示処理を説明するフローチャートである。 従来のデジタルテレビ受信機のハードウェアが提供するプレーン構成の他の例を示す図である。
符号の説明
100、110、113 デジタルテレビ受信機
101 リモコン
102 U/I
103 キー操作制御部
104 アプリケーション制御部
105 説明コンテンツ管理テーブル
106 ブラウザ
107 説明コンテンツ
108 プレーン制御部
109 画面表示部
111 フラッシュメモリ
112 バッファメモリ
114 データ保持部
115 メモリ
116 サーバ
201 動画プレーン
202 静止画プレーン
203、206 動画・静止画切り換えプレーン
204 文字図形プレーン
205 字幕プレーン
1001 動画プレーン
1002 静止画プレーン
1003 メインプレーン
1004 オプションプレーン(字幕)
1005、1010 ブラウザ用プレーン
1006 アプリケーション用プレーン

Claims (6)

  1. ブラウザを搭載すると共に、予めメモリに格納されている任意のコンテンツのブラウザ表示を行うブラウザ用プレーンを含む複数のプレーン構成を有するデジタルテレビ受信機であって、
    外部からのアプリケーション実行の指示に基づいて、指示されたアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、
    前記アプリケーションの実行状態において前記ブラウザを起動するブラウザ起動手段と、
    前記ブラウザの起動後、前記ブラウザを使用した前記任意のコンテンツの表示のためのアプリケーションの実行指示があったときは、前記ブラウザにより、前記任意のコンテンツを取得し、この取得した前記コンテンツのページのうち画像ファイルが含まれている最初のページのデータを前記バッファメモリに読み込むと共に、前記最初のページの次ページ以降のページに対しては、前記次ページ目以降のページの画像ファイルをデータ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データに置き換えて前記バッファメモリに読み込む第1のデータ読み込み手段と、
    前記任意のコンテンツのブラウザ表示のために使用する前記ブラウザ用プレーンを前記プレーン構成の最上位の位置に移動させると共に、前記ブラウザ用プレーンの表示をオンとする第1のブラウザ用プレーン移動手段と、
    前記ブラウザ用プレーンの表示のオン状態で、前記最初のページの次ページ目以降のすべてのページの画像ファイルについて、前記第1のデータ読み込み手段により置き換えた前記データ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データを前記バッファメモリへの読み込みにより、前記最初のページのデータの読み込みの完了を判定し、前記最初のページを表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記表示部に表示されているコンテンツの最初のページのデータの表示期間中に、前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降のデータを前記バッファメモリに読み込む第2のデータ読み込み手段と、
    前記バッファメモリに読み込まれた前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降のページのデータのうち任意のページのデータを、任意のタイミングで前記バッファメモリから読み出して前記表示部に表示させると共に、前記表示部に表示されているページのデータは非表示に切り換える切換手段と、
    前記コンテンツの全ページの表示を終了した後は、前記ブラウザ用プレーンを元の位置に移動させると共に、その表示をオフとする第2のブラウザ用プレーン移動手段と
    を有することを特徴とするデジタルテレビ受信機。
  2. ブラウザを搭載すると共に、ネットワークを介して読み込んだサーバ上の任意のコンテンツのブラウザ表示を行うブラウザ用プレーンを含む複数のプレーン構成を有するデジタルテレビ受信機であって、
    外部からのアプリケーション実行の指示に基づいて、指示されたアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、
    前記アプリケーションの実行状態において前記ブラウザを起動するブラウザ起動手段と、
    前記ブラウザの起動後、前記ブラウザを使用した前記任意のコンテンツの表示のためのアプリケーションの実行指示があったときは、前記ブラウザにより、前記任意のコンテンツを取得し、この取得した前記コンテンツのページのうち画像ファイルが含まれている最初のページのデータを前記バッファメモリに読み込むと共に、前記最初のページの次ページ目以降のページに対しては、前記次ページ目以降のページの画像ファイルをデータ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データに置き換えて前記バッファメモリに読み込む第1のデータ読み込み手段と、
    前記任意のコンテンツのブラウザ表示のために使用する前記ブラウザ用プレーンを前記プレーン構成の最上位の位置に移動させると共に、前記ブラウザ用プレーンの表示をオンとする第1のブラウザ用プレーン移動手段と、
    前記ブラウザ用プレーンの表示のオン状態で、前記最初のページの次ページ目以降のすべてのページの画像ファイルについて、前記第1のデータ読み込み手段により置き換えた前記データ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データを前記バッファメモリへの読み込み、前記最初のページのデータの読み込みの完了を判定し、前記最初のページを表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記表示部に表示されているコンテンツの最初のページのデータの表示期間中に、前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降のデータを前記バッファメモリに読み込む第2のデータ読み込み手段と、
    前記バッファメモリに読み込まれた前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降のページのデータのうち任意のページのデータを、任意のタイミングで前記バッファメモリから読み出して前記表示部に表示させると共に、前記表示部に表示されているページのデータは非表示に切り換える切換手段と、
    前記コンテンツの全ページの表示を終了した後は、前記ブラウザ用プレーンを元の位置に移動させると共に、その表示をオフとする第2のブラウザ用プレーン移動手段と
    を有することを特徴とするデジタルテレビ受信機。
  3. ネットワークを介して任意のサーバから取得したマルチメディアファイルを表示部に表示する機能と、前記マルチメディアファイルの複数の種類に1対1に対応して、本来表示したマルチメディアファイルの画像よりもデータ量の小さな複数の種類識別用画像を予め保持しているデータ保持部と、ブラウザとを備え、前記マルチメディアファイルのブラウザ表示を行うブラウザ用プレーンを含む複数のプレーン構成を有するデジタルテレビ受信機であって、
    外部からのアプリケーション実行の指示に基づいて、指示されたアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段と、
    前記アプリケーションの実行状態において前記ブラウザを起動するブラウザ起動手段と、
    前記ブラウザの起動後、前記ブラウザを使用した前記マルチメディアファイルの表示のためのアプリケーションの実行指示があったときは、前記ブラウザにより、前記サーバ上のマルチメディアファイルを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記マルチメディアファイルの種類を判別する判別手段と、
    前記データ保持部から前記判別手段で判別したマルチメディアファイルの種類を示す前記種類識別用画像を選択する選択手段と、
    前記マルチメディアファイルのブラウザ表示のために使用する前記ブラウザ用プレーンを前記プレーン構成の最上位の位置に移動させると共に、前記ブラウザ用プレーンの表示をオンとする第1のブラウザ用プレーン移動手段と、
    前記種類識別用画像に基づいて、表示用のページを生成し、前記ブラウザ用プレーンの表示のオン状態で、その表示用のページを前記表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記表示用のページの表示期間中に、前記取得手段で取得した前記マルチメディアファイルのデータをバッファメモリに読み込む読み込み手段と、
    前記メモリへの前記マルチメディアファイルのデータの読み込み完了後に、前記表示用のページを非表示とし、かつ前記バッファメモリから読み出した前記マルチメディアファイルのデータを表示に切り換えて前記表示部に表示させる切換手段と、
    前記マルチメディアファイルのデータの表示を終了した後は、前記ブラウザ用プレーンを元の位置に移動させると共に、その表示をオフとする第2のブラウザ用プレーン移動手段と
    を有することを特徴とするデジタルテレビ受信機。
  4. ブラウザを搭載すると共に、予めメモリに格納されている任意のコンテンツのブラウザ表示を行うブラウザ用プレーンを含む複数のプレーン構成を有するデジタルテレビ受信機の表示方法であって、
    外部からのアプリケーション実行の指示に基づいて、指示されたアプリケーションを実行する第1のステップと、
    前記アプリケーションの実行状態において前記ブラウザを起動する第2のステップと、
    前記ブラウザの起動後、前記ブラウザを使用した前記任意のコンテンツの表示のためのアプリケーションの実行指示があったときは、前記ブラウザにより、前記任意のコンテンツを取得し、この取得した前記コンテンツのページのうち画像ファイルが含まれている最初のページのデータを前記バッファメモリに読み込むと共に、前記最初のページの次ページ目以降のページに対しては、前記次ページ目以降のページの画像ファイルをデータ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データに置き換えて前記バッファメモリに読み込む第3のステップと、
    前記任意のコンテンツのブラウザ表示のために使用する前記ブラウザ用プレーンを前記プレーン構成の最上位の位置に移動させると共に、前記ブラウザ用プレーンの表示をオンとする第4のステップと、
    前記ブラウザ用プレーンの表示のオン状態で、前記最初のページの次ページ目以降のすべてのページの画像ファイルについて、前記第1のデータ読み込み手段により置き換えた前記データ量が前記画像ファイルよりも小さな画像データを前記バッファメモリへの読み込みにより、前記最初のページのデータの読み込みの完了を判定し、前記最初のページを表示部に表示させる第5のステップと、
    前記表示部に表示されているコンテンツの最初のページのデータの表示期間中に、前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降のデータを前記バッファメモリに読み込む第6のステップと、
    前記バッファメモリに読み込まれた前記画像ファイルが含まれている次ページ目以降の任意のページのデータを、任意のタイミングで前記バッファメモリから読み出して前記表示部に表示させると共に、前記表示部に表示されているページのデータは非表示に切り換える第7のステップと、
    前記コンテンツの全ページの表示を終了した後は、前記ブラウザ用プレーンを元の位置に移動させると共に、その表示をオフとする第8のステップと
    を有することを特徴とするデジタルテレビ受信機の表示方法。
  5. ネットワークを介して読み込んだサーバ上のマルチメディアファイルのブラウザ表示を行うブラウザ用プレーンを含む複数のプレーン構成を有するデジタルテレビ受信機の表示方法であって、
    外部からのアプリケーション実行の指示に基づいて、指示されたアプリケーションを実行する第1のステップと、
    前記アプリケーションの実行状態において前記ブラウザを起動する第2のステップと、
    前記ブラウザの起動後、前記ブラウザを使用した前記マルチメディアファイルの表示のためのアプリケーションの実行指示があったときは、前記ブラウザにより、前記サーバ上のマルチメディアファイルを取得する第3のステップと、
    前記取得したマルチメディアファイルの種類を判別する第4のステップと、
    前記マルチメディアファイルの複数の種類に1対1に対応して、本来表示したいマルチメディアファイルの画像よりもデータ量の小さな複数の種類識別用画像を予め保持しているデータ保持部から前記第4のステップで判別したマルチメディアファイルの種類を示す前記種類識別用画像を選択する第5のステップと、
    前記マルチメディアファイルのブラウザ表示のために使用する前記ブラウザ用プレーンを前記プレーン構成の最上位の位置に移動させると共に、前記ブラウザ用プレーンの表示をオンとする第6のステップと、
    前記第5のステップで選択した前記種類識別用画像に基づいて表示用のページを生成し、前記ブラウザ用プレーンの表示のオン状態で、前記表示用ページを表示部に表示させる第7のステップと、
    前記表示用のページの表示期間中に、前記第3のステップで取得した前記マルチメディアファイルのデータをバッファメモリに読み込む第8のステップと、
    前記バッファメモリへの前記マルチメディアファイルのデータ読み込み完了後に、前記表示用のページを非表示とし、かつ前記バッファメモリから読み出した前記マルチメディアファイルのデータを表示に切り換えて、表示部に表示させる第9のステップと、
    前記マルチメディアファイルのデータの表示を終了した後は、前記ブラウザ用プレーンを元の位置に移動させると共に、その表示をオフとする第10のステップと
    を有することを特徴とするデジタルテレビ受信機の表示方法。
  6. 前記データ保持部には、前記複数の種類識別用画像に加えて、エラー種類を示すエラー種類識別用画像が予め保持されており、前記第9のステップで前記バッファメモリから前記マルチメディアファイルのデータの読み出しができないときは、そのエラー種類を示す前記エラー種類識別用画像を前記データ保持部から読み出して、前記表示部に表示されている前記表示用のページに差し替えて表示する第11のステップを更に含むことを特徴とする請求項5記載のデジタルテレビ受信機の表示方法。
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