JP2003060262A - 磁気抵抗効果素子並びにこれを用いた磁気ヘッド及びヘッドサスペンションアセンブリ - Google Patents
磁気抵抗効果素子並びにこれを用いた磁気ヘッド及びヘッドサスペンションアセンブリInfo
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Abstract
気抵抗効果素子でありながら、従来に比べて、素子全体
として得られる実際上のMR比を高める。 【解決手段】 磁気抵抗効果素子2は、電極21,28
間に積層された磁気抵抗効果層を持つ。磁気抵抗効果層
は、非磁性層25と、これを挟むピンド層24及びフリ
ー層26と、ピンド層24のフリー層26と反対側に形
成されたピン層23と、を有する。ピン層23は、電極
21,28間において膜面と略々垂直な方向に電流が流
れる膜面方向の有効領域と実質的に重なる領域に、所定
の厚さで形成されるとともに、前記有効領域と実質的に
重ならない領域に、前記所定厚さと実質的に同じ厚さで
又は前記所定厚さより薄い厚さで、前記有効領域と実質
的に重なる領域から連続して形成される。
Description
並びにこれを用いた磁気ヘッド及びヘッドサスペンショ
ンアセンブリに関するものである。
容量小型化に伴い、高感度、高出力のヘッドが要求され
ている。その要求に対して、現行製品であるGMRヘッ
ド(Giant Mgneto-Resistive Head)の懸命な特性改善
が進んでおり、一方でGMRヘッドの2倍以上の抵抗変
化率が期待できるトンネル磁気抵抗効果型ヘッド(TM
Rヘッド)の開発も精力的に行われている。
に、センス電流を流す方向の違いからヘッド構造が異な
る。一般のGMRヘッドのような膜面に対して平行にセ
ンス電流を流すヘッド構造をCIP(Current In Plan
e)構造、TMRヘッドのように膜面に対して垂直にセ
ンス電流を流すヘッド構造をCPP(Current Perpendi
cular to Plane)構造と呼ぶ。CPP構造は、磁気シー
ルドそのものを電極として用いることができるため、C
IP構造の狭リードギャップ化において深刻な問題とな
っている、磁気シールド−素子間ショート(絶縁不良)
が本質的に生じない。そのため、高記録密度化において
CPP構造は大変有利である。
ッドは、高MR比ということで注目されているが、低抵
抗化という大きな問題に直面している。
果素子はCIP構造で使用されているスピンバルブ(S
V)膜を用いるというCPP−GMRヘッドは、磁気抵
抗効果素子に絶縁膜を含まないスピンバルブ膜を用いる
ため、低抵抗化が可能である。長坂らによる「スピンバ
ルブ膜を用いたCPP素子のGMR特性」と題する論文
(日本応用磁気学会誌, Vol.25, No.4-2, pp.807-810,
2001)には、スピンバルブ膜を用いたCPP構造を持つ
磁気抵抗効果素子が開示されている。
構造を持つ従来の磁気抵抗効果素子では、スピンバルブ
膜を構成する、上部電極と下部電極との間に形成された
キャップ層、ピン層、ピンド層、非磁性層及びフリー層
は、実質的に互いに重なる領域のみに形成され、各層の
膜面方向の大きさはほぼ同一であり、上部電極及び下部
電極の面積に比べてはるかに小さいものであった。
バルブ膜を用いたCPP構造を持つ従来の磁気抵抗効果
素子では、TMR素子に比べて低抵抗化を図ることがで
きるという点で非常に優れているものの、上部電極と下
部電極との間の素子全体として得られる実際上のMR比
は、例えば数%程度と、かなり低かった。
なる旨が述べられているが、前記論文で言及しているM
R比は、上部電極及び下部電極間の素子全体として得ら
れる実際上のMR比ではなく、磁気抵抗変化を示す部分
(すなわち、ピンド層、非磁性層及びフリー層のみの積
層体)のみのMR比である。すなわち、上部電極及び下
部電極間にはピン層やキャップ層等が存在しているが、
前記論文では、これらの固定的な抵抗成分の影響を考慮
しないMR比について言及している。このため、前記論
文で言及されているMR比は、見かけ上高くなっている
のである。
たもので、スピンバルブ膜を用いたCPP構造を持つ磁
気抵抗効果素子でありながら、従来に比べて実際上のM
R比を高めることができる磁気抵抗効果素子を提供する
ことを目的とする。
素子を用いることにより、狭トラックにおいても高出力
信号を得ることができ高記録記録密度化を図ることがで
きる、磁気ヘッドを提供することを目的とする。
高記録密度化を図ることができるヘッドサスペンション
アセンブリを提供することを目的とする。
め、本発明の第1の態様による磁気抵抗効果素子は、基
体の一方の面側に形成された第1の電極と、前記第1の
電極の前記基体とは反対側に形成された磁気抵抗効果層
と、前記磁気抵抗効果層の前記第1の電極とは反対側に
形成された第2の電極と、を備えたものである。そし
て、前記磁気抵抗効果層は、非磁性層と、前記非磁性層
の一方の面側に形成されたフリー層と、前記非磁性層の
他方の面側に形成されたピンド層と、前記ピンド層の前
記非磁性層とは反対の側に形成されたピン層とを含む。
また、前記ピン層は、前記第1の電極と前記第2の電極
との間において膜面と略々垂直な方向に電流が流れる膜
面方向の有効領域と実質的に重なる領域に、所定の厚さ
で形成されるとともに、前記有効領域と実質的に重なら
ない領域に、前記所定厚さと実質的に同じ厚さで又は前
記所定厚さより薄い厚さで、前記実質的に重なる領域か
ら連続して形成される。前記第1及び第2の電極は、磁
気シールド層を兼ねていてもよい。
して第1及び第2の電極が前述したように配置されてい
るため、CPP構造が実現される。したがって、CIP
構造の狭リードギャップ化において深刻な問題となって
いる、磁気シールド−素子間ショート(絶縁不良)が本
質的に生じない。
層は、前述したように配置された非磁性層、フリー層、
ピンド層及びピン層を含んでいるので、いわゆるスピン
バルブ膜を構成している。したがって、TMR素子に比
べて低抵抗化を図ることができる。
前記有効領域と実質的に重なる領域に所定の厚さで形成
されるだけでなく、前記有効領域と実質的に重ならない
領域に、前記所定厚さと実質的に同じ厚さで又は前記所
定厚さより薄い厚さで、前記実質的に重なる領域から連
続して形成されている。このように、ピン層が形成され
る領域は前記有効領域から広がっているため、その広が
った分だけセンス電流が流れるパスが拡大し、第1及び
第2電極の間に流れるセンス電流に対するピン層の抵抗
値が小さくなる。ピン層は、通常は反強磁性体で構成さ
れることから、その比抵抗が比較的大きい(例えば、1
00μΩcm以上)ので、ピン層が広がっていることに
よるピン層の抵抗値の減少の度合いが大きい。このよう
に、前記第1の態様によれば、センス電流に対するピン
層の抵抗値が低減され、ひいては第1及び第2の電極間
の素子全体の固定的な抵抗値が低減される。したがっ
て、前記第1の態様によれば、第1及び第2の電極間の
素子全体として得られる実際上のMR比(=ΔR/R)
の分母Rが小さくなり、実際上のMR比が高まる。
ンス電流Isとの積Is×ΔRの値が重要となる。した
がって、実際上のMR比(=ΔR/R)の分母Rを小さ
くすることでそのMR比を向上させるだけでは、素子の
出力を向上させることはできない。しかし、前記第1の
態様による構造を採用してRを小さくした上で、前記有
効領域の面積を狭く構成すれば、R及びΔRは前記有効
領域の面積にほぼ反比例することから、向上したMR比
を維持したままΔRも高めることができる。このよう
に、前記第1の態様によれば、例えば、単に有効領域の
面積を狭めるだけで、素子のMR比と出力を高めること
ができ、前記第1の態様による構造は実用上の価値が極
めて高い。
素子の出力の向上に有効に関連させる事項の一つとし
て、前記有効領域の面積を狭めることがある。その事項
の他の例として、本発明者は、後述する第3の態様によ
る構造を案出した。この点は、第3の態様に関連して後
述する。
子は、前記第1の態様において、前記ピン層の一方の面
が、実質的に全面的に、前記第1の電極又は前記第2の
電極の一方の面に電気的に接触したものである。この第
2の態様では、前記ピン層の一方の面は、実質的に全面
的に、前記第1の電極又は前記第2の電極の一方の面
に、直接接触してもよいし導電膜を介して接触してもよ
い。
面が実質的に全面的に電極の面に電気的に接触している
ので、センス電流に対するピン層の抵抗値がより低減さ
れ、実際上のMR比が一層高まる。
子は、前記第1又は第2の態様において、前記第1の電
極と前記第2の電極との間に介在する少なくとも1つの
層の少なくとも一方側の面と当該面に対向する隣接層の
対向面との間に、少なくとも前記有効領域と実質的に重
なる領域に渡って、前記少なくとも1つの層と前記隣接
層との間が完全には電気的に絶縁されない程度に薄い絶
縁層を、形成したものである。
ール等が略々一様に形成された層をモデルとして説明し
得る。したがって、前記薄い絶縁層は、その上下の間に
流れる電流のパスの面積を実効的に低減させ、前述した
有効領域の面積を実際には狭めることなく、前述した有
効領域の面積を狭めたのと同様の効果が得られる。すな
わち、前記薄い絶縁層は、向上したMR比を維持したま
ま前記ΔRを増大させる作用を担う。このため、前記第
3の態様によれば、前記第1の態様による効果を素子の
出力の向上に有効に関連させることができる。したがっ
て、前記第3の態様によれば、素子の出力が増大し、好
ましい。その効果は、前記有効領域の面積を狭めたのと
同様である。しかしながら、有効領域の面積を狭めるに
しても製造上の限界があるため、前記第3の態様の構造
はそのような製造上の限界にもかかわらずに採用するこ
とができ、その利点は大きい。
子は、前記第3の態様において、前記少なくとも1つの
層は、前記非磁性層、前記フリー層及び前記ピンド層の
うちのいずれかの層のいずれか1つの構成層を含むもの
である。
記薄い絶縁層を配置すると、前記薄い絶縁層がセンス電
流のパスを調整する機能がより有効に発揮され、好まし
い。
子は、前記第3又は第4の態様において、前記薄い絶縁
層が酸化物又は窒化物を含むものである。前記薄い絶縁
層としてこのような材料を用いると、絶縁材料として有
効である上に、他の膜の特性を損なうようなおそれもな
く、好ましい。
子は、前記第1乃至第5のいずれかの態様において、前
記非磁性層は、前記有効領域と実質的に重なる領域のみ
に形成されたものである。
子は、前記第1乃至第6のいずれかの態様において、前
記フリー層は、前記有効領域と実質的に重なる領域のみ
に形成されたものである。
子は、前記第1乃至第7のいずれかの態様において、前
記ピンド層は、前記有効領域と実質的に重なる領域のみ
に形成されたものである。
を規定し得る層を例示したものであるが、前記有効領域
を規定する要素はこれらに限定されるものではない。
子は、前記第1乃至第8のいずれかの態様において、前
記ピン層が、PtMn、IrMn、RuRhMn、Fe
Mn、NiMn、PdPtMn、RhMn、CrMnP
t、及び、その他のMn系合金からなる群より選ばれた
1種以上を含むものである。
をピンニングする特性に優れているが、その比抵抗は比
較的高い。したがって、前記第9の態様によれば、ピン
層を広げることによりセンス電流に対するピン層の抵抗
値が低減する効果が高くなり、第1及び第2の電極間の
素子全体として得られる実際上のMR比が高まる効果が
著しい。
素子は、基体の一方の面側に形成された第1の電極と、
前記第1の電極の前記基体とは反対側に形成された磁気
抵抗効果層と、前記磁気抵抗効果層の前記第1の電極と
は反対側に形成された第2の電極と、備えたものであ
る。そして、前記磁気抵抗効果層は、フリー層と、該フ
リー層の前記第1の電極側に形成された第1の非磁性層
と、該第1の非磁性層の前記第1の電極側に形成された
第1のピンド層と、該第1のピンド層の前記第1の電極
側に形成された第1のピン層と、該フリー層の前記第2
の電極側に形成された第2の非磁性層と、該第2の非磁
性層の前記第2の電極側に形成された第2のピンド層
と、該第2のピンド層の前記第2の電極側に形成された
第2のピン層と、を含む。また、前記第1及び第2のピ
ン層のうちの少なくとも一方のピン層は、前記第1の電
極と前記第2の電極との間において膜面と略々垂直な方
向に電流が流れる膜面方向の有効領域と実質的に重なる
領域に、所定の厚さで形成されるとともに、前記有効領
域と実質的に重ならない領域に、前記所定厚さと実質的
に同じ厚さで又は前記所定厚さより薄い厚さで、前記実
質的に重なる領域から連続して形成される。前記第1及
び第2の電極は、磁気シールド層を兼ねていてもよい。
対して第1及び第2の電極が前述したように配置されて
いるため、CPP構造が実現される。したがって、CI
P構造の狭リードギャップ化において深刻な問題となっ
ている、磁気シールド−素子間ショート(絶縁不良)が
本質的に生じない。
果層は、前述したように配置されたフリー層、第1及び
第2の非磁性層、第1及び第2のピンド層、並びに第1
及び第2のピン層を含んでいるので、デュアルタイプの
スピンバルブ膜を構成している。したがって、TMR素
子に比べて低抵抗化を図ることができる。
も一方のピン層は、前記有効領域と実質的に重なる領域
に所定の厚さで形成されるだけでなく、前記有効領域と
実質的に重ならない領域に、前記所定厚さと実質的に同
じ厚さで又は前記所定厚さより薄い厚さで、前記実質的
に重なる領域から連続して形成されている。このよう
に、少なくとも一方のピン層が形成される領域は前記有
効領域から広がっているため、その広がった分だけセン
ス電流が流れるパスが拡大し、第1及び第2の電極間に
流れるセンス電流に対する少なくとも一方のピン層の抵
抗値が小さくなる。このように、前記第10の態様によ
れば、センス電流に対する少なくとも一方のピン層の抵
抗値が低減され、ひいては第1及び第2の電極間の素子
全体の固定的な抵抗値が低減される。したがって、前記
第1の態様によれば、第1及び第2の電極間の素子全体
として得られる実際上のMR比(=ΔR/R)の分母R
が小さくなり、実際上のMR比が高まる。また、前記第
6の態様では、デュアルタイプのスピンバルブ膜が用い
られているので、シングルタイプのスピンバルブ膜を用
いる場合に比べて、実際上のMR比が高まる。
効に関連させる事項の一つとして、前記有効領域の面積
を狭めることがある。その事項の他の例として、本発明
者は、後述する第12の態様による構造を案出した。こ
の点は、前記第1の態様の場合と同様である。
素子は、前記第10の態様において、前記少なくとも一
方のピン層の一方の面が、実質的に全面的に、前記第1
の電極又は前記第2の電極の一方の面に電気的に接触し
たものである。この第7の態様では、前記少なくとも一
方のピン層の一方の面は、実質的に全面的に、前記第1
の電極又は前記第2の電極の一方の面に、直接接触して
もよいし導電膜を介して接触してもよい。
方のピン層の一方の面が実質的に全面的に電極の面に電
気的に接触しているので、センス電流に対する少なくと
も一方のピン層の抵抗値がより低減され、実際上のMR
比が一層高まる。
素子は、前記第10又は第11の態様において、前記第
1の電極と前記第2の電極との間に介在する少なくとも
1つの層の少なくとも一方側の面と当該面に対向する隣
接層の対向面との間に、少なくとも前記有効領域と実質
的に重なる領域に渡って、前記少なくとも1つの層と前
記隣接層との間が完全には電気的に絶縁されない程度に
薄い絶縁層を、形成したものである。
様と同様の利点が得られる。
素子は、前記第12の態様において、前記少なくとも1
つの層は、前記第1及び第2の非磁性層、前記フリー層
及び前記第1及び第2のピンド層のうちのいずれかの層
のいずれか1つの構成層を含むものである。
前記薄い絶縁層を配置すると、前記薄い絶縁層がセンス
電流のパスを調整する機能がより有効に発揮され、好ま
しい。
素子は、前記第12又は第13の態様において、前記薄
い絶縁層が酸化物又は窒化物を含むものである。前記薄
い絶縁層としてこのような材料を用いると、絶縁材料と
して有効である上に、他の膜の特性を損なうようなおそ
れもなく、好ましい。
素子は、前記第10乃至第14のいずれかの態様におい
て、前記第1及び第2の非磁性層の少なくとも一方は、
前記有効領域と実質的に重なる領域のみに形成されたも
のである。
素子は、前記第10乃至第15のいずれかの態様におい
て、前記フリー層は、前記有効領域と実質的に重なる領
域のみに形成されたものである。
素子は、前記第10乃至第16のいずれかの態様におい
て、前記第1及び第2のピンド層の少なくとも一方は、
前記有効領域と実質的に重なる領域のみに形成されたも
のである。
領域を規定し得る層を例示したものであるが、前記有効
領域を規定する要素はこれらに限定されるものではな
い。
素子は、前記第10乃至第17のいずれかの態様におい
て、前記第1及び第2のピン層の各々が、PtMn、I
rMn、RuRhMn、FeMn、NiMn、PdPt
Mn、RhMn、CrMnPt、及び、その他のMn系
合金からなる群より選ばれた1種以上を含むものであ
る。
様と同様に、第1及び第2の電極間の素子全体として得
られる実際上のMR比が高まる効果が著しい。
は、基体と、該基体により支持された磁気抵抗効果素子
とを備え、前記磁気抵抗効果素子が前記第1乃至第18
のいずれかの態様による磁気抵抗効果素子であるもので
ある。
第18のいずれかの態様による磁気抵抗効果素子が用い
られているので、狭トラックにおいても高出力信号を得
ることができ高記録記録密度化を図ることができる。
気抵抗効果素子の用途は、磁気ヘッドに限定されるもの
ではなく、他の種々の用途において磁気センサとして用
いることができる。
ンションアセンブリは、磁気ヘッドと、該磁気ヘッドが
先端部付近に搭載され前記磁気ヘッドを支持するサスペ
ンションと、を備え、前記磁気ヘッドが前記第19の態
様による磁気ヘッドであるものである。
態様による磁気ヘッドが用いられているので、磁気ディ
スク装置等の高記録密度化を図ることができる。
素子及びこれを用いた磁気ヘッドについて、図面を参照
して説明する。
磁気ヘッドを模式的に示す概略斜視図である。図2は、
図1に示す磁気ヘッドのGMR素子2及び誘導型磁気変
換素子3の部分を模式的に示す拡大断面図である。図3
は、図2中のA−A’矢視概略図である。図4は、図3
中のGMR素子2付近を更に拡大した拡大図である。理
解を容易にするため、図1乃至図4に示すように、互い
に直交するX軸、Y軸及びZ軸を定義する(後述する図
についても同様である。)。X軸方向が磁気記録媒体の
移動方向と一致している。
1に示すように、基体としてのスライダ1と、再生用磁
気ヘッド素子として用いられる磁気抵抗効果素子として
のGMR素子2と、記録用磁気ヘッド素子としての誘導
型磁気変換素子3と、DLC膜等からなる保護膜4とを
備え、複合型磁気ヘッドとして構成されている。もっと
も、本発明による磁気ヘッドは、例えば、GMR素子2
のみを備えていてもよい。また、第1の実施の形態で
は、素子2,3はそれぞれ1個ずつ設けられているが、
その数は何ら限定されるものではない。
ル部11,12を有し、レール部11、12の表面がA
BS(エアベアリング面)を構成している。図1に示す
例では、レール部11、12の数は2本であるが、これ
に限らない。例えば、1〜3本のレール部を有してもよ
いし、ABSはレール部を持たない平面であってもよ
い。また、浮上特性改善等のために、ABSに種々の幾
何学的形状が付されることもある。本発明による磁気ヘ
ッドは、いずれのタイプのスライダを有していてもよ
い。
部11,12の表面にのみ設けられ、保護膜4の表面が
ABSを構成している。もっとも、保護膜4は、スライ
ダ1の磁気記録媒体対向面の全面に設けてもよい。ま
た、保護膜4を設けることが好ましいが、必ずしも保護
膜4を設ける必要はない。
は、図1に示すように、レール部11、12の空気流出
端部TRの側に設けられている。記録媒体移動方向は、
図中のX軸方向と一致しており、磁気記録媒体が高速移
動した時に動く空気の流出方向と一致する。空気は流入
端部LEから入り、流出端部TRから流出する。スライ
ダ1の空気流出端部TRの端面には、GMR素子2に接
続されたボンディングパッド5a,5b及び誘導型磁気
変換素子3に接続されたボンディングパッド5c,5d
が設けられている。
は、図2及び図3に示すように、スライダ1を構成する
セラミック基体15の上に設けられた下地層16の上
に、積層されている。セラミック基体15は、通常、ア
ルチック(Al2O3−TiC)又はSiC等で構成さ
れる。Al2O3−TiCを用いる場合、これは導電性
があるので、下地層16として、例えばAl2O3から
なる絶縁膜が用いられる。下地層16は、場合によって
は設けなくてもよい。
層16上に形成された下部電極21と、下部電極21の
上側(基体15と反対側)に形成された上部電極28
と、電極21,28間に下部電極21側から順に積層さ
れた、下部金属層22、ピン層23、ピンド層24、非
磁性層25、フリー層26、及び、上部金属層(キャッ
プ層)27とを、備えている。
上部電極28は、下部磁気シールド及び上部磁気シール
ドとしてそれぞれ兼用されている。電極21,28は、
例えば、NiFeなどの磁性材料で形成されている。図
面には示していないが、これらの電極21,28は、前
述したボンディングパッド5a,5bにそれぞれ電気的
に接続されている。なお、下部電極21及び上部電極2
8とは別に、下部磁気シールド及び上部磁気シールドを
設けてもよいことは、言うまでもない。
例えば、基体16側から順に積層されたTa層及びNi
Fe層の積層体などで構成される。ピンド層24及びフ
リー層26は、それぞれ強磁性層で構成され、例えば、
Fe、Co、Ni、FeCo、NiFe、CoZrNb
又はFeCoNiなどの材料で形成される。ピン層23
は、反強磁性層で構成され、例えば、PtMn、IrM
n、RuRhMn、FeMn、NiMn、PdPtM
n、RhMn又はCrMnPtなどのMn系合金で形成
することが好ましい。ピンド層24は、ピン層23との
間の交換結合バイアス磁界によってその磁化方向が所定
方向に固定されている。一方、フリー層26は、基本的
に磁気情報である外部磁場に応答して自由に磁化の向き
が変わるようになっている。非磁性層25は、例えば、
Cu、Au又はAgなどの材料で形成される。
あること、(b)酸化し難いこと、(c)酸化しても抵
抗が低いこと、という観点で、選ぶことが好ましい。こ
のような観点から、上部金属層27は、例えば、Ru、
Rh、Os、W、Pd、Pt、Cu又はAgの単体、又
は、これらのいずれか2種以上の組み合わせからなる合
金、を用いた、単層膜又は多層膜で形成することが好ま
しい。上部金属層27を低抵抗の材料で構成し、その厚
さを薄くすれば、GMR素子2全体として得られる実際
上のMR比を高めることができる。
に、ピンド層24、非磁性層25、フリー層26及び上
部金属層27の平面視の大きさは、所望のトラック幅T
W及びMRハイトに従って規定されている。すなわち、
第1の実施の形態では、ピンド層24、非磁性層25、
フリー層26及び上部金属層27は、電極21,28間
において膜面と略々垂直な方向に電流が流れる膜面方向
の有効領域と実質的に重なる領域のみに、形成されてい
る。換言すれば、第1の実施の形態では、ピンド層2
4、非磁性層25、フリー層26及び上部金属層27
が、前記有効領域を規定している。もっとも、ピンド層
24、非磁性層25、フリー層26及び上部金属層27
のうちのいずれか1つ以上は、前記有効領域と実質的に
重なる領域以外の領域にも延在していてもよい。このよ
うな例として、後述する第3及び第4の実施の形態を挙
げることができる。
は、図2乃至図4に示すように、前記有効領域と実質的
に重なる領域に所定の厚さで形成されるとともに、前記
有効領域と実質的に重ならない領域に、前記所定厚さと
実質的に同じ厚さで、前記有効領域と実質的に重なる領
域から連続して形成されている。ピン層23の下面は、
全面的に、下部金属層22を介して電極21の上面に電
気的に接触している。下部金属層22を設けずに、ピン
層23の下面を電極21の上面に直接電気的に接触させ
ることも可能である。
のZ軸方向の両側には、磁区制御のためのバイアス磁界
を付与するバイアス層(磁区制御層)としての硬磁性層
を含む層31,32が形成されている。これらの層3
1,32の下側及び層24〜27の側には、Al2O3
などからなる絶縁層33,34が形成されている。ま
た、図面には示していないが、層31,32は、その一
部を構成する最上層としてAl2O3などからなる絶縁
層をそれぞれ有している。これにより、層31,32は
他の層と電気的に絶縁されている。層31,32が含む
硬磁性層は、例えば、Cr/CoPt(コバルト白金合
金)、Cr/CoCrPt(コバルトクロム白金合
金)、TiW/CoPt、TiW/CoCrPtなどの
材料で形成される。
28との間には、硬磁性層を含む層31,32及びGM
R素子2を構成する層24〜27が形成されていない領
域において、ギャップ層としての絶縁層35が形成され
ている。絶縁層35は、例えば、Al2O3、Si
O2、MgO又はTiO2などの材料で形成される。
示すように、当該素子3に対する下部磁性層としても兼
用される前記上部電極28、上部磁性層36、コイル層
37、アルミナ等からなるライトギャップ層38、ノボ
ラック樹脂等の有機樹脂で構成された絶縁層39及びア
ルミナ等からなる保護層40などを有している。磁性層
36の材質としては、例えば、NiFe又はFeNなど
が用いられる。下部磁性層としても兼用された上部電極
28及び上部磁性層36の先端部は、微小厚みのアルミ
ナなどのライトギャップ層38を隔てて対向する下部ポ
ール部28a及び上部ポール部36aとなっており、下
部ポール部28a及び上部ポール部36aにおいて磁気
記録媒体に対して情報の書き込みを行なう。下部磁性層
としても兼用された上部電極28及び上部磁性層36
は、そのヨーク部が下部ポール部28a及び上部ポール
部36aとは反対側にある結合部41において、磁気回
路を完成するように互いに結合されている。絶縁層39
の内部には、ヨーク部の結合部41のまわりを渦巻状に
まわるように、コイル層37が形成されている。コイル
層37の両端は、ボンディングパッド5c,5dに電気
的に接続されている。コイル層37の巻数及び層数は任
意である。また、誘導型磁気変換素子3の構造も任意で
よい。
の製造方法の一例について、説明する。
1となるべきAl2O3−TiC又はSiC等のウエハ
101を用意し、薄膜形成技術等を用いて、ウエハ10
1上のマトリクス状の多数の磁気ヘッドの形成領域にそ
れぞれ、前述した各層を前述した構造となるように形成
する。
図8を参照して説明する。図5乃至図8はウエハ工程を
構成する各工程を模式的に示す図であり、図5(a)、
図6(a)、図7(a)、図8(a)はそれぞれ概略平
面図である。図5(b)は図5(a)中のB−C線に沿
った概略断面図、図6(b)は図6(a)中のB−C線
に沿った概略断面図、図7(b)は図7(a)中のD−
E線に沿った概略断面図、図8(b)は図8(a)中の
D−E線に沿った概略断面図である。なお、図6(a)
において、TWは、GMR素子2が規定するトラック幅
を示す。
に、下地層16、下部電極21、下部金属層22、ピン
層23、ピンド層24、非磁性層25、フリー層26、
上部金属層27を、順次積層する(図5)。このとき、
下部電極21は例えばめっき法により形成し、他の層は
例えばスパッタ法で形成する。
ック幅TWを規定するべく、ピンド層24、非磁性層2
5、フリー層26及び上部金属層27を部分的に除去す
る。このとき、第1のイオンミリングのストップ位置が
重要である。すなわち、第1のイオンミリングは、その
除去深さがピンド層24とピン層23との境界となる位
置で停止させる。つまり、第1のイオンミリングは、理
想的には、深さ方向に関して、ピンド層24までを完全
に除去するが、ピン層23を全く除去しない位置で、停
止させる。このようなストップ位置は、例えば、SIM
S(SecondaryIon-microprobe Mass Spectrometer、2
次イオン質量分析計)によってミリング中に出てくる物
質をモニタすることにより、適切に設定することができ
る。そして、第1のイオンミリングの後、リフトオフ法
を用いて、第1のイオンミリングにより除去した部分
に、絶縁層33,34及び硬磁性層を含む層31,32
を形成する(図6)。
MR素子2のハイト方向に関して、ピンド層24、非磁
性層25、フリー層26及び上部金属層27を、最終形
状に合わせてパターニングする(図7)。この第2のイ
オンミリングのストップ位置も重要である。第2のイオ
ンミリングも、理想的には、深さ方向に関して、ピンド
層24を完全に除去するが、ピン層23を全く除去しな
い位置で、停止させる。その後、絶縁層35を形成し、
リフトオフ法によりこれをパターニングする(図7)。
に、上部電極28をめっき法等により形成する(図
8)。
絶縁層39、上部磁性層36及び保護膜40を形成し、
更にボンディングパッド5a〜5d等を形成する。これ
により、ウエハ工程が完了する。
して、公知の工程を経て磁気ヘッドを完成させる。簡単
に説明すると、前記ウエハから、基体上に複数の磁気ヘ
ッドの部分が一列状に配列された各バー(バー状磁気ヘ
ッド集合体)切り出す。次いで、このバーに対して、ス
ロートハイト、MRハイト等を設定するために、そのA
BS側にラッピング処理(研磨)を施す。その後、必要
に応じて、スメア除去のために、ラッピング処理後のバ
ーのABS側の面をエッチングする。次に、ABS側に
保護膜4を形成し、更に、エッチング等によりレール1
1,12を形成する。最後に、機械加工により切断して
バーを個々の磁気ヘッドに分離する。これにより、第1
の実施の形態による磁気ヘッドが完成する。
磁気抵抗効果層(ピン層23、ピンド層24、非磁性層
25,フリー層26)に対して、前述したように配置さ
れているため、CPP構造が実現される。したがって、
CIP構造の狭リードギャップ化において深刻な問題と
なっている、磁気シールド−素子間ショート(絶縁不
良)が本質的に生じない。
果層は、前述したように配置された非磁性層25、フリ
ー層26、ピンド層24及びピン層23を含んでいるの
で、いわゆるスピンバルブ膜を構成している。したがっ
て、TMR素子に比べて低抵抗化を図ることができる。
ように、ピン層23は、図2乃至図4に示すように、前
記有効領域と実質的に重なる領域に所定の厚さで形成さ
れるとともに、前記有効領域と実質的に重ならない領域
に、前記所定厚さと実質的に同じ厚さで、前記有効領域
と実質的に重なる領域から連続して形成されている。こ
のように、ピン層23が形成される領域は前記有効領域
から広がっているため、その広がった分だけセンス電流
が流れるパスが拡大し、電極21,28の間に流れるセ
ンス電流に対するピン層23の抵抗値が小さくなる。特
に、第1の実施の形態では、ピン層23は、前記有効領
域と重ならない領域の厚さも前記有効領域と重なった領
域の厚さと同じ厚さであるとともに、ピン層23の下面
は、全面的に、下部金属層22を介して電極21の上面
に電気的に接触しているので、ピン層23が実際上電極
の一部として作用することになる。したがって、センス
電流に対するピン層23の抵抗値を小さくすることがで
きる。このように、第1の実施の形態によれば、センス
電流に対するピン層23の抵抗値が大幅に低減され、ひ
いては電極21,28間の素子全体の固定的な抵抗値が
低減される。したがって、第1の実施の形態によれば、
電極21,28間の素子全体として得られる実際上のM
R比(=ΔR/R)の分母Rが小さくなり、実際上のM
R比が高まる。
ンス電流Isとの積Is×ΔRの値が重要となる。した
がって、実際上のMR比(=ΔR/R)の分母Rを小さ
くすることでそのMR比を向上させるだけでは、素子の
出力を向上させることはできない。しかし、第1の実施
の形態の構造を採用してRを小さくした上で、前記有効
領域の面積を狭く構成すれば、R及びΔRは前記有効領
域の面積にほぼ反比例することから、向上したMR比を
維持したままΔRも高めることができる。このように、
第1の実施の形態によれば、例えば、単に有効領域の面
積を狭めるだけで、素子のMR比と出力を高めることが
できる。
狭トラックにおいても高出力信号を得ることができ高記
録記録密度化を図ることができる。
磁気ヘッドの要部を模式的に示す概略断面図であり、図
4に対応している。図9において、図4中の要素と同一
又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説
明は省略する。
2の実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、
前記有効領域と実質的に重ならない領域のピン層23の
厚さが、前記有効領域と実質的に重なった領域のピン層
23の厚さより薄くなっている点のみである。このよう
な構造は、例えば、前記第1の実施の形態による磁気ヘ
ッドの製造方法において述べた、前記第1及び第2のイ
オンミリングのストップ位置を、深さ方向に関して、ピ
ン層23の一部までを除去するように設定することによ
って、得ることができる。
形態と比べれば、センス電流に対するピン層23の抵抗
値が若干大きくなって、実際上のMR比が若干低下する
が、基本的に第1の実施の形態と同様の利点が得られ
る。
領域のピン層23の厚さが薄くなればなるほど、センス
電流に対するピン層23の抵抗値が高くなって実際上の
MR比が低下するので、前記有効領域と実質的に重なら
ない領域のピン層23の厚さは、非磁性層と重なった領
域のピン層23の厚さの30%以上であることが好まし
く、50%以上であることがより好ましく、70%以上
であることがより一層好ましい。
る磁気ヘッドの要部を模式的に示す概略断面図であり、
図4に対応している。図10において、図4中の要素と
同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複す
る説明は省略する。
第3の実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所
は、ピンド層24及び非磁性層25が、前記有効領域と
実質的に重ならない領域にも、前記有効領域と実質的に
重なる領域と実質的に同じ厚さで、前記有効領域と実質
的に重なる領域から連続して形成されている点のみであ
る。したがって、第3の実施の形態では、フリー層26
及び上部金属層27が、前記有効領域を規定している。
このような構造は、例えば、前記第1の実施の形態によ
る磁気ヘッドの製造方法において述べた、前記第1及び
第2のイオンミリングのストップ位置を、深さ方向に関
して、非磁性層25とフリー層26との境界となるよう
に設定することによって、得ることができる。
の形態と同様の利点が得られる。
る磁気ヘッドの要部を模式的に示す概略断面図であり、
図4に対応している。図11において、図4中の要素と
同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複す
る説明は省略する。
第4の実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所
は、(a)ピンド層24が、前記有効領域と実質的に重
ならない領域にも、前記有効領域と実質的に重なる領域
と実質的に同じ厚さで、前記有効領域と実質的に重なる
領域から連続して形成されている点と、(b)非磁性層
25が、前記有効領域と実質的に重ならない領域にも、
前記有効領域と実質的に重なる領域の厚さより薄い厚さ
で、前記有効領域と実質的に重なる領域から連続して形
成されている点のみである。したがって、第4の実施の
形態では、フリー層26、上部金属層27、及び非磁性
層25の厚さの厚い部分が、前記有効領域を規定してい
る。このような構造は、例えば、前記第1の実施の形態
による磁気ヘッドの製造方法において述べた、前記第1
及び第2のイオンミリングのストップ位置を、深さ方向
に関して、非磁性層25の一部までを除去するように設
定することによって、得ることができる。
の形態と同様の利点が得られる。
る磁気ヘッドの要部を模式的に示す概略断面図であり、
図4に対応している。図12において、図4中の要素と
同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複す
る説明は省略する。
第5の実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所
は、フリー層26と上部金属層27との間に、前記有効
領域と実質的に重なる領域のみに渡って、フリー層26
と上部金属層27との間が完全には電気的に絶縁されな
い程度に薄い絶縁層60が、形成されている点のみであ
る。薄い絶縁層60の材料は、特に限定されるものでは
ないが、酸化物又は窒化物で形成することが好ましい。
薄い絶縁層60の厚さは、当該絶縁層60の上下の層の
間が完全に電気的に絶縁されない程度の厚さとされ、例
えば、1nm以下にすることができる。
不完全な層であり、ピンホール等が略々一様に形成され
た層をモデルとして説明し得る。したがって、薄い絶縁
層60は、上部金属層27とフリー層26との間に流れ
るセンス電流のパスの面積を実効的に低減させ、前記有
効領域の面積を実際には狭めることなく、前記有効領域
の面積を狭めたのと同様の効果が得られる。すなわち、
薄い絶縁層60は、向上したMR比を維持したまま前記
ΔRを増大させる作用を担う。このため、第5の実施の
形態によれば、前記第1の実施の形態と同様に、狭トラ
ックにおいても高出力信号を得ることができ高記録記録
密度化を図ることができる。
前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。しかし
ながら、前記有効領域の面積を狭めるにしても製造上の
限界がある。これに対し、第5の実施の形態によれば、
前記有効領域の面積を狭めなくても、向上したMR比を
維持したまま前記ΔRを増大させることができるので、
そのような製造上の限界にもかかわらずに、所望の程度
まで、向上したMR比を維持したまま前記ΔRを増大さ
せることができる。
は、例えば、前記第1の実施の形態による磁気ヘッドの
製造方法において、図5に示すような工程において各層
16,21〜27を順次積層する代わりに、各層16,
21〜26,60,27を順次積層し、前記第1及び第
2のイオンミリングにおいて、層24〜27と共に層6
0もミリングすることにより、製造することができる。
なお、層60の形成は、例えば、スパッタ法などにより
行うことができる。
縁層60は、フリー層26と上部金属層27との間に形
成されている。しかしながら、本発明では、これに限定
されるものではなく、薄い絶縁層60は、電極21,2
8間に介在する少なくとも1つの層の少なくとも一方側
の面と当該面に対向する隣接層の対向面との間に、形成
してもよい。例えば、薄い絶縁層60は、層21,22
間、層22,23間、層23,24間、層24,25
間、層25,26間、層26,27間、及び、層27,
28間のうちの、いずれか1箇所以上に形成してもよ
い。また、例えば、層22〜27のいずれかが複数層
(複数の構成層)を積層したものである場合には、薄い
絶縁層60は、当該複数の構成層のうちの2つの層間に
形成してもよい。もっとも、薄い絶縁層60は、ピンド
層24,非磁性層25及びフリー層26のうちのいずれ
かの層のいずれか1つの構成層の上面又は下面に形成す
ることが、好ましい。このような位置に薄い絶縁層60
を配置すると、薄い絶縁層60がセンス電流のパスを調
整する機能がより発揮されるからである。
縁層60は、前記有効領域と実質的に重なる領域のみに
渡って形成されている。しかしながら、本発明では、薄
い絶縁層60は、前記有効領域と実質的に重なる領域以
外の領域にも延在していてもよい。例えば、図12にお
いて薄い絶縁層60を層23,24間に形成する場合、
この薄い絶縁層60は、層33,34と層23との間に
延在させてもよい。
においても、図12中の薄い絶縁層60に相当する薄い
絶縁層を設けてもよいことは、言うまでもない。
る磁気ヘッドの要部を模式的に示す概略断面図であり、
図4に対応している。図13において、図4中の要素と
同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複す
る説明は省略する。
なる所は、主に、以下に説明する点のみである。すなわ
ち、第6の実施の形態では、図4中の上部金属層27が
取り除かれ、その代わりに、フリー層26と上部電極2
8との間に、フリー層26側から順に、非磁性層12
5、ピンド層124、ピン層123及び上部金属層12
7が形成されている。非磁性層125及びピンド層12
4は、ピンド層24、非磁性層25及びフリー層26と
同様に、前記有効領域と実質的に重なる領域のみに形成
されている。一方、ピン層123及び上部金属層127
は、ピン層23及び下部金属層22と同様に、前記有効
領域と実質的に重なる領域に所定の厚さで形成されると
ともに、前記有効領域と実質的に重ならない領域に、前
記所定厚さと実質的に同じ厚さ(前記所定厚さより薄い
厚さでもよい。)で、前記有効領域と実質的に重なる領
域から連続して形成されている。また、ピン層123の
上面は、全面的に、上部金属層127を介して電極28
の下面に電気的に接触している。なお、層123〜12
5はそれぞれ層23〜25と同じ材料で形成し得ること
は、言うまでもない。また、上部金属層127は、例え
ば、図4中の上部金属層27と同じ材料で形成すること
ができる。
23〜125によりデュアルタイプのスピンバルブ膜が
構成されているが、ピン層23,123が広がっている
ので、前記第1の実施の形態と同様に、センス電流に対
するピン層23,123の抵抗値が低減され、電極2
1,28間の素子全体として得られる実際上のMR比が
高まる。なお、本発明では、ピン層23,123のいず
れか一方を、非磁性層25と実質的に重なる領域のみに
形成しておいてもよい。
を変形して前記第2乃至第5の実施の形態をそれぞれ得
たとの同様に、第6の実施の形態を変形することができ
る。
るヘッドサスペンションアセンブリを示す磁気記録媒体
対向面側から見た概略平面図である。
ョンアセンブリは、磁気ヘッド71と、磁気ヘッド71
が先端部付近に搭載され磁気ヘッド71を支持するサス
ペンション72と、を備えている。磁気ヘッド71とし
て、前述した第1乃至第6の実施の形態並びにそれらの
変形例に係るいずれかの磁気ヘッドが、用いられてい
る。図14では、磁気ヘッド71の構成要素としてスラ
イダ1(図1も参照)のみを示している。
スライダ1が装着されるフレクシャ73と、フレクシャ
73を支持し磁気ヘッド71のスライダ1に押圧力(荷
重)を付与するロードビーム74と、ベースプレート7
5と、を有している。
が、先端側から基端側にかけて、帯状に延びた薄いステ
ンレス鋼板等からなる基板と、該基板上に形成されたポ
リイミド層等からなる絶縁層と、該絶縁層上に形成され
た信号入出力用の4本の導体パターン81a〜81d
と、これらの上に形成されたポリイミド層等からなる保
護層と、から構成されている。導体パターン81a〜8
1dは、フレクシャ73の長さ方向にほぼその全長に渡
って形成されている。
々コ字状の抜き溝82が形成されることによりジンバル
部83が構成され、ジンバル部83に磁気ヘッド71の
スライダ1が接着剤等により接合されている。フレクシ
ャ73には、スライダ1に設けられたボンディングパッ
ド5a〜5d(図1参照)と近接する箇所において、導
体パターン81a〜81dの一端部がそれぞれ電気的に
接続された4つのボンディングパッドが、それぞれ形成
されている。これらのボンディングパッドは、金ボール
等によりスライダ1のボンディングパッド5a〜5dに
それぞれ電気的に接続されている。また、フレクシャ7
3の基端側には、導体パターン81a〜81dの他端部
がそれぞれ電気的に接続された外部回路接続用のボンデ
ィングパッド84a〜84dが、形成されている。
ス鋼板等によって形成されている。ロードビーム74
は、先端側の平面視で略三角形状の剛性部74aと、基
端側のベースプレート接合部と、剛性部74aと前記接
合部との間に位置し磁気ヘッド71のスライダ1に付与
する押圧力を発生させる弾性部74bと、前記接合部か
ら側方に延在しフレクシャ74の基端側部分を支持する
支持部74cと、を有している。図14において、74
dは剛性部74aの剛性を高めるための折り曲げ起立
部、74eは弾性部74bが発生する押圧力を調整する
穴である。ロードビーム74の剛性部74aには、フレ
クシャ73が、レーザ溶接等による複数のスポット溶接
点91で固着されている。また、ロードビーム74の前
記接合部には、ベースプレート75が、複数のスポット
溶接点92で固着されている。フレクシャ73の基端側
部分は、ベースプレート75から側方にはみ出したロー
ドビーム74の支持部74cにより、支持されている。
して、前述した第1乃至第6の実施の形態並びにそれら
の変形例に係るいずれかの磁気ヘッドが、搭載されてい
るので、第7の実施の形態によるヘッドサスペンション
アセンブリを磁気ディスク装置等に用いれば、当該磁気
ディスク装置等の高記録密度化を図ることができる。
用されているGMR素子2と同様の構成を持つGMR素
子を、実施例1のサンプルとして作製した。
通りであり、その主要な各層の構成は、下記の表1に示
す通りとした。なお、ウエハ101としてアルチックを
用い、下地層としてAl2O3層を用いた。図15は実
施例1のサンプルを模式的に示す図であり、図15
(a)はその概略平面図、図15(b)は図15(a)
中のF−G線に沿った概略断面図である。図15(a)
中のH−J線に沿った断面も、図15(b)と同一とな
る。図15において、図1乃至図8中の要素と同一又は
対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は
省略する。
8に示すGMR素子の構造と異なる所は、主に、硬磁性
層を含む層31,32及び絶縁層33〜35に代えて、
層24〜27を取り囲むように絶縁層200を形成した
点である。
法で作製した。この作製方法について、図18及び図1
9を参照して説明する。図18(a)、図19(a)は
それぞれ概略平面図である。図18(b)は図18
(a)中のF−G線に沿った概略断面図、図19(b)
は図19(a)中のF−G線に沿った概略断面図であ
る。
部電極21、下部金属層22、ピン層23、ピンド層2
4、非磁性層25、フリー層26、上部金属層27を、
順次積層した(図18)。このとき、下部電極21はめ
っき法により形成し、他の層はスパッタ法で形成した。
00nm×100nmの領域以外の領域のピンド層2
4、非磁性層25、フリー層26及び上部金属層27を
除去した。このイオンミリングは、SIMSでモニタし
ながら、その除去深さがピンド層24とピン層23との
境界となる位置で停止させて、深さ方向に関して、ピン
ド層24までを完全に除去するが、ピン層23を実質的
に全く除去しなかった。つまり、層24〜27と実質的
に重ならない領域(以下、「広がり領域」という。)の
ピン層23の厚さは、層24〜27と実質的に重なる領
域(以下、「重なり領域」という。)の厚さと同じく、
15nmとした(後述する表2参照)。
フ法により絶縁層200の上部金属膜27上の部分を除
去した(図19)。最後に、上部電極28をめっき法に
より形成し、図15に示す実施例1のサンプルを得た。
説明する点のみを変え他は全く同一とした、実施例2の
サンプル及び比較例のサンプルを、実施例1の作製方法
を以下に説明する点のみを変えた作製方法で作製した。
図16は、実施例2のサンプルを模式的に示す概略断面
図である。図17は、比較例のサンプルを模式的に示す
概略断面図である。図16及び図17は、図15(b)
に対応している。
すように、前述したようにピン層23の広がり領域の厚
さも重なり領域の厚さと同じく15nmとした。これに
対し、実施例2のサンプルでは、前記ミリングをピン層
23の上面から3nm深く除去されるまで行い、広がり
領域のピン層23の厚さを12nmとした。比較例のサ
ンプルでは、前記ミリングをピン層23と下部金属層2
2との境界まで行い、従来技術と同様に、ピン層23の
広がり領域をなくし、重なり領域のみにピン層23を残
した。なお、表1中のピン層23の厚さは、重なり領域
での厚さである。
の磁場をそれぞれ印加し、電極21,28間に所定の電
流を流して、電極21,28間の抵抗値を測定し、それ
らの測定結果から、素子全体として得られる実際上のM
R比を算出した。各サンプルについて得られたMR比
を、表2に示す。ピン層23の広がり領域がない場合に
比べて、ピン層23の広がり領域がある場合には実際上
のMR比が高まり、しかも、ピン層23の広がり領域の
厚さが重なり領域の厚さより薄い場合に比べて、ピン層
23の広がり領域の厚さが重なり領域の厚さと同じ場合
の方が、MR比がより一層高まる、ことがわかる。
ッドと同様の構成を持つ磁気ヘッドを、前記第5の実施
の形態による磁気ヘッドの前述した製造方法(前記第1
の実施の形態による磁気ヘッドの製造方法に対して、薄
い絶縁層60に関連する変更を加えたもの)と同様の製
造方法で、実施例3のサンプルとして作製した。その主
要な各層の構成は、下記の表3に示す通りとした。ま
た、このサンプルでは、GMR素子2のトラック幅TW
を130nmとした。実施例3のサンプルのヘッド出力
を測定したところ、2.3mVであり、高いヘッド出力
が得られた。
例並びに実施例について説明したが、本発明はこれらの
例に限定されるものではない。
層)が、非磁性層により下部(基板側)にある場合と上
部(基板反対側)にある場合がある。いずれの場合であ
っても、本発明は適用し得る。
明による磁気抵抗効果素子(GMR素子)を磁気ヘッド
に用いた例を挙げたが、本発明による磁気抵抗効果素子
は他の種々の用途にも適用することができる。
スピンバルブ膜を用いたCPP構造を持つ磁気抵抗効果
素子でありながら、従来に比べて実際上のMR比を高め
ることができる磁気抵抗効果素子を提供することができ
る。
抗効果素子を用いることにより、狭トラックにおいても
高出力信号を得ることができ高記録記録密度化を図るこ
とができる、磁気ヘッドを提供することができる。
置等の高記録密度化を図ることができるヘッドサスペン
ションアセンブリを提供することができる。
模式的に示す概略斜視図である。
磁気変換素子の部分を模式的に示す拡大断面図である。
である。
ハ工程を構成する一工程を模式的に示す図である。
ハ工程を構成する他の工程を模式的に示す図である。
ハ工程を構成する更に他の工程を模式的に示す図であ
る。
ハ工程を構成する更に他の工程を模式的に示す図であ
る。
要部を模式的に示す概略断面図である。
の要部を模式的に示す概略断面図である。
の要部を模式的に示す概略断面図である。
の要部を模式的に示す概略断面図である。
の要部を模式的に示す概略断面図であ
ペンションアセンブリを示す概略平面図である。
る。
図である。
である。
式的に示す図である。
模式的に示す図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 基体の一方の面側に形成された第1の電
極と、 前記第1の電極の前記基体とは反対側に形成された磁気
抵抗効果層と、 前記磁気抵抗効果層の前記第1の電極とは反対側に形成
された第2の電極と、を備え、 前記磁気抵抗効果層は、非磁性層と、前記非磁性層の一
方の面側に形成されたフリー層と、前記非磁性層の他方
の面側に形成されたピンド層と、前記ピンド層の前記非
磁性層とは反対の側に形成されたピン層とを含み、 前記ピン層は、前記第1の電極と前記第2の電極との間
において膜面と略々垂直な方向に電流が流れる膜面方向
の有効領域と実質的に重なる領域に、所定の厚さで形成
されるとともに、前記有効領域と実質的に重ならない領
域に、前記所定厚さと実質的に同じ厚さで又は前記所定
厚さより薄い厚さで、前記実質的に重なる領域から連続
して形成された、 ことを特徴とする磁気抵抗効果型素子。 - 【請求項2】 前記ピン層の一方の面が、実質的に全面
的に、前記第1の電極又は前記第2の電極の一方の面に
電気的に接触したことを特徴とする請求項1記載の磁気
抵抗効果素子。 - 【請求項3】 前記第1の電極と前記第2の電極との間
に介在する少なくとも1つの層の少なくとも一方側の面
と当該面に対向する隣接層の対向面との間に、少なくと
も前記有効領域と実質的に重なる領域に渡って、前記少
なくとも1つの層と前記隣接層との間が完全には電気的
に絶縁されない程度に薄い絶縁層を、形成したことを特
徴とする請求項1又は2記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項4】 前記少なくとも1つの層は、前記非磁性
層、前記フリー層及び前記ピンド層のうちのいずれかの
層のいずれか1つの構成層を含むことを特徴とする請求
項3記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項5】 前記薄い絶縁層が酸化物又は窒化物を含
むことを特徴とする請求項3又は4記載の磁気抵抗効果
素子。 - 【請求項6】 前記非磁性層は、前記有効領域と実質的
に重なる領域のみに形成されたことを特徴とする請求項
1乃至5のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項7】 前記フリー層は、前記有効領域と実質的
に重なる領域のみに形成されたことを特徴とする請求項
1乃至6のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項8】 前記ピンド層は、前記有効領域と実質的
に重なる領域のみに形成されたことを特徴とする請求項
1乃至7のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項9】 前記ピン層が、PtMn、IrMn、R
uRhMn、FeMn、NiMn、PdPtMn、Rh
Mn、CrMnPt、及び、その他のMn系合金からな
る群より選ばれた1種以上を含むことを特徴とする請求
項1乃至8のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項10】 基体の一方の面側に形成された第1の
電極と、 前記第1の電極の前記基体とは反対側に形成された磁気
抵抗効果層と、 前記磁気抵抗効果層の前記第1の電極とは反対側に形成
された第2の電極と、を備え、 前記磁気抵抗効果層は、フリー層と、該フリー層の前記
第1の電極側に形成された第1の非磁性層と、該第1の
非磁性層の前記第1の電極側に形成された第1のピンド
層と、該第1のピンド層の前記第1の電極側に形成され
た第1のピン層と、該フリー層の前記第2の電極側に形
成された第2の非磁性層と、該第2の非磁性層の前記第
2の電極側に形成された第2のピンド層と、該第2のピ
ンド層の前記第2の電極側に形成された第2のピン層
と、を含み、 前記第1及び第2のピン層のうちの少なくとも一方のピ
ン層は、前記第1の電極と前記第2の電極との間におい
て膜面と略々垂直な方向に電流が流れる膜面方向の有効
領域と実質的に重なる領域に、所定の厚さで形成される
とともに、前記有効領域と実質的に重ならない領域に、
前記所定厚さと実質的に同じ厚さで又は前記所定厚さよ
り薄い厚さで、前記実質的に重なる領域から連続して形
成された、 ことを特徴とする磁気抵抗効果型素子。 - 【請求項11】 前記少なくとも一方のピン層の一方の
面が、実質的に全面的に、前記第1の電極又は前記第2
の電極の一方の面に電気的に接触したことを特徴とする
請求項10記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項12】 前記第1の電極と前記第2の電極との
間に介在する少なくとも1つの層の少なくとも一方側の
面と当該面に対向する隣接層の対向面との間に、少なく
とも前記有効領域と実質的に重なる領域に渡って、前記
少なくとも1つの層と前記隣接層との間が完全には電気
的に絶縁されない程度に薄い絶縁層を、形成したことを
特徴とする請求項10又は11記載の磁気抵抗効果素
子。 - 【請求項13】 前記少なくとも1つの層は、前記第1
及び第2の非磁性層、前記フリー層及び前記第1及び第
2のピンド層のうちのいずれかの層のいずれか1つの構
成層を含むことを特徴とする請求項12記載の磁気抵抗
効果素子。 - 【請求項14】 前記薄い絶縁層が酸化物又は窒化物を
含むことを特徴とする請求項12又は13記載の磁気抵
抗効果素子。 - 【請求項15】 前記第1及び第2の非磁性層の少なく
とも一方は、前記有効領域と実質的に重なる領域のみに
形成されたことを特徴とする請求項10乃至14のいず
れかに記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項16】 前記フリー層は、前記有効領域と実質
的に重なる領域のみに形成されたことを特徴とする請求
項10乃至15のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項17】 前記第1及び第2のピンド層の少なく
とも一方は、前記有効領域と実質的に重なる領域のみに
形成されたことを特徴とする請求項10乃至16のいず
れかに記載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項18】 前記第1及び第2のピン層の各々が、
PtMn、IrMn、RuRhMn、FeMn、NiM
n、PdPtMn、RhMn、CrMnPt、及び、そ
の他のMn系合金からなる群より選ばれた1種以上を含
むことを特徴とする請求項10乃至17のいずれかに記
載の磁気抵抗効果素子。 - 【請求項19】 基体と、該基体により支持された磁気
抵抗効果素子とを備え、前記磁気抵抗効果素子が請求項
1乃至18のいずれかに記載された磁気抵抗効果素子で
あることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項20】 磁気ヘッドと、該磁気ヘッドが先端部
付近に搭載され前記磁気ヘッドを支持するサスペンショ
ンと、を備え、前記磁気ヘッドが請求項19記載の磁気
ヘッドであることを特徴とするヘッドサスペンションア
センブリ。
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