JP2003055157A - 固体粒子を含むマスカラ - Google Patents
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Abstract
形成する組成物の提供。 【解決手段】 少なくとも一の揮発性溶媒を含む化粧品
的に許容可能な媒体に、ケラチン性物質に接着可能なポ
リマー;25℃で固体である第一の結晶性または半結晶
性物質を含む第一の固体粒子で、1次相転移、融解転移
または燃焼転移が100℃を超えるもの;任意に、第一
の物質と異なる第二の物質を含み、40℃以下の温度で
合着できない第二の固体粒子を含む非揮発性分画を含む
組成物であって、第一の固体粒子の容量分画が、適切な
場合には第一の固体粒子と第二の固体粒子の容量分画
が、組成物の非揮発性分画の全容量の50%以上である
ような量で、第一の固体粒子が、適切な場合には第一の
固体粒子と第二の固体粒子が組成物中に存在し、且つ適
切な場合に、第一の固体粒子の容量分画が、第一の固体
粒子と第二の固体粒子の全容量の10%以上である組成
物。
Description
は、固体粒子と接着性ポリマーとを含む、ケラチン性繊
維、特に睫毛または髪を被覆するための化粧品組成物、
及びケラチン性繊維をカールするためのその使用であ
る。この組成物は、睫毛または髪、または変わりにつけ
まつげまたはかつらのような人口頭髪のようなヒトの実
質的に縦方向のケラチン性繊維に対して企図される。と
りわけ、この組成物は、睫毛を皮膜するために企図され
る。
クアップ組成物、トップコートとも称されるメイクアッ
プの上に適用される組成物、または別法として、ケラチ
ン性繊維、特に睫毛を処理するための組成物であっても
良い。とりわけこの組成物はマスカラである。
の後、睫毛の良好なカールを与える皮膜を導く睫毛を皮
膜するための組成物を提供することである。
着性ポリマーと組み合わせた特定の固体粒子を使用して
得ることができることを発見した。
主題は、少なくとも一の揮発性溶媒を含む化粧品的に許
容可能な媒体に、 − ケラチン性物質に接着可能なポリマー、 − 25℃で固体である第一の結晶性または半結晶性物
質を含む第一の固体粒子であって、1次相転移、融解転
移または燃焼転移が100℃を超えるもの、 − 及び任意に、第一の物質と異なる第二の物質を含
み、40℃以下の温度で合着できない第二の固体粒子を
含む非揮発性分画を含む組成物であって、第一の固体粒
子の容量分画が、または適切な場合には第一の固体粒子
と第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分画
の全容量の50%以上であるような量で、第一の固体粒
子が、または適切な場合には第一の固体粒子と第二の固
体粒子が組成物中に存在し、且つ適切な場合に、第一の
固体粒子の容量分画が、第一の固体粒子と第二の固体粒
子の全容量の10%以上である、ケラチン性繊維を被覆
するための組成物である。
チン性繊維への適用を含む、ケラチン性繊維、特の睫毛
に対するメイクアップの適用または非治療的な処理のた
めの方法である。
に睫毛をカールするための、前述の組成物の使用であ
る。
覆するための組成物、特にマスカラにおける、第一の固
体粒子と任意に第二の固体粒子の、ケラチン性物質、特
に睫毛をカールするための使用であって、前記第一の固
体粒子は、1次相転移、融解転移または燃焼転移が10
0℃を超え、25℃で固体である第一の結晶性または半
結晶性物質を含み、前記第二の固体粒子は、第一の物質
と異なる第二の物質を含み、40℃以下の温度で合着で
きないものであり、前記組成物は、少なくとも一の揮発
性溶媒を含む化粧品的に許容可能な媒体に、ケラチン性
物質に接着可能なポリマーと前記第一固体粒子と第二固
体粒子を含む非揮発性分画を含むものであり、第一の固
体粒子の容量分画が、または適切な場合には第一の固体
粒子と第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性
分画の全容量の50%以上であるような量で、第一の固
体粒子が、または適切な場合には第一の固体粒子と第二
の固体粒子が組成物中に存在し、且つ適切な場合に、第
一の固体粒子の容量分画が、第一の固体粒子と第二の固
体粒子の全容量の10%以上である、使用でもある。
圧で固体状態である粒子を意味するように解される。
はない組成物に存在する構成成分の組み合わせを意味す
るように解される。用語、揮発性化合物は、単離された
際に、室温(25℃)、大気圧下で、0ではない蒸気
圧、特に10−2から300mmHg(1.33Paか
ら40000Pa)の範囲、好ましくは0.3mmHg
(40Pa)より大きい蒸気圧を有する化合物を意味す
るように解される。
適用されるマスカラの完全な乾燥の後、睫毛に維持され
る構成成分の混合物に対応する。
に係る組成物は、室温(25℃)で固体であり、結晶性
または半結晶性で、1次相転移、融解転移(固体状態か
ら液体状態への移動)または燃焼転移が100℃を超
え、好ましくは120℃を超え、より好ましくは150
℃を超える、第一の物質と称される物質を含む(特にそ
れから形成される)、第一の粒子と称される固体粒子を
含む。第一の物質の融解または燃焼温度は、ASTM E794-
98スタンダードに従って測定されて良い。
内で、可逆的な一次相転移温度、特に融点(固体−液体
転移)を示す、結晶性部分と非晶性部分とを含む物質、
特にポリマーを意味するように解される。
以上、特に10から7500の範囲、好ましくは200
以上、特に200から7500の範囲、より好ましくは
400以上、特に400から7500の範囲のビッカー
ス硬度を示す。
用して、底面が正方形であるピラミッドの形態で硬度計
を前記物質に適用することによって測定される。硬度計
で得られる正方形のくぼみの対角線の平均サイズが、か
くして測定される。
によって計算される:
ロ硬度測定器M 400 g 2を使用して実施されても良い。
ガラス、ダイアモンド、銅、窒化ホウ素、セラミック
ス、金属酸化物、特に黒色酸化鉄、赤色酸化鉄、黄色酸
化鉄のような酸化鉄、酸化チタン、マイカ、アルミナ、
または別法としてポリアミド、例えばナイロン(登録商
標)のようなポリマー、及びそれらの混合物から選択さ
れて良い無機物質であって良い。
として中空粒子であって良い。例えば、SUNJIN CHEMICA
L社により"SUNSIL-130"の名称で販売されている中空シ
リカを使用しても良い。
れば、前記第一の粒子は、前述の第一の物質から必須に
形成される。
れば、前記第一の固体粒子は、少なくとも二つの異なる
第一の物質を含む、または第一の物質より本質的に形成
される。これは例えば、酸化チタンまたは酸化鉄で被覆
されたマイカの場合である。
れば、前記第一の固体粒子は、少なくとも前記第一の物
質と、少なくとも前記第一の物質とは異なるさらなる物
質とを含み、前記第一の物質は、前記第一の粒子の表面
を形成する。これらの固体粒子について、前述の特徴を
有する前記第一の物質は、前記第一の粒子の表面に存在
し、後者は第一の物質で被覆されたさらなる物質を含
む。
から50μm、好ましくは20nmから50μmの範囲
の平均径を有しても良い。
粒子に加えて、第一の固体粒子とは異なる、第二の固体
粒子と称される他の固体粒子を含んでも良い。
なるいずれかの物質の、個別的な粒子の形態を維持す
る、または任意に共にくっついた粒子であるが、この場
合その個々の粒子状態を維持する、25℃で固体である
粒子に対応する(共にくっついたこれらの粒子は、40
℃以下の温度で合着しない)。
含む(特にこれらの物質から形成される)第二の一次固
体粒子と称される、25℃で固体である粒子; − 前記第二の一次粒子と異なる、第二の三次固体粒子
と称される、25℃で固体である他の粒子 − 並びにそれらの混合物から選択されても良い。
60℃から800℃の範囲)、有利には80℃以上(特
に80℃から700℃の範囲)、好ましくは100℃以
上(特に100℃から500℃の範囲)のガラス転移温
度を有する、非晶性物質、特にポリマーを含む(または
それらから形成される)。ガラス転移温度は、ASTM D34
18-97スタンダードに従ってDSC(示差走査熱量計)によ
って測定されても良い。
膜非形成性であり、前述のガラス転移温度を有するポリ
マーが使用されても良い。
のポリマー」は、それ自体でまたは皮膜形成助剤の存在
下で、40℃以下の温度で、支持体、特にケラチン性物
質に接着性である連続的な皮膜を形成できないポリマー
を意味するように解される。
膜の形成を促進するための、当業者に周知の可塑剤及び
合着剤を意味するように解される。
性ポリマーとして、この規定されたガラス転移温度を有
するフリーラジカルポリマーまたは重縮合物を使用して
も良い。
のが挙げられる: − エチレン、特にシクロエチレン、ナフチルエチレン
のポリマー; − プロピレン、特にヘキサフルオロプロピレンのポリ
マー; − アクリルポリマー、特にアクリル酸、ジメチル−ア
ダマンチルアクリラート、クロロアクリラートのポリマ
ー; − アクリルアミドのポリマー; − (メタ)アクリロニトリルのポリマー; − アセチルスチレン、カルボキシスチレン、クロロメ
チルスチレンのポリマー。
ウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリスルホン、
ポリスルホンアミド、アミローストリアセタートのよう
な炭水化物が挙げられる。
空粒子であっても良い。
粒子は、前述の非晶性物質から本質的に形成される。
粒子は、少なくとも前述の非晶性物質と、前記非晶性物
質とは異なる少なくとも一つのさらなる物質とを含み、
前記非晶性物質は、前記第二の一次固体粒子の表面また
は外皮を形成し、前記さらなる物質は、前記第二の一次
固体粒子の内部またはコアを形成する。
しくは45℃未満のガラス転移温度を有するさらなるポ
リマーであっても良い。
60℃以上のガラス転移温度を有する第一の非晶性物質
から形成される外側部分(つまり外皮)を含み、且つ6
0℃未満のガラス転移温度を有する内側部分(つまりコ
ア)を含むコア−シェル粒子であって良い。
晶性物質の含量は、非晶性物質の容量分画が、第二の一
次固体粒子の全容量の10容量%以上、好ましくは30
容量%以上であるようなものである。
μmの範囲、好ましくは20nmから1μmの範囲の平
均粒径を有して良い。
MER社により"JONCRYL(登録商標)SCX8082"、"JONCRYL(登
録商標)90"、AVECIA RESINS社により"NEOCRYL(登録商
標)XK52"、及びRHODIA CHIMIE社により"RHODOPAS(登録
商標)5051"の名称で販売されている、皮膜非形成性ポリ
マーの水性分散物を使用しても良い。
他の構成成分の存在下で、25℃で固体粒子の状態で存
在し、40℃以下の温度で合着しない、本発明に係る組
成物中に存在する全ての構成成分は、前述の定義に従っ
た第一の固体粒子または第二の固体粒子のいずれかであ
るとして考慮される。
クス、フィラー、前述の第二の一次固体粒子中に存在す
る非晶性物質とは異なるポリマーから選択される物質か
ら形成されても良い。
℃で固体粒子の形態で存在する場合、これらの添加剤が
前述の対応する特徴を有していれば、前述の第一の固体
粒子または第二の固体粒子のいずれかであると考慮され
る。
着性ポリマーは、固体粒子の形態で存在しても良い。こ
の場合、これらの粒子は、もしこのポリマーが前述の対
応する特徴を有するのであれば、前述のような固体粒子
として考慮される。
の固体粒子、または適切な場合には第一と第二の固体粒
子は、第一の固体粒子、または適切な場合には第一と第
二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分画の全
容量の50%以上であるような量で存在し、これは全て
の第一の粒子、または適切な場合には第一と第二の粒子
の全体の容量が、組成物の非揮発性分画の全容量の少な
くとも50%を占める(特に50%から99%の範囲で
ある)ことを意味する。
は適切な場合には第一の固体粒子と第二の固体粒子の容
量分画」は、組成物の非揮発性分画の全ての化合物の全
容量に対する、組成物の非揮発性分画中に存在する全て
の第一の固体粒子の容量のパーセンテージ、または適切
な場合には、全ての第一の固体粒子と全ての第二の固体
粒子の全容量のパーセンテージを意味するように解され
る。
たは適切な場合には第一の固体粒子と第二の固体粒子の
容量分画は、組成物の非揮発性分画の全容量の60%以
上(特に60%から99%の範囲)、好ましくは70%
以上(特に70%から95%の範囲)である。
子の容量分画(VF)は、組成物の非揮発性分画の全容
量V’で除算した、前記粒子の全容量Vのパーセンテー
ジに等しい。
した、組成物中の前記固体粒子の質量mに等しい。前記
密度は、以下に記載される方法に従って計算される。
成物中に存在する各非揮発性構成成分の容量を足し算す
ることによって計算される。
む場合、第一の固体粒子の容量分画が、第一と第二の固
体粒子の全容量分画の10%以上、特に10%から10
0%の範囲、有利には20%以上、特に20%から10
0%の範囲、好ましくは30%以上、特に30%から1
00%の範囲、より好ましくは40%以上、特に40%
から100%の範囲、さらにより好ましくは50%以
上、特に50%から100%の範囲であるような量で、
第一の粒子が組成物中に存在する。
を含む場合、前記第一の固体粒子と、前記第二の一次固
体粒子の容量分画が、第一と第二の固体粒子の全容量の
10.05%以上(特に10.05%から100%の範
囲)、有利には20.05%以上(特に20.05%か
ら100%の範囲)、好ましくは30.05%以上(特
に30.05%から100%の範囲)、より好ましくは
40.05%以上(特に40.05%から100%の範
囲)、さらにより好ましくは50%以上(特に50%か
ら100%の範囲)である。
媒は、水、揮発性有機溶媒及び下記の揮発性油、及びそ
れらの混合物から選択してもよい。
される、用語、「ケラチン性物質に接着可能なポリマ
ー」は、ケラチン性物質と前記ポリマーの接触の間で、
睫毛、髪または皮膚、好ましくは睫毛のようなケラチン
性繊維様のケラチン性物質に接着を維持することができ
るポリマーを意味するように解される。そのような接着
性ポリマーは実際、ケラチン性物質に沈着を形成する良
好な能力を有し、後者に接着を維持する。
以下の温度で皮膜形成するポリマーであっても良い。本
願において、用語、「皮膜形成するポリマー」は、それ
自体でまたは皮膜形成助剤の存在下で、支持体、特にケ
ラチン性物質に接着する連続した沈着、特に皮膜を形成
可能なポリマーを意味するように解される。
リマーは、組成物の水相に固体粒子の形態で可溶化また
は分散したポリマー、あるいは別法として、液体脂肪相
に固体粒子の形態で可溶化または分散したポリマーであ
っても良い。前記組成物は、これらのポリマーの混合物
を含んでもよい。接着性ポリマーが固体粒子の形態で存
在する場合、これらの粒子は、5nmから10μmの範
囲、特に5nmから5μmの範囲、有利には5nmから
600nmの範囲、好ましくは20nmから300nm
の範囲の平均粒径を有しても良い。
て0.1から50重量%、好ましくは0.5から40重
量%、より好ましくは1から30重量%の範囲の乾燥物
質含量で、本発明に係る組成物中に存在しても良い。
ーの中では、フリーラジカルタイプまたは重縮合物タイ
プの合成ポリマー、天然起源のポリマー、及びそれらの
混合物が挙げられる。
モノマーがホモ重合可能である(重縮合とは対照的
に)、エチレン性不飽和を有するモノマーの重合によっ
て得られるポリマーを意味するように解される。
ビニルポリマーまたはコポリマー、特にアクリルポリマ
ーであっても良い。
基を有するエチレン性不飽和のモノマー、及び/または
これらの酸性モノマーのエステル、及び/またはこれら
の酸性モノマーのアミドの重合から生じても良い。
酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、またはイ
タコン酸のようなα,β-エチレン性不飽和カルボン酸を
使用しても良い。
リル酸のエステル((メタ)アクリラートとも呼ばれ
る)から選択することが有利であり、特にアルキル(メ
タ)アクリラート、特にC1−C30、好ましくはC1
−C20のアルキル(メタ)アクリラート、アリール
(メタ)アクリラート、特にC6−C10アリール(メ
タ)アクリラート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
ラート、特にC2−C6ヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリラートから選択することが有利である。
チルメタクリラート、エチルメタクリラート、ブチルメ
タクリラート、イソブチルメタクリラート、2−エチル
ヘキシルメタクリラート、ラウリルメタクリラート、及
びシクロヘキシルメタクリラートを挙げることができ
る。
の中で、ヒドロキシエチルアクリラート、2−ヒドロキ
シプロピルアクリラート、ヒドロキシエチルメタクリラ
ート、及び2−ヒドロキシプロピルメタクリラートを挙
げることができる。
ンジルアクリラート及びフェニルアクリラートを挙げる
ことができる。
ルは、アルキル(メタ)アクリラートである。
は、フッ素化アルキル又はペルフルオロアルキルのいず
れかでもよく、すなわち、アルキル基の水素原子の一部
又は全部がフッ素原子で置換されているものでもよい。
(メタ)アクリルアミドを挙げることができ、特にN−
アルキル(メタ)アクリルアミド、特にC2−C12ア
ルキルの(メタ)アクリルアミドを挙げることができ
る。N−アルキル(メタ)アクリルアミドの中では、N
−エチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミ
ド、N−t−オクチルアクリルアミド、及びN−ウンデ
シルアクリルアミドを挙げることができる。
レンモノマーから選ばれるモノマーのホモ重合又は共重
合から生成するものでもよい。特に、これらのモノマー
は、上述したような、酸性モノマー及び/又はそれらの
エステル及び/又はそれらのアミドと重合することがで
きる。
ル、ネオデカン酸ビニル、ピバル酸ビニル、安息香酸ビ
ニル、及びt−ブチル安息香酸ビニルを挙げることがで
きる。
α−メチルスチレンを挙げることができる。
テゴリー(シリコーン鎖変性モノマーを含む)に属す
る、当業者に周知のいずれのモノマーも使用することが
可能である。
テル、ポリエステルアミド、ポリアミド、及びエポキシ
エステル樹脂及びポリウレアを挙げることができる。
性、非イオン性、又は両性ポリウレタン、ポリウレタン
アクリル酸、ポリウレタン−ポリビニルピロリドン、ポ
リエステル−ポリウレタン、ポリエーテル−ポリウレタ
ン、ポリウレア、ポリウレア−ポリウレタン及びそれら
の混合物から選択することができる。
ン酸とポリオール、特にジオールとの重縮合により得る
ことができる。
香族でもよい。そのような酸の例としては、シュウ酸、
マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、ピメリン酸、2,2−ジメチルグルタル
酸、アゼライン酸、スベリン酸、セバシン酸、フマル
酸、マレイン酸、イタコン酸、フタル酸、ドデカン二
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、2,5−ノルボランジカルボン酸、ジグリコール
酸、チオジプロピオン酸、2,5−ナフタレンジカルボ
ン酸、及び2,6−ナフタレンジカルボン酸を挙げるこ
とができる。これらのジカルボン酸モノマーは、単独で
も、少なくとも2以上のジカルボン酸モノマーの組み合
わせでも用いることができる。これらのモノマーの中
で、フタル酸、イソフタル酸、及びテレフタル酸が好ま
しく選択される。
ジオールから選ばれることができる。好ましく用いられ
るジオールは、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、シクロヘキサンジメタノール及び4−ブタンジオ
ールから選ばれることができる。他のポリオールとして
は、グリセロール、ペンタエリトリトール、ソルビトー
ル、トリメチロールプロパンを用いることができる。
様の方法で、二酸とジアミン又はアミノアルコールとの
重縮合により得ることができる。ジアミンとしては、エ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、メタ−、又
はパラ−フェニレンジアミンを用いることができる。ア
ミノアルコールとしては、モノエタノールアミンを用い
ることができる。
−SO3M基(Mは水素原子、アンモニウムイオンNH
4 +、又はアルカリイオン、アルカリ土類イオン又は金
属イオンを表し、例えばNa+、Li+、K+、Mg
2+、Ca2+、Cu2+、Fe2+、又はFe3+イ
オンを表す。)を保有する少なくとも一のモノマーを含
むことができる。特に、そのような−SO3M基を含む
二官能性芳香族モノマーも用いることができる。
官能性芳香族モノマーの芳香環は、例えば、ベンゼン、
ナフタレン、アントラセン、ジフェニル、オキシジフェ
ニル、スルホニルジフェニル及びメチレンジフェニル環
から選ばれることができる。さらに−SO3M基を保有
する二官能性芳香族モノマーの例としては、スルホイソ
フタル酸、スルホテレフタル酸、スルホフタル酸、4−
スルホナフタレン−2,7−ジカルボン酸を挙げること
ができる。
ースのコポリマーの使用、特に、ジエチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸及びス
ルホイソフタル酸の縮合により得られたコポリマーの使
用は、好ましい。そのようなポリマーは、例えば、商品
名Eastman AQ(登録商標)で、Eastman Chemical Product
s社より市販されている。
マーは、セラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマル、
エレミス、コパール、セルロース系ポリマー及びそれら
の混合物から選択することができる。
ば、接着性ポリマーは、水性分散液中の固体粒子の形状
で存在することができ、ラテックス又はシュードラテッ
クスとして知られているものである。これらの分散液を
調製する技術は、当業者には周知のものである。
ECIA-NEORESINS 社より商品名NEOCRYL XK-90(登録商
標)、NEOCRYL A-1070(登録商標)、NEOCRYL A-1090
(登録商標)、NEOCRYL BT-62(登録商標)、NEOCRYL A
-1079(登録商標)、NEOCRYL A-523(登録商標)で市販
されているアクリル酸分散液、DOW CHEMICAL社より商品
名DOW LATEX 432(登録商標)で市販されているアクリ
ル酸分散液、DAITO KASEY KOGYO社によりDAITOSOL 5000
AD(登録商標)で市販されているアクリル酸分散液、又
は、AVECIA-NEORESINS社によりNEOREZ R-981(登録商
標)、NEOREZ R-974(登録商標)の名で市販されている
ポリウレタンの水性分散液、GOODRICH社によりAVALURE
UR-405(登録商標)、AVALURE UR-410(登録商標)、AV
ALURE UR-425(登録商標)、AVALURE UR-450(登録商
標)、SANCURE 875(登録商標)、SANCURE861(登録商
標)、SANCURE 878(登録商標)、SANCURE 2060(登録
商標)の名で市販されているポリウレタンの水性分散
液、BAYER社によりIMPRANIL 85(登録商標)の名で市販
されているポリウレタンの水性分散液、HYDROMER社より
AQUAMERE H-1511(登録商標)の名で市販されているポ
リウレタンの水性分散液を用いることができる。
リウレタン、ポリウレア、ポリエステル、ポリエステル
アミド及び/又はアルキッドからなる群より選ばれる、
少なくとも一のポリマーのあらかじめ存在した粒子の、
内部及び/又は表面の一部に、一以上のフリーラジカル
モノマーのフリーラジカル重合から得られるポリマーの
分散液も用いることができる。これらのポリマーは一般
的にハイブリッドポリマーと称される。
よれば、接着性ポリマーは、水溶性ポリマーでもよく、
したがって、溶解した形状の組成物の水性相中に存在す
る。特に皮膜形成性の水溶性ポリマーの例としては、以
下のものを挙げることができる。 −タンパク質、例えば、植物由来のタンパク質、例えば
小麦又は大豆タンパク質;動物由来のタンパク質、例え
ばケラチン、例えばケラチン加水分解物及びスルホン酸
ケラチン; −キチン又はキトサンのアニオン性、カチオン性、両性
又は非イオン性ポリマー; −セルロースポリマー、例えばヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロー
ス、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、及びセルロースの4級化誘導体; −アクリルポリマー又はコポリマー、例えばポリアクリ
ラート又はポリメタクリラート; −ビニルポリマー、例えばポリビニルピロリドン、メチ
ルビニルエーテルと無水マレイン酸のコポリマー、ビニ
リアセタートとクロトン酸のコポリマー、ビニルピロリ
ドンとビニルアセタートのコポリマー;ビニルピロリド
ンとカプロラクタムのコポリマー;ポリビニルアルコー
ル; −天然由来の任意に変性されたポリマー、例えば ・アラビアゴム、グアーゴム、キサンタン誘導体、カラ
ヤゴム; ・アルギナート及びカラギーナン; ・グリコアミノグリカン、ヒアルロン酸及びその誘導
体; ・セラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマル、エレミ
ス、コパール; ・デオキシリボ核酸; ・ムコ多糖、例えばヒアルロン酸、コンドロイチン硫
酸、及びそれらの混合物。
例によれば、接着性ポリマーが、組成物の水性相(水性
媒体)中に分散した液状脂肪相に存在し、液体脂肪相
は、上述したような油又は有機溶媒を含む。「液体脂肪
相」なる表現は、本発明の文脈では、室温(25℃)か
つ大気圧(760mmHg、すなわち105Pa)で、
液体である脂肪相であって、一般的に互いに混和性の、
室温で液体である一以上の脂肪物質(油とも称される)
からなる脂肪相を意味する。
任意に、非揮発性油との混合物の形態で含み、その油
は、以下に引用される油から選ばれることができる。
ば、接着性ポリマーは、液体脂肪相中に分散した表面安
定化粒子の形態で、存在することができる。
EP−A−749747に記載されたようにして製造す
ることができる。
定化され、安定化剤は、ブロックポリマー、グラフトポ
リマー及び/又はランダムポリマーの単独又はそれらの
組み合わせでもよい。
膜形成性ポリマーの分散は、特に文献EP−A−749
746、EP−A−923928、EP−A−9300
60に記載されており、これらの内容は、本願明細書に
参照として取りこまれる。
マー粒子のサイズは、5nm乃至10μmの範囲、特に
5nm乃至5μmの範囲、有利には5nm乃至600n
mの範囲、好ましくは20nm乃至300nmの範囲と
することができる。
ば、接着性ポリマーは、液体脂肪相中に、溶解化するこ
とができる。そして皮膜形成性ポリマーは、脂肪溶解性
ポリマーと称される。
エステル(ビニル基が、エステル基の酸素原子に直接結
合しており、ビニルエステルはエステル基のカルボニル
に結合した1乃至19の炭素原子の直鎖状又は分枝状の
飽和炭化水素基を有する)と、ビニルエステル(すでに
存在するビニルエステルとは異なるもの)、α−オレフ
ィン(8乃至29炭素原子を有する)、アルキルビニル
エーテル(ここでアルキル基は2乃至18炭素原子を含
む)、又はアリル又はメタリルエステル(1乃至19炭
素原子の直鎖又は分枝状飽和炭化水素基を有し、エステ
ル基のカルボニルに結合している)でも良い少なくとも
一の他のモノマーとのコポリマーを挙げることができ
る。
架橋していても良く、その標的はビニルタイプまたはア
リル又はメタリルタイプのいずれもよく、例えばテトラ
アリルオキシエタン、ジビニルベンゼン、ジビニルオク
タンジオアート、ジビニルドデカンジオアート、及びジ
ビニルオクタデカンジオアートでもよい。
コポリマーを挙げることができる。ビニルアセタート/
アリルステアラート、ビニルアセタート/ビニルラウラ
ート、ビニルアセタート/ビニルステアラート、ビニル
アセタート/オクタデセン、ビニルアセタート/オクタ
デシルビニルエーテル、ビニルプロピオナート/アリル
ラウラート、ビニルプロピオナート/ビニルラウラー
ト、ビニルステアラート/1−オクタデセン、ビニルア
セタート/1−ドデセン、ビニルステアラート/エチル
ビニルエーテル、ビニルプロピオナート/セチルビニル
エーテル、ビニルステアラート/アリルアセタート、ビ
ニル2,2−ジメチルオクタノアート/ビニルラウラー
ト、アリル2,2−ジメチルペンタノアート/ビニルラ
ウラート、ビニルジメチルプロピオナート/ビニルステ
アラート、アリルジメチルプロピオナート/ビニルステ
アラート、ビニルプロピオナート/ビニルステアラー
ト、0.2%ジビニルベンゼンで架橋されているもの、
ビニルジメチルプロピオナート/ビニルラウラート、
0.2%ジビニルベンゼンで架橋されているもの、ビニ
ルアセタート/オクタデシルビニルエーテル、0.2%
テトラアリルオキシエタンで架橋されているもの、ビニ
ルアセタート/アリルステアラート、0.2%ジビニル
ベンゼンで架橋されているもの、0.2%ジビニルベン
ゼンで架橋されているビニルアセタート/1−オクタデ
セン、0.2%ジビニルベンゼンで架橋されているアリ
ルプロピオナート/アリルステアラート。
ホモポリマー、特に9乃至22の炭素原子を有するビニ
ルエステル、又はアルキル(アルキル基は10乃至20
炭素原子を有する)アルキラート又はメタアクリラート
のホモ重合から得られるものが挙げられる。
は、ポリビニルステアラート、ジビニルベンゼンを用い
て架橋されたポリビニルステアラート、ジアリルエーテ
ル又はジアリルフタラート、ポリステアリル(メタ)ア
クリラート、ポリビニルラウラート、ポリラウリル(メ
タ)アクリラートから選ばれることができ、これらのポ
リ(メタ)アクリラートは、エチレングリコール又はテ
トラエチレングリコールジメタクリラートを用いて架橋
されていても良い。
ーは、知られており、特に、特許出願FR−A−223
2303に記載されている。それらは、2000乃至5
00,000の範囲、好ましくは4000乃至200,
000の範囲の重量平均分子量を有していても良い。
性ポリマーとしては、ポリアルキレン、特にC2−C
20アルケン、例えばポリブテン、飽和又は不飽和の、
直鎖状又は分枝状の、C1−C8アルキル基を有するア
ルキルセルロース、例えばエチルセルロース、プロピル
セルロース、のコポリマー、ビニルピロリドン(VP)
のコポリマー、特にビニルピロリドンとC2乃至C40
の、より好ましくは、C 3乃至C20のアルケンのコポ
リマーを挙げることができる。本発明に用いられるVP
コポリマーの例としては、VP/ビニルアセタート、V
P/エチルメタクリラート、ブチル化ポリビニルピロリ
ドン(PVP)、VP/エチルメタクリラート/メタク
リル酸、VP/エイコセン、VP/ヘキサデセン、VP
/トリアコンテン(triacontene)、VP/スチレン及
びVP/アクリル酸/ラウリルメタクリラートコポリマ
ーを挙げることができる。
ともに、皮膜の形成を促進する皮膜形成助剤を含むこと
ができる。そのような皮膜形成剤は、所望の機能を達成
することができることが当業者に知られているすべての
化合物から選ばれることができ、特に可塑化剤および合
着剤から選ばれることができる。
ば、接着性ポリマーは、沈着、特に皮膜を形成すること
ができ、水中に7%の濃度で、40%の相対湿度におい
て30℃にて1%を超える、好ましくは1.2%を超え
る、さらに好ましくは1.5%を超える単離された角質
層の収縮力を生成することができる、ポリマーでもよ
い。この収縮力は、下記の方法にしたがって伸長計を用
いて測定される。
性有機化合物、またはそれらの混合物から選択すること
ができる。
ば、組成物は、組成物中の連続相となることができる水
性相を構成する水性媒体を含む。
水からなることができる。それは水と水混和性有機溶媒
(水とともに、25℃で見た目に透明な均一な混合物を
形成することができる溶媒)との混合物を含むことがで
き、例えば、1乃至5炭素原子を有する低級モノアルコ
ール、例えばエタノール、イソプロパノール、グリコー
ル、2乃至8の炭素原子を有するグリコール、例えばプ
ロピレングリコール、エチレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、C3−C
4ケトン、C2−C4アルデヒドと、水との混合物を含
むこともできる。
は、組成物の全重量に対して、0.1乃至98重量%、
好ましくは1乃至80重量%、より好ましくは5乃至6
5重量%の範囲の量で、存在することができる。
れば、組成物は、特に脂肪相、特に連続脂肪相を形成す
ることができる少なくとも一の揮発性有機溶媒または油
を含むことができる。組成物は、無水組成物でもよい。
は、本発明の文脈において、室温かつ大気圧で蒸気圧が
0でない、特に10−2乃至300mmHg(1.33
Pa乃至40000Pa)、好ましくは0.3mmHg
(40Pa)より大きく、室温で液体である揮発性化粧
品油及び有機溶媒を意味するものと理解される。「非揮
発性油」なる表現は、蒸気圧が10−2mmHg(1.
33Pa)未満である油を意味するものと理解される。
油、フッ素化油、又はそれらの混合物とすることができ
る。
素原子を含み、任意に酸素、窒素、硫黄、リン原子を含
む油を意味するものと理解することができる。揮発性炭
化水素油は、8乃至16炭素原子を有する炭化水素油、
特に分枝C8−C16アルカン、例えば石油由来のC8
−C16イソアルカン(イソパラフィンとも称され
る)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6−ペン
タメチルヘプタンとも称される)、イソデカン、イソヘ
キサデカン、例えば、商標名Isopars'又はPermetylsで
市販されている油、C8−C16分枝状エステル、イソ
ヘキシルネオペンタノアート、及びその混合物から選ば
れる。他の揮発性炭化水素油、例えば石油蒸留物、特に
SHELL社によりShell Soltの名で市販されているものも
用いることができる。好ましくは、揮発性溶媒は、8乃
至16炭素原子を有する揮発性炭化水素油とその混合物
から選ばれる。
えば、揮発性直鎖状又は環状シリコーン油、特に8セン
チストークス(8×10−6m2/s)以下の粘度を有
し、特に2乃至7のケイ素原子を有するものも用いるこ
とができ、これらのシリコーンは任意に、1乃至10炭
素原子を有するアルキル又はアルコキシ基を含むもので
ある。本発明に用いられることができる揮発性シリコー
ン油としては、特にオクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチル
シクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシ
ロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキ
サメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、
デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロ
キサン及びその混合物を挙げることができる。
ロメチルクロペンタンまたは1,1,1,2,2,3,
4,5,5,5−デカフルオロペンタンを用いることが
できる。
の全重量に対して、0.1乃至98重量%、好ましくは
1乃至65重量%、より好ましくは5乃至65重量%の
範囲の量で、存在することができる。
又はシリコーン及び/又はフッ素化油から選ばれる、少
なくとも一の非揮発性油を含むこともできる。
ルのエステルから成るトリグリセリドで、その中の脂肪
酸は、C4乃至C24の種々の長さの鎖を有することが
でき、後者は直鎖状又は分枝状、飽和又は不飽和とする
ことができ、これらの油は特に、小麦胚芽油、ヒマワリ
油、グレープシード油、ゴマ油、トウモロコシ油、アプ
リコット油、ヒマシ油、カリテ油、アボカド油、オリー
ブ油、大豆油、スイートアーモンド油、ヤシ油、レープ
シード油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカデミア油、
ホホバ油、ルーサン(アルファルファ)油、ポピーシー
ド油、パンプキンシード油、ゴマ油、ヒョウタン油、レ
ープシード油、クロフサスグリ種油、メマツヨイグサ
油、アワ(millet)油、オオムギ油、キノア油、ライ
油、サフラワー油、ククイノキ油、パッションフラワー
油、ローズマスカット油、またはカプリル酸/カプリン
酸のトリグリセリド、例えばStearineries Dubois社に
より市販されているもの、または商品名Miglyol 810、8
12および818で、Dynamit Nobel社によって市販されてい
るもの、 - 10乃至40の炭素原子を有する合成エーテル; - 鉱物又は合成起源の直鎖状又は分枝状炭化水素、例え
ばワセリン、ポリデセン、水素化ポリイソブテン(例え
ばパーリーム)、スクアラン、及びそれらの混合物; - 式R1COOR2の油などの合成エステル、(R
1は、1乃至40の炭素原子を含む直鎖状又は分枝状脂
肪酸残基を表し、R2は炭化水素鎖、特に分枝状炭化水
素鎖で1乃至40炭素原子を含むもので、R1+R2が
10以上であるもの、例えばPurcellin油(オクタン酸
ケトステアリル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミ
チン酸イソプロピル、C12乃至C15のアルコールベ
ンゾアート、ヘキシルラウラート、ジイソプロピルアジ
パート、イソノニルイソノナノアート、2−エチルヘキ
シルパルミタート、アルコール又はポリアルコールのイ
ソステアラート、オクタノアート、デカノアート又は、
リシノーレアート、例えばプロピレングリコールジオク
タノアート;ヒドロキシル化エステル、例えば乳酸イソ
ステアリル、リンゴ酸ジイソステアリル;及びペンタエ
リトリトールのエステル; -12乃至26炭素原子を有する分枝状及び/又は不飽
和炭素鎖を含み、室温で液体の脂肪アルコール、例えば
オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オ
レイルアルコール、2−ヘキシルデカノール、2−ブチ
ルオクタノール、2−ウンデシルペンタデカノール; - 高級脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸、リノレ
ン酸; −「CETIOL CC」の名でCOGNIS社より市販されているジ
カプリリルカーボナート;及びそれらの混合物を挙げる
ことができる。
きる非揮発性のシリコーン油は、非揮発性のポリジメチ
ルシロキサン(PDMS)、ペンダントおよび/またはシリ
コーン鎖末端に、アルキル又はアルコキシ基を含むポリ
ジメチルシロキサンで、各基は2乃至24炭素原子を含
むもの、フェニル化されたシリコーン、例えばフェニル
トリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリ
メチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメ
チコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサ
ン、(2−フェニルエチル)トリメチルシロキシシリカ
ートであってもよい。
は、特に、フッ素化シリコーン油、フッ素化ポリエーテ
ル、文献EP-A-847752にて記載されたフッ素化シリコー
ンである。
成物の全重量に対して、0.1重量%から50重量%ま
で、好ましくは0.1重量%から30重量%まで、より
好ましくは0.1重量%から20重量%までの範囲の量
で存在してもよい。
スを含むこともできる。用語、「ワックス」は、本発明
の概念内で、30℃から99℃まで、好ましくは45℃
から99℃までの範囲の融点を有する、可逆的な固体/
液体の状態変化を有する、室温(25℃)で大気圧(7
60mmHg、即ち105Pa)で固体である脂溶性脂
肪化合物を意味するように解される。
よって、それを油と混和させ、顕微鏡的に均一な混合物
を形成することが可能であるが、その混合物の温度を室
温に戻すと、混合物の油中のワックスの再結晶化が得ら
れる。
ER社によりDSC 30の名称で販売されている熱量計といっ
た示差走査熱量計を使用して、1分あたり5または10
℃の温度の上昇で測定された融解のピークに対応する。
品及び皮膚科の分野で通常用いられるものである。特
に、蜜蝋、ラノリンワックス、白ロウ、ライスワック
ス、カルナウバワックス、カンデリラワックス、オーキ
ュリーワックス、サトウキビワックス、もくろう、スマ
ックワックス;モンタンワックス、ミクロクリスタリン
ワックス、パラフィンワックス、オゾケライト、セレシ
ンワックス、リグナイトワックス、ポリエチレンワック
ス、フィッシャートロプシュ合成で得られるワックス、
脂肪酸エステル、40℃、より好ましくは55℃以上で
凝固するグリセリドを挙げることができる。
動物又は植物油由来の触媒水素化により得られるワック
スを挙げることができる。これらの中で、特に、水素化
ホホバ油、水素化ヒマワリ油、水素化ヒマシ油、水素化
コプラ油、及び水素化ラノリン油を挙げることができ
る。
も挙げることができる。
媒体中に、粒子の形態で、分散することができる。これ
らの粒子は50nm乃至50μmの範囲の、好ましくは
50nm乃至10μmの範囲の平均径を有することがで
きる。
ションの形態で存在することができ、平均径1μm乃至
50μm、好ましくは1μm乃至10μmの範囲の粒子
の形態であることができる。
ワックスは、ワックスミクロ分散物の形態で存在するこ
とができ、平均径1μm未満、特に50nm乃至500
nmの範囲の粒子の形態であることができる。ワックス
のミクロ分散物は文献EP−−557196及びEP−
A−1048282に記載されている。
の全重量に対して、0.1乃至50重量%、好ましくは
0.5乃至30重量%、より好ましくは1乃至20重量
%の範囲の量で存在することができる。
とができ、特に、組成物の全重量に対して2から30重
量%まで、より好ましくは5から15重量%の範囲の量
で存在することができる。これらの界面活性剤は、アニ
オン性又は非アニオン性の界面活性剤から選ばれていて
もよい。界面活性剤の特性と機能(乳化剤)の定義につ
いては、文献「Encyclopedia of Chemical Technology
(KIRK-OTHMER)」(第22巻)、p. 333-432、第3版、19
79、WILEY、特に、アニオン性及び非イオン性の界面活
性剤については、このp.347-377を参照することができ
る。
る界面活性剤は、以下のものから選ばれる: - 非イオン性界面活性剤:脂肪酸、脂肪アルコール、ポ
リエトキシル化、又はポリグリセロール化脂肪アルコー
ル、例えばポリエトキシル化ステアリル又はセチルステ
アリルアルコール、脂肪酸とスクロースのエステル、ア
ルキルグルコースのエステル、特に、C1-C6アルキルグ
ルコースのポリオキシエチレン化脂肪エステル、および
それらの混合物; - アニオン性界面活性剤:アミン、アンモニア水又はア
ルカリ塩及びそれらの混合物で中和したC16−C30
脂肪酸;「STRUCTURE 2001」の名の下にNationalStarch
社によって販売される30重量%での水性分散液として
の、オキシエチレン化アクリル酸/イタコン酸モノステ
アリルのコポリマー(20EO)、「STRUCTURE 3001」の名
の下にNational Starch社によって販売される30重量%で
の水性分散液としての、エトキシル化アクリル酸/イタ
コン酸モノセチルのコポリマー(20EO)。
型エマルションを生成させるのに用いられるものが好ま
しい。
ば粉末状の着色物質)、脂溶性着色剤、水溶性着色剤な
どを含むことができる。この着色物質は、組成物の全重
量に対して、0.01乃至50重量%、好ましくは0.
01乃至30重量%の範囲の量で存在することができ
る。
ら選択されてもよい。
無機及び/又は有機でもよく、被覆又はそうでないもの
でもよい。無機顔料の中では、二酸化チタン、任意に表
面処理されたもの、酸化ジルコニウム、亜鉛、または、
セリウム、並びに酸化鉄又は酸化クロム、マンガンバイ
オレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物、フェ
リックブルーを挙げることができる。有機顔料の中で
は、カーボンブラック、D及びC型の顔料、およびカルミ
ン、バリウム、ストロンチウム、カルシウムまたはアル
ミニウムベースのラッカーを挙げることができる。
シクロリドで被覆されたマイカなどの白色真珠光沢顔
料、酸化鉄で着色されたマイカチタン、特にフェリック
ブルーまたは酸化クロムで着色されたマイカチタン、上
記タイプの有機顔料で着色されたマイカチタンなどの着
色真珠光沢顔料、並びにビスマスオキシクロリドベース
の真珠光沢剤顔料から選ばれることができる。
ド、D&Cレッド 17、D&Cグリーン6、β-カロテ
ン、大豆油、スーダンブラウン、D&Cイエロー 11、
D&Cバイオレット 2、D&Cオレンジ5、キノリンイ
エロー、アナートである。水溶性の着色剤は、例えばテ
ンサイジュース、及びメチレンブルーである。
て、従来は、使われるいかなる添加物も含むことがで
き、例えば抗酸化剤、フィラー、防腐剤、香料、中和
剤、増粘剤、合着剤、可塑剤、化粧品または皮膚科活性
剤、例えば、エモリエント、保湿剤、ビタミン、サンス
クリーンおよびそれの混合物を含むことができる。これ
らの添加物は、組成物の全重量に対して、0.01乃至20
重量%の量、より好ましくは0.01乃至10重量%の
量で存在することができる(存在する場合)。
油中水型エマルション、水中ワックス型分散物の形態で
提供されることができる。あるいは、無水組成物として
もよい。
加により本発明の組成物の有利な特性が損なわれない、
又は実質的に損なわれないようにして、添加の可能性の
ある添加剤とその量を選択するであろう。
に一般的に用いられる周知の方法により製造することが
できる。
b)の組成物: a)組成物全重量に対して、10重量%のイソドデカ
ン、40重量%のイソヘキサデカン、19重量%のポリ
エチレンパウダー、1重量%のヘクトライト、10重量
%の黒酸化鉄を含む組成物、 a)組成物全重量に対して、35重量%のイソドデカ
ン、15重量%のイソヘキサデカン、10重量%のポリ
エチレンパウダー、10重量%の黒酸化鉄を含む組成
物、を除くものである。
の見かけ密度は、Gay-Lussac比重瓶を使用して測定され
る。
測定は自動温度調節室において25℃(±0.5°C)で実行
される。密度dを有する2つの対照液、脱イオン水(d =
1000 kg/m3)およびヘプタン(d = 683.7kg/m3)も用
いられる。固体粒子の密度は、各液体の対照液について
測定される。
れる製品が、25℃の温度で置かれる。下記に記載され
る質量は、キログラムで表されたものである。
を入れないようにしながら、比重瓶は用いられる対照液
で完全に満たされる。満たした比重瓶の質量M1を測定す
る。
れる密度d2を有する、質量M2の物質の混合物がつい
で調製される。混合物を攪拌し、そして、攪拌を終止す
る直前に、比重瓶をこの混合物で満たし、満たした比重
瓶の質量M4を測定する。比重瓶に存在する混合物の質量
M4−M0をついで測定する。
で、以下の関係を定めることが可能である: (M1-M0)/d=(M2/d2+M3/d)×(M4-M0)/(M2+M3)
体粒子の密度d2の値を計算することを可能にする。固体
粒子の密度の値は、したがって、各々の対照液について
決定される。本発明によれば、最も高い値(蒸留水で測
定した密度およびヘプタンで測定した密度の中で)が、
固体粒子の容量分画の決定のための密度の値として選ば
れる。
は、処理の前と処理の後に、単離した角質層の試験片の
長さを測定し、試験片の収縮力パーセンテージを測定す
ることである。
μmの範囲の厚さを有する角質の試験片を用いて、DIAS
TRON社により市販されている伸長計 MTT 610に配置す
る。
℃、相対湿度40%の雰囲気中に12時間放置する。
さまで、2mm/分の速度で引っ張り、試験片が顎部に力を
加え始める長さl1を装置により検出して測定する。
リマーを含む水性組成物2mgを角質に適用する。組成
物から水が完全に蒸発した後、試験片を上記と同じ条件
で引っ張り、処理した試験片について長さl2を測定す
る。
l1)/l1の比により決定される。
される。
る本発明(例1)のマスカラを調製した。 - 黒酸化鉄(BASFからのSicovit black 85E172) 35g - プロピレングリコール 5g - ヒドロキシエチルセルロース(AmercholからのCellos
ize QP4400M)1g - 水 100gとする量
分画の全容量に対して54%の固体粒子(黒酸化鉄)の
容量分画を含み、かつ固体粒子の100%が本発明で定
義された第一の粒子である。
スカラを調製した。 - 黒酸化鉄(BASFからのSicovit black 85E172) 5g - プロピレングリコール 5g - ヒドロキシエチルセルロース(AmercholからのCellos
ize QP4400M)1g - 水 100gとする量
分画の全容量に対して14.3%の固体粒子(黒酸化
鉄)の容量分画を含み、かつ固体粒子の100%が本発
明で定義された第一の粒子である。
以下のプロトコールに従って測定した。
15mmの長さの15の髪束を含むコーカソイドの髪の試験片
を用いた。試験片の上部が試験片により形成される弧の
内側に対応し、試験片の下部が試験片により形成される
弧の外側に対応するようにして、これらを支持体に取り
つけた。
Macrozoom Navitarを用いてデジタル側面写真を撮るこ
とによって測定した。
シを用いて、各試験片に適用した。10回のブラシ通し
を3回連続して行ない、各10回の通しの間に2分間の
待ち時間を置いた。
に、メイクアップした髪の試験片の写真を撮った。
ムで行ない、メイクアップ前の髪束の湾曲の平均半径
(Rci)とメイクアップ後の髪の湾曲の平均半径(R
cf)を測定した。湾曲半径はミリメートルで測定し
た。
れる: R=1/Rci−1/Rcf
ルも大きい。
例2のマスカラの特性より優れていることが観察され
た。マスカラに存在する黒酸化鉄の固体粒子の量が多い
と、睫毛のカールを増大させることが可能である。
する本発明(例3)のマスカラを調製した。 - ナイロン(登録商標)−12パウダー(Atochemから
のOrgasol 2002) 30g - 黒酸化鉄(BASFからのSicovit black 85E172) 5g - プロピレングリコール 5g - ヒドロキシエチルセルロース(AmercholからのCellos
ize QP4400M)1g - 水 100gとする量
分画の全容量に対して90%の固体粒子(ナイロン(登
録商標)、黒酸化鉄)の容量分画を含み、かつ固体粒子
(ナイロン(登録商標)、黒酸化鉄)の100%が本発
明で定義された第一の粒子である。
スカラを調製した。 - カルナウバワックス 30g - 黒酸化鉄(BASFからのSicovit black 85E172) 5g - プロピレングリコール 5g - ヒドロキシエチルセルロース(AmercholからのCellos
ize QP4400M)1g - 界面活性剤(Brij 35) 3g - 水 100gとする量
ルナウバワックス、4gの「BRIJ 35」の名の下にUNICHEM
A社によって市販される、23のエチレンオキシド単位を
含む、ポリオキシエチレン化ラウリルアルコール界面活
性剤、及び56gの95℃に加熱した水とを95℃で、Ult
raturrax撹拌器を用いて攪拌しながら混合して、約30
0nmの平均粒径を有する水性ワックス分散物を得るこ
とにより、カルナウバワックスの水性分散物を最初に調
製した。
成分を含む補足的水性分画と混合した。
分画の全容量に対して、84%の固体粒子(カルナウバ
ワックス、黒酸化鉄)の容量分画を含み、かつ固体粒子
の3.3%(黒酸化鉄)が本発明で定義された第一の粒
子である。
がって、これらの2つのマスカラのカール特性を測定し
た。以下の結果が得られた: 例3(本発明):R=0.016mm-1 例4(本発明外):R=0.012mm-1
本発明に含まれない例4のマスカラの特性より優れてい
ることが観察された。カルナウバワックス粒子に代えて
ナイロン(登録商標)粒子が存在することは、睫毛のカ
ールを改善することを可能にする。
Claims (52)
- 【請求項1】 少なくとも一の揮発性溶媒を含む化粧品
的に許容可能な媒体に、 − ケラチン性物質に接着可能なポリマー、 − 25℃で固体である第一の結晶性または半結晶性物
質を含む第一の固体粒子であって、1次相転移、融解転
移または燃焼転移が100℃を超えるもの、 − 及び任意に、第一の物質と異なる第二の物質を含
み、40℃以下の温度で合着できない第二の固体粒子を
含む非揮発性分画を含む組成物であって、 第一の固体粒子の容量分画、または適切な場合には第一
の固体粒子と第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非
揮発性分画の全容量の50%以上であるような量で、第
一の固体粒子が、または適切な場合には第一の固体粒子
と第二の固体粒子が組成物中に存在し、 且つ適切な場合に、第一の固体粒子の容量分画が、第一
の固体粒子と第二の固体粒子の全容量の10%以上であ
る、ケラチン性繊維を被覆するための組成物。 - 【請求項2】 前記第一の結晶性または半結晶性物質
が、120℃より高い、好ましくは150℃より高い一
次相転移を有することを特徴とする、請求項1記載の組
成物。 - 【請求項3】 前記第一の物質が、10以上、好ましく
は10から7500の範囲のビッカース硬度を有するこ
とを特徴とする、請求項1または2記載の組成物。 - 【請求項4】 前記第一の物質が、200以上、好まし
くは200から7500の範囲のビッカース硬度を有す
ることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項記
載の組成物。 - 【請求項5】 前記第一の物質が、400以上、好まし
くは400から7500の範囲のビッカース硬度を有す
ることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項記
載の組成物。 - 【請求項6】 前記第一の物質が、シリカ、ガラス、ダ
イアモンド、銅、窒化ホウ素、セラミックス、マイカ、
金属酸化物、ポリアミド、及びそれらの混合物からなる
群から選択されることを特徴とする、請求項1から5の
いずれか一項記載の組成物。 - 【請求項7】 前記第一の物質が、酸化鉄から選択され
ることを特徴とする、請求項6記載の組成物。 - 【請求項8】 前記第一の固体粒子が、5nmから50
μmの範囲、好ましくは20nmから50μmの範囲の
平均径を有することを特徴とする、請求項1から7のい
ずれか一項記載の組成物。 - 【請求項9】 前記組成物が第一の固体粒子と第二の固
体粒子を含むことを特徴とする、請求項1から8のいず
れか一項記載の組成物。 - 【請求項10】 前記第二の固体粒子が、 − 60℃以上のガラス転移温度を有する非晶性物質を
含む、第二の一次固体粒子 − 前記第二の一次固体粒子と異なる、第二の二次固体
粒子 − 並びにそれらの混合物 から選択されることを特徴とする、請求項1から9のい
ずれか一項記載の組成物。 - 【請求項11】 前記第一の固体粒子、または適切な場
合には前記第一の固体粒子と第二の固体粒子の容量分画
が、組成物の非揮発性分画の全容量の50%から99%
の範囲であることを特徴とする、請求項1から10のい
ずれか一項記載の組成物。 - 【請求項12】 前記第一の固体粒子、または適切な場
合には前記第一の固体粒子と第二の固体粒子の容量分画
が、組成物の非揮発性分画の全容量の60%以上であ
り、好ましくは60%から99%の範囲であることを特
徴とする、請求項1から11のいずれか一項記載の組成
物。 - 【請求項13】 前記第一の固体粒子、または適切な場
合には前記第一の固体粒子と第二の固体粒子の容量分画
が、組成物の非揮発性分画の全容量の70%以上であ
り、好ましくは70%から95%の範囲であることを特
徴とする、請求項12記載の組成物。 - 【請求項14】 前記第一の固体粒子の容量分画が、第
一及び第二の固体粒子の全容量分画の20%以上であ
る、好ましくは20から100%の範囲であることを特
徴とする、請求項9から13のいずれか一項記載の組成
物。 - 【請求項15】 前記第一の固体粒子の容量分画が、第
一及び第二の固体粒子の全容量分画の30%以上であ
る、好ましくは30から100%の範囲であることを特
徴とする、請求項9から14のいずれか一項記載の組成
物。 - 【請求項16】 前記第二の固体粒子が、25℃で固体
で、60℃以上のガラス転移を示す非晶性物質を含む第
二の一次固体粒子を含むことを特徴とする、請求項9か
ら15のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項17】 前記第二の一次固体粒子が、80℃以
上の、好ましくは100℃以上のガラス転移温度を有す
る非晶性物質を含むことを特徴とする、請求項16記載
の組成物 - 【請求項18】 前記非晶性物質が、ポリマーであるこ
とを特徴とする、請求項16または17記載の組成物。 - 【請求項19】 前記非晶性物質が、フリーラジカルポ
リマー及び重縮合物から選択されるポリマーであること
を特徴とする、請求項16から18のいずれか一項記載
の組成物。 - 【請求項20】 前記非晶性物質が、エチレンポリマ
ー、プロピレンポリマー、アクリルポリマー、アクリル
アミドポリマー、(メタ)アクリロニトリルポリマー、
ポリカーボナート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリスルホン、ポリスルホンアミド、及び炭水
化物から選択されるポリマーであることを特徴とする、
請求項16から19のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項21】 前記第二の一次固体粒子が、10nm
から50μmの範囲、好ましくは20nmから1μmの
範囲の平均径を有することを特徴とする、請求項16か
ら20のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項22】 前記第一の固体粒子と前記第二の一次
固体粒子の容量分画が、第一及び第二の固体粒子の全容
量の10.05%以上であり、有利には20.05%以
上であり、好ましくは30.05%以上であり、より好
ましくは40.05%以上であり、さらに好ましくは5
0%以上であることを特徴とする、請求項16から21
のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項23】 前記第二の固体粒子が、第二の二次固
体粒子を含むことを特徴とする、請求項10から22の
いずれか一項記載の組成物。 - 【請求項24】 前記揮発性溶媒が、水、揮発性有機溶
媒、揮発性油、及びそれらの混合物より選ばれることを
特徴とする、請求項1から23のいずれか一項記載の組
成物。 - 【請求項25】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
マーが、ビニルポリマー、ポリウレタン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリウレア、及びセルロースポリマー
からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1
から24のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項26】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
マーが、40℃以下の温度で皮膜形成するポリマーであ
ることを特徴とする、請求項1から25のいずれか一項
記載の組成物。 - 【請求項27】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
マーが、水中に7%の濃度で、30℃で40%の相対湿
度で1%より大きい単離された角質層の収縮を生ずる沈
着を形成可能なポリマーであることを特徴とする、請求
項1から26のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項28】 前記角質層の収縮が、1.2%より大
きい、より好ましくは1.5%より大きいことを特徴と
する、請求項27記載の組成物。 - 【請求項29】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
マーが、組成物の全重量に対して0.1から50重量
%、好ましくは0.5から40重量%、より好ましくは
1から30重量%の範囲の乾燥物量で存在することを特
徴とする、請求項1から28いずれか一項記載の組成
物。 - 【請求項30】 水性相を含むことを特徴とする、請求
項1から29のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項31】 水、または水と水混和性有機溶媒との
混合物からなる水性相を含むことを特徴とする、請求項
1から30のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項32】 前記水混和性有機溶媒が、1から5の
炭素原子を有する低級モノアルコール、2から8の炭素
原子を有するグリコール、C3−C4ケトン、C2−C
4アルデヒドから選択されることを特徴とする、請求項
31記載の組成物。 - 【請求項33】 前記水性相が、組成物の全重量に対し
て0.1から98重量%、好ましくは1から80重量
%、より好ましくは5から65重量%の範囲の量で存在
することを特徴とする、請求項31または32記載の組
成物。 - 【請求項34】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
マーが、水性相に可溶化されていることを特徴とする、
請求項31から33のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項35】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
マーが、水性分散物中の固体粒子の形態で存在すること
を特徴とする、請求項31から34のいずれか一項記載
の組成物。 - 【請求項36】 揮発性油を含むことを特徴とする、請
求項1から35のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項37】 前記揮発性油が、炭化水素油、シリコ
ーン油、フッ素化油、またはこれらの混合物から選択さ
れることを特徴とする、請求項36記載の組成物。 - 【請求項38】 前記揮発性油が、組成物の全重量に対
して0.1から98重量%の範囲、好ましくは1から6
5重量%の範囲、より好ましくは5から65%の範囲の
量で存在することを特徴とする、請求項36または37
記載の組成物。 - 【請求項39】 非揮発性油を含むことを特徴とする、
請求項1から38のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項40】 前記非揮発性油が、組成物の全重量に
対して0.1から50重量%、好ましくは0.1から3
0重量%、より好ましくは0.1から20重量%の範囲
の量で存在することを特徴とする、請求項39記載の組
成物。 - 【請求項41】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
マーが、液体脂肪相中に、表面安定化粒子の形態で可溶
化または分散されていることを特徴とする、請求項1か
ら40のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項42】 ワックスを含むことを特徴とする、請
求項1から41のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項43】 前記ワックスが、30℃から99℃、
好ましくは45℃から99℃の範囲の融点を有すること
を特徴とする、請求項42記載の組成物。 - 【請求項44】 前記ワックスが、50nmから50μ
m、好ましくは50nmから10μmの範囲の平均径を
有する粒子の形態で存在することを特徴とする、請求項
42または43記載の組成物。 - 【請求項45】 前記ワックスが、組成物の全重量に対
して0.1から50重量%、好ましくは0.5から30
重量%、より好ましくは1から20重量%の範囲の量で
組成物中に存在することを特徴とする、請求項42から
44のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項46】 界面活性剤を含むことを特徴とする、
請求項1から45のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項47】 着色物質、抗酸化剤、フィラー、防腐
剤、香料、中和剤、増粘剤、化粧用活性剤、サンスクリ
ーン剤、合着化剤、及び可塑剤から選択される添加剤を
含むことを特徴とする、請求項1から46のいずれか一
項記載の組成物。 - 【請求項48】 マスカラであることを特徴とする、請
求項1から58のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項49】 下記a)またはb)の組成物: a)組成物全重量に対して、10重量%のイソドデカ
ン、40重量%のイソヘキサデカン、19重量%のポリ
エチレンパウダー、1重量%のヘクトライト、10重量
%の黒酸化鉄を含む組成物、 b)組成物全重量に対して、35重量%のイソドデカ
ン、15重量%のイソヘキサデカン、10重量%のポリ
エチレンパウダー、10重量%の黒酸化鉄を含む組成
物、を除く、請求項1から48のいずれか一項記載の組
成物。 - 【請求項50】 請求項1から49のいずれか一項記載
の組成物のケラチン性繊維への適用を含む、ケラチン性
繊維、特に睫毛に対するメイクアップの適用または非治
療的な処理のための方法。 - 【請求項51】 ケラチン性繊維、特に睫毛をカールす
るための、請求項1から49のいずれか一項記載のケラ
チン性繊維を被覆するための組成物の使用。 - 【請求項52】 ケラチン性物質を被覆するための組成
物、特にマスカラにおける、第一の固体粒子と任意に第
二の固体粒子の、ケラチン性物質、特に睫毛をカールす
るための使用であって、 前記第一の固体粒子は、1次相転移、融解転移または燃
焼転移が100℃を超え、25℃で固体である第一の結
晶性または半結晶性物質を含み、 前記第二の固体粒子は、第一の物質と異なる第二の物質
を含み、40℃以下の温度で合着できないものであり、 前記組成物は、少なくとも一の揮発性溶媒を含む化粧品
的に許容可能な媒体に、ケラチン性物質に接着可能なポ
リマーと前記第一固体粒子と第二固体粒子を含む非揮発
性分画を含むものであり、 第一の固体粒子の容量分画が、または適切な場合には第
一の固体粒子と第二の固体粒子の容量分画が、組成物の
非揮発性分画の全容量の50%以上であるような量で、
第一の固体粒子が、または適切な場合には第一の固体粒
子と第二の固体粒子が組成物中に存在し、 且つ適切な場合に、第一の固体粒子の容量分画が、第一
の固体粒子と第二の固体粒子の全容量の10%以上であ
る、使用。
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