JP2003055156A - 固体粒子を含むマスカラ - Google Patents

固体粒子を含むマスカラ

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JP2003055156A JP2002207521A JP2002207521A JP2003055156A JP 2003055156 A JP2003055156 A JP 2003055156A JP 2002207521 A JP2002207521 A JP 2002207521A JP 2002207521 A JP2002207521 A JP 2002207521A JP 2003055156 A JP2003055156 A JP 2003055156A
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フレデリック・オーギュスト
Florence Tournilhac
フロランス・トゥルニラック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適用の後、睫毛の良好なカールを与える皮膜
を導く睫毛を皮膜するための組成物を提供する。 【解決手段】 化粧品的に許容可能な水性媒体に、ケラ
チン性物質に接着可能なポリマーと、77℃未満の融点
と、6.5MPa以上の硬度を有するワックスを含む第
一の物質を含む、25℃で固体である第一の粒子と、任
意に第一の物質と異なる第二の物質を含み、40℃以下
の温度で合着できない第二の固体粒子を含む非揮発性分
画を含み、第一の固体粒子、及び適切な場合に、第二の
固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分画の全容量
の50%以上であり、且つ適切な場合に、第一の固体粒
子の容量分画が、第一の固体粒子と第二の固体粒子の全
容量の25%以上であるような量で、第一、及び適切な
場合に、第二の固体粒子が組成物中に存在する組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野と従来の技術】本発明の主題
は、固体粒子と接着性ポリマーとを含む、ケラチン性繊
維、特に睫毛または髪を皮膜するための化粧品組成物、
及びケラチン性繊維をカールするためのその使用であ
る。この組成物は、睫毛または髪、または変わりにつけ
まつげまたはかつらのような人口頭髪のようなヒトの実
質的に縦方向のケラチン性繊維に対して企図される。と
りわけ、この組成物は、睫毛を皮膜するために企図され
る。
【0002】この組成物は、マスカラとも称されるメイ
クアップ組成物、トップコートとも称されるメイクアッ
プの上に適用される組成物、または別法として、ケラチ
ン性繊維、特に睫毛を処理するための組成物であっても
良い。とりわけこの組成物はマスカラである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、適用
の後、睫毛の良好なカールを与える皮膜を導く睫毛を皮
膜するための組成物を提供することである。
【0004】本発明者は、そのような睫毛の皮膜が、接
着性ポリマーと組み合わせた特定の固体粒子を使用して
得ることができることを発見した。
【0005】
【課題を解決するための手段】より正確には、本発明の
主題は、水中ワックス型分散物の形態の、ケラチン性繊
維、特に睫毛を皮膜するための組成物であって、化粧品
的に許容可能な水性媒体に、以下のもの: − ケラチン性物質に接着可能なポリマー、 − 77℃未満の融点と、6.5MPa以上の硬度を有
するワックスを含む第一の物質を含む、25℃で固体で
ある第一の粒子、 − 及び任意に、第一の物質と異なる第二の物質を含
み、40℃以下の温度で合着できない第二の固体粒子を
含む非揮発性分画を含み、第一の固体粒子、及び適切な
場合に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発
性分画の全容量の50%以上であり、且つ適切な場合
に、第一の固体粒子の容量分画が、第一の固体粒子と第
二の固体粒子の全容量の25%以上であるような量で、
第一、及び適切な場合に、第二の固体粒子が組成物中に
存在する組成物である。
【0006】本発明の主題はまた、前述の組成物のケラ
チン性繊維への適用を含む、ケラチン性繊維、特の睫毛
に対するメイクアップの適用または非治療的な処理のた
めの方法である。
【0007】本発明の主題はまた、睫毛をカールするた
めの、前述の組成物の使用である。
【0008】本発明の主題はまた、ケラチン性物質、特
に睫毛をカールするための使用であって、化粧品的に許
容可能な水性媒体に、ケラチン性物質に接着可能なポリ
マー、及び第一の固体粒子、及び適切な場合に、第二の
固体粒子を含む非揮発性分画を含み、第一の固体粒子、
及び適切な場合に、第二の固体粒子の容量分画が、組成
物の非揮発性分画の全容量の50%以上であり、且つ適
切な場合に、第一の固体粒子の容量分画が、第一の固体
粒子と第二の固体粒子の全容量の25%以上であるよう
な量で、第一の固体粒子、及び適切な場合に、第二の固
体粒子が組成物中に存在する、水中ワックス型分散物の
形態の、ケラチン性繊維を皮膜するための組成物、特に
マスカラにおける、77℃未満の融点と、6.5MPa
以上の硬度を有するワックスを含む第一の物質を含む、
25℃で固体である第一の粒子と、及び任意に、第一の
物質と異なる第二の物質を含み、40℃以下の温度で合
着できない第二の固体粒子との使用である。
【0009】
【発明の実施の形態】用語、固体粒子は、25℃で大気
圧で固体状態である粒子を意味するように解される。
【0010】用語、組成物の非揮発性分画は、揮発性で
はない組成物に存在する構成成分の組み合わせを意味す
るように解される。用語、揮発性化合物は、単離された
際に、室温(25℃)で大気圧で0ではない蒸気圧、特
に10−2から300mmHg(1.33Paから40
000Pa)の範囲、好ましくは0.3mmHg(40
Pa)より大きい蒸気圧を有する化合物を意味するよう
に解される。
【0011】組成物の非揮発性分画は実際は、睫毛に適
用されるマスカラの完全な乾燥の後、睫毛に維持される
構成成分の混合物に対応する。
【0012】睫毛の良好なカールを得るために、本発明
に係る組成物は、77℃未満の融点と、6.5MPa以
上の硬度を有する、ハードワックスと称されるワックス
から選択される第一の物質を含む(特に第一の物質から
形成される)、第一の固体粒子と称される固体粒子を含
む。
【0013】用語、「ワックス」は、本発明の一般的な
概念内で、200℃まで、特に120℃までであって良
い30℃より高い融点を有する、可逆的な固体/液体の
状態変化を有する、室温(25℃)で大気圧(760m
mHg、即ち10Pa)で固体である脂溶性脂肪化合
物を意味するように解される(前述の第一の固体粒子を
形成するワックスは、前述の融点と硬度の特徴を有する
特定のワックスに対応する)。前記ワックスをその融点
に加熱することによって、それを油と混和させ、顕微鏡
的に均一な混合物を形成することが可能であるが、その
混合物の温度を室温に戻すと、混合物の油中のワックス
の再結晶化が得られる。
【0014】本発明によれば、融点の値は、例えばMETL
ER社によるDSC 30の名称で販売されている熱量計といっ
た示差走査熱量計を使用して、1分あたり5または10
℃の温度の上昇で測定された融解のピークに対応する。
【0015】有利には、前記ハードワックスは、60℃
未満、特に30℃から59℃の範囲、好ましくは35℃
から59℃の範囲、より好ましくは40℃から50℃の
範囲の融点を有する。
【0016】好ましくは、前記ハードワックスは、6.
5MPaから20MPaの範囲、特に6.5から15M
Paの範囲、特に6.5から12MPaの範囲、好まし
くは9.7から20MPaの範囲、有利には9.7から
15MPaの範囲、より好ましくは9.7から12MP
aの範囲の硬度を有する。
【0017】本願によれば、ワックスの硬度は、2mm
の直径を有するステンレススチールシリンダーを備えた
RHEO社によってTA-XT2iの名称で販売されている硬度計
を使用して、0.1mm/sの測定速度で動かし、0.
3mmの浸透深度でワックス内に浸透させて、20℃で
測定された圧縮力を測定することによって決定される。
硬度を測定するために、前記ワックスは、ワックスの融
点+20℃に等しい温度で融解される。融解したワック
スを、30mmの直径と20mmの深さを有する容器に
注ぐ。ワックスを24時間室温(25℃)で再結晶化
し、次いで硬度の測定を実施する前に、ワックスを20
℃で少なくとも1時間貯蔵する。硬度の値は、ワックス
と接触する硬度計のシリンダーの表面領域によって除算
した測定圧縮力である。
【0018】前述の規定を満足するハードワックスとし
て、カンデリラワックス、水素化ホホバワックス、もく
ろう、セレシン、オクタコサニルステアラート、テトラ
コンタニルステアラート、セラックワックス、ベヘニル
フマラート、HETERENE社により"HEST 2T-4S"の名称で販
売されているジ(1,1,1-トリメチロールプロパン)テトラ
ステアラート、HETERENE社によりHEST 2T-4Bの名称で販
売されているジ(1,1,1-トリメチロールプロパン)テトラ
ベヘナート、及びSTRAHL & PITSCH社により"OZOKERITE
WAX SP 1020 P"の名称の下で販売されているようなオゾ
ケライトを使用しても良い。
【0019】さらに、SOPHIM社により"PHYTOWAX Olive
18 L 57"の名称で販売されている、ステアリルアルコー
ルでエステル化されたオリーブ油の水素化によって得ら
れるワックス、または別法としてSOPHIM社により"PHYTO
WAX ricin 16L64及び22L73"の名称で販売されている、
セチルアルコールでエステル化されたヒマシ油の水素化
によって得られるワックスを使用することが可能であ
る。そのようなワックスは、特許出願FR-A-2792190に記
載されている。
【0020】有利には前記ハードワックスは、SOPHIM社
によりPHYTOWAX Olive 18 L 57の名称で販売されてい
る、ステアリルアルコールでエステル化されたオリーブ
油の水素化によって得られるオリーブワックス、及びジ
(1,1,1-トリメチロールプロパン)テトラステアラートか
ら選択されても良い。
【0021】有利には、前記ハードワックスの第一の固
体粒子は、50nmから50μm、好ましくは100n
mから10μmの範囲の平均径を有して良い。
【0022】前記ハードワックスの第一の粒子は、組成
物の全重量に対して1.25から50重量%の範囲、有
利には5から40重量%の範囲、好ましくは10から2
5重量%の範囲の量で、組成物中に存在して良い。
【0023】本発明に係る組成物は、前述の第一の固体
粒子に加えて、第一の固体粒子とは異なる、第二の粒子
と称される他の固体粒子を含んでも良い。
【0024】これらの第二の粒子は、個別的な粒子の形
態を維持する、第一の粒子とは異なるいずれかの物質
の、または任意に共にくっついた粒子であるが、この場
合その個々の粒子状態を維持する、25℃で固体である
粒子にタイプする(共にくっついたこれらの粒子は、4
0℃以下の温度で合着しない)。
【0025】特に前記第二の固体粒子は、以下のもの: − 100℃より高い一次相転移、融解転移、または燃
焼転移を示す、室温(25℃)で固体である結晶性また
は半結晶性物質を含む(特にこれらの物質から形成され
る)第二の一次固体粒子と称される、25℃で固体であ
る粒子; − 及び/または60℃以上のガラス転移温度を有する
非晶性物質を含む(特にこれらの物質から形成される)
第二の二次固体粒子と称される、25℃で固体である粒
子; − 及び/または前記第二の一次及び二次固体粒子と異
なる、第二の三次固体粒子と称される、25℃で固体で
ある他の粒子 − 並びにそれらの混合物から選択される粒子を含んで
も良い。
【0026】第二の一次固体粒子は、結晶性または半結
晶性であり、100℃より高い、好ましくは120℃よ
り高い、より好ましくは150℃より高い一次相転移、
融解転移、または燃焼転移を有する、室温(25℃)で
固体である、第一の物質と称される物質を含む固体粒子
である。第一の物質の融解または燃焼温度は、ASTM E79
4-98スタンダードに従って測定されて良い。
【0027】用語、「半結晶性物質」は、本発明の概念
内で、可逆的な一次相転移温度、特に融点(固体−液体
転移)を示す、結晶性部分と非晶性部分とを含む物質、
特にポリマーを意味するように解される。
【0028】有利には、結晶性または半結晶性物質は、
10以上、特に10から7500の範囲、好ましくは2
00以上、特に200から7500の範囲、より好まし
くは400以上、特に400から7500の範囲のビッ
カース硬度を示す。
【0029】ビッカース硬度(HV)は、荷重Pを使用
して、底面が正方形であるピラミッドの形態で硬度計を
前記物質に適用することによって測定される。硬度計で
得られる正方形のくぼみの対角線の平均サイズが、かく
して測定される。
【0030】ビッカース硬度(HV)は、以下の関係式
によって計算される:
【数1】
【0031】ビッカース硬度の測定は、LECO社製のミク
ロ硬度測定器M 400 g 2を使用して実施されても良い。
【0032】前記第二の一次粒子の第一の物質は、シリ
カ、ガラス、ダイアモンド、銅、窒化ホウ素、セラミッ
クス、マイカ、金属酸化物、特に黒酸化鉄、赤酸化鉄、
黄酸化鉄のような酸化鉄、酸化チタン、アルミナ、また
は別法としてポリアミド、例えばナイロン(登録商標)
のようなポリマー、及びそれらの混合物から選択されて
良い無機物質であって良い。
【0033】前記第二の一次粒子は、固体粒子、または
別法として中空粒子であって良い。例えば、SUNJIN CHE
MICAL社により"SUNSIL-130"の名称で販売されている中
空シリカを使用しても良い。
【0034】本発明に係る組成物の第一の実施態様によ
れば、前記第二の一次粒子は、前述の第一の物質から必
須に形成される。
【0035】本発明に係る組成物の第二の実施態様によ
れば、前記第二の一次固体粒子は、少なくとも二つの第
一の物質を含む、または第一の物質より必須に形成され
る。これは例えば、酸化チタンまたは酸化鉄で被覆され
たマイカの場合である。
【0036】本発明に係る組成物の第三の実施態様によ
れば、前記第二の一次粒子は、少なくとも一つの前記第
一の物質と、前記第一の物質とは異なる少なくともさら
なる物質とを含み、前記第一の物質は、前記第一の粒子
の表面を形成する。これらの固体粒子について、前述の
特徴を有する前記第一の物質は、前記第二の一次固体粒
子の表面に存在し、後者は第一の物質で被覆されたさら
なる物質を含む。
【0037】有利には、前記第二の一次固体粒子は、5
nmから50μm、好ましくは20nmから50μmの
範囲の平均径を有しても良い。
【0038】第二の二次固体粒子は、60℃以上(特に
60℃から800℃の範囲)、有利には80℃以上(特
に80℃から700℃の範囲)、好ましくは100℃以
上(特に100℃から500℃の範囲)のガラス転移温
度を有する、非晶性物質、特にポリマーを含む(または
それらから形成される)。ガラス転移温度は、ASTM D34
18-97スタンダードに従ってDSC(示差走査熱量計)によ
って測定されても良い。
【0039】非晶性物質として、40℃以下の温度で皮
膜非形成性であり、前述のガラス転移温度を有するポリ
マーが使用されても良い。
【0040】用語、「皮膜非形成性ポリマー」は、それ
自体でまたは皮膜形成助剤の存在下で、40℃以下の温
度で、支持体、特にケラチン性物質に接着性である連続
的な皮膜を形成できないポリマーを意味するように解さ
れる。
【0041】用語、皮膜形成助剤は、ポリマーによる皮
膜の形成を促進するための、当業者に周知の可塑剤及び
合着剤を意味するように解される。
【0042】60℃以上のガラス転移温度を有する非晶
性ポリマーとして、この規定されたガラス転移温度を有
するフリーラジカルポリマーまたは重縮合物を使用して
も良い。
【0043】フリーラジカルポリマーとして、以下のも
のが挙げられる: − エチレン、特にシクロエチレン、ナフチルエチレン
のポリマー; − プロピレン、特にヘキサフルオロプロピレンのポリ
マー; − アクリルポリマー、特にアクリル酸、ジメチル−ア
ダマンチルアクリラート、クロロアクリラートのポリマ
ー; − アクリルアミドのポリマー; − (メタ)アクリロニトリルのポリマー; − アセチルスチレン、カルボキシスチレン、クロロメ
チルスチレンのポリマー。
【0044】重縮合物として、ポリカーボナート、ポリ
ウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリスルホン、
ポリスルホンアミド、アミローストリアセタートのよう
な炭水化物が挙げられる。
【0045】第二の二次固体粒子は、固体粒子または中
空粒子であっても良い。
【0046】第一の実施態様に従って、第二の二次固体
粒子は、前述の非晶性物質から必須に形成される。
【0047】第二の実施態様に従って、第二の二次固体
粒子は、少なくとも前述の第一の非晶性物質と、第一の
非晶性物質とは異なる少なくとも一つのさらなる物質と
を含み、前記第一の非晶性物質は、前記第二の二次固体
粒子の表面または外皮を形成し、前記さらなる物質は、
前記第二の二次固体粒子の内部またはコアを形成する。
【0048】さらなる物質は、例えば60℃未満、好ま
しくは45℃未満のガラス転移温度を有するさらなるポ
リマーであっても良い。
【0049】かくして、第二の二次固体粒子は、例えば
60℃以上のガラス転移温度を有する第一の非晶性物質
から形成される外側部分(つまり外皮)を含み、且つ6
0℃未満のガラス転移温度を有する内側部分(つまりコ
ア)を含むコア−シェル粒子であって良い。
【0050】有利には、第二の二次固体粒子における第
一の非晶性物質の含量は、第一の物質の容量分画が、第
二の二次固体粒子の全容量の10容量%以上、好ましく
は30容量%以上であるようなものである。
【0051】第二の一次固体粒子は、10nmから50
μmの範囲、好ましくは20nmから1μmの範囲の平
均粒径を有して良い。
【0052】第二の一次固体粒子として、JOHNSON POLY
MER社により"JONCRYL(登録商標)SCX8082"、"JONCRYL(登
録商標)90"、AVECIA RESINS社により"NEOCRYL(登録商
標)XK52"、及びRHODIA CHIMIE社により"RHODOPAS(登録
商標)5051"の名称で販売されている、皮膜非形成性ポリ
マーの水性分散物を使用しても良い。
【0053】それ自体としてまたは組成物中に存在する
他の構成成分の存在下で、25℃で固体粒子の状態で存
在し、40℃以下の温度で合着しない、本発明に係る組
成物中に存在する全ての構成成分は、前述の定義に従っ
た第一の固体粒子または第二の固体粒子のいずれかであ
るとして考慮される。
【0054】かくして例えば、第二の粒子は、前述のワ
ックスとは異なるさらなるワックス、フィラー、前述の
第二の二次固体粒子中に存在する非晶性物質とは異なる
ポリマーから選択される物質から形成されても良い。
【0055】以下に記載される添加物は、それらが25
℃で固体粒子の形態で存在する場合、これらの添加剤が
前述の対応する特徴を有していれば、前述の第二の固体
粒子であると考慮される。
【0056】特に、本発明に係る組成物中に存在する接
着性ポリマーは、固体粒子の形態で存在しても良い。こ
の場合、これらの粒子は、もしこのポリマーが前述の対
応する特徴を有するのであれば、前述のような固体粒子
として考慮される。
【0057】本発明に係る組成物において、前述の第一
の、及び適切な場合に、第二の固体粒子は、第一の固体
粒子、及び適切な場合に、第二の固体粒子の容量分画
が、組成物の非揮発性分画の全容量の50%以上である
ような量で存在し、これは全ての第一の粒子、及び適切
な場合に、第二の粒子の全体の容量が、組成物の非揮発
性分画の全容量の少なくとも50%を占める(特に50
%から99%の範囲である)ことを意味する。
【0058】用語、「第一の固体粒子、及び適切な場合
に、第二の固体粒子の容量分画」は、組成物の非揮発性
分画の全ての化合物の全容量に対する、組成物の非揮発
性分画中に存在する第一の固体粒子、及び適切な場合
に、全ての第二の固体粒子の全容量のパーセンテージを
意味するように解される。
【0059】有利には、前記第一の固体粒子、及び適切
な場合に、第二の固体粒子の容量分画は、組成物の非揮
発性分画の全容量の60%以上(特に60%から99%
の範囲)、好ましくは70%以上(特に70%から95
%の範囲)である。
【0060】組成物の非揮発性分画中に存在する固体粒
子の容量分画(VF)は、組成物の非揮発性分画の全容
量V’で除算した、前記粒子の全容量Vのパーセンテー
ジに等しい。
【0061】前記粒子の容量Vは、粒子の密度dで除算
した、組成物中の前記固体粒子の質量mに等しい。前記
密度は、以下に記載される方法に従って計算される。
【0062】 容量分画:VF=100×V/V’及びV=m/d
【0063】組成物の非揮発性分画の全容量V’は、組
成物中に存在する各揮発性構成成分の容量を足し算する
ことによって計算される。
【0064】有利には、組成物が前述の第二の粒子を含
む場合、第一の固体粒子の容量分画が、第一と第二の固
体粒子の全容量分画の30%以上、特に30%から10
0%の範囲、有利には40%以上、特に40%から10
0%の範囲、好ましくは50%以上、特に50%から1
00%の範囲であるような量で、第一の粒子が組成物中
に存在する。
【0065】特に、組成物が前述の第二の一次及び/ま
たは二次固体粒子を含む場合、前記第一の固体粒子と、
前記第二の一次及び/または二次固体粒子の容量分画
が、第一と第二の固体粒子の全容量の20.05%以上
(特に20.05%から100%の範囲)、有利には3
0.05%以上(特に30.05%から100%の範
囲)、好ましくは40.05%以上(特に40.05%
から100%の範囲)、より好ましくは50.05%以
上(特に50.05%から100%の範囲)であるよう
な量で、これらの粒子は組成物中に存在する。
【0066】前記組成物は水中ワックス型分散物の形態
であり、それ故連続した水相を形成する水性媒体を含
む。
【0067】前記組成物は、組成物の水相に分散した、
以下に記載されるもののような少なくとも一つの揮発性
油及び/または一つの揮発性有機溶媒を含んでも良い。
【0068】本願において、後に接着性ポリマーとも称
される、用語、「ケラチン性物質に接着可能なポリマ
ー」は、ケラチン性物質と前記ポリマーの接触の間で、
睫毛、髪または皮膚、好ましくは睫毛のようなケラチン
性繊維様のケラチン性物質に接着を維持することができ
るポリマーを意味するように解される。そのような接着
性ポリマーは実際、ケラチン性物質に沈着を形成する良
好な能力を有し、後者に接着を維持する。
【0069】有利には、前記接着性ポリマーは、40℃
以下の温度で皮膜形成するポリマーであっても良い。本
願において、用語、「皮膜形成するポリマー」は、それ
自体でまたは皮膜形成助剤の存在下で、支持体、特にケ
ラチン性物質に接着する連続した沈着、特に皮膜を形成
可能なポリマーを意味するように解される。
【0070】本発明に係る組成物中に存在する接着性ポ
リマーは、組成物の水相に固体粒子の形態で可溶化また
は分散したポリマー、あるいは別法として、液体脂肪相
に固体粒子の形態で可溶化または分散したポリマーであ
っても良い。皮膜形成するポリマーが固体粒子の形態で
存在する場合、これらの粒子は、5nmから5μmの範
囲、有利には5nmから600nmの範囲、好ましくは
20nmから300nmの範囲の平均粒径を有しても良
い。
【0071】接着性ポリマーは、組成物の全重量に対し
て0.1から50重量%、好ましくは0.5から40重
量%、より好ましくは1から30重量%の範囲の乾燥物
質含量で、本発明に係る組成物中に存在しても良い。
【0072】本発明の組成物で使用できる接着性ポリマ
ーの中では、フリーラジカルタイプまたは重縮合物タイ
プの合成ポリマー、天然起源のポリマー、及びそれらの
混合物が挙げられる。
【0073】用語、フリーラジカルポリマーは、特に各
モノマーがホモ重合可能である(重縮合とは対照的
に)、エチレン性不飽和を有するモノマーの重合によっ
て得られるポリマーを意味するように解される。フリー
ラジカルタイプのポリマーは、特にビニルポリマーまた
はコポリマー、特にアクリルポリマーであっても良い。
【0074】ビニルポリマーは、少なくとも一つの酸性
基を有するエチレン性不飽和のモノマー、及び/または
これらの酸性モノマーのエステル、及び/またはこれら
の酸性モノマーのアミドの重合から生じても良い。
【0075】酸性基を有するモノマーとして、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、またはイ
タコン酸のようなα,β-エチレン性不飽和カルボン酸を
使用しても良い。(メタ)アクリル酸及びクロトン酸が
好ましくは使用され、より好ましくは(メタ)アクリル
酸が使用される。
【0076】酸性モノマーのエステルは、(メタ)アク
リル酸のエステル((メタ)アクリラートとも呼ばれ
る)から選択することが有利であり、特にアルキル(メ
タ)アクリラート、特にC−C30、好ましくはC
−C20のアルキル(メタ)アクリラート、アリール
(メタ)アクリラート、特にC−C10アリール(メ
タ)アクリラート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
ラート、特にC−Cヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリラートから選択することが有利である。
【0077】アルキル(メタ)アクリラートの中で、メ
チルメタクリラート、エチルメタクリラート、ブチルメ
タクリラート、イソブチルメタクリラート、2−エチル
ヘキシルメタクリラート、ラウリルメタクリラート、及
びシクロヘキシルメタクリラートを挙げることができ
る。
【0078】ヒドロキシアルキル(メタ)アクリラート
の中で、ヒドロキシエチルアクリラート、2−ヒドロキ
シプロピルアクリラート、ヒドロキシエチルメタクリラ
ート、及び2−ヒドロキシプロピルメタクリラートを挙
げることができる。
【0079】アリール(メタ)アクリラートの中で、ベ
ンジルアクリラート及びフェニルアクリラートを挙げる
ことができる。
【0080】特に好ましい(メタ)アクリル酸のエステ
ルは、アルキル(メタ)アクリラートである。
【0081】本発明によれば、エステルのアルキル基
は、フルオロアルキル又はペルフルオロアルキルのいず
れかでもよく、すなわち、アルキル基の水素原子の一部
又は全部がフッ素原子で置換されているものでもよい。
【0082】酸性モノマーのアミドとしては、例えば、
(メタ)アクリルアミドを挙げることができ、特にN−
アルキル(メタ)アクリルアミド、特にC−C12
ルキルの(メタ)アクリルアミドを挙げることができ
る。N−アルキル(メタ)アクリルアミドの中では、N
−エチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミ
ド、N−t−オクチルアクリルアミド、及びN−ウンデ
シルアクリルアミドを挙げることができる。
【0083】ビニル皮膜形成ポリマーは、ビニルエステ
ルとスチレンモノマーから選ばれるモノマーのホモ重合
又は共重合から生成するものでもよい。特に、これらの
モノマーは、上述したような、酸性モノマー及び/又は
それらのエステル及び/又はそれらのアミドと重合する
ことができる。
【0084】ビニルエステルの例としては、酢酸ビニ
ル、ネオデカン酸ビニル、ピバル酸ビニル、安息香酸ビ
ニル、及びt−ブチル安息香酸ビニルを挙げることがで
きる。
【0085】スチレンモノマーとしては、スチレン及び
α−メチルスチレンを挙げることができる。
【0086】アクリル酸及びビニルモノマーのカテゴリ
ー(シリコーン鎖変性モノマーを含む)に属する、当業
者に周知のいずれのモノマーも使用することが可能であ
る。重縮合物の中で、ポリウレタン、ポリエステル、ポ
リエステルアミド、ポリアミド、及びエポキシエステル
樹脂及びポリウレアを挙げることができる。
【0087】ポリウレタンは、アニオン性、カチオン
性、非イオン性、または両性ポリウレタン、ポリウレタ
ンアクリル酸、ポリウレタン−ポリビニル−ピロリド
ン、ポリエステル−ポリウレタン、ポリエステル−ポリ
ウレタン、ポリウレア、ポリウレア−ポリウレタン及び
それらの混合物から選択することができる。
【0088】ポリエステルは、周知の方法で、ジカルボ
ン酸とポリオール、特にジオールとの重縮合により得る
ことができる。
【0089】ジカルボン酸は、脂肪酸、脂環式、又は芳
香族でもよい。そのような酸の例としては、シュウ酸、
マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、ピメリン酸、2,2−ジメチルグルタル
酸、アゼライン酸、スベリン酸、セバシン酸、フマル
酸、マレイン酸、イタコン酸、フタル酸、ドデカン二
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、2,5−ノルボランジカルボン酸、ジグリコール
酸、チオジプロピオン酸、2,5−ナフタレンジカルボ
ン酸、及び2,6−ナフタレンジカルボン酸を挙げるこ
とができる。これらのジカルボン酸性モノマーは、単独
でも、少なくとも2以上のジカルボン酸性モノマーの組
み合わせでも用いることができる。これらのモノマーの
中で、フタル酸、イソフタル酸、及びテレフタル酸が好
ましく選択される。
【0090】ジオールは、脂肪族、脂環式、又は芳香族
ジオールから選ばれることができる。好ましく用いられ
るジオールは、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、シクロヘキサンジメタノール及び4−ブタンジオ
ールから選ばれることができる。他のポリオールとして
は、グリセロール、ペンタエリトリトール、ソルビトー
ル、トリメチロールプロパンを用いることができる。
【0091】ポリエステルアミドは、ポリエステルと同
様の方法で、二酸とジアミン又はアミノアルコールとの
重縮合により得ることができる。ジアミンとしては、エ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、メタ−、又
はパラ−フェニレンジアミンを用いることができる。ア
ミノアルコールとしては、モノエタノールアミンを用い
ることができる。
【0092】ポリエステルは、さらに、少なくとも一の
−SOM基(Mは水素原子、アンモニウムイオンNH
、又はアルカリイオン、アルカリ土類イオン又は金
属イオンを表し、例えばNa、Li、K、Mg
2+、Ca2+、Cu2+、Fe2+、又はFe3+
オンを表す。)を保有する少なくとも一のモノマーを含
むことができる。特に、そのような−SOM基を含む
二官能性芳香族モノマーも用いることができる。
【0093】上述の、さらに−SOM基を保有する二
官能性芳香族モノマーの芳香環は、例えば、ベンゼン、
ナフタレン、アントラセン、ジフェニル、オキシジフェ
ニル、スルホニルジフェニル及びメチレンジフェニル環
から選ばれることができる。さらに−SOM基を保有
する二官能性芳香族モノマーの例としては、スルホイソ
フタル酸、スルホテレフタル酸、スルホフタル酸、4−
スルホナフタレン−2,7−ジカルボン酸を挙げること
ができる。
【0094】イソフタレート/スルホイソフタレートベ
ースのコポリマーの使用、特に、ジエチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸及びス
ルホイソフタル酸の縮合により得られたコポリマーの使
用は、好ましい。そのようなポリマーは、例えば、商品
名Eastman AQ(登録商標)で、Eastman Chemical Product
s社より市販されている。
【0095】天然由来のポリマーを任意に変性したポリ
マーは、セラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマル、
エレミス、コパール、セルロース系ポリマー及びそれら
の混合物から選択することができる。
【0096】本発明の組成物の第1の実施態様によれ
ば、接着性ポリマーは、組成物の水性媒体中に、水性分
散液中の固体粒子の形状で存在することができ、ラテッ
クス又はシュードラテックスとして知られているもので
ある。これらの分散液を調製する技術は、当業者には周
知のものである。
【0097】皮膜形成接着性ポリマーの水性分散液とし
ては、AVECIA-NEORESINS 社より商品名NEOCRYL XK-90
(登録商標)、NEOCRYL A-1070(登録商標)、NEOCRYL
A-1090(登録商標)、NEOCRYL BT-62(登録商標)、NEO
CRYL A-1079(登録商標)、NEOCRYL A-523(登録商標)
で市販されているアクリル酸分散液、DOW CHEMICAL社よ
り商品名DOW LATEX 432(登録商標)で市販されている
アクリル酸分散液、DAITO KASEY KOGYO社によりDAITOSO
L 5000AD(登録商標)で市販されているアクリル酸分散
液、又は、AVECIA-NEORESINS社によりNEOREZ R-981(登
録商標)、NEOREZ R-974(登録商標)の名で市販されて
いるポリウレタンの水性分散液、GOODRICH社によりAVAL
URE UR-405(登録商標)、AVALURE UR-410(登録商
標)、AVALURE UR-425(登録商標)、AVALURE UR-450
(登録商標)、SANCURE 875(登録商標)、SANCURE 861
(登録商標)、SANCURE 878(登録商標)、SANCURE 206
0(登録商標)の名で市販されているポリウレタンの水
性分散液、BAYER社によりIMPRANIL 85(登録商標)の名
で市販されているポリウレタンの水性分散液、HYDROMER
社よりAQUAMERE H-1511(登録商標)の名で市販されて
いるポリウレタンの水性分散液を用いることができる。
【0098】接着性ポリマーの水性分散液としては、ポ
リウレタン、ポリウレア、ポリエステル、ポリエステル
アミド及び/又はアルキッドからなる群より選ばれる、
少なくとも一のポリマーのあらかじめ存在した粒子の、
内部及び/又は表面の一部に、一以上のフリーラジカル
モノマーのフリーラジカル重合から得られるポリマーの
分散液も用いることができる。これらのポリマーは一般
的にハイブリッドポリマーと称される。
【0099】本発明の組成物の第2の変形の実施態様に
よれば、接着性ポリマーは、水溶性ポリマーでもよく、
したがって、溶解した形状の組成物の水性媒体(水性
相)中に存在する。水溶性、特に皮膜形成接着性ポリマ
ーの例としては、以下のものを挙げることができる。 −タンパク質、例えば、植物由来のタンパク質、例えば
小麦又は大豆タンパク質;動物由来のタンパク質、例え
ばケラチン、例えばケラチン加水分解物及びスルホン酸
ケラチン; −キチン又はキトサンのアニオン性、カチオン性、両性
又は非イオン性ポリマー; −セルロースポリマー、例えばヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロー
ス、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、及びセルロースの4級化誘導体; −アクリルポリマー又はコポリマー、例えばポリアクリ
ラート又はポリメタクリラート; −ビニルポリマー、例えばポリビニルピロリドン、メチ
ルビニルエーテルと無水マレイン酸のコポリマー、ビニ
リアセタートとクロトン酸のコポリマー、ビニルピロリ
ドンとビニルアセタートのコポリマー;ビニルピロリド
ンとカプロラクタムのコポリマー;ポリビニルアルコー
ル; −天然由来の任意に変性されたポリマー、例えば ・アラビアゴム、グアーゴム、キサンタン誘導体、カラ
ヤゴム; ・アルギナート及びカラギーナン; ・グリコアミノグリカン、ヒアルロン酸及びその誘導
体; ・セラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマル、エレミ
ス、コパール; ・デオキシリボ核酸; ・ムコ多糖、例えばヒアルロン酸、コンドロイチン硫
酸、及びそれらの混合物。
【0100】本発明に係る組成物のさらなる変形の実施
例によれば、接着性、特に皮膜形成性ポリマーが、組成
物の水性相(水性媒体)中に分散した液状脂肪相に存在
し、液体脂肪相は、上述したような油又は有機溶媒を含
む。「液体脂肪相」なる表現は、本発明の文脈では、室
温(25℃)かつ大気圧(760mmHg、すなわち1
Pa)で、液体である脂肪相であって、一般的に互
いに混和性の、室温で液体である一以上の脂肪物質(油
とも称される)からなる脂肪相を意味する。
【0101】好ましくは、液体脂肪相は、揮発性油を、
任意に、非揮発性油との混合物の形態で含み、その油
は、以下に引用される油から選ばれることができる。
【0102】本発明の組成物の第3の実施態様によれ
ば、接着性、特に皮膜形成ポリマーは、液体脂肪相中に
分散した表面安定化粒子の形態で、存在することができ
る。
【0103】表面安定化ポリマー粒子の分散液は、文献
EP−A−749747に記載されたようにして製造す
ることができる。
【0104】ポリマー粒子は、安定化剤を用いて表面安
定化され、安定化剤は、ブロックポリマー、グラフトポ
リマー及び/又はランダムポリマーの単独又はそれらの
組み合わせでもよい。
【0105】安定化剤の存在下での、液体脂肪相中の皮
膜形成性ポリマーの分散は、特に文献EP−A−749
746、EP−A−923928、EP−A−9300
60に記載されており、これらの内容は、本願明細書に
参照として取りこまれる。
【0106】水性相又は液体脂肪相中の分散液中のポリ
マー粒子のサイズは、5nm乃至600nmの範囲、好
ましくは、20nm乃至300nmの範囲とすることが
できる。
【0107】本発明の組成物の第4の実施態様によれ
ば、接着性、特に皮膜形成性ポリマーは、液体脂肪相中
に、溶解化することができる。そして皮膜形成性ポリマ
ーは、脂肪溶解性ポリマーと称される。
【0108】脂肪溶解性ポリマーの例としては、ビニル
エステル(ビニル基が、エステル基の酸素原子に直接結
合しており、ビニルエステルは1乃至19の炭素原子の
直鎖状又は分枝状の飽和炭化水素基を有する)と、ビニ
ルエステル(すでに存在するビニルエステルとは異なる
もの)、α−オレフィン(8乃至29炭素原子を有す
る)、アルキルビニルエーテル(ここでアルキル基は2
乃至18炭素原子を含む)、又はアリル又はメタリルエ
ステル(1乃至19炭素原子の直鎖又は分枝状飽和炭化
水素基を有し、エステル基のカルボニルに結合してい
る)でも良い少なくとも一の他のモノマーとのコポリマ
ーを挙げることができる。
【0109】これらのコポリマーは、架橋剤を用いて、
架橋していても良く、その標的はビニルタイプまたはア
リル又はメタリルタイプのいずれもよく、例えばテトラ
アリルオキシエタン、ジビニルベンゼン、ジビニルオク
タンジオアート、ジビニルドデカンジオアート、及びジ
ビニルオクタデカンジオアートでもよい。
【0110】これらのコポリマーの例としては、以下の
コポリマーを挙げることができる。ビニルアセタート/
アリルステアラート、ビニルアセタート/ビニルラウラ
ート、ビニルアセタート/ビニルステアラート、ビニル
アセタート/オクタデセン、ビニルアセタート/オクタ
デシルビニルエーテル、ビニルプロピオナート/アリル
ラウラート、ビニルプロピオナート/ビニルラウラー
ト、ビニルステアラート/1−オクタデセン、ビニルア
セタート/1−ドデセン、ビニルステアラート/エチル
ビニルエーテル、ビニルプロピオナート/セチルビニル
エーテル、ビニルステアラート/アリルアセタート、ビ
ニル2,2−ジメチルオクタノアート/ビニルラウラー
ト、アリル2,2−ジメチルペンタノアート/ビニルラ
ウラート、ビニルジメチルプロピオナート/ビニルステ
アラート、アリルジメチルプロピオナート/ビニルステ
アラート、ビニルプロピオナート/ビニルステアラー
ト、0.2%ジビニルベンゼンで架橋されているもの、
ビニルジメチルプロピオナート/ビニルラウラート、
0.2%ジビニルベンゼンで架橋されているもの、ビニ
ルアセタート/オクタデシルビニルエーテル、0.2%
テトラアリルオキシエタンで架橋されているもの、ビニ
ルアセタート/アリルステアラート、0.2%ジビニル
ベンゼンで架橋されているもの、0.2%ジビニルベン
ゼンで架橋されているビニルアセタート/1−オクタデ
セン、0.2%ジビニルベンゼンで架橋されているアリ
ルプロピオナート/アリルステアラート。
【0111】脂肪溶解性ポリマーとしては、脂肪溶解性
ホモポリマー、特に9乃至22の炭素原子を有するビニ
ルエステル、又はアルキル(アルキル基は10乃至20
炭素原子を有する)アルキラート又はメタクリラーのホ
モ重合から得られるものが挙げられる。
【0112】そのような脂肪溶解性ホモポリマーとして
は、ポリビニルステアラート、ジビニルベンゼンを用い
て架橋されたポリビニルステアラート、ジアリルエーテ
ル又はジアリルフタラート、ポリステアリル(メタ)ア
クリラート、ポリビニルラウラート、ポリラウリル(メ
タ)アクリラートから選ばれることができ、これらのポ
リ(メタ)アクリラートは、エチレングリコール又はテ
トラエチレングリコールジメタクリラートを用いて架橋
されていても良い。
【0113】上述の脂肪溶解性コポリマーとホモポリマ
ーは、知られており、特に、特許出願FR−A−223
2303に記載されている。それらは、2000乃至5
00,000の範囲、好ましくは4000乃至200,
000の範囲の重量平均分子量を有していても良い。
【0114】本発明に用いられる脂肪溶解性ポリマーと
しては、ポリアルキレン、特にC−C20アルケン、
例えばポリブテン、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝
状の、C−Cアルキル基を有するアルキルセルロー
ス、例えばエチルセルロース、プロピルセルロース、の
コポリマー、ビニルピロリドン(VP)のコポリマー、
特にビニルピロリドンとC乃至C40の、より好まし
くは、C乃至C20のアルケンのコポリマーを挙げる
ことができる。本発明に用いられるVPコポリマーの例
としては、VP/ビニルアセタート、VP/エチルメタ
クリラート、ブチル化ポリビニルピロリドン(PV
P)、VP/エチルメタクリラート/メタクリル酸、V
P/エイコセン、VP/ヘキサデセン、VP/トリアコ
ンテン(triacontene)、VP/スチレン及びVP/ア
クリル酸/ラウリルメタクリラートコポリマーを挙げる
ことができる。
【0115】本発明の組成物は、接着性、特に皮膜形成
性ポリマーとともに、皮膜の形成を促進する皮膜形成助
剤を含むことができる。そのような皮膜形成剤は、所望
の機能を達成することができることが当業者に知られて
いるすべての化合物から選ばれることができ、特に可塑
化剤および合着剤から選ばれることができる。
【0116】本発明の組成物の好ましい実施態様によれ
ば、接着性ポリマーは、沈着、特に皮膜を形成すること
ができ、水中に7%の濃度で、40%の相対湿度におい
て30℃にて1%を超える、好ましくは1.2%を超え
る、さらに好ましくは1.5%を超える単離された角質
層の収縮力を生成することができる、ポリマーでもよ
い。この収縮力は、下記の方法にしたがって伸長計を用
いて測定される。
【0117】本発明の組成物は、さらに、上記の硬いワ
ックスと異なる少なくとも一の付加的なワックスを含む
ことができる。
【0118】付加的なワックスとしては、特に、蜜蝋、
ラノリンワックス、白ロウ、ライスワックス、カルナウ
バワックス、ある種のミクロクリスタリンワックス、パ
ラフィンワックス、ある種のオゾケライト、ある種のポ
リエチレンワックス、フィッシャートロプシュ合成で得
られるある種のワックスを挙げることができる。
【0119】直鎖又は分枝C−C32脂肪鎖を有する
動物又は植物油由来の触媒水素化により得られるワック
スを挙げることができる。これらの中で、特に、水素化
ヒマワリ油、水素化ヒマシ油、水素化コプラ油、及び水
素化ラノリン油を挙げることができる。シリコーンワッ
クス又はフルオロワックスも挙げることができる。
【0120】組成物中に存在する付加的なワックスは、
組成物の水性媒体中の粒子の形態で、分散することがで
きる。これらの粒子は50nm乃至50μmの範囲の、
好ましくは50nm乃至10μmの範囲の平均径を有す
ることができる。
【0121】特に、付加的なワックスは、一般的に、本
発明の組成物中に、固体粒子の形態で存在し、したがっ
て、上記第2の固体粒子の一部を形成する。
【0122】付加的なワックスは、本発明の組成物中
に、組成物の全重量に対して、0.1乃至35重量%、
好ましくは0.2乃至20重量%、より好ましくは1乃
至10重量%の範囲の量で存在することができる。
【0123】本発明の組成物は、水性相を構成し、組成
物中の連続相を形成する水性媒体を含む。
【0124】水性相を形成する組成物の水性媒体は、本
質的に水からなることができる。それは水と水混和性溶
媒(水とともに、25℃で見た目に透明な均一な混合物
を形成することができる溶媒)との混合物を含むことが
でき、例えば、1乃至5炭素原子を有する低級モノアル
コール、例えばエタノール、イソプロパノール、グリコ
ール、2乃至8の炭素原子を有するグリコール、例えば
プロピレングリコール、エチレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、C
ケトン、C−Cアルデヒドと水の混合物を含む
こともできる。
【0125】水性相(水と任意に水混和性有機溶媒)又
は水性媒体は、組成物の全重量に対して、10乃至95
重量%、好ましくは20乃至70重量%、より好ましく
は30乃至80重量%の範囲の量で、存在することがで
きる。
【0126】本発明に係る組成物の第2の実施態様によ
れば、組成物は、特に水性相に分散された脂肪相を形成
することができる少なくとも一の分散された揮発性有機
溶媒または油を含むことができる。
【0127】「揮発性有機溶媒又は油」なる表現は、本
発明の文脈において、室温かつ大気圧で蒸気圧が0でな
い、特に10−2乃至300mmHg(1.33Pa乃
至40000Pa)、好ましくは0.3mmHg(40
Pa)より大きく、室温で液体である揮発性化粧品油及
び有機溶媒を意味するものと理解される。「非揮発性
油」なる表現は、蒸気圧が10−2mmHg(1.33
Pa)未満である油を意味するものと理解される。
【0128】これらの油は、炭化水素油、シリコーン
油、フッ素化油、又はそれらの混合物とすることができ
る。
【0129】「炭化水素油」なる表現は、主に水素と炭
素原子を含み、任意に酸素、窒素、硫黄、リン原子を含
む油を意味するものと理解することができる。揮発性炭
化水素油は、8乃至16炭素原子を有する炭化水素油、
特に分枝C−C16アルカン、例えば石油由来のC
−C16イソアルカン(イソパラフィンとも称され
る)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6−ペン
タメチルヘプタンとも称される)、イソデカン、イソヘ
キサデカン、例えば、商品名Isopars'又はPermetylsで
市販されている油、C−C16分枝状エステル、イソ
ヘキシルネオペンタノアート、及びその混合物から選ば
れる。他の揮発性炭化水素油、例えば石油蒸留物、特に
SHELL社によりShell Soltの名で市販されているものも
用いることができる。好ましくは、揮発性溶媒は、8乃
至16炭素原子を有する揮発性炭化水素油とその混合物
から選ばれる。
【0130】揮発性油としては、揮発性シリコーン、例
えば、揮発性直鎖状又は環状シリコーン油、特に8セン
チストークス(8×10−6/s)以下の粘度を有
し、特に2乃至7のケイ素原子を有するものも用いるこ
とができ、これらのシリコーンは任意に、1乃至10炭
素原子を有するアルキル又はアルコキシ基を含むもので
ある。本発明に用いられることができる揮発性シリコー
ン油としては、特にオクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチル
シクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシ
ロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキ
サメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、
デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロ
キサン及びその混合物を挙げることができる。
【0131】揮発性油又は揮発性溶媒は、本発明の組成
物中に、組成物の全重量に対して、0.1乃至30重量
%、好ましくは0.1乃至15重量%の範囲の量で、存
在することができる。
【0132】組成物は、特に、非揮発性炭化水素及び/
又はシリコーン及び/又はフッ素化油から選ばれる、少
なくとも一の非揮発性油を含むこともできる。
【0133】非揮発性炭化水素油としては、特に −植物由来の炭化水素油、例えば、脂肪酸とグリセロー
ルのエステルから成るトリグリセリドで、その中の脂肪
酸は、C乃至C24の種々の長さの鎖を有することが
でき、後者は直鎖状又は分枝状、飽和又は不飽和とする
ことができる、これらの油は特に小麦胚芽油、ヒマワリ
油、グレープシード油、ゴマ油、トウモロコシ油、アプ
リコット油、ヒマシ油、カリテ油、アボカド油、オリー
ブ油、大豆油、スイートアーモンド油、ヤシ油、レープ
シード油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカデミア油、
ホホバ油、ルーサン(アルファルファ)油、ポピーシー
ド油、パンプキンシード油、ゴマ油、ヒョウタン油、レ
ープシード油、クロフサスグリ種油、メマツヨイグサ
油、アワ(millet)油、オオムギ油、キノア油、ライ
油、サフラワー油、ククイノキ油、パッションフラワー
油、ローズマスカット油、またはカプリル酸/カプリン
酸のトリグリセリド、例えばStearineries Dubois社に
より市販されているもの、または商品名Miglyol 810、8
12および818で、Dynamit Nobel社によって市販されてい
るもの、 - 10乃至40の炭素原子を有する合成エーテル; - 鉱物又は合成起源の直鎖状又は分枝状炭化水素、例え
ばワセリン、ポリデセン、水素化ポリイソブテン、例え
ばパーリーム、スクアラン、及びそれらの混合物; - 式RCOORの油などの合成エステル、(R
は、1乃至40の炭素原子を含む直鎖状又は分枝状脂
肪酸残基を表し、Rは炭化水素鎖、特に分枝状炭化水
素鎖で1乃至40炭素原子を含むもので、R+R
10以上であるもの、例えばPurcellin油(オクタン酸
ケトステアリル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミ
チン酸イソプロピル、C12乃至C15のアルコールベ
ンゾアート、ヘキシルラウラート、ジイソプロピルアジ
パート、イソノニルイソノナノアート、2−エチルヘキ
シルパルミタート、アルコール又はポリアルコールのイ
ソステアラート、オクタノアート、デカノアート又は、
リシノーレアート、例えばプロピレングリコールジオク
タノアート;ヒドロキシル化エステル例えば乳酸イソス
テアリル、リンゴ酸ジイソステアリル;及びペンタエリ
トリトールのエステル; -12乃至26炭素原子を有する分枝状及び/又は不飽
和炭素鎖を含み、室温で液体の脂肪アルコール、例えば
オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オ
レイルアルコール、2−ヘキシルデカノール、2−ブチ
ルオクタノール、2−ウンデシルペンタデカノール; - 高級脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸、リノレ
ン酸;及びそれらの混合物を挙げることができる。
【0134】本発明の組成物において使われることがで
きる不揮発性のシリコーン油は、不揮発性のポリジメチ
ルシロキサン(PDMS)、ペンダントおよび/またはシリ
コーン鎖末端に、アルキル又はアルコキシ基を含むポリ
ジメチルシロキサンで、各基は2乃至24炭素原子を含
むもの、フェニル化されたシリコーン、例えばフェニル
トリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリ
メチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメ
チコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサ
ン、(2−フェニルエチル)トリメチルシロキシシリカ
ートであっても良い。
【0135】本発明で使われることができるフッ素化油
は、特に、フルオロシリコーン油、フッ素化ポリエーテ
ル、文献EP-A-847752にて記載されたフッ素化シリコー
ンである。
【0136】不揮発性の油は、本発明の組成物中に、組
成物の全重量に対して、0.1重量%から30重量%まで、好
ましくは0.1重量%から15重量%までの範囲の量で存在し
てもよい。
【0137】有利には、構成が揮発性油および不揮発性
の油を含むときに、揮発性油と不揮発性湯の量は、組成
物の全重量に対して、49重量%以下であり、好ましく
は25%未満、より好ましくは15%未満である。
【0138】本発明の組成物は乳化界面活性剤を含むこ
とができ、特に、組成物の全重量に対して2から30%ま
で、より好ましくは5%から15重量%の範囲の量で存在
することができる。これらの界面活性剤は、アニオン性
又は非アニオン性の界面活性剤から選ばれていてもよ
い。界面活性剤の特性と機能(乳化剤)の定義について
は、文献「Encyclopedia of Chemical Technology(KIR
K-OTHMER)」(第22巻)、p. 333-432、第3版、1979、W
ILEY、特に、アニオン性及び非イオン性の界面活性剤に
ついては、このp.347-377を参照することができる。
【0139】本発明の組成物において好ましくは使われ
る界面活性剤は、以下のものから選ばれる: - 非イオン性界面活性剤:脂肪酸、脂肪アルコール、ポ
リエトキシル化、又はポリグリセロール化脂肪アルコー
ル、例えばポリエトキシル化ステアリル又はセチルステ
アリルアルコール、脂肪酸とスクロースのエステル、ア
ルキルグルコースのエステル、特に、C1-C6アルキルグ
ルコースのポリオキシエチレン化脂肪エステル、および
それらの混合物; - アニオン性界面活性剤:アミン、アンモニア水又はア
ルカリ塩及びそれらの混合物で中和したC16−C30
脂肪酸;「STRUCTURE 2001」の名の下にNationalStarch
社によって販売される30重量%での水性分散液として
の、オキシエチレン化アクリル酸/イタコン酸モノステ
アリルのコポリマー(20EO)、「STRUCTURE 3001」の名
の下にNational Starch社によって販売される30重量%で
の水性分散液としての、エトキシル化アクリル酸/イタ
コン酸モノセチルのコポリマー(20EO)。
【0140】界面活性剤は、水中油型又は水中ワックス
型エマルションを生成させるのに用いられるものが好ま
しい。
【0141】本発明の組成物は、また、着色物質(例え
ば粉末状の着色物質、脂溶性着色剤、水溶性着色剤など
を含むことができる。この着色物質は、組成物の全重量
に対して、0.01乃至50重量%、好ましくは0.0
1乃至30重量%の範囲の量で存在することができる。
【0142】粉末状着色物質は、顔料又は真珠光沢剤か
ら選択されても良い。
【0143】顔料は、白色又は着色されたものでよく、
無機及び/又は有機でもよく、被覆又はそうでないもの
でもよい。無機顔料の中では、二酸化チタン、任意に表
面処理されたもの、酸化ジルコニウム、亜鉛、または、
セリウム、並びに酸化鉄または酸化クロム、マンガンバ
イオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物、フ
ェリックブルーを挙げることができる。有機顔料の中で
は、カーボンブラック、D及びC型の顔料、およびカルミ
ン、バリウム、ストロンチウム、カルシウムまたはアル
ミニウムベースのラッカーを挙げることができる。
【0144】真珠光沢剤は、チタンまたはビスマスオキ
シクロリドで被覆されたマイカなどの白色真珠光沢顔
料、酸化鉄で着色されたマイカチタン、特にフェリック
ブルーまたは酸化クロムで着色されたマイカチタン、上
記タイプの有機顔料で着色されたマイカチタンなどの着
色真珠光沢顔料、並びにビスマスオキシクロリドベース
の真珠光沢剤顔料から選ばれることができる。
【0145】脂溶性着色剤は、例えば、スーダンレッ
ド、D&Cレッド17、D&Cグリーン6、β-カロテン、
大豆油、スーダンブラウン、D&Cイエロー 11、D&
Cバイオレット 2、D&Cオレンジ5、キノリンイエロ
ー、アナートである。水溶性の着色剤は、例えばテンサ
イジュース、及びメチレンブルーである。
【0146】本発明の組成物は、さらに、化粧品におい
て、従来は、使われるいかなる添加物も含むことがで
き、例えば抗酸化剤、フィラー、防腐剤、香料、中和
剤、増粘剤、化粧品または皮膚科活性剤、例えば、エモ
リエント、保湿剤、ビタミン、サンスクリーンおよびそ
れの混合物を含むことができる。これらの添加物は、組
成物の全重量に対して、0.01乃至20重量%の量、より
好ましくは0.01乃至10重量%の量で存在すること
ができる(存在する場合)。
【0147】言うまでもなく、当業者は、企図される添
加により本発明の組成物の有利な特性が損なわれない、
又は実質的に損なわれないようにして、添加の可能性の
ある添加剤とその量を選択するであろう。本発明の組成
物は、化粧品又は皮膚科分野に一般的に用いられる周知
の方法により製造することができる。
【0148】固体粒子の密度を測定する方法:固体粒子
の見かけ密度は、Gay-Lussac比重瓶を使用して測定され
る。
【0149】精度スケール(1mgの精度)が用いられ、
測定は自動温度調節室において25℃(±0.5℃)で実行
される。
【0150】密度dを有する2つの対照液、脱鉱水(d =
1000 kg/m3)およびヘプタン(d =683.7kg/m3)も用い
られる。固体粒子の密度は、各液体の対照液について測
定される。
【0151】比重瓶および測定値を実行するために使わ
れる製品が、25℃の温度で置かれる。下記に記載され
る質量は、キログラムで表されたものである。
【0152】比重瓶の質量M0が測定され、そして、気泡
を入れないようにしながら、比重瓶は用いられる対照液
で完全に満たされる。満たした比重瓶の質量M1を測定す
る。
【0153】質量M3の対照液と、測定することが望ま
れる密度d2を有する、質量M2の物質の混合物がつい
で調製される。混合物を攪拌し、そして、攪拌を終止す
る直前に、比重瓶をこの混合物で満たし、満たした比重
瓶の質量M4を測定する。比重瓶に存在する混合物の質量
M4−M0をついで測定する。
【0154】比重瓶が一定の充填容量を有しているの
で、以下の関係を定めることが可能である: (M1-M0)/d=(M2/d2+M3/d)×(M4-M0)/(M2+M3)
【0155】この関係は、kg/m3において表された、固
体粒子の密度d2の値を計算することを可能にする。固体
粒子の密度の値は、したがって、各々の対照液について
決定される。本発明によれば、最も高い値(蒸留水で測
定した密度およびヘプタンで測定した密度の中で)が、
固体粒子の容量分画の決定のための密度の値として選ば
れる。
【0156】ポリマーの収縮力を測定する方法:原理
は、処理の前と処理の後に、単離した角質層の試験片の
長さを測定し、試験片の収縮力パーセンテージを測定す
ることである。
【0157】1cm×0.4cmの大きさ、10乃至20
μmの範囲の厚さを有する角質の試験片を用いて、DIAS
TRON社により市販されている伸長計 MTT 610に配置す
る。
【0158】試験片を、2つの顎部の間に配置し、30
℃、相対湿度40%の雰囲気中に12時間放置する。
【0159】試験片を、最初の長さの5乃至10%の長
さまで、2mm/分の速度で引っ張り、試験片が顎部に力を
加え始める長さlを装置により検出して測定する。
【0160】ついで試験片を緩め、ついで7重量%のポ
リマーを含む水性組成物2mgを角質に適用する。組成
物から水が完全に蒸発した後、試験片を上記と同じ条件
で引っ張り、処理した試験片について長さlを測定す
る。
【0161】収縮力パーセンテージは、100×(l2
l1)/l1の比により決定される。本発明は、より詳細に
以下の実施例で例示される。
【0162】
【実施例】比較実験 例1及び例2: a) 2つの水性ワックス分散物を調製した。一方は、「PH
YTOWAX Olive18L 57」の名の下に、SOPHIM社から市販さ
れているワックス(硬度10.05のMPaのワックス)を含む
(分散液1)。他方は、蜜蝋(3.68のMPaの硬度を有す
るワックス)を含む(分散液2)。
【0163】各ワックス分散物は、40gのワックス、4g
の「BRIJ 35」の名の下にUNICHEMA社によって市販され
る、23のエチレンオキシド単位を含む、ポリオキシエチ
レン化ラウリルアルコール界面活性剤、及び56gの95
℃に加熱した水とを95℃で、Ultraturrax撹拌器を用
い攪拌しながら混合し、300nmの平均粒径を有する
水性ワックス分散液と得た。
【0164】b)以下の組成を有する2つのマスカラを
調製した。 - ワックス 30g - 黒酸化鉄(BASFからのSicovit black 85E172) 5g - ヒドロキシエチルセルロース(AmercholからのCellos
ize QP4400M)1g - プロピレングリコール 5g - 界面活性剤(Brij 35) 7.5g - 水 100gとする量
【0165】本発明(例1)のマスカラは、分散液1の
SOPHIM社により「PHYTOWAX Olive 18L 57」の名で市販
されているワックスを含む。
【0166】本発明を一部を構成していない(例2)マ
スカラは、分散液2の蜜蝋を含む。
【0167】各マスカラは、他の成分を備えている相補
的な水性分画と、上記a)に記載した75gの対応する
ワックス分散液を混合することにより調製する。
【0168】これらの2つのマスカラの不揮発性分画
は、84%(不揮発性分画の全量に対して)の固体粒子
(ワックス、ダイヤモンド、黒酸化鉄)の容量分画を含
む。
【0169】例1のマスカラにおいて、硬いワックスの
容量分画は、固体粒子の全量の96.8%に相当する。例2
のマスからは硬いワックスを含まない。
【0170】これらの2つのマスカラのカール特性を、
以下のプロトコールに従って測定した。
【0171】湾曲半径6乃至7mmの湾曲の弧を有し、
15mmの長さの15の髪束を含むコーカソイドの髪の試験片
を用いた。試験片の上部が試験片により形成される弧の
内側に対応し、試験片の下部が試験片により形成される
弧の外側に対応するようにして、これらを支持体に取り
つける。
【0172】マスカラを塗る前に、髪試験片の湾曲を、
Macrozoom Navitarを用いてデジタル側面写真を撮るこ
とによって測定した。
【0173】次いで、マスカラを、試験片の下部に、ブ
ラシを用いて、各試験片に適用する。
【0174】10回のブラシ通しを3回連続して行な
い、各10回の通しの間に2分間の待ち時間を置いた。
【0175】試験片への最後のブラシ通しの20分後
に、メイクアップした髪の試験片の写真を撮る。
【0176】画像のプロセシングを、Microvision画像
分析システムで行ない、メイクアップ前の髪束の湾曲の
平均半径(Rci)とメイクアップ適用後の髪の湾曲の
平均半径(Rcf)を測定する。湾曲半径はミリメート
ルで測定する。
【0177】カールRは、以下の式に従って計算され
る: R=1/Rci−1/Rcf
【0178】Rの値が高ければ、測定される睫毛のカー
ルも大きい。
【0179】以下の結果が得られた: 例1(本発明):R=0.018mm-1 例2(本発明外):R=0.012mm-1
【0180】本発明の例1のマスカラのカール特性は、
例2のマスカラの特性より優れていることが観察され
た。
【0181】例1のマスカラに存在するより硬いワック
スの使用は、睫毛のカールを増大させることを可能にす
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA081 AA082 AA121 AA122 AB151 AB171 AB191 AB232 AB371 AB431 AC011 AC101 AC111 AC122 AC182 AC211 AC331 AC391 AC431 AC811 AD011 AD021 AD071 AD091 AD151 AD261 AD282 BB01 BB12 BB14 BB21 BB26 BB31 BB44 BB46 BB47 BB48 CC14

Claims (62)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中ワックス型分散物の形態の、ケラチ
    ン性繊維、特に睫毛を皮膜するための組成物であって、
    化粧品的に許容可能な水性媒体に、以下のもの: − ケラチン性物質に接着可能なポリマー、 − 77℃未満の融点と、6.5MPa以上の硬度を有
    するワックスを含む第一の物質を含む、25℃で固体で
    ある第一の粒子、 − 及び任意に、第一の物質と異なる第二の物質を含
    み、40℃以下の温度で合着できない第二の固体粒子を
    含む非揮発性分画を含み、第一の固体粒子、及び適切な
    場合に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発
    性分画の全容量の50%以上であり、且つ適切な場合
    に、第一の固体粒子の容量分画が、第一の固体粒子と第
    二の固体粒子の全容量の25%以上であるような量で、
    第一、及び適切な場合に、第二の固体粒子が組成物中に
    存在する組成物。
  2. 【請求項2】 前記ワックスが、60℃未満の融点を有
    することを特徴とする、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記ワックスが、30℃から59℃の範
    囲の融点を有することを特徴とする、請求項1または2
    記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記ワックスが、35℃から59℃の範
    囲の融点を有することを特徴とする、請求項1から3の
    いずれか一項記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記ワックスが、40℃から50℃の範
    囲の融点を有することを特徴とする、請求項1から4の
    いずれか一項記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記ワックスが、6.5MPaから20
    MPaの範囲、特に6.5MPaから15MPaの範
    囲、好ましくは6.5MPaから12MPaの範囲の硬
    度を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれ
    か一項記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記ワックスが、9.7から20MPa
    の範囲、好ましくは9.7から15MPaの範囲、より
    好ましくは9.7から12MPaの範囲の硬度を有する
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項記載
    の組成物。
  8. 【請求項8】 前記ワックスが、カンデリラワックス、
    水素化ホホバワックス、もくろう、セレシン、オクタコ
    サニルステアラート、テトラコンタニルステアラート、
    セラックワックス、ベヘニルフマラート、ジ(1,1,1-ト
    リメチロールプロパン)テトラステアラート、ジ(1,1,1-
    トリメチロールプロパン)テトラベヘナート、オゾケラ
    イト、ステアリルアルコールでエステル化されたオリー
    ブ油の水素化によって得られるワックス、セチルアルコ
    ールでエステル化されたヒマシ油の水素化によって得ら
    れるワックスから選択されることを特徴とする、請求項
    1から6のいずれか一項記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記ワックスが、ジ(1,1,1-トリメチロ
    ールプロパン)テトラステアラート、及びステアリルア
    ルコールでエステル化されたオリーブ油の水素化によっ
    て得られるオリーブワックスから選択されることを特徴
    とする、請求項1から8のいずれか一項記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記第一の固体粒子が、50nmから
    50μm、好ましくは100nmから10μmの範囲の
    平均径を有することを特徴とする、請求項1から9のい
    ずれか一項記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記第一のワックス粒子が、組成物の
    全重量に対して1.25から50重量%の範囲、有利に
    は5から40重量%の範囲、好ましくは10から25重
    量%の範囲の量で、組成物中に存在することを特徴とす
    る、請求項1から10のいずれか一項記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記組成物が、第一及び第二の固体粒
    子を含むことを特徴とする、請求項1から11のいずれ
    か一項記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の60%以上であることを特徴とする、請求
    項1から12のいずれか一項記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の70%以上であることを特徴とする、請求
    項1から13のいずれか一項記載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記第二の固体粒子が、以下のもの: − 100℃より高い一次相転移、融解転移、または燃
    焼転移を示す、25℃で固体である結晶性または半結晶
    性物質を含む、第二の一次固体粒子 − 及び/または60℃以上のガラス転移温度を有する
    非晶性物質を含む、第二の二次固体粒子 − 及び/または前記第二の一次及び二次固体粒子と異
    なる、第二の三次固体粒子と称される、25℃で固体で
    ある他の粒子 − 並びにそれらの混合物から選択されることを特徴と
    する、請求項1から14のいずれか一項記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記結晶性または半結晶性物質が、1
    20℃より高い一次相転移を有することを特徴とする、
    請求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記結晶性または半結晶性物質が、1
    50℃より高い一次相転移を有することを特徴とする、
    請求項15または16記載の組成物。
  18. 【請求項18】 前記第一の物質が、10以上、好まし
    くは10から7500の範囲のビッカース硬度を有する
    ことを特徴とする、請求項15から17のいずれか一項
    記載の組成物。
  19. 【請求項19】 前記第一の物質が、200以上、好ま
    しくは200から7500の範囲のビッカース硬度を有
    することを特徴とする、請求項15から18のいずれか
    一項記載の組成物。
  20. 【請求項20】 前記第一の物質が、400以上、好ま
    しくは400から7500の範囲のビッカース硬度を有
    することを特徴とする、請求項15から19のいずれか
    一項記載の組成物。
  21. 【請求項21】 前記物質が、シリカ、ガラス、ダイア
    モンド、銅、窒化ホウ素、セラミックス、マイカ、金属
    酸化物、ポリアミド、及びそれらの混合物からなる群か
    ら選択されることを特徴とする、請求項15から20の
    いずれか一項記載の組成物。
  22. 【請求項22】 前記金属酸化物が、酸化鉄から選択さ
    れることを特徴とする、請求項21記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前記第二の一次粒子が、50nmから
    50μmの範囲、好ましくは20nmから50μmの範
    囲の平均径を有することを特徴とする、請求項15から
    22のいずれか一項記載の組成物。
  24. 【請求項24】 前記第二の二次固体粒子の非晶性物質
    が、80℃以上のガラス転移温度を有することを特徴と
    する、請求項15記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記第二の二次固体粒子の第二の非晶
    性物質が、100℃以上のガラス転移温度を有すること
    を特徴とする、請求項15または24記載の組成物。
  26. 【請求項26】 前記非晶性物質が、ポリマーであるこ
    とを特徴とする、請求項15,24または25のいずれ
    か一項記載の組成物。
  27. 【請求項27】 前記非晶性物質が、フリーラジカルポ
    リマー及び重縮合物から選択されるポリマーであること
    を特徴とする、請求項15,24から26のいずれか一
    項記載の組成物。
  28. 【請求項28】 前記非晶性物質が、エチレンポリマ
    ー、プロピレンポリマー、アクリルポリマー、アクリル
    アミドポリマー、(メタ)アクリロニトリルポリマー、
    ポリカーボナート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ
    アミド、ポリスルホン、ポリスルホンアミド、及び炭水
    化物から選択されるポリマーであることを特徴とする、
    請求項15,24から27のいずれか一項記載の組成
    物。
  29. 【請求項29】 前記第二の二次固体粒子が、10nm
    から50μmの範囲、好ましくは20nmから1μmの
    範囲の平均径を有することを特徴とする、請求項15及
    び24から28のいずれか一項記載の組成物。
  30. 【請求項30】 前記第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の55から99%の範囲であることを特徴と
    する、請求項1から29のいずれか一項記載の組成物。
  31. 【請求項31】 前記第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の60%以上である、特に60から99%の
    範囲であることを特徴とする、請求項1から30のいず
    れか一項記載の組成物。
  32. 【請求項32】 前記第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の70%以上である、特に70から95%の
    範囲であることを特徴とする、請求項1から31のいず
    れか一項記載の組成物。
  33. 【請求項33】 前記第一の固体粒子の容量分画が、第
    一及び第二の固体粒子の全容量分画の30%以上であ
    る、好ましくは30から100%の範囲であるような量
    で、前記第一の粒子が組成物中に存在することを特徴と
    する、請求項1から32のいずれか一項記載の組成物。
  34. 【請求項34】 前記第一の固体粒子の容量分画が、第
    一及び第二の固体粒子の全容量分画の40%以上であ
    る、好ましくは40から100%の範囲であるような量
    で、前記第一の粒子が組成物中に存在することを特徴と
    する、請求項1から33のいずれか一項記載の組成物。
  35. 【請求項35】 前記第一の固体粒子の容量分画が、第
    一及び第二の固体粒子の全容量分画の50%以上であ
    る、とりわけ50から100%の範囲であるような量
    で、前記第一の粒子が組成物中に存在することを特徴と
    する、請求項1から34のいずれか一項記載の組成物。
  36. 【請求項36】 前記第一の一次及び/または二次固体
    粒子と、前記第二の一次及び/または二次固体粒子の容
    量分画が、第一及び第二の固体粒子の全容量の25.0
    5%以上である、好ましくは25.05から100%の
    範囲であるような量で、前記第二の一次及び/または二
    次固体粒子が組成物中に存在することを特徴とする、請
    求項1から35のいずれか一項記載の組成物。
  37. 【請求項37】 前記第一の一次及び/または二次固体
    粒子と、前記第二の一次及び/または二次固体粒子の容
    量分画が、第一及び第二の固体粒子の全容量の30.0
    5%以上である、とりわけ30.05から100%の範
    囲である、好ましくは40.05%以上である、とりわ
    け40.05から100%の範囲である、より好ましく
    は50.05%以上である、とりわけ50.05から1
    00%の範囲であるような量で、前記第二の一次及び/
    または二次固体粒子が組成物中に存在することを特徴と
    する、請求項1から36のいずれか一項記載の組成物。
  38. 【請求項38】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、ビニルポリマー、ポリウレタン、ポリエステ
    ル、ポリアミド、ポリウレア、及びセルロースポリマー
    からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1
    から37のいずれか一項記載の組成物。
  39. 【請求項39】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、40℃以下の温度で皮膜形成するポリマーであ
    ることを特徴とする、請求項1から38のいずれか一項
    記載の組成物。
  40. 【請求項40】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、水中に7%の濃度で、30℃で40%の相対湿
    度で1%より大きい単離された角質層の収縮を生ずる沈
    着を形成可能なポリマーであることを特徴とする、請求
    項1から39のいずれか一項記載の組成物。
  41. 【請求項41】 前記角質層の収縮が、1.2%より大
    きい、より好ましくは1.5%より大きいことを特徴と
    する、請求項40記載の組成物。
  42. 【請求項42】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、水性媒体に可溶化されていることを特徴とす
    る、請求項1から41のいずれか一項記載の組成物。
  43. 【請求項43】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、水性分散物中の固体粒子の形態で存在すること
    を特徴とする、請求項1から41のいずれか一項記載の
    組成物。
  44. 【請求項44】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、水性媒体に分散した液体脂肪相中に、表面安定
    化粒子の形態で可溶化または分散されていることを特徴
    とする、請求項1から41のいずれか一項記載の組成
    物。
  45. 【請求項45】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、組成物の全重量に対して0.1から50重量
    %、好ましくは0.5から40重量%、より好ましくは
    1から30重量%の範囲の量で存在することを特徴とす
    る、請求項1から44のいずれか一項記載の組成物。
  46. 【請求項46】 第一の固体粒子のワックスとは異なる
    さらなるワックスを含むことを特徴とする、請求項1か
    ら45のいずれか一項記載の組成物。
  47. 【請求項47】 前記さらなるワックスが、組成物の全
    重量に対して0.1から35重量%、好ましくは0.1
    から20重量%、より好ましくは1から10重量%の範
    囲の量で組成物中に存在することを特徴とする、請求項
    46記載の組成物。
  48. 【請求項48】 前記さらなるワックスが、50nmか
    ら50μm、好ましくは50nmから10μmの範囲の
    平均径を有する粒子の形態で存在することを特徴とす
    る、請求項46または47記載の組成物。
  49. 【請求項49】 前記水性媒体が、水、または水と水混
    和性有機溶媒との混合物からなることを特徴とする、請
    求項1から48のいずれか一項記載の組成物。
  50. 【請求項50】 前記水混和性有機溶媒が、1から5の
    炭素原子を有する低級モノアルコール、2から8の炭素
    原子を有するグリコール、C−Cケトン、C−C
    アルデヒドから選択されることを特徴とする、請求項
    49記載の組成物。
  51. 【請求項51】 前記水性媒体が、組成物の全重量に対
    して10から95重量%、好ましくは20から70重量
    %、より好ましくは30から80重量%の範囲の量で存
    在することを特徴とする、請求項1から50のいずれか
    一項記載の組成物。
  52. 【請求項52】 揮発性油または揮発性有機溶媒を含む
    ことを特徴とする、請求項1から51のいずれか一項記
    載の組成物。
  53. 【請求項53】 前記揮発性油が、炭化水素油、シリコ
    ーン油、フッ素化油、またはこれらの混合物から選択さ
    れることを特徴とする、請求項52記載の組成物。
  54. 【請求項54】 前記揮発性油が、組成物の全重量に対
    して0.1から30重量%の範囲、好ましくは0.1か
    ら15重量%の範囲の量で存在することを特徴とする、
    請求項52または53記載の組成物。
  55. 【請求項55】 非揮発性油を含むことを特徴とする、
    請求項1から54のいずれか一項記載の組成物。
  56. 【請求項56】 前記非揮発性油が、組成物の全重量に
    対して0.1から50重量%、好ましくは0.1から3
    0重量%の範囲の量で存在することを特徴とする、請求
    項55記載の組成物。
  57. 【請求項57】 界面活性剤を含むことを特徴とする、
    請求項1から56のいずれか一項記載の組成物。
  58. 【請求項58】 着色物質、抗酸化剤、フィラー、防腐
    剤、香料、中和剤、増粘剤、化粧用活性剤、サンスクリ
    ーン剤、合着化剤、及び可塑剤から選択される添加剤を
    含むことを特徴とする、請求項1から57のいずれか一
    項記載の組成物。
  59. 【請求項59】 マスカラであることを特徴とする、請
    求項1から58のいずれか一項記載の組成物。
  60. 【請求項60】 請求項1から59のいずれか一項記載
    の組成物のケラチン性繊維への適用を含む、ケラチン性
    繊維、特に睫毛に対するメイクアップの適用または非治
    療的な処理のための方法。
  61. 【請求項61】 ケラチン性繊維、特に睫毛をカールす
    るための、請求項1から59のいずれか一項記載のケラ
    チン性繊維を皮膜するための組成物の使用。
  62. 【請求項62】 ケラチン性物質、特に睫毛をカールす
    るための使用であって、化粧品的に許容可能な水性媒体
    に、ケラチン性物質に接着可能なポリマー、及び第一の
    固体粒子、及び適切な場合に、第二の固体粒子を含む非
    揮発性分画を含み、第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の50%以上であり、且つ適切な場合に、第
    一の固体粒子の容量分画が、第一の固体粒子と第二の固
    体粒子の全容量の25%以上であるような量で、第一の
    固体粒子、及び適切な場合に、第二の固体粒子が組成物
    中に存在する、水中ワックス型分散物の形態の、ケラチ
    ン性繊維を皮膜するための組成物、特にマスカラにおけ
    る、77℃未満の融点と、6.5MPa以上の硬度を有
    するワックスを含む第一の物質を含む、25℃で固体で
    ある第一の粒子と、及び任意に、第一の物質と異なる第
    二の物質を含み、40℃以下の温度で合着できない第二
    の固体粒子との使用。
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