JP2003055136A - 固体粒子を含むマスカラ - Google Patents

固体粒子を含むマスカラ

Info

Publication number
JP2003055136A
JP2003055136A JP2002207523A JP2002207523A JP2003055136A JP 2003055136 A JP2003055136 A JP 2003055136A JP 2002207523 A JP2002207523 A JP 2002207523A JP 2002207523 A JP2002207523 A JP 2002207523A JP 2003055136 A JP2003055136 A JP 2003055136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition according
solid particles
composition
range
wax
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002207523A
Other languages
English (en)
Inventor
Frederic Auguste
フレデリック・オーギュスト
Florence Tournilhac
フロランス・トゥルニラック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2003055136A publication Critical patent/JP2003055136A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/044Suspensions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • A61K8/731Cellulose; Quaternized cellulose derivatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/81Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/8105Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • A61K8/8117Homopolymers or copolymers of aromatic olefines, e.g. polystyrene; Compositions of derivatives of such polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/81Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/8141Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • A61K8/8147Homopolymers or copolymers of acids; Metal or ammonium salts thereof, e.g. crotonic acid, (meth)acrylic acid; Compositions of derivatives of such polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • A61Q1/10Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for eyes, e.g. eyeliner, mascara

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適用の後、睫毛の良好なカールを与える皮膜
を導く睫毛を皮膜するための組成物を提供する。 【解決手段】 ケラチン性繊維を皮膜するための組成物
であって、少なくとも一つの揮発性溶媒を含む化粧品的
に許容可能な水性媒体に、ケラチン性物質に接着可能な
ポリマー、60℃以上のガラス転移を示す、25℃で固
体である第一の非晶性物質を含む第一の固体粒子、及び
任意に、第一の物質と異なる第二の物質を含み、40℃
以下の温度で合着できない第二の固体粒子を含む非揮発
性分画を含み、第一の固体粒子、及び適切な場合に、第
二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分画の全
容量の50%以上であるような量で、第一、及び適切な
場合に、第二の固体粒子が組成物中に存在する組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野と従来の技術】本発明の主題
は、固体粒子と接着性ポリマーとを含む、ケラチン性繊
維、特に睫毛または髪を皮膜するための化粧品組成物、
及びケラチン性繊維をカールするためのその使用であ
る。この組成物は、睫毛または髪、または変わりにつけ
まつげまたはかつらのような人口頭髪のようなヒトの実
質的に縦方向のケラチン性繊維に対して企図される。と
りわけ、この組成物は、睫毛を皮膜するために企図され
る。
【0002】この組成物は、マスカラとも称されるメイ
クアップ組成物、トップコートとも称されるメイクアッ
プの上に適用される組成物、または別法として、ケラチ
ン性繊維、特に睫毛を処理するための組成物であっても
良い。とりわけこの組成物はマスカラである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、適用
の後、睫毛の良好なカールを与える皮膜を導く睫毛を皮
膜するための組成物を提供することである。
【0004】本発明者は、そのような睫毛の皮膜が、接
着性ポリマーと組み合わせた特定の固体粒子を使用して
得ることができることを発見した。
【0005】
【課題を解決するための手段】より正確には、本発明の
主題は、ケラチン性繊維を皮膜するための組成物であっ
て、少なくとも一つの揮発性溶媒を含む化粧品的に許容
可能な水性媒体に、以下のもの: − ケラチン性物質に接着可能なポリマー、 − 60℃以上のガラス転移を示す、25℃で固体であ
る第一の非晶性物質を含む第一の固体粒子、 − 及び任意に、第一の物質と異なる第二の物質を含
み、40℃以下の温度で合着できない第二の固体粒子 を含む非揮発性分画を含み、第一の固体粒子、及び適切
な場合に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮
発性分画の全容量の50%以上であるような量で、第
一、及び適切な場合に、第二の固体粒子が組成物中に存
在する組成物である。
【0006】本発明の主題はまた、前述の組成物のケラ
チン性繊維への適用を含む、ケラチン性繊維、特の睫毛
に対するメイクアップの適用または非治療的な処理のた
めの方法である。
【0007】本発明の主題はまた、ケラチン性繊維、特
に睫毛をカールするための、前述の組成物の使用であ
る。
【0008】本発明の主題はまた、ケラチン性物質、特
に睫毛をカールするための使用であって、少なくとも一
つの揮発性溶媒を含む化粧品的に許容可能な水性媒体
に、ケラチン性物質に接着可能なポリマーを含み、且つ
第一の固体粒子、及び適切な場合に、第二の固体粒子を
含む非揮発性分画を含み、第一の固体粒子、及び適切な
場合に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発
性分画の全容量の50%以上であるような量で、第一の
固体粒子、及び適切な場合に、第二の固体粒子が組成物
中に存在する、ケラチン性繊維を皮膜するための組成
物、特にマスカラにおける、60℃以上のガラス転移を
示す温度を有する、25℃で固体である第一の非晶性物
質の第一の固体粒子、及び任意に、第一の物質と異なる
第二の物質の第二の固体粒子の使用である。
【0009】
【発明の実施の形態】用語、固体粒子は、25℃で大気
圧で固体状態である粒子を意味するように解される。
【0010】用語、組成物の非揮発性分画は、揮発性で
はない組成物に存在する構成成分の組み合わせを意味す
るように解される。用語、揮発性化合物は、単離された
際に、室温(25℃)で大気圧で0ではない蒸気圧、特
に10−2から300mmHg(1.33Paから40
000Pa)の範囲、好ましくは0.3mmHg(40
Pa)より大きい蒸気圧を有する化合物を意味するよう
に解される。
【0011】組成物の非揮発性分画は実際は、まつげに
適用されるマスカラの完全な乾燥の後、睫毛に維持され
る構成成分の混合物に対応する。
【0012】睫毛の良好なカールを得るために、本発明
に係る組成物は、60℃以上(特に60℃から800℃
の範囲)、有利には80℃以上(特に80℃から700
℃の範囲)、好ましくは100℃以上(特に100℃か
ら500℃の範囲)のガラス転移温度を有する、第一の
非晶性物質と称される非晶性物質を含む(特に非晶性物
質から形成される)、第一の固体粒子と称される固体粒
子を含む。ガラス転移温度は、ASTM D3418-97スタンダ
ードに従ってDSC(示差走査熱量計)によって測定され
ても良い。
【0013】非晶性物質として、40℃以下の温度で皮
膜形成し、前述のガラス転移温度を有するポリマーが使
用されて良い。
【0014】用語、「40℃未満の温度で皮膜形成しな
いポリマー」は、それ自体でまたは皮膜形成助剤の存在
下で、40℃以下の温度で、支持体、特にケラチン性物
質に接着性である連続的な皮膜を形成できないポリマー
を意味するように解される。
【0015】用語、皮膜形成助剤は、ポリマーによる皮
膜の形成を促進するための、当業者に周知の可塑剤及び
合着剤を意味するように解される。
【0016】60℃以上のガラス転移温度を有する非晶
性ポリマーとして、この規定されたガラス転移温度を有
するフリーラジカルポリマーまたは重縮合物を使用して
も良い。
【0017】フリーラジカルポリマーとして、以下のも
のが挙げられる: − エチレン、特にシクロエチレン、ナフチルエチレン
のポリマー; − プロピレン、特にヘキサフルオロプロピレンのポリ
マー; − アクリルポリマー、特にアクリル酸、ジメチル−ア
ダマンチルアクリラート、クロロアクリラートのポリマ
ー; − アクリルアミドのポリマー; − (メタ)アクリロニトリルのポリマー; − アセチルスチレン、カルボキシスチレン、クロロメ
チルスチレンのポリマー。
【0018】重縮合物として、ポリカーボナート、ポリ
ウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリスルホン、
ポリスルホンアミド、アミローストリアセタートのよう
な炭水化物が挙げられる。
【0019】第一の固体粒子は、固体粒子または中空粒
子であっても良い。
【0020】第一の実施態様に従って、第一の固体粒子
は、前述の非晶性物質から必須に形成される。
【0021】第二の実施態様に従って、第一の固体粒子
は、少なくとも前述の第一の非晶性物質と、第一の非晶
性物質とは異なる少なくとも一つのさらなる物質とを含
み、前記第一の非晶性物質は、前記第一の固体粒子の表
面または外皮を形成し、前記さらなる物質は、前記第一
の固体粒子の内部またはコアを形成する。
【0022】さらなる物質は、例えば60℃未満、好ま
しくは45℃未満のガラス転移温度を有するさらなるポ
リマーであっても良い。
【0023】かくして、第一の固体粒子は、例えば60
℃以上のガラス転移温度を有する第一の非晶性物質から
形成される外側部分(つまり外皮)を含み、且つ60℃
未満のガラス転移温度を有する内側部分(つまりコア)
を含むコア−シェル粒子であって良い。
【0024】有利には、第一の固体粒子における第一の
非晶性物質の含量は、第一の物質の容量分画が、第一の
固体粒子の全容量の10容量%以上、好ましくは30容
量%以上であるようなものである。
【0025】第一の固体粒子は、10nmから50μm
の範囲、好ましくは20nmから1μmの範囲の平均粒
径を有して良い。
【0026】第一の固体粒子として、JOHNSON POLYMER
社により"JONCRYL(登録商標)SCX 8082"、"JONCRYL(登録
商標)90"、AVECIA RESINS社により"NEOCRYL(登録商標)X
K 52"、及びRHODIA CHIMIE社により"RHODOPAS(登録商
標)5051"の名称で販売されている、皮膜非形成性ポリマ
ーの水性分散物を使用しても良い。
【0027】本発明に係る組成物は、前述の第一の固体
粒子に加えて、第一の固体粒子とは異なる、第二の粒子
と称される他の固体粒子を含んでも良い。
【0028】これらの第二の固体粒子は、個別的な固体
粒子の形態を維持する、第一の固体粒子とは異なるいず
れかの物質の、または任意に共にくっついた粒子である
が、この場合その個々の粒子状態を維持する、25℃で
固体である粒子にタイプする(共にくっついたこれらの
固体粒子は、40℃以下の温度で合着しない)。
【0029】特に前記第二の固体粒子は、以下のもの: − 60℃以上のガラス転移温度を有する結晶性または
半結晶性物質を含む(特にそれらから形成される)、第
二の一次固体粒子と称される固体粒子 − 及び/または6.5MPaより高い硬度を有するワ
ックスを含む(特にそれらから形成される)、第二の二
次固体粒子と称される固体粒子 − 及び/または前記第二の一次及び二次固体粒子と異
なる、第二の三次固体粒子と称される他の固体粒子 − 並びにそれらの混合物 を含んでも良い。
【0030】第二の一次固体粒子は、結晶性または半結
晶性であり、100℃より高い、好ましくは120℃よ
り高い、より好ましくは150℃より高い一次相転移、
融解転移、または燃焼転移を有する、室温(25℃)で
固体である、第一の物質と称される物質を含む(特にそ
れらから形成される)固体粒子である。第一の物質の融
解または燃焼温度は、ASTM E794-98スタンダードに従っ
て測定されて良い。
【0031】用語、「半結晶性物質」は、本発明の概念
内で、可逆的な一次相転移温度、特に融点(固体−液体
転移)を示す、結晶性部分と非晶性部分とを含む物質、
特にポリマーを意味するように解される。
【0032】有利には、前述の固体粒子の第一の物質
は、10以上、特に10から7500の範囲、好ましく
は200以上、特に200から7500の範囲、より好
ましくは400以上、特に400から7500の範囲の
ビッカース硬度を示す。
【0033】ビッカース硬度(HV)は、荷重Pを使用
して、底面が正方形であるピラミッドの形態で硬度計を
前記物質に適用することによって測定される。硬度計で
得られる正方形のくぼみの対角線の平均サイズが、かく
して測定される。
【0034】ビッカース硬度(HV)は、以下の関係式
によって計算される:
【数1】
【0035】ビッカース硬度の測定は、LECO社製のミク
ロ硬度測定器M 400 g 2を使用して実施されても良い。
【0036】前記第二の一次固体粒子の第一の物質は、
シリカ、ガラス、ダイアモンド、銅、窒化ホウ素、セラ
ミックス、マイカ、金属酸化物、特に黒酸化鉄、赤酸化
鉄、黄酸化鉄のような酸化鉄、酸化チタン、アルミナ、
ナイロン(登録商標)のようなポリアミド、及びそれら
の混合物から選択されて良い無機物質であって良い。
【0037】前記第二の一次固体粒子は、固体粒子、ま
たは別法として中空粒子であって良い。例えば、SUNJIN
CHEMICAL社により"SUNSIL-130"の名称で販売されてい
る中空シリカを使用しても良い。
【0038】本発明に係る組成物の第一の実施態様によ
れば、前記第二の一次固体粒子は、前述の第一の物質か
ら必須に形成される。
【0039】本発明に係る組成物の第二の実施態様によ
れば、前記第二の一次固体粒子は、少なくとも二つの第
一の物質を含む、または第一の物質より必須に形成され
る。これは例えば、酸化チタンまたは酸化鉄で被覆され
たマイカの場合である。
【0040】本発明に係る組成物の第三の実施態様によ
れば、前記第二の一次固体粒子は、少なくとも一つの前
記第一の物質と、前記第一の物質とは異なる少なくとも
さらなる物質とを含み、前記第一の物質は、前記第一の
固体粒子の表面を形成する。これらの固体粒子につい
て、前述の特徴を有する前記第一の物質は、前記第二の
一次固体粒子の表面に存在し、後者は第一の物質で被覆
されたさらなる物質を含む。
【0041】有利には、前記第二の一次固体粒子は、5
nmから50μm、好ましくは20nmから50μmの
範囲の平均径を有しても良い。
【0042】前記第二の固体粒子は、6.5MPa以上
の硬度を有するワックスを含む第二の二次固体粒子を含
んでも良い。
【0043】用語、「ワックス」は、本発明の一般的な
概念内で、30℃から99℃、より好ましくは45℃か
ら99℃の範囲の融点を有する、可逆的な固体/液体の
状態変化を有する、室温(25℃)で大気圧(760m
mHg、即ち10Pa)で固体である脂溶性脂肪化合
物を意味するように解される。前記ワックスをその融点
に加熱することによって、それを油と混和させ、顕微鏡
的に均一な混合物を形成することが可能であるが、その
混合物の温度を室温に戻すと、混合物の油中のワックス
の再結晶化が得られる。
【0044】本発明によれば、融点の値は、例えばMETL
ER社によるDSC 30の名称で販売されている熱量計といっ
た示差走査熱量計を使用して、1分あたり5または10
℃の温度の上昇で測定された融解のピークに対応する。
【0045】前記ハードワックスは、30℃から99℃
の範囲、特に40℃から99℃の範囲の融点を有する。
【0046】有利には、前記ハードワックスは、30℃
以上で77℃未満、特に30℃以上で60℃未満、特に
30℃から59℃の範囲、好ましくは35℃から59℃
の範囲、より好ましくは40℃から50℃の範囲の融点
を有する。
【0047】好ましくは、前記ハードワックスは、6.
5MPaから20MPaの範囲、特に9.7MPから2
0MPaの範囲、特に9.7MPaから15MPaの範
囲の硬度を有して良い。有利には前記ワックスは、10
MPaより大きい、特に10から20MPaの範囲、よ
り好ましくは10から12MPaの範囲の硬度を有して
良い。
【0048】本願によれば、ワックスの硬度は、2mm
の直径を有するステンレススチールシリンダーを備えた
RHEO社によってTA-XT2iの名称で販売されている硬度計
を使用して、0.1mm/sの測定速度で動かし、0.
3mmの浸透深度でワックス内に浸透させて、20℃で
測定された圧縮力を測定することによって決定される。
硬度を測定するために、前記ワックスは、ワックスの融
点+20℃に等しい温度で融解される。融解したワック
スを、30mmの直径と20mmの深さを有する容器に
注ぐ。ワックスを24時間室温(25℃)で再結晶化
し、次いで硬度の測定を実施する前に、ワックスを20
℃で少なくとも1時間貯蔵する。硬度の値は、ワックス
と接触する硬度計のシリンダーの表面領域によって除算
した測定圧縮力である。
【0049】前述の規定を満足するワックスとして、カ
ンデリラワックス、水素化ホホバワックス、もくろう、
セレシン、オクタコサニルステアラート、テトラコンタ
ニルステアラート、セラックワックス、ベヘニルフマラ
ート、HETERENE社により"HEST 2T-4S"の名称で販売され
ているジ(1,1,1-トリメチロールプロパン)テトラステア
ラート、HETERENE社によりHEST 2T-4Bの名称で販売され
ているジ(1,1,1-トリメチロールプロパン)テトラベヘナ
ート、及びSTRAHL & PITSCH社により"OZOKERITE WAX SP
1020 P"の名称の下で販売されているようなオゾケライ
トを使用しても良い。
【0050】さらに、SOPHIM社により"PHYTOWAX Olive
18 L 57"の名称で販売されている、ステアリルアルコー
ルでエステル化されたオリーブ油の水素化によって得ら
れるワックス、または別法としてSOPHIM社により"PHYTO
WAX ricin 16L64及び22L73"の名称で販売されている、
セチルアルコールでエステル化されたヒマシ油の水素化
によって得られるワックスを使用することが可能であ
る。そのようなワックスは、特許出願FR-A-2792190に記
載されている。
【0051】有利には前記ハードワックスは、SOPHIM社
によりPHYTOWAX Olive 18 L 57の名称で販売されてい
る、ステアリルアルコールでエステル化されたオリーブ
油の水素化によって得られるオリーブワックス、及びジ
(1,1,1-トリメチロールプロパン)テトラステアラートか
ら選択される。
【0052】有利には、前記ハードワックスの第一の固
体粒子は、50nmから50μm、好ましくは50nm
から10μmの範囲の平均径を有して良い。
【0053】それ自体としてまたは組成物中に存在する
他の構成成分の存在下で、25℃で固体粒子の状態で存
在し、40℃以下の温度で合着しない、本発明に係る組
成物中に存在する全ての構成成分は、前述の定義に従っ
た第一の固体粒子または第二の固体粒子のいずれかであ
るとして考慮される。
【0054】かくして例えば、第二の三次粒子は、前述
の一次及び二次固体粒子に存在する非晶性物質とは異な
るワックス、フィラー、ポリマーから選択される物質か
ら形成されても良い。
【0055】以下に記載される添加物は、それらが25
℃で固体粒子の形態で存在する場合、これらの添加剤が
前述の対応する特徴を有していれば、前述の第一の固体
粒子または第二の固体粒子のいずれかであると考慮され
る。
【0056】特に、本発明に係る組成物中に存在する接
着性ポリマーは、固体粒子の形態で存在しても良い。こ
の場合、これらの粒子は、もしこのポリマーが前述の特
徴を有するのであれば、前述のような固体粒子として考
慮される。
【0057】本発明に係る組成物において、前述の第一
の固体粒子、及び適切な場合に、第二の固体粒子は、第
一の固体粒子、及び適切な場合に、第二の固体粒子の容
量分画が、組成物の非揮発性分画の全容量の50%以上
であるような量で存在し、これは全ての第一の粒子、及
び適切な場合に、第二の粒子の全体の容量が、組成物の
非揮発性分画の全容量の少なくとも50%を占める(特
に50%から99%の範囲である)ことを意味する。
【0058】用語、「第一の固体粒子、及び適切な場合
に、第二の固体粒子の容量分画」は、組成物の非揮発性
分画の全ての化合物の全容量に対する、組成物の非揮発
性分画中に存在する第一の固体粒子、及び適切な場合
に、全ての第二の固体粒子の全容量のパーセンテージを
意味するように解される。
【0059】有利には、前記第一の固体粒子、及び適切
な場合に、第二の固体粒子の容量分画は、組成物の非揮
発性分画の全容量の60%以上(特に60%から99%
の範囲)であり、好ましくは70%以上(特に70%か
ら95%の範囲)である。
【0060】組成物の非揮発性分画中に存在する固体粒
子の容量分画(VF)は、組成物の非揮発性分画の全容
量V’で除算した、前記粒子の全容量Vのパーセンテー
ジに等しい。
【0061】前記粒子の容量Vは、粒子の密度dで除算
した、組成物中の前記固体粒子の質量mに等しい。前記
密度は、以下に記載される方法に従って計算される。
【0062】 容量分画:VF=100×V/V’及びV=m/d
【0063】組成物の非揮発性分画の全容量V’は、組
成物中に存在する各揮発性構成成分の容量を足し算する
ことによって計算される。
【0064】有利には、組成物が前述の第二の粒子を含
む場合、第一の固体粒子の容量分画が、第一と第二の固
体粒子の全容量分画の10%以上、特に10%から10
0%の範囲、有利には20%以上、特に20%から10
0%の範囲、好ましくは30%以上、特に30%から1
00%の範囲、より好ましくは40%以上、特に40%
から100%の範囲、さらにより好ましくは50%以
上、特に50%から100%の範囲であるような量で、
第一の粒子が組成物中に存在しても良い。
【0065】特に、組成物が前述の第二の一次及び/ま
たは一次固体粒子を含む場合、前記第一の固体粒子と、
前記第二の一次及び/または二次固体粒子の容量分画
が、第一と第二の固体粒子の全容量の10.05%以上
(特に10.05%から100%の範囲)、有利には2
0.05%以上(特に20.05%から100%の範
囲)、好ましくは30.05%以上(特に30.05%
から100%の範囲)、好ましくは40.05%以上
(特に40.05%から100%の範囲)、より好まし
くは50.05%以上(特に50.05%から100%
の範囲)であっても良い。
【0066】本発明に係る組成物中に存在する揮発性溶
媒は、水、以下に定義される揮発性有機溶媒及び揮発性
油から選択されて良い。
【0067】本願において、後に接着性ポリマーとも称
される、用語、「ケラチン性物質に接着可能なポリマ
ー」は、ケラチン性物質と前記ポリマーの接触の間で、
睫毛、髪または皮膚、好ましくは睫毛のようなケラチン
性繊維様のケラチン性物質に接着を維持することができ
るポリマーを意味するように解される。そのような接着
性ポリマーは実際、ケラチン性物質に沈着を形成する良
好な能力を有し、後者に接着を維持する。
【0068】有利には、前記接着性ポリマーは、40℃
以下の温度で皮膜形成するポリマーであっても良い。本
願において、用語、「皮膜形成するポリマー」は、それ
自体でまたは皮膜形成助剤の存在下で、支持体、特にケ
ラチン性物質に接着する連続した沈着、特に皮膜を形成
可能なポリマーを意味するように解される。
【0069】本発明に係る組成物中に存在する接着性ポ
リマーは、組成物の水相に固体粒子の形態で可溶化また
は分散したポリマー、あるいは別法として、液体脂肪相
に固体粒子の形態で可溶化または分散したポリマーであ
っても良い。接着性ポリマーが固体粒子の形態で存在す
る場合、これらの粒子は、5nmから5μmの範囲、有
利には5nmから600nmの範囲、好ましくは20n
mから300nmの範囲の平均粒径を有しても良い。
【0070】接着性ポリマーは、組成物の全重量に対し
て0.1から50重量%、好ましくは0.5から40重
量%、より好ましくは1から30重量%の範囲の乾燥物
質含量で、本発明に係る組成物中に存在しても良い。
【0071】本発明の組成物で使用できる接着性ポリマ
ーの中では、フリーラジカルタイプまたは重縮合物タイ
プの合成ポリマー、天然起源のポリマー、及びそれらの
混合物が挙げられる。
【0072】用語、フリーラジカルポリマーは、特に各
モノマーがホモ重合可能である(重縮合とは対照的
に)、エチレン性不飽和を有するモノマーの重合によっ
て得られるポリマーを意味するように解される。フリー
ラジカルタイプのポリマーは、特にビニルポリマーまた
はコポリマー、特にアクリルポリマーであっても良い。
【0073】ビニルポリマーは、少なくとも一つの酸性
基を有するエチレン性不飽和のモノマー、及び/または
これらの酸性モノマーのエステル、及び/またはこれら
の酸性モノマーのアミドの重合から生じても良い。
【0074】酸性基を有するモノマーとして、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、またはイ
タコン酸のようなα,β-エチレン性不飽和カルボン酸を
使用しても良い。
【0075】酸性モノマーのエステルは、(メタ)アク
リル酸のエステル((メタ)アクリラートとも呼ばれ
る)から選択することが有利であり、特にアルキル(メ
タ)アクリラート、特にC−C30、好ましくはC
−C20のアルキル(メタ)アクリラート、アリール
(メタ)アクリラート、特にC−C10アリール(メ
タ)アクリラート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
ラート、特にC−Cヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリラートから選択することが有利である。
【0076】アルキル(メタ)アクリラートの中で、メ
チルメタクリラート、エチルメタクリラート、ブチルメ
タクリラート、イソブチルメタクリラート、2−エチル
ヘキシルメタクリラート、ラウリルメタクリラート、及
びシクロヘキシルメタクリラートを挙げることができ
る。
【0077】ヒドロキシアルキル(メタ)アクリラート
の中で、ヒドロキシエチルアクリラート、2−ヒドロキ
シプロピルアクリラート、ヒドロキシエチルメタクリラ
ート、及び2−ヒドロキシプロピルメタクリラートを挙
げることができる。
【0078】アリール(メタ)アクリラートの中で、ベ
ンジルアクリラート及びフェニルアクリラートを挙げる
ことができる。
【0079】特に好ましい(メタ)アクリル酸のエステ
ルは、アルキル(メタ)アクリラートである。
【0080】本発明によれば、エステルのアルキル基
は、フルオロアルキル又はペルフルオロアルキルのいず
れかでもよく、すなわち、アルキル基の水素原子の一部
又は全部がフッ素原子で置換されているものでもよい。
【0081】酸性モノマーのアミドとしては、例えば、
(メタ)アクリルアミドを挙げることができ、特にN−
アルキル(メタ)アクリルアミド、特にC−C12
ルキルの(メタ)アクリルアミドを挙げることができ
る。N−アルキル(メタ)アクリルアミドの中では、N
−エチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミ
ド、N−t−オクチルアクリルアミド、及びN−ウンデ
シルアクリルアミドを挙げることができる。
【0082】ビニルポリマーは、ビニルエステルとスチ
レンモノマーから選ばれるモノマーのホモ重合又は共重
合から生成するものでもよい。特に、これらのモノマー
は、上述したような、酸性モノマー及び/又はそれらの
エステル及び/又はそれらのアミドと重合することがで
きる。
【0083】ビニルエステルの例としては、酢酸ビニ
ル、ネオデカン酸ビニル、ピバル酸ビニル、安息香酸ビ
ニル、及びt−ブチル安息香酸ビニルを挙げることがで
きる。
【0084】スチレンモノマーとしては、スチレン及び
α−メチルスチレンを挙げることができる。
【0085】アクリル酸及びビニルモノマーのカテゴリ
ー(シリコーン鎖変性モノマーを含む)に属する、当業
者に周知のいずれのモノマーも使用することが可能であ
る。
【0086】重縮合物の中で、ポリウレタン、ポリエス
テル、ポリエステルアミド、ポリアミド、及びエポキシ
エステル樹脂及びポリウレアを挙げることができる。
【0087】ポリウレタンは、アニオン性、カチオン
性、非イオン性、または両性ポリウレタン、ポリウレタ
ンアクリル酸、ポリウレタン−ポリビニル−ピロリド
ン、ポリエステル−ポリウレタン、ポリエステル−ポリ
ウレタン、ポリウレア、ポリウレア−ポリウレタン及び
それらの混合物から選択することができる。
【0088】ポリエステルは、周知の方法で、ジカルボ
ン酸とポリオール、特にジオールとの重縮合により得る
ことができる。
【0089】ジカルボン酸は、脂肪酸、脂環式、又は芳
香族でもよい。そのような酸の例としては、シュウ酸、
マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、ピメリン酸、2,2−ジメチルグルタル
酸、アゼライン酸、スベリン酸、セバシン酸、フマル
酸、マレイン酸、イタコン酸、フタル酸、ドデカン二
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、2,5−ノルボランジカルボン酸、ジグリコール
酸、チオジプロピオン酸、2,5−ナフタレンジカルボ
ン酸、及び2,6−ナフタレンジカルボン酸を挙げるこ
とができる。これらのジカルボン酸性モノマーは、単独
でも、少なくとも2以上のジカルボン酸性モノマーの組
み合わせでも用いることができる。これらのモノマーの
中で、フタル酸、イソフタル酸、及びテレフタル酸が好
ましく選択される。
【0090】ジオールは、脂肪族、脂環式、又は芳香族
ジオールから選ばれることができる。好ましく用いられ
るジオールは、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、シクロヘキサンジメタノール及び4−ブタンジオ
ールから選ばれることができる。他のポリオールとして
は、グリセロール、ペンタエリトリトール、ソルビトー
ル、トリメチロールプロパンを用いることができる。
【0091】ポリエステルアミドは、ポリエステルと同
様の方法で、二酸とジアミン又はアミノアルコールとの
重縮合により得ることができる。ジアミンとしては、エ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、メタ−、又
はパラ−フェニレンジアミンを用いることができる。ア
ミノアルコールとしては、モノエタノールアミンを用い
ることができる。
【0092】ポリエステルは、さらに、少なくとも一の
−SOM基(Mは水素原子、アンモニウムイオンNH
、又はアルカリイオン、アルカリ土類イオン又は金
属イオンを表し、例えばNa、Li、K、Mg
2+、Ca2+、Cu2+、Fe2+、又はFe3+
オンを表す。)を保有する少なくとも一のモノマーを含
むことができる。特に、そのような−SOM基を含む
二官能性芳香族モノマーも用いることができる。
【0093】上述の、さらに−SOM基を保有する二
官能性芳香族モノマーの芳香環は、例えば、ベンゼン、
ナフタレン、アントラセン、ジフェニル、オキシジフェ
ニル、スルホニルジフェニル及びメチレンジフェニル環
から選ばれることができる。さらに−SOM基を保有
する二官能性芳香族モノマーの例としては、スルホイソ
フタル酸、スルホテレフタル酸、スルホフタル酸、4−
スルホナフタレン−2,7−ジカルボン酸を挙げること
ができる。
【0094】イソフタレート/スルホイソフタレートベ
ースのコポリマーの使用、特に、ジエチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸及びス
ルホイソフタル酸の縮合により得られたコポリマーの使
用は、好ましい。そのようなポリマーは、例えば、商品
名Eastman AQ(登録商標)で、Eastman Chemical Product
s社より市販されている。
【0095】天然由来のポリマーを任意に変性したポリ
マーは、セラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマル、
エレミス、コパール、セルロース系ポリマー及びそれら
の混合物から選択することができる。
【0096】本発明の組成物の第1の実施態様によれ
ば、接着性ポリマーは、水性分散液中の固体粒子の形状
で存在することができ、ラテックス又はシュードラテッ
クスとして知られているものである。これらの分散液を
調製する技術は、当業者には周知のものである。
【0097】接着性ポリマーの水性分散液としては、AV
ECIA-NEORESINS 社より商品名NEOCRYL XK-90(登録商
標)、NEOCRYL A-1070(登録商標)、NEOCRYL A-1090
(登録商標)、NEOCRYL BT-62(登録商標)、NEOCRYL A
-1079(登録商標)、NEOCRYL A-523(登録商標)で市販
されているアクリル酸分散液、DOW CHEMICAL社より商品
名DOW LATEX 432(登録商標)で市販されているアクリ
ル酸分散液、DAITO KASEY KOGYO社によりDAITOSOL 5000
AD(登録商標)で市販されているアクリル酸分散液、又
は、AVECIA-NEORESINS社によりNEOREZ R-981(登録商
標)、NEOREZ R-974(登録商標)の名で市販されている
ポリウレタンの水性分散液、GOODRICH社によりAVALURE
UR-405(登録商標)、AVALURE UR-410(登録商標)、AV
ALURE UR-425(登録商標)、AVALURE UR-450(登録商
標)、SANCURE 875(登録商標)、SANCURE861(登録商
標)、SANCURE 878(登録商標)、SANCURE 2060(登録
商標)の名で市販されているポリウレタンの水性分散
液、BAYER社によりIMPRANIL 85(登録商標)の名で市販
されているポリウレタンの水性分散液、HYDROMER社より
AQUAMERE H-1511(登録商標)の名で市販されているポ
リウレタンの水性分散液を用いることができる。
【0098】接着性ポリマーの水性分散液としては、ポ
リウレタン、ポリウレア、ポリエステル、ポリエステル
アミド及び/又はアルキッドからなる群より選ばれる、
少なくとも一のポリマーのあらかじめ存在した粒子の、
内部及び/又は表面の一部に、一以上のフリーラジカル
モノマーのフリーラジカル重合から得られるポリマーの
分散液も用いることができる。これらのポリマーは一般
的にハイブリッドポリマーと称される。
【0099】本発明の組成物の第2の変形の実施態様に
よれば、接着性ポリマーは、水溶性ポリマーでもよく、
したがって、溶解した形状の組成物で水性相中に存在す
る。水溶性皮膜形成性ポリマーの例としては、以下のも
のを挙げることができる。 −タンパク質、例えば、植物由来のタンパク質、例えば
小麦又は大豆タンパク質;動物由来のタンパク質、例え
ばケラチン、例えばケラチン加水分解物及びスルホン酸
ケラチン; −キチン又はキトサンのアニオン性、カチオン性、両性
又は非イオン性ポリマー; −セルロースポリマー、例えばヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロー
ス、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、及びセルロースの4級化誘導体; −アクリルポリマー又はコポリマー、例えばポリアクリ
ラート又はポリメタクリラート; −ビニルポリマー、例えばポリビニルピロリドン、メチ
ルビニルエーテルと無水マレイン酸のコポリマー、ビニ
リアセタートとクロトン酸のコポリマー、ビニルピロリ
ドンとビニルアセタートのコポリマー;ビニルピロリド
ンとカプロラクタムのコポリマー;ポリビニルアルコー
ル; −天然由来の任意に変性されたポリマー、例えば ・アラビアゴム、グアーゴム、キサンタン誘導体、カラ
ヤゴム; ・アルギナート及びカラギーナン; ・グリコアミノグリカン、ヒアルロン酸及びその誘導
体; ・セラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマル、エレミ
ス、コパール; ・デオキシリボ核酸; ・ムコ多糖、例えばヒアルロン酸、コンドロイチン硫
酸、及びそれらの混合物。
【0100】本発明に係る組成物のさらなる変形の実施
例によれば、接着性ポリマーが、組成物の水性相(水性
媒体)中に分散した液状脂肪相に存在し、液体脂肪相
は、上述したような油又は有機溶媒を含む。「液体脂肪
相」なる表現は、本発明の文脈では、室温(25℃)か
つ大気圧(760mmHg、すなわち10Pa)で、
液体である脂肪相であって、一般的に互いに混和性の、
室温で液体である一以上の脂肪物質(油とも称される)
からなる脂肪相を意味する。
【0101】好ましくは、液体脂肪相は、揮発性油を、
任意に、非揮発性油との混合物の形態で含み、その油
は、以下に引用される油から選ばれることができる。
【0102】本発明の組成物の第3の実施態様によれ
ば、接着性ポリマーは、液体脂肪相中に分散した表面安
定化粒子の形態で、存在することができる。
【0103】表面安定化ポリマー粒子の分散液は、文献
EP−A−749747に記載されたようにして製造す
ることができる。
【0104】ポリマー粒子は、安定化剤を用いて表面安
定化され、安定化剤は、ブロックポリマー、グラフトポ
リマー及び/又はランダムポリマーの単独又はそれらの
組み合わせでもよい。
【0105】安定化剤の存在下での、液体脂肪相中の皮
膜形成性ポリマーの分散は、特に文献EP−A−749
746、EP−A−923928、EP−A−9300
60に記載されており、これらの内容は、本願明細書に
参照として取りこまれる。
【0106】水性相又は液体脂肪相中の分散液中のポリ
マー粒子のサイズは、5nm乃至10μmの範囲、特に
5nmから5μmの範囲、有利には5nm乃至600n
mの範囲、好ましくは20nm乃至300nmの範囲と
することができる。
【0107】本発明の組成物の第4の実施態様によれ
ば、接着性ポリマーは、液体脂肪相中に、溶解化するこ
とができる。そして皮膜形成性ポリマーは、脂肪溶解性
ポリマーと称される。
【0108】脂肪溶解性ポリマーの例としては、ビニル
エステル(ビニル基が、エステル基の酸素原子に直接結
合しており、ビニルエステルは1乃至19の炭素原子の
直鎖状又は分枝状の飽和炭化水素基を有する)と、ビニ
ルエステル(すでに存在するビニルエステルとは異なる
もの)、α−オレフィン(8乃至29炭素原子を有す
る)、アルキルビニルエーテル(ここでアルキル基は2
乃至18炭素原子を含む)、又はアリル又はメタリルエ
ステル(1乃至19炭素原子の直鎖又は分枝状飽和炭化
水素基を有し、エステル基のカルボニルに結合してい
る)でも良い少なくとも一の他のモノマーとのコポリマ
ーを挙げることができる。
【0109】これらのコポリマーは、架橋剤を用いて、
架橋していても良く、その標的はビニルタイプまたはア
リル又はメタリルタイプのいずれもよく、例えばテトラ
アリルオキシエタン、ジビニルベンゼン、ジビニルオク
タンジオアート、ジビニルドデカンジオアート、及びジ
ビニルオクタデカンジオアートでもよい。
【0110】これらのコポリマーの例としては、以下の
コポリマーを挙げることができる。ビニルアセタート/
アリルステアラート、ビニルアセタート/ビニルラウラ
ート、ビニルアセタート/ビニルステアラート、ビニル
アセタート/オクタデセン、ビニルアセタート/オクタ
デシルビニルエーテル、ビニルプロピオナート/アリル
ラウラート、ビニルプロピオナート/ビニルラウラー
ト、ビニルステアラート/1−オクタデセン、ビニルア
セタート/1−ドデセン、ビニルステアラート/エチル
ビニルエーテル、ビニルプロピオナート/セチルビニル
エーテル、ビニルステアラート/アリルアセタート、ビ
ニル2,2−ジメチルオクタノアート/ビニルラウラー
ト、アリル2,2−ジメチルペンタノアート/ビニルラ
ウラート、ビニルジメチルプロピオナート/ビニルステ
アラート、アリルジメチルプロピオナート/ビニルステ
アラート、ビニルプロピオナート/ビニルステアラー
ト、0.2%ジビニルベンゼンで架橋されているもの、
ビニルジメチルプロピオナート/ビニルラウラート、
0.2%ジビニルベンゼンで架橋されているもの、ビニ
ルアセタート/オクタデシルビニルエーテル、0.2%
テトラアリルオキシエタンで架橋されているもの、ビニ
ルアセタート/アリルステアラート、0.2%ジビニル
ベンゼンで架橋されているもの、0.2%ジビニルベン
ゼンで架橋されているビニルアセタート/1−オクタデ
セン、0.2%ジビニルベンゼンで架橋されているアリ
ルプロピオナート/アリルステアラート。
【0111】脂肪溶解性ポリマーとしては、脂肪溶解性
ホモポリマー、特に9乃至22の炭素原子を有するビニ
ルエステル、又はアルキル(アルキル基は10乃至20
炭素原子を有する)アルキラート又はメタクリラーのホ
モ重合から得られるものが挙げられる。
【0112】そのような脂肪溶解性ホモポリマーとして
は、ポリビニルステアラート、ジビニルベンゼンを用い
て架橋されたポリビニルステアラート、ジアリルエーテ
ル又はジアリルフタラート、ポリステアリル(メタ)ア
クリラート、ポリビニルラウラート、ポリラウリル(メ
タ)アクリラートから選ばれることができ、これらのポ
リ(メタ)アクリラートは、エチレングリコール又はテ
トラエチレングリコールジメタクリラートを用いて架橋
されていても良い。
【0113】上述の脂肪溶解性コポリマーとホモポリマ
ーは、知られており、特に、特許出願FR−A−223
2303に記載されている。それらは、2000乃至5
00,000の範囲、好ましくは4000乃至200,
000の範囲の重量平均分子量を有していても良い。
【0114】本発明に用いられる皮膜形成性脂肪溶解性
ポリマーとしては、ポリアルキレン、特にC−C20
アルケン、例えばポリブテン、飽和又は不飽和の、直鎖
状又は分枝状の、C−Cアルキル基を有するアルキ
ルセルロース、例えばエチルセルロース、プロピルセル
ロース、のコポリマー、ビニルピロリドン(VP)のコ
ポリマー、特にビニルピロリドンとC乃至C40の、
より好ましくは、C乃至C20のアルケンのコポリマ
ーを挙げることができる。本発明に用いられるVPコポ
リマーの例としては、VP/ビニルアセタート、VP/
エチルメタクリラート、ブチル化ポリビニルピロリドン
(PVP)、VP/エチルメタクリラート/メタクリル
酸、VP/エイコセン、VP/ヘキサデセン、VP/ト
リアコンテン(triacontene)、VP/スチレン及びV
P/アクリル酸/ラウリルメタクリラートコポリマーを
挙げることができる。
【0115】本発明の組成物は、皮膜形成性ポリマーと
ともに、皮膜の形成を促進する皮膜形成助剤を含むこと
ができる。そのような皮膜形成剤は、所望の機能を達成
することができることが当業者に知られているすべての
化合物から選ばれることができ、特に可塑化剤および合
着剤から選ばれることができる。
【0116】本発明の組成物の好ましい実施態様によれ
ば、接着性ポリマーは、沈着、特に皮膜を形成すること
ができ、水中に7%の濃度で、40%の相対湿度におい
て30℃にて1%を超える、好ましくは1.2%を超え
る、さらに好ましくは1.5%を超える単離された角質
層の収縮力を生成することができる、ポリマーでもよ
い。この収縮力は、下記の方法にしたがって伸長計を用
いて測定される。
【0117】組成物中に存在する揮発性溶媒は、水また
は揮発性有機化合物、またはそれらの混合物から選択さ
れて良い。
【0118】本発明の組成物は、さらに、上記の第二の
二次固体粒子のワックスと異なる少なくとも一の付加的
なワックスを含むことができる。
【0119】付加的なワックスとしては、特に、蜜蝋、
ラノリンワックス、白ロウ、ライスワックス、カルナウ
バワックス、ある種のミクロクリスタリンワックス、パ
ラフィンワックス、ある種のオゾケライト、ある種のポ
リエチレンワックス、フィッシャートロプシュ合成で得
られるある種のワックスを挙げることができる。直鎖又
は分枝C−C32脂肪鎖を有する動物又は植物油由来
の触媒水素化により得られるワックスを挙げることがで
きる。これらの中で、特に、水素化ヒマワリ油、水素化
ヒマシ油、水素化コプラ油、及び水素化ラノリン油を挙
げることができる。シリコーンワックス又はフルオロワ
ックスも挙げることができる。
【0120】組成物中に存在する付加的なワックスは、
組成物の水性媒体中の粒子の形態で、分散することがで
きる。これらの粒子は50nm乃至50μmの範囲の、
好ましくは50nm乃至10μmの範囲の平均径を有す
ることができる。
【0121】特に、付加的なワックスは、一般的に、本
発明の組成物中に、固体粒子の形態で存在し、したがっ
て、上記第2の固体粒子の一部を形成する。
【0122】付加的なワックスは、本発明の組成物中
に、組成物の全重量に対して、0.1乃至50重量%、
好ましくは0.5乃至30重量%、より好ましくは1乃
至20重量%の範囲の量で存在することができる。
【0123】本発明に係る組成物の第一の実施態様によ
れば、組成物は、水性相を構成し、組成物中の連続相を
形成する水性媒体を含んでも良い。
【0124】水性相は、水を含むことができ、または水
からなることができる。それは水と水混和性有機溶媒
(水とともに、25℃で見た目に透明な均一な混合物を
形成することができる溶媒)との混合物を含むことがで
き、例えば、1乃至5炭素原子を有する低級モノアルコ
ール、例えばエタノール、イソプロパノール、グリコー
ル、2乃至8の炭素原子を有するグリコール、例えばプ
ロピレングリコール、エチレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、C −C
ケトン、C−Cアルデヒドと水の混合物を含むこ
ともできる。
【0125】水性相(水と任意に水混和性有機溶媒)
は、組成物の全重量に対して1から95重量%、好まし
くは3から80重量%、より好ましくは5から60重量
%の範囲の量で存在しても良い。
【0126】本発明に係る組成物の第2の実施態様によ
れば、組成物は、特に脂肪相、とりわけ連続した脂肪相
を形成することができる少なくとも一の揮発性有機溶媒
または油を含むことができる。組成物は、無水組成物で
も良い。
【0127】「揮発性有機溶媒又は油」なる表現は、本
発明の文脈において、室温かつ大気圧で蒸気圧が0でな
い、特に10−2乃至300mmHg(1.33Pa乃
至40000Pa)、好ましくは0.3mmHg(40
Pa)より大きく、室温で液体である揮発性化粧品油及
び有機溶媒を意味するものと理解される。「非揮発性
油」なる表現は、蒸気圧が10−2mmHg(1.33
Pa)未満である油を意味するものと理解される。
【0128】これらの油は、炭化水素油、シリコーン
油、フッ素化油、又はそれらの混合物とすることができ
る。
【0129】「炭化水素油」なる表現は、主に水素と炭
素原子を含み、任意に酸素、窒素、硫黄、リン原子を含
む油を意味するものと理解することができる。揮発性炭
化水素油は、8乃至16炭素原子を有する炭化水素油、
特に分枝C−C16アルカン、例えば石油由来のC
−C16イソアルカン(イソパラフィンとも称され
る)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6−ペン
タメチルヘプタンとも称される)、イソデカン、イソヘ
キサデカン、例えば、商品名Isopars'又はPermetylsで
市販されている油、C−C16分枝状エステル、イソ
ヘキシルネオペンタノアート、及びその混合物から選ば
れる。他の揮発性炭化水素油、例えば石油蒸留物、特に
SHELL社によりShell Soltの名で市販されているものも
用いることができる。好ましくは、揮発性溶媒は、8乃
至16炭素原子を有する揮発性炭化水素油とその混合物
から選ばれる。
【0130】揮発性油としては、揮発性シリコーン、例
えば、揮発性直鎖状又は環状シリコーン油、特に8セン
チストークス(8×10−6/s)以下の粘度を有
し、特に2乃至7のケイ素原子を有するものも用いるこ
とができ、これらのシリコーンは任意に、1乃至10炭
素原子を有するアルキル又はアルコキシ基を含むもので
ある。本発明に用いられることができる揮発性シリコー
ン油としては、特にオクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチル
シクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシ
ロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキ
サメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、
デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロ
キサン及びその混合物を挙げることができる。
【0131】揮発性油は、本発明の組成物中に、組成物
の全重量に対して、0.1乃至98重量%、好ましくは
1乃至65重量%の範囲の量で、存在することができ
る。
【0132】組成物は、特に、非揮発性炭化水素及び/
又はシリコーン及び/又はフッ素化油から選ばれる、少
なくとも一の非揮発性油を含むこともできる。
【0133】非揮発性炭化水素油としては、特に−植物
由来の炭化水素油、例えば、脂肪酸とグリセロールのエ
ステルから成るトリグリセリドで、その中の脂肪酸は、
乃至C24の種々の長さの鎖を有することができ、
後者は直鎖状又は分枝状、飽和又は不飽和とすることが
できる、これらの油は特に小麦胚芽油、ヒマワリ油、グ
レープシード油、ゴマ油、トウモロコシ油、アプリコッ
ト油、ヒマシ油、カリテ油、アボカド油、オリーブ油、
大豆油、スイートアーモンド油、ヤシ油、レープシード
油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカデミア油、ホホバ
油、ルーサン(アルファルファ)油、ポピーシード油、
パンプキンシード油、ゴマ油、ヒョウタン油、レープシ
ード油、クロフサスグリ種油、メマツヨイグサ油、アワ
(millet)油、オオムギ油、キノア油、ライ油、サフラ
ワー油、ククイノキ油、パッションフラワー油、ローズ
マスカット油、またはカプリル酸/カプリン酸のトリグ
リセリド、例えばStearineries Dubois社により市販さ
れているもの、または商品名Miglyol 810、812および81
8で、Dynamit Nobel社によって市販されているもの、-
10乃至40の炭素原子を有する合成エーテル;- 鉱物
又は合成起源の直鎖状又は分枝状炭化水素、例えばワセ
リン、ポリデセン、水素化ポリイソブテン、例えばパー
リーム、スクアラン、及びそれらの混合物;- 式R
OORの油などの合成エステル、(Rは、1乃至4
0の炭素原子を含む直鎖状又は分枝状脂肪酸残基を表
し、Rは炭化水素鎖、特に分枝状炭化水素鎖で1乃至
40炭素原子を含むもので、R+Rが10以上であ
るもの、例えばPurcellin油(オクタン酸ケトステアリ
ル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプ
ロピル、C12乃至C15のアルコールベンゾアート、
ヘキシルラウラート、ジイソプロピルアジパート、イソ
ノニルイソノナノアート、2−エチルヘキシルパルミタ
ート、アルコール又はポリアルコールのイソステアラー
ト、オクタノアート、デカノアート又は、リシノーレア
ート、例えばプロピレングリコールジオクタノアート;
ヒドロキシル化エステル例えば乳酸イソステアリル、リ
ンゴ酸ジイソステアリル;及びペンタエリトリトールの
エステル;-12乃至26炭素原子を有する分枝状及び
/又は不飽和炭素鎖を含み、室温で液体の脂肪アルコー
ル、例えばオクチルドデカノール、イソステアリルアル
コール、オレイルアルコール、2−ヘキシルデカノー
ル、2−ブチルオクタノール、2−ウンデシルペンタデ
カノール;- 高級脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール
酸、リノレン酸;及びそれらの混合物を挙げることがで
きる。
【0134】本発明の組成物において使われることがで
きる不揮発性のシリコーン油は、不揮発性のポリジメチ
ルシロキサン(PDMS)、ペンダントおよび/またはシリ
コーン鎖末端に、アルキル又はアルコキシ基を含むポリ
ジメチルシロキサンで、各基は2乃至24炭素原子を含
むもの、フェニル化されたシリコーン、例えばフェニル
トリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリ
メチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメ
チコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサ
ン、(2−フェニルエチル)トリメチルシロキシシリカ
ートであっても良い。
【0135】本発明で使われることができるフッ素化油
は、特に、フルオロシリコーン油、フッ素化ポリエーテ
ル、文献EP-A-847752にて記載されたフッ素化シリコー
ンである。
【0136】不揮発性の油は、本発明の組成物中に、組
成物の全重量に対して、0.1重量%から50重量%まで、好
ましくは0.1重量%から30重量%まで、より好ましくは0.1
%から20重量%までの範囲の量で存在してもよい。
【0137】本発明の組成物は乳化界面活性剤を含むこ
とができ、特に、組成物の全重量に対して2から30%ま
で、より好ましくは5%から15重量%の範囲の量で存在
することができる。これらの界面活性剤は、アニオン性
又は非アニオン性の界面活性剤から選ばれていてもよ
い。界面活性剤の特性と機能(乳化剤)の定義について
は、文献「Encyclopedia of Chemical Technology(KIR
K-OTHMER)」(第22巻)、p. 333-432、第3版、1979、W
ILEY、特に、アニオン性及び非イオン性の界面活性剤に
ついては、このp.347-377を参照することができる。
【0138】本発明の組成物において好ましくは使われ
る界面活性剤は、以下のものから選ばれる:- 非イオン
性界面活性剤:脂肪酸、脂肪アルコール、ポリエトキシ
ル化、又はポリグリセロール化脂肪アルコール、例えば
ポリエトキシル化ステアリル又はセチルステアリルアル
コール、脂肪酸とスクロースのエステル、アルキルグル
コースのエステル、特に、C1-C6アルキルグルコースの
ポリオキシエチレン化脂肪エステル、およびそれらの混
合物;- アニオン性界面活性剤:アミン、アンモニア水
又はアルカリ塩及びそれらの混合物で中和したC16
30脂肪酸;「STRUCTURE 2001」の名の下にNational
Starch社によって販売される30重量%での水性分散液と
しての、オキシエチレン化アクリル酸/イタコン酸モノ
ステアリルのコポリマー(20EO)、「STRUCTURE 3001」
の名の下にNational Starch社によって販売される30重
量%での水性分散液としての、エトキシル化アクリル酸/
イタコン酸モノセチルのコポリマー(20EO)。
【0139】界面活性剤は、水中油型又は水中ワックス
型エマルションを生成させるのに用いられるものが好ま
しい。
【0140】本発明の組成物は、また、着色物質(例え
ば粉末状の着色物質、脂溶性着色剤、水溶性着色剤など
を含むことができる。この着色物質は、組成物の全重量
に対して、0.01乃至50重量%、好ましくは0.0
1乃至30重量%の範囲の量で存在することができる。
【0141】粉末状着色物質は、顔料又は真珠光沢剤か
ら選択されても良い。
【0142】顔料は、白色又は着色されたものでよく、
無機及び/又は有機でもよく、被覆又はそうでないもの
でもよい。無機顔料の中では、二酸化チタン、任意に表
面処理されたもの、酸化ジルコニウム、亜鉛、または、
セリウム、並びに酸化鉄または酸化クロム、マンガンバ
イオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物、フ
ェリックブルーを挙げることができる。有機顔料の中で
は、カーボンブラック、D及びC型の顔料、およびカルミ
ン、バリウム、ストロンチウム、カルシウムまたはアル
ミニウムベースのラッカーを挙げることができる。
【0143】真珠光沢剤は、チタンまたはビスマスオキ
シクロリドで被覆されたマイカなどの白色真珠光沢顔
料、酸化鉄で着色されたマイカチタン、特にフェリック
ブルーまたは酸化クロムで着色されたマイカチタン、上
記タイプの有機顔料で着色されたマイカチタンなどの着
色真珠光沢顔料、並びにビスマスオキシクロリドベース
の真珠光沢剤顔料から選ばれることができる。
【0144】脂溶性着色剤は、例えば、スーダンレッ
ド、D&Cレッド 17、D&Cグリーン6、β-カロテ
ン、大豆油、スーダンブラウン、D&Cイエロー 11、
D&Cバイオレット 2、D&Cオレンジ5、キノリンイ
エロー、アナートである。水溶性の着色剤は、例えばテ
ンサイジュース、及びメチレンブルーである。
【0145】本発明の組成物は、さらに、化粧品におい
て、従来は、使われるいかなる添加物も含むことがで
き、例えば酸化防止剤、フィラー、防腐剤、香料、中和
剤、増粘剤、化粧品または皮膚科活性剤、例えば、エモ
リエント、合着剤、可塑剤、保湿剤、ビタミン、サンス
クリーンおよびそれの混合物を含むことができる。これ
らの添加物は、組成物の全重量に対して、0.01乃至20
重量%の量、より好ましくは0.01乃至10重量%の
量で存在することができる(存在する場合)。
【0146】本発明に係る組成物は、水中油型エマルシ
ョン、油中水型エマルション、水中ワックス型分散物の
形態で提供されても良く、または別法として、無水組成
物であっても良い。
【0147】言うまでもなく、当業者は、企図される添
加により本発明の組成物の有利な特性が損なわれない、
又は実質的に損なわれないようにして、添加の可能性の
ある添加剤とその量を選択するであろう。
【0148】本発明の組成物は、化粧品又は皮膚科分野
に一般的に用いられる周知の方法により製造することが
できる。
【0149】固体粒子の密度を測定する方法:固体粒子
の見かけ密度は、Gay-Lussac比重瓶を使用して測定され
る。
【0150】精度スケール(1mgの精度)が用いられ、
測定は自動温度調節室において25℃(±0.5℃)で実行
される。密度dを有する2つの対照液、脱鉱水(d = 100
0 kg/m3)およびヘプタン(d = 683.7kg/m3)も用いら
れる。固体粒子の密度は、各液体の対照液について測定
される。
【0151】比重瓶および測定値を実行するために使わ
れる製品が、25℃の温度で置かれる。下記に記載され
る質量は、キログラムで表されたものである。
【0152】比重瓶の質量M0が測定され、そして、気泡
を入れないようにしながら、比重瓶は用いられる対照液
で完全に満たされる。満たした比重瓶の質量M1を測定す
る。
【0153】質量M3の対照液と、測定することが望ま
れる密度d2を有する、質量M2の物質の混合物がつい
で調製される。混合物を攪拌し、そして、攪拌を終止す
る直前に、比重瓶をこの混合物で満たし、満たした比重
瓶の質量M4を測定する。比重瓶に存在する混合物の質量
M4−M0をついで測定する。
【0154】比重瓶が一定の充填容量を有しているの
で、以下の関係を定めることが可能である: (M1-M0)/d=(M2/d2+M3/d)×(M4-M0)/(M2+M3)
【0155】この関係は、kg/m3において表された、固
体粒子の密度d2の値を計算することを可能にする。固体
粒子の密度の値は、したがって、各々の対照液について
決定される。本発明によれば、最も高い値(蒸留水で測
定した密度およびヘプタンで測定した密度の中で)が、
固体粒子の容量分画の決定のための密度の値として選ば
れる。
【0156】ポリマーの収縮力を測定する方法:原理
は、処理の前と処理の後に、単離した角質層の試験片の
長さを測定し、試験片の収縮力パーセンテージを測定す
ることである。
【0157】1cm×0.4cmの大きさ、10乃至20
μmの範囲の厚さを有する角質の試験片を用いて、DIAS
TRON社により市販されている伸長計 MTT 610に配置す
る。
【0158】試験片を、2つの顎部の間に配置し、30
℃、相対湿度40%の雰囲気中に12時間放置する。
【0159】試験片を、最初の長さの5乃至10%の長
さまで、2mm/分の速度で引っ張り、試験片が顎部に力を
加え始める長さlを装置により検出して測定する。
【0160】ついで試験片を緩め、ついで7重量%のポ
リマーを含む水性組成物2mgを角質に適用する。組成
物から水が完全に蒸発した後、試験片を上記と同じ条件
で引っ張り、処理した試験片について長さlを測定す
る。
【0161】収縮力パーセンテージは、100×(l2
l1)/l1の比により決定される。
【0162】本発明は、より詳細に以下の実施例で例示
される。
【0163】
【実施例】実施例1:以下の組成を有するマスカラを調
製する: − ポリマーの30%水性分散物としての スチレンアクリルコポリマー (Johnson Polymers社製のJoncryl SCX 8082)* 25gAS − 黒酸化鉄 (BASF社製のSicovit black 85E172) 5g − ヒドロキシエチルセルロース (Amerchol社製のCellosize QP4400M) 1g − プロピレングリコール 5g − 水 qs100g *Tg=102℃のガラス転移温度を有するラテックス
【0164】非揮発性分画(水以外の全ての構成成分か
ら形成される)が、81%(非揮発性分画の全容量に対
して)に等しい固体粒子の容量分画(スチレン/アクリ
ルコポリマー、黒酸化鉄)を含むマスカラが得られる;
本発明の目的のための第一の粒子の容量分画(スチレン
/アクリルコポリマー)は、固体粒子の全容量の96.
1%を占める。
【0165】このマスカラがメイクアップとして適用さ
れた睫毛は、良好なカールを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB131 AB151 AB171 AB211 AB232 AB501 AC011 AC101 AC121 AC122 AC211 AC331 AC351 AD011 AD021 AD071 AD091 AD092 AD282 BB26 CC14 CC31 DD23 DD27 EE03 EE07 EE25

Claims (63)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケラチン性繊維を皮膜するための組成物
    であって、少なくとも一つの揮発性溶媒を含む化粧品的
    に許容可能な水性媒体に、以下のもの: − ケラチン性物質に接着可能なポリマー、 − 60℃以上のガラス転移を示す、25℃で固体であ
    る第一の非晶性物質を含む第一の固体粒子、 − 及び任意に、第一の物質と異なる第二の物質を含
    み、40℃以下の温度で合着できない第二の固体粒子を
    含む非揮発性分画を含み、第一の固体粒子、及び適切な
    場合に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発
    性分画の全容量の50%以上であるような量で、第一、
    及び適切な場合に、第二の固体粒子が組成物中に存在す
    る組成物。
  2. 【請求項2】 前記第一の非晶性物質が、80℃以上の
    ガラス転移温度を有することを特徴とする、請求項1記
    載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記第一の非晶性物質が、100℃以上
    のガラス転移温度を有することを特徴とする、請求項1
    または2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記第一の非晶性物質が、ポリマーであ
    ることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記第一の非晶性物質が、フリーラジカ
    ルポリマー及び重縮合物から選択されるポリマーである
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項記載
    の組成物。
  6. 【請求項6】 前記第一の非晶性物質が、エチレンポリ
    マー、プロピレンポリマー、アクリルポリマー、アクリ
    ルアミドポリマー、(メタ)アクリロニトリルポリマ
    ー、ポリカーボナート、ポリウレタン、ポリエステル、
    ポリアミド、ポリスルホン、ポリスルホンアミド、及び
    炭水化物から選択されるポリマーであることを特徴とす
    る、請求項1から5のいずれか一項記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記第一の固体粒子が、10nmから5
    0μmの範囲、好ましくは20nmから1μmの範囲の
    平均径を有することを特徴とする、請求項1から6のい
    ずれか一項記載の組成物。
  8. 【請求項8】 第一の固体粒子と第二の固体粒子とを含
    むことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項記
    載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の55から99%の範囲であることを特徴と
    する、請求項1から8のいずれか一項記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の60%以上である、特に60から99%の
    範囲であることを特徴とする、請求項1から9のいずれ
    か一項記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の70%以上である、特に70から95%の
    範囲であることを特徴とする、請求項1から10のいず
    れか一項記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記第二の固体粒子が、以下のもの: − 100℃より高い一次相転移、融解転移、または燃
    焼転移を示す、25℃で固体である結晶性または半結晶
    性物質を含む、第二の一次固体粒子 − 6.5MPaより高い硬度を有するワックスを含
    む、第二の二次固体粒子 − 前記第二の一次及び二次粒子と異なる、第二の三次
    固体粒子 − 並びにそれらの混合物 から選択されることを特徴とする、請求項1から11の
    いずれか一項記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記第二の固体粒子が、100℃より
    高い一次相転移、融解転移、または燃焼転移を示す、2
    5℃で固体である結晶性または半結晶性物質を含む、第
    二の一次固体粒子を含むことを特徴とする、請求項1か
    ら12のいずれか一項記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記結晶性または半結晶性物質が、1
    20℃より高い、好ましくは150℃より高い一次相転
    移を有することを特徴とする、請求項12または13記
    載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記結晶性または半結晶性物質が、1
    0以上、好ましくは10から7500の範囲のビッカー
    ス硬度を有することを特徴とする、請求項12から14
    のいずれか一項記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記結晶性または半結晶性物質が、2
    00以上、好ましくは200から7500の範囲のビッ
    カース硬度を有することを特徴とする、請求項12から
    15のいずれか一項記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記結晶性または半結晶性物質が、4
    00以上、好ましくは400から7500の範囲のビッ
    カース硬度を有することを特徴とする、請求項12から
    16のいずれか一項記載の組成物。
  18. 【請求項18】 前記結晶性または半結晶性物質が、シ
    リカ、ガラス、ダイアモンド、銅、窒化ホウ素、セラミ
    ックス、金属酸化物、ポリアミドからなる群から選択さ
    れることを特徴とする、請求項12から17のいずれか
    一項記載の組成物。
  19. 【請求項19】 前記金属酸化物が、酸化鉄から選択さ
    れることを特徴とする、請求項18記載の組成物。
  20. 【請求項20】 前記第二の一次固体粒子が、5nmか
    ら50μmの範囲、好ましくは20nmから50μmの
    範囲の平均径を有することを特徴とする、請求項12か
    ら19のいずれか一項記載の組成物。
  21. 【請求項21】 6.5MPa以上の硬度を有するワッ
    クスを含む第二の二次粒子を含むことを特徴とする、請
    求項1から20のいずれか一項記載の組成物。
  22. 【請求項22】 前記ワックスが、30℃から90℃の
    範囲、好ましくは40℃から99℃の範囲の融点を有す
    ることを特徴とする、請求項1から21のいずれか一項
    記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前記ワックスが、30℃以上で77℃
    未満、好ましくは30℃以上で60℃未満の融点を有す
    ることを特徴とする、請求項21または22記載の組成
    物。
  24. 【請求項24】 前記ワックスが、6.5MPaから2
    0MPaの範囲、特に9.7MPaから20MPaの範
    囲、好ましくは10MPaから12MPaの範囲の硬度
    を有することを特徴とする、請求項21から23のいず
    れか一項記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記ワックスが、10から20MPa
    の範囲、好ましくは10から12MPaの範囲の硬度を
    有することを特徴とする、請求項21から24のいずれ
    か一項記載の組成物。
  26. 【請求項26】 前記ワックスが、カンデリラワック
    ス、水素化ホホバワックス、もくろう、セレシン、オク
    タコサニルステアラート、テトラコンタニルステアラー
    ト、セラックワックス、ベヘニルフマラート、ジ(1,1,1
    -トリメチロールプロパン)テトラステアラート、ジ(1,
    1,1-トリメチロールプロパン)テトラベヘナート、オゾ
    ケライト、ステアリルアルコールでエステル化されたオ
    リーブ油の水素化によって得られるワックス、セチルア
    ルコールでエステル化されたヒマシ油の水素化によって
    得られるワックスから選択されることを特徴とする、請
    求項21から25のいずれか一項記載の組成物。
  27. 【請求項27】 前記ワックスが、ジ(1,1,1-トリメチ
    ロールプロパン)テトラステアラート、及びステアリル
    アルコールでエステル化されたオリーブ油の水素化によ
    って得られるオリーブワックスから選択されることを特
    徴とする、請求項21から26のいずれか一項記載の組
    成物。
  28. 【請求項28】 前記第二の二次固体粒子が、50nm
    から50μm、好ましくは50nmから10μmの範囲
    の平均径を有することを特徴とする、請求項21から2
    7のいずれか一項記載の組成物。
  29. 【請求項29】 前記第二の固体粒子が、第二の三次固
    体粒子を含むことを特徴とする、請求項1から28のい
    ずれか一項記載の組成物。
  30. 【請求項30】 前記第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の55から99%の範囲であることを特徴と
    する、請求項1から29のいずれか一項記載の組成物。
  31. 【請求項31】 前記第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の60%以上である、特に60から99%の
    範囲であることを特徴とする、請求項1から30のいず
    れか一項記載の組成物。
  32. 【請求項32】 前記第一の固体粒子、及び適切な場合
    に、第二の固体粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分
    画の全容量の70%以上である、特に70から95%の
    範囲であることを特徴とする、請求項1から31のいず
    れか一項記載の組成物。
  33. 【請求項33】 前記第一の固体粒子の容量分画が、第
    一及び第二の固体粒子の全容量分画の10%以上であ
    る、好ましくは10から100%の範囲であることを特
    徴とする、請求項1から32のいずれか一項記載の組成
    物。
  34. 【請求項34】 前記第一の固体粒子の容量分画が、第
    一及び第二の固体粒子の全容量分画の20%以上であ
    る、好ましくは20から100%の範囲であることを特
    徴とする、請求項1から33のいずれか一項記載の組成
    物。
  35. 【請求項35】 前記第一の固体粒子の容量分画が、第
    一及び第二の固体粒子の全容量分画の30%以上であ
    る、好ましくは30から100%の範囲であることを特
    徴とする、請求項1から34のいずれか一項記載の組成
    物。
  36. 【請求項36】 前記第一の固体粒子と、前記第二の一
    次固体粒子の容量分画が、第一及び第二の固体粒子の全
    容量の10.05%以上である、有利には20.05%
    以上である、好ましくは30.05%以上である、好ま
    しくは40.05%以上である、より好ましくは50.
    05%以上であることを特徴とする、請求項1から35
    のいずれか一項記載の組成物。
  37. 【請求項37】 前記揮発性溶媒が、水、揮発性有機溶
    媒、揮発性油、またはそれらの混合物から選択されるこ
    とを特徴とする、請求項1から36のいずれか一項記載
    の組成物。
  38. 【請求項38】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、ビニルポリマー、ポリウレタン、ポリエステ
    ル、ポリアミド、ポリウレア、及びセルロースポリマー
    からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1
    から37のいずれか一項記載の組成物。
  39. 【請求項39】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、40℃以下の温度で皮膜形成するポリマーであ
    ることを特徴とする、請求項1から38のいずれか一項
    記載の組成物。
  40. 【請求項40】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、水中に7%の濃度で、30℃で40%の相対湿
    度で1%より大きい単離された角質層の収縮を生ずる沈
    着を形成可能なポリマーであることを特徴とする、請求
    項1から39のいずれか一項記載の組成物。
  41. 【請求項41】 前記角質層の収縮が、1.2%より大
    きい、より好ましくは1.5%より大きいことを特徴と
    する、請求項40記載の組成物。
  42. 【請求項42】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、組成物の全重量に対して0.1から50重量
    %、好ましくは0.5から40重量%、より好ましくは
    1から30重量%の量で存在することを特徴とする、請
    求項1から41のいずれか一項記載の組成物。
  43. 【請求項43】 水性相を含むことを特徴とする、請求
    項1から42のいずれか一項記載の組成物。
  44. 【請求項44】 水、または水と水混和性有機溶媒との
    混合物からなる水性相を含むことを特徴とする、請求項
    1から43のいずれか一項記載の組成物。
  45. 【請求項45】 前記水混和性有機溶媒が、1から5の
    炭素原子を有する低級モノアルコール、2から8の炭素
    原子を有するグリコール、C−Cケトン、C−C
    アルデヒドから選択されることを特徴とする、請求項
    44記載の組成物。
  46. 【請求項46】 前記水性媒体が、組成物の全重量に対
    して1から95重量%の範囲、好ましくは3から80重
    量%の範囲、より好ましくは5から60重量%の範囲の
    量で存在することを特徴とする、請求項44または45
    記載の組成物。
  47. 【請求項47】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、水性相に可溶化されていることを特徴とする、
    請求項44から46のいずれか一項記載の組成物。
  48. 【請求項48】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、水性分散物中の固体粒子の形態で存在すること
    を特徴とする、請求項44から47のいずれか一項記載
    の組成物。
  49. 【請求項49】 揮発性油を含むことを特徴とする、請
    求項1から48のいずれか一項記載の組成物。
  50. 【請求項50】 前記揮発性油が、炭化水素油、シリコ
    ーン油、フッ素化油、またはこれらの混合物から選択さ
    れることを特徴とする、請求項49記載の組成物。
  51. 【請求項51】 前記揮発性油が、組成物の全重量に対
    して0.1から98重量%の範囲、好ましくは1から6
    5重量%の範囲の量で存在することを特徴とする、請求
    項49または50記載の組成物。
  52. 【請求項52】 非揮発性油を含むことを特徴とする、
    請求項1から51のいずれか一項記載の組成物。
  53. 【請求項53】 前記非揮発性油が、組成物の全重量に
    対して0.1から50重量%、好ましくは0.1から3
    0重量%、より好ましくは0.1から20重量%の範囲
    の量で存在することを特徴とする、請求項52記載の組
    成物。
  54. 【請求項54】 前記ケラチン性物質に接着可能なポリ
    マーが、液体脂肪相中に、表面安定化粒子の形態で可溶
    化または分散されていることを特徴とする、請求項1か
    ら53のいずれか一項記載の組成物。
  55. 【請求項55】 前記第三の固体粒子のワックスとは異
    なるさらなるワックスを含むことを特徴とする、請求項
    1から54のいずれか一項記載の組成物。
  56. 【請求項56】 前記さらなるワックスが、組成物の全
    重量に対して0.1から50重量%、好ましくは0.5
    から30重量%、より好ましくは1から20重量%の範
    囲の量で組成物中に存在することを特徴とする、請求項
    55記載の組成物。
  57. 【請求項57】 前記さらなるワックスが、50nmか
    ら50μm、好ましくは50nmから10μmの範囲の
    平均径を有する粒子の形態で存在することを特徴とす
    る、請求項55または56記載の組成物。
  58. 【請求項58】 界面活性剤を含むことを特徴とする、
    請求項1から57のいずれか一項記載の組成物。
  59. 【請求項59】 着色物質、抗酸化剤、フィラー、防腐
    剤、香料、中和剤、増粘剤、化粧用活性剤、サンスクリ
    ーン剤、合着化剤、及び可塑剤から選択される添加剤を
    含むことを特徴とする、請求項1から58のいずれか一
    項記載の組成物。
  60. 【請求項60】 マスカラであることを特徴とする、請
    求項1から59のいずれか一項記載の組成物。
  61. 【請求項61】 請求項1から60のいずれか一項記載
    の組成物のケラチン性繊維への適用を含む、ケラチン性
    繊維、特に睫毛に対するメイクアップの適用または非治
    療的な処理のための方法。
  62. 【請求項62】 ケラチン性繊維、特に睫毛をカールす
    るための、請求項1から60のいずれか一項記載のケラ
    チン性繊維を皮膜するための組成物の使用。
  63. 【請求項63】 ケラチン性物質、特に睫毛をカールす
    るための使用であって、少なくとも一つの揮発性溶媒を
    含む化粧品的に許容可能な水性媒体に、ケラチン性物質
    に接着可能なポリマーを含み、且つ第一の固体粒子、及
    び適切な場合に、第二の固体粒子を含む非揮発性分画を
    含み、第一の固体粒子、及び適切な場合に、第二の固体
    粒子の容量分画が、組成物の非揮発性分画の全容量の5
    0%以上であるような量で、第一の固体粒子、及び適切
    な場合に、第二の固体粒子が組成物中に存在する、ケラ
    チン性繊維を皮膜するための組成物、特にマスカラにお
    ける、60℃以上のガラス転移を示す温度を有する、2
    5℃で固体である第一の非晶性物質の第一の固体粒子、
    及び任意に、第一の物質と異なる第二の物質の第二の固
    体粒子の使用。
JP2002207523A 2001-07-16 2002-07-16 固体粒子を含むマスカラ Withdrawn JP2003055136A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0109503 2001-07-16
FR0109503A FR2827166B1 (fr) 2001-07-16 2001-07-16 Mascara comprenant des particules solides

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003055136A true JP2003055136A (ja) 2003-02-26

Family

ID=8865587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002207523A Withdrawn JP2003055136A (ja) 2001-07-16 2002-07-16 固体粒子を含むマスカラ

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1277456A1 (ja)
JP (1) JP2003055136A (ja)
FR (1) FR2827166B1 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257053A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Kao Corp まつ毛用化粧料
WO2006101038A1 (ja) 2005-03-18 2006-09-28 Kao Corporation まつ毛用化粧料
JP2006290884A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Kao Corp まつ毛用化粧料
JP2006312623A (ja) * 2005-04-06 2006-11-16 Kao Corp まつ毛用化粧料
JP2008050315A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Kao Corp まつ毛用化粧料
KR20160072819A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160072816A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160072813A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160072814A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160072824A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160072821A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160073328A (ko) 2014-12-15 2016-06-24 주식회사 엘지화학 고분자
KR20160073326A (ko) 2014-12-15 2016-06-24 주식회사 엘지화학 고분자
KR20160073323A (ko) 2014-12-15 2016-06-24 주식회사 엘지화학 고분자
KR20160073327A (ko) 2014-12-15 2016-06-24 주식회사 엘지화학 고분자

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007028498A1 (de) 2007-06-18 2008-12-24 Beiersdorf Ag Wimperntusche mit Styrol/Acrylat-Copolymeren
KR102014117B1 (ko) * 2017-10-13 2019-08-26 코스맥스 주식회사 아크릴레이트계 공중합체를 포함하는 아이메이크업 화장료 조성물

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH069341A (ja) * 1992-02-21 1994-01-18 L'oreal Sa 目のメーキャップ用化粧料組成物及びその製造方法
JPH07291826A (ja) * 1994-04-07 1995-11-07 L'oreal Sa 天然樹脂の水性分散物およびその化粧品への使用方法並びに得られた化粧品組成物
JPH07304639A (ja) * 1994-05-05 1995-11-21 L'oreal Sa ケラチン表面成長体の物理特性および/または化粧品特性の保護薬剤としてバイオフラボノイド類を使用する使用方法およびその保護方法
JPH092920A (ja) * 1995-06-22 1997-01-07 Shiseido Co Ltd 化粧料及び表面処理剤
JPH09110631A (ja) * 1995-09-21 1997-04-28 L'oreal Sa 膜形成オリゴマーおよび堅い非膜形成ナノメトリック粒子を含む水性の化粧用もしくは皮膚科学用組成物並びにその使用
JPH10175845A (ja) * 1996-12-11 1998-06-30 L'oreal Sa 皮膜形成ポリマーとワックス分散物の組み合わせからなる化粧品組成物、およびその組み合わせの使用
JPH11255619A (ja) * 1997-12-31 1999-09-21 L'oreal Sa 硬質ワックス及び皮膜形成ポリマーの混合物を含むマスカラ組成物
JP2000191444A (ja) * 1998-12-21 2000-07-11 L'oreal Sa ケラチン繊維を被覆するための組成物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2794970B1 (fr) * 1999-06-21 2001-08-03 Oreal Mascara comprenant un polymere disperse dans une phase grasse liquide
FR2798061A1 (fr) * 1999-09-07 2001-03-09 Oreal Composition cosmetique comprenant des dispersions de particules de polymeres dans une phase grasse liquide

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH069341A (ja) * 1992-02-21 1994-01-18 L'oreal Sa 目のメーキャップ用化粧料組成物及びその製造方法
JPH07291826A (ja) * 1994-04-07 1995-11-07 L'oreal Sa 天然樹脂の水性分散物およびその化粧品への使用方法並びに得られた化粧品組成物
JPH07304639A (ja) * 1994-05-05 1995-11-21 L'oreal Sa ケラチン表面成長体の物理特性および/または化粧品特性の保護薬剤としてバイオフラボノイド類を使用する使用方法およびその保護方法
JPH092920A (ja) * 1995-06-22 1997-01-07 Shiseido Co Ltd 化粧料及び表面処理剤
JPH09110631A (ja) * 1995-09-21 1997-04-28 L'oreal Sa 膜形成オリゴマーおよび堅い非膜形成ナノメトリック粒子を含む水性の化粧用もしくは皮膚科学用組成物並びにその使用
JPH10175845A (ja) * 1996-12-11 1998-06-30 L'oreal Sa 皮膜形成ポリマーとワックス分散物の組み合わせからなる化粧品組成物、およびその組み合わせの使用
JPH11255619A (ja) * 1997-12-31 1999-09-21 L'oreal Sa 硬質ワックス及び皮膜形成ポリマーの混合物を含むマスカラ組成物
JP2000191444A (ja) * 1998-12-21 2000-07-11 L'oreal Sa ケラチン繊維を被覆するための組成物

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257053A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Kao Corp まつ毛用化粧料
WO2006101038A1 (ja) 2005-03-18 2006-09-28 Kao Corporation まつ毛用化粧料
JP2006290884A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Kao Corp まつ毛用化粧料
JP4559886B2 (ja) * 2005-03-18 2010-10-13 花王株式会社 まつ毛用化粧料
KR101323970B1 (ko) * 2005-03-18 2013-10-31 카오카부시키가이샤 속눈썹용 화장 재료
JP2006312623A (ja) * 2005-04-06 2006-11-16 Kao Corp まつ毛用化粧料
JP4726682B2 (ja) * 2005-04-06 2011-07-20 花王株式会社 まつ毛用化粧料
JP2008050315A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Kao Corp まつ毛用化粧料
KR20160072813A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160073326A (ko) 2014-12-15 2016-06-24 주식회사 엘지화학 고분자
KR20160072819A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160072814A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160072824A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160072821A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160073328A (ko) 2014-12-15 2016-06-24 주식회사 엘지화학 고분자
KR20160072816A (ko) 2014-12-15 2016-06-23 주식회사 엘지생활건강 피부 외용제 조성물
KR20160073323A (ko) 2014-12-15 2016-06-24 주식회사 엘지화학 고분자
KR20160073327A (ko) 2014-12-15 2016-06-24 주식회사 엘지화학 고분자
US10023664B2 (en) 2014-12-15 2018-07-17 Lg Chem, Ltd. Polymer
US10316125B2 (en) 2014-12-15 2019-06-11 Lg Chem, Ltd. Polymer
US10550213B2 (en) 2014-12-15 2020-02-04 Lg Chem, Ltd. Polymer
US10808060B2 (en) 2014-12-15 2020-10-20 Lg Chem, Ltd. Polymer

Also Published As

Publication number Publication date
EP1277456A1 (fr) 2003-01-22
FR2827166B1 (fr) 2003-12-26
FR2827166A1 (fr) 2003-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7211244B2 (en) Mascara comprising solid particles
US7029662B2 (en) Mascara comprising solid particles
JP4409888B2 (ja) 粘性ワックスを含む化粧品組成物
US6793940B2 (en) Mascara comprising a particle dispersion
KR100358549B1 (ko) 케라틴 섬유의 코팅용 조성물
EP2686070B1 (en) Cosmetic composition for eyelashes
JP2004515511A (ja) ポリマー及び繊維を含む化粧品組成物
US7923002B2 (en) Composition for coating keratin fibres comprising a tacky wax
KR100753620B1 (ko) 케라틴 재질, 특히 속눈썹과 같은 케라틴 섬유용 메이크업조성물
US20050229332A1 (en) Charging cosmetic makeup composition for keratin fibers
JP2003055136A (ja) 固体粒子を含むマスカラ
US7998465B2 (en) Heat-swelling cosmetic composition
US7189388B2 (en) Mascara comprising solid particles
KR100698941B1 (ko) 휘발성 오일에 분산시킨 왁스 분산액을 포함하는 화장료조성물
JP2002308727A (ja) 繊維の混合物を含有する化粧品組成物
JP2003055158A (ja) 固体粒子を含むマスカラ
JP2005225867A (ja) 長期間安定性を有するケラチン繊維メークアップ組成物
JP3971356B2 (ja) ケラチン繊維ケアまたはメイクアップ用化粧組成物
JP2003055156A (ja) 固体粒子を含むマスカラ
US7138110B2 (en) Mascara comprising solid particles
US20030059389A1 (en) Mascara comprising a particle dispersion
US20070292381A1 (en) Composition and process for coating keratin fibers
JP3839034B2 (ja) 熱膨張する化粧料組成物
JP2010083890A (ja) 睫毛メイキャップ組成物およびコンディショニングキット
JP2003055157A (ja) 固体粒子を含むマスカラ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20041221

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20041227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050810

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050913

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070126

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080409