JP2003053925A - 耐水パネル - Google Patents

耐水パネル

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JP2003053925A
JP2003053925A JP2001278888A JP2001278888A JP2003053925A JP 2003053925 A JP2003053925 A JP 2003053925A JP 2001278888 A JP2001278888 A JP 2001278888A JP 2001278888 A JP2001278888 A JP 2001278888A JP 2003053925 A JP2003053925 A JP 2003053925A
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JP
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water
resistant
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JP2001278888A
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Masahiro Sakamoto
雅洋 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】屋外で雨が降っても使用できるPOPディスプ
レイパネル。防水性に優れ、長期間にわたり耐水性能の
低下がなく、さらに耐水性能を高くする。また、芯材と
耐水紙との接着力が大きく、剥離のない耐水パネルを得
る。 【解決手段】耐水紙3の片面にフィルム表面加工4を
し、表面加工側を外にしてスチレンボード1にボンド2
で貼り付け積層されていることを特徴とする耐水パネ
ル。 【効果】耐水紙を使用することにより、パネル接合部の
面材断面からの吸水が発生せず、芯材との接着力に優
れ、ボンドが耐水紙の耐水性の性能を高め、長期間にわ
たり剥離や耐水性能の低下のない耐水パネルを提供する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外などで使用できる
耐水パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の耐水ディスプレイパネルとし
て、印刷したユポ(合成紙)をベニヤやスチレンボード
に貼り付けたものが知られている。また、印刷紙の少な
くとも片面にポリプロピレンなどのフィルムを表面加工
したものをスチレンボードや厚紙やベニヤに貼り付けた
ものを使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ユポ(合成紙)を水溶性のボンド(エチレン酢ビ系エマ
ルジョンなど)を使用して張り付ける場合は水分が吸収
されないと接着しないため、スチレンボード(ポリスチ
レン発砲樹脂)など水分を吸収しないものとの接着は不
可で、ベニヤなどとの張り合わせになるが接着強度が低
くはがれやすい。また、印刷紙を表面加工したものは実
際問題として、雨などの水が少しでもかかると面材断面
部分からの吸水が起こり、面材の変形や強度低下による
剥離、実用性能としては不十分であった。
【0004】以上の点に鑑みて、本発明の目的は屋外な
どで雨に濡れても性能の低下することのない耐水パネル
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも片
面にポリプロピレンなどのフィルムを表面加工した耐水
紙が、水溶性のボンド(エチレン酢ビ系エマルジョンな
ど)を接着剤として、スチレンボードなどの芯材と貼合
され、表面加工(ポリプロピレンなどのフィルムをコー
ティング)面を外表面に出して積層されていることを特
徴とする耐水性パネルである。
【0006】本発明で言う表面加工とは、印刷面の保護
のためにおこなわれるビニール引き、プレスコート、ニ
ス引き、P.P加工などのことを指す。特に、P.P加
工などでフィルムを貼り付ければ耐水性がさらに優れ、
好ましい。
【0007】本発明で言う芯材とは、スチレンボード、
スチレンペーパーなどのポリスチレン系樹脂。エチレン
系樹脂。ウレタン系樹脂。天然ゴム。ベニヤ。ボール
紙。などを指す。特に、水分が浸透しないスチレンボー
ドがさらに優れ、好ましい。
【0008】本発明で言うユポとは、合成紙のことを指
す。特に、表面加工が必要でない場合はしない。
【0009】本発明の耐水パネルは、芯材となるスチレ
ンボードにエチレン酢ビ系ボンドを塗布し、予め片面に
ポリプロピレンなどのフィルムを表面加工した耐水紙を
設置し、圧着してエアーを抜くと耐水紙が水分を取り込
みボンドの硬化が得られる。一度ボンドが硬化すれば再
度液化することはない。要求性能を阻害しなければ、接
着剤を用いずにタック(粘着加工)貼りしても構わな
い。
【0010】本発明の構成の耐水パネルを、以下、図面
にて説明する。図1スチレンボード層1に、エチレン酢
ビ系ボンド層2を塗布し、片面にフィルム4を表面加工
した耐水紙3と貼合した本発明の耐水パネルが硬化した
後、断裁、カット、抜き加工などの工程を行う。図1は
本発明の耐水パネルを一体化させた状態を示す断面図で
ある。芯材は軟質あるいは硬質の中から適した材料が選
択される。
【0011】本発明の請求項3は、ユポ(合成紙)6を
使用したものである。図2スチレンボード層1に、エチ
レン酢ビ系ボンド層2を塗布し、耐水紙3と貼合し、さ
らに耐水紙とユポ6を接着剤5を用いて貼合する。耐水
パネルが硬化した後、断裁、カット、抜き加工などの工
程を行う。図2は本発明の耐水パネルを一体化させた状
態を示す断面図である。
【0012】本発明の請求項4は、芯材に耐水紙を張り
合わせたものである。図3は、スチレンボード層1に、
エチレン酢ビ系ボンド層2を塗布し、耐水紙3と貼合し
た本発明の耐水パネルが硬化した後、断裁、カット、抜
き加工などの工程を行う。図3は本発明の耐水パネルを
一体化させた状態を示す断面図である。
【0013】このように本発明の耐水パネルは、芯材と
の良好な接着力が得られる上、断面における面材の破壊
の生じないため、屋外に使用することができる。
【0014】
【比較例】パネルAは耐水紙(特種製紙社製特レーブル
重さ;128g/m)の片面にポリプロピレンのフィ
ルムをP.P表面加工し、芯材5ミリスチレンボードと
貼合して10分間硬化養生させる。パネルBはコート紙
(重さ;128g/m)の片面にポリプロピレンのフ
ィルムをP.P表面加工し、芯材5ミリスチレンボード
と貼合して10分間硬化養生させる。パネルCは耐水紙
に芯材5ミリスチレンボードと貼合して10分間硬化養
生させる。得られた各芯材を縦横それぞれ100cmに
切断し、十分間に水中に浸しておき、断面からの浸水を
測定した。
【0015】パネルAは切断面より0.5〜1ミリの浸
水、パネルBは切断面より12〜15ミリの浸水、パネ
ルCは耐水紙の表面が膨張しシワ状になり全面的に紙層
の破損。
【0016】十分間に水中に浸して1時間の常温乾燥の
工程を繰り返して5回行った。パネルAは切断面より
0.5〜1ミリの浸水、パネルBは切断面より30〜4
0ミリの浸水と表面フィルムの剥離が起こった。
【0017】
【発明の効果】本発明の耐水パネルは、上記の通りの構
成にすることにより、水の浸透で面材の破壊が生ずるこ
とがなく、優れた防水性能を有し、そのため長期間にわ
たり耐水性能を維持し得る。また、芯材との接着も良好
である。
【0018】さらに、接着ボンドは耐水紙に浸透して被
膜を張り、硬化すると防水性も高いことから、ボンドが
耐水紙の表面に耐水膜を張り耐水紙の耐水性を向上させ
ている。
【0019】さらに、本発明は他の芯材と組み合わせて
使用して、パネル強度や重量を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項2の断面図
【図2】請求項3の断面図
【図3】請求項4の断面図
【符号の説明】
1 芯材 2 接着ボンド 3 耐水紙 4 フィルム表面加工 5 接着剤 6 ユポ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)耐水紙に表面加工する (ロ)芯材と(イ)を表面加工面を外表面にして張り合
    わせる 以上のごとく積層されていることを特徴とする耐水パネ
  2. 【請求項2】 (イ)耐水紙にフィルム表面加工する (ロ)スチレンボード芯材と(イ)を表面加工面を外表
    面にしてエチレン酢ビ系ボンドで張り合わせる 以上のごとく積層されていることを特徴とする耐水パネ
  3. 【請求項3】 (イ)芯材に耐水紙を張り合わせる (ロ)ユポと(イ)を張り合わせる 以上のごとく積層されていることを特徴とする耐水パネ
  4. 【請求項4】 (イ)芯材に耐水紙を張り合わせる 以上のごとく積層されていることを特徴とする耐水パネ
JP2001278888A 2001-08-09 2001-08-09 耐水パネル Pending JP2003053925A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007090611A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Sekisui Plastics Co Ltd 展示パネル用台板及び展示パネル
CN102947507A (zh) * 2010-05-10 2013-02-27 帕比亚法布里克尤利乌斯舒尔特索纳有限两合公司 芯纸

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