JPS6032994Y2 - 化粧板用賦型フィルム - Google Patents

化粧板用賦型フィルム

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JPS6032994Y2
JPS6032994Y2 JP5139680U JP5139680U JPS6032994Y2 JP S6032994 Y2 JPS6032994 Y2 JP S6032994Y2 JP 5139680 U JP5139680 U JP 5139680U JP 5139680 U JP5139680 U JP 5139680U JP S6032994 Y2 JPS6032994 Y2 JP S6032994Y2
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JP
Japan
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film
silicone
transparent
decorative laminates
films
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JP5139680U
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JPS56151140U (ja
Inventor
孝 各務
博雄 江山
明 庭山
茂知 榊原
Original Assignee
凸版印刷株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、フィルム法ポリエステル化粧板用賦型フィル
ムの構成に関するものである。
従来よりポリエステル化粧板等を作成するにあたって、
原稿より賦型したシリコーン型を使用して表面に任意の
形状をつけることは公知であって、具体的には特公昭4
9−3475に公報、特公昭50−6484号公報、特
公昭51−173鰐公報、その他に記載されている。
しかしながら、これらの方法はいずれもフィルム法ポリ
エステル化粧板の製造ラインにおける実生産を考えた場
合には、枠ばり、脱気等の工程において満足のゆくもの
が得られず、化粧板の製造に支障を来たしていた。
すなわちフィルム法ポリエステル化粧板に用いる賦型フ
ィルムには次の様な品質が要求される。
■ 任意の表面形状が得られること。
■ 枠張りが容易なこと(波打ちがなく容易に枠に張れ
ること)。
■ 脱気が容易なこと(フィルム自体が一定の弾性を有
し、圧ロールとなじみが良いこと)。
■ 表面から化粧板の気泡が透視確認できること。
■ 望ましくは数多くの繰り返し使用が可能なこと。
(使用中に賦型フィルムの破損、波打ち等が発生しにく
いこと)。
しかるに、前記の従来法においては、不透明の常温硬化
型シリコーンを使用し、必要によっては非伸縮性繊維、
フィルム等で補強しているので前記必要条件をみたすも
のはない。
すなわち不透明の常温硬化型シリコーンを使用したので
は■、■の条件をみたさないし、又シリコーン単独では
かなりの厚さを有しない限り、ポリエステル樹脂中に含
まれるスチレンモノマー等によってシリコーンが膨潤し
、■の条件をみたさない。
又、特公昭50−6484号公報に開示されている方法
による場合においても、■の条件を充分にはみたさない
ばかりでなく、非伸縮性フィルムを裏打ちするため■、
■の条件をみたさない。
又、■の条件においても賦型フィルムに波打ち等が発生
した場合には補修困難となり、繰り返し使用回数はかな
り限定されたものである。
本考案は以上の点に鑑みてなされたものであって、図面
に示す如く原稿より賦型した任意の形状を有する透明シ
リコーンフィルムに接着剤層を介して、伸縮性を有する
フィルムを裏打ちしであるので、次の様な特徴を有する
■ フィルムが伸縮性を有するので、枠張りが容易であ
る。
■ シリコーン及びフィルム共透明な為、ポリエステル
化粧板作成時の脱気作業が容易(表面より気泡を透視可
能な為)である。
■ フィルムが伸縮性を有する為、ポリ板作戊時の脱気
ロールとのなじみが良く極めて作業性、生産性に優れる
■ 当然の事ながらシリコーン使用の為、任意の表面形
状の再現が可能。
原稿は、天然木、布、各種凹凸形状を有する物品等任意
であり、原稿を直接使用することあるいは、原稿より石
膏、シリコーン、ウレタン等を使用して型取りしたもの
、あるいはそれをさらに反転型取りしたものを使用する
ことも任意である。
透明シリコーン層は透明な縮合型シリコーン、透明な付
加型シリコーン等を用いて形威し、その厚さは原稿の表
面形状によって異なるが、一般的には50μ〜2斜程度
が望ましい。
伸縮性を有するフィルムとしては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオフィレン系フィルム、ナイロンフ
ィルム、塩化ビニルフィルム、ビニロンフィルム等の単
層フィルム、又必要によってはこれらの複合ラミネート
フィルム等伸縮性を有するものであれば使用できる。
ポリエステルフィルム等も使用可能であるが、伸縮性が
乏しいので枠張りや脱気等に支障を来たす為余り望まし
くない。
フィルムの厚さは、10〜500μが使用可能範囲であ
るが、薄い場合には強度不足となり厚い場合には伸縮性
が不足となり、各れも作業性が低下する要因となるので
、50〜200μのものを用いるのが望ましい。
接着剤層は、透明シリコーンの硬化前にフィルムを積層
する場合には、予めフィルムの方にアルコキシ変性シリ
コーン等のプライマーをコートしてから、それを原稿の
上に流した透明シリコーンの上に積層して該シリコーン
を硬化させれば良い。
又、シリコーンの硬化後にフィルムを積層する場合には
、硬化前の場合と同様のプライマー処理を施したフィル
ムと透明シリコーンとを、シリコーン系の樹脂を介して
積層させれば良い。
〔実施例〕
天然木突板の表面に透明シリコーン(信越化学n製、R
E −106LTV) ヲ約500μ(7)厚さに塗布
し、次いで予めアルコキシ性シリコーンにてプライマー
コートした厚さ100μのポリプロピレンフィルムを、
その上に積層した後に、0℃で1時間加熱してから積層
物を突板より離形してポリエステル化粧板用賦型フィル
ムを得た。
このフィルムを使用して、予め木目模様を印刷したチタ
ン紙を貼合した合板にフィルム法によってポリエステル
化粧板を製造したところ、原稿の天然木の表面形状を再
現した天然木調ポリエステル化粧板を得た。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の化粧板用賦型フィルムの構成を示す断
面図である。 1・・・・・・透明シリコーン層、2・・・・・・接着
剤層、3・・・・・・裏打ちフィルム、イ・・・・・・
任意の表面形状。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原稿より賦型した任意の表面形状を有する透明シリコー
    ン層に接着剤層を介して10μ以上500μ以下の伸縮
    性を有する透明フィル、ムを裏打して成るフィルム法ポ
    リエステル化粧板用賦型フィルム。
JP5139680U 1980-04-15 1980-04-15 化粧板用賦型フィルム Expired JPS6032994Y2 (ja)

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JPS56151140U JPS56151140U (ja) 1981-11-12
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